JP4794524B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Description

本発明は、外箱と、外箱内に弾性支持された水槽と、水槽内で回転可能であり且つ内部に洗濯物を収容する回転ドラムと、衣類等の洗濯物の投入用の開口部を開閉するドアとを備えたドラム式洗濯機に関する。
従来、外箱内に水槽を弾性支持し、内部に洗濯物を収容する回転ドラムを水槽内に回転可能に配置し、水槽に形成された洗濯物投入用の開口部をドアによって開閉したドラム式洗濯機が知られている。この種のドラム式洗濯機におけるすすぎ・脱水工程の一例を図13に示すフローチャートに基づいて説明する。
アンバランスセンシングを行って後、低速脱水が終了すると、高速脱水ステップS111(S111と略す。以下同じ)に移行するが、この際、S112で高速脱水が、負荷のアンバラ等により設定回転数(例えば900rpm)に達していないと判定された場合、シャワーすすぎ工程を実施することなく、S131に進み、ドラム駆動用モータ4を停止させることが行われている。
ステップS131でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらく惰性で回転する。次に、ステップS132で、ドラム駆動用モータ4が停止したか否か、即ち、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。ステップS132でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、ステップS132を行う。一方、ステップS132で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、排水停止(ステップS133)及びそれに続く工程に進む。即ち、ステップS132でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、ステップS132が繰り返される。
ステップS133では、排水用モータにより排水弁を閉じることで、外箱外への水の排水が停止される。
最後に、ステップS134で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理が行われる。上記ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラムが正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、ドラムの正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。図12には、中間脱水からシャワーすすぎを経てため/注水すすぎ処理に至るすすぎ工程を行うための、モータ、給水弁、循環ポンプ及び排水弁の動作を表すシーケンスが示されている。
このように、従来のドラム式洗濯機は、シャワーすすぎの前に中間脱水を行い、ドラム駆動用モータの回転駆動軸の回転数はアンバラ状態によりマイコンで設定された設定回転数に達しない場合は、中間脱水を停止してシャワーすすぎをスキップして、次工程のため(注水)すすぎを実施しており、充分なすすぎ性能が得られないことがある。
そこで、上記回転駆動軸の回転数がマイコンで設定された設定回転数に達しなくても、直ちに中間脱水を停止しシャワーすすぎをスキップするのではなく、ある程度のすすぎ作用のある工程を継続させる点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記回転駆動軸の回転数がマイコンで設定された設定回転数に達していなくても、ある程度のすすぎ作用のある工程を行って、すすぎ性能の低下を防止することを可能にするドラム式洗濯機を提供することである。
上記課題を解決するため、この発明は、外箱内に弾性支持されるとともに前面部に洗濯物投入用の開口部が形成されている水槽と、当該水槽内に略水平軸を中心に自在に回転し且つ内部に洗濯物を収容する回転ドラムと、前記外箱に前記開口部を開閉可能に設けられ且つ閉鎖状態で前記開口部との間をドアパッキンを介してシールする開閉ドアと、投入された前記洗濯物の容量判定をするとともに洗い・すすぎ・脱水・乾燥の各工程の順次運転を制御し、前記すすぎ工程ではシャワーすすぎを実施する制御装置とを備えたドラム式洗濯機において、前記制御装置は、前記脱水工程での中間脱水の回転数の検出を受けて、前記中間脱水の回転数がある一定の回転数以上であることに応答して、前記シャワーすすぎを継続することを特徴としている。
本発明によれば、中間脱水において、ドラム駆動用モータの回転駆動軸の回転数がマイコンで設定された設定回転数に達しない場合には直ちに中間脱水を停止しシャワーすすぎをスキップするのではなく、一定の回転数以上であることが検知されていれば、シャワーすすぎが継続され、ある程度のすすぎが行われる。
中間脱水の回転数が一定の回転数以上であるきにシャワーすすぎを継続する上記ドラム式洗濯機において、当該一定の回転数を回転ドラム内に収容された洗濯物の容量判定の判定結果に応じて変化させることができる。即ち、シャワーすすぎを継続するか否かの判定の基準となる回転数を、洗濯物の容量の大きさに関連付けて変えることができる。
本発明においては、中間脱水の回転数が設定の回転数まで達しない場合は、中間脱水の時間を延長することができる。中間脱水の回転数が設定の回転数まで達しない場合には、中間脱水の時間を延長することによって、回転数が低下することに起因する洗濯液の排出低下を補い、すすぎ性能の低下を防止することができる。
中間脱水の回転数が設定の回転数まで達していない場合に中間脱水の時間を延長する上記ドラム式洗濯機において、中間脱水の延長時間を容量の大きさにより変化させることができる。例えば、すすぎ性能の低下を防止するには、洗濯物が高容量であるほど、延長時間は長く設定される。
中間脱水の回転数が設定の回転数まで達していない場合に中間脱水の時間を延長する上記ドラム式洗濯機において、中間脱水の延長時間を中間脱水の回転数の大きさによって変化させることができる。中間脱水の回転数が高速回転であるほど脱水作用は大きいので、中間脱水の延長時間については短く設定することができる。
本発明においては、中間脱水の回転数が設定の回転数まで達していない場合は、シャワーすすぎの回数を増やすことができる。中間脱水の回転数が設定の回転数まで達しない場合には、シャワーすすぎの回数を増やすことによって、回転数が低下することに起因する洗濯液の排出低下を補い、すすぎ性能の低下を防止することができる。
本発明において、中間脱水の回転数がある一定の回転数以上である場合には、シャワーすすぎを継続する制御を行うので、シャワーすすぎをスキップすることが減り、節水を図りつつ効率よくすすぎを行って、すすぎ性能が低下するのを防止し、ある程度のすすぎ性能を確保することができる。
本発明において、中間脱水の回転数が設定の回転数に達しない場合には、中間脱水の時間延長により、節水を図りつつ効率よくすすぎを行い、回転数低下に起因してすすぎ性能が低下するのを防止することができる。
また、本発明において、中間脱水の回転数が設定の回転数に達しない場合には、シャワーすすぎ回数を増やすことにより、節水を図りつつ効率よくすすぎを行い、回転数低下に起因してすすぎ性能が低下するのを防止することができる。
以下、この発明によるドラム式洗濯機の実施形態を図面に基づいて説明する。本洗濯乾燥機の一実施形態の基本構成は、図1から図5に示されている。
本発明によるドラム式洗濯乾燥機の一実施形態の概略斜視図である図1に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は外箱1を備えている。外箱1の前面部の略中央には外箱開口部7が形成されている。また、外箱1の前面にはドア8がヒンジ機構にて回動可能に取り付けられており、ドア8が外箱開口部7を開閉可能である。また、外箱1の前面上部には、操作キーや表示部を有する操作パネル11が設けられている。ユーザが操作パネル11の操作キーを操作することにより、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程が順次に、又は各工程が単独で行われる。
図1のF2−F2線で切断した概略断面図が図2に示されている。図2に示すように、ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽2と、この水槽2内に略水平に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム3と、水槽2の後部に取り付けられておりドラム3を回転駆動するドラム駆動用モータ4と、このドラム駆動用モータ4を制御して、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を実施する制御装置5と、水槽2をその後部において外箱1内に弾性支持する2本のダンパ6と、ドラム3内に向かって水をシャワー状に噴射するシャワーノズル22と、ドラム3内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム50とを備えている。なお、ドラム3は回転ドラムの一例であり、ドラム駆動用モータ4は駆動装置の一例である。
外箱1の天面の後部には、水槽2に水道水を給水するための水道水給水口40と、水槽2に風呂の水を給水するための風呂水給水口39とが設けられている。また、水道水給水口40から洗剤ケース34までの給水経路36には、給水制御部の一例としての給水弁38が設けられている。一方、風呂水給水口39から洗剤ケース34までの給水路35には、給水制御部の一例としての風呂水ポンプ37が設けられている。なお、洗剤ケース34内には、洗剤、漂白剤および柔軟剤が収容される。
水槽2の前面部には水槽開口部15が設けられている。水槽開口部15の開口縁には、ゴムや軟質樹脂などの弾性体から成るパッキン16が固着されている。ドアパッキン16は、外箱1と水槽2とを接続して洗濯物投入口を形成するとともに、水槽開口部15とドア8の間をシール可能である。閉じられたドア8はパッキン16に密着するので、この密着状態では水槽2内の液体が水槽2外へ漏れ出ることがない。また、水槽2は、水槽開口部15が外箱開口部7に対向するように横向きに配置されている。より詳しくは、水槽2の重心を通る軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。
水槽2の上部は、給水ダクト41を介して洗剤ケース34に接続されている。洗剤ケース34からの洗濯水(洗剤等を含む水、または、洗剤等を含まない水)は、給水ダクト41を流れて水槽2内に流入できる。一方、水槽2の下部には、水槽2内の洗濯液等を外部に排水するための排水口17が設けられている。排水口17には排水ダクト18の上端部が接続されている。
排水ダクト18内の洗濯水は、フィルタケース19を通過した後、排水ホース20を流れて外箱1外に出るか、または、循環ホース21を流れて水槽2内に戻れるようになっている。循環ホース21の上端部には、ドラム3内へ水をシャワー状に噴射するシャワーノズル22が接続されている一方、循環ホース21の下端部には、フィルタケース19の後方に位置する循環ポンプ23が接続されている。
排水ホース20のフィルタケース19側の端部には、排水弁24が設けられている。排水弁24は、排水用モータ25によって開閉される。排水用モータ25は制御装置5によって制御される。つまり、制御装置5が排水弁24の開閉を制御している。排水弁24が開いている場合、水槽2内の洗濯水は、排水ダクト18内を流れてフィルタケース19を通過した後、排水ホース20を流れて外箱1外に出る。一方、排水弁24が閉まっている場合、水槽2内の洗濯水は、循環ポンプ23の駆動により、排水ダクト18内を流れてフィルタケース19を通過した後、循環ホース21を流れてシャワーノズル22に送られる。これにより、洗濯水はシャワーノズル22からドラム3内に戻る。
フィルタケース19内には、樹脂製又は金属製のリントフィルタ30が収容されている。リントフィルタ30は、フィルタケース19を通過する洗濯水から糸屑などの異物を除去することができる。
ドラム3の回転軸L2は、水槽2の重心を通る軸に対して平行になっている。また、ドラム3の回転軸L2は、水平方向L1に対して5°〜30°の角度で傾斜している。ドラム3の前面部には、外箱開口部7及び水槽開口部15に対向するドラム開口部26が設けられている。ドラム開口部26は水槽開口部15よりも大きな径を有している。また、ドラム3の周壁全域には複数の小孔27が設けられている。小孔27は、水槽2とドラム3との間の空間と、ドラム3内の空間との間で洗濯水等を流通させるためのものである。
ドラム3の内周面には、ドラム3の半径方向内側に向かって突出するバッフル28を設けている。バッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置され、ドラム3の回転に伴って洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。また、ドラム3のドラム開口部26を外側から取り囲むように内部に液体を封入した液体バランサ29が設けられているので、ドラム3の回転時に、洗濯物及び洗濯液等の偏りにより生じようとするアンバランスが、液体バランサ29の封入液体の移動によって打消される。なお、小孔27が連通穴の一例である。また、図2では、小孔27の全ては図示されておらず、複数の小孔27の一部のみ図示している。
フィルタケース19にはエアトラップ31および循環ポンプ23が一体に設けられている。また、フィルタケース19内の空間はエアトラップ31内の空間と連通しており、フィルタケース19内に入った水の一部がエアトラップ31内に入るようになっている。
エアトラップ31には導圧パイプ32の一端が接続されている。導圧パイプ32の他端には、水槽2内の水位を検知する水位センサ33が接続されている。
水位センサ33は、コイルおよび磁性体を内部に有し、エアトラップ31内の空気圧の変化に応じて磁性体がコイル内を移動する。水位センサ33はコイル内の磁性体の位置により生じるコイルのインダクタンスを発振周波数として検出し、その発振周波数に基づいて水槽2内の水位を検知する。また、水位センサ33の位置は水槽2の位置より高くなっている。
乾燥システム50は、送風機52および温風ユニット53を有している。また、後で詳述するが、乾燥システム50は冷却板51(図4参照)も有している。
送風機52は、水槽2の後面下部に取り付けられている。また、送風機52は、冷却板51で冷却されて除湿された空気を吸い込み、その空気を温風ユニット53へ向けて吹き出す。送風機52は、洗濯水が内部に流入するように配置されている。これにより、送風機52内の図示しないファンなどを洗濯水で洗浄することができる。
温風ユニット53は、シーズヒータ等の乾燥用ヒータ54と、この乾燥用ヒータ54の大部分を収容するヒータケース55と、乾燥用ヒータ54で加熱された空気をドラム3内へ案内する送風ケース56とから成っている。
乾燥用ヒータ54は、冷却板51の側方に位置するように、水槽2の下部とドラム3の下部との間に設置されて、送風機52の吹き出し空気を加熱する。つまり、冷却板51で除湿された空気が、送風機52によって乾燥用ヒータ54に送られ、この乾燥用ヒータ54で加熱される。また、乾燥用ヒータ54は洗濯水に浸かるようなっている。これにより、乾燥用ヒータ54で温水を生成して、この温水で洗濯物を洗ったり、すすいだりすることができる。
図3に、シャワーノズル22およびその周辺の概略拡大図を示す。なお、図2〜図4内の符号WSは、シャワーノズル22による水流(概略)を示している。
シャワーノズル22の噴射口46は部分的に蓋部材45により塞がれている。より詳しくは、蓋部材45がシャワーノズル22の噴射口46の下部を塞いで、シャワーノズル22の噴射口46の斜め上方のみが開放されている。これにより、シャワーノズル22による洗濯水の水流WSはドラム3の回転軸L2に向かう。また、シャワーノズル22が噴射した水は扇状に広がって、ドラム3の内周面においてドラム3の回転軸L2に垂直な面と重なる部分の略全部に降りかかると共に、ドラム3の内周面において回転ドラム3の回転軸L2方向の一端から回転ドラム3の回転軸L2方向の他端まで降りかかる。
図4に、水槽2を前面側から見た概略図を示す。
冷却板51は、水槽2の下部とドラム3の下部と間に配置されている。そして、冷却板51は乾燥システム50の稼働時、つまり乾燥運転時に給水ホース57からの冷却水で冷却される。冷却された冷却板51に、洗濯物から蒸発した水分を含む空気を接触させて、上記空気の水分を凝縮させ、空気の除湿を行うようになっている。このように除湿された空気が送風機52に吸い込まれる。
送風ケース56の吹出口は、水槽開口部15の下縁とドラム開口部26の下縁との間に位置している。これにより、吹出口から吹き出した空気を、ドラム3内の下側の洗濯物に直接当てることができる。
図5に、上記ドラム式洗濯乾燥機の要部のブロック図を示す。
制御装置5はマイクロコンピュータ101を有している。マイクロコンピュータ101は、CPU(中央処理装置)104、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)107、ROM(リード・オンリー・メモリ)108、カウンタ部118、タイマー119、システムバス109および複数のI/Oポート110から成っている。マイクロコンピュータ101は、電源回路102から電源端子Vdd、Vssに定電圧が供給されることにより動作し、リセット回路103からの信号をRESET端子で受けるようになっている。
CPU104は制御部105と演算部106とから構成されており、制御部105はROM108に記憶されている命令を取り出して実行する。また、演算部106は、命令の実行段階で制御部105から与えられる制御信号に基づいて各種入力機器やRAM107から入力されるデータに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演算を行う。そのため、ROM108には、各種機器を動作させるための手段、各種判断のために設定される条件、各種情報を処理するためのルール等が予め記憶されている。また、CPU104は、不揮発性メモリ111に情報を書き込んだり、不揮発性メモリ111に書き込まれた情報を読み出したりすることができる。
マイクロコンピュータ101には、入力キー回路112および状態検知回路113からの信号がI/Oポート110を介して入力される。
状態検知回路113は、図示しないが、水位センサ33に接続されており、水位センサ33の出力を受ける。また、状態検知回路113には、ドラム3の回転速度を検知する回転速度センサや、ドラム3内の温度を検知する温度センサも接続されている。これにより、状態検知回路113は回転角度センサおよび温度センサの出力を受ける。
また、マイクロコンピュータ101は、入力キー回路112および状態検知回路113からの信号に基づいて演算を行って、表示装置114、ブザー115および負荷駆動回路116を出力制御する。
負荷駆動回路116は、風呂水ポンプ37、冷却水用給水弁58、送風機52、乾燥用ヒータ54、循環ポンプ23、給水弁38、排水用モータ25等を駆動する。
冷却水用給水弁58は給水ホース57に設けられている。冷却水用給水弁58を開くと、水道水給水口40または風呂水給水口39からの水が給水ホース57を介して冷却板30に冷却水として供給される。つまり、冷却水用給水弁58の開閉により、冷却板51へ冷却水の供給が開始したり、停止したりする。
また、負荷駆動回路116には、インバータ117を介してドラム駆動用モータ4が接続されている。インバータ117により、ドラム駆動用モータ4の回転速度を自在に変化させることができる。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、シャワーノズル22が噴射した水は扇状に広がって、ドラム3の内周面においてドラム3の回転軸L2に垂直な面と重なる部分の略全部に降りかかると共に、ドラム3の内周面において回転ドラムの回転軸L2方向の一端から回転ドラムの回転軸L2方向の他端まで降りかかるので、ドラム3をドラム駆動用モータ4で回転駆動することにより、シャワーノズル22が噴射した水をドラム3内の洗濯物に均一にかけることができる。
したがって、上記洗い能力およびすすぎ能力を向上させて、洗いやすすぎに要する時間を短くすることができる。
以下、制御装置5によるすすぎ工程を図6のシーケンスに示す。但し、このシーケンスは、シャワーすすぎを3回実行する場合のものであり、またアンバランス検知をせず中間脱水が設定回転数まで上昇した場合のものである。
制御装置5によるすすぎ工程の第1実施例を、図6A〜図6Cに示すフローチャートに従って説明する。すすぎ工程においてバランスタンブリングから低速脱水1及び2が図6Aに示されている。
図6Aにおいて、すすぎ工程が開始すると、S101で、シャワーすすぎの実行カウンタをクリアする。より詳しくは、カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数を0にする。
次に、S102で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、S103でバランスタンブリングを行う。より詳しくは、ドラム3のアンバランスを解消すべく、ドラム3に正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返させて、ドラム3内の洗濯物をタンブリングさせる。
次に、S104で、洗濯物のタンブリングが終了した否かを判定する。このS104で、洗濯物のタンブリングが終了したと判定すると、S105に進む。一方、上記S104で、洗濯物のタンブリングが終了していないと判定すると、S103に戻り、洗濯物のタンブリングが終了したと判定するまで、S103,S104を繰り返す。
タンブリングが終了した否かは、S103のバランスタンブリングが始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。バランスタンブリングが始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、S105で、アンバランスセンシングを行う。より詳しくは、洗濯物をドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、ドラム3を所定方向に回転させつつ、ドラム3の回転速度の変動を検知する。
次に、S106で、アンバランスセンシングがオッケーか否かを判定する。より詳しくは、ドラム3の回転速度の変動に基づいて、ドラム3にアンバランスが生じているか否かを判定する。S106で、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定すると、S107に進む。一方、S106で、ドラム3にアンバランスが生じていると判定すると、S103に戻り、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定するまで、S103〜S106を繰り返す。
次に、S107で低速脱水1を行う。より詳しくは、ドラム3を所定方向に例えば300rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、S108で低速脱水1が終了したか否かを判定する。S108で低速脱水1が終了したと判定すると、S109に進む。一方、S108で低速脱水1が終了していないと判定すると、S107に戻り、低速脱水1が終了するまで、S107,S108を繰り返す。
低速脱水1が終了した否かは、S107の低速脱水1が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、S109で低速脱水2を行う。より詳しくは、ドラム3を所定方向に例えば500rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、S110で、低速脱水2が終了したか否かを判定する。S110で、低速脱水2が終了したと判定するとS111(図6B)に進む。一方、S110で低速脱水2が終了していないと判定すると、S109に戻り、低速脱水2が終了したと判定するまで、S109,S110を繰り返す。
低速脱水2が終了した否かは、例えば、S109の低速脱水2が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図6Bを参照して、S111から始まる高速脱水について説明する。より詳しくは、S111では、ドラム3を所定方向に例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、S112で高速脱水が所定回転数(例えば800rpm)以上かを確認し、所定回転数以上であれば、高速脱水を継続する。
S112で高速脱水が所定回転数以下であれば、シャワーすすぎ工程をスキップしS131(図6C)に移行する。
次に、S112で高速脱水が所定回転数以上であれば、S113で高速脱水が終了したか否かを判定する。S113で高速脱水が終了したと判定すると、S114に進む。一方、S113で高速脱水が終了していないと判定すると、S111に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、S111〜S113を繰り返す。
高速脱水が終了した否かは、S111の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、S114で、ドラム3の回転速度を減速して300rpmにするための制御を開始する。つまり、制御装置5は、ドラム3の回転速度が300rpmになるようにドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を徐々に遅くする。このとき、ドラム3は、回転速度が惰性で徐々に落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動させながら回転速度が徐々に落ちる。
次に、S115で給水を開始する。より詳しくは、給水弁38を開放するか、あるいは風呂水ポンプ37を駆動させる。これにより、水道水または風呂水が洗剤ケース34および給水ダクト41を通って水槽2内に流入する。このとき、排水弁24は開いている。
次に、S116で、タイマ119を用いて、T1時間経過したか否かを判定する。S116でT1時間経過していないと判定すると、再び、S116を行う。一方、S116でT1時間経過したと判定すると、S117に進む。即ち、S116でT1時間経過したと判定するまで、S116を繰り返す。
次に、S117で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
次に、S118で、タイマ119を用いて、T2時間経過したか否かを判定する。S118でT2時間経過していないと判定すると、再び、S118を行う。一方、S118で、T2時間経過したと判定すると、S119に進む。すなわち、S118でT2時間経過したと判定するまで、S118を繰り返す。
次に、S119で、水位センサ33の出力に基づいて、水槽2内の水位が設定水位に達したか否かを判定する。S119で水槽2内の水位が設定水位に達していないと判定すると、S120に進む。一方、S119で水槽2内の水位が設定水位に達していると判定すると、S122に進む。設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位である。
S120に進んだ場合、タイマ119を用いて、所定の給水エラー時間が経過したか否かを判定する。S120で給水エラー時間が経過していないと判定すると、S119に戻り、給水エラー時間が経過したと判定するまで、S119,S120を繰り返す。一方、S120で給水エラー時間が経過したと判定すると、S121に進み、給水エラーをユーザにブザーなどで報知する。また、S121では全負荷停止も行う。つまり、ドラム駆動用モータ4や循環ポンプ23等、稼働しているものを全て停止させる。
一方、S122に進んだ場合、給水を停止する。より詳しくは、給水弁38を閉じてシャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させてシャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
次に、S123で循環ポンプ23をオンにする。これにより、循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
次に、S124で、タイマ119を用いて、T3時間経過したか否かを判定する。S124でT3時間経過していないと判定すると、再び、S124を行う。一方、S124でT3時間経過したと判定すると、S125に進む。即ち、S124でT3時間経過したと判定するまで、S124を繰り返す。
次に、S125で、循環ポンプ23をオフにする。これにより、シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
次に、S126で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、S127で高速脱水を行う。S127の高速脱水はS111の高速脱水と同じである。つまり、S127では、ドラム3を例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、S128で、高速脱水が終了したか否かを判定する。S128で、高速脱水が終了したと判定すると、S129に進む。一方、S128で、高速脱水が終了していないと判定すると、S127に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、S127,S128を繰り返す。
次に、S129で、シャワーすすぎの実行カウンタをインクリメントする。より詳しくは、カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数に1を足す。
次に、図6Cを参照してS130から始まるシャワーすすぎの終了について説明する。 S130で、シャワーすすぎが終了したか否かを判定する。つまり、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かを判定する。S130でシャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定すると、S131に進む。一方、S130でシャワーすすぎの実行回数が所定回数に達していないと判定すると、S114(図6B)に戻り、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定するまで、S114〜S119,S122〜S130を繰り返す。
次に、S131で、ドラム駆動用モータ4を停止させる。このS131でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらく惰性で回転する。 次に、S132で、ドラム駆動用モータ4が停止したか否かを判定する。つまり、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。S132でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、S132を行う。一方、S132でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、S133に進む。即ち、S132でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、S132を繰り返す。
次に、S133で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
最後に、S134で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理を行う。ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラム3が正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、ドラム3の正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。
循環ポンプ23を駆動させて、シャワーノズル22の水を洗濯物にかけるシャワーすすぎ(S123〜S125)では、ドラム3の回転速度が、ためすすぎ処理や注水すすぎ処理時の回転速度よりも速くなっているので、洗濯物内の洗剤成分に大きな遠心力が作用して、洗濯物から洗剤成分が分離しやすくなる。
また、シャワーすすぎにおけるドラム3の回転速度は中間脱水時の回転速度より遅いので、シャワーノズル22による水が洗濯物に弾かれず、その水を洗濯物に十分に染み込ませることができる。
したがって、ドラム式洗濯乾燥機のすすぎ力を向上させて、洗濯物のすすぎに要する時間を短くすることができる。
また、シャワーを行うために水槽2内の水位を上記設定水位にするが、この設定水位に達したか否かの判定はS118とS119とで行っている。これにより、水槽内の水位が所定水位から大きく外れるのを防ぐことができる。
また、設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であるから、水槽2内で泡が発生しても、泡とドラム3との接触面積は小さい。
したがって、泡とドラム3との摩擦抵抗を小さくできるので、泡拘束の発生を防ぐことができる。
また、設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であるので、水槽2内へ給水量は少なく、節水効果が得られる。
また、設定水位がドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であっても、水槽2内の水を循環ポンプ23でドラム3内へ戻して循環させるので、洗濯物を十分にすすぐことができる。
また、S112で高速脱水が所定回転数以上を検知すれば、高速脱水を継続することによって、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
次に、この発明によるドラム式洗濯機における制御装置5によるすすぎ工程の第2実施例を、図7に示すフローチャートに従って説明する。
図7に示す第2実施例ではS111〜S113のみを示しているが、図6Bに示すS112を変更した例であって、それ以前のS101〜S111まで、及びその後のS113〜S134は第1実施例と同一のため、それら各ステップの図示と説明とを省略する。
次に、S112−1で洗い工程にて設定された容量判定(例えば高容量、中容量、低容量)によって、S112−2で所定回転数が決定される。
高容量(N1):800rpm
中容量(N2):750rpm
低容量(N3):700rpm
この回転数は、高容量の場合に低回転数で、低容量の場合に高回転数でも良い。
次に、S112−2で決定された回転数以上かどうかをS112−3で判定し、所定回転数以上であれば高速脱水を継続する。
S112−1〜S112−3のように、容量判定によって検知の所定回転数を変更することによって、負荷容量に見合った高速脱水を継続し、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
次に、この発明によるドラム式洗濯機における制御装置5によるすすぎ工程の第3実施例を、図8に示すフローチャートに従って説明する。
図8に示す第3実施例ではS111〜S113のみを示しているが、図6Bに示すS112を変更した例であって、それ以前のS101〜S111まで、及びその後のS113〜S134は第1実施例と同一のため、それら各ステップの図示と説明とを省略する。
第3実施例においては、S112−1でS111にて実行された高速脱水(900rpm)の回転数が負荷のアンバラ等により回転していないと検知すると、ステップ112−2で設定された高速脱水時間を例えば1分延長をマイコンにインプットする。
S112−1〜S112−2のように、高速脱水が設定回転数(900rpm)に達していない場合に高速脱水時間を延長することによって、回転数低下による負荷に含まれた洗濯液の排出量低下を防ぎ、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
次に、この発明によるドラム式洗濯機における制御装置5によるすすぎ工程の第4実施例を、図9に示すフローチャートに従って説明する。
図9に示す第4実施例ではS111〜S113のみを示しているが、図6Bに示すS112を変更した例であって、それ以前のS101〜S111まで、及びその後のS113〜S134は第1実施例と同一のため、それら各ステップの図示と説明とを省略する。
次に、S112−1でS111にて実行された高速脱水(900rpm)の回転数が負荷のアンバラ等により回転していないと検知すると、ステップ112−2で洗い工程にて設定された容量判定(例えば高容量、中容量、低容量)によって、S112−3で高速脱水の延長時間が決定される。
高容量(N1):3分延長
中容量(N2):2分延長
低容量(N3):1分延長
この延長された時間をマイコンにインプットする。
S112−1〜S112−3のように、高速脱水が設定回転数に達していない場合、容量判定によって高速脱水の延長時間を変更することによって、負荷容量にあった回転数低下による負荷に含まれた洗濯液の排出量低下を防ぎ、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
次に、この発明によるドラム式洗濯機における制御装置5によるすすぎ工程の第5実施例を、図10に示すフローチャートに従って説明する。
図10に示す第5実施例ではS111〜S113のみを示しているが、図6Bに示すS112を変更した例であって、それ以前のS101〜S111まで、及びその後のS113〜S134は第1実施例と同一のため、それら各ステップの図示と説明とを省略する。
第5実施例において、S112−1でS111にて実行された高速脱水(900rpm)の回転数が負荷のアンバラ等により回転していないと検知すると、ステップ112−2で回転数の判断によって、S112−3で高速脱水の延長時間が決定される。
回転数N1:600〜699rpm、3分延長
回転数N2:700〜799rpm、2分延長
回転数N3:800〜899rpm、1分延長
この延長された時間をマイコンにインプットする。
S112−1〜S112−3のように、高速脱水が設定回転数に達していない場合、高速脱水回転数によって高速脱水の延長時間を変更することによって、回転数変化による負荷に含まれた洗濯液の排出量低下を防ぎ、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
次に、この発明によるドラム式洗濯機における制御装置5によるすすぎ工程の第6実施例を、図11に示すフローチャートに従って説明する。
図11に示す第6実施例ではS111〜S113のみを示しているが、図6Bに示すS112を変更した例であって、それ以前のS101〜S111まで、及びその後のS113〜S134は第1実施例と同一のため、それら各ステップの図示と説明とを省略する。
第6実施例においては、S112−1でS111にて実行された高速脱水(900rpm)の回転数が負荷のアンバラ等により回転していないと検知すると、S112−2でシャワーすすぎ1回追加をマイコンにインプットする。
S112−1〜S112−2のように、高速脱水が設定回転数に達していない場合、シャワーすすぎの回数を増やすことによって、負荷に含まれた洗濯液の排出量低下を防ぎ、すすぎ性能の低下を防ぐことができ、効率よくすすぐことができる。
本発明は、上記実施の形態のように、洗濯物を乾燥させるための機能を有するドラム式洗濯機に適用できることは勿論、洗濯物を乾燥させるための機能を有しないドラム式洗濯機にも適用できる。
また、洗濯機能のみ及び洗濯乾燥機に前記方法が適用できることは言うまでもない。
以上のように、回転ドラムの回転数が、一定の回転数(高速脱水の設定回転数よりも低い所定回転数(800rpm))以上である場合には、シャワーすすぎの水が洗濯物に弾かれることなく、且つためすすぎ処理、注水すすぎ処理時の低い回転速度以上の大きさを示す遠心力を利用して、洗剤成分を洗濯物から分離させることができる。また、このときの洗濯物の容量と回転ドラムの回転速度との関連設定は、容量が高容量のときほど高い回転速度としても、またその逆でもよい。
また、中間脱水の回転数が制御装置におけるマイコンで設定された回転数(中間脱水として行われる高速脱水の設定回転数)まで達しない場合には、回転数が低下していることに起因して洗濯液の排出が低下するので、中間脱水の時間を延長することによって、洗濯液の排出低下を防止し、すすぎ性能の低下を防止することができる。更に、中間脱水の延長時間については、高容量ほど延長時間を長く設定するというように、容量の大きさにより変化させることができる。或いは、中間脱水の延長時間については、中間脱水の回転数が高速ほど延長時間を短くするというように、中間脱水の回転数の大きさによって変化させることもできる。
更にまた、中間脱水の回転数が上記設定回転数まで達しない場合には、シャワーすすぎの回数を増やすことによって、洗濯液の排出低下を防止し、すすぎ性能の低下を防止することができる。
本発明の一実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図である。 図1のF2−F2線矢視の概略断面図である。 上記ドラム式洗濯乾燥機のシャワーノズルおよびその周辺の概略拡大図である。 上記ドラム式洗濯乾燥機の水槽の概略正面図である。 上記ドラム式洗濯乾燥機の要部のブロック図である。 第1実施例の制御装置によるすすぎ工程の低速脱水までのフローチャートである。 第1実施例の制御装置によるすすぎ工程の高速脱水のフローチャートである。 第1実施例の制御装置によるすすぎ工程のシャワーすすぎ後のフローチャートである。 第2実施例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。 第3実施例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。 第4実施例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。 第5実施例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。 第6実施例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。 従来例のすすぎ工程を行うためのシーケンスである。 従来例の制御装置によるすすぎ工程のフローチャートである。
符号の説明
1 外箱 2 水槽
3 ドラム 4 ドラム駆動用モータ
5 制御装置 6 ダンパ
7 外箱開口部 8 ドア
11 操作パネル 15 水槽開口部
16 パッキン 17 排水口
18 排水ダクト 19 フィルタケース
20 排水ホース 21 循環ホース
22 シャワーノズル 23 循環ポンプ
24 排水弁 25 排水用モータ
26 ドラム開口部 27 小孔
28 バッフル 29 液体バランサ
30 リントフィルタ 31 エアトラップ
32 導圧パイプ 33 水位センサ
34 洗剤ケース 35 給水路
36 給水経路 37 風呂水ポンプ
38 給水弁 39 風呂水給水口
40 水道水給水口 41 給水ダクト
45 蓋部材 46 噴射口
50 乾燥システム 51 冷却板5
52 送風機 53 温風ユニット
54 乾燥用ヒータ 55 ヒータケース
56 送風ケース 57 給水ホース
58 冷却水用給水弁
101 マイクロコンピュータ 102 電源回路
103 リセット回路 104 CPU(中央処理装置)
105 制御部 106 演算部
107 RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
108 ROM(リード・オンリー・メモリ) 109 システムバス
110 I/Oポート 111 不揮発性メモリ
112 入力キー回路 113 状態検知回路
114 表示装置 115 ブザー
116 負荷駆動回路 117 インバータ
118 カウンタ部 119 タイマー
L1 水平方向 L2 ドラム3の回転軸
WS シャワーノズル22による水流

Claims (6)

  1. 外箱内に弾性支持されるとともに前面部に洗濯物投入用の開口部が形成されている水槽と、当該水槽内に略水平軸を中心に自在に回転し且つ内部に洗濯物を収容する回転ドラムと、前記外箱に前記開口部を開閉可能に設けられ且つ閉鎖状態で前記開口部との間をドアパッキンを介してシールする開閉ドアと、投入された前記洗濯物の容量判定をするとともに洗い・すすぎ・脱水・乾燥の各工程の順次運転を制御し、前記すすぎ工程ではシャワーすすぎを実施する制御装置とを備えたドラム式洗濯機において、
    前記制御装置は、前記脱水工程での中間脱水の回転数の検出を受けて、前記中間脱水の回転数がある一定の回転数以上であることに応答して、前記シャワーすすぎを継続することを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 前記制御装置は、前記一定の回転数を、前記容量判定の判定結果に応じて変化させることを特徴とする請求項1に記載のドラム式洗濯機。
  3. 前記制御装置は、前記中間脱水の回転数が設定された回転数まで達していないことに応答して、前記中間脱水の時間を延長することを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
  4. 前記制御装置は、前記中間脱水において延長される延長時間を、前記容量判定により変化させることを特徴とする請求項3に記載のドラム式洗濯機。
  5. 前記制御装置は、前記中間脱水において延長される延長時間を、前記中間脱水の回転数に応じて変化させることを特徴とする請求項3に記載のドラム式洗濯機。
  6. 前記制御装置は、前記中間脱水の回転数が設定された回転数まで達していないことに応答して、前記シャワーすすぎの回数を増やすことを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム式洗濯機。
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