JP2690022B2 - カテーテル式高周波アブレーション装置 - Google Patents

カテーテル式高周波アブレーション装置

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JP2690022B2
JP2690022B2 JP3208286A JP20828691A JP2690022B2 JP 2690022 B2 JP2690022 B2 JP 2690022B2 JP 3208286 A JP3208286 A JP 3208286A JP 20828691 A JP20828691 A JP 20828691A JP 2690022 B2 JP2690022 B2 JP 2690022B2
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catheter
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electrode
high frequency
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新治 原
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インター・ノバ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カテーテル式高周波ア
ブレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】心房の不整脈などの治療のために、経皮
的に心臓内に電極カテーテルを挿入して、高周波通電す
ることにより患部を焼灼する心筋アブレーションが知ら
れている。このような高周波アブレーションに際して
は、手術者であるオペレーターがカテーテルを操作し
て、その電極のある先端部を心臓内で少しずつ移動させ
ていく。このとき、カテーテルの電極位置は、X線カメ
ラにより撮像されモニターディスプレーに映し出された
映像を見て確認する。また、心筋のどの位置を焼灼する
かは、オシログラフなどに表示される心電図に現われる
諸波形を見て決める。そして、焼灼すべき位置が見つか
れば、オペレーターは高周波通電をオン、オフするスイ
ッチを操作して、早目に通電し、心電図に現われる諸波
形から効果がないと判れば、早目に通電を断つ。この操
作を、電極位置を変えながら、効果が現われるまで繰り
返す。そして、効果が現われれば、高周波通電を続け、
患部の焼灼を行うが、この焼灼が完了したかどうかは、
高周波通電における出力インピーダンスの変化により判
る。すなわち、心組織が焼けると、出力抵抗が急激に増
大する。そして、従来は、出力インピーダンスの変化を
視覚的な表示器により表示していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のよう
に、出力インピーダンスの変化を視覚的な表示器により
表示するのでは、その確認作業が面倒であり、不確実で
あるという問題がある。すなわち、視覚的な表示は、そ
の表示の方へ視線が向いていなければ、もとより確認で
きない。さらに、電極位置を示すモニターディスプレー
や心電図に加えて、出力インピーダンスの変化を示す表
示器も見なければならないのでは、オペレーターが大変
であり、場合によっては、表示を見落とすおそれもあ
る。また、オシログラフなどに表示される心電図波形を
見ることについても、同様の問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、カテーテルを用いた高周波アブレーショ
ンに際して、心組織などの焼灼完了の確認を容易かつ確
実に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカテーテル式高
周波アブレーション装置は、前記目的を達成しようとす
るもので、カテーテルと、このカテーテルに設けられた
電極と、この電極へ高周波通電する高周波発生器と、前
記電極への高周波通電における出力インピーダンスを検
出する出力インピーダンス検出器と、この出力インピー
ダンス検出器による検出結果を可聴音に変換して出力す
る音響手段とを備えたものである。
【0006】
【作用】 本発明のカテーテル式高周波アブレーション装
置においては、カテーテルが経皮的に例えば心臓内に挿
入され、カテーテルに設けられた電極へ高周波発生器か
ら高周波通電されることにより、心筋などが焼灼され
る。このとき、出力インピーダンス検出器が電極への高
周波通電における出力インピーダンスを検出し、音響手
段が出力インピーダンス検出器による検出結果を可聴音
に変換して出力する。これにより、高周波通電における
出力抵抗の増大が報知されるが、オペレーターは、出力
抵抗の増大が報知された時点で、焼灼が完了したものと
して、高周波通電を断てばよい。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1から
図3を参照しながら説明する。図3は、高周波アブレー
ションに際して用いるシステム全体の概略を示している
が、同図において、1は患者、2は手術台、3はカテー
テル式高周波アブレーション装置、4は心電計装置、5
はX線撮像装置である。前記高周波アブレーション装置
3は、カテーテル11を用いたものであり、このカテーテ
ル11が高周波アブレーション装置本体12にコード13など
を介して接続される。また、前記高周波アブレーション
装置本体12には、高周波通電をオン・オフするためのフ
ットスイッチ14がコード15を介して電気的に接続されて
いる。さらに、前記高周波アブレーション装置本体12に
は、スピーカー16が設けられている。前記心電計装置4
は、心電計装置本体20に複数の電極21がそれぞれコード
22を介して電気的に接続されている。また、心電計装置
本体20には、ブラウン管オシログラフ23やスピーカー24
が設けられている。前記X線撮像装置5は、X線源31
と、X線カメラ32と、このX線カメラ32により撮像され
た映像を表示するモニターディスプレー33とを有してい
る。
【0008】つぎに、前記高周波アブレーション装置3
の構成について、図1を参照しながらより詳しく説明す
る。人体に経皮的に挿入される前記カテーテル11の先端
部に電極41が設けられている。この電極41は、高周波ア
ブレーション装置本体12に設けられた高周波発生器42に
電気的に接続され、この高周波発生器42から高周波通電
される。また、高周波発生器42には、これを制御する制
御部43が接続されており、この制御部43には、高周波発
生器42からの高周波通電をオン・オフするための前記フ
ットスイッチ14が接続されている。さらに、前記電極41
には、高周波通電に際しての電極41間の出力インピーダ
ンスを検出する検出手段である出力インピーダンス検出
器44が接続されている。そして、この出力インピーダン
ス検出器44に増幅器45と変調器46と前記スピーカー16と
などからなる音響手段47が接続されている。この音響手
段47は、前記出力インピーダンス検出器44による検出結
果を可聴音において音調、音程、メロディーなどに変換
して出力するものである。ここで、前記変調器46は、例
えば、出力インピーダンス検出器44により検出された出
力インピーダンスの値に対応する振動数の振動を発生さ
せるものである。あるいは、出力抵抗が急激に増大した
ときに所定のパルスを発生させるものであってもよい。
【0009】つぎに、前記心電計装置4の構成につい
て、図2を参照しながらより詳しく説明する。人体の適
所に装着される検出手段としての前記電極21が増幅器51
に接続されており、この増幅器51が前記ブラウン管オシ
ログラフ23に接続されている。また、前記増幅器51は、
変調器52を介して前記スピーカー24に接続されており、
これらが音響手段53を構成している。このような構成に
より、心電図波形すなわち心臓活動に伴う電位変化の諸
波形が可聴音に変換されて出力される。なお、従来よ
り、ICUやCCUの患者モニターでは、R波に対応し
て短い音声信号を発生させ、オシログラフの画面を目で
見ていなくとも、心臓が動いていることを判らせていた
が、本実施例においては、A波、H波、V波などのより
細かい心電図波形まで音に変換する。これとともに、心
電図波形は、心地好い音楽になるように変調される。
【0010】つぎに、前記構成について、その作用を説
明する。治療に際しては、手術者であるオペレーターが
カテーテル11を操作して、このカテーテル11を経皮的に
心臓内へ挿入し、さらに、カテーテル11を少しずつ移動
させて、その電極21を焼灼すべき位置まで移動させる。
このとき、カテーテル11を操作するオペレーターは、X
線撮像装置5のモニターディスプレー33に映し出された
映像を見て、カテーテル11の電極21の位置を確認する。
【0011】また、心筋のどの位置を焼灼するかは、オ
ペレーターが心電計装置4によって測定される電位変化
の諸波形から判断する。ところで、従来、心電図波形
は、ブラウン管オシログラフ23などにより視覚的にのみ
表示していた。しかし、心電図波形を目で見るのは大変
である。すなわち、まずオシログラフ23は手術台2のそ
ばにないし、X線撮像装置5の映像を見て、カテーテル
11の電極21の位置を確認するのに神経が集中していると
きに、心電図波形を目で見るのは大変である。ところ
が、前記実施例においては、生体組織に関する医学的情
報である心電図波形を可聴音で音調、音程、メロディー
などに変換して出力するので、心電図波形の検査を容易
かつ確実に行える。すなわち、光と違って、音は全方位
的に知覚されるものであることもあり、X線撮像装置5
の映像を見ながらでも、心電図波形の診断、判断を容易
かつ確実に行える。
【0012】そして、焼灼すべき位置が見つかれば、カ
テーテル11を操作しているオペレーターがフットスイッ
チ14を操作して、高周波発生器42からカテーテル11の電
極41へ早目に高周波通電し、心電図波形から効果がない
と判れば、早目に通電を断つ。この操作を、電極41の位
置を変えながら、効果が現れるまで繰り返す。そして、
効果が現われれば、高周波通電を続け、患部を焼灼す
る。高周波通電時には、出力インピーダンス検出器44が
電極41間の出力インピーダンスを検出し、音響手段47が
検出結果を可聴音に変換して出力する。そして、焼灼が
完了したかどうかは、高周波通電における出力インピー
ダンスの変化から判断するが、心組織が焼けると、出力
抵抗が急激に増大し、この出力抵抗の増大という生態組
織に関する医学的情報は、音で報知されるので、カテー
テル11を操作しているオペレーターは、出力抵抗の増大
が音響的に報知された時点で、フットスイッチ14から足
を離して、高周波通電を断てばよい。このように、出力
インピーダンスの変化を音で報知することにより、オペ
レーターは、出力インピーダンスの変化を容易かつ確実
に知ることができる。ところで、従来は、カテーテルを
操作するオペレーターの足元や手元ではなく、そこから
離れた高周波アブレーション装置本体に高周波通電をオ
ン・オフするためのスイッチを設けており、高周波通電
のオン・オフ操作のために、カテーテルを操作するオペ
レーターの他に、高周波アブレーション装置本体にある
スイッチを専門に操作するオペレーターが一人必要であ
った。しかし、それでは、手間も人手もかかり、効率が
悪い。これに対して、前記実施例においては、高周波通
電をオン・オフするためのスイッチをカテーテル11のオ
ペレーターの足元に置けるフットスイッチ14としたの
で、カテーテル11のオペレーター自身が高周波通電のオ
ン・オフ操作をすぐに簡単に行える。なお、高周波通電
をオン・オフするためのスイッチをカテーテル11の手元
部に設けるなどしても、同様の効果が得られる。
【0013】以上のように、前記実施例の構成によれ
ば、オペレーターは、心電図波形を音楽として聞きなが
らカテーテル11を操作できるとともに、高周波通電にお
ける焼灼完了に伴う出力インピーダンスの増大も音によ
り判断でき、また、高周波通電を足元のフットスイッチ
14の操作により簡単にオン・オフできるので、高周波ア
ブレーションを効率的に行える。
【0014】 なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、広く応用できる。
【0015】
【発明の効果】本発明のカテーテル式高周波アブレーシ
ョン装置によれば、カテーテルに設けられた電極への高
周波通電における出力インピーダンスを検出する出力イ
ンピーダンス検出器による検出結果を音響手段が可聴音
に変換して出力するので、オペレーターは、心筋などの
焼灼が完了して高周波通電を断つべき時点を容易かつ確
実に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すカテーテル式高周波ア
ブレーション装置のブロック図である。
【図2】同上心電計装置のブロック図である。
【図3】同上システム全体の概略説明図である。
【符号の説明】
3 高周波アブレーション装置 11 カテーテル 21 電極(検出手段) 42 高周波発生器 44 出力インピーダンス検出器(検出手段) 47 音響手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カテーテルと、このカテーテルに設けら
    れた電極と、この電極へ高周波通電する高周波発生器
    と、前記電極への高周波通電における出力インピーダン
    スを検出する出力インピーダンス検出器と、この出力イ
    ンピーダンス検出器による検出結果を可聴音に変換して
    出力する音響手段とを備えたことを特徴とするカテーテ
    ル式高周波アブレーション装置。
JP3208286A 1991-08-20 1991-08-20 カテーテル式高周波アブレーション装置 Expired - Lifetime JP2690022B2 (ja)

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