JP2009515640A - 歯根尖病巣の除去のために特に有用な切除装置 - Google Patents

歯根尖病巣の除去のために特に有用な切除装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 歯の歯根管の頂点の歯根尖病巣を除去するための装置を提供する。
【解決手段】 この装置は:(a)歯の穴を通して歯根管中への導入;(b)それを通して歯根尖病巣と接触するように頂点を通して突出させる運動;及び(c)歯根尖病巣と接触しながらそれを切除により除去するための回転;のために寸法決定されかつ構成された切除装置を含む。切除装置は套管とその中で可動なフィラメントを含み、フィラメントは歯根尖病巣と接触させられ、フィラメントの回転によるその切除のための突出する曲がった端部を構成する。切除装置は套管と套管内にありかつ套管の一端に一端を固定されたフィラメントを含み、套管は複数のスリットを形成されているので、套管のその固定端に向けての変位がそのスリットに沿って套管の回転で歯根尖病巣組織を切除するのに効果的な外向きにたわんだ表面を生成する。
【選択図】 図3e−f

Description

本発明は、人の身体の選ばれた組織を除去するための切除装置に関する。本発明は、歯根尖病巣を除去するために特に有用であり、従って以下この用途に関して述べられるが、本発明は、骨組織等のような他のタイプの組織を除去するためにも使用されることができることは理解されるであろう。
用語「切除(ablating)」装置は、いかなる形の組織除去も含むように、例えば切除、切断、削合、やすり掛け、等によるものも含むように、その最も広い観点で使用される。歯根尖病巣は、歯根の先端を取り囲むまたは取り巻く病巣である。
歯は、歯冠と歯を顎骨内に固定する一つ以上の歯根とから構成される。エナメル質とぞうげ質から作られた歯冠は、歯髄を含む歯髄室を取り囲み、歯根管(単数または複数)まで延びる。歯根管は歯根の先端(頂点)で「歯根尖孔」と名づけられた開口を通して開口する。深部窩洞、割れた修復材、または割れた歯は歯髄感染または損傷を導きうる。これはまた、歯髄炎症及び感染に導き、それらは歯根管まで広がることがあり、しばしば特に熱いまたは冷たい食物に対し過敏性と傷みを起こす。もしこの段階で治療しなかったら、そのとき歯髄は壊死し、感染することとなる。歯根尖孔を通して歯根管から出る細菌は隣接または遠方組織中に広がることができる。それを防ぐために、宿主は歯根尖孔周りに炎症性反応を増大し、それは局所的骨破壊をもたらす。このように形成された病巣は一般的に「歯根尖病巣」と名づけられる。
歯根尖病巣はまた、前の歯根管治療(以下に詳述)がその細菌排除の主な仕事を適切に実行するのがうまくいかなかったとき、または前の歯根管充填及び/または冠修復が漏れ、従って細菌が歯根管を再汚染させるとき、発現しうる。
治療は、病変、損傷または壊死した歯髄、または汚染した歯根管充填材を除去すること、歯髄室及び歯根管の清浄化造形及び殺菌、それに続く歯根管充填によるそれらの封止とその後の歯冠の充填または修復を含む。典型的には、一般的に歯冠及びぞうげ質を通して、歯髄室中への開口が作られ、歯髄または壊死/感染組織、または感染歯根管充填材が歯内治療学やすりを用いて除去される。歯髄室及び歯根管は次いで清浄化され、造形されかつ封止される。
感染を防止しかつ/または根絶するために、水酸化カルシウムのような防腐薬が封止前に歯髄室及び歯根管に付与され、それらを殺菌するために約2週間の期間の間そこに保持されることができる。次の歯科訪問まで歯根管の再感染を防止するために、そしてたぶん咀嚼表面を修復するために、歯を保護するように、歯冠開口は一時的に例えばIRM,GCFuji9、またはKetamolarにより充填されることができる。
一時的充填の除去及び防腐薬投薬に続いて、歯髄室及び歯根管は清浄化され、歯根管充填材により充填される。アマルガム、通常の複合物または歯冠のような永久充填材が次いで使用されて歯の咀嚼表面を修復する。
これに代えて、歯根管の清浄化及び再造形、及び薬剤の投与の後に、歯根管は歯根管の根尖点までガッタパーチャまたはペーストのような歯根充填材料で充填されることができる。歯髄室は次いで一時的充填材または封止層で充填されることができる。次回の歯科訪問時に、一時的充填材、並びに歯根管充填材のいくらかが除去され、ポスト(合釘とも呼ばれる)が歯髄室及び歯根管内に配置され、歯科セメント、例えば複合セメント、亜鉛−リン酸塩セメント、または別のセメントまたは封止剤を用いて所定場所に固結される。
ポストは歯科合金のような金属から、石英、強化炭素繊維から、または別の好適な材料から形成されることができる。ポストはある程度硬くするか又は柔軟にすることができる。二つ以上の歯根管が治療される場合には、一つ以上のポストが使用されることができる。
ポストは工程時に予備製作されかつ造形されることができる。これに代えて、歯根管及び残留歯及び歯髄室の一つの型が歯科診療所内で取られ、歯科実験室に送られ、その型に基づいて金属鋳造ポストがあつらえられることができる。
一般的に、上述の治療手法は、病変歯髄を除去し、歯髄室と歯根管を清浄化して封止する歯内治療医、歯冠を充填しまたは修復する補てつ専門歯科医、及び補てつ専門歯科医により調製された型に基づいた修復歯冠を調製する歯科技術者により実施される。それにもかかわらず、全ての上記手法は一般開業医である歯科医により実行されることができ、かつ一般的に実行される。
歯根管感染はまた、歯根頂点(歯根尖)周りの病巣(例えば膿瘍、肉芽腫、または歯根嚢胞)の形成に導きうる。歯根尖病巣は典型的には上述の手法に従って治療される。かかる治療は一般的に成功し、歯根尖病巣の治癒をもたらすけれども、歯根管治療が失敗するか、それを利用できないか、または治癒を促進することが望ましい場合には、根尖切除外科手術が一般的に使用される。
根尖切除は、歯根先端が歯肉及び顎骨を通して直接外科手術的に接近される手法である。歯根尖病巣の肉芽組織が除去され、歯根先端が幾つかの方法のいずれか一つを通して切除され、清浄化されかつ封止される。
広く実施されているが、根尖切除は侵襲性の外科手術手法であり、それ自体一般的に術後疼痛、腫大及び合併症を伴う。加えて、それは神経、軟組織、骨及び隣接歯への感染及び損傷の危険を持つ。更に、幾つかの歯は外科手術的に接近しにくいかまたは接近不可能であり(例えば上大臼歯の口蓋根)、それ自体、この手法は幾つかの歯根尖病巣では利用されることができない。最後に、この手法はしばしば修復された歯冠及び架工義歯周りの歯肉の後退及び瘢痕のような美的問題をもたらす。
先に示したように、本発明は歯根尖病巣を除去するための装置で特に有用であるが、本発明はまた、他のタイプの組織の除去のための切除装置で使用されることができる。
多くの異なるタイプの切除装置が人体から組織を除去するために知られている。切除装置は最小限度に侵襲的な腹腔鏡的または内視鏡的手法でますます使用されている。というのもそれらは非常に正確な方法で小さな身体開口を通して組織の選択的分離及び除去を可能とするからである。
一般的に、異なる手法は異なる切除装置を必要とし、それぞれは特定の場所での特定の組織の切除のために適合している。幾つかの装置は組織を切除しかつ除去するために繰返し身体に挿入されかつ身体から除去される必要があり、一方で他の装置はアスピレーション機構のような組織収集機構を組込むかまたは採用する。
手動切除装置は典型的には、身体の外側から切断ヘッドを操作するためのレバーで終わる細長い部材上に配置された手動で操作されるはさみ状切断ヘッドを採用する。
動力付き組織切除装置は典型的には例えば膝または肩関節上で実施される関節鏡手法で使用される。かかる関節鏡手法で使用される動力付き組織切除装置は細長い外管部材内で周期的に動く(例えば回転する)ように置かれた細長い中空内管部材として設計されている。内管部材はその遠位端に切断装置を備えており、外管部材は内管部材の切断装置が外部窓を通して提供される希望の組織を切除することを可能とする窓または他の開口を備えている。関節鏡手法時に、関節組織の拡大を与えかつその可視化を強化するために関節は流体媒体で膨張させられる。切除された組織は流体中に浮遊したままであり、減圧が適用されて切除された組織を関節から吸い出す。かかる吸引は同様に周囲流体を必然的に除去するので、関節を通しての連続流体流が透明な破片のない視野を維持するために必要である。
切除(resection or ablating)装置の多くの例が業界で知られている。例えば米国特許5456689,5779662,6632223,6632227,6540747及び6746451を参照されたい。かかる装置は上で引用した米国特許6540747及び6746451に記載されているように種々の外科手術手法で使用されている。しかし、それらは今まで我々の知る限りでは歯根尖病巣を除去するために使用されておらず、従って本発明による歯根尖病巣の除去に使用するために設計されていない。
本発明の一つの目的は、現時点で使用される典型的な治療による歯肉及び顎骨を通しての切断なしに歯根尖病巣を除去するために特に有用な装置を提供することである。本発明の別の目的は、歯根尖病巣を除去するために特に有用であるが、他の形の組織を除去するために、例えば骨折の治療または予防で骨組織を採取するために、関節癒合を促進するために、インプラント固定を強化するために、病変組織の除去、等のためにも使用されることができる切除装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、歯根の頂点の歯根尖病巣を除去するための装置が提供され、それは:(a)歯を通る開口を介して歯根管中へ導入し、(b)それを通して動かして歯根尖孔から突出させ、歯根尖病巣と接触させ、及び(c)歯根尖病巣と接触しながら回転して病巣を切除により除去する、ために寸法決定されかつ構成された回転切除装置を含む。
歯根尖病巣を除去するためのかかる装置の使用は、患者の歯肉及び顎骨を通しての切断を含む実在する除去手法に対して多数の重要な利点を提供する。従って、それは実在する手法に通常同伴される術後疼痛、腫大及び合併症の可能性を減らす。加えて、それは実在する手法に比べると神経、軟組織、骨及び隣接歯への感染及び損傷の危険を減らす。更に、それは実質的に全ての歯のために利用されることができ、かつ実在する手法の歯肉の後退及び瘢痕のような美的問題の可能性を減らす。
本発明の多数の実施態様が例示の目的のために以下に述べられる。幾つかの述べられた実施態様では、切除装置は、歯を通る開口を介して歯根管中へ導入するためにかつそれを通して歯根管の頂点まで動くために寸法決定されかつ構成された套管、及びフィラメントの回転により病巣を切除するために歯根尖病巣と接触させられる曲がった突出端を構成するように頂点から突出する長さの套管内のフィラメントを含む。
これらの述べられた実施態様の更なる特徴によれば、この装置は歯根尖病巣の切除により生成した破片を引き出すための吸引装置を更に含む。フィラメントは中空であることができ、その場合吸引装置は中空フィラメントを介して破片を除去する。これに代えて、フィラメントはフィラメントと套管の間に空間を構成するように套管の内径より小さな外径を持つことができ、そこでは吸引装置は破片をその空間を介して除去する。
フィラメントの曲がった突出端はポリマー材料または金属からなることができる。好ましくは、装置は少なくとも二つのかかる切除装置を含み、一つは病巣を細かく切り刻むためにフィラメントの回転であらく切除することができる金属のフィラメントを含む。他は第一の切除装置が使用された後に切除により歯根尖病巣をより細かい粒子に更に切り刻むことができるポリマー材料のフィラメントを含み、かくして粒子は歯根尖孔を介して除去されることができる。
更なる特徴によれば、フィラメントはそのX−線探索を可能とするために放射線不透明なマーカーを含むことができる。好ましくは、フィラメントの曲がった突出端はフィラメント長の5〜20%を構成する。フィラメントがポリマーからなるとき、それは好ましくは生分解性材料から作られる。
本発明の別の実施態様が記述されており、そこでは切除装置は近位端と遠位端を持つ套管を含む。套管は歯内の中空部を介して歯根管中に導入するために及び歯根管の頂点を通してその遠位の一端を突出するようにそれを通して動かすために寸法決定されかつ構成されている。切除装置はその遠位端で套管の遠位端に固定された套管内にフィラメントを更に含む。套管はその遠位端に複数のスリットを持つように形成されており、それらのスリットは套管の縦軸に関して略軸方向に延びる。套管の近位端はフィラメントに関して套管の遠位端に向けて変位可能であり、套管の遠位端をスリットに沿って外向きにたわませるように強制され、それにより套管の回転により歯根尖病巣を除去するのに効果的な複数の外向きにたわんだ切除表面を構成する。
この記述された実施態様の更なる特徴によれば、套管の近位端は軸方向に延びるスロットを持って形成され、フィラメントの近位端はこのスロット内に受け入れられるピンを持って形成され、フィラメントに関して套管の変位を案内し、外向きにたわんだ切除表面を生成する。好ましくは、スリットは、套管の生成された外向きにたわんだ表面が套管の縦軸に関して角度を付けて延びるように套管の縦軸に関して角度を付けて延びる。
以下に特に記述されるように、かかる切除装置はまた、他の組織を切除するために、例えば骨組織等を採取するために使用されることができる。
本発明の更なる特徴及び利点は以下の説明から明らかとなるであろう。
図面の簡略説明
本発明は添付図面に関して例としてのみここに記述される。
図1及び2は本発明により構成された切除装置の二つの形を示し;
図3a〜3mは歯根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の種々の段階を示し;
図4aは図1の金属フィラメント切除装置の変形を示し;
図4b及び4cは側面立面図であり、かつ図4dは図4aの切除装置の上部平面図であり;
図5は本発明により構成された別のポリマー−フィラメント切除装置を示し;
図6a〜6dは本発明により構成された別の金属−フィラメント切除装置を示す、図4a〜4dのそれらに対応する図であり;
図7は図6a〜6dの切除装置が歯根尖病巣を除去するために使用されている態様を示し;
図8は図10a〜10kに示される別の手法の一工程で使用される保護カバーを示し;
図9は図10a〜10kの手法で図8の保護カバーが使用されている態様を示し;
図10a〜10kは歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の種々の段階を示し;
図11a及び11bは切除装置の初期及び操作状態の本発明による切除装置の別の構成を示し;
図12は図11a及び11bの切除装置を含む装置を示し;
図13は寛骨等からの骨組織を採取するのに使用される図12の装置を示す。
先の図面及び以下の説明は、主として好適な実施態様であると現在考えられているものを含む本発明の概念的態様及びそれらの可能な実施態様を理解することを容易にする目的のために提供されていることを理解すべきである。明解さと簡潔さのために、当業者が日常の技術と設計を用いて記載された発明を理解しかつ実行することを可能にするのに必要なもの以上の詳細を提供する試みはされていない。更に、記載される実施態様が例示目的のためだけであること、及び本発明がここに記載されたもの以外の形及び用途で具体化されることができることは理解されるべきである。
先に示したように、本発明は、歯根の頂点の歯根尖病巣を除去するために特に有用な装置を提供する。この目的のため、この装置は、(a)歯の穴を通して歯根管中へ導入し;(b)それを通して動かし、歯根尖孔を通して歯根尖病巣と接触するように突出させ;そして(c)粒子が歯根尖孔を介して除去されることができるように病巣を切除により切り刻むために歯根尖病巣と接触状態で回転する、ために寸法決定されかつ構成された回転可能な切除装置を設ける。
本発明は歯根尖病巣を除去するために特に有用であるが、それはまた、広範囲の腹腔鏡的手法、並びに侵襲性の少ない皮下及び内視鏡的手法で使用されることができる。用語「腹腔鏡的」及び「内視鏡的」はここでは、身体の小さな、自然のまたは人工的に作られた開口または門を通して実施される外科手術的手法に関して互換的に使用される(例えば関節鏡的、内視鏡的、腹腔鏡的、子宮鏡的、胸腔鏡的)。本発明の装置は、手法の実施時に作業位置を医師に見せることを可能にするカメラまたは他の撮像装置(例えばX−線、MRI、超音波)と共にかかる手法で使用されることができる。
図1は、歯根尖病巣を除去するために本発明により構成された装置で特に有用な回転可能な切除装置の一つの形を示す。図1に示された切除装置10は、歯の穴(例えば歯冠を通して穿孔された穴)を介して歯根管中へ導入するため、及びそれを通して歯根管の頂点へ動かすために寸法決定されかつ構成された套管12を含む(特に以下に記載)。套管12は近位端12aと遠位端12bを含む。遠位端は、除去される歯根尖病巣を持つ歯根管の頂点に位置させられる。
図1に示された切除装置は、近位端14aと遠位端14bを持つフィラメント14を更に含む。図1に示したように、フィラメント14の遠位端14bは套管12の遠位端12bから外向きに突出する。その突出端は、フィラメント及び套管の縦軸から離れるように曲がる湾曲を持って形成される。特に以下に述べるように、フィラメント14の外向きに突出する曲がった端部14bは、フィラメントの回転が歯根尖病巣を切除するように除去されるために歯根尖病巣と接触させられる。
フィラメント14の近位端14aは、フィラメントの回転駆動体への結合を容易にするか、または摩擦を使用して結合される環状凹所18を持つことができる軸16に固定される。図1に示された切除装置において、フィラメント14は回転可能であり、かつ套管12に関して軸方向に変位可能である。
套管12はナイロン(登録商標)、Pebax(登録商標)またはテフロン(登録商標)のようなポリマー、またはステンレス鋼または超弾性NiTinol(登録商標)のような超弾性合金のような金属から作られる。好ましくは、それは約12〜40mmの長さ、約0.25〜0.9mmの外径、及び約0.20〜0.80mmの内径を持つ。
套管12は、単一の内腔を持つものとして示されているが、二つ以上の別個の内腔を持つ形状もまた使用されることができることが理解されるだろう。かかる多数の内腔の套管構成は吸引、薬剤送達、または光ファイバー撮像のために使用されることができる。套管はまた、貫入の深さを測定するためのスケール、及び套管12を組織(例えば骨)に固定するための固定機構(例えばねじ先端、酸化された部分)を持つことができる。
フィラメント14はまた、ポリ−p−ジオキサノン、ポリ乳酸またはポリグリコール酸のようなポリマー、または形状記憶合金Nitinol(登録商標)のような合金から作られることができる。それは好ましくは約25〜50mmの長さ、及び約0.25〜0.80mmの外径を持つ。フィラメント14は中実または中空であることができ、もし中空なら約0.1〜0.7mmの内径が好ましい。フィラメント14は放射線不透明材料から作られることができるが、もしそうでなければ少なくとも一つの放射線不透明マーカーがX−線探索を可能にするように等間隔でフィラメントに付加されることができる。
フィラメント14の外向きに曲がった端部14bは典型的にはフィラメント長の5〜20%である。それはフィラメントの残りと同じ材料から、または異なる材料(例えば異なる硬さ、弾性等)から作られることができる。端部14bは回転運動により及び身体組織との接触により機械的に応力を加えられるので、もしポリマーから作られているならそれはその砕解からもたらされるいかなる破片も身体により再吸収されるように生体適合性または生体再吸収性ポリマーから作られることが好ましい。
端部14bは組織切除または磨砕のために適した丸い、四角い、三角形の、平坦な、星形のまたはいずれかの他の断面形状で作られることができる。この端部は、身体内に配置されたときに套管遠位端12bから突出する角度で曲がるかまたは予め決められた形状を形成するように設計されることが好ましい。これは、室温で真直ぐであり、その変形温度(例えば体温)より高い温度下に置かれたときに曲がった部分14bを生成するように曲がる形状記憶ポリマーまたは合金(例えばNitinol(登録商標))からフィラメント14、またはその部分14bを作ることにより達成されることができる。もしそれがNitinol(登録商標)の超弾性合金であるなら、それは、套管中に挿入されたときに套管によって真直ぐな形状に強制されることができる。
先に示したように、図1に示された切除装置内のフィラメント14は套管12に関して回転可能かつ軸方向に変位可能である。図2は、一般に20で示される切除装置を示しそれはまた、フィラメント24を囲む套管22を含み、フィラメントの遠位端24bは套管の遠位端22bから突出している。しかし、この場合、フィラメント24及び套管22の両者は套管とフィラメントの両者がアダプター26と一緒に回転するように、アダプター26に固定されている。かかる切除装置を作成する場合、フィラメント24はフィラメントの遠位端24bが套管の遠位端22bを通して突出してフィラメントの希望の曲がった端部を生成するまで套管22を通過させることができ、次いで套管がフィラメントと共に回転するように、套管とフィラメントをアダプターに結合するようにアダプター26がクリンプされることができる。
図2の構成は、フィラメントと套管の両者でポリマーから作られている場合に特に有用である。フィラメントの突出端24bの構成及び寸法は、それがフィラメントの回転での遠心力により曲がった形状(図2に破線で示されている)をとるようなものであることができる。
図3a〜3mは、歯根33内に形成された管32の頂点31aに位置された、これらの図中に30で概略的に示された、歯根尖病巣の除去のための図1の切除装置10(または図2の20)を使用する一つの態様を示す。
標準的な歯髄室の接近及び歯髄の除去、または前の失敗治療からの感染した歯根管充填材料の除去に続き、歯根管は、歯髄破片、細菌または歯根管充填材料等の全ての痕跡を除去するためにやすり及び液体を用いて浄化される。歯根管32の歯根尖孔は次いで、やすり34を用いて図3a,3bに示されるように40〜120のISO寸法(0.4〜1.2mm)、好ましくは寸法60(0.6mm)に再造形及び拡大される。
歯根管32の根先端の再造形に続いて、図1の切除装置10が次いで病巣除去のために利用される。套管12がまず再造形された歯根管32中に作業長(頂点31aの終り)まで挿入され、フィラメント14が次いで、フィラメントの遠位端部14bが套管12の遠位端から突出するように、套管を通して病巣30中に挿入される(図3c,3d)。
歯根尖病巣除去のために利用されるとき、套管12とフィラメント14はポリマーまたは金属(例えばナイロン(登録商標)、PGA、PLAのようなポリマー、またはNitinol(登録商標)のような金属合金)から作られることができる。フィラメント14はいずれかの希望の断面形状(例えば丸い、長円、平坦、星状等)を持つことができる。もし丸いなら、それは好ましくは0.1〜0.5mmの典型的な断面直径及び20〜40mmの長さを持つ。フィラメント14は中実または中空であることができ、いずれかの好適なショアー硬度(典型的にはショアー硬度範囲A10〜90)から選ばれることができる。局所麻酔またはすすぎ洗い流体のような投薬の準備が要求される場合には中空形状が好ましく、かかるすすぎ洗いまたは投薬準備、並びに吸引はまた、套管12内の内腔を通して、または套管12とフィラメント14の間に形成された空間を通して実施されることができる。
切除装置10は次いで電気または空気圧穿孔ヘッド(歯科用ハンドピース)35(図3e)、例えばKAVO GentleSilence 8000,KAVO intramatic EまたはMorita triautozx、に連結される。フィラメント14は套管12内で、まず低速度(数百rpm)で回転され、歯根頂点31a(図3e)を取り囲む肉芽組織の初期切除を可能にする。フィラメント14の回転速度は次いで徐々に増加され(50000rpmまで)、フィラメントと套管の両者は出入り運動により病巣の方向に前進され(図3e〜3h)、病巣30を取り囲む組織の三次元微細磨砕を可能にする。
この手法を通して、水または塩水のような液体が、磨砕組織を洗浄し、磨砕を補助し、かつ過熱を防ぐために利用されることができる。すすぎ洗い及び吸引は、もし中空ならフィラメント14を通して実行されることができ:これに代えてフィラメント14は周期的に除去され、すすぎ洗い/吸引は套管を通して実行されることができる。なお更なる代替として、すすぎ洗い/吸引は套管12とフィラメント14の間の空間を通して実行されることができる。
三次元磨砕及び病巣30の完全な除去を可能にするために、切除装置はその套管12を通して突出するとき曲がるフィラメント14を利用する。かかる曲げは、套管から突出するフィラメントの量によりかつ使用される回転速度により制御されることができる。これに代えて、フィラメント、または少なくともその端部は、曲がることのできる及び/または端部が套管12から突出するときフックまたはループのような形状を形成することのできる材料(例えばNitinol(登録商標))から作られることができる。
歯根の根尖部31a(図3h)はまた、いったんそれが套管12から突出したらフックを形成するように曲がって戻るブレード状端部14bを持つフィラメント14を使用することにより切除されることができる。根尖部31に対してこのブレートを回転することは、それを磨砕し、従って感染の潜在源である側方管を除去するであろう。かかる歯根頂点切除は、治癒を改善しかつ再感染の機会を減らす傾向がある。
上述の切除手法中またはそれに続いて、X−線手法が用いられることができ、フィラメント14上に配置されるかまたはそれを通して注入された放射線不透明ガイドの付加により、歯科医に歯根尖病巣の寸法及びその除去の範囲に関する情報を提供することができる。それはまた、治癒段階を監視するための参照点を提供することができる。
いずれの場合でも、いったん病巣30及び取り囲む組織が除去されると、切除装置が除去され、病巣空間及び歯根管は十分にすすぎ洗いされ、歯根管32が封止され(例えばガッタパーチャ及びセメントを用いることにより)、歯冠が修復される。この手法は一回訪問手法としてまたは多数回訪問手法として実施されることができる。一回訪問手法の場合、全ての上記段階が実施されることができる。多数回訪問手法の場合、感染歯根管の浄化、再造形及び殺菌の初期段階または前の歯根管充填材の除去は、第一の訪問で実施された後、第二の訪問まで歯根管内に保持されるように薬剤(例えば防腐薬または炎症反応修飾物質)が置かれ、歯根尖切除手法が実施されるときは歯根管充填が行なわれる。
別の代替策として、病巣30及び取り囲み組織が除去された後、種々の物質が、領域を殺菌しかつ骨成長/再生を促進するために、套管12または中空フィラメント14を通して歯根尖空間36(図3h)中に注入されることができる。
この例では、病巣30がその組織と共に除去された後、段または肩37aを持って形成されたドリル37(図3i)が利用され、先端から略1mmの38に図3jに示された段または肩を作る。この再造形は、管が好ましくは段階を追って歯根頂点31に向けて先細りとなるように実施される。
肩41aを持つ予備作成されたプラグ40(図3k〜m)が次いでガイド42を介して肩38に対して配置される。プラグ40は無機トリオキサイド集合体(MTA)、チタン、Nitinol(登録商標)、ガッタパーチャ、複合材料、ジルコニウム、またはそれらのいずれかの組合せから構成されることができ、かつ43(図31)で示されるようにそこにセメント合着されることができる。プラグ配置及びその永久的セメント合着の後、ガイド42はプラグ40から取り外され(図3m)、歯根管32は次いで通常の方法を介して閉鎖される。
上述の手法は、歯根の頂点の歯根尖病巣を除去するための図1の10または図2の20のような単一切除装置の使用を示す。図4a〜10kは、周囲組織を損傷させずに、歯根の頂点の歯根尖病巣を除去するための、またはより硬い組織内に囲まれている組織、典型的には健康な骨組織内に囲まれた疾病/感染/炎症骨組織を除去または切除することを含む他の用途のための二工程の手法での二つのかかる切除装置の使用を示す。
かかる手法は二つの連続工程で実施される:第一工程は形状記憶または超弾性Nitinol(登録商標)フィラメント54を取り囲むNitinol(登録商標)超弾性套管または鞘52を含む図4a〜4dに50で示されたような切除装置を利用し;第二工程はポリジオキサノン、ポリグリコール酸またはポリ乳酸のような弾性生体適合性または生体再吸収性ポリマーのフィラメント64を取り囲む超弾性Nitinol(登録商標)套管または鞘62を含む図5に60で示されたような切除装置を利用する。
第一工程で使用される切除装置50(図4a〜4d)では、形状記憶Nitinol(登録商標)フィラメント54は回転駆動体(例えば35、図3e)に連結可能な軸56に固定され、一方超弾性Nitinol(登録商標)套管52はフィラメント54上にそれに関して軸方向及び回転運動のために自由に取付けられる。形状記憶Nitinol(登録商標)フィラメント54は体温よりわずかに低い変形温度(典型的には25℃)を持つ。フィラメント54が抑制套管52から延び出して体温にさらされると、その遠位端は、二つの円弧54a,54bを含む予め決められた形状をとる。これらの円弧は直交する面上にあるか、または互いに対してかつ套管52の縦軸に対して角度を付けられている。これに代えて、フィラメントは超弾性Nitinol(登録商標)のような高弾性または超弾性材料から構成されることができ、それは套管により真直ぐな形状に抑制され、套管から解放されるとその予め決められた形状に順応する。フィラメント54は好ましくは円形断面のものであり、比較的鋭い外縁に面する鋭い端部を持つ。円弧は種々の寸法の病巣に対し0.5〜6mmの間の半径を持つ。
第一工程では、套管52とフィラメント54の突出端は低速から中速を経て1000rpmまで(典型的には30〜1000rpm)回転される。これは、フィラメントの突出端が炎症を起こした軟組織中に延ばされながら、鋭い縁が容易な侵入を可能にするように前方に押されることを確実とする。しかし、フィラメントが完全に延ばされかつ時計方向に回転されるとき、遠位曲がり部54bは硬い骨組織から偏向される鋭い縁を与え、それにより健全な骨組織が回転時に損傷されないことを確実にする。図4a〜4dの切除装置は、第一工程では、炎症を起こした組織を除去するために、及び/または病巣が除去される第二工程で使用するために挿入されるポリマーフィラメント64を含む切除装置60を利用する前に歯根尖病巣を粉砕または切り刻むために使用される。
治療の第二工程で使用される切除装置60において、ポリマーフィラメント64、及びその套管62の両者は、両者が一緒に回転するようにアダプター66に取付けられる。この場合、切除装置60は1000rpmを越える高速度(典型的には14000〜50000rpm)で回転される。かかる速度では、フィラメント64上に作用する遠心力がそれを側方に偏向させる。ポリマーフィラメント64は比較的柔らかいので、それは炎症を起こした組織に侵入することができない。しかし、Nitinol(登録商標)フィラメント54を利用する切除装置50(図4a〜4d)により組織が初期粉砕された後、組織は、フィラメントが高速度で回転されるときに切除装置60のフィラメント64の侵入を可能にするのに十分なほど柔らかくかつ破砕されている。フィラメント64は既に粉砕された組織を非常に微細な粒子に切り刻み、それらは上述のように歯根尖孔を通して洗浄され吸出されることができる。フィラメント64は生体適合性または生体再吸収性であり、それは、硬い骨組織に対するブラッシングの結果としてフィラメントが摩耗しかつ引裂かれるとき、得られるフィラメント粒子は数週間もすると身体により再吸収されることを確実にする。
図6a〜6dは、図4a〜4dの切除装置50と基本的に同じ構成の概括的に50′で示された切除装置を示し、従って対応する部品は同じ参照番号により識別される。しかし、図6a〜6dの切除装置50′においてNitinol(登録商標)フィラメント54はその遠位端に第三の曲がった部分54cを持ち、それは戻り形状のものであり、すなわちその近位端に向けて曲げ戻されている。フィラメントのかかる戻り部分は、歯頂点を取り囲む領域の部分への到達を可能にし、それはそうでなければ図7に示されるように、切除装置に接近不可能でありうる。
特に以下に説明されるように、Nitinol(登録商標)フィラメント54を含む切除装置50(または50′)は第一工程で使用される。第一工程で使用されるとき、Nitinol(登録商標)フィラメント54がそのアダプター56により回転される前に、その套管52は接着剤により歯に固定され安定化される。接着剤が歯根管に入るのを防ぐために、図8の70で示されるような保護カバーが使用される。かかる保護カバーは、歯根管への接近を提供する開口が歯冠を通して形成された後、治療される歯の歯冠(71、図9)の上に置かれる薄いアルミニウム箔から作られることができる。套管52内に完全に収縮されたNitinol(登録商標)フィラメント54を持つ切除装置50(または50′)は、保護カバー70内の開口72を通して歯の歯根管中に進められ、かつ歯根管を通して歯根管の頂点のその位置に動かされる。接着剤74のかたまりは次いで保護カバー70と套管の上に付与され(図9)、従って接着剤はタブ73間に流れ、それにより保護カバーと套管を歯に結合する。かかる配置は切除装置の套管52を歯にしっかりと保持することが見出され、接着剤により歯根管を詰まらせることなく、フィラメント54を套管を通して前進させ除去されるべき歯根尖病巣と接触させることを可能にする。
図10a〜10kは、図4a〜4dの金属フィラメント切除装置50(または図6a〜6dの50′)、及び図5のポリマーフィラメント切除装置60を利用して、本発明により歯根尖病巣を除去するために使用されることができる手法の例を示す。図8及び9に関して上述された保護カバー70は、金属フィラメント54を配置する前に外部套管52を歯に固定するための金属フィラメント切除装置50(または50′)によるこの手法の第一工程で使用される。
1.治療される歯の歯根管32は、歯根尖孔31の0.5mm足らない作業長にNo.45Kやすり78により歯内療法的に調製される。これは好ましくは回転LightSpeedやすりNo.45を用いてなされることができる(図10b)。開存性はNo.25K〜30Kやすり79を用いて確立されるべきである(図10c)。歯根尖孔の得られる形状は階段状の肩38である(図10d)。
2.歯根管をすすぎ洗いしかつ乾燥した後、そのNitinol(登録商標)作業フィラメントがまだNitinol(登録商標)套管52内に含まれかつ隠された切除装置50(または50′)が作業長に挿入される(図10e)。
3.套管は、治療される歯根管に通じるその歯冠を通して予め形成された開口を覆うように歯71の上に(図9)保護カバー70(図8)を置くことにより、かつ接着剤74のかたまりを保護カバー及び套管の外表面の上に付与することにより歯に固定されかつ安定化される。ガラスアイオノマー複合体のような粘稠性接着剤は、それがその中心で1〜2mmの厚さを持つ半球形状をとり、かつ表面張力により放射タブ73間の空間内に流れるように使用される。使用される接着剤は、例えば紫外光により硬化可能な硬化性歯科接着剤であることができる(図10e)。先に示したように、かかる配置は歯根管を接着剤で詰まらせる危険なしに切除装置の鞘を歯に固定する。
4.Nitinol(登録商標)フィラメント54が次いで速度制御された反対角度(contra−angle)ハンドピース75に取付けられる。
5.ハンドピースをやさしく保持しながら、使用者はNitinol(登録商標)フィラメント54を安定化された套管52を通してかつ歯根尖孔を通して歯根尖病巣30中に押す(図10f)。Nitinol(登録商標)フィラメント54の遠位曲げ端54a,54bが套管の外にあるとき、フィラメントは容易に前後に動かされ、操作者はそれがその套管から出たことを知ることができる。
6.フィラメント54は200〜300rpmの速度で回転され、一方フィラメントは30〜60秒間、1〜2mmの出たり入ったりの運動で動かされる。出たり入ったりの運動の大きさは套管の冠状端とハンドピースの間の距離から判断されることができる。回転部上に置かれたゴムストッパーがこの判断を助けることができる。
7.フィラメントは套管を通して収縮され、冠状固定は次いで、接着剤を破壊し、かつ保護カバーを歯からかつ切除装置50を歯根管から除去することによって優しく取り外される(図10g)。
8.歯根管は次いで、破片の幾らかが逆流で洗い流されるように、頂点を通して挿入された小さな直径(30ゲージ以下)の針を使用して食塩溶液または蒸留水ですすぎ洗いされることができる。
9.切除装置60(図5a〜5d)が次いで測定され、そのポリマーフィラメント64が適切な長さに切断される。その曲がった突出端64aは治療される歯根尖病巣30の推測直径より1〜3mm長くすべきである。
10.切除装置60は次いでハンドピースに取付けられ、その金属套管62が歯根尖停止部に達するまで優しく歯根管中に挿入され、一方そのポリマーフィラメント64は歯根尖孔を通して荒く切り刻まれた歯根尖病巣36a中にスライドする(図10h)。
11.切除装置60は次いで20〜60秒間、わずかに出たり入ったりの運動を持って15000〜50000rpmで回転され、次いで歯根管から取り出される。
12.歯根尖陰嵩36bの微細に切り刻まれた内容物は次いで注射器80に取付けられた30−32G針76を用いて、豊富な量の通常の食塩溶液または蒸留水ですすぎ洗いされる(図10i)。
13.歯根管は次いで紙ポイント(paper points)を使用して(図10j)乾燥された後、歯根管閉鎖体32aが使用される(図10j)。
14.数ヶ月(2〜6)以内に、骨の陰嵩が空の空間36c中に成長し、完全な回復をもたらす(図10k)。
図11a及び11bは本発明による切除装置の別の構成を示す。図11a及び11bに示されかつそこで一般に80で示された切除装置はまた、近位端82aと遠位端82bを持つ套管82、及び近位端84aと遠位端84bを持つ套管内のフィラメント84を含む。しかし、この場合、フィラメント84の遠位端84bは85で示されるように、套管82の遠位端82bに固定されている。加えて、套管82の遠位端は略軸方向に、好ましくは套管の縦軸に関してわずかに角度をなして延びる複数のスリット86を持って形成されている(図11a)。套管の近位端82aはその遠位端82b及びそれに固定されたフィラメントの遠位端84bに向けて変位可能である。これは套管の遠位端82bをスリット86に沿って外向きにたわませ、それにより複数の外向きにたわんだストリップまたは表面87を効果的に構成し、套管の回転により切除表面87が接触させられる物質を切除する(図11b)。
加えて、套管82の近位端82aは、縦方向に延びるスロット88を形成されており、フィラメント84の近位端84aは、外向きにたわんだ切除表面87を生成するようにフィラメントに関する套管の変位を案内するためのスロット88内に受入れられるピン89を形成されている。
図11a及び11bに示された切除装置80はまた、上述のように歯の歯根管の頂点の歯根尖病巣を除去するために構成されることができる。従って、套管82は、図11に示されたその初期状態ではそれが歯を通る開口を介して歯根管中に導入され、それを通してかつ歯根管の頂点を通して歯根尖病巣と接触するように動かされることができるように構成されることができる。套管82はそのとき85でフィラメント84に固定されたその遠位端に向けて変位されることができ、それにより套管の遠位端をスリット86に沿って外向きにたわませ、套管が回転されるときに歯根尖病巣を切除するのに効果的な図11bに示された複数の外向きにたわんだストリップまたは表面87を構成する。
図12は特に、上述の態様で組織、例えば歯根尖病巣を除去するための切除装置80を使用する装置全体を示す。
従って、図12に示すように、装置全体は、フィラメントを回転するために、そしてそれにより套管82をカップリング装置を介して回転するためにフィラメント84に結合されている回転駆動装置95を含み、このカップリング装置はこれら二つの要素を結合する取付具91内に回転可能に装着されている。示された装置は、切除装置のための案内またはハンドグリップとして作用するように切除装置80の回転可能な要素82,84を回転可能に受入れる外部套管92を更に含む。
図12に示すように、この装置は、破片を引出すための及び/または切除された領域をすすぎ洗いするための、取付具91を介して切除装置80に結合されたアスピレーター93または他の吸引装置を含む。取付具91はまた、切除装置を保持及び操作するのを容易にするハンドル94を備えることができる。この場合、套管82とフィラメント84の両者は回転駆動体95に連結される。套管の外向きにたわんだ遠位端は、組織を切除する切除表面87を構成する。
図12に示された装置はまた、例えば図13に示されたような寛骨から骨組織を採取するための骨採取及び収集手法で使用されることができる。採取に先立ち、オペレーターは2mm案内ワイヤー(Synthes292.65)をASISに対して3cm側方の腸骨稜中に挿入し、4.5カニューレ付きドリル(Synthes310.69)で1cmの深さまで案内ワイヤーを通じて穴をあける。
オペレーターは次いで、作業通路としての役目をする套管92を挿入する。切除装置80のこの形状では套管92は4.5mmの外径、ポジティブストップを持つねじ先端、及び3.2mmの外径と2mmの内径を持つ内部カニューレ付きトロカールを持つ。
套管92は寛骨96にねじ先端を介して固定され、トロカールが除去される。切除装置80の套管82が次いで套管92を通して挿入され、ドリルヘッド95に連結される。
切除装置のこの形状構成では、套管82は切断部(すなわち套管82の切除要素87)を持つ半柔軟な軸として設計されており、それは薄い皮質骨に侵入しないであろうが、海綿状の骨物質を切り刻むであろう。
回転速度(RPM)、及び切除要素87の形状は、薄い皮質が損傷されず、かつ切り刻まれた組織の温度が42℃を越えて上昇しないように選ばれる。これは、採取された骨物質の細胞及び骨小柱がいずれの熱的または機械的損傷も受けないことを確実にする。典型的な切断速度は500〜800rpmの範囲が好ましく、その範囲から選ばれる。
切除要素87は、切断時に、発生した骨及び組織の破片が切断場所から排除されるように構成されることが好ましい。例えば、図11a,11bの構成において、切除要素87の逆螺旋形状は骨及び組織破片の排除を容易にする。
骨/組織物質(ペースト)の収集は中空套管92を通してなされることができる。収集された骨ペーストは、アスピレーターに取付けられた無菌容器内に貯蔵されることができる。
本発明を幾つかの好適な実施態様に関して上述したが、これらは単に例示目的のために記載されていること、及び本発明の多くの他の変形、修正及び応用がなされることができることは認められるであろう。
本発明により構成された切除装置の一つの形を示す。 本発明により構成された切除装置の一つの形を示す。 歯根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の段階を示す。 根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の段階を示す。 根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の段階を示す。 根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の段階を示す。 根尖病巣を除去するための図1の切除装置の使用を含む一手法の段階を示す。 図4aは図1の金属フィラメント切除装置の変形を示し、図4b及び4cは側面立面図であり、かつ図4dは図4aの切除装置の上部平面図である。 図5は本発明により構成された別のポリマー−フィラメント切除装置を示す。 図6a〜6dは本発明により構成された別の金属−フィラメント切除装置を示す。 図6a〜6dの切除装置が歯根尖病巣を除去するために使用されている態様を示す。 図10a〜10kに示される別の手法の一工程で使用される保護カバーを示す。 図10a〜10kの手法で図8の保護カバーが使用されている態様を示す。 歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の段階を示す。 歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の段階を示す。 歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の段階を示す。 歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の段階を示す。 歯根尖病巣を除去するための両者の切除装置の使用を含む別の手法の段階を示す。 図11a及び11bは切除装置の初期及び操作状態の本発明による切除装置の別の構成を示す。 図11a及び11bの切除装置を含む装置を示す。 寛骨等からの骨組織を採取するのに使用される図12の装置を示す。

Claims (20)

  1. 歯の歯根管の頂点の歯根尖病巣を除去するための装置において、(a)歯を通る開口を介して歯根管中へ導入し、(b)それを通して動かして歯根尖孔から突出させ、歯根尖病巣と接触させ、及び(c)前記歯根尖病巣と接触しながら回転して病巣を切除により除去する、ために寸法決定されかつ構成された回転切除装置を含むことを特徴とする装置。
  2. 前記回転切除装置が:
    前記歯を通る開口を介して前記歯根管中へ導入するためにかつそれを通して前記歯根管の根尖端へ動かすために寸法決定されかつ構成された套管、及び
    フィラメントの回転による切除のために歯根尖病巣組織と接触させられる曲がった突出端を構成するように前記頂点から突出する長さの前記套管内のフィラメント、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記フィラメントが前記套管に関して軸方向に移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記フィラメントが前記套管に関して回転可能であることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  5. 前記フィラメントが前記套管と共に回転可能であることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  6. 前記装置が歯根尖病巣の切除により生成した破片を引出すための吸引装置を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  7. 前記フィラメントが中空であり、前記吸引装置が前記破片を前記中空フィラメントを介して除去することを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 前記フィラメントが、前記套管とフィラメントの間に空間を構成するように、前記套管の内径より小さい外径を持ち、前記吸引装置が前記破片を前記空間を介して除去することを特徴とする請求項6に記載の装置。
  9. フィラメントの前記曲がった突出端がフィラメントの回転による切除によって前記歯根尖病巣を除去することができるポリマー材料からなることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  10. フィラメントの前記曲がった突出端がフィラメントの回転による切除によって前記歯根管の頂点を再造形することができる金属からなることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  11. 前記装置が少なくとも二つの前記切除装置を含み、一方が金属のフィラメントを含み、かつ他方がポリマー材料のフィラメントを含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  12. 前記フィラメントがX線探索を可能にする放射線不透明なマーカーを含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
  13. 前記フィラメントの曲がった突出端がフィラメント長の5〜20%を構成することを特徴とする請求項2に記載の装置。
  14. 前記フィラメントが生分解性ポリマー材料から作られていることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  15. 前記切除装置が:
    近位端と遠位端を持つ套管、但し前記套管は歯内の前記開口を介して前記歯根管中へ導入するためにかつそれを通してその遠位端を歯根管の前記頂点を通して突出させるように動かすために寸法決定されかつ構成されている、及び
    前記套管内にありかつ前記套管の遠位端に固定された遠位端を持つフィラメント、
    を含み、
    前記套管が前記遠位端に複数のスリットを持って形成されており、これらのスリットが套管の縦軸に関して略軸方向に延び、
    套管の近位端が、前記フィラメントに関して套管の前記遠位端に向けて変位可能であり、套管の遠位端を前記スリットに沿って外向きにたわませ、それにより套管の回転により歯根尖病巣を除去するのに効果的な複数の外向きにたわんだ切除表面を構成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 套管の近位端が軸方向に延びるスロットを持って形成され、前記フィラメントの近位端が前記フィラメントに関して前記套管の変位を案内して前記外向きにたわんだ切除表面を生成するために前記スロット内に受入れられたピンを持って形成される、
    ことを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 套管の生成された外向きにたわんだ表面が套管の縦軸に関して角度を付けて延びるように前記スリットが前記套管の縦軸に関して角度を付けて延びることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  18. 切除装置であって、
    近位端と遠位端を持つ套管、及び
    前記套管内に配置されかつ近位端と遠位端を持つフィラメント、
    を含み、
    前記フィラメントの遠位端が前記套管の遠位端に固定されており、
    前記套管の遠位端が套管の縦軸に関して略軸方向に延びる複数のスリットを持って形成されており、
    套管の近位端が套管の遠位端に向けて変位可能であり、套管の遠位端を前記スリットに沿って外向きにたわませ、それにより套管の回転により前記切除表面が接触する物質を切除するのに効果的な複数の外向きにたわんだ表面を構成する、
    ことを特徴とする切除装置。
  19. 套管の近位端が軸方向に延びるスロットを持って形成され、前記フィラメントの近位端が前記フィラメントに関して前記套管の変位を案内して前記外向きにたわんだ切除表面を生成するために前記スロット内に受入れられたピンを持って形成される、
    ことを特徴とする請求項18に記載の切除装置。
  20. 套管の生成された外向きにたわんだ表面が套管の縦軸に関して角度を付けて延びるように前記スリットが套管の縦軸に関して角度を付けて延びることを特徴とする請求項18に記載の切除装置。
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