以下、本発明のドラム式洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1に、本発明の一実施の形態のドラム式洗濯乾燥機の概略斜視図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は外箱1を備えている。この外箱1の前面部の略中央には外箱開口部7が設けられている。また、上記外箱1の前面にはドア8がヒンジ機構にて回動可能に取り付けられていて、このドア8が外箱開口部7を開閉する。また、上記外箱1の前面上部には、操作キーや表示部を有する操作パネル11が設けられている。ユーザが操作パネル11の操作キーを操作することにより、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程および乾燥工程が順次行われたり、各工程が単独で行われたりする。
図2に、図1のF2−F2線から見た概略断面図を示す。
上記ドラム式洗濯乾燥機は、外箱1内に配置された有底筒形状の水槽2と、この水槽2内に回転自在に配置され、洗濯物を収容する有底円筒形状のドラム3と、水槽2の後部に取り付けられ、ドラム3を回転駆動するドラム駆動用モータ4と、このドラム駆動用モータ4を制御して、洗い工程、すすぎ工程および脱水工程を実施する制御装置5と、水槽2の後部を弾性支持する2本のダンパ6と、ドラム3内に向かって水をシャワー状に噴射するシャワーノズル22と、ドラム3内の洗濯物を乾燥させるための乾燥システム50とを備えている。なお、上記ドラム3は回転ドラムの一例であり、ドラム駆動用モータ4は駆動装置の一例である。
上記外箱1の天面の後部には、水槽2に水道水を給水するための水道水給水口40と、水槽2に風呂の水を給水するための風呂水給水口39とが設けられている。また、上記水道水給水口40から洗剤ケース34までの給水経路36には、給水制御部の一例としての給水弁38が設けられている。一方、上記風呂水給水口39から洗剤ケース34までの給水路35には、給水制御部の一例としての風呂水ポンプ37が設けられている。なお、上記洗剤ケース34内には、洗剤、漂白剤および柔軟剤が収容される。
上記水槽2の前面部には水槽開口部15が設けられている。この水槽開口部15の開口縁には、ゴムや軟質樹脂などの弾性体から成るパッキン16が固着されている。これにより、上記ドア8を閉じると、ドア8がパッキン16に密着するから、水槽2内の液体が水槽2外へ漏れ出るのを防げる。また、上記水槽2は、水槽開口部15が外箱開口部7に対向するように横向きに配置されている。より詳しくは、上記水槽2の重心を通る軸は水平方向に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。また、上記水槽2の上部は、給水ダクト41を介して洗剤ケース34に接続されている。これにより、上記洗剤ケース34からの洗濯水(洗剤等を含む水、または、洗剤等を含まない水)が給水ダクト41を流れて水槽2内に流入できる。一方、上記水槽2の下部には、水槽2内の洗濯液等を外部に排水するための排水口17が設けられている。この排水口17には排水ダクト18の上端部が接続されている。
上記排水ダクト18内の洗濯水は、フィルタケース19を通過した後、排水ホース20を流れて外箱1外に出るか、または、循環ホース21を流れて水槽2内に戻れるようになっている。
上記循環ホース21の上端部には、ドラム3内へ水をシャワー状に噴射するシャワーノズル22が接続されている一方、循環ホース21の下端部には、フィルタケース19の後方に位置する循環ポンプ23が接続されている。
上記排水ホース20のフィルタケース19側の端部には、排水弁24が設けられている。この排水弁24は排水用モータ25によって開閉されるようになっている。上記排水用モータ25は制御装置5によって制御される。つまり、上記制御装置5が排水弁24の開閉を制御している。
上記排水弁24が開いている場合、水槽2内の洗濯水は、排水ダクト18内を流れてフィルタケース19を通過した後、排水ホース20を流れて外箱1外に出る。
一方、上記排水弁24が閉まっている場合、水槽2内の洗濯水は、循環ポンプ23の駆動により、排水ダクト18内を流れてフィルタケース19を通過した後、循環ホース21を流れてシャワーノズル22に送られる。これにより、上記洗濯水はシャワーノズル22からドラム3内に戻る。
上記フィルタケース19内には、樹脂製又は金属製のリントフィルタ30が収容されている。これにより、上記フィルタケース19を通過する洗濯水から糸屑などの異物を除去することができる。
上記ドラム3の回転軸L2は、水槽2の重心を通る軸に対して平行になっている。また、上記ドラム3の回転軸L2は、水平方向L1に対して5°〜30°の角度を成すように傾斜している。上記ドラム3の前面部には、外箱開口部7及び水槽開口部15に対向するドラム開口部26が設けられている。このドラム開口部26は水槽開口部15よりも大きな径を有している。また、上記ドラム3の周壁全域には複数の小孔27が設けられている。この小孔27は、水槽2とドラム3との間の空間と、ドラム3内の空間との間で洗濯水等を流通させるためのものである。また、上記ドラム3の内周面には、ドラム3の半径方向内側に向かって突出するバッフル28を設けている。このバッフル28は、周方向に例えば120°間隔で3ヶ所に配置され、ドラム3の回転に伴って洗濯物の持上げと落下とを繰り返す働きをする。また、上記ドラム3のドラム開口部26を外側から取り囲む液体バランサ29を設けて、ドラム3の回転時に、洗濯物及び洗濯液等の偏りにより生じようとするアンバランスを、液体バランサ29の内部における封入液体の移動によって打消すようにしている。なお、上記小孔27が連通穴の一例である。また、図2では、小孔27の全ては図示されておらず、複数の小孔27の一部のみ図示している。
上記フィルタケース19にはエアトラップ31および循環ポンプ23が一体に設けられている。また、上記フィルタケース19内の空間はエアトラップ31内の空間と連通しており、フィルタケース19内に入った水の一部がエアトラップ31内に入るようになっている。
上記エアトラップ31には導圧パイプ32の一端が接続されている。この導圧パイプ32の他端には、水槽2内の水位を検知する水位センサ33が接続されている。
上記水位センサ33は、コイルおよび磁性体を内部に有し、エアトラップ31内の空気圧の変化に応じて磁性体がコイル内を移動する。上記水位センサ33は上記コイル内の磁性体の位置により生じるコイルのインダクタンスを発振周波数として検出し、その発振周波数に基づいて水槽4内の水位を検知する。また、上記水位センサ33の位置は水槽2の位置より高くなっている。
上記乾燥システム50は送風機52および温風ユニット53を有している。また、後で詳述するが、上記乾燥システム50は冷却板51(図4参照)も有している。
上記送風機52は、水槽2の後面下部に取り付けられている。また、上記送風機52は、冷却板51で冷却されて除湿された空気を吸い込み、その空気を温風ユニット53へ向けて吹き出す。上記送風機52は、洗濯水が内部に流入するように配置されている。これにより、上記送風機52内の図示しないファンなどを洗濯水で洗浄することができる。
上記温風ユニット53は、シーズヒータ等の乾燥用ヒータ54と、この乾燥用ヒータ54の大部分を収容するヒータケース55と、乾燥用ヒータ54で加熱された空気をドラム3内へ案内する送風ケース56とから成っている。
上記乾燥用ヒータ54は、冷却板51の側方に位置するように、水槽2の下部とドラム3の下部との間に設置されて、送風機52の吹き出し空気を加熱する。つまり、上記冷却板51で除湿された空気が、送風機52によって乾燥用ヒータ54に送られ、この乾燥用ヒータ54で加熱される。また、上記乾燥用ヒータ54は洗濯水に浸かるようなっている。これにより、上記乾燥用ヒータ54で温水を生成して、この温水で洗濯物を洗ったり、すすいだりすることができる。
なお、図2のWSは、シャワーノズル22による水流である。
図3に、上記シャワーノズル22およびその周辺の概略拡大図を示す。
上記シャワーノズル22の噴射口46は部分的に蓋部材45により塞がれている。より詳しくは、上記蓋部材45がシャワーノズル22の噴射口46の下部を塞いで、シャワーノズル22の噴射口46の斜め上方のみが開放されている。これにより、上記シャワーノズル22による洗濯水の水流WSはドラム3の回転軸L2に向かう。また、上記シャワーノズル22が噴射した水は扇状に広がって、ドラム3の内周面においてドラム3の回転軸L2に垂直な面と重なる部分の略全部に降りかかると共に、ドラム3の内周面において回転ドラムの回転軸L2方向の一端から回転ドラムの回転軸L2方向の他端まで降りかかる。
図4に、上記水槽2を前面側から見た概略図を示す。
上記冷却板51は、水槽2の下部とドラム3の下部と間に配置されている。そして、上記冷却板51は乾燥システム5の稼働時つまり乾燥運転時に給水ホース57からの冷却水で冷却される。この冷却された冷却板51に、洗濯物から蒸発した水分を含む空気を接触させて、上記空気の水分を凝縮させ、上記空気の除湿を行うようになっている。このように除湿された空気が送風機52に吸い込まれる。
上記送風ケース56の吹出口は水槽開口部15の下縁とドラム開口部26の下縁との間に位置している。これにより、上記吹出口から吹き出した空気を、ドラム3内の下側の洗濯物に直接当てることができる。
図5に、上記ドラム式洗濯乾燥機の要部のブロック図を示す。
上記制御装置5はマイクロコンピュータ101を有している。このマイクロコンピュータ101は、CPU(中央処理装置)104、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)107、ROM(リード・オンリー・メモリ)108、カウンタ部118、タイマ119、システムバス109および複数のI/Oポート110から成っている。そして、上記マイクロコンピュータ101は、電源回路102から電源端子Vdd、Vssに定電圧が供給されることにより動作し、リセット回路103からの信号をRESET端子で受けるようになっている。
上記CPU104は制御部105と演算部106とから構成されており、制御部105はROM108に記憶されている命令を取り出して実行する。また、上記演算部106は、命令の実行段階で制御部105から与えられる制御信号に基づいて各種入力機器やRAM107から入力されるデータに対し、二進加算、論理演算、増減、比較等の演算を行う。そのため、上記ROM108には、各種機器を動作させるための手段、各種判断のために設定される条件、各種情報を処理するためのルール等が予め記憶されている。また、上記CPUは、不揮発性メモリ111に情報を書き込んだり、不揮発性メモリ111に書き込まれた情報を読み出したりすることができる。
上記マイクロコンピュータ101には、入力キー回路112および状態検知回路113からの信号がI/Oポート110を介して入力される。
上記状態検知回路113には、水位センサ33、電圧センサ59、振動センサ60および回転速度センサ61が接続されている。これにより、上記状態検知回路113は、水位センサ33、電圧センサ59、振動センサ60および回転速度センサ61のそれぞれからの出力を受けることができる。
上記電圧センサ59はドラム駆動用モータ4の電圧を検知する。また、上記振動センサ60はドラム3の振動を検知する。そして、上記回転速度センサ61はドラム3の回転速度を検知する。
また、上記マイクロコンピュータ101は、入力キー回路112および状態検知回路113からの信号に基づいて演算を行って、表示装置114、ブザー115および負荷駆動回路116を出力制御する。
上記負荷駆動回路116は、風呂水ポンプ37、冷却水用給水弁58、送風機52、乾燥用ヒータ54、循環ポンプ23、給水弁38、排水用モータ25等を駆動する。
上記冷却水用給水弁58は給水ホース57に設けられている。この冷却水用給水弁58を開くと、水道水給水口40または風呂水給水口39からの水が給水ホース57を介して冷却板30に冷却水として供給される。つまり、上記冷却水用給水弁58の開閉により、冷却板30へ冷却水の供給が開始したり、停止したりする。
また、上記負荷駆動回路116には、インバータ117を介してドラム駆動用モータ4が接続されている。このインバータ117により、ドラム駆動用モータ4の回転速度を自在に変化させることができる。なお、上記インバータ117は速度制御部の一例である。
上記構成のドラム式洗濯乾燥機によれば、上記シャワーノズル22が噴射した水は扇状に広がって、ドラム3の内周面においてドラム3の回転軸L2に垂直な面と重なる部分の略全部に降りかかると共に、ドラム3の内周面において回転ドラムの回転軸L2方向の一端から回転ドラムの回転軸L2方向の他端まで降りかかるので、ドラム3をドラム駆動用モータ4で回転駆動することにより、シャワーノズル22が噴射した水をドラム3内の洗濯物に均一にかけることができる。
したがって、上記洗い能力およびすすぎ能力を向上させて、洗いやすすぎに要する時間を短くすることができる。
以下、上記制御装置5によるすすぎ工程を図6A〜図6Eのフローチャートに従って説明する。
上記すすぎ工程が開始すると、まず、図6Aに示すように、ステップS101で、シャワーすすぎの実行カウンタをクリアする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数を0にする。なお、上記シャワーすすぎはシャワーすすぎ過程の一例である。
次に、ステップS102で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS103でバランスタンブリングを行う。より詳しくは、上記ドラム3のアンバランスを解消すべく、ドラム3に正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返させて、ドラム3内の洗濯物をタンブリングさせる。
次に、ステップS104で、洗濯物のタンブリングが終了した否かを判定する。このステップS104で、洗濯物のタンブリングが終了したと判定すると、ステップS105に進む。一方、上記ステップS104で、洗濯物のタンブリングが終了していないと判定すると、ステップS103に戻り、洗濯物のタンブリングが終了したと判定するまで、ステップS103,S104を繰り返す。
上記タンブリングが終了した否かは、ステップS103のバランスタンブリングが始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記バランスタンブリングが始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS105で、アンバランスセンシングを行う。より詳しくは、洗濯物をドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、ドラム3を所定方向に回転させつつ、ドラム3の回転速度の変動を検知する。
次に、ステップS106で、アンバランスセンシングがオッケーか否かを判定する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度の変動に基づいて、ドラム3にアンバランスが生じているか否かを判定する。このステップS106で、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定すると、ステップS107に進む。一方、上記ステップS106で、ドラム3にアンバランスが生じていると判定すると、ステップS103に戻り、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定するまで、ステップS103〜S106を繰り返す。
次に、ステップS107で低速脱水1を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば300rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS108で、低速脱水1が終了したか否かを判定する。このステップS108で、低速脱水1が終了したと判定すると、図6Bに示すステップS109に進む。一方、上記ステップS108で、低速脱水1が終了していないと判定すると、ステップS107に戻り、低速脱水1が終了するまで、ステップS107,S108を繰り返す。
上記低速脱水1が終了した否かは、ステップS107の低速脱水1が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図6Bに示すように、ステップS109で低速脱水2を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば500rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS110で、低速脱水2が終了したか否かを判定する。このステップS110で、低速脱水2が終了したと判定すると、ステップS111に進む。一方、上記ステップS110で、低速脱水2が終了していないと判定すると、ステップS109に戻り、低速脱水2が終了したと判定するまで、ステップS109,S110を繰り返す。
上記低速脱水2が終了した否かは、例えば、ステップS109の低速脱水2が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS111で高速脱水を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS112で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS112で、高速脱水が終了したと判定すると、ステップS113に進む。一方、上記ステップS112で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS111に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS111,S112を繰り返す。
上記高速脱水が終了した否かは、ステップS111の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS113で、ドラム3の回転速度を減速比率1で減速させるための制御を開始する。つまり、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから比較的緩やかな勾配で徐々に下げる。これにより、上記ドラム3は、回転速度が惰性で徐々に落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動されながら回転速度が徐々に落ちる。
次に、ステップS114で水槽2への給水を開始する。より詳しくは、上記給水弁38を開放するか、あるいは、風呂水ポンプ37を駆動させる。これにより、上記水道水または風呂水が洗剤ケース34および給水ダクト41を通って水槽2内に流入する。このとき、上記排水弁24は開いている。
次に、ステップS115で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム3の回転速度が所定回転速度に達したか否かを判定する。このステップS115で、回転速度が所定回転速度に達していないと判定すると、再び、ステップS115を行う。一方、上記ステップS115で、ドラム3の回転速度が所定回転速度に達した判定すると、ステップS116に進む。すなわち、上記ステップS115でドラム3の回転速度が所定回転速度に達したと判定するまで、ステップS115を繰り返す。
次に、ステップS116で、ドラム3の回転速度を減速比率2で減速させるための制御を開始する。つまり、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度をステップS115の上記所定回転速度から比較的急な勾配で下げる。これにより、上記ドラム3は、回転速度が惰性で落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動されながら回転速度が急速に落ちる。
次に、図6Cに示すように、ステップS117で、タイマ119を用いて、ステップS114の給水が開始してからT1時間経過したか否かを判定する。このステップS117で、ステップS114の給水が開始してからT1時間経過していないと判定すると、再び、ステップS117を行う。一方、上記ステップS117で、ステップS114の給水が開始してからT1時間経過したと判定すると、ステップS116に進む。すなわち、上記ステップS117でT1時間経過したと判定するまで、ステップS117を繰り返す。
次に、ステップS118で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
次に、ステップS119で、タイマ119を用いて、ステップS114の給水が開始してからT2時間経過したか否かを判定する。このステップS119で、ステップS114の給水が開始してからT2時間経過していないと判定すると、再び、ステップS119を行う。一方、上記ステップS119で、ステップS114の給水が開始してからT2時間経過したと判定すると、ステップS120に進む。すなわち、上記ステップS119でT2時間経過したと判定するまで、ステップS119を繰り返す。
次に、ステップS120で、水位センサ33の出力に基づいて、水槽2内の水位が設定水位に達したか否かを判定する。このステップS120で、水槽2内の水位が設定水位に達していないと判定すると、ステップS121に進む。一方、上記ステップS120で、水槽2内の水位が設定水位に達していると判定すると、図6Dに示すステップS123に進む。上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位である。
上記ステップS121に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS114の給水が開始してから所定の給水エラー時間が経過したか否かを判定する。このステップS121で、ステップS114の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過していないと判定すると、ステップS120に戻り、ステップS114の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定するまで、ステップS120,S121を繰り返す。一方、上記ステップS121で、ステップS114の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定すると、ステップS122に進み、給水エラーをユーザにブザーなどで報知する。また、上記ステップS122では全負荷停止も行う。つまり、上記ドラム駆動用モータ4や循環ポンプ23など稼働しているものを全て停止させる。
一方、上記ステップS123に進んだ場合、図6Dに示すように、水槽2への給水を停止する。より詳しくは、上記給水弁38を閉じて、シャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させて、シャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
次に、ステップS124で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム3の回転速度が300rpmに達したか否かを判定する。このステップS124で、回転速度が300rpmに達していないと判定すると、再び、ステップS124を行う。一方、上記ステップS124で、ドラム3の回転速度が300rpmに達した判定すると、ステップS116に進む。すなわち、上記ステップS124でドラム3の回転速度が300rpmに達したと判定するまで、ステップS124を繰り返す。
次に、ステップS125で、循環ポンプ23をオンにする。これにより、上記循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。そして、上記循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、上記ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
次に、ステップS126で、タイマ119を用いて、ステップS125の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したか否かを判定する。このステップS126で、ステップS125の循環ポンプ23のオンからT3時間経過していないと判定すると、再び、ステップS126を行う。一方、上記ステップS126で、ステップS125の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したと判定すると、ステップS127に進む。すなわち、上記ステップS126でT3時間経過したと判定するまで、ステップS126を繰り返す。
次に、ステップS127で、循環ポンプ23をオフにする。これにより、上記シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
次に、ステップS128で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS129で高速脱水を行う。このステップS129の高速脱水はステップS111の高速脱水と同じである。つまり、上記ステップS129では、ドラム3を例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS130で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS130で、高速脱水が終了したと判定すると、図6Eに示すステップS131に進む。一方、上記ステップS130で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS129に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS129,S130を繰り返す。
上記ステップS129の高速脱水が終了した否かは、ステップS129の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図6Eに示すように、ステップS131で、シャワーすすぎの実行カウンタをインクリメントする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数に1を足す。
次に、ステップS132で、シャワーすすぎが終了したか否かを判定する。つまり、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かを判定する。このステップS132で、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定すると、ステップS133に進む。一方、上記ステップS132で、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達していないと判定すると、ステップS113に戻り、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定するまで、ステップS113〜S120,S123〜S132を繰り返す。
次に、ステップS133で、ドラム駆動用モータ4を停止させる。このステップS133でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらくは惰性で回転する。
次に、ステップS134で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム駆動用モータ4が停止したか否かを判定する。つまり、上記ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。このステップS134で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、ステップS134を行う。一方、上記ステップS134で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、ステップS135に進む。すなわち、上記ステップS134でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、ステップS134を繰り返す。
次に、ステップS135で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
最後に、ステップS136で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理を行う。上記ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラム3が正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、上記ドラム3の正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。
本実施の形態では、ステップS101〜S112が中間脱水過程の一例を構成し、また、ステップS113〜S135がシャワーすすぎ過程の一例を構成し、また、ステップS113が第1速度制御の一例を構成し、また、ステップS116が第2速度制御の一例を構成し、また、ステップS114が給水制御の一例を構成している。
このように、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから比較的緩やかな勾配で徐々に下げるので、ドラム3を回転駆動するドラム駆動用モータ4の電圧の跳ね上がりを防ぐことができる。
また、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度をステップS115の上記所定回転速度から比較的急な勾配で下げるので、ドラム3の回転速度が短時間で300rpmになる。
したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機は、すすぎ工程の運転時間を短くすることができる。
また、上記水槽2への給水は、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから減速し始めた直後に開始するので、ドラム3の減速と並行して行われる。
したがって、上記ドラム式洗濯機は、すすぎ工程の運転時間をさらに短くすることができる。
以下、上記制御装置5による他のすすぎ工程を図7A〜図7Eのフローチャートに従って説明する。
上記すすぎ工程が開始すると、まず、図7Aに示すように、ステップS201で、シャワーすすぎの実行カウンタをクリアする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数を0にする。なお、上記シャワーすすぎはシャワーすすぎ過程の一例である。
次に、ステップS202で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS203でバランスタンブリングを行う。より詳しくは、上記ドラム3のアンバランスを解消すべく、ドラム3に正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返させて、ドラム3内の洗濯物をタンブリングさせる。
次に、ステップS204で、洗濯物のタンブリングが終了した否かを判定する。このステップS204で、洗濯物のタンブリングが終了したと判定すると、ステップS205に進む。一方、上記ステップS204で、洗濯物のタンブリングが終了していないと判定すると、ステップS203に戻り、洗濯物のタンブリングが終了したと判定するまで、ステップS203,S204を繰り返す。
上記タンブリングが終了した否かは、ステップS203のバランスタンブリングが始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記バランスタンブリングが始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS205で、アンバランスセンシングを行う。より詳しくは、洗濯物をドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、ドラム3を所定方向に回転させつつ、ドラム3の回転速度の変動を検知する。
次に、ステップS206で、アンバランスセンシングがオッケーか否かを判定する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度の変動に基づいて、ドラム3にアンバランスが生じているか否かを判定する。このステップS206で、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定すると、ステップS207に進む。一方、上記ステップS206で、ドラム3にアンバランスが生じていると判定すると、ステップS203に戻り、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定するまで、ステップS203〜S206を繰り返す。
次に、ステップS207で低速脱水1を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば300rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS208で、低速脱水1が終了したか否かを判定する。このステップS208で、低速脱水1が終了したと判定すると、図7Bに示すステップS209に進む。一方、上記ステップS208で、低速脱水1が終了していないと判定すると、ステップS207に戻り、低速脱水1が終了するまで、ステップS207,S208を繰り返す。
上記低速脱水1が終了した否かは、ステップS207の低速脱水1が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図7Bに示すように、ステップS209で低速脱水2を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば500rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS210で、低速脱水2が終了したか否かを判定する。このステップS210で、低速脱水2が終了したと判定すると、図7Bに示すステップS211に進む。一方、上記ステップS210で、低速脱水2が終了していないと判定すると、ステップS209に戻り、低速脱水2が終了したと判定するまで、ステップS209,S210を繰り返す。
上記低速脱水2が終了した否かは、例えば、ステップS209の低速脱水2が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図7Bに示すように、ステップS211で高速脱水を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS212で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS212で、高速脱水が終了したと判定すると、ステップS213に進む。一方、上記ステップS212で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS211に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS211,S212を繰り返す。
上記高速脱水が終了した否かは、ステップS211の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS213で電源電圧検知レベルを変更する。より詳しくは、上記電圧センサ59が検知した電圧に、異常な跳ね上がりが生じているか否かを判定するための基準値を上げる。つまり、上記基準値を第1閾値からこの第1閾値より大きい第2閾値に変更する。
次に、ステップS214で、ドラム3の回転速度を減速させるための制御を開始する。つまり、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから比較的緩やかな勾配で徐々に下げる。これにより、上記ドラム3は、回転速度が惰性で徐々に落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動されながら回転速度が徐々に落ちる。
次に、ステップS215で水槽2への給水を開始する。より詳しくは、上記給水弁38を開放するか、あるいは、風呂水ポンプ37を駆動させる。これにより、上記水道水または風呂水が洗剤ケース34および給水ダクト41を通って水槽2内に流入する。このとき、上記排水弁24は開いている。
次に、ステップS216で、タイマ119を用いて、ステップS215の給水が開始してからT1時間経過したか否かを判定する。このステップS216で、ステップS215の給水が開始してからT1時間経過していないと判定すると、再び、ステップS216を行う。一方、上記ステップS216で、ステップS215の給水が開始してからT1時間経過したと判定すると、図7Cに示すステップS217に進む。すなわち、上記ステップS216でT1時間経過したと判定するまで、ステップS216を繰り返す。
次に、図7Cに示すように、ステップS217で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
次に、ステップS218で、タイマ119を用いて、ステップS215の給水が開始してからT2時間経過したか否かを判定する。このステップS218で、ステップS215の給水が開始してからT2時間経過していないと判定すると、再び、ステップS218を行う。一方、上記ステップS218で、ステップS215の給水が開始してからT2時間経過したと判定すると、ステップS219に進む。すなわち、上記ステップS218でT2時間経過したと判定するまで、ステップS218を繰り返す。
次に、ステップS219で、水位センサ33の出力に基づいて、水槽2内の水位が設定水位に達したか否かを判定する。このステップS219で、水槽2内の水位が設定水位に達していないと判定すると、ステップS220に進む。一方、上記ステップS219で、水槽2内の水位が設定水位に達していると判定すると、図7Dに示すステップS222に進む。上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位である。
上記ステップS220に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS215の給水が開始してから所定の給水エラー時間が経過したか否かを判定する。このステップS220で、ステップS215の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過していないと判定すると、ステップS219に戻り、ステップS215の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定するまで、ステップS219,S220を繰り返す。一方、上記ステップS220で、ステップS215の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定すると、ステップS221に進み、給水エラーをユーザにブザーなどで報知する。また、上記ステップS221では全負荷停止も行う。つまり、上記ドラム駆動用モータ4や循環ポンプ23など稼働しているものを全て停止させる。
一方、上記ステップS221に進んだ場合、図7Dに示すように、水槽2への給水を停止する。より詳しくは、上記給水弁38を閉じて、シャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させて、シャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
次に、ステップS223で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム3の回転速度が300rpmに達したか否かを判定する。このステップS223で、回転速度が300rpmに達していないと判定すると、再び、ステップS223を行う。一方、上記ステップS223で、ドラム3の回転速度が300rpmに達した判定すると、ステップS216に進む。すなわち、上記ステップS223でドラム3の回転速度が300rpmに達したと判定するまで、ステップS223を繰り返す。
次に、ステップS224で電源電圧検知レベルを変更する。より詳しくは、上記電圧センサ59が検知した電圧に、異常な跳ね上がりが生じているか否かを判定するための基準値を下げる。つまり、上記基準値を上記第2閾値から上記第1閾値に変更する。
次に、ステップS225で、循環ポンプ23をオンにする。これにより、上記循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。そして、上記循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、上記ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
次に、ステップS226で、タイマ119を用いて、ステップS225の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したか否かを判定する。このステップS226で、ステップS225の循環ポンプ23のオンからT3時間経過していないと判定すると、再び、ステップS226を行う。一方、上記ステップS226で、ステップS225の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したと判定すると、ステップS227に進む。すなわち、上記ステップS226でT3時間経過したと判定するまで、ステップS226を繰り返す。
次に、ステップS227で、循環ポンプ23をオフにする。これにより、上記シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
次に、ステップS228で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、図7Eに示すように、ステップS229で高速脱水を行う。このステップS229の高速脱水はステップS211の高速脱水と同じである。つまり、上記ステップS229では、ドラム3を例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS230で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS230で、高速脱水が終了したと判定すると、ステップS231に進む。一方、上記ステップS230で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS229に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS229,S230を繰り返す。
上記ステップS229の高速脱水が終了した否かは、ステップS229の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS231で、シャワーすすぎの実行カウンタをインクリメントする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数に1を足す。
次に、ステップS232で、シャワーすすぎが終了したか否かを判定する。つまり、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かを判定する。このステップS232で、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定すると、ステップS233に進む。一方、上記ステップS232で、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達していないと判定すると、ステップS213に戻り、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定するまで、ステップS213〜S219,S222〜S232を繰り返す。
次に、ステップS233で、ドラム駆動用モータ4を停止させる。このステップS233でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらくは惰性で回転する。
次に、ステップS234で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム駆動用モータ4が停止したか否かを判定する。つまり、上記ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。このステップS234で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、ステップS234を行う。一方、上記ステップS234で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、ステップS235に進む。すなわち、上記ステップS234でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、ステップS234を繰り返す。
次に、ステップS235で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
最後に、ステップS236で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理を行う。上記ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラム3が正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、上記ドラム3の正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。
上記ステップS201〜S235において、ドラム3の回転速度を上げているときには、電圧が第1閾値を越えているか否かを判定する第1電圧判定を行う一方、ドラム3の回転速度を下げているときには、電圧が第1閾値より大きな第2閾値を越えているか否かを判定する第2電圧判定を行っている。
より詳しくは、上記第1電圧判定では、電圧センサ59で検知したドラム駆動用モータ4の電圧が比較的小さい第1閾値を越えていれば、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じていると判定する。一方、上記ドラム駆動用モータ4の電圧が比較的小さい第1閾値を越えていなければ、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じていないと判定する。
上記第2電圧判定では、電圧センサ59で検知したドラム駆動用モータ4の電圧が比較的大きい第2閾値を越えていれば、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じていると判定する。一方、上記ドラム駆動用モータ4の電圧が比較的大きい第2閾値を越えていなければ、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じていないと判定する。
本実施の形態では、ステップS201〜S212が中間脱水過程の一例を構成し、また、ステップS213〜S235がシャワーすすぎ過程の一例を構成し、また、ステップS215が給水制御の一例を構成している。
このように、上記ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから減速する前に、ステップS213で、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じているか否かを判定するための基準値を比較的大きな第2閾値に変更しているので、ステップS214〜S223の間、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じているか否かを正確に判定することができる。
以下、上記制御装置5による他のすすぎ工程を図8A〜図8Fのフローチャートに従って説明する。
上記すすぎ工程が開始すると、まず、図8Aに示すように、ステップS301で、シャワーすすぎの実行カウンタをクリアする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数を0にする。なお、上記シャワーすすぎはシャワーすすぎ過程の一例である。
次に、ステップS302で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS303でバランスタンブリングを行う。より詳しくは、上記ドラム3のアンバランスを解消すべく、ドラム3に正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返させて、ドラム3内の洗濯物をタンブリングさせる。
次に、ステップS304で、洗濯物のタンブリングが終了した否かを判定する。このステップS304で、洗濯物のタンブリングが終了したと判定すると、ステップS305に進む。一方、上記ステップS304で、洗濯物のタンブリングが終了していないと判定すると、ステップS303に戻り、洗濯物のタンブリングが終了したと判定するまで、ステップS303,S304を繰り返す。
上記タンブリングが終了した否かは、ステップS303のバランスタンブリングが始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記バランスタンブリングが始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS305で、アンバランスセンシングを行う。より詳しくは、洗濯物をドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、ドラム3を所定方向に回転させつつ、ドラム3の回転速度の変動を検知する。
次に、ステップS306で、アンバランスセンシングがオッケーか否かを判定する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度の変動に基づいて、ドラム3にアンバランスが生じているか否かを判定する。このステップS306で、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定すると、ステップS307に進む。一方、上記ステップS306で、ドラム3にアンバランスが生じていると判定すると、ステップS303に戻り、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定するまで、ステップS303〜S306を繰り返す。
次に、ステップS307で洗濯物の脱水を開始する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度を徐々に上げ始める。
次に、図8Bに示すように、ステップS308で、振動エラーが発生しているか否かを判定する。より詳しくは、上記振動センサ60の出力に基づいて、ドラム3の振動が所定値を越えているか否かを判定する。このステップS308で、ドラム3の振動が所定値を越えていると判定すると、ステップS351に進む一方、ドラム3の振動が所定値を越えていないと判定すると、ステップS309に進む。
上記ステップS351に進んだ場合、以下のステップS351,S352を行った後、ステップS310に進む。
上記ステップS351では、振動エラー時の回転速度を維持する。より詳しくは、上記ドラム3の振動が所定値を越えていると判定したときのドラム3の回転速度を維持する。つまり、上記ドラム3の回転速度を加速状態から定速状態に移行する。
上記ステップS352では、タイマ119を用いて、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したか否かを判定する。このステップS352で、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したと判定すると、ステップS310に進む。一方、上記ステップS352で、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過していないと判定すると、ステップS351に戻り、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したと判定するまでステップS351,S352を繰り返す。
一方、上記ステップS309に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS307の脱水開始から所定時間経過したか否かを判定する。このステップS309で、ステップS307の脱水開始から所定時間経過したと判定すると、ステップS310に進む。一方、上記ステップS309で、ステップS307の脱水開始から所定時間経過していないと判定すると、ステップS308に戻り、ステップS307の脱水開始から所定時間経過したと判定するまでステップS308,S309を繰り返す。
次に、ステップS310で、ドラム3の回転速度を減速させるための制御を開始する。つまり、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから比較的緩やかな勾配で徐々に下げる。これにより、上記ドラム3は、回転速度が惰性で徐々に落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動されながら回転速度が徐々に落ちる。
次に、ステップS311で水槽2への給水を開始する。より詳しくは、上記給水弁38を開放するか、あるいは、風呂水ポンプ37を駆動させる。これにより、上記水道水または風呂水が洗剤ケース34および給水ダクト41を通って水槽2内に流入する。このとき、上記排水弁24は開いている。
次に、ステップS312で、タイマ119を用いて、ステップS311の給水が開始してからT1時間経過したか否かを判定する。このステップS312で、ステップS311の給水が開始してからT1時間経過していないと判定すると、再び、ステップS312を行う。一方、上記ステップS312で、ステップS311の給水が開始してからT1時間経過したと判定すると、ステップS313に進む。すなわち、上記ステップS312でT1時間経過したと判定するまで、ステップS312を繰り返す。
次に、ステップS313で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
次に、図8Cに示すように、ステップS314で、タイマ119を用いて、ステップS311の給水が開始してからT2時間経過したか否かを判定する。このステップS314で、ステップS311の給水が開始してからT2時間経過していないと判定すると、再び、ステップS314を行う。一方、上記ステップS314で、ステップS311の給水が開始してからT2時間経過したと判定すると、ステップS315に進む。すなわち、上記ステップS314でT2時間経過したと判定するまで、ステップS314を繰り返す。
次に、ステップS315で、水位センサ33の出力に基づいて、水槽2内の水位が設定水位に達したか否かを判定する。このステップS315で、水槽2内の水位が設定水位に達していないと判定すると、ステップS316に進む。一方、上記ステップS315で、水槽2内の水位が設定水位に達していると判定すると、図8Dに示すステップS318に進む。上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位である。
上記ステップS316に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS311の給水が開始してから所定の給水エラー時間が経過したか否かを判定する。このステップS316で、ステップS311の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過していないと判定すると、ステップS315に戻り、ステップS311の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定するまで、ステップS315,S316を繰り返す。一方、上記ステップS316で、ステップS311の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定すると、ステップS317に進み、給水エラーをユーザにブザーなどで報知する。また、上記ステップS317では全負荷停止も行う。つまり、上記ドラム駆動用モータ4や循環ポンプ23など稼働しているものを全て停止させる。
一方、上記ステップS318に進んだ場合、図8Dに示すように、水槽2への給水を停止する。より詳しくは、上記給水弁38を閉じて、シャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させて、シャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
次に、ステップS319で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム3の回転速度が300rpmに達したか否かを判定する。このステップS319で、回転速度が300rpmに達していないと判定すると、再び、ステップS319を行う。一方、上記ステップS319で、ドラム3の回転速度が300rpmに達した判定すると、ステップS316に進む。すなわち、上記ステップS319でドラム3の回転速度が300rpmに達したと判定するまで、ステップS319を繰り返す。
次に、ステップS320で、循環ポンプ23をオンにする。これにより、上記循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。そして、上記循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、上記ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
次に、ステップS321で、タイマ119を用いて、ステップS320の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したか否かを判定する。このステップS321で、ステップS320の循環ポンプ23のオンからT3時間経過していないと判定すると、再び、ステップS321を行う。一方、上記ステップS321で、ステップS320の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したと判定すると、ステップS322に進む。すなわち、上記ステップS321でT3時間経過したと判定するまで、ステップS321を繰り返す。
次に、ステップS322で、循環ポンプ23をオフにする。これにより、上記シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
次に、ステップS323で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水の排水を開始する。
次に、ステップS324で洗濯物の脱水を開始する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度を徐々に上げ始める。
次に、図8Eに示すように、ステップS325で、振動エラーが発生しているか否かを判定する。より詳しくは、上記振動センサ60の出力に基づいて、ドラム3の振動が所定値を越えているか否かを判定する。このステップS325で、ドラム3の振動が所定値を越えていると判定すると、ステップS361に進む一方、ドラム3の振動が所定値を越えていないと判定すると、ステップS326に進む。
上記ステップS361に進んだ場合、以下のステップS361,S362を行った後、ステップS327に進む。
上記ステップS361では、振動エラー時の回転速度を維持する。より詳しくは、上記ドラム3の振動が所定値を越えていると判定したときのドラム3の回転速度を維持する。つまり、上記ドラム3の回転速度を加速状態から定速状態に移行する。
上記ステップS362では、タイマ119を用いて、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したか否かを判定する。このステップS362で、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したと判定すると、ステップS327に進む。一方、上記ステップS362で、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過していないと判定すると、ステップS361に戻り、ドラム3の回転速度を維持し始めてから所定時間経過したと判定するまでステップS361,S362を繰り返す。
一方、上記ステップS326に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS324の脱水開始から所定時間経過したか否かを判定する。このステップS326で、ステップS324の脱水開始から所定時間経過したと判定すると、ステップS327に進む。一方、上記ステップS326で、ステップS324の脱水開始から所定時間経過していないと判定すると、ステップS325に戻り、ステップS324の脱水開始から所定時間経過したと判定するまでステップS325,S326を繰り返す。
次に、ステップS327で、シャワーすすぎの実行カウンタをインクリメントする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数に1を足す。
次に、ステップS328で、シャワーすすぎが終了したか否かを判定する。つまり、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かを判定する。このステップS328で、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定すると、図8Fに示すステップS329に進む。一方、上記ステップS328で、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達していないと判定すると、ステップS307に戻り、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定するまで、ステップS307〜S315,S318〜S328を繰り返す。
次に、図8Fに示すように、ステップS329で、ドラム駆動用モータ4を停止させる。このステップS329でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらくは惰性で回転する。
次に、ステップS330で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム駆動用モータ4が停止したか否かを判定する。つまり、上記ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。このステップS330で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、ステップS330を行う。一方、上記ステップS330で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、ステップS331に進む。すなわち、上記ステップS330でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、ステップS330を繰り返す。
次に、ステップS331で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
最後に、ステップS332で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理を行う。上記ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラム3が正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、上記ドラム3の正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。
本実施の形態では、ステップS301〜S309,S351,S352が中間脱水過程の一例を構成し、また、ステップS310〜S331,S361,S362がシャワーすすぎ過程の一例を構成し、ステップS351,S352,S361,S362が第3速度制御の一例を構成し、また、ステップS311が給水制御の一例を構成している。
このように、上記ステップS307,324で洗濯物の脱水を開始して、ドラム3の回転速度を上げているときに、ドラム3の回転速度が900rpmに到達する前に、ドラム3の振動が所定値を越えると、ドラム3の振動が所定値を越えたときの回転速度でドラム3を所定時間回転させるので、ドラム3の振動が大きくても、ドラム3の回転を停止させずに、ステップS310,S327以降の処理を行うことができる。
したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機は、すすぎ工程の運転時間が長くなるのを防ぐことができる。
以下、上記制御装置5によるすすぎ工程を図9A〜図9Eのフローチャートに従って説明する。
上記すすぎ工程が開始すると、まず、図9Aに示すように、ステップS401で、シャワーすすぎの実行カウンタをクリアする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数を0にする。なお、上記シャワーすすぎはシャワーすすぎ過程の一例である。
次に、ステップS402で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS403でバランスタンブリングを行う。より詳しくは、上記ドラム3のアンバランスを解消すべく、ドラム3に正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返させて、ドラム3内の洗濯物をタンブリングさせる。
次に、ステップS404で、洗濯物のタンブリングが終了した否かを判定する。このステップS404で、洗濯物のタンブリングが終了したと判定すると、ステップS405に進む。一方、上記ステップS404で、洗濯物のタンブリングが終了していないと判定すると、ステップS403に戻り、洗濯物のタンブリングが終了したと判定するまで、ステップS403,S404を繰り返す。
上記タンブリングが終了した否かは、ステップS403のバランスタンブリングが始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記バランスタンブリングが始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS405で、アンバランスセンシングを行う。より詳しくは、洗濯物をドラム3の内周面に略均等に張り付けるために、ドラム3を所定方向に回転させつつ、ドラム3の回転速度の変動を検知する。
次に、ステップS406で、アンバランスセンシングがオッケーか否かを判定する。より詳しくは、上記ドラム3の回転速度の変動に基づいて、ドラム3にアンバランスが生じているか否かを判定する。このステップS406で、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定すると、ステップS407に進む。一方、上記ステップS406で、ドラム3にアンバランスが生じていると判定すると、ステップS403に戻り、ドラム3にアンバランスが生じていないと判定するまで、ステップS403〜S406を繰り返す。
次に、ステップS407で低速脱水1を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば300rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS408で、低速脱水1が終了したか否かを判定する。このステップS408で、低速脱水1が終了したと判定すると、図9Bに示すステップS409に進む。一方、上記ステップS408で、低速脱水1が終了していないと判定すると、ステップS407に戻り、低速脱水1が終了するまで、ステップS407,S408を繰り返す。
上記低速脱水1が終了した否かは、ステップS407の低速脱水1が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図9Bに示すように、ステップS409で低速脱水2を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば500rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS410で、低速脱水2が終了したか否かを判定する。このステップS410で、低速脱水2が終了したと判定すると、S411に進む。一方、上記ステップS410で、低速脱水2が終了していないと判定すると、ステップS409に戻り、低速脱水2が終了したと判定するまで、ステップS409,S410を繰り返す。
上記低速脱水2が終了した否かは、例えば、ステップS409の低速脱水2が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記低速脱水2が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS411で高速脱水を行う。より詳しくは、上記ドラム3を所定方向に例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS412で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS412で、高速脱水が終了したと判定すると、ステップS413に進む。一方、上記ステップS413で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS411に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS411,S412を繰り返す。
上記高速脱水が終了した否かは、ステップS411の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、ステップS413で、ドラム3の回転速度を減速させるための制御を開始する。つまり、上記制御装置5はドラム駆動用モータ4を制御して、ドラム3の回転速度を高速脱水時の回転速度900rpmから比較的緩やかな勾配で徐々に下げる。これにより、上記ドラム3は、回転速度が惰性で徐々に落ちているのではなく、ドラム駆動用モータ4で回転駆動されながら回転速度が徐々に落ちる。
次に、ステップS414で水槽2への給水を開始する。より詳しくは、上記給水弁38を開放するか、あるいは、風呂水ポンプ37を駆動させる。これにより、上記水道水または風呂水が洗剤ケース34および給水ダクト41を通って水槽2内に流入する。このとき、上記排水弁24は開いている。
次に、図9Cに示すように、ステップS415で、タイマ119を用いて、ステップS413のドラム3の減速が開始してからT4時間経過したか否かを判定する。このステップS415で、ステップS413のドラム3の減速が開始してからT4時間経過したと判定すると、ステップS451に進む。一方、上記ステップS415で、ステップS413のドラム3の減速が開始してからT4時間経過していないと判定すると、ステップS416に進む。
上記ステップS451に進んだ場合、以下のステップS451〜S455を順次行った後、図9Dに示すステップS427に進む。
上記ステップS451ではドラム3を一定の回転速度で回転させる。より詳しくは、上記ステップS415でT4時間経過したと判定したときのドラム3の回転速度を維持する。
上記ステップS452では、水槽2への給水を停止する。より詳しくは、上記給水弁38を閉じて、シャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させて、シャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
上記ステップS453では循環ポンプ23をオンにする。これにより、上記循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。そして、上記循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、上記ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
上記ステップS454では、タイマ119を用いて、ステップS453の循環ポンプ23のオンからT5時間経過したか否かを判定する。このステップS454で、ステップS453の循環ポンプ23のオンからT5時間経過していないと判定すると、再び、ステップS454を行う。一方、上記ステップS454で、ステップS453の循環ポンプ23のオンからT5時間経過したと判定すると、ステップS455に進む。すなわち、上記ステップS454で、ステップS453の循環ポンプ23のオンからT5時間経過したと判定するまで、ステップS454を繰り返す。
上記ステップS455では、循環ポンプ23をオフにする。これにより、上記シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
一方、上記ステップS416に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS414の給水が開始してからT1時間経過したか否かを判定する。このステップS416で、ステップS414の給水が開始してからT1時間経過していないと判定すると、再び、ステップS416を行う。一方、上記ステップS416で、ステップS414の給水が開始してからT1時間経過したと判定すると、ステップS116に進む。すなわち、上記ステップS416でT1時間経過したと判定するまで、ステップS416を繰り返す。
次に、ステップS417で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
次に、ステップS418で、タイマ119を用いて、ステップS414の給水が開始してからT2時間経過したか否かを判定する。このステップS418で、ステップS414の給水が開始してからT2時間経過していないと判定すると、再び、ステップS418を行う。一方、上記ステップS418で、ステップS414の給水が開始してからT2時間経過したと判定すると、ステップS419に進む。すなわち、上記ステップS418でT2時間経過したと判定するまで、ステップS418を繰り返す。
次に、ステップS419で、水位センサ33の出力に基づいて、水槽2内の水位が設定水位に達したか否かを判定する。このステップS419で、水槽2内の水位が設定水位に達していないと判定すると、ステップS420に進む。一方、上記ステップS419で、水槽2内の水位が設定水位に達していると判定すると、図9Dに示すステップS422に進む。上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位である。
上記ステップS420に進んだ場合、タイマ119を用いて、ステップS414の給水が開始してから所定の給水エラー時間が経過したか否かを判定する。このステップS420で、ステップS414の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過していないと判定すると、ステップS419に戻り、ステップS414の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定するまで、ステップS419,S420を繰り返す。一方、上記ステップS420で、ステップS414の給水が開始してから上記給水エラー時間が経過したと判定すると、ステップS421に進み、給水エラーをユーザにブザーなどで報知する。また、上記ステップS421では全負荷停止も行う。つまり、上記ドラム駆動用モータ4や循環ポンプ23など稼働しているものを全て停止させる。
一方、上記ステップS422に進んだ場合、図9Dに示すように、水槽2への給水を停止する。より詳しくは、上記給水弁38を閉じて、シャワーノズル22への水道水の供給を止めるか、あるいは、風呂水ポンプ37を停止させて、シャワーノズル22への風呂水の供給を止める。
次に、ステップS423で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム3の回転速度が300rpmに達したか否かを判定する。このステップS423で、回転速度が300rpmに達していないと判定すると、再び、ステップS423を行う。一方、上記ステップS423で、ドラム3の回転速度が300rpmに達した判定すると、ステップS416に進む。すなわち、上記ステップS423でドラム3の回転速度が300rpmに達したと判定するまで、ステップS423を繰り返す。
次に、ステップS424で、循環ポンプ23をオンにする。これにより、上記循環ポンプ23は、排水ダクト18を介して水槽2内の水を吸い込み、その水を循環ホース21へ送る。そして、上記循環ホース21に供給された水は、シャワーノズル22からドラム3内に向かって噴射されて、ドラム3の内周面に張り付いた洗濯物にかかり、洗濯物をすすぐ。このとき、上記ドラム3が回転しているので、シャワーノズル22が噴射した水は洗濯物に均一に降りかかる。
次に、ステップS425で、タイマ119を用いて、ステップS424の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したか否かを判定する。このステップS425で、ステップS424の循環ポンプ23のオンからT3時間経過していないと判定すると、再び、ステップS425を行う。一方、上記ステップS425で、ステップS424の循環ポンプ23のオンからT3時間経過したと判定すると、ステップS426に進む。すなわち、上記ステップS425でT3時間経過したと判定するまで、ステップS425を繰り返す。
次に、ステップS426で、循環ポンプ23をオフにする。これにより、上記シャワーノズル22による水の噴射が止まる。
次に、ステップS427で、排水用モータ25により排水弁24を開き、水槽2内の水を外箱1外に排水する。
次に、ステップS428で高速脱水を行う。このステップS428の高速脱水はステップS411の高速脱水と同じである。つまり、上記ステップS428では、ドラム3を例えば900rpm回転させて、ドラム3内の洗濯物を脱水する。
次に、ステップS429で、高速脱水が終了したか否かを判定する。このステップS429で、高速脱水が終了したと判定すると、ステップS430に進む。一方、上記ステップS429で、高速脱水が終了していないと判定すると、ステップS428に戻り、高速脱水が終了したと判定するまで、ステップS428,S429を繰り返す。
上記ステップS428の高速脱水が終了した否かは、ステップS428の高速脱水が始まってから経過した時間が設定時間に達したか否かで判定する。上記高速脱水が始まってから経過した時間はタイマ119で計測される。
次に、図9Eに示すように、ステップS430で、シャワーすすぎの実行カウンタをインクリメントする。より詳しくは、上記カウント部118に記憶されているシャワーすすぎの実行回数に1を足す。
次に、ステップS431で、シャワーすすぎが終了したか否かを判定する。つまり、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したか否かを判定する。このステップS431で、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定すると、ステップS431に進む。一方、上記ステップS431で、上記シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達していないと判定すると、ステップS413に戻り、シャワーすすぎの実行回数が所定回数に達したと判定するまで、ステップS413〜S419,S422〜S431を繰り返す。
次に、ステップS432で、ドラム駆動用モータ4を停止させる。このステップS432でドラム駆動用モータ4を停止させても、ドラム駆動用モータの回転駆動軸はしばらくは惰性で回転する。
次に、ステップS433で、回転速度センサ61の出力に基づいて、ドラム駆動用モータ4が停止したか否かを判定する。つまり、上記ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったか否かを判定する。このステップS433で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まっていないと判定すると、再び、ステップS433を行う。一方、上記ステップS433で、ドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定すると、ステップS433に進む。すなわち、上記ステップS433でドラム駆動用モータ4の回転駆動軸の回転が止まったと判定するまで、ステップS433を繰り返す。
次に、ステップS434で、排水用モータ25により排水弁24を閉じ、外箱1外への水の排水を止める。
最後に、ステップS435で、通常(最終)すすぎ、つまり、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理を行う。上記ためすすぎ処理および注水すすぎ処理では、ドラム3が正回転、回転停止および逆回転を順次繰り返すことにより、洗濯物をタンブリングさせて、洗濯物をすすいでいる。このとき、上記ドラム3の正回転および逆回転の回転速度は、例えば49rpmとなっている。
本実施の形態では、ステップS401〜S412が中間脱水過程の一例を構成し、また、ステップS413〜S434,S451〜S455がシャワーすすぎ過程の一例を構成し、また、ステップS451,S454が第4速度制御の一例を構成し、また、ステップS414が水位判定制御の一例を構成している。
このように、上記ドラム3の回転速度を減速が開始してからT4時間経過しても、ドラム3の回転速度が300rpmまで落ちていなければ、ドラム3の回転速度を減速が開始してからT4時間経過しても、ドラム3の回転速度が300rpmまで落ちていないと判定したときの回転速度を所定時間ドラム3に維持させる。
したがって、減速状態のドラム3が急に加速状態に移行されるのを防ぐことができるので、ドラム駆動用モータ4の電圧に異常な跳ね上がりが生じるのを防ぐことができる。
図10に、上記制御装置5によるすすぎ工程を行うためのシーケンスを示す。但し、上記シーケンスは、シャワーすすぎを3回実行する場合のものである。また、上記シーケンスでは、低速脱水1を行わないで、低速脱水2のみを行っている。なお、図10において、太線AはステップS351,S352の制御を示し、太線BはステップS451〜S455の制御を示している。
図10から明らかなように、循環ポンプ23を駆動させて、シャワーノズル22の水を洗濯物にかけるシャワー(ステップS125〜S127,S225〜S226,S320〜S322,S424〜S426)では、ドラム3の回転速度が、ためすすぎ処理,注水すすぎ処理時の回転速度よりも速くなっているので、洗濯物内の洗剤成分に大きな遠心力が作用して、洗濯物から洗剤成分が分離しやすくなる。
また、上記シャワーにおけるドラム3の回転速度は中間脱水時の回転速度より遅いので、シャワーノズル22による水が洗濯物に弾かれず、その水を洗濯物に十分に染み込ませることができる。
したがって、上記ドラム式洗濯乾燥機のすすぎ性能を向上させて、すすぎ工程の運転時間を短くすることができる。
また、上記シャワーを行うために水槽2内の水位を上記設定水位にするが、この設定水位に達したか否かの判定はステップS117とステップS118とで行っている。これにより、上記水槽内の水位が所定水位から大きく外れるのを防ぐことができる。
また、上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であるから、水槽2内で泡が発生しても、泡とドラム3との接触面積は小さい。
したがって、上記泡とドラム3との摩擦抵抗を小さくできるので、泡拘束の発生を防ぐことができる。
また、上記設定水位はドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であるので、水槽2内へ給水量は少なく、節水効果が得られる。
また、上記設定水位がドラム3が水槽2内の水に浸からない水位であっても、水槽2内の水を循環ポンプ23でドラム3内へ戻して循環させるので、洗濯物を十分にすすぐことができる。
また、上記排水弁24は高速脱水が終了してからT1時間開いていることによって、水槽2内の泡を排出されるので、泡拘束の発生を防ぐ効果を高めることができる。
上記実施の形態では、ステップS122〜S124におけるドラム3の回転速度は300rpmであったが、300rpm以外の回転速度にしてもよい。但し、上記回転速度は、ためすすぎ処理,注水すすぎ処理時の回転速度よりも速く、かつ、中間脱水時の回転速度より遅い方が好ましい。
上記実施の形態では、ステップS122〜S124におけるドラム3の回転速度は300rpmであったが、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて制御装置5で変更するようにしてもよい。但し、上記変更後のドラム3の回転速度は、ためすすぎ処理,注水すすぎ処理時の回転速度よりも速く、かつ、中間脱水時の回転速度より遅い方が好ましい。
上記制御装置5が、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて、ステップS122〜S124におけるドラム3の回転速度を変更する場合、シャワーすすぎによるすすぎ効果を最適化することができる。
上記実施の形態において、ステップS123で判定するT3時間、つまり、循環ポンプ23が駆動する時間を、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて制御装置5で変更するようにしてもよい。
上記制御装置5が、循環ポンプ23が駆動する時間を、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて変更する場合、シャワーすすぎによるすすぎ効果を最適化することができる。
上記実施の形態において、ステップS115で判定するT1時間、つまり、ステップS111の高速脱水が終了してから排水弁24が開いている時間を、ドラム3内の洗濯物の量に基づいて制御装置5で変更するようにしてもよい。
上記制御装置5が、ステップS111の高速脱水が終了してから排水弁24が開いている時間を、ドラム3内の洗濯物の量に基づいて変更する場合、泡拘束の発生を確実に防ぐことができる。
上記実施の形態における図10のシーケンスでは、シャワーすすぎの実行回数は3回であったが、シャワーすすぎの実行回数は1回でもよいし、2回や、4回以上であってもよい。
上記実施の形態において、シャワーすすぎの実行回数を、ドラム3内の洗濯物の量に基づいて制御装置5で変更するようにしてもよい。
上記制御装置5が、シャワーすすぎの実行回数を、ドラム3内の洗濯物の量に基づいて変更する場合、シャワーすすぎによるすすぎ効果を最適化することができる。
上記実施の形態における図10のシーケンスでは、循環ポンプ23の駆動を停止させてから、ドラム3の回転速度を上げ始めていたが、循環ポンプ23の駆動を停止させる前から、ドラム3の回転速度を上げ始めてもよい。
上記循環ポンプ23の駆動を停止させる前から、ドラム3の回転速度を上げ始める場合、シャワーすすぎに要する時間を短くすることができる。
上記実施の形態において、ステップS117で判定するT2時間や、ステップS118で判定する設定水位を、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて制御装置5で変更するようにしてもよい。
上記制御装置5が、ドラム3内の洗濯物の量と洗濯コースとの少なくとも一方に基づいて、ステップS117で判定するT2時間や、ステップS118で判定する設定水位を変更する場合、シャワーすすぎで使用する水の量を最適化することができる。
上記実施の形態において、ステップS118で判定する設定水位が、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理における水槽2内の水位よりも低くなるようにしてもよい。
上記制御装置5が、風呂水ポンプ37および給水弁38を制御して、ためすすぎ処理または注水すすぎ処理における水槽2内の水位よりも、ステップS118で判定する設定水位を低くする場合、シャワーすすぎで使用する水の量を少なくし、節水効果が高くなる。
上記実施の形態において、風呂水ポンプ37を給水弁に変更してもよい。
上記実施の形態において、循環ホース21と給水経路35,36とを接続経路を介して接続してもよい。
上記循環ホース21と給水経路35,36とを接続経路を接続した場合、水道水給水口40および風呂水給水口39からの水をシャワーノズル22に供給することができる。
本発明は、上記実施の形態のように、洗濯物を乾燥させるための機能を有するドラム式洗濯機に適用できることは勿論、洗濯物を乾燥させるための機能を有しないドラム式洗濯機にも適用できる。
また、本発明は、図6A〜図6E、図7A〜図7E、図8A〜図8Fおよびを図9A〜図9Eの少なくとも一部を組み合わせたものを行ってもよい。