JP3768041B2 - アルカリ蓄電池 - Google Patents
アルカリ蓄電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3768041B2 JP3768041B2 JP24737499A JP24737499A JP3768041B2 JP 3768041 B2 JP3768041 B2 JP 3768041B2 JP 24737499 A JP24737499 A JP 24737499A JP 24737499 A JP24737499 A JP 24737499A JP 3768041 B2 JP3768041 B2 JP 3768041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- electrode plate
- battery
- basis weight
- positive electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/463—Separators, membranes or diaphragms characterised by their shape
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/24—Alkaline accumulators
- H01M10/28—Construction or manufacture
- H01M10/286—Cells or batteries with wound or folded electrodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/24—Alkaline accumulators
- H01M10/30—Nickel accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M10/00—Secondary cells; Manufacture thereof
- H01M10/34—Gastight accumulators
- H01M10/345—Gastight metal hydride accumulators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/411—Organic material
- H01M50/414—Synthetic resins, e.g. thermoplastics or thermosetting resins
- H01M50/417—Polyolefins
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/44—Fibrous material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/40—Separators; Membranes; Diaphragms; Spacing elements inside cells
- H01M50/409—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material
- H01M50/449—Separators, membranes or diaphragms characterised by the material having a layered structure
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ蓄電池に係り、正極板と負極板がセパレータを介して巻回された電極群を備えたアルカリ蓄電池の電極群の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッケル−水素化物蓄電池などのアルカリ蓄電池は、正極板と負極板の間にセパレータを介在させ、これらを渦巻状に巻回して電極群を形成し、この電極群の上下端に集電体を接続して電極体を形成する。この電極体を円筒状の金属製電池缶に収納し、正極用集電体より延出する集電リード板を封口体下面に溶接し、電解液を注入した後、電池缶の開口部に絶縁ガスケットを介在させて封口体を装着することにより密閉して構成されている。
【0003】
例えば、ニッケル−カドミウム蓄電池においては、ニッケル焼結基板に化学含浸法により所定量のニッケル活物質を充填したニッケル正極板と、同様にニッケル焼結基板に化学含浸法により所定量のカドミウム活物質を充填したカドミウム負極板とを作製した後、これらのニッケル正極板とカドミウム負極板との間にセパレータを介在させて巻回して渦巻状電極群を形成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、この種のアルカリ蓄電池の高容量化、高出力化が要求され、これに対応するため、高密度に活物質が充填されるようになるとともに、セパレータも薄型化されるようになった。ところが、このように、活物質が高密度に充填された極板や薄型化されたセパレータを用いた電池において、短絡の発生率が増大するという問題を生じた。
【0005】
そこで、短絡が生じた電池を解体して短絡の原因を究明したところ、渦巻状電極群の正極板の外側で、正極板にクラックやバリや活物質の欠けや破損などを生じて、これらのクラックやバリや活物質の欠けや破損に基づく破片や粉末がセパレータを貫通して短絡が多発していることが分かった。一方、渦巻状電極群の正極板の内側では、正極板のクラックやバリや活物質の欠けや破損に起因する短絡はほとんど発生していなかった。これは、高容量化、高出力化に対応するために、高密度に活物質が充填された正極板は脆くなって、渦巻状に巻回する際に正極板にクラックやバリや活物質の欠けや破損を生じたとともに、セパレータが薄型化されたために、強度が低下して、正極板の外側にクラックやバリや活物質の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレータを貫通したためと考えられる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、電池特性を低下させることなく、短絡の原因となった渦巻状電極群の正極板の外側でのセパレータの強度を補強して短絡を生じないようにすることを目的とするものである。
このため、本発明のアルカリ蓄電池は、電極群の正極板の巻回方向に対して外側には第1のセパレータが配置され、電極群の正極板の巻回方向に対して内側には第2のセパレータが配置され、第1のセパレータの厚みは第2のセパレータの厚みよりも厚くされていて第1のセパレータの強度が補強されている。
【0007】
このように、電極群の正極板の巻回方向に対して外側に配置される第1のセパレータの厚みを正極板の巻回方向に対して内側に配置される第2のセパレータの厚みより厚くすることにより、正極板の巻回方向に対して外側に配置される第1のセパレータの機械的強度が補強できる。このため、正極板のクラックやバリや活物質の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレータを貫通することが防止できるようになり、短絡の発生を防止できるようなる。この場合、第1のセパレータと第2のセパレータの厚みを等しくした場合と電池内でのセパレータの占有率をほぼ等しくすれば、放電容量、作動電圧等の電池特性を低下させることなく、第1のセパレータの機械的強度を補強でき、短絡の発生を防止できるようなる。
【0008】
そして、第1のセパレータの厚みを第2のセパレータの厚みより厚くするに際して、第2のセパレータよりも厚みが薄い2枚のセパレータを用いて第1のセパレータを構成することができる。この場合、厚みが薄い2枚のセパレータを正極板の外側になるように配置して巻回するだけで、第1のセパレータの厚みを第2のセパレータの厚みより厚くすることができるようになるので、簡単、かつ容易にこの種の電極群が得られるようになる。
【0009】
また、電極群の正極板の巻回方向に対して外側に配置される第1のセパレータの目付を巻回方向に対して内側に配置される第2のセパレータの目付より大きくしても、第1のセパレータと第2のセパレータの目付を等しくした場合と電池内でのセパレータの占有率をほぼ等しくすれば、放電容量、作動電圧等の電池特性を低下させることなく、正極板の巻回方向に対して外側に配置される第1のセパレータの機械的強度が補強できる。このため、正極板の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレータを貫通することが防止できるようになり、短絡の発生を防止できるようなる。
【0010】
さらに、電極群の正極板の巻回方向に対して外側に配置される第1のセパレータの厚みおよび目付を正極板の巻回方向に対して内側に配置される第2のセパレータの厚みおよび目付より大きくすると、第1および第2のセパレータの厚みおよび目付を等しくした場合と電池内でのセパレータの占有率を等しくすれば、放電容量、作動電圧等の電池特性を低下させることなく、第1のセパレータの機械的強度がより以上に補強できる。このため、正極板の欠けや破損により発生した破片や粉末がセパレータを貫通することがさらに防止できるようになり、短絡の発生を十分に防止できるようなる。
【0011】
また、本発明のアルカリ蓄電池は、第1のセパレータおよび第2のセパレータをポリオレフィン系樹脂繊維からなる分割短繊維と分割長繊維とが均一に絡み合っており、第1のセパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大きくしている。このように、短繊維と長繊維とが互いに絡み合って形成されていると、短繊維によりセパレータの表面積が増大して電解液の保液性が向上して電池内圧の上昇を抑制できるようになるとともに、長繊維によりセパレータの多孔度が向上してガス透過性が向上する。このため、このようなセパレータを用いたアルカリ蓄電池の内部短絡の発生を防止でき、良保液性に基づく活物質利用率が向上し、かつ内部ガス圧の上昇を防止できるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
A.第1実施形態
以下に、本発明をニッケル−カドミウム蓄電池に適用した場合の第1実施形態を図に基づいて説明する。なお、図1は第1実施形態の第1実施例の電極群の要部を示す斜視図であり、図2は第1実施形態の第2実施例の電極群の要部を示す斜視図であり、図3は第1実施形態の比較例の電極群の要部を示す斜視図である。
【0013】
1.ニッケル焼結基板の作製
まず、ニッケル粉末にカルボキシメチルセルロース等の増粘剤および水を混練してスラリーを調整し、このスラリーをニッケル製パンチングメタルからなる導電性芯体11a,12aに塗着する。この後、スラリーを塗着した導電性芯体11a,12aを還元性雰囲気下で焼結して、多孔度80%のニッケル焼結基板を作製する。
【0014】
2.ニッケル正極板の作製
上述のように作製したニッケル焼結基板に化学含浸法により、所定量のニッケル活物質を充填する。即ち、ニッケル焼結基板を硝酸ニッケルを主体とする水溶液に浸漬して、ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸ニッケルを析出させた後、水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、細孔内に析出させた硝酸ニッケルを水酸化ニッケルに置換する活物質化処理を行う。同様な処理工程を所定回数(例えば、6〜8回)繰り返して、ニッケル焼結基板に所定量の水酸化ニッケルを主体とするニッケル活物質を充填したニッケル正極板11を作製する。
【0015】
3.カドミウム負極板の作製
上述のように作製したニッケル焼結基板に化学含浸法により、所定量のカドミウム活物質を充填する。即ち、ニッケル焼結基板を硝酸カドミウムを主体とする水溶液に浸漬して、ニッケル焼結基板の細孔内に硝酸カドミウムを析出させた後、アルカリ水溶液(例えば、水酸化ナトリウム水溶液)中に浸漬して、細孔内に析出させた硝酸カドミウムを水酸化カドミウムに置換する活物質化処理を行う。同様な処理を所定回数(例えば、6〜8回)繰り返して、ニッケル焼結基板に所定量の水酸化カドミウムを主体とするカドミウム活物質を充填したカドミウム負極板12を作製する。
【0016】
4.電極群の作製
(1)実施例1
まず、ポリエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、厚みが0.20mmで、目付が85g/m2の第1のセパレータ13を用意するとともに、ポリエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、厚みが0.16mmで、目付が65g/m2の第2のセパレータ14を用意する。ついで、図1に示すように、これらの第1のセパレータ13と第2のセパレータ14との間にニッケル正極板11を配置するとともに、第1のセパレータ13の外側にカドミウム負極板12が配置されるように渦巻状に巻回して実施例1の渦巻状電極群10Aを作製した。
【0017】
(2)実施例2
まず、ポリエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、厚みが0.10mmで、目付が45g/m2の第1のセパレータ15を2枚用意するとともに、ポリエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、厚みが0.16mmで、目付が65g/m2の第2のセパレータ14(実施例1の第2のセパレータ14と同じもの)を用意する。ついで、図2に示すように、これらの第1のセパレータ15,15を重ね合わせ、この重ね合わされた第1のセパレータ15,15と第2のセパレータ14との間にニッケル正極板11を配置するとともに、第1のセパレータ15,15の外側にカドミウム負極板12が配置されるように渦巻状に巻回して実施例2の渦巻状電極群10Bを作製した。
【0018】
(3)比較例
まず、ポリエチレン製あるいはポリプロピレン製の不織布からなる、厚みが0.18mmで、目付が75g/m2の2枚のセパレータ16,16を用意する。ついで、図3に示すように、これらのセパレータ16,16の間にニッケル正極板11を配置するとともに、このセパレータ16の外側にカドミウム負極板12が配置されるように渦巻状に巻回して比較例の渦巻状電極群10Cを作製した。
【0019】
5.ニッケル−カドミウム蓄電池の作製
ついで、これらの電極群10A,10B,10Cの上端部に露出する導電性芯体11aの端部に正極集電体を溶接し、下端部に露出する導電性芯体12aの端部に負極集電体を溶接した後、これらを鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の電池缶内にそれぞれ挿入した。ついで、負極集電体を電池缶の内底面に溶接するとともに、正極集電体から延出する集電リード板の先端部を封口体の底面に溶接し、電池缶内に所定量の電解液(30重量%の水酸化カリウム水溶液)を注入した。
【0020】
この後、封口体を電池缶の開口部に絶縁ガスケットを介して載置し、電池缶の開口部の端部を内方にかしめることによって電池を密閉して、公称容量1.7AhのSCサイズの各ニッケル−カドミウム蓄電池A,B,Cを作製した。なお、電極群10Aを用いたニッケル−カドミウム蓄電池を実施例1の電池Aとし、電極群10Bを用いたニッケル−カドミウム蓄電池を実施例2の電池Bとし、電極群10Cを用いたニッケル−カドミウム蓄電池を比較例の電池Cとした。
【0021】
6.試験
(1)短絡測定
上述のようにして作製した各電池A,B,Cをそれぞれ10000個ずつ用意し、これらの10000個の各電池A,B,Cの開路電圧を測定して、0.4V以下を短絡と判定し、短絡発生率を求めると、下記の表1に示すような結果となった。
【0022】
【表1】
【0023】
上記表1より明らかなように、実施例1の電池Aおよび実施例2の電池Bは短絡発生率が低減されていることが分かる。これは、電極群10A(10B)のニッケル正極板11の外側に配置された第1のセパレータ13(15,15)の厚みおよび目付が内側の第2のセパレータ14の厚みおよび目付より大きいために強度が補強されたためである。
【0024】
(2)高率放電特性および内部ガス圧
ついで、上述のようにして作製した各電池A,B,Cのそれぞれを、25℃の温度雰囲気で1.7A(1C)の充電電流で72分間充電し、60分間充電を休止した後、定電流(2A,10A,30A)で放電し、電池電圧が0.8Vに達した時点で放電を停止させ、各放電電流での放電容量と作動電圧を求めると、下記の表2に示すような結果となった。
【0025】
【表2】
【0026】
一方、上述のようにして作製した各電池A,B,Cのそれぞれを、25℃の温度雰囲気で2A(定電流)の充電電流で充電し、充電末期の電池電圧のピーク値を記憶し、これを基準として一定値だけ電圧が低下した時点で充電を終了し、1時間休止した後、2A(定電流)の放電電流で電池電圧が0.7Vになるまで放電し、1時間休止するという−Δサイクル試験を行い、2A放電時の各電池の内圧(最大ガス圧)を測定すると、下記の表3に示すような結果となった。また、同様に、10A(定電流)の放電電流で−Δサイクル試験を行い、10A放電時の各電池の内圧(最大ガス圧)を測定すると、下記の表3に示すような結果となった。
【0027】
【表3】
【0028】
上記表2および表3の結果から明らかなように、実施例1の電池Aであっても、実施例2の電池Bであっても、高率放電容量、作動電圧および内部ガス圧は、比較例の電池Cとほぼ同様であって、高率放電特性の低下、作動電圧の低下および内部ガス圧の上昇が認められなかった。
【0029】
これは、実施例1の電池Aの電極群10Aにあっては、ニッケル正極板11の外側に配置された第1のセパレータ13の厚み(0.20mm)および目付(85g/m2)が内側の第2のセパレータ14の厚み(0.16mm)および目付(65g/m2)より大きくしても、第2のセパレータ14の厚みおよび目付を比較例のセパレータ16,16の厚み(0.18mm)および目付(75g/m2)よりも小さくし、即ち、平均の厚み(0.18mm)および平均の目付(75g/m2)を比較例のセパレータ16,16と等しくして電池内での占有率を等しくしているためである。
【0030】
また、実施例2の電池Bの電極群10Bにあっては、ニッケル正極板11の外側に配置された第1のセパレータ15,15の厚み(2枚の合計で0.20mm)および目付(2枚の合計で90g/m2)が内側の第2のセパレータ14の厚み(0.16mm)および目付(65g/m2)より大きくしても、第2のセパレータ14の厚みおよび目付を比較例のセパレータ16,16の厚み(0.18mm)および目付(75g/m2)よりも小さくし、即ち、平均の厚み(0.18mm)を比較例のセパレータ16,16と等しくし、平均の目付(77.55g/m2)を比較例のセパレータ16,16とほぼ等しくして電池内での占有率を等しくしているためである。
【0031】
上述したように、本発明の第1実施形態のアルカリ蓄電池においては、渦巻状電極群の正極板11の巻回方向に対して外側に位置する第1のセパレータ13(15,15)の厚みおよび目付を大きくし、正極板11の巻回方向に対して内側に位置する第2のセパレータ14の厚みおよび目付を小さくして、電池内でのセパレータの占有率を同等にしている。このため、電池特性を低下させることなく正極板11の外側での正極板のクラックやバリや活物質の欠けや破損に起因する短絡の発生を防止できるようになる。
【0032】
なお、上述した第1実施形態においては、第1のセパレータと第2のセパレータを別々に用いる例について説明したが、これらの第1と第2のセパレータは1枚のセパレータとし、その半分の一方を第1のセパレータとなるように厚みおよび目付を調整し、他方を第2のセパレータとなるように厚みおよび目付を調整したものを用いることができる。
また、上述した第1実施形態のニッケル−カドミウム蓄電池は、正極板および負極板の何れも焼結式極板を用いたが、ペースト式などの非焼結式極板を用いた電池で実験した場合も同様な結果が得られた。
【0033】
B.第2実施形態
ついで、本発明をニッケル−水素化物蓄電池に適用した場合の第2実施形態を図4に基づいて説明する。なお、図4は第2実施形態電極群の要部を示す斜視図である。
【0034】
1.ニッケル正極の作製
水酸化ニッケルを主成分とする正極活物質粉末100重量部と、0.2重量%のヒドロキシプロピルセルロースを溶解させた水溶液50重量部とを混合して正極活物質スラリーを調製した。この正極活物質スラリーを多孔度95%の発泡ニッケル21aに充填し、乾燥させた後、これを圧延してニッケル正極21を作製した。なお、正極活物質スラリーを多孔度95%の発泡ニッケル21aに充填する場合に、電池の公称容量が1200mAhになるような正極活物質量を充填した。
【0035】
2.水素吸蔵合金負極の作製
高周波溶解炉を用いて作製した水素吸蔵合金粉末にポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などの結着剤と、適量の水とを加えて混合し、水素吸蔵合金ペーストを調製した。ついで、この水素吸蔵合金ペーストをパンチングメタルからなる負極基板22aの両面に塗布し、乾燥した後、所定の厚みとなるようにプレスして水素吸蔵合金負極22を作製した。なお、水素吸蔵合金ペーストを負極基板22aに塗布する場合、電池の公称容量が2000mAhになるように水素吸蔵合金ペースト量を塗布した。
【0036】
3.セパレータの作製
(1)第1基布(乾式基布)の作製
ポリオレフィン樹脂を主成分とする繊維長が25mm以上(例えば、50mm)の分割繊維(スプリットファイバー)からなる長繊維を空気中に飛散させて金網で捕集して、繊維密度(目付)が20g/m2および30g/m2になるように、乾式抄紙により抄紙して第1基布を作製した。
【0037】
(2)第2基布(湿式基布)の作製
ポリオレフィン樹脂を主成分とする繊維長が10mm以下(例えば、6mm)の分割繊維(スプリットファイバー)からなる短繊維を水中に分散させて、繊維密度(目付)が20g/m2,25g/m2,30g/m2,35g/m2,40g/m2,45g/m2,50g/m2になるように、湿式抄紙により抄紙して第2基布を作製した。
【0038】
(3)複合基布の作製
ついで、上述のようにして作製した繊維密度(目付)が20g/m2の第1基布と、繊維密度(目付)が20g/m2,25g/m2,30g/m2,35g/m2,40g/m2,45g/m2,50g/m2の第2基布とをそれぞれ重ねるようにして貼り合わせて二層の積層体とした後、この二層の積層体に高圧の水流を吐瀉する水流交絡処理を施して、短繊維と長繊維とが均一に絡まるように複合化して、繊維密度(目付)が40g/m2,45g/m2,50g/m2,55g/m2,60g/m2,65g/m2,70g/m2の複合基布をそれぞれ作製した。
【0039】
また、上述のようにして作製した繊維密度(目付)が30g/m2の第1基布と、繊維密度(目付)が30g/m2の第2基布とをそれぞれ重ねるようにして貼り合わせて二層の積層体とした後、この二層の積層体に高圧の水流を吐瀉する水流交絡処理を施して、短繊維と長繊維とが均一に絡まるように複合化して、繊維密度(目付)が60g/m2の複合基布を作製した。
これらの各複合基布をそれぞれa1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が20g/m 2 で、合計の目付が40g/m2のもの),b1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が25g/m 2 で、合計の目付が45g/m2のもの),c1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が30g/m 2 で、合計の目付が50g/m2のもの),d1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が35g/m 2 で、合計の目付が55g/m2のもの),e1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が40g/m 2 で、合計の目付が60g/m2のもの),f1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が45g/m 2 で、合計の目付が65g/m2のもの),g1(第1基布の目付が20g/m 2 で第2基布の目付が50g/m 2 で、合計の目付が70g/m2のもの),h1(第1基布の目付が30g/m2で第2基布の目付が30g/m2で、合計の目付が60g/m2のもの)とした。
【0040】
なお、このような短繊維からなる第1の基布と長繊維からなる第2の基布とを貼り合わせて積層した後、水流交絡により短繊維と長繊維とを互いに絡み合わせるようにしているので、短繊維と長繊維とが均一にかつ良好に絡まるようになる。この結果、短繊維によりセパレータの表面積が増大して電解液の保液性が向上して電池内圧の上昇を抑制できるようになるとともに、長繊維によりセパレータの多孔度が向上してガス透過性が向上する。
【0041】
(4)親水化処理
この後、厚みが調整された各複合基布a1,b1,c1,d1,e1,f1,g1,h1をそれぞれ反応容器中に入れ、この容器内を真空排気した後、フッ素ガスを窒素ガスで希釈した反応ガスを反応容器中に導入し、各複合基布を反応ガスに1分間反応させて親水化処理を行って、各セパレータを作製した。このような各繊維を親水化処理する親水化処理を行うと、各繊維は親水化されて親水性が向上する。なお、親水化処理は上述したフッ素ガス処理以外にも、コロナ放電処理、スルホン化処理、界面活性剤処理等が適用できる。
【0042】
そして、複合基布a1を用いたセパレータをセパレータaとし、複合基布b1を用いたセパレータをセパレータbとし、複合基布c1を用いたセパレータをセパレータcとし、複合基布d1を用いたセパレータをセパレータdとし、複合基布e1を用いたセパレータをセパレータeとし、複合基布f1を用いたセパレータをセパレータfとし、複合基布g1を用いたセパレータをセパレータgとし、複合基布h1を用いたセパレータをセパレータhとした。なお、上述したセパレータの構成を表にまとめると、下記の表4に示すようになる。なお、各セパレータは親水化処理されているため、このセパレータを用いることにより、電解液の保液性がより向上し、活物質利用率が向上して、アルカリ蓄電池の放電容量が向上するようになる。
【0043】
【表4】
【0044】
4.ニッケル水素蓄電池の作製
ついで、これらの各セパレータa〜hのいずれかを第1のセパレータ23とし、これらの各セパレータa〜hのいずれかを第2のセパレータ24として、図4に示すように、第1のセパレータ23と第2のセパレータ24との間に、上述のようにして作製したニッケル正極板21を配置するとともに、第1のセパレータ23の巻回方向に対して外側に上述のようにして作製した水素吸蔵合金負極22が配置されるように渦巻状に巻回して渦巻状電極群20を作製した。
【0045】
ついで、これらの電極群20の上端部に露出する導電性芯体21aの端部に正極集電体を溶接し、下端部に露出する導電性芯体22aの端部に負極集電体を溶接した後、これらを鉄にニッケルメッキを施した有底筒状の電池缶内にそれぞれ挿入した。ついで、負極集電体を電池缶の内底面に溶接するとともに、正極集電体から延出する集電リード板の先端部を封口体の底面に溶接し、電池缶内に所定量の電解液(30重量%の水酸化カリウム水溶液)を注入した。
【0046】
この後、封口体を電池缶の開口部に絶縁ガスケットを介して載置し、電池缶の開口部の端部を内方にかしめることによって電池を密閉して、公称容量1.2AhのAAサイズの各ニッケル−水素化物蓄電池D〜Kを作製した。
ここで、第1のセパレータとしてセパレータeを用い、第2のセパレータとしてセパレータcを用いたものを電池D(X+Y=110,X/Y=1.2)とした。同様に、セパレータfとセパレータbを用いたものを電池E(X+Y=110,X/Y=1.44)とし、セパレータgとセパレータaを用いたものを電池F(X+Y=110,X/Y=1.75)とした。
【0047】
同様に、セパレータcとセパレータeを用いたものを電池G(X+Y=110,X/Y=0.83)とし、セパレータdとセパレータdを用いたものを電池H(X+Y=110,X/Y=1)とし、セパレータfとセパレータeを用いたものを電池I(X+Y=125,X/Y=1.08)とし、セパレータcとセパレータcを用いたものを電池J(X+Y=100,X/Y=1)とし、セパレータhとセパレータcを用いたものを電池K(X+Y=110,X/Y=1.2)とした。なお、上記括弧内のX(g/m2)は第1のセパレータ23の目付を示し、Y(g/m2)は第2のセパレータ24の目付を示している。
【0048】
5.測定
(1)渦巻電極体の巻径の測定
上述のようにして作製される各電池D〜Kに用いられた渦巻状電極群の直径を測定し、第1のセパレータ23と第2のセパレータ24の目付が共に55g/m2の電池Hに用いられた渦巻状電極群の直径を100として、その比率を巻径比(%)として求めると、下記の表5に示す結果となった。
【0049】
(2)電池の初期活性化
これらの各電池D〜Kを、充電電流120mA(0.1C)で16時間充電した後、1時間休止し、放電電流240mA(0.2C)で放電終止電圧が1.0Vになるまで放電した後、1時間休止する。この充放電を3回繰り返して各電池D〜Kを活性化した。
【0050】
(3)短絡発生率の測定
上述のようにして作製した活性化前の各電池D〜Mの開路電圧を測定し、0.3Vに満たないものを短絡と判定し、短絡発生率を求めると、下記の表5に示すような結果となった。
【0051】
(4)電池内部圧力の測定
上述のようにして活性化した各電池D〜Mを、充電電流1200mA(1C)で充電を行い、充電時間が1時間経過した後の電池内部圧力を測定すると、下記の表5に示すような結果となった。
【0052】
【表5】
【0053】
上記表5から明らかなように、第1のセパレータの目付が第2のセパレータの目付よりも大きい電池D(X=60,Y=50)、電池E(X=65,Y=45)、電池F(X=70,Y=40)、電池I(X=65,Y=60)、電池K(X=60,Y=50)の短絡発生率が低く、第1のセパレータの目付が第2のセパレータの目付よりも小さい電池G(X=50,Y=60)、電池H(X=55,Y=55)、電池J(X=50,Y=50)の短絡発生率が高いことが分かる。なお、電池Hを解体して短絡箇所を調べたところ、全てが正極板21の外側で短絡が発生していた。
このことから、正極板21の外側に配置される第1のセパレータ23の目付は、正極板21の内側に配置される第2のセパレータの目付よりも大きくした方が短絡発生率が低下するということができる。
【0054】
そして、電池D(X=60,Y=50)と電池K(X=60,Y=50)とを比較すると、電池Dの方が電池Kよりも短絡率が低いことが分かる。これは、第1のセパレータ23の目付が同じであっても、第1のセパレータ23を構成する第2基布の目付が相違する(電池Dでは40g/m2であり、電池Kでは30g/m2である)ためである。これは、第2基布の目付を大きくすると、繊維長が10mm以下の短繊維の割合が、繊維長が25mm以上の長繊維よりも多くなるため、長繊維と短繊維が均一に絡み合うようになって、目付のバラツキが抑制され、短絡発生率が減少したものと考えられる。このことから、第1のセパレータ23の目付が同じであっても、第1のセパレータ23を構成する第2基布の目付を大きくすることが好ましいということができる。
【0055】
電池Fは短絡発生率は低いが、電池内圧の上昇が大きくなっている。これは、第1のセパレータの目付は70g/m2で、第2のセパレータの目付は40g/m2と大きく異なって、目付差が大きいために電解液の分布が異なり、水素吸蔵合金負極22でのガス吸収反応にばらつきを生じて電池内圧が上昇したと考えることができる。このことから、第1のセパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大きくするとしても、第2のセパレータの目付の1.75倍よりは小さくする必要があり、望ましくは1.5倍以下にするのが好ましい。
【0056】
電池Iは短絡発生率は低いが、巻径比が105(第1のセパレータと第2のセパレータの目付の和は125g/m2)と高くなっているため、電池缶内に挿入しにくいという問題があった。また、電池缶内でのセパレータの占有率が増加するため、電池内での残存する空間率が小さくなったため、ガス吸収が困難となり、電池内圧が上昇したと考えられる。このことから、第1のセパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大きくするとしても、第1のセパレータの目付を大きくした分だけ第2のセパレータの目付を小さく、これらの目付の和を等しくする必要があるということができる。
【0057】
(5)サイクル寿命の測定
ついで、上述のようにして活性化した各電池D〜Mを、充電電流1200mA(1C)で16時間充電した後、1時間休止し、放電電流1200mA(1C)で放電終止電圧が1.0Vになるまで放電させるという充放電サイクルを繰り返して行い、各サイクルでの放電時間から放電容量を求め、初期容量との比率を電池容量比として求めると、図5に示すような結果となった。
【0058】
図5から明らかなように、電池D、電池E、電池G、電池H、電池Kのサイクル寿命は長く、電池J、電池I、電池Fのサイクル寿命が短いことが分かる。ここで、電池Jは、第1と第2のセパレータの目付の和が100で他のものより目付が小さく、巻径も小さいため、電解液の保持量が少なく、充放電サイクルの経過とともにセパレータの保液量が減少してサイクル寿命が小さくなったと考えられる。また、電池Iは、上述したように巻径比が高くて電池缶内でのセパレータの占有率が増加し、電池内での残存する空間率が小さくなって、ガス吸収が困難となり、電池内圧が上昇してサイクル寿命が小さくなったと考えられる。さらに、電池Fは、上述したように正極板の内側と外側でのセパレータの目付が大きく異なることから、ガス吸収反応にばらつきを生じ、電池内圧が上昇してサイクル寿命が小さくなったと考えられる。
【0059】
一方、電池Gおよび電池Hはサイクル寿命は長いが、第1のセパレータの目付が第2のセパレータの目付よりも小さいため、第1のセパレータの強度不足により正極板の外側で短絡が発生し、短絡発生率が大きくなった。
これらの結果を考慮すると、電池Dおよび電池Eのように、正極板の外側に配置される第1のセパレータの目付を正極板の内側に配置される第2のセパレータの目付よりも大きくするとともに、第1のセパレータ23を構成する第2基布の目付を大きくし、かつ第1のセパレータの目付を第2のセパレータの目付よりも大きくするとしても、第2のセパレータの目付の1.5倍以下にすることにより、短絡発生率が低く、電池内圧の上昇も少なく、かつサイクル寿命が長いニッケル−水素化物蓄電池が得られるようになる。
【0061】
なお、上述した第2実施形態においては、第1基布に長繊維として分割長繊維を用い、第2基布に短繊維として分割短繊維を用いる例について説明したが、分割繊維からなる長繊維を含有した第1の基布に分割繊維以外の長繊維、例えば、接着繊維からなる長繊維を配合しても良い。同様に、分割繊維からなる短繊維を含有した第2の基布に分割繊維以外の短繊維、例えば、接着繊維からなる短繊維を配合しても良い。
【0062】
さらに、上述した第2実施形態においては、短繊維として繊維長が6mmの短繊維を用いた例について説明したが、繊維長としは6mmに限らず、10mm以下であれば良く、特に、3〜10mmの範囲の短繊維を用いると、セパレータを製造する観点から好ましい。また、上述した第2実施形態においては、長繊維として繊維長が50mmの長繊維を用いた例について説明したが、繊維長としは50mmに限らず、25mm以上であれば良く、特に、25〜70mmの範囲の長繊維を用いると、セパレータを製造する観点から好ましい。
さらに、上述した各実施形態においては、本発明を円筒型の蓄電池に適用した例について説明したが、これに限らず、角形等の各種の形状の蓄電池に本発明を適用できることもいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態の実施例1の電極群の要部を示す斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態の実施例2の電極群の要部を示す斜視図である。
【図3】 本発明の第1実施形態の比較例の電極群の要部を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第2実施形態の電極群の要部を示す斜視図である。
【図5】 本発明の第2実施形態の各電池のサイクル寿命特性を示す図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C…電極群、11…ニッケル正極板、11a…導電性芯体、12…カドミウム負極板、12a…導電性芯体、13…第1のセパレータ、14…第2のセパレータ、15,15…第1のセパレータ、16,16…セパレータ、21…ニッケル正極板、21a…導電性芯体、22…水素吸蔵合金負極板、22a…導電性芯体、23…第1のセパレータ、24…第2のセパレータ、
Claims (7)
- 正極板と負極板がセパレータを介して巻回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、
前記電極群の正極板の巻回方向に対して外側には第1のセパレータが配置され、前記電極群の正極板の巻回方向に対して内側には第2のセパレータが配置され、
前記第1のセパレータの厚みは前記第2のセパレータの厚みよりも厚くされていて前記第1のセパレータの強度が補強されていることを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 前記第1のセパレータは前記第2のセパレータよりも厚みが薄い2枚のセパレータを用いて前記第1のセパレータの厚みを前記第2のセパレータの厚みよりも厚くされていることを特徴とする請求項1に記載のアルカリ蓄電池。
- 正極板と負極板がセパレータを介して巻回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、
前記電極群の正極板の巻回方向に対して外側には第1のセパレータが配置され、前記電極群の正極板の巻回方向に対して内側には第2のセパレータが配置され、
前記第1のセパレータの目付は前記第2のセパレータの目付よりも大きくされていて前記第1のセパレータの強度が補強されていることを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 正極板と負極板がセパレータを介して巻回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、
前記電極群の正極板の巻回方向に対して外側には第1のセパレータが配置され、前記電極群の正極板の巻回方向に対して内側には第2のセパレータが配置され、
前記第1のセパレータの厚みおよび目付は前記第2のセパレータの厚みおよび目付よりも大きくされていて前記第1のセパレータの強度が補強されていることを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 正極板と負極板がセパレータを介して巻回された電極群を備えたアルカリ蓄電池であって、
前記電極群の正極板の巻回方向に対して外側には第1のセパレータが配置され、前記電極群の正極板の巻回方向に対して内側には第2のセパレータが配置され、
前記第1のセパレータおよび前記第2のセパレータは、ポリオレフィン系樹脂繊維からなる分割短繊維と分割長繊維とが均一に絡み合っており、
前記第1のセパレータの目付を前記第2のセパレータの目付よりも大きくされていて前記第1のセパレータの強度が補強されていることを特徴とするアルカリ蓄電池。 - 前記第1のセパレータおよび前記第2のセパレータは、繊維長が10mm以下の分割短繊維を主体とする第1基布と、繊維長が25mm以上の分割長繊維を主体とする第2基布とが均一に複合化されて各繊維が均一に絡み合っていることを特徴とする請求項5に記載のアルカリ蓄電池。
- 前記第1のセパレータの目付を前記第2のセパレータの目付よりも大きくするとともに、前記第1のセパレータの目付を前記第2のセパレータの目付の1.5倍以下にしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載のアルカリ蓄電池。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24737499A JP3768041B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-09-01 | アルカリ蓄電池 |
CNB001029118A CN1176503C (zh) | 1999-03-19 | 2000-03-09 | 碱性蓄电池 |
KR1020000013707A KR100634227B1 (ko) | 1999-03-19 | 2000-03-17 | 알칼리 축전지 |
EP00105757A EP1039566B1 (en) | 1999-03-19 | 2000-03-17 | Alkaline storage battery with two separators |
DE60011171T DE60011171T2 (de) | 1999-03-19 | 2000-03-17 | Alkalische Speicherbatterie mit zwei Separatoren |
TW089104993A TW488096B (en) | 1999-03-19 | 2000-03-17 | Alkaline storage battery |
US09/531,672 US6468687B1 (en) | 1999-03-19 | 2000-03-20 | Alkaline storage battery with reinforced separators |
HU0001179A HU224006B1 (hu) | 1999-03-19 | 2000-03-20 | Lúgos akkumulátor |
HK01102141A HK1031476A1 (en) | 1999-03-19 | 2001-03-24 | Alkaline storage battery. |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11-76325 | 1999-03-19 | ||
JP7632599 | 1999-03-19 | ||
JP24737499A JP3768041B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-09-01 | アルカリ蓄電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000340202A JP2000340202A (ja) | 2000-12-08 |
JP3768041B2 true JP3768041B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=26417464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24737499A Expired - Lifetime JP3768041B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-09-01 | アルカリ蓄電池 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6468687B1 (ja) |
EP (1) | EP1039566B1 (ja) |
JP (1) | JP3768041B2 (ja) |
KR (1) | KR100634227B1 (ja) |
CN (1) | CN1176503C (ja) |
DE (1) | DE60011171T2 (ja) |
HK (1) | HK1031476A1 (ja) |
HU (1) | HU224006B1 (ja) |
TW (1) | TW488096B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4359098B2 (ja) * | 2003-08-04 | 2009-11-04 | 三洋電機株式会社 | 円筒型アルカリ蓄電池 |
JP4179943B2 (ja) * | 2003-08-04 | 2008-11-12 | 三洋電機株式会社 | 円筒型アルカリ蓄電池 |
KR20050121914A (ko) * | 2004-06-23 | 2005-12-28 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지와 이에 사용되는 전극 조립체 |
JP4986465B2 (ja) * | 2006-01-31 | 2012-07-25 | 三洋電機株式会社 | ニッケル水素蓄電池 |
JP5046539B2 (ja) * | 2006-03-24 | 2012-10-10 | 三洋電機株式会社 | ニッケル水素蓄電池 |
JP2009170284A (ja) * | 2008-01-17 | 2009-07-30 | Panasonic Corp | 二次電池 |
JP6282857B2 (ja) * | 2013-12-13 | 2018-02-21 | 株式会社Soken | 電池 |
CN111987292B (zh) * | 2020-08-14 | 2022-07-08 | 湖南格瑞普新能源有限公司 | 一种添加短纤维的镍氢电池湿法负极工艺 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3900340A (en) * | 1973-11-13 | 1975-08-19 | Union Carbide Corp | Galvanic cell structures employing coiled electrodes |
FR2272495B1 (ja) * | 1974-05-24 | 1978-02-03 | Accumulateurs Fixes | |
JPS5632674A (en) * | 1979-08-23 | 1981-04-02 | Toshiba Corp | Cylindrical zinc alkaline secondary battery |
US4663247A (en) * | 1985-11-04 | 1987-05-05 | Union Carbide Corporation | Coiled electrode assembly cell construction with pressure contact member |
JPH04342954A (ja) * | 1991-05-21 | 1992-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 渦巻電極を備えた電池 |
JPH10125348A (ja) * | 1996-10-21 | 1998-05-15 | Japan Storage Battery Co Ltd | 電 池 |
US5902696A (en) * | 1997-06-02 | 1999-05-11 | Wilson Greatbatch Ltd. | Separator for nonaqueous electrochemical cells |
EP1116285B1 (en) * | 1998-05-21 | 2006-07-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Cylindrical battery and method and device for manufacturing thereof |
JP2000215873A (ja) * | 1999-01-25 | 2000-08-04 | Sanyo Electric Co Ltd | アルカリ蓄電池およびその製造方法 |
JP5683834B2 (ja) * | 2009-12-16 | 2015-03-11 | 日置電機株式会社 | 測光装置 |
-
1999
- 1999-09-01 JP JP24737499A patent/JP3768041B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
2000
- 2000-03-09 CN CNB001029118A patent/CN1176503C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-17 DE DE60011171T patent/DE60011171T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-17 KR KR1020000013707A patent/KR100634227B1/ko not_active IP Right Cessation
- 2000-03-17 EP EP00105757A patent/EP1039566B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-03-17 TW TW089104993A patent/TW488096B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-03-20 HU HU0001179A patent/HU224006B1/hu not_active IP Right Cessation
- 2000-03-20 US US09/531,672 patent/US6468687B1/en not_active Expired - Lifetime
-
2001
- 2001-03-24 HK HK01102141A patent/HK1031476A1/xx not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP1039566A3 (en) | 2001-11-21 |
JP2000340202A (ja) | 2000-12-08 |
HUP0001179A2 (hu) | 2001-05-28 |
HUP0001179A3 (en) | 2003-10-28 |
US6468687B1 (en) | 2002-10-22 |
KR20000076901A (ko) | 2000-12-26 |
HK1031476A1 (en) | 2001-06-15 |
DE60011171T2 (de) | 2005-07-07 |
CN1176503C (zh) | 2004-11-17 |
CN1267921A (zh) | 2000-09-27 |
HU0001179D0 (en) | 2000-05-28 |
TW488096B (en) | 2002-05-21 |
EP1039566A2 (en) | 2000-09-27 |
HU224006B1 (hu) | 2005-04-28 |
EP1039566B1 (en) | 2004-06-02 |
KR100634227B1 (ko) | 2006-10-16 |
DE60011171D1 (de) | 2004-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5361712B2 (ja) | 新規なアルカリ蓄電池用銀正極 | |
JP5062724B2 (ja) | アルカリ電池用ニッケル電極の製造方法およびアルカリ電池用ニッケル電極 | |
US6772489B2 (en) | Collector for alkaline secondary battery, method for making the same, and alkaline secondary battery using the same | |
JP3768041B2 (ja) | アルカリ蓄電池 | |
JP4429569B2 (ja) | ニッケル水素蓄電池 | |
JP3527586B2 (ja) | アルカリ蓄電池用ニッケル電極の製造法 | |
JP2002198055A (ja) | 電池用ペースト式薄型電極、その製造方法及び二次電池 | |
EP0803922B1 (en) | Method of producing an alkaline battery using spongy metal substrate | |
JP2000215873A (ja) | アルカリ蓄電池およびその製造方法 | |
JP4644336B2 (ja) | アルカリ蓄電池用正極の製造方法 | |
JP4967229B2 (ja) | アルカリ二次電池用負極板およびその負極板を適用したアルカリ二次電池。 | |
JP4007745B2 (ja) | アルカリ蓄電池 | |
JP3330263B2 (ja) | アルカリ二次電池およびその製造方法 | |
JPS62165862A (ja) | アルカリ蓄電池用電極基板の製造方法 | |
JP4997529B2 (ja) | アルカリ電池用ニッケル極及びその製造方法 | |
JP4413294B2 (ja) | アルカリ二次電池 | |
JP3332139B2 (ja) | 密閉形アルカリ蓄電池 | |
JP2009026562A (ja) | 電池用電極基材、電池用電極、及び電池 | |
JP2013012431A (ja) | アルカリ蓄電池用セパレータ及びこのセパレータを用いたアルカリ蓄電池 | |
JP3397216B2 (ja) | ニッケル極板とその製造方法およびこれを用いたアルカリ蓄電池 | |
JP2000077067A (ja) | アルカリ蓄電池用正極 | |
JP2001167768A (ja) | 円筒形アルカリ二次電池 | |
JP2000268800A (ja) | アルカリ二次電池 | |
JPH0973901A (ja) | アルカリ二次電池 | |
WO2014050074A1 (ja) | アルカリ蓄電池及びそれを用いた蓄電池システム。 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050526 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050812 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050913 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051111 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20051118 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060110 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060131 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 3768041 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090210 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100210 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130210 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 8 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |