JP2001079164A - パチンコ機 - Google Patents
パチンコ機Info
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Abstract
関する内部情報を複数の記憶領域に分けて記憶して保存
し、電気事故回復時に電気事故以前の状態に戻すことが
できるとともに、内部情報が正しく記憶しているか否か
を各記憶領域毎に管理することができる。 【解決手段】 パチンコ機1は、遊技等に関する内部情
報をRAM83Cの複数に分かれた記憶領域83C1等
に記憶し、動作用電圧(5V)が所定値以下に低下した
場合に、大容量コンデンサC1からバックアップ電圧を
供給して、内部情報を保存できる。各内部情報にチェッ
クサムを付加しているので、CPU83Aは、チェック
サムに基づいて、内部情報が正しく記憶されている否か
を把握でき、動作用電圧が所定値以上に復帰した場合、
記憶領域83C1等に正しく記憶されている内部情報を
読み出して、動作用電圧が所定値以下に低下する以前の
状態に戻すことができる。
Description
圧に基づいて動作するパチンコ機に関し、特に、遊技者
による遊技中に停電等の電気事故が発生した場合であっ
ても、遊技もしくは賞球等に関する内部情報を複数の記
憶領域に分けて記憶して保存し、電気事故回復時に電気
事故以前の状態に戻すことができるとともに、内部情報
が正しく記憶しているか否かを各記憶領域毎に管理する
ことができるパチンコ機に関するものである。
加えることによって、パチンコ機の遊技者の興味を高め
るべく種々の役物(入賞を容易にするための特別な装
置)を遊技板に備える。例えばパチンコ球が始動入賞口
に入賞すると、CRT等の図柄表示装置に表示されてい
る変動図柄が変動を開始し、一定時間経過した後に表示
された図柄が一定確率で揃うと(例えば「7、7、7」
等のゾロ目)、大当たりとして大入賞口が所定回数続け
て開くとともに図柄表示装置に大当たり映像が表示され
るものがある。そのようなパチンコ機には、各種の制御
に非常に多くの電子制御回路が組み込まれ、役物制御回
路、表示回路、或いは賞球の払出制御回路などの各種回
路が、マイクロコンピュータ等を含む電子制御回路によ
って制御される。
回線のショート、停電等の電気事故が発生し、電子制御
回路に供給される動作用電圧が低下した場合、電子制御
回路の動作が停止して、各種回路の動作が停止する結
果、パチンコ機全体の動作も直ちに停止することにな
る。そのため、例えば大当たりとして大入賞口が所定回
数続けて開いている途中等に、電気事故が発生した場合
であっても、その動作は直ちに停止してしまい、遊技し
ていた遊技者は驚愕することになる。
チンコ機の場合、かかる電気事故に対しては十分に対処
できておらず、電気事故の修理等が完了して、電子制御
回路に供給される電圧が回復した場合であっても、電子
制御回路は初期状態に戻るにすぎなかった。そのため、
各種回路の動作も初期状態に戻るにすぎず、電気事故以
前の遊技中の大当たりとしての大入賞口の開放状態に戻
らないので、遊技者の不利益は極めて大きいものとな
る。かかる場合、パチンコ遊技店が、遊技者の申し出に
基づいて、賞球を適宜払い戻す等の対応をするにすぎ
ず、パチンコ機自体が電気事故に対して対応できなかっ
た。その場合、遊技状態の情報等を記憶して保存するこ
とが望ましいが、記憶された遊技情報が正しく記憶され
ていないことがある。
なされたものであり、遊技中に電気事故が発生した場合
であっても、遊技情報等の内部情報を複数の記憶領域に
分けて記憶して保存し、電気事故回復時に電気事故以前
の状態に戻すことができるとともに、内部情報が正しく
記憶しているか否かを各記憶領域毎に管理することがで
きるパチンコ機を提供することを目的とする
に、本発明に係るパチンコ機によれば、動作用電圧及び
バックアップ電圧を供給できる電源と、遊技もしくは賞
球等に関する内部情報複数に分かれた記憶領域を記憶す
ることができる記憶手段と、前記動作用電圧が所定値以
下に低下した場合に、前記記憶手段に前記電源からバッ
クアップ電圧を供給して、前記記憶手段に記憶されてい
る内部情報を保存することができるパチンコ機であっ
て、前記内部情報には、前記記憶手段に記憶されている
内部情報を正しく記憶しているか否かを管理するための
管理情報を前記各記憶領域毎に付加しており、更に前記
動作用電圧が所定値以下に低下した後に所定値以上に復
帰し、前記記憶手段に記憶されている内部情報を読み出
して、前記動作用電圧が所定値以下に低下する以前の状
態に戻す際に、前記内部情報が正しく記憶されているか
否かを、前記管理情報に基づいて、前記各記憶領域毎に
判断する制御手段を備えていることを特徴とする。
ては、記憶手段は、遊技または賞球の払い出し状態等に
関する内部情報を各記憶領域毎に記憶することができる
が、遊技中に電気事故が発生し、パチンコ機の動作用電
圧が所定値以下に低下した場合に、記憶手段にバックア
ップ電源からバックアップ電圧を供給して、記憶手段に
記憶されている内部情報を保存状態にする。そして、各
記憶領域毎の内部情報に管理情報を付加することによ
り、制御手段は、管理情報に基づいて、内部情報が正し
く記憶されている否かを各記憶領域毎に判断できる。そ
の後、動作用電圧が所定値以上に復帰した場合に、管理
情報による管理の下に、記憶手段の各記憶領域毎に記憶
されている内部情報を読み出すことにより、電気事故以
前の状態に戻ることができ、パチンコ機自体が停電等の
電気事故に対して対応することが可能となる。
が、例えば「大当たり」として大入賞口が開放される遊
技状態であっても、その遊技情報等の内部情報を記憶手
段の各記憶領域毎に記憶して保存して、電気事故回復時
に管理情報による管理の下に、内部情報を読み出すこと
により、電気事故以前の遊技状態に戻ることができる。
それにより、停電等の電気事故に対して対応することが
可能となって、遊技者に不利益を与えることがない。一
方、正しくない内部情報に基づいて、電気事故以前の状
態に戻ったとしても、結果として遊技者の利益に適うと
はいえないので、各記憶領域毎の管理情報が正しい場合
のみ、内部情報を使用する態様を採用することが可能と
なって、遊技者の利益に適う態様を採用することができ
る。
動作用電圧を検出する検出手段と、バックアップ電圧を
供給できるバックアップ電源と、遊技もしくは賞球等に
関する内部情報を、複数に分かれた記憶領域に記憶する
ことができる記憶手段と、前記検出手段が前記動作用電
圧が所定値以下に低下したことを検出した場合に、前記
記憶手段に前記バックアップ電源からバックアップ電圧
を供給して、前記記憶手段に記憶されている内部情報を
保存することができるパチンコ機であって、前記内部情
報には、前記記憶手段に記憶されている内部情報を正し
く記憶しているか否かを管理するための管理情報を前記
各記憶領域毎に付加し、更に前記動作用電圧が所定値以
下に低下した際に、前記記憶手段にアクセスするのを停
止する信号遮断手段と、前記動作用電圧が所定値以上に
復帰した場合、前記信号遮断手段を介したアクセスを可
能とし、前記記憶手段に記憶されている内部情報を読み
出して、前記動作用電圧が所定値以下に低下する以前に
戻す際に、前記内部情報が正しく記憶されているか否か
を、前記管理情報を基づいて、前記各記憶領域毎に判断
する制御手段を備えることを特徴とする。
ては、記憶手段は、遊技または賞球の払い出しに関する
内部情報を各記憶領域毎に記憶することができる。検出
手段がパチンコ機の動作用電圧を検出し、動作用電圧が
所定値以下に低下したことを検出した場合に、記憶手段
に前記バックアップ電源からバックアップ電圧を供給し
て、記憶手段に記憶されている内部情報が保存されると
ともに、信号遮断手段が記憶手段にアクセスするのを停
止する。そして、内部情報に管理情報を付加して、制御
手段は、管理情報に基づいて、内部情報が各記憶領域毎
に正しく記憶されている否かを判断できる。その後、検
出手段は動作用電圧が所定値以上に復帰したことを検出
した場合に、管理情報による管理の下に、信号遮断手段
を介したアクセスを可能として、記憶手段の各記憶領域
毎に記憶されている内部情報を読み出すことにより、前
記動作用電圧が所定値以下に低下する前の遊技状態に戻
すことができ、パチンコ機自体が停電等の電気事故に対
して対応することが可能となる。
が、例えば「大当たり」としての大入賞口が開放される
遊技状態であっても、その内部情報等を記憶手段の各記
憶領域毎に記憶して保存して、電気事故回復時に内部情
報を読み出すことにより、電気事故以前の遊技状態に戻
ることができる。それにより、停電等の電気事故に対し
て対応することが可能となって、遊技者に不利益を与え
ることがない。また、信号遮断手段が記憶手段にアクセ
スするのを停止することにより、動作用電圧が所定値以
下に低下することによる記憶手段への悪影響を防止する
ことができる。一方、正しくない内部情報に基づいて、
電気事故以前の状態に戻ったとしても、結果として遊技
者の利益に適うとはいえないので、各記憶領域毎の管理
情報が正しい場合のみ、内部情報を使用する態様を採用
することが可能となる。尚、信号遮断手段が記憶手段に
アクセスするのを停止する際に、制御手段の動作を停止
しても良い。また、制御手段には、電気事故に対処する
ための事故対策回路が含まれているのが望ましい。
下に低下する以前に、記憶手段に記憶される各記憶領域
毎の管理情報と、動作用電圧が所定値以上に復帰した場
合に、記憶手段から読み出された各記憶領域毎の管理情
報と一致するか否かを判断するのが望ましい。そして、
動作用電圧が所定値以下に低下する以前の各記憶領域毎
の管理情報と動作用電圧が所定値以上に復帰した場合の
各記憶領域毎の管理情報と一致するか否かにより、各記
憶領域毎に内部情報が正しく記憶されている否かを把握
できる。すなわち、動作用電圧の変動前後で各記憶領域
毎の管理情報が一致する場合、その内部情報が正しく記
憶されていると把握できるのに対し、動作用電圧の変動
前後で管理情報が一致しない場合、管理情報が正しく記
憶されていない記憶領域に記憶された内部情報は間違っ
ている可能性が高いと把握できる。
憶されていないと前記各記憶領域毎に判断された場合、
前記管理情報が正しく記憶されていない記憶手段に記憶
されている内部情報を自動的に消去することができる自
動消去手段を備えることが望ましい。これは、正しくな
い内部情報に基づいて、電気事故以前の状態に戻ったと
しても、結果として遊技者の利益に適うとはいえず、管
理情報が間違っている内部情報の場合、それを消去する
といった方策を取るのが望ましいからである。また、そ
の管理情報は、前記内部情報に付加されたチェックバイ
トであってもよいし、あるいは、内部情報の合計である
チェックサムであってもよい。具体的には、チェックバ
イトを使用する場合、例えば内部情報が「111」であ
るとき、チェックバイトとして例えば「55H」をその
内部情報に付加する。一方、チェックサムを使用する場
合、例えば内部情報が「0001」であるとき、チェッ
クサムとして、その和「1H」を内部情報に付加する
が、チェックサムは内部情報の内容に従って変化するこ
とになる。このようなチェックサムの場合、内部情報に
従って変化するので、不正行為を防止できるメリットが
あるが、内部情報量が多くなると、その和を計算するの
に時間等を要するデメリットがある。一方、チェックバ
イトの場合、例えば「55H」のように固定的であるの
で、動作用電圧が所定値以下に低下する以前のチェック
バイトと動作用電圧が所定値以上に復帰した場合のチェ
ックバイトと一致するか否かの判断が、容易であるとい
うメリットがあるのに対して、チェックバイトの内容が
部外者に知られると、不正行為が生じやすいデメリット
がある。
利な情報が記憶されている格別有利情報記憶領域と、遊
技者にとって有利な情報が記憶されている有利情報記憶
領域とに分かれているのが望ましい。このように格別有
利情報記憶領域と、有利情報記憶領域とに分けることに
より、格別有利情報記憶領域に記憶されている内部情報
については、できるだけ読み出すようにして、電気事故
以前の状態に戻ることができる。それに対して、有利情
報記憶領域に記憶されている内部情報については、有利
情報記憶領域の記憶領域の大きさをある程度確保して、
有利情報記憶領域に憶されるデータ量を増やすことによ
り、チェックサムの記憶に要する容量を減らすようにし
て、遊技者にとって有利な情報であるものの、格別有利
情報よりは、電気事故以前の状態に戻る程度を低くす
る。具体的には、格別有利情報記憶領域に記憶される情
報としては、例えば「大当たり情報等」があるのに対し
て、有利情報記憶領域に記憶される情報としては、例え
ば「5個の賞球の払い出しがある入賞個数の情報等」が
ある。
を消去する消去手段を備えるのが望ましい。これは、パ
チンコ遊技店の管理者は記憶手段に記憶された内部情報
等を管理上消去したい場合があり、消去手段が動作する
ことによって、かかる要望を容易に適えることができる
からである。具体的には、記憶手段に保存された内部情
報等を消去できないとすると、例えば内部情報が、遊技
者にとって有利な状態(例えば大当たり)で電気事故が
発生し、電気事故の修復を待てない遊技者に対しパチン
コ遊技店としては補償した後に、その電気事故の修復完
了後、遊技をしようとする別の遊技者が、未だ何らの遊
技をしていないにも拘わらず、遊技者にとって有利な状
態が突然に現れるとすると、パチンコ遊技店の不利益が
大きいので、記憶手段に記憶された内部情報等を消去し
て、かかる事態を防止する必要があるからである。この
場合、消去手段は、消去操作用スイッチであることが望
ましく、パチンコ遊技店の顧客等が容易に触れないよう
に、特にパチンコ機の裏側に設けられているのが望まし
い。また、消去手段は、パチンコ機の前扉の開放と連動
するスイッチであることが望ましい。この場合、パチン
コ遊技店の管理者等が、動作用電圧の遮断した際に、パ
チンコ機の前扉の開放すると、スイッチがその前扉の開
放と連動して、記憶手段に記憶された内部情報を消去す
る。その結果、パチンコ遊技店の管理者はその内部情報
等を管理上消去したいという要望を極めて容易に適える
ことができる。
圧の供給時間を設定する時間設定手段が設けられ、前記
供給時間の経過後に、前記記憶手段に記憶されている内
部情報が消去されることが望ましい。それにより、時間
設定手段がバックアップ用電圧の供給時間(例えば3時
間)を設定し、供給時間(例えば3時間)が経過した場
合、記憶手段に記憶されている内部情報が消去される。
これは、停電等の電気事故の修復するまでに例えば3時
間以上かかった場合、パチンコ遊技店にいた顧客も3時
間もその修復を待っているとは考えにくく、また、パチ
ンコ遊技店の営業時間が既に終わっている場合があるの
で、このような場合には、記憶手段に記憶されている内
部情報は不要となるからである。かかる場合、供給時間
(例えば3時間)が経過すると、記憶手段に記憶されて
いる内部情報が自動的に消去されるので、パチンコ遊技
店の管理者等が、記憶手段に記憶された内部情報を消去
するための作業をする必要がなくなる。
ついて具体化した実施の形態を図面を参照して詳細に説
明する。先ず、実施形態に係るパチンコ機の全体構成に
ついて図1に基づき説明する。図1は実施形態に係るパ
チンコ機全体を示した正面図である。図1において、パ
チンコ機1は、いわゆる第一種パチンコ機である。パチ
ンコ機1は、その前面側に遊技盤2を備え、この遊技盤
2は、後述する入賞口、図柄表示装置、電動役物及びゲ
ート等の各種構造物を配設している。その遊技盤2の下
側には、払い出される賞球を受ける上皿3がプレート4
上に配設され、この上皿3には出力用スピーカ3aが内
蔵される。その上皿3の下側には、この上皿3から溢れ
た賞球を受ける下皿5が配設されている。
設され、上皿3に連通する不図示の球送り機構を介して
上皿3のパチンコ球がハンドル6に連結された発射装置
へ送られるように構成されている。その遊技盤2の左右
上方側には、賞球及び球切れ表示ランプ10、10が設
けられており、賞球及び球切れの際に、その表示ランプ
10が点滅することにより、遊技者、遊技場の管理者等
にその旨を知らせる。また、遊技盤2の前側は、ステン
レス等の金属製枠を有するガラス扉9により被覆されて
おり、ガラス扉9はその側方(左)側に設けられたヒン
ジ部材等を介して開閉自在に支持されている。そして、
ヒンジ部材等の反対側(右)側に設けられた鍵穴9b
に、遊技店の管理者等が鍵を挿入して回転操作して、ロ
ックを解除することにより、ガラス扉9を前方側へ開く
ことができる。
ラーを表示するエラー表示ランプ7が設けられており、
また、ガラス扉9の上側及び右側には、「当たり」を表
示する当たり表示ランプ8、8が取り付けられている。
ここで、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の
構成について説明する。この遊技領域は、所定厚さの板
材からなる遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設さ
れ、各構造物を囲むように環状のレール11が遊技盤2
上に立設されている。このレール11は、発射されたパ
チンコ球を遊技領域11内に案内する案内路15を構成
し、遊技盤2上の上方側部には、レール11に沿って打
ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部1
6が設けられている。そして、その段差部16には、軸
支された返しゴム(図示せず)が配設されている。
装置を構成するLCD表示器12が遊技盤2の裏面側か
ら前面側へ取り付けられている。このLCD表示器12
は、変動図柄を表示するべく、画面が左側、中央、右側
に3分割された液晶パネルである。そして、LCD表示
器12の左側、中央、右側にそれぞれ表示された図柄が
変動しながら、停止した状態が全体として所定の図柄
(例えば「777」等)を構成する場合に、遊技者にと
って有利な遊技状態である「いわゆる大当たり」とな
る。また、LCD表示器12の上方には、前面側にキャ
ラクタ図柄が描かれた入賞口18が配設されており、こ
の入賞口18には、遊技盤2の裏面に設けられた賞球樋
が連通されている。そして、この入賞口18に入ったパ
チンコ玉を検出する入賞口スイッチ18A(図4参照)
が、遊技盤2の裏側に設けられており、入賞口18に入
賞したことを入賞口スイッチ18Aが検出すると、所定
の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成され
ている。また、LCD表示器12内の下端部には、変動
図柄の始動回数を遊技者に知らせるための、変動図柄始
動記憶表示器13が設けられている。
種始動口23が配設されており、この第1種始動口23
には、遊技盤2の裏面に設けられた賞球樋が連通されて
いる。そして、この第1種始動口23に入ったパチンコ
玉を検出する始動口スイッチ23Aが遊技盤2の裏側に
設けられており、この第1種始動口23に入賞して始動
口スイッチ23Aが入賞したことを検出すると、LCD
表示器12の変動図柄であるルーレットが回転して、所
定の個数の賞球が上部受皿3に排出されるように構成さ
れている。また、LCD表示器12の左右上側には、各
電飾ランプ19、20が設けられており、これら電飾ラ
ンプ19、20は、LCD表示器12の変動図柄が変動
する際に点滅する。
は、各ゲート21、22が配設されている。このゲート
21、22には、パチンコ球の通過を検出する検出スイ
ッチ(図示せず)が備えられ、この検出スイッチがパチ
ンコ球の通過を検出することにより、LCD表示器12
の変動図柄であるルーレットが回転するように構成され
ている。また、各ゲート21、22の下側には、電飾ラ
ンプが施された下入賞口24、25が配設されており、
これら下入賞口24、25には、遊技盤2の裏面に設け
られた賞球樋が連通されている。そして、各下入賞口2
4、25への入賞を検出する下入賞口スイッチ24A、
25A(図4参照)が、遊技盤2の裏側に設けられ、下
入賞口24、25に入賞したことを下入賞口スイッチ2
4A、25Aが検出すると、所定の個数の賞球が上部受
皿3に排出されるように構成されている。
入賞口26を有する特別電動役物27が配設されてお
り、この大入賞口26は、長い横幅を有するとともに上
方に開口する開閉扉28を備えている。そして、第1種
始動口23又はゲート21、22にパチンコ球が入り、
LCD表示器12の画面の、左側、中央、右側にそれぞ
れ表示された図柄が変動した後に、全体として所定画面
になった場合(例えば、777のように揃った場合)、
開閉扉28が開かれて、遊技者に有利な特別遊技状態に
なる。
けられた賞球樋が連通されており、大入賞口26内に
は、開閉扉28が開かれたときに入賞したパチンコ球の
個数をカウントするための大入賞口カウントスイッチ2
6B(図4参照)が設けられている。そして、大入賞口
カウントスイッチ26Bがカウントしたパチンコ球の個
数に対応する分の所定の個数の賞球が上部受皿3に排出
されるように構成されている。この場合、大入賞口26
の開閉扉28は、25秒間経過又は10個のパチンコ球
の入賞が大入賞口カウントスイッチ26Bにより検出さ
れるまで開放される。
とって有利な遊技状態(いわゆる大当たり)に設定する
ための「いわゆるVゾーン」が仕切り形成されており、
当該Vゾーンへの入賞検出用のVスイッチ26A(図4
参照)が設けられている。そして、大入賞口26の開閉
扉28が開放した後に、Vゾーンへの入賞として、規定
数の遊技球(例えば10個の入賞)をVスイッチ26A
が検出した場合に、または、開閉扉28の開放後所定時
間(例えば30秒間)経過した後に、開閉扉28は一旦
閉鎖される。
る大入賞口26の左右には、電飾ランプが施された各入
賞口29、30が設けられており、遊技盤2の裏面に設
けられた賞球樋に連通されている。そして、この各入賞
口29、30への入賞を検出する入賞口スイッチ29
A、30A(図4参照)が、遊技盤2の裏側に設けら
れ、各入賞口29、30に入賞したことを入賞口スイッ
チ29A、30Aが検出すると、所定の個数の賞球が上
部受皿3に排出されるように構成されている。
た場合には、入賞球1個当たり賞球が10個払い出さ
れ、前述した大入賞口26に入賞した場合には、入賞球
1個当たり賞球が15個払い出され、第1種始動口23
に入賞した場合には、入賞球1個当たり賞球が5個払い
出され、各入賞口18に入賞した場合には、入賞球1個
当たり賞球が10個払い出され、さらに、各下入賞口2
4、25に入賞した場合には、入賞球1個当たり賞球が
13個払い出される。また、特別電動役物27の直下に
は、レール11に沿ってアウト口32が開設されてい
る。更に、レール11に囲まれたこのような遊技領域に
は、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチン
コ球の複雑な流路を構成している。
図2及び図3に基づいて説明する。図2はその実施形態
に係るパチンコ機1全体を示した背面図である。図3は
実施形態に係るパチンコ機1の賞球及び貸球の払い出し
に係る機構セット盤の要部を拡大した背面図である。パ
チンコ機1は、図2に示すように、木製の外枠41に対
して木製の内枠42がヒンジ部材等を介して開閉自在に
取り付けられている。また、この内枠42のほぼ中央部
には、遊技盤2を着脱自在に支持するための金属製の機
構盤43が取り付けられている。そして、この機構盤4
3の裏側には、合成樹脂製の機構セット盤44が開閉自
在に蝶番により取り付けられている。
は、上方に開口した賞球タンク45が機構セット盤44
上に固定されている。賞球タンク45の直上には、パチ
ンコ球の補給装置46が配設され、この補給装置46に
は、垂直にパチンコ球の落下させるための、吐出部46
Aが設けられている。その賞球タンク45には、タンク
レール47が取り付けられており、賞球タンク45の傾
斜した底面に設けられた連通孔を介してパチンコ球をタ
ンクレール47に落下させる。タンクレール47の内部
には、パチンコ球を1列に整列流出し、賞球ケース48
にパチンコ球を送る通路が形成されている。
方側へ案内する賞球案内部48Aが設けられている。こ
の賞球案内部48Aには、賞球通路49が形成され、賞
球通路49はパチンコ球を更に下流側へ1列で送る。
尚、賞球ケース48内には、賞球通路49を通過するパ
チンコ球を確認する球有り検出スイッチ62、パチンコ
球の払い出しを調節する払い出しソレノイド61等が内
装されている。
コ球の排出部が形成され、入賞球を排出する入賞球排出
通路50及び下皿排出路51が設けられている。また、
内枠42の裏側(図2参照)には、下部受皿ボックス5
2がボルトにより取り付けられており、下皿排出路51
を介して上皿3から溢れた賞球を受けて下皿5に案内す
る。この下皿排出路51及び下部受皿ボックス52によ
り下皿受け部を構成する。また、賞球タンク45、タン
クレール47、賞球案内部48A、賞球ケース48、球
有り検出スイッチ62、及び払い出しソレノイド61等
により賞球払出手段を構成する。
成された開口部75には、図柄表示装置等に係る制御等
を行うための主基板53が設けられている(図2参
照)。この主基板53は、遊技盤2の裏面を覆うセンタ
カバー54に装着された状態で固定され、更にポリカー
ボネート樹脂等の合成樹脂により形成された透明なカバ
ー53Bに覆われている。この主基板53には、証紙5
8が貼り付けられており、カバー53Bを封印した証紙
58を一度はがして再び貼り付けると、その形跡が証紙
58に現れて、はっきりと肉眼で確認できるため、不正
な主基板53の交換を防止する役割を果たす。尚、この
主基板53には、パチンコゲーム機1の遊技等に関する
制御を制御するためのCPU83A等が装着されている
(図4参照)。
基板55がカバーに覆われて取り付けられている。この
賞球制御基板55には、賞球払出等の駆動制御を行うた
めのCPU84A等が装着されている(図4参照)。さ
らに、機構セット盤44の上方角部には、中継基板56
が設けられており(図2参照)、この中継基板56は、
パチンコゲーム機1とホールコンピュータをつないで信
号のやりとりをする働きをする他に、基板56上に消去
操作用スイッチ83Kが配設されている。また、機構セ
ット盤44の最上部における賞球タンク45の底面外側
には、賞球タンクスイッチ60が設けられており、賞球
タンクスイッチ60が賞球タンク45内のパチンコ球無
しを検出すると、検出信号を出力する。
は、賞球の払い出しに伴い、一点鎖線の矢印で示される
ように、タンクレール47、及び賞球ケース案内部48
A内の賞球通路49を介して、賞球ケース48内に送ら
れる。この賞球ケース48内には、パチンコ球を回転す
ることにより、順次送り出す爪車64が一方向(図3
中、時計方向)回転するように設けられ、払出ソレノイ
ド61のオン・オフ駆動により所定の角度毎(この実施
形態では、約60度毎)に回転駆動される。尚、このよ
うに送られているパチンコ球の有無を検出する球有り検
出スイッチ62が、爪車64の上側に設けられており、
パチンコ球有りを検出することにより、検出信号を出力
する。
トスイッチ63が配設されており、この払出カウントス
イッチ63が払出ソレノイド61のオン・オフ駆動によ
って順次払い出されるパチンコ球の通過の有無を検出す
ると、その検出信号を出力する。そして、排出ソレノイ
ド61のオン・オフ駆動によって払い出された賞球は、
下方に送られて賞球払出口70を介して上皿3に送られ
る。そして、上皿3から溢れた賞球は、下皿排出路51
を介して下部受皿ボックス52に送られる。また、この
下皿排出路51内には、下皿オーバーフロースイッチ6
9が設けられており、この下皿オーバーフロースイッチ
69がパチンコ球有りを検出すると、検出信号を出力す
る。また、各入賞口18、29、30、各下入賞口2
4、25、第1種始動口23、及び大入賞口26に入賞
した入賞球は、案内樋を介して機構セット盤44の下方
の内側に設けられた入賞球案内樋65によって二点鎖線
矢印で示されるように、一列に整列されて、下方に開口
されている入賞球排出路50に排出される。
及び入賞球の排出に係る制御システムの構成について図
4に基づいて説明する。図4はこの実施形態に係るパチ
ンコ機1に係る制御システムのブロック図である。パチ
ンコ機1の賞球の払い出しに係る制御システム81は、
図4に示すように、主基板53、賞球制御基板55、賞
球払出装置82、各入賞口スイッチ18A、29A、3
0A、各下入賞口スイッチ24A、25A、始動口スイ
ッチ23A、Vスイッチ26A、大入賞口カウントスイ
ッチ26B、賞球タンクスイッチ60、球有り検出スイ
ッチ62、及び下皿オーバーフロースイッチ69等から
構成される。
OM83B、RAM83C、入力回路83D、及び出力
回路83E、電気事故に対処するための事故対策回路8
3F等が配設されており、これらCPU83A、ROM
83B、RAM83C、入力回路83D、出力回路83
E及び事故対策回路83Fは、バス線により相互に接続
されている。また、賞球制御基板55には、CPU84
A、ROM84B、RAM84C、入力回路84D、及
び出力回路84E等が配設されており、これらCPU8
4A、ROM84B、RAM84C、入力回路84D、
及び出力回路84Eは、バス線により相互に接続されて
いる。さらに、賞球払出装置82は、払出カウントスイ
ッチ63及び払出ソレノイド61等から構成されてい
る。
Bに予め格納されているパラメータや制御プログラムに
従って動作し、入力回路83Dを介して入力される入力
信号等に基づいて、各種制御信号を出力回路83Eを介
して賞球制御基板55に出力する。また、ROM83B
は、制御プログラム等を格納する不揮発性メモリであ
る。RAM83Cは、CPU83Aを介して演算された
各種データや外部から入力されたデータ等を一時的に記
憶するメモリであるが、停電等の電気事故が発生した場
合に、記憶されたデータ等は消去する。尚、RAM83
Cは、複数の記憶領域に分かれており、データの種類等
に応じて各記憶領域83C1、83C2(後述)に記憶
される。入力回路83Dは、外部から入力されたアナロ
グ信号等をディジタル信号に変換して出力する。出力回
路83Eは、CPU83Aを介して演算された各種デー
タをシリアルデータに変換して出力する。また、賞球制
御基板55の入力回路84Dには、主基板53の出力回
路83Eが配線により接続されている。更に、賞球制御
基板55の出力回路84Eには、払出ソレノイド61が
配線により接続されている。
は、ROM84Bに予め格納されているパラメータや制
御プログラムに従って動作し、入力回路84Dを介して
入力される主基板53からの入力信号等に基づいて、各
種制御信号を出力回路84Eを介して出力して払出ソレ
ノイド61を駆動制御する。また、ROM84Bは、制
御プログラム等を格納するメモリである。RAM84C
は、CPU84Aを介して演算された各種データや外部
から入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであ
る。入力回路84Dは、外部から入力されたアナログ信
号等をディジタル信号に変換して出力し、出力回路84
Eは、CPU84Aを介して演算されたディジタルデー
タをアナログ信号に変換後、払出ソレノイド61の駆動
電圧を出力する。
は、払出カウントスイッチ63、各入賞口スイッチ18
A、29A、30A、各下入賞口スイッチ24A、25
A、始動口スイッチ23A、Vスイッチ26A、大入賞
口カウントスイッチ26B、賞球タンクスイッチ60、
球有り検出スイッチ62、及び下皿オーバーフロースイ
ッチ69が配線により接続されている。それにより、大
入賞口26、第1種始動口23、各入賞口18、29、
30、及び各下入賞口24、25へのパチンコ球の入賞
は、大入賞口カウントスイッチ26B、Vスイッチ26
A、始動口スイッチ23A、各入賞口スイッチ18A、
29A、30A、及び各下入賞口スイッチ24A、25
Aにより検出され、これら各スイッチ26A、26B、
23A、25A、24A、30A、29A、18Aによ
る検出信号は、主基板53の入力回路83Dに入力され
る。
力回路83Dに入力されたこれらの検出信号に基づい
て、各入賞口26、23、18、29、30、24、2
5の入賞個数をRAM83Cに記憶すると共に、各入賞
球1個に対する各賞球個数をROM83Bより読み出
し、これに基づいて出力回路83Eを介して賞球制御基
板55の入力回路84Dに払出ソレノイド61の駆動信
号を出力する。そして、主基板53は、払出カウントス
イッチ63からの検出信号に基づいて、大入賞口26、
第1種始動口23、各入賞口18、29、30、及び各
下入賞口24、25の順番で、この賞球個数の賞球の払
い出しを全て終了すると出力回路83Eを介して出力し
ている払出ソレノイド61の駆動信号を停止する。
り検出スイッチ62及び下皿オーバーフロースイッチ6
9からの検出信号を入力回路83Dに入力した場合に
は、払出ソレノイド61の駆動信号の出力を停止して、
球切れ表示ランプ10又はエラー表示ランプ7を点灯す
る。そして、パチンコ球が補給されると、再度、払出ソ
レノイド61の駆動信号を出力する。さらに、主基板5
3は、賞球タンクスイッチ60からの検出信号が入力回
路83Dに入力された場合には、球切れ表示ランプ10
を点灯する。
は、主基板53から払出ソレノイド61の駆動信号を入
力回路84Dを介して入力すると、この払出ソレノイド
61の駆動信号に基づいて払出ソレノイド61を所定時
間オン・オフ駆動させる。主基板53のCPU83Aに
おいて行われる賞球払出制御処理のメイン処理として
は、各入賞口18、23、24、25、26、29、3
0への入賞を検出した場合、各入賞口18、23、2
4、25、26、29、30毎に入賞個数のデータをR
AM83Cから読み出す。そして、CPU83Aはその
入賞個数のデータに1を加算して、再度、加算した入賞
個数のデータをRAM83Cに記憶させる入賞加算処理
を実行する。反対に、各入賞口18、23、24、2
5、26、29、30の入賞個数のデータを賞球の払い
出しに伴って、CPU83Aは、入賞個数のデータをR
AM83Cから読み出し、その入賞個数のデータから1
を減算して、再度、減算した入賞個数のデータをRAM
83Cに記憶させる入賞減算処理を実行する。
チンコ球が入賞し、大入賞口カウントスイッチ26Bか
らパチンコ球検出信号を入力していること、または、大
入賞口26内の中央部のVゾーンにパチンコ球が入賞
し、Vスイッチ26Aからパチンコ球検出信号を入力し
ていることを検出した場合、大入賞口入賞個数情報とし
ての大入賞口入賞個数のデータをRAM83Cから読み
出す。そして、CPU83Aは、その大入賞口入賞個数
のデータに1を加算して、再度、加算した大入賞口入賞
個数のデータをRAM83Cに記憶させる大入賞口入賞
処理を行う。反対に、賞球の払い出しの際に、CPU8
3Aは、大入賞口入賞個数のデータをRAM83Cから
読み出し、その大入賞口入賞個数のデータから1を減算
して、再度、減算した大入賞口入賞個数のデータをRA
M83Cに記憶させる大入賞口入賞減算処理を実行す
る。
にパチンコ球が入賞し、始動口スイッチ23Aからパチ
ンコ球検出信号を入力したことを検出した場合、RAM
83Cから始動口入賞個数のデータを読み出す。そし
て、CPU83Aは始動口入賞個数のデータに1を加算
して、再度、加算した始動口入賞個数のデータをRAM
83Cに記憶させる第1種始動口入賞処理を行う。反対
に、賞球の払い出しの際に、CPU83Aは始動口入賞
個数のデータをRAM83Cから読み出し、その始動口
入賞個数のデータから1を減算して、再度、減算した始
動口入賞個数のデータをRAM83Cに記憶させる第1
種始動口入賞減算処理を実行する。これら始動口入賞個
数のデータ、入賞個数のデータ、大入賞口入賞個数のデ
ータ等の遊技及び賞球に関する情報が、RAM83Cに
記憶された内部情報となり、これら内部情報が遊技中に
電気事故が発生しRAM83Cから消去し、電気事故復
旧後に電気事故以前の状態に戻らないと、遊技者の不利
益は極めて大きくなる。しかし、後述の事故対策回路8
3Fにより、内部情報がRAM83Cに記憶・保存さ
れ、更に、CPU83Aによって、これら内部情報が読
み出されると、電気事故以前の状態に戻すことができ
る。
技者にとって格別に有利な情報が記憶されている格別有
利情報記憶領域83C1(図5参照)と、遊技者にとっ
て有利な情報が記憶されている有利情報記憶領域83C
2とに分かれているのが望ましい。このようにRAM8
3Cの記憶領域を、格別有利情報記憶領域83C1と有
利情報記憶領域83C2とに分けることにより、格別有
利情報記憶領域83C1に記憶されている内部情報につ
いては、できるだけ読み出すようにして、電気事故以前
の状態に戻ることができるようにする。それに対して、
有利情報記憶領域83C2に記憶されている内部情報に
ついては、遊技者にとって有利な情報であるものの、格
別有利情報よりは、電気事故以前の状態に戻る程度を低
くする。具体的には、格別有利情報記憶領域83C1の
記憶領域の大きさをできるだけ、小さくして、記憶され
るデータ量を減らすことにより、チェックサムに誤りが
生じるのを減らすようにする。それに対して、有利情報
記憶領域83C2の記憶領域の大きさをある程度確保し
て、有利情報記憶領域83C2に憶されるデータ量を増
やすことにより、チェックサムの記憶に要する容量を減
らすようにする。そして、格別有利情報記憶領域83C
1に記憶される情報としては、例えば「大当たり情報と
か13個の賞球の払い出しがある入賞個数の情報等」で
あるのに対して、有利情報記憶領域83C2に記憶され
る情報としては、例えば「5個の賞球の払い出しがある
入賞個数の情報等」である。尚、記憶領域は、更に3個
以上に細分化してもよい。
回路83Fについて、図5に基づいて説明する。図5
は、事故対策回路83Fと主基板53の回路の内の主要
部を抽出したものとから成る。事故対策回路83Fは、
主基板53に設けられたCPU83A等を動作させる電
圧を監視するための電源監視回路83Gと、RAM83
Cへのアクセスを防止する信号遮断回路83Hと、CP
U83Aから所定のRAM83Cを選択するデコーダ8
3Jと、RAM83Cに保存された遊技状態の情報等を
消去するための消去手段としての消去操作用スイッチ8
3K等とを備えている。また、その事故対策回路83F
には、主基板53と別のバックアップ電源基板83Lが
接続可能に設けられている。このバックアップ電源基板
83Lには、バックアップ電源としての大容量コンデン
サC1が設けられており、この大容量コンデンサC1と
接続されるコネクタC2は、主基板53側のコネクタC
3と接続・離脱可能に構成されている。尚、コネクタC
2及びC3間を、接続及び離脱可能に構成した理由は、
バックアップ電源基板83LのコネクタC2と、主基板
53側のコネクタC3とを離脱した場合、RAM83C
に記憶されている内部情報が消去されるので、RAM8
3Cに記憶されている内部情報が解読されることなく、
不正を防止することができるからである。また、パチン
コ店の管理者が、コネクタC2とコネクタC3とを離脱
することにより、簡単にRAM83Cに記憶されている
内部情報を消去することができる。
を接続した場合は、大容量コンデンサC1に貯えられた
電荷により、RAM83Cの端子GNDとRAM83C
の端子Vccと間に、バックアップ電圧を供給できる。
また、RAM83Cの端子Vccに、動作用電圧がダイ
オードD1を介して印可されているので、通常時は動作
用電圧(例えば5ボルト)がRAM83Cの端子GND
と端子Vcc間に印可され、動作用電圧が所定電圧値
(例えば4ボルト以下)に低下した場合に限り、大容量
コンデンサC1によるバックアップ電圧が印可されるこ
とになる。この場合、通常時は動作用電圧(例えば5ボ
ルト)がダイオードD1を介して大容量コンデンサC1
に印可されているので、大容量コンデンサC1は充電状
態になり、大容量コンデンサC1のバックアップ電圧は
RAM83Cに対して所定時間供給することができる。
Aの事故対策回路の動作について、図6に基づいて説明
する。図6は、実施形態に係るパチンコ機の事故対策の
動作についてのフローチャートである。動作用電圧を検
出する検出手段として機能する電源監視回路83Gは、
RAM83Cの端子GNDとRAM83Cの端子Vcc
との間に印可される動作用電圧を監視し、この動作用電
圧が電圧低下時(例えば5ボルト以下の場合)であるか
否かを判断する(S1)。動作用電圧が所定電圧値(例
えば5ボルト)以上である場合(S1:NO)、CPU
83Aは、遊技もしくは賞球等に関する内部情報をRA
M83Cの記憶領域83C1、83C2毎に記憶させ
(S2)、その内部情報に基づいた賞球の支払い等の動
作を実行する(S3)。そして、CPU83AがRAM
83Cに記憶された内部情報に基づいた動作が完了した
か否かを判断し(S4)、動作が完了した場合(S4:
YES)、その内部情報を消去する(S5)。動作が完
了しない場合(S4:NO)、S3を実行する。例えば
1個の入賞に対して所定個の賞球が払い出されれば、払
い出し動作は完了するので、その入賞に対するデータを
RAM83Cの記憶領域83C1、83C2から消去す
る。
定電圧値(例えば5ボルト以下)に低下した場合に(S
1:YES)、CPU83AからRAM83Cへのアク
セスを防止するべく、監視出力端子K1から信号遮断回
路83H及びCPU83Aに、動作用電圧の低下を示す
信号(以下電圧低下信号という)を出力する(S6)。
その電圧低下信号を受けたCPU83Aは、RAM83
Cの記憶領域83C1、83C2に記憶されている内部
情報が、一例として「0001」、「0011」のデー
タである場合に、そのデータの最後に管理情報としてチ
ックサム(例えば「1H」、「3H」のデータ)を付加
して記憶させる(S7)。その後CPU83A自体がリ
セットする(S8)。そして、電圧低下信号を受けた信
号遮断回路83Hは、信号遮断動作を行い(S9)、デ
コーダ83Jを介したCPU83AからのRAM83C
へのアクセスを、信号遮断回路83Hでもって遮断す
る。
4ボルト以下)に低下した場合に、CPU83Aが誤動
作を起こして、RAM83Cに対して悪影響を及ぼすと
いったことがあり得るが、信号遮断回路83Hは、CP
U83AからRAM83Cへの信号を遮断するので、そ
の誤動作による悪影響を防止するためである。そして、
動作用電圧が所定電圧値に低下した場合であっても、ダ
イオードD1によって、RAM83Cの端子GNDとR
AM83Cの端子Vccとの間に、大容量コンデンサC
1からバックアップ電圧を供給する(S10)ので、R
AM83Cに記憶されている内部情報は保存される。
3Cの端子GNDとRAM83Cの端子Vccとの間に
印可される動作用電圧を監視し、この動作用電圧の電圧
低下時か否かを判断する(S11)。電気事故が修復さ
れない(S11:NO)場合、S9及びS10が繰り返
される。その後、電気事故が修復され所定値以下に低下
した動作用電圧が所定値以上(例えば5ボルト)に復帰
した場合(S11:YES)、監視出力端子K1から電
圧低下信号がCPU83A及び信号遮断回路83Hへ出
力されなくなる(S12)。それにより、CPU83A
のリセットが解除されるとともに、信号遮断回路83H
の信号遮断動作を停止して、デコーダ83Jを介してC
PU83AからRAM83Cへのアクセスを許容する。
した場合、RAM83Cには内部情報及びチックサムが
保存されているので、CPU83AはRAM83Cの記
憶領域83C1、83C2に記憶されているチックサム
を読み出す(S13)。その際、CPU83Aは、RA
M83Cの記憶領域83C1、83C2に記憶されてい
る内部情報である「0001」、「0011」の最後に
付加されたチックサム「1H」、「3H」が、正しいか
否かを判断する(S14)。すなわち、動作用電圧が所
定値以下に低下する以前に、RAM83Cに記憶される
チックサム(管理情報)と、動作用電圧が所定値以上に
復帰した場合に、RAM83Cから読み出されたチック
サム(管理情報)と一致するか否かを判断する。これ
は、動作用電圧が所定値以上に復帰した場合に、RAM
83Cの記憶領域83C1から読み出されたチックサム
(「0001」の「1H」)が、例えば「2H」となっ
て動作用電圧が所定値以下に低下する以前に、RAM8
3Cに記憶されるチックサムと一致しない場合があるか
らである。
憶されている場合(チックサム「3H」)のみ(S1
4:YES)、CPU83Aは内部情報「0011」を
読み出して(S15)、電気事故以前の状態に戻し(S
16)、内部情報に対応する動作を実行する。それによ
り、遊技者による遊技中に停電等の電気事故が発生した
のが、例えば「大当たり」として大入賞口26が開放す
る遊技状態であっても、バックアップ電圧を供給して、
内部情報等をRAM83Cに記憶して保存できるので、
電気事故の修復後に、電気事故以前の遊技状態に戻るこ
とができ、停電等の電気事故に対して対応することが可
能となって、遊技者に不利益を与えることがない。
アップ用電圧をRAM83Cに印可して、内部情報及び
チックサムを記憶し保存しておくが、チックサムのデー
タが、正しく残っていない場合(例えば前記「2H」)
(S14:NO)、電気事故が修復した際に、CPU8
3Aが内部情報「0001」を読み出しても電気事故以
前の状態に戻すことができるとは限らないので、内部情
報「0001」を自動的に消去する(S17)。このよ
うなチックサムの管理情報を使用することにより、管理
情報が正しい場合は、内部情報が正しく記憶されている
と把握でき、管理情報が正しくない場合は、RAM83
Cに記憶された内部情報は間違っている可能性が高いと
把握できる。そして、正しくない内部情報の場合、それ
に基づいて、電気事故以前の状態に戻ったとしても、結
果として遊技者の利益に適うとはいえないので、間違っ
ている内部情報の場合は、それを消去するといった方策
を取るのが望ましい。従って、管理情報が正しい場合の
み、内部情報を使用する態様を採用することが可能であ
る。
1、83C2に記憶された内部情報を自動的に消去する
自動消去手段としては、前記RAM83Cの記録領域8
3C1、83C2に記憶されている内部情報が、図8
(a)に示すように、一例として「1010...10
1101」のデータである場合に、CPU83Aが図8
(b)に示すように、「0000...000000」
のデータの如く、上書きしてクリアする。もっとも、管
理情報としては、必ずしもチェックサムを使用する必要
はなく、例えば内部情報の合計であるチェックバイトを
使用してもよい。チェックバイトを使用する場合、例え
ば「55H」を内部情報に付加する。チェックバイトの
場合、「55H」のように固定的であるので、動作用電
圧が所定値以下に低下する以前のチェックバイト「55
H」と動作用電圧が所定値以上に復帰した場合のチェッ
クバイトと一致するか否かの判断が容易であるというメ
リットがあるのに対して、部外者に知られると不正行為
が生じやすいデメリットがある。
化することになるので、不正行為を防止できるメリット
があるが、内部情報量が多くなると、その和を計算する
のに時間等を要するデメリットがある。また、RAM8
3Cの端子Vccに接続される配線に、バックアップ電
圧を遮断可能とする消去操作用スイッチ83Kを設けて
いるので、パチンコ遊技店の管理者等は必要に応じて、
消去操作用スイッチ83Kを操作してバックアップ電圧
の供給を遮断することにより、RAM83Cに記憶され
ている内部情報を消去することができる。
去操作用スイッチ83Kを操作すると、RAM83Cに
記憶された内部情報が消去される結果、パチンコ遊技店
がRAM83Cに記憶された内部情報等を管理上消去し
たいという要望を極めて容易に適えることができる。こ
れは、電気事故の発生が営業時間の終了間際で、RAM
83Cに記憶保存された遊技状態の情報が、遊技者にと
って有利な状態(例えば大当たり)である場合、電気事
故が修復された翌日の遊技店の開店時に、遊技者が何ら
の遊技をしていないにも拘わらず、遊技者にとって有利
な状態が突然に現れるとするなら、遊技店の不利益が大
きいので、RAM83Cに記憶保存された内部情報を消
去して、かかる事態を防止する必要があるからである。
53とを必ずしも別基板とする必要はない。この実施の
形態の場合、例えばダイオードD1の代わりにトランジ
スタを使用しても良いし、信号遮断回路は、RAM83
Cの端子CEに接続する替わりに、RAM83Cの端子
WRに接続しても良い。また、RAM83Cに記憶され
た内部情報を消去する手段としては、図7に示すよう
に、バックアップ用電圧の供給時間を設定する時間設定
手段としてタイマ回路T1を設けてもよい。
トランジスタT2のコレクタ端子を接続し、トランジス
タT2のベース端子にタイマ回路T1の出力端子を結合
するとともに、トランジスタT2のエミッタ端子及びタ
イマ回路T1に動作用電圧及び大容量コンデンサC1に
よるバックアップ電圧を印可する。バックアップ用電圧
の供給時間(例えば3時間)の経過後に、タイマ回路T
1が動作してトランジスタT2のベース端子への出力を
低下させると、トランジスタT2が非作動状態になるの
で、RAM83Cへのバックアップ電圧の印可を遮断さ
せ、RAM83Cに記憶されている内部情報を消去す
る。
(例えば3時間)が経過すると、RAM83Cに記憶さ
れている内部情報が自動的に消去されるので、パチンコ
遊技店の管理者等が、RAM83Cに記憶された内部情
報を消去するための作業をする必要がなくなる。また、
RAM83Cに記憶された内部情報を消去するための消
去手段としては、動作用電圧の遮断時におけるパチンコ
機1のガラス扉9(前扉)の開放と連動する消去用スイ
ッチであってもよい。この場合、消去用スイッチ83K
は、図9に示すように、スイッチ接点aとその作動片b
との接触・非接触によってオン・オフ状態になるスイッ
チ(図示せず)を使用しても良い。
じた状態で作動片bが押圧されることにより、押圧され
た作動片bとスイッチ接点aとが接触状態となり、消去
用スイッチ83Kがオン状態になるのに対して、ガラス
扉9を開いた状態では作動片bが押圧されないため、作
動片bとスイッチ接点aとが非接触状態となり、消去用
スイッチ83Kがオフ状態になるように、消去用スイッ
チ83Kをガラス扉9の近傍に取り付ける。
作用電源をオフした状態で、パチンコ機1のガラス扉9
を開放すると、消去用スイッチ83Kの作動片bがその
ガラス扉9の開放と連動して消去用スイッチ83Kがオ
フ状態になり、バックアップ電圧の供給の下、その消去
用スイッチ83Kからの出力信号を検出したCPU83
Aが、RAM83Cに記憶された内部情報を消去するよ
うに構成する。その結果、動作用電源をオフした状態
で、パチンコ機1のガラス扉9を開放するという動作に
より、パチンコ遊技店の管理者等はRAM83Cに記憶
された内部情報等を容易に消去することができる。
A、ROM83B、RAM83C、入力回路83D、出
力回路83E、及び賞球制御基板55に配設されるCP
U84A、ROM84B、RAM84C、入力回路84
D、出力回路84Eが、制御手段を構成する。また、各
入賞口スイッチ18A、29A、30A、各下入賞口ス
イッチ24A、25A、始動口スイッチ23A、Vスイ
ッチ26A、及び大入賞口カウントスイッチ26Bが入
賞検出手段を構成する。更に、主基板53のRAM83
Cが入賞個数記憶手段として機能する。
係るパチンコ機1によれば、動作用電圧を検出する電源
監視回路83Gと、バックアップ電圧を供給できる大容
量コンデンサC1と、遊技または賞球の払い出し状態に
関する内部情報を記憶することができるRAM83C
と、電源監視回路83Gが動作用電圧が所定値以下に低
下したことを検出した場合に、RAM83Cに大容量コ
ンデンサC1からバックアップ電圧を供給して、RAM
83Cに記憶されている内部情報を保存することができ
るパチンコ機1であって、内部情報には、前記RAM8
3Cに記憶されている内部情報を正しく記憶しているか
否かを管理するためのチェックバイト(管理情報)を付
加しており、動作用電圧が所定値以下に低下した際に、
RAM83Cにアクセスするのを停止する信号遮断回路
83Hと、動作用電圧が所定値以上に復帰した場合、信
号遮断回路83Hを介したアクセスを可能として、RA
M83Cに記憶されている内部情報を読み出して、動作
用電圧が所定値以下に低下する以前の状態に戻すことが
できるCPU83Aを備える。尚、信号遮断回路83H
がRAM83Cにアクセスするのを停止する際に、必要
に応じて、CPU83A(制御手段)の動作を停止して
も良い。
コ機1の動作用電圧を検出し、動作用電圧が所定値以下
に低下したことを検出した場合に、RAM83Cに大容
量コンデンサC1からバックアップ電圧を供給して、R
AM83Cの記憶領域83C1、83C2に記憶されて
いる内部情報が保存されるとともに、信号遮断回路83
HがRAM83Cにアクセスするのを停止する。そし
て、電源監視回路83Gは、動作用電圧が所定値以下に
低下した後に所定値以上に復帰したことを検出した場合
に、信号遮断動作を停止して、CPU83AからRAM
83Cへのアクセスを許容し、RAM83Cに記憶され
ている内部情報を読み出すことができる。この場合、記
憶領域83C1、83C2の内部情報にチェックサム
(管理情報)が付加されているため、管理情報が正しく
記憶されている否かを把握でき、チェックサム(管理情
報)が正しい場合のみ内部情報を読み出して、動作用電
圧が所定値以下に低下する前の遊技状態に戻すことがで
きるのに対して、チェックサム(管理情報)が間違って
いる場合、内部情報を自動的に消去することができる。
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論であり、以下のように
してもよい。バックアップ電圧を供給するバックアップ
電源としては、例えば、蓄電池、ニッカド電池、乾電
池、ニッケル水素電池等のバッテリーであっても良い。
また、遊技状態の情報を記憶する記憶手段としては、例
えば通常使用されるRAM83Cに必ずしも記憶保存さ
せる必要はなく、RAM83Cから例えばバックアップ
用のメモリに内部情報を転送して記憶保存させても良
い。また、停電等の電気事故を発生したことを制御回路
が検出した場合、CPU83Aの動作を直ちに停止する
ように構成してもよい。
チンコ機に限らず、例えば第2種パチンコ機、第3種パ
チンコ機に適用しても良い。また、内部情報等を記憶し
て保存するメモリとしては、通常使用されるRAM83
C以外の転送用のメモリを使用して、保存直前に通常使
用されるRAM83Cから転送用のメモリに内部情報等
を転送してもよい。更に、パチンコ機1台毎に消去操作
用スイッチ83Kを設ける態様の他に、複数のパチンコ
機をまとめて、1個の消去操作用スイッチで操作できる
ように構成しても良い。
コ機によれば、電気事故が発生したのが、例えば遊技中
の大当たりとしての大入賞口の開放等の遊技状態であっ
ても、例えば大当たり情報といった内部情報等を複数の
記憶領域に分けて記憶して保存して、電気事故修復後に
記憶手段に記憶されている内部情報を、管理情報による
管理の下に、読み出すことができるので、電気事故以前
の状態に戻ることができ、電気事故に対して対応するこ
とが可能となって、遊技者に不利益を与えることがな
い。そして、記憶手段に記憶されている内部情報が正し
く記憶しているか否かを管理するための管理情報が、内
部情報に各記憶領域毎に付加されているので、内部情報
が正しく記憶しているか否かを管理することができる。
また、信号遮断手段が記憶手段にアクセスするのを停止
するので、動作用電圧が所定値以下に低下することによ
る記憶手段への悪影響を防止することができる。
下に低下する以前に、記憶手段に記憶される管理情報
と、動作用電圧が所定値以上に復帰した際に、記憶手段
から読み出された管理情報と一致するか否かを判断する
場合、内部情報が正しく記憶されていると把握できる。
すなわち、動作用電圧の変動前後で管理情報が一致する
とき、内部情報が正しく記憶されていると把握できるの
に対し、動作用電圧の変動前後で管理情報が一致しない
場合、記憶手段に記憶された内部情報は間違っている可
能性が高いと把握でき、内部情報が正しく記憶されてい
るか否かを容易に判断できる。
く記憶されていないと判断された際、前記記憶手段に記
憶されている内部情報を自動的に消去することができる
自動消去手段を備える場合、間違っている内部情報を消
去して、電気事故修復後に記憶手段に記憶されている内
部情報の読み出しを防止することができる。管理情報と
してチェックバイトを使用する場合、動作用電圧が所定
値以下に低下する以前のチェックバイトと動作用電圧が
所定値以上に復帰した場合のチェックバイトと一致する
か否かの判断が、容易である。管理情報としてチェック
サムを使用する場合、内部情報に従って変化するので、
不正行為を防止できる。また、記憶領域を格別有利情報
記憶領域と、有利情報記憶領域とに分けた場合、格別有
利情報記憶領域に記憶されている内部情報については、
できるだけ読み出すようにして、電気事故以前の状態に
戻ることができるのに対して、有利情報記憶領域に記憶
されている内部情報については、遊技者にとって有利な
情報であるものの、格別有利情報よりは、電気事故以前
の状態に戻る程度を低くし、有利情報記憶領域の記憶領
域の大きさをある程度確保して、有利情報記憶領域に憶
されるデータ量を増やし、管理情報の記憶に要する容量
を減らすことができる。
を消去する消去手段を備える場合、消去手段の作動によ
り記憶手段に記憶された内部情報が消去される結果、パ
チンコ遊技店の管理者はその内部情報等を管理上消去し
たいという要望を極めて容易に適えることができる。ま
た、消去手段が動作用電圧の遮断時におけるパチンコ機
の前扉の開放と連動するスイッチである場合、パチンコ
遊技店の管理者等が、動作用電圧の遮断した際に、パチ
ンコ機の前扉の開放すると、スイッチがその前扉の開放
と連動することにより、記憶手段に記憶された内部情報
が消去される結果、パチンコ遊技店の管理者はその内部
情報等を管理上消去したいという要望を極めて容易に適
えることができる。また、消去手段には、バックアップ
用電圧の供給時間を設定する時間設定手段が設けられ、
供給時間(例えば3時間)が経過すると、記憶手段に記
憶されている内部情報が自動的に消去される場合、パチ
ンコ遊技店の管理者等が、記憶手段に記憶された内部情
報を消去するための作業をする必要がない。
面図である。
である。
い出しに係る機構セット盤の要部を拡大した背面図であ
る。
い出しに係る制御システムの構成を示すブロック図であ
る。
体的な回路図である。
いてのフローチャートである。
ある。
示す図である。(b)はその内部情報が上書きしてクリ
アされた状態を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 動作用電圧及びバックアップ電圧を供給
できる電源と、 遊技もしくは賞球等に関する内部情報を、複数に分かれ
た記憶領域に記憶することができる記憶手段と、 前記動作用電圧が所定値以下に低下した場合に、前記記
憶手段に前記電源からバックアップ電圧を供給して、前
記記憶手段に記憶されている内部情報を保存することが
できるパチンコ機であって、 前記内部情報には、前記記憶手段内に記憶されている内
部情報が正しく記憶しているか否かを管理するための管
理情報を前記各記憶領域毎に付加し、更に前記動作用電
圧が所定値以下に低下した後に所定値以上に復帰し、前
記記憶手段に記憶されている内部情報を読み出して、前
記動作用電圧が所定値以下に低下する以前の状態に戻す
際に、前記内部情報が正しく記憶されているか否かを、
前記管理情報に基づいて、前記各記憶領域毎に判断する
制御手段を備えていることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項2】 動作用電圧を検出する検出手段と、 バックアップ電圧を供給できるバックアップ電源と、 遊技もしくは賞球等に関する内部情報を、複数に分かれ
た記憶領域に記憶することができる記憶手段と、 前記検出手段が前記動作用電圧が所定値以下に低下した
ことを検出した場合に、前記記憶手段に前記バックアッ
プ電源からバックアップ電圧を供給して、前記記憶手段
に記憶されている内部情報を保存することができるパチ
ンコ機であって、 前記内部情報には、前記記憶手段に記憶されている内部
情報を正しく記憶しているか否かを管理するための管理
情報を前記各記憶領域毎に付加しており、更に前記動作
用電圧が所定値以下に低下した際に、前記記憶手段にア
クセスするのを停止する信号遮断手段と、 前記動作用電圧が所定値以上に復帰した場合、前記信号
遮断手段を介したアクセスを可能とし、前記記憶手段に
記憶されている内部情報を読み出して、前記動作用電圧
が所定値以下に低下する以前に戻す際に、前記内部情報
が正しく記憶されているか否かを、前記管理情報を基づ
いて、前記各記憶領域毎に判断する制御手段とを備える
ことを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のパチン
コ機において、 前記制御手段は、動作用電圧が所定値以下に低下する以
前に、前記記憶手段に記憶される各記憶領域毎の管理情
報と、動作用電圧が所定値以上に復帰した場合に、記憶
手段から読み出された各記憶領域毎の管理情報と一致す
るか否かを判断することを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
載のパチンコ機において、 前記制御手段により、管理情報が正しく記憶されていな
いと前記各記憶領域毎に判断された場合、前記管理情報
が正しく記憶されていない記憶領域に記憶されている内
部情報を自動的に消去することができる自動消去手段を
備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
載のパチンコ機において、 前記管理情報は、前記内部情報に付加されたチェックバ
イトであることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか一に記
載のパチンコ機において、 前記管理情報は、前記内部情報の合計であるチェックサ
ムであることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか一に記
載のパチンコ機において、 前記記憶領域は、遊技者にとって格別に有利な情報が記
憶されている格別有利情報記憶領域と、遊技者にとって
有利な情報が記憶されている有利情報記憶領域とに分か
れていることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項8】 請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
載のパチンコ機において、 前記記憶手段に記憶されている内部情報を消去する消去
手段を備えることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項9】 請求項7に記載のパチンコ機において、 前記消去手段は、パチンコ機の前扉の開放と連動するス
イッチであることを特徴とするパチンコ機。 - 【請求項10】 請求項7に記載のパチンコ機におい
て、 前記消去手段には、前記バックアップ用電圧の供給時間
を設定する時間設定手段が設けられ、前記供給時間の経
過後に、前記記憶手段に記憶されている内部情報が消去
されることを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
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