JP2022040616A - 歯槽骨再生装置の作動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を滅菌し、骨芽細胞を活性化させることによって、歯槽骨の再生治療が可能な歯槽骨再生装置の使用方法を提供する。【解決手段】能動針電極Bと通電制御器Cを備える歯槽骨再生装置Aを用い、電極1を歯槽骨の根管内に挿入すると共に、対極10を人の口に取付け、通電制御器Cによって電極1と対極10の間で通電する。通電はトーンバースト波の電流を用いてワンショット通電にて行う。電極1の先端部4を発熱させると歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を殺菌する。この熱で歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させ、骨芽細胞を活性化させることができ、歯槽骨を再生させることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、歯槽骨再生装置の使用方法に関する。さらに詳しくは、細菌により吸収された歯槽骨を健全な状態に再生させる治療器具としての歯槽骨再生装置の使用方法に関する。
人の歯の構造は、歯牙の根元が歯槽骨にとり囲まれ、歯槽骨によって支持され、顎骨の骨体部に結合されている。また、歯肉は歯槽骨の上部で歯牙をとり囲んでいる。人の歯が虫歯を病み、歯の神経に到達した細菌が根管を通って歯根周囲に到達すると、歯槽骨に病原因子を放出して、骨を溶かし吸収する。これを根尖病変という。
根尖病変により歯槽骨が吸収されていくと、歯は歯槽骨による支持力を失って動揺する。そして、歯槽骨が歯根の2/3まで、あるいは骨吸収が8mmまで細菌により吸収されると、抜歯となるのが、現状の治療法である。
しかしながら、いったん抜歯すると、二度と歯を再生できないので、抜歯しないで治療できれば、その方が好ましい。
根尖病変を治療するための従来技術としては、特許文献1がある。
この従来技術は、図7に示すように、病んだ歯の脈管神経束を治療して失活させるための装置(10)であり、歯に在る開口に挿入する針の形状を成す第1電極(100)と、患者の身体に取付けるための第2電極(64)及びこの第2電極(64)に電気的接続する手握用ニュートラルハンドル(60)との間に電気的に接続する電気回路からなる。この電気回路は、第1電極(100)に接触する脈管神経束を破壊あるいは凝集させる高周波パルスを生成するRFパルサ部とを備え、第2電極(64)を患者の唇に取付けて、歯の歯根尖に繋がる根管で案内される第1電極(100)の先端位置の計測をして、高周波パルスを前記RFパルサ部から第1電極(100)に送出するものである。
しかるに、上記従来技術では、歯髄を失活させるだけで、根尖病変を治癒することはできない。
特許第4041165号公報
本発明は上記事情に鑑み、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を滅菌し、骨芽細胞を活性化させることによって、歯槽骨の再生治療が可能な歯槽骨再生の使用方法を提供することを目的とする。
第1発明の歯槽骨再生装置の使用方法は、電極を有する能動針電極と、該能動針電極に通電する通電制御器とからなる歯槽骨再生装置を用い、前記能動針電極の電極を歯槽骨の根管内に挿入すると共に、対極を人の口に取付け、前記通電制御器によって前記能動針電極と前記対極の間で通電することにより、前記能動針電極の先端部を発熱させて、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を殺菌することを特徴とする。
第2発明の歯槽骨再生装置の使用方法は、第1発明において、前記能動針電極の先端部を歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に届かせて、能動針電極の先端部を発熱させて、直接その熱により歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を殺菌することを特徴とする。
第3発明の歯槽骨再生装置の使用方法は、第1発明において、前記能動針電極の電極を歯槽骨の根管内に挿入した状態で、前記能動針電極の先端部を発熱させ、該先端部から離れた根管狭窄部で発生するジュール熱により前記根管狭窄部を殺菌することを特徴とする。
第4発明の歯槽骨再生装置の使用方法は、第1発明において、前記通電制御器が、トーンバースト波の電流を用いてワンショット通電するものであることを特徴とする。
第1発明によれば、能動針電極の先端部を発熱させ、この高温および電気エネルギーで歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させて、骨芽細胞を活性化させる。このようにして細菌を死滅させ骨芽細胞を活性化させると根尖病変が治癒機転を起こし、歯槽骨を再生させることができる。
第2発明によれば、能動針電極の先端部を歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に届かせて能率よく加熱治療を施すことができる。
第3発明によれば、能動針電極の先端部が届かなくても根管狭窄部にある歯髄、歯根を加熱治療することができる。
第4発明によれば、1回~数回のワンショット通電を行うと、それで治療が終了し、通電治療後は詰め物で根管を封鎖する。よって、何日も通院する必要はなく数回の通院で治療を終えることができる。
本発明の歯槽骨再生装置Aの説明図である。 能動針電極Bの説明図である。 本発明に係る能動針電極Bの使用方法の説明図である。 本発明に係る能動針電極Bの使用方法の説明図である。 本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療結果を示す表である。 本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療結果を示す写真である。 従来の根尖病変治療装置の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明に係る歯槽骨再生装置の使用方法を説明する前に、歯槽骨再生装置A自体をまず説明する。
(歯槽骨再生装置A)
図1に示すように、本発明の歯槽骨再生装置Aは、能動針電極Bと、これに通電する通電制御器Cからなる。この歯槽骨再生装置Aでは、能動針電極Bを歯槽骨に差し込み、人の口に取付けた対極10との間に通電制御器Cにより通電して治療に用いられる。以下、各部材を詳述する。
図1に示す能動針電極Bは、図2の(A)および(B)に示すように電極1と被覆2とハンドル部3とからなる。
ハンドル部3は電極1の基部に形成されている。ハンドル部3の材料は、通電時に手に熱を伝えない材料が用いられ、指先で持ちやすいように形成される。
電極1は、通電により発熱する金属であって、腐食せず生体適合性の高いものが用いられる。そのような金属としては、ステンレススチールやニッケルチタンなどを例示できる。
電極1の長さは、25.0~41.0mmの範囲が好ましく、31.0mm位が最も好ましい。この長さであると、歯の根管を通し歯根周囲まで深く、電極1の先端部4を届かすことができる。一方、25.0mmより短いと歯根周囲まで届かず歯の再生治療を行うことができない。逆に41.0mmより長いと、能動針電極の湾曲、破折などの問題を生じ、扱いにくくなる。
電極1の直径は、0.08~1.36mmが好ましく、0.10mm位が最も好ましい。この直径であると、歯の根管に無理なく通すことができ、治療に必要な発熱もさせやすい。0.08mmより外径が小さいと剛性が低くなり、折れやすく、扱いにくくなる。逆に1.36mmより大きいと、根管を通しにくかったり、充分な発熱量が得られない。
電極1は、基端から先端に至るまで同径のパラレル状のものと、基部が太く先端が細いテーパ状のものとがある。テーパ状のものは先端ほどしなりやすくなって歯の根管に通しやすくなる。テーパは、1/100~6/100が好ましく、とくに2/100位が適当である。なお、基部が細く先端の方が太い逆テーパ状の電極1も使用可能である。
電極1は、基部から先端まで断面が円形、四角形、または三角形のままの針状であってもよいが、スパイラル状のものであってもよい。スパイラル状のものとしては、針状部材の外周に溝をスパイラル状に形成したものでもよく、さらに薄帯板をスパイラル状に巻き付けたものでもよい。
スパイラル状に形状した場合は、後述する被覆2が密着しやすく、被覆2が勝手に剥がれるのを防止できるメリットがある。
被覆2は、前記電極1の外周に形成されており、その目的は発熱部位を限定することにある。
被覆2の材料には絶縁性のある材料、すなわち絶縁体が用いられる。絶縁体としてはとくに制限なく種々のものが用いられるが、加工の容易性からは樹脂製のものが好ましい。樹脂製の絶縁体は絶縁機能を有する樹脂であれば、どのような樹脂であってもよいが、シリコン樹脂、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、パリレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などを例示できる。
電極1における発熱させる場所は先端部4であるので、使用時には先端部4に被覆2があってはならない。
したがって、図2(A)に示すように、被覆2を最初から電極1の先端部4を除き、残りの部分に形成しておくタイプと、図2(B)に示すように、電極1の先端部4を含めて被覆を形成しておき、使用時に先端部4の被覆を剥ぎ取るようにするタイプのいずれかが用いられる。いずれを用いるかは任意である。
図1に示す通電制御器Cは、直流または交流の電源(たとえば、家庭用100V電源)に接続して、歯槽骨再生装置Aに通電する機器であって、公知の電気回路で構成されている。この通電制御器Cは、能動針電極Bに対し面積あるいは体積の大きい対極10とセットで用いられる。
通電制御器Cに、能動針電極Bと対極10を接続して、電極1を歯槽骨に差し込み、人の口に対極10を取付けて通電すると、口の中の水分を介して電極1の先端部4→根尖病変部S→歯根膜腔→歯肉→頬粘膜→対極10と電流が流れる。すると電極1の先端部4で発熱し、その熱が治療しようとする歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に伝えられる。
治療時には、電極1の発熱温度は40~80℃位にするのが好ましく、そのため、ステンレス製で上記寸法の電極1であると、80mAの電流を流せばよいが、これは家庭用100V電源で実現できる。
図1に示す対極10の形状は任意であって、板状や棒状のものが特に制約なく使用される。対極10を治療する歯と同側の口角に引っ掛けるためフック11が用いられるが、フック11の形状も任意である。また、フック以外の任意の器具を用いてもよい。
一方、電極1の根元には、通電線を固定するクリップ12が止められる。そして、対極10とクリップ12との間には通電線を介して通電制御器Cが接続されている。
なお、図1に示す電極1は被覆層2を有するものであるが、図の煩雑を避けるため符号2は記入していない。また、符号5は電極1の挿入を案内するガイドスリーブであるが、ガイドスリーブ5の使用は任意である。
(使用方法)
本発明の歯槽骨再生装置Aの使用法を、図1および図3に基づき説明する。
図3において、Tは歯、Pは根管、Sは病変部である。図示のごとく、能動針電極Bの電極1は歯Tの根管Pを通して病変部Sまで差し込まれる。つまり、電極1の先端は病変部Sに届いている。電極1は長く細いので、このように病変部Sまで届かせることができる。
また、根管Pが曲っていても、電極1が細く湾曲しやすいことから根管Pの奥深く差し込むことができ、病変部Sまでの根管Pの長さが長くても、電極1自体が充分な長さを有しているので、電極1の先端を病変部Sに届かせることができる。
(第1の使用方法)
図3に示すように、病変部Sに届かせた電極1の先端部4を発熱させると、この高温および電気エネルギーで歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させて、骨芽細胞を活性化させることができる。このように細菌を死滅させ、骨芽細胞を活性化させると根尖病変が治癒機転を起こし、歯槽骨を再生させることができる。
上述した使用法において、図2(B)の能動針電極Bを使う場合は、電極1から被覆2の一部を剥がし取り先端部4をたとえば1.0~3.0mm程度露出させると、その部位のみ歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に熱を伝達させることができる。図2(A)の能動針電極Bを使う場合は、そのまま使用できる。
通常は、電極1の先端部4から発熱するので、電極1自体の差し込み位置を深くしたり浅くしたりして、治療部位を変えていく。さらに、先端部4の差し込み位置を少しずつ変えて、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の違う部位に加熱治療を施すことができる。
「歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部」の意味は、歯髄、歯根、歯周組織、または病変部のうちの、いずれか一つを含む場合、いずれか二つを含む場合、いずれか三つを含む場合のほか、四つ全てを含む場合も対象となることを意味している。
上記のように加熱部位を狭い範囲に限定することで、生体への為害作用を防止して、病変部を治療することができる。
(第2の使用方法)
図4(A)において、Tは歯で、Pは根管を示している。同図に示すPiは感染した歯髄である。Sは根管狭窄部である。
図4(B)に示すように、電極1を根管Pに差し込む。そのうえで、通電制御器Cによって電極1と対極10の間で通電することにより、電極1の先端部4も発熱するが、電極1の先端部4から離れたところにある根管狭窄部Sでもジュール熱が発生する。すなわち、根管狭窄部Sでは、電子と陽イオンの衝突が激しくなるので、電極1の先端部4から離れていても、ジュール熱が発生する。このように発生した熱により根管狭窄部Sにある歯髄、歯根を加熱治療することができる。
(通電の方法)
上記第1の使用方法および第2の使用方法に共通するが、通電はトーンバースト波を用いてのワンショット通電が好ましい。
通電波形については、連続波よりトーンバースト波を用いるのが好ましい。連続波の電流を流すと組織は切開されるが、断続波形であるトーンバースト波を流すと組織は熱凝固するからである。本明細書にいうトーンバースト波とは、半波方形型の波形であり、各波形が断続したものをいい、アーク放電が発生しやすく放電個所近辺に蓄積されるという特徴がある。
ワンショット通電とは、たとえば、ワット数は20W±10%で、10パルス/0.1sの条件で短時間、たとえば1秒間通電することをいう。このワンショット通電では、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の温度が40~120℃位まで上昇するが、温度および電気エネルギーによって殺菌される。これにより骨芽細胞が活性化され、それが骨再生につながる。
上記のワンショット通電は、病変部S(骨吸収部)に対して、1~2mm間隔で行う。つまり、病変部が深さ18mmあるとすると、その部分に1.0~2.0mm間隔位を離して、次々とワンショット通電するので、6~7ショットの通電が行われる。病変部が8mm位の深さであると、4回のワンショット通電を行い、病変部が2mm直径であると、1回のワンショット通電を行う。
この治療法は、1回~数回の通電を行うと、それで終了し、通電治療後は、詰め物で根管を封鎖する。よって、何日も通院する必要はなく、数回の通院で治療が完了する。この治療は病変部Sに対して行ったものであるが、歯髄、歯根、歯周組織に対しても同様の治療効果が認められる。
本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療では、下記の2つの理由により、早期に骨再生が可能となる。
1)殺菌作用
歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させることにより、骨の吸収を抑制させる。
2)骨芽細胞の活性化
骨芽細胞といわれる骨を作る細胞の増殖を促進する。
つぎに、本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療例に基づき、骨再生効果を説明する。
(治療条件)
通法の歯内療法によっては、臨床症状が寛解されない難治性根尖病変を有する歯および歯槽骨吸収が著明で咬合力負担が不可能な歯を有する患者に対し、本発明の歯槽骨再生装置Aを用いて治療した。
(結果)
その治療結果を図5の表に示す。
表の氏名欄には、治験者43名の氏名をアルファベットの頭文字で示した。「病変」とは、歯根の周囲の骨が溶けてできた空洞を意味し、CT撮影時の最大径からユークリッドの距離を算出し、病変サイズの変化を比較した。通電は、いずれも500kHz×1秒の条件で行い、ショット数は(病変最大径÷2)である。
図5の表に示すように、全治験者43名のうち、40名(93%)の病変が縮小しており、治療効果が有効であることが分かる。
図6は、図5のNo.3の患者の歯槽骨を示す写真であり、左側は術前、右側は術後4年8カ月後を示す。術前の写真では灰色に写っている病変部が、術後の写真では白くはっきりした形状になって写っている。この対比から明らかなように、径14.9×10.2×19.4mmの病変が消失しており、歯槽骨の再生があったことが認められる。
1 電極
2 被覆
3 ハンドル部
4 先端部
A 歯槽骨再生装置
B 能動針電極
C 通電制御器
本発明は、歯槽骨再生装置の作動方法に関する。さらに詳しくは、細菌により吸収された歯槽骨を健全な状態に再生させる治療器具としての歯槽骨再生装置の作動方法に関する。
人の歯の構造は、歯牙の根元が歯槽骨にとり囲まれ、歯槽骨によって支持され、顎骨の骨体部に結合されている。また、歯肉は歯槽骨の上部で歯牙をとり囲んでいる。人の歯が虫歯を病み、歯の神経に到達した細菌が根管を通って歯根周囲に到達すると、歯槽骨に病原因子を放出して、骨を溶かし吸収する。これを根尖病変という。
根尖病変により歯槽骨が吸収されていくと、歯は歯槽骨による支持力を失って動揺する。そして、歯槽骨が歯根の2/3まで、あるいは骨吸収が8mmまで細菌により吸収されると、抜歯となるのが、現状の治療法である。
しかしながら、いったん抜歯すると、二度と歯を再生できないので、抜歯しないで治療できれば、その方が好ましい。
根尖病変を治療するための従来技術としては、特許文献1がある。
この従来技術は、図7に示すように、病んだ歯の脈管神経束を治療して失活させるための装置(10)であり、歯に在る開口に挿入する針の形状を成す第1電極(100)と、患者の身体に取付けるための第2電極(64)及びこの第2電極(64)に電気的接続する手握用ニュートラルハンドル(60)との間に電気的に接続する電気回路からなる。この電気回路は、第1電極(100)に接触する脈管神経束を破壊あるいは凝集させる高周波パルスを生成するRFパルサ部とを備え、第2電極(64)を患者の唇に取付けて、歯の歯根尖に繋がる根管で案内される第1電極(100)の先端位置の計測をして、高周波パルスを前記RFパルサ部から第1電極(100)に送出するものである。
しかるに、上記従来技術では、歯髄を失活させるだけで、根尖病変を治癒することはできない。
特許第4041165号公報
本発明は上記事情に鑑み、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を滅菌し、骨芽細胞を活性化させることによって、歯槽骨の再生治療が可能な歯槽骨再生の作動方法を提供することを目的とする。
第1発明の歯槽骨再生装置の作動方法は、電極を有する能動針電極と、該能動針電極に通電する通電制御器とからなる歯槽骨再生装置の作動方法であって、前記通電制御器が、歯槽骨の根管内に挿入された前記能動針電極の電極と、人の口に取付けられた対極の間で通電させることで前記能動針電極の先端部発熱させた熱を、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に伝達させるための通電信号を発生するように制御することを特徴とする。
第2発明の歯槽骨再生装置の作動方法は、第1発明において、前記能動針電極の先端部が、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に届いた状態で、前記通電制御器が、能動針電極の先端部発熱させた熱を直接歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に伝達させるための通電信号を発生するように制御することを特徴とする。
第3発明の歯槽骨再生装置の作動方法は、第1発明において、前記能動針電極の電極歯槽骨の根管内に挿入された状態で、前記通信制御器が、前記能動針電極の先端部発熱させ、該先端部から離れた根管狭窄部で発生するジュール熱前記根管狭窄部に伝達させるための通電信号を発生するように制御することを特徴とする。
第4発明の歯槽骨再生装置の作動方法は、第1発明において、前記通電制御器が、トーンバースト波の電流を用いてワンショット通電するように通電信号を発するものであることを特徴とする。
第1発明によれば、能動針電極の先端部を発熱させ、この高温および電気エネルギーで歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させて、骨芽細胞を活性化させる。このようにして細菌を死滅させ骨芽細胞を活性化させると根尖病変が治癒機転を起こし、歯槽骨を再生させることができる。
第2発明によれば、能動針電極の先端部を歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に届かせて能率よく加熱治療を施すことができる。
第3発明によれば、能動針電極の先端部が届かなくても根管狭窄部にある歯髄、歯根を加熱治療することができる。
第4発明によれば、1回~数回のワンショット通電を行うと、それで治療が終了し、通電治療後は詰め物で根管を封鎖する。よって、何日も通院する必要はなく数回の通院で治療を終えることができる。
本発明の歯槽骨再生装置Aの説明図である。 能動針電極Bの説明図である。 本発明に係る能動針電極Bの作動方法の説明図である。 本発明に係る能動針電極Bの作動方法の説明図である。 本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療結果を示す表である。 本発明の歯槽骨再生装置Aを用いた治療結果を示す写真である。 従来の根尖病変治療装置の説明図である。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
本発明に係る歯槽骨再生装置の作動方法を説明する前に、歯槽骨再生装置A自体をまず説明する。
(歯槽骨再生装置A)
図1に示すように、本発明の歯槽骨再生装置Aは、能動針電極Bと、これに通電する通電制御器Cからなる。この歯槽骨再生装置Aでは、能動針電極Bを歯槽骨に差し込み、人の口に取付けた対極10との間に通電制御器Cにより通電して治療に用いられる。以下、各部材を詳述する。
図1に示す能動針電極Bは、図2の(A)および(B)に示すように電極1と被覆2とハンドル部3とからなる。
ハンドル部3は電極1の基部に形成されている。ハンドル部3の材料は、通電時に手に熱を伝えない材料が用いられ、指先で持ちやすいように形成される。
電極1は、通電により発熱する金属であって、腐食せず生体適合性の高いものが用いられる。そのような金属としては、ステンレススチールやニッケルチタンなどを例示できる。
電極1の長さは、25.0~41.0mmの範囲が好ましく、31.0mm位が最も好ましい。この長さであると、歯の根管を通し歯根周囲まで深く、電極1の先端部4を届かすことができる。一方、25.0mmより短いと歯根周囲まで届かず歯の再生治療を行うことができない。逆に41.0mmより長いと、能動針電極の湾曲、破折などの問題を生じ、扱いにくくなる。
電極1の直径は、0.08~1.36mmが好ましく、0.10mm位が最も好ましい。この直径であると、歯の根管に無理なく通すことができ、治療に必要な発熱もさせやすい。0.08mmより外径が小さいと剛性が低くなり、折れやすく、扱いにくくなる。逆に1.36mmより大きいと、根管を通しにくかったり、充分な発熱量が得られない。
電極1は、基端から先端に至るまで同径のパラレル状のものと、基部が太く先端が細いテーパ状のものとがある。テーパ状のものは先端ほどしなりやすくなって歯の根管に通しやすくなる。テーパは、1/100~6/100が好ましく、とくに2/100位が適当である。なお、基部が細く先端の方が太い逆テーパ状の電極1も使用可能である。
電極1は、基部から先端まで断面が円形、四角形、または三角形のままの針状であってもよいが、スパイラル状のものであってもよい。スパイラル状のものとしては、針状部材の外周に溝をスパイラル状に形成したものでもよく、さらに薄帯板をスパイラル状に巻き付けたものでもよい。
スパイラル状に形状した場合は、後述する被覆2が密着しやすく、被覆2が勝手に剥がれるのを防止できるメリットがある。
被覆2は、前記電極1の外周に形成されており、その目的は発熱部位を限定することにある。
被覆2の材料には絶縁性のある材料、すなわち絶縁体が用いられる。絶縁体としてはとくに制限なく種々のものが用いられるが、加工の容易性からは樹脂製のものが好ましい。樹脂製の絶縁体は絶縁機能を有する樹脂であれば、どのような樹脂であってもよいが、シリコン樹脂、フッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、パリレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などを例示できる。
電極1における発熱させる場所は先端部4であるので、使用時には先端部4に被覆2があってはならない。
したがって、図2(A)に示すように、被覆2を最初から電極1の先端部4を除き、残りの部分に形成しておくタイプと、図2(B)に示すように、電極1の先端部4を含めて被覆を形成しておき、使用時に先端部4の被覆を剥ぎ取るようにするタイプのいずれかが用いられる。いずれを用いるかは任意である。
図1に示す通電制御器Cは、直流または交流の電源(たとえば、家庭用100V電源)に接続して、歯槽骨再生装置Aに通電する機器であって、公知の電気回路で構成されている。この通電制御器Cは、能動針電極Bに対し面積あるいは体積の大きい対極10とセットで用いられる。
通電制御器Cに、能動針電極Bと対極10を接続して、電極1を歯槽骨に差し込み、人の口に対極10を取付けて通電すると、口の中の水分を介して電極1の先端部4→根尖病変部S→歯根膜腔→歯肉→頬粘膜→対極10と電流が流れる。すると電極1の先端部4で発熱し、その熱が治療しようとする歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に伝えられる。
治療時には、電極1の発熱温度は40~80℃位にするのが好ましく、そのため、ステンレス製で上記寸法の電極1であると、80mAの電流を流せばよいが、これは家庭用100V電源で実現できる。
図1に示す対極10の形状は任意であって、板状や棒状のものが特に制約なく使用される。対極10を治療する歯と同側の口角に引っ掛けるためフック11が用いられるが、フック11の形状も任意である。また、フック以外の任意の器具を用いてもよい。
一方、電極1の根元には、通電線を固定するクリップ12が止められる。そして、対極10とクリップ12との間には通電線を介して通電制御器Cが接続されている。
なお、図1に示す電極1は被覆層2を有するものであるが、図の煩雑を避けるため符号2は記入していない。また、符号5は電極1の挿入を案内するガイドスリーブであるが、ガイドスリーブ5の使用は任意である。
作動方法)
本発明の歯槽骨再生装置Aの作動方法を、図1および図3に基づき説明する。
図3において、Tは歯、Pは根管、Sは病変部である。図示のごとく、能動針電極Bの電極1は歯Tの根管Pを通して病変部Sまで差し込まれる。つまり、電極1の先端は病変部Sに届いている。電極1は長く細いので、このように病変部Sまで届かせることができる。
また、根管Pが曲っていても、電極1が細く湾曲しやすいことから根管Pの奥深く差し込むことができ、病変部Sまでの根管Pの長さが長くても、電極1自体が充分な長さを有しているので、電極1の先端を病変部Sに届かせることができる。
(第1の作動方法)
図3に示すように、病変部Sに届かせた電極1の先端部4を発熱させると、この高温および電気エネルギーで歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させて、骨芽細胞を活性化させることができる。このように細菌を死滅させ、骨芽細胞を活性化させると根尖病変が治癒機転を起こし、歯槽骨を再生させることができる。
上述した作動方法において、図2(B)の能動針電極Bを使う場合は、電極1から被覆2の一部を剥がし取り先端部4をたとえば1.0~3.0mm程度露出させると、その部位のみ歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に熱を伝達させることができる。図2(A)の能動針電極Bを使う場合は、そのまま使用できる。
通常は、電極1の先端部4から発熱するので、電極1自体の差し込み位置を深くしたり浅くしたりして、治療部位を変えていく。さらに、先端部4の差し込み位置を少しずつ変えて、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の違う部位に加熱治療を施すことができる。
「歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部」の意味は、歯髄、歯根、歯周組織、または病変部のうちの、いずれか一つを含む場合、いずれか二つを含む場合、いずれか三つを含む場合のほか、四つ全てを含む場合も対象となることを意味している。
上記のように加熱部位を狭い範囲に限定することで、生体への為害作用を防止して、病変部を治療することができる。
(第2の作動方法)
図4(A)において、Tは歯で、Pは根管を示している。同図に示すPiは感染した歯髄である。Sは根管狭窄部である。
図4(B)に示すように、電極1を根管Pに差し込む。そのうえで、通電制御器Cによって電極1と対極10の間で通電することにより、電極1の先端部4も発熱するが、電極1の先端部4から離れたところにある根管狭窄部Sでもジュール熱が発生する。すなわち、根管狭窄部Sでは、電子と陽イオンの衝突が激しくなるので、電極1の先端部4から離れていても、ジュール熱が発生する。このように発生した熱により根管狭窄部Sにある歯髄、歯根を加熱治療することができる。
(通電の方法)
上記第1の作動方法および第2の作動方法に共通するが、通電はトーンバースト波を用いてのワンショット通電が好ましい。
通電波形については、連続波よりトーンバースト波を用いるのが好ましい。連続波の電流を流すと組織は切開されるが、断続波形であるトーンバースト波を流すと組織は熱凝固するからである。本明細書にいうトーンバースト波とは、半波方形型の波形であり、各波形が断続したものをいい、アーク放電が発生しやすく放電個所近辺に蓄積されるという特徴がある。
ワンショット通電とは、たとえば、ワット数は20W±10%で、10パルス/0.1sの条件で短時間、たとえば1秒間通電することをいう。このワンショット通電では、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の温度が40~120℃位まで上昇するが、温度および電気エネルギーによって殺菌される。これにより骨芽細胞が活性化され、それが骨再生につながる。
上記のワンショット通電は、病変部S(骨吸収部)に対して、1~2mm間隔で行う。つまり、病変部が深さ18mmあるとすると、その部分に1.0~2.0mm間隔位を離して、次々とワンショット通電するので、6~7ショットの通電が行われる。病変部が8mm位の深さであると、4回のワンショット通電を行い、病変部が2mm直径であると、1回のワンショット通電を行う。
この治療法は、1回~数回の通電を行うと、それで終了し、通電治療後は、詰め物で根管を封鎖する。よって、何日も通院する必要はなく、数回の通院で治療が完了する。この治療は病変部Sに対して行ったものであるが、歯髄、歯根、歯周組織に対しても同様の治療効果が認められる。
本発明に係る歯槽骨再生装置Aの作動方法を用いた治療では、下記の2つの理由により、早期に骨再生が可能となる。
1)殺菌作用
歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部の細菌を死滅させることにより、骨の吸収を抑制させる。
2)骨芽細胞の活性化
骨芽細胞といわれる骨を作る細胞の増殖を促進する。
つぎに、本発明に係る歯槽骨再生装置Aの作動方法を用いた治療例に基づき、骨再生効果を説明する。
(治療条件)
通法の歯内療法によっては、臨床症状が寛解されない難治性根尖病変を有する歯および歯槽骨吸収が著明で咬合力負担が不可能な歯を有する患者に対し、本発明に係る歯槽骨再生装置Aの作動方法を用いて治療した。
(結果)
その治療結果を図5の表に示す。
表の氏名欄には、治験者43名の氏名をアルファベットの頭文字で示した。「病変」とは、歯根の周囲の骨が溶けてできた空洞を意味し、CT撮影時の最大径からユークリッドの距離を算出し、病変サイズの変化を比較した。通電は、いずれも500kHz×1秒の条件で行い、ショット数は(病変最大径÷2)である。
図5の表に示すように、全治験者43名のうち、40名(93%)の病変が縮小しており、治療効果が有効であることが分かる。
図6は、図5のNo.3の患者の歯槽骨を示す写真であり、左側は術前、右側は術後4年8カ月後を示す。術前の写真では灰色に写っている病変部が、術後の写真では白くはっきりした形状になって写っている。この対比から明らかなように、径14.9×10.2×19.4mmの病変が消失しており、歯槽骨の再生があったことが認められる。
1 電極
2 被覆
3 ハンドル部
4 先端部
A 歯槽骨再生装置
B 能動針電極
C 通電制御器

Claims (4)

  1. 電極を有する能動針電極と、該能動針電極に通電する通電制御器とからなる歯槽骨再生装置を用い、
    前記能動針電極の電極を歯槽骨の根管内に挿入すると共に、対極を人の口に取付け、
    前記通電制御器によって前記能動針電極と前記対極の間で通電することにより、前記能動針電極の先端部を発熱させて、歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を殺菌する
    ことを特徴とする歯槽骨再生装置の使用方法。
  2. 前記能動針電極の先端部を歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部に届かせて、能動針電極の先端部を発熱させて、直接その熱により歯髄、歯根、歯周組織および/または病変部を殺菌する
    ことを特徴とする請求項1記載の歯槽骨再生装置の使用方法。
  3. 前記能動針電極の電極を歯槽骨の根管内に挿入した状態で、前記能動針電極の先端部を発熱させ、該先端部から離れた根管狭窄部で発生するジュール熱により前記根管狭窄部を殺菌する
    ことを特徴とする請求項1記載の歯槽骨再生装置の使用方法。
  4. 前記通電制御器が、トーンバースト波の電流を用いてワンショット通電するものである
    ことを特徴とする請求項1記載の歯槽骨再生装置の使用方法。
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