JP2001081221A - ポリオレフィン製微多孔膜 - Google Patents
ポリオレフィン製微多孔膜Info
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Abstract
ータとして、基本的性能を保持しつつ、突刺強度と引張
破断伸度が非常に高く、TD収縮力が小さいポリエチレ
ン製微多孔膜およびその製法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 ポリオレフィン及び可塑剤からなる混合
物を溶融混練し、シート状に成形して冷却固化させ、延
伸機の把持チャックにシートの端から10mm以上内側
を把持させて、二軸方向へ延伸を行い、可塑剤を抽出
し、少なくとも一軸の方向に延伸を行い、その後TDに
収縮力緩和させる。
Description
ータとして使用され、特にリチウムイオン二次電池用セ
パレータとして好適に使用される、ポリオレフィン製微
多孔膜及びその製造方法に関する。
は、種々の電池にセパレータとして使用されており、な
かでも、近年、需要が急増しているリチウムイオン二次
電池において好適に使用されている。ポリオレフィン製
微多孔膜は、基本的特性として、電子絶縁性に優れる、
電解液含浸によりイオン透過性を有する、耐電解液性・
耐酸化性に優れる、適度の強度を持っている、130〜
150℃程度で孔閉塞効果を有する等の性能を具備して
おり、これらが好適に使用される理由とみられる。
性能競争激化に伴い、ポリオレフィン製微多孔膜に対す
る要求は厳しくなってきている。そのひとつとして、電
池組立の高速化に伴い、微多孔膜の強度向上が求められ
ている。強度の向上により、電池組立時の破膜は減少
し、歩留まりが改善される方向にある。特に最近は、電
池の高容量化に向け、セパレータを薄膜化することが検
討されており、より一層の強度向上が望まれている。
因として、ふたつのセパレータの強度要因が考えられ
る。ひとつは、電極材等の鋭利部が突き刺さることによ
る、ピンホールや亀裂の発生がある。これに対応する強
度試験として、突刺強度試験が挙げられる。もうひとつ
は、電池の捲回工程において、セパレータは引張応力を
受け、強度が充分でないと亀裂や膜切れを発生すること
である。これに対応する強度試験として、引張強度試験
が挙げられる。
て、多くの提案がなされている。例えば、特開平6−2
12006号、特開平8−34873号、特開平9−1
57423号、特開平10−306168号、特開平1
1−130899号各公報などが挙げられる。しかし、
これらはいずれも突刺強度か引張破断強度のいずれか一
方を高めた技術であり、また、それぞれの強度について
も実質的には充分な強度は得られていない。さらに、従
来の強度向上技術では、TD(横方向;機械方向と直行
方向)の収縮力をも増大させる方向にある。TD収縮力
が大きいと、電池組立時に膜収縮による短絡が発生した
り、電池の高温試験時に膜収縮による短絡が発生する恐
れがある。加えて、従来の強度向上技術は、得られる膜
の平均孔径が大きくなる傾向にある。平均孔径が大きい
と、電池反応は不均一になる方向であり、またデンドラ
イトも発生しやすく、好ましくない。
オン二次電池用セパレータとして、基本的性能を保持し
つつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に高
く、TD収縮力が小さいポリオレフィン製微多孔膜を提
供することを目的とする。さらに本発明は、リチウムイ
オン二次電池用セパレータとして、基本的性能を保持し
つつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に高
く、TD収縮力が小さく、且つ、平均孔径が小さく、孔
の屈曲率の大きい微多孔構造を有する、ポリオレフィン
製微多孔膜を提供することを目的とする。本発明の微多
孔膜は、屈曲率が大きいことにより、電解液含浸性が高
くサイクル性等の電池性能が向上すること、及びシャッ
トダウン性能が向上することが考えられる。
決したものである。即ち、本発明は、(1)気孔率が2
0〜70%、透気度が1〜2000secであり、突刺
強度が1000〜3000g/25μm、引張破断強度
が1700〜7000kg/cm2 、TDの最大収縮力
が0〜15kg/cm2 であることを特徴とするポリオ
レフィン製微多孔膜、(2)平均孔径が0.01〜0.
08μm、孔の屈曲率が2.5〜7.0であることを特
徴とする上記(1)記載のポリオレフィン製微多孔膜、
(3)(a)粘度平均分子量15万〜100万のポリオ
レフィン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練し、
(b)シート状に成形して冷却固化させ、(c)得られ
たシートを延伸機の把持チャックにシートの端から10
〜100mm内側まで挿入し把持させて、二軸方向へ延
伸を行い、(d)可塑剤を抽出し、(e)少なくとも一
軸の方向に延伸を行い、その後TDに収縮力緩和させる
ことを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜の製造方法
に関するものである。
ポリオレフィン製微多孔膜の気孔率は、20%〜70%
であり、25%〜60%であることが好ましい。気孔率
が20%未満になると、セパレータとして使用される場
合の電解液含量が低く、電気抵抗は増加するため好まし
くない。気孔率が70%を越えると、膜強度に劣り、本
発明の要件が達成されない。本発明におけるポリオレフ
ィン製微多孔膜の透気度は、1〜2000secであ
り、1〜1500secが好ましい。透気度が2000
secを越えると、イオン透過性が悪く、電気抵抗が増
加するため好ましくない。
の突刺強度は、1000〜3000g/25μmであ
る。突刺強度が低いと、電極材等の鋭利部が微多孔膜に
突き刺さり、ピンホールや亀裂が発生しやすい。従来、
400〜700g/25μm程度の微多孔膜が、セパレ
ータとして実用化されているが、電池組立時の不良率を
より小さくする必要から、1000〜3000g/25
μmの微多孔膜が良い。本発明におけるポリオレフィン
製微多孔膜の引張破断強度は、1700〜7000kg
/cm2 である。引張破断強度が弱いと、電池の捲回工
程において、引張応力に耐えられず、亀裂や膜切れを発
生しやすい。従来、1000kg/cm 2 から1500
kg/cm2 程度の微多孔膜がセパレータとして実用化
されているが、電池組立時の不良率をより小さくするた
めには、1700〜7000kg/cm2 の微多孔膜が
良い。
のTD(横方向;機械方向と直行方向)の最大収縮力は
0〜15kg/cm2 である。15kg/cm2 を越え
ると、例えば電池組立時における100℃程度の熱乾燥
工程で収縮による短絡が生じたり、或いは、例えば電池
性能試験である150℃程度の高温保存試験で収縮によ
る短絡を生じる恐れがある。さらに本発明におけるポリ
オレフィン製微多孔膜の平均孔径は、0.01〜0.0
8μmである。平均孔径が0.08μmを越えると、電
池反応が不均一になる方向であり、またデンドライトも
発生しやすく、好ましくない。
多孔膜の孔の屈曲率は、2.5〜7.0である。従来、
屈曲率が2.5未満の微多孔膜がセパレータとして実用
化されているが、電解液含浸性を高めサイクル性等の電
池性能を向上させ、かつシャットダウン性能を向上させ
るためには、屈曲率2.5〜7.0が良い。次に、本発
明の微多孔膜の製造方法の例を説明する。本発明の微多
孔膜は、例えば、以下の(a)〜(e)の工程からなる
方法により得られる。 (a)粘度平均分子量15万〜100万のポリオレフィ
ン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練する。 (b)溶融物を押し出し、シート状に成形して冷却固化
させる。 (c)得られたシートを延伸機の把持チャックにシート
の端から10〜100mm内側まで挿入し把持させて、
二軸方向へ延伸を行う。 (d)延伸後、可塑剤を抽出する。 (e)つづいて少なくとも一軸の方向に延伸を行い、そ
の後TDに収縮力緩和させる。
ポリオレフィン単独物及びポリオレフィン組成物であ
る。主たる成分のポリオレフィンとしては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン
などが挙げられるが、製膜時の延伸性に優れるポリエチ
レンが好ましい。ポリエチレンとしては、密度は0.9
40g/cm3 以上のホモポリマー、或いはα−オレフ
ィンコモノマー含量が2モル%以下の高密度ポリエチレ
ンが好ましく、ホモポリマーであることが更に好まし
い。α−オレフィンコモノマーの種類には特に制限はな
い。ポリエチレンの粘度平均分子量は15万〜100万
が好ましく、20万から80万が更に好ましい。
く、チーグラー型触媒、フィリップス型触媒、カミンス
キー型触媒等いずれのものでも良い。ポリエチレンの重
合方法として、一段重合、二段重合、もしくはそれ以上
の多段重合等があり、いずれの方法のポリエチレンも使
用可能であるが、一段重合で得られるポリエチレンが好
ましい。主たる成分以外のポリオレフィンとして、製膜
性を損なうことなくまた本発明の要件を外さない範囲
で、各種のポリオレフィンを配合することができる。例
えば、孔閉塞特性の向上を目的したα―オレフィンコモ
ノマーの含量が高い低融点ポリエチレンや、耐熱性の向
上を目的としたポリプロピレン及びポリー4−メチル−
1−ペンテン等を配合することができる。また、ポリオ
レフィン以外の材料についても、リチウムイオン二次電
池用セパレータとしての性能を損なうことなく、製膜性
を損なうことなく、そして本発明の要件を外さない範囲
で配合することができる。
平均分子量は15万〜100万であり、20万から80
万であることが好ましい。粘度平均分子量が15万未満
であると、シート状物から可塑剤を抽出する前の延伸工
程において延伸応力が上がらないため、最終的に得られ
る膜の突刺強度及び引張破断強度は低くなり、本発明で
規定の特性を有する膜を得るのが難しい。一方、粘度平
均分子量が100万を越えると、溶融混練時の負荷が高
いためシート状へ吐出する速度を上げられず、生産性が
悪くなる。また、抽出前の延伸工程時の延伸応力が非常
に大きくなり、延伸機のチャックがシートを把持できな
くなる。
必要に応じて、フェノール系やリン系やイオウ系等の酸
化防止剤、ステアリン酸カルシウムやステアリン酸亜鉛
等の金属石鹸類、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止
剤、防曇剤、着色顔料等の公知の添加剤を混合して使用
できる。本発明で使用される可塑剤としては、ポリオレ
フィンと混合した際に、それらの融点以上において均一
溶液を形成しうる不揮発性溶媒が適している。例えば、
流動パラフィンやパラフィンワックス等の炭化水素類、
フタール酸ジオクチルやフタール酸ジブチル等のエステ
ル類、オレイルアルコールやステアリルアルコール等の
高級アルコールが挙げられるが、延伸時に大きな応力を
得るために炭化水素類が好ましく、さらに抽出効率の上
で流動パラフィンが好ましい。
塑剤との混合物)に占める重量割合は、30〜80%、
好ましくは40〜70%である。可塑剤が30%未満で
あると最終的に得られる膜の気孔率は低く、透気度は高
くなり、本発明で規定の特性を有する膜を得るのが難し
い。一方、可塑剤が80%を越えると、最終的に得られ
る膜の気孔率は高くなり、本発明で規定の特性を有する
膜を得るのが難しい。この発明で使用される抽出溶媒と
しては、ポリオレフィンに対して貧溶媒であり、且つ可
塑剤に対しては良溶媒であり、沸点がポリオレフィンの
融点よりも低いものが望ましい。このような抽出溶媒と
しては、例えば、n−ヘキサンやシクロヘキサン等の炭
化水素類、塩化メチレンや1,1,1−トリクロロエタ
ン等ハロゲン化炭化水素類、エタノールやイソプロパノ
ール等のアルコール類、アセトンや2−ブタノン等のケ
トン類が挙げられる。この中から適宜選択し、単独もし
くは混合して用いられる。
法としては、例えば、ヘンシェルミキサー、リボンブレ
ンダー、タンブラーブレンダー等で混合後、一軸押出し
機、二軸押出し機等のスクリュー押出し機、ニーダー、
バンバリーミキサー等により溶融混練させる方法が挙げ
られる。可塑剤は、上記ヘンシェルミキサー等で原料ポ
リマーと混合しても良く、また、溶融混練時に押出し機
に直接フィードしても良い。
好ましく、160〜250℃がさらに好ましい。せん断
力は比較的小さい方が好ましいが、小さすぎると混練力
に劣るので、各機器において最適化が必要である。次
に、本発明における(b)工程のシート成形方法として
は、溶融物をT−ダイを装着した押出し機より押出し、
冷却することによって得るのが好ましい。冷却方法とし
ては、冷風や冷却水等の冷却媒体に直接接触させる方
法、冷媒で冷却したロールに接触させる方法等が挙げら
れるが、冷媒で冷却したロールに接触させる方法が厚み
制御が優れる点で好ましい。
伸は、一軸延伸機による逐次二軸延伸や、同時二軸延伸
機による同時二軸延伸により行うことができる。延伸倍
率は面倍率で20倍以上、延伸温度はポリオレフィンの
結晶分散温度〜結晶融点の範囲であるが、本発明で規定
の高い突刺強度と高い引張破断強度を得るためには、大
きな延伸応力が得られる条件とすべきであり、特に高い
突刺強度を得るためには必須である。また、本発明で規
定の孔の屈曲率を得るためにも、大きな延伸応力を賦与
する必要がある。
い。また、延伸温度は低い方が好ましいが、低すぎると
シート中のポリマー濃厚相とポリマー希薄相の界面が破
壊され、延伸力がポリマーに伝達されなくなるので、1
00℃付近を下限とすることが好ましい。本発明では、
二軸延伸する際、シートを延伸機の把持チャックにシー
トの端から10〜100mm内側まで挿入し把持させ
る。従来の延伸機の設定では、チャックの押さえ部と台
座の間でのシートの滑りが大きいためにチャックがシー
トを把持できず、大きな延伸応力が得られる延伸を行う
ことができなかった。本発明では、図1に示すように、
チャックの押さえ部と台座の間にシートを挿入して把持
させる時に、シートの端がチャックの台座からはみ出る
長さを、従来0〜3mmであったのを、チャックの改良
および設定変更により10〜100mmとした。10m
m未満では大きな延伸応力でシートを延伸することが難
しく、本発明で規定の特性を有する膜を得るのが難し
い。
溶媒に、(c)で得られた延伸膜を浸漬することにより
可塑剤を抽出し、その後充分に乾燥させる。抽出によ
り、膜中の可塑剤残量が1重量%未満とすることが好ま
しい。本発明における(e)の抽出後延伸−収縮力緩和
工程では、可塑剤抽出後の膜を一軸延伸機や同時二軸延
伸機を使用して延伸し、さらに延伸と同一の或いは別の
一軸延伸機や同時二軸延伸機を使用してTDへ膜を縮小
させることにより、TDの収縮力の緩和を行う。抽出後
延伸工程において、延伸温度は結晶分散温度以上結晶融
点未満で、延伸倍率は面倍率として20倍以内で行うこ
とが好ましいが、延伸温度120℃以上で行うことが特
に本発明で規定の高い引張破断強度を得るために好まし
い。また、延伸倍率が20倍を越えると、膜の平均孔径
が大きくなり、本発明で規定の特性を有する膜を得るの
は難しい。
工程の抽出後延伸温度より高い温度、具体的には結晶分
散温度より高く結晶融点以下の温度で、TD方向に0.
95倍以下の縮小を行うことにより、本発明で規定のT
D最大収縮力を有する膜を得ることができる。以上の方
法で得られたポリオレフィン製微多孔膜は、必要に応じ
て、プラズマ照射、界面活性剤含浸或いは塗布、表面グ
ラフト等の表面修飾を施すことができる。
本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を
制限しない。本発明で用いた各種物性は、以下の試験方
法に基づいて測定した。 (1)膜厚(μm) ダイヤルゲージ(尾崎製作所PEACOCK NO.2
5)にて測定した。 (2)気孔率(%) 10cm角の試料を微多孔膜から切り取り、その体積
(cm3 )と重量(g)を求め、それらとポリマー密度
(g/cm3 )より、次式を用いて計算した。
いて、針先端の曲率半径0.5mm、突刺速度2mm/
secの条件で突刺試験を行うことにより、最大突刺荷
重として生の突刺強度(g)が得られる。これに25
(μm)/膜厚(μm)を乗じることにより25μm換
算突刺強度(g/25μm)を算出した。 (4)透気度(sec) JIS P−8117に準拠のガーレー式透気度計にて
測定した。この時の圧力は0.01276atm、膜面
積は6.424cm2 、透過空気量は100ccであ
る。 (5)孔径(μm)及び屈曲率 キャピラリー内部の流体は、流体の平均自由工程がキャ
ピラリーの孔径より大きいときはクヌーセンの流れに、
小さい時はポアズイユの流れに従うことが知られてい
る。そこで、微多孔膜の透気度測定における空気の流れ
がクヌーセンの流れに、また微多孔膜の透水度測定にお
ける水の流れがポアズイユの流れに従うと仮定する。
次元)は、空気の透過速度定数Rga s(m3/(m2・s
ec・Pa))、水の透過速度定数Rliq(m3/(m2
・sec・Pa))、空気の分子速度ν(m/se
c)、水の粘度η(Pa・sec)、標準圧力Ps(=
101325Pa)、気孔率ε(%)、膜厚L(μm)
から、次式を用いて求めることができる。 d=2ν・(Rliq/Rgas)・(16η/3Ps)・1
06 τ2=d・(ε/100)・ν/(3L・Ps・Rgas) ここで、Rgasは透気度(sec)から次式を用いて求
められる。 Rgas=0.0001/(透気度・(6.424×10
-4)・(0.01276×101325)) また、Rliqは透水度(cm3/(cm2・sec・at
m))から次式を用いて求められる。
ステンレス製の透液セルに、あらかじめアルコールに浸
しておいた微多孔膜をセットし、該膜のアルコールを水
で洗浄した後、約0.5atmの差圧で水を透過させ、
120sec間経過した際の透水量(cm3 )より、単
位時間・単位圧力・単位面積当たりの透水量を計算し、
これを透水度とした。
4)、絶対温度T(k)、円周率π、空気の平均分子量
M(=2.896×10-2kg/mol)から次式を用
いて求められる。 ν2=8RT/πM (6)引張破断強度(kg/cm2 ) 引張試験機(島津オートグラフAG−A型)を用いて引
張試験を行い、サンプル破断時の強度を、試験前のサン
プル断面積で除し、引張破断強度(kg/cm 2)とし
た。測定条件は、温度;23±2℃、サンプル形状;幅
10mm×長さ100mm、チャック間距離;50m
m、引張速度;200mm/minである。 (7)TD最大収縮力(kg/cm2) 熱機械的分析装置(セイコー電子工業製TMA120)
を用いて、温度を昇温走査し収縮荷重(g)の測定を行
った。測定条件は、サンプル形状;幅3mm×長さ10
mm、初期荷重;1.2g、温度走査範囲30〜200
℃、昇温速度;10℃/minである。TD最大収縮力
は、得られた収縮荷重曲線における最大収縮荷重(g)
を、下記式に代入し算出した。
T))×100 T:サンプル厚み(μm) (8)粘度平均分子量Mv 135℃のデカリン溶液中で極限粘度[η]を測定し、
次式によりMvを算出した。 [η]=6.8×10-4Mv0.67 (9)密度(g/cm3) ASTMーD1505に準拠し、密度勾配管法(23
℃)で測定した (10)α−オレフィンコモノマー含量(モル%)13 CーNMRスペクトルにおいて、α―オレフィンコモ
ノマー単位由来のシグナル強度の積分値のモル換算量
(A)を、(A)とエチレン単位由来のシグナル強度の
積分値のモル換算量(B)との和で除して、100を乗
じることにより、α―オレフィンコモノマー含量を求め
た。 (11)分子量分布Mw/Mn ゲルパ−ミエ−ションクロマトグラフィーの測定によっ
て求められるMwとMnの比である。装置はWater
s社製150ーC型を用い、東ソー(株)製TSKーゲ
ルGMH6ーHTの60cmのカラム2本と昭和電工
(株)製ATー807/Sカラム1本を使用し、1、
2、4ートリクロロベンゼンを溶媒として140℃で測
定した。
チレン50重量部とMv100万、Mw/Mn7のホモ
のポリエチレン50重量部に、酸化防止剤としてペンタ
エリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を
0.3重量部添加し、それらをタンブラーブレンダーを
用いてドライブレンドした。得られた混合物45重量部
を、二軸押出し機にフィーダーを介して投入した。さら
に、流動パラフィン(37.78℃における動粘度7
5.9cSt)55重量部を、押出し機シリンダーに注
入した。溶融混練は、温度250℃、スクリュー回転数
200rpm、吐出量15kg/hの条件で行った。
を、T−ダイを経て表面温度30℃に制御された冷却ロ
ール上に押出しキャストすることにより、厚み1600
μmのゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸
機に導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1
5mmはみ出るように挿入してシートを把持させた後
(図1の本発明の位置相当)、抽出前延伸を行った。延
伸条件は、倍率7×7倍、温度119℃である。
動パラフィンを抽出除去し、その後塩化メチレンを乾燥
除去した。さらに、一軸テンター延伸機を用いて幅方向
に抽出後延伸及び緩和操作を行った。延伸部の条件は、
温度は125℃で、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対
し1.8倍で行った。緩和部の条件は、温度は130℃
で、倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.8
3倍で行った。得られた微多孔膜の物性を表1に記載し
た。
チレン100重量部に酸化防止剤としてペンタエリスリ
チル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を0.3重
量部添加し、それらをタンブラーブレンダーを用いてド
ライブレンドした。得られた混合物45重量部を、二軸
押出し機にフィーダーを介して投入した。さらに、流動
パラフィン(37.78℃における動粘度75.9cS
T)55重量部を、押出し機シリンダーに注入した。溶
融混練は、温度250℃、スクリュー回転数200rp
m、吐出量15kg/hの条件で行った。
を、T−ダイを経て表面温度30℃に制御された冷却ロ
ール上に押出しキャストすることにより、厚み1850
μmのゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸
機に導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1
5mmはみ出るように挿入してシートを把持させた後
(図1の本発明の位置相当)、抽出前延伸を行った。延
伸条件は、倍率7×7倍、温度は115℃である。
動パラフィンを抽出除去し、その後塩化メチレンを乾燥
除去した。さらに、一軸テンター延伸機を用いて幅方向
に抽出後延伸及び緩和操作を行った。延伸部の条件は、
温度は127℃で、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対
し1.5倍で行った。緩和部の条件は、温度は132℃
で、倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.8
7倍で行った。得られた微多孔膜の物性を表1に記載し
た。
延伸及び緩和操作において、延伸部の条件を、温度は1
27℃、倍率は一軸延伸機導入時の膜幅に対し2.1倍
にしたこと、及び、緩和部の条件を、温度は132℃、
倍率は一軸延伸機による延伸後の膜幅に対し0.86倍
にしたこと以外は、実施例2と同様にして微多孔膜を得
た。得られた微多孔膜の物性を表1に記載した。
のゲルシートを得た。次に、同時二軸テンター延伸機に
導き、シートを延伸機の把持チャックの台座から1mm
はみ出るように挿入してシートを把持させた後(図1の
従来位置相当)、倍率7×7倍、温度119℃で延伸し
ようとしたが、力を加えたとたんシートが滑ってチャッ
クより外れ、延伸することはできなかった。
延伸条件を、設定温度115℃、延伸倍率1.8倍とし
たこと、及びその後の緩和操作を行わなかったこと以外
は、実施例1と同様にして微多孔膜を得た。得られた微
多孔膜の物性を表1に記載した。
Mw/Mn7のホモのポリエチレンを使用したこと、同
時二軸テンター延伸機による抽出前延伸条件を、倍率7
×7倍、温度110℃としたこと、一軸テンター延伸機
において、抽出後延伸温度を115℃、倍率を一軸延伸
機導入時の膜幅に対し1.6倍としたこと、及び緩和条
件を、温度は120℃、倍率は一軸延伸機による延伸後
の膜幅に対し0.88倍としたこと以外は、実施例2と
同様にして微多孔膜を得た。得られた微多孔膜の物性を
表1に記載した。
従来のポリオレフィン製微多孔膜と比較して、リチウム
イオン二次電池用セパレータとしての基本的性能を保持
しつつ、突刺強度が非常に高く、引張破断強度が非常に
高く、TD収縮力が小さい点で優れている。その結果、
従来のポリオレフィン製微多孔膜よりも、二次電池生産
時の歩留まりを向上でき、また従来よりも高性能な二次
電池を得ることが可能である。
二軸テンター延伸機チャックの膜把持状況を示す概略図
(側面図)である。
Claims (3)
- 【請求項1】 気孔率が20〜70%、透気度が1〜2
000secであり、突刺強度が1000〜3000g
/25μm、引張破断強度が1700〜7000kg/
cm2 、TDの最大収縮力が0〜15kg/cm2 であ
ることを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜。 - 【請求項2】 平均孔径が0.01〜0.08μm、孔
の屈曲率が2.5〜7.0であることを特徴とする、請
求項1に記載のポリオレフィン製微多孔膜。 - 【請求項3】 (a)粘度平均分子量15万〜100万
のポリオレフィン及び可塑剤からなる混合物を溶融混練
し、(b)シート状に成形して冷却固化させ、(c)得
られたシートを延伸機の把持チャックにシートの端から
10〜100mm内側まで挿入し把持させて、二軸方向
へ延伸を行い、(d)可塑剤を抽出し、(e)少なくと
も一軸の方向に延伸を行い、その後TDに収縮力緩和さ
せることを特徴とするポリオレフィン製微多孔膜の製造
方法。
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