JP2001080193A - 印刷装置の製版着版方法 - Google Patents
印刷装置の製版着版方法Info
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Abstract
成開始位置を常に正規の位置にして印刷の位置精度を向
上させる。 【解決手段】 感熱ヘッドと、感熱ヘッドに孔版原紙を
介して圧接するプラテンロールと、感熱ヘッド及びプラ
テンロールの版原紙搬送下流に配置され、孔版原紙の先
端をクランプする原紙クランプ部を有する版胴と、版胴
の回転位置を検出するドラム回転位置検出手段とを備え
た印刷装置において、プラテンロールを正方向に回転し
て孔版原紙を版胴側に搬送し、この搬送した孔版原紙の
先端を原紙クランプ部でクランプするクランプ行程を行
い、クランプ行程の後に、プラテンロールを正方向に回
転すると共に版胴を正方向に回転して孔版原紙を版胴に
巻き付け着版し、この着版過程で版胴の回転位置をドラ
ム回転位置検出手段にて検出して感熱ヘッドで孔版原紙
に書込み製版する製版及び着版同時行程を行う。
Description
書込みヘッドにて版原紙に画像を書込む製版行程と、版
原紙をドラムに巻き付ける着版行程とを行う印刷装置に
あって、その製版着版方法に関する。
び着版方法を説明する。図16に示すように、版原紙で
ある長尺状の孔版原紙100は原紙収容部(図示せず)
に収容され、この原紙収容部(図示せず)の版原紙搬送
下流側には孔版原紙100に画像に対応する孔を形成す
る書込みヘッド(サーマルヘッド)である感熱ヘッド1
01と、この感熱ヘッド101に孔版原紙100を介し
て圧接するプラテンロール102とが設けられている。
このプラテンロール102の版原紙搬送下流には一対の
第1搬送ロール103が略圧接状態で設けられ、プラテ
ンロール102及び第1搬送ロール103の一方側は図
示しないプラテン用モータの回転力によってプラテンロ
ール102に同期して回転するよう構成されている。一
対の第1搬送ロール103の版原紙搬送下流には一対の
第2搬送ロール104が略圧接状態で設けられ、この一
対の第2搬送ロール104の更に版原紙搬送下流には一
対の第3搬送ロール105が同じく略圧接状態で設けら
れている。第2搬送ロール104と第3搬送ロール10
5との各一方側は、図示しない搬送用モータの回転力に
よって同期して回転するよう構成されている。
第2搬送ロール104との間で、且つ、下方位置には原
紙一時ストッカ部106が設けられている。一対の第2
搬送ロール104と一対の第3搬送ロール105との間
には原紙カッター部107が、又、一対の第3搬送ロー
ル105の版原紙搬送下流には原紙セット位置検出セン
サ108がそれぞれ設けられている。原紙セット位置検
出センサ108は反射型光センサにて構成され、孔版原
紙100の先端が下方位置に搬送されて来るとこれを検
出するものである。
下流にはドラム109が回転自在に設けられ、このドラ
ム109は図示しないドラム用モータの回転力によって
回転するよう構成されている。ドラム109の外周には
原紙クランプ部110が設けられており、この原紙クラ
ンプ部110によって孔版原紙100の先端をクランプ
できる。
製版及び着版方法を図16〜図20に基づき説明する。
今、孔版原紙100の先端は感熱ヘッド101とプラテ
ンロール102との間にのみ挿入された状態であり、ド
ラム109は原紙クランプ動作ができるドラム基準位置
に位置するものとする。この状態にあって、プラテン用
モータ及び搬送用モータが共に駆動してプラテンロール
102、第1搬送ロール103、第2搬送ロール104
及び第3搬送ロール105が回転して孔版原紙100が
ドラム側に搬送される。そして、孔版原紙100の先端
が原紙セット位置検出センサ108の下方位置まで来る
と、これを原紙セット位置検出センサ108が検出して
孔版原紙100の搬送が停止される。孔版原紙100の
先端は、図16に示す原紙セット位置に位置される。
ータが駆動してプラテンロール102及び第1搬送ロー
ル103が回転して孔版原紙100を搬送しながら感熱
ヘッド101にて孔版原紙100に所望の画像に対応す
る孔を感熱穿孔して製版を行う。製版された孔版原紙1
00は原紙一時ストッカ部106に一時的に収容され
る。
が駆動して第2搬送ロール104及び第3搬送ロール1
05が回転して孔版原紙100を所定量だけドラム側に
搬送させる。すると、この所定量の搬送によって孔版原
紙100の先端はドラム109の原紙クランプ部110
の位置まで達し、原紙クランプ部110がこの孔版原紙
100の先端をクランプする。
タが駆動してドラム109が矢印方向に回転して孔版原
紙100がドラム109の外周に徐々に巻き付けられ
る。そして、図20に示すように、原紙カット位置まで
巻き付けられると、ドラム109の回転が一時停止され
て原紙カッター部107によって孔版原紙100がカッ
トされる。このカットが終わると、再びドラム用モータ
が駆動してドラム109が回転して孔版原紙100がド
ラム109の外周に完全に巻き付けられ、これで着版が
完了する。この着版完了の後に、ドラム109の回転に
同期して印刷用紙(図示せず)がドラム109に供給さ
れ、印刷用紙がドラム109に巻き付けられた孔版原紙
100に圧接するよう搬送され、この搬送過程で孔版原
紙100の孔からインクが印刷用紙に転写されることに
よって印刷がなされるものである。
示すように、孔版原紙100の先端から感熱ヘッド10
1までの距離L1に対応する位置を画像形成開始位置と
し、又、図22(A)に示すように、画像形成された孔
版原紙100の先端をドラム109のクランプ基準位置
にクランプすることによってドラム109に対する画像
形成開始位置を一定の位置としている。そして、ドラム
109の回転に同期して印刷用紙を搬送することによっ
て印刷用紙の所定の位置に常に画像が形成されるように
している。
紙100の先端から画像形成開始位置までの距離L1
は、図21にて仮想線にて示す如く、孔版原紙100に
カール等があったり、原紙セット位置検出センサ108
に検出バラツキがあると正確ではなくなる。又、ドラム
109のクランプ位置は、孔版原紙100の第2搬送ロ
ール104及び第3搬送ロール105に対する滑り等が
あると、図22(B)や図22(C)に示すように、正
確な位置にクランプされない。このように孔版原紙10
0の画像形成位置、及び、ドラム109に対するクラン
プ位置が正確でないと、ドラム109に対する孔版原紙
100の画像形成位置が正規の位置からずれるために、
印刷用紙の印刷位置にずれが生じ、印刷の位置精度が悪
くなるという問題がある。
べくなされたものであり、孔版原紙のカール等、原紙セ
ット位置検出センサの検出バラツキ、クランプ状態にか
かわらず、ドラムの回転位置に対する孔版原紙の画像形
成開始位置を常に正規の位置にでき、印刷の位置精度が
向上する印刷装置の製版着版方法を提供することを目的
とする。
紙に画像を書き込む書込みヘッドと、この書込みヘッド
に前記版原紙を介して圧接するプラテンロールと、前記
書込みヘッド及び前記プラテンロールの版原紙搬送下流
に配置され、前記版原紙の先端をクランプする原紙クラ
ンプ部を有するドラムと、このドラムの回転位置を検出
するドラム回転位置検出手段とを備えた印刷装置におい
て、前記プラテンロールを正方向に回転して前記版原紙
を前記ドラム側に搬送し、この搬送した前記版原紙の先
端を前記原紙クランプ部でクランプするクランプ行程を
行い、このクランプ行程の後に、前記プラテンロールを
正方向に回転すると共に前記ドラムを正方向に回転して
前記版原紙をドラムに巻き付け着版し、この着版過程で
前記ドラムの回転位置を前記ドラム回転位置検出手段に
て検出して前記書込みヘッドで前記版原紙に書込み製版
する製版着版同時行程を行うことを特徴とする。
の先端をドラムの原紙クランプ部にてクランプした後
に、ドラムの回転位置を基準として版原紙に画像書込み
が行われる。
置の製版着版方法であって、前記クランプ行程と前記製
版及び着版同時行程との間に、前記クランプ部でクラン
プされた前記版原紙にテンションを付与する版原紙テン
ション付与行程を行うことを特徴とする。
1の発明の作用に加え、孔版原紙のたるみが除去でき、
又、版原紙の左右方向のクランプ量のバラツキが解消で
きる。
置の製版着版方法であって、前記版原紙テンション付与
行程は、前記プラテンロールを前記正方向とは反対向き
である逆方向に回転して前記版原紙を前記ドラムから引
き離す方向に引っ張ることを特徴とする。
2の発明の作用に加え、版原紙の書込みヘッド側が搬送
方向の逆方向に引っ張られる。
置の製版着版方法であって、前記版原紙テンション付与
行程は、前記ドラムを正方向に回転して前記版原紙を前
記ドラムに巻き付ける方向に引っ張ることを特徴とす
る。
2の発明の作用に加え、版原紙の先端側が搬送方向に引
っ張られる。
置の製版着版方法であって、前記版原紙テンション付与
行程は、前記プラテンロールの回転動作と、前記ドラム
の回転動作とを組み合わせて行うことを特徴とする。
2の発明の作用に加え、プラテンロールの回転動作と、
前記ドラムの回転動作とによって版原紙にテンションを
付与することができる。
基づいて説明する。
第1実施形態を示し、図1は孔版印刷装置の要部構成図
である。図1において、版原紙である長尺状の孔版原紙
1は原紙収容部(図示せず)に収容され、この原紙収容
部(図示せず)の版原紙搬送下流側には孔版原紙1に、
画像に対応する孔を形成する書込みヘッド(サーマルヘ
ッド)である感熱ヘッド2と、この感熱ヘッド2に孔版
原紙1を介して圧接するプラテンロール3とが設けられ
ている。このプラテンロール3の版原紙搬送下流には一
対の搬送ロール4a、4bが略圧接状態で設けられ、プ
ラテンロール3及び一対の搬送ロール4a、4bの一方
側はプラテン用モータ5の回転力によって同期して回転
するよう構成されている。プラテン用モータ5はステッ
ピングモータで構成されている。
の搬送ロール4a、4bとの間には原紙カッター部6が
設けられており、この原紙カッター部6によって孔版原
紙1を切断することができる。又、一対の搬送ロール4
a、4bの版原紙搬送下流には原紙セット位置検出セン
サ7が設けられている。原紙セット位置検出センサ7は
反射型光センサにて構成され、孔版原紙1の先端が下方
位置に搬送されて来るとこれを検出するものである。
にはドラムである版胴8が回転自在に設けられ、この版
胴8はドラム用モータ9の回転力によって回転するよう
構成されている。ドラム用モータ9はステッピングモー
タで構成されている。版胴8の外周には原紙クランプ部
10が設けられており、この原紙クランプ部10によっ
て孔版原紙1の先端をクランプし、又、これをクランプ
解除できるよう構成されている。
モータ9の回転を検出し、所定の回転角度毎にパルスを
出力するエンコ−ダ12と、版胴8のドラム基準位置を
検出するドラム基準位置検出センサ13と、版胴8のド
ラム基準位置より正方向にθだけ回転した位置であるド
ラム再角度基準位置を検出するドラム再角度基準位置検
出センサ14とを有し、これらの検出出力より版胴8の
回転位置を検出する。この検出出力の処理は下記する制
御部20で行われる。
接した状態で紙胴15が回転自在に設けられており、こ
の紙胴15は印刷行程にあって版胴8の回転に同期して
回転される。この紙胴15の外周には用紙クランプ部1
6が設けられ、この用紙クランプ部16によって印刷用
紙17の先端がクランプされる。印刷用紙17は版胴8
及び紙胴15の回転に同期して図示しない給紙部から版
胴8及び紙胴15の間に搬送されるよう構成されてい
る。そして、搬送されて来た印刷用紙17は、版胴8及
び紙胴15の回転によって孔版原紙1に圧接されつつ搬
送される。この印刷圧は、版胴8内部に中押しロール
(図示せず)が設けられ、この中押しロールが版胴8の
外周スクリーンを押圧することによって付与される。つ
まり、インナープレス方式である。
図、図3は製版及び着版動作の前半部分のフローチャー
ト、図4は製版及び着版動作の後半部分のフローチャー
トである。図2において、エンコ−ダ12、ドラム基準
位置検出センサ13、ドラム再角度基準位置検出センサ
14、原紙セット位置検出センサ7の各検出出力は制御
部20に出力されている。制御部20は各モータドライ
ブ回路21、22を介してプラテン用モータ5及びドラ
ム用モータ9の回転を制御できると共に原紙カッター部
6のカッタ−駆動部23及び原紙クランプ部10のクラ
ンプ駆動部24の駆動をそれぞれ制御できる。そして、
制御部20は、製版及び着版動作時には図3及び図4に
示すフローを実行するべくプラテン用モータ5、ドラム
用モータ9、カッタ−駆動部23及びクランプ駆動部2
4をそれぞれ制御する。この具体的な制御内容について
は次の通りである。
の各過程を示す構成図であり、この図5〜図11と図3
及び図4の動作フローに基づいて孔版原紙1の製版及び
着版方法を説明する。図5に示すように、孔版原紙1の
先端は原紙セット位置検出センサ7の下方位置に位置
し、版胴8は原紙クランプ動作ができるドラム基準位置
に位置するものとする。
正方向に所定パルスだけ駆動する。すると、プラテンロ
ール3、第1搬送ロール4a、4bの回転によって孔版
原紙1が版胴側に搬送され、図6に示すように、孔版原
紙1の先端が原紙クランプ部10の位置まで送り出され
る(ステップS1)。
24を駆動して原紙クランプ部10で孔版原紙1の先端
をクランプする(ステップS2)。次に、図8に示すよ
うに、プラテン用モータ5を前記正方向とは反対向きで
ある逆方向に所定パルスだけ駆動する。すると、プラテ
ンロール3及び一対の搬送ロール4a、4bの回転によ
って孔版原紙1がドラム8から引き離す方向に搬送さ
れ、これによって孔版原紙1にテンションを付与する
(ステップS3)。
9を正方向に駆動し、ドラム再角度基準位置検出センサ
14の出力がオンになるとドラム用モータ9の駆動を停
止する(ステップS4、S5)。そして、エンコーダ1
2の出力パルスをカウントするカウンタをリセットする
(ステップS6)。
タ9とプラテン用モータ5とを共に正方向に同期させな
がら駆動すると共に、エンコーダ12の出力パルスをカ
ウントしてドラムの回転位置を常時チェックする(ステ
ップS7)。そして、ドラム8の回転位置が製版開始回
転位置まで来ると、感熱ヘッド2にて孔版原紙1にデー
タ書き込みを開始する(ステップS8)。
ドラム8の回転位置が原紙カット位置まで来ると、ドラ
ム用モータ9とプラテン用モータ5とを共に駆動停止
し、カッタ−駆動部23を駆動して原紙カッタ−部6で
孔版原紙1を切断する(ステップS9)。
タ9を正方向に駆動し、ドラム基準位置検出センサ13
の出力がオンになるとドラム用モータ9の駆動を停止す
る(ステップS10、S11、S12)。これで、版胴
8はドラム基準位置に戻る。又、プラテン用モータ5を
正方向に駆動し、原紙セット位置検出センサ7の出力が
オンになるとプラテン用モータ5の駆動を停止する(ス
テップS13、S14、S15)。これで、孔版原紙1
が原紙セット位置に位置する。
に印刷動作がなされる。つまり、版胴8及び紙胴15の
回転に同期して印刷用紙17が版胴8及び紙胴15の間
に供給され、印刷用紙17が版胴8に巻き付けられた孔
版原紙1に圧接するよう搬送され、この搬送過程で孔版
原紙1の孔からインクが印刷用紙17に転写されること
によって印刷がなされる。
1の先端を原紙クランプ部10でクランプした後に、孔
版原紙1を版胴8に巻き付け着版し、この着版過程で版
胴8の回転位置に基づいて感熱ヘッド2で孔版原紙1に
書込み製版するので、図12に示すように、版胴8のド
ラム基準位置から感熱ヘッド3までの実質距離L2が孔
版原紙1のカール等、原紙セット位置検出センサ7の検
出バラツキ、クランプ状態にかかわらず常に一定とな
る。従って、版胴8の回転位置に対する孔版原紙1の画
像形成開始位置が常に正規な位置となり、印刷の位置精
度が向上する。
時ストックする必要がないので、原紙一時ストッカ部1
06や搬送ロール等を設置しなくて良いため、印刷装置
のコンパクト化、コスト安等になる。
原紙クランプ部10でクランプするクランプ行程と、孔
版原紙1を版胴8に巻き付け着版し感熱ヘッド3で孔版
原紙1に書込む製版及び着版同時行程との間に、原紙ク
ランプ部10でクランプされた孔版原紙1にテンション
を付与する版原紙テンション付与行程を行うので、孔版
原紙1のたるみを除去できるため、版胴8の回転位置に
対する孔版原紙1の画像形成開始位置を更に精度良く位
置決めできると共に、図13に示すように、原紙クラン
プ部10における孔版原紙1の左右方向のクランプ量に
バラツキがある場合には左右のクランプ量のバラツキを
解消できるため、着版しわや画像斜め形成を防止でき
る。
基準位置検出センサ14を設け、孔版原紙1を原紙クラ
ンプ部10でクランプした後に、版胴8の回転位置を再
度チェックするので、クランプ動作により版胴8の検出
角度にズレが生じた場合でも安定した着版位置精度を確
保できる。尚、この再角度基準検出位置の検出は、エン
コーダ12で行っても良い。
施形態を示し、製版及び着版動作の一過程を示す構成図
である。図14において、この第2実施形態では前記第
1実施形態と比較して孔版原紙1にテンションを付与す
る版原紙テンション付与行程が異なる。つまり、第2実
施形態では、ドラム用モータ9を所定パルス駆動し版胴
8を正方向に回転して孔版原紙1を版胴8に巻き付ける
方向に引っ張ることによって孔版原紙1にテンションを
付与している。他の構成は前記第1実施形態と同様であ
るため、図面に同一符号を付して説明を省略する。
同様な作用・効果が得られる。又、版胴8の駆動系がバ
ックラッシュの発生する構成である場合にあってはエン
コーダ12による版胴8の回転位置検出誤差を防止でき
る。
施形態を示し、製版及び着版動作の一過程を示す構成図
である。図15において、この第3実施形態では前記第
1実施形態と比較して孔版原紙1にテンションを付与す
る版原紙テンション付与行程が異なる。つまり、第3実
施形態では、プラテンロール3の回転動作と、版胴8の
回転動作とを組み合わせて孔版原紙1にテンションを付
与する。具体的には、プラテンロール3を逆方向に回転
し、且つ、版胴8を同じく逆方向に回転するがその搬送
量を少なくすることによって孔版原紙1にテンションを
付与する。又、プラテンロール3を逆方向に回転し、且
つ、版胴8を正方向に回転することによって孔版原紙1
にテンションを付与する等のバリエーションが考えられ
る。他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、図
面に同一符号を付して説明を省略する。
同様な作用・効果が得られる。又、プラテンロール3の
回転動作終了より版胴8の回転動作終了を後にすること
によって、版胴8の駆動系がバックラッシュの発生する
構成である場合にあってエンコーダ12による版胴8の
回転位置検出誤差を防止できる。
基準として画像形成開始位置を決定し、且つ、孔版原紙
の先端をクランプしたドラムの回転位置を基準として印
刷開始位置が決定されるので、孔版原紙のカール等や原
紙セット位置検出センサ108の検出バラツキによって
孔版原紙の画像形成開始位置自体がで正確でない場合、
ドラムに対する孔版原紙のクランプ位置が正確でない場
合には、ドラムに対する孔版原紙の画像形成開始位置に
誤差が生じ、これが印刷用紙に対する印刷位置ずれとな
っていた。
(版胴8)にクランプし、このクランプされた孔版原紙
1に対してドラム(版胴8)の回転位置を基準として画
像形成を行うため、ドラム(版胴8)の回転位置に対す
る孔版原紙1の画像形成開始位置が常に正規な位置とな
り、ドラム(版胴8)の回転位置を基準とする印刷開始
位置に一致するため、印刷用紙17に対する印刷位置精
度が向上する。
ば、版原紙が孔版原紙1にて、書込みヘッドが感熱ヘッ
ド2にてそれぞれ構成されているが、版原紙は孔以外の
形態で所定の画像に応じた製版がなされるものであれば
良く、又は、書込みヘッドは熱以外で所定の画像を書込
みできるものであれば良い。
ラムである版胴8と紙胴15とを有し、版胴8内部から
中押しロールで印刷圧を付与するインナープレス方式の
場合について説明したが、ドラムとこれの外周側に押圧
ロールを設け、ドラム外部から印刷圧を付与するアウタ
ープレス方式のもの等でも本発明が適用できることはも
ちろんである。
よれば、プラテンロールを正方向に回転して前記版原紙
を前記ドラム側に搬送し、この搬送した前記版原紙の先
端を前記原紙クランプ部でクランプするクランプ行程を
行い、このクランプ行程の後に、前記ドラム及び前記プ
ラテンロールを共に正方向に回転して前記版原紙をドラ
ムに巻き付け着版し、この着版過程で前記ドラムの回転
位置を前記ドラム回転位置検出手段にて検出して前記書
込みヘッドで前記版原紙に書込み製版する製版及び着版
同時行程を行うので、版原紙の先端をドラムの版原紙ク
ランプ部にてクランプした後に、ドラムの回転位置を基
準として版原紙に画像書込みが行われるため、版原紙の
カール等、原紙セット位置検出センサの検出バラツキ、
クランプ状態にかかわらず、ドラムの回転位置に対する
版原紙の画像形成開始位置を常に適正な位置にでき、印
刷の位置精度が向上する。又、従来のように原紙一時ス
トッカ部や搬送ロールを設置しなくて良いため、印刷装
置のコンパクト化、コスト安等になる。
印刷装置の製版着版方法であって、前記クランプ行程と
前記製版及び着版同時行程との間に、前記クランプ部で
クランプされた前記版原紙にテンションを付与する版原
紙テンション付与行程を行うので、請求項1の発明の効
果に加え、孔版原紙のたるみを除去できるため、ドラム
の回転位置に対する孔版原紙の画像形成開始位置を更に
精度良く位置決めできると共に、版原紙クランプ部にお
ける版原紙の左右方向のクランプ量にバラツキがある場
合には左右のクランプ量のバラツキを解消できるため、
着版しわや画像斜め形成を防止できる。
印刷装置の製版着版方法であって、前記版原紙テンショ
ン付与行程は、前記プラテンロールを逆方向に回転して
前記版原紙を前記ドラムから引き離す方向に引っ張るの
で、版原紙の書込みヘッド側を搬送方向の逆方向に引っ
張り版原紙のたるみを除去することによって、請求項2
の発明の効果と同様の効果を実現する。
印刷装置の製版着版方法であって、前記版原紙テンショ
ン付与行程は、前記ドラムを正方向に回転して前記版原
紙を前記ドラムに巻き付ける方向に引っ張るので、版原
紙の先端側を搬送方向に引っ張り孔版原紙のたるみを除
去することによって、請求項2の発明の効果と同様の効
果を実現し、又、ドラムの駆動系がバックラッシュの発
生する構成である場合にあってエンコーダによるドラム
の回転位置検出誤差を防止できる。
印刷装置の製版着版方法であって、前記版原紙テンショ
ン付与行程は、前記プラテンロールの回転動作と、前記
ドラムの回転動作とを組み合わせて行うので、プラテン
ロールの回転動作とドラムの回転動作との組み合わせで
孔版原紙のたるみを除去することによって、請求項2の
発明の効果と同様の効果を実現し、又、プラテンロール
の回転動作終了よりドラムの回転動作終了を後にするこ
とによって、ドラムの駆動系がバックラッシュの発生す
る構成である場合にあってエンコーダによるドラムの回
転位置検出誤差を防止できる。
要部構成図である。
制御回路ブロック図である。
作の前半部分のフローチャートである。
作の後半部分のフローチャートである。
作の一過程を示す構成図である。
作の一過程を示す構成図である。
作の一過程を示す構成図である。
作の一過程を示す構成図である。
作の一過程を示す構成図である。
動作の一過程を示す構成図である。
動作の一過程を示す構成図である。
ドラム基準位置との間の位置関係を示す要部構成図であ
る。
た孔版原紙の左右クランプ量のバラツキが解消されるこ
とを説明するための斜視図である。
動作の一過程を示す構成図である。
動作の一過程を示す構成図である。
構成図である。
構成図である。
構成図である。
構成図である。
構成図である。
る。
示す図、(B)及び(C)はそれぞれ不適正な位置にク
ランプされた状態を示す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 版原紙に画像を書き込む書込みヘッド
と、この書込みヘッドに前記版原紙を介して圧接するプ
ラテンロールと、前記書込みヘッド及び前記プラテンロ
ールの版原紙搬送下流に配置され、前記版原紙の先端を
クランプする原紙クランプ部を有するドラムと、このド
ラムの回転位置を検出するドラム回転位置検出手段とを
備えた印刷装置において、 前記プラテンロールを正方向に回転して前記版原紙を前
記ドラム側に搬送し、この搬送した前記版原紙の先端を
前記原紙クランプ部でクランプするクランプ行程を行
い、 このクランプ行程の後に、前記プラテンロールを正方向
に回転すると共に前記ドラムを正方向に回転して前記版
原紙をドラムに巻き付け着版し、この着版過程で前記ド
ラムの回転位置を前記ドラム回転位置検出手段にて検出
して前記書込みヘッドで前記版原紙に書込み製版する製
版及び着版同時行程を行うことを特徴とする印刷装置の
製版着版方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置の製版着版方法
であって、 前記クランプ行程と前記製版及び着版同時行程との間
に、前記クランプ部でクランプされた前記版原紙にテン
ションを付与する版原紙テンション付与行程を行うこと
を特徴とする印刷装置の製版着版方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置の製版着版方法
であって、 前記版原紙テンション付与行程は、前記プラテンロール
を正方向とは反対向きである逆方向に回転して前記版原
紙を前記ドラムから引き離す方向に引っ張ることを特徴
とする印刷装置の製版着版方法。 - 【請求項4】 請求項2記載の印刷装置の製版着版方法
であって、 前記版原紙テンション付与行程は、前記ドラムを正方向
に回転して前記版原紙を前記ドラムに巻き付ける方向に
引っ張ることを特徴とする印刷装置の製版着版方法。 - 【請求項5】 請求項2記載の印刷装置の製版着版方法
であって、 前記版原紙テンション付与行程は、前記プラテンロール
の回転動作と、前記ドラムの回転動作とを組み合わせて
行うことを特徴とする印刷装置の製版着版方法。
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