JP3077784B2 - 織機の積極開口装置 - Google Patents

織機の積極開口装置

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JP3077784B2
JP3077784B2 JP05113712A JP11371293A JP3077784B2 JP 3077784 B2 JP3077784 B2 JP 3077784B2 JP 05113712 A JP05113712 A JP 05113712A JP 11371293 A JP11371293 A JP 11371293A JP 3077784 B2 JP3077784 B2 JP 3077784B2
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frame
opening
drive motor
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heald
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正市 桑原
信明 清水
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03CSHEDDING MECHANISMS; PATTERN CARDS OR CHAINS; PUNCHING OF CARDS; DESIGNING PATTERNS
    • D03C13/00Shedding mechanisms not otherwise provided for
    • D03C13/02Shedding mechanisms not otherwise provided for with independent drive motors
    • D03C13/025Shedding mechanisms not otherwise provided for with independent drive motors with independent frame drives

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  • Textile Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は織機の積極開口装置に
関するものであり、さらに詳しくは織機の各ヘルド枠毎
に設けた開口軸の回動によりヘルド枠を上下させる積極
開口装置の各部配置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】織機の開口装置においては一般に、個々
のヘルド枠毎に専用に設けた駆動モーターまたは全ヘル
ド枠について共通に設けた開口駆動カムにより、所定の
タイミングパターンで開口軸を回動させてこれに連結さ
れたヘルド枠を上下運動させている。
【0003】そのような開口装置の一例としては実開昭
62−129082号に開示された「織機用積極カム式
開口装置」がある。この先願技術においては、織機のフ
レームに付設したカムボックス内に経糸方向と平行な面
内に延在する開口駆動カムが設けられている。この開口
駆動カムのカム軸の周りには緯糸方向に延在する複数の
カムレバー軸が等分配置されており、各カムレバー軸は
ヘの字状の従動アームを介して開口駆動カムにより回動
駆動されるとともに、経糸方向に延在するリンクを介し
て各ヘルド枠の開口軸に作動連結されている。
【0004】開口駆動カムに回転に伴なって各カムレバ
ー軸は所定のタイミングパターンに従って回動駆動さ
れ、これに伴なってヘルド枠も順次所定のパターンで上
下運動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記した従来
技術の構成において、各カムレバー軸から開口軸に至る
リンクを含む連結機構は織機のフレームの内側に配置さ
れており、開口駆動カムとカムレバー軸とはフレームに
付設されたカムボックス内に収容されている。この故に
この連結機構部分で開口量の調整や組付けなどの作業を
実施するのが困難であり、極めて作業性に劣るのであ
る。
【0006】もっともカムレバー軸を延長してカムボッ
クスから外側に突出させ、それに対応して開口軸も同方
向に延長して織機フレームから外側に突出させ、フレー
ム外側において両者をリンクを含む連結機構により連結
することも考えられる。
【0007】しかしこのように構成した場合には、織機
フレームから突出する全ての開口軸が少なくともカムボ
ックスの幅分だけ長くなることを免れない。この結果回
動に際しての全ての開口軸のネジレ量が大きくなり、ヘ
ルド枠の上下運動の円滑性が損なわれることになる。
【0008】上記のような従来技術における欠点に鑑み
て、この発明の目的はヘルド枠の上下運動の円滑性を損
なうことなしに作業性のよい開口装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このためこの発明は各ヘ
ルド枠毎に設けた開口軸の回動によりヘルド枠を上下動
させる基本構造を有し、開口軸がフレームを貫通して外
側に延在しており、フレームには各ヘルド枠に専用の駆
動モーターがその出力軸を開口軸と平行にした配置で複
数個固設されており、少なくとも1個の駆動モーターが
開口軸の延在方向についてフレームに対してその厚さ方
向に重複した位置に配設されており、かつフレーム外側
において各駆動モーターの出力軸が対応する開口軸にリ
ンク連結されていることを要旨とするものである。
【0010】
【作用】各開口軸はリンクを介してそれぞれ対応する駆
動モーターに駆動されて回動して、所定のタイミングパ
ターンで対応するヘルド枠を上下動させる。
【0011】
【実施例】図1〜図4に示すのはこの発明の装置の一例
であって、4個の駆動モーターを上下に配置するととも
に、織機の本体フレーム(以下単に「フレーム」という)
の後端面にブラケットを介して固設し、しかも、全ての
駆動モーターの固設位置をフレームに対し開口軸の延在
方向に重複するように配置したものである。なお、図1
は、フレームに対する駆動モーターの取付けを概略的に
示している。
【0012】すなわち図1および図4に示すように1対
の織機フレーム1(図中には一方のみが図示されてい
る)のうち、一方のフレーム1には4個の開口軸10〜
40が互いに平行な水平配置で上下に設けられている。
各開口軸には開口軸と直交方向に延びる図示しない1対
の開口レバーを介して1個のヘルド枠が上下運動可能に
連結されている。これら4個の開口軸10〜40の一端
はフレーム1を貫通して外側に突出しており、その突出
長は上から下への順で大きくなっている。図4に示すよ
うに(図1には、図示されず)、フレーム1から突出し
ている開口軸10〜40の端部は、フレーム1に設けら
れた軸受け5に支持されている。
【0013】各開口軸10〜40の一端にはロッカー1
1〜41(所定角に亘り揺動できるリンク)が固定され
ている。図2に示すように4個の開口軸10〜40は隣
接するヘルド枠間の距離(枠ピッチ)だけ、互いに開口
軸の延在方向と直交する方向にずらして設けるのが好ま
しい。このように設定することにより、4本の開口軸を
ヘルド枠に各々連結する8本の開口レバーの長さを全て
同じくすることができるようになる。なお図1において
は基本的な構造、すなわち開口軸をこのようにずらして
ない構造を示してある。
【0014】図1〜図3に示すように、織機フレーム1
の後端面には箱型のブラケット2が固定されており、こ
のブラケット2には全ての駆動モーター15〜45がそ
の出力軸14〜44を開口軸10〜40と平行になるよ
うにして設けられている。さらにこれらの駆動モーター
15〜45は上下に配置されている。しかも、駆動モー
ター15〜45は、全てフレーム1に対し、開口軸の延
在方向(フレーム1の厚さ方向)に重複するように配置
されている。換言すれば、開口軸の延在方向について駆
動モーターの位置の一部がフレームの厚さ方向の幅の範
囲内にある。具体的には、最下段の駆動モーター15
は、フレーム1に対し、開口軸10の延在方向に長さt
だけ重複している。この重複の程度は、各駆動モーター
の出力軸の先端が対応する開口軸のフレーム外側の一端
と軸方向で同一位置となるように、設定されている。
【0015】図2および図3によりブラケット2に対す
る駆動モーター15〜45の固設態様をさらに詳細に説
明する。ブラケット2の正面には上下方向に延在する枠
板3が固定されており、この枠板3には透孔を有した4
枚の板4が直接およびまたは適宜な長さの異なる支持板
を介して上下一列に取り付けられており、4個の駆動モ
ーター15〜45は上記の板4の内側にそれぞれ固定さ
れている。さらに詳しくは最上段の板4は枠板3に直接
ネジ止めされている。 上から2段目の板4は4本のス
テー36を介して枠板3にネジ止めされている。上から
3段目の板4は上記のステー36よりも長い一対の支持
部材26に両側をネジ止めされており、最下段の板4は
これよりさらに長い一対の支持部材16に両側をネジ止
めされている。
【0016】各駆動モーター15〜45の出力軸14〜
44にはクランク13〜43が固設されている。また各
開口軸10〜40のロッカー11〜41の先端には図示
しない長孔が形成されており、リンク12〜42は一端
においてそれぞれ対応するクランク13〜43に回転可
能に連結されるとともに、他端においてロッカー11〜
41の長孔にスライド可能に設けられたピンに対して回
転可能に連結されている。
【0017】つぎに作用を説明する。図示しない制御機
構は、4枚のヘルド枠が所定の開口運動を行なうよう
に、各駆動モーター15〜45を所定の回転指令に基づ
いて、織機主軸の回転に追従して回転させる。各駆動モ
ーター15〜45は一方向に回転してクランク13〜4
3、リンク12〜42およびロッカー11〜41を介し
て対応する開口軸10〜40を正逆転させる。この場合
の開口量の調整は、ロッカー11〜41の長孔に対する
リンク12〜42の連結位置を変更することにより行な
われる。本実施例では、4個の駆動モーター15〜45
が、フレーム1に対し、開口軸の延在方向について重複
するように固設されている。よって、駆動モーターを、
単にフレームの側面から外側に配設する場合に較べて、
開口軸10〜40の長さを、駆動モーターの重複長さt
だけ短くすることができる。したがって、回動に伴なう
開口軸のネジレ量も小さくでき、それだけヘルド枠の上
下運動が円滑に行える。
【0018】図示の例では全ての駆動モーターをフレー
ムの後端面に固設し、しかも全ての駆動モーターの固設
位置がフレームに対し、開口軸の延在方向に重複して配
置しているが、駆動モーターの固設態様はこれに限定さ
れるものではない。例えば設計上の制約などから最下段
の駆動モーターがフレームに対して重複しないように固
設されても本願発明の技術的思想を逸脱するものではな
い。なぜならこのような構成としても、他の駆動モータ
ーに対応する開口軸のフレームからの突出長さは短く抑
えられているので、全ての開口軸の突出長さが駆動部で
あるカムボックス幅だけ大きくなる従来の配置よりも、
ヘルド枠の上下動の円滑性はそれだけ向上するからであ
る。
【0019】また駆動モーターをフレームの後端面に設
けることに限らずスペース的な余裕があるときには、複
数の駆動モーターのうちの全てまたは少くとも1個の駆
動モーターをフレームの前端面または上端面に設けるこ
ともできる。
【0020】さらに少なくとも1個の駆動モーターにつ
いて、その一部分または全部をフレームに内蔵すること
もでき、この場合にも対応する開口軸のフレームからの
突出長さを短く抑えることができる。
【0021】実地例における4個の駆動モーターは、上
下一列に配置することに代えて、例えば2個づつを上下
2列に配置してもよい。また駆動モーターを正逆転する
ことにより開口軸を正逆転させてもよい。この場合には
開口軸のクランクはロッカーとして機能することにな
る。
【0022】
【発明の効果】開口軸のための連結機構がフレーム外に
設けられているので操作性が向上する。しかも各開口軸
専用の駆動モーターのうち少なくとも1個をフレームに
対し、開口軸の延在方向についてその厚さ方向に重複す
るように設けることにより、連結機構外設式であるにも
拘わらずそれによる開口軸の延在長さを最小限にするこ
とができる。したがって回動に際しての全ての開口軸の
ネジレ量の増大が効果的に抑制され、この結果ヘルド枠
の上下運動の円滑性が損なわれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の一例を示す斜視図である。
【図2】その正面図である。
【図3】その駆動モーター側部分の側面図である。
【図4】その開口軸側部分の側面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 10〜40 開口軸 11〜41 アーム 12〜42 リンク 13〜43 クランク 14〜44 モーター出力軸 15〜45 駆動モーター
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−185149(JP,A) 特開 昭50−105961(JP,A) 実開 平5−27067(JP,U) 実開 昭62−129082(JP,U) 実願 平1−108250号(実開 平3− 50075号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03C 5/00 D03C 13/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ヘルド枠毎に設けた開口軸の回動によ
    りヘルド枠を上下動させる基本構造を有し、開口軸が
    機の本体フレームをその厚さ方向に貫通して外側に延在
    しており、フレームには各ヘルド枠毎に設けられた専用
    の駆動モーターがその出力軸を開口軸と平行にした状態
    で複数個固設されるとともに、各駆動モーターのうちの
    少なくとも1個は開口軸の延在方向についてフレームに
    対してその厚さ方向に重複した位置に配設されており、
    フレーム外側において各駆動モーターの出力軸が対応す
    る開口軸にリンク連結されていることを特徴とする織機
    の積極開口装置。
  2. 【請求項2】 駆動モーターがフレームの外周上に固設
    されていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 駆動モーターがフレームの内部に固設さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 全ての駆動モーターの固設位置が開口軸
    の延在方向について異なることを特徴とする請求項1記
    載の装置。
JP05113712A 1993-04-16 1993-04-16 織機の積極開口装置 Expired - Lifetime JP3077784B2 (ja)

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EP1260620A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-27 Officina Meccanica Trinca Colonel Silvio & Figlio Sergio S.n.c. Device for the automatic actuation and adjustment of frames in fabric-making machines
JP5369850B2 (ja) * 2009-04-14 2013-12-18 株式会社豊田自動織機 織機における経糸開口装置
JP5519958B2 (ja) * 2009-06-08 2014-06-11 津田駒工業株式会社 織機の開口装置

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