JPH0748965Y2 - エンジンのオイルパン - Google Patents

エンジンのオイルパン

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JPH0748965Y2
JPH0748965Y2 JP1989122783U JP12278389U JPH0748965Y2 JP H0748965 Y2 JPH0748965 Y2 JP H0748965Y2 JP 1989122783 U JP1989122783 U JP 1989122783U JP 12278389 U JP12278389 U JP 12278389U JP H0748965 Y2 JPH0748965 Y2 JP H0748965Y2
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oil pan
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lubricating oil
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F01M2011/005Oilsumps with special anti-turbulence means, e.g. anti-foaming means or intermediate plates

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、エンジンの潤滑油を貯留するオイルパンの改
良に関する。
従来の技術 自動車用エンジンにおいては、例えば、その下面に装着
されたオイルパンによって各部から落下する潤滑油を回
収し、かつここに貯留された潤滑油をオイルポンプによ
って吸い上げて各部へ圧送するようになっている。
このような従来のエンジンのオイルパンとしては、例え
ば第6図に示すようなものがある(特公昭53−16048号
公報参照)。
このオイルパン21は、潤滑油を貯留する深底部22がエン
ジン前後方向(クランク軸軸方向)の一端部に形成さ
れ、かつ残部が浅底部23となっているもので、深底部内
に図示せぬオイルストレーナが配置されている。また浅
底部23の底面には、クランク軸の回転方向に対し下流側
となる側に、エンジン前後方向に沿った直線状のリブ24
が設けられているとともに、反対側に円弧状のリブ25が
複数個設けられている。
すなわち、浅底部23上の潤滑油には、クランク軸の回転
に伴って図中矢印で示すような流れの成分が与えられる
ので、上記リブ25によってこれを深底部22側へ向け、リ
ブ24で案内することによって、浅底部23から深底部22へ
の潤滑油の流下を速めるようにしている。
なお、浅底部23は、車両搭載時におけるレイアウトの都
合上、極力上方に位置させるようにしてあり、従って、
クランク軸の回転系にかなり近接した状態となってい
る。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のエンジンのオイルパン
においては、円弧状のリブ25に案内された潤滑油が、該
リブ25の先端25aとリブ24との間に平坦部26を通って深
底部22へ流れ、しかもリブ24が深底部22に近付くに従い
オイルパン21の前後方向中心に近く斜向しているので、
潤滑油の流れは、リブ22によって、かえって流れを阻ま
れて、クランク軸の下方位置に留まってしまう。このた
め図示せぬクランク軸やコンロッドにかき上げられてし
まい易く、深底部22に集められる潤滑油量が不足してオ
イルストレーナから空気を吸い込んでしまうおそれがあ
るとともに、潤滑油中に多量の空気泡が混入し易いとい
う問題点があった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、浅底部上の潤滑
油を速やかに深底部に流下させることができるエンジン
のオイルパンを提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 このため本考案は、潤滑油を貯留する深底部と残部の浅
底部とを有するエンジンのオイルパンにおいて、クラン
ク軸の回転方向に対し下流側となる浅底部の底面に、浅
底部の側壁に近付くに従って徐々に深底部に近付くよう
にされた複数の案内リブを突設するとともに、該案内リ
ブ端の延長線上のバッフルプレート端部に上方に張り出
した潤滑油を深底部へ迎え入れる迎え板を設けた。
作用 エンジン各部からオイルパンの浅底部に落下した潤滑油
は、クランク軸のバランスウエイト等の回転系によって
その回転方向に沿って付熱されるので、案内リブに沿っ
て流れる。案内リブに沿って流れる潤滑油は流れの方向
を徐々に変化し深底部方向に流れる。この際案内リブは
深底部方向にいくに従い円弧を小さく形成してあるので
油の流路は徐々に広くなるので深底部へ向けて円滑に流
れる。
次いで、深底部へ向けて流れた潤滑油は深底部に配設さ
れているバッフルプレートの浅底部側端部に設けられた
迎え板に迎えられて確実に深底部へ流下する。
実施例 以下、本考案を図面に基づいて説明する。第1図〜第4
図には本考案の一実施例を示す。
まず構成を説明する。オイルパン1は浅底部2と深底部
3とで構成されている。浅底部2の一方の底部、詳しく
は中心線4よりクランク軸の回転方向(第3〜4図参
照)に対し下流側となる底部に、第1,第2,第3の3本の
案内リブ5,6,7が突設されている。これらの案内リブ5,
6,7は側壁8に近付くに従って徐々に深底部3に近付く
ように緩く湾曲しており、第1の案内リブ5が最も長
く、深底部3に近付くほど短く構成され、その曲率半径
も第1,第2,第3の案内リブ5,6,7の順に小さく形成され
ている。従って油流路9の流路幅は下流ほど広くなって
いる。
そして、これらの案内リブ5,6,7は概ねクランク軸のバ
ランスウエイトの上方より見た回転の軌跡10と交叉する
ように配設されている。
なお、一般にスタイル上からの要求等によって、自動車
前部を低くするためにエンジンのオイルパン底部分と回
転駆動部分との間隔を小さくすることが行われており、
本実施例においては、これに対応して案内リブ5,6,7の
幅を短くオイルパン幅の1/3以下に形成してある。これ
は潤滑油の流れの方向を変えるためには、効果的な長さ
であることが確かめられている。またオイルパン底部分
と回転駆動部分との間隔に余裕がある場合には中心線4
の近くから設置しても良い。
一方、深底部3に設置したバッフルプレート11の、案内
リブ5,6,7端5a,6a,7aの延長線上には、第3の案内リブ
7位置での流路幅より、やや長い幅を有する迎え板12
が、上方に張り出して設けられている(第2図参照)。
またオイルストレーナ13のオイル吸込口14はオイル迎え
板12設置側に対し中心線4の反対側に開口して設置さ
れ、オイル油面検出センサ15も反対側の離れた位置に設
置された油面センサ取付室16内に配設されている(第4
図参照)。
なお、17は油落とし筒であり、図示せぬシリンダブロッ
ク等に設けられた潤滑油通路の開口位置下方に設けら
れ、動弁系等を潤滑した油はこの油落とし筒17を通りオ
イルパン深底部3へ戻される。
第5図に理解を助けるために、本考案に係るオイルパン
の概略斜視図を示す。この実施例においては案内リブ5,
6,7は別体に金属板で形成し、浅底部2に溶接されてお
り、迎え板12はバッフルプレート11と一体に形成されて
いる。
次に作用を説明する。上記のように構成されたオイルパ
ン1においては、図示しないクランク軸が第3〜4図矢
印18の如く回転する結果、バランスウエイト等が引き起
こす風圧あるいは直接的な衝突によって、浅底部2上の
潤滑油に対し、第1図矢印Eで示すようなバランスウエ
イト回転軌跡10が沿った流れの成分が与えられる。その
ため、各部の潤滑油が各案内リブ5〜7に沿って流れよ
うとする。所で各案内リブ5〜7は浅底部側壁8に近付
くに従って深底部3に近付くように湾曲しているので、
案内リブ5〜7に沿って流れる潤滑油は徐々に流れの方
向を変えられる。深底部方向に流れを変えた潤滑油は、
油流路9の流路幅が深底部3へ近付くほど広く構成され
ているので極めて円滑に油流路9を流れ深底部へ向か
う。
一方深底部のバッフルプレート11には、第3図の案内リ
ブ位置での流路幅よりやや長い幅を有する迎え板12の張
り出し部が形成されているので、第2図に図示したよう
に、油流路9を流れて来た潤滑油は、迎え板12に迎えら
れてバッフルプレート11上に乗り上げて溜まることなく
速やかに深底部3に流下する。
この際深底部3へ戻る潤滑油は、迎え板12によって回転
するクランク軸から遮へいすることが出来るので、油が
バランスウエイト等によって再び巻き上げられたり、攪
拌されて空気と油とが混じり混濁することを防止でき
る。
また、第4図の如く、案内リブ5,6,7、迎え板12、およ
び油落とし筒17は、クランク軸回転方向下流側に、オイ
ルストレーナ14の吸込口14、油面検出センサ15はクラン
ク軸回転方向上流側に設けられているので、両者間の距
離を十分に離すことができる。
このため、深底部3のクランク軸回転方向下流側はオイ
ル油面が波立ち、しかも空気が混じり混濁状態にある
が、空気が油から浮き上がって分離した後に吸込口14や
油面センサ15に到達し、また油面センサ15の位置では油
面の揺れも小さくなっているので、正確に油量を計測す
ることができ、また潤滑油中に混入した空気をオイルス
トレーナ13から吸い上げることが防止される。
なお、車両の傾斜等によって多量の潤滑油が浅底部2に
乗り上げた場合等、迎え板12下方が戻り油で溢れた場合
には、上方に張り出した迎え板12は一部分のみに設けら
れているので、油は迎え板12の無い方へ流れ深底部3へ
流れ込み、深底部3の潤滑油量が確保される。従ってク
ランク軸の回転によって浅底部2の潤滑油が巻き上げら
れ易く、また攪拌によって空気と油が混ざってしまう欠
点は有るが深底部3へ油が戻らないために潤滑油量が不
足することは防ぐことができる。
考案の効果 以上説明したように構成されているので、本考案に係る
エンジンのオイルパンによれば、深底部内に常に十分な
油量を確保でき、かつ潤滑油の攪拌による空気泡の混入
を抑制できるので、エンジン各部を確実に潤滑すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、第1図は
平面図、第2図は第1図のA−A線に沿う断面図、第3
図は第1図のB−B線に沿う断面図、第4図は第1図の
C−C線に沿う断面図、第5図はオイルパンに概要を示
す斜視図、第6図は従来例を示す平面図である。 1…オイルパン、2…浅底部、3…深底部、5,6,7…案
内リブ、11…バッフルプレート、12…迎え板、13…オイ
ルストレーナ、14…オイルストレーナ吸込口、15…オイ
ル油面検出センサ、17…油落とし筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】深底部と浅底部とを有するエンジンのオイ
    ルパンにおいて、クランク軸回転方向に対し下流側とな
    る浅底部の底面に、浅底部の側壁に近付くに従って徐々
    に深底部に近付くように形成された複数の案内リブを突
    設するとともに、該案内リブ端の延長線上のバッフルプ
    レート端部に上方に張り出した迎え板を設けたことを特
    徴とするエンジンのオイルパン。
JP1989122783U 1989-10-20 1989-10-20 エンジンのオイルパン Expired - Lifetime JPH0748965Y2 (ja)

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