JP2001036128A - 光検出装置 - Google Patents

光検出装置

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JP2001036128A JP11203502A JP20350299A JP2001036128A JP 2001036128 A JP2001036128 A JP 2001036128A JP 11203502 A JP11203502 A JP 11203502A JP 20350299 A JP20350299 A JP 20350299A JP 2001036128 A JP2001036128 A JP 2001036128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 S/N比が優れた光検出装置を提供する。 【解決手段】 受光した光の光量に応じた電流信号がフ
ォトダイオードPDから出力され、積分回路10では、
この電流信号に応じて電荷が蓄積されて、その蓄積され
た電荷の量に応じた電圧信号が出力される。第1のCD
S回路21では、積分回路10から出力される電圧信号
の変化量に応じた電荷が積分容量素子C21 2に蓄積され
る。同様に、第2のCDS回路22では、積分回路10
から出力される電圧信号の変化量に応じた電荷が積分容
量素子C222に蓄積される。そして、差分演算回路30
では、第1のCDS回路21の積分容量素子C212およ
び第2のCDS回路22の積分容量素子C222それぞれ
に蓄積されている電荷量の差分が求められ、その差分に
応じた電圧信号が出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受光素子に入射す
る光のうち背景光成分を除去して信号光成分のみを検出
する光検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光検出装置は、1以上の受光素子を有し
ており、各受光素子が出力した電流信号を積分回路によ
り積分して、その積分結果である電圧信号を出力する。
また、光検出装置によっては、アナログ信号である上記
電圧信号をデジタル信号に変換(A/D変換)して、こ
のデジタル信号を出力するものもある。もし、このA/
D変換の際に電圧信号が所定値を越える場合には、その
電圧信号に基づいてA/D変換され出力されるデジタル
信号は、その所定値に対応する値となって飽和し、その
結果、正確な光検出ができないという問題点がある。そ
こで、従来では、上記電圧信号の予想される最大値また
はそれ以上の値を上記所定値として設定することによ
り、上記のような飽和が起こらないようにしていた。ま
た、対数圧縮等のテクニックを用いてダイナミックレン
ジを拡げる場合もあった。
【0003】また、光検出装置は、例えばカメラに組み
込まれる測距装置に用いられている。この測距装置で
は、発光ダイオード等の投光手段から被写体に投光され
たスポット光の反射を2つの光検出装置それぞれにより
受光し、受光された2つの信号に基づいて測距が行われ
る。このとき、スポット光成分(信号光成分)を受光す
る際には背景光成分も重畳されて受光されることから、
スポット光が投光されていないときに2つの光検出装置
それぞれにより背景光成分のみを受光して、両者の差分
をとることでスポット光成分のみの信号を得て、測距精
度の向上を図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光検出
装置における積分回路では、積分回路の要素回路である
増幅器が有する熱雑音等の各積分動作毎に異なる値の雑
音成分に対して対策を施していないことから、ノイズ誤
差が生じる可能性がある。したがって、この各積分動作
毎に異なるノイズ成分により、受光素子が受光する光の
光量すなわち上記電圧信号の値が小さい場合には、光検
出のS/N比は悪い。
【0005】また、従来の光検出装置におけるA/D変
換では、飽和が起こらないようにするために上記所定値
として大きな値を設定することから、受光素子が受光す
る光の光量すなわち上記電圧信号の値が小さい場合に
は、出力されるデジタル信号の分解能は悪くなる。
【0006】さらに、光検出装置が測距装置に用いられ
る場合のように、スポット光成分および背景光成分の受
光結果から背景光成分の受光結果を差し引くことにより
スポット光成分のみの信号を得る場合には、以下のよう
な問題点がある。すなわち、スポット光成分に比べて背
景光成分が大きい場合には、その背景光成分が重畳され
たスポット光成分を受光したときの上記電圧信号が非常
に大きくなり、それ故、飽和が起こらないようにするた
めに上記所定値として更に大きな値を設定する必要があ
る。したがって、差し引いた結果として得られるスポッ
ト光成分に基づいて出力されるデジタル信号は分解能が
更に悪くなる。
【0007】以上のように、従来の光検出装置ではS/
N比が悪く、また、A/D変換する場合には出力される
デジタル信号の分解能が悪い。そこで、本発明は、上記
問題点を解消する為になされたものであり、S/N比が
優れた光検出装置を提供することを目的とする。また、
A/D変換する場合に、受光量が大きくても飽和するこ
となく、受光量が小さくても分解能が優れた光検出装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光検出装置
は、(1) 受光した光の光量に応じた電流信号を出力する
受光素子と、(2) 受光素子から出力された電流信号に応
じて電荷を蓄積して、その蓄積された電荷の量に応じた
電圧信号を出力する積分回路と、(3) 積分回路から出力
される電圧信号を入力する入力端と出力端との間に順に
設けられた第1の結合容量素子および第1の増幅器と、
第1の増幅器の入出力間に並列的に設けられた第1の積
分容量素子と、第1の積分容量素子に電圧信号の変化量
に応じた電荷量を蓄積させる第1のスイッチ手段と、を
有する第1のCDS(相関二重サンプリング、Correlat
ed Double Sampling)回路と、(4) 積分回路から出力さ
れる電圧信号を入力する入力端と出力端との間に順に設
けられた第2の結合容量素子および第2の増幅器と、上
記第1の積分容量素子の容量値と等しい容量値を有し第
2の増幅器の入出力間に並列的に設けられた第2の積分
容量素子と、第2の積分容量素子に電圧信号の変化量に
応じた電荷量を蓄積させる第2のスイッチ手段と、を有
する第2のCDS回路と、(5) 第1のCDS回路の第1
の積分容量素子および第2のCDS回路の第2の積分容
量素子それぞれに蓄積されている電荷量の差分を求め、
その差分に応じた電圧信号を出力する差分演算回路と、
を備えることを特徴とする。
【0009】この光検出装置によれば、受光した光の光
量に応じた電流信号が受光素子から出力され、積分回路
では、受光素子から出力された電流信号に応じて電荷が
蓄積されて、その蓄積された電荷の量に応じた電圧信号
が出力される。第1のCDS(相関二重サンプリング、
Correlated Double Sampling)回路では、積分回路から
出力される電圧信号が第1の結合容量素子に入力し、そ
の入力した電圧信号の変化量に応じた電荷量が第1の積
分容量素子に第1のスイッチ手段により蓄積される。同
様にして、第2のCDS回路でも、積分回路から出力さ
れる電圧信号が第2の結合容量素子に入力し、その入力
した電圧信号の変化量に応じた電荷量が第2の積分容量
素子に第2のスイッチ手段により蓄積される。そして、
差分演算回路では、第1のCDS回路の第1の積分容量
素子および第2のCDS回路の第2の積分容量素子それ
ぞれに蓄積されている電荷量の差分が求められ、その差
分に応じた電圧信号が出力される。
【0010】また、本発明に係る光検出装置は、積分回
路、第1のCDS回路、第2のCDS回路および差分演
算回路それぞれの動作を制御するタイミング制御回路を
更に備え、被写体に向けてスポット光を投光する投光手
段とともに用いられる光検出装置であって、タイミング
制御回路は、(1) 投光手段により被写体にスポット光が
投光されている第1の期間に、受光素子が当該スポット
光成分および背景光成分を受光したときに積分回路が出
力した電圧信号の変化量に基づいて第1の電荷量を第1
のCDS回路の第1の積分容量素子に蓄積させ、(2) 投
光手段により被写体にスポット光が投光されていない第
2の期間に、受光素子が背景光成分を受光したときに積
分回路が出力した電圧信号の変化量に基づいて第2の電
荷量を第2のCDS回路の第2の積分容量素子に蓄積さ
せ、(3) 第1および第2の期間の後の第3の期間に、第
1のCDS回路の第1の積分容量素子および第2のCD
S回路の第2の積分容量素子それぞれに蓄積されている
電荷量の差分を差分演算回路に演算させて、その差分に
応じた電圧信号を差分演算回路から出力させる、ことを
特徴とする。
【0011】この場合には、この光検出装置は、タイミ
ング制御回路による制御の下に、以下のように作用す
る。すなわち、第1の期間に、受光素子がスポット光成
分および背景光成分を受光したときに積分回路が出力し
た電圧信号の変化量に応じた第1の電荷量が第1のCD
S回路の第1の積分容量素子に蓄積される。また、第2
の期間に、受光素子が背景光成分を受光したときに積分
回路が出力した電圧信号の変化量に応じた第2の電荷量
が第2のCDS回路の第2の積分容量素子に蓄積され
る。そして、第3の期間に、第1のCDS回路の第1の
積分容量素子および第2のCDS回路の第2の積分容量
素子それぞれに蓄積されている電荷量の差分が差分演算
回路により求められて、その差分に応じた電圧信号が差
分演算回路から出力される。この差分演算回路から出力
される電圧信号は、スポット光成分に応じたものとな
る。なお、第1および第2の期間のうち何れが先であっ
てもよい。
【0012】また、本発明に係る光検出装置は、(1) 受
光素子、積分回路、第1のCDS回路、第2のCDS回
路および差分演算回路をN組(N≧2)備え、(2) N個
の差分演算回路それぞれに対応して設けられ、各差分演
算回路から出力される電圧信号を保持して出力するN個
のホールド回路を更に備え、また、(3) N個のホールド
回路それぞれから出力される電圧信号を順次に入力し、
その電圧信号をデジタル信号に変換して、そのデジタル
信号を出力するA/D変換回路を更に備える、ことを特
徴とする。
【0013】この場合には、受光素子、積分回路、第1
のCDS回路、第2のCDS回路、差分演算回路および
ホールド回路がN組備えられている。各組の差分演算回
路から出力される電圧信号は、ホールド回路により保持
される。そして、A/D変換回路では、N個のホールド
回路それぞれから出力される電圧信号が順次に入力さ
れ、その電圧信号がデジタル信号に変換されて、そのデ
ジタル信号が出力される。すなわち、1次元像または2
次元像が撮像されて、その撮像結果がデジタル信号とし
て出力される、また、本発明に係る光検出装置は、N個
の差分演算回路またはホールド回路それぞれから出力さ
れる電圧信号の最大値を検出する最大値検出回路を更に
備え、A/D変換回路は、最大値検出回路により検出さ
れた最大値に基づいてA/D変換レンジを設定する、こ
とを特徴とする。この場合には、最大値検出回路によ
り、N個の差分演算回路またはホールド回路それぞれか
ら出力される電圧信号の最大値が検出される。そして、
A/D変換回路では、最大値検出回路により検出された
最大値に基づいてA/D変換レンジが設定される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。また、Nは2以上の整数であり、添え字nは
特に明示しない限り1からNまでの任意の整数を示すも
のとする。
【0015】先ず、本発明に係る光検出装置の実施形態
について、図1〜図7を用いて説明する。図1は本実施
形態に係る光検出装置の全体の概略構成図である。本実
施形態に係る光検出装置は、N個のユニット1001
100N、最大値検出回路200、タイミング制御回路
300、A/D変換回路400およびシフトレジスタ5
00を備えて構成されている。各ユニット100nは、
フォトダイオードPD、積分回路10、第1のCDS回
路21、第2のCDS回路22、差分演算回路30、ホ
ールド回路40およびスイッチ素子SW5を含む。各ユ
ニット100nの積分回路10は互いに同様の構成であ
り、各ユニット100nの第1のCDS回路21は互い
に同様の構成であり、各ユニット100nの第2のCD
S回路22は互いに同様の構成であり、各ユニット10
nの差分演算回路30は互いに同様の構成であり、ま
た、各ユニット100nのホールド回路40は互いに同
様の構成である。したがって、N個のユニット1001
〜100Nは互いに同様の構成である。
【0016】各ユニット100nのフォトダイオードP
Dは、アノード端子が接地され、カソード端子が積分回
路10の入力端子に接続されている。フォトダイオード
PDは、受光した光の光量に応じた電流信号を、アノー
ド端子から積分回路10の入力端子へ出力する。各ユニ
ット100nのフォトダイオードPDは、1次元状また
は2次元状に配置されており、1次元像または2次元像
を受光する。
【0017】図2は本実施形態に係る光検出装置の積分
回路10の回路図である。各ユニット100nの積分回
路10は、入力端子と出力端子との間に互いに並列にア
ンプA1、容量素子C1およびスイッチ素子SW1が接続
されている。積分回路10は、スイッチ素子SW1が閉
じているときには、容量素子C1を放電して初期化す
る。一方、積分回路10は、スイッチ素子SW1が開い
ているときには、フォトダイオードPDから入力端子に
入力した電荷を容量素子C1に蓄積して、その蓄積され
た電荷に応じた電圧信号を出力端子から出力する。スイ
ッチ素子SW1は、タイミング制御回路300から出力
されるReset信号に基づいて開閉する。
【0018】図3は、本実施形態に係る光検出装置の第
1のCDS回路21、第2のCDS回路22および差分
演算回路30それぞれの回路図である。
【0019】各ユニット100nの第1のCDS回路2
1は、入力端子と出力端子との間に順にスイッチ素子S
211、結合容量素子C211およびアンプA21を有してい
る。また、アンプA21の入出力間にスイッチ素子SW
212および積分容量素子C212が互いに並列的に接続され
ている。スイッチ素子SW211およびSW212は、積分容
量素子C212に電荷を蓄積させるためのスイッチ手段と
して作用する。第1のCDS回路21は、スイッチ素子
SW212が閉じているときには、積分容量素子C2 12を放
電して初期化する。スイッチ素子SW212が開きスイッ
チ素子SW211が閉じているときには、入力端子から結
合容量素子C211を経て入力した第1の電荷を積分容量
素子C212に蓄積して、その蓄積された電荷に応じた電
圧信号を出力端子から出力する。スイッチ素子SW211
は、タイミング制御回路300から出力されるCSW211信
号に基づいて開閉する。また、スイッチ素子SW
212は、タイミング制御回路300から出力されるClamp
1信号に基づいて開閉する。
【0020】各ユニット100nの第2のCDS回路2
2は、入力端子と出力端子との間に順にスイッチ素子S
221、結合容量素子C221およびアンプA22を有してい
る。また、アンプA22の入出力間にスイッチ素子SW
222および積分容量素子C222が互いに並列的に接続され
ている。スイッチ素子SW221およびSW222は、積分容
量素子C222に電荷を蓄積させるためのスイッチ手段と
して作用する。第2のCDS回路22の積分容量素子C
222の容量値は、第1のCDS回路21の積分容量素子
212の容量値と等しい。第2のCDS回路22は、ス
イッチ素子SW222が閉じているときには、積分容量素
子C222を放電して初期化する。スイッチ素子SW222
開きスイッチ素子SW221が閉じているときには、入力
端子から結合容量素子C221を経て入力した第2の電荷
を積分容量素子C222に蓄積して、その蓄積された電荷
に応じた電圧信号を出力端子から出力する。スイッチ素
子SW22 1は、タイミング制御回路300から出力され
るCSW221信号に基づいて開閉する。また、スイッチ素子
SW222は、タイミング制御回路300から出力されるC
lamp2信号に基づいて開閉する。
【0021】各ユニット100nの差分演算回路30
は、2つの入力端子30aおよび30bならびに1つの
出力端子30cを有しており、第1の入力端子30aが
第1のCDS回路21の出力端子に接続され、第2の入
力端子30bが第2のCDS回路22の出力端子に接続
されている。差分演算回路30は、スイッチ素子SW31
〜SW33、容量素子C3およびアンプA3を備える。第1
の入力端子30aと出力端子30cとの間に順に、スイ
ッチ素子SW31、容量素子C3およびアンプA3が配さ
れ、第2の入力端子30bと出力端子30cとの間に順
に、スイッチ素子SW32、容量素子C3およびアンプA3
が配されている。また、容量素子C3とアンプA3との接
続点がスイッチ素子SW33を介して接地されている。
【0022】この差分演算回路30は、スイッチ素子S
33を閉じているときにスイッチ素子SW32を開きスイ
ッチ素子SW31を一定期間だけ閉じることで、第1のC
DS回路21から出力された電圧信号を入力して、容量
素子C3に電荷Q1だけ充電する。また、差分演算回路
30は、スイッチ素子SW33を開いているときにスイッ
チ素子SW31を開きスイッチ素子SW32を一定期間だけ
閉じることで、第2のCDS回路22から出力された電
圧信号を入力して、容量素子C3から電荷Q2を放電す
る。このようにして、差分演算回路30は、電荷Q1と
電荷Q2との差分すなわち電荷(Q1−Q2)を容量素
子C3に蓄積して、その蓄積された電荷(Q1−Q2)
に応じた電圧信号をアンプA3から出力する。スイッチ
素子SW3 1は、タイミング制御回路300から出力され
るSample1信号に基づいて開閉する。スイッチ素子SW
32は、タイミング制御回路300から出力されるSample
2信号に基づいて開閉する。また、スイッチ素子SW33
は、タイミング制御回路300から出力されるClamp3信
号に基づいて開閉する。
【0023】図4は本実施形態に係る光検出装置のホー
ルド回路40の回路図である。各ユニット100nのホ
ールド回路40は、入力端子と出力端子との間に順にス
イッチ素子SW4およびアンプA4を有し、スイッチ素子
SW4とアンプA4との接続点が容量素子C4を介して接
地されている。ホールド回路40は、スイッチ素子SW
4が閉じているときに差分演算回路30から出力された
電圧信号を容量素子C4に記憶し、スイッチ素子SW4
開いた後も、容量素子C4の電圧信号を保持して、その
電圧信号をアンプA4を介して出力する。スイッチ素子
SW4は、タイミング制御回路300から出力されるHol
d信号に基づいて開閉する。各ユニット100nのスイッ
チ素子SW5は、シフトレジスタ500により制御され
て順次に開き、ホールド回路40から出力される電圧信
号をA/D変換回路400に順次に入力させる。
【0024】図5は本実施形態に係る光検出装置の最大
値検出回路200の回路図である。最大値検出回路20
0は、NMOSトランジスタT1〜TN、抵抗器R201
203および差動アンプA201を備える。各トランジスタ
nのソース端子は接地され、各トランジスタTnのドレ
イン端子は、抵抗器R203を介して電源電圧Vddに接続
されるとともに、抵抗器R201を介して差動アンプA201
の反転入力端子に接続されている。各トランジスタTn
のゲート端子は、ユニット100nのホールド回路40
の出力端子と接続されており、ホールド回路40から出
力される電圧信号V n3が入力する。また、差動アンプA
201の反転入力端子と出力端子との間には抵抗器R202
設けられ、差動アンプA201の非反転入力端子は接地さ
れている。この最大値検出回路200では、各ユニット
100nのホールド回路40から出力された電圧信号V
n3がトランジスタTnのゲート端子に入力され、各電圧
信号Vn 3のうちの最大値に応じた電位がトランジスタT
nのドレイン端子に現れる。そして、そのドレイン端子
の電位は、抵抗器R201およびR202それぞれの抵抗値の
比に応じた増幅率で差動アンプA201により増幅され、
その増幅された電圧の値が最大電圧値Vmaxとして出力
端子からA/D変換回路400へ出力される。
【0025】図6は本実施形態に係る光検出装置のA/
D変換回路400の回路図である。A/D変換回路40
0は、最大値検出回路200から出力される最大電圧値
ma xを入力し、この最大電圧値VmaxをA/D変換レン
ジとする。そして、A/D変換回路400は、各ユニッ
ト100nのホールド回路40から出力される電圧信号
n3をスイッチ素子SW5を介して順次に入力し、その
電圧信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換して出
力する。A/D変換回路400は、可変容量積分回路4
10、比較回路A402、容量制御部420および読み出
し部430を備える。
【0026】可変容量積分回路410は、容量素子C
401、アンプA401、可変容量部C400およびスイッチ素
子SW401を備える。アンプA401は、各ユニット100
nのホールド回路40から出力されスイッチ素子SW5
介して順次に到達した電圧信号Vn3を、容量素子C401
を介して反転入力端子に入力する。アンプA401の非反
転入力端子は接地されている。可変容量部C400は、容
量が可変であって制御可能であり、アンプA401の反転
入力端子と出力端子との間に設けられ、入力した電圧信
号に応じて電荷を蓄える。スイッチ素子SW401は、ア
ンプA401の反転入力端子と出力端子との間に設けら
れ、開いているときには可変容量部C400に電荷の蓄積
を行わせ、閉じているときには可変容量部C400におけ
る電荷蓄積をリセットする。そして、可変容量積分回路
410は、各ユニット100nから順次に出力された電
圧信号Vn3を入力し、可変容量部C400の容量に応じて
積分し、積分した結果である積分信号を出力する。
【0027】比較回路A402は、可変容量積分回路41
0から出力された積分信号を反転入力端子に入力し、最
大値検出回路200から出力された最大電圧値Vmax
非反転入力端子に入力し、これら2つの入力信号の値を
大小比較して、その大小比較の結果である比較結果信号
を出力する。
【0028】容量制御部420は、比較回路A402から
出力された比較結果信号を入力し、この比較結果信号に
基づいて可変容量部C400の容量を制御する容量指示信
号Cを出力するとともに、この比較結果信号に基づいて
積分信号の値と最大電圧値V maxとが所定の分解能で一
致していると判断した場合に可変容量部C400の容量値
に応じた第1のデジタル信号を出力する。
【0029】読み出し部430は、容量制御部420か
ら出力された第1のデジタル信号を入力し、この第1の
デジタル信号に対応する第2のデジタル信号を出力す
る。第2のデジタル信号は、第1のデジタル信号の値か
ら可変容量積分回路410のオフセット値を除去した値
を示すものである。読み出し部430は、例えば記憶素
子であり、第1のデジタル信号をアドレスとして入力
し、記憶素子のそのアドレスに記憶されているデータを
第2のデジタル信号として出力する。この第2のデジタ
ル信号は、本実施形態に係る光検出装置から出力される
光検出信号となる。
【0030】図7はA/D変換回路400中の可変容量
積分回路410の詳細な回路図である。この図では、1
/24=1/16の分解能を有するA/D変換機能を備
える回路構成を示し、以下、この回路構成で説明する。
【0031】この図に示すように、可変容量部C
400は、容量素子C411〜C414、スイッチ素子SW411
SW414およびスイッチ素子SW421〜SW424を備え
る。容量素子C411およびスイッチ素子SW411は、互い
に縦続接続されて、アンプA401の反転入力端子と出力
端子との間に設けられており、スイッチ素子SW
421は、容量素子C411およびスイッチ素子SW411の接
続点と接地電位との間に設けられている。容量素子C
412およびスイッチ素子SW412は、互いに縦続接続され
て、アンプA401の反転入力端子と出力端子との間に設
けられており、スイッチ素子SW4 22は、容量素子C412
およびスイッチ素子SW412の接続点と接地電位との間
に設けられている。容量素子C413およびスイッチ素子
SW413は、互いに縦続接続されて、アンプA401の反転
入力端子と出力端子との間に設けられており、スイッチ
素子SW423は、容量素子C413およびスイッチ素子SW
413の接続点と接地電位との間に設けられている。ま
た、容量素子C414およびスイッチ素子SW414は、互い
に縦続接続されて、アンプA401の反転入力端子と出力
端子との間に設けられており、スイッチ素子SW
424は、容量素子C414およびスイッチ素子SW41 4の接
続点と接地電位との間に設けられている。
【0032】スイッチ素子SW411〜SW414それぞれ
は、容量制御部420から出力された容量指示信号Cの
うちC11〜C14に基づいて開閉する。スイッチ素子
SW42 1〜SW424それぞれは、容量制御部420から出
力された容量指示信号CのうちC21〜C24に基づい
て開閉する。また、容量素子C411〜C414の容量値をC
411〜C414で表すとすれば、これらは、 C411=2C412=4C413=8C414 …(1) C411+C412+C413+C414=C0 …(2) なる関係を満たす。
【0033】次に、本実施形態に係る光検出装置の動作
について、図8および図9を用いて説明する。図8は、
本実施形態に係る光検出装置の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。なお、以下では、本実施形態
に係る光検出装置が発光ダイオード等の投光手段(図示
せず)とともに測距装置を構成する場合について説明す
る。すなわち、以下に説明する動作は、背景光成分を除
去して、発光ダイオードから被写体に投光されたスポッ
ト光成分(信号光成分)のみについての光検出信号を出
力するものである。
【0034】時刻t1に、Reset信号が論理Hとなること
により、積分回路10のスイッチ素子SW1が閉じて、
容量素子C1が放電され初期化される。また、Clamp1信
号も論理Hとなることにより、第1のCDS回路21の
スイッチ素子SW212が閉じて、第1のCDS回路21
におけるCDS動作が停止される。
【0035】時刻t2に、Reset信号が論理Lとなること
により、積分回路10のスイッチ素子SW1が開く。そ
して、時刻t2以降、フォトダイオードPDから出力さ
れた電荷が容量素子C1に蓄積されていき、積分回路1
0の出力端子から出力される電圧信号は次第に大きくな
っていく。この時刻t2では、Clamp1信号は論理Hのま
まであり、第1のCDS回路21のスイッチ素子SW
212は閉じたままである。また、時刻t2では、CSW211信
号は論理Lであり、第1のCDS回路21のスイッチ素
子SW211は開いている。
【0036】時刻t3に、Clamp1信号が論理Lとなるこ
とにより、第1のCDS回路21のスイッチ素子SW
212が開き、また、CSW211信号が論理Hとなることによ
り、第1のCDS回路21のスイッチ素子SW211が閉
じる。そして、時刻t3から一定時間T経過後の時刻t4
に、CSW211信号が論理Lとなることにより、第1のCD
S回路21のスイッチ素子SW211が開く。
【0037】時刻t2〜t4の期間では、発光ダイオード
から被写体にスポット光が投光されている。したがっ
て、発光ダイオードから投光され被写体により反射され
たスポット光成分および背景光成分の双方がフォトダイ
オードPDに入射して、それによって発生した電流信号
がフォトダイオードPDから出力される。そして、その
電流信号を入力した積分回路10では、容量素子C1
電荷が蓄積され、その蓄積された電荷の量に応じた電圧
信号が積分回路10から出力される。また、時刻t3
4の期間(第1の期間)では、積分回路10の出力端
子から出力される電圧信号が第1のCDS回路21に入
力して、時刻t3以降の入力電圧信号の変化分に相当す
る電荷が積分容量素子C212に蓄積され、その蓄積され
た電荷の量に応じた電圧信号が第1のCDS回路21か
ら出力される。したがって、時刻t4以降に第1のCD
S回路21から出力される電圧信号は、時刻t3および
時刻t4それぞれに積分回路10から出力される電圧信
号の差に相当する電圧値Vn1となり、積分回路10にて
生じるノイズ成分が除去されたものとなる。
【0038】時刻t4に、Reset信号が論理Hとなること
により、積分回路10のスイッチ素子SW1が閉じて、
容量素子C1が放電され初期化される。また、Clamp2信
号も論理Hとなることにより、第2のCDS回路22の
スイッチ素子SW222が閉じて、第2のCDS回路22
におけるCDS動作が停止される。
【0039】時刻t5に、Reset信号が論理Lとなること
により、積分回路10のスイッチ素子SW1が開く。そ
して、時刻t5以降、フォトダイオードPDから出力さ
れた電荷が容量素子C1に蓄積されていき、積分回路1
0の出力端子から出力される電圧信号は次第に大きくな
っていく。この時刻t5では、Clamp2信号は論理Hのま
まであり、第2のCDS回路22のスイッチ素子SW
222は閉じたままである。また、時刻t5では、CSW221信
号は論理Lであり、第2のCDS回路22のスイッチ素
子SW221は開いている。
【0040】時刻t6に、Clamp2信号が論理Lとなるこ
とにより、第2のCDS回路22のスイッチ素子SW
222が開き、また、CSW221信号が論理Hとなることによ
り、第2のCDS回路22のスイッチ素子SW221が閉
じる。そして、時刻t6から一定時間T経過後の時刻t7
に、CSW221信号が論理Lとなることにより、第2のCD
S回路22のスイッチ素子SW221が開く。
【0041】時刻t5〜t7の期間では、発光ダイオード
から被写体にスポット光が投光されていない。したがっ
て、背景光成分のみがフォトダイオードPDに入射し
て、それによって発生した電流信号がフォトダイオード
PDから出力される。そして、その電流信号を入力した
積分回路10では、容量素子C1に電荷が蓄積され、そ
の蓄積された電荷の量に応じた電圧信号が積分回路10
から出力される。また、時刻t6〜t7の期間(第2の期
間)では、積分回路10の出力端子から出力される電圧
信号が第2のCDS回路22に入力して、時刻t6以降
の入力電圧信号の変化分に相当する電荷が積分容量素子
222に蓄積され、その蓄積された電荷の量に応じた電
圧信号が第2のCDS回路22から出力される。したが
って、時刻t7以降に第2のCDS回路22から出力さ
れる電圧信号は、時刻t6および時刻t7それぞれに積分
回路10から出力される電圧信号の差に相当する電圧値
n2となり、積分回路10にて生じるノイズ成分が除去
されたものとなる。
【0042】時刻t7以降では、第1のCDS回路21
の積分容量素子C212に蓄積されている電荷は、スポッ
ト光成分と背景光成分とを加算したものに相当するもの
であり、第2のCDS回路22の積分容量素子C222
蓄積されている電荷は、背景光成分のみに相当するもの
である。また、時刻t3〜t4までの期間(第1の期間)
と時刻t6〜t7までの期間(第2の期間)とは互いに等
しい時間Tであり、第1のCDS回路21の積分容量素
子C212および第2のCDS回路22の積分容量素子C
222それぞれの容量は互いに等しいので、電圧値V
n1は、スポット光成分と背景光成分とを加算したものに
相当するものであり、電圧値Vn2は、背景光成分のみに
相当するものであり、したがって、これら間の電圧差Δ
n=(Vn1−Vn2)は、スポット光成分のみに相当す
るものである。そこで、時刻t8以降では、この電圧差
ΔVnが差分演算回路30により以下のようにして求め
られる。
【0043】時刻t7以降(第3の期間)、Reset信号は
論理Hであり、積分回路10のスイッチ素子SW1が閉
じて、容量素子C1が放電され初期化状態が維持され
る。Clamp1信号は論理Lであり、第1のCDS回路21
のスイッチ素子SW212が開いたままである。また、Cla
mp2信号は論理Lであり、第2のCDS回路22のスイ
ッチ素子SW222が開いたままである。
【0044】時刻t7以降の第3の期間のうち時刻t8
9の期間に、Sample1信号は論理Hであり、差分演算回
路30のスイッチ素子SW31は閉じる。このとき、Samp
le2信号は論理Lであり、差分演算回路30のスイッチ
素子SW32は開いており、また、Clamp3信号は論理Hで
あり、差分演算回路30のスイッチ素子SW33は閉じて
いる。この期間に、第1のCDS回路21の出力端子か
ら出力される電圧値V n1が差分演算回路30のスイッチ
素子SW31を介して容量素子C3に入力し、その電圧値
n1が容量素子C3に保持される。
【0045】時刻t7以降の第3の期間のうち時刻t10
〜t11の期間に、Sample2信号は論理Hであり、差分演
算回路30のスイッチ素子SW32は閉じる。このとき、
Sample1信号は論理Lであり、差分演算回路30のスイ
ッチ素子SW31は開いており、また、Clamp3信号は論理
Lであり、差分演算回路30のスイッチ素子SW33は開
いている。この期間に、第2のCDS回路22の出力端
子から出力される電圧値Vn2が差分演算回路30のスイ
ッチ素子SW32を介して容量素子C3に入力する。この
とき、差分演算回路30のスイッチ素子SW33は開いて
いるので、差分演算回路30の容量素子C3には、電圧
値Vn2と電圧値Vn1との差ΔVnが保持される。この電
圧値ΔVnは、スポット光成分のみに相当するものであ
る。
【0046】そして、時刻t10にHold信号が論理Hとな
り、ホールド回路40のスイッチ素子SW4が閉じる
と、差分演算回路30の容量素子C3に保持されている
電圧値ΔVnは、差分演算回路30のアンプA3およびホ
ールド回路40のスイッチ素子SW4を経て、ホールド
回路40の容量素子C4に保持される。時刻t11にHold
信号が論理Lとなってスイッチ素子SW4が開いた後
も、ホールド回路40の容量素子C4に保持された電圧
値ΔVnは、アンプA4から電圧信号Vn3として出力され
る。
【0047】各ユニット100nのホールド回路40か
ら出力された電圧信号Vn3は、最大値検出回路200に
入力して最大電圧値Vmaxが検出される。また、各ユニ
ット100nのスイッチ素子SW5がシフトレジスタ50
0により順次に閉じられて、各ユニット100nのホー
ルド回路40から出力された電圧信号Vn3はA/D変換
回路400に順次に入力する。
【0048】続いて、図9を用いて、A/D変換回路4
00の動作を説明する。時刻t11においては、可変容量
積分回路410のスイッチ素子SW401は閉じられ、可
変容量積分回路410はリセット状態とされている。ま
た、可変容量積分回路410のスイッチ素子SW411
SW414それぞれが閉じられ、スイッチ素子SW421〜S
424それぞれが閉じられて、可変容量部C400の容量値
がC0に設定されている。
【0049】そして、時刻t11以降の或る時刻に、A/
D変換回路400のスイッチ素子SW401が開かれ、第
1番目のユニット1001のスイッチ素子SW5が閉じら
れる。ユニット1001のホールド回路40から出力さ
れた電圧信号V13は、スイッチ素子SW5を介して、A/
D変換回路400の可変容量積分回路410に入力す
る。可変容量積分回路410の容量素子C401に電圧信
号V13が入力すると、その電圧信号V13の値と可変容量
部C400の容量値C0とに応じた電荷Qが可変容量部C
400に流入する(図9(a)参照)。このとき、可変容
量積分回路410から出力される積分信号の値Vsaは、 Vsa=V13=Q/C0 …(3) なる式で表される。
【0050】引き続き、容量制御部420は、可変容量
部C400のスイッチ素子SW412〜SW414を開いた後、
スイッチ素子SW422〜SW424を閉じる(図9(b)参
照)。この結果、可変容量部C400の容量値はC411とな
り、可変容量積分回路410から出力される積分信号の
値Vsbは、 Vsb=Q/C411 …(4) となる。この積分信号は、比較回路A402に入力し、そ
の値が最大電圧値Vmaxと大小比較される。
【0051】もし、Vsb>Vmaxであれば、この比較結
果を受けて容量制御部420は、さらに、可変容量部C
400のスイッチ素子SW422を開いた後に、スイッチ素子
SW 412を閉じる(図9(c)参照)。この結果、可変
容量部C400の容量値はC411+C412となり、可変容量
積分回路410から出力される積分信号の値Vscは、 Vsc=Q/(C411+C412) …(5) となる。この積分信号は、比較回路A402に入力し、そ
の値が最大電圧値Vmaxと大小比較される。
【0052】また、Vsb<Vmaxであれば、この比較結
果を受けて容量制御部420は、さらに、可変容量部C
400のスイッチ素子SW411およびSW422を開いた後
に、スイッチ素子SW412およびSW421を閉じる(図9
(d)参照)。この結果、可変容量部C400の容量値は
412となり、可変容量積分回路410から出力される
積分信号の値Vsdは、 Vsd=Q/C412 …(6) となる。この積分信号は、比較回路A402に入力し、そ
の値が最大電圧値Vmaxと大小比較される。
【0053】以後、同様にして、可変容量積分回路41
0、比較回路A402および容量制御部420からなるフ
ィードバックループにより、積分信号の値と基準電位V
maxとが所定の分解能で一致していると容量制御部42
0により判断されるまで、可変容量部C400の容量値の
設定、および、積分信号の値と最大電圧値Vmaxとの大
小比較を繰り返す。容量制御部420は、このようにし
て可変容量部C400の容量素子C411〜C414の全てにつ
いて容量制御を終了すると、可変容量部C400の最終的
な容量値に応じたデジタル信号を読み出し部430へ向
けて出力する。
【0054】読み出し部430では、容量制御部420
から出力されたデジタル信号をアドレスとして入力し、
記憶素子のそのアドレスに記憶されているデジタルデー
タを、本実施形態に係る光検出装置の光検出信号として
出力する。以上のようにして、第1番目のユニット10
1のフォトダイオードPDが受光したスポット光の光
量に応じた電圧信号V13は、A/D変換回路400によ
りデジタル信号に変換され、そのデジタル信号が光検出
信号として出力される。以降同様にして、第2番目以降
のユニット100nのフォトダイオードPDが受光した
スポット光の光量に応じた電圧信号Vn3は、A/D変換
回路400によりデジタル信号に変換され、そのデジタ
ル信号が光検出信号として順次に出力される。
【0055】可変容量積分回路410に入力する各電圧
信号Vn3の最大値が最大電圧値Vma xであり、可変容量
部C400の容量値の最大値がC0であることから、上記
(3)式より、可変容量部C400に流入する電荷Qの最大値
はVmax・C0である。そして、或る第n番目の電圧信号
n3が最大電圧値Vmaxであるときには、可変容量部C4
00のスイッチ素子SW411〜SW414の全てが閉じられて
可変容量部C400の容量値はC0となる。一方、他の或る
第n番目の電圧信号Vn3が最大電圧値Vmaxより小さい
値であるときには、可変容量部C400に流入する電荷Q
はVmax・C0より小さいので、可変容量部C400のスイ
ッチ素子SW411〜SW414のうち何れかが開くことによ
り、可変容量積分回路410から出力される積分信号は
最大電圧値Vmaxと等しくなる。
【0056】以上のように、最大値検出回路200から
出力され比較回路A402に入力される最大電圧値V
maxは、A/D変換回路400が飽和することなくA/
D変換することができる電圧信号Vn3の最大値すなわち
A/D変換レンジを規定している。しかも、A/D変換
回路400に入力する各電圧信号Vn3のうち何れかの値
は必ず最大電圧値Vmaxであるから、上記A/D変換レ
ンジの全ての範囲を有効に活用することができる。すな
わち、本実施形態に係る光検出装置は、受光量が大きく
ても飽和することなく、且つ、受光量が小さくてもA/
D変換の分解能が優れたものとなる。
【0057】また、光検出装置が測距装置に用いられる
場合のように、スポット光成分および背景光成分の受光
結果から背景光成分の受光結果を差し引くことによりス
ポット光成分のみの信号を得る場合であって、フォトダ
イオードPDが受光する光のうちスポット光成分に比べ
て背景光成分が大きい場合であっても、その差し引いた
結果として得られるスポット光成分に基づいてA/D変
換回路400から出力されるデジタル信号は、分解能が
優れたものとなる。
【0058】さらに、本実施形態では、スポット光成分
および背景光成分の双方がフォトダイオードPDにより
受光されているときに、一定時間Tにおける積分回路1
0から出力される電圧信号の変動分Vn1が第1のCDS
回路21の積分容量素子C21 2に保持される。また、背
景光成分のみがフォトダイオードPDにより受光されて
いるときに、一定時間Tにおける積分回路10から出力
される電圧信号の変動分Vn2が第2のCDS回路22の
積分容量素子C222に保持される。そして、その後に、
電圧値Vn1と電圧値Vn2との差に相当する電圧信号Vn3
が、差分演算回路30により求められ、ホールド回路4
0から出力される。したがって、第1のCDS回路21
から出力される電圧値Vn1、第2のCDS回路22から
出力される電圧値Vn2、および、ホールド回路40から
出力される電圧信号Vn3それぞれは、積分回路10にて
生じるノイズ成分が除去されたものとなる。
【0059】次に、本発明に係る光検出装置における差
分演算回路の他の実施形態について説明する。図10
は、他の実施形態に係る光検出装置の差分演算回路30
Aの回路図である。この差分演算回路30Aは、図1に
おける差分演算回路30に替えて用いられるものであ
る。差分演算回路30Aは、2つの入力端子30aおよ
び30bならびに1つの出力端子30cを有しており、
第1の入力端子30aが第1のCDS回路21の出力端
子に接続され、第2の入力端子30bが第2のCDS回
路22の出力端子に接続されている。差分演算回路30
Aは、スイッチ素子SW31〜SW33、容量素子C31およ
びC32、ならびにアンプA3を備える。第1の入力端子
30aと出力端子30cとの間に順に、スイッチ素子S
31、容量素子C31およびアンプA3が配され、第2の
入力端子30bと出力端子30cとの間に順に、スイッ
チ素子SW32、容量素子C31およびアンプA3が配され
ている。また、アンプA3の入出力間にスイッチ素子S
33および容量素子C32が互いに並列的に接続されてい
る。
【0060】この図10に示す差分演算回路30Aは、
図3に示した差分演算回路30と略同様に動作する。す
なわち、この差分演算回路30Aは、スイッチ素子SW
33を開いているときにスイッチ素子SW32を開きスイッ
チ素子SW31を一定期間だけ閉じることで、第1のCD
S回路21から出力された電圧信号を入力して、容量素
子C32に電荷Q1だけ充電する。また、差分演算回路3
0Aは、スイッチ素子SW33を開いているときにスイッ
チ素子SW31を開きスイッチ素子SW32を一定期間だけ
閉じることで、第2のCDS回路22から出力された電
圧信号を入力して、容量素子C32から電荷Q2を放電す
る。このようにして、差分演算回路30Aは、電荷Q1
と電荷Q2との差分すなわち電荷(Q1−Q2)を容量
素子C32に蓄積して、その蓄積された電荷(Q1−Q
2)に応じた電圧信号をアンプA3から出力する。スイ
ッチ素子SW31は、タイミング制御回路300から出力
されるSample1信号に基づいて開閉する。スイッチ素子
SW32は、タイミング制御回路300から出力されるSa
mple2信号に基づいて開閉する。また、スイッチ素子S
33は、タイミング制御回路300から出力されるClam
p3信号に基づいて開閉する。
【0061】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく種々の変形が可能である。例えば、A/D変換
回路400を設けることなく、各ユニット100nのホ
ールド回路40から電圧信号Vn3を光検出装置の出力信
号として順次に出力してもよい。
【0062】また、上記実施形態では、2以上のフォト
ダイオードを有する光検出装置すなわち撮像装置につい
て説明したが、1つのフォトダイオードを有する光検出
装置にも本発明を適用することができる。この場合に
は、フォトダイオードPD、積分回路10、第1のCD
S回路21、第2のCDS回路22および差分演算回路
30(または30A)を1組だけ備えれば充分であり、
同様にしてS/N比が優れたものとなる。
【0063】また、上記実施形態では、各ユニット10
nのホールド回路40から出力される電圧信号Vn3
うちの最大値を最大値検出回路200により検出した
が、各ユニット100nの差分演算回路30(または3
0A)から出力される電圧信号のうちの最大値を最大値
検出回路200により検出してもよい。
【0064】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
よれば、受光した光の光量に応じた電流信号が受光素子
から出力され、積分回路では、受光素子から出力された
電流信号に応じて電荷が蓄積されて、その蓄積された電
荷の量に応じた電圧信号が出力される。第1のCDS回
路では、積分回路から出力される電圧信号が第1の結合
容量素子に入力し、その入力した電圧信号の変化量に応
じた電荷量が第1の積分容量素子に第1のスイッチ手段
により蓄積される。同様にして、第2のCDS回路で
も、積分回路から出力される電圧信号が第2の結合容量
素子に入力し、その入力した電圧信号の変化量に応じた
電荷量が第2の積分容量素子に第2のスイッチ手段によ
り蓄積される。そして、差分演算回路では、第1のCD
S回路の第1の積分容量素子および第2のCDS回路の
第2の積分容量素子それぞれに蓄積されている電荷量の
差分が求められ、その差分に応じた電圧信号が出力され
る。
【0065】したがって、積分回路が各積分動作毎に異
なるノイズばらつきを有していても、第1および第2の
CDS回路それぞれによりノイズ誤差が解消される。ま
た、第1の期間に、第1のCDS回路の第1の積分容量
素子にスポット光成分(信号光成分)および背景光成分
に応じた電荷が蓄積され、第2の期間に、第2のCDS
回路の第2の積分容量素子に背景光成分に応じた電荷が
蓄積され、そして、第3の期間に両者の差分が差分演算
回路で求められるので、差分演算回路から出力される電
圧信号は、スポット光成分(信号光成分)のみに応じた
ものである。このように、受光素子が受光する光の光量
すなわち上記電圧信号の値が小さい場合であっても、光
検出のS/N比は優れたものとなる。
【0066】さらに、発光ダイオード等の投光手段の発
光タイミングの都合により、積分回路への電荷の蓄積の
順序を変更しなければらない場合、すなわち、上記第1
の期間および上記第2の期間を変更しなければらない場
合、従来技術では、積分回路に続く回路系が固定されて
片極性しか動作が許されないことから、このような変更
は不可能であった。しかし、本発明によれば、第1およ
び第2のCDS回路は互いに独立に制御可能であるの
で、これらに蓄積された情報も互いに独立に取り出すこ
とができる。すなわち、本発明によれば、上記第1の期
間および上記第2の期間を容易に変更することができ
る。
【0067】また、受光素子、積分回路、第1のCDS
回路、第2のCDS回路、差分演算回路およびホールド
回路がN組備えられ、各組の差分演算回路から出力され
る電圧信号がホールド回路により保持され、そして、A
/D変換回路では、N個のホールド回路それぞれから出
力される電圧信号が順次に入力され、その電圧信号がデ
ジタル信号に変換されて、そのデジタル信号が出力され
る。この場合には、1次元像または2次元像が受光され
て、その受光結果がデジタル信号として出力される。
【0068】また、最大値検出回路により、N個の差分
演算回路またはホールド回路それぞれから出力される電
圧信号の最大値が検出され、A/D変換回路では、最大
値検出回路により検出された最大値に基づいてA/D変
換レンジが設定される場合には、受光量が大きくても飽
和することなく、受光量が小さくても分解能が優れたも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る光検出装置の全体の概略構成
図である。
【図2】本実施形態に係る光検出装置の積分回路の回路
図である。
【図3】本実施形態に係る光検出装置の第1のCDS回
路、第2のCDS回路および差分演算回路それぞれの回
路図である。
【図4】本実施形態に係る光検出装置のホールド回路の
回路図である。
【図5】本実施形態に係る光検出装置の最大値検出回路
の回路図である。
【図6】本実施形態に係る光検出装置のA/D変換回路
の回路図である。
【図7】A/D変換回路中の可変容量積分回路の詳細な
回路図である。
【図8】本実施形態に係る光検出装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図9】A/D変換回路の動作を説明する図である。
【図10】他の実施形態に係る光検出装置の差分演算回
路の回路図である。
【符号の説明】
PD…フォトダイオード(受光素子)、10…積分回
路、21…第1のCDS回路、22…第2のCDS回
路、30…差分演算回路、40…ホールド回路、200
…最大値検出回路、300…タイミング制御回路、40
0…A/D変換回路、500…シフトレジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F112 AA08 BA06 BA07 CA02 CA12 DA26 DA28 FA03 FA05 FA07 FA21 FA29 FA33 2G065 AA04 AB28 BA09 BA32 BC03 BC08 BC10 BC13 BC15 BC16 BC19 BC22 BC28 BC33 CA12 DA18 2H011 AA01 BA14 BB04 2H051 AA01 BB20 BB25 CE02 CE07 CE08 5F049 MA01 NA04 NA20 NB07 RA02 UA01 UA20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光した光の光量に応じた電流信号を出
    力する受光素子と、前記受光素子から出力された電流信
    号に応じて電荷を蓄積して、その蓄積された電荷の量に
    応じた電圧信号を出力する積分回路と、 前記積分回路から出力される電圧信号を入力する入力端
    と出力端との間に順に設けられた第1の結合容量素子お
    よび第1の増幅器と、前記第1の増幅器の入出力間に並
    列的に設けられた第1の積分容量素子と、前記第1の積
    分容量素子に前記電圧信号の変化量に応じた電荷量を蓄
    積させる第1のスイッチ手段と、を有する第1のCDS
    回路と、 前記積分回路から出力される電圧信号を入力する入力端
    と出力端との間に順に設けられた第2の結合容量素子お
    よび第2の増幅器と、前記第1の積分容量素子の容量値
    と等しい容量値を有し前記第2の増幅器の入出力間に並
    列的に設けられた第2の積分容量素子と、前記第2の積
    分容量素子に前記電圧信号の変化量に応じた電荷量を蓄
    積させる第2のスイッチ手段と、を有する第2のCDS
    回路と、 前記第1のCDS回路の前記第1の積分容量素子および
    前記第2のCDS回路の前記第2の積分容量素子それぞ
    れに蓄積されている電荷量の差分を求め、その差分に応
    じた電圧信号を出力する差分演算回路と、 を備えることを特徴とする光検出装置。
  2. 【請求項2】 前記積分回路、前記第1のCDS回路、
    前記第2のCDS回路および前記差分演算回路それぞれ
    の動作を制御するタイミング制御回路を更に備え、被写
    体に向けてスポット光を投光する投光手段とともに用い
    られる光検出装置であって、 前記タイミング制御回路は、 前記投光手段により前記被写体に前記スポット光が投光
    されている第1の期間に、前記受光素子が当該スポット
    光成分および背景光成分を受光したときに前記積分回路
    が出力した電圧信号の変化量に基づいて第1の電荷量を
    前記第1のCDS回路の第1の積分容量素子に蓄積さ
    せ、 前記投光手段により前記被写体に前記スポット光が投光
    されていない第2の期間に、前記受光素子が前記背景光
    成分を受光したときに前記積分回路が出力した電圧信号
    の変化量に基づいて第2の電荷量を前記第2のCDS回
    路の第2の積分容量素子に蓄積させ、 前記第1および前記第2の期間の後の第3の期間に、前
    記第1のCDS回路の前記第1の積分容量素子および前
    記第2のCDS回路の前記第2の積分容量素子それぞれ
    に蓄積されている電荷量の差分を前記差分演算回路に演
    算させて、その差分に応じた電圧信号を前記差分演算回
    路から出力させる、 ことを特徴とする請求項1記載の光検出装置。
  3. 【請求項3】 前記受光素子、前記積分回路、前記第1
    のCDS回路、第2のCDS回路および前記差分演算回
    路をN組(N≧2)備え、 N個の前記差分演算回路それぞれに対応して設けられ、
    各差分演算回路から出力される電圧信号を保持して出力
    するN個のホールド回路と、 N個の前記ホールド回路それぞれから出力される電圧信
    号を順次に入力し、その電圧信号をデジタル信号に変換
    して、そのデジタル信号を出力するA/D変換回路と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の光検出装
    置。
  4. 【請求項4】 N個の前記差分演算回路または前記ホー
    ルド回路それぞれから出力される電圧信号の最大値を検
    出する最大値検出回路を更に備え、 前記A/D変換回路は前記最大値検出回路により検出さ
    れた最大値に基づいてA/D変換レンジを設定する、 ことを特徴とする請求項3記載の光検出装置。
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