JP2000303658A - 外壁パネル及び外装材取付方法 - Google Patents
外壁パネル及び外装材取付方法Info
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Abstract
材を取り付けることが可能な外壁パネルを提供すること
を目的とし、更に、パネル本体に容易に外装材を取り付
けることが出来る外装材の取付方法を提供することを目
的とする。 【解決手段】 パネル本体4と、外装材5と、前記パネ
ル本体4の壁面4c(例えば、面材)に直接或いは所定
幅離間して前記外装材5を取り付ける取付金具1、2、
3と、を備えた外壁パネル10であって、前記取付金具
1、2、3は、前記パネル本体4の壁面4cに、縦方向
及び横方向に所定の間隔で取り付けられるパネル本体側
取付金具1と、前記外装材5に取り付けられ、前記パネ
ル本体側取付金具1の任意場所で係止される外装材側取
付金具2、3と、から構成されている。
Description
外壁パネル、パネル本体に外装材を取り付ける外装材取
付方法に関する。
が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工
場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを
組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル
工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に
用いられるパネルとして、例えば、図20に示すような
壁パネルが知られている。
01,101と横框材102,102とが矩形状に組み
立てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材10
3…が縦横に組まれて枠体104が形成され、さらにこ
の枠体104内にグラスウール等の断熱材(図示省略)
が充填された状態で枠体104の表裏面に合板等の面材
105,105が貼設されたものである。外壁用の壁パ
ネルでは、更に、前記面材105,105に胴縁を取り
付け、その上に外装材を取り付けていた。しかし、胴縁
は、所定の厚みを有する細板状の木材であるが、近年、
安価に入手することが困難になっている。そこで、胴縁
を使用しないで取付金具により外装材を取り付ける方法
も知られている(例えば、特開平10−306509号
に開示されている)。
しては、例えば、図21に示すような取付方法がある。
図21において、外壁110の外面に縦方向に長いジョ
イナー111…を所定の間隔で取り付けた後、外装材1
12を下から上へ横貼りで取り付け、この際、取付金具
113を所定の間隔に配置させて外装材112を取り付
ける。即ち、取付金具113は、例えば、鉄板を抜き打
ち、及び折曲加工したものからなり、下側の外装材11
2の端面部と係合する下係合部(図示省略)と、上側の
外装材112の端面部と係合して支持する上係合部(図
示省略)を有している。そして、この取付金具113の
下係合部を下側の外装材112の端面部に設けられた被
係合部に係合させた状態で外壁110に取付金具113
を固定し、更に、次の外装材112を該外装材112の
下側端面部に設けられた被係合部と前記取付金具113
の上係合部に係合させる。このような工程を繰り返すこ
とにより、外装材112を壁の上端まで取り付けること
が出来るようになっている。
取付金具は、パネル本体に取り付けられる部分と、外装
材に取り付けられる部分とが、一体となっているため、
予め取付金具のパネル本体が取り付けられる部分をパネ
ル本体に所定間隔で取り付けた後、この取付金具に外装
材を取り付けることが難しい。その理由は、外装材の寸
法誤差が許容範囲内にあっても、何枚か連続して取り付
けると、合計の寸法誤差が大きくなる。そして、この寸
法誤差が取付金具間の幅許容差よりも大きくなって、パ
ネル本体に外装材を取り付けられないおそれがあるため
である。従って、従来は取付金具のパネル本体に取り付
けられる部分のパネル本体への取付は現場作業が必須と
なっており、この取付金具のパネル本体に取り付けられ
る部分とパネル本体間の取り付けは、通常は、ビスや釘
打ちであるため、現場での作業負荷が大きいという問題
点があった。
れたものであって、パネル本体に取付金具を使用して容
易に外装材を取り付けることが可能な外壁パネルを提供
することを目的とし、更に、パネル本体に容易に外装材
を取り付けることが出来る外装材の取付方法を提供する
ことを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、図1〜図19に示すよう
に、パネル本体4と、外装材5と、前記パネル本体4の
壁面4c(例えば、面材)に直接或いは所定幅離間して
前記外装材5を取り付ける取付金具1、2、3と、を備
えた外壁パネル10であって、前記取付金具1、2、3
は、前記パネル本体4の壁面4cに、縦方向及び横方向
に所定の間隔で取り付けられるパネル本体側取付金具1
と、前記外装材5に取り付けられ、前記パネル本体側取
付金具1の任意場所で係止される外装材側取付金具2、
3と、から構成されていることを特徴としている。
パネル本体4に取り付ける取付金具1、2、3が、パネ
ル本体側取付金具1と外装材側取付金具2、3から構成
され、パネル本体側取付金具1の任意場所で外装材側取
付金具2、3が係止されるので、パネル本体側取付金具
1を予めパネル本体4に取り付けた場合でも、外装材5
の寸法誤差の影響を吸収して外装材5をパネル本体4に
取り付けることが出来る。即ち、従来のパネル本体4に
直接取り付けられる部分と外装材5に取り付けられる部
分が一体化された取付金具を予めパネル本体4に取り付
けた場合、外装材5の寸法誤差が許容範囲内にあって
も、何枚か連続して取り付けた結果、合計の寸法誤差が
外装材側取付金具間の幅許容差よりも大きくなると、パ
ネル本体4に外装材5を取り付けられないおそれがあっ
たが、本発明の取付金具1、2、3を使用すると、外装
材5の取付位置をパネル本体側取付金具1内で調整出来
るので、寸法誤差分を容易に吸収出来る。従って、例え
ば、工場等でパネル本体側取付金具1を予めパネル本体
4に取り付けておくことが出来て、外装材5のパネル本
体4への現場での取付作業が容易となる。
は、例えば、在来工法によって構築されたものであって
もよいし、2×4工法やパネル工法によって構築された
パネル本体であってもよい。パネル本体側取付金具1と
外装材側取付金具2、3を係止させる手段としては、例
えば、接着剤や釘或いはビス等の係合手段を用いてもよ
いし、或いはパネル本体側取付金具1と外装材側取付金
具2、3同士を弾性的に係合させて固定してもよい。パ
ネル本体側取付金具1、第1の外装材側取付金具2及び
第2の外装材側取付金具3は、例えば、ステンレス製の
ものを用いるが、これ以外の金属であってもよい。
壁パネル10において、前記パネル本体側取付金具1
は、両側端部に沿って形成された溝部14(例えば、折
り返し部)を備え、前記外装材側取付金具2、3は、前
記外装材5の一の側面部5aに取り付けられ、前記溝部
14に、該溝部14に沿って移動可能に係合する第1の
溝部係合部21a(例えば、第1のベース部の側端部)
を備えた第1の外装材側取付金具2と、前記外装材5の
他の一の側面部5bに取り付けられ、前記溝部14に、
該溝部14に沿って移動可能に係合する第2の溝部係合
部31a(例えば、第2のベース部の側端部)を備えた
第2の外装材側取付金具3と、からなり、前記第1の外
装材側取付金具2と前記第2の外装材側取付金具3と
が、前記溝部14の長手方向の任意位置で係止すること
により、前記第1の溝部係合部21aと前記第2の溝部
係合部31aが溝部14に押圧するように構成されてい
ることを特徴としている。
載の発明と同様の効果が得られることは無論のこと、特
に、第1の溝部係合部21a及び第2の溝部係合部31
aが溝部14に弾性的に押圧され、第1の外装材側取付
金具2と第2の外装材側取付金具3とが、溝部14の長
手方向の任意位置で係止されるので、釘やビス、或いは
接着剤等を用いずとも第1の外装材側取付金具2と第2
の外装材側取付金具3とがパネル本体側取付金具1に固
定されることとなって、より外装材5の取付作業を容易
にすることが出来る。
載の外壁パネル10において、前記パネル本体4は、住
宅の躯体を構成していることを特徴としている。
は2記載の発明の効果と同様の効果が得られることは無
論のこと、特に、パネル本体4は、住宅の躯体を構成し
ているので、躯体に直接外装材5を取り付けることが出
来て、施工効率が向上する。即ち、パネル本体4が躯体
でない場合には、別途躯体となるべきパネル本体を設け
なければならないが、パネル本体4が躯体を構成してい
るのでそのような必要はなく、作業効率の向上が可能と
なる。
記載のパネル本体4に外装材5を取り付ける外装材取付
方法において、前記パネル本体4を立設し、次いで、前
記パネル本体4の壁面4cに、縦方向及び横方向に所定
の間隔で前記パネル本体側取付金具1を取り付け、次い
で、前記パネル本体側取付金具1の前記溝部14に、前
記第1の外装材側取付金具2の前記第1の溝部係合部2
1aを移動可能に係合させ、次いで、前記第1の外装材
側取付金具2に、一の外装材5を取り付け、次いで、前
記パネル本体側取付金具1の前記溝部14に、前記第2
の外装材側取付金具3の前記第2の溝部係合部31aを
移動可能に係合させ、次いで、前記第2の外装材側取付
金具3に、他の一の外装材5を取り付け、次いで、前記
第1の外装材側取付金具2と前記第2の外装材側取付金
具3とを、係止させて、前記第1の溝部係合部21aと
前記第2の溝部係合部31aとを、前記溝部14に押圧
させることを特徴としている。
4を立設した後、パネル本体4の壁面4cに、縦方向及
び横方向に所定の間隔でパネル本体側取付金具1が取り
付けられ、次いで、パネル本体側取付金具1の溝部14
に、第1の外装材側取付金具2の第1の溝部係合部21
aが移動可能に係合され、次いで、第1の外装材側取付
金具2に、一の外装材5が取り付けられ、次いで、パネ
ル本体側取付金具1の溝部14に、第2の外装材側取付
金具3の第2の溝部係合部31aが移動可能に係合さ
れ、次いで、第2の外装材側取付金具3に、他の一の外
装材5が取り付けられ、次いで、第1の外装材側取付金
具2と第2の外装材側取付金具3とを、係止させて、第
1の溝部係合部21aと第2の溝部係合部31aとが、
溝部14に押圧される。従って、隣接する外装材5、5
同士の取り付け位置を溝部14の長さの範囲で調整出来
ることとなって、外装材5のパネル本体4への取付作業
を容易にすることが出来る。
記載のパネル本体4に外装材5を取り付ける外装材取付
方法において、前記パネル本体4の壁面4cに、縦方向
及び横方向に所定の間隔で前記パネル本体側取付金具1
を取り付け、次いで、前記パネル本体4を立設し、次い
で、前記パネル本体側取付金具1の前記溝部14に、前
記第1の外装材側取付金具2の前記第1の溝部係合部2
1aを移動可能に係合させ、次いで、前記第1の外装材
側取付金具2に、一の外装材5を取り付け、次いで、前
記パネル本体側取付金具1の前記溝部14に、前記第2
の外装材側取付金具3の前記第2の溝部係合部31aを
移動可能に係合させ、次いで、前記第2の外装材側取付
金具3に、他の一の外装材5を取り付け、次いで、前記
第1の外装材側取付金具2と前記第2の外装材側取付金
具3とを、係止させて、前記第1の溝部係合部21aと
前記第2の溝部係合部31aとを、前記溝部14に押圧
させることを特徴としている。
4の壁面4cに、縦方向及び横方向に所定の間隔でパネ
ル本体側取付金具1が取り付けられた後、次いで、パネ
ル本体4が立設され、次いで、パネル本体側取付金具1
の溝部14に、第1の外装材側取付金具2の第1の溝部
係合部21aが移動可能に係合され、次いで、第1の外
装材側取付金具2に、一の外装材5が取り付けられ、次
いで、パネル本体側取付金具1の溝部14に、第2の外
装材側取付金具3の第2の溝部係合部31aが移動可能
に係合され、次いで、第2の外装材側取付金具3に、他
の一の外装材5が取り付けられ、次いで、第1の外装材
側取付金具2と第2の外装材側取付金具3とが、係止さ
れて、第1の溝部係合部21aと第2の溝部係合部31
aとが、溝部14に押圧される。従って、隣接する外装
材5、5同士の取り付け位置を溝部14の長さの範囲で
調整出来ることなって、外装材5のパネル本体4への取
付作業を容易にすることが出来る。加えて、パネル本体
4の立設前に、予めパネル本体4にパネル本体側取付金
具1を取り付けておくことが出来るので、パネル本体側
取付金具1の取付作業を工場等で出来ることとなって、
現場作業効率の向上を図ることが出来る。
取付金具、この取付金具を用いて構築した外壁構造およ
びこの取付金具を用いた外装材の取付方法の実施の形態
について詳細に説明する。図1に本発明に係る取付金具
を用いて構築した外壁構造を示すための外壁部要部の断
面図を示す。
すパネル本体側取付金具1と、図5〜9に示す第1の外
装材側取付金具2と、図10〜図14に示す第2の外装
材側取付金具3と、を用いてパネル本体4に外装材5が
取り付けられている。前記パネル本体側取付金具1は、
図1に示すように、パネル本体4に取り付けられる下地
用の取付金具であり、前記第1の外装材側取付金具2と
前記第2の外装材側取付金具3に係合されている。
すように、縦框材4aと横框材4bとが矩形状に組み立
てられるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材(図示
省略)が縦横に組まれて枠体が形成され、さらにこの枠
体内にグラスウール等の断熱材(図示省略)が充填され
た状態で枠体の表裏面に合板等の面材4c、4dが貼設
されたものであり、住宅の躯体を構成している。
パネル本体4から所定間隔離間して設けられ、その一方
の側端部5aに下実部51が形成され、他方の側端部5
bに上実部52が形成されている。そして、前記下実部
51の下実51aに前記第1の外装材側取付金具2が係
合している。また、前記上実部52の上実52aの下側
には、凸部52bが設けられ、該凸部52bに前記第2
の外装材側取付金具3が係合している。また、以上のパ
ネル本体4と、パネル本体側取付金具1と、第1の外装
材側取付金具2と、第2の外装材側取付金具3と、外装
材5とによって、外壁パネル10が構成されている。
て説明する。図2は、本発明に係るパネル本体側取付金
具の外観斜視図であり、図3は、同パネル本体側取付金
具の平面図、図4は、同正面図である。図2〜図4に示
す前記パネル本体側取付金具1は、一枚のステンレス製
の鉄板を所定の部位で折曲加工して形成されるものであ
り、平面視において矩形状を呈している。前記パネル本
体側取付金具1は、前記パネル本体4に取り付けられる
パネル本体取付部11と、前記パネル本体取付部11の
長手方向両端部から上方に垂直に立ち上がった立ち上が
り部12が設けられ、前記立ち上がり部12の上端部1
2aには、水平に外側に突出して前記第1の外装材側取
付金具2及び第2の外装材側取付金具3が移動可能に係
合される係合部13を備えている。
なし、その中央部には、釘或いはビス等を打ち付けるた
めのビス穴11aが長さ方向に所定の間隔で3つ設けら
れている。前記立ち上がり部12は、その高さによっ
て、外装材5とパネル本体4の間の間隔を調整すること
が出来、いわゆる従来の胴縁の役割を担っている。従っ
て、この立ち上がり部12により、胴縁を使用しなくと
も、外装材5とパネル本体4を離間させることが出来
る。
返されることによって折り返し部14(溝部)が形成さ
れ、該折り返し部14の上部14aと下部14bの間に
隙間部14cが形成されている。前記隙間部14cの厚
みは、前記第1の外装材側取付金具2及び第2の外装材
側取付金具3の板厚の略2倍程度にされている。
ついて説明する。図5は、本発明に係る第1の取付金具
の外観斜視図であり、図6は、同パネル本体側取付金具
の平面図、図7は、同正面図、図8は、同左側面図、図
9は、同背面図である。前記第1の外装材側取付金具2
は、ステンレス製の鉄板からなり、平面視において矩形
状を呈している。この第1の外装材側取付金具2は、第
1のベース部21と、当該第1のベース部21の長手方
向端部から垂直に立ち上がり、その上端部が前記第1ベ
ース部21側に90度折れ曲がって形成された第1のL
字部22と、前記第1のL字部22の下端部の長手方向
中央部に外方に突出して形成された第1の突出部23
(押圧部、突出片)などにより概略構成されている。
に四角錐台状に形成された第1の凸リブ部24が設けら
れている。また、前記第1のベース部21と前記第1の
L字部22によって、側面視においてコ字状の形態をな
す第1の外装材係合部25が形成され、当該第1の外装
材係合部25に前記外装材5の下実部51が嵌入される
ようになっている。前記第1のL字部22の下端両側部
には、所定の隙間を有する第1の切り欠き部26、26
が設けられている。そして、前記折り返し部14の隙間
部14cに前記第1のベース部21の両側端部21a、
21a(第1の溝部係合部)が挿入された場合には、前
記パネル本体側取付金具1の折り返し部14の上部14
aが前記第1の切り欠き部26を通ることが出来るよう
になっている。
に曲げられている。前記第1の凸リブ部24は、外装材
5を安定してL字部22に固定させるためのものであ
る。
ついて説明する。図10は、本発明に係る第2の外装材
側取付金具の外観斜視図であり、図11は、同パネル本
体側取付金具の平面図、図12は、同正面図、図13
は、同右側面図、図14は、同背面図である。前記第2
の外装材側取付金具3は、第1の外装材側取付金具2と
同様に、ステンレス製の鉄板からなり、平面視において
矩形状を呈している。この第2の外装材側取付金具3
は、第2のベース部31と、当該第2のベース部31の
長手方向端部から垂直に立ち上がり、その上端部が前記
第2のベース部31側に折れ曲がって形成された第2の
L字部32と、前記第2のL字部32の下端部32aの
長手方向中央部から左右に所定位置離れた場所に外方に
各々突出して形成された第2の突出部33、33などに
より概略構成されている。
に四角錐台状に形成された第2の凸リブ部34が設けら
れている。また、前記第2のベース部31と前記第2の
L字部32によって、側面視においてコ字状の形態をな
す第2の外装材係合部35が形成され、当該第2の外装
材係合部35に前記外装材5の上実部52の凸部52b
が嵌入されるようになっている。前記第2のL字部32
の下端両側部32aには、所定の隙間を有する第2の切
り欠き部36が設けられている。そして、前記折り返し
部14の隙間部14cに前記第2のベース部31の両側
端部31a、31a(第2の溝部係合部)が挿入された
場合には、前記パネル本体側取付金具1の折り返し部1
4の上部14aが前記第2の切り欠き部36を通ること
が出来るようになっている。
るように曲げられている。前記第1の凸リブ部24は、
前記ベース部21を補強するためのものである。
前記第1の外装材側取付金具2と、前記第2の外装材側
取付金具3を用いた外装材5のパネル本体4への取付方
法について図1及び図15〜図19を用いて説明する。
まず、図15に示すように、住宅の外壁面を形成するパ
ネル本体4に、パネル本体側取付金具1…を垂直方向及
び水平方向に所定の間隔でビス6を前記パネル本体取付
部11の前記ビス穴11aに打ち込むことにより固定す
る。
材側取付金具2の第1のベース部21の両側端部21
a、21aをパネル本体側取付金具1の折り返し部14
の隙間部14cに前記第1のL字部22を先端にしてス
ライドさせて入れ込み、前記第1の外装材側取付金具2
の外装材係合部25に前記外装材5の下実部51の下実
51aを嵌入させる。次いで、図17に示すように、第
2の外装材側取付金具3の第2のベース部31の両側端
部31a、31aをパネル本体側取付金具1の折り返し
部14の隙間部14cに前記第2のL字部32を先端に
してスライドさせて入れ込む。そして、前記第2の外装
材側取付金具3の第2の外装材係合部35に、次の外装
材5の上実部52の凸部52bに嵌入させる。
外装材係合部25に前記第2の外装材係合部35が接近
するように、前記第2の外装材側取付金具3を移動させ
る。すると、図1に示す状態となる。ここで、前記第1
の外装材係合部25と前記第2の外装材係合部35の係
合状態を図19のA部拡大図で説明する。前記第1の突
出部23は、前記第2のベース部31の上面を下方向に
押圧して入り込み、前記第2の突出部33、33は、前
記第1のベース部21の下面を上方向に押圧して入り込
む。これにより、前記第1のベース部21の両側端部2
1a、21aが前記折り返し部14の上部14aに当接
し、前記第2のベース部31の両側端部31a、31a
が前記折り返し部14の下部14bに当接することとな
って、前記第1の外装材側取付金具2と前記第2の外装
材側取付金具3が前記パネル本体側取付金具1に係合さ
れて固定される。
1の外装材側取付金具2と第2の外装材側取付金具3を
用いることにより、外装材5をパネル本体4に取り付け
る取付金具が、パネル本体側取付金具1と第1の外装材
側取付金具2と第2の外装材側取付金具3とから構成さ
れ、第1の外装材係合部25と第2の外装材係合部35
とが、パネル本体側取付金具1の折り返し部14の長手
方向の任意位置で係合出来るので、隣接する外装材5、
5の側端部5a、5bの取付位置を折り返し部14の長
さの範囲内で調節することが出来ることとなって、パネ
ル本体側取付金具1を予めパネル本体4に取り付けて
も、外装材5、5の寸法誤差の影響を吸収して外装材
5、5をパネル本体4に取り付けることが出来る。
られる部分(パネル本体側取付金具1に相当)と外装材
5に取り付けられる部分(第1の外装材側取付金具2、
第2の外装材側取付金具に相当)が一体化された取付金
具を予めパネル本体に取り付けた場合、外装材5の寸法
誤差が許容誤差範囲内にあっても、何枚か連続して取り
付けた結果、合計の寸法誤差が外装材側取付金具間の幅
許容差よりも大きくなると、パネル本体4に外装材5を
取り付けられないおそれがあったが、本発明の取付金具
1、2、3を使用すると、外装材5の取付位置をパネル
本体側取付金具1の折り返し部14の長さの範囲内で調
整出来るので、寸法誤差分を容易に吸収出来る。従っ
て、例えば、工場等でパネル本体側取付金具1を予めパ
ネル本体4に取り付けておくことが出来て、外装材5の
パネル本体4への現場での取付作業が容易となる。
た第1の突出部23及び第2の外装材係合部35に設け
られた第2の突出部33,33とによって、第1のベー
ス部21の両側端部21a、21a及び第2のベース部
31の両側端部31a、31aが折り返し部14に弾性
的に押圧されるので、釘やビス、或いは接着剤等を用い
ずとも第1の外装材側取付金具2と第2の外装材側取付
金具3とをパネル本体側取付金具1に固定させることが
出来ることとなって、より外装材5の取付作業を容易に
することが出来る。更に、上記示した外装材5、5のパ
ネル本体4への取付方法によれば、パネル本体4に取り
付けられたパネル本体側取付金具1の折り返し部14に
第1のベース部21の側端部21a、21aと第2のベ
ース部31の側端部31a、31aが係合され、第1の
外装材係合部25と第2の外装材係合部35とが、折り
返し部14の長手方向の任意位置で折り返し部14に弾
性的に押圧されて係合されるので、隣接する外装材5、
5同士の取り付け位置を折り返し部14の長さの範囲で
調整出来ることなって、外装材5、5のパネル本体4へ
の取付作業を容易にすることが出来る。
成しているので、躯体に直接外装材5を取り付けること
が出来て、施工効率が向上する。即ち、パネル本体4が
躯体でない場合には、別途躯体となるべきパネル本体を
設けなければならないが、パネル本体4が躯体を構成し
ているのでそのような必要はなく、作業効率の向上が可
能となる。
工法を例として説明したが、在来の軸組工法やツーバイ
フォー工法によって構築された外壁にも適用可能であ
る。
パネル本体に取り付ける取付金具が、パネル本体側取付
金具と外装材側取付金具から構成され、パネル本体側取
付金具の任意場所で外装材側取付金具が係止されるの
で、パネル本体側取付金具を予めパネル本体に取り付け
た場合でも、外装材の寸法誤差の影響を吸収して外装材
をパネル本体に取り付けることが出来る。即ち、従来の
パネル本体に直接取り付けられる部分と外装材に取り付
けられる部分が一体化された取付金具を予めパネル本体
に取り付けた場合、外装材の寸法誤差が許容範囲内にあ
っても、何枚か連続して取り付けた結果、合計の寸法誤
差が外装材側取付金具間の幅許容差よりも大きくなる
と、パネル本体に外装材を取り付けられないおそれがあ
ったが、本発明の取付金具を使用すると、外装材の取付
位置をパネル本体側取付金具内で調整出来るので、寸法
誤差分を容易に吸収出来る。従って、例えば、工場等で
パネル本体側取付金具を予めパネル本体に取り付けてお
くことが出来て、外装材のパネル本体への現場での取付
作業が容易となる。
係合部及び第2の溝部係合部が溝部に弾性的に押圧さ
れ、第1の外装材側取付金具と第2の外装材側取付金具
とが、溝部の長手方向の任意位置で係止されるので、釘
やビス、或いは接着剤等を用いずとも第1の外装材側取
付金具と第2の外装材側取付金具とがパネル本体側取付
金具に固定されることとなって、より外装材の取付作業
を容易にすることが出来る。
は2記載の発明の効果と同様の効果が得られることは無
論のこと、特に、パネル本体は、住宅の躯体を構成して
いるので、躯体に直接外装材を取り付けることが出来
て、施工効率が向上する。即ち、パネル本体が躯体でな
い場合には、別途躯体となるべき壁体を設けなければな
らないが、パネル本体が躯体を構成しているのでそのよ
うな必要はなく、作業効率の向上が可能となる。
を立設した後、パネル本体の壁面に、縦方向及び横方向
に所定の間隔でパネル本体側取付金具が取り付けられ、
次いで、パネル本体側取付金具の溝部に、第1の外装材
側取付金具の第1の溝部係合部が移動可能に係合され、
次いで、第1の外装材側取付金具に、一の外装材が取り
付けられ、次いで、パネル本体側取付金具の溝部に、第
2の外装材側取付金具の第2の溝部係合部が移動可能に
係合され、次いで、第2の外装材側取付金具に、他の一
の外装材が取り付けられ、次いで、第1の外装材側取付
金具と第2の外装材側取付金具とを、係止させて、第1
の溝部係合部と第2の溝部係合部とが、溝部に押圧され
る。従って、隣接する外装材同士の取り付け位置を溝部
の長さの範囲で調整出来ることなって、外装材のパネル
本体への取付作業を容易にすることが出来る。
の壁面に、縦方向及び横方向に所定の間隔でパネル本体
側取付金具が取り付けられた後、次いで、パネル本体が
立設され、次いで、パネル本体側取付金具の溝部に、第
1の外装材側取付金具の第1の溝部係合部が移動可能に
係合され、次いで、第1の外装材側取付金具に、一の外
装材が取り付けられ、次いで、パネル本体側取付金具の
溝部に、第2の外装材側取付金具の第2の溝部係合部が
移動可能に係合され、次いで、第2の外装材側取付金具
に、他の一の外装材が取り付けられ、次いで、第1の外
装材側取付金具と第2の外装材側取付金具とが、係止さ
れて、第1の溝部係合部と第2の溝部係合部とが、溝部
に押圧される。隣接する外装材同士の取り付け位置を溝
部の長さの範囲で調整出来ることなって、外装材のパネ
ル本体への取付作業を容易にすることが出来る。加え
て、パネル本体の立設前に、予めパネル本体にパネル本
体側取付金具を取り付けておくことが出来るので、パネ
ル本体側取付金具の取付作業を工場等で出来ることとな
って、現場作業効率の向上を図ることが出来る。
造を示すための外壁部要部の断面図である。
ある。
ある。
ある。
である。
である。
である。
図である。
である。
図である。
図である。
図である。
面図である。
図である。
の図であって、パネル本体側取付金具をパネル本体に取
り付けた状態を示した外壁部の斜視図である。
の図であって、パネル本体側取付金具に第1の外装材側
取付金具を挿入した状態を示した外壁部要部の断面図で
ある。
2の外装材側取付金具を挿入した状態を示した外壁部要
部の断面図である。
2の外装材側取付金具に外装材を取り付けた状態を示し
た外壁部要部の断面図である。
る。
過程を示した住宅の要部の斜視図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 パネル本体と、外装材と、前記パネル本
体の壁面に直接或いは所定幅離間して前記外装材を取り
付ける取付金具と、を備えた外壁パネルであって、 前記取付金具は、 前記パネル本体の壁面に、縦方向及び横方向に所定の間
隔で取り付けられるパネル本体側取付金具と、 前記外装材に取り付けられ、前記パネル本体側取付金具
の任意場所で係止される外装材側取付金具と、 から構成されていることを特徴とする外壁パネル。 - 【請求項2】 請求項1記載の外壁パネルにおいて、 前記パネル本体側取付金具は、両側端部に沿って形成さ
れた溝部を備え、 前記外装材側取付金具は、 前記外装材の一の側面部に取り付けられ、前記溝部に、
該溝部に沿って移動可能に係合する第1の溝部係合部を
備えた第1の外装材側取付金具と、 前記外装材の他の一の側面部に取り付けられ、前記溝部
に、該溝部に沿って移動可能に係合する第2の溝部係合
部を備えた第2の外装材側取付金具と、 からなり、 前記第1の外装材側取付金具と前記第2の外装材側取付
金具とが、前記溝部の長手方向の任意位置で係止するこ
とにより、前記第1の溝部係合部と前記第2の溝部係合
部が溝部に押圧するように構成されていることを特徴と
する外壁パネル。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の外壁パネルにおい
て、 前記パネル本体は、住宅の躯体を構成していることを特
徴とする外壁パネル。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載のパネル本体に外
装材を取り付ける外装材取付方法において、 前記パネル本体を立設し、 次いで、前記パネル本体の壁面に、縦方向及び横方向に
所定の間隔で前記パネル本体側取付金具を取り付け、 次いで、前記パネル本体側取付金具の前記溝部に、前記
第1の外装材側取付金具の前記第1の溝部係合部を移動
可能に係合させ、 次いで、前記第1の外装材側取付金具に、一の外装材を
取り付け、 次いで、前記パネル本体側取付金具の前記溝部に、前記
第2の外装材側取付金具の前記第2の溝部係合部を移動
可能に係合させ、 次いで、前記第2の外装材側取付金具に、他の一の外装
材を取り付け、 次いで、前記第1の外装材側取付金具と前記第2の外装
材側取付金具とを、係止させて、前記第1の溝部係合部
と前記第2の溝部係合部とを、前記溝部に押圧させるこ
とを特徴とする外装材取付方法。 - 【請求項5】 請求項2又は3に記載のパネル本体に外
装材を取り付ける外装材取付方法において、 前記パネル本体の壁面に、縦方向及び横方向に所定の間
隔で前記パネル本体側取付金具を取り付け、 次いで、前記パネル本体を立設し、 次いで、前記パネル本体側取付金具の前記溝部に、前記
第1の外装材側取付金具の前記第1の溝部係合部を移動
可能に係合させ、 次いで、前記第1の外装材側取付金具に、一の外装材を
取り付け、 次いで、前記パネル本体側取付金具の前記溝部に、前記
第2の外装材側取付金具の前記第2の溝部係合部を移動
可能に係合させ、 次いで、前記第2の外装材側取付金具に、他の一の外装
材を取り付け、 次いで、前記第1の外装材側取付金具と前記第2の外装
材側取付金具とを、係止させて、前記第1の溝部係合部
と前記第2の溝部係合部とを、前記溝部に押圧させるこ
とを特徴とする外装材取付方法。
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JP11504199A JP4283935B2 (ja) | 1999-04-22 | 1999-04-22 | 外壁パネル及び外装材取付方法 |
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- 1999-04-22 JP JP11504199A patent/JP4283935B2/ja not_active Expired - Fee Related
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