JP5198621B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP5198621B2
JP5198621B2 JP2011099220A JP2011099220A JP5198621B2 JP 5198621 B2 JP5198621 B2 JP 5198621B2 JP 2011099220 A JP2011099220 A JP 2011099220A JP 2011099220 A JP2011099220 A JP 2011099220A JP 5198621 B2 JP5198621 B2 JP 5198621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
water
washing machine
washing
rotating drum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011099220A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012228410A (ja
Inventor
浩二 下口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2011099220A priority Critical patent/JP5198621B2/ja
Priority to CN201280016605.9A priority patent/CN103459703B/zh
Priority to PCT/JP2012/057438 priority patent/WO2012147434A1/ja
Publication of JP2012228410A publication Critical patent/JP2012228410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5198621B2 publication Critical patent/JP5198621B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F39/00Details of washing machines not specific to a single type of machines covered by groups D06F9/00 - D06F27/00 
    • D06F39/40Steam generating arrangements
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F33/00Control of operations performed in washing machines or washer-dryers 
    • D06F33/30Control of washing machines characterised by the purpose or target of the control 
    • D06F33/44Control of the operating time, e.g. reduction of overall operating time
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2103/00Parameters monitored or detected for the control of domestic laundry washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F2103/02Characteristics of laundry or load
    • D06F2103/04Quantity, e.g. weight or variation of weight
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F2105/00Systems or parameters controlled or affected by the control systems of washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F2105/52Changing sequence of operational steps; Carrying out additional operational steps; Modifying operational steps, e.g. by extending duration of steps
    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F34/00Details of control systems for washing machines, washer-dryers or laundry dryers
    • D06F34/14Arrangements for detecting or measuring specific parameters

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Accessory Of Washing/Drying Machine, Commercial Washing/Drying Machine, Other Washing/Drying Machine (AREA)

Description

本発明は、洗濯機に関する。
洗い行程とすすぎ行程と脱水行程とが行われる従来の洗濯機として、例えば特開2008−54941号公報(特許文献1)に記載されたドラム式洗濯機が知られている。図16〜図18は、従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。また、図19は、従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程のシーケンスである。図19に示すように、特開2008−54941号公報(特許文献1)に記載されたドラム式洗濯機においては、すすぎ行程において、中間脱水処理と、シャワーすすぎ処理と、ため/注水すすぎ処理とが行われる。
特開2008−54941号公報
図17〜図19を参照すると、特開2008−54941号公報(特許文献1)に係る洗濯機は、シャワーすすぎ処理の前の中間脱水処理において、回転ドラムを高速脱水の回転数で回転させた(ステップS911)後に、低速脱水の回転数まで回転ドラムの回転数を低下させながら(ステップS914)水槽に給水(ステップS915)している。さらに、設定された水位の水量が水槽に供給された(ステップS919)後に、循環ポンプがオンされる(ステップS923)。循環ポンプがオンされる(ステップS923)ことによってシャワー状の水が洗濯物に掛けられた後に、回転ドラムが高速脱水の回転数で再び回転する(ステップS927)。
近年において、ドラム式洗濯機等の洗濯機では、余分な電力消費を抑制することや、水の消費を抑制すること等がユーザから要求されている。
特開2008−54941号公報(特許文献1)に係る洗濯機では、給水時(ステップS915ないしステップS922)と、回転ドラムの回転数の低下時(ステップS914)とに余分な時間が発生しているため、すすぎ行程に余分な時間が掛かっている。これにより、余分な電力が消費されたり、水が余分に消費されたりする。また、シャワーすすぎの前に水槽に給水され、この給水がシャワーすすぎの回数だけ繰り返させることにより、水が余分に消費されている。
ただし、単にシャワーすすぎの回数を減らすだけでは、すすぎの性能を低下させてしまうことが考えられる。
そこで、本発明の目的は、すすぎの性能を低下させることなく、すすぎ行程に掛かる時間を短縮することが可能な洗濯機を提供することである。
本発明に従った洗濯機は、外箱と水槽と洗濯槽とスチーム供給部とを備えている。水槽は、外箱に支持され、外箱の内方に配置されている。洗濯槽は、所定の方向に回転することができるように水槽の内方に配置され、且つ、洗濯物を収容する。スチーム供給部は、洗濯槽の内部に向かって蒸気を供給する。また、本発明に従った洗濯機は、洗い行程とすすぎ行程と脱水行程とを順に行う。本発明に従った洗濯機は、すすぎ行程において、洗濯槽を第1の回転数で回転させる低速脱水に続いて第1の回転数よりも高い第2の回転数で洗濯槽を回転させる高速脱水のために、洗濯槽の回転が第1の回転数から第2の回転数に達してから、スチーム供給部から洗濯槽の内部に向かって予め定められた所定時間の間に蒸気供給する第1の作動と、所定時間の間に蒸気を供給した後に蒸気の供給を停止する第2の作動とを行い、且つ、洗濯槽が第2の回転数で回転する間に第1の作動と第2の作動とを1回以上行う。
本発明によれば、すすぎ行程において比較的高温の蒸気が洗濯槽の内部に供給される。洗濯槽に供給される蒸気は、比較的少ない水量であっても洗濯槽の内部の全体に容易に拡散する。そのため、本発明によれば、すすぎ行程中に供給される水の量が比較的少ない場合でも、洗い行程によって洗剤が含まれた洗濯物に、水分を十分に浸透させることができる。そのため、洗濯槽の内部の洗濯物を、洗濯物に含まれる洗剤と水分とが洗濯物から分離されやすい状態にすることができる。このように、本発明によれば、すすぎの性能を低下させることなく、余分な水の消費を抑制することが可能である。
また、本発明によれば、すすぎ行程において、洗濯槽の回転数の変化にかかわらず洗濯槽に蒸気が供給される。さらに、本発明によれば、すすぎ行程において、洗濯槽に所定の水位の水が複数回溜められるか否かにかかわらず洗濯槽に蒸気が供給される。そのため、本発明によれば、洗濯槽の回転数を上げたり下げたりしている間の時間を短縮または省略することが可能であり、且つ、水が余分に消費されることを抑制することができる。したがって、本発明によれば、すすぎの性能を低下させることなく、すすぎ行程に掛かる時間を短縮することが可能である。
本発明に従った洗濯機では、洗濯槽に収容される洗濯物の容量に基づき、すすぎ行程においてスチーム供給部から蒸気が供給される所定時間を変化させることが好ましい。
この構成によれば、洗濯槽に収容される洗濯物の容量に適合した量の蒸気を洗濯槽に供給することができる。そのため、余分な水の消費をさらに抑制することが可能である。
以上のように、本発明によれば、すすぎの性能を低下させることなく、すすぎ行程に掛かる時間を短縮することが可能な洗濯機を提供することができる。
本発明の洗濯機の全体を示す斜視図である。 図1のII−II線の断面の概略図である。 図2の一部拡大図である。 本発明の洗濯機の水槽の概略正面図である。 本発明の洗濯機の制御ブロック図である。 本発明の洗濯機によって行われるすすぎ行程のシーケンスである。 本発明の第1実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 本発明の第4実施形態に係る洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程の制御フローチャートである。 従来の洗濯機によって行われるすすぎ行程のシーケンスである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1に、本発明に従った洗濯機10を示す。図1に示すように、洗濯機10は外箱1を備えている。外箱1は略直方体形状を有している。外箱1は、洗濯機10の本体の外形を形成している。
図2に示すように、洗濯機10は、水槽2と、洗濯槽としての回転ドラム3とを備えている。洗濯機10は全自動式のドラム式洗濯乾燥機である。
回転ドラム3は、所定の方向に回転することができるように、水槽2の内方に配置されている。回転ドラム3は、水平方向L1から傾斜した方向に延びる回転軸線L2を中心に回転する。回転ドラム3の回転軸線L2と水平方向L1とが成す角度θは、例えば5°〜30°である。ただし、回転軸線L2は、水平方向L1と略平行な方向に延びているものであってもよい。
回転ドラム3は、洗濯物を収納する。回転ドラム3の周壁3aと底部3bには、給水、排水、および、通気のための複数の小孔27が形成されている。なお、底部3bに形成された小孔の図示は省略する。
周壁3aは、回転ドラム3のうちの筒状の部分である。洗濯機10では、周壁3aは略円筒形状を有している。また、周壁3aは、回転軸線L2が延びる方向と平行な方向に延びている。周壁3aには、複数のバッフル28が配置されている。バッフル28は、回転軸線L2と略平行な方向に延びている。また、バッフル28は、回転軸線L2を中心とする円の半径方向の内方に向かって周壁3aから突出している。回転ドラム3の開口部26の縁の外側には、液体バランサ29が取り付けられている。
水槽2は、有底筒形状を有している。水槽2は、外箱1の内方に配置され且つ外箱1に支持されている。水槽2は、ダンパ6によって弾性支持されている。回転ドラム3は、水槽2の内部の空間に収容されている。水槽2の下部には、カウンターウェイト(図示せず)が取り付けられている。なお、水槽2全体のバランスをとるため、複数個のカウンターウェイトが水槽2に取り付けられていてもよい。また、カウンターウェイトは、水槽2の上部に取り付けられていてもよい。水槽2の底部の外側面には、モータ4が取り付けられている。
図1に示すように、操作パネル11が外箱1の前面の上部に配置されている。操作パネル11は、操作キーや表示部等を有している。ユーザが操作パネル11の操作キーを操作することにより、洗い行程、すすぎ行程、脱水行程、および、乾燥行程が順次行われたり、各行程がそれぞれ単独で行われたりする。
外箱1の前面の略中央には外扉8が取り付けられている。外箱1の開口部7は、水槽2の開口部15よりも前方に配置されている。図1と図2とを参照するように、外扉8は、外箱1の開口部7とともに水槽2の開口部15を開閉する。外扉8を開くことにより、外箱1の開口部7、水槽2の開口部15、および回転ドラム3の開口部26を通じて回転ドラム3に洗濯物を投入、または、回転ドラム3から洗濯物を取り出すことができる。外扉8は、透明状の窓81を有している。これにより、洗濯機10の使用者は、外箱1の外方から回転ドラム3の内部を視認することができる。
図2に示すように、水槽2の開口部15の縁には、ゴム等の弾性体によって形成されたパッキン16が取り付けられている。パッキン16は、外箱1の開口部7と水槽2とを接続している。また、パッキン16は、外箱1の開口部7と外扉8との間をシールする。
外箱1の内部の上側には、洗剤ケース34と水道水用の給水口40と風呂水用の給水口39と水位センサ33とが配置されている。ユーザは、洗濯に必要な洗剤、漂白剤、または、柔軟剤等を洗剤ケース34に投入する。
水槽2に給水される水のうちの水道水は、給水口40から外箱1の内部に流入する。一方、水槽2に給水される水のうち、風呂場の浴槽(図示せず)に溜められた水は、給水口39から外箱1の内部に流入する。水道水用の給水口40から洗剤ケース34に至る給水路36には、給水弁38が配置されている。一方、風呂水用の給水口39から洗剤ケース34に至る給水路35には、ポンプ37が配置されている。
洗剤ケース34の下部と水槽2の上部との間には、給水ダクト41が延びている。洗剤ケース34に溜められた洗剤等を含む水または洗剤等を含まない水(以下、洗濯水という)は、給水ダクト41を流通することによって水槽2の内部に流入する。一方、水槽2の下部には、排水口17が形成されている。水槽2の内部に溜められた洗濯水は、排水口17から排水ダクト18に流出する。
排水ダクト18には、フィルタケース19が接続されている。フィルタケース19の内部には、樹脂製または金属製のリントフィルタ30が収容されている。フィルタケース19を通過する洗濯水に含まれる糸屑等の異物は、リントフィルタ30によって除去される。また、フィルタケース19の内部の空間は、エアトラップ31の内部の空間と連通している。フィルタケース19の内部に流入した水の一部は、エアトラップ31の内部に流入する。
エアトラップ31と水位センサ33とは、導圧パイプ32によって接続されている。水位センサ33は、水槽2内の水位を検知する。水位センサ33には、コイルおよび磁性体が収容されている。水位センサ33の内部の磁性体は、エアトラップ31の内部の空気圧の変化に応じてコイル内を移動する。なお、水位センサ33は、水槽2の上端よりも高い位置に配置されている。
ところで、排水ダクト18からフィルタケース19を通過した後の洗濯水が流通する経路は、排水弁24の開閉に応じて、排水ホース20を流通することによって外箱1の外部に流出する経路と、循環ホース21を流通することによって水槽2の内部に戻る経路とが切り換えられる。
排水弁24は、排水ホース20のフィルタケース19側の端部に取り付けられている。排水弁24は、排水用モータ25によって開閉される。排水用モータ25は制御装置5によって制御される。
排水弁24が閉められている場合は、水槽2の内部に溜められた洗濯水は、循環ポンプ23の駆動により、排水ダクト18からフィルタケース19を通過した後に、循環ホース21を流通することによってシャワーノズル22に送られる。シャワーノズル22に送られた洗濯水は、シャワーノズル22から再び回転ドラム3に供給される。
図2に示すように、乾燥ユニット50は送風機52と温風ユニット53と冷却板51(図4参照)とを有している。送風機52は、水槽2の後面下部に取り付けられている。送風機52は、冷却板51で冷却と除湿とがなされた空気を吸い込む。また、送風機52は、吸込んだ空気を温風ユニット53へ送風する。送風機52と水槽2とは、送風機52の内部に洗濯水が流入するように構成されている。送風機52の内部には、ファン(図示せず)等が配置されている。送風機52の内部に流入する洗濯水により、ファン等が洗浄される。
温風ユニット53は、乾燥用ヒータ54とヒータケース55と送風ケース56とを有している。乾燥用ヒータ54は、シーズヒータ等によって構成されている。ヒータケース55は、乾燥用ヒータ54の大部分を収容する。送風ケース56は、乾燥用ヒータ54で加熱された空気を回転ドラム3の内部に案内するためのものである。
乾燥用ヒータ54は、冷却板51の側方且つ水槽2の下部と回転ドラム3の下部との間に配置されている。また、乾燥用ヒータ54は、送風機52が送風する空気を加熱する。冷却板51で冷却と除湿とがなされた空気は、送風機52によって乾燥用ヒータ54に送風される。乾燥用ヒータ54では、送風された空気が加熱される。また、ヒータケース55と水槽2とは、ヒータケース55の内部に洗濯水が流入するように構成されている。これにより、乾燥用ヒータ54は洗濯水に浸かることができる。洗濯水に浸かった乾燥用ヒータ54が加熱されることによって洗濯水の温度が上昇する。このように、洗濯機10では、温度が上昇した洗濯水で洗濯物を洗ったり、すすいだりすることができる。
図4に示すように、冷却板51は、水槽2の下部と回転ドラム3の下部と間に配置されている。冷却板51は、乾燥ユニット50の稼働時つまり乾燥行程中に給水ホース57から供給される冷却水によって冷却される。冷却された冷却板51に洗濯物から蒸発した水分を含む空気が接触することによって空気の水分が凝縮される。これにより、洗濯物から蒸発した水分を含む空気が除湿される。このように除湿された空気は、送風機52に吸い込まれる。
送風ケース56の吹出口は、水槽2の開口部15の下縁と回転ドラム3開口部26の下縁との間に位置している。乾燥用ヒータ54で加熱された空気は、この吹出口から回転ドラム3の内部に吹き出される。回転ドラム3の内部に吹き出された加熱空気により、回転ドラム3の内部の洗濯物の乾燥が進行する。
給水ホース57には、冷却水用の給水弁58(図5参照)が取り付けられている。給水ホース57は、洗剤ケース34、給水口40から洗剤ケース34に至る給水路36、または、風呂水用の給水口39から洗剤ケース34に至る給水路35に接続されている。冷却水用の給水弁58が開かれている場合は、水道水用の給水口40または風呂水用の給水口39から給水ホース57を介して冷却板51に水が供給される。このように、給水弁58の開閉に応じて、冷却板51への冷却水の供給開始と供給停止とが切り換えられる。
図2に示すように、循環ホース21の上端部は、シャワーノズル22に接続されている。一方、循環ホース21の下端部は、循環ポンプ23に接続されている。循環ポンプ23は、フィルタケース19の後方に配置されている。
シャワーノズル22は、循環ホース21を流通する水を回転ドラム3の内部に供給する際に、シャワー状の水を噴射する。図3に示すように、シャワーノズル22には、蓋部材45が取り付けられている。シャワーノズル22の噴射口46の一部は、蓋部材45によって閉塞されている。詳細には、蓋部材45は、噴射口46の下部を塞いでいる。一方、噴射口46の上部は開放されている。シャワーノズル22の噴射口46の上部から噴射された水は、回転ドラム3の内部を扇状に拡散する。そのため、シャワーノズル22から噴射された水は、回転ドラム3の内周面の全体に降り掛かかる。例えば後述するため/注水すすぎ処理または洗い行程において、シャワーノズル22の噴射口46から洗濯水が噴射される。
洗濯機10は、蒸気を回転ドラム3の内部に向かって供給するスチーム供給部75を備えている。スチーム供給部75は、スチーム発生装置70と蒸気供給用のホース73とを少なくとも有している。ホース73の先端は、水槽2の開口部15の縁の内側に配置され、且つ、回転ドラム3の内部に対向している。
スチーム発生装置70には給水路74の一端が接続されている。図示は省略するが、給水路74の他端は、洗剤ケース34に接続されている。ただし、給水路74の他端は、水道水用の給水路36に接続されていてもよく、風呂水用の給水路35に接続されていてもよい。スチーム発生装置70は、給水路74を介して供給された水を用いて、蒸気を生成する。生成された蒸気は、ホース73を流通して回転ドラム3に噴出する。ホース73から回転ドラム3の内部に噴出した蒸気は、回転ドラム3に収容された洗濯物に均一にかけられる。なお、図2および図3にて示す蒸気STは、回転ドラム3の内部に供給された蒸気を概略的に示すものであり、蒸気の流れの速度または蒸気の量を示すものではない。
また、スチーム発生装置70には循環ホース72の上端部が接続されている。図2に示すように、循環ホース72の下端部は、分岐弁71に接続されている。分岐弁71は、循環ホース21に取り付けられている。分岐弁71は、排水弁24が閉められている場合に、排水ダクト18からフィルタケース19を通過した後に水が流通する経路を循環ホース21と循環ホース72との間で切り換える。
循環ホース72を洗濯水が流通するように分岐弁71が作動している場合は、水槽2の内部に溜められた洗濯水は、循環ポンプ23の駆動により、排水ダクト18からフィルタケース19を通過した後に、循環ホース72を流通することによってスチーム発生装置70に送られる。このように、スチーム発生装置70は、循環ホース72を介して供給された洗濯水を用いて、蒸気を生成することができる。
以下、洗濯機10の制御装置5について図5を用いて説明する。図5に示すように、制御装置5はマイクロコンピュータ101を有している。マイクロコンピュータ101は、CPU(中央処理装置)104、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)107、ROM(リード・オンリー・メモリ)108、カウント部118、タイマー119、システムバス109、および、複数のI/Oポート110を有している。マイクロコンピュータ101は、電源回路102から電源端子Vdd、Vssに定電圧が供給されることによって動作し、リセット回路103からの信号をRESET端子で受信する。洗濯機10では、制御に必要な時間がタイマー119によって計測される。
CPU104は、少なくとも制御部105と演算部106とによって構成されている。制御部105は、ROM108に記憶されている命令を取り出し、その命令を実行する。また、CPU104は、不揮発性メモリ111に情報を書き込んだり、不揮発性メモリ111に書き込まれた情報を読み出したりすることができる。
マイクロコンピュータ101には、入力キー回路112および状態検知回路113からの信号がI/Oポート110を介して入力される。状態検知回路113には、水位センサ33から送信される信号を受信する。また、状態検知回路113には、回転ドラム3の回転数を検知する回転速度センサ61から送信される信号と、回転ドラム3の回転のアンバランスを検知する振動センサ60から送信される信号とを受信する。また、図示は省略するが、回転ドラム3の内部の温度または回転ドラム3に溜められる洗濯水の温度を検知する温度センサが接続されていてもよい。
入力キー回路112および状態検知回路113から送信される信号に基づき、演算部106は洗濯機10の制御に必要な演算を行う。マイクロコンピュータ101は、演算の結果に基づいて表示装置114、ブザー115、および、負荷駆動回路116を制御する。
負荷駆動回路116は、スチーム発生装置70、分岐弁71、風呂水用のポンプ37、冷却水用の給水弁58、送風機52、乾燥用ヒータ54、循環ポンプ23、給水弁38、および、排水用モータ25等を駆動する。また、負荷駆動回路116には、インバータ117を介してモータ4が接続されている。負荷駆動回路116がインバータ117を駆動することに基づき、モータ4の回転数が自在に変化する。このようにして、回転ドラム3の回転数が自在に変化する。
図6は、制御装置5による洗濯機10のすすぎ行程のシーケンスである。洗濯機10のすすぎ行程には、脱水行程の前の脱水処理としての中間脱水処理と、蒸気供給処理の一例としてのスチームすすぎ処理と、スチームすすぎ処理の後のため/注水すすぎ処理とが含まれている。スチームすすぎ処理では、スチーム供給部75から回転ドラム3の内部に向かって蒸気が供給され且つ回転ドラム3が回転される。
なお、図6に示すシーケンスは、循環ホース72からではなく給水路74からスチーム発生装置70に水が供給される場合のものである。また、図6に示すシーケンスは、後述するように、振動センサ60によって回転ドラム3のアンバラスが検知されなかった場合のものであり、低速脱水1が行われずに低速脱水2が行われた場合のものであり、且つ、スチームすすぎ処理において蒸気が3回供給される場合のものである。
以下、洗濯機10においてすすぎ行程が行われるときの制御装置5の制御について、図7〜9を用いて説明する。図7に示すように、ステップS101では、スチームすすぎの実行カウンタをクリアする。詳細には、カウント部118に記憶されているスチームすすぎの実行回数をゼロにする。
続いて、ステップS102では、排水用モータ25が駆動されることにより、排水弁24が開かれる。これにより、水槽2の内部の洗濯水が外箱1の外方に排水される。
続いて、ステップS103では、回転ドラム3のアンバランスを解消するため、バランスタンブリングが行われる。詳細には、回転ドラム3の正回転、回転停止、および、逆回転が順次繰り返されることにより、回転ドラム3の内部の洗濯物がタンブリングされる。
続いて、ステップS104では、洗濯物のタンブリングが終了したか否かが判定される。タンブリングが終了したか否かは、ステップS103が開始されてから経過した時間が予め設定された時間に達したか否かによって判定される。ステップS104にて洗濯物のタンブリングが終了したことが判定される場合には、ステップS105に進む。一方、ステップS104にて洗濯物のタンブリングが終了していないことが判定される場合には、ステップS103に戻る。ステップS103とステップS104とは、洗濯物のタンブリングが終了したことが判定されるまで繰り返される。
ステップS104に続いてステップS105では、洗濯物を回転ドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、アンバランスセンシングが行われる。詳細には、回転ドラム3が所定方向に回転されたうえで回転ドラム3の回転数の変動が検知される。
続いて、ステップS106では、回転ドラム3内のアンバランスが生じているか否かまたはアンバランスが解消されたか否かが判定される。詳細には、回転ドラム3の回転数の変動に基づき、回転ドラム3にアンバランスが生じているか否かが判定される。ステップS106において、回転ドラム3にアンバランスが生じていないと判定される場合には、ステップS107に進む。一方、ステップS106において、回転ドラム3にアンバランスが生じていると判定される場合には、ステップS103に戻る。ステップS103〜ステップS106は、回転ドラム3内のアンバランスが生じていないことが判定される場合またはアンバランスが解消されたことが判定される場合まで繰り返される。
ステップS106に続いてステップS107では、低速脱水1が行われる。低速脱水1とは、回転ドラム3を所定方向に例えば300rpmで回転されることにより、回転ドラム3に収容された洗濯物を脱水する。
続いてステップS108では、低速脱水1が終了したか否かが判定される。低速脱水1が終了したか否かは、ステップS107が開始されてから経過した時間が予め設定された時間に達したか否かによって判定される。ステップS108において低速脱水1が終了したことが判定される場合には、ステップS109に進む。一方、ステップS108において低速脱水1が終了していないことが判定される場合には、ステップS107に戻る。ステップS107とステップS108とは、低速脱水1が終了したことが判定されるまで繰り返される。
ステップS108に続いて、ステップS109では、低速脱水2が行われる。低速脱水2とは、回転ドラム3を所定方向に例えば500rpmで回転させることにより、回転ドラム3に収容された洗濯物を脱水する。
続いて、ステップS110では、低速脱水2が終了したか否かが判定される。低速脱水2が終了したか否かは、ステップS109が開始されてから経過した時間が予め設定された時間に達したか否かによって判定される。ステップS106の判定に用いられる設定時間とステップS108の判定に用いられる設定時間とステップS110の判定に用いられる設定時間とは、同じ時間であってもよく、異なる時間であってもよい。
ステップS110において低速脱水2が終了したことが判定される場合には、ステップS111(図8参照)に進む。一方、ステップS110において低速脱水2が終了していないことが判定される場合には、ステップS109に戻る。ステップS109とステップS110とは、低速脱水2が終了したことが判定されるまで繰り返される。なお、図6に示すシーケンスには、低速脱水2が含まれているが、低速脱水1は含まれていない。
図8に示すように、ステップS111では高速脱水が行われる。高速脱水とは、回転ドラム3を所定方向に例えば900rpmで回転させることにより、回転ドラム3に収容された洗濯物を脱水する。
ステップS111に続いてステップS113では、所定のT1時間が経過したか否かが判定される。所定のT1時間とは、ステップS111が開始されてから経過した時間のことであって、予め設定された時間である。ステップS113の判定に用いられたT1時間は、ステップS108の判定に用いられる設定時間またはステップS110の判定に用いられる設定時間と同じ時間であってもよく、異なる時間であってもよい。
ステップS113において時間T1が経過したことが判定される場合には、ステップS114に進む。一方、ステップS113において時間T1が経過していないことが判定される場合には、ステップS111に戻る。ステップS111とステップS113とは、時間T1が経過したことが判定されるまで繰り返される。
ステップS113に続いて、ステップS114では、高速脱水が継続される。ステップS115では、高速脱水を継続したままスチーム発生装置70が通電される。これにより、スチーム発生装置70は蒸気を生成させる。生成された蒸気は、ホース73を流通することによって回転ドラム3内に供給される。
ステップS115に続いて、ステップS116では、スチーム供給時間が経過したか否かが判定される。スチーム供給時間とは、ステップS115が開始されてから経過した時間のことであって、例えば実験等に基づいて予め設定されている。
ステップS116において、スチーム供給時間が経過していないことが判定される場合には、再びステップS116が実行される。一方、ステップS116において、スチーム供給時間が経過したことが判定される場合には、ステップS117に進む。
ステップS116に続いて、ステップS117では、高速脱水を継続したままスチーム発生装置70の通電がオフされる。これにより、スチーム発生装置70が蒸気の生成を停止する。そのため、回転ドラム3への蒸気の供給が停止される。
続いてステップS118では、所定のT2時間が経過したか否かが判定される。ステップS118において、T2時間が経過していないことが判定される場合には、再び、ステップS118が行われる。一方、ステップS118において、T2時間が経過したことが判定される場合には、ステップS119に進む。すなわち、ステップS118にてT2時間が経過したことが判定されるまでステップS118が繰り返される。
所定のT2時間とは、ステップS117が開始されてから経過した時間のことであって、予め設定された時間のことである。ステップS118の判定に用いられたT2時間は、ステップS113の判定に用いられるT1時間と同じ時間であってもよく、異なる時間であってもよい。
ステップS118に続いて、ステップS119では、スチームすすぎの実行カウンタがインクリメントされる。詳細には、カウント部118に記憶されているスチームすすぎの実行回数に1が加算される。
図9に示すように、ステップS119に続いてステップS120では、スチームすすぎを終了させるか否かが判定される。つまり、スチームすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かが判定される。ステップS120において、スチームすすぎの実行回数が所定回数に達したことが判定される場合には、ステップS121に進む。一方、ステップS120において、スチームすすぎの実行回数が所定回数に達していないことが判定される場合には、ステップS114に戻る。ステップS114〜ステップS119は、スチームすすぎの実行回数が所定回数に達したことが判定されるまで繰り返される。
なお、洗濯機10において、スチームすすぎの実行回数、つまり、回転ドラム3に蒸気が供給される回数は、図6に示すように3回である。ただし、この回数は特に限定されるものではなく、4回以上であってもよく、1回または2回であってもよい。このように複数回設定されたスチームすすぎの実行回数において、それぞれのスチーム供給時間は、同一であってもよく、それぞれ異なっていてもよい。また、複数回設定されたスチーム供給時間のうちの隣り合うスチーム供給時間の合間(つまりステップS118の判定に用いられる時間)は、同一であってもよく、それぞれ異なっていてもよい。
ステップS121では、回転ドラムを駆動させるモータ4が停止される。ステップS121においてモータ4が停止された後でも、しばらくの間、モータ4の駆動軸は惰性で回転する。
ステップS122では、モータ4が停止したか否かが判定される。つまり、モータ4の駆動軸の回転が停止しているか否かが判定される。ステップS122において、モータ4の駆動軸の回転が停止していないことが判定される場合には、再び、ステップS122が行われる。一方、ステップS122において、モータ4の駆動軸の回転が停止していることが判定される場合には、ステップS123に進む。すなわち、ステップS122は、ステップS122にてモータ4の駆動軸の回転が停止していることが判定されるまで繰り返される。
ステップS122に続いてステップS123では、排水用モータ25が駆動されることによって排水弁24が閉じられる。これにより、水槽2の内部から外箱1の外部への水の排水が停止される。
ステップS124では、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理が行われる。ためすすぎ処理においては、水槽2に所定の水位の水が溜められた状態で、回転ドラム3の正回転、回転停止、および、逆回転が順次繰り返されることにより、回転ドラム3の内部の洗濯物がタンブリングされながらすすがれる。一方、注水すすぎ処理においては、回転ドラム3の内部に水が注水されつつ、回転ドラム3の正回転、回転停止、および、逆回転が順次繰り返されることにより、回転ドラム3の内部の洗濯物がタンブリングされながらすすがれる。なお、注水すすぎ処理においても、水槽2に水が溜められていてもよい。
ためすすぎ処理または注水すすぎ処理においては、循環ポンプ23がオンされることにより、水槽2と排水ダクト18と循環ホース21とを洗濯水が循環し、シャワーノズル22からシャワーが噴射される。また、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理においては、回転ドラム3の正回転の回転数と逆回転の回転数とは、例えば49rpmである。この49rpmである回転数は、ためすすぎ処理が行われる場合と注水すすぎ処理が行われる場合とで同一であってもよく、それぞれ異なっていてもよい。
洗濯機10において制御装置5が実行するフローチャート(図7〜9)の各ステップのうち、ステップS101〜ステップS114によって中間脱水処理が実行される。また、ステップS115〜ステップS123によってスチームすすぎ処理が実行される。ステップS124によってため/注水すすぎ処理が実行される。
なお、スチームすすぎ処理は、中間脱水処理と、ため/注水すすぎ処理との間においてのみ行われるものに限定されず、すすぎ行程中に行われるものであればよい。
以上のように、第1実施形態の洗濯機10は、洗い行程とすすぎ行程と脱水行程とを順に行う。すすぎ行程は、スチーム供給部75から回転ドラム3の内部に向かって蒸気が供給されることを含む。
洗濯機10によれば、すすぎ行程において比較的高温の蒸気が回転ドラム3の内部に供給される。回転ドラム3に供給される蒸気は、比較的少ない水量であっても回転ドラム3の内部の全体に容易に拡散する。そのため、洗濯機10によれば、すすぎ行程中に供給される水の量が比較的少ない場合でも、洗い行程によって洗剤が含まれた洗濯物に、水分を十分に浸透させることができる。そのため、回転ドラム3の内部の洗濯物を、洗濯物に含まれる洗剤と水分とが洗濯物から分離されやすい状態にすることができる。このように、洗濯機10によれば、すすぎの性能を低下させることなく、余分な水の消費を抑制することが可能である。
また、洗濯機10によれば、すすぎ行程において、回転ドラム3の回転数の変化にかかわらず回転ドラム3に蒸気が供給される。さらに、洗濯機10によれば、すすぎ行程において、回転ドラム3に所定の水位の水が複数回溜められるか否かにかかわらず回転ドラム3に蒸気が供給される。そのため、洗濯機10によれば、回転ドラム3の回転数を上げたり下げたりしている間の時間を短縮または省略することが可能であり、且つ、水が余分に消費されることを抑制することができる。したがって、洗濯機10によれば、すすぎの性能を低下させることなく、すすぎ行程に掛かる時間を短縮することが可能である。
洗濯機10は、すすぎ行程において、中間脱水処理と、中間脱水処理の後にスチーム供給部75から回転ドラム3の内部に向かって蒸気を供給させ且つ回転ドラム3を回転させるスチームすすぎ処理と、スチームすすぎ処理の後にため/注水すすぎ処理とを順に行う。
この構成によれば、スチームすすぎ処理において回転ドラム3に蒸気が供給され且つ回転ドラム3が回転されることにより、中間脱水処理の後の洗剤が残った洗濯物に水分を十分に浸透させたうえで、遠心力によって水分と共に洗剤を洗濯物から分離させることができる。そのため、洗濯機10では、中間脱水処理とスチームすすぎ処理とため/注水すすぎ処理とを含むすすぎ行程において、効率よく洗濯物をすすぐことができる。
なお、洗濯機10は、いわゆる縦型の洗濯機でもよい。つまり、洗濯機10の洗濯槽の回転軸線は、略鉛直方向に延びていてもよい。また、洗濯機10は、乾燥機能を有していないものであってもよい。つまり、洗濯機10は、乾燥ユニット50を備えていなくてもよい。
なお、洗濯機10は、循環ホース72と分岐弁71とを備えていなくてもよい。スチーム発生装置70には、蒸気生成用の水として、給水路74のみから水が供給されていてもよい。
なお、すすぎ行程において回転ドラム3に供給される蒸気は、噴出されるものに限定されない。スチーム発生装置70が生成した蒸気は、回転ドラム3の内部に単に供給されるものであればよい。例えば、洗濯機10は、ホース73を複数備えていてもよい。また、ホース73の先端の形状が一般的なシャワーノズルのような特徴を有していてもよい。一方、洗濯機10は、スチーム発生装置70が生成した蒸気を回転ドラム3に噴出させるための空気をホース73から回転ドラム3に向かって送風する送風機またはポンプ等を備えていてもよい。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態に係る洗濯機10においてすすぎ行程が行われるときの制御装置5の制御について、図7と図10〜11とを用いて説明する。なお、以下において、第1実施形態に係る洗濯機10と同一の構成のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態に係る洗濯機10のすすぎ行程においては、第1実施形態に係る洗濯機10と同様に、ステップS101〜ステップS110が実行される。図10に示すように、ステップS110に続いてステップS211では、回転ドラム3を所定方向に例えば900rpmで回転させることによって回転ドラム3に収容された洗濯物を脱水するように、高速脱水が行われる。
ステップS211に続いてステップS212では、ステップS211の高速脱水が適切に実行されているか否かが判定される。詳細には、ステップS212では、回転ドラム3が所定の回転数としての設定回転数(900rpm)以上にて回転しているか否かが判定される。
ステップS212において回転ドラム3が900rpm以上にて回転していることが判定される場合には、ステップS213に進む。一方、ステップS212において回転ドラム3が900rpm以上にて回転していないことが判定される場合には、ステップS221に進む。ステップS221では、モータ4が停止される。
ステップS213では、所定のT1時間が経過したか否かが判定される。所定のT1時間とは、ステップS211が開始されてから経過した時間のことであって、予め設定された時間である。ステップS213の判定に用いられたT1時間は、ステップS113の判定に用いられる設定時間またはステップS110の判定に用いられる設定時間と同じ時間であってもよく、異なる時間であってもよい。
ステップS213において時間T1が経過したことが判定される場合には、ステップS214に進む。一方、ステップS213において時間T1が経過していないことが判定される場合には、ステップS211に戻る。ステップS211〜ステップS213、時間T1が経過したことが判定されるまで繰り返される。
ステップS213に続いて、ステップS214が実行される。ステップS214〜ステップS219は、ステップS114〜ステップS119(図8参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。また、図11に示すステップS220〜ステップS224は、ステップS120〜ステップS124(図9参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。
第2実施形態に係る洗濯機10において制御装置5が実行するフローチャート(図7と図10〜11)の各ステップのうち、ステップS101〜ステップS214によって中間脱水処理が実行される。また、ステップS215〜ステップS223によってスチームすすぎ処理が実行される。ステップS224によってため/注水すすぎ処理が実行される。
以上のように、第2実施形態に係る洗濯機10は、中間脱水処理において、回転ドラム3を所定の回転数としての設定回転数以上の回転数にて回転させる場合に、スチームすすぎ処理を行う。
この構成によれば、中間脱水処理において回転ドラム3が所定の回転数以上の回転数にて回転していない場合には、スチームすすぎ処理が行われない。このように、この構成によれば、所望の回転数にて回転ドラム3を回転させたうえで洗濯物に蒸気を供給することができるため、蒸気を不要に供給することが無い。そのため、この構成によれば、水の余分な消費をさらに抑制することができるとともに、効率よく洗濯物をすすぐことができる。
(第3実施形態)
以下、第3実施形態に係る洗濯機10においてすすぎ行程が行われるときの制御装置5の制御について、図7と図12〜13とを用いて説明する。なお、以下において、第1実施形態に係る洗濯機10と同一の構成のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第3実施形態に係る洗濯機10のすすぎ行程においては、第1実施形態に係る洗濯機10と同様に、ステップS101〜ステップS110が実行される。図12に示すように、ステップS110に続いてステップS311が実行される。ステップS311〜ステップS315は、ステップS211〜ステップS215(図10参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。ただし、ステップS312は、省略されていてもよく、ステップS311に続いてステップS313が実行されていてもよい。
ステップS315に続いてステップS3151では、洗濯物の容量が大容量、中容量、または、小容量であるかが判定される。洗濯物の容量が大容量であることが判定される場合には、ステップS315aにて、スチームを供給させる時間が一例として60秒に決定される。洗濯物の容量が中容量であることが判定される場合には、ステップS315bにて、スチームを供給させる時間が一例として45秒に決定される。洗濯物の容量が小容量であることが判定される場合には、ステップS315cにて、スチームを供給させる時間が一例として30秒に決定される。
洗濯機10の操作パネル11(図1参照)には、洗濯物の容量が選択される容量判定部(図示せず)が配置されている。洗い行程またはすすぎ行程の開始時に、洗濯物の容量について大容量、中容量、もしくは、小容量をユーザが操作キーを操作することに基づき、洗濯物の容量が判定される。
ステップS316では、ステップS315a、ステップS315b、または、ステップS315cのいずれかにて決定されたスチーム供給時間が経過したか否かが判定される。ステップS316において、決定されたスチーム供給時間が経過していないことが判定される場合には、再びステップS316が実行される。一方、ステップS316において、決定されたスチーム供給時間が経過したことが判定される場合には、ステップS317に進む。
ステップS317〜ステップS319は、ステップS117〜ステップS119(図8参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。また、図13に示すステップS320〜ステップS324は、ステップS120〜ステップS124(図9参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。
以上のように、第3実施形態に係る洗濯機10は、回転ドラム3に収容される洗濯物の容量に基づき、すすぎ行程においてスチーム供給部75から蒸気が供給される時間を変化させる。この構成によれば、回転ドラム3に収容される洗濯物の容量に適合した量の蒸気を回転ドラム3に供給することができる。そのため、余分な水の消費をさらに抑制することが可能である。
図12のステップS315aとステップS315bとステップS315cとにおいて決定されるスチーム供給時間は、それぞれ60秒と45秒と30秒とに限定されず、他の時間であってもよい。また、洗濯物の容量が大きい程長いスチーム供給時間が決定されることに限定されず、洗濯物の容量が大きい程、スチーム供給時間が短くてもよい。
なお、洗濯物の容量は、水位センサ33(図5参照)によって検知される水槽2内の洗濯水の水位または重量に基づき、検知または算出されるものであってもよい。また、洗濯機10は、回転ドラム3に収容される洗濯物の重量を検知または測定する重量センサを備えていてもよい。
(第4実施形態)
以下、第4実施形態に係る洗濯機10においてすすぎ行程が行われるときの制御装置5の制御について、図7と図14〜15とを用いて説明する。なお、以下において、第1実施形態に係る洗濯機10と同一の構成のものには同符号を付し、その説明を省略する。
第4実施形態に係る洗濯機10のすすぎ行程においては、第1実施形態に係る洗濯機10と同様に、ステップS101〜ステップS110が実行される。図14に示すように、ステップS110に続いてステップS411が実行される。ステップS411〜ステップS415は、ステップS211〜ステップS215(図10参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。ただし、ステップS412は、省略されていてもよく、ステップS411に続いてステップS413が実行されていてもよい。
ステップS415に続いてステップS4151では、ステップS411にて実行される高速脱水の回転ドラム3の回転数が、850rpm以上であるか、800〜849rpmであるか、または、750〜799rpmであるかが判定される。高速脱水の回転ドラム3の回転数が850rpm以上であることが判定される場合には、ステップS415aにて、スチームを供給させる時間が一例として60秒に決定される。高速脱水の回転ドラム3の回転数が800〜849rpmであることが判定される場合には、ステップS415bにて、スチームを供給させる時間が一例として45秒に決定される。高速脱水の回転ドラム3の回転数が750〜799rpmであることが判定される場合には、ステップS415cにて、スチームを供給させる時間が一例として30秒に決定される。
ステップS416では、ステップS415a、ステップS415b、または、ステップS415cのいずれかにて決定されたスチーム供給時間が経過したか否かが判定される。ステップS416において、決定されたスチーム供給時間が経過していないことが判定される場合には、再びステップS416が実行される。一方、ステップS416において、決定されたスチーム供給時間が経過したことが判定される場合には、ステップS417に進む。
ステップS417〜ステップS419は、ステップS117〜ステップS119(図8参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。また、図15に示すステップS420〜ステップS424は、ステップS120〜ステップS124(図9参照)と同様のステップであるため、説明を省略する。
第4実施形態に係る洗濯機10において制御装置5が実行するフローチャート(図7と図14〜15)の各ステップのうち、ステップS101〜ステップS414によって中間脱水処理が実行される。また、ステップS415〜ステップS423によってスチームすすぎ処理が実行される。ステップS424によってため/注水すすぎ処理が実行される。
以上のように、第4実施形態に係る洗濯機10は、中間脱水処理において回転する回転ドラム3の回転数に基づき、スチームすすぎ処理においてスチーム供給部75から蒸気が供給される時間を変化させる。この構成によれば、スチームすすぎ処理の前に検知される回転ドラム3の回転数に適合した量の蒸気を回転ドラム3に供給することができる。そのため、余分な水の消費をさらに抑制することが可能である。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正と変形を含むものである。
1:外箱、2:水槽、3:回転ドラム、10:洗濯機、70:スチーム発生装置、75:スチーム供給部

Claims (2)

  1. 外箱と、
    前記外箱に支持され、前記外箱の内方に配置された水槽と、
    所定の方向に回転することができるように前記水槽の内方に配置され、且つ、洗濯物を収容する洗濯槽と、
    前記洗濯槽の内部に向かって蒸気を供給するスチーム供給部とを備え、
    洗い行程とすすぎ行程と脱水行程とを順に行い、
    前記すすぎ行程において、前記洗濯槽を第1の回転数で回転させる低速脱水に続いて前記第1の回転数よりも高い第2の回転数で前記洗濯槽を回転させる高速脱水のために、前記洗濯槽の回転が前記第1の回転数から前記第2の回転数に達してから、前記スチーム供給部から前記洗濯槽の内部に向かって予め定められた所定時間の間に蒸気供給する第1の作動と、前記所定時間の間に蒸気を供給した後に蒸気の供給を停止する第2の作動とを行い、且つ、前記洗濯槽が前記第2の回転数で回転する間に前記第1の作動と前記第2の作動とを1回以上行う、洗濯機。
  2. 前記洗濯槽に収容される洗濯物の容量に基づき、前記すすぎ行程において前記スチーム供給部から蒸気が供給される前記所定時間を変化させる、請求項1に記載の洗濯機。
JP2011099220A 2011-04-27 2011-04-27 洗濯機 Expired - Fee Related JP5198621B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099220A JP5198621B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 洗濯機
CN201280016605.9A CN103459703B (zh) 2011-04-27 2012-03-23 洗衣机
PCT/JP2012/057438 WO2012147434A1 (ja) 2011-04-27 2012-03-23 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011099220A JP5198621B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012228410A JP2012228410A (ja) 2012-11-22
JP5198621B2 true JP5198621B2 (ja) 2013-05-15

Family

ID=47071960

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011099220A Expired - Fee Related JP5198621B2 (ja) 2011-04-27 2011-04-27 洗濯機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5198621B2 (ja)
CN (1) CN103459703B (ja)
WO (1) WO2012147434A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017038457A1 (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 シャープ株式会社 ノズル、流体噴出装置、洗浄機器、洗濯機
CN108950980B (zh) 2017-05-23 2022-06-28 合肥海尔滚筒洗衣机有限公司 洗衣机及其蒸汽洗方法
JP2022161288A (ja) * 2021-04-08 2022-10-21 青島海爾洗衣机有限公司 ドラム式洗濯機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4784029B2 (ja) * 2001-09-21 2011-09-28 パナソニック株式会社 洗濯機
JP2003311084A (ja) * 2002-04-18 2003-11-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
KR100504501B1 (ko) * 2003-04-14 2005-08-02 엘지전자 주식회사 증기분사식 드럼세탁기의 세탁방법
JP4460557B2 (ja) * 2006-08-31 2010-05-12 シャープ株式会社 ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
CN103459703A (zh) 2013-12-18
JP2012228410A (ja) 2012-11-22
CN103459703B (zh) 2015-11-25
WO2012147434A1 (ja) 2012-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008054826A (ja) ドラム式洗濯機
US8291536B2 (en) Laundry machine and method for controlling the same
AU2005328033B2 (en) Washing a tub or a drum in a washing machine
US8381343B2 (en) Washing machine and control method for disentangling clothes in the washing machine
JP6173759B2 (ja) 洗濯機
JP2009160327A (ja) ドラム式洗濯機
KR102650103B1 (ko) 세탁기 및 그 제어방법
CN108603320B (zh) 滚筒洗衣机和用于清洁滚筒洗衣机的桶的方法
JP2016202372A (ja) 洗濯機および洗濯機の制御方法
US8108959B2 (en) Washing a tub or a drum in a washing machine
US20120036650A1 (en) Laundry machine and control method thereof
KR20090080821A (ko) 세탁기 및 그 헹굼 제어방법
JP2006204428A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP5198621B2 (ja) 洗濯機
JP6677476B2 (ja) 洗濯機
JP4718509B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2018029891A (ja) 洗濯機
JP4794524B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2019097965A (ja) ドラム式洗濯機
JP2008054825A (ja) ドラム式洗濯機
JP4460557B2 (ja) ドラム式洗濯機
JP2014100428A (ja) 洗濯機
JP2014079350A (ja) 洗濯機
JP2017047050A (ja) 洗濯機
CN110857507A (zh) 控制衣物处理装置的方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130206

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5198621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees