JPH09502777A - 内燃機関 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 内燃機関は、シリンダブロック（１０）、上方クランクケース（１４）、並びに、外壁（４１）および下方主軸受けハウジング（４６）を含む内部ケーシング（４２）と外部ケーシング（４４）とをそれらの間に空間（５６）を開けて有する下方クランクケース（２２）を含む。外部ケーシング（４４）は、その上に組み付けられた油受（８１）を有している。シリンダブロックのシリンダヘッド面からの油排出通路は、下方に延び、一対の長手方向の通路（３４，３６）と合流している。その長手方向の通路からは、油排出ポートが、内部および外部ケーシング（４２，４４）の間の空間（５６）の中へ開いている。これらの通路は、機関の剛性に著しく寄与している。

Description

【発明の詳細な説明】 内燃機関 本発明は、内燃機関およびその機関における騒音低減の問題に関する。 例えば、ＧＢ２２３４０１１により、シリンダブロック、上方クランクケース 、下方クランクケース、クランクシャフト、および、シリンダブロック上のスカ ートに取り付けられ、油受領域を成している油受を含み、下方クランクケースは 内部ケーシングを有し、その内部ケーシングは、上方クランクケースおよび内部 ケーシングがクランクシャフトを支持するように、上方クランクケースに取り付 けられている内燃機関が知られている。 この設計には、騒音が内部ケーシングから油受に伝達されるとともに、上方ク ランクケースから油受に伝達されるという欠点がある。 したがって、本発明は、シリンダブロック、上方クランクケース、下方クラン クケース、クランクシャフトおよび油受領域を成している油受を含み、前記下方 クランクケースは内部ケーシングを有し、前記内部ケーシングは、上方クランク ケースおよび内部ケーシングがクランクシャフトを支持するように、上方クラン クケースに取り付けられている内燃機関であって、前記下方クランクケースが、 さらに、前記上方クランクケースに取り付けられ、且つ、前記内部ケーシングか ら間隔をあけた部分を少なくとも有する外部ケーシングをさらに有し、それによ って前記内部ケーシングから前記外部ケーシングへの騒音の伝達を低減し、両方 のケーシングは前記クランクシャフトの下に延び、それによって前記油受領域か ら前記クランクシャフトを隔てていることを特徴とする内燃機関を提供する。こ の構成は、内部クランクケースから油受に伝達される騒音を低減するのに役立つ 。 好ましくは、前記内部ケーシングは、ケーシング部によって結合された複数の 軸受支え部を含む。 さらに好ましくは、前記内部ケーシングは単一鋳造物として形成されている。 好ましくは、前記外部ケーシングは、固定部材により前記上方クランクケース に取り付けられている隔離部材を含む。これは、特に、前記油受が前記外部ケー シングに取り付けられている場合、前記油受を前記上方クランクケースの振動か ら遮断するのに役立つ。 好ましくは、前記上方ケーシングは、前記内部および外部ケーシングの間の空 間の中に油を排出するように配置された油排出通路を有する。この油は、騒音を 弱めるのに役立ち、抵抗を低減する内部ケーシングによってクランクシャフトに 触れないようになっている。 望ましくは、前記内部ケーシングは、前記内部ケーシングの内側から、前記内 部および外部ケーシングの間の空間に油が流出するのを可能にする開口をその中 に有する。 好ましくは、前記クランクシャフトの少なくとも一つのウェブの領域において 、前記上方クランクケースと前記内部ケーシングとは、前記ウェブが回転する横 断面において実質的に円形である空間を成している。望ましくは、前記横断面の 直径は、前記ウェブが回転するときに前記ウェブが通過する円の直径よりも、ほ んの少しだけ大きい。このことは、前記クランクシャフトとともに循環する空気 の量を低減するのに役立ち、したがって、抵抗を低減するのに役立つ。 前記内部ケーシングは、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上方クラ ンクケースに接していてもよい。 好ましくは、前記外部ケーシングは、前記上部クランクケースと、側壁を結合 させるとともに内部ケーシングおよび油受領域の間に延びる底部とに取り付けら れた２つの側壁を有する。 好ましくは、前記外部ケーシングは、前記油受が取り付けられる下がりスカー トをさらに有する。 前記外部ケーシングは、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上方クラ ンクケースに接していてもよい。 好ましくは、前記上方クランクケースは、その中に形成された２つの長手方向 の通路を前記機関の軸のそれぞれの側に一つずつ有し、それら通路は、実質的に 前記クランクケースの全長に渡って延び、前記上部クランクケースの剛性を上げ るように働くとともに、前記上方クランクケースの中に包み込まれている。 本発明は、シリンダブロック、上方クランクケースおよび下方クランクケース を含み、前記上方クランクケースは、その中に形成された２つの長手方向の通路 を前記機関の軸のそれぞれの側に一つずつ有し、それら通路は、実質的に前記ク ランクケースの全長に渡って延び、前記上部クランクケースを堅固にするように 働くとともに、前記上方クランクケースの中に包み込まれている内燃機関をさら に提供する。 好ましくは、前記通路は、前記上方クランクケースの下面から間隔をあけられ ている。 望ましくは、前記通路は、前記上方クランクケースの中に形成されて、前記上 方クランクケースの下面からそれらを隔離している下壁をそれそれ有している。 好ましくは、前記上方クランクケースの中に形成されている排出通路は、前記 通路から前記上方クランクケースの下面まで延びている。 本発明の好ましい実施態様を、付属の図面を参照して、例示の目的のみで記載 する。 図１は、本発明による機関の横断面図である。 図２は、異なる位置における、また、拡大された図１の機関の横断面図である 。 図３は、図１の機関の長手方向の断面図である。 図４および５は、図１のシリンダブロックおよび上方クランクケースの両側か らの側面図である。 図１を参照すると、本発明の実施態様による機関は、Ｖ６構成となっており、 ３個のシリンダ１２を２列有するシリンダブロック１０と、単一鋳造物１６とし てシリンダブロック１０とともに形成された上方クランクケース１４と、２つの シリンダヘッド１８，２０と、下方クランクケース２２と、クランクシャフト２ ４とを含む。 図２，４および５から分かるように、油の排出通路３２は、シリンダヘッド面 ２８から下方に上方クランクケース１４の下面３３まで、シリンダブロック１０ を通って延びている。排出通路３２は、それらの上端において、シリンダヘッド １８，２０をシリンダブロック１０に対して保持する外部シリンダヘッドボルト （不図示）を取り囲む。そして、それらは、上方クランクケース１４の下面３３ に到達する前に、シリンダヘッドボルトの下端から離れる。一対の長手方向の通 路３４，３６は、クランクシャフト２４のそれぞれの側に１つずつあり、クラン クシャフト分離線３８の近くでクランクシャフト２４に平行に上方クランクケー ス１４に沿って延びている。図１において最も良く分かるように、通路３４，３ ６は、上方クランクケースによって全体が形成され、その中に包み込まれている 。それらは、それらを下方クランクケース４４から隔離している下壁３７を有し ている。それらは、それぞれ、排出通路３２をクランクケース分離線３８の少し 上のクランクケースの一方側で接続している。それらは、上方クランクケース１ ４の実質的に全長に沿って延びているので、それらは上方クランクケースの剛性 を相当上げている。排出通路３２の下端は、長手方向の通路３４，３６から、下 方にクランクシャフト分離線３８まで通じる排出ポート４０を形成している。 さらに、通気路２６は、それらが内部シリンダヘッドボルト（不図示）を取り 囲むシリンダヘッド面２８から、下方に向けてクランクシャフト２４の上のクラ ンクケース１４の領域の中へと、シリンダブロック１０を通って延びている。こ れらの通気路の下端には、油がそれらの中に逆送されるのを防止するために、バ ッフルを設けている。 図２および３において最も良く分かるように、下方クランクケース２２は、内 部ケーシング４２および外部ケーシング４４を含む。内部ケーシング４２は、下 方の４つの主軸受ハウジング４６を有する単一鋳造物であり、主軸受ハウジング ４６はそれらを一緒に結合しているケーシング部５８を有する支持梯子を形成す るとともに、外壁４１を形成する。内部ケーシング４２は、それの上縁４７にお いて、各主支持ハウジング４６のそれぞれの側の２つずつのボルト（不図示）に よって上方クランクケースに固定されている。クランクシャフト２４は、クラン クピン５０と平衡を取るためのウェブ４８を有する従来の設計のものである。内 部ケーシング４２の外壁４１は、ウェブが回転するとき、各ウェブ４８の外縁を ちょうど触れずに通過するように配置された一対の内向き突出部５２を有してい る。これらの突出部は、ウェブが回転するとき、ウェブから油をすくい取り、そ れによってウェブから飛ばされる油の量を低減する。内部ケーシング４２の中の 一組の開口５４は、内部ケーシングと外部ケーシングとの間の空間５６の中に、 油が流出できるように突出部５２の隣に設けられている。各突出部５２の一方の 側面は、開口５４のそれぞれの一つの一面を有する単一面５３を形成し、したが って、突出部によってすくい取られた油は、開口を通って直接下方に行く。 主軸受部４６の間の領域５８におけるクランクケースの内部の横断面は、実質 的に円形であり、クランクシャフトのウェブ４８よりも半径がほんの少しだけ大 きい。これは、クランクシャフトが回転するとき、クランクシャフトの空気抵抗 を極めて低くする。 外部ケーシング４４は、内部ケーシングを取り囲む単一鋳造物であり、それの 上面６０に沿う一連のボルト（不図示）によって、上方クランクケース１４に、 その上縁５９で取り付けられている。外部ケーシング４４は、内部ケーシング４ ２から間隔をあけてある２つの側壁６２と底部６４とを有している。一端におい て、外部ケーシング４４は、内部ケーシング４２から間隔をあけられ、フライホ イールハウジング６７の一部を形成している末端壁６６を有している。内部ケー シング４２は、したがって、外部ケーシング４４の末端壁６６によってフライホ イールハウジング６７から隔てられている。他方の端６８において、外部ケーシ ング４４は、オイルポンプ７２のための下方組み付け面７０を形成し、オイルポ ンプ７２は、また、上方クランクケース１６および内部ケーシング４２によって 形成された主組み付け面７４に取り付けられている。側壁６２から下がっている のは、下縁に油受組み付け面７８を有する外部スカート７６である。外部ケーシ ングの中の一連の開口８０は、油が油受８１の中に流出するのを可能にしている 。 内部および外部ケーシング４２，４４の上縁４７，５９は、クランクシャフト の軸とほぼ同じ高さにあるクランクケース分離線３８において、それらが上方ク ランクケースと接するところで間隔をあけられている。 油排出ポート４０は、上方クランクケース１４の中の長手方向の通路３４，３ ６から、内部および外部ケーシング４２，４４の間の空間５６の中に開いている 。したがって、長手方向の通路３４，３６からの油は、内部および外部ケーシン グ４２，４４の間の空間に流れ落ちる。 クランクシャフトは、上方クランクケース１４と内部ケーシング４２との間に 保持されているので、それが引き起こす振動は、下方クランクケースの外部ケー シング４４から大部分遮断される。したがって、下方クランクケースの外壁に伝 達される振動量は低減され、それによって、そこで発生する騒音の量を低減する 。さらに、内部ケーシング４２および外部ケーシング４４の底部６４は、両方と も、クランクシャフト２４の下に延びているので、それらは、クランクシャフト と油受８１との間に、油受の中へ向かう騒音の量を低減する２重障壁を形成し、 それにより、油受の振動およびそこに発生する騒音の量を低減する。下方クラン クケースの内部および外部ケーシングの間にあって、それらの間に伝達された騒 音を弱める油はこの騒音の低減をさらに助ける。 この発明はＶ６エンジンを特に参照をして記載したが、直列型機関のような他 のエンジン設計においても用いられ得るということが理解されるべきである。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年６月２６日 【補正内容】 請求の範囲 １．シリンダブロック、上方クランクケース、下方クランクケース、クランク シャフトおよび油受領域を成している油受を含み、前記下方クランクケースは内 部ケーシングを有し、前記内部ケーシングは、上方クランクケースおよび内部ケ ーシングがクランクシャフトを支持するように、上方クランクケースに取り付け られている内燃機関であって、前記下方クランクケースが、さらに、前記上方ク ランクケースに取り付けられ、且つ、前記内部ケーシングから間隔をあけた部分 を少なくとも有する外部ケーシングをさらに有し、それによって前記内部ケーシ ングから前記外部ケーシングへの騒音の伝達を低減し、両方のケーシングは前記 クランクシャフトの下に延び、それによって前記油受領域から前記クランクシャ フトを隔てていることを特徴とする内燃機関。 ２．前記内部ケーシングが、ケーシング部によって結合された複数の軸受支え 部を含む請求項１に記載の機関。 ３．前記内部ケーシングが、単一鋳造物として形成されている請求項２に記載 の機関。 ４．前記外部ケーシングが、固定剤により前記上方クランクケースに取り付け られている隔離部材を含む先行請求項のいずれかに記載の機関。 ５．前記油受が、外部ケーシングに取り付けられている先行請求項のいずれか に記載の機関。 ６．前記上方クランクケースが、前記内部および外部ケーシングの間の空間の 中に油を排出するように配置された油排出通路を有する先行請求項のいずれかに 記載の機関。 ７．前記内部ケーシングが、前記内部ケーシングの内側から、前記内部および 外部ケーシングの間の空間に油が流出するのを可能にする開口をその中に有する 先行請求項のいずれかに記載の機関。 ８．前記クランクシャフトの少なくとも一つのウェブの領域において、前記上 方クランクケースと前記内部ケーシングとが、前記ウェブが回転する横断面にお いて実質的に円形である空間を成す先行請求項のいずれかに記載の機関。 ９．前記横断面の直径が、前記ウェブが回転するときに前記ウェブが通過する 円の直径よりも、ほんの少しだけ大きい請求項８に記載の機関。 １０．前記内部ケーシングが、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上 方クランクケースに接する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １１．前記外部ケーシングが、前記上部クランクケースと、側壁を結合させる とともに内部ケーシングおよび油受領域の間に延びる底部とに取り付けられた２ つの側壁を有する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １２．前記外部ケーシングが、前記油受が取り付けられる下がりスカートをさ らに含む請求項１０に記載の機関。 １３．前記外部ケーシングが、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上 方クランクケースに接する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １４．前記上方クランクケースが、その中に形成された２つの長手方向の通路 を前記機関の軸のそれぞれの側に一つずつ有し、前記通路は、実質的に前記クラ ンクケースの全長に渡って延びて、前記上部クランクケースを堅固にするように 働くとともに、前記上方クランクケースの中に包み込まれている先行請求項のい ずれかに記載の機関。 １５．前記通路が、前記上方クランクケースの下面から間隔をあけてある請求 項１４記載に記載の機関。 １６．前記通路が、前記上方クランクケースの中に形成されて、前記上方クラ ンクケースの下面からそれらを隔離している下壁をそれぞれ有している請求項１ ４または１５に記載の機関。 １７．前記上方クランクケースの中に形成されている排出通路が、前記通路か ら前記上方クランクケースの下面まで延びている請求項１４ないし１６のいずれ か１項に記載の機関。 １８．付属の図面を参照して実質的に明細書に記載された機関。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ)，ＡＭ，ＡＴ， ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，Ｃ Ｚ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＴ，ＬＵ， ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，Ｐ Ｌ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ストーン，ロジャー，デリック イギリス，イースト サセックス ＢＮ２ １ＥＨ，ブライトン，イートン プレイ ス 19番地

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．シリンダブロック、上方クランクケース、下方クランクケース、クランク シャフトおよび油受領域を成している油受を含み、前記下方クランクケースは内 部ケーシングを有し、前記内部ケーシングは、上方クランクケースおよび内部ケ ーシングがクランクシャフトを支持するように、上方クランクケースに取り付け られている内燃機関であって、前記下方クランクケースが、さらに、前記上方ク ランクケースに取り付けられ、且つ、前記内部ケーシングから間隔をあけた部分 を少なくとも有する外部ケーシングをさらに有し、それによって前記内部ケーシ ングから前記外部ケーシングへの騒音の伝達を低減し、両方のケーシングは前記 クランクシャフトの下に延び、それによって前記油受領域から前記クランクシャ フトを隔てていることを特徴とする内燃機関。 ２．前記内部ケーシングが、ケーシング部によって結合された複数の軸受支え 部を含む請求項１に記載の機関。 ３．前記内部ケーシングが、単一鋳造物として形成されている請求項２に記載 の機関。 ４．前記外部ケーシングが、固定剤により前記上方クランクケースに取り付け られている隔離部材を含む先行請求項のいずれかに記載の機関。 ５．前記油受が、外部ケーシングに取り付けられている先行請求項のいずれか に記載の機関。 ６．前記上方クランクケースが、前記内部および外部ケーシングの間の空間の 中に油を排出するように配置された油排出通路を有する先行請求項のいすれかに 記載の機関。 ７．前記内部ケーシングが、前記内部ケーシングの内側から、前記内部および 外部ケーシングの間の空間に油が流出するのを可能にする開口をその中に有する 先行請求項のいずれかに記載の機関。 ８．前記クランクシャフトの少なくとも一つのウェブの領域において、前記上 方クランクケースと前記内部ケーシングとが、前記ウエブが回転する横断面にお いて実質的に円形である空間を成す先行請求項のいずれかに記載の機関。 ９．前記横断面の直径が、前記ウェブが回転するときに前記ウェブが通過する 円の直径よりも、ほんの少しだけ大きい請求項８に記載の機関。 １０．前記内部ケーシングが、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上 方クランクケースに接する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １１．前記外部ケーシングが、前記上部クランクケースと、側壁を結合させる とともに内部ケーシングおよび油受領域の間に延びる底部とに取り付けられた２ つの側壁を有する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １２．前記外部ケーシングが、前記油受が取り付けられる、下がりスカートを さらに有する請求項１０に記載の機関。 １３．前記外部ケーシングが、前記クランクシャフトの軸とほぼ同じ高さで上 方クランクケースに接する先行請求項のいずれかに記載の機関。 １４．前記上方クランクケースが、その中に形成された２つの長手方向の通路 を前記機関の軸のそれぞれの側に一つずつ有し、前記通路は実質的に前記クラン クケースの全長に渡って延びて、前記上部クランクケースの剛性を上げるように 働くとともに前記上方クランクケースの中に包み込まれている先行請求項のいず れかに記載の機関。 １５．シリンダブロック、上方クランクケースおよび下方クランクケースを含 み、前記上方クランクケースは、その中に形成された２つの長手方向の通路を前 記機関の軸のそれぞれの側に一つずつ有し、前記通路は、実質的に前記クランク ケースの全長に渡って延びて、前記上部クランクケースの剛性を上げるように働 くとともに前記上方クランクケースの中に包み込まれている内燃機関。 １６．前記通路が、前記上方クランクケースの下面から間隔をあけてある請求 項１４ないし１５のいずれか１項に記載の機関。 １７．前記通路が、前記上方クランクケースの中に形成されて、前記上方クラ ンクケースの下面からそれらを隔離している下壁をそれぞれ有している請求項１ ４ないし１６のいずれか１項に記載の機関。 １８．前記上方クランクケースの中に形成されている排出通路が、前記通路か ら前記上方クランクケースの下面まで延びている請求項１４ないし１７のいずれ か１項に記載の機関。 １９．付属の図面を参照して実質的に明細書に記載された機関。