JP2000515398A - 高周波電流を使用して歯を蘇生する装置 - Google Patents

高周波電流を使用して歯を蘇生する装置

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Abstract

(57)【要約】 針形の電極(100)を根管に挿入することにより、高周波電気パルスを根管中の脈管神経組織に伝送することによって歯を蘇生する方法。前記パルスは、電子装置(10)によって発生され、前記電子パルスの出力、時間および周波数の値は、電子装置により、異なる種類の歯それぞれに1個ずつの4個の押しボタン(30〜33)のいずれかを押すことによって得られる制御にしたがって自動的に調整される。

Description

【発明の詳細な説明】 高周波電流を使用して歯を蘇生する方法 本発明は、歯科用の医療機器に関する。 う蝕(虫歯)を除去する、または他の目的のために歯に処置を施す前に、当該 歯の根管の内部の脈管神経組織を除去しなければならないことは周知である。 これは、前記根管の中に、横方向および回転運動により、その中の物質を表面 に運ぶことができる器具を導入することによって行う。 歯の種類により、1本またはそれ以上の根管があるかもしれない。 処置は、根管中の湾曲およびそれらの分岐のため、相当な困難を伴うおそれが ある。 この目的に使用される器具は、上述の解剖学的特徴のため、所望の結果を常に 達成することができるわけではない。 処置は長く、労を要するものである。 また、作業が正しく進行していることを確認するため、繰り返しX線で検査す る必要がある。根管が蘇生されることを保証するためには、それを清浄するだけ でなく、各根管の下端を突き抜けないようにすることが不可欠である。 一般に、感染および細菌性合併症を避けるため、根尖孔から約1.5mmの一定 距離を維持しなければならない。 根管を蘇生することが、高い精度および注意を要する歯科治療であることを考 慮すると、生じる問題を現在の方法によって適切に扱うには、歯科医の能力に依 存せざるを得ないことは明らかである。 本発明は、以下に説明するように、患者および施術者の両方に関して、上記欠 点をほぼ完全に解消する。 本発明の主題は、脈管神経物質が、出力値、時間および周波数が歯の種類に適 合するように調節された部分的に長い高周波電気パルスを受ける、歯の根管を蘇 生する方法である。 この処置を実施するために、針の形の電極を根管に挿入する。電極は、根尖孔 から正しい距離のところに達するまで貫通することができる長さであり、パルス 発生装置に接続されている。 高周波パルスの発生は、高周波パルスを発生する電子回路を、いわゆるニュー トラルハンドル型金属物体または他の適当な器具により、患者の体の他の部分、 たとえば手に電気的に接続することによって支援することができる。 針形電極の全面に沿ってのみ作用するこの高周波パルスの効果は、脈管神経物 質を崩壊させると同時に、脈管束のうち破壊されない部分を凝集させ、根管を滅 菌することである。 この針形電極を根管に挿入するためには、当該歯の区域に麻酔薬を適用したの ち、その区域に、根管への入口が見えるまで穴を開ける。 高周波電気パルスは、針が貫通して達しなければならない根尖孔からの正しい 距離を推定し、その位置に達するとただちに聴覚的および視覚的警報を発するこ とができる電予回路を含む装置によって印加することが好ましい。 このようにして、施術者は、針が上記位置に達したとき、根管中の神経束を破 壊するための適当な電流を発生させることができる。 電気回路の閉鎖は、ペダル操作式であることが好ましい。 歯根中の神経束を破壊するのに適当な電流の値は、電子装置により、4種類の 歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯および大臼歯にそれぞれ対応する4個のボタン のどれが押されるかによって自動的に調整される。 電流の値は、この目的のために装置上に配設されたボタンを押すことによって 増すことができる。 高周波パルスを伝送する、好ましくはステンレススチール製の針形電極は、平 均して30mmの異なる長さであることができ、基部直径が約0.25mmであり、 先端直径が約0.1mmである先細り構造であってもよい。 好ましい実施態様では、針は、長さ約15mmの後部と、後部に対して約110 °の角度でセットされた長さ約5mmの前部とを含む、直径が約1mmの柄を有して いる。 上述の方法を作動させる装置は、給電用ケーブルと、蘇生パルスのペダル制御 のためのケーブルと、ケーブルを金属コアによって絶縁材のいわゆるアクティブ ハンドルに接続するケーブル用ソケットとを含み、ケーブルをいわゆるニュート ラルハンドルに接続するケーブル用ソケットを含むことができる。 前記アクティブハンドルの前端には、針を導入し、固定することができるヘッ ドがある。 いわゆるニュートラルハンドルに接続されるケーブルは、測定処理の間に患者 の唇に適用することが好ましい、ある種のペンチを担持するための分岐ケーブル の挿入を含むことができる。 ここで関与する装置は、以下の主要な電子回路、すなわち、入力フィルタと、 フィーダと、出力を設定するためのRFパルス発生器またはパルサと、バースト 時間を設定し、手動から自動またはその逆の切り換えを行い、出力設定値におけ る増大に対して保護し、設定時間、たとえば10秒が経過する前に蘇生動が不随 意に繰り返されることを防止するよう安全保障し、測定操作中、針が根尖孔から 正しい距離まで貫通したとき聴覚的2トーン警報を発し、蘇生電気パルスが印加 され、したがって処置が完了したことを示すための1トーン音を発するための出 力ビジュアライザとを具備していることができる。 本方法は顕著な利点を提供する。 現在の機械的方法は、出血または感染を生じさせる、歯またはその隣接構造の 病的状態につながりうる細菌が根管中に残る危険を伴う。 上述した方法は、麻酔薬をほとんど使用せずに、したがって、患者にとっての 毒性を減らして、根管を速やかに痛みなしで蘇生することを可能にする。 処置ののち、根管は、その主部およびその側枝とも、完全に滅菌されている。 出血または感染は完全に回避される。 また、手動式器具を使用する際に常に存在する、相当な合併症を招きかねない 危険である、根尖孔を突き抜けてしまう危険が回避される。 これらの利点を要約すると、小さな低廉で操作しやすい装置を用いて、歯科の 分野で初めて、処置を脈管神経束の崩壊のみに限定することにより、歯根尖測定 および電子蘇生を実施することができる。 結論として、本方法は、時間および費用においてだけでなく、患者の快適さ、 最大限の信頼性および医療過誤の排除の点で重要な利点を提供するまったく新た な方法で、歯科医および患者が歯科治療を行うことを可能にする。 本発明の特徴および目的は、図面を用いて説明するその実施態様の以下の例に より、より明らかになる。 図1は、本発明の方法を実施するために使用される装置を上方から見た斜視図 である。 図2は、う蝕した大臼歯の縦断面図である。 図3は、根管への入口にアクセスするために穴を開けた後の、図2の大臼歯を 示す図である。 図4は、根管の深さを測定しているときの歯を示す図である。 図5は、根管の深さを測定しているときの患者を示す図である。 図6は、根管を蘇生する処置の間の患者を示す図である。 図7は、蘇生し、根管を閉じた後の、図2の歯を示す図である。 図8は、装置の電子回路図である。 図9〜11は、フィーダの電子回路図である。 図12〜13は、RF出力および制御機能の電子回路図である。 図14〜22は、時間選択およびCLKの電子回路図である。 図23は、RF出力パルサの電子回路図である。 図24〜26は、RF出力調整の電子回路図である。 図27〜29は、不随意運動を遅らせるための装置を示す図である。 装置10は、約45°で傾斜した平坦な前面12を有する実質的に平行六面体 の箱11を含む。 この箱のおおよその寸法は、250×250×100mmである。 以下の制御機能が箱の前面に配設されている。 装置をオンおよびオフに切り換えるための、パイロットランプ21付き押しボ タン20。 測定モードに移るための、パイロットランプ23付き押しボタン22。 電気パルスの出力を手動で増すための、パイロットランプ25付き押しボタン 24。 それぞれパイロットランプを備えた各押しボタン30、31、32、33を使 用して、装置は、異なる種類の歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯に適当 な機能的特徴を実行することができる。 ソケット35および36が、それぞれアクティブハンドル50およびニュート ラルハンドル60のためのプラグ51および61を受ける。 装置の背面には、図1では見えないが、ペダル70を動かすためのプラグ71 のソケットがある。 給電は、プラグ80を介して供給される。 アクティブハンドル50は、絶縁材でできており、金属の針と接触するための 導電性の金属コア53を含む。 前記金属コアは、プラグ51の内部でワイヤ54に接続されている。 前記ハンドルの長さは実質的に100mmであり、ヘッド52の直径が約12mm であり、このヘッドの中に、図4に示するように、針100の柄101を挿入す ることができる。 種々の長さのものを含む針一式が用意されるが、平均の長さは約30mmである 。 針の形状は先細りであり、直径が、基部の約0.25mmから先端部の約0.1 mmまで変化している(図4)。 針はステンレススチール製である。 針の柄101の直径は約1mmであり、後部102の長さが約15mmであり、前 部103の長さが約5mmである。 前端は、後端に対して約110°の角度で曲がっている。 アクティブハンドルは、高周波パルスを発生する電子回路を、いわゆるニュー トラルハンドル60により、患者の体の他の部分、たとえば手に電気的に接続す ることによって支援することができる。 前記ニュートラルハンドルの長さは約100mmであり、直径は約25mmである 。このハンドルは、導電性金属でできており、ケーブル62によってプラグ61 に接続されている。 人体の高感度部分、特に唇に固着することができる導電性ペンチ64と電気的 に接続するための分岐線65が前記ケーブル62から分かれている。 ペダル70と、プラグ71に接続する電気ケーブル72により、蘇生電気パル スを足で制御することができる。 根管を正しく蘇生するためには、歯根尖に近いところまで貫通するが、それを 突き抜けることは避けなければならない。 図2および3は、小臼歯80の断面を、その歯冠81、ぞうげ質82、髄質8 3、根管84、85、神経束40、動脈41および静脈42とともに斜視で示す 。 これらの根管は、解剖学的歯根尖90と、放射線学的歯根尖91とを有してい る。 蘇生は、解剖学的歯根尖90に近いところで実施しなければならないが、それ を越えてはならないことが知られており、そのため、根管の長さを、歯の上面9 3から解剖学的歯根尖90まで、歯ごとに測定しなければならない。 人種、年齢および他の要因の間で歯のサイズには大きな違いがあるため、これ らの測定は明らかに必要である。 すでに記載した針100が、これらの測定を実施することを可能にする。 冠81にう蝕88を有する歯80を治療すると仮定すると、麻酔薬を適用し、 根管84および85への入口96および97(図3)が見えるまで、直径2〜4 mmの開口95を冠81に形成する。 そして、前記根管に探針を入れて、根管の、その歯根尖の約1mm手前までの全 長に一致しなければならない必要な深さを計算する。 すでに記載した針100を使用することにより、電子的手段によって介入の長 さを計算することが可能である。 このためには、装置10上の押しボタン22を押し、機械を根管の測定にセッ トする。 このセットは、パイロットランプ23の点灯によって確認する。 そして、図5に示すように、ケーブル62に接続されたケーブル65上にある ペンチ64を患者110の下唇111に適用したのち、ハンドル50に取り付け られた針100を、治療しなければならない根管、たとえば根管84に導入する (図4)。 前記針100の先端105が歯根尖区域の始端に達すると、2トーン警報音が 発される。 この信号は、蘇生に正しい深さ、すなわち、歯根尖から約1.5mmの深さに 達したことを知らせる。 この時点で、施術者は、そのときニュートラルハンドル60(図5)を把持し ている患者の唇からペンチを外し、装置上のボタン30〜33のうち、治療に関 連するボタンを押す。 正しいボタンが押されると、装置は、必要な時間、出力および周波数を自動的 に設定し、深さの測定の設定からエネルギー印加の設定に自動的に移行する。 そして、施術者は、制御ペダル70を押して、針が収められた根管の中での、 前記根管を蘇生するのに十分な電気パルスの発生を決定する。 1トーン警報信号が治療の完了を知らせる。 この目的に使用される電流の出力は、3000hmで実質的に70W RF(約 0.5Mhzの高周波数)であり、約10分の1秒間印加される。 処置ののち、機械は自動的に測定位置に戻り、サイクルを繰り返す準備ができ る。 機械によって発される電流のパルスが、根管中の神経、静脈および動脈を含む 束に作用する。 神経の束が崩壊し、同時に静脈中の血液が凝固する。 実際は、根管中の物質全部が除去され、根管およびその側枝(図4)が滅菌さ れる。 そして、施術者は、根管を特殊なセメント45でふさぎ、う蝕88を治療し、 充填46を完了することができる(図7)。 装置全体は、図8のブロック図に示すように電子制御される。 この図は、入力フィルタ120と、フィーダ121と、RFパルサ、すなわち パルス無線周波数の発生器122と、表示装置124に示される出力を設定する ための回路123と、バースト時間を設定するための回路125と、制御機能1 27により、手動から自動またはその逆に切り換えるための回路126と、出力 パルスを自動的に保護して、それが設定された出力値を超えないようにする回路 128と、10秒が経過する前に蘇生処置が不随意に繰り返されることを防ぐ保 安回路129とを含む。 回路130は、測定中に歯根尖に達したとき2トーン信号が警告を発し、1ト ーン音が、蘇生パルスが印加され、処置が完了したことを警告する聴覚的警報で ある。 自動設定にあるとき、装置は、ボタン30〜33により、治療すべき歯の種類 を選択し、その種類の歯のための出力および時間を自動的に調節する。 出力は、回路131に作用するボタン24によって調節することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月17日(1998.6.17) 【補正内容】 明細書 高周波電流を使用して歯を蘇生する装置 本発明は、歯科用の医療機器に関する。 う蝕(虫歯)を除去する、または他の目的のために歯に処置を施す前に、当該 歯の根管の内部の脈管神経組織を除去しなければならないことは周知である。 これは、前記根管の中に、横方向および回転運動により、その中の物質を表面 に運ぶことができる器具を導入することによって行う。 歯の種類により、1本またはそれ以上の根管があるかもしれない。 処置は、根管中の湾曲およびそれらの分岐のため、相当な困難を伴うおそれが ある。 この目的に使用される器具は、上述の解剖学的特徴のため、所望の結果を常に 達成することができるわけではない。 処置は長く、労を要するものである。 また、作業が正しく進行していることを確認するため、繰り返しX線で検査す る必要がある。根管が蘇生されることを保証するためには、それを清浄するだけ でなく、各根管の下端を突き抜けないようにすることが不可欠である。 一般に、感染および細菌性合併症を避けるため、根尖孔から約1.5mmの一定 距離を維持しなければならない。 根管を蘇生することが、高い精度および注意を要する歯科治療であることを考 慮すると、生じる問題を現在の方法によって適切に扱うには、歯科医の能力に依 存せざるを得ないことは明らかである。 従来の米国特許第1713971号明細書は、以下の技術を開示している。 根尖孔に達するまでドリル、カッタおよびリーマを使用する通常の根管治療の のち、制御ワイヤを根管に挿入し、歯をX線で検査して、処置が正しく完了した ことを確認する。 この検査ののち、電子装置および根管に挿入した針により、高周波放電を加え る。この唯一の目的は、根管を乾燥させ、滅菌することである。 したがって、ここで引用する電子装置は、脈管神経組織を除去するために歯科 医のドリルおよびリーマの代わりに使用されるものでもないし、そのように使用 することもできないことは明白である。 したがって、この特許の唯一の目的は、根管を滅菌することである。 従来の米国特許第5421727号明細書は、マイクロ波または無線周波数電 磁作用を、歯科医の器具、たとえばドリル、ファイル、ブローチ、リーマおよび カッタの作用に関連させる。この目的は、通常の目的、すなわち、根管の温度を 上昇させることによって根管を滅菌することに加え、脈管神経組織を破壊するた めの器具の使用と同じである。 したがって、この特許の唯一の目的は、根管を滅菌することである。 前記を考慮すると、これらの従来の特許が、現在の方法によって生じる深刻な 問題を解決することができないことは明白である。 本発明は、以下に説明するように、患者および施術者の両方に関して、これら の問題を取り扱う。 本発明の主題は、脈管神経組織の必要な破壊によって治療すべき病んだ歯の根 管の内部に高周波電子パルスを発生するための電子装置である。 この装置は、高周波電気パルスを発生するための、電気ケーブルおよびハンド ルにより、根管の底にある根尖孔に達し、脈管神経組織と接触するのに十分な、 歯の種類に応じた長さの針形の電極に接続された回路を含む。 別の回路が、針の先端が根尖孔に実質的に達したときを示す。 他の回路が、高周波電気パルスの出力、印加の長さおよび周波数を、脈管神経 組織の破壊に十分な値に調整する。 針の先端が根尖孔に実質的に達すると、前記パルスを脈管神経組織に通す制御 装置によって前記電気パルスの発生が決定されて、針と接触する部分が除去され 、除去されなかった残りが凝集する。 高周波パルスの発生は、高周波パルスを発生する電子回路を、いわゆるニュー トラルハンドル型金属物体または他の適当な器具により、患者の体の他の部分、 たとえば手に電気的に接続することによって支援することができる。 針形電極の全面に沿ってのみ作用するこの高周波パルスの効果は、脈管神経物 質を崩壊させると同時に、脈管束のうち破壊されない部分を凝集させ、根管を滅 菌することである。 この針形電極を根管に挿入するためには、当該歯の区域に麻酔薬を適用したの ち、その区域に、根管への入口が見えるまで穴を開ける。 高周波電気パルスは、針が貫通して達しなければならない根尖孔からの正しい 距離を推定し、その位置に達するとただちに聴覚的および視覚的警報を発するこ とができる電子回路によって印加することが好ましい。 このようにして、施術者は、針が上記位置に達したとき、根管中の神経束を破 壊するための適当な電流を発生させることができる。 電子回路は、脈管神経組織が高インピーダンスの抵抗として作用する根管中の 根尖孔における針の到着を感知し、根尖孔が可変性抵抗を表す抵抗ブリッジのイ ンピーダンスの信号を、歯に典型的な、根尖孔におけるインピーダンスの値と比 較する。 電気回路の閉鎖は、ペダル操作式であることが好ましい。 歯根中の神経束を破壊するのに適当な電流の値は、電子装置により、4種類の 歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯および大臼歯にそれぞれ対応する4個のボタン のどれが押されるかによって自動的に調整される。 電流の値は、この目的のために装置上に配設されたボタンを押すことによって 増すことができる。 高周波パルスを伝送する、好ましくはステンレススチール製の針形電極は、平 均して30mmの異なる長さであることができ、基部直径が約0.25mmであり、 先端直径が約0.1mmである先細り構造であってもよい。 好ましい実施態様では、針は、長さ約15mmの後部と、後部に対して約110 °の角度でセットされた長さ約5mmの前部とを含む、直径が約1mmの柄を有して いる。 装置は、給電用ケーブルと、蘇生パルスのペダル制御のためのケーブルと、ケ ーブルを金属コアによって絶縁材のいわゆるアクティブハンドルに接続するケー ブル用ソケットとを含み、ケーブルをいわゆるニュートラルハンドルに接続する ケーブル用ソケットを含むことができる。 前記アクティブハンドルの前端には、針を導入し、固定することができるヘッ ドがある。 いわゆるニュートラルハンドルに接続されるケーブルは、測定処理の間に患者 の唇に適用することが好ましい、ある種のペンチを担持するための分岐ケーブル の挿入を含むことができる。 ここで関与する装置は、以下の主要な電子回路、すなわち、入力フィルタと、 フィーダと、出力を設定するためのRFパルス発生器またはパルサと、バースト 時間を設定し、手動から自動またはその逆の切り換えを行い、出力設定値におけ る増大に対して保護し、設定時間、たとえば10秒が経過する前に蘇生動が不随 意に繰り返されることを防止するよう安全保障し、測定操作中、針が根尖孔から 正しい距離まで貫通したとき聴覚的2トーン警報を発し、蘇生電気パルスが印加 され、したがって処置が完了したことを示すための1トーン音を発するための出 力ビジュアライザとを具備していることができる。 本発明は顕著な利点を提供する。 上述した装置は、麻酔薬をほとんど使用せずに、したがって、患者にとっての 毒性を減らして、根管を速やかに痛みなしで蘇生することを可能にする。 処置ののち、根管は、その主部およびその側枝とも、完全に滅菌されている。 出血または感染は完全に回避される。 また、手動式器具を使用する際に常に存在する、相当な合併症を招きかねない 危険である、根尖孔を突き抜けてしまう危険が回避される。 これらの利点を要約すると、小さな低廉で操作しやすい装置を用いて、歯科の 分野で初めて、処置を脈管神経束の崩壊のみに限定することにより、歯根尖測定 および電子蘇生を実施することができる。 結論として、本方法は、時間および費用においてだけでなく、患者の快適さ、 最大限の信頼性および医療過誤の排除の点で重要な利点を提供するまったく新た な方法で、歯科医および患者が歯科治療を行うことを可能にする。 本発明の特徴および目的は、図面を用いて説明するその実施態様の以下の例に より、より明らかになる。 図1は、本発明の装置主体を上方から見た斜視図である。 図2は、う蝕した大臼歯の縦断面図である。 図3は、根管への入口にアクセスするために穴を開けた後の、図2の大臼歯を 示す図である。 図4は、根管の深さを測定しているときの歯を示す図である。 図5は、根管の深さを測定しているときの患者を示す図である。 図6は、根管を蘇生する処置の間の患者を示す図である。 図7は、蘇生し、根管を閉じた後の、図2の歯を示す図である。 図8は、装置の電子回路図である。 図9〜11は、フィーダの電子回路図である。 図12〜13は、RF出力および制御機能の電子回路図である。 図14〜22は、時間選択およびCLKの電子回路図である。 図23は、RF出力パルサの電子回路図である。 図24〜26は、RF出力調整の電子回路図である。 図27〜29は、不随意運動を遅らせるための装置を示す図である。 装置10は、約45°で傾斜した平坦な前面12を有する実質的に平行六面体 の箱11を含む。 この箱のおおよその寸法は、250×250×100mmである。 以下の制御機能が箱の前面に配設されている。 装置をオンおよびオフに切り換えるための、パイロットランプ21付き押しボ タン20 測定モードに移るための、パイロットランプ23付き押しボタン22 電気パ ルスの出力を手動で増すための、パイロットランプ25付き押しボタン24 それぞれパイロットランプを備えた各押しボタン30、31、32、33を使 用して、装置は、異なる種類の歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯、大臼歯に適当 な機能的特徴を実行することができる。 ソケット35および36が、それぞれアクティブハンドル50およびニュート ラルハンドル60のためのプラグ51および61を受ける。 装置の背面には、図1では見えないが、ペダル70を動かすためのプラグ71 のソケットがある。 給電は、プラグ80を介して供給される。 アクティブハンドル50は、絶縁材でできており、金属の針と接触するための 導電性の金属コア53を含む。 前記金属コアは、プラグ51の内部でワイヤ54に接続されている。 前記ハンドルの長さは実質的に100mmであり、ヘッド52の直径が約12mm であり、このヘッドの中に、図4に示するように、針100の柄101を挿入す ることができる。 種々の長さのものを含む針一式が用意されるが、平均の長さは約30mmである 。 針の形状は先細りであり、直径が、基部の約0.25mmから先端部の約0.1 mmまで変化している(図4)。 針はステンレススチール製である。 針の柄101の直径は約1mmであり、後部102の長さが約15mmであり、前 部103の長さが約5mmである。 前端は、後端に対して約110°の角度で曲がっている。 アクティブハンドルは、高周波パルスを発生する電子回路を、いわゆるニュー トラルハンドル60により、患者の体の他の部分、たとえば手に電気的に接続す ることによって支援することができる。 前記ニュートラルハンドルの長さは約100mmであり、直径は約25mmである 。このハンドルは、導電性金属でできており、ケーブル62によってプラグ61 に接続されている。 人体の高感度部分、特に唇に固着することができる導電性ペンチ64と電気的 に接続するための分岐線65が前記ケーブル62から分かれている。 ペダル70と、プラグ71に接続する電気ケーブル72により、蘇生電気パル スを足で制御することができる。 根管を正しく蘇生するためには、歯根尖に近いところまで貫通するが、それを 突き抜けることは避けなければならない。 図2および3は、小臼歯80の断面を、その歯冠81、ぞうげ質82、髄質8 3、根管84、85、神経束40、動脈41および静脈42とともに斜視で示す 。 これらの根管は、解剖学的歯根尖90と、放射線学的歯根尖91とを有してい る。 蘇生は、解剖学的歯根尖90に近いところで実施しなければならないが、それ を越えてはならないことが知られており、そのため、根管の長さを、歯の上面9 3から解剖学的歯根尖90までで、歯ごとに測定しなければならない。 人種、年齢および他の要因の間で歯のサイズには大きな違いがあるため、これ らの測定は明らかに必要である。 すでに記載した針100が、これらの測定を実施することを可能にする。 冠81にう蝕88を有する歯80を治療すると仮定すると、麻酔薬を適用し、 根管84および85への入口96および97(図3)が見えるまで、直径2〜4 mmの開口95を冠81に形成する。 そして、前記根管に探針を入れて、根管の、その歯根尖の約1mm手前までの全 長に一致しなければならない必要な深さを計算する。 すでに記載した針100を使用することにより、電子的手段によって介入の長 さを計算することが可能である。 このためには、装置10上の押しボタン22を押し、機械を根管の測定にセッ トする。 このセットは、パイロットランプ23の点灯によって確認する。 そして、図5に示すように、ケーブル62に接続されたケーブル65上にある ペンチ64を患者110の下唇111に適用したのち、ハンドル50に取り付け られた針100を、治療しなければならない根管、たとえば根管84に導入する (図4)。 前記針100の先端105が歯根尖区域の始端に達すると、2トーン警報音が 発される。 この信号は、蘇生に正しい深さ、すなわち、歯根尖から約1.5mmの深さに達 したことを知らせる。 この時点で、施術者は、そのときニュートラルハンドル60(図5)を把持し ている患者の唇からペンチを外し、装置上のボタン30〜33のうち、治療に関 連するボタンを押す。 正しいボタンが押されると、装置は、必要な時間、出力および周波数を自動的 に設定し、深さの測定の設定からエネルギー印加の設定に自動的に移行する。 そして、施術者は、制御ペダル70を押して、針が収められた根管の中での、 前記根管を蘇生するのに十分な電気パルスの発生を決定する。 1トーン警報信号が治療の完了を知らせる。 この目的に使用される電流の出力は、3000hmで実質的に70W RF(約 0.5Mhzの高周波数)であり、約10分の1秒間印加される。 処置ののち、機械は自動的に測定位置に戻り、サイクルを繰り返す準備ができ る。 機械によって発される電流のパルスが、根管中の神経、静脈および動脈を含む 束に作用する。 神経の束が崩壊し、同時に静脈中の血液が凝固する。 実際は、根管中の物質全部が除去され、根管およびその側枝(図4)が滅菌さ れる。 そして、施術者は、根管を特殊なセメント45でふさぎ、う蝕88を治療し、 充填46を完了することができる(図7)。 装置全体は、図8のブロック図に示すように電子制御される。 この図は、入力フィルタ120と、フィーダ121と、RFパルサ、すなわち パルス無線周波数の発生器122と、表示装置124に示される出力を設定する ための回路123と、バースト時間を設定するための回路125と、制御機能1 27により、手動から自動またはその逆に切り換えるための回路126と、出力 パルスを自動的に保護して、それが設定された出力値を超えないようにする回路 128と、10秒が経過する前に蘇生処置が不随意に繰り返されることを防ぐ保 安回路129とを含む。 回路130は、測定中に歯根尖に達したとき2トーン信号が警告を発し、1ト ーン音が、蘇生パルスが印加され、処置が完了したことを警告する聴覚的警報で ある。 自動設定にあるとき、装置は、ボタン30〜33により、治療すべき歯の種類 を選択し、その種類の歯のための出力および時間を自動的に調節する。 出力は、回路131に作用するボタン24によって調節することができる。請求の範囲 1.必要な治療に備えて病んだ歯の根管(84、85)の内部に高周波電気パル スを発生する電子装置(10)であって、 高周波電気パルスを発生するための、電気ケーブル(54)および支持ハンド ル(50)により、根管(84、85)の根尖孔(90)に達し、脈管神経組織 (40、42)と接触するのに十分な、歯の種類に応じた長さの針形の電極(1 00)に接続された回路(122)と、高周波電気パルスの出力、印加時間およ び周波数を、脈管神経組織(40〜42)を破壊するのに十分な値に調整する回 路(123、125〜127、131)と、針(100)の先端が前記根尖孔( 90)に実質的に達したとき、前記高周波電気パルスが発生し、針(100)と 接触した脈管神経組織(40〜42)に通過して、針と接触した部分を除去し、 除去されなかった残りを凝集させるように制御する制御装置(70)とを含むこ とを特徴とする装置(10)。 2.電子回路(122、125、128)が、根管(84、85)の根尖孔(9 0)に対する針(100)の位置を測定して、針(100)の先端が根尖孔(9 0)に近づいたとき聴覚的および視覚的信号を発して、その信号が与えられたと き、施術者が電気パルスの発生に進むことができるようにする、請求項1記載の 装置(10)。 3.測定操作中に、ケーブルを、患者(110)の唇(111)に適用されるこ とが好ましいある種のペンチ(64)に接続するためのケーブル用ソケットを含 む、請求項2記載の装置(10)。 4.電子回路(122、125、128)が、脈管神経組織(40〜42)が高 インピーダンスの抵抗として作用する根管(84、85)中の根尖孔(90)に おける針(100)の到着を感知し、根尖孔(90)が可変性抵抗を表す抵抗ブ リッジのインピーダンスの信号を、歯に典型的な、根尖孔のインピーダンスの値 と比較する、請求項2記載の装置(10)。 5.脈管神経束(40〜42)への電気パルスの伝送を支援するため、患者の体 の一部、たとえば手に接触して配置される金属のいわゆるニュートラルハンドル (60)に電子回路を接続するケーブル(62)用のソケット(36)を含む、 請求項1記載の装置(10)。 6.高周波パルスの発生が、ケーブル(72)により、ペダル制御装置(70) を用いて実施される、請求項1記載の装置(10)。 7.電気パルスの出力、時間および周波数の値が、回路(126)により、異な る種類の歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯または大臼歯に対応する4個の押しボ タン(30〜33)のいずれかを押すことによって実施される制御にしたがって 自動的に調節される、請求項1記載の装置(10)。 8.高周波パルスの値を、回路(123)により、制御機能(24)によって増 すことができる、請求項1記載の装置。 9.回路(123、125〜127)が、当該歯の種類に応じて高周波電気パル スの出力、時間および周波数の値を自動的に決定する、請求項1記載の装置(1 0)。 10.針(100)がステンレススチール製である、請求項1記載の装置(10 )。 11.針(100)が、直径が約1mmであり、長さ約15mmの後部(102)と 、長さ約5mmで、後部に対して実質的に110°の角度で曲がった前部(103 )とを含む柄を示し、実際の針(100)そのものを前部に適用することができ る、請求項1記載の装置(10)。 12.針(100)が、平均長さが30mmである異なる長さを有する一式から選 択することができ、基部の直径が約0.25mmであり、先端部(105)の直径 が約0.1mmである先細り構造であることができる、請求項1記載の装置(10 )。 13.装置(10)が、給電用のケーブルと、ペダル(70)によって操作され る蘇生パルスのケーブル(72)と、ケーブルを金属コア(53)によって絶縁 材のハンドル(50)に接続するケーブル(54)用のソケット(35)とを含 み、ハンドルの前端に、針(100)を挿入し、固定することができるヘッド( 52)がある、請求項1記載の装置(10)。 14.以下の主要な電予回路、すなわち、入力フィルタ(120)と、フィーダ (121)と、高周波無線パルスを発生するためのパルサ122と、出力を設定 するための回路(123)と、表示装置上に出力を視覚化するための回路(12 4)と、バースト時間を設定するための回路(125)と、手動から自動または その逆に切り換えるための回路(126)と、出力の設定値における増大に対す る保護のための回路(128)と、設定時間、たとえば10秒が経過する前に蘇 生処置が不随意に繰り返されることを防ぐための安全回路(129)と、測定段 階で、針(100)の先端(105)が根尖孔(90)に達したとき2トーン聴 覚警報を発し、たとえば、蘇生電気パルスが効果を発揮し、したがって処置が完 了したことを示す1トーン警報を発するための警報回路(128、130)とを 含む、請求項1記載の装置(10)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.歯を蘇生する方法であって、 針の形の電極(100)を歯(80)の根管(84〜85)に挿入することに より、電予装置(10)によって発生される高周波電気パルスを前記歯(80) の脈管神経組織(40〜42)に伝送し、それにより、脈管神経組織のうち、針 と接触する部分を除去し、除去されなかった脈管束(41〜42)を凝集させる ことを特徴とする方法。 2.針形の電極(100)を根管(84〜85)に挿入するために、当該歯(8 0)に対応する区域に麻酔薬を適用し、根管への入口(96〜97)が見えるま で歯に開口(95)を形成する、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 3.装置(10)が、処置中に、脈管神経束(40〜42)への電気パルスの伝 送を支援するため、患者の体の一部、たとえば手に接触して配置される金属のい わゆるニュートラルハンドル(60)に電子回路を接続するケーブル(62)用 のソケット(36)を含む、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 4.電子回路が、根管(84、85)の底(90)に対する針(100)の位置 を測定して、針(100)の先端が根尖孔(90)に近づいたとき聴覚的および 視覚的信号を発して、その信号が与えられたとき、施術者が電気パルスの発生を 実行することができるようにする、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 5.装置(10)が、測定処置中に、ケーブルを、患者(110)の唇(111 )に適用されることが好ましいある種のペンチ(64)に接続するためのケーブ ル用ソケットを含む、請求項4記載の歯を蘇生する方法。 6.高周波パルスの発生をペダル制御装置(70)によって実施する、請求項1 記載の歯を蘇生する方法。 7.電気パルスの出力、時間および周波数の値を、電子装置(10)により、異 なる種類の歯、すなわち切歯、犬歯、小臼歯または大臼歯に対応する4個の押し ボタン(30〜33)のいずれかを押すことによって実施される制御により自動 的に調節する、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 8.高周波パルスの値を、この目的のために装置(10)上に配設された制御機 能(24)によって増すことができる、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 9.高周波電気パルスの発生器が、当該歯の種類に応じて前記パルスの出力、時 間および周波数の値を自動的に決定する、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 10.針(100)がステンレススチール製である、請求項1記載の歯を蘇生す る方法。 11.針(100)が、直径が約1mmであり、長さ約15mmの後部(102)と 、長さ約5mmで、後部に対して実質的に110°の角度で曲がった前部(103 )とを含む柄を示し、実際の針(100)そのものを前部に適用することができ る、請求項1記載の歯を蘇生する方法。 12.針(100)が、平均長さが30mmである異なる長さを有する一式から選 択することができ、基部の直径が約0.25mmであり、先端部(105)の直径 が約0.1mmである先細り構造であることができる、請求項1記載の歯を蘇生す る方法。 13.装置(10)が、給電用のケーブルと、ペダル(70)によって操作され る蘇生パルスのケーブル(72)と、ケーブルを金属コア(53)によって絶縁 材のいわゆるアクティブハンドル(50)に接続するケーブル(54)用のソケ ット(35)とを含み、アクティブハンドルの前端に、針(100)を挿入し、 固定することができるヘッド(52)がある、請求項1および3記載の歯を蘇生 する方法。 14.請求項1〜13記載の歯蘇生方法を実行するための電予装置(10)であ って、 装置(10)が、以下の主要な電子回路、すなわち、入力フィルタ(120) と、フィーダ(121)と、高周波無線パルスを発生するためのパルサ(122 )と、出力を設定するための回路(123)と、出力を表示装置上に視覚化する ための回路(124)と、バースト時間を設定するための回路(125)と、手 動から自動またはその逆の切り換えのための、出力の設定値における増大に対す る保護のための回路(126)と、設定時間、たとえば10秒が経過する前に蘇 生処置が不随意に繰り返されることを防ぐための、測定段階で、針(100)の 先端(105)が根尖孔(90)に達したとき2トーンの聴覚警報を発し、たと えば、蘇生電気パルスが効果を発揮し、したがって処置が完了したことを示す 1トーン警報を発するための保安回路(129)とを含むように設計、作成され ていることを特徴とする装置(10)。
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