JP2001047280A - 板材加工機用のワーク搬送装置およびワーク搬送方法 - Google Patents

板材加工機用のワーク搬送装置およびワーク搬送方法

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JP2001047280A
JP2001047280A JP11220562A JP22056299A JP2001047280A JP 2001047280 A JP2001047280 A JP 2001047280A JP 11220562 A JP11220562 A JP 11220562A JP 22056299 A JP22056299 A JP 22056299A JP 2001047280 A JP2001047280 A JP 2001047280A
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JP11220562A
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Takayuki Hirama
貴行 平間
Kiin Fukuoji
輝員 福王寺
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Niigata Engineering Co Ltd
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Niigata Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の占有スペースに対する稼動効率を向上
させることができ、消費エネルギーを低減可能な板材加
工機用のワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提供す
る。 【解決手段】 板状のワークWを板材加工機2で加工す
るために、ワークWを加工テーブル7に搬送する板材加
工機用のワーク搬送装置であって、複数枚のワークWを
第1のワーク保持手段12で保持して加工テーブル7へ
同時に搬送する搬入機1と、複数枚のワークWを第2の
ワーク保持手段32で保持して加工テーブル7から同時
に搬出する搬出機3とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】板状のワークを板材加工機で
加工するために、ワークを加工テーブルへ搬送する板材
加工機用のワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザ加工機などの板材加工機
では、板材加工機へワークを搬入・搬出するために、ワ
ーク搬送装置が用いられる。従来、板材加工機用のワー
ク搬出装置は、材料台などに積載された未加工のワーク
を一枚ずつ板材加工機の加工テーブルへ搬送し、このワ
ークを所定の加工用の原点に位置決めするように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の板材加工機用のワーク搬送装置では、ワークを
一枚ずつ板材加工機へ搬送するので、ワークの大きさが
加工ロットなどによって異なると、大きなワークを搬送
可能であるにも関わらず、装置に比べてかなり小さいワ
ークを一枚ずつ搬送しなければならず、装置の占有スペ
ースに対して稼動効率が悪く無駄が多いという問題があ
った。また、例えばワークを真空パッドで吸着して搬送
する場合にはワークの介在しない領域も真空パッドで吸
引してしまって無駄なエア消費が生じるなど、ワークの
大きさに対して消費エネルギーが多くなってしまうとい
う問題があった。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、装置の占有スペースに対する稼動効率を
向上させることができ、消費エネルギーを低減可能な板
材加工機用のワーク搬送装置およびワーク搬送方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明では、板状のワークを板材加工
機で加工するために、ワークを加工テーブルに搬送する
板材加工機用のワーク搬送装置であって、複数枚のワー
クを第1のワーク保持手段で保持して加工テーブルへ同
時に搬送する搬入機と、複数枚のワークを第2のワーク
保持手段で保持して加工テーブルから同時に搬出する搬
出機とを備える技術が採用される。請求項2に係る発明
では、請求項1の板材加工機用のワーク搬送装置におい
て、搬入機で同時に搬送するワークの枚数および大きさ
の少なくとも一方に応じて使用条件を定める制御手段を
備え、第1のワーク保持手段および第2のワーク保持手
段の少なくとも一方が、制御手段によって複数の中から
選択されてワークを保持する技術が採用される。請求項
3に係る発明では、請求項2の板材加工機用のワーク搬
送装置において、第1のワーク保持手段および第2のワ
ーク保持手段の少なくとも一方が、複数に分けられたブ
ロックごとに選択されてワークを保持する技術が採用さ
れる。請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれ
かの板材加工機用のワーク搬送装置において、第2のワ
ーク保持手段が、磁力によってワークを保持する電磁石
を備える技術が採用される。請求項5に係る発明では、
請求項1から4のいずれかの板材加工機用のワーク搬送
装置において、ワークを加工用の原点に位置決めするた
めに加工テーブルに設けられるストッパ機構と、搬入機
で同時に搬送されるワークをそれぞれ別々の方向へ移動
させかつストッパ機構にワークを当接させて位置決めす
る位置決め手段とを備える技術が採用される。請求項6
に係る発明では、請求項5の板材加工機用のワーク搬送
装置において、ストッパ機構および位置決め手段が、制
御手段によって複数の中から選択されて用いられる技術
が採用される。請求項7に係る発明では、板状のワーク
を板材加工機で加工するために、加工テーブルに搬送さ
れるワークを加工用の原点に位置決めする板材加工機用
のワーク搬送方法であって、原点の候補として複数の基
準点を予め定めておいて、加工テーブルに搬送されるワ
ークの枚数および大きさの少なくとも一方に応じて複数
の中から基準点を選択して原点に定める技術が採用され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図1〜図9を参照して説明する。本実施形態は、本発
明に係るワーク搬送装置をレーザ加工機(板材加工機)
に適用したものである。図1〜図9において、符号1は
搬入ローダ(搬入機)、2はレーザ加工機、3は搬出ロ
ーダ(搬出機)、4は制御手段を示している。
【0007】図1に示すように、レーザ加工機2の図中
矢印X2側には、未加工のワークWが積載される材料台
5、矢印X1側には、加工済のワークWが載置される製
品台車6がそれぞれ設置されている。また、レーザ加工
機2の上方には、材料台5やレーザ加工機2の加工テー
ブル7、それに製品台車6をまたぐように走行レール8
が設けられていて、この走行レール8に搬入ローダ1お
よび搬出ローダ3が水平方向(矢印X1,X2方向)に
移動自在に支持されている。
【0008】搬入ローダ1は、材料台5に積載されたワ
ークWをレーザ加工機2の加工テーブル7まで搬送する
ものであり、材料台5の上方から加工テーブル7上まで
往復動するように構成されている。搬入ローダ1には、
主に板状の部材で格子状に構成されるフレーム部10が
エアシリンダ11を介して昇降自在に設けられていて、
このフレーム部10には、ワークWの保持手段として複
数の真空パッド12(第1のワーク保持手段)が下方に
向けて取り付けられている。図2に示すように、真空パ
ッド12は、図中矢印X1,X2方向および矢印Y1,
Y2方向に所定の間隔で、フレーム部10のほぼ全体に
亘って並べて配されている。
【0009】また、搬入ローダ1には、搬送したワーク
Wを加工テーブル7上で位置決めするための位置決め手
段13が、矢印X2側の縁部近傍に複数並べて設けられ
ている。ここでは、位置決め手段13は、矢印Y1,Y
2方向の中心軸Ymを境目に、矢印Y2側に2つ、矢印
Y1側に1つ配されている。さらに、位置決め手段13
は、Y2側では矢印X1,X2方向から図中時計方向へ
約45°、Y1側では矢印X1,X2方向から図中反時
計方向へ約45°傾いた方向へ、吸着パッド13aを移
動させるようになっている。
【0010】図3に示すように、位置決め手段13は、
固設部13bによってフレーム部10に取り付けられて
いる。さらに、位置決め手段13には、リニアガイド1
3cを内部に有する昇降案内機構13dが、エアシリン
ダ13eを介して矢印s,t方向に移動自在に設けられ
ている。昇降案内機構13dには、吸着パッド13a
が、エアシリンダ13fを介して矢印Z1,Z2方向へ
昇降自在に設けられている。これらにより、吸着パッド
13aが、フレーム部10に対して矢印s,t方向(水
平方向)および矢印Z1,Z2方向へ移動および昇降自
在となっている。
【0011】さらに、搬入ローダ1には、図2に示すよ
うに、真空パッド12および位置決め手段13をワーク
Wの大きさや枚数によって使い分けるための切替え手段
として、電磁弁SVが設置されている。ここでは、真空
パッド12が、矢印Y1,Y2方向に4つのブロックに
分けられていて、矢印Y2側から電磁弁SV1,電磁弁
SV2,電磁弁SV3,電磁弁SV4の順に各ブロック
ごとに吸引状態が制御手段4によって制御されるように
なっている。また、位置決め手段13は、矢印Y2側か
ら順に電磁弁SV5,SV6,SV7を介してそれぞれ
が個々に制御されるようになっている。なお、気体供給
手段14は、これらの電磁弁SVにエアを供給するよう
に構成されている。
【0012】レーザ加工機2は、加工テーブル7に搭載
された未加工のワークWに加工を施すように構成されて
いる。また、加工テーブル7には、図4に示すように、
ワークWを下面から支えるための支持部材20が設置さ
れている。さらに、加工テーブル7には、矢印X2側の
角部付近に、加工用の原点Rとなりえる候補として基準
点P1,P2が定められている。基準点P1,P2は、
ストッパ機構21に対応して定められるものであり、矢
印Y2側が基準点P1、矢印Y1側が基準点P2であ
る。
【0013】ストッパ機構21は、矢印Y1側および矢
印Y2側の各縁部に1つずつ設置され、さらに、矢印X
2側の縁部に4つ並べて設置されている。これらのスト
ッパ機構21,22のうち少なくとも3つに当接するこ
とでワークWが位置決めされるようになっている。ま
た、加工テーブル7の矢印X2側の縁部には、加工時に
ワークWを保持するための4つのクランプ機構23がス
トッパ機構22の隣に並べて設置されている。
【0014】図5に示すように、ストッパ機構21に
は、加工テーブル7への取り付け用の設置ベース21a
と、設置ベース21aに回転自在に支持されるストッパ
ローラ21bと、支点21cを中心に回転自在に支持さ
れる略L字形状のワーク検出部材21dとが設けられて
いる。ワーク検出部材21dには、一端にワークWに当
接するローラ21e、他端にスプリング21fが設けら
れていて、ワーク検出部材21dの動きによって、セン
サ21gがオン・オフするように構成されている。スト
ッパ機構21と同様に、図6に示すストッパ機構22に
は、設置ベース22a、ストッパローラ22b、支点2
2c、ワーク検出部材22d、ローラ22e、スプリン
グ22f,センサ22gが設けられている。すなわち、
ストッパ機構21,22は、センサ21g,22gによ
って、ワークWがストッパローラ21b,22bに当接
しているか否かを確認できるようになっている。クラン
プ機構23は、位置決めされたワークWを加工時に保持
しておくためのものであって、ワークWの周縁をクラン
プするように構成されている。
【0015】図1に戻り、搬出ローダ3は、加工済のワ
ークWを加工テーブル7から製品台車6へ搬送するもの
であり、加工テーブル7の上方から製品台車6上まで往
復動するように構成されている。また、搬出ローダ3に
は、フレーム部30がエアシリンダ31を介して昇降自
在に設けられている。このフレーム部30には、ワーク
Wの保持手段として複数の電磁石32(第2のワーク保
持手段)が下方に向けて取り付けられている。図7に示
すように、電磁石32は、ロッド33を介して昇降自在
に支持されていて、すべての電磁石32がワークWにほ
ぼ均一に当接するように、ロッド33の上端部近傍に
は、スプリング34が取り付けられている。また、電磁
石32は、制御手段4によって個々にオン・オフ制御が
されるように、制御手段4に個別に接続されている。な
お、保持手段として真空パッド12ではなく電磁石32
を用いているのは、加工済のワークWには穴などが形成
されているため、エアで吸引保持することが困難なため
である。
【0016】制御手段4は、これまで説明した搬入ロー
ダ1、レーザ加工機2、搬出ローダ3を統括して制御す
るものである。また、制御手段4は、ワークWの大き
さ、および一度に搬送するワークWの枚数が、動作開始
前に予め入力され、これにより、ワークWの搬送が効率
的に行われるように、基準点P1,P2のうちいずれか
もしくは両方を加工用の原点Rとして定めるようになっ
ている。そしてこれに対応して、ワークWの位置決めに
使用する位置決め手段13を選択するようになってい
る。同様に、制御手段4は、ワークWを保持するために
使用する真空パッド12および電磁石32を選択する。
そして、真空パッド12をブロックごとに選択して、各
ブロックの電磁弁SVを制御するようになっている。
【0017】次に、上記の構成のワーク搬送装置の動作
について説明する。図8(a)に示すように、材料台5
には、未加工のワークWが積載される。本実施形態のワ
ーク搬送装置は、1枚のワークWのみを搬送する1枚加
工と、2枚のワークWを同時に搬送する2枚同時加工と
に対応している。このうち、2枚同時加工では、材料台
5に、2山のワークWが並べて積載されることになる。
また、ワークWは、材料台5上に定められた所定の位置
に積載されていて、1枚加工の場合は、図に向かって手
前側(図2に示す矢印Y2側)に寄せて積載される。ま
た、制御手段4には、前もって、搬入ローダ1で同時に
搬送するワークWの枚数とワークWの大きさとが入力さ
れている。
【0018】まず、図8(b)に示すように、スタート
の指示を受けると、搬出ローダ3が、加工テーブル7と
製品台車6との中間にある待機位置に移動する。また、
搬入ローダ1が、下降して真空パッド12によってワー
クWを吸着・保持し、その後再び上昇する。このとき、
制御手段4は、予め入力されているワークWの枚数およ
び大きさに応じて、ワークWの吸着に必要な真空パッド
12を有するブロックを選択し、そのブロックの電磁弁
SVのみを作動させる。
【0019】すなわち、制御手段4は、例えば、搬送さ
れるワークWが、1枚でしかも、図9(a)に示すよう
に、中心軸Ymを境目に分けられる加工テーブル7の半
分の面積に比べて小さい場合には、図2に示す中心軸Y
mを境目にY2側のブロックが選択され、電磁弁SV
1,SV2を作動させて真空パッド12にワークWを吸
着させる。同様に、図9(b)で示すように、搬送され
るワークWが上述した大きさで2枚の場合には、制御手
段4は、電磁弁SV1,SV2,SV3,SV4を作動
させてワークWを吸着させる。
【0020】そして図8(c)において、搬入ローダ1
は、ワークWを加工テーブル7まで搬送してテーブル上
に搭載する。搬入ローダ1は、加工テーブル7上へワー
クWを搭載すると、位置決め手段13によってワークW
を、加工用の原点Rに位置決めする。
【0021】このときの原点Rは、制御手段4によっ
て、ワークWの大きさおよび一度に搬送するワークWの
枚数に応じて、基準点P1,P2のいずれかもしくは両
方に定められている。ここでは、1枚加工の場合は、基
準点P1が第1の原点Rに、また、2枚同時加工の場合
は、基準点P1が第1の原点Rに、基準点P2が第2の
原点Rに定められている。そして、定まった原点Rに対
応してワークWの位置決めに使用する位置決め手段13
が制御手段4によって選択される。
【0022】すなわち、制御手段4は、搬送されるワー
クWが、図9(a)に示すように、1枚でしかも加工テ
ーブル7の半分の面積に比べて小さい場合には、矢印Y
2側の周縁に近い位置決め手段13を選択し、これに対
応する電磁弁SV5を作動させてワークWを第1の原点
Rに位置決めさせる。また、図9(b)に示すように、
ワークWが上述した大きさで2枚の場合には、制御手段
4は、矢印Y2側および矢印Y1側のそれぞれの周縁に
近い2つの位置決め手段13を選択し、これに対応する
電磁弁SV5および電磁弁SV7を作動させて、1枚の
ワークWを第1の原点Rに、もう1枚のワークWを第2
の原点Rにほぼ同時に位置決めする。さらに、図9
(c)に示すように、ワークWが1枚でしかも加工テー
ブル7の半分の面積に比べて大きい場合には、制御手段
4は、矢印Y2側の2つの位置決め手段13を選択し、
これに対応する電磁弁SV5,SV6を同時に作動させ
て、ワークWを第1の原点Rに位置決めさせる。
【0023】そして、ワークWの位置決めの完了は、図
5,6に示すストッパ機構21,22のセンサ21g,
22gによって確認される。すなわち、ワークWがスト
ッパローラ21b,22bへ当接したことを、各原点R
に近い3つのセンサ21g,22gがすべて検知するこ
とによって、その原点RでのワークWの位置決めの完了
が確認される。また、ワークWの位置決めの完了が確認
されると、図4に示すクランプ機構23がワークWをク
ランプして位置決め状態を保持する。
【0024】ワークWの位置決めの完了後、図8(d)
に示すように、搬入ローダ1が材料台5の上へ移動す
る。そして、レーザ加工機2が、あらかじめ登録された
加工プログラムに基づいて、加工テーブル7上のワーク
Wを加工する。
【0025】ワークWの加工が完了した後、搬出ローダ
3が待機位置から加工テーブル7上へ移動する。またこ
のとき、搬入ローダ1は、真空パッド12によって次の
ワークWを吸着し、ワークWを保持した状態で待機する
(図8(e))。続く図8(f)において、搬出ローダ
3が電磁石32によって加工済のワークWを吸着する。
このとき、制御手段4は、予め入力されているワークW
の枚数および大きさに応じてワークWの吸着に必要な電
磁石32のみを励磁してワークWを吸着させる。そし
て、図8(g)において、搬出ローダ3がワークWを搬
送して製品台車6へワークWを搭載する。同時に、搬入
ローダ1は、次のワークWを加工テーブル7に搭載す
る。
【0026】このような一連の動作によって、材料台5
に積載された未加工のワークWを搬入ローダ1で搬送し
て加工テーブル7へ搭載して位置決めを行い、レーザ加
工を施した後、加工済のワークWを加工テーブル7から
搬出して製品台車6へ搭載する。また、図8(g)で示
す状態以降は、搬入ローダ1および搬出ローダ3が移動
して、再び図8(d)の状態となり、図8(d)から図
8(g)までの動作が繰り返され、連続的にワークWの
加工が行われる。
【0027】このように、本実施形態では、1枚加工お
よび2枚同時加工のいずれの場合にも、ワークWの枚数
や大きさを制御手段4に予め入力することにより、適切
な原点Rと位置決め手段13が選択されて、これらによ
って各ワークWを原点Rに位置決めすることができる。
すなわち、ワークWが小さい場合には2枚のワークWを
同時に搬送することで稼動効率を向上させることがで
き、ワークWの枚数や大きさの変化に柔軟に対応するこ
とができる。
【0028】また、本実施形態では、真空パッド12
が、4つのブロックに分けられていて、ワークWの枚数
や大きさに応じて各ブロックが電磁弁SVを介してそれ
ぞれ個別に制御されている。そのため、ワークWの介在
しない領域を吸引するなどの無駄なエア消費が少なく、
消費エネルギーを低減することができる。同様に、搬出
ローダ3の電磁石32は、ワークWの枚数および大きさ
に応じて、ワークWの吸着に必要なもののみが励磁され
るので、さらに消費エネルギーを低減することができ
る。
【0029】なお、本実施形態では、原点Rとなりえる
基準点P1,P2を2つとし、1枚加工と2枚同時加工
とを実現可能な構成としているが、さらに原点Rの候補
として基準点を増やしてもよい。例えば、基準点P1,
P2と対称の矢印X1側へさらに2つの基準点を定め
て、3枚、あるいは4枚同時加工が行える構成としても
よい。これにより、ワークWの枚数や大きさの変化にさ
らに柔軟に対応することが可能となり、稼動効率を向上
させることができる。
【0030】また、本実施形態では、真空パッド12を
4つのブロックに分けて制御しているが、さらに細かい
ブロックに分けてもよい。細かいブロックに分けて制御
することで、無駄なエア消費をさらに少なくすることが
可能となり、消費エネルギーの低減につながる。また、
本実施形態では、搬出ローダ3の電磁石32は、制御手
段4によって個別に制御されているが、これはもちろん
いくつかのブロックに分け、ブロックごとに制御される
ような構成としてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
以下の効果を得ることができる。請求項1に係る板材加
工機用のワーク搬送装置は、複数枚のワークを第1のワ
ーク保持手段で保持して加工テーブルへ同時に搬送する
搬入機と、複数枚のワークを第2のワーク保持手段で保
持して加工テーブルから同時に搬出する搬出機とを備え
るので、例えば小さい複数枚のワークを同時に搬送する
ことができ、装置の占有スペースに対する稼動効率を向
上させることができる。
【0032】請求項2に係る板材加工機用のワーク搬送
装置では、搬入機で同時に搬送するワークの枚数および
大きさの少なくとも一方に応じて、第1のワーク保持手
段および第2のワーク保持手段の少なくとも一方が複数
の中から選択され、選択されたものがワークを保持する
ので、例えばワークの介在しない領域を保持手段がエア
吸引するといった無駄なエア消費を少なくすることが可
能となり、ワークの枚数や大きさの変化に柔軟に対応し
て、消費エネルギーを低減することができる。
【0033】請求項3に係る板材加工機用のワーク搬送
装置では、第1のワーク保持手段および第2のワーク保
持手段の少なくとも一方が、複数に分けられたブロック
ごとに選択されてワークを保持するので、簡単な構成で
保持手段の選択を行うことができる。
【0034】請求項4に係る板材加工機用のワーク搬送
装置では、第2のワーク保持手段が電磁石を備えるの
で、加工済のワークに穴などが形成されていても、磁力
によって確実にワークを保持することができる。
【0035】請求項5に係る板材加工機用のワーク搬送
装置では、搬入機で同時に搬送されるワークをそれぞれ
別々の方向へ移動させ、ストッパ機構にワークを当接さ
せて加工用の原点に位置決めするので、例えば小さい複
数枚のワークをそれぞれ別々に位置決めすることがで
き、、装置の占有スペースに対する稼動効率をさらに向
上させることができる。
【0036】請求項6に係る板材加工機用のワーク搬送
装置では、搬入機で同時に搬送するワークの枚数および
大きさの少なくとも一方に応じて、ストッパ機構および
位置決め手段が複数の中から選択され、選択されたもの
によってワークを位置決めするので、ワークの枚数や大
きさの変化に柔軟に対応してワークを位置決めすること
ができ、稼動効率をさらに向上させることができる。
【0037】請求項7に係る板材加工機用のワーク搬送
方法では、原点の候補として複数の基準点を予め定めて
おいて、加工テーブルに搬送されるワークの枚数および
大きさの少なくとも一方に応じて複数の中から基準点を
選択して原点に定めるので、ワークの枚数や大きさの変
化に柔軟に対応して、ワークを位置決めすることがで
き、装置の占有スペースに対する稼動効率を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る板材加工機用のワーク搬送装置
の一実施形態を示す正面図である。
【図2】 図1に示すA−A矢視図である。
【図3】 図2に示すB矢視図である。
【図4】 図1に示すC−C矢視図である。
【図5】 図4に示すE部の要部拡大図である。
【図6】 図4に示すF部の要部拡大図である。
【図7】 図1に示すD矢視図である。
【図8】 図1に示すワーク搬送装置の動作を示す動作
説明図である。
【図9】 図1に示すワーク搬送装置のワークの位置決
め動作を示す動作説明図である。
【符号の説明】
W ワーク P1,P2 基準点 R 原点 1 搬入ローダ(搬入機) 2 レーザ加工機(板材加工機) 3 搬出ローダ(搬出機) 4 制御手段 5 材料台 6 製品台車 7 加工テーブル 12 真空パッド(第1のワーク保持手段) 13 位置決め手段 21,22 ストッパ機構 23 クランプ機構 32 電磁石(第2のワーク保持手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状のワークを板材加工機で加工するた
    めに、該ワークを加工テーブルに搬送する板材加工機用
    のワーク搬送装置であって、 複数枚の前記ワークを第1のワーク保持手段で保持して
    前記加工テーブルへ同時に搬送する搬入機と、 複数枚の前記ワークを第2のワーク保持手段で保持して
    前記加工テーブルから同時に搬出する搬出機とを備える
    ことを特徴とする板材加工機用のワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬入機で同時に搬送する前記ワーク
    の枚数および大きさの少なくとも一方に応じて使用条件
    を定める制御手段を備え、 前記第1のワーク保持手段および前記第2のワーク保持
    手段の少なくとも一方は、該制御手段によって複数の中
    から選択されたものが前記ワークを保持することを特徴
    とする請求項1記載の板材加工機用のワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のワーク保持手段および前記第
    2のワーク保持手段の少なくとも一方は、複数に分けら
    れたブロックごとに選択されて前記ワークを保持するこ
    とを特徴とする請求項2記載の板材加工機用のワーク搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のワーク保持手段は、磁力によ
    ってワークを保持する電磁石を備えることを特徴とする
    請求項1から3のいずれかに記載の板材加工機用のワー
    ク搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記ワークを加工用の原点に位置決めす
    るために前記加工テーブルに設けられるストッパ機構
    と、 前記搬入機で同時に搬送される前記ワークをそれぞれ別
    々の方向へ移動させかつ前記ストッパ機構に該ワークを
    当接させて位置決めする位置決め手段とを備えることを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の板材加工
    機用のワーク搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記ストッパ機構および前記位置決め手
    段は、前記制御手段によって複数の中から選択されたも
    のが用いられることを特徴とする請求項5記載の板材加
    工機用のワーク搬送装置。
  7. 【請求項7】 板状のワークを板材加工機で加工するた
    めに、加工テーブルに搬送される前記ワークを加工用の
    原点に位置決めする板材加工機用のワーク搬送方法であ
    って、 前記原点の候補として複数の基準点を予め定めておい
    て、 前記加工テーブルに搬送される前記ワークの枚数および
    大きさの少なくとも一方に応じて複数の中から前記基準
    点を選択して前記原点に定めることを特徴とする板材加
    工機用のワーク搬送方法。
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