JP2001067870A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001067870A JP24582099A JP24582099A JP2001067870A JP 2001067870 A JP2001067870 A JP 2001067870A JP 24582099 A JP24582099 A JP 24582099A JP 24582099 A JP24582099 A JP 24582099A JP 2001067870 A JP2001067870 A JP 2001067870A
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健 阪田
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Takahiro Sonoda
崇宏 園田
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晴子 田所
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博 市川
Yasushi Nagashima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDR(シングル・データ・レート)動作と
DDR(ダブル・データ・レート)動作との何れにも動
作切り替え可能なSDRAMを提供する。 【解決手段】 SDRAMにおいて、外部端子(OP
T)の第1状態によりSDR仕様が選択されたとき、メ
モリマットから読み出されたデータはその入力と出力の
位相を判定する機能を有るクロック再生回路によって形
成されるクロック信号に応答して出力され、外部端子
(OPT)の第2状態によりDDR仕様が選択されたと
き、メモリマットから読み出されたデータは外部クロッ
クに同期してクロック信号出力回路から出力されるクロ
ック信号に応答して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置技術、特
にSDR(Single Data Rate)動作と
DDR(Double Data Rate)動作との
いずれにも動作切り替え可能なSDRAM(Synch
ronous Dynamic Random Acc
ess Memory)を構成するのに好適な半導体装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】SDRAMのような同期式メモリは、そ
の動作タイミングが外部からのシステムクロック信号の
ような外部クロック信号に基づいて制御される。この種
の同期式メモリは、外部クロック信号の利用によって内
部動作のタイミング設定が比較的容易となり、比較的高
速動作が可能となる、という特徴を持つ。
【0003】SDRAMとしては、データの入力もしく
は出力が外部クロック信号の立ち上りエッジに同期され
て行われるいわゆるSDR形式のSDRAMと、データ
の入力もしくは出力が外部クロック信号の立ち上りエッ
ジに同期されて行われるとともに外部クロック信号の立
ち下がりエッジに同期しても行われるいわゆるDDR形
式のSDRAMとが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】SDR形式のSDRA
Mは、比較的高速動作可能であるとともに、クロック信
号動作の一般的な電子システムにとって利用し易いとい
う特徴をもつ。すなわち、データの入力、出力が外部ク
ロック信号の立ち上がりエッジに同期されるというSD
R形式のSDRAMのかかるデータ入出力と外部クロッ
ク信号との対応関係は、クロック信号の立ち上がりエッ
ジのようなエッジに同期して動作されたり、クロック信
号のロウレベルからハイレベルへの変化のようなレベル
によって動作されたりする一般的な電子システム、言い
換えると実質的にクロック信号のリーデイングエッジま
たはトレーリングエッジに同期して動作される一般的電
子システムと同様なクロック信号と伝達すべき信号との
対応関係と良く対応するからである。
【0005】これに対して、DDR形式のSDRAM
は、クロック信号の立ち上りエッジと立ち下がりエッジ
の両エッジに同期してデータの入力もしくは出力を行う
ため、それを利用する電子システムにDDR対応の若干
面倒なタイミングを要求することになるけれども、クロ
ック周波数が同一である場合には、SDR形式のSDR
AMに対して単位時間当たりほぼ2倍の量のデータの入
力もしくは出力が可能であるという特徴を持つ。いいか
えれば、DDR形式のSDRAMは高速データアクセス
が可能であるという特徴を持つ。
【0006】SDR形式のSDRAMとDDR形式のS
DRAMとは、概略的には、外部クロック信号に同期し
て外部制御信号ないしはコマンド信号の取り込み動作、
アドレス入力動作、及びデータ入出力動作等の動作の
点、メモリセルマット、及びそれに関連するアドレス選
択回路、センスアンプ、メインアンプ等の周辺回路等の
構成の点において、互いに類似する内容を含む。
【0007】そこで、本発明者等は、SDR形式のSD
RAMとDDR形式のSDRAMとのどれとしてでも切
り替え動作可能な共通半導体チップを構成することを検
討した。そのような共通半導体チップを構成することが
できる場合には、半導体装置を製造するためのホトリソ
グラフィーマスクのような製造マスクをSDR形式のS
DRAMとDDR形式のSDRAMに共通のものとする
ことができることによりマスク数の減少を図ることがで
きるとともに、半導体装置製造工程、検査工程のような
工程を共通的なものにすることができ、結果として、製
造コストの低減を期待することができることとなる。
【0008】また、共通半導体チップを予め用意してお
き、必要に応じてSDR形式のSDRAMとDDR形式
のSDRAMのどちらとしてでも構成できることから、
SDR形式のSDRAMの需要が多い場合と、DDR形
式のSDRAMの需要が多い場合とのどちらにも対応で
きるという特徴も期待することができることとなる。
【0009】本発明者らは、SDR形式のSDRAMと
DDR形式のSDRAMとを共通半導体チップによって
構成しようとする詳細な検討を通じて、更に次のような
課題の存在を明らかにした。
【0010】(1)内部クロック信号形成系での課題 DDR動作(以下、DDRモードとも称する)のため
に、SDRAMの内部回路は、外部クロック信号の立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジとの夫々のエッジに同
期して動作可能にされる必要がある。その場合、外部ク
ロック信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとの
夫々の信号エッジに対する内部回路の動作制御のため
に、外部クロック信号の夫々の信号エッジに対して基準
化された内部クロック信号が形成されることが望まれ
る。すなわち、内部クロック信号として、外部クロック
信号の立ち上がりエッジに同期して一方のレベルから他
方のレベルに遷移し、かつ外部クロック信号の立ち下が
りエッジにおいてもそのエッジと同期して一方のレベル
から他方のレベルに遷移する信号を形成することが望ま
れる。
【0011】外部クロック信号を受ける入力バッファ回
路のようなクロック系の要素回路はその入力と出力との
間に不可避的に信号遅延ないしは位相ずれを生ずる。外
部クロック信号でクロック系要素回路に生ずる不可避的
な動作遅延時間にかかわらずに外部クロック信号に対す
る内部クロック信号の位相ずれは制御された小ささを持
つことが望まれる。DDR動作の様な比較的高速な動作
が必要な場合、内部回路の動作遅延時間を考慮した内部
クロック信号の形成もまた重要となってくる。半導体装
置とメモリコントローラやマイクロプロセッサのような
外部装置との結合は、内部回路の動作遅延にかかわらず
に、外部クロック信号に対して適切なタイミングにされ
ることが望まれる。半導体装置のより望ましい動作は、
外部クロック信号に対して、内部回路の動作遅延を補償
できるような進んだ位相の内部クロック信号によって可
能となる。外部クロック信号に基づいて内部クロック信
号を形成するためにSDRAM内に設けられるクロック
再生回路は、要素回路での動作遅延時間、位相ずれにか
かわらずに適切な位相の内部クロック信号の形成のため
に、DLL(Delayed Lock Loop:デ
ィレイド・ロック・ループ)、PLL(Phase L
ock Loop:フェーズ・ロック・ループ)、SM
D(Synchronous Mirror Dela
y:シンクロナス・ミラー・ディレイ)と称されるよう
な信号位相判定と位相調整との機能を利用し、入力信号
に対して同期されかつ位相制御された信号を形成する既
知の信号位相制御回路技術が考慮される。
【0012】SDR動作(以下、SDRモード、SDR
仕様とも称する)のために、外部クロック信号にもとづ
いて内部クロック信号を形成するクロック系回路は、共
通半導体チップ全体の回路の簡素化の考慮のもとで、D
DR動作のための回路との共通化を考えることはでき
る。しかしながら、以下の技術事情の考慮のもとではD
DR動作のためのクロック系回路とは異なるものとされ
た方が望ましい。
【0013】すなわち、電子システムが形成するシステ
ムクロック信号のような信号は、必ずしも一定周期、一
定位相にされるとは限らない。電子システムが形成する
クロック信号は、場合によっては、その周期が周期的に
変動される事が望まれることがある。例えば、クロック
信号動作の電子システムにおいては、クロック信号によ
って動作される回路に生ずる動作電流の変化によっても
たらされるノイズが比較的大きいレベルを占めることが
少なくない。クロック信号周期が周期的に変更された場
合、クロック信号に基づくノイズの周波数スペクトラム
は、クロック信号の周期の変更に応じて分散され、その
結果として、特定周波数でのノイズ低減が図られること
となる。ノイズの周波数スペクトラム分散を効果的にす
るには、クロック信号の周期変更は毎クロック周期毎な
いし数クロック周期毎のような比較的短い期間毎に行わ
れた方が望ましい。
【0014】他方、上述の様な信号位相制御回路技術
は、位相制御のために複数のクロック信号サイクル数を
要するのが一般的であり、上記のノイズスペクトラム分
散をねらいとするようなクロック信号の周期の早い変化
への応答は比較的難しい。よってDDRモードでは外部
クロック信号をもとに高速クロック信号を形成すること
が優先的に考慮されて良い。これに対してSDRモード
では、内部クロック信号は実質的に外部クロック信号と
対応するものであり、外部クロック信号の周期変化に高
速と応答できるほうが望ましい。
【0015】従ってSDRモードとDDRモードでは、
異なるクロック系回路が考慮された方が望ましい。
【0016】(2)データ伝送線設定での課題 SDR仕様SDRAMでは、その内部に読み出しデータ
と書込みデータとが同時に処理されるべき状態が存在す
る。これに対してDDR仕様SDRAMでは、読み出し
データと書込みデータを同時に処理しなければならない
という状態は避けることができる。
【0017】SDRモードとDDRモードとの両方に単
純に対応できるように、半導体チップ上に沢山のデータ
伝送配線を設ける場合には、その配線のために半導体チ
ップの面積を比較的大きくせざるを得なくなって来る。
これは、コスト、サイズの点での課題となる。
【0018】(3)データ入力タイミング制御での課題 SDR仕様SDRAMにおいては、外部からの書込み動
作の指示と同じクロック信号周期において外部からのデ
ータの供給が規定される。これに対してDDR仕様SD
RAMにおいては外部からの書込み動作の指示が行われ
たクロック信号周期の次のクロック信号周期から、外部
からのデータの供給が規定される。すなわち、DDR仕
様SDRAMとSDR仕様SDRAMとでは、異なる供
給タイミングの書込みデータを入力しなければならな
い。
【0019】従って、データ入力回路はSDR仕様SD
RAMとDDR仕様SDRAMとで異なった動作態様を
持つように動作される必要がある。
【0020】(4)マスクレジスタの制御での課題 DDR仕様のSDRAMの書き込みデータの入力とSD
R仕様のSDRAMの書き込みデータの入力とが上述の
ように異なることに対応し、DDR仕様のSDRAMと
SDR仕様のSDRAMとでデータ入力回路に入力され
るデータを有効とするか無効とするかの制御タイミング
(データマスク制御タイミング)を異ならせる必要が生
ずる。
【0021】(公知例との関係)本発明者らは、本発明
を成した後の調査によって、以下の刊行物を見出した。
そこで刊行物と本発明との関係について以下に言及して
おこう。
【0022】特開平10−302465号公報(以下、
ref.1とも称する)には、「SDRモードとDDR
モードとを選択可能なオプション方式を導入することに
より、生産性を向上して生産費用を低減することを目的
とする。」(Ref.1の文書区分番号0007)とす
る半導体メモリ装置に関する発明が開示されている。具
体的には、入力クロック信号を受けるクロックバッファ
と、パルス発生器との間に、クロック信号の単一方向の
遷移に対して出力信号のレベルを遷移させるシフトレジ
スタと、クロック信号の両方の遷移に対応して出力信号
のレベルを遷移させる複数のインバータを意味する中継
器を設け、かかるシフトレジスタと中継器との経路のう
ちの一方の経路を、モード選択部からのマスター信号に
よって選択する構成の発明が記載されている。モード選
択部はフォトマスクによるスイッチを具備する構成かN
MOSトランジスタ及びヒューズを具備する構成とされ
マスター信号を形成する、とされている。パルス発生回
路は反転遅延手段と論理手段との組合わせからなり、そ
の全体がいわゆるエッジ検出回路を構成している。すな
わちパルス発生回路は、上記シフトレジスタもしくは上
記中継器から供給される出力信号の立ち上がり、立ち下
がりエッジに応じて夫々パルス信号を形成する。
【0023】しかし、上記特開平10−302465号
公報では、そのパルス発生は上記のとおり遅延回路と論
理回路との比較的単純な回路によるものであり、本発明
において考慮するPLL、DLL、SMDのような回路
の遅延特性をも実質的に補償するところの高速動作に向
けて進歩された構成は開示していない。上記特開平10
−302465号公報は、それ故に、PLL、DLL、
SMDのような回路を使用する場合の本発明者らが明ら
かにした前述のような課題もまた明らかにしていない。
【0024】上記特開平10−302465号公報は、
また、本発明者らが明らかにし、かつ後で詳細に記載す
るような、複数の動作モードの切り替えを可能にしよう
とする場合の内部クロック信号の切り替え以外の更に考
慮すべき信号切り替え技術、配線技術に関して記載が無
い。
【0025】本発明の一つの目的は、同期式メモリの新
規な動作モード切り替え技術を備えた半導体装置を提供
することにある。
【0026】本発明の他の目的は、SDRAMの好適な
動作を可能とする動作モード切り替え技術を提供するこ
とにある。
【0027】本発明の他の目的は、入力信号に対する動
作特性の異なる複数のクロック信号形成回路を備える新
規な半導体装置を提供することにある。
【0028】本発明の他の目的は、クロック信号周期の
変化に対応可能な動作モード切り替え構成を持つSDR
AMを成す半導体装置を提供することにある。
【0029】本発明の他の目的は、データ入力タイミン
グの異なる動作を含む動作モード切り替え構成を持つS
DRAMを成す半導体装置を提供することにある。
【0030】本発明の他の目的は、配線面積を比較的小
さくすることが可能な複数動作モード対応の半導体装置
を提供することにある。
【0031】本発明の他の目的は、動作モード切り替え
に適合する信号伝達を可能とする配線技術を提供するこ
とにある。
【0032】本発明の他の目的は、上記信号伝達に好適
な配線レイアウト技術を提供することにある。
【0033】本発明の他の目的は、複数の仕様に切り替
え可能であり、かつ製造コストの低減が可能なSDRA
M技術を提供することにある。
【0034】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0035】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0036】(1)半導体装置には、選択信号を形成す
る選択信号形成回路、信号位相判定と位相調整との機能
を持ち入力クロック信号に対して同期されかつ位相制御
された出力クロック信号を形成する第1クロック信号形
成回路(以下、クロック信号出力回路、クロック再生回
路とも称する)、及び入力クロック信号に対する実質的
なバッファリングによって出力クロック信号を形成する
第2クロック信号形成回路(以下、クロック信号出力回
路とも称する)が設けられる。
【0037】上記選択信号形成回路からの選択信号が第
1の状態である場合には、かかる第1状態選択信号によ
って上記第1クロック信号形成回路からの出力クロック
信号が有効にされる。すなわち半導体装置におけるクロ
ック動作の内部回路は、上記第1クロック信号形成回路
からの出力クロック信号によってその動作タイミングが
規定される。
【0038】上記選択信号が上記第1状態とは異なる第
2の状態である場合には、かかる第2状態選択信号によ
って上記第2クロック信号形成回路からの出力クロック
信号が有効にされる。
【0039】典型例では、半導体装置はSDRAMを構
成するものとされ、選択信号はSDR仕様とDDR仕様
との選択のための選択信号とされる。例えば、選択信号
が第1の状態の時には、半導体装置はSDR仕様のSD
RAMとされる。この状態において、例えばデータ読み
出し動作は、クロック再生回路の出力クロック信号に同
期して行われる。
【0040】他方、選択信号が第2の状態の時には、半
導体装置はDDR仕様のSDRAMとされる。この状態
において、データ読み出し動作は、上記第2クロック信
号形成回路の出力クロック信号に同期して行なわれる。
【0041】(2)半導体装置には、選択信号を形成す
る選択信号形成回路、及び上記選択信号形成回路によっ
てその動作が制御されるデータ線切り替え回路が設けら
れる。
【0042】選択信号形成回路からの選択信号が第1の
状態である場合、選択信号のかかる第1状態に従う上記
データ線切り替え回路によって、第1及び第2データか
らなるようなデータ線は、それぞれ一方の回路ノードで
のデータを他方の回路ノードに伝達せしめる動作と、他
方の回路ノードのデータを一方の回路ノードに伝達せし
める動作との双方の動作のうちの1つの動作を行う行う
ところの単方向データ線とされる。これに対して、選択
信号が上記第1状態とは異なる第2の状態の場合、第1
及び第2データ線からなるようなデータ線は、それぞれ
一方の回路ノードでのデータを他方の回路ノードに伝達
せしめる動作と、他方の回路ノードのデータを一方の回
路ノードに伝達せしめる動作との双方の動作が可能な双
方向データ線とされる。
【0043】典型例では、上記(1)と同様に、半導体
装置はSDRAMを構成するものとされ、選択信号はS
DR仕様とDDR仕様との選択のための選択信号とされ
る。
【0044】選択信号の第1の状態によって、半導体装
置がSDR仕様のSDRAMを構成する場合、1つのデ
ータ線はデータ書込み用データ線とされ、他のデータ線
はデータ読み出し用のデータ線とされるような単方向デ
ータ線とされる。言い換えると書き込みと読み出しのデ
ータ伝送線が分離される。これにより半導体装置は、そ
の内部に読み出しデータと書込みデータとが同時に処理
されるべき状態が存在しても対応可能とされる。
【0045】選択信号の第2の状態によって、半導体装
置がDDR仕様のSDRAMを構成する場合、複数のデ
ータ線のそれぞれは、動作タイミングに応じてデータ書
込み用データ線とされ、データ読み出し用のデータ線と
されるような双方向データ線とされる。
【0046】このデータ線切り替え構成は、SDR仕様
のSDRAMとDDR仕様のSDRAMとの両方に対応
できるようにする場合であっても、半導体チップ上に沢
山のデータ伝送配線を設けないで済むことを可能とす
る。それにより、半導体チップの面積を小さく抑制する
ことが可能となる。
【0047】(3)半導体装置には、選択信号を形成す
る選択信号形成回路、及び上記選択信号形成回路によっ
てその動作が制御されるタイミング制御回路が設けられ
る。データ入力回路は、そのデータ取り込みタイミング
がクロック信号周期単位をもって変化される。
【0048】典型例では、上記(1)、(2)と同様
に、半導体装置はSDRAMを構成するものとされ、選
択信号はSDR仕様とDDR仕様との選択のための選択
信号とされる。
【0049】上記選択信号の第1の状態によって、半導
体装置がSDR仕様のSDRAMを構成する場合、デー
タ入力回路はライトコマンドデータが入力されてからク
ロック信号の1周期後のタイミングに応答してデータ端
子に受けたデータをデータ伝送線に出力するように制御
される。
【0050】選択信号が第2の状態である場合、上記デ
ータ入力回路はライトコマンドデータが入力されてから
上記クロック信号の2周期後のタイミングに応答して上
記データ端子に受けたデータを上記データ伝送線に出力
するように制御される。
【0051】これにより、共通の半導体チップをSDR
仕様とDDR仕様のSDRAMとして用いた場合に、そ
れぞれの仕様における異なる書込みデータの入力タイミ
ングに対応させた最適なタイミングで、書き込みデータ
をデータ伝送線に伝送可能とされる。
【0052】(4)半導体装置には、選択信号を形成す
る選択信号形成回路、及びマスク制御回路が設けられ
る。
【0053】選択信号が第1の状態である場合、データ
端子における入力データはクロック信号に応答してデー
タ入力回路に取り込まれる。第1制御信号は上記クロッ
ク信号に応答してマスク制御回路に取り込まれる。
【0054】選択信号が第2の状態である場合、データ
端子における入力データは第2制御信号に応答して上記
データ入力回路に取り込まれる。第1制御信号は第2制
御信号に応答して上記マスク制御回路に取り込まれる。
【0055】これにより、DDR仕様のSDRAMの書
き込みデータの入力とSDR仕様のSDRAMの書き込
みデータの入力とが異なることに対応し、DDR仕様の
SDRAMとSDR仕様のSDRAMとでデータ入力回
路に入力されるデータを有効とするか無効とするかの制
御タイミング(データマスク制御タイミング)を異なら
せる事が可能とされる。
【0056】
【発明の実施の形態】(全体ブロック構成)図1は、本
発明の実施例の半導体装置の主要ブロック、配線、端子
のレイアウトを示すチップ全体平面図で有る。同図は、
図面の複雑化を回避するため、比較的簡略化した表記法
をとっており、細部までは図示していない。図1に図示
しない回路の詳細、配線、及びそれらのレイアウト等は
後の図2以降の図面、及び説明から更に良く理解される
であろう。図1の簡略化した表記法のもとでも、メモリ
アレイと、グローバルデータ線との概略が良く理解され
るであろう。
【0057】実施例のSDRAMを成す半導体装置CH
IPは、4つのメモリバンクBank0〜Bank3を
持つような、いわゆるバンク構成をとる。各メモリバン
クは、複数のメモリアレイから構成され、各メモリアレ
イは複数のメモリマットから構成される。各メモリバン
クがいくつのメモリアレイから構成され、また各メモリ
アレイがいくつのメモリマットから構成されるかは、記
憶容量、同時アクセスされるべきデータビット数に応じ
て適宜に設定される。
【0058】図示の半導体装置の場合、各メモリバンク
は、制限されないが、4つのメモリマットを含んでい
る。すなわち、メモリバンクBank0は、メモリアレ
イMAY1〜MAY4を含み、メモリバンクBank1
は、メモリアレイMAY5〜MAY8を含み、メモリバ
ンクBank2は、メモリアレイMAY9〜MAY12
を含み、メモリバンクBank3は、メモリアレイMA
Y13〜MAY16を含んでいる。
【0059】各メモリアレイはそれぞれ2つのメモリマ
ットから構成されている。すなわち、メモリアレイMA
Y1はメモリマットMAT1及びMAT2から構成さ
れ、メモリアレイMAY2はメモリマットMAT3及び
MAT4から構成され、メモリアレイMAY3はメモリ
マットMAT5及びMAT6から構成され、メモリアレ
イMAY4はメモリマットMAT7及びMAT8から構
成され、メモリアレイMAY5はメモリマットMAT9
及びMAT10から構成され、メモリアレイMAY6は
メモリマットMAT11及びMAT12から構成され、
メモリアレイMAY7はメモリマットMAT13及びM
AT14から構成され、メモリアレイMAY8はメモリ
マットMAT15及びMAT16から構成され、メモリ
アレイMAY9はメモリマットMAT17及びMAT1
8から構成され、メモリアレイMAY10はメモリマッ
トMAT19及びMAT20から構成され、メモリアレ
イMAY11はメモリマットMAT21及びMAT22
から構成され、メモリアレイMAY12はメモリマット
MAT23及びMAT24から構成され、メモリアレイ
MAY13はメモリマットMAT25及びMAT26か
ら構成され、メモリアレイMAY14はメモリマットM
AT27及びMAT28から構成され、メモリアレイM
AY15はメモリマットMAT29及びMAT30から
構成され、メモリアレイMAY16はメモリマットMA
T31及びMAT32から構成されている。
【0060】各メモリマットは、公知のダイナミック型
ランダムアクセスメモリのそれと同様な構成にされる。
それ故に、その詳細構成は図示しないが、各メモリマッ
トは、マトリクス配置された複数のダイナミック型メモ
リセルと、それぞれ対応するロウに属するメモリセルの
選択端子が結合される複数のワード線と、それぞれ対応
するカラムに属するメモリセルのデータ端子が結合され
る複数のビット線ないしはデータ線とを備える。各ダイ
ナミック型メモリセルは、公知の1トランジスタ/セル
構成のメモリセルと同様な構成、すなわち、情報記憶用
キャパシタと、対応するビット線と情報記憶用キャパシ
タとの間に設けられそのゲートがメモリセルの選択端子
とされるMOSFETからなるようなスイッチ素子とか
ら構成される。
【0061】半導体装置CHIPを成す半導体チップ
は、図示のように長方形の平面形状にされている。メモ
リバンクBank0及びBank2のためのメモリマッ
トMAT1ないしMAT8及びMAT17ないしMAT
24(以下、それらメモリマットを第1メモリマット列
とも称する)は、半導体チップの相対する長辺のうちの
一方の側の長辺に沿って配列され、残りのメモリバンク
Bank1及びBank3のためのメモリマットMAT
9ないしMAT16及びMAT25ないしMAT32
(以下、それらメモリマットを第2メモリマット列とも
称する)は、半導体チップの相対する長辺のうちの他方
の側の長辺に沿って配列される。
【0062】第1メモリマット列の半導体チップ中央寄
りには、該第1メモリマット列を成すメモリマットMA
T1ないしMAT8及びMAT17ないしMAT24に
それぞれ一対一対応をもってデータ入出力のための入出
力回路INT1ないしINT8及びINT17ないしI
NT24が設けられ、第2メモリマット列の半導体チッ
プ中央寄りには、同様に該第2メモリマット列を成すメ
モリマットMAT9ないしMAT16及びMAT25な
いしMAT32に対応する入出力回路INT9ないしI
NT16及びINT25ないしINT32が設けられて
いる。
【0063】半導体チップの上記第1メモリマット列と
第2メモリマット列とに挟まれた中央領域には、上記入
出力回路とともに、データ端子DQ0ないしDQ15、
上記入出力回路とデータ端子DQ0ないしDQ15とを
結合するためのグローバルデータ線GI00ないしGI
31が設けられている。かかる中央領域には、また、図
示しないけれども、図2及び図3等から明らかになるよ
うな各種制御回路、電圧発生回路が設けられる。半導体
チップの中央領域には、更に、上記データ端子DQ0な
いしDQ15とともに、半導体チップの長手方向に沿う
端子列を成すところの複数のアドレス端子、クロック端
子を含む制御信号端子、電源端子(いずれも図示してい
ない)が設けられる。
【0064】実施例の半導体装置の上述のようなデータ
端子DQ0〜DQ15の配置構成は、それらデータ端子
とメモリアレイとの間のデータ伝達経路の短縮化を可能
とし、回路の高速動作を可能とする。上述のような長手
方向に沿うほぼ中央領域に端子列が配列された構成の半
導体チップは、いわゆるLOC(Lead on Ch
ip)構成のパッケージ技術にも好適なものとなる。
【0065】図1において、グローバルデータ線GI0
0ないしGI31は、図面の複雑化を回避するために、
グループ化して標記した方が良い線群をそれぞれ1本の
線として示されている。従って、グローバルデータ線
は、実質はGI00ないしGI07の8からなるグルー
プと、GI08ないしGI15の8からなるグループ
と、GI16ないしGI23の8からなるグループと、
GI24ないしGI31の8からなる、と理解された
い。なお、例えばGI00のような単位のグローバルデ
ータ線は、後の説明からも明らかとなるような理由のも
とで、対構成をとるものとされる。言い換えると、半導
体チップ上においては、一対の配線によって単位のグロ
ーバルデータ線が構成される。従って、対配線構造が適
用された場合における表現であるグローバルデータ線
は、データ単位と対応されるべきものである。
【0066】図1において、グローバルデータ線GI0
0ないしGI31は、半導体チップの中央領域のうちの
入出力回路INT1ないしINT8及びINT17ない
しINT24からなるような一方の回路列とINT9な
いしINT16及びINT25ないしINT32からな
るような他方の回路列とに挟まれた領域に位置されるよ
うに図示されている。しかし、必要ならば、グローバル
データ線は、入出力回路が形成される領域上を延長され
たり、入出力回路を成す回路素子形成領域間を延長され
るような配置構成、すなわち入出力回路と一体的な構成
として配置されても良い。グローバルデータ線と入出力
回路とのこのような一体的構成は、それらグローバルデ
ータ線と入出力回路との結合での信号パスの短縮の上
で、半導体チップの面積を小さくする上で技術的に有意
である。
【0067】グローバルデータ線は、広義には、複数の
メモリバンクBank0ないしBank3のそれぞれに
一対一対応されるような各メモリバンク専用のデータ線
ではなく、複数のメモリバンクBank0ないしBan
k3に共通なデータ線であると理解して良い。
【0068】グローバルデータ線は、狭義には、階層デ
ータ線構成でのグローバルデータ線であると理解して良
い。実施例は、例えば、以下のような4階層データ線構
成をとる。ただし、図1では、4階層データ線構成のう
ち、第1乃至第3階層データ線は、図示していない。そ
れらはメモリアレイ内に含まれるものとして理解された
い。
【0069】特に制限されないが、各階層のデータ線
は、それぞれ相補データの伝送が可能なように、対構成
にされる。この種の対構成のデータ線による相補データ
の伝送は、データ線の線数が増大するものの、データ線
対での相対レベルでデータが規定されることとなり、比
較的微少な電位変化が生じたタイミングであってもデー
タレベル判別が可能で有る点、電源線を介してもたらさ
れるような電源ノイズや、他の信号線等とのカップリン
グによってもたらされるようなカップリングノイズに強
い点、信号レベルの縮小化にも適合可能であり装置を低
電源電圧化、低消費電力化する上でも好適である点、等
々の事情から、信号を高速伝送する上で好都合であり、
高速、高性能の半導体装置を得る上で好都合である。従
って以下においては、階層データ線は対構成として記載
する。
【0070】第1階層データ線は、メモリマット内の複
数のデータ線対から構成される。
【0071】第2階層データ線は、上記複数のデータ線
対の数よりも少ない数とされ、それぞれカラムスイッチ
回路のような第1選択回路を介して対応される複数のデ
ータ線対に選択的に結合される複数のローカルデータ線
対からなる。
【0072】第3階層データ線は、上記複数のローカル
データ線対に対して共通に設けられスイッチ回路のよう
な第2選択回路を介して上記複数のローカルデータ線対
に結合されるメインデータ線対からなる。
【0073】上述のように、第1ないし第3階層データ
線は、実質的に対応するメモリマット中におけるデータ
線を成すものと理解される。この場合、データ線階層構
成とそれに対応する半導体チップ上でのレイアウト構成
に応じて、上記複数のデータ線対と複数のメインデータ
線対は、概略的には、半導体チップ平面での第1の方向
に延長形成され、上記複数のローカルデータ線対と上記
複数のグローバルデータ線対は、概略的には上記第1の
方向に垂直な方向とされる第2の方向に延長形成され
る。
【0074】メインデータ線対は、各メモリマットない
しはメモリアレイに一対一対応をもって設定される。そ
れ故に、図1の半導体装置は、複数のメモリマットない
しはメモリアレイに対応する図示しない複数のメインデ
ータ線対を持つ。
【0075】第4階層データ線は、上記複数のメインデ
ータ線対に共通に設けられ、入出力回路INT1ないし
INT32を介して上記複数のメインデータ線に結合さ
れる上記複数のグローバルデータ線対からなる。
【0076】なお、本明細書において、ローカルデータ
線対、メインデータ線対、及びグローバルデータ線対
は、それぞれローカルIO線対、メインIO線対、及び
グローバルIO線対のように表現することがある。その
場合の表記「IO」における「I]は、入力(Inpu
t)を意味し、「O」は出力(Output)を意味す
ると理解して良い。しかし、後の説明からも明らかとな
るように、IO線は、動作モードに応じて入力データの
みを伝送するデータ伝送状態や、出力データのみを伝送
するデータ伝送状態にされことがある。従って本明細書
において、表現「IO線」は、入力と出力との双方性を
意味するような制限的なものでとして表現されているの
でなく、入力もしくは出力の単方向性を含む広い意味を
持つものとして表現されている。
【0077】図1において、グローバルデータ線は、幾
分複雑な延長形態をとって半導体チップ上に延長され
る。
【0078】すなわち、例えばグローバルデータ線GI
00ないしGI07のグループ(以下第1グローバルデ
ータ線グループ、またはより単純に第1グループとも称
する)は、入出力回路INT10ないしINT12に近
接配置される第1部分と、入出力回路INT5ないしI
NT8、及びINT17ないしINT20に近接配置さ
れる第2部分と、入出力回路INT29ないしINT3
2に近接配置される第3部分とを持つ。
【0079】第1グループの第1部分と第2部分とは、
半導体チップの中央領域、すなわち制御回路、電圧発生
回路、各種バッファ回路のようなメモリの間接周辺回路
が形成される領域、を横切ってつながり、同様に第2部
分と第3部分も半導体チップの中央領域を横切ってつな
がっている。
【0080】グローバルデータ線GI08ないしGI1
5のグループ(第2グループ)、GI16ないしGI2
3のグループ(第3グループ)、GI24ないし31(第
4グループ)もまた、同様に第1乃至第3部分を持ち、
半導体チップの中央領域を横切ってつながっている。
【0081】グローバルデータ線の、かかる延長形態
は、後の説明からも更に良く理解できるであろうけれど
も、その配線数の抑制、ひいては半導体チップの配線面
積の増大を抑制しながら、SDRAMをSDRモードと
DDRモードとのいずれの動作モードも可能とする上で
有効である。
【0082】実施例の半導体装置CHIPは、次の図2
及び図3等の図面とともに説明されるようなモード信号
発生回路(又はモード選択部)68−1によって形成さ
れるモード信号MODEによって、DDR仕様のSDR
AMとして構成されるか或いはSDR仕様のSDRAM
として構成されるかが決定される。
【0083】図2及び図3は、本発明の一例に係る半導
体装置の詳細な全体回路ブロック図である。図2と図3
の双方で一つの半導体装置を表している。
【0084】半導体装置CHIPは、外部クロック信号
CLKを受けるためのクロック端子CLKと、上記クロ
ック信号に対して反転位相にされた反転クロック信号/
CLKを受けるための反転クロック端子/CLKと、ク
ロックイネーブル信号CKEを受けるためのクロックイ
ネーブル端子CKEと、チップ選択信号/CSを受ける
ためのチップ選択端子/CSと、ロウアドレスストロー
ブコマンド信号/RASを受けるための端子/RAS
と、カラムアドレスストローブコマンド信号/CASを
受けるための端子/CASと、ライトイネーブルコマン
ド信号/WEを受けるための端子/WEと、バンク選択
信号BA0を受けるための端子BA0と、バンク選択信
号BA1を受けるための端子BA1と、アドレス信号A
dd0〜Add12を受けるためのアドレス端子Add
0〜Add12と、データマスク信号DM(又はDQ
M)を受けるための端子DM(又はDQM)と、電源電
圧VCCを受けるための端子VCCと、回路の基準電位
としての接地電位GNDを受ける端子GNDと、オプシ
ョン信号OPTを受けるオプション端子OPTと、半導
体装置CHIPにデータDQ0〜DQ15を入力し或い
は半導体装置CHIPからデータDQ0〜DQ15を出
力するための端子DQ0〜DQ15と、データ入力タイ
ミング信号をDQS受けるための端子DQSとを有す
る。
【0085】上記においては、各種信号とそれに対応さ
れる端子とは、理解の複雑化を回避するために同一の参
照符号を付与している。
【0086】図示の半導体装置は、例えば、電源端子V
CCと接地電位端子GNDとの間に供給される3.3ボ
ルト±0.3ボルトのような外部電源電圧VCCによっ
て動作される。上記外部電源電圧VCCは、典型的な例
示であり、必要なら他の適当な値を取るようにされて良
い。例えば、電圧VCCは、必要ならば、2.5ボルト
±0.25ボルトのような、上記3.3ボルト±0.3
ボルトよりも小さい値とされても良い。
【0087】特に制限されないが、上記のクロック信号
端子CLK、反転クロック端子/CLK、クロックイネ
ーブル端子CKE、チップ選択信号端子/CS、RAS
端子/RAS、CAS信号/CAS、ライトイネーブル
コマンド信号端子/WE、バンク選択信号端子BA0、
BA1のような各種制御信号端子や、アドレス端子Ad
d0〜Add12、データマスク信号端子DM(又はD
QM)、データ端子DQ0〜DQ15及びDQS受ける
端子DQSに入力或いは出力される信号のレベルは、公
知のSSTL3規格に適合するようなレベルとされる。
すなわち、それら信号は、1.45ボルトのような基準
電位Vrefに対して0.2V以上高い1.65ボルト
以上のレベルがハイレベル(Hレベル)とみなされ、準
電位Vrefに対して0.2V以下の低い1.25ボル
ト以下のレベルがロウレベル(Lレベルとみなされる。
【0088】しかし、上記の各種信号のレベルもまた典
型的な例示であり、必要ならば、上記のようなSSTL
3規格に適合するようなレベルとされる代わりに、他の
レベル、例えばSSTL2規格に適合するようなレベル
とされてもよい。ここで、SSTL2規格では、1.2
ボルトのような基準電位に対して0.18V以上高い
1.38ボルト以上のレベルがHレベルとみなされ、か
かる基準電位に対して0.18V以下のレベルすなわち
1.02ボルト以下のレベルがLレベルとみなされる。
【0089】次に、図2及び図3に示した各回路ブロッ
クについて説明する。
【0090】(電圧発生回路1)電圧発生回路1は、外
部端子VCCと接地電位端子GNDとの間に供給される
外部電源電圧VCCによって動作され、回路動作に必要
な各種電圧、及びリセット信号の様な信号を形成する。
電圧発生回路1によって形成される各種電圧及びその利
用技術の詳細は、本発明に直接関係しないので説明を省
略する。代わりに概略を記載すると以下のとおりであ
る。
【0091】実施例の電圧発生回路1は、外部電源電圧
VCCによって動作され、負電位Vbb、昇圧電圧Vp
p、降圧電圧VDL、降圧電圧VCL、プレート電圧V
DL/2及びリセット信号RSTを形成する。
【0092】上記負電圧Vbbは、メモリセルにおける
選択MOSFETの基体ゲートを成す図示しないP型半
導体ウエル領域のような半導体領域に加えられるところ
の、ー1ボルトのような値を持つ電圧である。負電圧V
bbは、電圧発生回路1内に含まれる図示しない発振回
路、チャージポンプ回路、整流回路を基本構成とするよ
うな電圧変換回路によって形成される。これによりメモ
リセルにおける選択MOSFETのしきい値電圧の安定
化、リーク電流の低減が図られる。
【0093】昇圧電圧Vppは、選択されるべきメモリ
セルにおける選択MOSFETを十分にオン状態に駆動
するよう選択ワード線に適用される電圧であり、+3.
5ボルトのような値にされる。この電圧Vppは、上記
と類似の電圧変換回路によって形成される。
【0094】降圧電圧VDL、VCLは、例えば、1.
6ボルト、2.5ボルトのような値にされ、メモリマッ
トにおけるセンスアンプ動作電圧、デコーダの様な論理
回路動作電圧とされる。降圧電圧VDL、VCLは、電
圧発生回路1内の図示しない電圧レギュレータないしは
電圧クランプ回路と称されるような電源回路によって形
成される。
【0095】プレート電圧VDL/2は、メモリマット
における図示しない容量プレート電極、すなわち複数の
メモリセルにおける情報記憶用容量の共通電極に加えら
れる電圧である。プレート電圧VDL/2は、センスア
ンプ及びビット線を介してメモリセルにおける情報記憶
用容量に加えられるハイレベルとロウレベルとのほぼ中
間のレベル、すなわち0.8ボルトのような電圧レベル
とされる。この制限されたプレート電圧VDL/2は、
情報記憶用容量を構成する誘電体膜に加わる電圧の減少
をもたらし、誘電体膜の薄膜化を可能とし、情報記憶用
容量の単位面積当たりの容量の増大をもたらす。
【0096】(クロック入力回路)クロック入力回路2
は、図示のようなアンド論理回路AND1及びAND
2、クロック再生回路(又はクロック信号発生回路又は
クロック信号出力回路)CGC3、クロック発生回路
(又はクロック信号発生回路又はクロック信号出力回
路)CGC4及び選択回路5を含む。クロック入力回路
2は、外部端子を介してクロック信号CLK、反転クロ
ック信号/CLK、クロックイネーブル信号CKEを受
け、内部クロック信号DCLKを形成する。
【0097】アンド論理回路AND1は、実質的に、ク
ロック信号CLKをゲート制御されるべき信号とし、モ
ード信号発生回路68からのモード信号MODEをゲー
ト制御信号とするゲート回路として機能する。すなわ
ち、アンド論理回路AND1は、モード信号がHレベル
のとき、クロック信号CLKとほぼ同一位相のクロック
信号8をクロック再生回路に出力し、モード信号がLレ
ベルのとき、クロック信号CLKにかかわりなくLレベ
ルの信号8をクロック再生回路に出力する。特に制限さ
れないが、アンド論理回路AND1は、外部電源電圧V
CCによって動作される。
【0098】同様に、アンド論理回路AND2は、反転
クロック信号/CLKを被ゲート信号とし、モード信号
MODEをゲート制御信号とするゲート回路として機能
する。すなわち、アンド論理回路AND2は、モード信
号がHレベルのとき、クロック信号/CLKとほぼ同一
位相のクロック信号9をクロック再生回路に出力し、モ
ード信号がLレベルのとき、クロック信号/CLKにか
かわりなくLレベルの信号9をクロック再生回路に出力
する。同様に、アンド論理回路AND2は、外部電源電
圧VCCによって動作される。
【0099】クロック再生回路3は、種々内部回路の信
号伝播遅延時間にかかわらずに、外部クロック信号CL
K、/CLKに対して適切にタイミング調整された内部
クロック信号を再生せしめるように設定される。すなわ
ち、外部クロック信号CLK、/CLKのための外部端
子から内部クロック信号DCLKのための信号ノード等
までの経路に設けられるところの図示のアンド論理回路
AND1、AND2、及び後述する選択回路5等は、そ
れぞれ無視し得ない信号伝播遅延時間特性を持つことに
なる。回路のこのような信号伝播遅延時間特性によっ
て、遅れた内部クロック信号しか形成できない場合に
は、回路の十分な高速動作が望めなくなってくることと
なる。この種の動作速度の制限は、DDR動作モードの
ように、高速回路動作を望むべき時に、より深刻な問題
となる。
【0100】そこで、クロック再生回路3は、内部回路
の信号伝播遅延時間特性を補償し得る内部クロック信号
を再生するものとされる。これにより、後述する出力バ
ッファ(Dout−Buff)57のような回路は、ク
ロック信号CLKに確実に同期したタイミングでデータ
を形成する事が可能とされる。
【0101】好適なクロック再生回路3は、後で図14
ないし図17によって更に詳しく説明するけれども、レ
プリカ回路技術と、いわゆるPLL技術と称される位相
同期技術とによって、内部回路の信号伝播遅延時間特性
を補償し得る内部クロック信号を再生する。すなわち、
クロック再生回路3は、クロック信号6に対して、外部
クロック端子CLKからアンド論理回路AND1、AN
D2までの信号遅延時間、及びアンド論理回路AND
1、AND2の遅延時間のみならず、後述の出力バッフ
ァ57の遅延時間までも含めた全遅延時間に対応する遅
延時間だけ遅延したクロック信号を形成するレプリカ回
路を含む。レプリカ回路から出力されるクロック信号、
すなわちレプリカクロック信号は、外部クロック信号C
LKに位相同期される。これによりレプリカ回路の入力
信号(すなわち内部クロック信号6)は、外部クロック
信号CLKに対して上記全遅延時間に対応する時間だけ
先行した信号位相を持つこととなる。これにより、内部
クロック信号6に基づいて動作される出力バッファ(D
out−Buff)57は、内部回路の上記したような
遅延時間特性にかかわらずに、外部クロック信号CLK
に確実に同期したタイミングでデータを出力する事が可
能とされる。
【0102】上記レプリカ回路の遅延時間は、外部クロ
ック信号CLKの1周期から上記全遅延時間を引いた遅
延時間とされれば良い。しかし、これに限定されるもの
ではなく、上記レプリカ回路の遅延時間は、クロック信
号CLKの周期のn倍(nは整数)の時間から上記全遅
延時間を引いた遅延時間であってもよい。
【0103】特に制限されないが、クロック再生回路3
は、電圧発生回路1からの出力される比較的安定なレベ
ルを持つ降圧電圧VCLをその動作電圧として受けて動
作するようにされる。
【0104】クロック再生回路3は、モード信号MOD
Eのロウレベル(Lレベル)に応じて半導体装置がSD
R仕様のSDRAMを構成すべき時、定常的に非動作状
態とされ、低消費電力状態にされる。すなわち、モード
信号MODEがロウレベルとされ半導体装置がSDR仕
様のSDRAMである場合、アンド論理回路AND1及
びAND2の出力クロック信号8及び9はともにロウレ
ベルに固定されるとともに、クロック再生回路3に動作
電圧の供給をしないようにするために内部電圧VCLと
クロック再生回路3を構成するPMOSのソースとの間
に設けられる図示しないパワースイッチMOSがオフ状
態とされクロック再生回路3を構成するPMOSのソー
スには上記内部電圧VCLは供給されない。これによ
り、モード信号MODEがロウレベルでありクロック再
生回路3の出力信号6が内部クロック信号DCLKとし
て用いられない場合、使用しないクロック再生回路3に
よって消費される電力を低減することが可能となる。し
かし、これに限定されるものではなく、モード信号MO
DEがロウレベルとされ半導体装置がSDR仕様のSD
RAMである場合、アンド論理回路AND1及びAND
2の出力クロック信号8及び9はともにロウレベルに固
定させるものの、内部電圧VCLとクロック再生回路3
を構成するPチャネル型のMOSのソースとの間にパワ
ースイッチMOSを設けず、クロック再生回路3を構成
するPチャネル型のMOSのソースに内部電圧VCLを
供給してもよい。この場合、クロック再生回路3に入力
されるクロック信号8及び9がロウレベルに固定されて
いるため、クロック再生回路3の内部状態は変化せずク
ロック再生回路3の出力クロック信号6のレベルも一定
に固定される。これにより、周期的に変化するクロック
信号8及び9がクロック再生回路3に入力される場合に
比べて、クロック再生回路3の消費電力を低減すること
ができる。
【0105】クロック再生回路3は、またモード信号M
ODEのハイレベル(Hレベル)に応じて半導体装置が
DDR仕様のSDRAMを構成すべき時、それに応じて
動作状態とされる。
【0106】クロック再生回路3は、上のPLL(Ph
ase Lock Loop回路)利用の構成に換え
て、DDL(Delayed Lock Loop)、
SMD(Synchronous Mirror De
lay)或いはこれらの回路の組み合わせにより構成さ
れることも可能である。PLL(Phase Lock
Loop回路)、DDL(Delayed Lock
Loop)及びSMD(Synchronous Mi
rror Delay)それ自体は知られているもので
あるので、ここでは更にの詳細な説明はしない。
【0107】クロック発生回路4は、クロック信号CL
Kとクロックイネーブル信号CKEとを受けて動作す
る。すなわち、クロック発生回路4は、クロックイネー
ブル信号CKEがハイレベル(Hレベル)の時、外部ク
ロック信号CLKを有効とし、かかる外部クロック信号
CLKに同期したクロック信号7をその出力端に出力す
る。クロック発生回路4は、また、クロックイネーブル
信号CKEがロウレベル(レベル)の時、クロック信号
CLKにかかわりなくLレベルの信号7をその出力端に
出力する。クロック発生回路4の具体例は、後で図19
に基づいて説明される。
【0108】図14は、クロック再生回路3として、P
LL(Phase Lock Loop)回路を用いた場
合のブロック回路図である。
【0109】PLL回路は、位相比較回路400、チャ
ージポンプ回路401、電圧制御発振回路403、及び
前述のようなレプリカ回路として機能する遅延回路40
2を含む。
【0110】位相比較回路400は、その一方の入力に
図2及び図3のアンド論理回路AND1を介してクロッ
ク信号8が供給され、その他方の入力に電圧制御発振回
路403で形成されたクロック信号6が遅延回路402
を経由して供給される。
【0111】位相比較回路400は、クロック信号8と
クロック信号6の遅延された信号すなわち遅延回路40
2の出力信号408との位相比較を行い、その位相差に
対応したアップ信号UPとダウン信号DWNを形成す
る。
【0112】上記位相比較回路400で形成されたアッ
プ信号UPとダウン信号DWNとは、チャージポンプ回
路401に入力される。
【0113】チャージポンプ回路401は、上記アップ
信号UPのパルス巾(位相差)に比例してチャージアッ
プされ、上記ダウン信号DWNのパルス巾(位相差)に比
例してディスチャージされるようなキャパシタC(図示
しない)をその内部に持つ。キャパシタCの電圧は制御
電圧VCをなす。これにより、チャージポンプ回路40
1は、上記のようなアップ信号UP又はダウン信号DW
Nを積分して直流化するというループフィルタを構成す
るものである。
【0114】電圧制御発振回路403は、その発振周期
が上記制御電圧VCによって制御される発振回路であ
る。電圧制御発振回路403の具体的回路例が図17に
示されている。
【0115】図17において、電圧制御発振回路403
は、5つのインバータ回路を環状に縦列接続したリング
オシレータから構成されている。各インバータ回路は制
御電圧VCによってそれぞれのコンダクタンスが制御さ
れるMOSFETを含む。それ故に上記5つのインバー
タ回路の各々の遅延時間は制御電圧VCにより可変に制
御される。図17の回路例の場合、電圧制御発振回路4
03の発振周波数は、制御電圧VCの逆数に比例する。
【0116】図13において、遅延回路402の出力信
号408がクロック信号8に対して遅れて(或いは周波
数が低くされて)いる場合には、位相比較回路400は
上記位相差に対応したアップ信号UPを形成し、チャー
ジポンプ回路401の制御電圧VCは高くされる。制御
電圧VCが高くされることに応じて図17のリングオシ
レータを構成する各インバータ回路の遅延時間が短くさ
れる。電圧制御発振回路の発振周期は短縮される。これ
に応じて、遅延回路402の出力信号の位相が進められ
(周波数が高くされ)る。このような回路動作により、
遅延回路402の出力信号408とクロック信号8との
同期がとられるようになる。これにより、クロック信号
6とクロック信号8との同期もとられることになる。
【0117】逆に、遅延回路402の出力信号の位相
(周波数)がクロック信号8に対して進んでいる(又は
周波数が高くされている)場合には、位相比較回路40
0は、上記位相差に対応したダウン信号DWNを形成
し、チャージポンプ回路の制御電圧VCは低下される。
制御電圧VCの低下に応じてリングオシレータを構成す
る各インバータ回路の遅延時間が長くされ、クロック信
号6の位相が遅らされ(周波数が低くされ)る。上述と
は逆のこのような回路動作により、遅延回路402の出
力信号とクロック信号8との同期がとられる。これによ
り、クロック信号6とクロック信号8との同期もとられ
ることになる。
【0118】遅延回路(レプリカ回路)402は、クロ
ック信号CLKの1周期の時間から、上記出力バッファ
57を含むデータ出力回路56の遅延時間、アンド論理
回路AND1又はAND2の遅延時間、クロック端子C
LKからアンド論理回路AND1への信号遅延時間又は
クロック端子/CLKからアンド論理回路AND2への
信号遅延時間及びクロック入力回路2からデータ出力回
路56までのクロック信号DCLKの信号遅延時間の合
計時間を引いた遅延時間と等しい遅延時間特性を持つよ
うに構成される。ただし、レプリカのための遅延時間特
性は、必要ならば変更可能である。例えば、レプリカの
対象とされる上記のような全遅延時間がクロック信号C
LKの周期よりも長い場合には、上記レプリカ回路の遅
延時間は、クロック信号CLKの周期のn倍(nは整
数)の時間から上記全遅延時間を引いた遅延時間とされ
てもよい。
【0119】図14は、クロック再生回路3として、上
記PLLに代替可能なDLL(Delayed Loc
k Loop)回路を用いた場合の、回路ブロック図で
ある。
【0120】DLL回路は、位相比較回路404、チャ
ージポンプ回路405、可変遅延回路406、及び遅延
回路(レプリカ回路)407を含む。
【0121】可変遅延回路406は、図18に例示され
ている。
【0122】可変遅延回路406は、縦列接続した4つ
のインバータ回路を含み、上記4つのインバータ回路の
各々の遅延時間は制御電圧VCにより可変に制御され
る。可変遅延回路406の遅延時間は、制御電圧VCの
逆数に比例する。
【0123】遅延回路407の出力信号408の位相が
クロック信号8に対して遅れて(或いは周波数が低くさ
れて)いる場合には、位相比較回路404は上記位相差
に対応したアップ信号UPを形成し、チャージポンプ回
路405は、その制御電圧VCが高くされる。制御電圧
VCが高くされることに応じて可変遅延回路406の遅
延時間が短くされ、遅延回路407の出力信号の位相が
進められる(周波数が高くされ)。このような回路動作
によって、遅延回路407の出力信号とクロック信号8
との同期がとられる。これにより、クロック信号6とク
ロック信号8との同期もとられることになる。
【0124】逆に、遅延回路407の出力信号408の
位相(周波数)がクロック信号8に対して進んでいる
(又は周波数が高くされている)場合には、位相比較回
路404は、上記位相差に対応したダウン信号DWNを
形成し、チャージポンプ回路は、その制御電圧VCが低
くされる。制御電圧VCが低くされることに応じて可変
遅延回路406の遅延時間が長くされ、遅延回路407
の出力信号408の位相が遅らされる(周波数が低くさ
れ)。その結果、遅延回路407の出力信号408とク
ロック信号8との同期がとられる。これにより、クロッ
ク信号6とクロック信号8との同期もとられることにな
る。
【0125】遅延回路(レプリカ回路)407は、図1
3の遅延回路402と同様に、クロック信号CLKの1
周期の時間から、上記出力バッファ57を含むデータ出
力回路56の遅延時間、アンド論理回路AND1又はA
ND2の遅延時間、クロック端子CLKからアンド論理
回路AND1への信号遅延時間又はクロック端子/CL
Kからアンド論理回路AND2への信号遅延時間及びク
ロック入力回路2からデータ出力回路56までのクロッ
ク信号DCLKの信号遅延時間の合計時間を引いた遅延
時間と等しい遅延時間特性を持つように構成れる。ただ
し、上記同様に、上記全遅延時間がクロック信号CLK
の周期よりも長い場合には、上記レプリカ回路の遅延時
間は、クロック信号CLKの周期のn倍(nは整数)の
時間から上記全遅延時間を引いた遅延時間あって、上記
クロック信号CLKの1周期の時間を超えない遅延時間
とされることも可能である。
【0126】図15は、上記PLL回路と上記DLL回
路に含まれる遅延回路(レプリカ回路)402及び40
7の具体回路図である。
【0127】ゲートが定常的に回路の接地電位に接続さ
れたPチャネル型MISFET(Metal Insu
lation Semiconductor Fiel
dEffect Transistor)Q1aで形成
された電流は、ダイオード接続されたNチャネル型MI
SFETQ2aに流すようにする。更に、このMISF
ETQ2aと電流ミラー形態に接続されたNチャネル型
MISFETQ4a及びQ5aを設ける。このMISF
ETQ4a及びQ5aは、CMOSインバータ回路を構
成するNチャネル型MISFETQ10a及びQ12a
と直列接続される。尚、本明細書ではMISFETをM
ISトランジスタとも記す。
【0128】上記MISトランジスタQ1aで形成され
た電流は、MISトランジスタQ2aと電流ミラー形態
に接続されたNチャネル型MISトランジスタQ3を介
してPチャネル型MISトランジスタQ6aに流すよう
にする。更にこのMISトランジスタQ6aと電流ミラ
ー形態に接続されたPチャネル型MISトランジスタQ
7a及びQ8aが設けられる。このPチャネル型MIS
トランジスタQ7a及びQ8aは、CMOSインバータ
回路を構成するPチャネル型MISトランジスタQ9a
及びQ11aと直列接続される。
【0129】これにより、PチャネルMISトランジス
タQ9a及びQa11a及びNチャネル型MISトラン
ジスタQ10a及び12aを基本構成とする2つのCM
OSインバータ回路は、MISトランジスタQ1で形成
された電流に対応した出力電流を形成するので、その出
力電流に対応して信号遅延時間が決められる。本実施例
では、特に制限されないが、クロック信号6は、インバ
ータ回路N1aを通して入力段のCMOSインバータ回
路Q9a及びQ10aに供給され、出力段のCMOSイ
ンバータ回路Q11a及びQ12aの出力信号はインバ
ータ回路N2を介してクロック信号408として出力さ
れる。
【0130】図16に示されるものは、上記PLL回路
と上記DLL回路に含まれるチャージポンプ回路401
及び405である。
【0131】この実施例では、アップ信号/UPを受け
るPチャネル型MISトランジスタQ1bと、ダウン信
号DWNを受けるNチャネル型MISトランジスタQ2
b及びこれらのMISトランジスタQ1b及びQ2bを
通してチャージアップ及びディスチャージが行われるキ
ャパシタCから構成される。
【0132】上記PLL回路と上記DLL回路に含まれ
る位相比較回路400及び404は、一般的な回路構成
であるため、その動作説明は省略する。
【0133】クロック発生回路4は、その具体的回路例
が図19に示されている。すなわち該回路4は、インバ
ータ回路INV13〜いNV15及びナンド論理回路N
AND4からなる。
【0134】インバータ回路INV13は、クロック信
号CLKを受け、その反転クロック信号をナンド論理回
路NAND4の一方の入力に出力する。インバータ回路
INV14は信号CKEを受け、その反転信号をインバ
ータ回路INV14の入力に出力する。インバータ回路
INV15は、入力された信号の反転信号をナンド論理
回路NAND4の他方の入力に出力する。ナンド論理回
路NAND4は、入力された2つの信号のナンド論理を
とり、クロック信号7を出力する。いいかえれば、ナン
ド論理回路NAND4は、信号CKEがHレベルである
ことに応答して、クロック信号CLKをインバータ回路
13及びナンド論理回路NAND4の遅延時間の合計遅
延時間だけ遅延させてクロック信号7として出力する。
信号CKEがLレベルである時は、ナンド論理回路NA
ND4の出力はHレベルに固定される。クロック発生回
路10から出力されるクロック信号7の位相は、クロッ
ク信号CLKの位相よりもインバータ回路INV13及
びナンド論理回路NAND4の遅延時間の合計時間だけ
遅れるものとされ、この合計遅延時間はインバータ回路
INV13及びナンド論理回路NAND4の回路特性に
従った所定の値とされ固定される。
【0135】図2において、選択回路5は、モード信号
発生回路68からのモード信号MODEを選択制御信号
として受け、クロック再生回路3からのクロック信号6
とクロック形成回路4からのクロック信号7とを選択
し、内部クロック信号DCLKを出力する。選択回路5
はモード信号がLレベルのとき、クロック信号7をクロ
ック信号DCLKとして出力し、モード信号がHレベル
のとき、クロック信号6をクロック信号DCLKとして
出力する。選択回路5は、降圧電圧VCLを受けて動作
する。
【0136】これにより、半導体装置がSDR仕様のS
DRAMとされる時、内部クロック信号DCLKは、ク
ロック発生回路4の出力信号7に基づいて形成される。
また、半導体装置がDDR仕様のSDRAMとされる
時、クロック信号DCLKは、クロック再生回路3に基
づいて形成される。
【0137】図2において、クロック入力回路2は、半
導体装置がDDR仕様のSDRAMを成すときに、外部
クロック信号CLK及び反転クロック信号/CLKの両
方を受けるものとされている。これに対して、クロック
入力回路2は、半導体装置がSDR仕様のSDRAMを
成すときには、クロック信号CLKのみを有効とし、反
転クロック信号/CLKは無視ないしは利用しないもの
としている。
【0138】しかし、これに限定されるものではなく、
クロック入力回路2は、半導体装置がDDR仕様のSD
RAMを成す場合とSDR仕様のSDRAMを成す場合
とのいずれの場合においても、クロック信号CLK及び
/CLKを受けてもよい。また、DDR仕様のSDRA
M及びSDR仕様のSDRAMのいずれにおいても、ク
ロック信号CLKのみを受け、反転クロック信号/CL
Kを受けなくてもよい。なお、この場合は、クロック信
号CLKと反転クロック信号/CLKとの両方を受ける
場合よりもクロック信号CLKの入力マージンが低下す
る可能性が高くなるので注意を要する。
【0139】(入力バッファ)半導体装置CHIPは、
クロックイネーブル端子CKE、チップ選択端子/C
S、ロウアドレスストローブコマンド端子/RAS、カ
ラムアドレスストローブコマンド端子/CAS、ライト
イネーブルコマンド端子/WE、バンク選択信号端子B
A0及びBA1、アドレス端子Add0〜Add12、
データマスク信号端子DMのような複数の入力端子とと
もに、それら複数の入力端子にそれぞれ入力が結合され
た複数の入力バッファ10を有する。複数の入力バッフ
ァ10のそれぞれは、外部電源電圧VCCを受けて動作
するようにされる。複数の入力バッファ10によって増
幅され出力された複数の信号11ないし18のうち、信
号11ないし16は、次に説明するコマンドステート制
御回路19に供給される。
【0140】(コマンドステート制御回路19)コマン
ドステート制御回路19は、降圧電圧VCLをその電源
電圧として受けて動作するようにされ、その内部に、デ
コード回路21及びコマンドレジスタ20を持つ。デコ
ード回路21は、モード信号MODE、信号11〜16
及びクロック信号7を受け、これらの信号に基づいて活
性化信号ACT、リード信号R、ライト信号W1及びW
2、クロック信号DICLKを形成し出力する。また、
コマンドレジスタ20には、コマンド情報が保持され
る。
【0141】コマンドステート制御回路19の動作態様
は、図5ないし図8のようなタイミングチャートを利用
する後での説明によって明らかになるであろう。
【0142】(X系アドレスレジスタ)X系アドレスレ
ジスタX−Add Regは、アンド論理回路AND3
として示される制御ゲート回路から出力される入力制御
信号23のLレベルからHレベルへの変化タイミングに
応答して、13ビットのX系のアドレス信号AX0〜A
X12を取り込み保持するとともに、X系のアドレス信
号AX0〜AX12に対応したX系の内部アドレス信号
25を出力する。アンド論理回路AND3は、コマンド
ステート制御回路19からの活性化信号ACTと、クロ
ック入力回路2内のクロック形成回路4からの内部クロ
ック信号に基づいて上記入力制御信号23を形成する。
アンド論理回路AND3及びX系アドレスレジスタX−
Add Regは、降圧電圧VCLを電源電圧として受
けて動作する。
【0143】(Y系アドレスレジスタ)Y系アドレスレ
ジスタY−Add Regは、オア論理回路OR1とし
て示される制御ゲート回路から出力される信号24のL
レベルからHレベルへの変化タイミングに応答して9ビ
ットのY系のアドレス信号AY0〜AY8を取り込み保
持するとともに、Y系のアドレス信号AY0〜AY8に
対応したY系のアドレス信号26を出力する。オア論理
回路OR1は、及びY系アドレスレジスタY−Add
Regは、降圧電圧VCLを受けて動作する。
【0144】(ライトアドレスシフトレジスタ27)ラ
イトアドレスシフトレジスタ27は、制御ゲートとして
のアンド論理回路4及び5、シフトレジスタ32、3
3、及び選択回路34からなる。
【0145】アンド論理回路AND4は、モード信号発
生回路68からのモード信号MODEとコマンドステー
ト制御回路19からのライト信号W1とを受け、制御信
号30を出力する。
【0146】アンド論理回路AND5は、クロック信号
7とライト信号W1とを受け、制御クロック信号27a
を出力する。
【0147】シフトレジスタ32は、制御クロック信号
27aのLレベルからHレベルへの変化タイミングでY
系のアドレス信号26を取り込み保持するとともに、Y
系のアドレス信号26に対応したY系のアドレス信号2
8を出力する。
【0148】シフトレジスタ33は、制御クロック信号
27aのタイミングでY系のアドレス信号28を取り込
み保持するとともに、Y系のアドレス信号28に対応し
たY系のアドレス信号29を出力する。更に詳しく説明
すると、Y系のアドレス信号26は、制御クロック信号
27aがLレベルからHレベルに変化したタイミングで
シフトレジスタ32に保持される。その後、Y系のアド
レス信号26に対応したY系のアドレス信号28は、制
御クロック信号27aが再びLレベルからHレベルに変
化したタイミングで、シフトレジスタ33に保持され
る。すなわち、シフトレジスタ32及び33により、Y
系のアドレス信号26は、クロック信号27aの2クロ
ックサイクルだけ遅れたY系のアドレス信号29として
選択回路34に出力される。
【0149】選択回路34は、Y系のアドレス信号26
と、Y系のアドレス信号29とを受け、制御信号30に
従って、そのどちらかの信号をY系のアドレス信号31
として選択し出力する。ライト信号W1のHレベルによ
って書き込み動作が指示されている場合、選択回路34
はモード信号MODEのレベルにより制御される。
【0150】選択回路34のこのような制御に応じて、
ライトアドレスシフトレジスタ27は、モード信号MO
DEがLレベルとされることにより半導体装置がSDR
仕様のSDRAMとされるとき、Y系のアドレス信号3
1としてY系のアドレス信号26を出力し、逆に、モー
ド信号MODEがHレベルとされることにより半導体装
置がDDR仕様のSDRAMとされるとき、Y系のアド
レス信号31としてY系のアドレス信号29を出力す
る。
【0151】選択回路34がY系のアドレス信号29を
出力するタイミングは、選択回路34がY系のアドレス
信号26を出力するタイミングよりもクロック信号7の
2サイクル分だけ遅れたタイミングとされる。なお、Y
系のアドレス信号26とY系のアドレス信号29はアド
レス値としては同一である。
【0152】上述のような制御を行う理由は、SDR仕
様のSDRAMと、DDR仕様のSDRAMとにおける
ライトコマンド入力とY系アドレス入力とのタイミング
の相違に応じて、それぞれ最適動作を可能とするためで
ある。
【0153】すなわち、SDR仕様のSDRAMにおい
ては、ライトコマンドが入力されるタイミングないしは
クロックサイクルにおいて、Y系のアドレス信号も入力
されることとなる。これに対してDDR仕様のSDRA
Mにおいては、ライトコマンドが入力されるタイミング
ないしはクロックサイクルの次のタイミングないしはク
ロックサイクルにおいてY系のアドレス信号が入力され
ることになる。
【0154】そこで、SDR仕様のSDRAMでは、ラ
イトコマンドが入力されると同じタイミングで、ライト
アドレスシフトレジスタ27からのY系のアドレス信号
31のデコード動作を開始し、Y選択(カラム選択)を行
うこととされる。これに対し、DDR仕様のSDRAM
は、ライトコマンドが入力されてからクロック信号CL
Kの2クロック後、すなわちライトコマンド入力の次の
クロックサイクルにおいて、Y系のアドレス信号31の
デコード動作を開始してY選択を行うこととされる。
【0155】ライトアドレスシフトレジスタ27に含ま
れる各回路は、降圧電圧VCLで動作する。
【0156】(DQS発生回路)DQS発生回路59
は、外部電源電圧VCC、降圧電圧VCL、クロック信
号7、クロック信号DCLK、モード信号MODE及び
リード信号Rを受け、これらの信号等に基づいてデータ
ストローブ信号DQSを形成する。
【0157】モード信号MODEがHレベルとされるこ
とによりDDR仕様のSDRAMとされる時、DQS発
生回路59は、データ端子DQ0〜DQ15からデータ
が出力されるタイミングに同期してエッジ変化するタイ
ミング信号であるデータストローブ信号DQSをDQS
端子に出力する。
【0158】DQS発生回路59は、出力されるべきデ
ータのCASレイテンシ及びバースト長の情報をリード
信号Rとして受け取る。そして、DQS発生回路59
は、この情報に基づいて、所定のタイミングで所定回数
だけエッジ変化するデータストローブ信号DQSを形成
し出力する。
【0159】モード信号MODEがLレベルとされるこ
とによりSDR仕様のSDRAMとされる時、DQS発
生回路59の出力はハイインピーダンス状態とされる。
【0160】以下、DDR仕様のSDRAMの読み出し
において、CASレイテンシ2、バースト長4の場合を
例にとり更に詳しく説明する。
【0161】CASレイテンシ2、バースト長4をを指
示する情報を有するリード信号Rを受けた場合、データ
ストローブ信号DQSは以下の様に変化する。
【0162】先ず、データストローブ信号DQSは、ハ
イインピーダンス状態からLレベルに変化しこのLレベ
ルを最低限クロック信号CLKの3/4周期の期間維持
する。上記データストローブ信号DQSがハイインピー
ダンス状態からLレベルに変化するタイミングは、リー
ドコマンドを受た時のクロック信号CLKの立ち上りエ
ッジからクロック信号CLKの1(=CASレイテンシ
−1)周期後のクロック信号CLKの立ち上りエッジに
対応して変化するクロック信号7の立ち上りエッジのタ
イミングである。
【0163】次にデータストローブ信号DQSは、連続
して4回(=バースト)エッジ変化する。このエッジ変
化は、クロック信号DCLKに同期して行われる。これ
はデータ出力回路56がデータ端子DQ0〜DQ15に
出力するタイミングクロック信号DCLKに同期して行
われるものであり、データストローブ信号DQSとデー
タ端子DQ0〜DQ15との出力タイミングを同期させ
るためである。データストローブ信号DQSが最初にL
レベルからHレベルにエッジ変化するタイミングは、リ
ードコマンドを受けた時のクロック信号CLKの立ち上
りエッジからクロック信号CLKの2(=CASレイテ
ンシ)周期後のクロック信号CLKの立ち上りエッジに
対応して変化するクロック信号DCLKの立ち上りエッ
ジのタイミングである。
【0164】DQS発生回路59は、レベルシフト機能
を有しデータストローブ信号DQSを出力する図示しな
い出力バッファを含み、この出力バッファは外部電源電
圧VCCを受けて動作する。
【0165】DQS発生回路59を構成する図示しない
各種回路のうちで上記出力バッファ以外の回路は、降圧
電圧VCLで動作する。
【0166】(論理回路)論理回路42は、SDRモー
ドと、DDRモードとに対応してのグローバルデータ線
の切り替え制御のために設けられている。かかる繰り替
え制御のために、論理回路42は、モード信号MODE
とY系のアドレス信号のうちの1ビットのアドレスAY
0を受け、制御信号/MODE+MODE*AY0及び
制御信号/MODE+MODE*/AY0を出力する。
【0167】制御信号/MODE+MODE*AY0
は、モード信号MODEとアドレスAY0とのアンド論
理をとった信号とモード信号MODEの反転信号とのO
R論理をとった信号である。
【0168】制御信号/MODE+MODE*/AY0
は、モード信号MODEとアドレスAY0の反転信号と
のアンド論理をとった信号とモード信号MODEの反転
信号とのOR論理をとった信号である。
【0169】論理回路42からの出力制御信号と、グロ
ーバルデータ線の切り替え制御の詳細は、後の図4を使
用する説明によって明らかになるであろう。
【0170】(バーストカウンタ)バーストカウンタB
Cは、SDRAMのデータのバースト転送制御のために
設定されたカウンタである。バーストカウンタBCは、
ライトアドレスシフトレジスタ27から出力される9ビ
ットのY系のアドレス信号31のうちの3ビットのアド
レス信号43をプリセットアドレスとして受け、かつク
ロック信号7のLレベルからHレベルへの変化に応じて
歩進動作をするカウンタである。すなわち、バーストカ
ウンタBCは、クロック信号7がLレベルからHレベル
に変化する毎に、取り込んだアドレス信号43の値を1
づつ変化させる。
【0171】(メモリバンク)図1に示された半導体装
置は4つのメモリバンクBank0〜Bank3を持つ
けれども、図2及び図3の回路ブロック図では、図面の
複雑化を避けるための、そのうちの2つのメモリバンク
Bank0及びBank2が図示されている。加えて、
メモリバンクBank0は、図1では4つのメモリアレ
イからなるけれども、図2及び図3においては、そのう
ちの2つのメモリアレイMAY1及びMAY2が図示さ
れている。
【0172】メモリアレイMAY1は、図1に基づいて
説明したように、2つのメモリマットMAT1及びMA
T2を持つ。メモリアレイMAY2も、同様に、2つの
メモリマットMAT3及びMAT4を持つ。
【0173】各メモリアレイは、前述したような構成、
すなわち、図示されていないワード線WL、データ線対
DL、ワード線とデータ線とに接続されたメモリセルM
C及びデータ線対DLに接続されたセンスアンプSAを
含む。メモリセルMCは前述したような構成のダイナミ
ック型メモリセルからなる。センスアンプSAは、対応
するデータ線対DLに与えられる選択メモリセルからの
読み出しデータや、書込み系回路から与えられる書込み
データとしての電位を増幅する回路である。各メモリバ
ンクは、8K(8192)ワードのような数のワード線
を持つ。
【0174】図2には、メモリアレイを構成するサブワ
ード線ドライバ45、メインワード線ドライバ46もま
た、図示されている。
【0175】サブワード線ドライバ45は、ワード線を
駆動するためのドライバであり、XデコーダXDECか
ら出力されるデコード信号47とメインワード線ドライ
バ46から出力される信号とを受け、それらの信号をデ
コードする機能を有し、そのデコード機能の結果として
ワード線選択信号を形成する。
【0176】センスアンプSAは、降圧電圧VDLを受
けて動作し、サブワード線ドライバ45及びメインワー
ド線ドライバ46はVppを受けて動作する。従って、
センスアンプSAは電圧Vd1レベルの増幅信号を形成
する。センスアンプSAによって形成されたVd1レベ
ルの信号は、対応する選択メモリセルに再書込みされ
る。サブワード線ドライバ45は、Vppレベルの高電
圧系のワード線選択信号を形成する。高電圧系のワード
線選択信号によって、選択メモリセルにおける選択MO
SFETは十分にオン状態にされる。
【0177】(Xアドレスデコーダ)Xアドレスデコー
ダXDECは、13ビットのX系のアドレス信号25を
受け、上記X系のアドレス信号25をデコードして複数
の信号47を形成する。上記複数の信号47は、サブワ
ード線ドライバ45及びメインワード線ドライバ46に
伝送される。
【0178】XアドレスデコーダXDEC、サブワード
線ドライバ45及びメインワード線ドライバ46によっ
て、上記の8Kのような選択されるべき複数のワード線
のうちの1つが選択される。
【0179】XアドレスデコーダXDECは、降圧電圧
VCLを受けて動作する。
【0180】(Yアドレスプリデコーダ)Yアドレスプ
リデコーダY−Pre−DECは、Y系アドレス信号、
すなわちライトアドレスシフトレジスタ27からの6ビ
ットのY系のアドレス信号49と、バーストカウンタ空
の3ビットのY系のアドレス信号44とをプリデコード
し、複数のプリデコード信号48を形成する。上記複数
のプリデコード信号48は、Y系のデコード回路YDE
Cに伝送される。
【0181】YアドレスプリデコーダY−Pre−DE
Cは、降圧電圧VCLを受けて動作する。
【0182】(Yデコーダ)Yデコード回路YDEC
は、プリデコード信号48を受け、対応するメモリマッ
トMAT1〜MAT4に含まれる複数のY選択線YSの
うちの1つを選択する。Yデコード回路YDECは、降
圧電圧VCLを受けて動作する。
【0183】(リードライト制御回路)リードライト制
御回路50は、クロック信号7、リード制御信号R、ラ
イト制御信号W2、、Y系のアドレス信号AY0及びデ
ータマスク信号39を受け、メインアンプイネーブル信
号MAE及びライトバッファイネーブル信号WAEを形
成する。
【0184】図4において、メインアンプイネーブル信
号MAEは信号の集合を意味するものであり、メインア
ンプイネーブル信号MAEは、図4に図示されていない
8つのメインアンプイネーブル信号MAE1〜MAE8
により構成される。8つのメインアンプイネーブル信号
MAE1〜MAE8は、メモリバンクBank0の8つ
のメモリマットMAT1〜MAT8のそれぞれに対応し
て設けられるメインアンプMA1に対応している。メイ
ンアンプイネーブル信号MAE1〜MAE8は、Y系の
アドレス信号AY0及びモード信号MODEにより制御
される。すなわち、モード信号MODEがハイレベルと
され半導体装置がDDR仕様のSDRAMの場合、その
読み出し動作においてメインアンプイネーブル信号MA
E1〜MAE8は、Y系のアドレス信号AY0にかかわ
らず共通に制御される。一方、モード信号MODEがロ
ウレベルとされ半導体装置がSDR仕様のSDRAMの
場合、その読み出し動作においてメインアンプイネーブ
ル信号MAE1、MAE3、MAE5及びMAE7は共
通に制御され、メインアンプイネーブル信号MAE2、
MAE4、MAE6及びMAE8は共通に制御される。
そして、Y系のアドレス信号AY0に従って、メインア
ンプイネーブル信号MAE1、MAE3、MAE5及び
MAE7が共通に選択状態とされ且つメインアンプイネ
ーブル信号MAE2、MAE4、MAE6及びMAE8
が共通に非選択状態とされるか或いはメインアンプイネ
ーブル信号MAE1、MAE3、MAE5及びMAE7
が共通に非選択状態とされ且つメインアンプイネーブル
信号MAE2、MAE4、MAE6及びMAE8が共通
に選択状態とされる。
【0185】また、図4において、ライトバッファイネ
ーブル信号WAEは信号の集合を意味するものであり、
ライトバッファイネーブル信号WAEは、図4に図示さ
れていないライトバッファイネーブル信号WAE1〜W
AE8により構成される。8つのメインアンプイネーブ
ル信号WAE1〜WAE8は、メモリバンクBank0
の8つのメモリマットMAT1〜MAT8のそれぞれに
対応している。ライトバッファイネーブル信号WAE1
〜WAE8は、Y系のアドレス信号AY0及びモード信
号MODEにより制御される。すなわち、モード信号M
ODEがハイレベルとされ半導体装置がDDR仕様のS
DRAMの場合、その書き込み動作においてライトバッ
ファイネーブル信号WAE1〜WAE8は、Y系のアド
レス信号AY0にかかわらず共通に制御される。一方、
モード信号MODEがロウレベルとされ半導体装置がS
DR仕様のSDRAMの場合、その書き込み動作におい
てライトバッファイネーブル信号WAE1、WAE3、
WAE5及びWAE7は共通に制御され、ライトバッフ
ァイネーブル信号WAE2、WAE4、WAE6及びW
AE8は共通に制御される。そして、Y系のアドレス信
号AY0に従って、ライトバッファイネーブル信号WA
E1、WAE3、WAE5及びWAE7が共通に選択状
態とされ且つメインアンプイネーブル信号WAE2、W
AE4、WAE6及びWAE8が共通に非選択状態とさ
れるか或いはライトバッファイネーブル信号WAE1、
WAE3、WAE5及びWAE7が共通に非選択状態と
され且つライトバッファイネーブル信号WAE2、WA
E4、WAE6及びWAE8が共通に選択状態とされ
る。
【0186】リードライト制御回路50は、降圧電圧V
CLを受けて動作する。
【0187】(入出力回路)図3には、図1に示された
入出力回路INT1〜INT32のうち、4つの入出力
回路INT1〜INT4が図示されている。各入出力回
路INT1〜INT4は、メインアンプMA1、ライト
バッファWB、及び対応する選択回路SELからなる。
【0188】各メインアンプMA1は、メインアンプイ
ネーブル信号MAEを受けて動作状態とされ、動作状態
において、対応するメモリマットにおける図示しないメ
インデータ線からのデータ信号を増幅すべき信号として
受け、対応する選択回路に供給されるべき出力信号を形
成する。
【0189】各ライトバッファWBは、ライトバッファ
イネーブル信号WAEを受けて動作状態とされ、動作状
態において、対応する選択回路を介してバッファリング
すべきデータ信号を受け、出力信号を対応するメモリマ
ットにおける図示しないメインデータ線へ出力する。
【0190】選択回路SEL1ないしSEL4は、各メ
インアンプMA1及び各ライトバッファWBとグローバ
ルデータ線との間に設けられている。
【0191】従って、対応するメモリマットからメイン
データ線対MIOへ与えられた読み出しデータは、メイ
ンアンプMA1及び選択回路SELを介して対応するグ
ローバルIO線対GIOに伝送されることになる。ま
た、グローバルIO線対GIOの書き込みデータは、選
択回路SEL1ないしSEL4及びライトバッファWB
を介してメインI線対MIOに伝送されることになる。
【0192】上記各選択回路は、それぞれ、前述の論理
回路42からの制御信号によって、SDRモードと、D
DRモードとに対応するところの動作状態に制御され
る。
【0193】選択回路SEL1ないしSEL4のそれぞ
れは、前述のようなグループ毎のグローバルデータ線に
結合される。
【0194】すなわち、選択回路SEL1及びSEL4
は、グローバルデータ線対GIO16〜23のグループ
に結合され、選択回路SEL2及びSEL3は、グロー
バルデータ線対GIO24〜31のグループに結合され
る。
【0195】選択回路SEL1及びSEL2は、論理信
号/MODE+MODE*AY0とモード信号MODE
を受け、これらの信号によってそれぞれの選択状態、す
なわち、メインアンプMA1又はライトバッファWBと
どのグローバルデータ線対とを結合させるかが決定され
る。また、選択回路SEL3及びSEL4は、論理信号
/MODE+MODE*/AY0とモード信号MODE
を受け、これらの信号によってそれぞれの選択状態、す
なわち、メインアンプMA1又はライトバッファWBと
どのグローバルデータ線対とを結合させるかが決定され
る。
【0196】メインアンプMA1、ライトバッファWB
及び選択回路SEL1〜SEL4は、降圧電圧VCLを
それぞれの動作電源電圧として受けて動作する。
【0197】(グローバルIO線ドライバ)グローバル
データ線ドライバGIO−DRは、データ入力回路52
とグローバルデータ線対GIO0ないし31との間に設
けられている。グローバルデータ線ドライバGIO−D
Rは、クロック信号DICLK及びモード信号MODE
にしたがって動作制御され、データ入力回路52から供
給された信号51を対応するグローバルデータ線対に伝
送するように、該グローバルデータ線を駆動する。
【0198】なお、グローバルデータ線ドライバGIO
−DRは、図2及び図3では1つだけ図示されているけ
れども、グローバルデータ線対のそれぞれに設けられ
る。
【0199】グローバルIO線ドライバGIO−DR
は、降圧電圧VCLをその動作電源電圧として受けて動
作する。
【0200】(データ入力回路)データ入力回路52
は、データ端子とグローバルデータ線ドライバGIO−
DRとの間に設けられ、モード信号MODE、入力バッ
ファ回路54から信号55、データストローブクロック
信号DQSCLK、読み出し書込み制御回路50からの
データ入力クロック信号DICLKによって動作制御さ
れ、データ端子に供給されるデータ信号をグローバルデ
ータ線ドライバGIO−DRへ供給する。
【0201】データ入力回路52は、入力バッファ54
とシリアルパラレル変換回路53とを含む。
【0202】入力バッファ54及びシリアルパラレル変
換回路53は、16個のデータ端子DQ0〜DQ15に
対応してそれぞれ16個設けられることになるが、図2
及び図3ではそのうちの1つの入力バッファ及び1つの
シリアルパラレル変換回路のみが図示されている。
【0203】シリアルパラレル変換回路53は、モード
信号MODE、信号55、クロック信号DQSCLK、
クロック信号DICLKによって動作制御され、DDR
動作モード時において一つのデータ端子を介して供給さ
れる2ビットシリアルデータ、すなわち、クロック信号
CLKの遷移毎に同期して入力される2ビットシリアル
データ、を2ビットパラレルデータに変換する。変換回
路53によって形成された2ビットのシリアルパラレル
変換信号51は、グローバルデータ線ドライバGIO−
DRへ供給される。
【0204】入力バッファ54は、外部電源電圧VCC
をその動作電源電圧として受けて動作し、パラレルシリ
アル変換回路53は、降圧電圧VCLをその動作電源電
圧として受けて動作する。
【0205】データ入力回路52のより詳しい動作態様
は、図5以降のタイミングチャートを利用する後の説明
から明らかになるであろう。データ入力回路52内の変
換回路53の詳しい動作態様は、図8のタイミングチャ
ートとそれに対する後の説明から明らかとなるであろ
う。
【0206】(データ出力回路)データ出力回路56
は、グローバルデータ線対GIO0〜GIO31とデー
タ端子DQ0〜DQ15との間に設けられている。な
お、データ出力回路56は、データ端子DQ0〜DQ1
5に一対一対応されるような複数の回路を持つけれど
も、図3ではそのうちの1つのみを代表的に図示してい
る。
【0207】図3において、データ出力回路56は、出
力バッファ57と、パラレルシリアル変換回路58とか
らなる。パラレルシリアル変換回路58は、その入力が
グローバルデータ線対GIO16〜GIO23からなる
グループ内の1つに接続される出力メインアンプMA2
と、その入力がグローバルデータ線対GIO24〜GI
O31からなるグループ内の1つに接続される出力メイ
ンアンプMA2とを持つ。
【0208】パラレルシリアル変換回路58は、クロッ
ク信号DCLKとモード信号MODEと信号RAEとに
よって動作制御され、DDRモードにおいて、グローバ
ルデータ線対の2つのグループからの供給される2ビッ
トパラレルデータを2ビットシリアルデータに変換す
る。変換回路58からの出力データは、出力バッファ5
7を介して対応するデータ端子DQ8に出力される。
【0209】パラレルシリアル変換回路58は、降圧電
圧VCLを受けて動作し、出力バッファ57は、外部電
源電圧VCCを受けて動作する。
【0210】データ出力回路56はグローバルIO線対
GIO09〜GIO15に対応する出力メインアンプM
A2も含むが、図2及び図3では省略されている。
【0211】上記データ入力回路52と同様に、データ
出力回路56のより詳しい動作態様もまた、図5以降の
タイミングチャートを利用する後の説明から明らかにな
るであろう。
【0212】(DQS発生回路)DQS発生回路59
は、半導体装置がDDR仕様のSDRAMとされる場
合、データの読み出し動作において、データ端子DQ0
ないしDQ15へのデータ出力に対応されるところのデ
ータストローブ信号DQSを形成する回路である。
【0213】DQS発生回路59は、外部電源電圧VC
C、降圧電圧VCL、クロック信号7、クロック信号D
CLK、モード信号MODE及びリード信号Rを受け、
これらの信号等に基づいて外部端子DQSに供給される
べきデータストローブ信号DQSを形成する。
【0214】データストローブ信号DQSは、概略的に
は、モード信号MODEのHレベルによってDDR仕様
のSDRAMが指示されている時、データ端子DQ0〜
DQ15からデータが出力されるタイミングに同期して
エッジ変化される信号として理解される。
【0215】データストローブ信号DQSは、データ端
子DQ0ないしDQ15に出力されるべきデータのCA
Sレイテンシ及びバースト長の情報に基づいて、所定の
タイミングで所定回数だけエッジ変化される。
【0216】モード信号MODEがLレベルとされるこ
とによりSDR仕様のSDRAMとされる時、DQS発
生回路59の出力はハイインピーダンス状態とされる。
【0217】DDR仕様のSDRAMの読み出しにおい
て、CASレイテンシ2、バースト長4の場合を例にと
り更に詳しく説明する。
【0218】CASレイテンシ2、バースト長4を指示
する情報を有するリード信号Rを受けた場合、データス
トローブ信号DQSは以下の様に変化する。
【0219】まずデータストローブ信号DQSは、ハイ
インピーダンス状態からLレベルに変化しこのLレベル
を最低限クロック信号CLKの3/4周期の期間維持す
る。上記データストローブ信号DQSがハイインピーダ
ンス状態からLレベルに変化するタイミングは、リード
コマンドを受た時のクロック信号CLKの立ち上りエッ
ジからクロック信号CLKの1(=CASレイテンシ−
1)周期後のクロック信号CLKの立ち上りエッジに対
応して変化するクロック信号7の立ち上りエッジのタイ
ミングである。
【0220】次にデータストローブ信号DQSは、連続
して4回(=バースト)エッジ変化する。このエッジ変
化は、クロック信号DCLKに同期して行われる。これ
はデータ出力回路56がデータ端子DQ0〜DQ15に
出力するタイミングクロック信号DCLKに同期して行
われるものであり、データストローブ信号DQSとデー
タ端子DQ0〜DQ15との出力タイミングを同期させ
るためである。データストローブ信号DQSが最初にL
レベルからHレベルにエッジ変化するタイミングは、リ
ードコマンドを受けた時のクロック信号CLKの立ち上
りエッジからクロック信号CLKの2(=CASレイテ
ンシ)周期後のクロック信号CLKの立ち上りエッジに
対応して変化するクロック信号DCLKの立ち上りエッ
ジのタイミングである。
【0221】DQS発生回路59は、レベルシフト機能
を有しデータストローブ信号DQSを出力する図示しな
い出力バッファを含み、この出力バッファは外部電源電
圧VCCを受けて動作する。
【0222】DQS発生回路59を構成する図示しない
各種回路のうちで上記出力バッファ以外の回路は、降圧
電圧VCLで動作する。
【0223】(モード信号発生回路)モード信号発生回
路(又は信号発生回路)68−1は、外部端子OPTに
よってそのレベルが規定される信号OPTに対応したモ
ード信号(又は選択信号)MODEを出力する。
【0224】上記信号OPTは、図示の半導体装置がS
DR仕様のSDRAMとして動作すべきか、DDR仕様
のSDRAMとして動作すべきかを指示する指示信号で
ある。該信号OPTは、SDR仕様とDDR仕様とのモ
ードを指示するとみなされることも可能であるので、モ
ード信号ないしはモード指示信号とみなされることも可
能である。該信号OPTは、更にSDR仕様とDDR仕
様とを一種のオプションとして指示するのでオプション
信号とみなされることも可能である。
【0225】モード信号MODEのレベルとモードとの
関係は、説くに制限されないが次のようにされる。
【0226】すなわち、モード信号MODEがHレベル
(第1の状態)である場合、半導体装置DDR仕様のS
DRAMとされ、モード信号がLレベル(第2の状態)
である場合、半導体装置はSDR仕様のSDRAMとさ
れる。
【0227】モード信号発生回路68−1は、後の図9
によって具体例が開示されるようなプリセットバイアス
回路とラッチ回路とからなるような構成をもつ。プリセ
ットバイアス回路は、外部端子OPTに電源電位VCC
レベルのような一方の論理レベルのバイアス電位を与え
る。これにより、外部端子OPTがボンデイングワイヤ
の様な外部配線によって外部からの電位に強制されてい
ないなら、該端子OPTは、一方の論理レベルにされる
ことになる。該端子OPTは、外部配線によって外部電
位が供給されているなら、その外部電位に維持される。
この構成は、外部端子OPTを一方の論理レベルに設定
すべきとき、それに対する外部配線の設定を不要にでき
るという利点を生ずる。
【0228】モード信号発生回路68−1は、電圧発生
回路1から発生され電源VCC投入時の所定期間だけリ
セット指示レベルにされるようなリセット信号RSTと
を受けるようにされている。上記プリセットバイアス回
路はリセット信号RSTによって電源VCC投入の短い
期間だけ動作状態にされる。ラッチ回路はその時の端子
OPTのレベルを取り込むようにされる。プリセットバ
イアス回路の上記のような動作制御は、該回路の定常的
消費電力を抑制する上でも意味を生ずる。
【0229】(モード信号MODEにより制御される回
路ブロック)上記では、図2及び図3の各回路ブロック
の概略説明をしたが、これまで説明した回路ブロックの
うちで、モード信号MODEにより制御される被制御回
路をまとめると以下のとおりである。
【0230】すわなち、被制御回路は、クロック入力回
路2、コマンドステート制御回路19、ライトアドレス
シフトレジスタ27、マスク制御回路35、論理回路4
2、データ出力回路56、データ入力回路52及び入出
力回路INTに含まれる選択回路SEL1〜SEL4で
ある。これらの回路は、半導体装置がSDR仕様SDR
AMとされる場合或いはDDR仕様SDRAMとされる
場合に応じて、異なって制御される回路である。
【0231】図4は、図2及び図3に示された回路ブロ
ックのうち、メモリバンクBank0、選択回路SEL
1及びSEL4、データ出力回路56及びデータ入力回
路52を更に詳細に示す回路図である。
【0232】以下、図4の利用のもとで、選択回路SE
L1及びSEL4、データ出力回路56及びデータ入力
回路52が、モード信号MODEにより、どのように制
御されるかについて詳細に説明する。
【0233】(メモリバンクBank0)メモリバンク
Bank0は、前述のように8つのメモリマットMAT
1〜MAT8を含むが、図4ではそのうちの2つのメモ
リマットMAT1及びMAT4を代表としてブラックボ
ックス表示している。メモリマットMAT1及びMAT
4は、半導体装置がDDR仕様のSDR SDRAMで
ある場合に、同時アクセスされるメモリマットである。
【0234】図4において、MIO1は、メモリマット
MAT1に対応して設けられるメインIO線対ないしは
メインデータ線対である。メインIO線対MIO1に対
応して、1つのメインアンプMA1及び1つのライトバ
ッファWBが設けられている。
【0235】なお、1つのメモリマットに対しては、同
時アクセスすべきビット数に応じた数のメインIO線
対、メインアンプ、ライトバッファが設けられる。実施
例では、前述の図1に対応して、1つのメモリマット例
えばMAT1は、4ビット単位でのデータ読み出し書込
みが可能なようにされる。それ故に、メモリマットMA
T1には、4つのメインIO線対、4つのメインアン
プ、4つのライトバッファが設けられることになる。図
4ではメモリマットMAT1に対して代表的に一つづつ
のMIO1、MA1、WBが図示されている点を理解さ
れたい。メモリマットMAT4についても、同様に代表
的に1つのメインIO線対MIO2と1つのメインアン
プMA1及び1つのライトバッファWBが図示されてい
る。
【0236】前述の様な階層データ線構成に応じて、メ
インIO線対には図示しない複数のローカルIO線対が
同様に図示しないスイッチを介して接続される。ローカ
ルIO線対には、それぞれ図示しないYスイッチを介し
て複数のデータ線対が接続される。複数のデータ線に
は、センスアンプ及びダイナミック型の複数メモリセル
が接続される。
【0237】メモリセルは、ワード線に接続されたメモ
リセル選択端子としてのゲートを有するMISトランジ
スタと、上記MISトランジスタのソース−ドレイン経
路の一端と共通プレート電極VDL/2との間に設けら
れた容量とを含む。上記MISトランジスタのソース−
ドレイン経路の他端はデータ線対の1つに接続される。
【0238】メインアンプMA1は、その一対の信号入
力端子がメインIO線対MIO1に接続され、その一対
の出力端子が選択回路SEL1の入力信号線101、1
02に接続される。メインアンプMA1は、その動作が
読み出し書込み制御回路50(図3参照)からのメインア
ンプイネーブル信号MAEによって制御される。
【0239】メインアンプMA1は、信号MAEがハイ
レベルのようなイネーブルレベルにされることによって
動作状態にされ、対応するメインIO線MIO1の相補
データ信号を増幅し、相補出力信号を入力信号線10
1、102に供給する。
【0240】メインアンプMA1は、信号MAEがロウ
レベルのようなイネーブルレベルにされることによって
非動作状態にされる。非動作状態のメインアンプMA1
は、選択回路SEL1におけるノア論理回路NOR1な
いしNOR4のすべての出力をロウレベルのような非出
力状態にするよう、入力信号線101、102を共にロ
ウレベルにする。
【0241】ライトバッファWBは、その一対の入力端
子が選択回路SEL1の出力信号線103、104に接
続され、その一対の出力端子がメインIO線MIO1に
接続されている。ライトバッファWBは、その動作が読
み出し書込み制御回路50(図2及び図3参照)からの
ライトアンプイネーブル信号WAEによって制御され
る。ライトバッファWBは、信号WAEがロウレベルの
ような非イネーブルレベルならそれに応じて非動作状態
にされ、その一対の出力端子は高出力インピーダンス状
態、ないしはフローテイング出力状態にされる。ライト
バッファWBは、信号WAEがハイレベルのようなイネ
ーブルレベルならそれに応じて動作状態にされ、選択回
路SEL1の出力信号線103、104の相補書込みデ
ータ信号に応じた相補書込みデータ信号をメインIO線
対MIO1に供給する。
【0242】(選択回路SEL1)選択回路SEL1
は、インバータ回路INV1及びINV2、ノア論理回
路NOR1〜NOR4、Nチャネル型MISトランジス
タN1〜N4、Pチャネル型MISトランジスタP1〜
P4からなる。
【0243】入力信号線101と102は、その1対に
よって相補入力信号線対を成し、上記のようにメインア
ンプMA1の相補データ信号が供給される。
【0244】ノア論理回路NOR1ないしNOR4は、
実質的に、モード信号発生回路68−1(図2参照)か
らのモード信号MODEを切り替え制御信号として受け
るところの切り替え回路を構成している。
【0245】すなわち、モード信号MODEがロウレベ
ルのようなSDRモード指示レベルであるなら、そのロ
ウレベルをそれぞれ切り替え制御信号として受けるノア
論理回路NOR2及びNOR4は、それぞれ対応する入
力線101、102からの入力信号に応じた出力信号を
形成する。この時には、モード信号MODEのロウレベ
ルに応じてインバータ回路INV2の出力はハイレベル
である。従って、そのハイレベルをそれぞれ切り替え入
力信号とするノア論理回路NOR1及びNOR3は、入
力信号線101、102のレベルにかかわらずに、ロウ
レベル出力を形成する。
【0246】言い換えると、モード信号MODEのハイ
レベルに応じて、ノア論理回路NOR2及びNOR4を
介する信号経路が有効にされ、ノア論理回路NOR1及
びNOR3を介する信号経路が無効にされる。
【0247】これに対して、モード信号MODEがハイ
レベルのようなDDRモード指示レベルであるなら、そ
れに応じてインバータ回路INV2の出力がロウレベル
にされるので、ノア論理回路NOR1及びNOR3は、
それぞれ、信号入力線101、102からの入力信号に
応じた出力信号を形成する。ノア論理回路NOR2及び
NOR4は、モード信号MODEのハイレベルに応じ
て、それぞれロウレベル出力を形成する。
【0248】すなわちモード信号MODEのハイレベル
に応じて、ノア論理回路NOR1及びNOR3を介する
信号経路が有効にされ、ノア論理回路NOR2及びNO
R4を介する信号経路が無効にされる。
【0249】Nチャンネル型MISトランジスタ N1
ないしN4は、グローバルIO線駆動用データ出力素子
を構成しており、図示のように、それぞれゲートが対応
するノア論理回路NOR1ないしNOR4の出力に結合
され、それぞれドレインーソース通路が対応する信号線
105ないし108と回路の基準電位点(接地電位GN
D)との間に設けられている。
【0250】図4において、上記信号線105及び10
6は、グローバルIO線対GIO16を構成し、信号線
107及び108は、グローバルIO線対GIO17を
構成している。
【0251】上記インバータ回路INV2、ノア論理回
路NOR1ないしNOR4及びMISトランジスタ N
1ないしN4は、それらの全体によって選択回路SEL
1における出力系切り替え回路を構成している。
【0252】選択回路SEL1において、Pチャネル型
MISトランジスタP1ないしP4は、論理回路42
(図3参照)からの制御信号/MODE+MODE*A
Y0によって動作制御されるところの書込み選択回路を
構成している。
【0253】図4に示されているように、Pチャネル型
MISトランジスタP1は、出力信号線103とグロー
バルIO線対GIO17の一方の信号線108との間に
そのソース−ドレイン経路が設けられ、そしてそのゲー
トに、インバータ回路INV1によって形成されるとこ
ろの上記制御信号に対する反転信号110が供給され
る。
【0254】Pチャネル型MISトランジスタP2は、
出力信号線103とグローバルIO線対GIO16の一
方の信号線106との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに制御信号/MODE+M
ODE*AY0が供給される。
【0255】Pチャネル型MISトランジスタP3は、
出力信号線104とグローバルIO線対GIO16の他
方の信号線105との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに制御信号/MODE+M
ODE*AY0が供給される。
【0256】Pチャネル型MISトランジスタP4は、
出力信号線104とグローバルIO線対GIO17の他
方の信号線107との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに信号110が供給され
る。
【0257】次に選択回路SEL1の動作を説明する。
【0258】まず、メモリマットMAT1からデータが
読み出される際の選択回路SEL1の動作は、以下のよ
うになる。
【0259】モード信号MODEのLレベルによって半
導体装置にSDR仕様のSDRAMが指示されている場
合、それに応じて、信号線101及び信号線102は、
グローバルIO線対GIO16に電気的に結合される。
すなわち、メインアンプMA1により形成された読み出
しデータは、グローバルIO線対GIO16に伝送され
る。他方、モード信号のHレベルによって半導体装置に
DDR仕様のSDRAMが指示されている場合、信号線
101及び信号線102は、グローバルIO線対GIO
17に電気的に結合される。すなわち、メインアンプM
A1により増幅された読み出しデータは、グローバルI
O線対GIO17に伝送される。
【0260】次にメモリマットにデータを書き込む際の
選択回路SEL1の動作は以下の様になる。
【0261】モード信号MODEのLレベルによってS
DR仕様のSDRAMが指示されている場合、制御信号
/MODE+MODE*AY0は、アドレス信号AY0
のレベルにかかわらずにHレベルとされる。そこで、こ
のハイレベル制御信号により、グローバルIO線対GI
O17の書き込みデータは、MISトランジスタ P
1、P4及び信号線103及び信号線104を経由して
ライトバッファ回路WBに伝送される。
【0262】これに対して、モード信号のHレベルによ
ってDDR仕様のSDRAMが指示されている場合、グ
ローバルIO線対とライトバッファ回路との結合関係
は、モード信号MODEとY系の1ビットのアドレス信
号AY0との双方のレベルによって決められる様にな
る。すなわち、モード信号MODEがHレベルであり且
つアドレス信号AY0がHレベルであるなら、それに応
じて制御信号/MODE+MODE*AY0はHレベル
とされる。この制御信号のHレベルによって、グローバ
ルIO線対GIO17の書き込みデータは、MISトラ
ンジスタP1、P4及び信号線103及び信号線104
を経由してライトバッファ回路WBに伝送される。これ
に対して、モード信号MODEがHレベルであり且つア
ドレス信号AY0がLレベルであるなら、制御信号/M
ODE+MODE*AY0はLレベルとされる。これに
より、グローバルIO線対GIO16の書込みデータ
は、MISトランジスタP2、P3及び信号線103及
び信号線104を経由してライトバッファ回路WBに伝
送される。
【0263】(選択回路SEL4)選択回路SEL4
は、インバータ回路INV3、ノア論理回路NOR5及
びNOR6、Nチャネル型MISトランジスタN5及び
N6、Pチャネル型MISトランジスタP5〜P8から
なる。
【0264】入力信号線111と112は、その1対に
よって相補入力信号線対を成し、メインIO線MIO2
の信号を増幅するところのメインアンプMA1の相補デ
ータ信号が供給される。
【0265】ノア論理回路NOR5及びNOR6は、そ
れぞれの一方の入力が接地電位を意味するロウレベルに
維持されることによって実質的に定常動作の信号伝送回
路を構成する。かかるノア論理回路NOR5及びNOR
6は、前記選択回路SEL1のノア論理回路NOR1な
いしNOR4と対応する信号伝播遅延時間をもたらすよ
うに設けられる。これにより選択回路SEL4の信号伝
播特性は前記選択回路SEL1のそれと良く対応される
ことになる。
【0266】Nチャンネル型MISトランジスタN5及
びN6は、前記選択回路SEL1でのMISトランジス
タN1ないしN4と同様に、グローバルIO線駆動用デ
ータ出力素子を構成する。
【0267】Pチャネル型MISトランジスタP5ない
しP8は、論理回路42(図3参照)からの制御信号/
MODE+MODE*/AY0によって動作制御される
ところの書込み選択回路を構成している。
【0268】図4に示されるように、Pチャネル型MI
SトランジスタP5は、出力信号線114とグローバル
IO線対GIO17の一方の信号線108との間にその
ソース−ドレイン経路が設けられ、そしてそのゲート
に、インバータ回路INV1によって形成されるところ
の上記制御信号に対する反転信号113が供給される。
【0269】Pチャネル型MISトランジスタP6は、
出力信号線114とグローバルIO線対GIO16の一
方の信号線106との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに上記制御信号/MODE
+MODE*/AY0が供給される。
【0270】Pチャネル型MISトランジスタP7は、
出力信号線115とグローバルIO線対GIO16の他
方の信号線105との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに制御信号/MODE+M
ODE*/AY0が供給される。
【0271】Pチャネル型MISトランジスタP8は、
出力信号線115とグローバルIO線対GIO17の他
方の信号線107との間にそのソース−ドレイン経路が
設けられ、そしてそのゲートに信号113が供給され
る。
【0272】次に選択回路SEL4の動作について以下
説明する。
【0273】先ず、データ書込み動作について説明す
る。メインアンプMA1で増幅された読み出しデータ
は、半導体装置がSDR仕様のSDRAMとされる場合
でもDDR仕様のSDRAMとされる場合でも、グロー
バルIO線対GIO16に接続される。
【0274】一方、モード信号MODEがHレベルとさ
れることにより半導体装置がDDR仕様のSDRAMと
される場合は、Y系のアドレス信号/AY0のレベルに
より、グローバルIO線対とライトバッファ回路WBと
の接続関係が決定される。
【0275】モード信号MODEがHレベルであり且つ
アドレス信号/AY0がHレベルである時、それに応じ
て制御信号/MODE+MODE*/AY0はHレベル
とされる。これにより、グローバルIO線対GIO17
の書き込みデータが、MISトランジスタP5、P8及
び信号線114及び信号線115を経由してライトバッ
ファ回路WBに伝送される。また、モード信号がHレベ
ルであり且つアドレス信号/AY0がLレベルである
時、信号/MODE+MODE*/AY0はLレベルと
される。これにより、グローバルIO線対GIO16の
書き込みデータが、MISトランジスタP6、P7及び
信号線114及び信号線115を経由してライトバッフ
ァ回路WBに伝送される。
【0276】以上個別に説明した選択回路SEL1と選
択回路SEL4の動作についてまとめて説明すると以下
のとおりである。
【0277】すなわち、モード信号MODEがLレベル
とされることにより半導体装置がSDR仕様のSDRA
Mされる場合には、グローバルIO線対GIO16は読
み出し専用のグローバルIO線対とされ、グローバルI
O線対GIO17は書き込み専用のグローバルIO線対
とされる。
【0278】これについて更に説明すると、半導体装置
がSDR仕様のSDRAMとされ且つ読み出し動作の場
合には、メモリマットMAT1及びメモリマットMAT
4に対応した2つのメインアンプMA1は、グローバル
IO線対GIO16に接続される。この場合には、グロ
ーバルIO線対GIO17は利用されない。
【0279】また、半導体装置がSDR仕様のSDRA
Mとされ且つ書き込み動作の場合には、メモリマットM
AT1及びメモリマットMAT4に対応した2つのライ
トバッファ回路WBはグローバルIO線対GIO17に
接続される。この場合には、グローバルIO線対GIO
16は利用されない。
【0280】ここで、半導体装置がSDR仕様のSDR
AMとされる場合には、書き込み動作及び読み出し動作
のどちらの動作においても、メモリマット1とメモリマ
ット4が同時に選択されることはない。すなわち、読み
出し動作においては、メモリマットMAT1に対応する
メインアンプMA1或いはメモリマットMAT4に対応
するメインアンプMA1のうちの一方が選択的に動作状
態とされる。また書込み動作においては、メモリマット
MAT1に対応するライトバッファWB或いはメモリマ
ットMAT4に対応するライトバッファWBのうちの一
方が選択的に動作状態とされる。そのため、メモリマッ
トMAT1及びメモリマットMAT4に対応した2つの
メインアンプMA1、或いはメモリマットMAT1及び
メモリマットMAT4に対応した2つのライトバッファ
回路WBがそれぞれグローバルIO線対GIO16或い
はGIO17に共通に接続されてもグローバルIO線対
GIO或いはメインIO線対のデータが不所望に破壊さ
れてしまうということはない。
【0281】これに対して、モード信号MODEがHレ
ベルとされることにより半導体装置がDDR仕様のSD
RAMとされる場合には、グローバルIO線対GIO1
6及びグローバルIO線対GIO17は書き込み動作及
び読み出し動作のいずれにおいても、2対のグローバル
IO線対GIO16及びGIO17は同時に使われる。
【0282】これについて更に説明すると以下のとおり
である。
【0283】半導体装置がDDR仕様のSDRAMとさ
れ且つ読み出し動作の場合には、メモリマットMAT1
とメモリマットMAT4が同時に選択されるとともに、
メモリマットMAT1に対応するメインアンプMA1と
メモリマットMAT4に対応するメインアンプMA1は
ともに動作状態とされる。これに応じて、グローバルI
O線対GIO17は、メモリマットMAT1に対応した
メインアンプMA1に接続され、グローバルIO線対G
IO16は、メモリマットMAT4に対応したメインア
ンプMA1に接続される。メモリマットMAT1及びメ
モリマットMAT4に対応した2つのメインアンプMA
1で増幅された読み出しデータは、選択回路SEL1、
SEL4を介して、グローバルIO線対GIO17及び
GIO16に伝送される。
【0284】また、半導体装置がDDR仕様のSDRA
Mとされ且つ書き込み動作であり且つアドレス信号AY
0がLレベルの場合には、グローバルIO線対GIO1
6は、メモリマットMAT1に対応したライトバッファ
WBに接続され、グローバルIO線対GIO17は、メ
モリマットMAT4に対応したライトバッファWBに接
続される。また、半導体装置がDDR仕様のSDRAM
とされ且つ書き込み動作であり且つアドレス信号AY0
がHレベルの場合には、グローバルIO線対GIO16
は、メモリマットMAT4に対応したライトバッファW
Bに接続され、グローバルIO線対GIO17は、メモ
リマットMAT1に対応したライトバッファWBに接続
される。このように、半導体装置がDDR仕様のSDR
AM場合の書き込み動作においては、メモリマットMA
T1とメモリマットMAT4が同時に選択されるととも
にメモリマットMAT1に対応するライトバッファWB
とメモリマットMAT4に対応するライトバッファWB
はともに動作状態とされる。これにより、メモリマット
MAT1及びメモリマットMAT4に対応した2つのラ
イトバッファで増幅された書き込みデータはメインIO
線対MIO1及びMIO2に伝送される。
【0285】半導体装置がDDR仕様のSDRAMの場
合には、半導体装置がSDR仕様のSDRAMの場合と
比べて、2倍の数のメモリマットが選択されることによ
り単位時間あたり2倍のデータがメモリマットに書き込
まれ或いはメモリマットから読み出されるものである。
【0286】(データ出力回路56)データ出力回路
(又は出力回路)56は、パラレルシリアル変換回路5
8と出力バッファ57とを含む。パラレルシリアル変換
回路58は、出力メインアンプMA2−1、MA2−
2、データラッチ回路119、120、121、アンド
論理回路AND8、ナンド論理回路NAND2及び選択
回路116とを含む。
【0287】出力メインアンプMA2−1は、その動作
が、図2及び図3の読み出し書込み制御回路50からの
ライトアンプイネーブル信号RAEによって制御され、
該信号RAEがLレベルからHレベルに変化するタイミ
ングでグローバルIO線対GIO16の信号を増幅し、
出力信号117を形成する。
【0288】出力メインアンプMA2−2は、同様にラ
イトアンプイネーブル信号RAEによって動作制御さ
れ、該信号RAEがLレベルからHレベルに変化するタ
イミングでグローバルIO線対GIO17の信号を増幅
し、出力信号118を形成する。
【0289】アンド論理回路AND8は、クロック信号
DCLKとモード信号MODEのアンド論理をとり信号
123をデータラッチ回路120のクロック入力端子C
LKに出力する。これにより、アンド論理回路AND8
は、実質的にモード対応クロックゲート回路を構成す
る。
【0290】ナンド論理回路NAND2は、クロック信
号DCLKとモード信号MODEのナンド論理をとり信
号124をデータラッチ回路121のクロック入力端子
CLKに出力する。ナンド論理回路NAND2は、同様
に、モード対応クロックゲート回路を構成する。
【0291】データラッチ回路119は、クロック入力
端子CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qとを
有する。データラッチ回路119は、クロック入力端子
CLKに供給される図2及び図3のクロック入力回路2
からの内部クロック信号DCLKのLレベルからHレベ
ルへの変化に応答して、信号入力端子Dにおける入力信
号、すなわちメインアンプMA2ー2の出力信号11
7、を取り込み保持するとともに、その保持信号に対応
する出力信号125を信号出力端子Qへ出力する。
【0292】データラッチ回路120は、クロック入力
端子CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qとを
有する。データラッチ回路120は、クロック入力端子
CLKに供給されるアンド論理回路AND8からのクロ
ック信号123のLレベルからHレベルへの変化に応答
して、信号入力端子Dにおける入力信号117(すなわ
ちメインアンプMA2ー2の出力信号)を取り込み保持
するとともに、出力信号126をその信号出力端子Qへ
出力する。この場合の信号出力端子Qへの出力信号12
6の出力タイミングは、クロックゲート回路が上記のと
おりアンド論理回路AND8からなるので、内部クロッ
ク信号DCLKの立ち上がりと同期する。データラッチ
回路120は、クロック信号123のHレベルの期間、
低出力インピーダンスをもってその信号出力端子Qに出
力信号を出力する。データラッチ回路120は、また、
クロック信号123のLレベルに応答して、その信号出
力端子Qを高出力インピーダンス状態ないしはフローテ
イング状態にする。
【0293】データラッチ回路121は、クロック入力
端子CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qとを
有する。データラッチ回路121は、クロック入力端子
CLKの入力クロック信号124のLレベルからHレベ
ルへの変化に応答して、信号入力端子Dにおける入力信
号(すなわち、メインアンプMA2ー2の出力信号12
4)を取り込み保持するとともに、出力信号127をそ
の信号出力端子Qへ出力する。この場合の信号出力端子
Qへの出力信号127の出力タイミングは、上記データ
ラッチ回路120の出力タイミングとは逆に、クロック
ゲート回路が上記のとおりナンド論理回路NAND2か
らなることに応じて、内部クロック信号DCLKの立ち
下がりと同期する。データラッチ回路121は、クロッ
ク信号124のHレベルの期間、低出力インピーダンス
をもってその信号出力端子Qに出力信号を出力する。デ
ータラッチ回路121は、また、クロック信号124の
Lレベルに応答して、その信号出力端子Qを高出力イン
ピーダンス状態ないしはフローテイング状態にする。
【0294】データラッチ回路120と121の信号出
力端子Qは、図示の様な結線により信号130としてま
とめられる。信号130はより詳しくは次のようにな
る。
【0295】すなわち、内部クロック信号DCLKがL
レベルからHレベルへ変化した時には、データラッチ回
路120が上記のとおり低出力インピーダンス状態とな
る。この時にはデータラッチ回路121は高出力インピ
ーダンス状態にある。従って信号130はデータラッチ
回路120の出力信号Qと同じものとなる。
【0296】逆に、内部クロック信号DCLKがHレベ
ルからLレベルへ変化した時には、データラッチ回路1
21が低出力インピーダンス状態となり、データラッチ
回路121が高出力インピーダンス状態となるので、信
号130はデータラッチ回路121の出力信号Qと同じ
ものとなる。
【0297】このようなデータラッチ回路120と12
1との出力を合成した信号130は、次の選択回路11
6の1つの選択されるべき入力(第2入力)とされる。
【0298】選択回路116は、信号125を受ける第
1入力端子129と、信号126及び信号127を受け
る第2入力端子130と、信号128を出力する出力端
子131と、モード制御信号MODEを受ける制御端子
132とを有する。選択回路116は、モード信号MO
DEのLレベルによって半導体装置がSDR仕様のSD
RAMとされている場合、第1入力端子129と出力端
子131とを接続する。選択回路116は、モード信号
MODEがHレベルとされることにより半導体装置がD
DR仕様のSDRAMとされる場合、第2入力端子13
0と出力端子131とを接続する。
【0299】出力バッファ57は、選択回路116から
の出力信号128をその入力に受け出力信号133をデ
ータ端子DQ8に出力する。
【0300】モード信号MODEの状態に応じて、デー
タ出力回路56がどのように動作されるかを要約的に言
うと、以下のようになる。
【0301】モード信号MODEのLレベルによって半
導体装置がSDR仕様のSDRAMとされている場合、
データ出力回路56は、クロック信号7に基づいて形成
されるクロック信号DCLKのLレベルからHレベルへ
の変化に応答する前述のような動作によって出力信号1
33を出力する。なお、データ出力回路56は、クロッ
ク信号DCLKのHレベルからLレベルへの変化には応
答され内。すなわち、そのタイミングでの出力信号13
3の変化はない。
【0302】モード信号MODEのHレベルによって半
導体装置がDDR仕様のSDRAMとされている場合、
データ出力回路56は、図2及び図3のクロック再生回
路3により出力されたクロック6に基づいて形成された
内部クロック信号DCLKのLレベルからHレベルへの
変化タイミング及びHレベルからLレベルへの変化タイ
ミングに同期して出力信号133を出力する。
【0303】DDR仕様においては、内部クロック信号
DCLKは、前述したような遅延時間補償によって、ク
ロック信号CLKに対して進んだ位相を持つように位相
制御されている。すなわち、クロック信号DCLKのL
レベルからHレベルへの変化タイミング及びHレベルか
らLレベルへの変化タイミングは、外部クロック信号C
LKのLレベルからHレベルへの変化タイミング及びH
レベルからLレベルへの変化タイミングよりも早いもの
とされる。これに応じて、データ出力回路56は、外部
クロック信号CLKの変化タイミングを中心として所定
のセットアップ時間及び所定のホールド時間が確保され
たデータを、そのデータ端子DQに出力する事が可能と
される。
【0304】(データ入力回路)データ入力回路52
は、入力バッファ54と、シリアルパラレル変換回路5
3とを持つ。
【0305】入力バッファ54は、データ端子DQ8に
接続された入力端子と上記入力端子に入力された信号に
対応する出力信号55を出力する出力端子とを持つ。
【0306】シリアルパラレル変換回路53は、データ
ラッチ回路134、135、136、142、143
と、選択回路137とからなる。
【0307】データラッチ回路134は、クロック入力
端子/CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qと
を有する。クロック入力端子/CLKは、入力クロック
信号のネガテイブエッジを有意とする端子を意味する。
データラッチ回路134は、そのクロック端子/CLK
に、図3のアンド論理回路AND7からのクロック信号
DQSCLKを受け、該クロック信号DQSCLKがH
レベルからLレベルに変化されるとその変化タイミング
に同期して、信号入力端子Dの入力信号55、すなわち
入力バッファ54の出力信号、を取り込み保持するとと
もに、出力信号139を出力する。
【0308】データラッチ回路135は、クロック入力
端子CLKと信号入力端子Dと信号出力端子Qとを有す
る。クロック入力端子CLKは、入力クロック信号のポ
ジティブエッジを有意とする端子を意味する。データラ
ッチ回路135は、そのクロック端子CLKに入力され
る信号DQSCLKがLレベルからHレベルに変化され
ると、その変化タイミングに同期して、信号入力端子D
の入力信号55を取り込み保持するとともに、出力信号
138を出力する。
【0309】データラッチ回路136は、クロック入力
端子/CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qと
を有する。データラッチ回路136は、そのクロック端
子/CLKに入力されるクロック信号DQSCLKがH
レベルからLレベルに変化されるとその変化タイミング
に同期して、信号入力端子Dの入力信号138、すなわ
ちデータラッチ回路135の出力信号を取り込み保持す
るとともに、出力信号140を出力する。
【0310】選択回路137は、入力バッファ54から
供給される信号55を受ける第1入力端子144と、デ
ータラッチ回路136から供給される信号140を受け
る第2入力端子145と、選択出力信号141を出力す
る出力端子146と、モード制御信号MODEを受ける
制御端子131とを有する。選択回路137は、モード
信号MODEがLレベルの場合、すなわち半導体装置が
SDR仕様のSDRAMとされている場合、それに応じ
て第1入力端子144と出力端子146とを接続させ、
モード信号MODEがHレベルの場合、すなわち半導体
装置がDDR仕様のSDRAMとされている場合、それ
に応じて第2入力端子145と出力端子146とを接続
させる。
【0311】データラッチ回路142は、クロック入力
端子CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qと信
号出力端子/Qとを有する。データラッチ回路142
は、そのクロック入力端子CLKに入力されるクロック
信号DICLKがLレベルからHレベルに変化されると
その変化タイミングで、信号入力端子Dの入力信号14
1すなわち選択回路137の出力信号を取り込み保持す
るとともに、出力信号144bを出力端子Qに出力し、
かつ該信号144の反転信号145bを反転出力端子/
Qに出力する。
【0312】データラッチ回路143は、クロック入力
端子CLKと、信号入力端子Dと、信号出力端子Qと、
信号出力端子/Qとを有する。データラッチ回路143
は、そのクロック入力端子CLKに入力されるクロック
信号DICLKがLレベルからHレベルに変化される
と、その変化タイミングで、信号入力端子Dの入力信号
139、すなわちデータラッチ回路134の出力信号を
取り込み保持するとともに、出力信号146を出力端子
Qに出力し、かつ該信号146の反転信号147を反転
出力端子/Qに出力する。
【0313】次にモード信号MODEによりどのように
データ入力回路52が制御されるかについて以下説明す
る。
【0314】モード信号MODEのLレベルによって半
導体装置がSDR仕様のSDRAMとされている場合、
データ端子DQ8から入力されたデータはバッファ回路
54を介して信号55として出力される。信号55は、
選択回路137を介してラッチ回路142に伝送され、
クロック信号DICLKがLレベルからHレベルに変化
したタイミングで該ラッチ回路142に取り込まれると
ともに、その取り込まれた信号に対応する信号144b
及び信号145bがラッチ回路142から出力される。
この仕様のときには、ラッチ回路134、135及び1
44は使用されない。
【0315】モード信号MODEのHレベルによって半
導体装置がDDR仕様のSDRAMとされている場合、
データ端子DQ8から入力された最初のデータはバッフ
ァ回路54を介して信号55として出力される。信号5
5は、クロック信号DQSCLKがLレベルからHレベ
ルに変化するタイミングでラッチ回路135に取り込ま
れる。ラッチ回路135の出力信号138は、次にクロ
ック信号DASCLKがHレベルからLレベルに変化す
るタイミングで後段のラッチ回路136に取り込まれ
る。その時にはデータ端子DQ8に2番目の入力データ
が供給されている。かかる2番目の入力データはバッフ
ァ回路54を介してラッチ回路134に取り込まれる。
すなわち、クロック信号DQSCLKの立ち上りと立ち
下がりに同期してデータ端子DQ8に入力された2ビッ
トのデータは、ラッチ回路134及び136に取り込ま
れる。次にクロック信号DICLKがLレベルからHレ
ベルに変化されると、その変化タイミングでラッチ回路
134及び136に保持されていたデータはラッチ回路
142及び143に伝送され、該ラッチ回路142及び
143で保持されるとともに、該ラッチ回路142及び
143から出力信号144〜148として出力される。
【0316】(グローバルIO線対ドライバ)グローバ
ルIO線対ドライバGIO−DRは、第1乃至第4ドラ
イバ回路149乃至152からなる。
【0317】第1ないし第4ドライバ回路149〜15
2は、それぞれモード信号MODE、及びクロック信号
148が供給される複数の制御入力端子と、データ信号
144b、145b、146b、147が供給されるそ
れぞれ一つづつのデータ入力端子と、それぞれグローバ
ルIO線を成す信号線107、108、105、106
に出力信号を与える一つずつの出力端子とを持つ。
【0318】ドライバ回路149ないし152は、上記
モード信号MODEと、インバータ回路INV4から出
力されるところのクロック信号DICLKに対する反転
クロック信号148とによって共通に動作制御される。
ただし、モード信号MODEのLレベルに対する動作態
様は、第1及び第2ドライバ回路149及び150と、
第3及び第4ドライバ回路151及び152とでは異な
るようにされる。
【0319】すなわち、モード信号MODEがSDR仕
様のSDRAMを指示するところのLレベルとされてい
る場合、第1及び第2ドライバ回路149及び150は
クロック信号148にしたがって動作するようにされ
る。すなわち、第1及び第2ドライバ回路149及び1
50はクロック信号148がHレベルからLレベルに変
化したことに応答して動作され、信号144b,145
bを信号線107、108に伝送する。第1及び第2ド
ライバ回路149及び150はクロック信号148がL
レベルからHレベルに変化したことに応じて非動作状態
にされる。第1、第2ドライバ回路149及び150
は、非動作状態において、高出力インピーダンス状態と
なるようにされる。上記のようにモード信号MODEが
Lレベルであるときには、それに応じて、第3及び第4
ドライバ回路151及び152は、モード信号MODE
のLレベルに従って、定常的に非動作状態され、定常的
に高出力インピーダンス状態となるようにされる。
【0320】これに対して、モード信号MODEがDD
R仕様のSDRAMを指示するところのHレベルとされ
ている場合、第1ないし第4ドライバ回路149〜15
2の全ては、クロック信号148がHレベルからLレベ
ルに変化したことに応答して動作され、信号144b〜
146b、147を信号線105〜108に伝送する。
言い換えると、各ドライバ回路は、クロック信号DIC
LKがHレベル(クロック信号148がLレベル)であ
ることに応じて動作状態とされ、クロック信号DICL
KがLレベル(クロック信号148がHレベル)である
ことに応じて非動作状態とされる。各ドライバ回路は、
前記と同様に非動作状態において、高出力インピーダン
ス状態となるようにされる。
【0321】なお、各グローバルIO線対には、必要に
応じて、図示しないプリチャージ回路が接続される。プ
リチャージ回路は、データ書込み動作時において、クロ
ック信号DICLKのLレベルに応じて各グローバルI
O線対を所定のプリチャージ電位に設定する。これによ
りグローバルIO線への書込みデータのセット時間の一
様化、高速化が図られる。
【0322】次に、図5のタイミング図に基づいてSD
R仕様のSDRAMの動作を説明し、図6のタイミング
図に基づいてDDR仕様のSDRAMの動作を説明す
る。
【0323】図5のSDR仕様のSDRAMのタイミン
グ図では、CASレイテンシが2とされ、バースト長が
4とされている場合のタイミングを例示している。
【0324】ここで、CASレイテンシとは、リードコ
マンドが入力されてから最初のデータが出力されるまで
の期間をクロック信号CLKの周期で表現したものと理
解される。そこで、例えばCASレイテンシが2の場
合、リードコマンドが入力されてクロック信号CLKの
2周期後に最初の読み出しデータが出力されることにな
る。また、バースト長とは、1回のリードコマンド又は
ライトコマンドでシリアルに出力されるデータの数を意
味する。
【0325】半導体装置の外部から入力されたアクティ
ブコマンドデータは、外部クロック信号CLKの立ち上
がりタイミングT1において、コマンドステート制御回
路19内のデコード回路21によりデコードされ、コマ
ンドレジスタ20に保持される。また、このデコード動
作と併行して、アドレス信号の取り込みと、それに対応
する動作が行われる。すなわち、上記タイミングT1に
おいて、アドレス端子Add0〜Add12に入力され
ているX系のアドレス信号A0(X−ADD)が半導体
装置内に取り込まれ、X系のアクセス動作が行われる。
すなわち、X系のアドレス信号A0(X−ADD)に基
づいて、XデコーダXDEC、メインワード線ドライバ
46、サブワード線ドライバ45が動作し、所定のワー
ド線WLが選択される。
【0326】タイミングT2において、半導体装置の外
部から入力されているリードコマンドデータは、コマン
ドステート制御回路19内のデコード回路21によりデ
コードされ、コマンドレジスタ20に保持される。ま
た、この動作と併行してアドレス端子Add0からAd
d8に入力されたY系のアドレス信号A1(Y−AD
D)が取り込まれ、Y系のアクセス動作が行われる。こ
れによって、X系のアドレス信号とY系のアドレス信号
により選択された所定のメモリセルから読み出されたデ
ータは、データ線対DL、ローカルIO線対LIO、メ
インIO線対MIO及びグローバルIO線対GIOを介
してデータ出力回路56に伝送される。この読み出しデ
ータは、次のタイミングT3で半導体装置の外部の出力
される。また、Y系のアドレス信号A1(Y−ADD)
に1を加えたY系のアドレス信号がA1+1(Y−AD
D)形成され、このY系のアドレス信号A1+1(Y−
ADD)とX系のアドレス信号A0(X−Add)とに
より選択された所定のメモリセルMCから読み出された
データがデータ出力回路56に伝送される。このデータ
はT4のタイミングで半導体装置の外部に出力される。
同様に、Y系のアドレス信号A1(Y−ADD)に2及
び3加えたY系のアドレス信号が形成され、このY系の
アドレス信号とX系のアドレス信号により選択された所
定のメモリセルから読み出されたデータがデータ出力回
路56に伝送され、それぞれT5及びT6のタイミング
で半導体装置の外部に順次出力される。このように、図
5では、予めバースト長4が指示されていることに応じ
て、T3のタイミングで入力されたリードコマンドに対
して4ビットのデータQ(A1)、Q(A+1)、Q
(A+2)及びQ(A+3)が外部クロック信号CLK
のLレベルからHレベルに変化するたびに順次出力され
ることになる。
【0327】次に、タイミングT7において、半導体装
置の外部から入力されているライトコマンドデータは、
コマンドステート制御回路19に含まれるデコード回路
21によりデコードされ、コマンドレジスタ20に保持
される。また、この動作と併行してアドレス端子Add
0からAdd8に入力されているY系のアドレス信号A
1(Y−ADD)が半導体装置に取り込まれ、Y系のア
クセス動作が行われる。すなわち、所定のY選択線YS
及びメインIO線対MIOとローカルIO線対LIOと
の間のスイッチLSWを選択する信号が形成される。ま
た、データ端子DQに入力されているデータD(A2)
は、タイミングT7で半導体装置に取り込まれる。これ
により、タイミングT7で入力されたデータD(A2)
は、タイミングT2で入力されたX系のアドレス信号A
0(X−Add)とタイミングT7で入力されたY系の
アドレス信号A2(Y−Add)により選択された所定
のメモリセルに書き込まれる。また、Y系のアドレス信
号A2(Y−ADD)に1加えたY系のアドレス信号A
2+1(Y−ADD)がバーストカウンタBCによって
形成され、このY系のアドレス信号によってY選択線Y
Sが及びスイッチLSWが選択される。これにより、半
導体装置に入力されたデータD(A+1)は、タイミン
グT8においてこのY系のアドレス信号A2+1(Y−
ADD)とX系のアドレス信号A0(X−Add)によ
って選択される所定のメモリセルに書き込まれる。同様
に、Y系のアドレス信号A2(Y−ADD)に2及び3
加えたY系のアドレスが形成され、このY系のアドレス
信号とX系のアドレス信号により選択された所定のメモ
リセルにタイミングT9及びT10に入力されたデータ
D(A+2)及びD(D+3)が順次書き込まれる。
【0328】次に、図6のタイミング図を基に、DDR
仕様のSDRAMの動作について説明する。図6は、バ
ースト長4、CASレイテンシが2の場合のタイミング
を示している。
【0329】半導体装置CHIPは、外部クロック信号
CLKに同期して動作されることは図5のDDR仕様の
SDRAMと同じである。
【0330】図6については、図5のSDR仕様のSD
RAMとの相違点を中心に説明する。
【0331】まず、上記SDR仕様のSDRAMにおい
ては、データの取り込み及びデータの出力が、外部クロ
ックの立ち上りにのみ同期して行われるのに対し、図6
のタイミングのようなDDR仕様のSDRAMにおいて
は、データの取り込み及び出力はクロック信号CLKの
立ち上りと立ち下がりの双方に同期して行なわれる。
【0332】また、DDR仕様のSDRAMにおいて
は、データストローブ信号DQSのための端子DQSが
設定される。読み出し動作の時には、読み出しデータの
とともに、DQS信号が半導体装置の外部に出力され
る。加えて、書き込み動作の時には、データとともにD
QS信号が半導体装置の外部から入力される。このよう
に、データストローブ信号を付随させてデータの送受信
を行うことにより、大きいデータ転送レートが期待され
るべきDDR仕様のを有するものであり、SDRAM
と、図示しないメモリコントローラ等の外部装置との間
のデータの送受信の確実性をより高めることができるよ
うになる。外部に供給すべきデータストローブ信号を形
成する半導体装置CHIP内の出力回路は、データ出力
が終了したなら、高出力インピーダンス状態にされる。こ
れにより、外部端子DQSは、外部装置からのデータスト
ローブ信号の受信が可能にされる。データストローブ信
号を形成する半導体装置CHIP内の上記出力回路は、
より具体的には、半導体装置とメモリコントローラ間で
データの送受信を行わない状態から半導体装置とメモリ
コントローラ間でデータの送受信を行う状態に変化する
際に、その出力を一旦、クロック信号CLKの3/4周
期の期間だけLレベルを維持し、その後Hレベルに変化
する。なお、上述のような出力すなわちデータストロー
ブ信号をLレベルを維持する期間をプリアンプル期間と
称する。
【0333】また、書き込み動作において、SDR仕様
のSDRAMにおいては、ライトコマンドが入力される
タイミングで書込みデータが取り込まれるのに対し、D
DR仕様のSDRAMにおいては、ライトコマンドが入
力されてからクロック信号CLKの1周期後に書込みデ
ータが取り込まれる。その理由は、書込みデータに付随
して入力するDQS信号がLレベルからHレベルに変化
させる前にはクロック信号CLKの3/4周期とされる
プリアンブル期間が必要であるからである。
【0334】次に図7、図8を用いて、SDR仕様のS
DRAMとDDR仕様のSDRAMとにおけるRead
interrupt write動作、すなわちリー
ドコマンドが入力されてからクロック信号CLKの1周
期後にライトコマンドが入力される動作について詳細に
説明する。この場合の動作上の注意は、SDR仕様のS
DRAMにおいてはグローバルIO線対を読み出し用と
書き込み用に兼用できないのに対し、DDR仕様のSD
RAMした場合、グローバルIO線対を読み出し用と書
き込み用に兼用できる点に向けられる。
【0335】図7は、SDR仕様のSDRAMのRea
d interrupt write動作を示すタイミ
ング図である。
【0336】図7のタイミング図上の時刻t0に先立っ
て、アクティブコマンドデータ及びX系のアドレス信号
が入力され、所定のワード線が選択されるが、本図では
時刻t0以前のタイミングについてはその記載が省略さ
れている。また、図7ではアドレス信号の入力タイミン
グについてもその記載が省略されている。
【0337】アクティブコマンドデータ及びアドレス信
号の入力タイミングに関しては図5を参照されたい。
【0338】最初に、時刻t0で入力されたリードコマ
ンドに基づいて開始される一連の読み出し動作を説明す
る。特に制限されないが、図7は、リードコマンドに対
し、CASレイテンシが3、バースト長が1にされてい
る場合を例示している。
【0339】図7において、外部装置からのリードコマ
ンドは、クロック信号CLKの立ち上がり時刻toより
も1/4クロック信号周期に等しいような時間だけ先行
して、端子/CS、端子/RAS、端子/CAS、端子
/WE及び一部のアドレス端子からなる一連の端子に供
給され始める。このリードコマンドは、クロック信号C
LKの立ち上がり時刻to、すなわちデータレベル確定
タイミングに同期してコマンドステート制御回路19に
取り込まれ、デコード回路21によってデコードされ、
半導体装置CHIP内にてリードコマンドとして判定さ
れる。
【0340】デコード回路21によるリードコマンドの
デコードに基づいて、データ線対とローカルIO線対と
を選択的に接続するための所定のY選択線YS及びロー
カルIO線対とメインIO線対MIOとを選択的に接続
するための所定のスイッチLSWが導通状態とされる。
そして、X系のアドレス信号とY系のアドレス信号に基
づいてメモリセルが選択され、その選択メモリセルMC
の保持データの読み出しが行われる。すなわち、選択メモ
リセルに保持されていたデータは、データ線対DL及び
ローカルIO線対を経由してメインIO線対MIOT/
Bに伝送される。メインIO線対MIOT/Bに伝送さ
れた読み出しデータは、メインアンプMA1により増幅
される。メインアンプMA1は、メインアンプイネーブ
ル信号MAEがLレベルからHレベルに変化したことに
同期して増幅動作を開始する。メインアンプMA1によ
り増幅された読み出しデータは、時刻t1とt2との中
間の時刻においてグローバルIO線対に伝送される。グ
ローバルIO線対に伝送された読み出しデータは、RA
E信号がLレベルからHレベルに変化したことに同期し
てメインアンプデータ出力回路56内のメインアンプM
A2によって増幅され、ラッチ回路119(又はDou
t latch1)に伝送され、ラッチ回路119で保
持される。
【0341】出力バッファ57は、リードコマンドが入
力されてからクロック信号CLKの3周期後のタイミン
グt3で読み出しデータ(データDout1)をデータ
端子DQに出力する。なお、出力バッファ57からの読
み出しデータ出力は、図7のタイミング図からも明らか
なように、正確には、クロック信号CLKの3周期後の
立ち上がりタイミングt3からではなく、タイミングt
3よりもほぼ1/4クロック周期だけ早いタイミングか
ら出力され始め、タイミングt3において確定されるこ
とになる。明らかに、データ出力開始タイミングとデー
タ出力確定タイミングとは異なる。しかしながら、この明
細書では、図面の参照によってより正確な内容が理解さ
れ得る場合には、記述の複雑化を避けるために、データ出
力確定を上記のデータ出力との記述のような単純化した
記述にすることとする。次に、時刻t1で入力されたラ
イトコマンドに基づいて処理される一連の書き込み動作
を説明する。
【0342】図7において、時刻t0からクロック信号
CLKの1周期後である時刻t1に、ライトコマンドと
入力データDin1がSDRAMに入力される。デコー
ド回路21によってこのライトコマンドデータがデコー
ドされる。
【0343】内部クロック信号DICLKは、上記時刻
t1のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して立ち
上がる。そして、時刻t0で入力された書き込みデータ
Din1は、内部クロック信号DICLKの立ち上がり
に同期して、グローバルIO線対に伝送される。
【0344】更に、上記時刻t1のクロック信号CLK
の立ち上がりに同期してライトアンプイネーブル信号W
AEが立ち上がりライトバッファWBが活性化される。
これにより、グローバルIO線対の書き込みデータはメ
インIO線対MIOT/Bに伝送される。そして、メイ
ンIO線対MIOに伝送された書き込みデータは、図示
しないタイミングにおいてローカルIO線対LIO及び
データ線対DLを経由して、X系のアドレス信号及びY
系のアドレス信号により選択されたメモリセルMCに書
き込まれる。
【0345】ここで、上述の読み出し動作と書き込み動
作におけるグローバルIO線対のデータに着目する。
【0346】上述の読み出し動作において、メインアン
プMA1によりグローバルIO線対に読み出しデータが
伝送されるタイミングは時刻t1からt2の間にあるの
に対し、上述の書き込み動作において、グローバルIO
線対に書き込みデータが伝送されるタイミングも同様に
時刻t1からt2の間にある。
【0347】つまり、SDR仕様のSDRAMの場合、
上述のRead interrupt Write動作
において、グローバルIO線対がリードコマンドによる
読み出し動作とライトコマンドによる書き込み動作の双
方の動作で同時に利用されるべきタイミングが生ずるこ
ととなる。これに応じて、グローバルIO線対として、
書き込み専用のグローバルIO線対と読み出し専用のグ
ローバルIO線対とを2組用意する必要が生じてくる。
言い換えると、SDR仕様のSDRAMでは、ビット構
成の2倍のグローバルIO線対が必要となってくる。本
実施例のように、SDR仕様のSDRAMのビット構成
を×16構成とする場合には、それに応じて、グローバ
ルIO線対は、16対の書き込み専用のグローバルIO
線対と16対の読み出し専用のグローバルIO線対とか
らなる合計32対が必要となる。
【0348】次に、DDR仕様のSDRAMのRead
interrupt write動作について説明す
る。
【0349】図8は、DDR仕様のSDRAMのRea
d interrupt write動作を示すタイミ
ング図である。
【0350】最初に、時刻t0で入力されたリードコマ
ンドに基づいて実行される一連の読み出し動作を説明す
る。図8のタイミング図では、CASレイテンシが2、
バースト長が2である場合を例示している。
【0351】図8において、時刻toにおけるクロック
信号CLKの立ち上がりに同期してリードコマンドがS
DRAM(半導体装置)に入力される。デコード回路2
1によってこのリードコマンドがデコードされる。前記
SDR仕様の場合と同様に、リードコマンドは、端子/
CS、端子/RAS、端子/CAS、端子/WE及び一
部のアドレス端子に与えられる。
【0352】リードコマンドに基づいて、データ線対と
ローカルIO線対とを選択的に接続するための所定のY
選択線YS及びローカルIO線対とメインIO線対MI
Oとを選択的に接続するための所定のスイッチLSWが
導通状態とされる。そして、X系のアドレス信号とY系
のアドレス信号により選択されたメモリセルMCに保持
されたデータは、データ線対DL及びローカルIO線対
を経由してメインIO線対MIOT/Bに伝送される。
メインIO線対MIOT/Bに伝送された読み出しデー
タは、メインアンプMA1により増幅される。メインア
ンプMA1は、メインアンプイネーブル信号MAEがL
レベルからHレベルに変化したことに応答して増幅動作
を開始する。メインアンプMA1により増幅された読み
出しデータは、時刻t1と時刻t2との中間の時刻にグ
ローバルIO線対に伝送される。グローバルIO線対に
伝送された読み出しデータは、RAE信号がLレベルか
らHレベルに変化したことに同期してメインアンプデー
タ出力回路56内のメインアンプMA2により増幅され
ラッチ回路120及び121(又はDoutlatch
2及びDoutlatch3)に伝送され、ラッチ回路
120及び121で保持される。
【0353】出力バッファ57は、リードコマンドが入
力されてからクロック信号CLKの3周期後のタイミン
グt3において、読み出しデータ(Doutodd)を
データ端子DQに出力する。そして、出力バッファ57
は、時刻t3からクロック信号CLKの半周期後の時刻
t3’のタイミングで次の読み出しデータ(Doute
ven)をデータ端子DQに出力する。
【0354】次に、時刻t1で入力されたライトコマン
ドデータに基づいて処理される一連の書き込み動作を説
明する。
【0355】図8において、時刻t0からクロック信号
CLKの1周期後である時刻t1に、ライトコマンドデ
ータがSDRAMに入力される。デコード回路21によ
ってこのライトコマンドデータがデコードされる。
【0356】データストローブ信号DQSは、時刻t2
までのクロック信号CLKの3/4周期の間、Lレベル
に維持され、そして、時刻t2でLレベルからHレベル
に変化される。
【0357】時刻t2において入力された書き込みデー
タDin1は、クロック信号DQSCLKがLレベルか
らHレベルに変化するタイミングでラッチ回路135に
取り込まれ保持される。
【0358】時刻t2’において入力された書き込みデ
ータDin2は、クロック信号DQSCLKがHレベル
からLレベルに変化するタイミングでラッチ回路134
に取り込まれ保持されるとともに、ラッチ回路135に
保持されていた書き込みデータDin1はラッチ回路1
36に転送される。
【0359】内部クロック信号DICLKは、上記時刻
t3のクロック信号CLKの立ち上がりに同期して立ち
上がる。そして、ラッチ回路136に保持されている書
き込みデータDin1及びラッチ回路134に保持され
ている書き込みデータDin2は、内部クロック信号D
ICLKの立ち上がりに同期して、グローバルIO線対
に伝送される。
【0360】更に、上記時刻t3のクロック信号CLK
の立ち上がりに同期してライトアンプイネーブル信号W
AEが立ち上がりライトバッファWBが活性化される。
これにより、グローバルIO線対に伝送された書き込み
データDin1及びDin2はメインIO線対MIOT
/Bに伝送される。そして、メインIO線対MIOに伝
送された書き込みデータは、図示しないタイミングにお
いてローカルIO線対LIO及びデータ線対DLを経由
して、X系のアドレス信号及びY系のアドレス信号によ
り選択されたメモリセルMCに書き込まれる。
【0361】ここで、上述の読み出し動作と書き込み動
作時のグローバルIO線対のデータに着目する。
【0362】上述の読み出し動作において、メインアン
プMA1によりグローバルIO線対に読み出しデータが
伝送されるタイミングは、時刻t1からt2までの間に
ある。これに対し、書き込み動作において、グローバル
IO線対に書き込みデータが伝送されるタイミングは、
時刻t3からt4までの間にある。
【0363】すなわち、DDR仕様のSDRAMにおい
ては、Read interrupt Write動作
において、グローバルIO線対がリードコマンドによる
読み出し動作とライトコマンドによる書き込み動作の双
方の動作で同時に利用されるようなタイミングは生じな
い。
【0364】なお、DDRの仕様の基では、Read
interrupt Write動作以外の各種動作に
おいても、グローバルIO線対が、リードコマンドによ
る読み出し動作とライトコマンドによる書き込み動作の
双方の動作で同時に利用されるような状態は、回避可能
とされる。
【0365】これに応じて、DDR仕様のSDRAMに
おいては、一つのグローバルIO線対を、書き込みと読
み出しで共用することが可能となる。
【0366】ここで、DDR仕様のSDRAMにおいて
は、データの入出力のために、パラレルシリアル変換回
路122及びシリアルパラレル変換回路53のようなビ
ット幅変換回路によって、2:1或いは1:2のビット
幅の変換を行う構成をとる方が望ましい。その様なビッ
ト幅変換を行う場合は、それに応じて半導体装置内部で
同時的に処理すべきビット数ないしは信号線数が増大す
るものの、以下の様な利益を享受できるからである。すな
わち、外部クロック信号CLKの立ち上がりタイミング
と立ち下がりタイミングとの両タイミングでの外部装置
との間のデータ入出力にかかわらずに、上記の様なビッ
ト幅の変換によって、半導体装置内の主要な内部回路の
動作を外部クロック信号CLKの周期に対応するような
比較的低速動作とすることが可能となる。これによって、
高速動作の半導体装置を得ることが容易になることとな
る。
【0367】以上のことから次のことが理解される。す
なわち、SDR仕様とDDR仕様とでは、上記のように
グローバルIO線の用い方が異なるものの、どの仕様の
SDRAMであっても、同じビット構成であるなら、グ
ローバルIO線対の望ましい数はともにそのビット構成
の2倍とされた方が良い。
【0368】そこで本実施例においては、上述の特徴に
基づき、グローバルIO線対をビット構成の2倍の数だ
けあらかじめ用意しておき、モード信号MODEに応じ
てグローバルIO線対の用いかたを変更するものとす
る。
【0369】すなわち、本実子例においては、グローバ
ルIO線対とメインアンプMA1との間及びグローバル
IO線対とライトバッファWBとの間にモード信号MO
DEにより制御される選択回路SELを設けるととも
に、データ入力回路52及びデータ出力回路はモード信
号MODEにより制御されるようにする。
【0370】SDR仕様のSDRAMを構成すべき場合
には、メインアンプMA1から出力される読み出しデー
タは、全グローバルIO線対のうちの半分の読み出し専
用グローバルIO線対を経由してデータ出力回路から出
力されるように選択回路SEL及びデータ出力回路を制
御するとともに、データ入力回路に入力された書き込み
データが全グローバルIO線対のうちの残りの半分の書
き込み専用のグローバルIO線対を経由してライトバッ
ファWBに伝送されるように選択回路SEL及びデータ
入力回路を制御する。
【0371】DDR仕様のSDRAMを構成すべき場合
には、メインアンプMA1から出力される読み出しデー
タは、全グローバルIO線対を経由してデータ出力回路
から2回に分けて出力されるように選択回路SEL及び
データ出力回路を制御するとともに、2回に分けてデー
タ入力回路に入力された書き込みデータが全グローバル
IO線対を経由してライトバッファWBに伝送されるよ
うに選択回路SEL及びデータ入力回路を制御する。
【0372】実施例によらずに、SDR仕様のSDRA
MとDDR仕様のSDRAMとを共通チップによって構
成するために、例えば半導体チップ上にSDR仕様のS
DRAMに向けた専用のグローバルIO線対とDDR仕
様のSDRAMに向けた専用のグローバルIO線対とを
それぞれ設け、それらを仕様に応じて切り替え使用する
構成を考慮しても良いが、その場合には半導体チップに、
数多くの布線のための比較的大きい面積が必要になる。
【0373】これに対して、実施例による場合には、比較
的少ない数のグローバルIO線対を有効活用できること
となり、布線のために要する面積を比較的小さいものと
することが可能となる。
【0374】図9は、モード信号発生回路68−1の詳
細回路及びモード信号発生回路68−1とリードとの関
係を示す図である。
【0375】モード信号発生回路68−1は、抵抗R
1、Nチャネル型MISトランジスタN7、Pチャネル
型MISトランジスタ P9、P10、インバータ回路
INV5、INV6とからなる。
【0376】半導体装置CHIP上には、モード信号発
生回路68ー1の入力端に電気接続され、かつそれにボ
ンデイングワイヤの様な導体がボンデイング可能なボン
デイングパッドOPTが設けられている。ボンデイング
パッドOPTは、実質的に半導体装置の機能を選択せし
めるためのオプションパッドOPTを構成する。
【0377】ボンデイングパッドOPTとノード201
との間に接続されている抵抗R1と、ダイオード接続さ
れた状態、すなわちそのドレインとゲートが共通接続さ
れた状態をもってノード201と回路の接地電位と端子
201との間に設けられたNチャネル型MISトランジ
スタN7とは、入力保護回路を構成し、パッドOPTに
不所望に加わってしまう静電気の様なサージ電圧に対し
てインバータ回路INV5等を保護する。なお、半導体集
積回路の構造の上から、例えば抵抗R1は、比較的大き
い抵抗を持つウエル領域から構成される。
【0378】PチャネルMISトランジスタP9は、リ
セット信号RSTを受けるゲートと外部電源電圧Vcc
とノード201との間に接続されたソース−ドレイン経
路を有し、前述したようなプリセットバイアス回路を構
成している。すなわち、上記ゲートに加えられるリセット
信号RSTは、半導体装置への電源投入時に一時的に接
地電位の様なロウレベルとされその後電源電圧Vccレ
ベルの様なハイレベルとされるパルス信号とされる。そ
れに応じて、PチャネルMISトランジスタP9は、電
源が投入時の所定期間だけ、ノード201にプリセット
バイアス電位を与えるように導通状態にされることにな
る。
【0379】上記ボンデイングパッドOPTがフローテ
ィングである場合には、ノード201は、電源投入時の
PチャネルMISトランジスタP9の導通によって、電
源電圧Vccに等しいようなハイレベルにされることに
なる。ボンデイングパッドOPTがボンデイングワイヤ
を介してPチャネルMISトランジスタ接地電位に接続
されている場合には、ノード201は、MISトランジ
スタP9の導通にかかわらずにロウレベルのままとされ
る。
【0380】PチャネルMISトランジスタP10とイ
ンバータ回路INV5はラッチ回路を構成し、ノード2
01のレベルを取り込み、保持し、ノード201の反転
レベルをその出力端子202に出力する。インバータ回
路INV6は、インバータ回路INV5の出力に応じて
モード信号MODEを出力する。
【0381】半導体装置が前述のようなLOC構成の樹
脂封止型半導体装置に適合するように半導体チップの長
手方向の中央部に配列される複数の外部端子からなる端
子列を持つ場合、上記ボンデイングパッドOPTは、望
ましくは、かかる端子列に含まれるように配列される。
その場合、ボンデイングパッドOPTに必要に応じて接
地電位を与えるための電位点として、LOC構成の複数
の外部リードのうち、半導体チップに接地電位を与える
ように設定される外部リードGNDPINを設定するこ
とができる。すなわち、半導体チップをSDR仕様のS
DRAMとする際には、ボンデイングパッドOPTは接
地電位が与えられるリードGNDPINに金線ワイヤ等
の接続部材を介して電気的に接続される。半導体装置を
DDR仕様とする際には、ボンデイングパッドOPTは
どの端子にも接続されない。この種のボンデイングワイ
ヤによる機能選択は、外部リードの特別な変更無しに、
ワイヤ接続の若干の変更によって容易に実現できる、と
いう良さがある。
【0382】ここで、SDR仕様のSDRAMは、一定周
期の外部クロック信号だけでなく、比較的短い時間間隔
をもってその周期が変更されるところの非一定周期のク
ロック信号を許容できることが必要とされる場合があ
る。すなわち、クロック信号により動作される電子装置
から発生されるノイズが、前述のように、クロック信号
を非一定周期ないしは比較的早い周期変化の信号とする
ことによって低減されるからである。そこで、次に、こ
の実施例によらずに、SDR仕様のSDRAMにクロッ
ク再生回路を用いたとした場合、実施例の半導体装置が
外部クロック信号のかかる比較的早い周期変化に対応で
きないときが有ることを、図10のタイミング図の利用
の基で説明する。
【0383】特に制限されないが、図10は、バースト
長が2の場合のリード動作のタイミング図となってい
る。
【0384】図10で示されたクロック信号DCLK
(或いは内部再生クロック)は、半導体装置の外部から
入力される外部クロック信号CLKに同期したクロック
信号を受ける前述のようなクロック再生回路によって形
成されたものとして表示されている。
【0385】前述のクロック再生回路は、PLL回路を
利用するものとされている。クロック再生回路3として
は、また前述のとおり、DDL回路、SMD回路等も利
用可能であるとしている。この種のクロック再生回路3
は、外部クロック信号CLKがほぼ一定周期のものであ
る場合には、前述のとおり、内部回路の信号伝播遅延時間
を補償した望ましいタイミングの内部クロック信号DC
LKを形成する。しかし、PLL回路、DLL回路、SM
D回路のような実質的な可変遅延と位相判別の基で外部
信号に同期した信号を形成する回路にあっては、同期す
べき外部クロック信号CLKに比較的早い周期変化が与
えられる場合にはその周期変化に十分に追従することが
難しいという考慮すべき特徴を持つ。
【0386】すなわち、PLL回路あっては、その内部
における前述したような位相比較回路の出力を受けるチ
ャージポンプ回路は、電圧制御発振回路を比較的安定に
動作させるために、比較的大きい時定数を持つようにさ
れる。かかる大きな時定数に応じて、チャージポンプ回
路は、外部クロック信号の数10周期にわたるような周
期変化には十分に応答し得ても、それよりも短い期間内
の外部クロック信号の周期変化に対しては十分な応答を
しない。すなわち、内部クロック信号を形成する電圧制
御発振回路は、早い周期変化の外部クロック信号には応
答できない。DLL回路もまた、PLL回路と類似構
成、すなわち位相比較回路、チャージポンプ回路、電圧
制御構成の可変遅延回路のような構成を持つので、外部
クロック信号の早い周期変化には応答できない。SMD
回路の場合には、外部クロック信号CLKの位相を内部
クロック信号の位相に反映させる上で、外部クロック信
号CLKの2周期分のような期間に渡る複数の遅延信号
を形成し、かつ信号位相比較を行う構成を必要とする。
これに応じて、SMDの場合でも外部クロック信号の早
い周期変化には応答できない。まとめると、入力のクロ
ック信号が比較的早い周期変化をする場合には、PLL
回路、DLL回路、SMD回路のような実質的な信号位相
判定機能と信号位相変更機能とを併せ持つ比較的単純な
信号再生回路技術のみでは、その入力クロック信号の周
期変化に正確に追従する内部クロック信号を形成するこ
とは比較的困難ということになる。なお、以下において
は、上記のような実質的な信号位相判定機能と信号位相
変更機能とに従って形成される内部クロック信号を、特
に、内部再生クロック信号と記載し、単なるバッファ回
路を介して得られる内部クロック信号と区別化した記載
にすることもある。
【0387】図10に図示された外部クロック信号CL
Kは、時刻t0からt1までの第1クロック周期と時刻
t1からt2までの第2クロック周期においてそれぞれ
第1周期tckを持つようにされ、時刻t2からt3ま
での第3クロック周期において上記第1周期よりもαだ
け長い第2周期tck+αを持つようにされている。
【0388】クロック再生回路3は、かかる周期変化の
外部クロック信号CLKに応じて内部再生クロック信号
DCLKを形成する。この場合、内部再生クロック信号
DCLKが、どのような周期を持つようにされるかは、
クロック再生回路3に供給された外部クロック信号CL
Kがどの様に周期変化されてきたかと、その内部回路構
成とによって決まるものである。けれども、図109の
タイミング図では、説明を簡単にするために、内部再生
クロック信号DCLKは上記第1周期tckに適合する
変化をするものとして表現されている。
【0389】時刻t0で外部クロック信号CLKの立ち
上がりに同期して/RAS、/CAS、/CS、/WE
及び一部のアドレス端子からリードコマンドデータが入
力される。このリードコマンドデータは図2に示され、
かつ前述したようなデコード回路21によってデコード
され、各種制御信号が形成される。
【0390】図10に示された内部再生クロック信号D
CLKは、外部クロック信号CLKのLレベルからHレ
ベルへの立ち上りタイミングt1、t2、t3に同期して
LレベルからHレベルに立ち上るタイミングt1’、t
2’、t3’をもつ。ただし内部再生クロック信号DC
LKの各立ち上がりタイミングt1’、t2’、t3’
は、外部クロック信号CLKの立ち上がりタイミングt
1、t2、t3に対して、クロック再生回路3における
前述したような信号位相補償動作に応じた時間ずつそれ
ぞれ先行される。
【0391】図10のタイミング図の場合、CASレイ
テンシが2とされていることに応じて、バースト読み出
し動作での先頭データDQは、時刻t0でリードコマン
ドが入力されてからクロック信号CLKの2周期後の時
刻t2で出力確定されるようにされる。さらに言うな
ら、時刻t2におけるクロック信号CLKの立ち上がり
において、連続して読み出すべき2ビットのデータのう
ちの先頭データ(data1)が出力確定されるように
される。
【0392】半導体装置の内部では、上記先頭データD
Qは、内部再生クロック信号DCLKによって決められ
る時刻t2’に同期して出力される。この場合、時刻t
2’は、時刻t2における外部クロック信号CLKの立
ち上りに対してセットアップ時間とホールド時間toh
をもってデータDQを出力せしめる時刻とされる。かか
る時間tohは、メモリコントローラ(メモリ制御回路
又はコントロールチップ)或いはCPU(Centra
l Processing Unit)のような、クロ
ック信号CLKに同期してデータを読み込むところの外
部装置との関係で規定されるべき時間である。
【0393】クロック再生回路3が前記第1周期tck
に適合する内部再生クロック信号DCLKを形成してい
る場合には、それに応じて、時刻t2では、ホールド時間
tohが十分に確保されていることになる。その場合に
は、SDRAM外部におけるメモリ制御回路或いはCP
Uのような外部装置は、SDRAMのデータ端子DQに
出力されたデータdata1を誤りなく読み取る事が可
能とされる。
【0394】次に時刻t2で外部クロック信号CLKが
立ち上がってから第2周期tck+αが経過した時刻t
3において、で再び外部クロック信号CLKが立ち上が
る。内部再生クロック信号DCLKは、時刻t3のクロ
ック信号CLKの立ち上がりに先立った時刻t3’で立
ち上がる。データDQ出力は、時刻t3’に立ち上がっ
た内部再生クロックに同期して2番目のデータdata
2となる。
【0395】この場合、データDQとして第1データd
ata1が出力される期間と、第2データdata2が
出力されている時間は、内部再生クロック信号DCLK
によって決められたところの実質的に一定の期間となで
ある。そのために、時刻3におけるデータdata2
の、外部クロック信号CLKとの関係によって決まると
ころのホールド時間は、時刻2におけるデータdata
2のホールド時間よりもα時間だけ短くなることにな
る。このようなホールド時間が短くなった場合は、SD
RAMの外部装置は、SDRAMから出力されたデータ
を正確に読み取る事が難しくなってしまうことになる。
【0396】実施例の半導体装置は、SDR仕様のSD
RAMとDDR仕様のSDRAMとの仕様選択ないしは
仕様切り替えにおいて、クロック再生回路のより望まし
い切り替え制御を提供している。すなわち、実施例にお
いては、半導体装置がSDR仕様のSDRAMを構成す
べきときには、クロック再生回路3を用いず、クロック
発生回路4から出力されるクロック信号7がクロック信
号DCLKとして用いられるようにされる。
【0397】この場合、クロック発生回路4は、外部ク
ロック信号CLKが供給されてから、それに対応する内
部クロック信号7を形成するまでに、不可避的にほぼ一
定時間の信号遅延を生ずることとなる。加えて、入力回
路による単なるバッファリングによって外部クロック信
号から内部クロック信号を形成するのみでは、言い換え
ると受動的にクロック信号を形成するのみでは、前述の
ような内部回路の信号伝播遅延特性を補償し得る内部ク
ロック信号を形成することはできない。そこで、かかる
ような信号遅延等は、SDRAMについて本来望まれて
きた高速動作特性を得る上で、障害になると考えられる
かも知れない。しかしながら、種々検討の結果では、近
年のように進歩した半導体集積回路技術のもとでは、所
望の動作特性が得られることが理解される。
【0398】次に、半導体装置がDDR仕様のSDRA
Mを構成すべきときには、クロック再生回路3から出力
されるクロック信号6がクロック信号DCLKとして用
いられるようにされる。
【0399】この場合、クロック再生回路3によって、
比較的正確であり、また前述のような信号伝播遅延特性
を補償し得る内部クロック信号を形成することが可能で
あるので、SDRAMは、十分な高速動作が可能とな
る。
【0400】図11は、Y系のプリデコード回路Y−P
re−DECからY系のデコーダ回路YDECに与えら
れるデコード信号の伝送経路の説明図である。
【0401】図11には、図2及び図3のの全体回路ブ
ロック図の一部の回路、すなわちメモリバンクBank
0を構成する4つのメモリアレイMAY1〜MAY4、
4つのメモリアレイにそれぞれ対応する4つのY系のデ
コード回路YDEC、Y系のプリデコード回路Y−Pr
e−Dec、及び4つのドライバ回路307〜310が
記載されている。
【0402】Y系のプリデコード回路Y−Pre−De
cは、特に制限されないが、9ビットのY系のアドレス
信号AY0〜AY7を受け、以下の様な部分デコード技
術によって、24ビットのデコード信号Y0〜Y23を
形成する。
【0403】すなわち、第1プリデコード信号である8
ビットのデコード信号Y0〜Y7は、3ビットのY系の
アドレス信号AY0〜AY2をデコードすることによっ
て形成される。かかる3ビットのY系のアドレス信号A
Y0〜AY2は、バーストカウンタによりカウント動作
されるアドレス信号である。第2プリデコード信号であ
る8ビットのデコード信号Y8〜Y15は、3ビットの
Y系のアドレス信号AY3〜AY5に基づいて形成され
る。同様に第3プリデコード信号である8ビットのデコ
ード信号Y16〜Y23は、3ビットのY系のアドレス
信号AY6〜AY8に基づいて形成される。
【0404】デコード信号Y0〜Y3は、信号線302
を経由してドライバ308及び310に伝送される。ド
ライバ回路308及び310は、デコード信号Y0〜Y
3をそれぞれ増幅し、それぞれ信号線303及び306
に伝送する。
【0405】ドライバ回路308及び310は、デコー
ド信号Y0〜Y3をメモリアレイMAY2及びMAY4
に対応したY系のデコード回路YDECに時間差なく且
つ高速に伝送するために設けられている。
【0406】デコード信号Y4〜Y7は、信号線301
を経由してドライバ307及び309に伝送される。ド
ライバ回路307及び309は、デコード信号Y4〜Y
7をそれぞれ増幅し、それぞれ信号線304及び305
に伝送する。
【0407】ドライバ回路307及び309は、デコー
ド信号Y4〜Y7をメモリアレイMAY1及びMAY3
に対応したY系のデコード回路YDECに時間差なく且
つ高速に伝送するために設けられている。
【0408】デコード信号Y8〜Y15は、信号線31
1に伝送され、デコード信号Y16〜Y23は、信号線
312に伝送される。
【0409】信号線303〜306が、各メモリアレイ
MAY1〜MAY4に対応して設けられるのに対し、信
号線311及び312は、メモリアレイMAY1〜MA
Y4に対して共通に設けられている。このようにプリデ
コード信号を伝送する信号線を配置することにより下記
の効果が得られる。
【0410】すなわち、Y系の3ビットのアドレス信号
AY0〜AY2は、上述のように、バーストカウンタに
よりカウント動作されるアドレス信号とされる。これに
応じて、バースト長が2以上のバースト動作の場合に
は、Y系の6ビットのアドレス信号AY3〜AY8は変
化されず、Y系の3ビットのアドレスAY0〜AY2の
みが変化される。このように、バースト長が2以上であ
り連続読み出し或いは連続書き込み行う場合には、Y系
の3ビットのアドレスAY0〜AY2に基づいてデコー
ド信号Y0〜Y7を高速に形成すること、及びそのデコ
ード信号Y0〜Y7を高速にY系のデコーダ回路YDE
Cに伝送することが重要となる。
【0411】そこで、本発明においては、Y系のプリデ
コード回路Y−Pre−DecからY系のデコーダ回路
YDECへの信号伝送の高速化を図るため、Y系のプリ
デコード回路Y−Pre−DecからY系のデコーダ回
路YDECへの信号伝送にドライバ回路を経由するとと
もに、Y系のプリデコード回路に接続される信号線30
3〜306を短くして信号線303〜306に接続され
る素子数を減らしている。
【0412】図12は、Y系のデコーダ回路の詳細回路
図である。
【0413】本図においては、Y系のデコーダ回路の構
成を中心に説明する。図10において説明した部分につ
いての説明は省略する。
【0414】メモリアレイMAY1〜MAY4に対応す
る4つのY系のデコード回路YDECが記載されてい
る。各メモリアレイMAY1〜MAY4に対応するY系
のデコード回路の各々は、デコード信号Y0〜Y23を
受ける入力とY選択線YS0〜YS512に接続された
出力とを有する。各メモリマットMAY1〜MAY4
は、それぞれ2つのメモリマットを有する。Y選択線Y
S0〜YS255は、奇数番のメモリマットMATに対
応し、Y選択線YS256〜YS511は偶数番のメモ
リマットMATに対応する。例えば、メモリアレイMA
Yに含まれるメモリマットMAT1には、Y選択線YS
0〜YS255が対応し、メモリマットMAT2には、
Y選択線YS256〜YS511が対応している。
【0415】まず、メモリアレイMAY1に対応するY
系のデコード回路YDECを構成する素子の接続関係を
説明する。
【0416】メモリアレイMAY1に対応するY系のデ
コード回路YDECは、ナンド論理回路NAND3、イ
ンバータ回路INV7〜INV13、Nチャネル型MI
Sトランジスタ N8〜N11、Pチャネル型MISト
ランジスタP11〜P14が含まれている。上述の素子
は、Y選択線YS0〜YS3に対応して設けられるもの
であり、この他に図示していないY選択線YS4〜YS
511に対応して同様の素子が設けられている。また、
Y選択線YS5〜YS63に対応する素子についての説
明は省略する。
【0417】ナンド論理回路NAND3は、デコード信
号Y8及びY16を受ける入力とインバータ回路INV
13の入力に接続された出力とを有する。
【0418】Pチャンネル型MISトランジスタP11
及びNチャネル型MISトランジスタN8はインバータ
回路を構成する。このインバータ回路はデコード信号Y
7を受ける入力とインバータ回路INV13−2の入力
に接続された出力とを有する。PチャネルMISトラン
ジスタP11のソースはインバータ回路13の出力に接
続される。インバータ回路INV14は、インバータ回
路INV13−1の出力を受ける入力とY選択信号YS
3に接続された出力とを有する。これにより、Y選択線
YS3は、デコード信号Y8、Y16がHレベルであ
り、Y7がLレベルである時に、Hレベル(選択レベ
ル)とされる。
【0419】Pチャンネル型MISトランジスタP12
及びNチャネル型MISトランジスタN9はインバータ
回路を構成する。このインバータ回路はデコード信号Y
6を受ける入力とインバータ回路INV11の入力に接
続された出力とを有する。PチャネルMISトランジス
タP12のソースはインバータ回路13−1の出力に接
続される。インバータ回路INV12は、インバータ回
路INV11の出力を受ける入力とY選択信号YS2に
接続された出力とを有する。これにより、Y選択線YS
2は、デコード信号Y8、Y16がHレベルであり、Y
6がLレベルである時に、Hレベル(選択レベル)とさ
れる。
【0420】Pチャンネル型MISトランジスタP13
及びNチャネル型MISトランジスタN10はインバー
タ回路を構成する。このインバータ回路はデコード信号
Y5を受ける入力とインバータ回路INV9の入力に接
続された出力とを有する。PチャネルMISトランジス
タP13のソースはインバータ回路13−1の出力に接
続される。インバータ回路INV10は、インバータ回
路INV9の出力を受ける入力とY選択信号YS1に接
続された出力とを有する。これにより、Y選択線YS1
は、デコード信号Y8、Y16がHレベルであり、Y5
がLレベルである時に、Hレベル(選択レベル)とされ
る。
【0421】Pチャンネル型MISトランジスタP14
及びNチャネル型MISトランジスタN11はインバー
タ回路を構成する。このインバータ回路はデコード信号
Y4を受ける入力とインバータ回路INV7の入力に接
続された出力とを有する。PチャネルMISトランジス
タP14のソースはインバータ回路13−1の出力に接
続される。インバータ回路INV8は、インバータ回路
INV7の出力を受ける入力とY選択信号YS0に接続
された出力とを有する。これにより、Y選択線YS0
は、デコード信号Y8、Y16がHレベルであり、Y4
がLレベルである時に、Hレベル(選択レベル)とされ
る。
【0422】上述のように、各メモリアレイの256本
のY選択線YS0〜YS255のそれぞれは、4つのデ
コード信号Y4〜Y7(又はY0〜Y3)のうちの1つ
のデコード信号と、8つのデコード信号Y8〜Y15の
うちの1つのデコード信号と、8つのデコード信号Y1
6〜Y23のうちの1つのデコード信号の合計3つのデ
コード信号に基づいて形成される。そして、デコード信
号Y256〜Y511は、それぞれデコード信号YS0
〜YS255と同じレベルの信号とされる。したがっ
て、Y選択線YSn及びY選択線YSn+256(nは
0〜255までの整数である)はともににHレベル(選
択レベル)とされる。例えば、デコード信号Y8、Y1
6がHレベルであり、Y4がLレベルである時に、Y選
択線YS0及びY選択線YS256はともにHレベル
(選択レベル)とされる。Hレベル(選択レベル)とさ
れる。
【0423】ドライバ回路307は、デコード信号Y4
〜Y7を出力する4つのドライバにより構成され、メモ
リアレイMAY1に対応して設けられる。ドライバ回路
309は、デコード信号Y4〜Y7を出力する4つのド
ライバにより構成され、メモリアレイMAY3に対応し
て設けられる。ドライバ回路308は、デコード信号Y
0〜Y3を出力する4つのドライバにより構成され、メ
モリアレイMAY2に対応して設けられる。ドライバ回
路310は、デコード信号Y0〜Y3を出力する4つの
ドライバにより構成され、メモリアレイMAY4に対応
して設けられる。
【0424】次に、Y系のデコード回路YDECの動作
について、16ビット同時に入力或いは出力するところ
の×16ビット構成品のSDR仕様のSDRAMとDD
R仕様のSDRAMのそれぞれについて説明する。
【0425】まず、SDR仕様のSDRAMにおけるY
系のデコード回路YDECの動作を説明する。
【0426】Y系のプリデコード回路Y−Pre−De
cは、3ビットのY系のアドレス信号AY0〜AY2を
受け、デコード信号Y0〜Y7のうちの1つをLレベル
(選択レベル)とし、残りの7つをHレベルとする。同
様に、Y系のプリデコード回路Y−Pre−Decは、
3ビットのY系のアドレス信号AY3〜AY5を受け、
デコード信号Y8〜Y15のうちの1つをHレベル(選
択レベル)とし、残りの7つをLレベルとする。さら
に、Y系のプリデコード回路Y−Pre−Decは、3
ビットのY系のアドレス信号AY6〜AY8を受け、デ
コード信号Y16〜Y23のうちの1つをHレベル(選
択レベル)とし、残りの7つをLレベルとする。
【0427】これにより、メモリバンクBank0のう
ちの4つのメモリアレイのうちの2つのメモリアレイか
らそれぞれ2本づつ合計4本のY選択線がともに選択さ
れる。
【0428】1つのY選択線は、4つのYスイッチYS
Wを制御する。これにより、4対のデータ線対が1つY
選択線によりともに選択される。
【0429】従って×16ビット構成品のSDR仕様の
SDRAMにおいては、選択された一つのメモリバンク
のうちの4本のY選択線がともに選択され、合計16対
のデータ線対が4本のY選択線によりともに選択され
る。
【0430】DDR仕様のSDRAMにおけるY系のデ
コード回路YDECの動作を説明する。
【0431】Y系のプリデコード回路Y−Pre−De
cは、3ビットのY系のアドレス信号AY0〜AY2を
受け、デコード信号Y0〜Y7のうちの1つをLレベル
(選択レベル)とする点はSDR仕様のSDRAMと同
じである。
【0432】SDR仕様のSDRAMとの相違点は、Y
系のアドレス信号AY0〜2はそれぞれY系のアドレス
AY3〜AY5と同一のレベルの信号である。
【0433】これにより、メモリバンクBank0のう
ちの4つのメモリアレイのうちの全てのメモリアレイか
らそれぞれ2本づつ合計8本のY選択線がともに選択さ
れる。
【0434】1つのY選択線は、4つのYスイッチYS
Wを制御する。これにより、4対のデータ線対が1つY
選択線によりともに選択される。
【0435】従って×16ビット構成品のDDR仕様の
SDRAMにおいては、選択された一つのメモリバンク
のうちの4本のY選択線がともに選択され、合計32対
のデータ線対DLが8本のY選択線によりともに選択さ
れる。例えば、読み出し動作においては、この32対の
データ線対DLに読み出されたデータは、クロック信号
のLレベルからHレベルへの変化タイミングと、クロッ
ク信号のHレベルからLレベルへの変化タイミングに同
期してSDRAMの外部に出力される。
【0436】最大のバースト長は、特に制限されない
が、8とされる。この際、Y系のアドレス信号AY1及
びAY2の2ビットのアドレス信号がバイナリカウンタ
BCにより1つづつカウントアップされ、合計4組のY
系のアドレス信号が形成される。このとき、他のY系の
アドレス信号AY3〜Y8は変化されない。1回のアク
セスにより読み出されたデータは2回に分けてSDRA
Mの外部に読み出される。これにより、8回連続して読
み出しデータがSDRAMの外部に読み出される。この
際、バイナリカウンタによりカウントアップされたY系
のアドレス信号は、Y系のプリデコード回路Y−Pre
−Decによりデコード処理され、アドレス信号Y4〜
Y7としてY系のプリデコード回路Y−Pre−Dec
から出力される。したがって、データがバースト長に対
応する回数だけ連続して読み出されている期間(バース
ト期間)において、アドレス信号Y4〜Y7は3回変化
するのに対し、アドレス信号Y8〜Y23は、一度も変
化しない。したがって、バースト期間においてデータを
高速に読み出すためには、各メモリアレイに対応するY
系のデコード回路YDECに対してアドレス信号Y4〜
Y7を高速に伝送する事が重要である。
【0437】本発明においては、アドレス信号Y0〜Y
3及びアドレス信号Y4〜Y7の信号線をメモリマット
毎に分けるようにした。また、バースト期間に変化する
Y系のアドレス信号を伝送する配線を各メモリアレイ毎
に分割し、それぞれ個別のドライバにより駆動する。こ
れにより、各メモリアレイに分けられたY系のアドレス
信号の信号線に結合される素子の入力容量が低減すされ
る。これによりバースト期間においてデータを高速に読
み出すことが可能とされる。
【0438】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0439】上記の例では、互いに独立のクロック再生
回路3とクロック発生回路4とを持つものとされてい
る。しかしながら、例えば、それぞれの出力段のような
互いに類似機能ないしは類似構成にされるような回路は
共通化されても良い。
【0440】クロック発生回路4は、必ずしも、比較的
単純なバッファ回路のような受動的な回路のみを意味す
るものではない。半導体装置の消費電力の増大や回路素
子数の増大が許容されるなら、クロック発生回路4は、
いわゆる同期信号形成回路と見做されるようなより複雑
な構成とされ、それによって周期変化の外部クロック信
号に応答するとともに、内部回路の信号伝播遅延時間特
性も補償し得るクロック信号を形成されるようにされて
良い。
【0441】例えば、クロック発生回路4は、クロック
再生回路3と同様に、位相比較回路とチャージポンプ回
路と電圧制御発振回路と、レプリカ回路としての遅延回
路と、動作制御回路から構成されて良い。外部クロック
信号が前述の様な第1周期と第2周期とに変化される比
較的単純な周期変化パターンを持つ場合、クロック発生
回路4における電圧制御発振回路は、例えば、外部クロ
ック信号の比較的早い周期変化に対応した周期変化の発
振を可能とするように、それを構成するリング発振回路
のような回路における一部の回路が基準伝達特性の第1
ゲート回路と、基準伝達特性と異なる伝達特性第2ゲー
ト回路とに置き換えられる。第1ゲート回路による信号
伝達経路が有効とされるか、第2ゲート回路による信号
伝達経路が有効とされるかは、動作制御回路によって決
められるようにされる。動作制御回路は、例えば、第1
ゲート回路による信号伝達経路が有効にされている期間
内において、電圧制御発振回路の出力と外部クロック信
号との位相差を検出するような構成のクロック周期検出
回路と、かかるクロック周期検出回路の出力と予め保持
するいくつかの基準パターンとの比較に基づいて外部ク
ロック信号の周期変化パターンを検出するパターン検出
回路と、上記パターン検出回路の出力によって信号出力
順序が規定されかつ上記電圧制御発振回路の出力によっ
てその順次動作が制御されるような構成によって上記第
1、第2ゲート回路を切り替え制御する順序回路とから
構成することができる。
【0442】より高い精度の内部クロック信号の形成
は、上記第2ゲート回路を遅延時間制御端子を持つ構成
とするとともに、その第2ゲート回路の遅延時間を制御
することによって可能となる。この場合、電圧制御発振回
路全体の周波数制御と、上記第2ゲート回路の遅延時間
制御は、それぞれ適切にされることが望まれる。上記電圧
制御発振回路は、望ましくは、上記第1ゲート回路によ
る信号伝達経路が有効とされる期間内にもたらされる位
相比較とそれに対するチャージポンプによって制御され
る。上記第2ゲート回路の遅延時間制御は、期間制限の
ない位相比較とそれに対するチャージポンプによって制
御されてもよい。
【0443】この種の複雑化が許容されたときのクロッ
ク発生回路4は、クロック再生回路3と、明らかに同じ要
素回路を持つようになる。従って、その場合のクロック
発生回路4は、クロック再生回路3の同じ要素回路を共
用するように、クロック再生回路と一体に構成されても
良い。この場合、クロック発生回路4と、クロック再生回
路3とは機能上は明確に区別化されるが、半導体チップ
上においては、実質的に一体のものなる。
【0444】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0445】(1)1つの共通の半導体チップにより、
SDR仕様とDDR仕様の2種類の仕様のSDRAMを
切り替え設定することが可能とされる。SDR仕様のS
DRAMを使用する電子システムにおける場合のよう
に、電子システムのクロック信号が周期的に変更された
場合でもデータの送受信における誤動作の発生を防ぐこ
とが可能とされるとともに、DDR使用仕様のSDRA
Mを使用する電子システムにおける場合のように電子シ
ステムのクロック信号が高速であり且つ正確なデータの
送受信が要求である動作も可能にされる。
【0446】(2)共通の半導体チップをSDR仕様の
SDRAMとして用いた場合に、書き込みと読み出しの
データ伝送線が分離されているため、その内部に読み出
しデータと書込みデータとが同時に処理されるべき状態
が存在しても対応可能とされる。また、SDR仕様のS
DRAMとDDR仕様のSDRAMとの両方に対応でき
るように、半導体チップ上に沢山のデータ伝送配線を設
けないので、半導体チップの面積を小さく抑制すること
が可能である。
【0447】(3)共通の半導体チップをSDR仕様と
DDR仕様のSDRAMとして用いた場合に、それぞれ
に仕様における異なる書込みデータの入力タイミングに
対応させた最適なタイミングで、書き込みデータをデー
タ伝送線に伝送可能とされる。
【0448】(4)DDR仕様のSDRAMの書き込み
データの入力とSDR仕様のSDRAMの書き込みデー
タの入力とが異なることに対応し、DDR仕様のSDR
AMとSDR仕様のSDRAMとでデータ入力回路に入
力されるデータを有効とするか無効とするかの制御タイ
ミング(データマスク制御タイミング)を異ならせる事
が可能とされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体装置の一例を全体的に示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る半導体装置の一例を図3と共に詳
細に示すブロック図である。
【図3】本発明に係る半導体装置の一例を図2と共に詳
細に示すブロック図である。
【図4】図2及び図3の回路ブロック図の詳細回路図で
ある。
【図5】SDR仕様のSDRAMの動作タイミング図で
ある。
【図6】DDR仕様のSDRAMの動作タイミング図で
ある。
【図7】SDR仕様のSDRAMのRead inte
rrupt write動作を示すタイミング図であ
る。
【図8】DDR仕様のSDRAMのRead inte
rrupt write動作を示すタイミング図であ
る。
【図9】モード信号発生回路の詳細回路図である。
【図10】SDRAM仕様のSDRAMのタイミング図
である。
【図11】Y系のデコード信号の伝送経路の説明図であ
る。
【図12】Y系のデコーダ回路の詳細回路図である。
【図13】PLL回路のブロック図である。
【図14】DLL回路のブロック図である。
【図15】PLL回路及びDLL回路の遅延回路の具体
回路図である。
【図16】PLL回路及びDLL回路のチャージポンプ
回路の具体回路図である。
【図17】PLL回路の電圧制御発振回路の具体回路図
である。
【図18】DLL回路の可変遅延回路の具体回路図であ
る。
【図19】クロック発生回路4の具体回路図である。
【符号の説明】
CHIP 半導体装置 Bank0〜Bank3 メモリバンク MAY1〜MAY16 メモリアレイ MAT1〜MAT32 メモリマット DQ0〜DQ15 データ端子 GI00〜GI31 グローバルデータ線 INT1〜INT32 入出力回路 1 電圧発生回路 2 クロック入力回路 3 クロック再生回路 4 クロック発生回路 5 選択回路 MODE モード信号 59 DQS発生回路 68−1 モード信号発生回路 OPT 外部端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月15日(2000.8.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪田 健 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 半澤 悟 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 園田 崇宏 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 田所 晴子 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立超エル・エス・アイ・システム ズ内 (72)発明者 市川 博 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 永島 靖 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内 Fターム(参考) 5B024 AA07 AA15 BA21 BA23 BA29 CA07 CA16

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路と、 選択信号を出力する信号発生回路と、 第1クロック信号を受け上記第1クロック信号を第1遅
    延時間遅延させた第2クロック信号を出力する第1クロ
    ック信号出力回路と、上記1クロック信号を受け上記第
    1クロック信号を第2遅延時間遅延させた第3クロック
    信号を出力する第2クロック信号出力回路とを含むクロ
    ック入力回路と、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記内部回路は
    上記第2クロック信号に基づいて動作し、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記内部回路は
    上記第3クロック信号に基づいて動作し、 上記第1遅延時間は上記第1クロック信号の周波数の変
    化に対応して可変に制御され、 上記第2遅延時間は上記第1クロック信号の周波数の変
    化に対応して固定される半導体装置。
  2. 【請求項2】 上記信号発生回路は端子を有し、上記端
    子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態とさ
    れるか或いは第2状態とされるかが決定されることを特
    徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 上記端子はフローティング状態とされる
    か或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請求
    項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体装置は、複数メモリセルを有
    するメモリマットを含み、 上記第1クロック信号は、上記半導体装置の外部から入
    力され、 上記内部回路は、上記メモリマットから読み出されたデ
    ータを上記半導体装置の外部へ出力する出力回路を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】 上記クロック入力回路は、上記第2クロ
    ック信号を受ける第1入力端子と上記第3クロック信号
    を受ける第2入力端子と、上記選択信号を受ける制御端
    子と、上記出力回路に接続された出力端子を有する選択
    回路を含み、 上記選択回路は、上記選択信号が上記第1の状態である
    時、上記上記第2クロック信号を上記出力端子に出力
    し、上記選択信号が上記第2の状態である時、上記上記
    第3クロック信号を上記出力端子に出力することを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 上記半導体装置は、複数ダイナミック型
    のメモリセルを有するメモリマットを含み、 上記選択信号が上記第1の状態である場合、上記半導体
    装置はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が上記第2の状態である場合、上記半導体
    装置はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】 上記半導体装置は、複数のメモリセルを
    有するメモリマットを含み、 上記内部回路は、上記メモリマットから読み出されたデ
    ータを出力する出力回路を含み、 上記選択信号が上記第1の状態である場合、上記出力回
    路は上記第1クロック信号の2倍の周期で上記メモリマ
    ットから読み出されたデータを出力し、 上記選択信号が上記第2の状態である場合、上記出力回
    路は上記第1クロック信号の周期で上記メモリマットか
    ら読み出されたデータを出力することを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 上記第2クロック信号出力回路は、第1
    クロック信号を受けて上記第3クロック信号を出力する
    バッファ回路を含み、上記バッファ回路の遅延時間は上
    記第1クロック信号の周波数の変化に対して一定である
    ことを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 【請求項9】 上記クロック再生回路は、上記第1クロ
    ック信号と上記第2クロック信号との位相を判定し且つ
    上記判定結果に従って上記第2クロック信号を形成する
    回路であることを特徴とする請求項1記載の半導体装
    置。
  10. 【請求項10】 上記クロック再生回路は、ディレイド
    ・ロック・ループ回路を含むことを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  11. 【請求項11】 上記第1遅延時間は、上記出力回路の
    遅延時間に対応する遅延時間とされる含むことを特徴と
    する請求項1記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 上記選択信号が上記第2の状態である
    場合、上記クロック再生回路は非動作状態とされること
    を特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  13. 【請求項13】 複数メモリセルを有するメモリマット
    と、 選択信号を出力する信号発生回路と、 選択信号を受けてその動作が制御されるクロック再生回
    路を含み、第1クロック信号を受け上記第1クロック信
    号に対応する第2クロック信号を出力する第1回路と、 上記第2クロック信号に従って、上記メモリマットから
    読み出されたデータを出力する第2回路とを含む半導体
    装置であって、 上記クロック再生回路は、上記第1クロック信号を第1
    遅延時間遅延させた第3クロック信号を出力し、 上記第1遅延時間は可変に制御され、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記クロック再
    生回路は動作状態とされ、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記クロック再
    生回路は非動作状態とされ、 上記第1回路は、上記選択信号が第1の状態であっても
    上記第2の状態であっても上記第2クロック信号を出力
    する半導体装置。
  14. 【請求項14】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項13記載の半導体装置。
  15. 【請求項15】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項14記載の半導体装置。
  16. 【請求項16】 上記第1クロック信号は、上記半導体
    装置の外部から入力され、 上記第2回路は、上記メモリマットから読み出されたデ
    ータを上記半導体装置の外部へ出力することを特徴とす
    る請求項13記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 上記第1回路は、上記1クロック信号
    を受け上記第1クロック信号に対応した第4クロック信
    号を出力する第4クロック信号出力回路と、上記第3ク
    ロック信号を受ける第1入力端子と上記第4クロック信
    号を受ける第2入力端子と、上記選択信号を受ける制御
    端子と、上記第2クロック信号を出力する出力端子を有
    する選択回路を更に含み、 上記選択回路は、上記選択信号が上記第1の状態である
    時、上記第3クロック信号を上記出力端子に出力し、上
    記選択信号が上記第2の状態である時、上記第4クロッ
    ク信号を上記出力端子に出力することを特徴とする請求
    項13記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 上記第4クロック信号出力回路は、第
    1クロック信号を受けて上記第4クロック信号を出力す
    るバッファ回路を含み、上記バッファ回路の遅延時間は
    一定であることを特徴とする請求項17記載の半導体装
    置。
  19. 【請求項19】 上記複数メモリセルはダイナミック型
    のメモリセルであり、 上記選択信号が上記第1の状態である場合、上記半導体
    装置はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が上記第2の状態である場合、上記半導体
    装置はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴と
    する請求項13記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 上記選択信号が上記第1の状態である
    場合、上記第2回路は上記第1クロック信号の2倍の周
    期で上記メモリマットから読み出されたデータを出力
    し、 上記選択信号が上記第2の状態である場合、上記第2回
    路は上記第1クロック信号の周期で上記メモリマットか
    ら読み出されたデータを出力することを特徴とする請求
    項19記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 上記クロック再生回路は、上記第1ク
    ロック信号と上記第2クロック信号との位相を判定し且
    つ上記判定結果に従って上記第2クロック信号を形成す
    る回路であることを特徴とする請求項13記載の半導体
    装置。
  22. 【請求項22】 選択信号を出力する信号発生回路と、 入出力回路と、 上記入出力回路に接続された第1及び第2データ伝送線
    と、 複数のメモリセルを含む第1及び第2メモリマットと、 上記第1及び第2メモリマットと上記第1及び第2デー
    タ伝送線との間に接続された制御回路とを含む半導体装
    置であって、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記第1メモリ
    マットから読み出されたデータが上記第1伝送線を介し
    て上記入出力回路に伝送され、且つ上記第2メモリマッ
    トから読み出されたデータが上記第2伝送線を介して上
    記上記入出力回路回路に伝送されるように上記制御回路
    が制御され、上記第1メモリマットに対する書き込みデ
    ータが上記第1伝送線を介して上記第1メモリマットに
    伝送され且つ上記第2メモリマットに対する書き込みデ
    ータが上記第2伝送線を介して上記第2メモリマットに
    伝送され、或いは上記第1メモリマットに対する書き込
    みデータが上記第2伝送線を介して上記第1メモリマッ
    トに伝送され且つ上記第2メモリマットに対する書き込
    みデータが上記第1伝送線を介して上記第2メモリマッ
    トに伝送されるように上記入出力回路が制御され、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記第1メモリ
    マットから読み出されたデータが上記第1伝送線を介し
    て上記入出力回路に伝送され、或いは上記第2メモリマ
    ットから読み出されたデータが上記第1伝送線を介して
    上記入出力回路に伝送されるように上記制御回路が制御
    され、上記第1メモリマットに対する書き込みデータが
    上記第2伝送線を介して上記第1メモリマットに伝送さ
    れ、或いは上記第2メモリマットに対する書き込みデー
    タが上記第2伝送線を介して上記第2メモリマットに伝
    送されるように上記入出力回路が制御される半導体装
    置。
  23. 【請求項23】 上記複数のメモリセルはダイナミック
    型のメモリセルであり、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記半導体装置
    はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記半導体装置
    はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴とする
    請求項22記載の半導体装置。
  24. 【請求項24】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項22記載の半導体装置。
  25. 【請求項25】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項24記載の半導体装置。
  26. 【請求項26】 上記入出力回路は、上記半導体装置の
    外部とデータの入力及び出力を行う回路であることを特
    徴とする請求項22記載の半導体装置。
  27. 【請求項27】 選択信号を出力する信号発生回路と、 入出力回路と、 上記入出力回路に接続された第1及び第2データ伝送線
    と、 複数のメモリセルを含む第1及び第2メモリマットと、 上記第1及び第2メモリマットと上記第1及び第2デー
    タ伝送線との間に接続された制御回路とを含む半導体装
    置であって、 上記選択信号が第1状態である場合であり且つ上記第1
    及び第2メモリマットのデータを読み出す時、上記第1
    メモリマットから読み出されたデータが上記第1伝送線
    を介して上記入出力回路に伝送され、且つ上記第2メモ
    リマットから読み出されたデータが上記第2伝送線を介
    して上記入出力回路に伝送されるように上記制御回路が
    制御され、 上記選択信号が第1状態である場合であり且つ上記第1
    メモリマットのデータを読み出す時、上記第1メモリマ
    ットから読み出されたデータが上記第1伝送線を介して
    上記入出力回路に伝送されるように上記制御回路が制御
    され、 上記選択信号が第2状態である場合であり且つ上記第2
    メモリマットのデータを読み出す時、上記第2メモリマ
    ットから読み出されたデータが上記第1伝送線を介して
    上記入出力回路に伝送されるように上記制御回路がされ
    る半導体装置。
  28. 【請求項28】 上記複数のメモリセルはダイナミック
    型のメモリセルであり、 上記選択信号が第1状態である場合、上記半導体装置は
    DDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が21状態である場合、上記半導体装置は
    SDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴とする請
    求項27記載の半導装置。
  29. 【請求項29】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項27記載の半導体装置。
  30. 【請求項30】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項27記載の半導体装置。
  31. 【請求項31】 上記入出力回路は、上記半導体装置の
    外部とデータの入力及び出力を行う回路であることを特
    徴とする請求項27記載の半導体装置。
  32. 【請求項32】 選択信号を出力する信号発生回路と、 入出力回路と、 上記入出力回路に接続された第1及び第2データ伝送線
    と、 複数のメモリセルを含むメモリマットと、 上記メモリマットと上記第1及び第2データ伝送線との
    間に接続された制御回路とを含む半導体装置であって、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記第1及び第
    2データ伝送線においてデータが双方向に伝送されるよ
    うに上記制御回路及び上記入出力回路が制御され、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記第1及び第
    2データ伝送線においてデータが単方向に伝送されるよ
    うに上記制御回路及び上記入出力回路が制御されること
    を特徴とする半導体装置。
  33. 【請求項33】 上記複数のメモリセルはダイナミック
    型のメモリセルであり、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記半導体装置
    はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記半導体装置
    はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴とする
    請求項32記載の半導体装置。
  34. 【請求項34】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項32記載の半導体装置。
  35. 【請求項35】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項34記載の半導体装置。
  36. 【請求項36】 上記入出力回路は、上記半導体装置の
    外部とデータの入力及び出力を行う回路であることを特
    徴とする請求項32記載の半導体装置。
  37. 【請求項37】 クロック信号を受けるクロック端子
    と、 データ端子と、 選択信号を出力する信号発生回路と、 データ伝送線と、 上記データ端子と上記データ伝送線との間に接続された
    入力回路と、 複数のメモリセルを含むメモリマットとを含む半導体装
    置であって、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記入力回路は
    ライトコマンドデータが入力されてから上記クロック信
    号の1周期後のタイミングに応答して上記データ端子に
    受けたデータを上記データ伝送線に出力し、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記入力回路は
    ライトコマンドデータが入力されてから上記クロック信
    号の2周期後のタイミングに応答して上記データ端子に
    受けたデータを上記データ伝送線に出力することを特徴
    とする半導体装置。
  38. 【請求項38】 上記複数のメモリセルはダイナミック
    型のメモリセルであり、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記半導体装置
    はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記半導体装置
    はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴とする
    請求項37記載の半導体装置。
  39. 【請求項39】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項37記載の半導体装置。
  40. 【請求項40】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項39記載の半導体装置。
  41. 【請求項41】 クロック信号を受けるクロック端子
    と、 第1制御信号を受ける第1制御端子と、 第2制御信号を受ける第2制御端子と、 データ端子と、 データ伝送線と、 上記データ端子と上記データ伝送線との間に接続された
    入力回路と、 上記データ伝送線に接続された複数のメモリセルを含む
    メモリマットと、 上記第1制御信号に応答して、上記メモリマットに対す
    るデータの書き込みを行わない事を指示する信号を出力
    する制御回路と、 選択信号を出力信号発生回路を含む半導体装置であっ
    て、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記データ端子
    に入力されたデータは上記クロック信号に応答して上記
    入力回路に取り込まれ、且つ上記第1制御信号は上記ク
    ロック信号に応答して上記制御回路に取り込まれ、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記データ端子
    に入力されたデータは上記第2制御信号に応答して上記
    入力回路に取り込まれ、且つ上記第1制御信号は上記第
    2制御信号に応答して上記制御回路に取り込まれること
    を特徴とする半導体装置。
  42. 【請求項42】 上記複数のメモリセルはダイナミック
    型のメモリセルであり、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記半導体装置
    はDDR仕様の半導体記憶装置であり、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記半導体装置
    はSDR仕様の半導体記憶装置であることを特徴とする
    請求項41記載の半導体装置。
  43. 【請求項43】 上記第1制御信号は、データマスク信
    号であり、 上記第2制御信号は、データストローブ信号であること
    を特徴とする請求項42記載の半導体装置。
  44. 【請求項44】 上記信号発生回路は端子を有し、上記
    端子に与えられる電圧により上記選択信号が第1状態と
    されるか或いは第2状態とされるかが決定されることを
    特徴とする請求項42記載の半導体装置。
  45. 【請求項45】 上記端子はフローティング状態とされ
    るか或いは所定の電位が与えられることを特徴とする請
    求項44記載の半導体装置。
  46. 【請求項46】 内部回路と、 選択信号を出力する信号発生回路と、 第1クロック信号出力回路と第2クロック信号出力回路
    とを含むクロック入力回路とを含み、 上記第1クロック信号出力回路は、位相判定機能と位相
    調整機能を有し、第1クロック信号を受け、上記第1ク
    ロック信号に対して同期され且つ位相制御された第2ク
    ロック信号を形成し、 上記第2クロック信号出力回路は、上記第1クロック信
    号を受け、上記第1クロックに対するバッファリングに
    よって第3クロック信号を形成し、 上記選択信号が第1の状態である場合、上記内部回路は
    上記第2クロック信号に基づいて動作し、 上記選択信号が第2の状態である場合、上記内部回路は
    上記第3クロック信号に基づいて動作することを特徴と
    する半導体装置。
  47. 【請求項47】 上記半導体装置は、複数メモリセルを
    有するメモリマットを含み、 上記第1クロック信号は、上記半導体装置の外部から入
    力され、 上記内部回路は、上記メモリマットから読み出されたデ
    ータを上記半導体装置の外部へ出力する出力回路を含む
    ことを特徴とする請求項46記載の半導体装置。
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