JP2008062957A - 包装形態 - Google Patents
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Abstract
【課題】輸送中や荷役時に平版印刷版がずれることを防止でき、品質故障を効果的に防止できる包装形態を提供する。
【解決手段】包装形態100は、平版印刷版Wを厚さ方向に積層して粘着シート12で結束した平版印刷版束11を、厚さ方向に1個または複数個積層した平版印刷版束群10と、平版印刷版束群10が載置される積載台2と、平版印刷版束群10を挟んで積載台2の背板22Aの反対側に配置され、平版印刷版束群10よりも広い幅で形成された端板4と、端板4を挟んで平版印刷版束群10の反対側に設けられ、平版印刷版束群10よりも狭い幅で形成されるとともに端板4の幅方向の略中央に配置されるブロック5と、ブロック5の位置で巻き付けることによって、積載台2と端板4とで平版印刷版束群10を挟み込んで拘束する布ベルト6と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】包装形態100は、平版印刷版Wを厚さ方向に積層して粘着シート12で結束した平版印刷版束11を、厚さ方向に1個または複数個積層した平版印刷版束群10と、平版印刷版束群10が載置される積載台2と、平版印刷版束群10を挟んで積載台2の背板22Aの反対側に配置され、平版印刷版束群10よりも広い幅で形成された端板4と、端板4を挟んで平版印刷版束群10の反対側に設けられ、平版印刷版束群10よりも狭い幅で形成されるとともに端板4の幅方向の略中央に配置されるブロック5と、ブロック5の位置で巻き付けることによって、積載台2と端板4とで平版印刷版束群10を挟み込んで拘束する布ベルト6と、を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は包装形態に係り、特に、輸送時や荷役時の振動や衝撃でシートに品質故障を生じさせることのない包装形態に関する。
平版印刷版を荷扱いする際、多数枚の平版印刷版を厚さ方向に積層して平版印刷版束を構成し、その平版印刷版束を必要に応じてアルミクラフト紙などの遮光梱包材で梱包してパレットやスキッドなどの積載部材に積載し、梱包することが一般的に行なわれている。このような包装形態を採用することによって、荷扱いの回数を減らして運搬や保管を低コストで行うことができるとともに、運搬や保管中の平版印刷版の変形や損傷を防止することができる。
特許文献1に記載の包装形態は、底板と底板に立設された背板とを有する椅子状の積載部材に平版印刷版束が載置され、その正面に端板が載置されるとともに、端板と背板にベルトが巻きかけられている。この包装形態によれば、平版印刷版束を背板と端板とで挟んで固定することができる。
特許第2873463号公報
特開平6−206612号公報
特開2001−139055号公報
ところで、従来の包装形態は、平版印刷版束と端板の幅寸法が異なる場合に、ベルトの結束力を強くしても輸送中に平版印刷版のずれが生じるおそれがあり、感光面や感熱面が損傷するという問題があった。特に近年広く使用されるレーザ露光型の平版印刷版は、それまでの平版印刷版に比較して製版面が弱いので、輸送時や荷役時の振動や衝撃で製版面が損傷を受けやすく、改善が求められていた。
上記の問題を解消するためには、平版印刷版の種類ごとに、平版印刷版と同じ幅寸法の端板を用意する必要がある。しかしながら、平版印刷版の要求サイズは年々増えてており、平版印刷版のサイズごとに専用の端板を用意することは非現実的であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、輸送中や荷役時に平版印刷版がずれることを防止でき、品質故障を効果的に防止できる包装形態を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、シート状物を厚さ方向に積層してシート結束手段で結束したシート束を、厚さ方向に1個または複数個積層したシート束積層体と、前記シート束積層体が載置される積載台と、前記シート束積層体を挟んで前記積載台の反対側に配置され、前記シート束積層体よりも広い幅で形成された端板と、前記端板を挟んで前記シート束積層体の反対側に設けられ、前記シート束積層体よりも狭い幅で形成されるとともに前記端板の幅方向の略中央に配置されるブロックと、前記ブロックの位置で巻き付けられることによって、前記積載台と前記端板とで前記シート束積層体を挟み込んで拘束するベルトと、を備えたことを特徴とする。
本発明の発明者は、平版印刷版のずれが生じる原因として、平版印刷版束と端板の幅寸法が異なる際に端板が変形して幅方向の中央部で平版印刷版束を押圧する力が不足し、平版印刷版がずれるという知見を得た。さらに本発明の発明者は、ベルトでの拘束位置にシート幅積層体よりも幅の狭いブロックを幅方向の中央部に設けることによって、幅方向の中央部での押圧力を十分に確保することができ、平版印刷版束のずれを防止できるという知見を得た。
本発明はこのような知見に基づいて成されたものであり、シート束積層体よりも狭い幅で形成されるブロックを端板の幅方向の中央部に設けるようにしたので、ベルトで拘束することによって平版印刷版束の幅方向の中央部を端板で確実に押圧することができ、平版印刷版のずれを防止することができる。したがって、請求項1の発明によれば、平版印刷版束と異なる幅寸法の端板を用いた場合であっても平版印刷版束を確実に固定することができる。また、請求項1の発明によれば、平版印刷版束と異なる幅寸法の端板を用いることができるので、多種類の平版印刷版束に対して共通の端板を使用することができ、端板の種類(サイズ)を減らすことができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記端板の幅方向の一方端において該端板が前記ブロックから突出した突出量をaとして、前記端板の一方端において該端板と張設状態の前記ベルトとの成す角度をθとした際、突出量aが120mm以上480mm以下であり、角度θが11.8°以上45°以下であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、平版印刷版がずれることを防止するのにブロックの形状を規定したものであり、突出量a及び角度θが上記の範囲を満たすブロックを用いることによって平版印刷版のズレを防止できる。また、突出量aと角度θが上記の範囲を満たすのであれば、幅寸法が異なる端板であっても共通のブロックを使用することができ、端板に対してブロックの種類を減らすことができる。
請求項3に記載の発明は請求項1又は2の発明において、前記ブロックには、前記ベルトの巻き付け方向に直交する向きの孔が形成されることを特徴とする。請求項3に記載の発明によれば、ベルトの巻き付け方向に直交する向きの孔をブロックに形成したので、ブロックの強度を低下させることなく、ブロックを軽量化することができる。
請求項4に記載の発明は請求項1〜3のいずれか1の発明において、前記シート束が前記積載台に実質的に縦向きに載置されることを特徴とする。請求項4に記載の発明によれば、シート束が縦向きに載置されるので、シート束の取り出しが容易であり、スペースも大幅に節約することができる。
請求項5に記載の発明は請求項1〜4のいずれか1の発明において、前記シート束は、前記積層されたシート状物の厚さ方向の両面に、該シート状物を保護する保護用厚紙が積層されることを特徴とする。請求項5に記載の発明によれば、シート状物の厚さ方向の両面に保護用厚紙が設けられ、剛性が増しているので、シート状物をより確実に衝撃や外力から保護することができる。
請求項6に記載の発明は請求項1〜5のいずれか1の発明において、前記シート結束手段は粘着テープであり、該粘着テープによって前記シート束の辺が結束されることを特徴とする。請求項6に記載の発明によれば、粘着テープでシート束の辺を結束することによって、シート束を簡単に作製することができる。
請求項7に記載の発明は請求項1〜6のいずれか1の発明において、前記シート束は、前記シート状物の間に合紙が積層されることを特徴とする。請求項7に記載の発明によれば、シート状物の間に合紙が積層されるので、シート状物の損傷をより確実に防止することができる。
請求項8に記載の発明は請求項1〜7のいずれか1の発明において、前記シート束は、遮光性と防湿性とを有する内装材で包装されることを特徴とする。請求項8に記載の発明によれば、シート束が遮光性と防湿性とを有する内装材で包装されるので、外光及び湿気から平版印刷版を保護することができる。したがって、レーザ感光型平版印刷版のように吸湿性の層を有するシート状物や、光重合型平版印刷版や感光型平版印刷版のように感光性の層を有するシート状物の包装に好適に適用できる。
請求項9に記載の発明は請求項1〜8のいずれか1に記載の発明において、前記シート束積層体は、遮光性と防湿性とを有する外装材で包装されることを特徴とする。請求項9に記載の発明によれば、シート束が遮光性と防湿性とを有する内装材で包装されるので、外光及び湿気から平版印刷版を保護することができる。したがって、レーザ感光型平版印刷版のように吸湿性の層を有するシート状物や、光重合型平版印刷版や感光型平版印刷版のように感光性の層を有するシート状物の包装に好適に適用できる。
本発明によれば、端板よりも狭い幅で形成されるブロックを端板の幅方向の中央部に設けるようにしたので、ベルトで拘束した際に平版印刷版束の幅方向の中央部を端板で確実に押圧することができ、平版印刷版のずれを防止することができるとともに、多種類の平版印刷版束に対して少数の端板で対応することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る包装形態について詳説する。
図1は、第1の実施形態の包装構造体100を示す斜視図である。同図に示す包装構造体100は、多数枚の平版印刷版を平版印刷版束群(シート束積層体に相当)10として搬送する際の包装形態であり、平版印刷版束群10は、平版印刷版束(シート束に相当)11を厚さ方向に所定束数(たとえば5束)積層することによって構成される。各平版印刷版束11は、図2(A)に示すように、平版印刷版(シート状物に相当)Wと合紙(不図示)とを交互に積層し、その積層物に対して厚さ方向の両面に保護用厚紙13を重ねて束ねて粘着テープ12で止めることによって構成される。平版印刷版Wは、感光型、感熱型、レーザ露光型のいずれであってもよい。
図1に示すように、平版印刷版束群10は、遮光、防湿性の内装紙3で包装される。内装紙3としては、遮光防湿材料、たとえば黒色ポリエチレンフィルムや、クラフト紙にアルミニウム箔やポリエチレンフィルムをラミネートしたものなどが使用される。
上記の如く構成された平版印刷版束群10は、積載台2に載置され、その上に端板(天板ともいう)4が積層される。そして、この状態で端板4と積層台2の背板22Aとの間に布ベルト6、6を巻き付けることによって平版印刷版束群10が固定され、包装構造体100が構成される。
積載台2は、全体として椅子状に形成されており、平版印刷版束群10を載置する載置部22と、載置部22を下方から支持する台座部24とで構成される。載置部22は、全体として略L字状に形成され、台座部24に対して傾斜している背板22Aと、椅子の座面に相当する載置板22Bとを備える。載置板22Bは、背板22Aに向って下向きに傾斜され、背板22Aは鉛直方向に対し傾斜するように台座部24に固定される。背板22Aの傾斜角度は鉛直方向に対して5〜30度が好ましく、7〜20度がより好ましく、9〜15度がさらに好ましい。以下、載置板22Bと背板22Aにおいて平版印刷版束群10が接触する側の面を載置面20とする。
台座部24は、略長方形状の上板26及び底板28と、この上板26と底板28とを連結するブロック状の脚部27、27…とによって構成される。上板26には、載置部22の載置板22Bが固定される。また、脚部27、27の間には、フォークリフトやハンドリフトのフォークを挿入するための空間29が形成される。
端板4は、木材等によって矩形の板状に形成される。また、端板4の幅寸法は平版印刷版束群10の幅寸法と同じか、あるいは若干大きく形成される。これにより、平版印刷版束群10を端板4によって保護することができ、平版印刷版束群10が損傷することを防止することができる。
端板4にはブロック5、5が取りつけられている。ブロック5、5は木材等によって直方体状に形成されており、布ベルト6、6の巻き付け位置に配置されている。すなわち、端板4の上部と下部にそれぞれブロック5、5が横向きに取りつけられ、このブロック5、5の位置で布ベルト6、6が巻き付けられる。なお、ブロック5は、端板4に固定してもよいし、着脱自在に取り付けるようにしてもよい。
図4に示すように、ブロック5は、その幅寸法W1が、端板4の幅寸法W2及び平版印刷版束群10の幅寸法W3よりも小さく形成される。また、ブロック5は、端板4の幅方向の中央部に取り付けられる。したがって、端板4は、ブロック5に対して両側に突出しており、その突出量a=(W2−W1)/2である。本実施の形態において、突出量aは、120mm以上480mm以下に設定される。突出量aが120mm未満の場合や480mmを超える場合には、輸送時に平版印刷版Wにズレが生じて品質故障が発生する。具体的には、平版印刷版WがPS版の場合、現像時に白く抜ける欠陥(膜ベリ)が生じる。なお、突出量aは、120mm以上480mm以下が好ましく、120mm以上440mm以下がさらに好ましい。
また、ブロック5は、ベルト6を巻き付けて張設した際の布ベルト6と端板4との角度をθとした際、角度θが11.8°以上45°以下になるように設定される。角度θが11.8°未満になると、ブロック5による端板4の中央部の押圧力が低下し、平版印刷版Wのずれが生じるためである。また、角度θが大き過ぎると、ブロック5が大きくなって嵩張るとともに、バランスが悪くなるためである。なお、角度θは、11.8°以上45°以下が好ましく、15°以上45°以下がさらに好ましい。
次に包装構造体100の作製手順について以下に説明する。
まず、図2(A)に示すように、平版印刷版Wと合紙とを交互に所定枚数、たとえば20〜30枚づつ厚さ方向に積層する。そして、両面に保護用厚紙13を重ねた後、図2(B)に示すように四隅を粘着テープ12で止めて平版印刷版束11を作製する。
なお、粘着テープ12は、図2(C)に示すように、各平版印刷版束11の同じ位置に貼り付けることが一般的であるが、図2(D)、図2(E)に示すように、隣り合う2つの平版印刷版束11の粘着テープ12の位置が重ならないようにしてもよい。図2(D)に示す平版印刷版束11は、粘着テープ12の位置が1束毎に同じ位置になるように構成されており、図2(E)に示す平版印刷版束11は、テープ12の位置が順にずれるように構成される。このように構成されることによって、平版印刷版束11の厚みがテープ12の位置で大きくなることを防止でき、平版印刷版Wの平面性に影響を及ぼすことも防止できる。なお、粘着テープ12は、平版印刷版束11の左右の辺に張るのではなく、上下の辺に粘着テープ12を貼って結束してもよい。
このようにして作製された平版印刷版束11を、図3(A)に示すように、厚さ方向に所定束数(たとえば5束)重ね、積載台2の載置面20に載置する。これにより、平版印刷版束群10が形成される。次いで、図3(B)に示すように、平版印刷版束群10の上から内装紙3を被せ、内装紙3の周縁部を粘着テープ3Aで積載台2の載置面20に固定する。
次に、図1に示すように、平版印刷版束群10に端板4を重ねた後、布ベルト6、6を巻き付ける。布ベルト6、6は、ブロック5、5の位置で横方向に巻き付けることによって少なくとも一周させ、所定の張力で緊張させた状態にする。これにより、端板4が背板22Aに向けて押圧されるので、平版印刷版束群10を端板4と背板22Aとで挟持することができる。布ベルト6、6の張力は、大き過ぎると端板4の変形を誘発し、小さ過ぎると平版印刷版束群10の固定が不十分になるので、850N以上1000N以下が好ましく、900N以上950N以下がさらに好ましい。なお、布ベルト6、6の張力調整手段は特に限定するものではないが、たとえば張力の調整機能を有する金具に布ベルト6を通すことによって布ベルト6の張力を所望の値に制御する。
次の上記の如く構成された包装形態の作用について説明する。
図5は、ブロック5のない比較例の包装構造体を示す平面図である。同図に示す比較例の包装構造体は、布ベルト6の張力を大きくした際、平版印刷版束群10の幅方向の端点Pを支点として端板4が変形する。すなわち、端板4の幅方向の端部が背板22A寄りになり、端板4の中央部分が背板22Aから離れる方向に変形する。したがって、端板4の中央部分では、平版印刷版束群10を押圧する力が不足し、その結果、平版印刷版Wのズレが生じて面状故障が発生する。
これに対して本実施の形態は、図4に示すように、端板4の幅方向の中央部にブロック5が設けられ、このブロック5に布ベルト6が巻き付けられる。したがって、平版印刷版束群10の幅方向の中央部はブロック5によって押圧される。よって、平版印刷版Wにズレが生じることを防止でき、面状故障の発生を防止することができる。特に本実施の形態では、突出量aが120〜480mm、角度θが11.8°以上になるようなブロック5を設けたので、中央部で十分な押圧力を得ることができ、面状故障の発生を確実に防止することができる。
図6は、第2の実施形態の包装構造体102を示す斜視図である。同図に示す包装構造体102は、平版印刷版束群10を構成する平版印刷版束14が、遮光・防湿性の内装紙15で包装されている。なお、内装紙15以外は、第1の実施形態と同様に構成される。内装紙15は、内装紙3と同様に、黒色ポリエチレンフィルムや、クラフト紙にアルミニウム箔やポリエチレンフィルムをラミネートしたものなどが使用される。
包装構造体102の作製手順は、まず、図2(A)に示したように、平版印刷版Wと合紙とを交互に所定枚数厚さ方向に積層し、両面に保護用厚紙13を重ね、図2(B)の如く四隅を粘着テープ12で止めて平版印刷版Wと保護用厚紙13とを固定する。
次に、図7(A)に示すように内装紙15で包装してテープ15Aで止めるか、または、図8(A)に示すように黒色シュリンクフィルム16で包装して一体化し、平版印刷版束14を形成する。このようにして形成した平版印刷版束14を、図7(B)又は8(B)に示すように厚さ方向に所定束数(たとえば5束)積層して平版印刷版束群10を形成し、積載台2の載置面20に載置する。そして、図6に示すように、平版印刷版束群10に端板4を積層し、布ベルト6を巻き付ける。その際、布ベルト6をブロック5の位置で巻き付けることによって、平版印刷版群束10の幅方向の中央部での押圧力を確保することができ、平版印刷版Wのズレを防止することができる。これにより、平版印刷版Wの面状故障の発生を防止することができる。
なお、上述した第1、第2の実施形態では、直方体状のブロック5を設けたが、ブロック5の形状は、突出量a及び角度θを上記の範囲に設定できるものであればよい。また、ブロック5に孔を形成して軽量化を図るようにしてもよい。
図9は、孔を有するブロックを示す斜視図である。同図に示すブロック7には四個の孔8、8…が形成されている。孔8は、上下方向、すなわち、布ベルト6の巻き付け方向に直交する向きに形成されている。このような孔8を設けることによってブロック7の強度を低下させることなく、ブロック7を軽量化することができる。
平版印刷版を図1の包装構造体100で搬送した後、自現機で現像し、外観を色合いで評価した。自現機としては、富士写真フイルム(株)社製「PS900NP」を用い、処理液は、富士写真フイルム(株)社製「DT−2」を1:8で希釈して使用した。また、外観の評価は、膜ベリ(白く抜けている部分)の有無を検査した。
上記の試験をブロックのサイズが異なる実施例1〜6で行った。また、ブロックのないものを試験して比較例とした。試験結果を表1に示す。
2…積載台、3…内装紙、4…端板、5…ブロック、6…布ベルト、7…ブロック、8…孔、10…平版印刷版束群、11…平版印刷版束、12…粘着テープ、13…保護用厚紙、14…平版印刷版束、15…内装紙、15A…テープ、22…載置部、22A…背板、22B…載置板
Claims (9)
- シート状物を厚さ方向に積層してシート結束手段で結束したシート束を、厚さ方向に1個または複数個積層したシート束積層体と、
前記シート束積層体が載置される積載台と、
前記シート束積層体を挟んで前記積載台の反対側に配置され、前記シート束積層体よりも広い幅で形成された端板と、
前記端板を挟んで前記シート束積層体の反対側に設けられ、前記シート束積層体よりも狭い幅で形成されるとともに前記端板の幅方向の略中央に配置されるブロックと、
前記ブロックの位置で巻き付けられることによって、前記積載台と前記端板とで前記シート束積層体を挟み込んで拘束するベルトと、
を備えたことを特徴とする包装形態。 - 前記端板の幅方向の一方端において該端板が前記ブロックから突出した突出量をaとして、前記端板の一方端において該端板と張設状態の前記ベルトとの成す角度をθとした際、
突出量aが120mm以上480mm以下であり、角度θが11.8°以上45°以下であることを特徴とする請求項1に記載の包装形態。 - 前記ブロックには、前記ベルトの巻き付け方向に直交する向きの孔が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の包装形態。
- 前記シート束が前記積載台に実質的に縦向きに載置されることを特徴とする請求項1〜3に記載の包装形態。
- 前記シート束は、前記積層されたシート状物の厚さ方向の両面に、該シート状物を保護する保護用厚紙が積層されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の包装形態。
- 前記シート結束手段は粘着テープであり、該粘着テープによって前記シート束の辺が結束されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1に記載の包装形態。
- 前記シート束は、前記シート状物の間に合紙が積層されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1の発明に記載の包装形態。
- 前記シート束は、遮光性と防湿性とを有する内装材で包装されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1に記載の包装形態。
- 前記シート束積層体は、遮光性と防湿性とを有する外装材で包装されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1に記載の包装形態。
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