JP2000340202A - アルカリ蓄電池 - Google Patents
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Abstract
となった渦巻状電極群の正極板の外側でのセパレータの
強度を補強して短絡を生じないようにする。 【解決手段】 電極群10Aの正極板11の外側に配置
される第1のセパレータ13の厚みおよび目付を正極板
11の内側に内側に配置される第2のセパレータ14の
厚みおよび目付よりも大きくするとともに、これらの第
1および第2のセパレータ13,14の厚みおよび目付
を等しくした場合と電池内でのセパレータの占有率をほ
ぼ等しくしている。これにより、電池特性を低下させる
ことなく正極板11の外側での正極板の欠けや破損に起
因する短絡の発生を防止できるようになる。
Description
ウム蓄電池、ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ
蓄電池に係り、正極板と負極板がセパレータを介して巻
回された電極群を備えたアルカリ蓄電池の電極群の構成
に関する。
ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正
極板と負極板の間にセパレータを介在させ、これらを渦
巻状に巻回して電極群を形成し、この電極群の上下端に
集電体を接続して電極体を形成する。この電極体を円筒
状の金属製電池缶に収納し、正極用集電体より延出する
集電リード板を封口体下面に溶接し、電解液を注入した
後、電池缶の開口部に絶縁ガスケットを介在させて封口
体を装着することにより密閉して構成されている。
いては、ニッケル焼結基板に化学含浸法により所定量の
ニッケル活物質を充填したニッケル正極板と、同様にニ
ッケル焼結基板に化学含浸法により所定量のカドミウム
活物質を充填したカドミウム負極板とを作製した後、こ
れらのニッケル正極板とカドミウム負極板との間にセパ
レータを介在させて巻回して渦巻状電極群を形成するよ
うにしている。
種のアルカリ蓄電池の高容量化、高出力化が要求され、
これに対応するため、高密度に活物質が充填されるよう
になるとともに、セパレータも薄型化されるようになっ
た。ところが、このように、活物質が高密度に充填され
た極板や薄型化されたセパレータを用いた電池におい
て、短絡の発生率が増大するという問題を生じた。
の原因を究明したところ、渦巻状電極群の正極板の外側
で、正極板にクラックやバリや活物質の欠けや破損など
を生じて、これらのクラックやバリや活物質の欠けや破
損に基づく破片や粉末がセパレータを貫通して短絡が多
発していることが分かった。一方、渦巻状電極群の正極
板の内側では、正極板のクラックやバリや活物質の欠け
や破損に起因する短絡はほとんど発生していなかった。
これは、高容量化、高出力化に対応するために、高密度
に活物質が充填された正極板は脆くなって、渦巻状に巻
回する際に正極板にクラックやバリや活物質の欠けや破
損を生じたとともに、セパレータが薄型化されたため
に、強度が低下して、正極板の外側にクラックやバリや
活物質の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレ
ータを貫通したためと考えられる。
こで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、電池特性を低下させることなく、短絡の原因となっ
た渦巻状電極群の正極板の外側でのセパレータの強度を
補強して短絡を生じないようにすることを目的とするも
のである。このため、本発明のアルカリ蓄電池は、渦巻
状電極群の正極板の外側に配置される第1のセパレータ
の厚みは同正極板の内側に配置される第2のセパレータ
の厚みより厚くしている。
される第1のセパレータの厚みを正極板の内側に配置さ
れる第2のセパレータの厚みより厚くすることにより、
正極板の外側に配置される第1のセパレータの機械的強
度を補強できるため、正極板のクラックやバリや活物質
の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレータを
貫通することが防止できるようになり、短絡の発生を防
止できるようなる。この場合、第1のセパレータと第2
のセパレータの厚みを等しくした場合と電池内でのセパ
レータの占有率をほぼ等しくすれば、放電容量、作動電
圧等の電池特性を低下させることなく、第1のセパレー
タの機械的強度を補強でき、短絡の発生を防止できるよ
うなる。
セパレータの厚みより厚くするに際して、第2のセパレ
ータよりも厚みが薄い2枚のセパレータを用いて第1の
セパレータを構成することができる。この場合、厚みが
薄い2枚のセパレータを正極板の外側になるように配置
して巻回するだけで、第1のセパレータの厚みを第2の
セパレータの厚みより厚くすることができるようになる
ので、簡単、かつ容易にこの種の電極群が得られるよう
になる。
第1のセパレータの目付を内側に配置される第2のセパ
レータの目付より大きくしても、第1のセパレータと第
2のセパレータの目付を等しくした場合と電池内でのセ
パレータの占有率をほぼ等しくすれば、放電容量、作動
電圧等の電池特性を低下させることなく、正極板の外側
に配置される第1のセパレータの機械的強度を補強でき
るため、正極板の欠けや破損により発生した破片や粉末
がセパレータを貫通することが防止できるようになり、
短絡の発生を防止できるようなる。
る第1のセパレータの厚みおよび目付を正極板の内側に
配置される第2のセパレータの厚みおよび目付より大き
くすると、第1および第2のセパレータの厚みおよび目
付を等しくした場合と電池内でのセパレータの占有率を
等しくすれば、放電容量、作動電圧等の電池特性を低下
させることなく、第1のセパレータの機械的強度をより
以上に補強できるため、正極板の欠けや破損により発生
した破片や粉末がセパレータを貫通することがさらに防
止できるようになり、短絡の発生を十分に防止できるよ
うなる。
セパレータおよび第2のセパレータをポリオレフィン系
樹脂繊維からなる分割短繊維と分割長繊維とが均一に絡
み合っており、第1のセパレータの目付を第2のセパレ
ータの目付よりも大きくしている。このように、短繊維
と長繊維とが互いに絡み合って形成されていると、短繊
維によりセパレータの表面積が増大して電解液の保液性
が向上して電池内圧の上昇を抑制できるようになるとと
もに、長繊維によりセパレータの多孔度が向上してガス
透過性が向上する。このため、このようなセパレータを
用いたアルカリ蓄電池の内部短絡の発生を防止でき、良
保液性に基づく活物質利用率が向上し、かつ内部ガス圧
の上昇を防止できるようになる。
た場合の第1実施形態を図に基づいて説明する。なお、
図1は第1実施形態の第1実施例の電極群の要部を示す
斜視図であり、図2は第1実施形態の第2実施例の電極
群の要部を示す斜視図であり、図3は第1実施形態の比
較例の電極群の要部を示す斜視図である。
増粘剤および水を混練してスラリーを調整し、このスラ
リーをニッケル製パンチングメタルからなる導電性芯体
11a,12aに塗着する。この後、スラリーを塗着し
た導電性芯体11a,12aを還元性雰囲気下で焼結し
て、多孔度80%のニッケル焼結基板を作製する。
より、所定量のニッケル活物質を充填する。即ち、ニッ
ケル焼結基板を硝酸ニッケルを主体とする水溶液に浸漬
して、ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸ニッケルを析出
させた後、水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、細孔
内に析出させた硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに置換す
る活物質化処理を行う。同様な処理工程を所定回数(例
えば、6〜8回)繰り返して、ニッケル焼結基板に所定
量の水酸化ニッケルを主体とするニッケル活物質を充填
したニッケル正極板11を作製する。
より、所定量のカドミウム活物質を充填する。即ち、ニ
ッケル焼結基板を硝酸カドミウムを主体とする水溶液に
浸漬して、ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸カドミウム
を析出させた後、アルカリ水溶液(例えば、水酸化ナト
リウム水溶液)中に浸漬して、細孔内に析出させた硝酸
カドミウムを水酸化カドミウムに置換する活物質化処理
を行う。同様な処理を所定回数(例えば、6〜8回)繰
り返して、ニッケル焼結基板に所定量の水酸化カドミウ
ムを主体とするカドミウム活物質を充填したカドミウム
負極板12を作製する。
布からなる、厚みが0.20mmで、目付が85g/m
2の第1のセパレータ13を用意するとともに、ポリエ
チレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、
厚みが0.16mmで、目付が65g/m2の第2のセ
パレータ14を用意する。ついで、図1に示すように、
これらの第1のセパレータ13と第2のセパレータ14
との間にニッケル正極板11を配置するとともに、第1
のセパレータ13の外側にカドミウム負極板12が配置
されるように積層し、渦巻状に巻回して実施例1の渦巻
状電極群10Aを作製した。
布からなる、厚みが0.10mmで、目付が45g/m
2の第1のセパレータ15を2枚用意するとともに、ポ
リエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からな
る、厚みが0.16mmで、目付が65g/m2の第2
のセパレータ14(実施例1の第2のセパレータ14と
同じもの)を用意する。ついで、図2に示すように、こ
れらの第1のセパレータ15,15を重ね合わせ、この
重ね合わされた第1のセパレータ15,15と第2のセ
パレータ14との間にニッケル正極板11を配置すると
ともに、第1のセパレータ15,15の外側にカドミウ
ム負極板12が配置されるように積層し、渦巻状に巻回
して実施例2の渦巻状電極群10Bを作製した。
布からなる、厚みが0.18mmで、目付が75g/m
2の2枚のセパレータ16,16を用意する。ついで、
図3に示すように、これらのセパレータ16,16の間
にニッケル正極板11を配置するとともに、このセパレ
ータ16の外側にカドミウム負極板12が配置されるよ
うに積層し、渦巻状に巻回して比較例の渦巻状電極群1
0Cを作製した。
部に露出する導電性芯体11aの端部に正極集電体を溶
接し、下端部に露出する導電性芯体12aの端部に負極
集電体を溶接した後、これらを鉄にニッケルメッキを施
した有底筒状の電池缶内にそれぞれ挿入した。ついで、
負極集電体を電池缶の内底面に溶接するとともに、正極
集電体から延出する集電リード板の先端部を封口体の底
面に溶接し、電池缶内に所定量の電解液(30重量%の
水酸化カリウム水溶液)を注入した。
スケットを介して載置し、電池缶の開口部の端部を内方
にかしめることによって電池を密閉して、公称容量1.
7AhのSCサイズの各ニッケル−カドミウム蓄電池
A,B,Cを作製した。なお、電極群10Aを用いたニ
ッケル−カドミウム蓄電池を実施例1の電池Aとし、電
極群10Bを用いたニッケル−カドミウム蓄電池を実施
例2の電池Bとし、電極群10Cを用いたニッケル−カ
ドミウム蓄電池を比較例の電池Cとした。
10000個ずつ用意し、これらの10000個の各電
池A,B,Cの開路電圧を測定して、0.4V以下を短
絡と判定し、短絡発生率を求めると、下記の表1に示す
ような結果となった。
電池Aおよび実施例2の電池Bは短絡発生率が低減され
ていることが分かる。これは、電極群10A(10B)
のニッケル正極板11の外側に配置された第1のセパレ
ータ13(15,15)の厚みおよび目付が内側の第2
のセパレータ14の厚みおよび目付より大きいために強
度が補強されたためである。
それぞれを、25℃の温度雰囲気で1.7A(1C)の
充電電流で72分間充電し、60分間充電を休止した
後、定電流(2A,10A,30A)で放電し、電池電
圧が0.8Vに達した時点で放電を停止させ、各放電電
流での放電容量と作動電圧を求めると、下記の表2に示
すような結果となった。
A,B,Cのそれぞれを、25℃の温度雰囲気で2A
(定電流)の充電電流で充電し、充電末期の電池電圧の
ピーク値を記憶し、これを基準として一定値だけ電圧が
低下した時点で充電を終了し、1時間休止した後、2A
(定電流)の放電電流で電池電圧が0.7Vになるまで
放電し、1時間休止するという−Δサイクル試験を行
い、2A放電時の各電池の内圧(最大ガス圧)を測定す
ると、下記の表3に示すような結果となった。また、同
様に、10A(定電流)の放電電流で−Δサイクル試験
を行い、10A放電時の各電池の内圧(最大ガス圧)を
測定すると、下記の表3に示すような結果となった。
うに、実施例1の電池Aであっても、実施例2の電池B
であっても、高率放電容量、作動電圧および内部ガス圧
は、比較例の電池Cとほぼ同様であって、高率放電特性
の低下、作動電圧の低下および内部ガス圧の上昇が認め
られなかった。
にあっては、ニッケル正極板11の外側に配置された第
1のセパレータ13の厚み(0.20mm)および目付
(85g/m2)が内側の第2のセパレータ14の厚み
(0.16mm)および目付(65g/m2)より大き
くしても、第2のセパレータ14の厚みおよび目付を比
較例のセパレータ16,16の厚み(0.18mm)お
よび目付(75g/m 2)よりも小さくし、即ち、平均
の厚み(0.18mm)および平均の目付(75g/m
2)を比較例のセパレータ16,16と等しくして電池
内での占有率を等しくしているためである。
あっては、ニッケル正極板11の外側に配置された第1
のセパレータ15,15の厚み(2枚の合計で0.20
mm)および目付(2枚の合計で90g/m2)が内側
の第2のセパレータ14の厚み(0.16mm)および
目付(65g/m2)より大きくしても、第2のセパレ
ータ14の厚みおよび目付を比較例のセパレータ16,
16の厚み(0.18mm)および目付(75g/
m2)よりも小さくし、即ち、平均の厚み(0.18m
m)を比較例のセパレータ16,16と等しくし、平均
の目付(77.55g/m2)を比較例のセパレータ1
6,16とほぼ等しくして電池内での占有率を等しくし
ているためである。
においては、渦巻状電極群の正極板11の外側に位置す
る第1のセパレータ13(15,15)の厚みおよび目
付を大きくし、正極板11の内側に位置する第2のセパ
レータ14の厚みおよび目付を小さくして、電池内での
セパレータの占有率を同等にしているため、電池特性を
低下させることなく正極板11の外側での正極板のクラ
ックやバリや活物質の欠けや破損に起因する短絡の発生
を防止できるようになる。
第1のセパレータと第2のセパレータを別々に用いる例
について説明したが、これらの第1と第2のセパレータ
は1枚のセパレータとし、その半分の一方を第1のセパ
レータとなるように厚みおよび目付を調整し、他方を第
2のセパレータとなるように厚みおよび目付を調整した
ものを用いることができる。また、上述した第1実施形
態のニッケル−カドミウム蓄電池は、正極板および負極
板の何れも焼結式極板を用いたが、ペースト式などの非
焼結式極板を用いた電池で実験した場合も同様な結果が
得られた。
場合の第2実施形態を図4に基づいて説明する。なお、
図4は第2実施形態電極群の要部を示す斜視図である。
量部と、0.2重量%のヒドロキシプロピルセルロース
を溶解させた水溶液50重量部とを混合して正極活物質
スラリーを調製した。この正極活物質スラリーを多孔度
95%の発泡ニッケル21aに充填し、乾燥させた後、
これを圧延してニッケル正極21を作製した。なお、正
極活物質スラリーを多孔度95%の発泡ニッケル21a
に充填する場合に、電池の公称容量が1200mAhに
なるような正極活物質量を充填した。
トラフルオロエチレン(PTFE)などの結着剤と、適
量の水とを加えて混合し、水素吸蔵合金ペーストを調製
した。ついで、この水素吸蔵合金ペーストをパンチング
メタルからなる負極基板22aの両面に塗布し、乾燥し
た後、所定の厚みとなるようにプレスして水素吸蔵合金
負極22を作製した。なお、水素吸蔵合金ペーストを負
極基板22aに塗布する場合、電池の公称容量が200
0mAhになるように水素吸蔵合金ペースト量を塗布し
た。
上(例えば、50mm)の分割繊維(スプリットファイ
バー)からなる長繊維を空気中に飛散させて金網で捕集
して、繊維密度(目付)が20g/m2および30g/
m2になるように、乾式抄紙により抄紙して第1基布を
作製した。
下(例えば、6mm)の分割繊維(スプリットファイバ
ー)からなる短繊維を水中に分散させて、繊維密度(目
付)が20g/m2,25g/m2,30g/m2,35
g/m2,40g/m2,45g/m2,50g/m2にな
るように、湿式抄紙により抄紙して第2基布を作製し
た。
20g/m2の第1基布と、繊維密度(目付)が20g
/m2,25g/m2,30g/m2,35g/m2,40
g/m2,45g/m2,50g/m2の第2基布とをそ
れぞれ重ねるようにして貼り合わせて二層の積層体とし
た後、この二層の積層体に高圧の水流を吐瀉する水流交
絡処理を施して、短繊維と長繊維とが均一に絡まるよう
に複合化して、繊維密度(目付)が40g/m2,45
g/m2,50g/m2,55g/m2,60g/m2,6
5g/m2,70g/m2の複合基布をそれぞれ作製し
た。
(目付)が30g/m2の第1基布と、繊維密度(目
付)が30g/m2の第2基布とをそれぞれ重ねるよう
にして貼り合わせて二層の積層体とした後、この二層の
積層体に高圧の水流を吐瀉する水流交絡処理を施して、
短繊維と長繊維とが均一に絡まるように複合化して、繊
維密度(目付)が60g/m2の複合基布を作製した。
これらの各複合基布をそれぞれa1(40g/m2のも
の),b1(45g/m2のもの),c1(50g/m2
のもの),d1(55g/m2のもの),e1(60g
/m2のもの),f1(65g/m2のもの),g1(7
0g/m2のもの),h1(第基布が30g/m2ので第
2基布が30g/m2で60g/m2のもの)とした。
布と長繊維からなる第2の基布とを貼り合わせて積層し
た後、水流交絡により短繊維と長繊維とを互いに絡み合
わせるようにしているので、短繊維と長繊維とが均一に
かつ良好に絡まるようになる。この結果、短繊維により
セパレータの表面積が増大して電解液の保液性が向上し
て電池内圧の上昇を抑制できるようになるとともに、長
繊維によりセパレータの多孔度が向上してガス透過性が
向上する。
1,d1,e1,f1,g1,h1をそれぞれ反応容器
中に入れ、この容器内を真空排気した後、フッ素ガスを
窒素ガスで希釈した反応ガスを反応容器中に導入し、各
複合基布を反応ガスに1分間反応させて親水化処理を行
って、各セパレータを作製した。このような各繊維を親
水化処理する親水化処理を行うと、各繊維は親水化され
て親水性が向上する。なお、親水化処理は上述したフッ
素ガス処理以外にも、コロナ放電処理、スルホン化処
理、界面活性剤処理等が適用できる。
をセパレータaとし、複合基布b1を用いたセパレータ
をセパレータbとし、複合基布c1を用いたセパレータ
をセパレータcとし、複合基布d1を用いたセパレータ
をセパレータdとし、複合基布e1を用いたセパレータ
をセパレータeとし、複合基布f1を用いたセパレータ
をセパレータfとし、複合基布g1を用いたセパレータ
をセパレータgとし、複合基布h1を用いたセパレータ
をセパレータhとした。なお、上述したセパレータの構
成を表にまとめると、下記の表4に示すようになる。な
お、各セパレータは親水化処理されているため、このセ
パレータを用いることにより、電解液の保液性がより向
上し、活物質利用率が向上して、アルカリ蓄電池の放電
容量が向上するようになる。
セパレータ23とし、これらの各セパレータa〜hいず
れかを第2のセパレータ24として、第1のセパレータ
23と第2のセパレータ24との間に、上述のようにし
て作製したニッケル正極板21を配置するとともに、第
1のセパレータ23の外側に上述のようにして作製した
水素吸蔵合金負極22が配置されるように積層して、渦
巻状に巻回して渦巻状電極群20を作製した。
出する導電性芯体21aの端部に正極集電体を溶接し、
下端部に露出する導電性芯体22aの端部に負極集電体
を溶接した後、これらを鉄にニッケルメッキを施した有
底筒状の電池缶内にそれぞれ挿入した。ついで、負極集
電体を電池缶の内底面に溶接するとともに、正極集電体
から延出する集電リード板の先端部を封口体の底面に溶
接し、電池缶内に所定量の電解液(30重量%の水酸化
カリウム水溶液)を注入した。
スケットを介して載置し、電池缶の開口部の端部を内方
にかしめることによって電池を密閉して、公称容量1.
2AhのAAサイズの各ニッケル−水素化物蓄電池D〜
Kを作製した。ここで、第1のセパレータとしてセパレ
ータeを用い、第2のセパレータとしてセパレータcを
用いたものを電池D(X+Y=110,X/Y=1.
2)とした。同様に、セパレータfとセパレータbを用
いたものを電池E(X+Y=110,X/Y=1.4
4)とし、セパレータgとセパレータaを用いたものを
電池F(X+Y=110,X/Y=1.75)とした。
いたものを電池G(X+Y=110,X/Y=0.8
3)とし、セパレータdとセパレータdを用いたものを
電池H(X+Y=110,X/Y=1)とし、セパレー
タfとセパレータeを用いたものを電池I(X+Y=1
25,X/Y=1.08)とし、セパレータcとセパレ
ータcを用いたものを電池J(X+Y=100,X/Y
=1)とし、セパレータhとセパレータcを用いたもの
を電池K(X+Y=110,X/Y=1.2)とした。
なお、上記括弧内のX(g/m2)は第1のセパレータ
23の目付を示し、Y(g/m2)は第2のセパレータ
24の目付を示している。
渦巻状電極群の直径を測定し、第1のセパレータ23と
第2のセパレータ24の目付が共に55g/m 2の電池
Hに用いられた渦巻状電極群の直径を100として、そ
の比率を巻径比(%)として求めると、下記の表5に示
す結果となった。
C)で16時間充電した後、1時間休止し、放電電流2
40mA(0.2C)で放電終止電圧が1.0Vになる
まで放電した後、1時間休止する。この充放電を3回繰
り返して各電池D〜Kを活性化した。
路電圧を測定し、0.3Vに満たないものを短絡と判定
し、短絡発生率を求めると、下記の表5に示すような結
果となった。
1200mA(1C)で充電を行い、充電時間が1時間
経過した後の電池内部圧力を測定すると、下記の表5に
示すような結果となった。
レータの目付が第2のセパレータの目付よりも大きい電
池D(X=60,Y=50)、電池E(X=65,Y=
45)、電池F(X=70,Y=40)、電池I(X=
65,Y=60)、電池K(X=60,Y=50)の短
絡発生率が低く、第1のセパレータの目付が第2のセパ
レータの目付よりも小さい電池G(X=50,Y=6
0)、電池H(X=55,Y=55)、電池J(X=5
0,Y=50)の短絡発生率が高いことが分かる。な
お、電池Hを解体して短絡箇所を調べたところ、全てが
正極板21の外側で短絡が発生していた。このことか
ら、正極板21の外側に配置される第1のセパレータ2
3の目付は、正極板21の内側に配置される第2のセパ
レータの目付よりも大きくした方が短絡発生率が低下す
るということができる。
電池K(X=60,Y=50)とを比較すると、電池D
の方が電池Kよりも短絡率が低いことが分かる。これ
は、第1のセパレータ23の目付が同じであっても、第
1のセパレータ23を構成する第2基布の目付が相違す
る(電池Dでは40g/m2であり、電池Kでは30g
/m2である)ためである。これは、第2基布の目付を
大きくすると、繊維長が10mm以下の短繊維の割合
が、繊維長が25mm以上の長繊維よりも多くなるた
め、長繊維と短繊維が均一に絡み合うようになって、目
付のバラツキが抑制され、短絡発生率が減少したものと
考えられる。このことから、第1のセパレータ23の目
付が同じであっても、第1のセパレータ23を構成する
第2基布の目付を大きくすることが好ましいということ
ができる。
上昇が大きくなっている。これは、第1のセパレータの
目付は70g/m2で、第2のセパレータの目付は40
g/m2と大きく異なって、目付差が大きいために電解
液の分布が異なり、水素吸蔵合金負極22でのガス吸収
反応にばらつきを生じて電池内圧が上昇したと考えるこ
とができる。このことから、第1のセパレータの目付を
第2のセパレータの目付よりも大きくするとしても、第
2のセパレータの目付の1.75倍よりは小さくする必
要があり、望ましくは1.5倍以下にするのが好まし
い。
05(第1のセパレータと第2のセパレータの目付の和
は125g/m2)と高くなっているため、電池缶内に
挿入しにくいという問題があった。また、電池缶内での
セパレータの占有率が増加するため、電池内での残存す
る空間率が小さくなったため、ガス吸収が困難となり、
電池内圧が上昇したと考えられる。このことから、第1
のセパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大
きくするとしても、第1のセパレータの目付を大きくし
た分だけ第2のセパレータの目付を小さく、これらの目
付の和を等しくする必要があるということができる。
充電電流1200mA(1C)で16時間充電した後、
1時間休止し、放電電流1200mA(1C)で放電終
止電圧が1.0Vになるまで放電させるという充放電サ
イクルを繰り返して行い、各サイクルでの放電時間から
放電容量を求め、初期容量との比率を電池容量比として
求めると、図5に示すような結果となった。
E、電池G、電池H、電池Kのサイクル寿命は長く、電
池J、電池I、電池Fのサイクル寿命が短いことが分か
る。ここで、電池Jは、第1と第2のセパレータの目付
の和が100で他のものより目付が小さく、巻径も小さ
いため、電解液の保持量が少なく、充放電サイクルの経
過とともにセパレータの保液量が減少してサイクル寿命
が小さくなったと考えられる。また、電池Iは、上述し
たように巻径比が高くて電池缶内でのセパレータの占有
率が増加し、電池内での残存する空間率が小さくなっ
て、ガス吸収が困難となり、電池内圧が上昇してサイク
ル寿命が小さくなったと考えられる。さらに、電池F
は、上述したように正極板の内側と外側でのセパレータ
の目付が大きく異なることから、ガス吸収反応にばらつ
きを生じ、電池内圧が上昇してサイクル寿命が小さくな
ったと考えられる。
は長いが、第1のセパレータの目付が第2のセパレータ
の目付よりも小さいため、第1のセパレータの強度不足
により正極板の外側で短絡が発生し、短絡発生率が大き
くなった。これらの結果を考慮すると、電池Dおよび電
池Eのように、正極板の外側に配置される第1のセパレ
ータの目付を正極板の内側に配置される第2のセパレー
タの目付よりも大きくするとともに、第1のセパレータ
23を構成する第2基布の目付を大きくし、かつ第1の
セパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大き
くするとしても、第2のセパレータの目付の1.5倍以
下にすることにより、短絡発生率が低く、電池内圧の上
昇も少なく、かつサイクル寿命が長いニッケル−水素化
物蓄電池が得られるようになる。
おいては、正極板の外側に配置される第1のセパレータ
と、正極板の内側に配置される第2のセパレータは短繊
維と長繊維とが互いに絡み合って形成されているので、
各セパレータの目付のばらつきが防止できるようにな
る。そして、このようにして形成されたセパレータを用
いるに際して、第1のセパレータの目付は第2のセパレ
ータの目付よりも大きいため、第2のセパレータの機械
的強度が補強されてこのため、このようなセパレータを
用いたアルカリ蓄電池の内部短絡の発生を防止できるよ
うになる
第1基布に長繊維として分割長繊維を用い、第2基布に
短繊維として分割短繊維を用いる例について説明した
が、分割繊維からなる長繊維を含有した第1の基布に分
割繊維以外の長繊維、例えば、接着繊維からなる長繊維
を配合しても良い。同様に、分割繊維からなる短繊維を
含有した第2の基布に分割繊維以外の短繊維、例えば、
接着繊維からなる短繊維を配合しても良い。
は、短繊維として繊維長が6mmの短繊維を用いた例に
ついて説明したが、繊維長としは6mmに限らず、10
mm以下であれば良く、特に、3〜10mmの範囲の短
繊維を用いると、セパレータを製造する観点から好まし
い。また、上述した第2実施形態においては、長繊維と
して繊維長が50mmの長繊維を用いた例について説明
したが、繊維長としは50mmに限らず、25mm以上
であれば良く、特に、25〜70mmの範囲の長繊維を
用いると、セパレータを製造する観点から好ましい。さ
らに、上述した各実施形態においては、本発明を円筒型
の蓄電池に適用した例について説明したが、これに限ら
ず、角形等の各種の形状の蓄電池に本発明を適用できる
こともいうまでもない。
要部を示す斜視図である。
要部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
斜視図である。
命特性を示す図である。
板、11a…導電性芯体、12…カドミウム負極板、1
2a…導電性芯体、13…第1のセパレータ、14…第
2のセパレータ、15,15…第1のセパレータ、1
6,16…セパレータ、21…ニッケル正極板、21a
…導電性芯体、22…水素吸蔵合金負極板、22a…導
電性芯体、23…第1のセパレータ、24…第2のセパ
レータ、
Claims (9)
- 【請求項1】 正極板と負極板がセパレータを介して巻
回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、 前記電極群の正極板の外側には第1のセパレータが配置
され、前記電極群の正極板の内側には第2のセパレータ
が配置され、 前記第1のセパレータの厚みは前記第2のセパレータの
厚みよりも厚くしたことを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 【請求項2】 前記第1のセパレータは前記第2のセパ
レータよりも厚みが薄い2枚のセパレータを用いて前記
第1のセパレータの厚みを前記第2のセパレータの厚み
よりも厚くしたことを特徴とする請求項1に記載のアル
カリ蓄電池。 - 【請求項3】 正極板と負極板がセパレータを介して巻
回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、 前記電極群の正極板の外側には第1のセパレータが配置
され、前記電極群の正極板の内側には第2のセパレータ
が配置され、 前記第1のセパレータの目付は前記第2のセパレータの
目付よりも大きくしたことを特徴とするアルカリ蓄電
池。 - 【請求項4】 正極板と負極板がセパレータを介して巻
回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、 前記電極群の正極板の外側には第1のセパレータが配置
され、前記電極群の正極板の内側には第2のセパレータ
が配置され、 前記第1のセパレータの厚みおよび目付は前記第2のセ
パレータの厚みおよび目付よりも大きくしたことを特徴
とするアルカリ蓄電池。 - 【請求項5】 正極板と負極板がセパレータを介して巻
回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、 前記電極群の正極板の外側には第1のセパレータが配置
され、前記電極群の正極板の内側には第2のセパレータ
が配置され、 前記第1のセパレータおよび前記第2のセパレータは、
ポリオレフィン系樹脂繊維からなる分割短繊維と分割長
繊維とが均一に絡み合っており、 前記第1のセパレータの目付を前記第2のセパレータの
目付よりも大きくしたことを特徴とするアルカリ蓄電
池。 - 【請求項6】 前記第1のセパレータの目付を前記第2
のセパレータの目付よりも大きくするとともに、前記第
1のセパレータの目付が大きくなった分だけ前記第2の
セパレータの目付を小さくして、電池内に存在するセパ
レータの占有率を等しくしたことを特徴とする請求項5
に記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項7】 前記第1のセパレータおよび前記第2の
セパレータは、繊維長が10mm以下の分割短繊維を主
体とする基布と、繊維長が25mm以上の分割長繊維を
主体とする基布とが均一に複合化されて各繊維が均一に
絡み合っていることを特徴とする請求項5または請求項
6に記載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項8】 前記第1のセパレータに用いられる前記
繊維長が10mm以下の分割短繊維を主体とする基布の
目付は前記第2のセパレータに用いられる前記繊維長が
10mm以下の分割短繊維を主体とする基布の目付より
も大きくするとともに、該基布の目付を大きくした分だ
け前記繊維長が25mm以上の分割長繊維を主体とする
基布の目付を小さくしたことを特徴とする請求項7に記
載のアルカリ蓄電池。 - 【請求項9】 前記第1のセパレータの目付を前記第2
のセパレータの目付よりも大きくするとともに、前記第
1のセパレータの目付を前記第2のセパレータの目付の
1.5倍以下にしたことを特徴とする請求項5から請求
項8のいずれかに記載のアルカリ蓄電池。
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