JP2001038088A - ドラム式乾燥洗濯機 - Google Patents

ドラム式乾燥洗濯機

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JP2001038088A
JP2001038088A JP11219802A JP21980299A JP2001038088A JP 2001038088 A JP2001038088 A JP 2001038088A JP 11219802 A JP11219802 A JP 11219802A JP 21980299 A JP21980299 A JP 21980299A JP 2001038088 A JP2001038088 A JP 2001038088A
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water
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drum
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裕一 大山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】乾燥工程時の温風経路の確保を図り、特に繰り
返し乾燥運転が行われたときの事故を未然に防ぐ機能を
持つ、ドラム式乾燥洗濯機を提供する。 【解決手段】水槽2と、水槽2内に回転可能に配設され
た回転ドラム5と、回転ドラム5に収容された洗濯物を
乾燥する温風を供給するための温風供給手段50と、前
記温風の温度を検知する温度センサー55,56と、乾
燥運転の履歴を記憶する記憶手段とを備え、温度センサ
ー55,56により前記温風の所定の温度或いは所定の
温度上昇率或いは所定の乾燥運転の履歴値を検知したと
きに、異常状態として運転停止或いは異常報知を行う構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラム式の乾燥洗
濯機に関するものであり、更に詳しくは、洗濯物をドラ
ム内に収容したまま、洗いから乾燥までの各工程の運転
を行うドラム式乾燥洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドラム式乾燥洗濯機は、例え
ば特開平8−80396号公報に記載されている如く、
ドラムが水槽内で水平軸を中心に回転する構造が主流と
なっており、洗濯から乾燥までを同一のドラムで行う事
ができるため、洗濯,脱水から乾燥までの機能を兼ね備
えたドラム式乾燥洗濯機の代表的なものとなっている。
このような従来のドラム式乾燥洗濯機の概略の構成を以
下に説明する。
【0003】図5は、従来のドラム式乾燥洗濯機の一例
を模式的に示す側面縦断面図であり、図6は同じく正面
縦断面図である。これらの図において、1は本装置の外
殻を構成する外箱、2は外箱1内に設けられた有底の例
えば略円筒状をした水槽、5は水槽2内に設けられたこ
れも有底の略円筒状をした回転ドラムである。水槽2
は、外箱1の内壁上部より下方に延びるバネ3及び底部
より上方に延びる緩衝装置4等により揺動自在に支持さ
れているものであり、また、洗濯液やすすぎ液,脱水液
を貯え、且つ排出する機能を有している。
【0004】回転ドラム5は、その底部中央付近より外
側に向かって回転軸7が延びており、水槽2の底部中央
付近を貫通し、その底部に設けられた軸受2aによって
軸支されている。さらに、水槽2の底部には、リング状
のステータ6aと円板状のロータ6bとより成る駆動モ
ータ6が取り付けられており、ステータ6aは水槽2の
軸受2aに固定され、ロータ6bはその中央付近で回転
軸7先端に固定されている。
【0005】ここでは、回転ドラム5が水平軸Hより若
干上向きとなるように、回転軸7が配設されていて、駆
動モータ6によりこれが駆動される事により、回転ドラ
ム5が水槽2内を例えば矢印P方向に回転する。水槽2
は回転ドラム5の外側でこれとほぼ同方向に傾いてお
り、回転軸7に垂直な方向の断面が略同心円状になる配
置となっている。
【0006】また、回転ドラム5は、前方に洗濯物の出
し入れをする開口部5aを有し、またその周壁全体に
は、洗濯時の給水,脱水時の排水,及び乾燥時の温風等
を通過させるために、多数の小孔5bが設けられてい
る。また、開口部5aの外側周囲には、リング状の流体
バランサーBが固定されており、回転ドラム5が安定し
た回転を維持するようにしている。この流体バランサー
Bは、開口部5aの内側に設けても良い。また、Tは回
転ドラム5の内周複数箇所に設けられた突起であり、こ
れにより洗濯物を撹拌するものである。尚、洗濯物は図
示していない。
【0007】また、この乾燥洗濯機の正面には洗濯物を
出し入れするためのドア8が設けられており、このドア
8を閉じて水槽2との間のドアパッキン9を挟み込む事
により、水槽2が密閉され、洗濯水等が機外に漏れない
構造となっている。また、11は洗剤ケースであり、詳
しくは図示しないが、洗剤室及び仕上げ剤室を有してい
て、外箱1上部正面に着脱自在に設けられている。
【0008】そして、外箱1内部上方には、後部より挿
入された給水管Aが分岐したところに、給水弁12,1
3がそれぞれ設けられていて、給水弁12は配管12a
により洗剤ケース11の洗剤室と連通し、給水弁13は
配管13aにより洗剤ケース11の仕上げ剤室と連通し
ている。さらに、給水ノズル14により、洗剤ケース1
1の洗剤室及び仕上げ剤室と水槽2とが連通している。
給水管Aからの水は、矢印d等に示すように、洗剤ケー
ス11を経て給水ノズル14から回転ドラム5内に供給
される。
【0009】また、15はフィルターケースであり、洗
濯物等から出た夾雑物等を捕獲する糸屑フィルター16
を内蔵しており、外箱1下部正面に着脱自在に設けられ
ている。糸屑フィルター16は、繊維或いは樹脂等で格
子状に形成されたものであり、フィルターケース15に
対して着脱自在である。フィルターケース15は、排水
管17により水槽2下部と連通しており、更に導圧パイ
プ19により水位センサー18と連通している。さら
に、フィルターケース15は、排水管21により排水弁
20と連通している。そして、排水弁20は、排水管2
2により洗濯機外部と連通している。
【0010】また、23は循環ポンプであり、吸引側が
排水管21に連結され、吐出側が吐出管24に連結され
ていて、更に吐出管24により水槽2上部と連通してい
る。この吐出管24は、洗濯液やすすぎ液を循環水とし
て再供給するものであり、矢印a,bで示すように一旦
糸屑フィルター16を通過した前記循環水を、矢印cで
示すように循環ポンプ23により循環させ、矢印Wで示
すようにこの吐出管24により回転ドラム5内に循環供
給する。尚、図6においては、排水弁20,排水管2
1,循環ポンプ23,吐出管24等の図示を省略してい
る。
【0011】このようなドラム式乾燥洗濯機において
は、回転ドラム5を回転させつつ、内部の洗濯物に対し
て洗い,すすぎ,脱水,乾燥を連続或いはそれぞれ単独
で行うように構成されている。特に、乾燥工程において
は、図6に示すように、水槽2の下部より出て上部につ
ながる排気ダクト53により、水槽2内の空気を循環さ
せ、洗濯物を乾燥させる仕組みである。このとき、排気
ダクト53中の上部に設けられた、送風ファン51及び
ヒータ52より成る温風供給手段50が作動し、水槽2
内の空気は排気ダクト53内を矢印fで示す方向に循環
し、ヒータ52で温められて、送風ファン51により再
び水槽2、ひいては回転ドラム5内に流入する。そし
て、洗濯物に含まれた水分を吸収し、再び排気ダクト5
3内を循環する。
【0012】ここで、送風ファン51手前の位置には、
外部より排気ダクト53内につながる散水管54aが挿
入されており、その途中に設けられた給水弁54を開く
事により、ここから排気ダクト53内に散水される。こ
の散水された水が排気ダクト53内の温風に接触してこ
れを冷却し、温風に含まれた水分を結露させてこれを取
り除く。冷却された温風は、ヒータ52で再加熱され、
高温低湿の温風となり、回転ドラム5内に再循環され
て、再び洗濯物に含まれた水分を吸収する。このよう
に、水槽2内の空気を加熱,冷却しつつ循環させ、これ
を繰り返す事により、洗濯物の乾燥を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成において、特に乾燥工程では、洗濯物から出た糸
屑等の夾雑物が、温風と共にその循環経路を循環し、途
中の経路内に付着する恐れがある。そもそも、従来から
のドラム式乾燥洗濯機は、洗いから乾燥まで連続して行
う事ができるだけでなく、各工程のいずれかのみの運転
等、使用者の好みの設定ができるものが殆どであり、前
記のような乾燥工程のみを繰り返して運転すると、糸屑
等の夾雑物が温風の循環経路内に付着して堆積するとい
う問題がある。
【0014】このような夾雑物の堆積が増大すると、温
風の循環が妨げられ、その流量が減少するので、乾燥工
程における各制御が正常に機能しなくなり、洗濯物に対
して異常高温空気が供給されたり、或いは乾燥時間が長
くなったりして、洗濯物の縮みや変色が生じ、さらには
その洗濯物や前記夾雑物が発火したりする事となる。本
発明は、このような問題点に鑑み、乾燥工程時の温風経
路の確保を図り、特に繰り返し乾燥運転が行われたとき
の事故を未然に防ぐ機能を持つ、ドラム式乾燥洗濯機を
提供する事を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、水槽と、その水槽内に回転可能に配設
された回転ドラムと、その回転ドラムに収容された洗濯
物を乾燥する温風を供給するための温風供給手段と、前
記温風の温度を検知する温度検知手段とを備え、その温
度検知手段により前記温風の所定の温度或いは所定の温
度上昇率を検知したときに、異常状態として運転停止或
いは異常報知を行う構成とする。
【0016】或いは、水槽と、その水槽内に回転可能に
配設された回転ドラムと、その回転ドラムに収容された
洗濯物を乾燥する温風を供給するための温風供給手段
と、乾燥運転の履歴を記憶する記憶手段とを備え、その
記憶手段により前記乾燥運転の運転回数或いは運転時間
を積算して記憶し、所定の前記運転回数或いは所定の前
記運転時間に達したときに、異常状態として運転停止或
いは異常報知を行う構成とする。
【0017】また、上記二つの構成のいずれも備えた構
成としても良い。また、前記運転停止は、前記温風を冷
却した後に行う構成とする事もできる。さらに、前記異
常状態が解消されなければ乾燥運転を開始しない構成と
する事もできる。
【0018】また、定期的に洗い運転或いはすすぎ運転
或いは槽洗浄運転のいずれかを行う構成とする。また、
前記乾燥運転の履歴を記憶する構成において、洗い運転
或いはすすぎ運転或いは槽洗浄運転が行われたときに、
前記記憶手段により積算して記憶した値をリセットする
構成とする。
【0019】また、洗濯物を前記回転ドラムに出し入れ
するためのドアと、そのドアの開閉状態を検知する開閉
検知手段とを備え、前記異常状態となった後、前記ドア
の開閉動作を前記開閉検知手段により検知したときに、
洗い運転或いはすすぎ運転或いは槽洗浄運転のいずれか
を行う構成とする事もできる。
【0020】また、前記全ての構成において、前記水槽
より排出される水を循環水としてその水槽に再供給する
循環手段を設け、その循環手段より分岐し、前記循環水
の一部を温風の循環経路に供給する給水手段を備えた構
成とする。そして、前記温風の循環経路に市水より給水
する給水手段を設けた構成とする事もできる。さらに、
前記温風供給手段を間欠的に運転する構成とする事もで
きる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明によ
るドラム式乾燥洗濯機の外観を示す斜視図である。同図
において、1は外箱であり、正面に設けられた8は洗濯
物を出し入れするためのドアである。また、正面上部右
側に設けられた10は操作・表示部、左側に設けられた
11は洗剤ケースである。また、正面下部右側に設けら
れた15はフィルターケースである。操作・表示部10
には電源スイッチや運転開始ボタン、さらには水位やコ
ースを選択するボタン等が備えられており、裏面の外箱
1内には、操作・表示部10により選択された運転を制
御する制御回路が設置されている。詳しくは後述する。
【0022】また、図2は本発明のドラム式乾燥洗濯機
の一例を模式的に示す側面縦断面図であり、図3は同じ
く正面縦断面図である。これらの図より明らかなよう
に、本発明のドラム式乾燥洗濯機の基本構成は、上記従
来のドラム式乾燥洗濯機と類似したものとなっている。
改めて主要部分の構成を説明すると、これらの図に示す
ように、1は本装置の外殻を構成する外箱、2は外箱1
内に設けられた有底の例えば略円筒状をした水槽、5は
水槽2内に設けられたこれも有底の略円筒状をした回転
ドラムである。水槽2は、外箱1の内壁上部より下方に
延びるバネ3及び底部より上方に延びる緩衝装置4等に
より揺動自在に支持されているものであり、また、洗濯
液やすすぎ液,脱水液を貯え、且つ排出する機能を有し
ている。
【0023】回転ドラム5は、その底部中央付近より外
側に向かって回転軸7が延びており、水槽2の底部中央
付近を貫通し、その底部に設けられた軸受2aによって
軸支されている。さらに、水槽2の底部には、リング状
のステータ6aと円板状のロータ6bとより成る駆動モ
ータ6が取り付けられており、ステータ6aは水槽2の
軸受2aに固定され、ロータ6bはその中央付近で回転
軸7先端に固定されている。
【0024】ここでは、回転ドラム5が水平軸Hより若
干上向きとなるように、回転軸7が配設されていて、駆
動モータ6によりこれが駆動される事により、回転ドラ
ム5が水槽2内を回転する。水槽2は回転ドラム5の外
側でこれとほぼ同方向に傾いており、回転軸7に垂直な
方向の断面が略同心円状になる配置となっている。
【0025】また、回転ドラム5は、前方に洗濯物の出
し入れをする開口部5aを有し、またその周壁全体に
は、洗濯時の給水,脱水時の排水,及び乾燥時の温風等
を通過させるために、多数の小孔5bが設けられてい
る。また、開口部5aの外側周囲には、リング状の流体
バランサーBが固定されており、回転ドラム5が安定し
た回転を維持するようにしている。この流体バランサー
Bは、開口部5aの内側に設けても良い。また、Tは回
転ドラム5の内周複数箇所に設けられた突起であり、こ
れにより洗濯物を撹拌するものである。尚、洗濯物は図
示していない。
【0026】また、この乾燥洗濯機の正面には洗濯物を
出し入れするためのドア8が設けられており、このドア
8を閉じて水槽2との間のドアパッキン9を挟み込む事
により、水槽2が密閉され、洗濯水等が機外に漏れない
構造となっている。さらに、外箱1のドア8近傍には、
ドア8の開閉を検知する検知手段(不図示)、及び装置
の運転中にはドア8を施錠する施錠手段(不図示)が取
り付けられている。また、11は洗剤ケースであり、詳
しくは図示しないが、洗剤室及び仕上げ剤室を有してい
て、外箱1上部正面に着脱自在に設けられている。
【0027】そして、外箱1内部上方には、後部より挿
入された給水管Aが分岐したところに、給水弁12,1
3がそれぞれ設けられていて、給水弁12は配管12a
により洗剤ケース11の洗剤室と連通し、給水弁13は
配管13aにより洗剤ケース11の仕上げ剤室と連通し
ている。さらに、給水ノズル14により、洗剤ケース1
1の洗剤室及び仕上げ剤室と水槽2とが連通している。
給水管Aからの水は、矢印d等に示すように、洗剤ケー
ス11を経て給水ノズル14から回転ドラム5内に供給
される。
【0028】また、15はフィルターケースであり、洗
濯物等から出た夾雑物等を捕獲する糸屑フィルター16
を内蔵しており、外箱1下部正面に着脱自在に設けられ
ている。糸屑フィルター16は、繊維或いは樹脂等で格
子状に形成されたものであり、フィルターケース15に
対して着脱自在である。フィルターケース15は、排水
管17により水槽2下部と連通しており、更に導圧パイ
プ19により水位センサー18と連通している。さら
に、フィルターケース15は、排水管21により排水弁
20と連通している。そして、排水弁20は、排水管2
2により洗濯機外部と連通している。尚、排水弁20
は、排水ポンプとしても良い。
【0029】また、23は循環ポンプであり、吸引側が
排水管21に連結され、吐出側が吐出管24に連結され
ていて、更に吐出管24により水槽2上部と連通してい
る。この吐出管24は、洗濯液やすすぎ液を循環水とし
て再供給するものであり、矢印a,bで示すように一旦
糸屑フィルター16を通過した前記循環水を、矢印cで
示すように循環ポンプ23により循環させ、矢印Wで示
すようにこの吐出管24により回転ドラム5内に循環供
給する。
【0030】このようなドラム式乾燥洗濯機において
は、回転ドラム5を回転させつつ、内部の洗濯物に対し
て洗い,すすぎ,脱水,乾燥を連続或いはそれぞれ単独
で行うように構成されている。特に、乾燥工程において
は、図3に示すように、水槽2の下部より出て上部につ
ながる排気ダクト53により、水槽2内の空気を循環さ
せ、洗濯物を乾燥させる仕組みである。このとき、排気
ダクト53中の上部に設けられた、送風ファン51及び
ヒータ52より成る温風供給手段50が作動し、水槽2
内の空気は排気ダクト53内を矢印fで示す方向に循環
し、ヒータ52で温められて、送風ファン51により再
び水槽2、ひいては回転ドラム5内に流入する。そし
て、洗濯物に含まれた水分を吸収し、再び排気ダクト5
3内を循環する。
【0031】ここで、送風ファン51手前の位置には、
外部より排気ダクト53内につながる散水管54aが挿
入されており、その途中に設けられた給水弁54を開く
事により、ここから排気ダクト53内に散水される。こ
の散水された水が排気ダクト53内の温風に接触してこ
れを冷却し、温風に含まれた水分を結露させてこれを取
り除く。冷却された温風は、ヒータ52で再加熱され、
高温低湿の温風となり、回転ドラム5内に再循環され
て、再び洗濯物に含まれた水分を吸収する。このよう
に、水槽2内の空気を加熱,冷却しつつ循環させ、これ
を繰り返す事により、洗濯物の乾燥を行う。
【0032】また、本実施形態では、吐出管24の途中
から洗浄管25が分岐し、これが排気ダクト53中ほど
の、散水管54a手前の位置とつながっている。これに
より、上記循環水の一部を排気ダクト内に供給する仕組
みである。詳しくは後述する。
【0033】図4は、本実施形態に係るドラム式乾燥洗
濯機の制御系の構成を示すブロック図である。同図に示
すように、破線で囲まれた制御回路100の主要部分と
なるのは、更に一点鎖線で囲まれたマイクロコンピュー
タ101であり、これはCPU102,RAM103,
ROM104,タイマー105,システムバス106,
及び点線で囲まれた複数のI/Oポート107で構成さ
れている。また、このマイクロコンピュータ101は、
制御回路100内の電源回路108から電源端子VDD,
VSSに定電圧を供給される事により動作し、リセット回
路109からRESET端子に信号を入力する事ができ
るようになっている。
【0034】また、CPU102は、制御部110と演
算部111とで構成されている。この制御部110は、
ROM104に記憶されている命令を取り出すとともに
それを実行し、一方、演算部111は、命令の実行段階
で、制御部110から与えられる制御信号に基づいて、
各種入力機器やRAM103から入力されるデータに対
し、二進加算,論理演算,増減,比較等の演算を行う。
そのため、ROM104には各種機器を動作させるため
の手段、各種判断のために設定された条件、各種情報を
処理するためのルール等を予め記憶させている。
【0035】また、マイクロコンピュータ101には、
図示しない各種操作スイッチに接続された入力キー回路
112、及び水位センサー18,温度センサー55,5
6(後述)に接続された状態検知回路113から、複数
のI/Oポート107を介して信号が入力され、これに
基づいて演算を行い、表示装置駆動回路114,ブザー
駆動回路115,負荷駆動回路116を出力制御する。
【0036】ここで、表示装置駆動回路114は、上述
の操作・表示部10に設けられた表示装置を駆動するも
のであり、ブザー駆動回路115は、キー入力完了時,
運転終了時,及び異常時に図示しないブザーを鳴らし
て、使用者にその旨を伝えるためのものである。尚、負
荷駆動回路116には、排水弁20,駆動モータ6,給
水弁12,13,54等の負荷部が接続されている。こ
れらの配置及び働きについては、上記従来の技術或いは
実施の形態の中で説明した通りである。
【0037】以下、本実施形態に係る主な制御動作につ
いて説明する。上述した構成において、洗濯を行う場合
は、まず、ドア8を開いて回転ドラム5内に洗濯物を入
れるとともに、洗剤ケース11の洗剤室に洗剤を入れ、
ドア8を閉じて操作・表示部10の運転開始ボタンを押
す。すると、回転ドラム5が回転し、回転抵抗を駆動モ
ータ6の電流値や回転ドラム5の慣性停止時の回転速度
下降パターン等により検出し、入れられた洗濯物の量を
判定する布量検知が行われる。そして、その布量検知結
果に基づき、運転時間や運転強さ等の運転コースが決定
される。
【0038】運転コースが決定されると、ドア8が施錠
手段により施錠されて、洗い工程が開始される。洗い工
程では給水弁12が開き、給水された水が、洗剤ケース
11の洗剤室内に入れてあった洗剤とともに、給水ノズ
ル14を経て回転ドラム5内に到達する。そして、水槽
2の所定水位まで給水されると、給水弁12が閉じ、回
転ドラム5が低速回転する。この所定水位の検出は、水
位センサー18で行う。これは、水槽2内の水圧に連動
する磁性体を、水位センサー18の図示しないコイル内
で移動させ、その結果生じるコイルのインダクタンス変
化を、発振周波数の変化として検出し、水位を判定する
ものである。
【0039】回転ドラム5を所定時間低速回転させた
後、洗い工程を終了し、排水弁20を開いて、水槽2内
の洗濯液を外部へ排水する。この排水終了後、すすぎ工
程に移行する。このすすぎ工程では、中間脱水工程と溜
めすすぎ工程を交互に複数回行う。まず、中間脱水工程
では、回転ドラム5を高速回転させ、その遠心力で洗濯
物に含まれている洗濯液を脱水する。このとき、洗濯液
は回転ドラム5の周壁に設けられている小孔5bから周
囲に排出され、水槽2の内壁を伝わってその下部に導か
れ、排水弁20を経て外部に排水される。
【0040】次に、溜めすすぎ工程では、排水弁20が
閉じ、給水弁13が開いて、給水された水が、洗剤ケー
ス11の洗剤室内の洗剤を含まない別室を通り、給水ノ
ズル14を経て回転ドラム5内に到達する。そして、水
槽2の所定水位まで給水されると、給水弁13が閉じ、
回転ドラム5が低速回転する。回転ドラム5を所定時間
低速回転させた後、溜めすすぎ工程を終了し、排水弁2
0を開いて、水槽2内の洗濯液を外部へ排水する。この
排水終了後、仕上げ脱水工程に移行する。この仕上げ脱
水工程では、前記中間脱水工程と同様の動作を行い、洗
濯物を脱水する。
【0041】仕上げ脱水工程終了後、乾燥工程に移行す
る。乾燥工程では、送風ファン51及びヒータ52より
成る温風供給手段50が作動し、水槽2及び回転ドラム
5内の空気は、排気ダクト53内を矢印fで示す方向に
循環し、ヒータ52で温められて、送風ファン51によ
り再び水槽2、ひいては回転ドラム5内に流入する。そ
して、洗濯物に含まれた水分を吸収し、再び排気ダクト
53内を循環する。
【0042】ここで、送風ファン51手前の位置には、
外部より排気ダクト53内につながる散水管54aが挿
入されており、その途中に設けられた給水弁54を開く
事により、ここから排気ダクト53内に散水される。こ
の散水された水が排気ダクト53内の温風に接触してこ
れを冷却し、温風に含まれた水分を結露させてこれを取
り除く。冷却された温風は、ヒータ52で再加熱され、
高温低湿の温風となり、回転ドラム5内に再循環され
て、再び洗濯物の水分を吸収する。このように、水槽2
内の空気を加熱,冷却しつつ循環させ、これを繰り返す
事により、洗濯物の乾燥を行う。
【0043】そして、例えば温風の温度を温度センサー
で検知し、所定の温度を検出すると乾燥工程を終了す
る。或いは、温風の湿度を湿度センサーで検知し、所定
の湿度を検出すると乾燥工程を終了するようにしても良
い。或いは、乾燥工程開始から所定時間後に終了するよ
うにしても良い。尚、温風が除湿されたときに凝縮した
水分は、排気ダクト53内を下降し、その下端より水槽
2に流れ込み、排水管17,21,22を経て排水され
る。
【0044】この乾燥工程中、回転ドラム5は乾燥回転
パターンで回転されている。乾燥回転パターンとは、異
なる回転速度或いは反転周期、休止時間等の組み合わせ
で編成されており、回転ドラム5内の洗濯物が不規則に
回転し、温風が洗濯物に満遍無く接触するように成され
ているものである。また、排気ダクト53の排気側には
排気温度センサー55を、吸気側には吸気温度センサー
56を設け、温風温度を常時或いは定期的に監視してい
る。
【0045】ここで、乾燥運転中に、温風の循環経路、
特に排気ダクト53に夾雑物や異物が入るなどして温風
の循環を阻害したり、送風ファン51が停止して温風が
停滞したりすると、温風の流速が変化して、温風温度の
絶対値や温度の上昇率も変化する。そこで、これらを排
気温度センサー55や吸気温度センサー56で監視し、
予め設定された所定の温度や所定の温度上昇率を状態検
知回路113で検知すると、異常状態であると判断して
運転を停止し、操作・表示部10に表示したり、ブザー
による警報音を発したりして異常を使用者に報知する構
成としている。
【0046】さらに、前記異常状態を検知したときに、
まずヒータ52を遮断し、予め設定された安全温度を検
知するまで温風を冷却してから全負荷を停止する事が望
ましい。また、ドア8の施錠手段は、温風が予め設定さ
れた安全温度に冷却され、且つ全負荷が停止してから解
除される。これにより、火傷等を防止する事ができる。
また、前記異常状態を検知し、乾燥運転停止をした後
は、その異常状態が解消されなければ、操作・表示部1
0より乾燥工程を開始するように指示しても、これが行
われない構成となっている。
【0047】温風温度を監視する方法としては、即ち、
循環する温風が停滞すると、ヒータ52の近傍の温風温
度が上昇するので、ヒータ52の近傍に設けた排気温度
センサー55が所定温度に達すると、異常温度と判断す
る。或いは、循環する温風が停滞すると、排気温度セン
サー55と吸気温度センサー56の温度差が大きくなる
ので、この温度差が所定温度差に達すると、異常温度と
判断する。或いは、循環する温風が停滞すると、排気温
度センサー55或いは吸気温度センサー56の単位時間
当たりの温度上昇値、即ち温度上昇率が大きくなるの
で、この上昇率値が所定値に達すると、異常温度と判断
する。
【0048】上述したような異常状態は、乾燥運転中に
洗濯物から出た糸屑等の夾雑物が、温風とともに循環経
路内を循環するうちに、排気ダクト53,送風ファン5
1,ヒータ52,水槽2,回転ドラム5等に堆積する事
で生じる事が多く、特に乾燥工程のみを繰り返して運転
する場合に著しい。
【0049】そこで、乾燥工程を繰り返した回数や乾燥
運転時間を積算する等の履歴をRAM103に記憶し、
その履歴値が予め設定された設定値に達すると運転を停
止し、操作・表示部10に表示したり、警報音を発した
りして異常を使用者に報知する構成としている。或い
は、乾燥運転中に前記予め設定された設定値に達した場
合は、その工程が終了してから運転停止の処理を行う構
成としても良い。ここでも、運転を停止する際は、まず
ヒータ52を遮断し、温風を冷却してから全負荷を停止
する事が望ましい。
【0050】また、洗い工程時やすすぎ工程時には、温
風経路内が洗浄されるので、これらの工程が運転された
時点で前記履歴値をクリヤーし、乾燥工程を繰り返した
回数や乾燥運転時間を再度0から積算するようにプログ
ラムされている。或いは、洗い工程やすすぎ工程とは別
に、水槽を洗浄する槽洗浄工程を設け、この槽洗浄工程
が運転された時点で前記履歴値をクリヤーする構成とし
ても良い。
【0051】この槽洗浄工程は、水槽の水位や回転ドラ
ムの回転チャート、運転時間について、洗い工程やすす
ぎ工程の場合とは異なる内容とするのが良い。具体的に
は、上記夾雑物が洗い工程時やすすぎ工程時の水位以下
の部分に多く堆積する事に鑑み、これらの工程時の水位
より高い水位とする事が望ましい。また、回転ドラムの
回転速度はこれらの工程時より速くし、遠心力で夾雑物
を放出する構成とする事が望ましい。
【0052】また、上記設定値を検出し、乾燥運転停止
をした後は、夾雑物除去動作、即ち洗い工程やすすぎ工
程、或いは槽洗浄工程の運転等が行われなければ、操作
・表示部10より乾燥工程を開始するように指示して
も、これが行われないようにプログラムされている。ま
た、上記異常状態の報知は所定時間後に中断し、改めて
電源スイッチの操作や乾燥工程の指示が行われたとき
に、再度報知する構成である。また、使用者によっては
夾雑物等が出ない物しか乾燥させない場合があるが、こ
のときの利便性を良くするために、上記設定値を超えた
後でも乾燥工程を運転するモードと、前述のような運転
しないモードとを設け、それぞれのモードを選択するキ
ーを操作・表示部10に設けている。
【0053】また、例えば上記設定値が検出されて所定
時間経過後に洗い工程やすすぎ工程、或いは槽洗浄工程
を運転する等して、定期的,自動的に槽洗浄を実行し、
この時点で、上述したところの乾燥工程を繰り返した回
数や乾燥運転時間の記憶された積算値をクリヤーする構
成としても良い。ここでも、夾雑物等が出ない物しか乾
燥させないときの利便性を良くするために、定期的に槽
洗浄工程を運転するモードと運転しないモードとを設
け、それぞれのモードを選択するキーを操作・表示部1
0に設ける構成としても良い。
【0054】また、上記設定値が検出された後に、上述
したドア8の開閉を検知する検知手段(不図示)によ
り、ドア8の開閉動作を検出したら、例えば洗濯物が取
り出されたものとみなして、その後に洗い,すすぎ,槽
洗浄工程のいずれかを自動的に運転する構成としても良
い。
【0055】さらに、本実施形態では、主に図3に示す
ように、吐出管24の途中から洗浄管25が分岐し、こ
れが排気ダクト53中ほどの、散水管54a手前の位置
とつながっている。これにより、上記循環水の一部を矢
印eで示すように分岐し、更に矢印Vで示すように、排
気ダクト53内に供給する仕組みとなっている。これに
より、より効果的に排気ダクト53内に付着した夾雑物
を洗い流す事ができる。
【0056】また、洗い及びすすぎ工程、さらには槽洗
浄工程それぞれの開始時に、給水弁54を開いて散水管
54aより給水し、排気ダクト53内の夾雑物を洗い流
す構成である。このとき、温風供給手段50の少なくと
も送風ファン51を間欠的に運転させる事により風量を
変化させ、排気ダクト53内に供給される循環水或いは
給水の放出方向を変化させ、排気ダクト53内を広範囲
に洗浄する構成である。
【0057】尚、以上説明した実施形態に限定されるも
のでは勿論無く、本発明の範囲内で自由に変更及び修正
を加える事ができる。また、特許請求の範囲で言う循環
手段は、実施形態における循環ポンプに連結された吐出
管に対応しており、温風の循環経路は排気ダクトに、洗
浄手段は洗浄管に、給水手段は給水弁(54)及び散水
管にそれぞれ対応している。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
乾燥工程時の温風経路の確保を図り、特に繰り返し乾燥
運転が行われたときの事故を未然に防ぐ機能を持つ、ド
ラム式乾燥洗濯機を提供する事ができる。
【0059】特に、温風の循環経路における夾雑物の詰
まり或いはその他の原因で、温風が危険温度即ち予め設
定した所定温度に達した時点で運転を停止し、或いは異
常報知をする事により、洗濯物が高温になる事による縮
みや変色、さらには火災等の事故を未然に防止する事が
でき、また使用者に対応を促す事ができる。
【0060】また、乾燥工程を繰り返して運転した場合
に、乾燥運転回数或いは乾燥運転時間が予め設定した設
定値に達した時点で運転を停止し、或いは異常報知をす
る事により、温風の循環経路内に夾雑物が堆積した状態
での過熱を防止し、洗濯物が高温になる事による縮みや
変色、さらには火災等の事故を未然に防止する事がで
き、使用者に循環経路の洗浄を促す事ができる。
【0061】また、運転停止を行う際に、まずヒータ等
の熱供給手段のみを停止し、所定の時間或いは温風が所
定の温度になるまで送風運転によるクールダウンを実施
してから全負荷を停止する事により、安全性の高いドラ
ム式乾燥洗濯機を提供する事ができる。
【0062】また、温風の温度や乾燥運転時間等の異常
状態が解消されない限り、新たな乾燥運転が行われない
構成とする事により、安全性の高いドラム式乾燥洗濯機
を提供する事ができる。
【0063】また、洗い運転或いはすすぎ運転或いは槽
洗浄運転が行われたときに、記憶していた乾燥運転回数
或いは乾燥運転時間の積算値をリセットする構成、さら
には定期的,自動的に洗い運転或いはすすぎ運転或いは
槽洗浄運転を行う構成とする事により、安全でしかも利
便性の高いドラム式乾燥洗濯機を提供する事ができる。
【0064】また、水槽より排出される水を循環水とし
てその水槽に再供給する循環手段を設け、その循環手段
より分岐し、前記循環水の一部を温風の循環経路に供給
して洗浄する洗浄手段を備えた構成、或いは前記温風の
循環経路に給水する給水手段を設けた構成、さらには前
記温風供給手段を間欠的に運転する構成とする事によ
り、温風の循環経路を確実且つ効果的に洗浄する事がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるドラム式乾燥洗濯機の外観を示す
斜視図。
【図2】本発明のドラム式乾燥洗濯機の一例を模式的に
示す側面縦断面図。
【図3】本発明のドラム式乾燥洗濯機の一例を模式的に
示す正面縦断面図。
【図4】本実施形態に係るドラム式乾燥洗濯機の制御系
の構成を示すブロック図。
【図5】従来のドラム式乾燥洗濯機の一例を模式的に示
す側面縦断面図。
【図6】従来のドラム式乾燥洗濯機の一例を模式的に示
す正面縦断面図。
【符号の説明】
1 外箱 2 水槽 3 バネ 4 緩衝装置 5 回転ドラム 6 駆動モータ 7 回転軸 8 ドア 9 ドアパッキン 10 操作・表示部 11 洗剤ケース 12,13 給水弁 14 給水ノズル 15 フィルターケース 16 糸屑フィルター 17 排水管 18 水位センサー 19 導圧パイプ 20 排水弁 21,22 排水管 23 循環ポンプ 24 吐出管 25 洗浄管 50 温風供給手段 51 送風ファン 52 ヒータ 53 排気ダクト 54 給水弁 54a 散水管 55 排気温度センサー 56 吸気温度センサー 100 制御回路 101 マイクロコンピュータ 102 CPU 103 RAM 104 ROM 105 タイマー 106 システムバス 107 I/Oポート 108 電源回路 109 リセット回路 110 制御部 111 演算部 112 入力キー回路 113 状態検知回路 114 表示装置駆動回路 115 ブザー駆動回路 116 負荷駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA16 BA01 CA02 CB07 JB06 KA27 KA31 KA40 LB11 LB22 LB32 LC02 LC28 LC30 LC32 LC33 MA01 MA02 MA08

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽と、該水槽内に回転可能に配設され
    た回転ドラムと、該回転ドラムに収容された洗濯物を乾
    燥する温風を供給するための温風供給手段と、前記温風
    の温度を検知する温度検知手段とを備え、該温度検知手
    段により前記温風の所定の温度或いは所定の温度上昇率
    を検知したときに、異常状態として運転停止或いは異常
    報知を行う事を特徴とするドラム式乾燥洗濯機。
  2. 【請求項2】 水槽と、該水槽内に回転可能に配設され
    た回転ドラムと、該回転ドラムに収容された洗濯物を乾
    燥する温風を供給するための温風供給手段と、乾燥運転
    の履歴を記憶する記憶手段とを備えた事を特徴とするド
    ラム式乾燥洗濯機。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段により前記乾燥運転の履歴
    を記憶し、所定の履歴値に達したときに、異常状態とし
    て運転停止或いは異常報知を行う事を特徴とする請求項
    2に記載のドラム式乾燥洗濯機。
  4. 【請求項4】 前記運転停止は、前記温風を冷却した後
    に行う事を特徴とする請求項1又は請求項3に記載のド
    ラム式乾燥洗濯機。
  5. 【請求項5】 前記異常状態が解消されなければ乾燥運
    転を開始しない事を特徴とする請求項1又は請求項3又
    は請求項4のいずれかに記載のドラム式乾燥洗濯機。
  6. 【請求項6】 定期的に洗い運転或いはすすぎ運転或い
    は槽洗浄運転のいずれかを行う事を特徴とする請求項2
    又は請求項3に記載のドラム式乾燥洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗い運転或いはすすぎ運転或いは槽洗浄
    運転が行われたときに、前記記憶手段により積算して記
    憶した値をリセットする事を特徴とする請求項2又は請
    求項3に記載のドラム式乾燥洗濯機。
  8. 【請求項8】 洗濯物を前記回転ドラムに出し入れする
    ためのドアと、該ドアの開閉状態を検知する開閉検知手
    段とを備え、前記異常状態となった後、前記ドアの開閉
    動作を前記開閉検知手段により検知したときに、洗い運
    転或いはすすぎ運転或いは槽洗浄運転のいずれかを行う
    事を特徴とする請求項1又は請求項6又は請求項7に記
    載のドラム式乾燥洗濯機。
  9. 【請求項9】 前記水槽より排出される水を循環水とし
    て該水槽に再供給する循環手段を設け、該循環手段より
    分岐し、前記循環水の一部を温風の循環経路に供給して
    洗浄する洗浄手段を備えた事を特徴とする請求項1〜請
    求項8のいずれかに記載のドラム式乾燥洗濯機。
  10. 【請求項10】 温風の循環経路に給水する給水手段を
    設けた事を特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに
    記載のドラム式乾燥洗濯機。
  11. 【請求項11】 前記温風供給手段を間欠的に運転する
    事を特徴とする請求項9又は請求項10に記載のドラム
    式乾燥洗濯機。
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