JP2000295416A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取方法

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JP2000295416A
JP2000295416A JP11100542A JP10054299A JP2000295416A JP 2000295416 A JP2000295416 A JP 2000295416A JP 11100542 A JP11100542 A JP 11100542A JP 10054299 A JP10054299 A JP 10054299A JP 2000295416 A JP2000295416 A JP 2000295416A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 読み取り位置間での読み取り濃度に差があっ
ても、読み取り部へのゴミ付着によるスジ状のノイズを
正確に検知し、除去することができる画像読取装置を提
供する。 【解決手段】 CCD1は、各読み取り位置で原稿を読
み取り、各読み取り位置における画像データAおよびB
が出力遅延回路18およびシェーディング補正回路17
Bから得られる。スジ検知回路19は、各画像データA
およびBの平均濃度差により補正されたスレッショルド
を用いて、各画像データの差分A−Bの判定を行い、判
定結果に従い、黒スジ検知データを出力する。スジ除去
回路20は、常時は画像データAを出力するが、黒スジ
検知データが出力された場合は画像データAの代わりに
平均濃度差によって補正された画像データBを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写
機、ファクシミリ、スキャナなどの画像読取装置および
その画像読取方法に関する。
【0002】
【従来の技術】搬送装置によって搬送される原稿を所定
の読み取り位置において読み取るデジタル複写機、ファ
クシミリ、スキャナなどの画像読取装置が各種提供され
ている。この種の画像読取装置において、読み取り部に
ゴミなどが付着する場合がある。かかる場合に画像の読
み取りが行われると、読み取り部によってゴミが読み取
られてしまうため、画像読取装置から得られる出力画像
や送信画像(以下、単に出力画像という。)に、原稿画
像にない副走査方向に延びたスジが発生してしまう。
【0003】この問題を解消するための手段として、読
み取り部のコンタクトガラスの表面にゴミなどが付着す
るのを防ぐための処理を施したり、読み取り部の位置を
ゴミの付着の少ないところにするなどの方法が提案され
ている。しかし、これらの方法では、読み取り部にゴミ
が付着してしまった場合に生じる不具合、すなわち、出
力画像にゴミ付着によるスジが発生するという不具合を
解消することはできない。
【0004】そこで、読み取り部にゴミが付着した場合
にそのゴミの影響が出力画像に顕れないようにする技術
が例えば特開平9−139844号公報により提案され
ている。
【0005】この特開平9−139844号公報に開示
された画像読取装置の概要は次の通りである。まず、こ
の画像読取装置では、原稿の搬送方向に沿って僅かに隔
たった2箇所の読み取り位置において、搬送中の原稿の
読み取りを行う。なお、以下では便宜上、搬送中の原稿
が最初に通過する読み取り位置を上流側読み取り位置、
2番目に通過する読み取り位置を下流側読み取り位置と
呼ぶ。
【0006】このように上流側読み取り位置および下流
側読み取り位置に2箇所において原稿から画像を読み取
った場合、上流側読み取り位置では、例えばPk、Pk
+1、Pk+2、Pk+3、〜というように副走査方向
に並んだ各主走査線上の画像データが順次得られる。
【0007】これに対し、、下流側読み取り位置では、
この画像データよりも位相が例えばdラインだけ遅れた
画像データ、Pk+d、Pk+d+1、Pk+d+2、
Pk+d+3、〜が得られる。なお、この例において画
像データPkなどにおけるサフィックスは、主走査線の
番号である。
【0008】ここで、仮にコンタクトガラスにおける下
流側読み取り位置に対応した位置のみにゴミが付着した
とすると、上流側読み取り位置からは原稿画像に忠実な
画像データが得られるのに対し、下流側読み取り位置か
らはゴミの影響を受けた画像データが得られることとな
り、両画像データ間に差異が生じることとなる。
【0009】そこで、この画像読取装置では、上流側読
み取り位置における画像データに対し、上記位相遅れd
相当の遅延を付与して下流側読み取り位置における画像
データと同相の画像データを生成し、この画像データと
下流側読み取り位置における画像データとを比較し、両
者に差があれば下流側読み取り位置にゴミが付着してい
る旨の判定を行うこととしている。
【0010】また、この場合において、下流側読み取り
位置における画像データのうち上流側読み取り位置にお
ける画像データと異なっている部分は、ゴミの影響を受
けている部分の画像データであるということができる。
そこで、この画像読取装置では、このゴミの影響を受け
ている部分の画像データを固定のマスクデータに置き換
えることにより、出力画像に顕れるスジの除去を行って
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平9−139844号公報に開示の構成では、下流側
読み取り位置および上流側読み取り位置における各画像
データを各々2値化し、これらの2値化データが異なっ
ているか否かにより、ゴミが付着しているか否かの判定
を行っている。このため、下流側読み取り位置および上
流側読み取り位置における各画像データの一方が2値化
の閾値より高く、かつ、他方が閾値よりも低い場合にの
みゴミが付着している旨の判定がなされ、たとえゴミが
付着していたとしても、各画像データの両方が閾値を越
える場合あるいは閾値を越えない場合には、ゴミが付着
している旨の判定がなされないという問題があった。
【0012】この問題を解決し、ゴミの付着を精度よく
判定するための方法として、下流側読み取り位置および
上流側読み取り位置における各画像データ(多値デー
タ)をそのまま比較し、両者の差分が所定の閾値以上で
あればゴミが付着している旨の判定をする、という方法
が考えられる。しかし、画像読取装置の構造などに起因
して、下流側読み取り位置および上流側読み取り位置に
おける各画像データ間に定常的なオフセットが生じる場
合がある。このような定常的なオフセットが発生する状
況においては、各読み取り位置における各画像データ間
の差分によりゴミ付着の判定を行ったとしても、判定が
不正確なものになる場合があるという問題がある。ここ
で、図1を参照し、この問題について詳述する。
【0013】図1は、画像読取装置における原稿搬送系
および画像読み取りのための光学系の構成を示すもので
ある。図1において、原稿2は、引き込みローラ3によ
り、1枚ずつ搬送ローラ4まで運ばれる。搬送ローラ4
は、原稿搬送方向を変えてコンタクトガラス6に原稿2
を搬送する。そして、原稿2はバックプラテン7によっ
てコンタクトガラス5に押さえつけられ、最後に排出ロ
ーラ8によって搬送装置から排出される。上述した上流
側読み取り位置および下流側読み取り位置は、コンタク
トガラス5の上方にある。図1における符号Aは上流側
読み取り位置における原稿画像、符号Bは下流側読み取
り位置における原稿画像を示すものである。これらの原
稿画像AおよびBは、各々第1ミラー9、第2ミラー1
0、第3ミラー11により光路を変え、レンズ12によ
り縮小され、CCD1に至る。
【0014】この図1に示す構成において、原稿2は搬
送ローラ4により、斜め下方に搬送されてコンタクトガ
ラス5に至る。そして、原稿読み取り時において上流側
読み取り位置における原稿画像Aの光路および下流側読
み取り位置における原稿画像Bの光路はコンタクトガラ
ス5に対して垂直であるが、上流側読み取り位置および
下流側読み取り位置は原稿2がコンタクトガラス5に対
して斜めに搬送される区間内に設けられている。従っ
て、上流側読み取り位置からCCD1に至るまでの光路
長は、下流側読み取り位置からCCD1に至るまでの光
路長よりも長くなる。このため、たとえコンタクトガラ
ス5にゴミが付着していない場合であっても、図12
(a)に例示するように、上流側読み取り位置における
読取画像Aの濃度値が下流側読み取り位置における読取
画像Bの濃度値よりも高くなり、各読み取り位置に対応
した画像データ間に一定の大きさのオフセットΔDが生
じてしまう。
【0015】ここで、下流側読み取り位置における読取
画像Bの濃度値から上流側読み取り位置における読取画
像Aの濃度値を差し引いた差分を閾値と比較してゴミ付
着の判定を行うと、下流側読み取り位置のコンタクトガ
ラスにゴミが付着した場合に、上記オフセットΔDの影
響により各読取画像の濃度値間の差分が小さくなってし
まうため、ゴミ付着の判定が難しくなってしまうのであ
る。図12(b)はその例を示すものである。仮に各読
み取り位置間で上記オフセットΔDがなかったとする
と、下流側読み取り位置のコンタクトガラスにゴミが付
着した場合には、各読み取り位置における読取画像の濃
度値間に比較的大きな差分ΔD1が生じる。ところが、
図2に示す構成では各読み取り位置間で上記オフセット
ΔDが生じてしまうため、各読み取り位置における読取
画像の濃度値間の差分がΔD1からΔD2に減ってしま
い、ゴミ付着の判定をすることが困難になるのである。
【0016】また、上記特開平9−139844号公報
に開示の構成では、ゴミの影響を受けている画像データ
を固定のマスクデータに置き換えることにより、出力画
像におけるスジの除去を行っていたが、この方法では、
マスクデータに対応した画像とその周囲の画像との間に
濃度差が生じてしまい、出力画像を劣化させてしまうと
いう問題がある。
【0017】この改善策として、ゴミが付着していると
判定された場合に、上記読取画像AおよびBのうちゴミ
が付着していないと判定されているものの画像データを
選択することによりゴミの除去された画像データを得
る、という方法が考えられる。しかし、上記オフセット
ΔDが生じるような状況下でこの方法を実施すると、ゴ
ミの影響を受けた画像データをこれとは濃度の異なった
画像データによって置換することとなり、出力画像を劣
化させることとなる。例えば図1に示す構成において、
ゴミが付着していないと判定されているときに下流側読
み取り位置における読取画像Bの画像データを選択し、
下流側読み取り位置にゴミが付着していると判定された
ときに上流側読み取り位置における読取画像Aの画像デ
ータを選択したとする。この場合、読取画像Bの画像デ
ータに代えて読取画像Aの画像データを選択したことに
より、ゴミによるはっきりしたスジを消すことはできる
が、読取画像Aの濃度値は読取画像Bの濃度値よりも高
いため、画像データの置換が行われている部分に、うっ
すらと黒いスジが残ってしまう。
【0018】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、複数の読み取り位置における同一画像
に対応した各読取画像に濃度差が存在する場合であって
も、読み取り部へのゴミ付着などによるスジ状のノイズ
を正確に検知し、出力画像から除去することができる画
像読取装置および画像読取方法を提供することを目的と
している。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送
される原稿を読み取る第1および第2の読取手段とを具
備し、同一画像を前記第1および第2の読取手段によっ
て読み取った場合に、前記第1の読み取り手段から得ら
れる読取画像の濃度値が前記第2の読取手段から得られ
る読取画像の濃度値よりも高い画像読取装置において、
前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
箇所から読み取った各画像の読取濃度値の差が所定の閾
値を越えた場合に、前記第1の読取手段による読取画像
にスジ状のノイズが含まれている旨の判定をするノイズ
検知手段と、前記ノイズ検知手段により、前記第1の読
取手段による読取画像にスジ状のノイズが含まれている
旨の判定がなされない場合には、前記第1の読取手段に
よる読取画像を用いて出力画像を生成し、前記第1の読
取手段による読取画像にスジ状のノイズが含まれている
旨の判定がなされた場合には、前記第2の読取手段によ
る読取画像を用いて出力画像を生成するノイズ除去手段
とを具備することを特徴とする記載の画像読取装置を要
旨とする。
【0020】かかる発明によれば、元々読取濃度値の高
い第1の読み取り位置での読取画像から第2の読み取り
位置での読取画像を差し引いた差分を判定することによ
りスジ状のノイスの有無が判定されるので、ゴミ付着に
よるスジ状のノイズを確実に検知し、ノイズを含まない
第2の読み取り位置での読取画像に置き換えることがで
きる。また、第2の読み取り位置での読取画像は、ゴミ
付着によるノイズを含まない第1の読み取り位置での読
取画像よりも濃度値が低いので、読取画像の置換を行っ
た部分はうっすらと白いノイズとなるが、そのようなノ
イズは目立たないという利点がある。
【0021】請求項2に係る発明は、原稿を搬送する搬
送手段と、前記搬送手段によって搬送される原稿を読み
取る第1および第2の読取手段とを具備し、同一画像を
前記第1および第2の読取手段によって読み取った場合
に、前記第1の読み取り手段から得られる読取画像の濃
度値が前記第2の読取手段から得られる読取画像の濃度
値よりも高い画像読取装置において、前記第1および第
2の読取手段によって前記原稿の同一箇所から読み取っ
た各画像の平均濃度差を求め、該平均濃度差によって所
定の閾値を補正して出力する閾値補正手段と、前記第1
および第2の読取手段によって前記原稿の同一箇所から
読み取った各画像の読取濃度値の差が前記閾値補正手段
から出力された閾値を越えた場合に、前記第1の読取手
段による読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の
判定をするノイズ検知手段とを具備することを特徴とす
る画像読取装置を要旨とする。
【0022】かかる発明によれば、第1の読み取り位置
での読取画像から第2の読み取り位置での読取画像を差
し引いた差分によりノイズの有無を判定する際に、各読
み取り位置での読取画像の平均濃度差によって補正され
た閾値を使用するので、ノイズの有無を正確に判定する
ことができる。
【0023】請求項3に係る発明は、前記閾値補正手段
によって求められた前記平均濃度差により前記第2の読
取手段による読取画像を補正する補正手段と、前記ノイ
ズ検知手段により、前記第1の読取手段による読取画像
にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がなされない
場合には、前記第1の読取手段による読取画像を用いて
出力画像を生成し、前記第1の読取手段による読取画像
にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がなされた場
合には、前記補正手段による補正を経た前記第2の読取
手段による読取画像を用いて出力画像を生成するノイズ
除去手段とを具備することを特徴とする請求項2に記載
の画像読取装置を要旨とする。
【0024】かかる発明によれば、第1の読み取り位置
において得られたノイズを含む読取画像が、第2の読み
取り位置において得られた読取画像を上記平均濃度差に
よって補正したものに置換されるので、置換箇所とその
周囲の部分の濃度差をなくすることができる。
【0025】請求項4に係る発明は、原稿を搬送する搬
送手段と、前記搬送手段によって搬送される原稿を読み
取る第1および第2の読取手段とを具備し、同一画像を
前記第1および第2の読取手段によって読み取った場合
に、前記第1の読み取り手段から得られる読取画像の濃
度値が前記第2の読取手段から得られる読取画像の濃度
値よりも高い画像読取装置において、前記第1および第
2の読取手段によって前記原稿の同一箇所から読み取っ
た各画像の平均濃度差を求め、該平均濃度差をなくすよ
うに前記第1または第2の読取手段の読取画像を補正す
る補正処理を行う補正手段と、前記第1および第2の読
取手段によって前記原稿の同一箇所から読み取られ、前
記補正手段による補正処理を経た各読取画像の読取濃度
値の差が所定の閾値を越えた場合に、前記第1の読取手
段による読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の
判定をするノイズ検知手段とを具備することを特徴とす
る画像読取装置を要旨とする。
【0026】かかる発明によれば、各読み取り位置にお
ける読取画像について、平均濃度差をなくすように補正
が行われ、この補正後の各読み取り画像の濃度値の差分
によりスジ状のノイズの有無が判定されるため、ゴミ付
着によるスジ状のノイズを確実に検知することができ
る。
【0027】請求項5に係る発明は、前記ノイズ検知手
段により、前記第1の読取手段による読取画像にスジ状
のノイズが含まれている旨の判定がなされない場合に
は、前記補正手段による補正処理を経た前記第1の読取
手段による読取画像を用いて出力画像を生成し、前記第
1の読取手段による読取画像にスジ状のノイズが含まれ
ている旨の判定がなされた場合には、前記補正手段によ
る補正処理を経た前記第2の読取手段による読取画像を
用いて出力画像を生成するノイズ除去手段を具備するこ
とを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置を要旨と
する。
【0028】かかる発明によれば、ノイズが検知された
場合に、平均濃度差のない補正後の各読取画像の置換に
よりノイズ除去が行われるので、置換箇所を目立たなく
することができる。
【0029】請求項6に係る発明は、搬送手段によって
搬送される原稿から第1の読取手段により画像を読み取
るとともに、同一箇所から読み取った画像の読取濃度が
前記第1の読取手段により読み取った画像の読取濃度よ
りも低い第2の読取手段により前記原稿から画像を読み
取り、出力画像を形成する画像読取方法において、前記
第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一箇所
から読み取った各画像の読取濃度値の差が所定の閾値を
越えない場合には、前記第1の読取手段による読取画像
を用いて出力画像を生成し、所定の閾値を越えた場合に
は、前記第2の読取手段による読取画像を用いて出力画
像を生成することを特徴とする画像読取方法を要旨とす
る。
【0030】かかる発明によれば、上記請求項1に係る
発明と同様の効果が得られる。
【0031】請求項7に係る発明は、搬送手段によって
搬送される原稿から第1の読取手段により画像を読み取
るとともに、同一箇所から読み取った画像の読取濃度が
前記第1の読取手段により読み取った画像の読取濃度よ
りも低い第2の読取手段により前記原稿から画像を読み
取り、出力画像を形成する画像読取方法において、前記
第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一箇所
から読み取った各画像の平均濃度差を求め、この平均濃
度差を用いて所定の閾値の補正および前記第2の読取手
段による読取画像の補正を行い、前記第1および第2の
読取手段によって前記原稿の同一箇所から読み取った各
画像の読取濃度値の差が前記補正後の閾値を越えない場
合には、前記第1の読取手段による読取画像を用いて出
力画像を生成し、前記補正後の閾値を越えた場合には、
前記第2の読取手段によって読み取られ、かつ、前記補
正を経た画像を用いて出力画像を生成することを特徴と
する画像読取方法を要旨とする。
【0032】かかる発明によれば、上記請求項3に係る
発明と同様の効果が得られる。
【0033】請求項8に係る発明は、搬送手段によって
搬送される原稿から第1の読取手段により画像を読み取
るとともに、同一箇所から読み取った画像の読取濃度が
前記第1の読取手段により読み取った画像の読取濃度よ
りも低い第2の読取手段により前記原稿から画像を読み
取り、出力画像を生成する画像読取方法において、前記
第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一箇所
から読み取った各画像の平均濃度差を求め、この平均濃
度差をなくすように各読取画像の少なくとも一方を補正
する補正処理を行い、前記補正処理を経た各読取画像の
読取濃度値の差が所定の閾値を越えない場合には、前記
補正処理を経た第1の読取手段による読取画像を用いて
出力画像を生成し、前記所定の閾値を越えた場合には、
前記補正処理を経た前記第2の読取手段による読取画像
を用いて出力画像を生成することを特徴とする画像読取
方法を要旨とする。
【0034】かかる発明によれば、上記請求項4に係る
発明と同様な効果が得られる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。 A.第1の実施形態 図1はこの発明の第1の実施形態である画像読取装置の
構成を示すブロック図である。図1において、CCD1
は、図1に示す原稿搬送系によって搬送される原稿を読
み取る手段である。本実施形態では、このCCD1が、
CCD駆動回路13からの駆動信号によって駆動される
ことにより、原稿の搬送経路上の上流側読み取り位置お
よび下流側読み取り位置の各々において原稿画像を読み
取り、上流側読み取り位置におけるアナログ画像信号A
と下流側読み取り位置におけるアナログ画像信号Bとを
出力する。
【0036】原稿搬送系の構成および原稿の搬送経路上
の各読み取り位置からCCD1に至るまでの光学系の構
成は、既に図1を参照して説明した通りである。
【0037】CCD1のパッケージには、図3に示すよ
うに、7μm×7μmのフォトダイオードをN個並べた
ラインセンサが2列形成されている。これらの各ライン
センサは、上流側および下流側の各読み取り位置におけ
る原稿画像を各々読み取る手段である。ここで、各ライ
ンセンサは相互に70μmだけ隔たっている。これに対
し、原稿の搬送経路上の上流側読み取り位置および下流
側読み取り位置は423μmだけ隔たっている。これら
の各読み取り位置における各原稿画像(各々1ライン分
の線画像)は、図1に示す光学系を経ることにより縮小
されて各ラインセンサ上に結像するのである。
【0038】上流側の読み取り位置に対応したラインセ
ンサでは、1ライン周期(主走査周期)毎に、当該ライ
ンセンサを構成するn個のフォトトランジスタに流れる
電流が順次検知され、1ライン分(n画素分)の各画素
の濃度を表すアナログ画像信号Aとして出力される。同
様に、下流側の読み取り位置に対応したラインセンサに
おいても、1ライン周期(主走査周期)毎に、n個のフ
ォトトランジスタに流れる電流が順次検知され、1ライ
ン分(n画素分)の各画素の濃度を表すアナログ画像信
号Bが出力されるのである。
【0039】ここで、上流側および下流側の各読み取り
位置に対応した各ラインセンサの間隔70μmは、10
ライン分の走査線に対応した間隔である。従って、原稿
の搬送速度に変動がなければ、アナログ画像信号Bは、
アナログ画像信号Aよりも10ライン相当の位相遅れを
持った画像信号となる。
【0040】図2において、CCD1の後段には、サン
プルホールド回路14A、出力増幅回路15A、A/D
変換回路16Aおよびシェーデイング補正回路17Aか
らなる信号処理系と、サンプルホールド回路14B、出
力増幅回路15B、A/D変換回路16Bおよびシェー
デイング補正回路17Bからなる信号処理系とが設けら
れている。前者は、上流側読み取り位置における画像信
号Aに対応した信号処理系であり、後者は下流側読み取
り位置における画像信号Bに対応した信号処理系であ
る。
【0041】ここで、CCD1から得られるアナログ画
像信号AおよびBは、サンプルホールド回路14Aおよ
び14Bにより各々サンプリングされた後、出力増幅回
路15Aおよび15Bによって各々適正なレベルに増幅
され、A/D変換回路16Aおよび16Bにより各々デ
ジタル画像データAおよびBに変換される。これらのデ
ジタル画像データAおよびBに対し、シェーデイング補
正回路17Aおよび17Bにより、CCD1の感度バラ
ツキや光学系の光量分布特性に対応した補正が施され
る。以上が画像信号AおよびBに対応した各信号処理系
の概要である。
【0042】出力遅延回路18は、シェーデイング補正
回路17Aから出力される画像データAを10ライン相
当の遅延時間だけ遅延させ、画像データBと同相の画像
データとして出力する。スジ検知回路19は、出力遅延
回路18から出力される画像データAと、シェーデイン
グ補正回路17Bから出力される画像データBとを比較
することにより、画像データAに含まれる黒スジ状のノ
イズを検知し、黒スジ検知データを出力する手段であ
る。また、スジ除去回路20は、スジ検知回路19から
の黒スジ検知データに基づき、画像データAから黒スジ
状のノイズを除去した画像データを生成し、画像処理回
路21に出力する手段である。なお、スジ検知回路19
およびスジ除去回路20の詳細については後述する。
【0043】画像処理回路21は、スジ除去回路20か
ら出力される画像データに対し、この画像読取装置が搭
載された装置(デジタル複写機、スキャナなど)が必要
とする画像処理、例えば拡大縮小処理、地肌除去処理、
2値化処理などを施す手段である。
【0044】CPU22は、この画像読取装置の各部を
制御する手段である。具体的には、CPU22は、CC
D駆動回路13によって行われるCCD1の駆動の周期
の設定し、出力増幅回路15Aおよび15Bの利得の制
御、シェーデイング補正回路17Aおよび17Bの制
御、スジ検知回路19の定数の制御(後述)などを行
う。以上が本実施形態に係る画像読取装置の全体構成で
ある。
【0045】次に図4を参照し、スジ検知回路19につ
いて説明する。本実施形態におけるスジ検知回路19
は、データ比較ブロック23、連続性検知ブロック24
およびスレッシュ補正回路34により構成されている。
【0046】データ比較ブロック23には、ライン周期
(主走査周期)毎に、各々n画素分の画素の濃度を表す
画像データAおよびBが入力される。ここで、画像デー
タAは、上流側の読み取り位置において読み取られた原
稿画像に対応しているが、出力遅延回路18により10
ライン相当の遅延が施されている。従って、原稿の搬送
速度の変動がなければ、データ比較ブロック23に入力
される画像データAおよびBは、各々原稿上の同一ライ
ンに対応した読取画像を表しているものであり、両者は
本来一致すべきものである。しかしながら、上流側読み
取り位置にゴミなどが付着すると、上流側読み取り位置
に対応した画像データAのうちゴミの付着箇所に対応し
た画素の画像データがその影響を受け、画像データAに
よって表される当該画素の濃度が画像データBによって
表される当該画素の濃度よりも顕著に高くなると考えら
れる。そこで、このデータ比較ブロック23では、この
ような前提に基づき、画像データAが画像データBより
も顕著に高くなっている場合に、画像データAがゴミの
影響を受けている可能性がある旨の信号を発生するもの
である。さらに詳述すると次の通りである。
【0047】このデータ比較ブロック23における比較
回路25は、画像データAと画像データBとを比較し、
前者が後者よりも大きい場合に信号“1”を出力し、そ
うでない場合には信号“0”を出力する。また、減算回
路26は、画像データAから画像データBを減算し、画
像データAおよびBの差A−Bを出力する。比較回路2
7は、減算回路26によって求められた差A−Bをスレ
ッシュ演算回路34によって演算されたスレッショルド
と比較し、差A−Bがスレッショルドよりも高い場合に
信号“1”を出力し、そうでない場合には信号“0”を
出力する。なお、スレッシュ演算回路34の詳細につい
ては後述する。AND回路28は、比較回路25の出力
信号および比較回路27の出力信号の供給を受け、両者
の論理積を出力する。すなわち、AND回路28は、画
像データAに対応した画素の濃度が画像データBに対応
した画素の濃度よりも高く、かつ、両画素間に所定のス
レッショルド以上の濃度差がある場合に信号“1”を出
力し、そうでない場合には信号“0”を出力する。な
お、以下では便宜上、このAND回路28の出力信号を
ゴミ判定ビットと呼ぶ。
【0048】既に説明した通り、データ比較ブロック2
3には、ライン周期毎に、各々1ライン(n画素)分の
画像データAおよびBが入力される。データ比較ブロッ
ク23では、1ラインを構成する各画素毎に上記処理が
行われ、画像データAがゴミの影響を受けているか否か
を各画素毎に表したゴミ判定ビットからなるnビットの
シリアルデータがライン周期毎にAND回路28から出
力される。
【0049】図4における連続性検知ブロック24は、
データ比較ブロック27の後段に設けられている。この
連続性検知ブロック24は、4個のラインメモリ29〜
32と、AND回路33とにより構成されている。ここ
で、ラインメモリ29〜32は、各々FIFO(First-
In First-Out;先入れ先出し)メモリによって構成され
ている。これらの各ラインメモリは、図示のようにカス
ケード接続されており、上記データ比較ブロック23か
ら出力されるゴミ判定ビットを順次シフトする1個のシ
フトレジスタを構成している。また、各ラインメモリ
は、nビットのシリアルデータを記憶し得るように構成
されており、各ラインメモリに入力されたデータは1ラ
イン周期後に当該ラインメモリから出力される。
【0050】従って、ある画素に対応したゴミ判定ビッ
トがデータ比較ブロック23のAND回路28から出力
されているとき、ラインメモリ29〜32からは当該画
素よりも各々1〜4ラインだけ前の各画素に対応した各
ゴミ判定ビットが出力されることとなる。AND回路3
3は、データ比較ブロック23のAND回路28および
ラインメモリ29〜32から出力されるゴミ判定ビット
が全て“1”である場合、すなわち、主走査方向での位
置を同じくする画素がゴミの影響を受けている旨の判定
が5ライン連続して行われた場合には信号“1”を出力
し、そうでない場合には信号“0”を出力する。このA
ND回路33の出力信号が黒スジ検知データである。
【0051】次に図5を参照し、スレッシュ補正回路3
4の構成について説明する。本実施形態におけるスレッ
シュ補正回路34は、平均値演算回路35および36
と、減算回路37と、加算回路38とにより構成されて
いる。
【0052】既に図1を参照して説明したように、原稿
搬送装置により2つの異なる読み取り位置において原稿
画像を読み取る場合、各読み取り位置からCCDセンサ
1までの各光路長が異なっていると、たとえ同一原稿画
像を読み取ったとしても、各読み取り位置から得られる
読取画像の濃度間にオフセットが生じてしまう。このオ
フセットは、画像読取装置の構成や読み取り位置によっ
て異なってくる。
【0053】スレッシュ補正回路34は、この読み取り
濃度のオフセットをデータ比較ブロック23において使
用されるスレッショルドに反映させるための補正を行う
回路である。このスレッシュ補正回路34において、平
均値演算回路35および36には、上流側読み取り位置
および下流側読み取り位置において得られた同一画像に
対応した画像データAおよびBが入力される。平均値演
算回路35は、画像データAについて64画素分の平均
値を求める。また、平均値演算回路36は、平均値演算
回路35と同じ画素数、すなわち、64画素分の画像デ
ータBの平均値を求める。減算回路37は、平均値演算
回路35によって求められた画像データAの平均値か
ら、平均値演算回路36によって求められた画像データ
Bの平均値を差し引き、原稿の同一箇所から得られた画
像データAおよびBの各濃度値を比較した場合に、前者
が後者よりも平均的にどれだけ高いかを表す平均値差分
データを出力する。この平均値差分データは、上述した
オフセットに相当するものである。そして、加算回路3
8は、CPU22から与えられる所定のスレッショルド
レベルに対し、この減算回路37から得られる平均値差
分データを加算する補正を行う。この加算回路38から
得られる補正後のスレッショルドレベルが、上記データ
比較ブロック23の比較回路27に供給されるのであ
る。また、平均値差分データは、このようにスレッショ
ルドの補正に用いられる他、スジ除去回路20にも送ら
れ、スジ除去のための処理に使用される。
【0054】次に図6を参照し、スジ除去回路20の構
成について説明する。この図6に示すように、スジ除去
回路20は、加算回路39と、選択回路40と、遅延回
路41および42と、選択回路43とにより構成されて
いる。
【0055】加算回路39は、画像データBとスレッシ
ュ補正回路34において演算された平均値差分データと
を加算して出力する。選択回路40は、スジ検知回路1
9から出力される黒スジ検知データが“0”である場合
には画像データAを選択し、“1”である場合には加算
回路39からの画像データを選択し、このようにして選
択したデータを黒スジ除去画像データとして出力する。
遅延回路41は、加算回路39からの画像データを4ラ
イン周期だけ遅延させて出力する。また、遅延回路42
は、選択回路40からの黒スジ除去画像データを4ライ
ン周期だけ遅延させて出力する。選択回路43は、スジ
検知回路19から出力される黒スジ検知データが“0”
である場合には遅延回路42からの黒スジ除去画像デー
タを選択し、“1”である場合には遅延回路41からの
濃度補正のなされた画像データBを選択し、このように
して選択したデータを最終黒スジ除去画像データとして
出力する。
【0056】以上説明したスジ除去回路20は、要する
に、黒スジ検知データが“0”であるときは画像データ
Aをそのまま出力するが、黒スジ検知データが“1”と
なり、画像データAを用いたのでは黒スジが出力画像に
現れることが判明したときには、4ライン前に遡って、
画像データAの代わりに、平均値差分データが加算され
ることにより濃度補正のなされた画像データB(すなわ
ち、黒スジ除去画像データ)を出力するものである。こ
のように4ライン周期前に遡って画像データの切換を行
うのは、黒スジ検知データが“0”から“1”へ切り換
わるのが、出力画像に黒スジが現れるタイミングよりも
4ライン周期だけ遅れるからである。遅延回路41およ
び42並びに選択回路43は、4ライン周期遡って画像
データの切換を行うために選択回路40の後段に付加さ
れたものである。以上が本実施形態に係る画像読取装置
の構成の詳細である。
【0057】次に、図7を参照し、本実施形態の動作に
ついて説明する。本実施形態において、、スジ検知回路
19では、出力遅延回路18からの画像データA(上流
側読み取り位置に対応)がシェーディング補正回路17
Bからの画像データB(下流側読み取り位置に対応)よ
りも大きく、かつ、画像データAから画像データBを差
し引いた値がスレッシュ補正回路34からのスレッショ
ルドを越えるか否かにより、画像データAにゴミの影響
によるスジがあるか否かが判定され、その結果を示す黒
スジ検知データが出力される。
【0058】ここで、図1に示すように、上流側読み取
り位置からCCD1に至るまでの光路長は、下流側読み
取り位置からCCD1に至るまでの光路長よりも長い。
このため、たとえコンタクトガラス5にゴミが付着して
いない場合であっても、図7(a)に例示するように、
画像データAは画像データBよりも大きく、両画像デー
タ間には一定の大きさのオフセットΔDが生じる。
【0059】このような状況において、上流側読み取り
位置にゴミが付着すると、元々画像データBよりも大き
な画像データAが、ゴミ付着の影響によりさらに上昇す
ることとなり、図7(b)に例示するように、画像デー
タAは画像データBを大きく越え、両者の間に大きな差
分ΔD1が生じる。このため、スジ検知回路19におけ
る比較回路25の出力信号が確実に“1”となる。
【0060】一方、スジ検知回路19内のスレッシュ補
正回路34では、画像データAの64画素分の平均値か
ら画像データBの64画素分の平均値が差し引かれ、上
記オフセットΔDに相当する平均値差分データが求めら
れる。そして、CPU22からのスレッショルドTHに
対し、この平均値差分データを加算する補正が行われ、
この補正後のスレッショルドTH+ΔDが、比較回路2
7に供給される。比較回路27では、画像データAと画
像データBの差分が、この補正後のスレッショルドTH
+ΔDと比較され(図7(b)参照)、前者が後者を越
えるときに信号“1”を出力する。AND回路28は、
比較回路25および27の両方の出力信号が“1”であ
るときにゴミ判定ビット“1”を出力する。そして、こ
のゴミ判定ビット“1”が副走査方向に連続して出力さ
れると、黒スジ検知データ“1”がAND回路33から
出力され、スジ除去回路20に供給される。
【0061】この黒スジ検知データ“1”が出力される
と、スジ除去回路20では、画像データBに平均値差分
データを加算することにより得られた補正後の画像デー
タBが選択回路40によって選択され、黒スジ除去画像
データとして出力され、これが選択回路43を介して、
最終黒スジ除去画像データとして出力される。
【0062】ここで、最終黒スジ除去画像データの元と
なる画像データBは、元々オフセットΔDだけ画像デー
タAよりも小さい。しかし、上記のように画像データB
に対して平均値差分データを加算する補正が行われるた
め、ゴミの付着がないときの画像データAとほぼ同じ濃
度の最終黒スジ除去画像データが得られる(図7(c)
参照)。
【0063】このように本実施形態においては、ゴミの
付着がなければ画像データBよりも画像データAが大き
くなる構成において、画像データAから画像データBを
差し引いた差分をスレッショルドと比較することにより
黒スジの有無の判定を行い、しかも、各画像データの平
均値間の差分により補正されたスレッショルドを用いて
この比較を行っているので、ゴミ付着の影響による黒ス
ジが発生しているか否かの判定を正確に行うことができ
る。
【0064】また、常時は、画像データAを用いて出力
画像を形成し、黒スジ検知データが出力されたときに
は、平均値差分データによって濃度補正された画像デー
タBに置き換えているので、この置換部分が周囲よりも
うっすらと黒くなる不具合を防止することができる。
【0065】なお、本実施形態では、画像データBの濃
度補正を行ったが、この濃度補正を省略し、画像データ
Bをそのまま黒スジ除去データとして用い、画像データ
Aと置き換えてもよい。この場合、画像データBは、ゴ
ミ付着がないときの画像データAよりも小さいため、こ
の置換が行われることにより、置換部分がうっすらと白
くなるノイズが出力画像に生じるが、かかるノイズは目
立たないからである。
【0066】B.第2の実施形態 図8はこの発明の第2の実施形態である画像読取装置の
構成を示すブロック図である。本実施形態では、スジ検
知回路19およびスジ除去回路20が、スジ検知回路1
19およびスジ除去回路120に置き換えられるととも
に、濃度補正回路118が追加されている。他の点につ
いては、上記第1の実施形態の構成と何ら変わるところ
はない。
【0067】濃度補正回路118は、図9に示すよう
に、平均値演算回路135および136と、減算回路1
37と、加算回路138とにより構成されている。ここ
で、平均値演算回路135および136には、上流側読
み取り位置および下流側読み取り位置において得られた
同一画像に対応した画像データAおよびBが入力され
る。平均値演算回路135は、画像データAについて6
4画素分の平均値を求める。また、平均値演算回路13
6は、平均値演算回路35と同じ画素数、すなわち、6
4画素分の画像データBの平均値を求める。減算回路1
37は、平均値演算回路135によって求められた画像
データAの平均値から、平均値演算回路136によって
求められた画像データBの平均値を差し引き、原稿の同
一箇所から得られた画像データAおよびBの各濃度値を
比較した場合に、前者が後者よりも平均的にどれだけ高
いかを表す平均値差分データを出力する。この平均値差
分データは、上述したオフセットに相当するものであ
る。そして、加算回路138は、画像データBに対し、
この平均値差分データを加算する補正を行い、補正後の
画像データBを出力する。
【0068】スジ検知回路119の構成は、図10に示
す通りである。このスジ検知回路119は、上記第1の
実施形態におけるスジ検知回路19と異なり、スレッシ
ュ補正回路を有しておらず、比較回路27にはCPU2
2からのスレッショルドがそのまま与えられる。また、
比較回路25および演算回路26には、出力遅延回路1
8からの画像データAと、濃度補正回路118からの補
正後の画像データBが与えられる。他の点については、
上記第1の実施形態におけるスジ検知回路と同様である
ので、図4において用いた符号と同じ符号を使用し、そ
の説明を省略する。
【0069】スジ除去回路120の構成は、図11に示
す通りである。このスジ除去回路120は、上記第1の
実施形態における加算回路39に相当するものを有して
おらず、選択回路40には濃度補正回路118からの補
正後の画像データBが与えられる。他の点については、
上記第1の実施形態におけるスジ除去回路と同様である
ので、図6において用いた符号と同じ符号を使用し、そ
の説明を省略する。
【0070】上記第1の実施形態では、画像データAと
画像データBとの差分の大小判定をするためのスレッシ
ョルドが平均値差分データにより補正された。これに対
し、本実施形態では、このようなスレッショルドの補正
の代わりに、上記濃度補正回路118により、画像デー
タBに平均値差分データを加える補正が行われ、スジ検
知回路119では、この補正後の画像データBを画像デ
ータAから差し引いた差分が所定のスレッショルドを越
えるか否かにより、ゴミ付着による黒スジの有無の判定
が行われる。そして、黒スジがあるとの判定がなされた
場合、スジ除去回路120では、画像データAが補正後
の画像データBによって置き換えられる。本実施形態に
おいても、上記第1の実施形態と同様の効果が得られ
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る画
像読取装置によれば、複数の読み取り位置における同一
画像に対応した各読取画像に濃度差が存在する場合であ
っても、読み取り部へのゴミ付着などによるスジ状のノ
イズを正確に検知し、出力画像から除去することができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態である画像読取装
置における原稿搬送系および原稿読み取りのための光学
系の構成を示す図である。
【図2】 同実施形態である画像読取装置の構成を示す
ブロック図である。
【図3】 同実施形態におけるCCDの構成を示す図で
ある。
【図4】 同実施形態におけるスジ検知回路の構成を示
すブロック図である。
【図5】 同実施形態におけるスレッシュ補正回路の構
成を示すブロック図である。
【図6】 同実施形態におけるスジ除去回路の構成例を
示すブロック図である。
【図7】 同実施形態に係る画像読取装置の動作を説明
する図である。
【図8】 この発明の第2の実施形態である画像読取装
置の構成を示すブロック図である。
【図9】 同実施形態における濃度補正回路の構成を示
すブロック図である。
【図10】 同実施形態におけるスジ検知回路の構成を
示すブロック図である。
【図11】 同実施形態におけるスジ除去回路の構成例
を示すブロック図である。
【図12】 従来の画像読取装置の問題点を説明する図
である。
【符号の説明】
1……CCD、14Aおよび14B……サンプルホール
ド回路、15Aおよび15B……出力増幅回路、16A
および16B……A/D変換回路、17Aおよび17B
……シェーディング補正回路、18……出力遅延回路、
19……スジ検知回路(ノイズ検知手段)、20……ス
ジ除去回路(ノイズ除去手段)、21……画像処理回
路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手
    段によって搬送される原稿を読み取る第1および第2の
    読取手段とを具備し、同一画像を前記第1および第2の
    読取手段によって読み取った場合に、前記第1の読み取
    り手段から得られる読取画像の濃度値が前記第2の読取
    手段から得られる読取画像の濃度値よりも高い画像読取
    装置において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の読取濃度値の差が所定の閾
    値を越えた場合に、前記第1の読取手段による読取画像
    にスジ状のノイズが含まれている旨の判定をするノイズ
    検知手段と、 前記ノイズ検知手段により、前記第1の読取手段による
    読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がな
    されない場合には、前記第1の読取手段による読取画像
    を用いて出力画像を生成し、前記第1の読取手段による
    読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がな
    された場合には、前記第2の読取手段による読取画像を
    用いて出力画像を生成するノイズ除去手段とを具備する
    ことを特徴とする記載の画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手
    段によって搬送される原稿を読み取る第1および第2の
    読取手段とを具備し、同一画像を前記第1および第2の
    読取手段によって読み取った場合に、前記第1の読み取
    り手段から得られる読取画像の濃度値が前記第2の読取
    手段から得られる読取画像の濃度値よりも高い画像読取
    装置において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の平均濃度差を求め、該平均
    濃度差によって所定の閾値を補正して出力する閾値補正
    手段と、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の読取濃度値の差が前記閾値
    補正手段から出力された閾値を越えた場合に、前記第1
    の読取手段による読取画像にスジ状のノイズが含まれて
    いる旨の判定をするノイズ検知手段とを具備することを
    特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記閾値補正手段によって求められた前
    記平均濃度差により前記第2の読取手段による読取画像
    を補正する補正手段と、 前記ノイズ検知手段により、前記第1の読取手段による
    読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がな
    されない場合には、前記第1の読取手段による読取画像
    を用いて出力画像を生成し、前記第1の読取手段による
    読取画像にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がな
    された場合には、前記補正手段による補正を経た前記第
    2の読取手段による読取画像を用いて出力画像を生成す
    るノイズ除去手段とを具備することを特徴とする請求項
    2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原稿を搬送する搬送手段と、前記搬送手
    段によって搬送される原稿を読み取る第1および第2の
    読取手段とを具備し、同一画像を前記第1および第2の
    読取手段によって読み取った場合に、前記第1の読み取
    り手段から得られる読取画像の濃度値が前記第2の読取
    手段から得られる読取画像の濃度値よりも高い画像読取
    装置において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の平均濃度差を求めて、該平
    均濃度差をなくすように前記第1または第2の読取手段
    の読取画像を補正する補正処理を行う補正手段と、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取られ、前記補正手段による補正を経た各
    読取画像の読取濃度値の差が所定の閾値を越えた場合
    に、前記第1の読取手段による読取画像にスジ状のノイ
    ズが含まれている旨の判定をするノイズ検知手段とを具
    備することを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記ノイズ検知手段により、前記第1の
    読取手段による読取画像にスジ状のノイズが含まれてい
    る旨の判定がなされない場合には、前記補正手段による
    補正処理を経た前記第1の読取手段による読取画像を用
    いて出力画像を生成し、前記第1の読取手段による読取
    画像にスジ状のノイズが含まれている旨の判定がなされ
    た場合には、前記補正手段による補正処理を経た前記第
    2の読取手段による読取画像を用いて出力画像を生成す
    るノイズ除去手段を具備することを特徴とする請求項4
    に記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 搬送手段によって搬送される原稿から第
    1の読取手段により画像を読み取るとともに、同一箇所
    から読み取った画像の読取濃度が前記第1の読取手段に
    より読み取った画像の読取濃度よりも低い第2の読取手
    段により前記原稿から画像を読み取り、出力画像を生成
    する画像読取方法において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の読取濃度値の差が所定の閾
    値を越えない場合には、前記第1の読取手段による読取
    画像を用いて出力画像を生成し、所定の閾値を越えた場
    合には、前記第2の読取手段による読取画像を用いて出
    力画像を生成することを特徴とする画像読取方法。
  7. 【請求項7】 搬送手段によって搬送される原稿から第
    1の読取手段により画像を読み取るとともに、同一箇所
    から読み取った画像の読取濃度が前記第1の読取手段に
    より読み取った画像の読取濃度よりも低い第2の読取手
    段により前記原稿から画像を読み取り、出力画像を生成
    する画像読取方法において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の平均濃度差を求め、この平
    均濃度差を用いて所定の閾値の補正および前記第2の読
    取手段による読取画像の補正を行い、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の読取濃度値の差が前記補正
    後の閾値を越えない場合には、前記第1の読取手段によ
    る読取画像を用いて出力画像を生成し、前記補正後の閾
    値を越えた場合には、前記第2の読取手段によって読み
    取られ、かつ、前記補正を経た画像を用いて出力画像を
    生成することを特徴とする画像読取方法。
  8. 【請求項8】 搬送手段によって搬送される原稿から第
    1の読取手段により画像を読み取るとともに、同一箇所
    から読み取った画像の読取濃度が前記第1の読取手段に
    より読み取った画像の読取濃度よりも低い第2の読取手
    段により前記原稿から画像を読み取り、出力画像を生成
    する画像読取方法において、 前記第1および第2の読取手段によって前記原稿の同一
    箇所から読み取った各画像の平均濃度差を求め、この平
    均濃度差をなくすように各読取画像の少なくとも一方を
    補正する補正処理を行い、 前記補正処理を経た各読取画像の読取濃度値の差が所定
    の閾値を越えない場合には、前記補正処理を経た第1の
    読取手段による読取画像を用いて出力画像を生成し、前
    記所定の閾値を越えた場合には、前記補正処理を経た前
    記第2の読取手段による読取画像を用いて出力画像を生
    成することを特徴とする画像読取方法。
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