JP2000320316A - 内燃機関のオイルパン - Google Patents
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Abstract
4へ回収し、クランクシャフト18の回転系との接触を
防止する。 【解決手段】 オイルパン10の浅底部16の機関幅方
向の両側部に、機関前後方向に延びる第1,第2油戻し
通路20,22を形成する。各油戻し通路20,22の
上面を画成するバッフルプレート24,26に、機関本
体側の油落とし孔36A〜36Dから排出される潤滑油
を油戻し通路20,22へ案内する油落とし孔ガイド3
2A〜32Dを取り付ける。クランクシャフトの回転方
向に対して下流側となる第1油戻し通路20に、クラン
クシャフトの回転方向に対向して開口する入口部38を
形成する。
Description
ダブロック下面に装着されるオイルパンに関し、特に、
バッフルプレートを備えたオイルパンの改良に関する。
例に係る内燃機関のオイルパンの一例が記載されてい
る。このオイルパンは、機関前後方向の一端側に潤滑油
を貯留する深底部が設けられるとともに、他端側に浅底
部がクランクシャフトの回転系に近接して設けられ、か
つ、その上面開口部に、主として油面の振動を抑制する
バッフルプレートが固定されている。また、このオイル
パンは、主に制振化の目的で内部にインナパンが収容さ
れた二重構造となっている。すなわち、オイルパン内面
とインナパンとの間に油層が画成され、この油層には、
機関本体側の油落とし部から排出される潤滑油が導入さ
れるようになっている。一方、バッフルプレートには、
クランクシャフトの軸受等から滴下する潤滑油を回収す
る複数の油落とし孔が浅底部側に形成されている。
は、インナパンを備えた二重構造となっており、かつ、
機関本体側の油落とし部から排出される潤滑油と、クラ
ンクシャフトの軸受等から滴下する潤滑油とが別々に回
収されるため、その構造が複雑となる。
いて浅底部の上面全体に延在しており、かつ、油落とし
孔から浅底部へ導入された潤滑油を深底部へ案内するた
めの格別の配慮がなされていない。このため、クランク
シャフトの軸受等から滴下した潤滑油が油落とし孔,浅
底部を経て深底部へ円滑に戻されにくいことがあり、こ
の潤滑油がクランクシャフトの回転系と接触もしくは接
触しなくとも撹拌され易くなってしまう。このようにク
ランクケース内で潤滑油がクランクシャフトの回転系に
撹拌されると、潤滑油中に空気が混入し易くなり、ま
た、油の粘性により機械的損失が増大する。
題に鑑みてなされたものである。
リンダブロック下面に装着され、機関前後方向の一端側
に潤滑油を貯留する深底部が設けられるとともに、他端
側に浅底部がクランクシャフトの回転系に近接して設け
られている。
機関幅方向の両側部に、機関前後方向に沿って深底部へ
向けて延びる管路状の第1油戻し通路及び第2油戻し通
路をそれぞれ形成するとともに、各油戻し通路の上面を
画成する第1バッフルプレート及び第2バッフルプレー
トを有し、各第1,第2バッフルプレートに、機関本体
側の油落とし孔から排出される潤滑油を第1,第2油戻
し通路へ案内する油落とし孔ガイドを設け、かつ、クラ
ンクシャフトの回転方向に対して下流側となる第1油戻
し通路に、クランクシャフトの回転方向に対向して開口
する入口部を形成したことを特徴としている。
から排出された潤滑油は、油落とし孔ガイドを通して第
1,第2油戻し通路内へ直接的に導入され、各第1,第
2油戻し通路を通して深底部へ回収される。
部から浅底部へ滴下した潤滑油は、クランクケース内に
発生するクランクシャフトの回転風力によって、機関幅
方向に沿って下流側へ流れ、クランクシャフトの回転方
向に対向して開口する入口部を通して第1油戻し通路へ
適宜に導入され、この第1油戻し通路を通して深底部へ
回収される。
おける機関幅方向の内側の壁面を画成する複数の第1案
内リブを有し、隣り合う第1案内リブの先端間に上記入
口部が形成されるとともに、各第1案内リブは、上記入
口部から深底部へ向けて湾曲していることを特徴として
いる。
入した潤滑油及び油落とし孔ガイドから第1油戻し通路
へ導入された潤滑油は、第1案内リブのガイドによって
速やかに第1油戻し通路を流下して深底部へ回収され
る。
転方向に対して上流側となる第2油戻し通路における機
関幅方向の内側の壁面を画成する第2案内リブを有し、
この第2案内リブは、第2油戻し通路の全長にわたって
機関前後方向に沿って延びていることを特徴としてい
る。
とにより、油落とし孔ガイドを介して第2油戻し通路に
導入された潤滑油は、クランクシャフトの回転風力によ
って浅底部の上流側へ流れ出ることなく、第2油戻し通
路を通って深底部へ確実に回収される。
ャフトの回転方向に対して上流側に位置し、かつ、その
上面が第2バッフルプレートにより覆われているため、
上記第1油戻し通路のようなクランクシャフトの回転系
の風力を利用した深底部への油戻し促進効果を期待でき
ない。
リブを、深底部へ向かうに従って第1油戻し通路側へ近
づくように、機関前後方向で傾斜させている。
し通路へ導入された潤滑油の速度エネルギーのベクトル
が、第2案内リブによって適宜に深底部方向へ変換され
る。この結果、潤滑油が速やかに深底部側へ戻されるよ
うになり、ひいては、潤滑油が浅底部側に残留する時間
の短縮化を図ることができる。
塞する第3バッフルプレートを、上記第1,第2バッフ
ルプレートと別部材とし、かつ、第1,第2バッフルプ
レートの少なくとも一方の深底部側端部を、第3バッフ
ルプレートの下側に潜り込ませたことを特徴としてい
る。
塞する第3バッフルプレートと、上記第1,第2バッフ
ルプレートとを一体に形成したことを特徴としている。
油落とし孔から排出された潤滑油が、油落とし孔ガイド
を介して第1,第2油戻し通路に直接的に導入され、か
つ、各油戻し通路を通して深底部へ速やかに回収される
ため、この潤滑油が浅底部側に残留する時間を短縮化で
きる。この結果、クランクケース内のオイルミストの発
生を低減できるとともに、潤滑油とクランクシャフトの
回転系との接触を抑制できる。従って、潤滑油の撹拌が
抑制されるとともに、クランクケース内の空気密度の上
昇が抑制され、かつ、クランクシャフトの回転系のフリ
クションの低減化を図ることができる。
て下流側となる第1油戻し通路に、回転方向に対向して
開口する入口部を形成したため、クランクシャフトの軸
受等から浅底部に滴下した潤滑油が、クランクケースの
回転風力により機関幅方向に沿って下流側へ付勢され、
上記の入口部から第1油戻し通路へ速やかに導入され
る。この結果、潤滑油が浅底部側に残留する時間を更に
短縮化できる。
油落とし孔から排出された潤滑油を深底部へ案内する機
能と、機関各部から浅底部へ滴下した潤滑油を深底部へ
案内する機能とを兼ね備える形となり、構造の簡素化を
図ることができる。
部へ向けて湾曲する第1案内リブによって、入口部から
流入した潤滑油がより速やかに第1油戻し通路を通して
深底部へ回収され、潤滑油回収速度の更なる向上を図る
ことができる。
隔壁として機能し、油落とし孔ガイド等を介して第2油
戻し通路へ回収された潤滑油が、クランクシャフトの回
転風力等により浅底部の上流側へ流れ出ることなく、第
2油戻し通路を通って確実に深底部へ戻される。従っ
て、クランクシャフトの回転風力によって潤滑油が過度
にクランクシャフトの回転方向の上流側に集められるこ
とを抑制できる。つまり、上流側の油面高さが抑制さ
れ、潤滑油を効率良く深底部側へ戻すことができる。
機関前後方向で傾斜させることにより、第2案内通路へ
導入される潤滑油をより速やかに深底部側へ戻すことが
できる。
し通路を流下する潤滑油が、第3バッフルプレートの上
方へ流れ出ることなく、確実に第3バッフルプレート下
方の深底部へ導入される。この結果、潤滑油とクランク
シャフトの回転系との接触によるオイル撹拌を更に確実
に防止できる。
フルプレートと第3バッフルプレートとを一体的に形成
しているため、部品点数の低減化を図ることができる。
しかも、上記請求項5の発明と同様、第1,第2油戻し
通路を流れる潤滑油が、確実に第3バッフルプレート下
方の深底部へ導入されるため、潤滑油とクランクシャフ
トの回転系との接触によるオイル撹拌を更に確実に防止
できる。
パンをV型の内燃機関に適用した第1実施例を示してい
る。なお、図2は図1のA−A断面対応図,図3は図1
のB−B断面対応図,図4は図1のC−C断面対応図で
ある。
ム合金により一体に鋳造されるもので、上面周縁部に形
成されたフランジ部12が図示せぬボルトによって内燃
機関のシリンダブロック下面に結合されることによっ
て、シリンダブロック下面に装着されるようになってい
る。なお、深底部と浅底部とを別部材とし、後から結合
する構造としても良い。
一端側(図1の左側)に潤滑油を貯留する平坦な深底部
14が設けられるとともに、他端側に深底部14より相
対的に浅くなった平坦な浅底部16が設けられている。
この浅底部16は、上下方向寸法の制約等から、図3に
示すように、コンロッド大端部18a等のクランクシャ
フト18の回転系に近接して設けられている。
関前後方向に沿って深底部14へ向けて延びる管路状の
第1油戻し通路20及び第2油戻し通路22がそれぞれ
形成されるとともに、各油戻し通路20,22の上面を
画成する薄板状の第1バッフルプレート24及び第2バ
ッフルプレート26が、複数のボス部28A〜28K及
び図外のボルトを介して固定されている。言い換える
と、浅底部16の幅方向中央部には、バッフルプレート
が存在しておらず、大きく解放している。
の上面を閉塞する第3バッフルプレート30が、複数の
ボス部28J〜28U及び図外のボルトを介して固定さ
れている。この第3バッフルプレート30は、図外のサ
クションパイプとの干渉を回避する切欠部30aを除い
て、深底部14のほぼ全面を覆っており、主として油面
の揺動を抑制する機能を備えている。なお、第3バッフ
ルプレート30は、図2にも示すように、第1,第2バ
ッフルプレート24,26の一般面よりも低い位置に設
定されている。
ッフルプレート24,26とは、この実施例では、それ
ぞれ別部材で構成されている。ここで、第1,第2バッ
フルプレート24,26には、浅底部16から深底部1
4へ向けて下方へ傾斜するオイルパン10底面の傾斜部
15に沿うように、深底部14側へ向けて下方に傾斜す
る折曲部24a,26aがそれぞれ形成されており、各
折曲部24a,26aの下端を、第3バッフルプレート
30の下側に潜り込ませている。
の幅方向外側部には、合計4個の油落とし孔ガイド32
A〜32Dがフランジ部34を介して取り付けられてい
る。各油落とし孔ガイド32A〜32Dは、上方に立ち
上がるほぼ筒状をなし、その下端がバッフルプレート2
4,26下方の油戻し通路20,22へ開口している。
また、各油落とし孔ガイド32A〜32Dは、その上端
が機関本体(シリンダヘッドやシリンダブロック)側の
油落とし孔36A〜36D(図1のハッチング部分)の
下端開口に対向しており、各油落とし孔36A〜36D
を通って流れ落ちてくる潤滑油を油戻し通路20,22
へ案内する機能を備えている。
の油落とし孔36E〜36Gが設けられ、1つの油落と
し孔36Eに対しては、略コ字状の油落とし孔ガイド3
2Eが第3バッフルプレート30に取り付けられてい
る。
においては、機関幅方向両側にそれぞれシリンダヘッド
が設けられ、かつ、機関幅方向中央部にメインオイルギ
ャラリが配置される関係で、一般的に、上記のように油
落とし孔36A〜36Gが機関幅方向両側にそれぞれ配
置される。
フト18の回転方向ωに対して下流側(図3の右側)と
なる第1油戻し通路20に、クランクシャフト18の回
転方向に対向して開口する入口部38を形成している。
より詳しくは、第1油戻し通路20における機関幅方向
の内側の壁面を画成する複数の第1案内リブ40A,4
0B,40Cが、浅底部16から上方へ一体に突出形成
されている。ここで、隣り合う第1案内リブ36A,3
6B及び36B,36Cの先端間に、上記の入口部38
がそれぞれ形成されており、各第1案内リブ40A〜4
0Cは、入口部38から深底部14へ向けて滑らかに湾
曲している。言い換えると、第1案内リブ40A〜40
Cは、入口部38へ向けて内側に湾曲している。そし
て、最も深底部14側に位置する第1案内リブ40A
が、深底部14の近傍まで機関前後方向に延在してい
る。
対して上流側(図3の左側)となる第2油戻し通路22
に対し、この第2油戻し通路22の機関幅方向の内側の
壁面を画成する一本の第2案内リブ42が、浅底部16
から上方へ一体に突出形成されている。この第2案内リ
ブ42は、第2油戻し通路22の全長にわたって機関前
後方向に沿って延びており、より詳しくは、反深底部1
4側の一端42aがオイルパン10の内壁面に達してい
るとともに、深底部14側の他端42bが深底部14近
傍に位置している。
C,42の上縁部は、各バッフルプレート24,26の
下面に接し、上記のボス部28A〜28Kとともにバッ
フルプレート24,26を支持している。また、幾つか
のボス部28D,28E,28H,28Iは、案内リブ
40A,40B,42と一体に形成されている。
ら排出された潤滑油は、図1,2の矢印S1として示す
ように、油落とし孔ガイド32A〜32Dを通して第
1,第2油戻し通路20,22内へ流入し、各第1,第
2油戻し通路20,22を通して深底部14へ回収され
る。また、機関本体側の油落とし孔36E〜36Gから
排出された潤滑油は、油落とし孔ガイド32E等を通し
て直接的に深底部14へ回収される。
ト18がω方向へ高速で回転する結果、クランクケース
内にω方向へ沿った空気流(回転風力)が発生する。こ
の空気流に押されて、クランクシャフト18の軸受部等
の機関各部から浅底部16へ滴下した潤滑油は、図1の
矢印S2として示すように、機関幅方向に沿った速度成
分を伴った形で、入口部38から第1油戻し通路20へ
流入し、この第1油戻し通路20を通して深底部14へ
回収される。
8の回転風力により掻き上げられた潤滑油を良好に第1
油戻し通路20へ導入するために、第1バッフルプレー
ト24の機関幅方向の内側部に、内側へ向けて上方へ傾
斜する折曲部24bが形成されている。
油落とし孔36A〜36Dから排出された潤滑油が、バ
ッフルプレート24,26に取り付けた油落とし孔ガイ
ド32A〜32Dを通して第1,第2油戻し通路20,
22に直接的に導入され、かつ、各油戻し通路20,2
2を通して深底部14へ速やかに回収されるため、この
潤滑油が浅底部16側に残留する時間を短縮化できる。
この結果、クランクケース内のオイルミストの発生を低
減できるとともに、潤滑油とクランクシャフト18の回
転系との接触を抑制できる。従って、潤滑油の撹拌が抑
制されるとともに、クランクケース内の空気密度の上昇
が抑制され、かつ、クランクシャフト18の回転系のフ
リクションの低減化を図ることができる。
に対して下流側となる第1油戻し通路20に、回転方向
ωに対向して開口する入口部38を形成したため、クラ
ンクシャフト18の軸受等から浅底部16に滴下した潤
滑油は、ω方向へ沿った空気流に押される形で、入口部
38から第1油戻し通路20へ速やかに導入され、この
第1油戻し通路20を通して深底部14へ回収される。
この結果、潤滑油が浅底部16側に残留する時間を更に
短縮化できる。
側の油落とし孔36A〜36Dから排出された潤滑油を
深底部14へ案内する機能と、機関の各部から浅底部1
6へ滴下した潤滑油を深底部14へ案内する機能とを兼
ね備える形となり、構造の簡素化を図ることができる。
ブ40A,40B,40Cが、深底部14へ向けて滑ら
かに湾曲しているため、上記のように入口部38から回
収された潤滑油に対し、第1案内リブ40A,40B,
40Cによって適宜にベクトル変化が与えられ、この潤
滑油を速やかに深底部14へ戻すことができる。すなわ
ち、潤滑油回収速度の更なる向上を図ることができる。
に対して上流側となる第2油戻し通路22の機関幅方向
内壁面を画成する第2案内リブ42が、第2油戻し通路
22の全長にわたって機関前後方向に延びている。この
ため、第2案内リブ42が隔壁となり、回転方向ωに対
して上流側に位置する油落とし孔ガイド32C,32D
等を通して第2油戻し通路22へ導入された潤滑油は、
クランクシャフト18の回転風力等により浅底部16の
上流側へ流れ出ることなく、第2油戻し通路22を通っ
て確実に深底部14へ戻される。従って、クランクシャ
フト18の回転風力によって潤滑油が過度にクランクシ
ャフト18の回転方向ωの上流側に集められることを抑
制できる。この結果、上流側の油面高さが低く抑えら
れ、潤滑油を効率良く深底部14側へ戻すことができ
る。
ャフト18の回転方向ωに対して上流側に位置するとと
もに、上面が第2バッフルプレート26により覆われて
いるために、上記の第1油戻し通路20のように、クラ
ンクシャフト18の回転系の風力を利用した潤滑油の油
戻し促進効果を期待できない。
を、深底部14へ向かうに従って第1油戻し通路20側
へ近づくように、機関前後方向で傾斜させている。すな
わち、機関前後方向基準線Lに対して第2案内リブ42
に所定の角度をもたせている。この結果、油落とし孔ガ
イド36C,36Dより第2油戻し通路22へ導入され
た潤滑油の速度エネルギーのベクトルが、第2案内リブ
42により深底部方向へ適宜に変換されて、潤滑油が速
やかに深底部14側へ戻される。つまり、潤滑油が浅底
部側に残留する時間の短縮化を図ることができる。
0が、浅底部16側のバッフルプレート24,26の一
般面よりも低い位置に設定され、かつ、浅底部16側の
バッフルプレート24,26の深底部側端部すなわち折
曲部24a,26aを、深底部14側のバッフルプレー
ト30の下に潜り込ませているため、バッフルプレート
24,26下方の油戻し通路20,22を流れる潤滑油
が、第3バッフルプレート30の上方へ流れ出ることな
く、確実に第3バッフルプレート30下方の深底部14
へ導入される。この結果、潤滑油とクランクシャフト1
8の回転系との接触によるオイル撹拌を更に確実に防止
できる。
る。なお、基本的な構造は第1実施例であり、ここでは
第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。
に形成される第1,第2油戻し通路20,22の上面を
画成する第1,第2バッフルプレート部44,46と、
深底部14の上面を閉塞する第3バッフルプレート部4
8とを、一枚の薄板状に一体形成している。また、バッ
フルプレート部44,46と第3バッフルプレート部4
8との間に、深底部14側へ向けて下方へ傾斜する傾斜
部50を設定している。
と同様の効果が得られることに加え、一体型のバッフル
プレートを用いることにより部品点数の低減化を図るこ
とができる。特に、比較的小型の内燃機関には、この第
2実施例を適用して部品点数の低減化を図り、比較的大
型の内燃機関で、第2実施例のように一体型のバッフル
プレートを用いることが困難な場合には、上記第1実施
例のように3つのバッフルプレート24,26,30を
用いた構成とすれば良い。
ンを示す平面図。
ンを示す図1のA−A断面対応図。
Claims (6)
- 【請求項1】 内燃機関のシリンダブロック下面に装着
され、機関前後方向の一端側に潤滑油を貯留する深底部
が設けられるとともに、他端側に浅底部がクランクシャ
フトの回転系に近接して設けられたオイルパンにおい
て、 上記浅底部の機関幅方向の両側部に、機関前後方向に沿
って深底部へ向けて延びる管路状の第1油戻し通路及び
第2油戻し通路をそれぞれ形成するとともに、各油戻し
通路の上面を画成する第1バッフルプレート及び第2バ
ッフルプレートを有し、 各第1,第2バッフルプレートに、機関本体側の油落と
し孔から排出される潤滑油を第1,第2油戻し通路へ案
内する油落とし孔ガイドを設け、 かつ、クランクシャフトの回転方向に対して下流側とな
る第1油戻し通路に、クランクシャフトの回転方向に対
向して開口する入口部を形成したことを特徴とする内燃
機関のオイルパン。 - 【請求項2】 上記第1油戻し通路における機関幅方向
の内側の壁面を画成する複数の第1案内リブを有し、隣
り合う第1案内リブの先端間に上記入口部が形成される
とともに、各第1案内リブは、上記入口部から深底部へ
向けて湾曲していることを特徴とする請求項1に記載の
内燃機関のオイルパン。 - 【請求項3】 クランクシャフトの回転方向に対して上
流側となる第2油戻し通路における機関幅方向の内側の
壁面を画成する第2案内リブを有し、この第2案内リブ
は、第2油戻し通路の全長にわたって機関前後方向に沿
って延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載
の内燃機関のオイルパン。 - 【請求項4】 上記第2案内リブは、深底部へ向かうに
従って第1油戻し通路側へ近づくように、機関前後方向
で傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の内燃
機関のオイルパン。 - 【請求項5】 上記深底部の上面を閉塞する第3バッフ
ルプレートを、上記第1,第2バッフルプレートと別部
材とし、かつ、第1,第2バッフルプレートの少なくと
も一方の深底部側端部を、第3バッフルプレートの下側
に潜り込ませたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
かに記載の内燃機関のオイルパン。 - 【請求項6】 上記深底部の上面を閉塞する第3バッフ
ルプレートと、上記第1,第2バッフルプレートとを一
体に形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
に記載の内燃機関のオイルパン。
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