JP2000326137A - シャーリング機への板材搬入方法および装置 - Google Patents
シャーリング機への板材搬入方法および装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サイドゲージに対して被加工材の端面を押し
付ける様に被加工材を供給するマグネットコンベヤにお
いて、送材中には駆動ローラからベルトが離脱すること
のないシャーリング機の板材搬入方法および装置の提
供。 【解決手段】 剪断刃に直角な送材基準面を有するサイ
ドゲージ１１を備えたシャーリング機１に対して被加工
材Ｗを搬入する方法において、搬入先端側が前記サイド
ゲージに近接する様に傾斜した搬入手段１９によって被
加工材を搬入し、該被加工材が前記サイドゲージに当接
した後受ける反力によってサイドゲージから離反した前
記搬入手段を搬入手段復帰手段によって搬入開始時の初
期状態に戻すことを特徴とするシャーリング機への板材
搬入方法。
付ける様に被加工材を供給するマグネットコンベヤにお
いて、送材中には駆動ローラからベルトが離脱すること
のないシャーリング機の板材搬入方法および装置の提
供。 【解決手段】 剪断刃に直角な送材基準面を有するサイ
ドゲージ１１を備えたシャーリング機１に対して被加工
材Ｗを搬入する方法において、搬入先端側が前記サイド
ゲージに近接する様に傾斜した搬入手段１９によって被
加工材を搬入し、該被加工材が前記サイドゲージに当接
した後受ける反力によってサイドゲージから離反した前
記搬入手段を搬入手段復帰手段によって搬入開始時の初
期状態に戻すことを特徴とするシャーリング機への板材
搬入方法。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はシャーリング機への
板材搬入方法および装置に関する。さらに詳細には、板
材の搬入および製品搬出装置を備えた全自動のシャーリ
ング機に適した板材搬入方法および装置に関するもので
ある。
板材搬入方法および装置に関する。さらに詳細には、板
材の搬入および製品搬出装置を備えた全自動のシャーリ
ング機に適した板材搬入方法および装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】全自動のシャーリング機において、シャ
ーリング機本体の前側に設けられたフィードコンベヤへ
板金材を供給するためのマグネットコンベヤをこのフィ
ードコンベヤの前方に設置した素材台上方に設けると共
に、このマグネットコンベヤの先端を前記シャーリング
機本体の前側右方に設けられたサイドゲージ側に傾斜接
近させて設け、前記マグネットコンベヤ下面に吸着され
た板材を送材しながら板材の右側端面を前記サイドゲー
ジに自動的に当接する様にした板材搬入装置が使用され
ている。
ーリング機本体の前側に設けられたフィードコンベヤへ
板金材を供給するためのマグネットコンベヤをこのフィ
ードコンベヤの前方に設置した素材台上方に設けると共
に、このマグネットコンベヤの先端を前記シャーリング
機本体の前側右方に設けられたサイドゲージ側に傾斜接
近させて設け、前記マグネットコンベヤ下面に吸着され
た板材を送材しながら板材の右側端面を前記サイドゲー
ジに自動的に当接する様にした板材搬入装置が使用され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の板材搬入装置に
おいては、マグネットコンベヤ下面に吸着された板材の
右端面がサイドゲージに接触後さらに送材すると、ベル
トにかかる反力によって、送材するにつれてベルトが駆
動ローラから外れる場合があった。
おいては、マグネットコンベヤ下面に吸着された板材の
右端面がサイドゲージに接触後さらに送材すると、ベル
トにかかる反力によって、送材するにつれてベルトが駆
動ローラから外れる場合があった。
【０００４】本発明は上述の如き問題を解決するために
成されたものであり、本発明の課題は、サイドゲージに
対して板金材の被加工材の端面を押し付ける様に被加工
材を供給するマグネットコンベヤにおいて、送材中には
駆動ローラからベルトが離脱することのないシャーリン
グ機の板材搬入方法および装置を提供することである。
成されたものであり、本発明の課題は、サイドゲージに
対して板金材の被加工材の端面を押し付ける様に被加工
材を供給するマグネットコンベヤにおいて、送材中には
駆動ローラからベルトが離脱することのないシャーリン
グ機の板材搬入方法および装置を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として請求項１に記載のシャーリング機への板材搬入方
法は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイドゲージ
を備えたシャーリング機に対して被加工材を搬入する方
法において、搬入先端側が前記サイドゲージに近接する
様に傾斜した搬入手段によって被加工材を搬入し、該被
加工材が前記サイドゲージに当接した後受ける反力によ
ってサイドゲージから離反した前記搬入手段を搬入手段
復帰手段によって搬入開始時の初期状態に戻すことを要
旨とするものである。
として請求項１に記載のシャーリング機への板材搬入方
法は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイドゲージ
を備えたシャーリング機に対して被加工材を搬入する方
法において、搬入先端側が前記サイドゲージに近接する
様に傾斜した搬入手段によって被加工材を搬入し、該被
加工材が前記サイドゲージに当接した後受ける反力によ
ってサイドゲージから離反した前記搬入手段を搬入手段
復帰手段によって搬入開始時の初期状態に戻すことを要
旨とするものである。
【０００６】請求項２に記載のシャーリング機への板材
搬入方法は、請求項１に記載の発明において、前記搬入
手段にはマグネットベルトコンベヤを設け、前記搬入手
段復帰手段には前記ベルトコンベヤの駆動プーリのサイ
ドゲージ側に頂点を有するクラウニングを設けるととも
に、該駆動プーリの幅を１枚の被加工材の搬入中に前記
ベルトが駆動プーリから離脱しない幅にしたことを要旨
とするものである。
搬入方法は、請求項１に記載の発明において、前記搬入
手段にはマグネットベルトコンベヤを設け、前記搬入手
段復帰手段には前記ベルトコンベヤの駆動プーリのサイ
ドゲージ側に頂点を有するクラウニングを設けるととも
に、該駆動プーリの幅を１枚の被加工材の搬入中に前記
ベルトが駆動プーリから離脱しない幅にしたことを要旨
とするものである。
【０００７】請求項３に記載のシャーリング機への板材
搬入装置は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイド
ゲージを備えたシャーリング機において、前記シャーリ
ング機に対して被加工材を搬入するためのマグネットベ
ルトコンベヤの先端を前記送材基準に対して近接する様
に傾斜して設け、該マグネットベルトコンベヤのシャー
リング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ復帰手段を設
けたことを要旨とするものである。
搬入装置は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイド
ゲージを備えたシャーリング機において、前記シャーリ
ング機に対して被加工材を搬入するためのマグネットベ
ルトコンベヤの先端を前記送材基準に対して近接する様
に傾斜して設け、該マグネットベルトコンベヤのシャー
リング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ復帰手段を設
けたことを要旨とするものである。
【０００８】請求項４に記載のシャーリング機への板材
搬入装置は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイド
ゲージを備えたシャーリング機において、該シャーリン
グ機の前方位置に被加工材を積載した素材台を設け、該
素材台の上方空間に前記シャーリング機へ被加工材を搬
入するための複数列のマグネットベルトコンベヤを設け
ると共に、該マグネットベルトコンベヤのさらに上方空
間に前記素材台上に積載した最上段の被加工材を吸着し
て取り出し自在の被加工材取り出し装置を設け、前記マ
グネットベルトコンベヤの先端を前記送材基準に対して
近接する様に傾斜して設け、該マグネットベルトコンベ
ヤのシャーリング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ復
帰手段を設けたことを要旨とするものである。
搬入装置は、剪断刃に直角な送材基準面を有するサイド
ゲージを備えたシャーリング機において、該シャーリン
グ機の前方位置に被加工材を積載した素材台を設け、該
素材台の上方空間に前記シャーリング機へ被加工材を搬
入するための複数列のマグネットベルトコンベヤを設け
ると共に、該マグネットベルトコンベヤのさらに上方空
間に前記素材台上に積載した最上段の被加工材を吸着し
て取り出し自在の被加工材取り出し装置を設け、前記マ
グネットベルトコンベヤの先端を前記送材基準に対して
近接する様に傾斜して設け、該マグネットベルトコンベ
ヤのシャーリング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ復
帰手段を設けたことを要旨とするものである。
【０００９】請求項５に記載のシャーリング機への板材
搬入装置は、請求項４に記載の発明において、前記ベル
トコンベヤ復帰手段は駆動プーリのサイドゲージ側に頂
点を有するクラウニングを設けるとともに、該駆動プー
リの幅を１枚の被加工材の搬入中に前記ベルトが駆動プ
ーリから離脱しない幅にしたことを要旨とするものであ
る。
搬入装置は、請求項４に記載の発明において、前記ベル
トコンベヤ復帰手段は駆動プーリのサイドゲージ側に頂
点を有するクラウニングを設けるとともに、該駆動プー
リの幅を１枚の被加工材の搬入中に前記ベルトが駆動プ
ーリから離脱しない幅にしたことを要旨とするものであ
る。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
によって説明する。
によって説明する。
【００１１】図１は本発明に係わる板材搬入装置を備え
た全自動のシャーリング機の立面図、図２は図１の板材
搬入装置の要部を示した平面図である。なお、被加工材
Ｗは図１および図２において右から左へ搬入されるので
これを基準に前後を説明し、上下は加工機を設置した床
面に対して呼称するものとする。
た全自動のシャーリング機の立面図、図２は図１の板材
搬入装置の要部を示した平面図である。なお、被加工材
Ｗは図１および図２において右から左へ搬入されるので
これを基準に前後を説明し、上下は加工機を設置した床
面に対して呼称するものとする。
【００１２】図１を参照するに、シャーリング機１の前
部のテーブル３上には、被加工材Ｗを上下の切断刃（図
示省略）の間に送材位置決めする電磁ベルトからなるフ
ィードコンベヤ５が設けてある。また、シャーリング機
１の後方には搬出コンベヤ７からの切断製品を積載する
パイラ９が設けてある。
部のテーブル３上には、被加工材Ｗを上下の切断刃（図
示省略）の間に送材位置決めする電磁ベルトからなるフ
ィードコンベヤ５が設けてある。また、シャーリング機
１の後方には搬出コンベヤ７からの切断製品を積載する
パイラ９が設けてある。
【００１３】図２に示す如く、シャーリング機１の前部
右側方（図２の上方）には、剪断刃に直角な送材基準面
を有するサイドゲージ１１が前方に延伸させて設けてあ
る。
右側方（図２の上方）には、剪断刃に直角な送材基準面
を有するサイドゲージ１１が前方に延伸させて設けてあ
る。
【００１４】実施例のサイドゲージ１１には、外径が前
記送材基準面を接平面とする永久磁石のローラ１３が適
宜な間隔で回転自在に設けてある。またサイドゲージ１
１の断面はＬ字形に形成してあり、このＬ字形の水平部
が被加工材Ｗの右側端部の下面を支持する被加工材支持
部１５になっている。
記送材基準面を接平面とする永久磁石のローラ１３が適
宜な間隔で回転自在に設けてある。またサイドゲージ１
１の断面はＬ字形に形成してあり、このＬ字形の水平部
が被加工材Ｗの右側端部の下面を支持する被加工材支持
部１５になっている。
【００１５】再度図１を参照するに、シャーリング機１
の前方には、前記サイドゲージ１１の送材基準面ほぼ直
交する方向に移動可能かつ上下動自在の素材台１７を設
け、この素材台１７上に多数枚の被加工材Ｗが積載して
ある。
の前方には、前記サイドゲージ１１の送材基準面ほぼ直
交する方向に移動可能かつ上下動自在の素材台１７を設
け、この素材台１７上に多数枚の被加工材Ｗが積載して
ある。
【００１６】上述のシャーリング機１の前方の素材台１
７の上方の空間には、シャーリング機へ被加工材Ｗを搬
入する搬入手段として複数列（実施例では２列）のマグ
ネットベルトコンベヤ１９が設けてある。
７の上方の空間には、シャーリング機へ被加工材Ｗを搬
入する搬入手段として複数列（実施例では２列）のマグ
ネットベルトコンベヤ１９が設けてある。
【００１７】上述のマグネットベルトコンベヤの先端の
駆動プーリ２１は、前記フィードコンベヤ５に近接して
配置し、かつ駆動プーリ２１を従動側のプーリ２３より
もサイドゲージ１１に近接して設置してある。すなわ
ち、マグネットベルトコンベヤ１９の送材方向を進行方
向に対して右方に傾斜させて設けてある。
駆動プーリ２１は、前記フィードコンベヤ５に近接して
配置し、かつ駆動プーリ２１を従動側のプーリ２３より
もサイドゲージ１１に近接して設置してある。すなわ
ち、マグネットベルトコンベヤ１９の送材方向を進行方
向に対して右方に傾斜させて設けてある。
【００１８】上述の搬入手段であるマグネットベルトコ
ンベヤ１９の駆動プーリ２１には、搬入手段（ベルトコ
ンベヤ）復帰手段としてサイドゲージ側に頂点を有する
クラウニングを設けると共に、駆動プーリ２１の幅を１
枚の被加工材の搬入中に前記ベルト１９が駆動プーリ２
１から離脱しない程度の幅に設けてある。
ンベヤ１９の駆動プーリ２１には、搬入手段（ベルトコ
ンベヤ）復帰手段としてサイドゲージ側に頂点を有する
クラウニングを設けると共に、駆動プーリ２１の幅を１
枚の被加工材の搬入中に前記ベルト１９が駆動プーリ２
１から離脱しない程度の幅に設けてある。
【００１９】なお、前記マグネットベルトコンベヤ１９
の下面の高さは、前記サイドゲージ１１の被加工材支持
部１５の上面より搬入する板厚分を加えた高さに適宜に
高さを調節設定できる様に設けてある。すなわち、パス
ラインに板厚分を加えた高さに設定してある。なおま
た、コンベヤの駆動手段については公知の手段を使用す
ることができるので図示省略してある。
の下面の高さは、前記サイドゲージ１１の被加工材支持
部１５の上面より搬入する板厚分を加えた高さに適宜に
高さを調節設定できる様に設けてある。すなわち、パス
ラインに板厚分を加えた高さに設定してある。なおま
た、コンベヤの駆動手段については公知の手段を使用す
ることができるので図示省略してある。
【００２０】上述のマグネットベルトコンベヤ１９の駆
動方向は下側のマグネットベルト２２がシャーリング機
１の方向へ移動する方向に駆動する。
動方向は下側のマグネットベルト２２がシャーリング機
１の方向へ移動する方向に駆動する。
【００２１】前記のマグネットベルトコンベヤ１９のさ
らに上方の空間には、前記素材台１７上に積載した多数
枚の被加工材の最上段の被加工材を１枚だけ吸着して取
り出す被加工材取り出し装置２５が設けてある。
らに上方の空間には、前記素材台１７上に積載した多数
枚の被加工材の最上段の被加工材を１枚だけ吸着して取
り出す被加工材取り出し装置２５が設けてある。
【００２２】被加工材取り出し装置２５には、真空パッ
ドの如き複数の吸着パッド２７が上下動自在の吸着パッ
ド支持フレーム２９に設けてある。この吸着パッドの配
列は前記マグネットベルトコンベヤ１９に干渉しない様
に、マグネットベルトコンベヤ１９の間に直線的に適宜
な間隔を設けて配置してある。
ドの如き複数の吸着パッド２７が上下動自在の吸着パッ
ド支持フレーム２９に設けてある。この吸着パッドの配
列は前記マグネットベルトコンベヤ１９に干渉しない様
に、マグネットベルトコンベヤ１９の間に直線的に適宜
な間隔を設けて配置してある。
【００２３】なお、前記吸着パッド支持フレーム２９
は、シャーリング加工機１を設置した床に立設した門型
フレーム３１に複数の流体圧シリンダ３３を介して取り
付けてある。
は、シャーリング加工機１を設置した床に立設した門型
フレーム３１に複数の流体圧シリンダ３３を介して取り
付けてある。
【００２４】上記構成において、板金材からなる被加工
材をシャーリング機１に供給する手順を説明する。
材をシャーリング機１に供給する手順を説明する。
【００２５】まず、被加工材取り出し装置２５を作動さ
せて、素材台１７上の被加工材上部まで吸着パッド２７
を下降させ、多数枚積載された被加工材Ｗから最上層の
一枚を吸着する。次に吸着パッド２７を上昇させて、マ
グネットベルトコンベヤ１９の下側のマグネットベルト
２２に被加工材Ｗを吸着させる。マグネットベルトコン
ベヤ１９の下側に被加工材Ｗを吸着した後、ベルトコン
ベヤ１９を作動させ、被加工材Ｗをシャーリング機１側
へ搬入する。
せて、素材台１７上の被加工材上部まで吸着パッド２７
を下降させ、多数枚積載された被加工材Ｗから最上層の
一枚を吸着する。次に吸着パッド２７を上昇させて、マ
グネットベルトコンベヤ１９の下側のマグネットベルト
２２に被加工材Ｗを吸着させる。マグネットベルトコン
ベヤ１９の下側に被加工材Ｗを吸着した後、ベルトコン
ベヤ１９を作動させ、被加工材Ｗをシャーリング機１側
へ搬入する。
【００２６】上述の操作により、被加工材Ｗはパスライ
ン上を水平状態で搬入方向に対して斜め右側に搬入さ
れ、被加工材Ｗの右側端面がサイドゲージ１１の被加工
材支持部１５の上面に支持されると共に基準面に当接す
る。被加工材Ｗが基準面に当接後、さらにシャーリング
機１側へ搬入を継続させると、被加工材をサイドゲージ
に寄せる力の反力がマグネットベルト２２に作用する。
ン上を水平状態で搬入方向に対して斜め右側に搬入さ
れ、被加工材Ｗの右側端面がサイドゲージ１１の被加工
材支持部１５の上面に支持されると共に基準面に当接す
る。被加工材Ｗが基準面に当接後、さらにシャーリング
機１側へ搬入を継続させると、被加工材をサイドゲージ
に寄せる力の反力がマグネットベルト２２に作用する。
【００２７】その結果、被加工材はサイドゲージ１１の
基準面に当接した状態を維持したままシャーリング機１
側へ搬入されるが、駆動プーリ２１側のマグネットベル
ト２２がサイドゲージ１１から離反する方向（図２にお
いて下側の方向）にずれ始める。
基準面に当接した状態を維持したままシャーリング機１
側へ搬入されるが、駆動プーリ２１側のマグネットベル
ト２２がサイドゲージ１１から離反する方向（図２にお
いて下側の方向）にずれ始める。
【００２８】前述の如くプーリ２１には、搬入手段（ベ
ルトコンベヤ）復帰手段としてサイドゲージ側に頂点を
有するクラウニングを設けてあるので、被加工材がフィ
ードコンベヤへ移送されると、サイドゲージからマグネ
ットベルト２２への反力がなくなってマグネットベルト
コンベヤ１９のアイドル運転時間中にマグネットベルト
２２の位置は搬入開始時の初期状態に戻される。
ルトコンベヤ）復帰手段としてサイドゲージ側に頂点を
有するクラウニングを設けてあるので、被加工材がフィ
ードコンベヤへ移送されると、サイドゲージからマグネ
ットベルト２２への反力がなくなってマグネットベルト
コンベヤ１９のアイドル運転時間中にマグネットベルト
２２の位置は搬入開始時の初期状態に戻される。
【００２９】したがって、マグネットベルト２２がサイ
ドゲージ１１から離反する方向にずれても、駆動プーリ
２１から離脱することがない。
ドゲージ１１から離反する方向にずれても、駆動プーリ
２１から離脱することがない。
【００３０】上述の搬入行程において、マグネットベル
ト２２が搬入開始時の最初の位置へ移動する間に、次の
被加工材を取り出す様にすれば、被加工材取り出し装置
２５を能率的に運転することができる。
ト２２が搬入開始時の最初の位置へ移動する間に、次の
被加工材を取り出す様にすれば、被加工材取り出し装置
２５を能率的に運転することができる。
【００３１】シャーリング機１へ搬入された被加工材Ｗ
は、前述のフィードコンベヤ５によって、適宜な切断長
さに位置決めされて切断される様になっている。切断さ
れた製品は、搬出コンベヤ７によってシャーリング機の
後方に設置したパイラに積載される。
は、前述のフィードコンベヤ５によって、適宜な切断長
さに位置決めされて切断される様になっている。切断さ
れた製品は、搬出コンベヤ７によってシャーリング機の
後方に設置したパイラに積載される。
【００３２】
【発明の効果】請求項１〜請求項５の発明によれば、サ
イドゲージに対して板金材の被加工材の端面を押し付け
る様に被加工材を供給するシャーリング機の板材搬入方
法および装置において、搬送手段の送材後のアイドル運
転時間中に搬送手段（コンベヤ）の位置を搬入開始時の
初期状態に戻すことができるので、搬送手段（コンベ
ヤ）が駆動プーリから離脱することがない。
イドゲージに対して板金材の被加工材の端面を押し付け
る様に被加工材を供給するシャーリング機の板材搬入方
法および装置において、搬送手段の送材後のアイドル運
転時間中に搬送手段（コンベヤ）の位置を搬入開始時の
初期状態に戻すことができるので、搬送手段（コンベ
ヤ）が駆動プーリから離脱することがない。
【図１】本発明に係わる板材搬入装置を備えた全自動の
シャーリング機の立面図。
シャーリング機の立面図。
【図２】図１の板材搬入装置の要部を示した平面図。
１ シャーリング機 ３ テーブル ５ フィードコンベヤ ７ 搬出コンベヤ ９ パイラ １１ サイドゲージ １３ ローラ １５ 被加工材支持部 １７ 素材台 １９ マグネットベルトコンベヤ ２１ 駆動プーリ ２２ マグネットベルト ２３ 従動側プーリ ２５ 被加工材取り出し装置 ２７ 吸着パッド ２９ 吸着パッド支持フレーム ３１ 門型フレーム ３３ 流体圧シリンダ Ｗ 被加工材
Claims (5)
- 【請求項１】 剪断刃に直角な送材基準面を有するサイ
ドゲージを備えたシャーリング機に対して被加工材を搬
入する方法において、搬入先端側が前記サイドゲージに
近接する様に傾斜した搬入手段によって被加工材を搬入
し、該被加工材が前記サイドゲージに当接後に受ける反
力によってサイドゲージから離反した前記搬入手段を搬
入手段復帰手段によって搬入開始時の初期状態に戻すこ
とを特徴とするシャーリング機への板材搬入方法。 - 【請求項２】 前記搬入手段にはマグネットベルトコン
ベヤを設け、前記搬入手段復帰手段には前記ベルトコン
ベヤの駆動プーリのサイドゲージ側に頂点を有するクラ
ウニングを設けるとともに、該駆動プーリの幅を１枚の
被加工材の搬入中に前記ベルトが駆動プーリから離脱し
ない幅にしたことを特徴とする請求項１に記載のシャー
リング機への板材搬入方法。 - 【請求項３】 剪断刃に直角な送材基準面を有するサイ
ドゲージを備えたシャーリング機において、前記シャー
リング機に対して被加工材を搬入するためのマグネット
ベルトコンベヤの先端を前記送材基準に対して近接する
様に傾斜して設け、該マグネットベルトコンベヤのシャ
ーリング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ復帰手段を
設けたことを特徴とするシャーリング機への板材搬入装
置。 - 【請求項４】 剪断刃に直角な送材基準面を有するサイ
ドゲージを備えたシャーリング機において、該シャーリ
ング機の前方位置に被加工材を積載した素材台を設け、
該素材台の上方空間に前記シャーリング機へ被加工材を
搬入するための複数列のマグネットベルトコンベヤを設
けると共に、該マグネットベルトコンベヤのさらに上方
空間に前記素材台上に積載した最上段の被加工材を吸着
して取り出し自在の被加工材取り出し装置を設け、前記
マグネットベルトコンベヤの先端を前記送材基準に対し
て近接する様に傾斜して設け、該マグネットベルトコン
ベヤのシャーリング機側の駆動プーリにベルトコンベヤ
復帰手段を設けたことを特徴とするシャーリング機への
板材搬入装置。 - 【請求項５】 前記ベルトコンベヤ復帰手段は駆動プー
リのサイドゲージ側に頂点を有するクラウニングを設け
るとともに、該駆動プーリの幅を１枚の被加工材の搬入
中に前記ベルトが駆動プーリから離脱しない幅にしたこ
とを特徴とする請求項４に記載のシャーリング機への板
材搬入装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141773A JP2000326137A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | シャーリング機への板材搬入方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11141773A JP2000326137A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | シャーリング機への板材搬入方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000326137A true JP2000326137A (ja) | 2000-11-28 |
Family
ID=15299851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11141773A Pending JP2000326137A (ja) | 1999-05-21 | 1999-05-21 | シャーリング機への板材搬入方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000326137A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102794496A (zh) * | 2012-07-09 | 2012-11-28 | 麻斌 | 剪床旋转式调向装置 |
| CN107756033A (zh) * | 2017-04-13 | 2018-03-06 | 王瑞麒 | 一种用于钢材剪切的建筑机械装置的使用方法 |
| CN107825209A (zh) * | 2017-11-07 | 2018-03-23 | 李广连 | 一种用于汽车座轴卡栓的装放摆送装置 |
-
1999
- 1999-05-21 JP JP11141773A patent/JP2000326137A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102794496A (zh) * | 2012-07-09 | 2012-11-28 | 麻斌 | 剪床旋转式调向装置 |
| CN107756033A (zh) * | 2017-04-13 | 2018-03-06 | 王瑞麒 | 一种用于钢材剪切的建筑机械装置的使用方法 |
| CN107756033B (zh) * | 2017-04-13 | 2019-10-01 | 倡创(上海)咨询管理事务所 | 一种用于钢材剪切的建筑机械装置的使用方法 |
| CN107825209A (zh) * | 2017-11-07 | 2018-03-23 | 李广连 | 一种用于汽车座轴卡栓的装放摆送装置 |
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