JP2000509304A - 局部化管内バルーン - Google Patents

局部化管内バルーン

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カーデイオヴァスキュラー ダイナミクス インコーポレーテッド
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Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つの参照帯及び局部帯(60)を有する局部バルーン(18)を開示する。1つの態様において、参照帯(58,62)及び局部帯(60)は、第1の圧力でほぼ円筒状の第1のプロファイルにまで膨張可能である。より高い第2の圧力で局部域はより大きな第2の直径にまで拡張するが、参照帯は実質的に第1の直径で維持される。もう1つの態様において、局部帯(60)及び参照帯(58,62)は、損傷又は解剖組織を圧迫することなく、膨張圧でそれぞれの所定の直径にまで膨張可能である。突出部が丸く薬剤を供給する多数の態様も開示する。

Description

【発明の詳細な説明】 局部化管内バルーン 発明の背景 本発明は、体内管腔に挿入するためのカテーテルに関する。更に詳しくは、本 発明は、血管系で使用するための「局部(focal)」バルーン膨張カテーテルに関 するものである。ここで用いられている「局部」バルーンは、バルーン表面に沿 った1つもしくはそれ以上の所定の領域に、膨張性エネルギーを局在させるか又 は集中させるバルーンである。 典型的な膨張カテーテルに関する従来技術による血管膨張バルーンは、概して 2つの広範な分類の1つに該当する。大半のものは弾力性(compliant)のないバ ルーンであると考えることができ、ポリエチレンのような一般に膨張性のない材 料から形成される。弾力性のないバルーンに認められる利点は、膨張圧が増進的 に増加する際に実質的に変化しないまま実質的に均一な外側膨張プロファイルを 示す点である。理論的には、弾力性のないバルーンは、周囲の正常な管腔に対す る損傷を最小とするよう、予期し得る膨張したプロファイルを依然として保持し ながら、特に石灰化した損傷を破壊するのに増大した膨張圧を導入することがで きるので有利である。 ある種の弾力性を有するバルーンも当業界で公知である。弾力性を有するバル ーンは、膨張圧の増加に応じて直径を増大させることができるものである。しか しながら、弾力性を有するバルーンに伴う1つの難点は、やっかいな損傷内での 膨張によってバルーンがプラーク(plaque)の周囲で膨張し、概して砂時計状の 膨張したプロファイルを生成し得る点である。これは結果的に障害物に隣接する 正常な血管に対して損傷を与える可能性があり、同時に狭窄症を十分に緩和する ことはできない。 使用に際し、弾力性を有するバルーン及び弾力性のないバルーンは共に一般的 に血管狭窄症内で定格膨張圧へと膨張される。この圧力では、制限なく拡張する 大半のバルーンの形状は円筒形である。臨床医の判断により、所望であればバル ーンはより高い膨張圧へと実質上膨張させてもよい。しかしながら、臨床医は拘 束のないインビトロバルーンの仕様を基にしてインビボバルーンの正確な膨張径 を評定する効果的な方法を有しない。バルーンのインビボ拡張特性は損傷の形態 及び選択されたバルーンサイズの妥当性に従い、インビトロの仕様と同じであっ てもよく又逸脱したものであってもよい。臨床医は損傷の石灰化の度合、対称的 であるか又は非対称的であるか、損傷が軟質のものであるか弾性のあるものであ るか、或いは膨張に影響を与える他の変化について一般的知識のみを有するか又 は全く知識をもたないことがある。従って、特定の膨張度における場合、又は管 状ステントの移植における場合など、比較的正確な膨張径を有することが望まし い用途においては、従来の膨張バルーンを使用する臨床医は、ある特定の損傷の 膨張特性に関して、膨張或いはステント移植処理を最適化するための十分な情報 を有しないこともある。 従って、膨張圧の増加に応じて予期可能に増大させることができ、臨床医がそ の膨張を既知の直径を基準として比較しながらリアルタイムで観察することがで きるバルーンを備える血管膨張カテーテルに対する必要性が当業界に存在する。 発明の概要 本発明のある態様として、延長した可撓性の管状本体及び管状本体上の膨張可 能なバルーンを備えるバルーンカテーテルを提供する。バルーン上の近位部、中 央部、及び遠位部は第1の膨張圧で第1の膨張径へと膨張可能であり、近位及び 遠位部はより高い第2の膨張圧でより大きな第2の膨張径へと膨張可能である。 バルーンの中央部は第2の膨張圧で第2の直径よりも小さい直径のままである。 本発明のある形態において、バルーンは中央部に、バルーン中央部の膨張を制限 する少なくとも1つの拡張制限帯を更に備えていてもよい。拡張制限帯はほぼ第 1の膨張径を越えて中央部が拡張することを制限することが好ましい。 本発明の別の態様として、体内管腔における部位を処置する方法を提供する。 この方法は、延長した可撓性の管状本体及び本体上の膨張バルーンを有するタイ プのカテーテルを用意する工程を含む。バルーンの近位部、遠位部及び中央部は 第1の膨張圧で第1の直径へと膨張可能であり、かつバルーンの近位部及び遠位 部はより高い第2の膨張圧でより大きな第2の直径へと膨張可能である。中央部 は前記第2の膨張圧で実質上第1の直径を維持している。 バルーンが処置部位に隣接するように、カテーテルを体内管腔中に位置決めし 、バルーンを第1の膨張圧へと膨張させる。第1の膨張圧では、近位部、遠位部 及び中央部はほぼ第1の膨張径を越えて膨張することはない。その後にバルーン を第2の膨張圧へと膨張させ、それにより近位部及び遠位部を第2の膨張径へと 拡張させる一方、中央部は、物質の更なる径方向への膨張を同時に制限する。 上記の方法は、バルーンの中央部から体内管腔中の部位に治療媒体及び診断媒 体を搾り出す付加的な工程を任意に含んでいてもよい。 本発明の更に別の態様によれば、管状移植組織を体内管腔中に移植する方法が 提供されている。この方法は膨張可能なバルーンを備えた延長した可撓性の管状 本体を提供することを含む。バルーンは第1の膨張圧で第1の直径へと膨張可能 であり、これにより一般に円筒形のバルーンプロファイルを形成し、かつバルー ンの近位部及び遠位部は更により高い第2の膨張圧でより大きな第2の直径へと 膨張可能である。拡張可能な管状移植組織はバルーン上に位置決めされ、その後 にバルーンは処置部位に隣接する体内管腔中に位置決めされる。 バルーンを第1の膨張径へと膨張させて管状移植組織を拡張させ、その後、膨 張圧を第2の膨張圧へと増加させ、それによりバルーンの近位部及び遠位部をよ り大きな第2の直径へと膨張させ、管状移植組織の近位部及び遠位部を更に膨張 させる。 以下の好適な態様の詳細な説明を参照しながら、添付する図面及び請求の範囲 と併せて考慮すれば、本発明の更なる特徴及び利点は、当業者にとって明らかと なるであろう。 図面の簡単な説明 図1は、第2の膨張形状における、本発明の1つの態様の可変直径膨張カテー テルの好適な態様の概略図である。 図2は、第1の膨張プロファイルにおける、可変直径膨張カテーテルの好適な 態様の部分断面図である。 図3は、第2の膨張プロファイルにおける、可変直径膨張カテーテルの好適な 態様の部分断面図である。 図4は、第1の膨張形状で示した、図1の態様の概略図である。 図5は、本発明の弾力差局部バルーンにおいて膨張圧増加の関数として、参照 帯と局部帯との弾力曲線の比較を示す。 図6は、局部域において比較的薄い壁を備えた本発明のバルーンの概略図であ る。 図7は、本発明の固定局部バルーンカテーテルを概略的に示した断面図である 。 図8は、中央弾力性帯域を有するデュアルバルーン全体の断面図である。 図9は、弾力性帯域が拡張された配置にある、図8と同様の断面図である。 図10は、局部帯及び傾斜した遠位帯を有するバルーンプロファイルを概略的に 示した断面図である。 図11は、デュアル(dual)膨張管腔カテーテルの正面略図である。 図12は、各層毎に1つの膨張管腔を備えたデュアルバルーンの全体の断面図で ある。 図13は、図12に示したデュアルバルーンを局部化した(focalized)配置で示し た断面図である。 図14は、図13のものと同様であるが、付加的な配送能力を有するバルーン全体 の断面図である。 図15は、近位及び遠位に丸い突出部を有するバルーンを概略的に示した断面図 である。 図16は、デュアルバルーン配置を概略的に示した断面図である。 図17は、媒体を血管に配送するために用いられる、デュアルの丸く突出したバ ルーンの断面図である。 図18は、媒体を血管に配送する配置で示したデュアルバルーンカテーテルの断 面図である。 好適な態様の詳細な説明 図1を参照すると、本発明の1つの態様による可変直径膨張カテーテル10が開 示されている。血管膨張技術において公知の更なる特徴、例えば移植可能なステ ント(stent)、薬物配送、潅流及び膨張の特徴、又はこれらの特徴のいずれかの 組合せを用いるカテーテルを本発明の局部バルーンと組み合わせて使用すること ができ、これに関しては本明細書の開示に照らして当業者には明らかである。 カテーテル10は、近位調節端部14と遠位機能性端部16との間に延在する 延長した管状本体12を一般に備える。管状本体12の長さは所望の用途に従っ て調整可能である。例えば、約120〜約140cmの範囲の長さが、経皮管腔貫通に よる冠状動脈血管形成術の用途に対して典型的なものである。 管状本体12は、適切な生体適合性プラスチック材料の押出などによる、バル ーンを先端部に備えたカテーテル本体を作製する種々の公知のあらゆる技術によ って製造することができる。または、カテーテル及びガイドワイヤの分野で理解 されているように、管状本体12の少なくとも一部分又は全部の長さを、スプリ ングコイル、連続した壁部を有する皮下針管、又は網目状の強化壁部により構成 することができる。 一般に、本発明によれば、管状本体12は、外径が約0.03インチ〜約0.065イ ンチの範囲内である断面形状がほぼ円形を有して提供される。本発明の1つの好 適な態様によれば、管状本体12はその長手方向の大部分が約0.042インチ(3.2 f)の外径を有する。または、カテーテルを介して延在する管腔部の数、作製の 方法及び意図する用途に応じて、断面形状がほぼ三角形又は楕円形、並びに他の 円形でない形状も使用することができる。 末梢血管での使用を意図するカテーテルでは、管状本体12は、典型的には約 0.039インチ〜約0.065インチの範囲内の外径を有する。冠状動脈での使用におい ては、管状本体12は、典型的には約0.026インチ〜約0.045インチの範囲内の外 径を有する。直径の機能によるものがカテーテルの意図する目的について許容し 得るものである限り、好適な範囲外の直径も使用することができる。例えば、あ る用途における管状本体12についての直径の下限は、カテーテルに内蔵される 流体又は他の機能性の管腔部の数及び支持体構造など、並びに所望の構造的一体 性の関数となるであろう。 管状本体12は、管状本体12の歪みも不都合な湾曲も伴うことなく遠位の動 脈位置にカテーテルを前進させるのを可能とするのに十分な構造的一体性(例え ば「押込性」)を有していなければならない。トルクを伝達する本体12の能力 も、例えば配送バルーンの全外周以下しか薬物配送能力をもたない態様では望ま しいものであろう。より大きい直径では、一般に十分な内部流れ特性及び構造的 一体性を有するが、カテーテルを配置する動脈における潅流が低減される。更に 増大した直径のカテーテル本体は可撓性が低減する傾向があり、遠隔の血管位置 においてカテーテルの遠位端部の位置決めを必要とする用途では不都合である場 合がある。加えて、処置を要する損傷が特に小さな直径の動脈に位置する場合も あり、最低可能なプロファイルを必要とする。 図1に概略的に示すように、カテーテル10の遠位端部16は、可変の直径を 有する少なくとも1つの膨張バルーン18を備える。カテーテル10の近位端部 14は、当業界で公知のように複数のアクセスポートを有するマニホールド20 を備える。一般に、マニホールド20は、ワイヤ張設態様ではガイドワイヤポー ト22及びバルーン膨張ポート24を備える。カテーテル10の機能的な能力に 応じて、必要に応じて更なるアクセスポートを設ける。バルーン18は高速交換 型のカテーテルにも取り付けることができ、この場合は当業界で理解され得るよ うに、近位のガイドワイヤポート22は不要であろう。高速交換の態様では、近 位のガイドワイヤアクセスポートは、例えばカテーテルの遠位端部から約4〜約 20cmの間で管状本体12の長さに沿って配置される。 図2及び図3を参照すると、膨張バルーン18の二段階の膨張プロファイルが 示されている。図2では、バルーン18が第1の膨張プロファイルで示されてい る。この場合、制限のない拡張において、実質的に円筒形の中央稼働プロファイ ルを示す。図2における寸法は、中央局部部30によって軸方向に離間されてい る近位部26及び遠位部28を示すために誇張されている。しかしながら、当業 者に理解され得るように、バルーン18が第1の膨張プロファイルへと膨張する とき、バルーン18の外側は実質的に平滑な円筒形の稼働プロファイルを示すこ とが好ましい。 図3では、膨張バルーン18を第2の膨張プロファイルで示す。バルーンの近 位部26及び遠位部28は、より大きな直径を有する中央局部部30によって離 間されている。図2の構成は、バルーン18を第1の膨張圧へと膨張させること により達成されるのに対し、図3の構成は、以下に論ずるように、膨張圧をより 高い第2の圧力へと増加させることにより達成される。 可変直径膨張カテーテル10の1つの好適な態様の詳細を図2及び図3を参照 して説明する。管状本体12は、少なくともバルーン18の全体にわたって延在 するガイドワイヤ管腔部32、及びバルーン18の近位端部へと延出する膨張管 腔部34を備えていることが好ましい。 図示した態様では、内部バルーン36を外部バルーン38内に同軸に配置する 。実質的に膨張性のない拡張制限帯40を、バルーン36及び38の間に近位の 環状肩部42に隣接して配置し、バルーン18の半径方向への膨張を制限する。 同様に、遠位の拡張制限帯44を、内部バルーン36と外部バルーン38との間 に遠位の環状肩部46に隣接して配置する。 拡張制限帯40及び44又は他の膨張制限構造は、この開示に照らして当業者 により十分に理解され得る種々の様式のいずれかにより設けることができる。例 えば、1つの態様では、拡張制限帯40及び44はそれぞれポリエステルの管状 部分により構成し、それぞれ軸方向の長さ約5mm、直径約2.5mm、及び肉厚 約0.0003インチを有するものとする。他の一般に膨張性でない材料、例えばナイ ロン、ポリイミド、ケブラー繊維、架橋結合ポリエチレン、ポリエチレンテレフ タレートなどを利用して拡張制限効果を達成することができる。 拡張を制限する特性は、バルーンとは別個の構造の付加により、又はバルーン 材料自体の拡張特性を改変することにより達成することができる。例えば、バル ーンは、異なる肉厚の帯域、又は後述するように異なる程度の架橋結合を有する 帯域を備えることができる。 一般に、拡張制限帯40及び44は、膨張カテーテルに関連して通常利用され る圧力の下で、実質的に膨張に耐えるのに用いられる特定の材料について十分な 厚さ又は構造的一体性を有するものでなければならない。しかしながら、拡張制 限帯40及び44は、バルーン18の実質上平滑な外側表面を与えるのに十分に 薄いものであることが好ましい。 図2及び図3に示すように、拡張制限帯40及び44は、内部バルーン36と 外部バルーン38との間に挟持させることが好ましい。代替的な態様では、拡張 制限帯40及び44又は他の拡張制限構造は、バルーン18の外側表面上、バル ーン18の内側表面上、又はバルーン18の壁部内に被覆し又は取り付けること ができる。バルーン18は、図示するように2つもしくはそれ以上の層、又は後 述するように単一層のみを備えることができる。 拡張制限帯40及び44の軸方向の長さは、当業者には明らかであるように、 カテーテル10の寸法及び目的に応じて広範に変化させることができる。更に、 近位帯40及び遠位帯44は同様な長さである必要はない。しかしながら、一般 的には冠状動脈血管形成術による膨張環境において有用な寸法があり、その幾つ かの例を以下の表1に再現する。表中Aは近位肩部42と遠位肩部46との間の バルーン18の軸方向の長さを表し、Bは遠位肩部46と遷移地点48との間の 軸方向の距離を表し、Cは中央局部部30の軸方向の長さを表す。表1の寸法は あくまでも例示的なものであり、当業者には明らかであるように、広範な種類の 他の寸法を使用して本発明を実施することができる。 図2および3に示すカテーテル10は、本明細書の開示に照らして当業者によ り理解され得る種々の技術のいずれかにより製造することができる。以下の開示 では、特定の材料および寸法を単に例としてのみ使用するものとするが、最終製 品の所望の特性に応じて他の寸法および材料を選択することができる。 製造の1つの特定の方法では、内径約0.018インチおよび外径約0.043インチ である低密度ポリエチレン押出ストック管を、内部および外部バルーン36、3 8のために使用する。 ポリエチレンストック管は、当業界で周知の技術によって電子ビームに露出す ることにより架橋結合させる。架橋結合したストック管の試験断片を直径3.0m mまでフリーブロー成形する。架橋結合したストック管を3.0mmより大きい直 径にフリーブロー成形することができる場合、ストック管を再度架橋結合し、所 望のフリーブロー成形直径が達成されるまで再度試験する。 その後、バルーンをその所望の第1の膨張径に成形するよう作用するテフロン 補足管(図示せず)内で、適切に架橋結合したストック管を2.5mmの直径に吹 込成形する。テフロン補足管は、バルーンの所望の膨張径と略同一の内径を有す るほぼ管状の本体である。テフロン補足管は、電気コイルまたは炉のような多数 の加熱手段のいずれかによって加熱して、バルーンを所望の膨張径に成形するの に十分な温度とする。この場合、架橋結合したポリエチレンバルーンは、好まし くは約300°Fの温度に加熱する。その後テフロンチャンバーを、バルーンの軟 化温度未満の温度に冷却する。一旦冷却したならば、バルーンをすぼませて補足 管から除去する。 その後、膨張バルーン材料の一部を熱延伸し、近位及び遠位端37、39を、 厚さ約0.001インチの、封止すべき管状カテーテル本体12の部分に相対的に密 接に嵌合する直径へと縮減する。 その後、当業者に公知の種々の結合技術のいずれか、例えば溶剤結合、熱接着 結合により、または熱収縮/封止によりバルーンを管状本体12に取付ける。結 合技術の選択は、カテーテル10を形成するのに使用するバルーンの材料および 管状本体の材料の種類に依存する。 製造における1つの特定の方法では、内部バルーン36および外部バルーン3 8をカテーテル本体10に取付ける。内部バルーン38の近位の狭めた端部37 をカテーテル本体12の周りに熱封止する。その後、内部バルーン36の遠位の 狭めた端部39をカテーテル本体12の遠位端16の周りに熱封止する。一般に 、カテーテル本体12に固定する内部バルーン36の近位端37および遠位端3 9の長さは、約3mm〜約10mmの範囲内とするが、近位および遠位のバルーン の 狭めた端部37、39は、近位および遠位の封止体としてのその機能を遂行する のに必要なだけ長いものとする。 拡張制限帯40および44は、内部バルーン36の近位部26および遠位部2 8にそれぞれ配置され、内部バルーン36に結合または固定することができる。 その後、熱を加えて軸方向に引張ることにより外部バルーン38の近位および速 位軸方向端部を「狭く(ネックダウン)」した後に、外部バルーン38を内部バ ルーン36と同様の方法でカテーテル本体12に取付ける。内部バルーン36お よび拡張制限帯40および44を越えて外部バルーン38を軸方向に進行させる 。その後、使用するバルーン材料の種類にやはり応じて、種々の結合技術のいず れか、例えば溶剤結合、熱接着結合により、または熱封止により外部バルーン3 8を内部バルーン36に、並びに拡張制限帯40および44に結合させることが できる。または、結合も接着も何ら用いることなく、拡張制限帯をバルーンの間 に単に嵌め込む。 好適な態様では、内部バルーンおよび外部バルーン36、38の両者は、従来 からの溶媒を使用して互いに結合させるのが困難な架橋結合したポリエチレンバ ルーンとする。封止を所望する場合、内部バルーン38および外部バルーン38 は以下に説明するように互いに熱封止する。他の態様では、内部バルーン36お よび外部バルーン38は、UV硬化性接着剤を使用して互いに固定する。 一旦カテーテル本体12に取付けたならば、内部バルーン36および外部バル ーン38は、テフロン補足管のような加熱チャンバー(図示せず)中で互いに熱 封止することができる。内部バルーンおよび外部バルーンが第1の膨張径に膨ら むまで、内部バルーン36および外部バルーン38をチャンバー内で膨張させる 。加熱チャンバーを、電気コイルまたは炉のような多数の加熱手段のいずれかに よって加熱し、2つのバルーン36、38を互いに結合させるのに十分な温度に 空気を加熱する。この場合、架橋結合したポリエチレンバルーンは、好ましくは チャンバー内で約300°Fの温度に加熱し、これにより両者のバルーン36、3 8が互いに封止され、二重壁の可変直径膨張バルーン18が形成される。その後 、内部および外部バルーン36および38の軟化点未満の温度にチャンバーを冷 却する。一旦冷却したならば、可変直径バルーン18をすぼませ、カテーテル1 0 をチャンバーから除去する。 接着剤により結合させたり、他の方法で2つのバルーンを互いに固定すること なく、内部バルーン36および外部バルーン38をカテーテル本体12に取付け ることができることが、当業者に明らかであろう。この場合、2つのバルーンは 加えた膨張圧に応答し得て、内部バルーン36が外部バルーン38を付勢し、両 者のバルーン36、38が同時に膨張する。拡張制限帯40および44は、内部 バルーン36と外部バルーン38との間に単に挟持させることができ、この態様 ではいずれかのバルーンに結合させる必要はない。 本発明の可変直径のバルーン設計は、更なる拡張制限帯を設けることなく、単 一層バルーンまたは二重層バルーンを用いて達成することもできる。これは、第 1の膨張した直径に留めることを意図するバルーンの帯域の相対的な弾力性を減 少させることにより達成される。代替的には、局部域の弾力性を、参照帯の弾力 性に応じて増加させることができる。 例えば、ポリエチレン押出ストックを架橋結合して3.0mmとし、前述のよう に約2.5mmの直径の成形体に吹込成形してバルーンを形成する。バルーンスト ックは、カテーテルに取付ける前後の何れにおいても、かつ膨張状態およびすぼ んだ状態の何れにおいても架橋結合することが可能である。カテーテル10上の バルーンの近位および遠位部26、28は、例えば当業界で公知のスチールクラ ンプまたは他のマスクを用いてマスクして電子ビームの透過を遮断し、バルーン の中央部30を露出させたまま残す。バルーン18の中央部30を再度電子ビー ム源に露出し、2.5mmの直径で更に架橋結合する。この様式で製造したバルー ンは、図2および3に示したように2段階の膨張を達成する様式で、相対的に弾 力性の高い中央帯域および相対的に弾力性の低い軸方向端部帯域を与えることを 見出した。 上述の弾力差特性を有する単一層バルーンを、他のバルーン材料、例えばポリ エチレンテレフタレート(PET)を用いて提供することもできる。例えば、1 つの部品からなる単一層PETバルーンを局部域において、バルーンの1つまた は2つの参照域に比べてより薄い壁により提供することができる。図6は、本発 明のこの態様に一致するバルーン50の概略図を開示する。バルーン50は、当 業界で理解されるように、膨張媒体を保持するための内部空間51を画定する。 バルーン50は通常、バルーン50をカテーテルに固定するために遠位狭端部5 2および近位狭端部54を含む。バルーンの作用長さ56は、近位肩55および 遠位肩57の間で延伸する。 バルーン50の作用長さ56は、局部帯60により分離される近位参照帯62 および遠位参照帯58により提供される。先の態様に関連して論じられたように 、代替的にバルーン50を、局部帯60と共に単一の参照帯58および62のい ずれかのみによっても提供することができる。しかし好ましくは、近位および遠 位参照帯62および58の両方が中央局部帯60と共に利用される。 局部帯60の領域のバルーン壁の少なくとも一部の厚さは、参照帯62および 58の壁厚さよりも薄い。 本発明の単一壁の局部バルーンの一態様において、バルーンはPETを含む。 バルーンは約20mmの作用長さを有し、近位および遠位参照帯62および58の それぞれは約5mmの長さを有する。局部帯60は約10mmの長さを有する。第 1の膨張径は、8気圧で約3.0mmであり、局部域は16気圧で、インビトロで約3 .5mmまで膨張する。参照帯62および58の領域内の壁の厚さは約0.001イン チであり、局部帯60の領域内の壁の厚さは約0.0007インチである。 バルーンがPETから作られても、当業界で周知の他のバルーン材料から作ら れても、参照域での厚さに比べてより薄い局部域は、種々の技術を使用して提供 することができる。例えば、PETバルーンを熱に露出し、端部参照部よりも相 対的に薄い壁を提供するために中央部を延伸させることができる。または、バル ーンを収縮させるようにバルーンの端部を熱し、それにより熱にさらされた領域 の材料の厚さを増大させることができる。 材料を延伸させることでバルーンの壁の一部を薄くすることは、本明細書の開 示に照らして当業者には明らかな種々の方法のいずれかにより達成することがで きる。局部帯の領域の壁の厚さを減少させる1つの方法は、熱を加えることによ る管状バルーンストックの軸方向への延長を含む。本発明の発明者は、一般に壁 の厚さにおける縮小率が管状ストックの軸方向の延長率とほぼ同等であることを 見出した。従って、管ストックは、壁の厚さの所望の縮小を達成するために、軸 方向に十分な距離を延長される。 本発明の1つの適用例では、約0.001インチの壁の厚さを有する成形されたP ETバルーンが、局部帯の厚さを約0.0007インチに縮小するために軸方向に十分 な距離を延長された。壁の厚さ約0.0008インチの成形されたPETバルーンは、 約0.0005インチの壁の厚さをもたらすために軸方向に約40%延長された。 本発明の方法の1つの適用例では、ある長さの管状高分子ストックが提供され る。ストックは、有効な作用長さ、例えば10〜20センチに切断され得る。延長処 理の後で超過したストック長さは、当業者に理解されるように、バルーンをカテ ーテル軸に取付ける前に削り取られる。 壁の厚さ約0.0010インチおよび膨張外径約3.0mmである長さ15cmのPET バルーン管を、管に軸方向に延伸する力を加えるために配置された装置の各端部 またはその近くをクランプで固定した。クランプの1つを締める前に、管が固定 された後に加圧可能なように、管の開放端を介して針が通された。クランプによ る固定に続き、管を約100psi(ポンド/平方インチ絶対圧力)の圧力で膨張 させ、その領域に約1ポンドの軸方向引張張力を加えた。 3mmのバルーンのための前述の機構は、3mmの補足管内部で達成した。第 1および第2のアルミニウム放熱子(heat sink)を、補足管に熱連結し、約5m m離間して配置した。管の軸方向に長さ約5mmの熱風加熱器を放熱子の間に配 置し、補足管を加熱するために補足管方向に進められる。放熱子は、当業者によ り理解されるように、加熱器により加熱される管ストックの領域を局所化するの を助ける。 約200°Fの温度に達すると、管ストックを軸方向引張張力下で延伸し始める 。延伸クランプの軸方向の可動長さは、軸方向への延長率の予め定められた限度 を提供するように制限されるのが好ましい。本発明の1つの適用例では、クラン プ間の距離が20%〜40%増加した後、5mmの加熱域が軸方向の長さで約5また は7mmに増大する。前述の手順への種々の変更は、当業者には容易に想像され 得るであろう。例えば、代替の熱源、例えば強制空気加熱器、赤外線、電気コイ ル、及び他の当業界で周知の手段を使用することができる。更に、延伸は、当業 者により容易に組み立てられ得る種々の物理的な機構のいずれによっても達成す るこ とができる。加熱せずに延伸すること、例えば管状ストックの一部を冷間圧延ま たは冷間成形することによっても、所定の種類のバルーン材料に、バルーン壁の 許容薄さをもたらし得る。 異なるバルーン材料間の結合の圧力保持特性を仮定して、上記の他に、局部域 を相対的に弾力性の高い材料で、参照域を相対的に弾力性の低い材料で、バルー ンを提供することができる。異なる弾力性を持つ材料の組み合わせを有するバル ーンを、例えば単一のオリフィスを介して交互にバルーン材料を駆動させる2つ の押出ヘッドを使用して、製造することができる。種々の材料の組み合わせ、例 えば異なる硬度の複数のナイロン、PETとPE、及び他の当業者により選択さ れ得る材料のいずれも使用することができる。さらにその他として、単一の参照 バルーンの近くに配置するかまたは2つの参照バルーンの間に配置される完全に 異なるバルーンから局部域を形成して、本発明の局部バルーンの特性の幾つかを 有するバルーンを作製することができる。 図2および3に示す設計により作製したバルーン18が、表2に示す膨張圧プ ロファイルを示すことを見出した。 表2に示す可変直径膨張バルーン18の膨張圧のプロファイルは、前述の方法 により作製したバルーン18に増加した圧力を加えることにより膨張させる方法 の例を提供するものである。最初に、バルーン18の中央部30並びに近位およ び遠位部26、28が、圧力が増加するにつれて、インビトロで一緒に膨張する 。例えば圧力が6気圧に達した場合、バルーンの近位および遠位部26、28並 びに中央部30の直径は全て約2.5mmのままである。11気圧で、バルーン18 の中央部30の直径は約3mmに増大したが、近位及び遠位部26、28は約2. 5mmの第1の直径に膨張したままである。バルーン18の中央部30の直径は 、バルーン18の破裂圧に達するまで少なくともインビトロで増加を続ける。1 つの基本型では、破裂圧は通常の体温で約20気圧であった。 第1の膨張径及び第2の膨張径の両者も、当業者により理解され得るように、 所望のカテーテルの特性に応じて変化し得る。好適な態様では、冠状動脈血管形 成術の用途のためのカテーテルの第1の膨張径は約2.5mmである。圧力の増加 に際し、この直径は、中央局部部30において約3mmの第2の膨張径に増大す る。一般に、バルーンを構成した材料の弾性限界に応じて、第1の膨張径と第2 の膨張径との差が約0.1mm〜1.0mmまたはそれ以上までの範囲内のバルーンを 容易に構成することができる。典型的には、冠状動脈血管形成術の膨張バルーン は、第1の直径が約1.5mm〜約4.0mmの範囲内とすることができる。末梢血管 用途で使用するための典型的なバルーンは、第1の膨張径を約2mm〜約10mm の範囲内とすることができる。 本発明により膨張バルーンを容易に構成することができ、その際に、例えば近 位肩部42から遠位肩部46(図2)までのバルーンの全長は、圧力増加に応じ て第1の膨張径からより大きな第2の膨張径へと変動し得る。または、バルーン の遠位部が固定膨張径でありながら、圧力増加に応じて増大し得るようにバルー ンの近位部が弾力性を有する本発明によるバルーンを容易に構成することができ る。この構成は、例えば本来の血管の直径が遠位カテーテル方向に減少している 場合に望ましいものとなり得る。弾力性を有する部分が血管の近位(より大きな 直径の)部分にあるようカテーテルを位置決めすることにより、ある種の用途に おける血管壁の損傷を最小にすることができる。または、弾力性を有する部分を バルーンの遠位端に容易に配置することができ、更に実質的に固定膨張径の部分 をバルーンの近位端に配置することができる。 前述の設計により作製した可変直径のバルーン18は、ある種の従来の経皮管 腔貫通による冠状動脈血管形成術(percutaneous transluminal coronary angio plasty、PTCA)に有益であることがわかった。本発明の方法により、可変直 径のバルーン18を経皮的に前進させ、バルーン18の中央部30が血管の処置 部位に隣接するよう位置決めする。処置部位は一般に、例えばプラークまたは血 栓による狭窄部である。可変直径のバルーン18を第1の膨張プロファイルへと 膨張させ、狭窄部の膨張を開始する。バルーン18に対して約6気圧までの圧力 を加えることにより第1の膨張プロファイルを達成するのが好ましい。第1の膨 張プロファイルにおいて、バルーン全体を血管の内径へと膨張させ、これにより 血管管腔の開通性を回復させる。1つの態様では、可変直径のバルーン18は、 6気圧の膨張圧で約2.5mmの第1の膨張径に膨張される。第1の膨張径は、ほ ぼ血管の本来の直径とするのが好ましい。 可変直径のバルーン18に付加的な圧力を加えるにつれて、第2の膨張プロフ ァイルが達成され、その際にバルーン18の中央部30は、第1の膨張プロファ イルの直径を越えて第2の膨張径へと膨張するが、近位部26及び遠位部28は 第1の膨張径のままか又はほぼそのままである。可変直径のバルーン18に加え る圧力が増加するにつれて、バルーン18の中央部30の直径は、血管の本来の 直径を越えて第2の膨張径へと膨張する。この方法を利用し、選択したバルーン の大きさに応じて、血管の本来の直径を越える地点へと狭窄部が圧迫される。好 適な態様では、加えた圧力が11気圧で、第2の直径におけるバルーン18の中央 部20の直径は3mmであり、第1の膨張径における近位端26及び遠位端28 の直径は2.5mmである。第1の膨張径と最大の膨張径との間の第2の膨張径は 、前記表2に1つの態様について示したように、膨張圧を調節することによって 容易に達成することができる。 狭窄部が圧迫されるか、又は血管の本来の直径を越えた後に、バルーンを排気 し、カテーテルを引き抜く。あるいは、所望により、バルーン18が第1の膨張 プロファイルを取り戻すまで圧力を減少させる。この時点で、短期間の反動作用 が関係する場合は、短期間の間バルーン18を第1の膨張径に保持して管腔の開 通性の維持を継続する。この膨張後の工程は、好ましくは灌流能力を有するカテ ーテルを使用して実施する。最後に、バルーン18に加えた残余の圧力を減少さ せ、可変直径のバルーン18をすぼませる。その後に従来のPTCA手順を利用 してカテーテルを血管から抜き取る。 本発明の「局部」又は「弾力差(differential compliance)」バルーンは、処 置中の損傷に関する重要なリアルタイムの診断情報を提供する。近位部26、遠 位部28及び中央局部部30(図2)など、弾力性が全くないか又は殆どない1 つ又はそれより多くの帯域を有するバルーンでは、損傷内での膨張は一連の慎重 な段階を踏んで進められる。X線透視でバルーンを測定し、中央域の見かけ直径 を弾力性の殆どない1つ又はそれより多くの帯域の直径と比較することにより、 これらの段階を視覚によって区別することができる。弾力性の殆どない帯域を、 本発明のための参照帯とみなすことができる。 バルーン18を損傷内で膨張させる場合、参照帯を通常損傷の近位又は遠位に 位置決めし、中央帯は損傷内で中心を占めるようにする。バルーンの膨張が始ま ると、バルーン全体は「犬の骨」形状をとり、中央部は損傷によって半径方向内 方に抑制される。膨張圧が増加するにつれて中央部は膨張する傾向にあり、遂に はバルーンは全体的にほぼ円筒状のプロファイルを形成する。一定の高い圧力に 達すると、中央領域がより大きな第2の膨張径に達するように、バルーンは局部 化する(foculize)。バルーンがほぼ円筒状の形状を帯びる第1の圧力、及びバ ルーンが局部化する第2のより高い圧力を測定することにより、臨床医は損傷の 形態に関する重要な情報を知ることができる。 例えば、6気圧で定格3.0mmのバルーンでは、参照帯は11気圧で3.2mmにな る。局部域は6気圧で3.0mmになり、健康な動脈では11気圧で3.5mmになるは ずである。11気圧で局部化がみられなかった場合、臨床医は、損傷が非常に石灰 化しているか、そうでなければ膨張に対する抵抗が大きいことがわかる。次に、 破裂圧力に近い最大圧力まで圧力を徐々に増加させることができ、局部化がやっ と可視化される圧力により、石灰化の程度に関する情報又は損傷に関する他の情 報が明らかとなる。 従って、損傷に関する特性決定情報を得る方法が本発明に従って提供される。 特性決定情報は、中央局部域が損傷内に位置するように弾力差バルーンを動脈内 に位置決めすることによって得られる。バルーンを第1の膨張圧に膨張させると 、バルーンは損傷によって「犬の骨」形状を達成する。臨床医は、この第1の圧 力を書き留めるのが好ましい。バルーンがほぼ円筒状の外形を達成するまで圧力 を増加させる。ほぼ円筒状の形状を達成させる圧力を書き留めるのが好ましい。 中央部の局部化が達成するまでバルーン内の圧力を更に増加させ、局部化の圧力 を書き留める。書き留めた圧力のうち1つか又はそれより多くを、同じ患者に関 する他の情報と比較するか又は参照データと比較して、損傷の性質を判断するこ とができる。バルーンはX線透視によって容易に可視化できるため、臨床医は、 単に局部域を参照域と視覚的に比較することによって膨張バルーンの大きさに関 するリアルタイムの情報を受け取る。バルーンが特定の圧力で「全体にわたって まっすぐである」(即ち、局部化していない)場合、臨床医はバルーン用の参照 表を見るか又は経験に頼って処置部位の血管の直径を判断することができる。 本発明の別の態様によれば、本発明の弾力差バルーンを用いた相互作用血管形 成方法が提供される。一般に、相互作用血管形成方法はバルーンを第1の膨張圧 に膨張させることを含み、これにより、予期する特定の損傷形態の第1の膨張プ ロファイルが生じるはずである。第1の膨張圧におけるバルーンのプロファイル が予期する第1の膨張プロファイルと異なる場合、臨床医は、損傷形態が予期す るものと異なりうることがわかる。従って、臨床医はこれに応じてカテーテルを 取り除き、異なるカテーテルと取り替えるなど、処置法を変えることができる。 例えば、非常に石灰化した又は線維症である損傷を予期し、第1の膨張圧が犬 の骨形状のバルーンではなくほぼ円筒状のバルーンを生じる場合、臨床医は、選 択したバルーンが小さすぎるか、又は損傷が予期したほど石灰化していないもし くは線維症ではないと判断することができる。このバルーンカテーテルを引き抜 き、その後でより大きなバルーンを有するカテーテルを損傷内に配置することが できる。(例えば、参照帯と比較して)局部帯で予期される膨張度が予期される 膨張圧で生じなかった場合、臨床医は代わりに膨張圧の増加を選択し、より大き な力を損傷に加えることができる。 あるいは、ある圧力段階で予期される膨張プロファイルを実際の膨張プロファ イルと比較することによって得られる損傷形態の情報により、臨床医は代替的な 処置、例えば薬物療法、手術、又はその時点で実施可能な他の技術を探すことが できる。犬の骨から円筒状、そして局部化した膨張への進行が予期したものより も速ければ、軟質のプラーク又は血栓症の存在を示している可能性があり、これ に応じて過度の拡張又は塞線形成のリスクを最小にするような処置をとることが できる。これらの処置として、ストレプトキナーゼもしくはTPAの局部投与な どの薬物療法、又はアテレクトミー(atherectomy)、レーザ療法もしくはステン ト(stent)などの他の処置が挙げられる。 本発明の相互作用血管形成方法の利点の1つは、臨床医が、この手順の間に得 た損傷の形態に関する情報又は手順の進行に応じて、この手順の間に処置法を変 えられることにある。例えば、患者の他の状況によって、バルーンが局部化を生 じると先に予期した圧力で局部化しなかった場合、損傷を更に膨張させることに よって動脈に望ましくない切開が生じうると臨床医が判断するかもしれないし、 異なった処置を施すかもしれない。あるいは、臨床医は局部化が生じるまで単に 膨張圧を増加させることを選択するかもしれないし、異なる膨張径を有するか又 はより大きな膨張圧を維持することができる異なるバルーンと取り替えるかもし れない。 従って、犬の骨のプロファイル、円筒状のプロファイル、及び局部化プロファ イルなど、本明細書中で先に特定した参照点の各々において、そのプロファイル を達成するのに予期される圧力からの逸脱は全て臨床医によって書き留められ、 更なる処置法を判断するのに使用することができる。本発明の相互作用血管形成 方法は、バルーンの膨張、ならびに血管内の人工装具(ステント)の移植及び/ 又はサイズ合わせの双方においても達成することができる。 前記技術を用いて得た、本発明に従って製造した一連の例示的なバルーンの圧 力応答データを下記の表IIIに記す。6気圧で3.5mmの弾力差バルーンの参照帯 及び局部帯の弾力曲線を図5に示す。表III 圧力増加がバルーン直径に及ぼす影響 表IIIに例示するように、特定のバルーンの参照帯は一定の圧力で所定の直径 を有するように予期される。例えば、3.0mmのバルーンの参照帯は、11気圧で3 .2mmに膨張するように予期される。バルーンが11気圧で「全体にわたってまっ すぐである」ような場合、臨床医は、局部域、従って損傷が3.2mmに膨張した ことがわかる。バルーンが局部化した場合、臨床医は、バルーンの仕様を含む参 照用テーブルを参照することによって損傷が3.5mmに膨張したことがわかる。1 4気圧などのより高い圧力に達するまで局部化が生じない場合、臨床医は損傷が3 .5mmに膨張したことがわかるが、損傷が比較的石灰化しているか又は線維症で あることもわかる。 従って、本発明の相互作用血管形成方法により、臨床医はインビトロの環境及 びインビボの環境のバルーン膨張特性の違いを考慮することができる。インビト ロのバルーンは、圧力に対して予測可能な膨張反応を示す。しかし、インビボの バルーンの膨張は、血管の壁の厚さ、損傷の形態、及び目標損傷領域内の半径方 向の膨張に対する抵抗に影響を及ぼす他の特性の違いにより、バルーンの定格と はかなり異なる場合があり、また損傷によっても異なる場合がある。一連の圧力 の各々におけるバルーンの参照帯及び局部帯の膨張径などの参照情報を提供する ことにより、臨床医は、バルーンの「全体にわたってまっすぐな」膨張プロファ イル又は局部化した膨張プロファイルを測定することによって局部帯内のバルー ンの実際の直径を判断することができる。 本発明の弾力差バルーンは、血管内のステントの移植及び/又はサイズ合わせ にも特に好適である。例えば、いくつかのステントはインビボで反動する(reco il)傾向があるため、3.2mmの血管ではステントの内径を3.5mmに膨張させる のが望ましい。バルーンを10気圧に膨張させても局部化がみられない場合、臨床 医は局部域が明らかになるまで圧力を増加させることが知る。局部域が明らかに なったとき、臨床医はステントの内径が3.5mmに適切に膨張したことがわかる 。 本発明の更なる態様によれば、体内管腔内に管状ステントを移植する方法が提 供される。バルーンカテーテルの血管部位に担持され、第1の挿入直径から第2 の移植直径へと膨張するように適合させた種類の管状ステントは当業界で周知で ある。 管状ステントを移植する方法によれば、本発明の可変直径のバルーンカテーテ ルのすぼんだバルーンの周りに膨張可能なステントを配置する。その後、バルー ンを血管系内に経皮的に挿入し、管腔を貫通して前進させてステントを処置部位 に位置決めする。その後、バルーンを少なくとも第1の膨張形状に膨張させる。 その際、バルーンはその軸方向の長さ全体にわたってほぼ円筒状のプロファイル を示す。その後、必要に応じてバルーンを第2の膨張プロファイルに膨張させる 。これによりステントの少なくとも一部分をより大きな第2の直径へと膨張させ る。基調をなす状況の病因に応じて、ステントの中央領域を、好ましくはステン トの軸方向端部のいずれよりも大きい直径へと膨張させることができる。あるい は、ステントの軸方向の長さを、膨張バルーン上の局部帯の軸方向の長さにほぼ 等しくなるよう選択する。この方法では、ステント内の膨張バルーンは、隣接す る血管の本来の直径よりわずかに大きい直径へと膨張可能である。これにより、 ステントに隣接する管腔の本来の直径にほぼ等しいステント内で、内径を有する 管腔をなお残しながら、ステント内壁に沿って内皮がその後に超過して生育する のが可能となる。 本発明の更なる態様によれば、先に配置した管状ステントを「留め合わせる(t ack down)」ために可変直径のバルーンを利用する。本発明のこの態様によれば 、体内管腔内で管状ステントが特定される。従来のPTCA手順によって局部バ ルーンをステント内に配置し、中央の局部域がステントの少なくとも第1の部分 の直径を拡大させるようバルーンを膨張させる。その後、バルーンの直径を減少 させ、好ましくはステント内の第2の領域内に再配置した後、再度膨らませてス テントの少なくとも第2の領域を膨張させる。ステントが所望に応じて膨張する まで、この種の膨張を繰り返すことができる。その後、バルーンを排気して患者 から除去する。 本発明の更なる態様によれば、体からカテーテルを除去することなく、異なる 大きさの複数の損傷を膨張させる経皮管腔貫通血管形成術の方法が提供される。 本発明のこの態様によれば、可変直径のバルーンを、従来のPTCA技術によっ て第1の狭窄部内に配置する。血管管腔の開通性を回復するのに十分な直径にバ ルーンを膨張させる。その後バルーンをすぼませ、血管系における第2の狭窄部 内に再配置する。第2の狭窄部の領域でバルーンを膨らませて血管の開通性を回 復する。必要に応じて、バルーンをすぼませ、体内管腔における第3の狭窄部内 に再配置することができる。その後、第3の狭窄部の領域で、体内管腔の開通性 を回復するのに十分な直径にバルーンを膨張させる。逐次この態様で4つ以上の 損傷を処置することができる。 第1の狭窄部においてバルーンを第1の直径に膨張させ、第2の狭窄部におい て異なる第2の直径に膨張させるのが好ましい。この態様で、本発明のバルーン を利用し、異なる直径の複数の膨張を実施することができる。この方法は、バル ーンを血管系における第1の位置に配置しながら第1の膨張圧をバルーンに対し て供給し、その後にバルーンが血管系における第2の位置にある場合にバルーン に対して第2の圧力を供給することにより実施する。本明細書に示した前述の開 示によれば、第1及び第2の膨張圧のそれぞれは、バルーンの予め選択した膨張 径を達成するよう選択する。 また、図7に示すような本発明のバルーンの他の態様を用いることにより、本 発明の相互作用血管形成方法、ならびにステントの移植及びサイズ決め方法の多 数の利点を生じさせることができる。図7を参照すると、固定局部バルーン64 が開示されている。「固定」局部バルーンとは、バルーンが初期のインビトロ膨 張プロファイルで階段形状をとることを意味する。初期の階段状膨張プロフアイ ルを達成するのに必要な圧力を越えて膨張圧が増加しても、プロファイルの相対 的なつりあいは初期の階段形状とさほど変わらない。 階段形状は、好ましくは同一バルーンの少なくとも1つの参照帯及び局部帯の 直径の差によって特徴付けられる。相対的に弾力性があるか又は相対的に弾力性 がない材料を用いて本発明の固定局部バルーンを構成することができ、これによ って得られる特性は、本明細書中の開示内容を考慮して当業者に容易に明らかに なるであろう。固定局部バルーンはポリエチレンテレフタレートを含むのが好ま しい。 図7に示す固定局部バルーン64の態様は、中央局部帯、ならびに近位及び遠 位参照帯を有する。しかし、本発明は、近位参照帯又は遠位参照帯のいずれかを 省略した固定局部バルーンも意図している。これらの態様は、1つのみの参照帯 及び1つの局部帯を含む。この参照帯は、局部帯の近位又は遠位に配置させるこ とができる。 例えば、本発明のある2つの部分を有する態様において、バルーン上の近位部 は遠位部よりも大きい直径に膨張可能である。一般的に、近位部は制限のない膨 張によりほぼ円筒形の形状に膨張する。近位部の遠位端に遷移帯が配置される。 遷移帯において、バルーンの直径は遠位部の更に小さい膨張径に段階的に縮小さ れる。近位及び遠位部の軸方向の長さ及び直径は、バルーンの意図される用途に 依存して広い範囲で変化する。ある用途において、バルーンは血管の端と端に位 置された2つのステントをサイズ合わせ又は移植するために用いられる。ステン トは、長さ15mmのステントの対又は長さ20mmのステントの対であるか、それ以外 に所望される別の形状のものを含む。この用途において、バルーンは、全長約20 mm又は30mm〜約40mm又はそれ以上であってもよい。ある30mmのバルーンにおいて 、近位部は長さ約15mmであり、膨張径約3.5mmを有する。近位部の遠位端は遷移 帯であり、この部分は一般的に長さ1mm又は2mm未満で、好ましくは、長さ約1/ 2mmである。遷移帯の遠位部は、長さ約15mm、膨張径約3.0mmを有する第2の部分 である。当業者によって認識されるように、近位及び遠位部の膨張径の代替的な 対も利用することができる。一般的に、近位部と遠位部との直径の差は約0.2mm 〜約1mmの範囲内で、約0.5mmであることが好ましい。本発明者によって有用と 考えられるバルーンの近位及び遠位部の直径、及びその対として、4.0/3.5mm、 3.5/3.0mm、3.0/2.5mmのものが挙げられる。特定の専門用途には、異なった帯 域の長さが所望されうるが、所定のバルーンの近位及び遠位バルーン帯の長さは 、例えば40mmのバルーンにおいて20mm/20mmなど、ほぼ同じであるのが好ましい 。 更なる代替例として、バルーンには膨張プロファイルに3段階の直径が設けら れる。例えば、30mmのバルーンでは、近位域10mmが第1の直径に膨張し、中間域 10mmが第2の直径に膨張し、また、第3の域l0mmが第3の直径に膨張する。第1 、第2及び第3の直径は、遠位方向に縮小するのが好ましい。隣接する区域の直 径は、意図される用途に所望されるように、0.5mm、0.25mm、又はその他の差に よって区別させることができる。従って、例示的なバルーンにおいて、第1の直 径が3.5mmであり、第2の直径が3.0mmであり、かつ第3の直径が2.5mmである。 代替例において、第1の直径が3.5mmであり、第2の直径が3.25mmであり、かつ 第3の直径が3.0mmである。冠状動脈用途には約2mm〜約4.5mmにまでおよび、且 つ他の用途には8mm又はそれ以上に至る同様の段階を用いることができる。 あらゆる先行するマルチ帯域バルーン、特に2帯域及び3帯域バルーンを利用 して、“長い”ステント又は拡張可能な移植組織を移植又はサイズ合わせするこ とができる。本目的のため、長いステントは軸方向の長さ約20mm以上を有し、25 、30、35、40、45、50、55、60mm又はそれ以上のあらゆる様々な長さを有するこ とができる。更に相当するバルーンの長さも予測される。当業者に認識されるよ うに、前述の形状寸法の間をとるステント及びバルーンの長さも利用されること ができる。更に、2つ又は3つ又は4つ又はそれ以上の軸方向に隣接するステン トが本明細書中に記述されるカテーテルを用いて移植又はサイズ合わせすること もできる。 本明細書中に記述されるあらゆるバルーンカテーテルの設計は、管状ステント を移植する方法、既に移植されたステントをサイズ合わせする方法、又は管状ス テント(この語は本明細書全体を通して移植組織を含むことを意図している)を 移植しそれと同時にサイズ合わせする方法に利用することができる。本明細書中 に開示されるバルーンカテーテルは、更に複数のステントを移植、及び/又は同 時にサイズ合わせする方法においても有用である。 また、3帯域バルーンの近位及び遠位帯が相対的により大きな直径に膨張可能 であると共に、中央帯域はより小さな参照直径へと膨張させることができる。こ の態様は、近位及び遠位局部帯、及び単一の中央参照帯を有すると考えられる。 これら及び更に追加される変更は、前述の図8〜図18に図示される。ある組合せ をその他と組合せる必要性は、本明細書の開示を参照することにより当業者には 明らかであるように、特定のバルーン膨張度又はステント又は移植組織移植処置 の必要条件によって支配される。 図7に示される態様を参照すると、固定局部バルーン64は近位参照帯66、 中央局部帯68及び遠位参照帯70を備える。これらの各帯域の相対的な長さは 意図されるバルーンの用途に依存して非常に著しく変化する。一般的に、バルー ンのあらゆる形状寸法、即ち直径及び長さの両方、並びにカテーテルの他の形状 寸法に関しては、本明細書中に前述した他の態様と関連して開示したものと同様 であってよい。ある特定の用途では、局部帯68は軸方向の長さ10mmを有し、且 つ近位帯68及び遠位帯70はそれぞれ軸方向の長さ約5mmを有する。8気圧膨 張圧下で、近位参照帯66は外径約3mmを有し、局部帯68は外径約3.4mmを有 する。同バルーンは18気圧膨張圧下で、近位参照帯66の外径約3.1mm、及び局 部帯68の外径約3.5mmを有する。この特定のバルーンは、壁の厚さ約0.0006〜0 .0008インチを有するPETから構成された。 バルーンの所望される医療作業に依存して、局部帯に対する参照帯の相対的な 拡張特性を多様にすることができる。例えば、局部域は、通常、参照帯よりも大 きな膨張径を保持するであろうが、参照帯は、膨張圧の上昇に応答して局部帯よ りも大幅に拡張することができる。壁の厚さが約0.0006〜約0.0008インチの範囲 内の、あるPETバルーンにおいて、膨張圧を8から18気圧へと上昇させること による参照帯の拡張は、約0.2610mmであった。圧力を同様に上昇させることによ る局部帯の拡張は、約0.1457mmであった。または、上昇圧力の関数として、参照 帯に比較して局部帯の拡張を更に大幅にするか、又は各帯域と同等の拡張を達成 することが望まれ得る。本開示を参照することにより当該技術において通常に実 施することによって、ある意図された特定の用途のあらゆるものに対して、参照 帯に比較して圧力増加に応じた局部帯の拡張の最適化を達成することができる。 固定局部バルーン64は、バルーンの直径をカテーテルシャフト74の直径か ら近位参照帯66の直径に段階的に膨張させる第1の遷移点72を更に有する。 全てのバルーンは、第1の遷移点72のような同様の形状の遷移点、及び遷移点 72のような単なる遷移点と区別される参照帯66を有する。従って、参照帯6 6は膨張状態において、インビボで遷移部72と可視化区別できるように、可視 化認識可能なほぼ円筒形の外部形状、又はその他の特性の膨張形状を備える。従 って、近位帯66は第1の遷移部72のような一般的に円錐形の遷移域に急激に 遷移する円筒形帯域であってもよい。または、参照帯66は第1の遷移部72の 継続部分を含むが、軸方向に遷移する第1の遷移部72の表面の角度と比較した 場合、カテーテルの長手方向に関して可視化区別できる角度を有する。本発明の 1つの態様において、軸方向に測定すると、第1の遷移部72の表面はカテーテ ルシャフト74の長手方向に関して約20°の角度で位置する。 第2の遷移部76は、近位参照帯66から局部帯68の直径に膨張するバルー ンの直径を段階的に拡張するために設けられる。第3の遷移部78は膨張するバ ルーンの外径を局部帯68の直径から速位参照部帯70の直径に段階的に縮小す るために設けられる。第2及び第3の遷移域の各々の角度は、所望される作業及 び設計の特性に依存より変更可能であるが、本発明の1つの態様はカテーテルシ ャフト74の長手方向から約11°の角度で軸方向に延長する平面上に位置する表 面を有する。第2の遷移部76及び第3の遷移部78の各々の軸方向の長さは局 部帯と参照帯との直径の相違に依存して変化するが、一般的に約0.5mm〜約4mm の範囲内であろう。 第4の遷移部80は、バルーン64の直径を遠位帯70の直径から遠位カテー テルシャフト又は先端82の直径に段階的に再度縮小するために設けられる。 図7に図示される3帯域の態様は、カテーテルの特定の趣旨及び用途に依存し てあらゆる種類の形状寸法を用いて製造することができる。以下のバルーンの形 状寸法に制限のない例として、バルーンの形状寸法は8気圧膨張圧下における制 限のない拡張下(条件外)で列挙する。 例えば、バルーンは、初期の膨張径が約1.5mmから約10mmの範囲内のあらゆる 径であって膨張可能な局部帯68を有して、容易に提供される。冠状動脈血管用 途には、局部帯は通常、直径が約1.5mmから約4mmの範囲内で膨張可能であり、 その間に0.25mm毎での拡張が利用可能であるバルーンを有する。 近位参照帯66及び/又は遠位参照帯70などの参照帯は、直径が約1.25mm〜 約9.5mmの範囲内で膨張可能であることが好ましい。冠状動脈への用途の参照帯 は、直径が約1.25mm〜約3.5mmの範囲内で膨張可能であることが好ましい。 局部帯は通常、参照帯の直径よりも大きな直径を有するほぼ円筒形のプロファ イルに膨張可能である。局部帯と参照帯(又は両参照帯)はどちらも正確に円筒 形である必要はない。従って、本発明は、軸方向に沿った局部帯又は参照帯の表 面のいくつかのわずかな湾曲又は反りによっても尚、達成されることができる。 一般的に、局部帯の最大径は参照帯の平均径よりも約7%〜約30%の範囲内で 大きいか又はそれ以上大きい。局部帯の最大径は、参照帯の平均径よりも少なく とも約10%大きいことが好ましい。 参照帯と局部帯の外径が従来のX線透視又は他の可視化技術を用いて臨床医に よって可視化されることが可能な限り、参照帯の形状を、局部帯と比較して著し く変化させることができる。従って、参照帯は、局部帯の方向へと径方向外側に 傾斜するようなわずかに円錐形の形状を取り得ることができるが、臨床医がイン ビボで参照帯と比較して局部帯の膨張プロファイルを可視的に区別することがで きない程であってはならない。 局部帯の相対的な膨張を示す可視上の参照をもたらす参照帯の機能は、バルー ンのどちらかの端部又はバルーン内に陽性造影マーカを設置することによって達 成することができる。例えば、膨張又は可撓性の陽性造影マーカは、バルーンが 膨張した場合、陽性造影マーカが所定の直径の可視上の表示をもたらすように、 カテーテルシャフトから傾斜に沿った好適な位置にある作業帯域にかけてのバル ーンの遷移部に沿って提供されるかもしれない。または、バルーンを膨張する陽 性造影膨張剤を用いることもインビボにおいて可視化を可能とする。 上述の好ましい態様は、可視上の参照を備えたバルーンに依存するが、本発明 の目的は、臨床医がインビボでの局部帯の相対的な膨張を測定することができる 他の可視上の表示を用いても達成することができる。従って、広義において、本 発明は、局部域と可視上の参照とに付随する可視化の態様を意図するものである 。ここで、可視上の参照とは、バルーン、バルーン上にあるか又はバルーンに付 随する陽性造影マーカ、陽性造影膨張剤、又はその他などの可視上の参照であっ て、臨床医が他のいくつかの可視上の参照と比べて局部域の直径を比較すること ができるものである。 臨床医がバルーンの膨張する直径を評価することができる可視上の参照を設置 することに加えて、本発明のバルーンは、バルーンに沿った所定の位置にバルー ンの膨張エネルギーを集中させる方法を提供する。局部域の軸方向の長さは、そ れに沿って膨張エネルギーが集められる所望の軸方向の長さに依存して著しく変 化する。例えば、局部域の軸方向の長さは約0.5cm〜約5.0cmの範囲内のあらゆる 長さとすることができる。冠状動脈血管の用途に対して、従来のPTCAを行う ために、局部バルーンの軸方向の長さは、通常約0.5cmから約2.0cmの範囲内であ ろう。軸方向の長さは、拡張可能な管状ステントを移植するため、通常所望のス テントの長さに依存して約0.5cm〜約5cmの範囲内であろう。通常、局部域の軸 方向の長さはステントの軸方向の長さよりも長くなる。 本発明の様々な局部バルーンカテーテルは、局部の軸方向の長さが様々である アレイを用いる臨床医によって利用されることが好ましく、そのため、処置の際 に行われる処置の種類及び血管構造の位置に基づいて、局部の長さが好適である バルーンを選択する。例えば、臨床医は、動脈の湾曲した部分には、膨張又はス テント移植処置を達成するのに十分な軸方向の長さを有し、且つ局部帯の軸方向 の長さをできるだけ最小限に留めることを望むであろう。当該技術において広く 知られているように、膨張バルーンの軸方向の長さが過剰であると、一定に湾曲 した冠状動脈において、血管の切開の危険性が高まる。 参照帯の軸方向の長さも更に所望の作業特性に依存して著しく変化する。一般 に、軸方向の長さが少なくとも約3mmであると、臨床医による可視化の準備が可 能であることが分かった。軸方向の長さが3.0mmよりも大幅に短いと、X線透視 インビボで観察するのに過剰な労力が必要となるため、参照帯の参照機能が容易 に達成できないであろう。 図7の3帯域を図示するものに従って製造した本発明の1つの態様において、 近位及び遠位参照帯は、それぞれ軸方向の長さが約5.0mmであり、8ATM下で の膨張径が約3.0mmである。第2の遷移部76と第3の遷移部78の長さを含む 局部帯の軸方向の長さは、約8mmである。8気圧膨張圧における局部帯の直径は 約3.5mmである。 固定局部バルーン64は、当業者に理解されるであろう様々な種類の技術を用 いて製造することができる。例えば、バルーンは好適なチュービングストック( tubing stock)を段階型枠キャビティに吹込成形することによって製造すること ができる。または、チュービングストックを、参照直径とほぼ等しい直径の第1 の型わくに吹込成形する。次にバルーンは、完成したバルーンの局部域に対応す る更に大きな直径域を有する第2の型枠に吹込成形する。当業者によって理解さ れるように、バルーンは熱の適用下で更に大きな型枠に膨張する。 本発明の固定局部バルーン64又は本明細書中に述べられるような他の固定局 部バルーンを、本発明の弾力差バルーンと共に記述されるあらゆる方法に利用す ることができる。従って、本明細書中に図1〜図6と共に記述される局部又は弾 力差バルーンを用いることによって得られる損傷に関するリアルタイムの診断情 報も、全般的に図7の態様を用いて達成することができる。そうでない旨が特記 されない限り、弾力差及びステント移植とサイズ合わせの方法を共に含む本発明 の様々な方法は、固定局部バルーン又は本発明の方法による様々な局部バルーン の態様のいずれかによって達成することを意図している。 図8〜図18は、本発明で詳述する様々な局部及び/又は弾力性帯域バルーンを 図示する。これらのバルーンは、意図する特定の用途に所望されるであろう前述 の態様のあらゆる構造、特徴、及び方法を取り入れることができる。従って、上 述の構成技術、材料、形状寸法、能力及び方法論は、以下の態様に適用すること ができるが、以下に全般的に繰り返されることはない。 本発明の代替的なマルチ帯域バルーン設計が、図8及び9に概略的に図示され ている。図8を参照すると、従来の態様と共に諭じられたような延長した可撓性 の管状シャフト84を有するカテーテルが開示される。カテーテルシャフト84 は、ガイドワイヤ管腔85及び少なくとも1つの膨張管腔86を備える。ガイド ワイヤ管腔85は、カテーテルの遠位端88の遠位開口部87で終結する。 カテーテルの遠位部分は、バルーンアセンブリ89を備える。バルーンアセン ブリ89は、外部膨張可能バルーン91内に配置される内部膨張可能バルーン9 0を有する。膨張管腔86は膨張媒体の近位供給源(図示せず)と内部バルーン 90の内層との間に流体連通を可能とする。図8〜18に図示する構成材料、構成 技術、並びに様々なバルーン及びカテーテルの様々な構成部品の形状寸法は、前 述の態様と共に開示されたものと同様であるか又は類似する。例えば、内部バル ーン90は、PETなどの相対的に弾力性のない物質又はポリエチレンなどの相 対的に弾力性のある物質から構成することができる。 バルーンアセンブリ89は、まず図8に図示されるような全般的に円筒形の形 状に、その後、図9に図示されるような階段状に膨張可能であるなど、前述の3 帯域バルーンのタイプを製造するのに構成される。従って、局部帯92(本明細 書中では弾力性帯域ともいう)は、1つ又はそれ以上の参照帯(近位参照帯93 及び遠位参照帯94など)に隣接して配置される。 本態様において、内部バルーン90及び外部バルーン91は、帯域が一時局部 化する局部域92の領域を除き、実質的に互いが接触することを維持するように 設計されている。内部バルーン90及び外部バルーン91は、熱結合、接着剤、 又は本明細書の他の部分に記述される他の技術を使用することなどによって、そ の近位及び遠位端における接触が維持される。更に、前述のような拡張制限帯が 図8及び9に図示するバルーンの参照帯93及び94などに取り入れることもで きる。 図8及び図9に例示するバルーンが先述したものと異なる一つの特徴は、バル ーン90の内部96と外部バルーン91の内部97との連通を提供するために一 つ以上の開口部95が設けられていることである。開口部95によって、バルー ン90の内部96から空間97への膨張媒体の速度制御した拡散が可能となり、 局部セクション92の遅延した、漸次的な局部化を提供する。使用の際、上述の 特徴によって、臨床医はバルーンアセンブリ89を所定の圧力に膨張させること ができ、これによってバルーンアセンブリ89は徐々に円筒形の膨張プロファイ ルに膨張することができる。ポート95を介した膨張媒体の移動によって、弾力 性を有するセクション92は、徐々に、図9に例示するバルーンアセンブリの第 2の階段状の構造に膨張する。 膨張媒体を所望の速度で局部セクション92に拡散させることができるように 、複数の離散ポート95をバルーン90に設けるのが好ましい。ポート95は、 約50μm〜約400μmの範囲内にあるのが好ましく、約100〜約300の範囲内にあ るのがより好ましい。ある態様では、ポートは直径約250μmである。局部化の 所望の速度に応じて、約5〜50個の膨張ポート95が内部バルーン90内にある のが好ましい。或いは、時間の関数として、バルーンの所望の膨張特性に応じて 、異なる数のポート及び/又はポート径を使用することもできる。予想される手 順の際の媒体の温度での膨張媒体の粘性を考慮して、膨張ポート95の数及びサ イズを特定の所望の膨張特性に対して最適化することができる。 ある態様では、外部バルーン91は相対的に弾力性のない材料を含み、これに よって第2の階段状構造に予備成形される。この態様では、比較的高圧を内部バ ルーン90に導入することができる。膨張媒体はポート95を介して局部帯92 に拡散し、これによって、局部セクション92の材料が実際に膨張しなくてもバ ルーンの第2の階段状構造を予想できる。或いは、少なくとも外部バルーン91 の局部帯92、好ましくはバルーン91全体は、先述したような相対的に弾力性 のある材料を含むため、膨張媒体が膨張ポート95を介して拡散すると、局部帯 92は圧力に応じて伸張することによって大きくなる。 図10を参照すると、本明細書中の別な箇所に開示した態様のいずれかに関連し て利用できる遠位が傾斜したバルーン100の概略的な外部プロファイルが例示 されている。一般に、外部プロファイルは局部帯98を含み、該局部帯は弾力性 を有していても有さなくてもよい。局部帯98は少なくとも一つの参照帯99に 隣接する。この態様では、参照帯99は局部帯98の近位に配置される。遠位域 101は、局部域98の遠位のバルーン部分に設けられる。例示する態様の遠位 域101は、断面領域が遠位方向に向かって減少する、延長し傾斜したセクショ ンを含む。別の態様として、遠位域101は、膨張構造において、近位参照帯9 8の断面領域よりも小さい断面領域を有するほぼ円筒形の構造を含んでもよい。 図10に例示した外部プロファイルに対する上述の変更は、図3に例示したもの に類似する構造を有するバルーンを形成する。しかし、遠位円筒形域又は参照帯 は、近位円筒形参照帯よりも小さい直径を有する。一般に、遠位参照帯の膨張径 は、近位参照帯の直径の約95%ほどである。遠位参照帯の膨張径は、近位参照帯 の膨張径の約80%ほどであるのが好ましい。ある態様では、約12気圧で、遠位参 照帯の膨張径は約3.0であり、局部域の膨張局部化径は約3.5であり、近位参照帯 の膨張径は約3.25である。 上述の変更した遠位部構造は、両方とも、何回かの膨張中に遭遇する解剖環境 を考慮に入れる。例えば、損傷のカテーテルの遠位側の動脈の本来の管腔は、通 常、損傷のカテーテルの近位側の本来の管腔よりも直径が小さい。膨張径が段階 的に減少するか又は傾斜して減少する遠位域101を設けることによって、カテ ーテルは所望の機能の全てを達成することができ、同時に、動脈が切開する危険 性を減らすこともできる。さらに、図8に例示した態様のような傾斜した遠位域 によって、本明細書中の開示に照らして当業者に明らかであるように、損傷の処 置又は動脈の湾曲部又は該湾曲部に隣接する部分のステントの移植が容易になる 。 図11を参照すると、本発明のバルーンの幾つかの態様で使用するための二膨張 管腔カテーテルの概略図が開示される。カテーテル102は、前述のように、そ の遠位端に膨張可能バルーン103を含む。さらに、カテーテル102には、ワ イヤ形態にわたってガイドワイヤアクセスポート105を有するマニホールド1 04が設けられる。前述のように、近位ガイドワイヤアクセスポート105が、 カテーテル軸102の長手方向に沿って、例えば、カテーテルの遠位端の近位約 20又は25cmの領域に配置されるように、迅速交換形態を構成してもよい。いず れの態様でもガイドワイヤ管腔の遠位端は、典型的には、遠位ポート106でカ テーテルを出す。 この態様のマニホールド104には、第1の膨張管腔109及び第2の膨張管 腔110にそれぞれ連通する第1の膨張ポート107及び第2の膨張ポート10 8が設けられる。 図12を参照すると、第1の膨張管腔109は内部バルーン114の内部112 と流体連通している。第2の膨張管腔110は、内部バルーン114と外部バル ーン116との間の潜在空間に流体連通している。先述したように、大部分の態 様では、内部バルーン114の膨張によって、ほぼ円筒形の膨張構造を予想する ことができる。第2のバルーン116のその後の膨張によって、第2のバルーン 116が図13に例示したような局部化構造になることを予想することができる。 外部バルーン116が相対的に弾力性のない材料から形成され、階段状の構造 を有するように予備成形されている態様では、外部バルーン116は必ずしも内 部バルーン114に固定されていなくてもよい。したがって、図13に例示する膨 張構造において、近位部及び遠位部における外部バルーン116と内部バルーン 114との間に小さな空間が存在するかもしれない。或いは、前述のように、所 望のバルーン構成材料及び性能特性に応じて、内部及び外部バルーンを近位帯及 び遠位帯で固定してもよい。 内部バルーン114と外部バルーン116を一緒に固定する態様では、膨張管 腔110から局部域120への流路118を、バルーンを固定する方法工程に先 立って、膨張管腔110を介して、及びバルーン114と116の間にマンドリ ルを挿入することによって容易に提供することができる。マンドリル(図示せず )を近位方向に引き抜くことによって、当業者に理解されるような流路118を 形成する。 図13の態様の変更例を図14に例示する。この態様では、複数の配送ポート12 2が外部バルーン116の局部域120に例示される。配送ポート122によっ て、物質、例えば、薬剤又は所望され得る他の診断媒体又は治療媒体を血管の壁 に部位特定配送することが容易になる。本発明のこの態様を、クロッカー(Croc ker)らによる米国特許第5,421,826号で開示したものに類似する種々の方法で構 成し、利用することができる。この開示は参照によって本明細書中に援用する。 上記で参照してきたように、本発明の技術を含むマルチ帯域バルーンは、近位 及び遠位局部又は弾力性を有する区域ならびに中央の直径が減少する区域を含む のが望ましい。この特徴を含む本発明の二つの態様を図15及び16に例示する。 図15を参照すると、近位ローブ(lobe)140及び遠位ローブ142を有する 単一バルーン138を含むデュアルの丸く突出したバルーンカテーテル130が 開示される。”単一バルーン”とは、バルーンの二つ以上のローブが単一の膨張 管腔によって膨張することを意味する。実際のバルーンは、所望の構成技術に応 じて単一層又は複数の層を含む。例えば、近位ローブ140及び遠位ローブ14 2のいずれか一つ又はそれぞれは、二つ以上の層、拡張制限帯又は本明細書中の 別な箇所に開示した他の構造を有し得る。減少膨張径の中央帯144は近位帯1 40と遠位帯142の間に配置される。 バルーン138は、延長した可撓性のカテーテルシャフト132上に取り付け られるのが好ましい。カテーテルシャフト132には、ガイドワイヤ管腔134 及びバルーン138を膨張させるための少なくとも一つの追加の管腔136が設 けられるのが好ましい。近位ローブ140及び遠位ローブ142のそれぞれは、 先の態様で述べたあらゆる寸法をとり得る。さらに、近位ローブ140及び遠位 ローブ142のいずれか又は両方は、弾力性を有する構成又は述べてきたように 殆ど弾力性のない構成を含み得る。 例えば、本明細書中で先述したバルーン構成技術を利用してデュアルの丸く突 出したバルーン138を形成することができ、このデュアルの丸く突出したバル ーンでは、近位ローブ140及び遠位ローブ140が、例えば6気圧で約2.5m mの直径まで膨張する。膨張圧を、例えば、14気圧に増大させると、近位ローブ 及び遠位ローブのいずれか又は両方は、約2.6又は2.7mmを越えて膨張すること はない。或いは、近位ローブ140もしくは遠位ローブ142又はこれらの双方 は、14気圧で約3.3mm以上に膨張する。 近位ローブ140又は遠位ローブ142のどちらがより大きな膨張径まで膨張 可能であるかの選択は、カテーテルの意図した使用に依る。例えば、大部分の冠 状血管の用途では、動脈はカテーテル遠位方向に直径が減少する。したがって、 近位ローブ140がより大きな最終的な直径まで膨張可能であるのが望ましい。 或いは、薬剤又は他の媒体注入、心臓弁交換もしくは修復又は他の使用のような もののためのバルーンカテーテル130の用途は、本明細書中の開示に照らして 当業者に明らかであるように、近位ローブ140と遠位ローブ142との異なる 寸法差を要求する。 中央帯144は、膨張径約3mmの近位バルーン140を有する冠状動脈の用途 のためのカテーテルにおいて、カテーテルシャフトのほぼ外径〜約2.8mmの範 囲内のあらゆる膨張径を有することができる。中央域144の直径は、前述のよ うな拡張制限帯を用いるか又は上述の架橋技術を用いることによって、制限させ ることができる。或いは、ローブ142の内部に流体連通するローブ140の内 部に配置するための一つ以上の軸方向に延びる流路を残して、中央域144をカ テーテルシャフト132に装着してもよい。 図16を参照すると、図15に例示した設計と均等物のデュアルバルーンを例示す る。一般に、デュアルバルーンカテーテル148は近位バルーン150、遠位バ ルーン152、及び近位バルーンと遠位バルーンとを分離する中央帯154を含 む。バルーンを、延長した可撓性のあるカテーテルシャフト156に取り付ける 。カテーテルシャフト156には、少なくとも第1の膨張管腔160及び第2の 膨張管腔162と共にガイドワイヤ管腔158が設けられている。例示する態様 では、膨張管腔160は近位バルーン150と連通しており、膨張管腔162は 遠位バルーン162と連通している。他の点においては、図15のデュアルの丸く 突出したバルーンに関連する説明を図18のデュアルバルーンの態様に適用できる 。一般に、デュアルバルーンの態様によって、最初に近位又は遠位バルーンを膨 張させ、続いて医療的に所望する第2のバルーンを膨張させることができる程度 に、手順に関する柔軟性をもたらすことが可能となる。 図17及び図18を参照すると、図15及び図16に例示したカテーテルの治療薬又は 診断薬配送の態様が開示されている。図17を参照すると、デュアルの丸く突出し た配送バルーンカテーテル170が例示される。カテーテル170は、近位ロー ブ172、遠位ローブ174及び中心ネック部分176を有するデュアルの丸く 突出したバルーンを含む。外部に孔の開いた即ち浸透層178は少なくとも近位 ローブ172から遠位ローブ174まで延び、空間180を囲む。空間180は 環状であるのが好ましく、一つ以上の流路184によって注入管腔182に連通 している。ある態様では、外層178は延長した管状スリーブを含み、該管状ス リーブは近位ローブ172の近位端及び遠位ローブ174の遠位端で狭くなって いる。 ネック部分176の直径は、配送媒体の蓄積のための空間180を形成するた めに、近位ローブ172及び遠位ローブ174の直径よりも少なくともいくらか 小さいのが好ましい。隣接するローブ172、174の直径の少なくとも約90% 、好ましくは95%まで膨張可能なネック部分176によって、配送帯を介した媒 体の配送が可能となるが、空間180内の囲まれた容積を最小化させる。ネック 176の膨張径を、上述した膨張制限技術、例えば、一つ以上の膨張制限帯(図 示せず)、架橋、材料の選択、壁の厚さのバリエーション等のいずれかによって 制限することができる。 ネック領域176の膨張径は、バルーン材料の弁の厚さ、中央ガイドワイヤ管 腔184の壁の厚さ及び直径、さらにバルーンの近位ローブ172と遠位ローブ 174との連通のための少なくとも一つの流路186に帰する空間を考慮して、 できるだけ小さいのがよい。 外層178は、薬剤供給及びバルーン膨張技術で公知の弾力性のある材料又は 弾力性のない材料のような種々の材料を含有することができる。例えば、層17 8はPET、ポリエチレン又は当業界で公知の他の膜材料を含有することができ る。層178は薬剤又は他の媒体が拡散するように浸透可能膜とすることができ る。或いは、層178には複数の孔188が設けられ、媒体が環状チャンバ18 0から周囲領域へ逃れることができる。 孔188の直径及び分布を、本明細書中の開示に照らして当業者によって理解 されるように、カテーテルの目的に応じて変更することができる。例えば、直径 約100μm〜約300μmの範囲内の配送孔を設けることによって、流体媒体を低配 送圧でゆっくりと滴下して搾り出すことができる。成いは、孔の断面の減少及び /又は配送圧の増大によって、媒体が弾性膜層を介して動脈壁に浸透することが できる。ポート188の直径及び分布の特性は、配送される任意の媒体の粘性及 び/又は特定の媒体を配送する場合、粒径を考慮に入れて選択すべきである。 図17及び図18に例示する構造の一つの利点は、近位ローブ172と遠位ローブ 174との間の動脈配送帯を孤立させる能力である。バルーンを動脈壁に接触さ せて配置させるために、動脈内のデュアルローブの膨張を比較的低圧で達成する ことができる。そして、ポート188を介して搾り出すための媒体の環状チャン バ180への注入を達成する。望ましくない大量の媒体が下流に流れると、バル ーンの膨張圧が増大する。 図18は、二つの分離した膨張可能バルーンを使用することを除いて、図17に全 ての点において類似する。図18の詳細及び作動は、図15〜図17に関連する説明に 照らして当業者に明らかであろう。図17及び図18の薬剤供給設計(drug deliver y design)のいずれかは、薬剤供給中に膨張バルーンを通過する潅流を可能とす るための潅流コンジットを含み得る。クロッカー(Crocker)による米国特許第5,3 44,402号に開示したような潅流コンジットを利用することができる。この開示は 、参照として本明細書中に援用する。 図15〜図18の砂時計型バルーンは、いずれも、血管移植組織の移植及び/又は サイズ合わせに特に適している。例えば、延長した管状の血管移植組織を図15の カテーテルの遠位端に配置し、管腔を越えて処置部位に前進させることができる 。当業界で理解されるように、処置部位は動脈癌又は移植組織によって補うのが 望ましい他の壁の欠陥を有する血管の一部分である。移植組織は、バルーンによ って処置部位で第1の直径まで拡大するのが好ましい。移植組織の近位及び遠位 端帯は、これらが血管の壁の欠陥から近位及び遠位にある血管壁に対して位置す るように、大きな直径まで拡大されるのが好ましい。次に、バルーンをすぼませ て、これを引き抜く。図17及び図18の態様を使用する場合、この方法は、処置部 位で薬剤又は他の媒体を搾り出す工程を、さらに有することができる。また、本 発明のバルーンを、移植した移植組織をサイズ合わせし、及び/又は移植した移 植組織内にバルーンを配置することによって既に移植した移植組織の部位に薬剤 もしくは他の媒体を注入し、上述の工程を繰り返す方法のために利用してもよい 。 本発明を、その精神又は必須な特性から逸脱することなく、他の特定の形態で 具体化してもよい。説明した態様は、全ての点において例示としてのみに解釈す べきであって、限定するものと解釈すべきではない。したがって、本発明の範囲 は、上述の説明ではなく添付の請求の範囲によって示される。請求の範囲の均等 及び範囲内に該当する全ての変更は、その範囲内に含まれるべきものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/742,437 (32)優先日 平成8年10月30日(1996.10.30) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU ,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, UZ,VN,YU (72)発明者 シマダ、リン エム. アメリカ合衆国 92714 カリフォルニア 州 アーバイン フラッグストーン ナン バー 447 2 (72)発明者 エリッカー、ロバート ジェイ. アメリカ合衆国 92688 カリフォルニア 州 ランチョ サンタ マルガリータ ヴ ィア アズール 11 (72)発明者 ウオーカー、クレア アメリカ合衆国 92651 カリフォルニア 州 ラグーナ ビーチ バルボア アベニ ュー 787

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.近位端及び遠位端を有する延長した可撓性の管状本体、 管状本体の遠位端上に膨張可能なバルーン、及び 管状本体に沿って延び且つ膨張可能なバルーンと連通する膨張管腔、を有す るバルーンカテーテルであって、 該バルーンが第1の直径にまで膨張可能なほぼ円筒状の第1の帯域、及びよ り大きな第2の直径にまで膨張可能であり第1の帯域の遠位にあるほぼ円筒状 の第2の帯域を有する、上記バルーンカテーテル。 2.第1の帯域に少なくとも1つの拡張制限帯をさらに有する、請求項1記載の バルーンカテーテル。 3.第2の帯域に隣接する相対的に大きな直径から遠位の方向に相対的に小さな 直径へと傾斜する、傾斜した第3の帯域をさらに有する、請求項1記載のバル ーンカテーテル。 4.近位端及び遠位端を有する延長した可撓性の管状本体、 管状本体の遠位端上に膨張可能な第1のバルーン、 管状本体に沿って延び且つ第1の膨張可能なバルーンと連通する第1の膨張 管腔、 第1の膨張可能なバルーンの少なくとも一部の周囲にある第2の膨張可能な バルーン、 管状本体に沿って延び且つ第2の膨張可能なバルーンと連通する第2の膨張 管腔、を有するバルーンカテーテルであって、 第2のバルーンが第1のバルーンの膨張により第1の膨張プロファイルにま で膨張し、第2のバルーンが第2のバルーンの膨張により第2のプロファイル にまで膨張可能である、上記バルーンカテーテル。 5.第1のプロファイルがほぼ円筒状の形状を有する、請求項4記載のバルーン カテーテル。 6.第2のプロファイルが、少なくとも第1の直径の第1の帯域及びより大きな 第2の直径の第2の帯域を有する、請求項5記載のバルーンカテーテル。 7.第2のバルーンが複数の配送ポートを備える、請求項6記載のバルーンカテ ーテル。 8.近位端及び遠位端を有する延長した可撓性の管状本体、 管状本体の遠位端上に膨張可能なバルーン、及び 管状本体に沿って延び且つ膨張可能なバルーンと連通する膨張管腔、を有す るバルーンカテーテルであって、 該バルーンが近位帯、中間帯及び遠位帯を有し、 近位帯及び遠位帯のそれぞれの膨張径が中間帯の膨張径よりも大きい、上記バ ルーンカテーテル。 9.近位帯の膨張径が遠位帯の膨張径とほぼ等しい、請求項8記載のバルーンカ テーテル。 10.中間帯の膨張径が近位帯の膨張径の少なくとも約90%である、請求項8記載 のバルーンカテーテル。 11.バルーンの中間帯に少なくとも1つの拡張制限帯をさらに有する、請求項8 記載のバルーンカテーテル。 12.近位帯と遠位帯のうちの少なくとも1つが、第1の圧力で第1の直径に膨張 可能であり、且つより高い第2の圧力でより大きな第2の直径にまで膨張可能 である、請求項8記載のバルーンカテーテル。 13.中間帯の周囲にあり、内部バルーンと外部バルーンとの間であって近位帯と 遠位帯との間に潜在空間を形成する、外部バルーンをさらに有する、請求項8 記載のバルーンカテーテル。 14.潜在空間が管状本体に沿って延びる配送管腔で流体連通している、請求項13 記載のバルーンカテーテル。 15.外部バルーンに複数の開口部をさらに有する、請求項13記載のバルーンカテ ーテル。 16.近位端及び遠位端を有する延長した可撓性の管状本体、 管状本体の遠位端上にあり、内層及び外層を有する膨張可能なバルーン、 管状本体に沿って延び且つ膨張可能なバルーンと連通する膨張管腔、及び バルーンの内層に沿って配置される複数の開口部、を有するバルーンカテー テルであって、 該複数の開口部は、バルーンが膨張媒体で膨張するとき、膨張媒体が急速に バルーンの内層を満たし、次いで開口部を介して膨張媒体が搾り出されてバル ーンの外層の少なくとも一部を満たすように配置される、上記バルーンカテー テル。 17.延長した可撓性の管状本体、及び 管状本体上にある膨張可能なバルーン、を有するバルーンカテーテルであっ て、 該バルーンは、該バルーンの近位部、中央部、及び遠位部が第1の膨張圧で 第1の膨張径にまで膨張可能であり、近位部及び遠位部の材料がより高い第2 の膨張圧でより大きな第2の膨張径にまで拡張し、中央部が第2の膨張圧で第 2の直径よりも小さな直径に維持される、バルーンカテーテル。 18.膨張バルーンの中央部の膨張を制限するために、該中央部に少なくとも1つ の拡張制限帯をさらに有する、請求項17記載のバルーンカテーテル。 19.拡張制限帯が中央部の膨張を約第1の膨張径以内にまで制限する、請求項18 記載のバルーンカテーテル。 20.体内管腔内の部位を処置する方法であって、 延長した可撓性の管状本体及び該本体上に膨張バルーンを有するタイプのカ テーテルであって、該バルーンの近位部、中央部、及び遠位部が第1の膨張圧 で第1の直径にまで膨張可能であり、該バルーンの近位部及び遠位部がより高 い第2の膨張圧でより大きな第2の直径にまで膨張可能であり、中央部が該第 2の膨張圧でほぼ第1の直径で維持されるカテーテルを提供する工程、 該バルーンが処置部位の近くになるように、該カテーテルを体内管腔内に配 置する工程、 第1の膨張圧にまでバルーンを膨張させて、近位部、遠位部、及び中央部を 約第1の膨張径以内にまで膨張させて部位を処置する工程、及び 径方向にさらに拡張するのに対して中央部を抑制しながら第2の膨張圧にま でバルーンを膨張させ、それによって中央部が実質的に第1の膨張径以上に拡 張するのを実質的に抑制し且つ近位部及び遠位部が第2の膨張径にまで拡張す るのを実質的に抑制して、さらに部位を処置する工程を有する、上記方法。 21.中央部から体内管腔内の部位へと治療媒体又は診断媒体を搾り出す工程をさ らに有する、請求項20記載の方法。 22.体内管腔内に管状移植組織を移植する方法であって、 膨張可能なバルーンであって、該バルーンが第1の膨張圧で第1の直径にま で膨張可能であり且つほぼ円筒状のバルーンプロファイルをもたらし、該バル ーンの近位部分及び遠位部分がより高い第2の膨張圧でより大きな第2の直径 にまでさらに膨張可能であるバルーンをその上に有する延長した可撓性の管状 本体を提供する工程、 拡張可能な管状移植組織をバルーン上に配置する工程、 体内管腔内の処置部位近くにバルーンを配置する工程、 バルーンを第1の膨張径にまで膨張させて、管状移植組織を拡張させる工程 、 及び その後に膨張圧を第2の膨張圧にまで増加して、バルーンの近位部分及び遠 位部分をより大きな第2の直径にまで膨張させ、さらに管状移植組織の近位部 分及び遠位部分を拡張させる工程を有する、上記方法。 23.軸方向に隣接した2つの管状ステントを体内管腔内でサイズ合わせする方法 であって、 体内管腔内に配置した軸方向に隣接した2つのステントを設置する工程、 その遠位端上にステントのサイズ合わせバルーンがある延長した管状本体を 有するタイプのステントのサイズ合わせカテーテルであって、該バルーンが第 1の直径にまで膨張可能な近位帯及びより小さな第2の直径にまで膨張可能な 遠位帯を有するステントのサイズ合わせカテーテルを提供する工程、 バルーンの近位帯が2つのステントの近位内にあり、バルーンの遠位帯が2つ のステントの遠位内にあるように、該カテーテルを配置する工程、 近位帯が遠位帯よりも大きな直径にまで膨張するように該バルーンを膨張さ せる工程、 バルーンをすぼませる工程、及び カテーテルを患者から引き抜く工程を有する、上記方法。 24.該膨張工程において、近位帯の直径が遠位帯の直径よりも少なくとも約0.2 mm大きくなるようにバルーンを膨張させる、請求項23記載の方法。 25.近位帯及び遠位帯のそれぞれがほぼ円筒状の形状に膨張する、請求項23記載 の方法。 26.近位端及び遠位端を有し、少なくとも1つの膨張管腔がそれを介して軸方向 に延びる、延長した可撓性の管状本体、 管状本体の遠位端上にあり、膨張管腔と連通する膨張可能なバルーン、 所定の膨張圧で第1の直径にまで膨張可能なバルーン上の近位帯、及び 所定の圧力で第2の直径にまで膨張可能なバルーン上の遠位帯、を有するバ ルーンカテーテル。 27.近位帯の膨張径が遠位帯の膨張径よりも少なくとも約0.2mm大きい、請求項 26記載のカテーテル。 28.近位帯の膨張径が遠位帯の膨張径よりも約0.5mm大きい、請求項27記載のカ テーテル。 29.近位帯が直径約3.5mmにまで膨張可能であり、遠位帯が直径約3.0mmにまで 膨張可能である、請求項26記載のカテーテル。 30.バルーンの長さが約20mm〜約60mmの範囲内である、請求項26記載のカテーテ ル。 31.バルーンの長さが約30mm〜約40mmの範囲内である、請求項30記載のカテーテ ル。 32.近位帯及び遠位帯の長さがほぼ等しい、請求項30記載のカテーテル。 33.バルーンが、近位帯と遠位帯との間に配置され且つ第3の直径にまで膨張可 能な中間帯をさらに有する、請求項26記載のカテーテル。 34.第3の直径が第2の直径よりも大きく第1の直径よりも小さい、請求項33記 載のカテーテル。 35.管状ステントを体内管腔内でサイズ合わせする方法であって、 体内管腔内に配置した管状ステントを設置する工程、 その遠位端上にステントのサイズ合わせバルーンがある延長した管状本体を 有するタイプのステントのサイズ合わせカテーテルであって、該バルーンが第 1の直径にまで膨張可能な近位帯及びより小さな第2の直径にまで膨張可能な 遠位帯を有するステントのサイズ合わせカテーテルを提供する工程、 バルーンの近位帯がステントの近位部分内にあり、バルーンの遠位帯がステ ントの遠位部分内にあるように、該カテーテルを配置する工程、 近位帯が遠位帯よりも大きな直径にまで膨張するように該バルーンを膨張さ せ、それによってステントの近位部分をステントの遠位部分の内径よりも大き な内径にまで拡張させる工程、 バルーンをすぼませる工程、及び カテーテルを患者から引き抜く工程を有する、上記方法。 36.該膨張工程において、近位帯の直径が遠位帯の直径よりも少なくとも約0.2 mm大きくなるようにバルーンを膨張させる、請求項35記載の方法。 37.管状ステント設置工程において、軸方向の長さ少なくとも約30mmである管状 ステントを設置する、請求項35記載の方法。 38.体内管腔内の部位を処置する方法であって、 延長した可撓性の管状本体及び該本体上に膨張バルーンを有するカテーテル であって、該バルーンが膨張プロファイルにまで膨張可能であり、バルーンの 少なくとも1つの参照部が第1の直径にまで膨張可能であり、バルーンの局部 部がより大きな第2の直径にまで膨張可能であるカテーテルを提供する工程、 バルーンが処置部位の近くになるように、体内管腔内に該カテーテルを配置 する工程、 参照部及び局部部が膨張プロファイルにまで膨張すると予想される第1の膨 張圧にまでバルーンを膨張させる工程、 第1の膨張圧でのバルーンの実際の膨張プロファイルを測定する工程、 測定した第1の膨張圧での膨張プロファイルを予想した膨張プロファイルと 比較する工程、及び 第1の膨張圧での実際の膨張プロファイルを第1の膨張圧での予想したプロ ファイルと比較して次の処置を選択する工程を有する、上記方法。 39.体内管腔内の処置部位の膨張径を決定する方法であって、 延長した可撓性の管状本体及び該本体上に膨張可能なバルーンを有するカテ ーテルであって、該バルーンが第1の直径にまで膨張可能な少なくとも1つの 参照帯及び第2の直径にまで膨張可能な局部帯を有するカテーテルを提供する 工程、 局部帯が処置部位の近くになるように、体内管腔内に該カテーテルを配置す る工程、 バルーンの膨張を開始する工程、 参照帯と比較して局部帯の直径を測定する工程、 局部帯を第2の直径へと向かわせるのに十分な圧力にまでバルーンを膨張さ せる工程、 局部帯が第2の直径にまで膨張する膨張圧を測定する工程、及び、 測定圧を該バルーンの所定の膨張特性値と比較して測定膨張圧での処置部位 での該バルーンの直径を決定する工程を有する、上記方法。 40.延長した可撓性の管状本体、 管状本体上に取り付けられた膨張可能なバルーン、 第1の膨張圧で第1の膨張径にまで膨張可能なバルーン上の第1の帯域、 第1の膨張圧で第2の膨張径にまで膨張可能なバルーン上の第2の帯域、を 有するマルチ帯域バルーンカテーテルであって、 第1の帯域及び第2の帯域のそれぞれが、第1の圧力で制限なく拡張するほ ぼ円筒状のプロファイルを有する、上記マルチ帯域バルーンカテーテル。 41.バルーン上に第3の帯域をさらに有する請求項3記載のマルチ帯域バルーン カテーテルであって、該第3の帯域が第1の膨張圧で第1の膨張径にまで膨張 可能であり、第2の帯域が第1の帯域と第3の帯域との中間に配置される、請 求項3記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 42.第2の帯域の軸方向の長さが約51nm〜約50mmの範囲内である、請求項4記 載 のマルチ帯域バルーンカテーテル。 43.第1の帯域及び第3の帯域のそれぞれの軸方向の長さが約3mm〜約25mmの範 囲内である、請求項5記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 44.延長した可撓性の管状本体、及び 近位部、中央部、及び遠位部を有する管状本体上の膨張可能なバルーン、を 有するバルーンカテーテルであって、 近位部及び遠位部が第1の膨張圧で第1の膨張径を有するほぼ円筒状のプロ ファイルにまで膨張可能であり、中央部が第1の膨張圧でより大きな第2の 膨張径にまで膨張可能である、上記バルーンカテーテル。 45.延長した可撓性の管状本体、 管状本体上に取り付けられた膨張可能なバルーン、 第1の膨張圧で第1の膨張径にまで膨張可能なバルーン上の第1の帯域、 第1の膨張圧で第2の膨張径にまで膨張可能であり、該第2の膨張径が該第 1の膨張径よりも大きい、バルーン上の第2の帯域、及び 第1の膨張圧で第1の膨張径にまで膨張可能であり、第2の帯域が第1の帯 域と第3の帯域との中間に配置され、第2の帯域が実質的に弾力性のない、バ ルーン上の第3の帯域、を有するマルチ帯域バルーンカテーテルであって、 第1の帯域及び第2の帯域のそれぞれが、第1の圧力で制限なく拡張するほ ぼ円筒状の形状を有する、上記マルチ帯域バルーンカテーテル。 46.第2の帯域の軸方向の長さが約5mm〜約50mmの範囲内である、請求項3記 載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 47.第1の帯域及び第3の帯域のそれぞれの軸方向の長さが約3mm〜約25mmの範 囲内である、請求項5記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 48.第2の帯域の最大直径が、第1の帯域の平均直径よりも約7%〜約30%の範 囲内で大きい、請求項3記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 49.第2の帯域の最大直径が、第1の帯域の平均直径よりも少なくとも約10%大 きい、請求項3記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 50.第2の帯域の軸方向の長さが約0.5cm〜約5.0cmの範囲内である、請求項3 記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 51.第2の帯域の軸方向の長さが約0.5cm〜約2.0cmの範囲内である、請求項10 記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 52.第1の帯域及び第3の帯域のそれぞれの軸方向の長さが少なくとも約3mmで ある、請求項3記載のマルチ帯域バルーンカテーテル。 53.第1の帯域及び第3の帯域のそれぞれが約5.0mmの軸方向の長さを有し且つ 8気圧で約3.0mmの膨張径を有し、第2の帯域が約8mmの軸方向の長さを有し 且つ8気圧で約3.5mmの直径を有する、請求項3記載のマルチ帯域バルーンカ テーテル。 54.該バルーンがポリエチレンテレフタレートを含有する、請求項3記載のマル チ帯域バルーンカテーテル。 55.体内管腔内の部位を処置する方法であって、 延長した可撓性の管状本体及び該本体上に膨張バルーンを有するカテーテル であって、該バルーンが第1の膨張プロファイルにまで膨張可能であり、該バ ルーンの少なくとも1つの参照部及び局部部が第1の直径にまで膨張可能であ り、該バルーンが第2の膨張プロファイルにまで膨張可能であり、該バルーン の局部部がより大きな第2の直径にまで膨張可能であるが、参照部が第2の直 径よりも小さい直径で維持されるカテーテルを提供する工程、 バルーンが処置部位の近くになるように、体内管腔内にカテーテルを配置す る工程、 参照部及び局部部が第1の膨張プロファイルにまで膨張すると予想される、 第1の膨張圧にまでバルーンを膨張させる工程、 第1の膨張圧でのバルーンの実際の膨張プロファイルを測定する工程、 測定した第1の膨張圧での膨張プロファイルを予想した膨張プロファイルと 比較する工程、及び 第1の膨張圧での実際の膨張プロファイルを第1の膨張圧で予想したプロフ ァイルと比較して次の処置を選択する工程を有する、上記方法。 56.前記次の処置において、局部域が第2の直径にまで膨張し参照域が第2の直 径よりも小さい直径で維持される第2の膨張圧にまでバルーンを膨張させる、 請求項1記載の方法。 57.体内管腔内の処置部位の膨張径を決定する方法であって、 延長した可撓性の管状本体及び該本体上に膨張バルーンを有するカテーテル であって、該バルーンが第1の直径にまで膨張可能な少なくとも1つの参照帯 及び第1の圧力で第1の直径にまで膨張可能であり且つより高い第2の圧力で より大きな第2の直径にまで膨張可能な局部帯を有し、参照帯が第2の圧力で 実質的に第1の直径で維持されるバルーンを有するカテーテルを提供する工程 、 局部帯が処置部位の近くになるように、体内管腔内に該カテーテルを配置す る工程、 該バルーンを膨張させる工程、 参照帯と比較して局部帯の直径を測定する工程、 局部帯を第2の直径へと向かわせるのに十分な圧力にまでバルーンを膨張さ せる工程、 局部帯が第2の直径にまで膨張する膨張圧を測定する工程、及び、 測定圧を該バルーンの所定の膨張特性値と比較して測定膨張圧での処置部位 での該バルーンの直径を決定する工程を有する、上記方法。 58.局部バルーンを製造する方法であって、 高分子管状バルーンストックの長さを提供する工程、 管状ストックに沿って軸方向に離間して、第1の位置及び第2の位置に管状 ストックをクランプする工程、 第1の位置と第2の位置との間に配置した管状ストックの一部を熱にさらす 工程、 管状ストックを引き延ばして、第1の位置と第2の位置との間の壁の厚さを 薄くする工程、及び、 管状ストックをカテーテル本体上に取り付けて、該バルーンが相対的に壁の 厚さの厚い近位域及び遠位域、並びに相対的に壁の厚さの薄い中央域を有する 、バルーンカテーテルを生成する工程を有する、上記方法。
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