JP2007084121A - 積載台およびシート状物包装構造 - Google Patents

積載台およびシート状物包装構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 シート束が片当りによって局所的な衝撃を受けて品質面での不具合が生じることを防止できる積載台およびシート状物包装構造の提供
【解決手段】シート状物を厚さ方向に積層したシート束が積載される積載台であって、前記シート束が載置され、または凭せ掛けられる積載面に、前記シート束を積載した状態で平面状態を保持する硬質板を配置した積載台、前記積載台を有するシート状物包装構造。
【選択図】 図1

Description

本発明は、積載台およびシート状物包装構造に関し、特に、シート束を積載したときにシート束との間に片当りが生じてシート束が局所的な衝撃を受けることのない積載台および前記積載台を有するシート状物包装構造に関する。
平版印刷版を荷扱いする場合、荷扱いの回数を減らして運搬や保管を低コストで行なうとともに、運搬や保管中の平版印刷版の変形や損傷を防止すべく、多数枚の平版印刷版を厚さ方向に積層して平版印刷版束を構成し、前記平版印刷版束を必要に応じてアルミクラフト紙などの遮光梱包材で梱包してパレットやスキッドなどの積載部材に積載し、梱包することが一般的に行なわれてきた。
このような梱包構造の一例としては、水平面に対して傾斜した載置面と、前記載置面に対して直交する背凭れ面とを有する椅子状の積載台に平版印刷版束を載置し、更に前記平版印刷版束に端板を載置して前記端板と前記積載部材の背板との間にベルトを巻き掛けて平版印刷版束を拘束した特許文献1に記載の梱包構造がある。
特許第2873463号公報
しかしながら、前記積載台において、背凭れ面や載置面に凹凸があると、平版印刷版束との間に片当りが生じるので、平版印刷版束は、輸送中や荷役中に局所的な衝撃を受け、品質面での不具合が生じる。
積載台の背凭れ面や載置面の平面性を向上させ、完全な平面とすることにより、このような品質面での不具合は回避できるが、積載台に精度の高い平面加工を施すと高額な費用が発生する。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたものであり、積載台の積載面に高度な平面性加工を施すことなく、積載された平版印刷版束などのシート束が片当りによって局所的な衝撃を受けて品質面での不具合が生じることを防止できる積載台およびシート状物包装構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、シート状物を厚さ方向に積層したシート束が積載される積載台であって、前記シート束が載置され、または凭せ掛けられる積載面に、前記シート束を積載した状態で平面状態を保持する硬質板を配置してなることを特徴とする積載台に関する。
積載台を何度も繰り返し使用すると、シート束との接触で積載面が粗くなり、凹凸が生じる。この凹凸がシート束との片当りの原因になり、シート束に品質故障を生じさせる。
前記積載台においては積載面に硬質板を配置することにより、積載面に凹凸が生じた状態においても、シート束と接触する面の平面性が確保され、積載台とシート束との間に片当りが生じることが防止される。したがって、片当りに起因するシート状物の品質故障も防止できる。また、表面に凹凸が生じた載置面に高度な平面加工を施して前記凹凸を除去する必要がないから、高額な費用が発生することもない。更に、繰り返しの使用によって硬質板の表面が荒れたり、シート束からの衝撃で硬質板が変形したりして硬質板の表面に凹凸が生じたときは、硬質板だけを新たなものに交換すればよいから、安価である。
請求項2に記載の発明は、前記積載台は、シート束が縦方向に積載されるとともに、前記積載台が有する積載面が、前記シート束が凭せ掛けられる背凭れ面と、前記背凭れ面に向かって水平面に対して下向きに傾斜してなるとともに、前記シート束が実質的に立てた状態で載置される載置面とからなり、前記硬質板は前記背凭れ面および載置面の何れかまたは両方に配置されてなる請求項1に記載の積載台に関する。
椅子型の積載台においては、背凭れ面や載置面に凹凸があると、輸送中や荷役中の衝撃によってシート束の側面や表側面、裏側面に損傷が生じることがある。
しかし、前記積載台においては、背凭れ面および載置面の少なくとも一方に硬質板を配置しているから、シート束の側面や表側面、裏側面に損傷が生じることが防止される。
請求項3に記載の発明は、前記背凭れ面および載置面の一方に硬質板が、他方に緩衝性を有する緩衝シートが配置されてなる請求項2に記載の積載台に関する。
前記積載台においては、前記背凭れ面および載置面のうち、緩衝シートを配置した側においても、前記背凭れ面や載置面の凹凸は前記緩衝シートで吸収されるから、前記凹凸によるシート束の損傷を防止できる。
請求項4に記載の発明は、前記積載面が水平面であって前記シート束が前記積載面に水平に載置される請求項1に記載の積載台に関する。
前記積載台には、シート束が水平に載置されるから、積載面に凹凸があれば、シート束の前記積載面に接する側の面に損傷が生じる可能性がある。
しかしながら、前記積載台においては、積載面に硬質板が配置されているから、積載面に凹凸が生じた状態においても、シート束と接触する面の平面性が確保され、積載台とシート束との間に片当りが生じることが防止される。
請求項5に記載の発明は、前記硬質板と前記積載面との間に緩衝性を有する緩衝シートが配置されてなる請求項1〜4の何れか1項に記載の積載台に関する。
前記積載台においては、前記積載面に配置された緩衝シートは硬質板で保護されているから、シート束が緩衝シートに直接接触することがない。したがって、シート束と繰り返し接触することによって緩衝シートの表面が粗くなることが防止される。また、輸送中や荷役中にシート束に加わる衝撃は、前記緩衝シートによって吸収されるから、輸送中や荷役中の衝撃によってシート束が損傷することが更に効果的に防止される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の積載台と、シート状物を厚さ方向に積層してなり、前記積載台の積載面に積載されたシート束とを有するシート状物包装構造に関する。
前記シート状物包装構造においては、積載台の積載面に硬質板が配置されているから、積載面に凹凸が生じた状態においても、シート束と接触する面の平面性が確保され、積載台とシート束との間に片当りが生じることが防止される。したがって、片当りに起因するシート状物の品質故障も防止できる。
請求項7に記載の発明は、前記シート状物が平版印刷版であり、前記シート束は平版印刷版束である請求項6に記載のシート状物包装構造に関する。
前記シート状物包装構造は、本発明のシート状物包装構造を平版印刷版束の包装に適用した例である。
前記シート状物包装構造によれば、積載台における積載面に凹凸が生じた状態においても、平版印刷版束と接触する面の平面性が確保され、積載台と平版印刷版側との間に片当りに起因する平版印刷版束の品質故障を効果的に防止できる。
以上説明したように本発明によれば、積載されたシート束が片当りによって局所的な衝撃を受けて品質面での不具合が生じることを防止できる積載台およびシート状物包装構造が提供される。
1.実施形態1
本発明に係るシート状物包装構造の一例である平版印刷版の包装構造体について以下に説明する。
図1〜図3に示すように、実施形態1に係る包装構造体100は、積載台2と、積載台2上に実質的に縦向きの状態で載置される平版印刷版束10と、平版印刷版束10を積載台2に拘束する2本の結束バンド8と、平版印刷版束10において夫々の結束バンド8が当接する側の端面に当てられる当て板6とを備えている。積載台2および平版印刷版束10は、夫々本発明のシート状物包装構造の備える積載台およびシート束に相当する。なお、当て板6における結束バンド8が当る部分には、帯状の補強片9が挿入されている。
図1〜図3に示すように、積載台2は、全体として椅子状に形成され、平版印刷版束10を載置する載置部22と、載置部22を下方から支持する台座部24とからなっている。
載置部22は、全体として略L字状に形成され、載置部22は、台座部24に対して傾斜している支持板22Aと、椅子の座面に相当する載置板22Bとからなる。支持板22Aは鉛直方向に対し、9〜15度傾斜し、載置板22Bは、支持板22Aに向って水平面に対して下向きに傾斜している。そして、支持板22Aと載置板22Bとにおける平版印刷版束10が接触する側の面が夫々背凭れ面20Aおよび載置面20Bとされている。背凭れ面20Aおよび載置面20Bにおける平版印刷版束10が当接する部分には、緩衝シート4が設けられている。
緩衝シート4上には硬質板5が配置されている。
台座部24は、載置部22の載置板22Bが固定される略長方形状の上板26と、同じく略長方形状の底板28と、上板26と底板28とを連結する角材状の脚部27とを備えている。脚部27は台座部24の奥行き方向Dに沿って互いに平行に3本設けられている。脚部27の間には、フォークリフトやハンドリフトのフォークを挿入するための空間29が形成されている。なお、脚部27として、角材状の部材の代りにブロック状の部材を用い、積載台2の正面からだけでなく、側面からもフォークリフトやハンドリフトのフォークが挿入できるようにしてもよい。
台座部24の底板28の下面には緩衝シート30が接着されている。緩衝シート4および30の厚さは1〜20cm程度が好ましい。
緩衝シート4および緩衝シート30としては、圧力に強く、所謂ヘタレが生じない点から、ポリエチレン発泡材の板材が好ましいが、他に天然ゴムやネオプレンゴム、ポリブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴムなどのジエン系ゴム、およびウレタンゴムやエチレンプロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン三元共重合体、ポリアミド系エラストマ、ポリオレフィン系エラストマ、ポリエステル系エラストマなどの各種熱可塑性エラストマの板材や発泡材などが挙げられる。更に、段ボールや片段ボールなども使用できる。
硬質板5としては、前記シート束を積載した状態で平面状態を保持するだけの剛性を有する金属板や合成樹脂板が挙げられ、具体的にはステンレス板やポリカーボネート板などが挙げられる。たとえば、ステンレス板としては厚さ1mmのものが使用でき、ポリカーボネート板としては厚さ2mmのものが使用できるが、必要な剛性が確保できるのであれば、前記厚さには限定されない。
硬質板5は、図3に示すように、背凭れ面20Aおよび載置面20Bの両方に設けられていてもよいが、図4に示すように載置面20Bのみに設けられていてもよく、また、図5に示すように背凭れ面20Aのみに設けられていてもよい。また、硬質板5は、単に緩衝シート4上に載置されていてもよいが、接着や両面テープ、面ファスナなどの手段で位置が移動しないように緩衝シート4上に固定または装着してもよい。特に面ファスナは、硬質板5を着脱可能に装着できるから好ましい。
平版印刷版束10は、平版印刷版を厚さ方向に積層したものであるが、平版印刷版のみを厚さ方向に積層したものであってもよく、平版印刷版と合紙とを交互に積層したものであってもよい。ここで、平版印刷版は、本発明のシート状物の一例である。更に、所定の枚数毎に積層された平版印刷版の上下に保護用厚紙を挿入してもよい。更に加えて、外部からの光線や温度、湿度の変化などから平版印刷版を保護できるように内装紙で平版印刷版束10を包装することが好ましい。内装紙としては、クラフト紙にアルミニウム箔を貼着し、必要に応じてポリエチレン樹脂などの防湿層や黒色ポリエチレン樹脂などの防湿・遮光層を設けたものが挙げられる。
平版印刷版束10を構成する平版印刷版としては、通常の可視光露光型の平版印刷版のほか、レーザ露光型の平版印刷版が挙げられる。
なお、包装構造体100においては、図6および図7に示すように、結束バンド8で平版印刷版束10を積載台2に拘束する代りに、ストレッチフィルム40で拘束してもよい。この場合、ストレッチフィルム40が本発明における拘束手段に相当する。
ストレッチフィルム40は、上端部が平版印刷版束10の上面に接触し、下端部が台座部24に達する高さを有し、中央部を平版印刷版束10の正面に接触させて両端を図7における矢印Lの方向に折り込んだときに、積載台2の支持板22Aの背面で両端が重なり合う程度の巾を有している。
ストレッチフィルム40は、伸縮性のある材料から形成されたフィルムであり、降伏点を超えない範囲で引張られると、一定値以上の収縮力で収縮する。ストレッチフィルム40としては、ポリエチレン樹脂やエチレン・プロピレン共重合体樹脂、エチレン・酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂などから形成された1軸または2軸延伸フィルムが使用される。ストレッチフィルム40としてLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)などの自己接着性フィルムを用いれば、粘着テープや接着剤、留め具などの固定手段を使用することなく端部を固定できる。
ストレッチフィルム40で平版印刷版束10を積載台2に拘束する手順は以下の通りである。
先ず、図7に示すように、平版印刷版束10を内装紙16で包装し、積載台2に載置する。なお、内装紙16は、上に説明した内装紙と同様の構成を有している。次に、平版印刷版束10を積載台2ごとストレッチフィルム40で巻回する。ストレッチフィルム40で巻回する回数は、図7に示すように1回のみでもよく、また、2回またはそれ以上であってもよい。平版印刷版束10と積載台2とを巻回するストレッチフィルム40は、図7に示すように枚葉状であってもよいが、ロール状のストレッチフィルム40で平版印刷版束10と積載台2とを必要な回数だけ巻回してもよい。これにより、図7に示されるように平版印刷版束10は積載台2に拘束される。
なお、平版印刷版束10を積載台2に拘束するのに、ストレッチフィルム40に代えて熱収縮性フィルムを用いてもよい。この場合は、熱収縮性フィルムで平版印刷版束10を積載台2ごと巻回し、熱収縮性フィルムの末端をテープ等の適宜の手段で固定したのち、前記熱収縮性フィルムに熱風を吹き付けて加熱して熱収縮させればよい。
実施形態1に係る包装構造体100においては、輸送中にトラックの荷台から伝わってくる振動や、荷役中にフォークリフトのフォークから伝わってくる振動は、緩衝シート4および緩衝シート30で遮断され、平版印刷版束10には伝達されない。
したがって、平版印刷版束10を立てた状態で積載台2上に載置しているにも係らず、振動によって平版印刷版が上下動して隣り合う平版印刷版同士が互いに擦れ合って製版面に傷が生じることが防止される。
また、背凭れ面20Aや載置面20Bに凹凸がある場合においても、前記凹凸は緩衝シート4によって吸収される。
更に、緩衝シート4に重ねて硬質板5を配置しているから、平版印刷版束10が載置される面の平面性が確保される。したがって、平版印刷版束10は、前記面と平面接触するから、片当りによって平版印刷版に品質故障が生じることが防止される。
したがって、レーザ刷版のように製版面が傷付き易い形態の平版印刷版を200〜2000枚程度の単位で包装して搬送するのに好適に使用される。
また、平版印刷版束10は縦向きの状態で積載台2に載置されているから、包装構造体100を開梱した後に平版印刷版を1枚づつ取り出すことが容易に行なえる。
なお、本実施形態1は、シート状物が平版印刷版である例について述べたが、枚葉状のシート状物であれば、平版印刷版には限定されず、たとえば、金属板を枚葉状の正方形、または長方形状に裁断した枚葉体シートの包装にも適用できる。
2.実施形態2
本発明に包含される平版印刷版の包装構造体の別の例について以下に説明する。
図8〜図10に示すように、実施形態2に係る包装構造体102は、積載台52と、積載台52上に実質的に水平に載置される平版印刷版束60と、平版印刷版束60を積載台2に拘束する3本の結束バンド58と、平版印刷版束60における結束バンド58が当接する側の端面に当てられる当て板56とを備えている。なお、当て板56における夫々の結束バンド58が当る部分には、帯状の補強片59が挿入されている。積載台52および平版印刷版束60は、夫々本発明のシート状物包装構造における積載台およびシート状物束に相当する。
積載台52は、略水平に配設され、平版印刷版束60が載置される保持台52Aと、保持台52Aの下面から下方に設けられた2つの脚部52Bとを備える。
保持台52Aの上面の中央部には、保持台52Aよりも一回り小さなスペーサ53が固定され、スペーサ53に緩衝シート54が貼付され、その上に硬質板55が配置されている。平版印刷版束60は、硬質板55上に載置される。硬質板55は、緩衝シート54に載置されていてもよいが、接着、両面粘着テープ、面ファスナなどの手段によって固定されていてもよい。特に面ファスナは、硬質板55を着脱可能に装着できる点で好ましい。
なお、緩衝シート54、硬質板55、および平版印刷版束60は、実施形態1における緩衝シート4、硬質板5、および平版印刷版束10と同様である。
実施形態2に係る包装構造体102においても、輸送中にトラックの荷台から伝わってくる振動や、荷役中にフォークリフトのフォークから伝わってくる振動は、緩衝シート54で遮断され、平版印刷版束60には伝達されない。
また、緩衝シート54に重ねて硬質板55を配置しているから、平版印刷版束10が載置される面の平面性が確保される。したがって、平版印刷版束10は、前記面と平面接触するから、片当りによって平版印刷版に品質故障が生じることが防止される。
したがって、振動によって平版印刷版が水平にズレ動いたり上下動したりして隣り合う平版印刷版同士が互いに擦れ合って製版面に傷が生じることが防止されるから、レーザ刷版のように製版面が傷付き易い形態の平版印刷版を200〜2000枚程度の単位で包装して搬送するのに好適に使用される。
更に、平版印刷版束60は、水平に載置されるから、需要者が、平版印刷版を水平に装入する形態の露光・製版装置を使用している場合には、開梱したそのままの状態で装入を行なえるという特長もある。
3.実施形態3
本発明に包含される平版印刷版の包装構造体の更に別の例について以下に説明する。
図11および図12に示すように、実施形態3に係る包装構造体104は、積載台72と、積載台72上に実質的に水平に載置される平版印刷版束80と、平版印刷版束80を積載台72に拘束する井桁状に配置された4本の結束バンド88と、平版印刷版束80における結束バンド88が当接する側の端面に当てられる当て板86とを備えている。積載台72および平版印刷版束80は、夫々本発明のシート状物包装構造における積載台およびシート状物束に相当する。
積載台72は、略長方形状の上板76と、同じく略長方形状の底板78と、上板76と底板78とを連結するブロック状の脚部77とを備えている。脚部77の間には、フォークリフトやハンドリフトのフォークを挿入するための空間79が形成されている。
上板76の中央部には、上板76よりも一回り小さなスペーサ73が固定され、その上に緩衝シート74が貼着されている。脚部77およびスペーサ73は段ボールなどの緩衝性材料で形成してもよい。緩衝シート74の上には硬質板75が配置されている。硬質板75は、ただ単に緩衝シート74に載置されていてもよいが、接着、両面粘着テープ、面ファスナなどの手段によって固定されていてもよい。特に面ファスナは、硬質板75を着脱可能に装着できる点で好ましい。
スペーサ73、緩衝シート74、硬質板75、および平版印刷版束80は、外光や温度、湿度の変化から保護すべく、遮光性の外装材82で巻回されている。なお、図11においては、スペーサ73、緩衝シート74、硬質板75、および平版印刷版束80の相対的位置関係が判るように、外装材82は恰も部分的に破れているように示されている。外装材82としては、たとえばクラフト紙や段ボールにポリエチレン層のような防水防湿層およびアルミニウム箔や黒色ポリエチレン層のような遮光層を設けたものが挙げられる。
なお、結束バンド88や当て板86を使用する代わりに、図12に示すように、積載台72に平版印刷版束80を載置し、次に、平版印刷版束80が荷崩れしないように、ストレッチフィルムや熱収縮性フィルムで積載台72および版印刷版束80を巻回してもよい。
緩衝シート74、硬質板75、および平版印刷版束80は、実施形態1における緩衝シート4、硬質板5、および平版印刷版束10と同様である。
本発明の積載台およびシート状物包装構造は、枚葉状のシート状物であれば、平版印刷版以外にも適用できる。
図1は、実施形態1に係る平版印刷版の包装構造体の構成を示す斜視図である。 図2は、図1に示す包装構造体における積載台と平版印刷版束との相対的な位置関係を示す斜視図である。 図3は、図1に示す包装構造体における積載台と平版印刷版束との相対的な位置関係を示す側面図である。 図4は、図1に示す包装構造体における積載台の別の例を示す側面図である。 図5は、図1に示す包装構造体における積載台の更に別の例を示す側面図である。 図6は、実施形態1に係る平版印刷版の包装構造体の別の例について構成を示す斜視図である。 図7は、積載台に平版印刷版束を載置してストレッチフィルムで巻回し、図6に示す包装構造体を形成する手順を示す分解斜視図である。 図8は、実施形態2に係る平版印刷版の包装構造体の構成を示す斜視図である。 図9は、図8に示す包装構造体における積載台と平版印刷版束との相対的な位置関係を示す斜視図である。 図10は、図8に示す包装構造体における積載台と平版印刷版束との相対的な位置関係を示す側面図である。 図11は、実施形態3に係る平版印刷版の包装構造体の構成を示す斜視図である。 図12は、実施形態3に係る包装構造体の別の例を示す斜視図である。
符号の説明
2 積載台
4 緩衝シート
5 硬質板
6 当て板
8 結束バンド
10 平版印刷版束
16 内装紙
20A 背凭れ面
20B 載置面
22 載置部
22A 支持板
22B 載置板
52 積載台
52A 保持台
52B 脚部
53 スペーサ
54 緩衝シート
55 硬質板
60 平版印刷版束
72 積載台
74 板状緩衝材
75 硬質シート
80 平版印刷版束
100 包装構造体
102 包装構造体
104 包装構造体

Claims (7)

  1. シート状物を厚さ方向に積層したシート束が積載される積載台であって、前記シート束が載置され、または凭せ掛けられる積載面に、前記シート束を積載した状態で平面状態を保持する硬質板を配置してなることを特徴とする積載台。
  2. 前記積載台は、シート束が縦方向に積載されるとともに、
    前記積載台が有する積載面は、前記シート束が凭せ掛けられる背凭れ面と、前記背凭れ面に向かって水平面に対して下向きに傾斜してなるとともに、前記シート束が実質的に立てた状態で載置される載置面とからなり、
    前記硬質板は前記背凭れ面および載置面の何れかまたは両方に配置されてなる
    請求項1に記載の積載台。
  3. 前記背凭れ面および載置面の一方に硬質板が、他方に緩衝性を有する緩衝シートが配置されてなる請求項2に記載の積載台。
  4. 前記積載面は水平面であって前記シート束は前記積載面に水平に載置される請求項1に記載の積載台。
  5. 前記硬質板と前記積載面との間に緩衝性を有する緩衝シートが配置されてなる請求項1〜4の何れか1項に記載の積載台。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の積載台と、シート状物を厚さ方向に積層してなり、前記積載台の積載面に積載されたシート束とを有するシート状物包装構造。
  7. 前記シート状物は平版印刷版であり、前記シート束は平版印刷版束である請求項6に記載のシート状物包装構造。
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