JP2002066079A - 遊技機の管理装置 - Google Patents

遊技機の管理装置

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JP2002066079A JP2000254326A JP2000254326A JP2002066079A JP 2002066079 A JP2002066079 A JP 2002066079A JP 2000254326 A JP2000254326 A JP 2000254326A JP 2000254326 A JP2000254326 A JP 2000254326A JP 2002066079 A JP2002066079 A JP 2002066079A
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詔八 鵜川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技機の入賞数を監視することによって、不
正行為を確実に発見・阻止することが可能な遊技機の管
理装置を提供する。 【解決手段】 遊技機の管理装置は、遊技領域に複数の
入賞口を備える遊技機の遊技情報を管理するもので、遊
技機の遊技領域に設けられた入賞口への入賞数を特定可
能な情報を入力し、予め設定された規定時間における入
賞数が所定の規定値を越えた場合に、その旨を報知する
ための報知動作を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技場に設置され
たパチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表される遊技機
の管理装置に関し、詳しくは、外部からの不正行為によ
って遊技媒体の払い出しに異常を来した場合に有効に機
能する管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より例えばこの種パチンコ遊技機に
おいては、遊技盤の前面に構成された遊技領域に遊技玉
を打ち込んで遊技が行われると共に、打ち込まれた遊技
玉が遊技領域に構成された所定の入賞口に入賞した場
合、所定数の景品玉(遊技媒体)を払い出すものであっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな入賞口に外部から不正行為が行われ、遊技玉が不当
に入賞し易い状況となると、通常では考えられない程の
多数の景品玉が払い出されることになる。このような状
況に陥ると、遊技場には多大な損害が生じるため、従来
より磁気や電波による不正を検出するセンサなどが遊技
機には取り付けられるが、巧妙な不正行為をセンサによ
り検出するには限界があった。
【0004】そこで本発明は、係る従来の技術課題を解
決するために成されたものであり、入賞口への入賞数を
監視することによって、不正行為を確実に発見・阻止す
ることが可能な遊技機の管理装置を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の遊技機
の管理装置は、遊技領域に複数の入賞口を備える遊技機
の遊技情報を管理するものであって、遊技機の遊技領域
に設けられた入賞口への入賞数を特定可能な情報を入力
し、予め設定された規定時間における入賞数が所定の規
定値を越えた場合に、その旨を報知するための報知動作
を実行することを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、遊技領域に複数
の入賞口を備える遊技機の遊技情報を管理する遊技機の
管理装置において、遊技機の遊技領域に設けられた入賞
口への入賞数を特定可能な情報を入力し、予め設定され
た規定時間における入賞数が所定の規定値を越えた場合
に、その旨を報知するための報知動作を実行するように
したので、外部からの不正行為により規定時間における
遊技機の入賞口への入賞数が異常に増加した場合には当
該不正行為につき報知することができるようになる。こ
れにより、不正行為者による不当な遊技媒体の獲得を確
実に発見し、阻止することが可能となるものである。
【0007】請求項2の発明の遊技機の管理装置は、遊
技領域に複数の入賞口を備える遊技機の遊技情報を管理
するものであって、遊技機の遊技領域に設けられた複数
の入賞口への入賞数を特定可能な情報を入力し、予め設
定された規定時間における前記複数の入賞口における総
入賞数が所定の規定値を越えた場合に、その旨を報知す
るための報知動作を実行することを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、遊技領域に複数
の入賞口を備える遊技機の遊技情報を管理する遊技機の
管理装置において、遊技機の遊技領域に設けられた複数
の入賞口への入賞数を特定可能な情報を入力し、予め設
定された規定時間における前記複数の入賞口における総
入賞数が所定の規定値を越えた場合に、その旨を報知す
るための報知動作を実行するようにしたので、外部から
の不正行為により規定時間における遊技機の複数の入賞
口への総入賞数が異常に増加した場合には当該不正行為
につき報知することができるようになる。これにより、
不正行為者による不当な遊技媒体の獲得を確実に発見
し、阻止することが可能となるものである。
【0009】請求項3の発明の遊技機の管理装置は、上
記各発明において入賞数又は総入賞数には、遊技機の遊
技領域に設けられた大入賞口への入賞数を含まないこと
を特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて入賞数又は総入賞数には、遊技機の遊技領域に設け
られた大入賞口への入賞数を含まないので、所謂特賞外
の不正を発見して阻止することができるようになるもの
である。
【0011】請求項4の発明の遊技機の管理装置は、上
記各発明において報知動作は当該遊技機における遊技を
停止させる動作を含むことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて報知動作は当該遊技機における遊技を停止させる動
作を含むので、不正による損害を最小限に抑制すること
ができるようになるものである。
【0013】請求項5の発明の遊技機の管理装置は、上
記各発明において規定時間及び規定値を設定可能な設定
手段を備えることを特徴とする。
【0014】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて規定時間及び規定値を設定可能な設定手段を備える
ので、遊技機の機種に応じて任意に不正判断基準を設定
することができるようになり、不正行為を発見・阻止す
る上での利便性と確実性の向上を図ることができるよう
になるものである。
【0015】請求項6の発明の遊技機の管理装置は、上
記において設定手段は、各遊技機毎に規定時間及び規定
値を設定可能とされていることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明によれば、上記に加えて設
定手段は、各遊技機毎に規定時間及び規定値を設定可能
とされているので、各遊技機毎に不正判断基準を細かく
設定することができるようになり、不正行為の発見・阻
止をより一層確実に達成することができるようになるも
のである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の一実施形態を詳述する。図1は遊技場内に設置された
遊技機や金庫などの遊技用装置のレイアウト、及び、各
機器と台端末装置との接続例を示し、図2は本発明を適
用した遊技場の管理装置の構成図を示している。
【0018】遊技場には複数台のパチンコ遊技機(CR
機)1・・が各パチンコ遊技機1に対応して設けられた
カードユニット50を挟んで並設され、図1に示す如く
遊技機設置島S1、S2、S3を構成している。尚、パ
チンコ遊技機1が現金機の場合、カードユニットの箇所
には台間玉貸機が設けられることになる。図1に示した
実施例の遊技機設置島S1とS2は島の両面にパチンコ
遊技機1・・・が設置されており、遊技機設置島S3は
遊技場の壁面に沿ってパチンコ遊技機1・・・を設置し
ている。
【0019】また、遊技機設置島S1の場合には1番の
パチンコ遊技機1(1番台)が島S1の一面の向かって
左端(図の上側)に位置し、その右に2番台、3番台、
5番台、6番台、7番台がそれぞれカードユニット50
を挟んで設置されており、遊技機設置島S1の他面も次
の8番台が向かって左端(図の下側)に位置し、その右
に10番台、11番台、12番台、13番台、15番台
がそれぞれカードユニット50を挟んで設置されてい
る。
【0020】一方、遊技機設置島S2の場合も次の16
番のパチンコ遊技機1(16番台)が島S2の一面の向
かって左端(図の上側)に位置し、その右に17番台、
18番台、20番台、21番台、22番台がそれぞれカ
ードユニット50を挟んで設置されているが、遊技機設
置島S2の他面には次の23番台が向かって右端(図の
上側)に位置し、その左に25番台、26番台、27番
台、28番台、30番台がそれぞれカードユニット50
を挟んで設置された配置とされている。
【0021】また、遊技機設置島S3も次の31番台が
向かって右端(図の下側)に位置し、その左に32番
台、33番台、35番台、36番台、37番台がそれぞ
れカードユニット50を挟んで設置された配置とされて
いる。更に、遊技機設置島S1の一端部(図の下側)に
はカードユニット50にて投入された貨幣、即ち、遊技
に使用された現金を集金・回収し、貯留する貯留部(貯
留手段)を備えた金庫(1番金庫)201が設置され、
他端部には遊技者が獲得した景品玉、即ち、パチンコ遊
技機1による遊技により遊技者に付与された景品玉(遊
技媒体)を計数するための計数機(1番計数機)202
が設置されている。
【0022】また、遊技機設置島S2の一端部(図の下
側)にも金庫(2番金庫)201が設置され、他端部に
は計数機(3番計数機)202が設置されている。そし
て、遊技機設置島S3の一端部(図の下側)にも金庫
(3番金庫)201が設置されている。尚、これら計数
機は各パチンコ遊技機1に対応して設けられてもよい。
【0023】遊技場にはこれらの機器の他にも壁面に沿
って計数機(2番計数機)202や計数機(4番計数
機)202が設置されると共に、これら計数機202、
202の間に位置して遊技に使用する有価価値(度数)
が記録された遊技用のプリペイドカードを販売するため
の販売機(1番販売機)203が設置されている。そし
て、これらパチンコ遊技機1やその周辺装置である金庫
201、計数機202、販売機203が実施例の場合の
遊技用装置となる。
【0024】これらパチンコ遊技機1・・・、金庫20
1・・、計数機202・・、販売機203などの遊技用
装置は何れも端末装置としての台端末装置80に接続さ
れている。この場合、一台の台端末装置80には4台の
機器が接続される。尚、図1は台端末装置80への接続
例を示しており、実際には全てのパチンコ遊技機1・・
・などの機器が台端末装置80に接続されるものであ
る。更に、各遊技機設置島S1、S2及びS3の上部に
は警報ランプであるパトライト205がそれぞれ設置さ
れている。
【0025】次に図2において、82及び204は管理
手段を構成する管理コンピュータ及びホールコンピュー
タであり、管理コンピュータ82は遊技場の管理室など
に設置されると共に、ホールコンピュータ204は遊技
場内のサービスカウンタなどに設置されるものである。
このホールコンピュータ204には中継端末装置200
を介し、信号線(2線式ツイストペアシールド線など)
83により各台端末装置80・・・が接続されている。
この中継端末装置200は図1の全遊技機設置島S1、
S2、S3に対応して設けられるか、各遊技機設置島に
それぞれ設けられるものであり、遊技場内の機器を系統
分けして各台端末装置80からデータを収集し、ホール
コンピュータ204に送信するために用いられる。
【0026】尚、この中継端末装置200を介さず、直
接台端末装置80からホールコンピュータ204にデー
タを送信するようにしてもよい。更にホールコンピュー
タ204は管理コンピュータ82に信号線83で接続さ
れている。また、ホールコンピュータ204には信号線
210により前記各遊技機設置島S1、S2及びS3の
パトライト205・・が接続されている。
【0027】前記台端末装置80はそれに接続されたパ
チンコ遊技機1から後述する遊技情報に関する遊技デー
タ(パチンコ遊技機1の稼働に基づく情報)を受信する
と共に、金庫201、計数機202、販売機203から
データ(稼働に基づく情報)を受信する。そして、中継
端末装置200からのポーリングに応えて信号線83を
介し、例えばシリアル通信方式にてデータを中継端末装
置200に送信する。
【0028】そして、中継端末装置200はホールコン
ピュータ204からのポーリングに応えて各台端末装置
80・・・から受信したデータをホールコンピュータ2
04に送信する。ホールコンピュータ204はこのよう
にして中継端末装置200・・を介し、台端末装置80
・・から収集したデータを管理コンピュータ82に送出
する。管理コンピュータ82では受信したデータから各
パチンコ遊技機1や金庫201、計数機202、販売機
203の稼動状況を管理する。また、ホールコンピュー
タ204は管理コンピュータ82からの指示に基づき、
各パトライト205・・の点灯を制御する。
【0029】次に、図3は実施例のパチンコ遊技機(C
R機)1及びカードユニット50の正面図、図4は図3
のパチンコ遊技機1の遊技盤6を示す拡大図、図5はパ
チンコ遊技機1とカードユニット50の裏面図を示して
いる。
【0030】尚、以下の実施例では、パチンコ遊技機を
例に説明を行うが、本発明における遊技機はパチンコ遊
技機に限られず、例えばコイン遊技機等であってもよ
い。また、画像式の遊技機やスロット機にも適用するこ
ともできる。
【0031】図3及び図4に示すように、パチンコ遊技
機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガ
ラス扉枠2の下部表面には遊技玉供給皿3がある。遊技
玉供給皿3の下部には、遊技玉供給皿3からあふれた貯
留玉を貯留する余剰玉受皿4と遊技玉(遊技媒体)を発
射する打球操作ハンドル5が設けられている。ガラス扉
枠2の後方には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられて
いる。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が設けられ
ている。
【0032】遊技領域7の中央付近には、複数種類の図
柄を可変表示するための特別図柄可変表示器9と7セグ
メントLEDによる普通図柄可変表示器10とを含む可
変表示装置8が設けられている。また、普通図柄可変表
示器10の両側には、4個のLEDからなる通過記憶表
示器(普通図柄用記憶表示器)30が設けられている。
この実施の形態では、特別図柄可変表示器9には、
「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアがあ
る。
【0033】可変表示装置8の向かって左側には、遊技
玉を導く通過ゲート11が設けられている。通過ゲート
11を通過した遊技玉は、玉出口13を経て始動入賞口
14の方向に導かれる。通過ゲート11と玉出口13と
の間の通路には、通過ゲート11を通過した遊技玉を検
出するゲートスイッチ12がある。また、始動入賞口1
4に入った入賞玉は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口
スイッチ17によって検出される。また、始動入賞口1
4の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設け
られている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16に
よって開状態とされる。
【0034】可変入賞球装置15の下部には、特定遊技
状態(特賞状態)においてソレノイド21によって開状
態とされる開閉板20が設けられている。この実施例で
は、開閉板20が大入賞口を開閉する手段となる。開閉
板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞玉のうち一方
(Vゾーン)に入った入賞玉はVカウントスイッチ22
で検出される。
【0035】また、開閉板20からの入賞玉はカウント
スイッチ23で検出される。可変表示装置8の下部に
は、始動入賞口14に入った入賞玉数を表示する四個の
表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設けられてい
る。この実施例では、4個を上限(4個以上は無視され
る)として、始動入賞がある毎に、始動入賞記憶表示器
18は点灯している表示部を1つずつ増やす。そして、
特別図柄可変表示器9の可変表示が開始される毎に、点
灯している表示部を1つ減らす。
【0036】遊技盤6には、左上の入賞口19A、右上
の入賞口19B、左下の入賞口19C、右下の入賞口1
9Dの合計四箇所の通常入賞口が設けられると共に、遊
技玉の入賞口19A、19B、19C、19Dへの入賞
は、各入賞口に対応した入賞口スイッチ24A、24
B、24C、24Dによってそれぞれ検出される。遊技
領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ラ
ンプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった遊技玉
を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外
側のガラス扉枠2の左右上部には、効果音を発する二つ
のスピーカ27が設けられている。更に、遊技領域7の
外周のガラス扉枠2には、遊技効果LED28Aおよび
遊技効果ランプ28B、28Cが設けられている。
【0037】そして、この実施例では一方のスピーカ2
7の近傍のガラス扉枠2に、景品玉払出時に点灯する賞
球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍の
ガラス扉枠2に補給玉が切れたときに点灯する玉切れラ
ンプ52が設けられている。更に、図3には前述の如く
パチンコ遊技機1に隣接して設置され、プリペイドカー
ドが挿入されることにより玉貸しを可能にするカードユ
ニット50が設けられている。
【0038】このカードユニット50の前面には、使用
可能状態であるか否かを示す使用可表示ランプ84、カ
ード内に記録された残額情報に端数(100円未満の
数)が存在する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に
設けられた度数表示LEDに表示させるための端数表示
スイッチ85、連結台方向表示器86、カードユニット
50内にカードが挿入されていることを表示するカード
挿入表示ランプ87、記録媒体としてのプリペイドカー
ドが挿入されるカード挿入口88が設けられ、このカー
ドユニット50内にはカードリーダライタが取り付けら
れている。
【0039】打球発射装置34(図5)から発射された
遊技玉は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その
後、遊技領域7を下りてくる。遊技玉が通過ゲート11
を通ってゲートスイッチ12で検出されると、普通図柄
可変表示器10の表示数字が連続的に変化する状態にな
る。また、遊技玉が始動入賞口14に入り始動口スイッ
チ17で検出されると、図柄の変動を開始できる状態で
あれば、特別図柄可変表示器9内の図柄が回転を始める
(可変開始)。図柄の変動を開始できる状態でなけれ
ば、始動入賞記憶を一つ増やす。
【0040】特別図柄可変表示器9内の画像の回転は、
一定時間が経過したときに停止する。停止時の画像の組
み合わせが大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊
技状態(特賞)に移行する。すなわち、開閉板20が一
定時間経過するまで、または、所定個数(例えば10
個)の遊技玉が入賞するまで開放する。そして、開閉板
20の開放中に遊技玉が大入賞口に入賞し、Vカウント
スイッチ22で検出されると継続権が発生し、開閉板2
0の開放が再度行われる。継続権の発生は所定回数(例
えば15ラウンド)許容される。
【0041】停止時に特別図柄可変表示器9内に表示さ
れた画像の組み合わせが確率変動を伴う大当り図柄の組
み合わせである場合には、次に大当りとなる確率が高く
なる。即ち、高確率状態という遊技者にとって更に有利
な状態となる。また、普通図柄可変表示器10における
停止図柄が所定の図柄(当り図柄「7」等)である場合
に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。
さらに、高確率状態では、普通図柄可変表示器10にお
ける停止図柄が当り図柄になる確率が高められるととも
に、可変入賞球装置15の開放時間と開放回数が高めら
れる。
【0042】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図5を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図5に示すように、機構板36の上部に遊技玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方の図示しない玉補給装置から
遊技玉が遊技玉タンク38に補給される。遊技玉タンク
38内の遊技玉は、誘導樋39を通って玉払出装置46
(図10)に至る。
【0043】機構板36には、特別図柄可変表示器9を
制御する可変表示制御ユニット29、基板ケース32に
覆われて遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載され
た遊技制御基板(主基板)31、景品玉などの払出制御
を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された
払出制御基板37が設置されている。さらに、機構板3
6の下部には、モータの回転力を利用して遊技玉を遊技
領域7に発射する打球発射装置34と、打球操作ハンド
ル5の操作に基づいて打球発射装置34の制御を行う打
球制御用マイクロコンピュータ等が搭載された発射制御
基板40、遊技効果LED28A、遊技効果ランプ28
B、28C、賞球ランプ51および玉切れランプ52の
制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載されたランプ
制御基板35と、スピーカ27から出力する音声の制御
を行うマイクロコンピュータ等が搭載された音声制御基
板70が設置されている。
【0044】更に、遊技玉タンク38の側方には情報出
力制御基板89が取り付けられている。この情報出力制
御基板89には上記遊技制御基板(主基板)31、払出
制御基板37及び表示制御基板90がハーネスにより接
続されている。そして、この情報出力制御基板89が信
号線91(同様に2線式ツイストペアシールド線など)
により前記台端末装置80に接続されることになる。
【0045】次に、図6は台端末装置80の斜視図を示
し、図7は台端末装置80のコンソール部94の拡大正
面図を示している。また、図8は台端末装置80のコネ
クタ配置を示している。台端末装置80は図6に示す如
き略矩形状の外装ケース92の前面93にコンソール部
94を備えており、外装ケース92の左側面96の上部
には電源用コネクタ97が設けられ、更に、外装ケース
92の右側面98の上部には通信用コネクタ99が設け
られている。
【0046】そして、左側面96の電源用コネクタ97
の下側には入力端子としてのAチャンネルのコネクタ1
01が設けられ、外装ケース92の下面100の左側に
はこれも入力端子としてのBチャンネルのコネクタ10
2が設けられている。また、下面100の右側には入力
端子としてのCチャンネルのコネクタ103が設けら
れ、右側面98の通信用コネクタ99の下側には入力端
子としてのDチャンネルのコネクタ104が設けられて
いる。
【0047】即ち、これらAチャンネル、Bチャンネ
ル、Cチャンネル、Dチャンネルの各コネクタ101、
102、103、104は、図8に示されるように台端
末装置80の向かって左側から下側を回って右側に至る
外装ケース92の各面96、100、98に順次並んで
配設されている。前記Aチャンネルのコネクタ101は
No.1〜18までの18本の入力信号ピン(番号A−
1〜A−18)とNo.1〜3までの3本の出力信号ピ
ンを備えており、Bチャンネルのコネクタ102は入力
部としてのNo.19〜36までの18本の入力信号ピ
ン(番号B−1〜B−18)とNo.4〜6までの3本
の出力信号ピンを備えている。
【0048】また、Cチャンネルのコネクタ103は入
力部としてのNo.37〜54までの18本の入力信号
ピン(番号C−1〜C−18)とNo.7〜9までの3
本の出力信号ピンを備えており、Dチャンネルのコネク
タ104は入力部としてのNo.55〜72までの18
本の入力信号ピン(番号D−1〜D−18)とNo.1
0〜12までの3本の出力信号ピンを備えている。係る
4箇所のコネクタ101〜104は何れも同様の構造で
あり、これらのコネクタ101〜104にパチンコ遊技
機1からの信号線91が着脱可能に接続され、後述する
ような遊技情報の信号が入力されると共に、遊技場内の
台間玉貸機や前記金庫201、計数機202、販売機2
03からの信号線が着脱可能に接続されるよう構成され
ている。
【0049】図9はこれら各コネクタ101〜104の
入力信号ピンの特性と信号の割付を示している。尚、こ
の図の特性において「接点」とあるのは出力電圧を伴わ
ない接点信号を示し、「接点電圧」とあるのは接点信号
と電圧信号の双方に対応することを示す。この場合、N
o.1(番号A−1)、No.19(番号B−1)、N
o.37(番号C−1)、No.55(番号D−1)の
入力信号ピンは、パチンコ遊技機1が接続される際には
セーフ玉信号に割り付けられ、金庫201が接続される
際には現金合計信号に割り付けられる。上記セーフ玉信
号とは、前記始動入賞口14及び各入賞口19A〜19
D、大入賞口への遊技玉の合計の入賞数に関する信号で
ある。また、計数機202が接続される際には交換玉信
号に割り付けられ、販売機203が接続される際には販
売売上信号に割り付けられる。
【0050】また、No.2(番号A−2)、No.2
0(番号B−2)、No.38(番号C−2)、No.
56(番号D−2)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機
1が接続される際にはアウト玉信号に割り付けられ、金
庫201が接続される際には100円信号に割り付けら
れる。上記アウト玉信号とは前記アウト口26へのアウ
ト玉に関する信号である。また、計数機202が接続さ
れる際には返却玉信号に割り付けられ、販売機203が
接続される際にはボタン1信号に割り付けられる。更
に、No.3(番号A−3)、No.21(番号B−
3)、No.39(番号C−3)、No.57(番号D
−3)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機1が接続され
る際には特賞信号に割り付けられ、金庫201が接続さ
れる際には500円信号に割り付けられる。また、計数
機202が接続される際にはリプレイ玉信号に割り付け
られ、販売機203が接続される際にはボタン2信号に
割り付けられる。
【0051】また、No.4(番号A−4)、No.2
2(番号B−4)、No.40(番号C−4)、No.
58(番号D−4)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機
1が接続される際にはスタート(有効始動入賞。四個以
上で無視された始動入賞は含まない。)信号に割り付け
られ、金庫201が接続される際には1000円信号に
割り付けられる。また、計数機202が接続される際の
割付は無く、販売機203が接続される際にはボタン3
信号に割り付けられる。更に、No.5(番号A−
5)、No.23(番号B−5)、No.41(番号C
−5)、No.59(番号D−5)の入力信号ピンは、
パチンコ遊技機1が接続される際には確変(確率変動)
信号に割り付けられ、金庫201が接続される際には2
000円信号に割り付けられる。また、計数機202が
接続される際の割付は無く、販売機203が接続される
際にはボタン4信号に割り付けられる。
【0052】また、No.6(番号A−6)、No.2
4(番号B−6)、No.42(番号C−6)、No.
60(番号D−6)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機
1が接続される際には空接点信号に割り付けられ、金庫
201が接続される際の割付は無い。また、計数機20
2が接続される際の割付は無く、販売機203が接続さ
れる際にはボタン5信号に割り付けられる。更に、N
o.7(番号A−7)、No.25(番号B−7)、N
o.43(番号C−7)、No.61(番号D−7)の
入力信号ピンは、パチンコ遊技機1に対応して設けられ
る台間玉貸機が接続される際には現金合計信号に割り付
けられ、金庫201が接続される際には金庫異常信号に
割り付けられる。また、計数機202が接続される際に
は計数機異常信号に割り付けられ、販売機203が接続
される際にはプレミアム計信号に割り付けられる。
【0053】また、No.8(番号A−8)、No.2
6(番号B−8)、No.44(番号C−8)、No.
62(番号D−8)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機
1が接続される際にCR/RB信号に割り付けられる。
更に、No.9〜No.14(番号A−9〜A−1
4)、No.27〜No.32(番号B−9〜B−1
4)、No.45〜No.50(番号C−9〜C−1
4)、No.63〜No.68(番号D−9〜D−1
4)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機1が接続される
際に、当該パチンコ遊技機1の機種に応じた入力信号を
入力1〜入力6として適宜割り付け可能であるが、実施
例ではNo.9(番号A−9)、No.27(番号B−
9)、No.45(番号C−9)及びNo.63(番号
D−9)の入力信号ピンには前記左上の入賞口19Aへ
の遊技玉の入賞数に関する信号が割り付けられる。ま
た、No.10(番号A−10)、No.28(番号B
−10)、No.46(番号C−10)及びNo.64
(番号D−10)の入力信号ピンには前記右上の入賞口
19Bへの遊技玉の入賞数に関する信号が割り付けられ
る。更に、No.11(番号A−11)、No.29
(番号B−11)、No.47(番号C−11)及びN
o.65(番号D−11)の入力信号ピンには前記左下
の入賞口19Cへの遊技玉の入賞数に関する信号が割り
付けられる。また、No.12(番号A−12)、N
o.30(番号B−12)、No.48(番号C−1
2)及びNo.66(番号D−12)の入力信号ピンに
は前記右下の入賞口19Dへの遊技玉の入賞数に関する
信号が割り付けられる。更に、No.13(番号A−1
3)、No.31(番号B−13)、No.49(番号
C−13)及びNo.67(番号D−13)の入力信号
ピンには前記始動入賞口14への遊技玉の全入賞数(即
ち、前記スタートに四個以上で無視された入賞数を含ん
だ入賞数)に関する信号が割り付けられる。
【0054】更に、No.15〜No.18(番号A−
15〜A−18)、No.33〜No.36(番号B−
15〜B−18)、No.51〜No.54(番号C−
15〜C−18)、No.69〜No.72(番号D−
15〜D−18)の入力信号ピンは、パチンコ遊技機1
が接続される際に予備1〜予備4信号にそれぞれ割り付
けられる。このような入力信号ピンはパチンコ遊技機1
や金庫201、計数機202及び販売機203から出力
される全てのデータに対応できるように準備されている
ものである。
【0055】一方、コンソール部94には電源ランプ1
06、通信ランプ108、入力/出力状態ランプ10
7、アドレス設定用のロータリースイッチ109、リセ
ットスイッチ111、アドレスセットスイッチ112及
びモード切替スイッチ113が設けられている。前記電
源ランプ106は、台端末装置80に正常に電源が投入
されている場合に緑色に点灯する。前記通信ランプ10
8は、通信が正常に行われているときに緑色点灯され、
通信異常が生じている場合は赤色点灯する。
【0056】前記入力/出力状態ランプ107は、赤色
で入力信号の動作状態を示し、緑色で出力信号の動作状
態を示す。前記ロータリースイッチ109は、台端末装
置80自体のアドレス設定に用いられ、設定されたアド
レス(番号)は台端末装置80の電源投入時に認識され
る。前記リセットスイッチ111は、台端末装置80を
強制的にリセットする際に押し下げる。前記アドレスセ
ットスイッチ112は、ロータリースイッチ109で設
定された台端末装置80のアドレスを中継端末装置20
0に通知する場合に押し下げる。
【0057】前記モード切替スイッチ113は、台端末
装置80の動作モードを通常モードか緊急モードかに切
り替えるものである。ここで、緊急モードとは、台端末
装置80の内部プログラムに依存しない動作モードであ
り、決まった信号を空接点と定義してその信号の状態に
より、例えばパチンコ遊技機1に対して補給動作のみを
行うモードである。これにより、たとえ台端末装置80
の内部プログラムが破壊されても、最低の装置動作を保
証している。そのために前記各コネクタ101〜104
の出力信号ピンNo.1、No.4、No.7、No.
10は前記玉補給装置による遊技玉タンク38への遊技
玉の補給動作を制御する補給駆動出力信号に割り付けら
れている。また、出力信号ピンNo.2、No.5、N
o.8、No.11は前記発射制御基板40による打球
発射装置34の動作禁止を指示するためのハンドルロッ
ク出力信号に割り付けられている。
【0058】次に、図10はパチンコ遊技機1の遊技制
御基板(主基板)31における回路構成の一例を示すブ
ロック図である。尚、図10には払出制御基板37、ラ
ンプ制御基板35、音制御基板70、発射制御基板40
及び可変表示制御ユニット29内の表示制御基板90、
情報出力制御基板89も示されている。遊技制御基板
(主基板)31には、プログラムに従ってパチンコ遊技
機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、
始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウン
トスイッチ23、満タンスイッチ48及び入賞口スイッ
チ24A、24B、24C、24D、玉切れ検出スイッ
チ41、玉切れスイッチ42、賞球カウントスイッチ4
3からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58
と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16及び
開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53か
らの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動
記憶表示器18の点灯及び消灯を行うと共に、7セグメ
ントLEDによる普通図柄可変表示器10と装飾ランプ
25と通過記憶表示器30とを駆動するランプ・LED
回路60とが搭載されている。
【0059】前記基本回路53は、ゲーム制御用のプロ
グラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使
用される記憶手段の一例であるRAM55、制御用のプ
ログラムに従って制御動作を行うCPU56及びI/O
ポート部57を含む。この実施例では、ROM54、R
AM55はCPU56に内蔵されている。即ち、CPU
56は、1チップマイクロコンピュータである。尚、1
チップマイクロコンピュータは、少なくともRAM55
が内蔵されていればよく、ROM54及びI/Oポート
部57は外付けであっても内蔵されていてもよい。ま
た、I/Oポート部57は、マイクロコンピュータにお
ける情報入出力可能な端子である。
【0060】更に、遊技制御基板(主基板)31には電
源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセ
ット回路65と、基本回路53から与えられるアドレス
信号をデコードしてI/Oポート部57のうちのいずれ
かのI/Oポートを選択するための信号を出力するアド
レスデコード回路67とが設けられている。尚、玉払出
装置46から遊技制御基板(主基板)31に入力される
スイッチ情報もあるが、図10ではそれらは省略されて
いる。
【0061】遊技玉を打撃して発射する打球発射装置3
4は、発射制御基板40上の回路によって制御される駆
動モータ47で駆動される。そして、駆動モータ47の
駆動力は、打球操作ハンドル5の操作量に従って調整さ
れる。即ち、発射制御基板40上の回路によって、打球
操作ハンドル5の操作量に応じた速度で遊技玉が発射さ
れるように制御される。
【0062】尚、この実施例では、ランプ制御基板35
に搭載されているランプ制御手段が、遊技盤6に設けら
れている始動記憶表示器18、ゲート通過記憶表示器3
0及び装飾ランプ25の表示制御をランプ・LED回路
60を介して行うと共に、枠側に設けられている遊技効
果ランプ・LED28A、28B、28C、賞球ランプ
51及び玉切れランプ52の表示制御を行う。ここで、
ランプ制御手段は発光体制御手段の一例である。また、
特別図柄を可変表示する特別図柄可変表示器9及び普通
図柄を可変表示する普通図柄可変表示器10の表示制御
は表示制御基板90に搭載されている図柄制御手段によ
って行われる。尚、特別図柄可変表示器9の表示制御は
図柄制御手段の指令により前記可変表示制御ユニット2
9が行うと共に、普通図柄可変表示器10の表示制御は
図柄制御手段の指令によりランプ・LED回路60が行
うことになる。
【0063】図11は、前記払出制御基板37及び玉払
出装置46の構成要素などの払出に関連する構成要素を
示すブロック図である。図11に示すように、満タンス
イッチ48からの検出信号は、中継基板71を介して遊
技制御基板(主基板)31のI/Oポート57に入力さ
れる。満タンスイッチ48は、余剰玉受皿4の満タンを
検出するスイッチである。
【0064】玉切れ検出スイッチ41及び玉切れスイッ
チ42からの検出信号は、中継基板72及び中継基板7
1を介して遊技制御基板(主基板)31のI/Oポート
57に入力される。玉切れ検出スイッチ41は遊技玉タ
ンク38内の補給玉の不足を検出するスイッチであり、
玉切れスイッチ42は、遊技玉通路内の遊技玉の有無を
検出するスイッチである。上記玉切れ検出スイッチ41
が遊技玉タンク38内の補給玉の不足を検出すると、後
述する遊技制御基板31は前記玉補給装置に指示して補
給玉タンク38に遊技玉を補給する。
【0065】遊技制御基板(主基板)31のCPU56
は、玉切れ検出スイッチ41又は玉切れスイッチ42か
らの検出信号が玉切れ状態を示しているか、又は、満タ
ンスイッチ48からの検出信号が満タン状態を示してい
ると、玉貸し禁止を指示する払出制御コマンドを送出す
る。玉貸し禁止を指示する払出制御コマンドを受信する
と、払出制御基板37の払出制御用CPU69は、玉貸
し処理を停止する。
【0066】更に、賞球カウントスイッチ43及び玉貸
しカウントスイッチ44からの検出信号も、中継基板7
2及び中継基板71を介して遊技制御基板(主基板)3
1のI/Oポート57に入力される。また、賞球カウン
トスイッチ43及び玉貸しカウントスイッチ44は、玉
払出装置46の払出機構部分に設けられ、実際に払い出
された払出玉を検出する。
【0067】入賞があると、払出制御基板37には、遊
技制御基板(主基板)31の出力ポート(ポートG、
H)77、78から賞球個数を示す払出制御コマンドが
入力される。出力ポート77は後に詳述するコマンド送
信方式の8ビットのコマンドデータを出力し、出力ポー
ト78は1ビットのストローブ信号(INT信号)を出
力する。賞球個数を示す払出制御コマンドは、入力バッ
ファ回路73を介してI/Oポート79Aに入力され
る。払出制御用CPU69は、I/Oポート79Aを介
して払出制御コマンドを入力し、払出制御コマンドに応
じて玉払出装置46を駆動して賞球払出を行う。この場
合の払出倍率は、前記始動入賞口14の場合には1入賞
について5玉、入賞口19A〜19Dの場合には例えば
1入賞について10玉に設定されているものとする。
尚、この実施例では払出制御用CPU69は、1チップ
マイクロコンピュータであり、少なくともRAMが内蔵
されている。
【0068】払出制御用CPU69は、出力ポート79
Gを介して、貸し玉数を示す玉貸し個数信号をターミナ
ル基板49に出力し、ブザー駆動信号をブザー基板75
に出力する。ブザー基板75にはブザーが搭載されてい
る。更に、出力ポート79Eを介して、エラー表示用L
ED76にエラー信号を出力する。
【0069】さらに、払出制御基板37の入力ポート7
9Bには、中継基板72を介して、賞球カウントスイッ
チ43からの検出信号が入力される。払出制御基板37
からの払出モータ45への駆動信号は、出力ポート79
C及び中継基板72を介して玉払出装置46の払出機構
部分における払出モータ45に伝えられる。尚、遊技制
御基板(主基板)31および払出制御基板37には、ソ
レノイドおよびモータやランプを駆動するためのドライ
バ回路が搭載されているが、図11では、それらの回路
は省略されている。
【0070】カードユニット50には、カードユニット
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ85、連結
台方向表示器86、カード挿入表示ランプ87およびカ
ード挿入口88が設けられている(図3参照)。残高表
示基板74には、打球供給皿3の近傍に設けられている
度数表示LED、球貸しスイッチおよび返却スイッチが
接続される。
【0071】残高表示基板74からカードユニット50
には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が払出制御基板37を介して与えら
れる。また、カードユニット50から残高表示基板74
には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信
号および球貸し可表示信号が払出制御基板37を介して
与えられる。カードユニット50と払出制御基板37の
間では、ユニット操作信号(BRDY信号)、球貸し要
求信号(BRQ信号)、球貸し完了信号(EXS信号)
およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)がI/Oポ
ート79Fを介してやりとりされる。
【0072】パチンコ遊技機1の電源が投入されると、
払出制御基板37の払出制御用CPU69は、カードユ
ニット50にPRDY信号を出力する。カードユニット
50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチが
操作され球貸しスイッチ信号が入力されると、カードユ
ニット制御用マイクロコンピュータは、払出制御基板3
7にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅延
時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコン
ピュータは、払出制御基板37にBRQ信号を出力す
る。そして、払出制御基板37の払出制御用CPU69
は、カードユニット50に対するEXS信号を立ち上
げ、カードユニット50からのBRQ信号の立ち下がり
を検出すると、払出モータ45を駆動し、所定個の貸し
球を遊技者に払い出す。そして、払出が完了したら、払
出制御用CPU69は、カードユニット50に対するE
XS信号を立ち下げる。その後、カードユニット50か
らのBRDY信号がオン状態でなければ、賞球払出制御
を実行するものである。
【0073】そして、これら遊技制御基板31、払出制
御基板37及び表示制御基板90から前述の遊技情報の
信号が情報出力制御基板89に送出される。情報出力制
御基板89ではこれら遊技情報信号や機種コード情報、
設定値情報などを一旦記憶して信号線91を介し、台端
末装置80に送出するものである。尚、金庫201は貯
留部に貯留されている現金(貨幣)を計数し、貯留して
いる金額のデータを保持する機能と当該データを送信す
る上述同様のデータ送信機能を備える。また、計数機2
02は計数された景品玉の数に関するデータを送信する
上述同様のデータ送信機能を備える。更に、販売機20
3もプリペイドカードを販売した結果に関するデータを
保持する機能と当該データを送信する前述同様のデータ
送信機能を備えているものとする。
【0074】次に、図12は係る台端末装置80の電気
回路の構成を示すブロック図である。台端末装置80の
電気回路は大きく分けて論理部114と信号部116及
び電源部117に分かれており、前記コンソール部94
は論理部114に属し、前記Aチャンネル〜Dチャンネ
ルの各コネクタ101〜104は信号部116に接続さ
れる。また、電源部117は論理部114と信号部11
6に電源を供給する二つの電源回路118及び119か
らなり、前記電源用コネクタ97はこの電源部117に
接続され、前記通信用コネクタ99は論理部114に接
続される。
【0075】また、信号部116には前記各コネクタ1
01〜104の入力信号ピンに対応する入力信号制御回
路121と出力信号ピンに対応する出力信号制御回路1
22から構成されている。そして、論理部114にはプ
ログラムに従って台端末装置80を制御するCPU12
3と、プログラムやデータを格納し、また、ワークメモ
リとして機能するメモリ124、126と、信号カウン
ト用のメモリ127と、信号制御LSI128と、通信
チップ129と、トランシーバ131などが設けられて
いる。前記信号制御LSI128はアドレスデコーダ、
信号モード切替及び前述の如きコンソール部94の制御
などを司るものである。また、前記通信用コネクタ99
はトランシーバ131に接続される。
【0076】CPU123はコネクタ101〜104に
接続されたパチンコ遊技機1や金庫201、計数機20
2や販売機203から図9に示した如き各種データを信
号入力制御回路121を介して取り込み、一旦メモリ1
24或いは126に格納する。CPU123は取り込ん
だデータを中継端末装置200やホールコンピュータ2
04、管理コンピュータ82が受け取ることが可能なデ
ータ様式に変換する。そして、CPU123は中継端末
装置200からのポーリングに応えて、変換したデータ
を通信チップ129によりトランシーバ131を用いて
通信用コネクタ99から信号線83に出力する。このと
きの通信方式はシリアル通信方式である。
【0077】そして、中継端末装置200は自らに接続
されている全台端末装置80に順次ポーリングを行って
データを収集し、各端末装置80・・・から受け取った
データを保持すると共に、ホールコンピュータ204か
らのポーリングに応えて収集したデータをホールコンピ
ュータ204にシリアル通信方式により送信する。ホー
ルコンピュータ204は信号線83に接続されている全
中継端末装置200に順次ポーリングを行って全パチン
コ遊技機1・・・や金庫201・・、計数機202・・
及び販売機203のデータを収集する。
【0078】そして、ホールコンピュータ204はこの
ようにして収集されたデータを管理コンピュータ82に
出力する。管理コンピュータ82ではホールコンピュー
タ204から送信されたデータから各パチンコ遊技機1
・・・の稼働状況や金庫201・・、計数機202・・
及び販売機203の運転状況を集計・分析するものであ
る。
【0079】図14は係るホールコンピュータ204の
電気回路のブロック図を示している。ホールコンピュー
タ204にはプログラムに従ってホールコンピュータ2
04を制御するCPU211と、プログラムの格納やワ
ークメモリとして機能するメモリ212、データを格納
するためのハードディスク214、表示装置としてのデ
ィスプレイ213、キーボードやマウスから成る入力装
置216、通信インターフェース217、パトライトド
ライバ218などから構成され、前記信号線83は通信
インターフェース217に接続されると共に、信号線2
10はパトライトドライバ218に接続される。
【0080】そして、CPU211は通信インターフェ
ース217を介して中継端末装置200・・から取り込
んだパチンコ遊技機1や金庫201、計数機202及び
販売機203からのデータを一旦ハードディスク214
に格納した後、同じく通信インターフェース217によ
り当該データを管理コンピュータ82に送信する。ま
た、管理コンピュータ82から前記補給駆動出力信号・
ハンドルロック出力信号を含む不正発生データを受信し
た場合、一旦ハードディスク214に格納した後、通信
インターフェース217から各中継端末装置200・・
・に送信する。また、CPU211は上記不正発生デー
タに基づいてパトライトドライバ218を用いて前記各
遊技機設置島S1、S2、S3のパトライト205の点
灯を制御する。
【0081】次に、図13は管理コンピュータ82の電
気回路のブロック図を示している。管理コンピュータ8
2にはプログラムに従って管理コンピュータ82を制御
するCPU141と、プログラムの格納やワークメモリ
として機能するメモリ142、データを格納するための
ハードディスク144、表示装置としてのディスプレイ
143、キーボードやマウスから成る入力装置146、
通信インターフェース147などから構成され、前記信
号線83はこの通信インターフェース147に接続され
る。
【0082】そして、CPU141は通信インターフェ
ース147を介してホールコンピュータ204から取り
込んだパチンコ遊技機1や金庫201、計数機202及
び販売機203からのデータを一旦ハードディスク14
4に格納する。そして、入力装置146のキーボードや
マウスの操作により、プログラムに従って各データを加
工してディスプレイ143に表示することにより、稼働
状況の管理を実行する。
【0083】図15は係る管理コンピュータ82のディ
スプレイ143に表示可能なデータ表示例を示してい
る。この画面では1番台のパチンコ遊技機1の各入賞口
19A〜19D及び始動入賞口14への各入賞数と、各
入賞口に対応して設定された払出倍率(1回の入賞で払
い出される景品玉の数)、各入賞口への入賞によって実
際に払い出された払出数、全入賞口に対する各入賞口に
対応する払出数の比率及び各入賞口に対応したベースが
算出されて示されている。
【0084】遊技場においてはこれらのデータから各パ
チンコ遊技機1の稼働状況を判断し、釘調整などの指針
とするものである。また、管理コンピュータ82はパチ
ンコ遊技機1において発生するセーフ不正を監視する機
能を有している。セーフ不正とは外部からパチンコ遊技
機に不正が行われることにより、払出数や入賞数が短時
間で異常な値に増加する現象を云う。図16は管理コン
ピュータ82における係るセーフ不正の監視機能の設定
画面を示している。
【0085】この画面ではパチンコ遊技機1の台番号順
に並べて当該パチンコ遊技機1が設置された島番号、パ
チンコ遊技機1の機種番号及びタイプ番号が一覧形式で
表示されており、更に各パチンコ遊技機1に対して規定
時間とセーフ玉数(規定値)を設定する。規定時間は0
分0秒〜例えば59分59秒までの範囲内で1秒単位で
自由に設定可能とされ、セーフ玉数は0〜例えば990
0まで10玉単位で自由に設定可能とされている。
【0086】この場合の実施例では画面に表示された全
パチンコ遊技機に対して規定時間は1分00秒、セーフ
玉数は300と設定したものとする。尚、図15の画面
では台番号順で規定時間、セーフ玉数を設定したが、左
下の台単位、島単位、機種単位、タイプ単位枠をマウス
でクリックすることにより、台単位、島単位、機種単位
或いはタイプ単位で各条件を設定することが可能であ
る。
【0087】図17は係る台単位での設定画面を示して
いる。実施例では1番台(1番島、40番機種、1番タ
イプ)の設定画面を示しており、この画面では始動入賞
口14の他、左上、右上、左下及び右下の各入賞口19
A、19B、19C、19Dについて規定時間とセーフ
玉数をそれぞれ設定することができる。尚、設定方法は
前述と同様である。
【0088】この実施例の場合、全ての入賞口について
規定時間は1分00秒とされ、セーフ玉数は始動入賞口
14について140、左上の入賞口19Aについて5
0、右上の入賞口19Bについて30、左下の入賞口1
9Cについて50、右下の入賞口19Dについて30と
設定されたものとする(全体ではセーフ玉数は前述の3
00)。
【0089】このように設定されたものとすると、管理
コンピュータ82のCPU141は1分間当たりの当該
パチンコ遊技機1の前記大入賞口を除く全入賞口(1
4、19A〜19D)への総入賞数がセーフ玉数(30
0玉)を越えたか否か判定(監視)しており、1分間当
たりの総入賞数が301玉以上となった場合には、不正
行為が行われていると断定する。また、各入賞口(1
4、19A〜19D)についても1分間当たりの当該入
賞口に対応する入賞数がセーフ玉数(140或いは50
若しくは30)を越えたか否かについて判定しており、
全体では300を越えない場合でも何れかの入賞口につ
いて1分間当たりの入賞数がそれぞれのセーフ玉数を越
えた場合にも不正行為が行われているものと断定する。
【0090】尚、係る不正行為の断定は1回ではなく、
複数回継続して判定された場合、或いは、例えば10回
のうち5回不正と判定された場合に断定するようにして
もよい。そのようにすることにより、不正行為の断定を
より正確にすることができる。
【0091】このようにしてCPU141は不正行為が
行われていると断定した場合、当該不正行為発生の日
時、台番号、発生箇所(全体若しくは何れかの入賞
口)、規定時間及びセーフ玉数をハードディスク144
内の不正履歴ファイル(図18)に登録する。次に、通
信インターフェース147を用いて前記補給駆動出力信
号・ハンドルロック出力信号を含む不正発生データをホ
ールコンピュータ204に送信する。
【0092】ホールコンピュータ204は係る不正発生
データを管理コンピュータ82から受け取ると、ディス
プレイ213に不正行為が断定されたパチンコ遊技機1
の台番号及び不正発生などの当該パチンコ遊技機1を特
定する警報表示を行い、店員に通報する。また、パトラ
イトドライバ218を用いて当該不正が行われているパ
チンコ遊技機1が設置された遊技機設置島のパトライト
205を点灯させ、警報を発する。
【0093】次に、ホールコンピュータ204は不正発
生データを中継端末装置200を介して台端末装置80
に送信する。そして、台端末装置80はこの不正発生デ
ータに基づき、当該不正発生データから特定されるパチ
ンコ遊技機1に対して前記出力信号ピンより遊技玉の補
給動作を禁止する内容の補給駆動出力信号、及び、前述
の如く打球発射装置34の動作を禁止するハンドルロッ
ク出力信号を出力する。当該パチンコ遊技機1のCPU
56は台端末装置80の出力信号に基づき、発射制御基
板40を制御して遊技玉の発射を禁止する(ハンドルロ
ック)と共に、前記玉補給装置へ指示して玉補給を禁止
する。
【0094】このように、パチンコ遊技機1の各入賞口
(14、19A〜19D)への入賞数又は全入賞口(1
4、19A〜19D)への総入賞数が規定時間中に規定
値(セーフ玉数)を越えた場合に、不正行為と判断して
警報動作(報知動作)を実行するようにしたので、外部
からの不正行為により規定時間中にパチンコ遊技機1の
入賞口への入賞数が異常に増加した場合には警報を発し
て当該不正行為につき報知することができるようにな
る。これにより、不正行為者による不当な景品玉の獲得
を確実に発見し、阻止することが可能となる。
【0095】また、不正判断は大入賞口を除いて行われ
るので、所謂特賞(大当り)外の不正を発見することが
できる。
【0096】更に、不正と断定された場合には当該パチ
ンコ遊技機1への玉補給を停止するので、遊技場に生じ
る損害を最小限に抑えることができるようになる。ま
た、当該パチンコ遊技機1における遊技玉の発射も禁止
して、遊技を禁止するので、それ以上の損害の拡大を確
実に阻止することができるようになる。
【0097】また、上記規定時間及び規定値は管理コン
ピュータ82にて任意に設定できるようにしているの
で、遊技場側の要望に応じて任意に不正判断基準を設定
することができるようになり、不正行為を発見・阻止す
る上での利便性と確実性の向上を図ることができるよう
になる。
【0098】特に、不正行為の判断は、パチンコ遊技機
1に複数設けられた各入賞口(14、19A〜19D)
毎に行うと共に、予め設定された規定時間中に、何れか
の入賞口に対応する払出数が規定値(セーフ玉数)を越
えた場合に、不正行為と判断するようにしたので、パチ
ンコ遊技機1に設けられた特定の入賞口に集中して不正
行為が行われているような場合にも、確実に発見して阻
止することが可能となる。そして、これら各入賞口毎に
規定時間及び規定値を任意に設定可能としたので、各入
賞口毎に不正判断基準を設定して的確な不正行為の発見
・阻止を実現することが可能となる。
【0099】尚、実施例では不正判断に用いる入賞数又
は総入賞数に大入賞口への入賞数を含めなかったが、請
求項1、請求項2の発明ではそれに限らず、大入賞口へ
の入賞数を含めて判断を行ってもよい。また、実施例の
如く全ての入賞口(14、19A〜19D)への入賞数
を判断対象とすること無く、遊技領域における特定の入
賞口を設定して当該入賞口への入賞数により不正の判断
を行ってもよい。更に、前記規定時間のカウント方法に
ついては、パチンコ遊技機のアウト玉タンクに落下する
遊技玉を検出して打込玉数をカウントし、当該カウント
数から経過時間(規定時間の経過)を割り出してもよ
く、また、遊技領域に打ち込まれる遊技玉を検出する発
射玉センサなどで打込玉数をカウントし、当該カウント
数から経過時間(規定時間の経過)を割り出してもよい
(何故ならば、パチンコ遊技機では1分間に100個遊
技玉が発射されるため、100個カウントで1分間当た
りが割り出せる)。更にまた、実施例では遊技領域に遊
技玉を打ち込んで遊技を行うパチンコ遊技機を例にとっ
て説明したが、パチンコ遊技機としては入賞口への入賞
に応じて得点が付与される所謂封入玉式の遊技機や映像
式の遊技機でもよく、また、コイン式のパチンコ機など
の遊技機にも本発明は有効である。
【0100】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、遊技領域に複数の入賞口を備える遊技機の遊技情報
を管理する遊技機の管理装置において、遊技機の遊技領
域に設けられた入賞口への入賞数を特定可能な情報を入
力し、予め設定された規定時間における入賞数が所定の
規定値を越えた場合に、その旨を報知するための報知動
作を実行するようにしたので、外部からの不正行為によ
り規定時間における遊技機の入賞口への入賞数が異常に
増加した場合には当該不正行為につき報知することがで
きるようになる。これにより、不正行為者による不当な
遊技媒体の獲得を確実に発見し、阻止することが可能と
なるものである。
【0101】請求項2の発明によれば、遊技領域に複数
の入賞口を備える遊技機の遊技情報を管理する遊技機の
管理装置において、遊技機の遊技領域に設けられた複数
の入賞口への入賞数を特定可能な情報を入力し、予め設
定された規定時間における前記複数の入賞口における総
入賞数が所定の規定値を越えた場合に、その旨を報知す
るための報知動作を実行するようにしたので、外部から
の不正行為により規定時間における遊技機の複数の入賞
口への総入賞数が異常に増加した場合には当該不正行為
につき報知することができるようになる。これにより、
不正行為者による不当な遊技媒体の獲得を確実に発見
し、阻止することが可能となるものである。
【0102】請求項3の発明によれば、上記各発明に加
えて入賞数又は総入賞数には、遊技機の遊技領域に設け
られた大入賞口への入賞数を含まないので、所謂特賞外
の不正を発見して阻止することができるようになるもの
である。
【0103】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて報知動作は当該遊技機における遊技を停止させる動
作を含むので、不正による損害を最小限に抑制すること
ができるようになるものである。
【0104】請求項5の発明によれば、上記各発明に加
えて規定時間及び規定値を設定可能な設定手段を備える
ので、遊技機の機種に応じて任意に不正判断基準を設定
することができるようになり、不正行為を発見・阻止す
る上での利便性と確実性の向上を図ることができるよう
になるものである。
【0105】請求項6の発明によれば、上記に加えて設
定手段は、各遊技機毎に規定時間及び規定値を設定可能
とされているので、各遊技機毎に不正判断基準を細かく
設定することができるようになり、不正行為の発見・阻
止をより一層確実に達成することができるようになるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技場内に設置されたパチンコ遊技機や金庫な
どのレイアウト、及び、各機器と台端末装置との接続例
を示す図である。
【図2】本発明を適用した遊技場の管理装置の構成図で
ある。
【図3】実施例のパチンコ遊技機(CR機)及びカード
ユニットの正面図である。
【図4】図3のパチンコ遊技機の遊技盤を示す拡大図で
ある。
【図5】図3のパチンコ遊技機とカードユニットの裏面
図である。
【図6】図2の台端末装置の斜視図である。
【図7】図6の台端末装置のコンソール部の正面図であ
る。
【図8】図6の台端末装置のコネクタ配置を説明する図
である。
【図9】図6の台端末装置の各コネクタの入力信号ピン
の特性と信号の割付を示す図である。
【図10】図3のパチンコ遊技機の主基板における回路
構成の一例を示すブロック図である。
【図11】図3のパチンコ遊技機の払出制御基板及び玉
払出装置の構成要素などの払出に関連する構成要素を示
すブロック図である。
【図12】図6の台端末装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図13】図2の管理コンピュータの回路構成を示すブ
ロック図である。
【図14】図2のホールコンピュータの回路構成を示す
ブロック図である。
【図15】図13の管理コンピュータのディスプレイに
表示されるデータの一例を示す図である。
【図16】図13の管理コンピュータのディスプレイに
表示されるセーフ不正の監視機能設定画面を示す図であ
る。
【図17】図13の管理コンピュータのディスプレイに
表示される各台毎のセーフ不正の監視機能設定画面を示
す図である。
【図18】図13の管理コンピュータが保有する不正履
歴ファイルを示す図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 14 始動入賞口 19A〜19D 入賞口 31 遊技制御基板(主基板) 37 払出制御基板 50 カードユニット 53 基本回路 80 台端末装置 82 管理コンピュータ(管理装置) 83 信号線 89 情報出力制御基板 200 中継端末装置 204 ホールコンピュータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に複数の入賞口を備える遊技機
    の遊技情報を管理する遊技機の管理装置において、 前記遊技機の遊技領域に設けられた入賞口への入賞数を
    特定可能な情報を入力し、予め設定された規定時間にお
    ける前記入賞数が所定の規定値を越えた場合に、その旨
    を報知するための報知動作を実行することを特徴とする
    遊技機の管理装置。
  2. 【請求項2】 遊技領域に複数の入賞口を備える遊技機
    の遊技情報を管理する遊技機の管理装置において、 前記遊技機の遊技領域に設けられた複数の入賞口への入
    賞数を特定可能な情報を入力し、予め設定された規定時
    間における前記複数の入賞口における総入賞数が所定の
    規定値を越えた場合に、その旨を報知するための報知動
    作を実行することを特徴とする遊技機の管理装置。
  3. 【請求項3】 前記入賞数又は総入賞数には、遊技機の
    遊技領域に設けられた大入賞口への入賞数を含まないこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2の遊技機の管理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記報知動作は当該遊技機における遊技
    を停止させる動作を含むことを特徴とする請求項1、請
    求項2又は請求項3の遊技機の管理装置。
  5. 【請求項5】 前記規定時間及び前記規定値を設定可能
    な設定手段を備えることを特徴とする請求項1、請求項
    2、請求項3又は請求項4の遊技機の管理装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は、各遊技機毎に前記規定
    時間及び前記規定値を設定可能とされていることを特徴
    とする請求項5の遊技機の管理装置。
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