JP2001081221A - ポリオレフィン製微多孔膜 - Google Patents

ポリオレフィン製微多孔膜

Info

Publication number
JP2001081221A
JP2001081221A JP26410699A JP26410699A JP2001081221A JP 2001081221 A JP2001081221 A JP 2001081221A JP 26410699 A JP26410699 A JP 26410699A JP 26410699 A JP26410699 A JP 26410699A JP 2001081221 A JP2001081221 A JP 2001081221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
stretching
polyolefin
strength
plasticizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP26410699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4606532B2 (ja
Inventor
Yusuke Nagashima
祐介 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP26410699A priority Critical patent/JP4606532B2/ja
Publication of JP2001081221A publication Critical patent/JP2001081221A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4606532B2 publication Critical patent/JP4606532B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、リチウムイオン二次電池用セパレ
ータとして、基本的性能を保持しつつ、突刺強度と引張
破断伸度が非常に高く、TD収縮力が小さいポリエチレ
ン製微多孔膜およびその製法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ポリオレフィン及び可塑剤からなる混合
物を溶融混練し、シート状に成形して冷却固化させ、延
伸機の把持チャックにシートの端から10mm以上内側
を把持させて、二軸方向へ延伸を行い、可塑剤を抽出
し、少なくとも一軸の方向に延伸を行い、その後TDに
収縮力緩和させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池用セパレ
ータとして使用され、特にリチウムイオン二次電池用セ
パレータとして好適に使用される、ポリオレフィン製微
多孔膜及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンを素材とする微多孔膜
は、種々の電池にセパレータとして使用されており、な
かでも、近年、需要が急増しているリチウムイオン二次
電池において好適に使用されている。ポリオレフィン製
微多孔膜は、基本的特性として、電子絶縁性に優れる、
電解液含浸によりイオン透過性を有する、耐電解液性・
耐酸化性に優れる、適度の強度を持っている、130〜
150℃程度で孔閉塞効果を有する等の性能を具備して
おり、これらが好適に使用される理由とみられる。
【0003】しかしながら、リチウムイオン二次電池の
性能競争激化に伴い、ポリオレフィン製微多孔膜に対す
る要求は厳しくなってきている。そのひとつとして、電
池組立の高速化に伴い、微多孔膜の強度向上が求められ
ている。強度の向上により、電池組立時の破膜は減少
し、歩留まりが改善される方向にある。特に最近は、電
池の高容量化に向け、セパレータを薄膜化することが検
討されており、より一層の強度向上が望まれている。
【0004】電池組立における歩留まりを低下させる原
因として、ふたつのセパレータの強度要因が考えられ
る。ひとつは、電極材等の鋭利部が突き刺さることによ
る、ピンホールや亀裂の発生がある。これに対応する強
度試験として、突刺強度試験が挙げられる。もうひとつ
は、電池の捲回工程において、セパレータは引張応力を
受け、強度が充分でないと亀裂や膜切れを発生すること
である。これに対応する強度試験として、引張強度試験
が挙げられる。
【0005】これまでに、強度の高いセパレータとし
て、多くの提案がなされている。例えば、特開平6−2
12006号、特開平8−34873号、特開平9−1
57423号、特開平10−306168号、特開平1
1−130899号各公報などが挙げられる。しかし、
これらはいずれも突刺強度か引張破断強度のいずれか一
方を高めた技術であり、また、それぞれの強度について
も実質的には充分な強度は得られていない。さらに、従
来の強度向上技術では、TD(横方向;機械方向と直行
方向)の収縮力をも増大させる方向にある。TD収縮力
が大きいと、電池組立時に膜収縮による短絡が発生した
り、電池の高温試験時に膜収縮による短絡が発生する恐
れがある。加えて、従来の強度向上技術は、得られる膜
の平均孔径が大きくなる傾向にある。平均孔径が大きい
と、電池反応は不均一になる方向であり、またデンドラ
イトも発生しやすく、好ましくない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、リチウムイ
オン二次電池用セパレータとして、基本的性能を保持し
つつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に高
く、TD収縮力が小さいポリオレフィン製微多孔膜を提
供することを目的とする。さらに本発明は、リチウムイ
オン二次電池用セパレータとして、基本的性能を保持し
つつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に高
く、TD収縮力が小さく、且つ、平均孔径が小さく、孔
の屈曲率の大きい微多孔構造を有する、ポリオレフィン
製微多孔膜を提供することを目的とする。本発明の微多
孔膜は、屈曲率が大きいことにより、電解液含浸性が高
くサイクル性等の電池性能が向上すること、及びシャッ
トダウン性能が向上することが考えられる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決したものである。即ち、本発明は、(1)気孔率が2
0〜70%、透気度が1〜2000secであり、突刺
強度が1000〜3000g/25μm、引張破断強度
が1700〜7000kg/cm2 、TDの最大収縮力
が0〜15kg/cm2 であることを特徴とするポリオ
レフィン製微多孔膜、(2)平均孔径が0.01〜0.
08μm、孔の屈曲率が2.5〜7.0であることを特
徴とする上記(1)記載のポリオレフィン製微多孔膜、
(3)(a)粘度平均分子量15万〜100万のポリオ
レフィン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練し、
(b)シート状に成形して冷却固化させ、(c)得られ
たシートを延伸機の把持チャックにシートの端から10
〜100mm内側まで挿入し把持させて、二軸方向へ延
伸を行い、(d)可塑剤を抽出し、(e)少なくとも一
軸の方向に延伸を行い、その後TDに収縮力緩和させる
ことを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜の製造方法
に関するものである。
【0008】以下に本発明を詳述する。本発明における
ポリオレフィン製微多孔膜の気孔率は、20%〜70%
であり、25%〜60%であることが好ましい。気孔率
が20%未満になると、セパレータとして使用される場
合の電解液含量が低く、電気抵抗は増加するため好まし
くない。気孔率が70%を越えると、膜強度に劣り、本
発明の要件が達成されない。本発明におけるポリオレフ
ィン製微多孔膜の透気度は、1〜2000secであ
り、1〜1500secが好ましい。透気度が2000
secを越えると、イオン透過性が悪く、電気抵抗が増
加するため好ましくない。
【0009】本発明におけるポリオレフィン製微多孔膜
の突刺強度は、1000〜3000g/25μmであ
る。突刺強度が低いと、電極材等の鋭利部が微多孔膜に
突き刺さり、ピンホールや亀裂が発生しやすい。従来、
400〜700g/25μm程度の微多孔膜が、セパレ
ータとして実用化されているが、電池組立時の不良率を
より小さくする必要から、1000〜3000g/25
μmの微多孔膜が良い。本発明におけるポリオレフィン
製微多孔膜の引張破断強度は、1700〜7000kg
/cm2 である。引張破断強度が弱いと、電池の捲回工
程において、引張応力に耐えられず、亀裂や膜切れを発
生しやすい。従来、1000kg/cm 2 から1500
kg/cm2 程度の微多孔膜がセパレータとして実用化
されているが、電池組立時の不良率をより小さくするた
めには、1700〜7000kg/cm2 の微多孔膜が
良い。
【0010】本発明におけるポリオレフィン製微多孔膜
のTD(横方向;機械方向と直行方向)の最大収縮力は
0〜15kg/cm2 である。15kg/cm2 を越え
ると、例えば電池組立時における100℃程度の熱乾燥
工程で収縮による短絡が生じたり、或いは、例えば電池
性能試験である150℃程度の高温保存試験で収縮によ
る短絡を生じる恐れがある。さらに本発明におけるポリ
オレフィン製微多孔膜の平均孔径は、0.01〜0.0
8μmである。平均孔径が0.08μmを越えると、電
池反応が不均一になる方向であり、またデンドライトも
発生しやすく、好ましくない。
【0011】さらに本発明におけるポリオレフィン製微
多孔膜の孔の屈曲率は、2.5〜7.0である。従来、
屈曲率が2.5未満の微多孔膜がセパレータとして実用
化されているが、電解液含浸性を高めサイクル性等の電
池性能を向上させ、かつシャットダウン性能を向上させ
るためには、屈曲率2.5〜7.0が良い。次に、本発
明の微多孔膜の製造方法の例を説明する。本発明の微多
孔膜は、例えば、以下の(a)〜(e)の工程からなる
方法により得られる。 (a)粘度平均分子量15万〜100万のポリオレフィ
ン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練する。 (b)溶融物を押し出し、シート状に成形して冷却固化
させる。 (c)得られたシートを延伸機の把持チャックにシート
の端から10〜100mm内側まで挿入し把持させて、
二軸方向へ延伸を行う。 (d)延伸後、可塑剤を抽出する。 (e)つづいて少なくとも一軸の方向に延伸を行い、そ
の後TDに収縮力緩和させる。
【0012】本発明で使用されるポリオレフィンとは、
ポリオレフィン単独物及びポリオレフィン組成物であ
る。主たる成分のポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン
などが挙げられるが、製膜時の延伸性に優れるポリエチ
レンが好ましい。ポリエチレンとしては、密度は0.9
40g/cm3 以上のホモポリマー、或いはα−オレフ
ィンコモノマー含量が2モル%以下の高密度ポリエチレ
ンが好ましく、ホモポリマーであることが更に好まし
い。α−オレフィンコモノマーの種類には特に制限はな
い。ポリエチレンの粘度平均分子量は15万〜100万
が好ましく、20万から80万が更に好ましい。
【0013】ポリエチレンの重合触媒には特に制限はな
く、チーグラー型触媒、フィリップス型触媒、カミンス
キー型触媒等いずれのものでも良い。ポリエチレンの重
合方法として、一段重合、二段重合、もしくはそれ以上
の多段重合等があり、いずれの方法のポリエチレンも使
用可能であるが、一段重合で得られるポリエチレンが好
ましい。主たる成分以外のポリオレフィンとして、製膜
性を損なうことなくまた本発明の要件を外さない範囲
で、各種のポリオレフィンを配合することができる。例
えば、孔閉塞特性の向上を目的したα―オレフィンコモ
ノマーの含量が高い低融点ポリエチレンや、耐熱性の向
上を目的としたポリプロピレン及びポリー4−メチル−
1−ペンテン等を配合することができる。また、ポリオ
レフィン以外の材料についても、リチウムイオン二次電
池用セパレータとしての性能を損なうことなく、製膜性
を損なうことなく、そして本発明の要件を外さない範囲
で配合することができる。
【0014】本発明で使用されるポリオレフィンの粘度
平均分子量は15万〜100万であり、20万から80
万であることが好ましい。粘度平均分子量が15万未満
であると、シート状物から可塑剤を抽出する前の延伸工
程において延伸応力が上がらないため、最終的に得られ
る膜の突刺強度及び引張破断強度は低くなり、本発明で
規定の特性を有する膜を得るのが難しい。一方、粘度平
均分子量が100万を越えると、溶融混練時の負荷が高
いためシート状へ吐出する速度を上げられず、生産性が
悪くなる。また、抽出前の延伸工程時の延伸応力が非常
に大きくなり、延伸機のチャックがシートを把持できな
くなる。
【0015】本発明で使用されるポリオレフィンには、
必要に応じて、フェノール系やリン系やイオウ系等の酸
化防止剤、ステアリン酸カルシウムやステアリン酸亜鉛
等の金属石鹸類、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止
剤、防曇剤、着色顔料等の公知の添加剤を混合して使用
できる。本発明で使用される可塑剤としては、ポリオレ
フィンと混合した際に、それらの融点以上において均一
溶液を形成しうる不揮発性溶媒が適している。例えば、
流動パラフィンやパラフィンワックス等の炭化水素類、
フタール酸ジオクチルやフタール酸ジブチル等のエステ
ル類、オレイルアルコールやステアリルアルコール等の
高級アルコールが挙げられるが、延伸時に大きな応力を
得るために炭化水素類が好ましく、さらに抽出効率の上
で流動パラフィンが好ましい。
【0016】可塑剤の前記混合物(ポリオレフィンと可
塑剤との混合物)に占める重量割合は、30〜80%、
好ましくは40〜70%である。可塑剤が30%未満で
あると最終的に得られる膜の気孔率は低く、透気度は高
くなり、本発明で規定の特性を有する膜を得るのが難し
い。一方、可塑剤が80%を越えると、最終的に得られ
る膜の気孔率は高くなり、本発明で規定の特性を有する
膜を得るのが難しい。この発明で使用される抽出溶媒と
しては、ポリオレフィンに対して貧溶媒であり、且つ可
塑剤に対しては良溶媒であり、沸点がポリオレフィンの
融点よりも低いものが望ましい。このような抽出溶媒と
しては、例えば、n−ヘキサンやシクロヘキサン等の炭
化水素類、塩化メチレンや1,1,1−トリクロロエタ
ン等ハロゲン化炭化水素類、エタノールやイソプロパノ
ール等のアルコール類、アセトンや2−ブタノン等のケ
トン類が挙げられる。この中から適宜選択し、単独もし
くは混合して用いられる。
【0017】本発明における(a)工程の溶融混練の方
法としては、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレ
ンダー、タンブラーブレンダー等で混合後、一軸押出し
機、二軸押出し機等のスクリュー押出し機、ニーダー、
バンバリーミキサー等により溶融混練させる方法が挙げ
られる。可塑剤は、上記ヘンシェルミキサー等で原料ポ
リマーと混合しても良く、また、溶融混練時に押出し機
に直接フィードしても良い。
【0018】溶融混練温度は、融点以上300℃以下が
好ましく、160〜250℃がさらに好ましい。せん断
力は比較的小さい方が好ましいが、小さすぎると混練力
に劣るので、各機器において最適化が必要である。次
に、本発明における(b)工程のシート成形方法として
は、溶融物をT−ダイを装着した押出し機より押出し、
冷却することによって得るのが好ましい。冷却方法とし
ては、冷風や冷却水等の冷却媒体に直接接触させる方
法、冷媒で冷却したロールに接触させる方法等が挙げら
れるが、冷媒で冷却したロールに接触させる方法が厚み
制御が優れる点で好ましい。
【0019】本発明における(c)工程の抽出前二軸延
伸は、一軸延伸機による逐次二軸延伸や、同時二軸延伸
機による同時二軸延伸により行うことができる。延伸倍
率は面倍率で20倍以上、延伸温度はポリオレフィンの
結晶分散温度〜結晶融点の範囲であるが、本発明で規定
の高い突刺強度と高い引張破断強度を得るためには、大
きな延伸応力が得られる条件とすべきであり、特に高い
突刺強度を得るためには必須である。また、本発明で規
定の孔の屈曲率を得るためにも、大きな延伸応力を賦与
する必要がある。
【0020】そのためには、延伸倍率は高い方が好まし
い。また、延伸温度は低い方が好ましいが、低すぎると
シート中のポリマー濃厚相とポリマー希薄相の界面が破
壊され、延伸力がポリマーに伝達されなくなるので、1
00℃付近を下限とすることが好ましい。本発明では、
二軸延伸する際、シートを延伸機の把持チャックにシー
トの端から10〜100mm内側まで挿入し把持させ
る。従来の延伸機の設定では、チャックの押さえ部と台
座の間でのシートの滑りが大きいためにチャックがシー
トを把持できず、大きな延伸応力が得られる延伸を行う
ことができなかった。本発明では、図1に示すように、
チャックの押さえ部と台座の間にシートを挿入して把持
させる時に、シートの端がチャックの台座からはみ出る
長さを、従来0〜3mmであったのを、チャックの改良
および設定変更により10〜100mmとした。10m
m未満では大きな延伸応力でシートを延伸することが難
しく、本発明で規定の特性を有する膜を得るのが難し
い。
【0021】次に、(d)の抽出工程では、前記の抽出
溶媒に、(c)で得られた延伸膜を浸漬することにより
可塑剤を抽出し、その後充分に乾燥させる。抽出によ
り、膜中の可塑剤残量が1重量%未満とすることが好ま
しい。本発明における(e)の抽出後延伸−収縮力緩和
工程では、可塑剤抽出後の膜を一軸延伸機や同時二軸延
伸機を使用して延伸し、さらに延伸と同一の或いは別の
一軸延伸機や同時二軸延伸機を使用してTDへ膜を縮小
させることにより、TDの収縮力の緩和を行う。抽出後
延伸工程において、延伸温度は結晶分散温度以上結晶融
点未満で、延伸倍率は面倍率として20倍以内で行うこ
とが好ましいが、延伸温度120℃以上で行うことが特
に本発明で規定の高い引張破断強度を得るために好まし
い。また、延伸倍率が20倍を越えると、膜の平均孔径
が大きくなり、本発明で規定の特性を有する膜を得るの
は難しい。
【0022】続いて、収縮力緩和工程において、(e)
工程の抽出後延伸温度より高い温度、具体的には結晶分
散温度より高く結晶融点以下の温度で、TD方向に0.
95倍以下の縮小を行うことにより、本発明で規定のT
D最大収縮力を有する膜を得ることができる。以上の方
法で得られたポリオレフィン製微多孔膜は、必要に応じ
て、プラズマ照射、界面活性剤含浸或いは塗布、表面グ
ラフト等の表面修飾を施すことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例によって
本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を
制限しない。本発明で用いた各種物性は、以下の試験方
法に基づいて測定した。 (1)膜厚(μm) ダイヤルゲージ(尾崎製作所PEACOCK NO.2
5)にて測定した。 (2)気孔率(%) 10cm角の試料を微多孔膜から切り取り、その体積
(cm3 )と重量(g)を求め、それらとポリマー密度
(g/cm3 )より、次式を用いて計算した。
【0024】 気孔率=(体積−重量/ポリマー密度)/体積×100 (3)突刺強度(g/25μm) カトーテック製KES−G5ハンディー圧縮試験器を用
いて、針先端の曲率半径0.5mm、突刺速度2mm/
secの条件で突刺試験を行うことにより、最大突刺荷
重として生の突刺強度(g)が得られる。これに25
(μm)/膜厚(μm)を乗じることにより25μm換
算突刺強度(g/25μm)を算出した。 (4)透気度(sec) JIS P−8117に準拠のガーレー式透気度計にて
測定した。この時の圧力は0.01276atm、膜面
積は6.424cm2 、透過空気量は100ccであ
る。 (5)孔径(μm)及び屈曲率 キャピラリー内部の流体は、流体の平均自由工程がキャ
ピラリーの孔径より大きいときはクヌーセンの流れに、
小さい時はポアズイユの流れに従うことが知られてい
る。そこで、微多孔膜の透気度測定における空気の流れ
がクヌーセンの流れに、また微多孔膜の透水度測定にお
ける水の流れがポアズイユの流れに従うと仮定する。
【0025】この場合、孔径d(μm)と屈曲率τ(無
次元)は、空気の透過速度定数Rga s(m3/(m2・s
ec・Pa))、水の透過速度定数Rliq(m3/(m2
・sec・Pa))、空気の分子速度ν(m/se
c)、水の粘度η(Pa・sec)、標準圧力Ps(=
101325Pa)、気孔率ε(%)、膜厚L(μm)
から、次式を用いて求めることができる。 d=2ν・(Rliq/Rgas)・(16η/3Ps)・1
6 τ2=d・(ε/100)・ν/(3L・Ps・Rgas) ここで、Rgasは透気度(sec)から次式を用いて求
められる。 Rgas=0.0001/(透気度・(6.424×10
-4)・(0.01276×101325)) また、Rliqは透水度(cm3/(cm2・sec・at
m))から次式を用いて求められる。
【0026】Rliq=透水度/100/101325 なお、透水度は次のように求められる。直径41mmの
ステンレス製の透液セルに、あらかじめアルコールに浸
しておいた微多孔膜をセットし、該膜のアルコールを水
で洗浄した後、約0.5atmの差圧で水を透過させ、
120sec間経過した際の透水量(cm3 )より、単
位時間・単位圧力・単位面積当たりの透水量を計算し、
これを透水度とした。
【0027】さらに、νは気体定数R(=8.31
4)、絶対温度T(k)、円周率π、空気の平均分子量
M(=2.896×10-2kg/mol)から次式を用
いて求められる。 ν2=8RT/πM (6)引張破断強度(kg/cm2 ) 引張試験機(島津オートグラフAG−A型)を用いて引
張試験を行い、サンプル破断時の強度を、試験前のサン
プル断面積で除し、引張破断強度(kg/cm 2)とし
た。測定条件は、温度;23±2℃、サンプル形状;幅
10mm×長さ100mm、チャック間距離;50m
m、引張速度;200mm/minである。 (7)TD最大収縮力(kg/cm2) 熱機械的分析装置(セイコー電子工業製TMA120)
を用いて、温度を昇温走査し収縮荷重(g)の測定を行
った。測定条件は、サンプル形状;幅3mm×長さ10
mm、初期荷重;1.2g、温度走査範囲30〜200
℃、昇温速度;10℃/minである。TD最大収縮力
は、得られた収縮荷重曲線における最大収縮荷重(g)
を、下記式に代入し算出した。
【0028】TD最大収縮力=(最大収縮荷重/(3×
T))×100 T:サンプル厚み(μm) (8)粘度平均分子量Mv 135℃のデカリン溶液中で極限粘度[η]を測定し、
次式によりMvを算出した。 [η]=6.8×10-4Mv0.67 (9)密度(g/cm3) ASTMーD1505に準拠し、密度勾配管法(23
℃)で測定した (10)α−オレフィンコモノマー含量(モル%)13 CーNMRスペクトルにおいて、α―オレフィンコモ
ノマー単位由来のシグナル強度の積分値のモル換算量
(A)を、(A)とエチレン単位由来のシグナル強度の
積分値のモル換算量(B)との和で除して、100を乗
じることにより、α―オレフィンコモノマー含量を求め
た。 (11)分子量分布Mw/Mn ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィーの測定によっ
て求められるMwとMnの比である。装置はWater
s社製150ーC型を用い、東ソー(株)製TSKーゲ
ルGMH6ーHTの60cmのカラム2本と昭和電工
(株)製ATー807/Sカラム1本を使用し、1、
2、4ートリクロロベンゼンを溶媒として140℃で測
定した。
【0029】
【実施例1】Mv30万、Mw/Mn7のホモのポリエ
チレン50重量部とMv100万、Mw/Mn7のホモ
のポリエチレン50重量部に、酸化防止剤としてペンタ
エリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を
0.3重量部添加し、それらをタンブラーブレンダーを
用いてドライブレンドした。得られた混合物45重量部
を、二軸押出し機にフィーダーを介して投入した。さら
に、流動パラフィン(37.78℃における動粘度7
5.9cSt)55重量部を、押出し機シリンダーに注
入した。溶融混練は、温度250℃、スクリュー回転数
200rpm、吐出量15kg/hの条件で行った。
【0030】続いて、溶融混練されたポリマー組成物
を、T−ダイを経て表面温度30℃に制御された冷却ロ
ール上に押出しキャストすることにより、厚み1600
μmのゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸
機に導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1
5mmはみ出るように挿入してシートを把持させた後
(図1の本発明の位置相当)、抽出前延伸を行った。延
伸条件は、倍率7×7倍、温度119℃である。
【0031】次に、塩化メチレン中に充分に浸漬して流
動パラフィンを抽出除去し、その後塩化メチレンを乾燥
除去した。さらに、一軸テンター延伸機を用いて幅方向
に抽出後延伸及び緩和操作を行った。延伸部の条件は、
温度は125℃で、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対
し1.8倍で行った。緩和部の条件は、温度は130℃
で、倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.8
3倍で行った。得られた微多孔膜の物性を表1に記載し
た。
【0032】
【実施例2】Mv30万、Mw/Mn7のホモのポリエ
チレン100重量部に酸化防止剤としてペンタエリスリ
チル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を0.3重
量部添加し、それらをタンブラーブレンダーを用いてド
ライブレンドした。得られた混合物45重量部を、二軸
押出し機にフィーダーを介して投入した。さらに、流動
パラフィン(37.78℃における動粘度75.9cS
T)55重量部を、押出し機シリンダーに注入した。溶
融混練は、温度250℃、スクリュー回転数200rp
m、吐出量15kg/hの条件で行った。
【0033】続いて、溶融混練されたポリマー組成物
を、T−ダイを経て表面温度30℃に制御された冷却ロ
ール上に押出しキャストすることにより、厚み1850
μmのゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸
機に導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1
5mmはみ出るように挿入してシートを把持させた後
(図1の本発明の位置相当)、抽出前延伸を行った。延
伸条件は、倍率7×7倍、温度は115℃である。
【0034】次に、塩化メチレン中に充分に浸漬して流
動パラフィンを抽出除去し、その後塩化メチレンを乾燥
除去した。さらに、一軸テンター延伸機を用いて幅方向
に抽出後延伸及び緩和操作を行った。延伸部の条件は、
温度は127℃で、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対
し1.5倍で行った。緩和部の条件は、温度は132℃
で、倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.8
7倍で行った。得られた微多孔膜の物性を表1に記載し
た。
【0035】
【実施例3】一軸テンター延伸機による幅方向の抽出後
延伸及び緩和操作において、延伸部の条件を、温度は1
27℃、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対し2.1倍
にしたこと、及び、緩和部の条件を、温度は132℃、
倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.86倍
にしたこと以外は、実施例2と同様にして微多孔膜を得
た。得られた微多孔膜の物性を表1に記載した。
【0036】
【比較例1】実施例1と同様の条件で厚み1600μm
のゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸機に
導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1mm
はみ出るように挿入してシートを把持させた後(図1の
従来位置相当)、倍率7×7倍、温度119℃で延伸し
ようとしたが、力を加えたとたんシートが滑ってチャッ
クより外れ、延伸することはできなかった。
【0037】
【比較例2】一軸テンター延伸機による幅方向の抽出後
延伸条件を、設定温度115℃、延伸倍率1.8倍とし
たこと、及びその後の緩和操作を行わなかったこと以外
は、実施例1と同様にして微多孔膜を得た。得られた微
多孔膜の物性を表1に記載した。
【0038】
【比較例3】原料のポリオレフィンとしてMv12万、
Mw/Mn7のホモのポリエチレンを使用したこと、同
時二軸テンター延伸機による抽出前延伸条件を、倍率7
×7倍、温度110℃としたこと、一軸テンター延伸機
において、抽出後延伸温度を115℃、倍率を一軸延伸
機導入時の膜幅に対し1.6倍としたこと、及び緩和条
件を、温度は120℃、倍率は一軸延伸機による延伸後
の膜幅に対し0.88倍としたこと以外は、実施例2と
同様にして微多孔膜を得た。得られた微多孔膜の物性を
表1に記載した。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明のポリオレフィン製微多孔膜は、
従来のポリオレフィン製微多孔膜と比較して、リチウム
イオン二次電池用セパレータとしての基本的性能を保持
しつつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に
高く、TD収縮力が小さい点で優れている。その結果、
従来のポリオレフィン製微多孔膜よりも、二次電池生産
時の歩留まりを向上でき、また従来よりも高性能な二次
電池を得ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可塑剤抽出前延伸工程における、同時
二軸テンター延伸機チャックの膜把持状況を示す概略図
(側面図)である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気孔率が20〜70%、透気度が1〜2
    000secであり、突刺強度が1000〜3000g
    /25μm、引張破断強度が1700〜7000kg/
    cm2 、TDの最大収縮力が0〜15kg/cm2 であ
    ることを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜。
  2. 【請求項2】 平均孔径が0.01〜0.08μm、孔
    の屈曲率が2.5〜7.0であることを特徴とする、請
    求項1に記載のポリオレフィン製微多孔膜。
  3. 【請求項3】 (a)粘度平均分子量15万〜100万
    のポリオレフィン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練
    し、(b)シート状に成形して冷却固化させ、(c)得
    られたシートを延伸機の把持チャックにシートの端から
    10〜100mm内側まで挿入し把持させて、二軸方向
    へ延伸を行い、(d)可塑剤を抽出し、(e)少なくと
    も一軸の方向に延伸を行い、その後TDに収縮力緩和さ
    せることを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜の製造
    方法。
JP26410699A 1999-09-17 1999-09-17 ポリオレフィン製微多孔膜 Expired - Lifetime JP4606532B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26410699A JP4606532B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 ポリオレフィン製微多孔膜

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26410699A JP4606532B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 ポリオレフィン製微多孔膜

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010201532A Division JP5431275B2 (ja) 2010-09-09 2010-09-09 ポリオレフィン製微多孔膜

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001081221A true JP2001081221A (ja) 2001-03-27
JP4606532B2 JP4606532B2 (ja) 2011-01-05

Family

ID=17398599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26410699A Expired - Lifetime JP4606532B2 (ja) 1999-09-17 1999-09-17 ポリオレフィン製微多孔膜

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4606532B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128942A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Tonen Chem Corp ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP2002234963A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Lion Corp 熱可塑性樹脂多孔性成形体用抽出剤組成物、及び熱可塑性樹脂多孔性成形体の製造方法
JP2002367589A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Asahi Kasei Corp ポリオレフィンセパレーター
JP2003003006A (ja) * 2001-06-19 2003-01-08 Tonen Chem Corp 熱可塑性樹脂微多孔膜の製造方法
JP2003012850A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Asahi Kasei Corp ポリオレフィン製微多孔膜
JP2003020357A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Asahi Kasei Corp ポリオレフィン微多孔膜およびその製造方法
JP2003103625A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tonen Chem Corp ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
WO2005061599A1 (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Asahi Kasei Chemicals Corporation ポリオレフィン製微多孔膜
JP2006045328A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリオレフィン製微多孔膜の製造方法
JPWO2004085525A1 (ja) * 2003-03-24 2006-06-29 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリエチレン微多孔膜
KR100760303B1 (ko) 2005-10-28 2007-09-19 더블유에이블(주) 3차원 연신 특성을 갖는 미다공성 폴리올레핀계 격리막 및그 제조방법
JP2009108323A (ja) * 2002-08-28 2009-05-21 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリオレフィン製微多孔膜及びその評価方法
US8003261B2 (en) 2005-12-15 2011-08-23 Asahi Kasei Chemicals Corporation Polyolefin microporous membrane
JP2012003841A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Hiramatsu Sangyo Kk 電池用セパレータ材料、電池用セパレータの製造方法、電池用セパレータ、及び二次電池
KR101295525B1 (ko) 2011-06-17 2013-08-12 (주)이쎌텍 전지의 분리막용 미세다공성 필름 제조 장치 및 그 장치를 이용한 필름 제조방법
KR20160138108A (ko) * 2014-03-28 2016-12-02 도레이 카부시키가이샤 2축 배향 폴리프로필렌 필름
WO2020256138A1 (ja) * 2019-06-21 2020-12-24 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜
JP2021123614A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11130900A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリエチレン微多孔膜

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11130900A (ja) * 1997-10-27 1999-05-18 Asahi Chem Ind Co Ltd ポリエチレン微多孔膜

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128942A (ja) * 2000-10-26 2002-05-09 Tonen Chem Corp ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP2002234963A (ja) * 2001-02-08 2002-08-23 Lion Corp 熱可塑性樹脂多孔性成形体用抽出剤組成物、及び熱可塑性樹脂多孔性成形体の製造方法
JP2002367589A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Asahi Kasei Corp ポリオレフィンセパレーター
JP2003003006A (ja) * 2001-06-19 2003-01-08 Tonen Chem Corp 熱可塑性樹脂微多孔膜の製造方法
JP4746771B2 (ja) * 2001-06-19 2011-08-10 東レ東燃機能膜合同会社 ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP2003012850A (ja) * 2001-06-27 2003-01-15 Asahi Kasei Corp ポリオレフィン製微多孔膜
JP2003020357A (ja) * 2001-07-06 2003-01-24 Asahi Kasei Corp ポリオレフィン微多孔膜およびその製造方法
JP2003103625A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Tonen Chem Corp ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP2009108323A (ja) * 2002-08-28 2009-05-21 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリオレフィン製微多孔膜及びその評価方法
JP4884008B2 (ja) * 2003-03-24 2012-02-22 旭化成イーマテリアルズ株式会社 ポリエチレン微多孔膜
JPWO2004085525A1 (ja) * 2003-03-24 2006-06-29 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリエチレン微多孔膜
JP4614887B2 (ja) * 2003-12-24 2011-01-19 旭化成イーマテリアルズ株式会社 ポリオレフィン製微多孔膜
CN100448922C (zh) * 2003-12-24 2009-01-07 旭化成化学株式会社 由聚烯烃制得的微多孔膜
JPWO2005061599A1 (ja) * 2003-12-24 2007-07-12 旭化成ケミカルズ株式会社 ポリオレフィン製微多孔膜
WO2005061599A1 (ja) * 2003-12-24 2005-07-07 Asahi Kasei Chemicals Corporation ポリオレフィン製微多孔膜
JP2006045328A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Asahi Kasei Chemicals Corp ポリオレフィン製微多孔膜の製造方法
KR100760303B1 (ko) 2005-10-28 2007-09-19 더블유에이블(주) 3차원 연신 특성을 갖는 미다공성 폴리올레핀계 격리막 및그 제조방법
US8003261B2 (en) 2005-12-15 2011-08-23 Asahi Kasei Chemicals Corporation Polyolefin microporous membrane
JP2012003841A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Hiramatsu Sangyo Kk 電池用セパレータ材料、電池用セパレータの製造方法、電池用セパレータ、及び二次電池
KR101295525B1 (ko) 2011-06-17 2013-08-12 (주)이쎌텍 전지의 분리막용 미세다공성 필름 제조 장치 및 그 장치를 이용한 필름 제조방법
KR20160138108A (ko) * 2014-03-28 2016-12-02 도레이 카부시키가이샤 2축 배향 폴리프로필렌 필름
EP3124205A4 (en) * 2014-03-28 2017-11-08 Toray Industries, Inc. Biaxially oriented polypropylene film
KR102232102B1 (ko) 2014-03-28 2021-03-25 도레이 카부시키가이샤 2축 배향 폴리프로필렌 필름
WO2020256138A1 (ja) * 2019-06-21 2020-12-24 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜
JPWO2020256138A1 (ja) * 2019-06-21 2021-12-16 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜
CN113891912A (zh) * 2019-06-21 2022-01-04 旭化成株式会社 聚烯烃微多孔膜
JP7127216B2 (ja) 2019-06-21 2022-08-29 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜
CN113891912B (zh) * 2019-06-21 2024-01-02 旭化成株式会社 聚烯烃微多孔膜
JP2021123614A (ja) * 2020-01-31 2021-08-30 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜
JP7152435B2 (ja) 2020-01-31 2022-10-12 旭化成株式会社 ポリオレフィン微多孔膜

Also Published As

Publication number Publication date
JP4606532B2 (ja) 2011-01-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5403634B2 (ja) 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
JP5586152B2 (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP5403633B2 (ja) 微多孔膜、電池セパレーターおよび電池
JP2001081221A (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
KR100943236B1 (ko) 용융파단 특성이 우수한 폴리올레핀 미세다공막 및 그제조방법
EP1956040B1 (en) Microporous polyolefin membrane, process for producing the same, separator for cell, and cell
JP2009132904A (ja) 物性と高温熱安定性に優れるポリオレフィン微多孔膜
WO2016024533A1 (ja) ポリオレフィン微多孔膜およびその製造方法、非水電解液系二次電池用セパレータ、ならびに非水電解液系二次電池
JPWO2009136648A1 (ja) 高出力密度リチウムイオン二次電池用セパレータ
JP3917721B2 (ja) 微多孔膜の製造方法
KR102022205B1 (ko) 미다공막, 전지용 세퍼레이터 및 전지
JP5171012B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP4964565B2 (ja) ポリエチレン製微多孔膜
JP4799179B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜
JP2008106237A (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
KR100557380B1 (ko) 폴리올레핀 미다공막
JP4713441B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP2009149710A (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP3995467B2 (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP5431275B2 (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP4507334B2 (ja) ポリマーブレンド微多孔膜
JP5431092B2 (ja) ポリオレフィン製微多孔膜の製造方法
JP2003138050A (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP5411550B2 (ja) ポリオレフィン製微多孔膜
JP2002343326A (ja) 電池セパレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060912

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090724

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20090724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100728

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4606532

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131015

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term