JP2001168206A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001168206A
JP2001168206A JP34495199A JP34495199A JP2001168206A JP 2001168206 A JP2001168206 A JP 2001168206A JP 34495199 A JP34495199 A JP 34495199A JP 34495199 A JP34495199 A JP 34495199A JP 2001168206 A JP2001168206 A JP 2001168206A
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    • H01L27/0248Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
    • H01L27/0251Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection for MOS devices

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 サリサイド技術を採用でき、高速動作が可能
で静電気高耐圧の半導体装置とその製造法を提供する。 【解決手段】 本装置は絶縁ゲート電界効果Tr(MO
SFET)100、BiPT210及びツェナーダイオ
ードDZ220を有する。MOSFETは第1導電型P
型のウェル11に形成され、ゲート絶縁層14、ゲート
電極20、側壁絶縁層16、第2導電型N型のソース領
域30及びドレイン領域40を有する。BiPT210
はドレイン領域をコレクタ領域とし、ウェル11をベー
ス領域とし、ドレイン領域と分離されるN型不純物拡散
層をエミッタ領域60とする。DZ220はドレイン領
域に連続するN型不純物拡散層54とP型不純物拡散層
56との接合により構成される。ソース領域とドレイン
領域はその表面にシリサイド層36を有し、ツェナダイ
オード220のN型不純物拡散層54の表面には保護層
52を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、特に
静電破壊耐性に優れた半導体装置およびその製造方法に
関する。
【0002】
【背景技術】半導体装置の微細化に伴い、MOSトラン
ジスタのソース/ドレイン領域を構成する不純物拡散層
の寄生抵抗を小さくするために、不純物拡散層の表面に
シリサイド層を設ける技術がよく用いられている。この
ようにソース/ドレイン領域の寄生抵抗を小さくするこ
とで、MOSトランジスタのスイッチング速度を大きく
でき、高速動作を実現できる。
【0003】しかし、半導体集積回路装置の入出力回路
に設けられる静電気保護回路において、放電素子として
MOSトランジスタを用いる場合には、ソース/ドレイ
ン領域の寄生抵抗を低減することは、静電放電(ES
D)耐圧が低下するという問題を有する。このようにE
SD耐圧が低下する主な理由は、ソース/ドレイン領域
の寄生抵抗が小さくなることで電流集中が生じやすくな
り、熱破壊を生じてしまうことにある。
【0004】このようなソース/ドレイン領域の寄生抵
抗の低下に伴うESD耐圧の低下を避けるために、放電
素子としてのMOSトランジスタのソース/ドレイン領
域のシリサイド層を部分的あるいは全面的に形成しない
技術が知られている(特開平1−259560号公報、
特開平2−271673号公報、特開平4−27167
4号公報など参照)。
【0005】ところが、このような技術においては、M
OSトランジスタのソース/ドレイン領域のシリサイド
層を部分的に取り除くためのプロテクション工程が必要
となる。このプロテクション工程がシリサイド層を形成
するためのサリサイド工程で行われる場合には、以下の
ような問題が生じる。そして、この問題は、0.8μm
以下、特に0.35μm以下のデザインルールの場合
に、特に顕著となる。
【0006】ソース/ドレイン領域を形成した後、ウエ
ハ全面に酸化膜を形成し、シリサイド層を形成しない部
分のみを残して酸化膜をエッチングで除去する際に、既
に形成されているサイドウォール絶縁層も部分的に除去
されて、ゲート電極とソース/ドレイン領域間のリーク
が発生する可能性がある。
【0007】さらに、ゲート電極およびソース/ドレイ
ン領域の両者にシリサイド層を形成する、いわゆるフル
サリサイド工程(Full SALICIDE Pro
cess)の場合には、ゲート電極上にはシリサイド層
を形成し、かつドレインジャンクションの近傍にはシリ
サイド層を形成しないことは、プロセス上の制約から極
めて困難である。つまり、ドレインジャンクションの近
傍にシリサイド層が形成されないようにすると、シリサ
イドが形成されないようにするためのマスク(酸化層)
が必ずゲート電極上にも形成されていまうので、ゲート
電極上の一部にもシリサイド層が形成されなくなり、シ
ート抵抗が例えばキロオームオーダとなって高速動作が
期待できない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フル
サリサイド技術を採用でき、高速動作が可能であり、か
つ高いESD耐圧を有する半導体装置およびその製造方
法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る半導体装置
は、第1導電型の第1領域に形成され、ゲート絶縁層、
ゲート電極、該ゲート電極の側面に設けられるサイドウ
ォール絶縁層、第2導電型の第1不純物拡散層および第
2導電型の第2不純物拡散層を含み、前記第1不純物拡
散層をソース領域とし、前記第2不純物拡散層をドレイ
ン領域とする絶縁ゲート電界効果トランジスタと、前記
第1領域に形成され、前記第2不純物拡散層をコレクタ
領域とし、前記第1領域をベース領域とし、前記第2不
純物拡散層と電気的に分離される第2導電型の第3不純
物拡散層をエミッタ領域とするバイポーラトランジスタ
と、前記第2不純物拡散層に連続する第2導電型の第4
不純物拡散層と、該第4不純物拡散層と接合する第1導
電型の第5不純物拡散層とによって構成されるツェナー
ダイオードと、を含み、少なくとも前記第1および第2
不純物拡散層は、その表面にシリサイド層を有し、前記
ツェナーダイオードを構成する第4不純物拡散層の表面
にプロテクト層が設けられている。
【0010】この半導体装置によれば、以下の作用効果
を有する。
【0011】(1)前記絶縁ゲート電界効果トランジス
タ(以下、「MOSトランジスタ」という)のソース領
域およびドレイン領域にシリサイド層を設けることがで
きるので、MOSトランジスタの動作速度を損なうこと
なく、高速動作が可能である。そして、静電気保護回路
の放電素子としてツェナーダイオードを有することによ
り、ツェナーダイオードによってバイポーラトランジス
タのコレクタとベース間の耐圧を低下させて、バイポー
ラトランジスタを確実に動作させることができ、良好な
静電放電を行うことができる。
【0012】(2)前記プロテクト層によって前記ツェ
ナーダイオードを構成する不純物拡散層上にシリサイド
層が形成されないことから、該不純物拡散層の不純物濃
度がシリサイド層によって変化することが防止され、そ
の結果、該ツェナーダイオードのツェナー電圧(ジャン
クション耐圧)が変化せず、動作不良を防止できる。
【0013】(3)前記ツェナーダイオードは、前記M
OSトランジスタの不純物拡散層(ドレイン領域)とは
異なる不純物拡散層から構成されている。そのため、ツ
ェナーダイオードを構成する、前記第1導電型および第
2導電型の不純物拡散層の不純物濃度を適正に規定でき
る。その結果、前記ツェナーダイオードのツェナー電圧
の制御を容易にかつ最適に設定できる。
【0014】前記プロテクト層としては、以下の態様が
ある。これらのプロテクト層は、いずれもMOSトラン
ジスタの形成工程を兼ねて形成できるので、工程数を低
減できる。
【0015】(A)前記プロテクト層は、前記サイドウ
ォール絶縁層の形成工程と同じ工程で形成されることが
できる。
【0016】(B)前記プロテクト層は、前記ゲート絶
縁層と同時に形成される絶縁層、前記ゲート電極と同時
に形成される導電層、および前記サイドウォール絶縁層
と同時に形成される絶縁層を有することができる。
【0017】前記ツェナーダイオードは、そのツェナー
電圧が前記ドレイン領域でのアバランシェブレークダウ
ン電圧より低く設定されることが望ましい。このように
することにより、寄生バイポーラトランジスタがアバラ
ンシェブレークダウンする前に前記ツェナーダイオード
を確実にツェナーブレークダウンさせることが可能とな
り、寄生バイポーラトランジスタの代わりに前記バイポ
ーラトランジスタをオンさせることができる。
【0018】また、前記ツェナーダイオードは、そのツ
ェナー電圧がMOSトランジスタのドレイン領域でのス
ナップバック電圧より低く設定されることが望ましい。
このようにすることにより、前記バイポーラトランジス
タ側に安定して電流を放電できるようになる。その結
果、電流の放出経路が前記バイポーラトランジスタから
寄生バイポーラトランジスタ側に変わってしまうことを
確実に防止でき、MOSトランジスタの静電破壊を防止
できる。
【0019】前記ツェナーダイオードの前記第4不純物
拡散層は、その不純物濃度が前記ドレイン領域より低い
ことが望ましい。この理由は、第4不純物拡散層は、静
電気による電荷が注入されたときに、この第4不純物拡
散層と素子分離領域との境界部分に電流が集中すること
を防止するため、高抵抗であることが望ましいからであ
る。
【0020】本発明に係る半導体装置の製造方法として
は、主として以下の態様がある。
【0021】[1]第1の製造方法は、以下の工程
(a)〜(g)を含む。
【0022】(a)第1導電型の第1領域上に、ゲート
絶縁層を介在させてゲート電極を形成する工程、(b)
前記第1領域に不純物をドープして、ツェナーダイオー
ドための、少なくとも第1導電型の不純物拡散層を形成
する工程、(c)前記ゲート電極のサイドウォール絶縁
層のための絶縁層をウエハ上に形成する工程、(d)前
記ツェナーダイオードの形成領域に相当する前記絶縁層
上にマスク層を形成する工程、(e)異方性エッチング
によって前記絶縁層をエッチングして、前記ゲート電極
の側面にサイドウォール絶縁層を形成すると共に、ツェ
ナーダイオードの形成領域を覆うプロテクト層を形成す
る工程、(f)ソース領域およびドレイン領域を構成す
るための第2導電型の不純物拡散層を形成する工程、お
よび(g)少なくとも前記ソース領域およびドレイン領
域を構成する前記不純物拡散層の表面にシリサイド層を
形成する工程。
【0023】この製造方法によれば、以下の作用効果を
有する。
【0024】(1)従来のようなプロテクション工程、
すなわち、ソース領域およびドレイン領域を形成した
後、ウエハ全面に酸化膜を形成し、シリサイド層を形成
しない部分のみを残して酸化膜をエッチングで除去して
サリサイド化する工程、によって生じる不都合を防止で
きる。例えば、サリサイド工程で、上述のようにシリサ
イド層を形成しない部分のみを残して酸化膜をエッチン
グで除去する工程を含まないことにより、既に形成され
ているサイドウォール絶縁層が部分的に除去されるよう
な不都合が生じない。その結果、ゲート電極とソース/
ドレイン領域間の耐圧を十分高くすることができ、リー
クの発生を防止できる。
【0025】(2)プロテクト層は、ゲート電極のサイ
ドウォール絶縁層の形成工程で形成でき、サリサイド工
程でマスク用の酸化膜の形成およびパターニングを必要
としないので、従来のプロテクション工程より工程数を
低減できる。
【0026】(3)ゲート電極およびソース/ドレイン
領域の両者にシリサイド層を形成する、いわゆるフルサ
リサイド工程の適用が可能となる。
【0027】前記工程(f)において、さらに、前記ド
レイン領域と電気的に分離された状態で第2導電型の不
純物拡散層が形成され、該不純物拡散層によってバイポ
ーラトランジスタのエミッタ領域が構成されることが望
ましい。この工程を含むことにより、MOSトランジス
タのソース領域およびドレイン領域を形成する工程で、
エミッタ領域も同時に形成され、工程数を低減できる。
【0028】前記ツェナーダイオードの前記第2導電型
の不純物拡散層は、以下の工程で形成することができ
る。これらの方法によれば、MOSトランジスタのソー
ス領域およびドレイン領域を形成する工程で、前記ツェ
ナーダイオードの前記第2導電型の不純物拡散層も同時
に形成され、工程数を低減できる。
【0029】(A)前記工程(b)において、さらに、
ツェナーダイオードのための第2導電型の不純物拡散層
を形成することができる。
【0030】(B)前記工程(f)において、前記工程
(e)で形成された前記プロテクト層を介して不純物を
ドープすることにより、ツェナーダイオードのための第
2導電型の不純物拡散層を形成することができる。
【0031】(C)少なくとも前記工程(c)の前に、
前記第1領域の所定領域に低濃度の第2導電型不純物が
ドープして、前記ソース領域および前記ドレイン領域の
ための低濃度の第2導電型の不純物拡散層を形成すると
ともに、前記ツェナーダイオードのための第2導電型の
不純物拡散層を形成することができる。
【0032】[2]第2の製造方法は、以下の工程
(a)〜(f)を含む。
【0033】(a)第1導電型の第1領域に不純物をド
ープして、ツェナーダイオードための、第1導電型およ
び第2導電型の不純物拡散層を形成する工程、(b)前
記第1領域上に、ゲート絶縁層を介在させてゲート電極
を形成する工程、(c)前記ゲート電極の側面にサイド
ウォール絶縁層を形成する工程、(d)ソース領域およ
びドレイン領域を構成するための第2導電型の不純物拡
散層を形成する工程、および(e)少なくとも前記ソー
ス領域およびドレイン領域を構成する前記不純物拡散層
の表面にシリサイド層を形成する工程、(f)前記工程
(b)および(c)において、前記ツェナーダイオード
が形成される領域上に、前記ゲート絶縁層と同時に形成
される絶縁層、前記ゲート電極と同時に形成される導電
層、および前記サイドウォール絶縁層と同時に形成され
る絶縁層を含むプロテクト層が形成され、該プロテクト
層によって前記ツェナーダイオードの第2導電型の不純
物拡散層が覆われる。
【0034】この製造方法においても、上記第1の製造
方法と同様の作用効果を有する。
【0035】また、この製造方法においても、上記第1
の製造方法と同様に、前記工程(d)において、ソース
領域およびドレイン領域を構成するための第2導電型の
不純物拡散層を形成する工程で、前記ドレイン領域と電
気的に分離された状態で第2導電型の不純物拡散層が形
成され、該不純物拡散層によってバイポーラトランジス
タのエミッタ領域が構成されることが望ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明に係る半導体装置の第1の実施の形態を模式的示す
断面図であり、図2は本発明が適用された半導体装置の
入出力回路の一例を示す等価回路である。本実施の形態
では、本発明をMOS型の出力トランジスタを含む出力
回路に適用した例について述べる。なお、図2は、出力
セルの等価回路を示す。また、本実施の形態では、第1
導電型をP型とし、第2導電型をN型とした例について
述べる。
【0037】(デバイスの構造)本実施の形態の半導体
装置は、MOSトランジスタ100と、静電気保護回路
200を構成する放電素子を有する。この例では、Nチ
ャネル型MOSトランジスタを用いた構造について述べ
る。
【0038】この半導体装置は、P型のシリコン基板1
0内にP型ウェル(第1導電型の第1領域)11が形成
されている。P型ウェル11上には、たとえば選択酸化
によって所定パターンの素子分離領域12が形成され、
素子分離領域以外の領域には、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ100と、ツェナーダイオード(DZ)220
を有するダイオード領域50と、バイポーラトランジス
タ(BP)210とが形成されている。
【0039】MOSトランジスタ100は、ゲート絶縁
層14、ゲート電極20、ソース領域(第1不純物拡散
層)30およびドレイン領域(第2不純物拡散層)40
から構成されている。ゲート電極20は、ドープトポリ
シリコン層からなる第1の導電層22と、この導電層2
2上に形成されたシリサイド層からなる第2の導電層2
4とから構成される。ゲート電極20の側面には、サイ
ドウォール絶縁層16が形成されている。また、P型ウ
ェル11内には、ゲート電極20の両側に位置するよう
に、LDD構造のソース領域30とドレイン領域40と
が形成されている。ソース領域30は、低濃度のN型不
純物拡散層32と、高濃度のN型不純物拡散層34と、
シリサイド層36とを有する。ドレイン領域40は、低
濃度のN型不純物拡散層42と、高濃度のN型不純物拡
散層44と、シリサイド層46とを有する。
【0040】ダイオード領域50は、MOSトランジス
タ100と素子分離領域12との間に形成されている。
そして、ダイオード領域50は、Pウエル11上に形成
されたプロテクト層52と、このプロテクト層52の下
のP型ウエル11内に形成されたN型の不純物拡散層
(第5不純物拡散層)54と、P型の不純物拡散層(第
6不純物拡散層)56とを有する。N型の不純物拡散層
54とP型の不純物拡散層56とから、ツェナーダイオ
ード(DZ)220が構成される。N型の不純物拡散層
54は、MOSトランジスタ100のドレイン領域40
と、素子分離領域12との間に配置されている。さら
に、N型の不純物拡散層54は、この不純物拡散層54
と素子分離領域12との境界部分に電流が集中すること
を防止するため、高抵抗であることが望ましい。そのた
め、不純物拡散層54のの不純物濃度はドレイン領域4
0の不純物拡散層44より小さく設定されている。
【0041】P型の不純物拡散層56は、N型の不純物
拡散層54より深い位置に形成されている。N型の不純
物拡散層54およびP型の不純物拡散層56は、両者に
よって構成されるツェナーダイオードDZのツェナー電
圧が所定の値となるように、その不純物濃度が設定され
ている。
【0042】また、ダイオード領域50のプロテクト層
52は、ツェナーダイオード(DZ)220を構成する
N型不純物拡散層54の表面を十分に覆うことができる
ように、素子分離領域12およびドレイン領域40の一
部に重なる状態で形成されている。このようにプロテク
ト層52を設けることにより、ツェナーダイオードDZ
を構成するN型不純物拡散層54の表面にシリサイド層
が形成されない。そのため、シリサイド層にN型不純物
拡散層54の不純物が吸収されて、その濃度が変化する
ような不都合を生じることがない。したがって、N型不
純物拡散層54の不純物の濃度が変化することによる、
ツェナーダイオードのツェナー電圧やジャンクション耐
圧の変動などの動作不良が発生しない。プロテクト層5
2は、後に詳述するように、MOSトランジスタ100
のサイドウォール絶縁層16を構成する絶縁層と同じ工
程で形成される。
【0043】エミッタ領域(第3不純物拡散層)60
は、素子分離領域12を介在させて、ダイオード領域5
0と離間して形成される。そして、エミッタ領域60
は、P型ウェル11内に形成された高濃度のN型不純物
拡散層62と、この不純物拡散層62上に形成されたシ
リサイド層64とを有する。
【0044】この半導体装置によれば、図2の等価回路
にも示すように、MOSトランジスタ100のドレイン
領域40をコレクタ領域とし、P型ウェル11をベース
領域とし、これらのコレクタ領域、ベース領域およびエ
ミッタ領域60によってラテラルバイポーラトランジス
タ210が構成される。
【0045】(静電気保護回路の例)次に、図1および
図2を参照しながら、静電気保護回路を有する出力回路
の一例について説明する。
【0046】この出力回路は、放電素子として、バイポ
ーラトランジスタ210と、ツェナーダイオード220
を含む静電気保護回路200を有する。この静電気保護
回路200は、図2に示すように、出力パッド300か
らの出力ライン310と、接地ライン(第1基準電源ラ
イン)500との間に、出力トランジスタとしてのNチ
ャネル型MOSトランジスタ100と並列に接続されて
いる。また、出力ライン310と高電位電源ライン(第
2基準電源ライン)400との間に、Pチャネル型MO
Sトランジスタ110が接続されている。
【0047】静電気保護回路200を構成するバイポー
ラトランジスタ210は、そのエミッタが接地ライン5
00と接続され、コレクタが出力ライン310と接続さ
れ、ベースが抵抗230を介して接地ライン500と接
続されている。そして、バイポーラトランジスタ210
のベースと出力ライン310との間にツェナーダイオー
ド220が接続されている。
【0048】この静電気保護回路では、出力パッド30
0に高電圧パルスが印加された場合に、ドレイン領域4
0とP型ウェル11との接合により構成される寄生ダイ
オードDAがアバランシェブレークダウンする前に、ツ
ェナーダイオード(DZ)220をツェナーブレークダ
ウンさせることが可能となる。これにより、ソース領域
30を構成するN型不純物拡散層、P型ウェル11、お
よびドレイン領域40を構成するN型不純物拡散層によ
って構成される寄生バイポーラトランジスタBPPをオ
ンさせることなく、バイポーラトランジスタ(BP)2
10をオンさせることができる。この結果、寄生バイポ
ーラトランジスタBPPに大電流が流れるのを防止で
き、MOSトランジスタ100、特にゲート絶縁層が静
電破壊されるのを防止できる。
【0049】このようなツェナーダイオード(DZ)2
20の機能を考慮すると、本実施の形態では、ツェナー
ダイオード(DZ)220は、以下の条件を満たすこと
が望ましい。
【0050】(1)ツェナーダイオード(DZ)220
は、そのツェナー電圧がMOSトランジスタ(出力トラ
ンジスタ)100のドレイン領域40でのアバランシェ
ブレークダウン電圧より低く設定される。このようにす
ることにより、寄生バイポーラトランジスタDAがアバ
ランシェブレークダウンする前にツェナーダイオード
(DZ)220を確実にツェナーブレークダウンさせる
ことが可能となり、寄生バイポーラトランジスタBPP
の代わりにバイポーラトランジスタ(BP)210をオ
ンさせることができる。
【0051】(2)ツェナーダイオード(DZ)220
は、そのツェナー電圧がMOSトランジスタ100のド
レイン領域40でのスナップバック電圧より低く設定さ
れる。このようにすることにより、バイポーラトランジ
スタBP側に安定して電流を放電できるようになる。す
なわち、上記の関係に設定することで、高電圧の印加時
にドレイン電圧をスナップバック電圧より低い電圧にク
ランプできる。このように、ドレイン電圧をスナップバ
ック電圧より低い電圧にクランプできれば、何らかの原
因で寄生ダイオードDAがアバランシェブレークダウン
しても、寄生バイポーラトランジスタBPPがオンしな
いことをより確実に保証できる。その結果、電流の放出
経路がバイポーラトランジスタBPから寄生バイポーラ
トランジスタBPP側に変わってしまうことを確実に防
止でき、MOSトランジスタ100の静電破壊を防止で
きる。
【0052】本実施の形態では、ツェナーダイオードD
Zのツェナー電圧は、ツェナーダイオードDZを構成す
るN型不純物拡散層54およびP型不純物拡散層56の
不純物濃度により制御できる。たとえば、N型の不純物
拡散層54およびP型の不純物拡散層56の不純物濃度
をそれぞれ1×1018/cm3程度にすれば、ツェナー
電圧は6V程度にできる。
【0053】以上のように、本実施の形態の静電気保護
回路によれば、高速動作を妨げる抵抗を使用することな
く、内部素子を静電気などのサージから確実に保護する
ことができる。
【0054】図2では、出力回路について述べたが、本
発明に係る静電気保護回路は入力回路にも同様に適用で
きる。
【0055】本実施の形態の半導体装置によれば、以下
の作用効果を有する。
【0056】(1)MOSトランジスタ100のソース
領域30およびドレイン領域40にシリサイド層36,
46を設けることができるので、MOSトランジスタの
動作速度を損なうことなく、高速動作が可能である。そ
して、静電気保護回路の放電素子としてツェナーダイオ
ード(DZ)220を有することにより、ツェナーダイ
オードDZによってバイポーラトランジスタBPのコレ
クタとベース間の耐圧を低下させて、バイポーラトラン
ジスタ(BP)210を確実に動作させることができ、
良好な静電放電を行うことができる。
【0057】(2)プロテクト層52によってツェナー
ダイオード(DZ)220を構成する不純物拡散層上に
シリサイド層が形成されないことから、前述したよう
に、ツェナーダイオードDZのツェナー電圧(ジャンク
ション耐圧)が変化せず、動作不良を防止できる。
【0058】(3)ツェナーダイオード(DZ)220
は、MOSトランジスタ100の不純物拡散層(ドレイ
ン領域40)とは異なる不純物拡散層から構成されてい
るので、N型不純物拡散層54およびP型不純物拡散層
56の不純物濃度を適正に規定できる。その結果、ツェ
ナーダイオードDZのツェナー電圧の制御を容易にかつ
最適に設定できる。
【0059】(デバイスの製造方法)本実施の形態に係
る半導体装置の製造方法の一例を、図1および図3〜図
7を参照しながら述べる。この例ではNチャネル型MO
Sトランジスタを用いて説明する。
【0060】(A)まず、図3に示すように、公知の方
法によって、シリコン基板10に、P型ウェル11,素
子分離領域12およびゲート電極を構成するドープドポ
リシリコン層(第1の導電層22)を形成する。たとえ
ば、シリコン基板10の所定領域に、ボロンなどのP型
不純物拡散層をイオン注入して、P型ウェル11を形成
する。シリコン基板10に例えば選択酸化によって所定
パターンの素子分離領域12を形成する。また、アクテ
ィブ領域には、例えば熱酸化によってゲート絶縁層14
を形成する。さらに、CVD法によってポリシリコン層
を形成し、これをフォトリソグラフィーおよびエッチン
グでパターニングして、第1の導電層22を形成する。
第1の導電層22を構成するドープドポリシリコン層の
形成においては、CVDを用いた成膜中に不純物をドー
プしてもよいし、ポリシリコン層を形成した後に不純物
をドープしてもよい。
【0061】(B)ついで、図4に示すように、ダイオ
ード領域50が形成される領域に開口部50Aを有する
レジスト層R1を形成する。このレジスト層R1をマス
クとして、P型ウェル11内にP型不純物をイオン注入
してP型不純物拡散層56を形成する。また、レジスト
層R1をマスクとして、P型ウェル11内にN型不純物
をイオン注入してN型不純物拡散層54を形成する。こ
れらの不純物拡散層54および56は、ツェナーダイオ
ードを構成できるように、その不純物濃度および拡散深
さが設定される。不純物拡散層54および56の形成順
序は限定されない。
【0062】また、図示しないレジスト層をマスクとし
て、ソース領域30およびドレイン領域40を構成する
低濃度のN型不純物拡散層32および42を形成する。
これらの不純物拡散層32,42の形成は、上述したツ
ェナーダイオードのための不純物拡散層54,56を形
成する前、あるいは後のいずれであってもよい。
【0063】(C)ついで、図5に示すように、ウエハ
の全面にサイドウォール絶縁層16のための絶縁層16
0を形成する。この絶縁層160は、公知の方法、例え
ばCVD法で酸化シリコンを堆積して形成される。つい
で、絶縁層160上の、ダイオード領域50が形成され
る部分にレジスト層R2を形成する。
【0064】その後、ドライエッチングを用いた等方性
エッチングによって絶縁層160を全面的にエッチング
する。これによって、図6に示すように、ゲート絶縁層
14およびゲート電極を構成する第1の導電層22の側
面にサイドウォール絶縁層16が形成され、同時に、N
型不純物拡散層54上にプロテクト層52が形成され
る。
【0065】このプロテクト層52は、前述したよに、
ツェナーダイオードDZを構成するN型不純物拡散層5
4の表面を十分に覆うことができるように、素子分離領
域12およびドレイン領域40の一部に重なる状態で形
成されている。上記工程(B)で形成されたP型不純物
拡散層56およびN型不純物拡散層54と、この工程で
形成されたプロテクト層52とによってダイオード領域
50が構成される。
【0066】(D)ついで、図7に示すように、公知の
方法によって、リンやヒ素などのN型不純物をイオン注
入することによって、ソース領域のための高濃度の不純
物拡散層34,ドレイン領域のための高濃度の不純物拡
散層44およびエミッタ領域のための高濃度の不純物拡
散層62を形成する。この工程で、サイドウォール絶縁
層16、プロテクト層52および素子分離領域12は、
イオン注入のマスクとして機能するので、高濃度の不純
物拡散層34,44,62は自己整合的に形成される。
【0067】(E)ついで、図1に示すように、公知の
サリサイド技術を用いて、シリコン基板10の露出部お
よびドープドポリシリコン層(第1の導電層22)の表
面にシリサイド層を形成する。すなわち、この工程で、
第1の導電層22、ソース領域のための高濃度の不純物
拡散層34,ドレイン領域のための高濃度の不純物拡散
層44、さらにエミッタ領域のための高濃度の不純物拡
散層62の表面に、それぞれ、チタン、タングステン、
モリブデン、タンタル、コバルトなどの金属のシリサイ
ド層24,36,46および64を形成する。この工程
で、MOSトランジスタ100を構成するゲート電極2
0、ソース領域30、ドレイン領域40およびエミッタ
領域60が形成される。
【0068】この工程で用いられるサリサイド工程の一
例を以下に述べる。例えばウエハ上にチタンを30〜1
00nm程度の膜厚でスパッタしたのち、酸素を50p
pm以下に制御した窒素雰囲気中で、650〜750℃
で数秒〜60秒程度の瞬間アニールを行う。これによっ
て、露出したシリコン基板およびポリシリコン層の表面
にチタンのモノシリサイド層が形成され、酸化シリコン
からなる絶縁層(図1では、サイドウォール絶縁層1
6,プロテクト層52および素子分離領域12)上には
チタンリッチのチッ化チタン層が形成される。ついで、
水酸化アンモニウムと過酸化水素の混合水溶液にウエハ
を浸漬することによって、チッ化チタン層がエッチング
除去され、シリコン基板およびポリシリコン層の表面の
みにチタンのモノシリサイド層が残る。さらに、750
〜850℃のランプアニールを行って、前記モノシリサ
イド層をダイシリサイド化させて、自己整合的にチタン
シリサイド層を形成する。このようにして、シリコン基
板10上には、ソース領域30およびドレイン領域40
を構成するシリサイド層36および46,ならびにエミ
ッタ領域60を構成するシリサイド層64が形成され、
さらに、ドープドポリシリコン層からなる第1の導電層
22の表面には第2の導電層24を構成するシリサイド
層が形成される。
【0069】本実施の形態の製造方法によれば、以下の
作用効果を有する。
【0070】(1)従来のようなプロテクション工程、
すなわち、ソース領域およびドレイン領域を形成した
後、ウエハ全面に酸化膜を形成し、シリサイド層を形成
しない部分のみを残して酸化膜をエッチングで除去して
サリサイド化する工程、によって生じる不都合を防止で
きる。例えば、サリサイド工程で、上述のようにシリサ
イド層を形成しない部分のみを残して酸化膜をエッチン
グで除去する工程を含まないことにより、既に形成され
ているサイドウォール絶縁層が部分的に除去されるよう
な不都合が生じない。その結果、ゲート電極20とソー
ス/ドレイン領域間30,40の耐圧を十分高くするこ
とができ、リークの発生を防止できる。
【0071】(2)プロテクト層52は、ゲート電極2
0のサイドウォール絶縁層16の形成工程で形成でき、
サリサイド工程でマスク用の酸化膜の形成およびパター
ニングを必要としないので、従来のプロテクション工程
より工程数を低減できる。
【0072】(3)ゲート電極20およびソース/ドレ
イン領域30,40の両者にシリサイド層を形成する、
いわゆるフルサリサイド工程の適用が可能となる。
【0073】(第2の実施の形態)図8は、本発明に係
る半導体装置の第2の実施の形態を模式的示す断面図で
ある。本実施の形態で、前記第1の実施の形態の半導体
装置と実質的に同様の機能を有する部材には同一の符号
を付して、その詳細な説明を省略する。
【0074】(デバイスの構造)本実施の形態の半導体
装置は、ダイオード領域50のプロテクト層58の構造
が前記第1の実施の形態のプロテクト層52と異なる。
以下、主に、プロテクト層58の構造について述べる。
【0075】本実施の形態の半導体装置は、第1の実施
の形態と同様に、Nチャネル型MOSトランジスタ10
0と、ツェナーダイオード(DZ)220を有するダイ
オード領域50と、バイポーラトランジスタ(BP)2
10とを有する。
【0076】ダイオード領域50は、MOSトランジス
タ100と、素子分離領域12との間に形成されてい
る。そして、ダイオード領域50は、シリコン基板10
上に形成されたプロテクト層58と、このプロテクト層
58の下に形成されたN型の不純物拡散層(第5不純物
拡散層)54と、P型の不純物拡散層(第6不純物拡散
層)56とを有する。N型の不純物拡散層54とP型の
不純物拡散層56とから、ツェナーダイオードが構成さ
れる。
【0077】この半導体装置では、ダイオード領域50
のプロテクト層58は、MOSトランジスタ100のゲ
ート電極と同じ工程で形成される。したがって、プロテ
クト層58は、MOSトランジスタ100のゲート電極
と同様の断面構造を有する。
【0078】具体的には、プロテクト層58は、MOS
トランジスタ100のゲート絶縁層14と同時に形成さ
れる絶縁層14a、ドープトポリシリコン層からなる第
1の導電層22と同時に形成される導電層22a、シリ
サイド層からなる第2の導電層24と同時に形成される
シリサイド層24a、サイドウォール絶縁層16と同時
に形成されるサイドウォール絶縁層16aを有する。
【0079】また、プロテクト層58は、ツェナーダイ
オードを構成するN型不純物拡散層54の表面を十分に
覆うことができるように、素子分離領域12およびドレ
イン領域40の一部に重なる状態で形成されている。こ
のようにプロテクト層58を設けることにより、ツェナ
ーダイオードを構成するN型不純物拡散層54の表面に
シリサイド層が形成されない。そのため、シリサイド層
にN型不純物拡散層54の不純物が吸収されて、その濃
度が変化するような不都合を生じることがない。したが
って、N型不純物拡散層54の不純物の濃度が変化する
ことによるツェナーダイオードのツェナー電圧やジャン
クション耐圧の変動などの動作不良が発生しない。
【0080】MOSトランジスタ100およびエミッタ
領域(第3不純物拡散層)60については、第1の実施
の形態と同様であるので、記載を省略する。
【0081】この半導体装置によれば、第1の実施の形
態と同様に、MOSトランジスタ100のドレイン領域
40をコレクタ領域とし、P型ウェル11をベース領域
とし、これらのコレクタ領域、ベース領域およびエミッ
タ領域60によってラテラルバイポーラトランジスタ2
10が構成される。
【0082】本実施の形態の半導体装置においても、第
1の実施の形態と同様な作用効果を有する。
【0083】(デバイスの製造方法)本実施の形態に係
る半導体装置の製造方法の一例を、図8〜図12を参照
しながら述べる。この例ではNチャネル型MOSトラン
ジスタを用いて説明する。第1の実施の形態で述べたと
同じ方法については記載を省略する。
【0084】(A)まず、図9に示すように、公知の方
法によって、シリコン基板10に、P型ウェル11およ
び素子分離領域12を形成する。
【0085】ついで、ダイオード領域50が形成される
領域に開口部50Aを有するレジスト層R1を形成す
る。このレジスト層R1をマスクとして、P型ウェル1
1内にP型不純物をイオン注入してP型不純物拡散層5
6を形成する。また、レジスト層R1をマスクとして、
P型ウェル11内にN型不純物をイオン注入してN型不
純物拡散層54を形成する。これらの不純物拡散層54
および56は、ツェナーダイオードを構成できるよう
に、その不純物濃度および拡散深さが設定される。P型
またはN型の不純物のドープの順序は特定されない。
【0086】(B)ついで、図10に示すように、公知
の方法によって、P型ウェル11上に、ゲート絶縁層、
ゲート電極を構成するドープドポリシリコン層(第1の
導電層22)を形成する。このとき同時に、プロテクト
層58のための絶縁層14a、第1の導電層22aが形
成される。
【0087】ついで、図示しないレジスト層をマスクと
して、少なくともソース領域30およびドレイン領域4
0を構成する低濃度のN型不純物拡散層32および42
を形成する。
【0088】(C)ついで、図11に示すように、ウエ
ハの全面にサイドウォール絶縁層16のための絶縁層
(図示せず)を形成する。この絶縁層は、公知の方法、
例えばCVD法で酸化シリコンを堆積して形成される。
ついで、ドライエッチングを用いた等方性エッチングに
よって絶縁層を全面的にエッチングする。これによっ
て、ゲート絶縁層14およびゲート電極を構成する第1
の導電層22の側面にサイドウォール絶縁層16が形成
される。これと同時に、プロテクト層58のためのサイ
ドウォール絶縁層16aが形成される。
【0089】(D)ついで、図12に示すように、公知
の方法によって、リンやヒ素などのN型不純物をイオン
注入することによって、ソース領域のための高濃度の不
純物拡散層34,ドレイン領域のための高濃度の不純物
拡散層44およびエミッタ領域のための高濃度の不純物
拡散層62を形成する。この工程で、サイドウォール絶
縁層16、プロテクト層58および素子分離領域12
は、イオン注入のマスクとして機能するので、高濃度の
不純物拡散層34,44,62は自己整合的に形成され
る。
【0090】(E)ついで、図8に示すように、公知の
サリサイド技術を用いて、シリコン基板10の露出部お
よびドープドポリシリコン層(第1の導電層22)の表
面にシリサイド層を形成する。すなわち、この工程で、
第1の導電層22,ソース領域のための高濃度の不純物
拡散層34,ドレイン領域のための高濃度の不純物拡散
層44およびエミッタ領域のための高濃度の不純物拡散
層62の表面に、それぞれシリサイド層24,36,4
6および64を形成する。この工程で、MOSトランジ
スタ100を構成するゲート電極20,ソース領域30
およびドレイン領域40と、エミッタ領域60とが形成
される。これと同時に、プロテクト層58を構成する導
電層22a上にシリサイド層24aが形成される。
【0091】このプロテクト層58は、前述したよう
に、ツェナーダイオードを構成するN型不純物拡散層5
4の表面を十分に覆うことができるように、素子分離領
域12およびドレイン領域40の一部に重なる状態で形
成されている。そして、P型不純物拡散層56、N型不
純物拡散層54およびプロテクト層58とによってダイ
オード領域50が構成される。
【0092】上記の製造方法によれば、少なくとも、M
OSトランジスタ100のゲート絶縁層14、ゲート電
極20およびサイドウォール絶縁層16の製造工程で、
同時にダイオード領域50のプロテクト層58が形成さ
れるため、プロテクト層58の形成のためのプロセスを
要せず、工程数を低減できる。その他の作用効果は、第
1の実施の形態と同様であるので記載を省略する。
【0093】(他の実施の形態)第1の実施の形態の変
形例として以下のものを例示できる。
【0094】(A)ダイオード領域50の第2導電型の
不純物拡散層(N型不純物拡散層)54は、第1の実施
の形態の製造方法の工程(B)で形成されずに、工程
(D)のN型不純物のイオン注入時に形成されてもよ
い。
【0095】(B)また、ダイオード領域50の第2導
電型の不純物拡散層(N型不純物拡散層)54は、第1
の実施の形態の製造方法の工程(B)のツェナーダイオ
ードのためのイオン注入で形成されずに、工程(B)の
ソース領域30およびドレイン領域40の低濃度の不純
物拡散層32,42の形成時に行われる、N型不純物の
イオン注入時に形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置を
模式的に示す断面図である。
【図2】図1に示す半導体装置を出力回路に適用した等
価回路である。
【図3】図1に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図4】図1に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図5】図1に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図6】図1に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図7】図1に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置を
模式的に示す断面図である。
【図9】図8に示す半導体装置の製造工程を模式的に示
す断面図である。
【図10】図8に示す半導体装置の製造工程を模式的に
示す断面図である。
【図11】図8に示す半導体装置の製造工程を模式的に
示す断面図である。
【図12】図8に示す半導体装置の製造工程を模式的に
示す断面図である。
【符号の説明】
10 シリコン基板 11 P型ウエル 12 素子分離領域 14 ゲート絶縁層 16 サイドウォール絶縁層 20 ゲート電極 22 第1導電層 24 第2導電層 30 ソース領域 32 低濃度の不純物拡散領域 34 高濃度の不純物拡散領域 36 シリサイド層 40 ドレイン領域 42 低濃度の不純物拡散層 44 高濃度の不純物拡散層 46 シリサイド層 50 ダイオード領域 52 プロテクト層 54 N型不純物拡散層 56 P型不純物拡散層 60 エミッタ領域 62 N型不純物拡散層 64 シリサイド層 100 Nチャネル型MOSトランジスタ 200 静電気保護回路 210 バイポーラトランジスタ 220 ツェナーダイオード 300 出力パッド 400 電源ライン 500 接地ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/088 Fターム(参考) 5F038 BH04 BH06 BH13 CD19 EZ13 EZ18 5F048 AA00 AB06 AB07 AC03 AC08 AC10 BA01 BB05 BB08 BB12 BC06 BE04 BF06 BF16 BG12 CC06 CC10 CC15 CC16 CC19

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1領域に形成され、ゲー
    ト絶縁層、ゲート電極、該ゲート電極の側面に設けられ
    るサイドウォール絶縁層、第2導電型の第1不純物拡散
    層および第2導電型の第2不純物拡散層を含み、前記第
    1不純物拡散層をソース領域とし、前記第2不純物拡散
    層をドレイン領域とする絶縁ゲート電界効果トランジス
    タと、 前記第1領域に形成され、前記第2不純物拡散層をコレ
    クタ領域とし、前記第1領域をベース領域とし、前記第
    2不純物拡散層と電気的に分離される第2導電型の第3
    不純物拡散層をエミッタ領域とするバイポーラトランジ
    スタと、 前記第2不純物拡散層に連続する第2導電型の第4不純
    物拡散層と、該第4不純物拡散層と接合する第1導電型
    の第5不純物拡散層とによって構成されるツェナーダイ
    オードと、を含み、 少なくとも前記第1および第2不純物拡散層は、その表
    面にシリサイド層を有し、 前記ツェナーダイオードを構成する第4不純物拡散層の
    表面にプロテクト層が設けられている、半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記プロテクト層は、前記サイドウォール絶縁層の形成
    工程と同じ工程で形成される、半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記プロテクト層は、前記ゲート絶縁層と同時に形成さ
    れる絶縁層、前記ゲート電極と同時に形成される導電
    層、および前記サイドウォール絶縁層と同時に形成され
    る絶縁層を含む、半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードは、そのツェナー電圧が前記ド
    レイン領域でのアバランシェブレークダウン電圧より低
    く設定される、半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードは、そのツェナー電圧が前記ド
    レイン領域でのスナップバック電圧より低く設定され
    る、半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードの前記第4不純物拡散層は、そ
    の不純物濃度が前記ドレイン領域より低い、半導体装
    置。
  7. 【請求項7】 以下の工程(a)〜(g)を含む半導体
    装置の製造方法。 (a)第1導電型の第1領域上に、ゲート絶縁層を介在
    させてゲート電極を形成する工程、 (b)前記第1領域に不純物をドープして、ツェナーダ
    イオードための、少なくとも第1導電型の不純物拡散層
    を形成する工程、 (c)前記ゲート電極のサイドウォール絶縁層のための
    絶縁層をウエハ上に形成する工程、 (d)前記ツェナーダイオードの形成領域に相当する前
    記絶縁層上にマスク層を形成する工程、 (e)異方性エッチングによって前記絶縁層をエッチン
    グして、前記ゲート電極の側面にサイドウォール絶縁層
    を形成すると共に、ツェナーダイオードの形成領域を覆
    うプロテクト層を形成する工程、 (f)ソース領域およびドレイン領域を構成するための
    第2導電型の不純物拡散層を形成する工程、および (g)少なくとも前記ソース領域およびドレイン領域を
    構成する前記不純物拡散層の表面にシリサイド層を形成
    する工程。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記工程(b)において、さらに、ツェナーダイオード
    のための第2導電型の不純物拡散層を形成する、半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8において、 前記工程(f)において、さらに、前記ドレイン領域と
    電気的に分離された状態で第2導電型の不純物拡散層が
    形成され、該不純物拡散層によってバイポーラトランジ
    スタのエミッタ領域が構成される、半導体装置の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項7または9において、 前記工程(f)において、前記工程(e)で形成された
    前記プロテクト層を介して不純物をドープすることによ
    り、ツェナーダイオードのための第2導電型の不純物拡
    散層を形成する、半導体装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 請求項7または9において、 少なくとも前記工程(c)の前に、前記第1領域の所定
    領域に低濃度の第2導電型不純物がドープされて、前記
    ソース領域および前記ドレイン領域のための低濃度の第
    2導電型の不純物拡散層が形成されるとともに、前記ツ
    ェナーダイオードのための第2導電型の不純物拡散層が
    形成される、半導体装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれかにおいて、 前記工程(g)において、さらに、前記エミッタ領域を
    構成する第2導電型の不純物拡散層の表面にシリサイド
    層が形成される、半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項7〜12のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードは、その第1導電型および第2
    導電型の不純物拡散層の不純物濃度を制御することによ
    って、ツェナー電圧が前記ドレイン領域でのアバランシ
    ェブレークダウン電圧より低く設定される、半導体装置
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項7〜13のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードは、その第1導電型および第2
    導電型の不純物拡散層の不純物濃度を制御することによ
    って、ツェナー電圧が前記ドレイン領域でのスナップバ
    ック電圧より低く設定される、半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項7〜14のいずれかにおいて、 前記ツェナーダイオードを構成する第2導電型の不純物
    拡散層は、その不純物濃度が前記ドレイン領域より低く
    設定される、半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 (a)第1導電型の第1領域に不純物
    をドープして、ツェナーダイオードための、第1導電型
    および第2導電型の不純物拡散層を形成する工程、 (b)前記第1領域上に、ゲート絶縁層を介在させてゲ
    ート電極を形成する工程、 (c)前記ゲート電極の側面にサイドウォール絶縁層を
    形成する工程、 (d)ソース領域およびドレイン領域を構成するための
    第2導電型の不純物拡散層を形成する工程、および (e)少なくとも前記ソース領域およびドレイン領域を
    構成する前記不純物拡散層の表面にシリサイド層を形成
    する工程、を含み、 (f)前記工程(b)および(c)において、前記ツェ
    ナーダイオードが形成される領域上に、前記ゲート絶縁
    層と同時に形成される絶縁層、前記ゲート電極と同時に
    形成される導電層、および前記サイドウォール絶縁層と
    同時に形成される絶縁層を含むプロテクト層が形成さ
    れ、該プロテクト層によって前記ツェナーダイオードの
    第2導電型の不純物拡散層が覆われる、半導体装置の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 請求項16において、 前記工程(d)において、さらに、前記ドレイン領域と
    電気的に分離された状態で第2導電型の不純物拡散層が
    形成され、該不純物拡散層によってバイポーラトランジ
    スタのエミッタ領域が構成される、半導体装置の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項16または17において、 前記工程(e)において、さらに、前記エミッタ領域を
    構成する第2導電型の不純物拡散層の表面にシリサイド
    層が形成される、半導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項16〜18のいずれかにおい
    て、 前記ツェナーダイオードは、その第1導電型および第2
    導電型の不純物拡散層の不純物濃度を制御することによ
    って、ツェナー電圧が前記ドレイン領域でのアバランシ
    ェブレークダウン電圧より低く設定される、半導体装置
    の製造方法。
  20. 【請求項20】 請求項16〜19のいずれかにおい
    て、 前記ツェナーダイオードは、その第1導電型および第2
    導電型の不純物拡散層の不純物濃度を制御することによ
    って、ツェナー電圧が前記ドレイン領域でのスナップバ
    ック電圧より低く設定される、半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項16〜20のいずれかにおい
    て、 前記ツェナーダイオードを構成する第2導電型の不純物
    拡散層は、その不純物濃度が前記ドレイン領域より低く
    設定される、半導体装置の製造方法。
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