JP2001016745A - バスバーの接続構造 - Google Patents
バスバーの接続構造Info
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
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- Multi-Conductor Connections (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを安くでき、かつ融通性も優れる
ようにする。 【解決手段】 絶縁板１５の片面に縦方向バスバー１７
（Ａ〜Ｃ）を配置し、絶縁板１５の他面に横方向バスバ
ー１６（Ａ〜Ｄ）を配置して、両面のバスバー１６（Ａ
〜Ｄ），１７（Ａ〜Ｃ）の交差部分の適所における少な
くとも一方のバスバー１６（Ａ〜Ｄ）の窪み部１６ａ〜
１６ｄを絶縁板１５の貫通穴１５ａに嵌め込んで、この
窪み部１６ａ〜１６ｄが対向する面のバスバー１７（Ａ
〜Ｃ）に接触させて溶接することにより、両面のバスバ
ー１６（Ａ〜Ｄ），１７（Ａ〜Ｃ）を電気的に接続でき
るようになる。
ようにする。 【解決手段】 絶縁板１５の片面に縦方向バスバー１７
（Ａ〜Ｃ）を配置し、絶縁板１５の他面に横方向バスバ
ー１６（Ａ〜Ｄ）を配置して、両面のバスバー１６（Ａ
〜Ｄ），１７（Ａ〜Ｃ）の交差部分の適所における少な
くとも一方のバスバー１６（Ａ〜Ｄ）の窪み部１６ａ〜
１６ｄを絶縁板１５の貫通穴１５ａに嵌め込んで、この
窪み部１６ａ〜１６ｄが対向する面のバスバー１７（Ａ
〜Ｃ）に接触させて溶接することにより、両面のバスバ
ー１６（Ａ〜Ｄ），１７（Ａ〜Ｃ）を電気的に接続でき
るようになる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続箱に収容
するバスバーの接続構造に関するものである。
するバスバーの接続構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車用ワイヤーハーネス等を種々の電
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を１個所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
装品に分岐接続するのに用いられる電気接続箱は、分岐
接続点を１個所に集中させて、配線を合理的かつ経済的
に分岐接続するものであり、ワイヤーハーネスの高密度
化に伴って、車種別又は用途別に種々の形式のものが開
発されている。
【０００３】上記のような電気接続箱としては、図８に
示すように、プレス金型でフープ材６からバスバー７Ａ
〜７Ｃをそれぞれ打ち抜き、この各バスバー７Ａ〜７Ｃ
のパターン部からタブ端子７ａ，７ｂを上下方向にそれ
ぞれ切り起こすと共に、各バスバー７Ａ〜７Ｃの間に絶
縁板８Ａ〜８Ｃをそれぞれ介設して積層し、これを電気
接続箱９のアッパーケース９Ａとロアケース９Ｂとに収
容したものが有る。なお、１０は中継端子、１１，１２
はリレー、ヒューズである。
示すように、プレス金型でフープ材６からバスバー７Ａ
〜７Ｃをそれぞれ打ち抜き、この各バスバー７Ａ〜７Ｃ
のパターン部からタブ端子７ａ，７ｂを上下方向にそれ
ぞれ切り起こすと共に、各バスバー７Ａ〜７Ｃの間に絶
縁板８Ａ〜８Ｃをそれぞれ介設して積層し、これを電気
接続箱９のアッパーケース９Ａとロアケース９Ｂとに収
容したものが有る。なお、１０は中継端子、１１，１２
はリレー、ヒューズである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
バスバー７Ａ〜７Ｃは、パターン部の形状がそれぞれ異
なることから、それぞれを専用のプレス金型で打ち抜く
必要があるので、製造コストが高くなると共に、同じ車
種の電気接続箱でもグレードが違うとバスバーのパター
ン部の形状が異なるので、融通性が無いという問題があ
った。
バスバー７Ａ〜７Ｃは、パターン部の形状がそれぞれ異
なることから、それぞれを専用のプレス金型で打ち抜く
必要があるので、製造コストが高くなると共に、同じ車
種の電気接続箱でもグレードが違うとバスバーのパター
ン部の形状が異なるので、融通性が無いという問題があ
った。
【０００５】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、製造コストを安くでき、融通性にも
優れたバスバーの接続構造を提供することを目的とする
ものである。
になされたもので、製造コストを安くでき、融通性にも
優れたバスバーの接続構造を提供することを目的とする
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、電気接続箱に収容するバスバーの接続構
造であって、絶縁板の片面に所定のピッチで縦方向にス
トレートで延在する縦方向バスバーが配置されると共
に、絶縁板の他面に所定のピッチで横方向にストレート
で延在する横方向バスバーが配置される一方、両面のバ
スバーの交差部分の絶縁板に貫通穴があけられて、この
交差部分の適所における両面のバスバーの少なくとも一
方のバスバーに、貫通穴に嵌め込まれる窪み部が形成さ
れ、この窪み部が対向する面のバスバーに接触されて溶
接されることにより、両面のバスバーが電気的に接続さ
れていることを特徴とするバスバーの接続構造を提供す
るものである。
に、本発明は、電気接続箱に収容するバスバーの接続構
造であって、絶縁板の片面に所定のピッチで縦方向にス
トレートで延在する縦方向バスバーが配置されると共
に、絶縁板の他面に所定のピッチで横方向にストレート
で延在する横方向バスバーが配置される一方、両面のバ
スバーの交差部分の絶縁板に貫通穴があけられて、この
交差部分の適所における両面のバスバーの少なくとも一
方のバスバーに、貫通穴に嵌め込まれる窪み部が形成さ
れ、この窪み部が対向する面のバスバーに接触されて溶
接されることにより、両面のバスバーが電気的に接続さ
れていることを特徴とするバスバーの接続構造を提供す
るものである。
【０００７】本発明によれば、絶縁板の片面に縦方向バ
スバーを配置し、絶縁板の他面に横方向バスバーを配置
して、両面のバスバーの交差部分の適所における少なく
とも一方のバスバーの窪み部を絶縁板の貫通穴に嵌め込
んで、この窪み部が対向する面のバスバーに接触させて
溶接することにより、両面のバスバーを電気的に接続で
きるようになる。
スバーを配置し、絶縁板の他面に横方向バスバーを配置
して、両面のバスバーの交差部分の適所における少なく
とも一方のバスバーの窪み部を絶縁板の貫通穴に嵌め込
んで、この窪み部が対向する面のバスバーに接触させて
溶接することにより、両面のバスバーを電気的に接続で
きるようになる。
【０００８】請求項２のように、両面の各バスバーの端
部に、上向きに立ち上げられたコネクタ用タブ端子が形
成されている構成とすれば、タブ端子を別に溶接等する
必要がなくなる。
部に、上向きに立ち上げられたコネクタ用タブ端子が形
成されている構成とすれば、タブ端子を別に溶接等する
必要がなくなる。
【０００９】請求項３のように、両面の各バスバーの適
所が切断されている構成とすれば、同一バスバーでも電
気的な接続を絶てて別回路を形成できる。
所が切断されている構成とすれば、同一バスバーでも電
気的な接続を絶てて別回路を形成できる。
【００１０】請求項４のように、下層となるバスバー
に、上記絶縁板に形成されたスリットを貫通して上層と
なる絶縁板の面に突出する下層圧接刃が形成される一
方、上層となる絶縁板の面に、この下層圧接刃に対向す
る上層圧接刃とコネクタ用タブ端子とが両端に形成され
たバスバーが配置されて、この上層圧接刃と下層圧接刃
とにジャンパー用電線が圧接されることにより、両面の
バスバーが電気的に接続されている構成とすることがで
きる。
に、上記絶縁板に形成されたスリットを貫通して上層と
なる絶縁板の面に突出する下層圧接刃が形成される一
方、上層となる絶縁板の面に、この下層圧接刃に対向す
る上層圧接刃とコネクタ用タブ端子とが両端に形成され
たバスバーが配置されて、この上層圧接刃と下層圧接刃
とにジャンパー用電線が圧接されることにより、両面の
バスバーが電気的に接続されている構成とすることがで
きる。
【００１１】請求項５のように、下層となるバスバー
に、上記絶縁板に形成されたスリットを貫通して上層と
なる絶縁板の面に突出する下層圧接刃が形成される一
方、上層となる絶縁板の面に、下端に圧接刃が形成され
たコネクタ用タブ端子が配置されて、この圧接刃と下層
圧接刃とにジャンパー用電線が圧接されることにより、
下層となるバスバーと上層となるコネクタ用タブ端子と
が電気的に接続されている構成とすることができる。
に、上記絶縁板に形成されたスリットを貫通して上層と
なる絶縁板の面に突出する下層圧接刃が形成される一
方、上層となる絶縁板の面に、下端に圧接刃が形成され
たコネクタ用タブ端子が配置されて、この圧接刃と下層
圧接刃とにジャンパー用電線が圧接されることにより、
下層となるバスバーと上層となるコネクタ用タブ端子と
が電気的に接続されている構成とすることができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
を参照して詳細に説明する。なお、従来技術と同一構成
・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略す
る。
【００１３】図１〜図３に示すように、長方形状の絶縁
板１５の下面側には、所定のピッチＰ１で縦方向にスト
レートで延在する縦方向バスバー１７Ａ，１７Ｂ，１７
Ｃが配置されると共に、絶縁板１５の上面側には、所定
のピッチＰ２で横方向にストレートで延在する横方向バ
スバー１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃ，１６Ｄが配置されてい
る。
板１５の下面側には、所定のピッチＰ１で縦方向にスト
レートで延在する縦方向バスバー１７Ａ，１７Ｂ，１７
Ｃが配置されると共に、絶縁板１５の上面側には、所定
のピッチＰ２で横方向にストレートで延在する横方向バ
スバー１６Ａ，１６Ｂ，１６Ｃ，１６Ｄが配置されてい
る。
【００１４】上記絶縁板１５には、両面のバスバー１６
（Ａ〜Ｃ），１７（Ａ〜Ｄ）の交差部分の全てに貫通穴
１５ａが格子状にあけられている。また、絶縁板１５の
下面には、縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）をそれぞれ嵌
め込むためのバスバー溝１５ｂが形成されている。
（Ａ〜Ｃ），１７（Ａ〜Ｄ）の交差部分の全てに貫通穴
１５ａが格子状にあけられている。また、絶縁板１５の
下面には、縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）をそれぞれ嵌
め込むためのバスバー溝１５ｂが形成されている。
【００１５】上記各横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）の各
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）との交差部分における回
路形成においての適所に、上記貫通穴１５ａに嵌め込ま
れる窪み部１６ａ〜１６ｄがそれぞれ形成され、各窪み
部１６ａ〜１６ｄは、対向する縦方向バスバー１７（Ａ
〜Ｃ）にそれぞれ接触するようになる（図３参照）。
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）との交差部分における回
路形成においての適所に、上記貫通穴１５ａに嵌め込ま
れる窪み部１６ａ〜１６ｄがそれぞれ形成され、各窪み
部１６ａ〜１６ｄは、対向する縦方向バスバー１７（Ａ
〜Ｃ）にそれぞれ接触するようになる（図３参照）。
【００１６】本例では、横方向バスバー１６Ａの窪み部
１６ａ−１が縦方向バスバー１７Ａに接触し、窪み部１
６ａ―２が縦方向バスバー１７Ｃに接触する。同様に、
横方向バスバー１６Ｂの窪み部１６ｂが縦方向バスバー
１７ｂに接触し、横方向バスバー１６Ｃの窪み部１６ｃ
が縦方向バスバー１７Ｃに接触し、横方向バスバー１６
Ｄの窪み部１６ｄが縦方向バスバー１７Ａに接触する。
１６ａ−１が縦方向バスバー１７Ａに接触し、窪み部１
６ａ―２が縦方向バスバー１７Ｃに接触する。同様に、
横方向バスバー１６Ｂの窪み部１６ｂが縦方向バスバー
１７ｂに接触し、横方向バスバー１６Ｃの窪み部１６ｃ
が縦方向バスバー１７Ｃに接触し、横方向バスバー１６
Ｄの窪み部１６ｄが縦方向バスバー１７Ａに接触する。
【００１７】そして、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）の
各窪み部１６ａ〜１６ｄは、対向する各縦方向バスバー
１７（Ａ〜Ｃ）に接触部分でそれぞれレーザー等で溶接
されて、電気的に接続されるようになる。
各窪み部１６ａ〜１６ｄは、対向する各縦方向バスバー
１７（Ａ〜Ｃ）に接触部分でそれぞれレーザー等で溶接
されて、電気的に接続されるようになる。
【００１８】上記横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）と縦方
向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）の両端部には、上向きに立ち
上げられたコネクタ用タブ端子１６ｅ，１７ｅがそれぞ
れ形成されている。なお、横方向バスバー１６Ａは、窪
み部１６ａ−１と１６ａ−２との間が切断されて、電気
的な接続を絶てるようにしている。
向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）の両端部には、上向きに立ち
上げられたコネクタ用タブ端子１６ｅ，１７ｅがそれぞ
れ形成されている。なお、横方向バスバー１６Ａは、窪
み部１６ａ−１と１６ａ−２との間が切断されて、電気
的な接続を絶てるようにしている。
【００１９】上記構成であれば、絶縁板１５の上面に横
方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）を配置し、絶縁板の下面に
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）を配置して、横方向バス
バー１６（Ａ〜Ｄ）の窪み部１６ａ〜１６ｄを絶縁板１
５の貫通穴１５ａに嵌め込んで、対向する縦方向バスバ
ー１７（Ａ〜Ｃ）に接触させて溶接することにより、絶
縁板１５の上面と下面のバスバー１６（Ａ〜Ｄ），１７
（Ａ〜Ｃ）を電気的に接続できるようになる。
方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）を配置し、絶縁板の下面に
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）を配置して、横方向バス
バー１６（Ａ〜Ｄ）の窪み部１６ａ〜１６ｄを絶縁板１
５の貫通穴１５ａに嵌め込んで、対向する縦方向バスバ
ー１７（Ａ〜Ｃ）に接触させて溶接することにより、絶
縁板１５の上面と下面のバスバー１６（Ａ〜Ｄ），１７
（Ａ〜Ｃ）を電気的に接続できるようになる。
【００２０】したがって、バスバー構造としては、絶縁
板１５と縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）とは完全に共通
化でき、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）も窪み部１６ａ
〜１６ｄの位置を後で形成すれば共通化でき、これらの
ストレートな縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）と横方向バ
スバー１６（Ａ〜Ｄ）とを組み合わせて配置して、交差
部分の窪み部１６ａ〜１６ｄを溶接するだけであるの
で、従来のように、バスバーを異なるパターン形状に専
用のプレス金型で打ち抜く必要がなくなって製造コスト
が安くなる。
板１５と縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）とは完全に共通
化でき、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）も窪み部１６ａ
〜１６ｄの位置を後で形成すれば共通化でき、これらの
ストレートな縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）と横方向バ
スバー１６（Ａ〜Ｄ）とを組み合わせて配置して、交差
部分の窪み部１６ａ〜１６ｄを溶接するだけであるの
で、従来のように、バスバーを異なるパターン形状に専
用のプレス金型で打ち抜く必要がなくなって製造コスト
が安くなる。
【００２１】また、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）の窪
み部１６ａ〜１６ｄの位置を変えるだけで、どのような
バスバーのパターン形状にも対応できるので、回路の設
計工数を大幅に削減できると共に、僅かな回路変更に伴
う設計変更にも迅速に対応できるようになって融通性が
格段に向上する。
み部１６ａ〜１６ｄの位置を変えるだけで、どのような
バスバーのパターン形状にも対応できるので、回路の設
計工数を大幅に削減できると共に、僅かな回路変更に伴
う設計変更にも迅速に対応できるようになって融通性が
格段に向上する。
【００２２】さらに、各バスバー１６（Ａ〜Ｄ），１７
（Ａ〜Ｃ）の両端部にコネクタ用タブ端子１６ｅ，１７
ｅをそれぞれ形成しているので、タブ端子を別に溶接等
する必要がなくなるので製造コストが安くなる。
（Ａ〜Ｃ）の両端部にコネクタ用タブ端子１６ｅ，１７
ｅをそれぞれ形成しているので、タブ端子を別に溶接等
する必要がなくなるので製造コストが安くなる。
【００２３】さらにまた、横方向バスバー１６Ａを切断
しているので、同一バスバーでも電気的な接続を絶てて
別回路を形成できる。
しているので、同一バスバーでも電気的な接続を絶てて
別回路を形成できる。
【００２４】上記実施形態では、横方向バスバー１６
（Ａ〜Ｄ）に窪み部１６ａ〜１６ｄを形成したが、逆に
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）に窪み部を形成して横方
向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）に溶接するようにしても良
い。また、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）と縦方向バス
バー１７（Ａ〜Ｃ）のそれぞれ窪み部を形成して、貫通
穴１５ａ内において両窪み部を溶接するようにしても良
い。
（Ａ〜Ｄ）に窪み部１６ａ〜１６ｄを形成したが、逆に
縦方向バスバー１７（Ａ〜Ｃ）に窪み部を形成して横方
向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）に溶接するようにしても良
い。また、横方向バスバー１６（Ａ〜Ｄ）と縦方向バス
バー１７（Ａ〜Ｃ）のそれぞれ窪み部を形成して、貫通
穴１５ａ内において両窪み部を溶接するようにしても良
い。
【００２５】図４〜図６（ａ）は第１応用例であり、横
方向バスバー１６Ｆ，１６Ｇは、基本的には上記横方向
バスバー１６（Ａ〜Ｄ）と同じ形状である。また、縦方
向バスバー１７Ｆ〜１７Ｈも基本的には上記縦方向バス
バー１７（Ａ〜Ｃ）と同じ形状であるが、図５に示すよ
うに、側縁部には下層圧接刃１７ｉが一体形成されて、
図６（ａ）に示すように、コネクタ用タブ端子１７ｅと
同様に、上向きに立ち上げられるようになる。なお、必
要以外の部分の下層圧接刃１７ｉは、プレス等で打ち落
とすようにする。また、図５に示したように、縦方向バ
スバー１７Ｆ〜１７Ｈは、下層圧接刃１７ｉが千鳥状と
なるように板取りすると、材料の無駄が少なくなって歩
留まりが向上する。
方向バスバー１６Ｆ，１６Ｇは、基本的には上記横方向
バスバー１６（Ａ〜Ｄ）と同じ形状である。また、縦方
向バスバー１７Ｆ〜１７Ｈも基本的には上記縦方向バス
バー１７（Ａ〜Ｃ）と同じ形状であるが、図５に示すよ
うに、側縁部には下層圧接刃１７ｉが一体形成されて、
図６（ａ）に示すように、コネクタ用タブ端子１７ｅと
同様に、上向きに立ち上げられるようになる。なお、必
要以外の部分の下層圧接刃１７ｉは、プレス等で打ち落
とすようにする。また、図５に示したように、縦方向バ
スバー１７Ｆ〜１７Ｈは、下層圧接刃１７ｉが千鳥状と
なるように板取りすると、材料の無駄が少なくなって歩
留まりが向上する。
【００２６】そして、上記各横方向バスバー１６（Ｆ，
Ｇ）の窪み部１６ｆ，１６ｇを絶縁板１５の貫通穴１５
ａに嵌め込んで、対向する縦方向バスバー１７（Ｆ〜
Ｈ）にそれぞれ接触させ、この接触部分でそれぞれレー
ザー等で溶接して電気的に接続する。
Ｇ）の窪み部１６ｆ，１６ｇを絶縁板１５の貫通穴１５
ａに嵌め込んで、対向する縦方向バスバー１７（Ｆ〜
Ｈ）にそれぞれ接触させ、この接触部分でそれぞれレー
ザー等で溶接して電気的に接続する。
【００２７】一方、図４に示したように、上記絶縁板１
５の上面には、上層圧接刃１８ａとコネクタ用タブ端子
１８ｂとが両端に形成されたＵ字状の横方向バスバー１
８Ａ〜１８Ｆがそれぞれ配置され、この各横方向バスバ
ー１８（Ａ〜Ｆ）の上層圧接刃１８ａと対向するよう
に、上記縦方向バスバー１７（Ｆ〜Ｈ）の下層圧接刃１
７ｉが上記絶縁板１５に形成されたスリット（不図示）
を貫通して、絶縁板１５の上面に突出されるようにな
る。
５の上面には、上層圧接刃１８ａとコネクタ用タブ端子
１８ｂとが両端に形成されたＵ字状の横方向バスバー１
８Ａ〜１８Ｆがそれぞれ配置され、この各横方向バスバ
ー１８（Ａ〜Ｆ）の上層圧接刃１８ａと対向するよう
に、上記縦方向バスバー１７（Ｆ〜Ｈ）の下層圧接刃１
７ｉが上記絶縁板１５に形成されたスリット（不図示）
を貫通して、絶縁板１５の上面に突出されるようにな
る。
【００２８】そして、この上層圧接刃１８ａと下層圧接
刃１７ｉとにジャンパー用電線１９が圧接されることに
より、絶縁板１５の上面と下面のバスバー１８（Ａ〜
Ｆ），１７（Ｆ〜Ｈ）とを簡易に電気的に接続できるよ
うになる。なお、横方向バスバー１８Ａ〜１８Ｆの上層
圧接刃１８ａとコネクタ用タブ端子１８ｂや縦方向バス
バー１７Ｆ〜１７Ｈの下層圧接刃１７ｉを補強するため
に、絶縁板１５の上面にコ字状又は筒状の補強部１５ｃ
を形成するのが好ましい。
刃１７ｉとにジャンパー用電線１９が圧接されることに
より、絶縁板１５の上面と下面のバスバー１８（Ａ〜
Ｆ），１７（Ｆ〜Ｈ）とを簡易に電気的に接続できるよ
うになる。なお、横方向バスバー１８Ａ〜１８Ｆの上層
圧接刃１８ａとコネクタ用タブ端子１８ｂや縦方向バス
バー１７Ｆ〜１７Ｈの下層圧接刃１７ｉを補強するため
に、絶縁板１５の上面にコ字状又は筒状の補強部１５ｃ
を形成するのが好ましい。
【００２９】また、図７は第２応用例であり、上記絶縁
板１５の上面には、下端に圧接刃２０ａが形成されたＩ
字状のバスバーコネクタ用タブ端子２０（図６（ｂ）参
照）がそれぞれ配置され、この各タブ端子２０の圧接刃
２０ａと対向するように、上記縦方向バスバー１７（Ｆ
〜Ｈ）の下層圧接刃１７ｉが上記絶縁板１５に形成され
たスリット（不図示）を貫通して、絶縁板１５の上面に
突出されるようになる。
板１５の上面には、下端に圧接刃２０ａが形成されたＩ
字状のバスバーコネクタ用タブ端子２０（図６（ｂ）参
照）がそれぞれ配置され、この各タブ端子２０の圧接刃
２０ａと対向するように、上記縦方向バスバー１７（Ｆ
〜Ｈ）の下層圧接刃１７ｉが上記絶縁板１５に形成され
たスリット（不図示）を貫通して、絶縁板１５の上面に
突出されるようになる。
【００３０】そして、このタブ端子２０の圧接刃２０ａ
と縦方向バスバー１７（Ｆ〜Ｈ）の下層圧接刃１７ｉと
にジャンパー用電線１９が圧接されることにより、絶縁
板１５の上面のタブ端子２０と下面のバスバー１７（Ｆ
〜Ｈ）とを簡易に電気的に接続できるようになる。
と縦方向バスバー１７（Ｆ〜Ｈ）の下層圧接刃１７ｉと
にジャンパー用電線１９が圧接されることにより、絶縁
板１５の上面のタブ端子２０と下面のバスバー１７（Ｆ
〜Ｈ）とを簡易に電気的に接続できるようになる。
【００３１】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のバスバー接続構造は、絶縁板の片面に縦方向バスバ
ーを配置し、絶縁板の他面に横方向バスバーを配置し
て、両面のバスバーの交差部分の適所における少なくと
も一方のバスバーの窪み部を絶縁板の貫通穴に嵌め込ん
で、この窪み部が対向する面のバスバーに接触させて溶
接することにより、両面のバスバーを電気的に接続でき
るようになる。
明のバスバー接続構造は、絶縁板の片面に縦方向バスバ
ーを配置し、絶縁板の他面に横方向バスバーを配置し
て、両面のバスバーの交差部分の適所における少なくと
も一方のバスバーの窪み部を絶縁板の貫通穴に嵌め込ん
で、この窪み部が対向する面のバスバーに接触させて溶
接することにより、両面のバスバーを電気的に接続でき
るようになる。
【００３２】したがって、バスバーは、共通となるスト
レートな縦方向バスバーと横方向バスバーとを組み合わ
せて配置して、上層と下層のバスバーを接続する交差部
分の窪み部を溶接するだけであるので、従来のように、
バスバーを異なるパターン形状に専用のプレス金型で打
ち抜く必要がなくなって製造コストが安くなる。
レートな縦方向バスバーと横方向バスバーとを組み合わ
せて配置して、上層と下層のバスバーを接続する交差部
分の窪み部を溶接するだけであるので、従来のように、
バスバーを異なるパターン形状に専用のプレス金型で打
ち抜く必要がなくなって製造コストが安くなる。
【００３３】また、窪み部の位置を変えるだけで、どの
ようなバスバーのパターン形状にも対応できるので、回
路の設計工数を大幅に削減できると共に、僅かな回路変
更に伴う設計変更にも迅速に対応できるようになって融
通性が格段に向上する。
ようなバスバーのパターン形状にも対応できるので、回
路の設計工数を大幅に削減できると共に、僅かな回路変
更に伴う設計変更にも迅速に対応できるようになって融
通性が格段に向上する。
【００３４】請求項２のように、両面の各バスバーの端
部に、上向きに立ち上げられたコネクタ用タブ端子が形
成されている構成とすれば、タブ端子を別に溶接等する
必要がなくなるので製造コストが安くなる。
部に、上向きに立ち上げられたコネクタ用タブ端子が形
成されている構成とすれば、タブ端子を別に溶接等する
必要がなくなるので製造コストが安くなる。
【００３５】請求項３のように、両面の各バスバーの適
所が切断されている構成とすれば、同一バスバーでも電
気的な接続を絶てて別回路を形成できる。
所が切断されている構成とすれば、同一バスバーでも電
気的な接続を絶てて別回路を形成できる。
【００３６】請求項４のように、下層となるバスバーの
下層圧接刃と上層となるバスバーの上層圧接刃とにジャ
ンパー用電線を圧接したり、請求項５のように、下層と
なるバスバーの下層圧接刃と上層となるコネクタと用タ
ブ端子の圧接刃とにジャンパー用電線を圧接することに
より、下層となるバスバーと上層となるバスバー又はコ
ネクタ用タブ端子とを簡易に電気的に接続することが可
能となる。
下層圧接刃と上層となるバスバーの上層圧接刃とにジャ
ンパー用電線を圧接したり、請求項５のように、下層と
なるバスバーの下層圧接刃と上層となるコネクタと用タ
ブ端子の圧接刃とにジャンパー用電線を圧接することに
より、下層となるバスバーと上層となるバスバー又はコ
ネクタ用タブ端子とを簡易に電気的に接続することが可
能となる。
【図１】 本発明のバスバー接続構造の分解斜視図であ
る。
る。
【図２】 バスバー接続構造の組み立て斜視図である。
【図３】 （ａ）は図２のＡ−Ａ線断面図、（ｂ）は図
２のＢ−Ｂ線断面図である。
２のＢ−Ｂ線断面図である。
【図４】 第１応用例のバスバー接続構造の斜視図であ
る。
る。
【図５】 縦方向バスバーの展開斜視図である。
【図６】 （ａ）は縦方向バスバーの折り曲げ斜視図、
（ｂ）はタブ端子の斜視図である。
（ｂ）はタブ端子の斜視図である。
【図７】 第２応用例のバスバー接続構造の斜視図であ
る。
る。
【図８】 従来のバスバーの製造工程の斜視図である。
１５ 絶縁板 １５ａ 貫通穴 １６（Ａ〜Ｄ） 横方向バスバー １６ａ〜１６ｄ 窪み部 １７（Ａ〜Ｃ） 縦方向バスバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼塚 孝浩 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 山根 茂樹 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 岡 義人 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 (72)発明者 笠井 浩二 愛知県名古屋市南区菊住１丁目７番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Ｆターム(参考） 5G361 BA04 BA07 BB01 BB02
Claims (5)
- 【請求項１】 電気接続箱に収容するバスバーの接続構
造であって、 絶縁板の片面に所定のピッチで縦方向にストレートで延
在する縦方向バスバーが配置されると共に、絶縁板の他
面に所定のピッチで横方向にストレートで延在する横方
向バスバーが配置される一方、両面のバスバーの交差部
分の絶縁板に貫通穴があけられて、この交差部分の適所
における両面のバスバーの少なくとも一方のバスバー
に、貫通穴に嵌め込まれる窪み部が形成され、この窪み
部が対向する面のバスバーに接触されて溶接されること
により、両面のバスバーが電気的に接続されていること
を特徴とするバスバーの接続構造。 - 【請求項２】 両面の各バスバーの端部に、上向きに立
ち上げられたコネクタ用タブ端子が形成されている請求
項１に記載のバスバーの接続構造。 - 【請求項３】 両面の各バスバーの適所が切断されてい
る請求項１又は請求項２に記載のバスバーの接続構造。 - 【請求項４】 下層となるバスバーに、上記絶縁板に形
成されたスリットを貫通して上層となる絶縁板の面に突
出する下層圧接刃が形成される一方、上層となる絶縁板
の面に、この下層圧接刃に対向する上層圧接刃とコネク
タ用タブ端子とが両端に形成されたバスバーが配置され
て、この上層圧接刃と下層圧接刃とにジャンパー用電線
が圧接されることにより、両面のバスバーが電気的に接
続されている請求項１乃至請求項３に記載のバスバーの
接続構造。 - 【請求項５】 下層となるバスバーに、上記絶縁板に形
成されたスリットを貫通して上層となる絶縁板の面に突
出する下層圧接刃が形成される一方、上層となる絶縁板
の面に、下端に圧接刃が形成されたコネクタ用タブ端子
が配置されて、この圧接刃と下層圧接刃とにジャンパー
用電線が圧接されることにより、下層となるバスバーと
上層となるコネクタ用タブ端子とが電気的に接続されて
いる請求項１乃至請求項３に記載のバスバーの接続構
造。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18064999A JP3338004B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | バスバーの接続構造 |
| US09/520,186 US6270361B1 (en) | 1999-06-25 | 2000-03-07 | Connection structure for bus bars |
| DE60025859T DE60025859T2 (de) | 1999-06-25 | 2000-03-10 | Verbindungsstruktur für Stromsammelschienen |
| EP00105142A EP1065768B1 (en) | 1999-06-25 | 2000-03-10 | Connection structure for bus bars |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18064999A JP3338004B2 (ja) | 1999-06-25 | 1999-06-25 | バスバーの接続構造 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001016745A true JP2001016745A (ja) | 2001-01-19 |
| JP3338004B2 JP3338004B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=16086898
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP1065768B1 (ja) |
| JP (1) | JP3338004B2 (ja) |
| DE (1) | DE60025859T2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN102804506A (zh) * | 2009-06-12 | 2012-11-28 | 株式会社神户制钢所 | 汇流条和连接器 |
| JP2014027836A (ja) * | 2012-07-30 | 2014-02-06 | Union Machinery Co Ltd | 成形配線板ユニット |
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| JP4097388B2 (ja) * | 2000-07-21 | 2008-06-11 | 住友電装株式会社 | ジャンクションボックスの組立方法および該方法で組み立てられたジャンクションボックス |
| EP1586488A1 (en) * | 2000-10-26 | 2005-10-19 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Electrical junction box for a vehicle |
| JP3724372B2 (ja) * | 2000-12-28 | 2005-12-07 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
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| JP2005185056A (ja) | 2003-12-22 | 2005-07-07 | T An T:Kk | 車両室内灯用バスバー基板 |
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-
1999
- 1999-06-25 JP JP18064999A patent/JP3338004B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-03-07 US US09/520,186 patent/US6270361B1/en not_active Expired - Fee Related
- 2000-03-10 DE DE60025859T patent/DE60025859T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-10 EP EP00105142A patent/EP1065768B1/en not_active Expired - Lifetime
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| US6270361B1 (en) | 2001-08-07 |
| JP3338004B2 (ja) | 2002-10-28 |
| EP1065768A2 (en) | 2001-01-03 |
| DE60025859T2 (de) | 2006-09-28 |
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| EP1065768A3 (en) | 2003-01-15 |
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