JP2001011747A - 織機の開口装置 - Google Patents
織機の開口装置Info
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- JP2001011747A JP2001011747A JP11178146A JP17814699A JP2001011747A JP 2001011747 A JP2001011747 A JP 2001011747A JP 11178146 A JP11178146 A JP 11178146A JP 17814699 A JP17814699 A JP 17814699A JP 2001011747 A JP2001011747 A JP 2001011747A
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- heald
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-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03C—SHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
- D03C13/00—Shedding mechanisms not otherwise provided for
- D03C13/02—Shedding mechanisms not otherwise provided for with independent drive motors
- D03C13/025—Shedding mechanisms not otherwise provided for with independent drive motors with independent frame drives
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Looms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】サーボモーターMを用いて、ヘルドフレー
ムHを昇降させるようにした織機の開口装置において、
バランス・スプリングS、S’を有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるようにしたものであ
る。 【効果】バランス・スプリングを有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるように構成したので、
サーボモーターを低トルクな小型なものとすることがで
き、ひいては、織機自体を小型で、省エネなものとする
ことができる。
ムHを昇降させるようにした織機の開口装置において、
バランス・スプリングS、S’を有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるようにしたものであ
る。 【効果】バランス・スプリングを有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるように構成したので、
サーボモーターを低トルクな小型なものとすることがで
き、ひいては、織機自体を小型で、省エネなものとする
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルドフレームを
積極的に駆動するようにした織機の開口装置に関するも
のである。
積極的に駆動するようにした織機の開口装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、モーターの駆動力を、リンク機構
等を介して、ヘルドフレームを支持しているコネクティ
ングロッドやワイヤーに伝達して、ヘルドフレームを積
極的に駆動するようにした織機の開口装置が知られてい
る。
等を介して、ヘルドフレームを支持しているコネクティ
ングロッドやワイヤーに伝達して、ヘルドフレームを積
極的に駆動するようにした織機の開口装置が知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、従来
のモーターを利用した織機の開口装置においては、1
個、数キログラム以上の重量を有するヘルドフレームを
上下動させるために、トルクの大きなモーターを使用し
なければならないという問題があった。このような高ト
ルクのモーターは、大型で重いので、織機自体が大型化
するとともに、モーターの設置場所が制限されたり、省
エネの点からも大きな問題があった。
のモーターを利用した織機の開口装置においては、1
個、数キログラム以上の重量を有するヘルドフレームを
上下動させるために、トルクの大きなモーターを使用し
なければならないという問題があった。このような高ト
ルクのモーターは、大型で重いので、織機自体が大型化
するとともに、モーターの設置場所が制限されたり、省
エネの点からも大きな問題があった。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の織機の開
口装置が有する課題を解決するとともに、メインテナン
スの容易な織機の開口装置を提供することにある。
口装置が有する課題を解決するとともに、メインテナン
スの容易な織機の開口装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するためにサーボモーターを用いて、ヘルドフレ
ームを昇降させるようにした織機の開口装置において、
第1には、バランス・スプリングを有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるようにしたものであ
り、第2には、サーボモーターに取着されたクランクの
上下死点を、ヘルドフレームの最下位及び最上位とした
ものであり、第3には、ヘルドフレーム駆動装置を、ヘ
ルドフレームを挟んで配置されている織機のサイドフレ
ームの外側で、且つ、織機設置面の上方に配設したもの
である。
を達成するためにサーボモーターを用いて、ヘルドフレ
ームを昇降させるようにした織機の開口装置において、
第1には、バランス・スプリングを有する振動系を介し
て、ヘルドフレームを昇降させるようにしたものであ
り、第2には、サーボモーターに取着されたクランクの
上下死点を、ヘルドフレームの最下位及び最上位とした
ものであり、第3には、ヘルドフレーム駆動装置を、ヘ
ルドフレームを挟んで配置されている織機のサイドフレ
ームの外側で、且つ、織機設置面の上方に配設したもの
である。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例について説明する
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
が、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定
されるものではない。
【0007】Hは、多数のヘルドh1が配設されたヘル
ドフレームであり、ヘルドフレームHの上枠h2の両端
部付近には、軸孔が穿設されたフックh3が取着されて
いる。1は、軸2を中心に揺動可能な揺動レバーであ
る。3は、揺動レバー1の一端と、ヘルドフレームHの
上枠h2に取着されたフックh3とを連結する連結レバ
ーであり、揺動レバー1の一端に穿設された軸孔と、連
結レバー3の一端に穿設された軸孔及び連結レバー3の
他端に穿設された軸孔と、ヘルドフレームHの上枠h2
に取着されたフックh3に穿設された軸孔に、それぞ
れ、ピン4、5を挿入することにより、揺動レバー41
とヘルドフレームHの上枠h2に取着されたフックh3
とが、連結レバー3を介して連結されている。
ドフレームであり、ヘルドフレームHの上枠h2の両端
部付近には、軸孔が穿設されたフックh3が取着されて
いる。1は、軸2を中心に揺動可能な揺動レバーであ
る。3は、揺動レバー1の一端と、ヘルドフレームHの
上枠h2に取着されたフックh3とを連結する連結レバ
ーであり、揺動レバー1の一端に穿設された軸孔と、連
結レバー3の一端に穿設された軸孔及び連結レバー3の
他端に穿設された軸孔と、ヘルドフレームHの上枠h2
に取着されたフックh3に穿設された軸孔に、それぞ
れ、ピン4、5を挿入することにより、揺動レバー41
とヘルドフレームHの上枠h2に取着されたフックh3
とが、連結レバー3を介して連結されている。
【0008】Mは、サーボモーターであり、サーボモー
ターMの出力軸m1には、クランクレバー6の一端が取
着されている。7は、揺動レバー1の他端と、クランク
レバー6の他端を連結する連結レバーであり、揺動レバ
ー1の他端に穿設された軸孔と連結レバー7の一端に穿
設された軸孔及び連結レバー7の他端に穿設された軸孔
と、クランクレバー6の他端に穿設された軸孔に、それ
ぞれ、ピン8、9を挿入することにより、揺動レバー1
とクランクレバー6とが、連結レバー7を介して連結さ
れている。
ターMの出力軸m1には、クランクレバー6の一端が取
着されている。7は、揺動レバー1の他端と、クランク
レバー6の他端を連結する連結レバーであり、揺動レバ
ー1の他端に穿設された軸孔と連結レバー7の一端に穿
設された軸孔及び連結レバー7の他端に穿設された軸孔
と、クランクレバー6の他端に穿設された軸孔に、それ
ぞれ、ピン8、9を挿入することにより、揺動レバー1
とクランクレバー6とが、連結レバー7を介して連結さ
れている。
【0009】Sは、揺動レバー1が枢支されている軸2
と揺動レバー1のヘルドフレームH側の端部との間に形
成された係止孔1aと、上方に位置する適当な織機の機
台フレームF1の係止部との間に張設されたコイルスプ
リングとして構成されているバランス・スプリングであ
り、また、S’は、上記の係止孔1aの下方に穿設され
た係止孔1bと、下方に位置する適当な織機の機台フレ
ームF2の係止部との間に張設された、上記のバランス
・スプリングSと略同じバネ定数を有するバランス・ス
プリングである。
と揺動レバー1のヘルドフレームH側の端部との間に形
成された係止孔1aと、上方に位置する適当な織機の機
台フレームF1の係止部との間に張設されたコイルスプ
リングとして構成されているバランス・スプリングであ
り、また、S’は、上記の係止孔1aの下方に穿設され
た係止孔1bと、下方に位置する適当な織機の機台フレ
ームF2の係止部との間に張設された、上記のバランス
・スプリングSと略同じバネ定数を有するバランス・ス
プリングである。
【0010】上述したように、サーボモーターM、クラ
ンクレバー6、連結レバー7、揺動レバー1、連結レバ
ー3及び揺動レバー1と上下の機台フレームF1、F2
との張設された一対のバランス・スプリングS、S’と
により構成されている、同一構成を有するヘルドフレー
ム駆動装置Dが、ヘルドフレームHの両側に配設されて
いる。
ンクレバー6、連結レバー7、揺動レバー1、連結レバ
ー3及び揺動レバー1と上下の機台フレームF1、F2
との張設された一対のバランス・スプリングS、S’と
により構成されている、同一構成を有するヘルドフレー
ム駆動装置Dが、ヘルドフレームHの両側に配設されて
いる。
【0011】ヘルドフレームHの両側に配設されている
ヘルドフレーム駆動装置DのサーボモーターMを、同期
させて駆動すると、サーボモーターMの出力軸m1に取
着されているクランクレバー6が回転する。クランクレ
バー6の回転により、連結レバー7を介して、揺動レバ
ー1が、軸2を中心に、時計方向及び反時計方向に、交
互に揺動する。このように、揺動レバー1が、時計方向
及び反時計方向に、交互に揺動することにより、連結レ
バー3を介して、ヘルドフレームHが上下方向に移動
し、織機の開口運動が行われることになる。
ヘルドフレーム駆動装置DのサーボモーターMを、同期
させて駆動すると、サーボモーターMの出力軸m1に取
着されているクランクレバー6が回転する。クランクレ
バー6の回転により、連結レバー7を介して、揺動レバ
ー1が、軸2を中心に、時計方向及び反時計方向に、交
互に揺動する。このように、揺動レバー1が、時計方向
及び反時計方向に、交互に揺動することにより、連結レ
バー3を介して、ヘルドフレームHが上下方向に移動
し、織機の開口運動が行われることになる。
【0012】本実施例においては、上述したように、サ
ーボモーターMの出力軸m1に取着されたクランクレバ
ー6が使用されているので、図2に示されているクラン
クレバー6の下死点の位置が、ヘルドフレームHの最上
位の停止位置であり、図3に示されているクランクレバ
ー6の上死点の位置が、ヘルドフレームHの最下位の停
止であり、クランクレバー6の下死点と上死点との間
で、ヘルドフレームHの開口運動が行われることにな
る。従って、ヘルドフレームHの円滑な開口運動のため
には、クランクレバー6の上下死点においてクランクレ
バー6が停止しないように、サーボモーターMの駆動力
により、クランクレバー6を回転させてやれば良く、そ
れ以外のクランクレバー6の回転領域においては、一対
のバランス・スプリングS、S’の振動系による回転力
が付加されるので、サーボモーターMの出力が小さくて
済むことになる。
ーボモーターMの出力軸m1に取着されたクランクレバ
ー6が使用されているので、図2に示されているクラン
クレバー6の下死点の位置が、ヘルドフレームHの最上
位の停止位置であり、図3に示されているクランクレバ
ー6の上死点の位置が、ヘルドフレームHの最下位の停
止であり、クランクレバー6の下死点と上死点との間
で、ヘルドフレームHの開口運動が行われることにな
る。従って、ヘルドフレームHの円滑な開口運動のため
には、クランクレバー6の上下死点においてクランクレ
バー6が停止しないように、サーボモーターMの駆動力
により、クランクレバー6を回転させてやれば良く、そ
れ以外のクランクレバー6の回転領域においては、一対
のバランス・スプリングS、S’の振動系による回転力
が付加されるので、サーボモーターMの出力が小さくて
済むことになる。
【0013】また、クランクレバー6の下死点の位置及
び上死点の位置において停止しているヘルドフレームH
を上下動させる際にも、サーボモーターMにより、クラ
ンクレバー6を、クランクレバー6の上下死点の位置か
ら外してやれば、その後は、一対のバランス・スプリン
グS、S’の振動系による回転力が付加されるので、低
トルクのサーボモーターMで、停止しているヘルドフレ
ームHを始動させることができる。
び上死点の位置において停止しているヘルドフレームH
を上下動させる際にも、サーボモーターMにより、クラ
ンクレバー6を、クランクレバー6の上下死点の位置か
ら外してやれば、その後は、一対のバランス・スプリン
グS、S’の振動系による回転力が付加されるので、低
トルクのサーボモーターMで、停止しているヘルドフレ
ームHを始動させることができる。
【0014】上述したように、サーボモーターMの駆動
により、揺動レバー1が、時計方向及び反時計方向に、
交互に揺動することになるが、揺動レバー1が枢支され
ている軸2と揺動レバー1のヘルドフレームH側の端部
との間には、揺動レバー1をサンドイッチ状に挟むよう
に、略バネ定数が同一のバランス・スプリングS、S’
が配設されているので、揺動レバー1が、反時計方向に
揺動した際には、上方に位置するバランス・スプリング
Sが収縮し、下方に位置するバランス・スプリングS’
が伸長し、また、逆に、揺動レバー1が、時計方向に揺
動した際には、上方に位置するバランス・スプリングS
が伸長し、下方に位置するバランス・スプリングS’が
収縮する。このように、揺動レバー1が、時計方向及び
反時計方向に、交互に揺動する際に、揺動レバー1をサ
ンドイッチ状に挟むように、上下に配設された一対のバ
ランス・スプリングS、S’が、伸縮を繰り返し、一種
の振動系を構成するので、サーボモーターMを低トルク
な小型なものとすることができる。
により、揺動レバー1が、時計方向及び反時計方向に、
交互に揺動することになるが、揺動レバー1が枢支され
ている軸2と揺動レバー1のヘルドフレームH側の端部
との間には、揺動レバー1をサンドイッチ状に挟むよう
に、略バネ定数が同一のバランス・スプリングS、S’
が配設されているので、揺動レバー1が、反時計方向に
揺動した際には、上方に位置するバランス・スプリング
Sが収縮し、下方に位置するバランス・スプリングS’
が伸長し、また、逆に、揺動レバー1が、時計方向に揺
動した際には、上方に位置するバランス・スプリングS
が伸長し、下方に位置するバランス・スプリングS’が
収縮する。このように、揺動レバー1が、時計方向及び
反時計方向に、交互に揺動する際に、揺動レバー1をサ
ンドイッチ状に挟むように、上下に配設された一対のバ
ランス・スプリングS、S’が、伸縮を繰り返し、一種
の振動系を構成するので、サーボモーターMを低トルク
な小型なものとすることができる。
【0015】図4及び図5には、一例として、8個のヘ
ルドフレームH1〜H8を、上述した構成を有するヘル
ドフレーム駆動装置Dにより昇降する例が示されてい
る。
ルドフレームH1〜H8を、上述した構成を有するヘル
ドフレーム駆動装置Dにより昇降する例が示されてい
る。
【0016】サーボモーターM1を駆動させることによ
り、クランクレバー6及び連結レバー7を介して、一対
のバランス・スプリングS1、S1’により挟まれた揺
動レバー1が、時計方向及び反時計方向に、交互に揺動
し、連結レバー3を介して、揺動レバー1に枢支されて
いるヘルドフレームH1が上下方向に移動する。同様
に、サーボモーターM2〜M4を、適宜、駆動させるこ
とにより、ヘルドフレームH2〜H4が上下方向に移動
するように構成されている。図4及び図5においては、
4つのサーボモーターM1〜M4は、揺動レバー1の下
方に配置されており、また、図4に示されているよう
に、正面から見て、上下2段に配置されているととも
に、図5に示されているように、平面から見て、それぞ
れ、揺動レバー1に対して、直交する方向に、ずれて配
置されており、各ヘルドフレーム駆動装置Dの揺動レバ
ー1や連結レバー3、7等が干渉しないように構成され
ている。残りの4つのサーボモーターM5〜M8は、揺
動レバー1の上方に配置されており、同様に、正面から
見て、上下2段に配置されているとともに、平面から見
て、それぞれ、揺動レバー1に対して、直交する方向
に、ずれて配置されており、各ヘルドフレーム駆動装置
Dの揺動レバー1や連結レバー3、7等が干渉しないよ
うに構成されている。
り、クランクレバー6及び連結レバー7を介して、一対
のバランス・スプリングS1、S1’により挟まれた揺
動レバー1が、時計方向及び反時計方向に、交互に揺動
し、連結レバー3を介して、揺動レバー1に枢支されて
いるヘルドフレームH1が上下方向に移動する。同様
に、サーボモーターM2〜M4を、適宜、駆動させるこ
とにより、ヘルドフレームH2〜H4が上下方向に移動
するように構成されている。図4及び図5においては、
4つのサーボモーターM1〜M4は、揺動レバー1の下
方に配置されており、また、図4に示されているよう
に、正面から見て、上下2段に配置されているととも
に、図5に示されているように、平面から見て、それぞ
れ、揺動レバー1に対して、直交する方向に、ずれて配
置されており、各ヘルドフレーム駆動装置Dの揺動レバ
ー1や連結レバー3、7等が干渉しないように構成され
ている。残りの4つのサーボモーターM5〜M8は、揺
動レバー1の上方に配置されており、同様に、正面から
見て、上下2段に配置されているとともに、平面から見
て、それぞれ、揺動レバー1に対して、直交する方向
に、ずれて配置されており、各ヘルドフレーム駆動装置
Dの揺動レバー1や連結レバー3、7等が干渉しないよ
うに構成されている。
【0017】また、上述したヘルドフレーム駆動装置D
は、ヘルドフレームH1〜H8を挟んで配置されている
織機のサイドフレームF3の外側で、且つ、織機設置面
F4の上方に配設されているので、ヘルドフレーム駆動
装置Dの高さも高くならず、従って、ヘルドフレーム駆
動装置Dのメインテナンスが容易であるとともに、エア
−ジェット織機において発生する風綿やウオータージェ
ット織機において使用される水からの悪影響を避けるこ
とができる。
は、ヘルドフレームH1〜H8を挟んで配置されている
織機のサイドフレームF3の外側で、且つ、織機設置面
F4の上方に配設されているので、ヘルドフレーム駆動
装置Dの高さも高くならず、従って、ヘルドフレーム駆
動装置Dのメインテナンスが容易であるとともに、エア
−ジェット織機において発生する風綿やウオータージェ
ット織機において使用される水からの悪影響を避けるこ
とができる。
【0018】図6に示されている実施例は、片側に16
個のサーボモーターM1〜M16を、16個のヘルドフ
レームH1〜H16を挟んで、配設したものである。こ
の実施例では、偶数番号の8個のサーボモーターM2、
M4、M6、M8、M10、M12、M14、M16
が、奇数番号の8個のサーボモーターM1、M3、M
5、M7、M9、M11、M13、M15の下方に配置
されており、また、偶数番号の4個のサーボモーターM
2、M4、M6、M8と、偶数番号の残りの4個のサー
ボモーターM10、M12、M14、M16の出力軸m
1が対向するように配置されている。同様に、奇数番号
の4個のサーボモーターM1、M3、M5、M7と、奇
数番号の残りの4個のサーボモーターM9、M11、M
13、M15の出力軸m1が対向するように配置されて
いる。クランクレバー6等が干渉しないように、適宜、
その位置やクランクレバー6等の長さを調整することに
より、このように、片側に16個のサーボモーターM1
〜M16を配設することができる。
個のサーボモーターM1〜M16を、16個のヘルドフ
レームH1〜H16を挟んで、配設したものである。こ
の実施例では、偶数番号の8個のサーボモーターM2、
M4、M6、M8、M10、M12、M14、M16
が、奇数番号の8個のサーボモーターM1、M3、M
5、M7、M9、M11、M13、M15の下方に配置
されており、また、偶数番号の4個のサーボモーターM
2、M4、M6、M8と、偶数番号の残りの4個のサー
ボモーターM10、M12、M14、M16の出力軸m
1が対向するように配置されている。同様に、奇数番号
の4個のサーボモーターM1、M3、M5、M7と、奇
数番号の残りの4個のサーボモーターM9、M11、M
13、M15の出力軸m1が対向するように配置されて
いる。クランクレバー6等が干渉しないように、適宜、
その位置やクランクレバー6等の長さを調整することに
より、このように、片側に16個のサーボモーターM1
〜M16を配設することができる。
【0019】上述したように、サーボモーターMを小型
なものとすることができるので、織機のフレーム上に、
ヘルドフレーム駆動装置Dを設置することが可能とな
り、従って、従来の織機の開口装置に配設されているア
ンダーモーションのリンク等が不要となり、よりコンパ
クトで、軽量な織機の開口装置が得られる。
なものとすることができるので、織機のフレーム上に、
ヘルドフレーム駆動装置Dを設置することが可能とな
り、従って、従来の織機の開口装置に配設されているア
ンダーモーションのリンク等が不要となり、よりコンパ
クトで、軽量な織機の開口装置が得られる。
【0020】一例として、ヘルドフレームH及び連結レ
バー3の合計の重さが10kgで、サーボモーターMの
回転数が300rpmの場合で、バランス・スプリング
S、S’が無い時には、ヘルドフレームHを昇降させる
ためには、略1500Kgf・mm時のトルクを有する
サーボモーターMが必要であったが、上述したように、
バネ定数1.28Kgf/mmのバランス・スプリング
S、S’を配設した場合には、必要とされるサーボモー
ターMのトルクは、略320Kgf・mm時であり、バ
ランス・スプリングS、S’が無い場合に比べ、略五分
の一のトルクを有するサーボモーターMで足りることに
なる。
バー3の合計の重さが10kgで、サーボモーターMの
回転数が300rpmの場合で、バランス・スプリング
S、S’が無い時には、ヘルドフレームHを昇降させる
ためには、略1500Kgf・mm時のトルクを有する
サーボモーターMが必要であったが、上述したように、
バネ定数1.28Kgf/mmのバランス・スプリング
S、S’を配設した場合には、必要とされるサーボモー
ターMのトルクは、略320Kgf・mm時であり、バ
ランス・スプリングS、S’が無い場合に比べ、略五分
の一のトルクを有するサーボモーターMで足りることに
なる。
【0021】図7を用いて、本発明の別の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0022】この実施例においては、ヘルドフレームH
の下枠h4の両端部に、軸孔が穿設されたフックh5が
取着されており、フックh5には、それぞれ、連結レバ
ー10が枢支されている。11は、略L字状のレバーで
あり、屈曲部が軸12に枢支されており、略L字状のレ
バー11の一端が、一方の連結レバー10に連結されて
いる。
の下枠h4の両端部に、軸孔が穿設されたフックh5が
取着されており、フックh5には、それぞれ、連結レバ
ー10が枢支されている。11は、略L字状のレバーで
あり、屈曲部が軸12に枢支されており、略L字状のレ
バー11の一端が、一方の連結レバー10に連結されて
いる。
【0023】13は、略垂直状の垂直枝部13aと略水
平状の水平枝部13bとからなる、略T字状のレバーで
あり、垂直枝部13aと水平枝部13bとの交差部が、
軸14に枢支されているとともに、水平枝部13bの先
端部が、もう一方の連結レバー10に連結されている。
そして、垂直枝部13aの下端部と略L字状のレバー1
1のもう一方の端部とが、連結レバー15により連結さ
れている。16は揺動レバーであり、揺動レバー16の
上端部は、軸17に枢支されており、揺動レバー16の
下端部は、上記の連結レバー15の中程に連結されてい
る。そして、揺動レバー16には、上述した一対のバラ
ンス・スプリングS、S’が、揺動レバー16を挟ん
で、左右に水平状に配設されている。
平状の水平枝部13bとからなる、略T字状のレバーで
あり、垂直枝部13aと水平枝部13bとの交差部が、
軸14に枢支されているとともに、水平枝部13bの先
端部が、もう一方の連結レバー10に連結されている。
そして、垂直枝部13aの下端部と略L字状のレバー1
1のもう一方の端部とが、連結レバー15により連結さ
れている。16は揺動レバーであり、揺動レバー16の
上端部は、軸17に枢支されており、揺動レバー16の
下端部は、上記の連結レバー15の中程に連結されてい
る。そして、揺動レバー16には、上述した一対のバラ
ンス・スプリングS、S’が、揺動レバー16を挟ん
で、左右に水平状に配設されている。
【0024】サーボモーターMの出力軸m1に取着され
たクランクレバー6の先端部と略T字状のレバー13の
垂直枝部13aの上端部とは、連結レバー18により連
結されている。
たクランクレバー6の先端部と略T字状のレバー13の
垂直枝部13aの上端部とは、連結レバー18により連
結されている。
【0025】サーボモーターMが、適宜、回転駆動され
て、クランクレバー6及び連結レバー18を介して、略
T字状のレバー13が、軸14を中心に、時計方向に回
動した場合には、略T字状のレバー13の水平枝部13
bが、連結レバー10を介して、ヘルドフレームHを上
方に移動させる。同時に、クランクレバー6、連結レバ
ー18、略T字状のレバー13及び連結レバー15を介
して、略L字状のレバー11も時計方向に回動し、略L
字状のレバー11の時計方向への回動により、連結レバ
ー10を介して、ヘルドフレームHが上方に移動する。
逆に、略T字状のレバー13が、軸14を中心に、反時
計方向に回動した場合には、ヘルドフレームHが下方に
移動し、このようにして、織機の開口運動が行われるこ
とになる。
て、クランクレバー6及び連結レバー18を介して、略
T字状のレバー13が、軸14を中心に、時計方向に回
動した場合には、略T字状のレバー13の水平枝部13
bが、連結レバー10を介して、ヘルドフレームHを上
方に移動させる。同時に、クランクレバー6、連結レバ
ー18、略T字状のレバー13及び連結レバー15を介
して、略L字状のレバー11も時計方向に回動し、略L
字状のレバー11の時計方向への回動により、連結レバ
ー10を介して、ヘルドフレームHが上方に移動する。
逆に、略T字状のレバー13が、軸14を中心に、反時
計方向に回動した場合には、ヘルドフレームHが下方に
移動し、このようにして、織機の開口運動が行われるこ
とになる。
【0026】上述した織機の開口運動の際には、略T字
状のレバー13と略L字状のレバー11とを連結する連
結レバー15が、左右方向に往復運動し、従って、揺動
レバー16が、軸17を中心に揺動する。このように、
揺動レバー16が揺動する際には、揺動レバー16をサ
ンドイッチ状に挟むように水平状に配設された一対のバ
ランス・スプリングS、S’が、上述した垂直状に配設
された一対のバランス・スプリングS、S’と同様に、
伸縮を繰り返し、一種の振動系を構成することになる。
このように、一対のバランス・スプリングS、S’を、
水平状に配設することもできる。
状のレバー13と略L字状のレバー11とを連結する連
結レバー15が、左右方向に往復運動し、従って、揺動
レバー16が、軸17を中心に揺動する。このように、
揺動レバー16が揺動する際には、揺動レバー16をサ
ンドイッチ状に挟むように水平状に配設された一対のバ
ランス・スプリングS、S’が、上述した垂直状に配設
された一対のバランス・スプリングS、S’と同様に、
伸縮を繰り返し、一種の振動系を構成することになる。
このように、一対のバランス・スプリングS、S’を、
水平状に配設することもできる。
【0027】図7には、便宜的に、1つのヘルドフレー
ムHを上下動させる1つのヘルドフレーム駆動装置Dが
示されているが、当然のことながら、このような構成を
有するヘルドフレーム駆動装置Dを、多数、配設し、複
数のヘルドフレームHを上下動させることができる。
ムHを上下動させる1つのヘルドフレーム駆動装置Dが
示されているが、当然のことながら、このような構成を
有するヘルドフレーム駆動装置Dを、多数、配設し、複
数のヘルドフレームHを上下動させることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0029】バランス・スプリングを有する振動系を介
して、ヘルドフレームを昇降させるように構成したの
で、サーボモーターを低トルクな小型なものとすること
ができ、ひいては、織機自体を小型で、省エネなものと
することができる。
して、ヘルドフレームを昇降させるように構成したの
で、サーボモーターを低トルクな小型なものとすること
ができ、ひいては、織機自体を小型で、省エネなものと
することができる。
【0030】サーボモーターに取着されたクランクの上
下死点を、ヘルドフレームの最下位及び最上位としたの
で、サーボモーターを、より低トルクな小型なものとす
ることができる。
下死点を、ヘルドフレームの最下位及び最上位としたの
で、サーボモーターを、より低トルクな小型なものとす
ることができる。
【0031】ヘルドフレーム駆動装置を、ヘルドフレー
ムを挟んで配置されている織機のサイドフレームの外側
で、且つ、織機設置面の上方に配設したので、ヘルドフ
レーム駆動装置のメインテナンスが容易であるととも
に、エア−ジェット織機において発生する風綿やウオー
タージェット織機において使用される水からの悪影響を
避けることができる。
ムを挟んで配置されている織機のサイドフレームの外側
で、且つ、織機設置面の上方に配設したので、ヘルドフ
レーム駆動装置のメインテナンスが容易であるととも
に、エア−ジェット織機において発生する風綿やウオー
タージェット織機において使用される水からの悪影響を
避けることができる。
【図1】図1は本発明の織機の開口装置の正面図であ
る。
る。
【図2】図2は本発明の織機の開口装置の一部正面図で
ある。
ある。
【図3】図3は同じく本発明の織機の開口装置の一部正
面図である。
面図である。
【図4】図4は複数のヘルドフレームが配設された本発
明の織機の開口装置の正面図である。
明の織機の開口装置の正面図である。
【図5】図5は複数のヘルドフレームが配設された本発
明の織機の開口装置の平面図である。
明の織機の開口装置の平面図である。
【図6】図6は複数のヘルドフレームが配設された本発
明の織機の開口装置の他の実施例の平面図である。
明の織機の開口装置の他の実施例の平面図である。
【図7】図7は本発明の織機の開口装置の別の実施例の
正面図である。
正面図である。
D・・・・・・・・・ヘルドフレーム駆動装置 H・・・・・・・・・ヘルドフレーム M・・・・・・・・・サーボモーター S、S’・・・・・・バランス・スプリング 1、16・・・・・・揺動レバー
Claims (3)
- 【請求項1】サーボモーターを用いて、ヘルドフレーム
を昇降させるようにした織機の開口装置において、バラ
ンス・スプリングを有する振動系を介して、ヘルドフレ
ームを昇降させるようにしたことを特徴とする織機の開
口装置。 - 【請求項2】サーボモーターに取着されたクランクの上
下死点が、ヘルドフレームの最下位及び最上位であるこ
とを特徴とする請求項1に記載の織機の開口装置。 - 【請求項3】ヘルドフレーム駆動装置が、ヘルドフレー
ムを挟んで配置されている織機のサイドフレームの外側
で、且つ、織機設置面の上方に配設されていることを特
徴とする請求項1又は請求項2に記載の織機の開口装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178146A JP2001011747A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 織機の開口装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11178146A JP2001011747A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 織機の開口装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001011747A true JP2001011747A (ja) | 2001-01-16 |
Family
ID=16043453
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11178146A Pending JP2001011747A (ja) | 1999-06-24 | 1999-06-24 | 織機の開口装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001011747A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1260620A1 (en) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Officina Meccanica Trinca Colonel Silvio & Figlio Sergio S.n.c. | Device for the automatic actuation and adjustment of frames in fabric-making machines |
WO2006024248A1 (de) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Lindauer Dornier Gesellschaft Mbh | Schaftwebmaschine |
WO2008141657A1 (de) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sultex Ag | Fachbildeeinrichtung |
CN102260947A (zh) * | 2010-05-24 | 2011-11-30 | 株式会社丰田自动织机 | 织机中的梭口开口装置 |
CN106854789A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-16 | 赛特环球机械(青岛)有限公司 | 织机及织机开口平衡节能装置 |
-
1999
- 1999-06-24 JP JP11178146A patent/JP2001011747A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1260620A1 (en) * | 2001-05-21 | 2002-11-27 | Officina Meccanica Trinca Colonel Silvio & Figlio Sergio S.n.c. | Device for the automatic actuation and adjustment of frames in fabric-making machines |
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DE102004041790B3 (de) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Lindauer Dornier Gmbh | Schaftwebmaschine |
WO2008141657A1 (de) * | 2007-05-18 | 2008-11-27 | Sultex Ag | Fachbildeeinrichtung |
CN102260947A (zh) * | 2010-05-24 | 2011-11-30 | 株式会社丰田自动织机 | 织机中的梭口开口装置 |
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EP2390392A3 (en) * | 2010-05-24 | 2013-11-06 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Shedding device in a loom |
CN106854789A (zh) * | 2017-02-27 | 2017-06-16 | 赛特环球机械(青岛)有限公司 | 织机及织机开口平衡节能装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040427 |