JP2001106438A - ポリエステルフィルムロール及びその梱包体 - Google Patents

ポリエステルフィルムロール及びその梱包体

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JP2001106438A JP28335199A JP28335199A JP2001106438A JP 2001106438 A JP2001106438 A JP 2001106438A JP 28335199 A JP28335199 A JP 28335199A JP 28335199 A JP28335199 A JP 28335199A JP 2001106438 A JP2001106438 A JP 2001106438A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ポリエステルフィルムロール及び
その梱包体に関し、特にフォトレジスト用ポリエステル
フィルムにおいてフォトレジストによるパターン形成時
に著しく画像品質を損ねる原因となる、ポリエステルフ
ィルムロールの輸送時及び経時的な皺の発生の抑制に対
して有用なポリエステルフィルムロール及びその包装体
を提供する。 【解決手段】 円筒状のコアを軸として、該コアの外周
面にポリエステルフィルムを巻き回してなるフィルムロ
ールであって、前記コアの軸方向曲げ強度が22kg/
mm2以上、軸方向曲げ弾性率が1500kg/mm2
上であり、かつフィルムロールの巻き密度が1.350
〜1.380g/cm3であることを特徴とするポリエ
ステルフィルムロール。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルフィ
ルムロール及びその梱包体に関し、特にフォトレジスト
用ポリエステルフィルムにおいてフォトレジストによる
パターン形成時に著しく画像品質を損ねる原因となる、
ポリエステルフィルムロールの輸送時及び経時的な皺の
発生の抑制に対して有用なポリエステルフィルムロール
及びその包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】工業的生産の場において、一般にポリエ
ステルフィルムは広幅サイズのまま一旦巻き上げ、顧客
の要求サイズに応じて小幅サイズに複数本スリットし、
巻き取り用の円筒状のコアに再度巻きあげることが行わ
れている。また、用途により、幅、長さ、厚みなど要求
されるサイズ多様であるが、なかでも、フォトレジスト
用の場合、他の用途と比べ、スリット後のフィルムロー
ルはロール幅が1000〜1700mmと大きく、巻き
長も10000m以上と長い。そのため、フィルムロー
ルの重量が300〜800kg/本と非常に重いという
特徴がある。さらに、従来のフィルムロールは、梱包方
法として、フィルムロール幅より長い、両端が開いた筒
状の包装用フィルム内にフィルムロールを収容してカバ
ーし、余った包装用フィルムの両端部をそれぞれコア内
に押し込み、フィルム巻き取り部分から突き出したコア
の両端部にフィルムロールの端部よりも大きい側板をか
ませた後、プラスチックキャップ等により側板を固定し
て、該側板によりフィルムロールの外周面が直接架台に
接触せず宙吊り状態となるよう保持していた。
【0003】上記のような場合、フィルムロールの保持
は、コアの両端部の2点のみで行われている。従来から
使用されてきた弾性率の低い塩化ビニル樹脂製コアや紙
管では、フォトレジスト用ポリエステルのフィルムロー
ルの場合、保管時または輸送時に、ロールフィルムの自
重によりコアが撓み、その結果フィルムの一部に加重が
かかって変形し、フィルムの平面性が悪化していた。
【0004】また、フォトレジスト用ポリエステルのフ
ィルムロールの場合、保管時または輸送時におけるフィ
ルムの巻きずれも問題となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、円筒
状のコアを軸として、該コアの外周面にポリエステルフ
ィルムを巻き回してなるフィルムロールにおいて、フィ
ルムロールの保管時及び/又は輸送時におけるコア変形
によるフィルムの平面性悪化を防止し、さらにフィルム
の巻きずれの発生も防止されたポリエステルフィルムロ
ール、およびその梱包体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、円筒状のコア
を軸として、該コアの外周面にポリエステルフィルムを
巻き回してなるフィルムロールであって、前記コアの軸
方向曲げ強度が22kg/mm2以上、軸方向曲げ弾性
率が1500kg/mm2以上であり、かつフィルムロ
ールの巻き密度が1.350〜1.380g/cm3
あることを特徴とするポリエステルフィルムロールであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のポリエステルフィルムロ
ール(本明細書においてはフィルムロールと略すること
もある。)は円筒状のコアを軸として、該コアの外周面
にポリエステルフィルムを巻き回して構成されている。
【0008】本発明に使用される円筒状のコアは、軸方
向曲げ強度が22kg/mm2以上で、軸方向曲げ弾性
率が1500kg/mm2以上であることが必要であ
る。すなわち、軸方向の曲げ強度が22kg/mm2
上で、軸方向曲げ弾性率が1500kg/mm2以上の
高強度・高弾性のコアを使用することにより、フィルム
自重や輸送時の上下動によるコアのたわみを抑え、フィ
ルムロールに皺が入るのを抑制することができる。
【0009】さらに、コアの軸方向曲げ強度は、25〜
100kg/mm2であるのが好ましく、30〜100
kg/mm2であるのが特に好ましい。コアの軸方向曲
げ強度が22kg/mm2未満では、経時的な皺や輸送
時での皺が発生しやすくなり、フィルムの平面性が悪化
する。また、100kg/mm2を超えると、フィルム
平面性の悪化防止効果への影響が小さくなり、コストが
上昇しやすい。
【0010】コアの軸方向曲げ弾性率は、1750〜1
0000kg/mm2であるのが好ましく、2000〜
10000kg/mm2であるのが特に好ましい。コア
の軸方向曲げ弾性率が1500kg/mm2未満では、
特に経時的な皺が発生しやすくなる。また、10000
kg/mm2を超えると、フィルム平面性の悪化防止効
果への影響が小さくなり、コストが上昇しやすい。
【0011】本発明に使用するコアを構成する素材とし
ては、上記の軸方向曲げ強度および軸方向曲げ弾性率を
満足すれば特に限定されないが、例えば、無機繊維で強
化したプラスチック樹脂(FWP)からなるものが挙げ
られる。前記無機繊維としては、ガラス繊維やカーボン
繊維などの単体、及びこれらの混合物が挙げられる。な
かでも、カーボン繊維を使用したものは、プラスチック
樹脂の曲げ強度及び曲げ弾性率が大きくなり好適であ
る。またベースとなるプラスチック樹脂としては、例え
ば、ポリエステル樹脂、耐熱エポキシ樹脂などが挙げら
れる。さらに、コアの表面を熱可塑製樹脂、エポキシ導
電樹脂、アクリル系塗料などで被覆するなど、他の構成
を組み合わせても良い。
【0012】本発明において、使用されるポリエステル
フィルムは、特に限定されず、通常一般に使用されるポ
リエステルフィルムであれば、本発明の作用が効果的に
発現する。このようなポリエステルフィルムの主材とな
るポリエステル系樹脂としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレートなどの芳香族ジカルボン酸類とジオール類と
を構成成分とする芳香族線状ポリエステル、脂肪族ジカ
ルボン酸類とジオール類とを構成成分とする脂肪族線状
ポリエステル、およびそれらの共重合体などのポリエス
テルから主としてなるポリエステル系樹脂が挙げられ
る。上記ポリエステル系樹脂は単独で使用されていて
も、2種以上を混合して使用されていてもよい。
【0013】本発明において、上記ポリエステルフィル
ムは、製造方法も特に限定されず、通常一般に使用され
る方法を用いて製造されるものであって良い。また、上
記ポリエステルフィルムは、二軸配向されたものである
場合に、特に本発明の作用が効果的に発現する。二軸配
向方法については、特に限定されず、通常一般に使用さ
れる二軸延伸方法等を用いたものであって良い。また、
樹脂層など他層を積層した多層フィルムである場合に
は、未延伸フィルムあるいは一軸延伸フィルムの少なく
とも一方の面に、後述のように樹脂層を積層後、更に延
伸するなどの方法により配向性を付与したものであって
も良い。
【0014】さらに、本発明において、上記ポリエステ
ルフィルムは、厚みも特に限定されず、ポリエステルフ
ィルムを構成する素材や、ポリエステルフィルムあるい
は本発明のフィルムロールの所望の物性等に応じて適宜
設定される。
【0015】上記ポリエステルフィルムは、単層であっ
ても他層を積層した多層フィルムであってもよい。
【0016】本発明において、上記コアを軸として、該
コアの外周面に上記ポリエステルフィルムを巻き回す方
法は、フィルムロールが後述のような巻き密度を有する
ことが可能であれば特に限定されず、通常一般の巻き取
り方法を使用することができる。
【0017】本発明のフィルムロールの巻き密度は、
1.350〜1.380g/cm3である必要があり、
好ましくは1.360〜1.380g/cm3であるの
がよく、特に好ましくは1.365〜1.380g/c
3であるのがよい。本発明のフィルムロールは従来の
フィルムロール(巻き密度:1.380を超え、1.3
85g/cm3以下程度)よりも低く、上記範囲の巻き
密度とすることにより、輸送時の振動や経時的なフィル
ムの自重によるコアのたわみに起因するフィルム表面の
皺発生を防止することができ、さらに一時的にフィルム
が寄って皺状になった場合でも、フィルム間の空気層が
厚いことにより、元の平面状態に回復することができ
る。また、巻き密度が1.350g/cm3以上である
ことにより、フィルムロールを形成した後、フィルムロ
ールの端面のずれが大きくなり格落ちとなることによる
製品収率の低下を防止できる。
【0018】上記フィルムロールは、輸送や保管のた
め、さらに梱包体とすることにより、輸送時の振動やフ
ィルムの自重によるコアのたわみに起因する皺が発生し
てフィルムの平面性が悪化するのを効果的に防止でき
る。
【0019】梱包体の構成は特に限定されず、本発明の
フィルムロールを、後述のような架台(保持手段)によ
り、ポリエステルフィルムの外周面に架台が接触しない
よう、コア両端部の2箇所のみを保持する方法も挙げら
れるが、好ましくは、フィルムロールの、巻き回したポ
リエステルフィルムの外周面全面にさらに衝撃吸収用ク
ッション材を少なくとも1重以上に巻き回す方法がよ
く、さらに好ましくは、後述のような架台(保持手段)
により、外周面に衝撃吸収用クッション材を少なくとも
1重以上に巻き回したフィルムロールのコア両端部を保
持し、かつフィルムロール最下部における前記衝撃吸収
用クッション材の外周面の幅方向の一部または全部とが
架台に接触するように保持するのがよい。
【0020】上記衝撃吸収用クッション材とは、フィル
ムロールの輸送時やフィルムの自重により発生する衝撃
・振動を吸収緩和することを目的とするものである。衝
撃吸収用クッション材を形成する素材や、その構成は、
上記目的の機能を有するものであれば特に限定されず、
例えば、発泡ポリエチレンシート、発泡ポリスチレンシ
ート、エアーキャップシート、発泡ポリウレタンシー
ト、ゴムシートなどが挙げられ、これらを組み合わせた
ものであっても良い。
【0021】さらに、巻き回したポリエステルフィルム
の外周面にさらに衝撃吸収用クッション材を巻き回す方
法も特に限定されず、例えば、図1に示される梱包体A
のように、上記フィルムロール(図1中、符号2で示さ
れる)を、フィルムロール幅より長い、一般にブルーフ
ィルムと呼ばれる両端が開いた筒状の包装用フィルム
(図1中、符号3で示される)内にフィルムロールを収
容してカバーし、余った包装用フィルムの両端部をそれ
ぞれフィルムロールのコア(図1中、符号1で示され
る)内(円筒状空洞部)に押し込み、ポリエステルフィ
ルム(図1中、符号2aで示される)巻き取り部分から
突き出したコアの両端部にコアキャップ(図1中、符号
4で示される)等を取り付けた上で、さらにその外周面
に衝撃吸収用クッション材(図1中、符号5で示され
る)を全面に一重あるいは多重に巻き回して梱包体とす
る方法が挙げられる。なお、この際、コア内部にシリカ
ゲルなどの乾燥剤を収容し、粘着テープ等で固定するな
どしても良い。
【0022】上述のように衝撃吸収用クッション材をフ
ィルムロールの外周面全面に巻き回すことにより、輸送
時や保管時にはフィルムロールの自重が梱包体の最下部
全幅で支持され、フィルムロールの自重や輸送時の振動
などによるコアのたわみの発生を抑え、ポリエステルフ
ィルム表面に皺が発生することを防止でき、しかも振動
や衝撃などの外部からの力は衝撃吸収用クッション材に
より緩和されるため、ポリエステルフィルム表面が損傷
することも防止できる。
【0023】さらに、衝撃吸収用クッション材をフィル
ムロールの外周面全面に巻き回した上で、フィルムロー
ルのコア両端部を保持し、かつフィルムロール最下部に
おける前記衝撃吸収用クッション材の外周面の幅方向の
一部または全部と接触してフィルムロールを保持する保
持手段を有するのが好ましいが、上記保持手段の構成は
特に限定されず、例えば図2、図3に示される梱包体B
のような、架台6が挙げられる。図1に示される梱包体
Aを、さらに、フィルム巻き取り部分から突き出したコ
アの両端部を架台(図2,3中、符号6で示される)両
側面のU字部(図2,3中、符号11で示される)によ
り載架し、また、梱包体Aの外周面の衝撃吸収用クッシ
ョン材を、その最下部の幅方向全部が、架台底部(図
2,3中、符号12で示される)の上面と接触とするよ
うに載置して、フィルムロールがコア両端部および最下
部の幅方向全部によって保持されるようにする方法が挙
げられる。
【0024】上述のようにフィルムロールを保持するこ
とにより、フィルムロールの自重が分散され、フィルム
ロールの自重や輸送時の振動などによるコアのたわみの
発生を抑え、ポリエステルフィルム表面への皺発生防止
効果がさらに強化される。なお、上記のようなフィルム
ロールの保持方法においては、衝撃吸収クッション材の
下部を架台底部上面と接触させる際に、フィルムロール
と架台底部との間の衝撃吸収クッション材が変形し、フ
ィルムロールの自重の一部を支持させることが必要であ
る。このためには、フィルムロールの巻き上がり径に応
じて、衝撃吸収クッション材の厚みを設定する、あるい
は予め架台底部から架台側面のコア保持部(図3中のU
字部など)までの距離を調整可能にし、距離を設定する
などの手段を有することが好ましい。
【0025】なお、衝撃吸収用クッション材の外周面と
接触してフィルムロールを保持する保持手段は、一部が
衝撃吸収用クッション材の外周面最下部の幅方向一部と
接触する構造であっても良いが、好ましくは上記梱包体
Bのように全部と接触する構成であるのがフィルムロー
ルの自重が広範囲に分散されてよい。
【0026】架台を形成する素材、およびその構成は上
記作用が可能であれば特に限定されず、素材としてはス
チールなどが挙げられる。
【0027】本発明のポリエステルフィルムロールおよ
びポリエステルフィルムロール梱包体は、コアの外周面
に巻き回すポリエステルフィルムがフォトレジスト用ポ
リエステルフィルムである場合に特に好適である。
【0028】以下に、本発明を試験例および実施例によ
ってさらに詳細に説明する。なお、本発明はこれらによ
って限定されるものではない。 試験例 1.試験方法 (1)コアの軸方向曲げ強度 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体において、フィル
ムロールに使用したコアの軸方向曲げ強度をJIS−K
7055に準じて測定した。
【0029】(2)コアの軸方向弾性率 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体において、フィル
ムロールに使用したコアの軸方向弾性率をJIS−K7
055に準じて測定した。
【0030】(3)フイルムロールの巻き密度 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体において、巻き取
り後のフィルムロールの重量(A、単位:kg)、及び
使用したコアの重量(B、単位:kg)より、フィルム
自重(C、単位:kg)を下記(I)式より算出した。 C=A−B 式(I) また、巻き取り後のフィルムロールの外周をメジャーで
幅方向に10点測定した平均値(D、単位:mm)、及
びフィルムロール幅(E、単位:mm)として、下記
(II)式からフィルムロールの体積(F、単位:m
3)を算出した。さらに、同様の手順で、コア外周の
平均値(G、単位:mm)、及びコアの幅(H、単位:
mm)からコアの体積(J、単位:mm3)を求め、巻
き取り後のフィルムロールにおけるフィルム体積(K、
単位:mm3)を、下記(III)式から算出した。 F=D2×E/4π 式(II) K=F−J=(D2×E−G2×H)/4π 式(III) 上記値を用い、フィルムの巻き密度(L、単位:g/c
3)を下記(IV)式より算出した。 L=(C/K)×106 式(IV)
【0031】(4)フィルムロールの巻きずれ 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体において、フィル
ムロールのスリット端面のずれ幅を、JIS1級定規を
用いて測定し、下記の基準の基づいて評価した。 ○: ロール端部が揃っており、端部ずれが3mm以下 ×: ロール端部が不揃いで、端部のずれが4mm以上
【0032】(5)ポリエステルフィルムの平面性 (5−1)経時皺 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体を、屋内倉庫(保
存環境:温度35℃以下、湿度95%RH以下)に1ヶ
月保管した後、使用されているフィルムロール表層にポ
リエステルフィルム(フィルム)の変形を伴う皺(経時
皺)の発生を下記の基準に基づいて目視にて評価した。
前記フィルムの変形とは、フィルムが折れたり、部分的
に伸ばされたりしている状態を意味する。○以上であれ
ば、実用上問題はない。 ◎:フィルムロール表層にフィルムの変形を伴う皺がな
い ○:フィルムロール表層にフィルムの変形を伴う浅い皺
が数本ある ×:フィルムロール表層にフィルムの変形を伴う深い皺
がある
【0033】(5−2)輸送皺 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体を、トラック進行
方向に直角に積み、一般道路を500km輸送した後
に、使用されているフィルムロール表層にポリエステル
フィルムの変形を伴う皺(輸送皺)の発生を下記の基準
に基づいて目視にて評価した。前記フィルムの変形と
は、フィルムが折れたり、部分的に伸ばされたりしてい
る状態を意味する。○以上であれば、実用上問題はな
い。 ◎:ロール表層にフィルムの変形を伴う皺がない ○:ロール表層にフィルムの変形を伴う浅い皺が数本あ
る ×:ロール表層にフィルムの変形を伴う深い皺がある
【0034】(6)フォトレジスト用としてのポリエス
テルフィルムの実用特性 (6−1)印刷配線回路基板の回路欠陥 フォトレジストフィルムの作製 実施例1、2、比較例1〜5の梱包体から、ポリエステ
ルフィルムを引き出し、フォトレジストフィルムを常法
により作製した。すなわち、上記ポリエステルフィルム
を基材として、フォトレジスト層を基材の樹脂層形成面
と反対側の面にネガ型感光性樹脂からなるフォトレジス
ト層をコーティング法により形成し、フォトレジストフ
ィルムを作製した。
【0035】回路の欠陥評価 上記で作成したフォトレジストフィルムを用いて、印
刷配線回路基板を製造し、該印刷配線回路における欠陥
を下記の基準に基づいて目視で評価した。 ◎:回路の欠陥は見られない。 ○:まれに回路の欠陥が見られるが、実用上問題ない。 ×: 回路の欠陥発生があり、実用上支障がある。
【0036】(6−2)フォトレジスト層の解像度 上記(6−1)ので作製したフォトレジストフィルム
を用いて、印刷配線回路基板を製造し、該印刷配線回路
製造時のフォトレジスト層の解像度を下記の基準に基づ
いて目視で評価した。 ◎:解像度が非常に高く、鮮明な回路が得られる ○:解像度がやや劣り、線が多少太くなる等の現象が見
られるが、実用上問題ない ×:解像度が劣り、高密度の回路には使用できない
【0037】2.試験結果 上記試験(1)〜(3)の結果を表1に、(4)〜
(6)の結果を表2に示す。
【0038】
【実施例】実施例1、2、比較例1〜5 (1)ポリエステルフィルムの製造 平均粒径1.5μmの凝集体シリカ粒子をポリエステル
に対し80ppm含有するポリエチレンテレフタレート
を、常法に従って乾燥、溶融押出し、冷却固化して未延
伸フィルムを得た。該未延伸フィルムを周速の異なる8
5℃の一対のロール間で縦方向に3.5倍延伸して一軸
延伸フィルムを得た。さらに、水分散性ポリエステル系
樹脂(東洋紡(株)製、バイロナール)100重量部
に、平均粒径2.5μmの凝集体シリカ粒子を水分散性
ポリエステル系樹脂に対して1重量%、平均粒径0.0
4μmの乾式法シリカ粒子を水分散性ポリエステル系樹
脂に対して8重量%、さらには帯電防止剤としてラウリ
ルジフェニルエーテルジスルホネートを水分散性ポリエ
ステル系樹脂に対して10重量%となるよう配合し、水
1200重量部、エチルアルコール800重量部を加え
て希釈して、さらに40℃で48時間放置して樹脂層形
成用の塗布液を得た。該塗布液を上記一軸延伸フィルム
の片面にグラビヤ方式で塗布し、70℃の熱風で乾燥
し、次いでテンターにより98℃で横方向に3.5倍延
伸した後、更に200〜210℃で熱固定して、樹脂層
を有する、厚さ16μmの二軸延伸された広幅のポリエ
ステルフィルムを得た。
【0039】(2)梱包体の作製 得られた広幅のポリエステルフィルムを製品幅が157
0mmとなるよう複数本スリットし、表1に記載の軸方
向曲げ強度及び軸方向弾性率を有する幅1642mmの
プラスチックコア(FWP製)に、表1に記載の巻き密
度となるように巻取り速度パターン、コンタクトロール
の面圧、硬度などを調整しながらフィルムを12000
m巻き取り、フィルムロールを得た。次いで、得られた
フィルムロールを表1に示すように、実施例1、比較例
1、2、4、5は、衝撃吸収用クッション材を使用せず
に、図3に示される架台6と同様の架台によってフィル
ムロールのコアの両端部2箇所のみを保持した梱包体と
し、実施例2,比較例3は、発泡ポリエチレン(低密度
製)からなる衝撃吸収用クッション材((株)JSP
製、農業用ミラマット#220)により図1に示される
のと同様にフィルムロールの外周面全体を一重に巻き回
し、さらに図3に示される架台6と同様の架台によって
図2に示されるのと同様にフィルムロールの最下部全幅
及びコアの両端部2箇所を保持した梱包体とした。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムロールお
よびその梱包体は、特定の軸方向曲げ強度および軸方向
曲げ弾性率を有するコアを用い、かつフィルム巻き密度
を特定範囲とすることにより、保管時または輸送時に、
ロールフィルムの自重によりコアが撓んでフィルムの一
部に加重がかかって変形し、経時的な皺や輸送時の振動
による輸送皺が発生してフィルムの平面性が悪化するの
を防止でき、フィルムロールの巻きずれも小さい。さら
にフィルムロールの自重を分散させる梱包体構成にする
ことにより、一層フィルムの平面性の悪化を防止でき
る。そのため、本発明のポリエステルフィルムロール、
あるいは梱包体中のフィルムロールのポリエステルフィ
ルムを使用してフォトレジストフィルムを作製し、印刷
配線回路基板を製造した場合、解像度の高いフォトレジ
ストフィルムを得ることができ、印刷配線回路基板の回
路の欠陥も少なくなる。従って、本発明のポリエステル
フィルムロール及びその梱包体は、特にフォトレジスト
用ポリエステルフィルムに対し好適であるが、コストダ
ウンのためにフィルムロールの倍長化や広幅化など1本
当たりのロール重量が重い場合にも十分対応することが
できるなど、他の用途にも有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリエステルフィルムロールの梱包体
の実施形態の一例を示す幅方向からの断面図である。
【図2】本発明のポリエステルフィルムロールの梱包体
の実施形態の他の例を示す幅方向からの断面図である。
【図3】図2の梱包体の側面図(コア端部方向から見た
図)である。
【符号の説明】
1 コア 2 ポリエステルフィルムロール 3 ブルーフィルム(包装用フィルム) 4 プラスチックキャップ 5 衝撃吸収用クッション材 6 架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 主積 大阪府大阪市北区堂島浜2−2−8 東洋 紡績株式会社本社内 (72)発明者 神田 弘治 福井県敦賀市東洋町10番24号 株式会社日 本マグファン敦賀工場内 (72)発明者 松本 晃治 福井県敦賀市東洋町10番24号 株式会社日 本マグファン敦賀工場内 Fターム(参考) 2H025 AA00 AA04 AB11 AB13 AB15 DA40 3E037 AA04 BC01 3E066 AA21 CA01 3F058 DA04 MA08 4F100 AA20 AK04C AK12C AK41B AK42 AK51C AR00C BA02 BA03 BA07 BA10A BA10C CA22 DA11 DA11A DH02A DJ01C EJ38 GB27 GB43 GB90 JA13B JK04A JK07A JK10C JK11C JL04 YY00A YY00B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のコアを軸として、該コアの外周
    面にポリエステルフィルムを巻き回してなるフィルムロ
    ールであって、前記コアの軸方向曲げ強度が22kg/
    mm2以上、軸方向曲げ弾性率が1500kg/mm2
    上であり、かつフィルムロールの巻き密度が1.350
    〜1.380g/cm3であることを特徴とするポリエ
    ステルフィルムロール。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステルフィルムがフォトレジ
    スト用ポリエステルフィルムであることを特徴とする請
    求項1記載のポリエステルフィルムロール。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のポリエステルフ
    ィルムロールの巻き回した前記ポリエステルフィルムの
    外周面全面にさらに衝撃吸収用クッション材を少なくと
    も1重以上に巻き回してなることを特徴とするポリエス
    テルフィルムロール梱包体。
  4. 【請求項4】 前記ポリエステルフィルムロールのコア
    両端部を保持し、かつポリエステルフィルムロール最下
    部における前記衝撃吸収用クッション材の外周面の幅方
    向の一部または全部と接触してポリエステルフィルムロ
    ールを保持する保持手段を有することを特徴とする請求
    項3記載のポリエステルフィルムロール梱包体。
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