JP2000256132A - 液晶組成物および化粧料 - Google Patents
液晶組成物および化粧料Info
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Abstract
た場合には肌なじみが良くなめらかな感触を与え、また
メーク落としとして用いた場合にはメークとのなじみが
良くメーク落とし効果が高く、ヘアケア化粧料として用
いた場合には毛髪とのなじみが良くつやを与える良好な
使用感触を有する液晶組成物および化粧料を提供するこ
とにある。 【解決手段】 (A)非イオン性界面活性剤10〜45
重量%、(B)極性油10〜45重量%、(C)シリコ
ーン油1〜70重量%、(D)水5〜70重量%を含有
し、(A)+(B)の配合量が20〜85重量%であ
り、かつ液晶相および/または等方性界面活性剤連続相
を有することを特徴とする化粧料。
Description
粧料、特に化粧料の使用性の改善と、メーク落としとし
て用いた場合のメーク落とし効果の改善に関する。
ーム、乳液、エッセンス、マッサージクリーム等は水溶
性および油溶性の成分から構成されており、これらを均
一に乳化する目的で少量の非イオン性界面活性剤等の両
親媒性物質が用いられている。また、ファンデーション
等のベースメーキャップや口紅等のポイントメーキャッ
プを除去する目的で用いられるメーク落としには、メー
キャップを溶解、分散する目的で油分が配合されており
両親媒性物質により乳化されているO/WおよびW/O
乳化タイプ、数種の油分を混合したオイルタイプ等があ
る。また、最近では油分を配合せず、中程度のHLBを
有する界面活性剤を大量に配合した水性タイプ等もあ
る。
ケア製品の場合には皮膚になじませる過程で乳化破壊に
より放出された水および油が分離する傾向にあるため、
肌なじみを良好にするためには界面活性剤の配合量や油
分の種類等に制約があった。また、なめらかな感触を与
えるシリコーンオイルの配合には界面活性剤の種類等に
制約があるという問題があった。O/W乳化タイプメー
ク落としの場合にはメーキャップとのなじみが乳化粒子
の合一後に起こるため、なじみが遅いという問題があっ
た。また、W/O乳化タイプやオイルタイプメーク落と
しの場合はメーキャップとのなじみや落ちには問題は少
ないものの、ティッシュオフや洗顔後に油っぽさが残る
等の使用感触上の問題が大きい。また、水性タイプの場
合には油っぽさはまったくないもののメーク落とし効果
が十分でないという問題がある。このようなメーク落と
しの問題を解決するため、極性油やパラフィン類を油分
として用いた液晶1相系を利用する技術が特公平1−5
3845号、特公平3−71475号公報等に示されて
いるが、近年、各種メーキャップ類の化粧もちが大幅に
向上し、極性油やパラフィン類ではメークとのなじみや
メーク落とし効果が必ずしも十分ではないのが現状であ
る。また液晶1相系をそのままメーク落としとして用い
た場合には液晶構造が若干壊れにくいため塗布時に重い
感触となる問題が残る。
て用いた場合には肌なじみが良くなめらかな感触を与
え、またメーク落としとして用いた場合にはメークとの
なじみが良くメーク落とし効果が高く、ヘアケア化粧料
として用いた場合には毛髪とのなじみが良くつやを与え
る良好な使用感触を有する液晶組成物および化粧料を提
供することを目的とする。
者らは鋭意検討を重ねた結果、非イオン性界面活性剤1
0〜45重量%、極性油が10〜45重量%、シリコー
ン油1〜70重量%、水5〜70重量%を含有し、液晶
相および/または等方性界面活性剤連続相を有する化粧
料が上記の問題を解決し、スキンケア化粧料として用い
た場合には肌なじみが良くなめらかな感触を与え、また
メーク落としとして用いた場合にはメークとのなじみが
良くメーク落とし効果が高く、ヘアケア化粧料として用
いた場合には毛髪とのなじみが良くつやを与える良好な
使用感触を有する化粧料であることを見出し発明を完成
するに至った。
(a)非イオン性界面活性剤10〜45重量%、(b)
極性油10〜45重量%、(c)シリコーン油1〜70
重量%、(d)水5〜70重量%を含有し、(a)+
(b)の配合重量が20〜85であることを特徴とす
る。また、本発明にかかる液晶組成物においては、極性
油が下記から選ばれる1種または2種以上であることが
好適である。
アナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、
アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホ
ホバ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ
油、大豆油、落花生油、トリグリセリン、トリオクタン
酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セ
チル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸オクチル、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピ
ル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2-エ
チルヘキシル、セバシン酸ジエチル
は、極性油がミリスチン酸イソプロピルであることが好
適である。また、本発明にかかる化粧料は、(A)非イ
オン性界面活性剤10〜45重量%、(B)極性油10
〜45重量%、(C)シリコーン油1〜70重量%、
(D)水5〜70重量%を含有し、(A)+(B)の配
合量が20〜85重量%であり、かつ液晶相および/ま
たは等方性界面活性剤連続相を有することを特徴とす
る。
極性油が下記から選ばれる1種または2種以上であるこ
とが好適である。 液体油脂:アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、
トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、
サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマ
ワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落
花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、
トリイソパルミチン酸グリセリン エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セ
チル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸オクチル、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピ
ル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2-エ
チルヘキシル、セバシン酸ジエチル
極性油がミリスチン酸イソプロピルであることが好適で
ある。また、本発明にかかる化粧料は、非イオン性界面
活性剤と極性油の配合重量比が略1:1であることを特
徴とする。
用することを特徴とする。また、本発明にかかる化粧料
は、メーキャップを除去することを特徴とする。また、
本発明にかかる化粧料においては、非イオン性界面活性
剤と水の配合重量比率(非イオン性界面活性剤/水)が
0.2〜3であることが好適である。
界面活性剤が会合することにより形成される液晶相、等
方性界面活性剤連続相のいずれかの1相系であるか、あ
るいは液晶相、等方性界面活性剤連続相のいずれかと他
の相との共存系であることを特徴とする。また、本発明
にかかる化粧料においては、化粧料が液晶1相系あるい
は液晶相を含む複数相の共存系であることが好適であ
る。
化粧料が液晶相を含む複数相の共存系であることが好適
である。また、本発明にかかる化粧料においては、化粧
料が等方性界面活性剤連続相1相系あるいは等方性界面
活性剤連続相を含む複数相の共存系であることが好適で
ある。
液晶相がゲル状を呈していることが好適である。また、
本発明にかかる化粧料においては、化粧料が図面第1図
の斜線部分の組成に該当することを特徴とする。
面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グ
リセリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステルの
酸化エチレン誘導体、ポリグリセリン脂肪酸エステル、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、プロピレングリ
コール脂肪酸エステルの酸化エチレン誘導体、ポリエチ
レングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコー
ルアルキルエーテル、ポリエチレングリコールアルキル
フェニルエーテル、ポリエチレングリコールヒマシ油誘
導体、ポリエチレングリコール硬化ヒマシ油誘導体等が
あげられる。配合量としては好ましくは10〜45重量
%、特に好ましくは10〜45重量%である。10重量
%未満では皮膚やメーキャップ、毛髪とのなじみが十分
でなく、45重量%を超えて配合するとべたついた感触
を与えることがあり好ましくない。
は、例えば、液体油脂としては、アマニ油、ツバキ油、
マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリ
ーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワ
ー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ
油、ゴマ油、大豆油、落花生油、トリグリセリン、トリ
オクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリ
ンが挙げられ、エステル油としては、ミリスチン酸イソ
プロピル、オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、パ
ルミチン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、イソス
テアリン酸イソプロピル、イソパルミチン酸オクチル、
オレイン酸イソデシル、トリ2−エチルヘキサン酸グリ
セリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリッ
ト、コハク酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル
が挙げられる。本発明ではこれらのうちから選ばれる1
種または2種以上を用いることが好適であるが、中でも
ミリスチン酸イソプロピルが最も好適である。
は目的とする化粧料の粘度、硬度等により異なるが、1
0〜45重量%の範囲で配合することが望ましい。10
重量%未満では皮膚やメーキャップ、毛髪とのなじみが
十分でなく、合計量が45重量%を超えると、べたつ
き、ひりつき等の望ましくない使用感を与えることがあ
る。また、本発明における非イオン性界面活性剤および
極性油の合計配合量は20〜85重量%である。この配
合量をはずれると本発明の目的とする良好な使用性が得
られないことがある。
は、たとえばジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン
等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキ
サン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチ
ルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーンがある。
好ましくはジメチルポリシロキサン、オクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ンであり、特に好ましくはオクタメチルシクロテトラシ
ロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサンである。
これらシリコーン油は、単独でも2種以上を混合して用
いても良い。配合量は1〜70重量%である。1重量%
未満では皮膚やメーキャップ、毛髪とのなじみが十分で
なく、70重量%を超えて配合しても効果の向上は小さ
く望ましくない。
ることができるが、望ましくは10〜60重量%であ
る。このとき非イオン性界面活性剤と水の比率(非イオ
ン性界面活性剤/水)が0.2〜3であることが望まし
い。0.2未満では皮膚やメーキャップ、毛髪とのなじ
みが十分でなく、3を超えて配合するとべたついた使用
感触を与え望ましくない。
性剤連続相等の会合形態を有する相の1相領域、あるい
は液晶、等方性界面活性剤連続相等の会合形態を有する
相と他の相の共存系の組成で調製しても良い。好ましく
は液晶相1相、等方性界面活性剤連続相1相、液晶相と
他相の共存系である。液晶相と他相の共存系としてはO
/LC(液晶相中に油が分散、以下同じ)、LC/O、
W/LC、LC/W、D/LC、LC/D等があげられ
る。ここでLCは液晶相、Dは等方性界面活性剤連続
相、Oはオイル相あるいはミセル油溶液相、Wは水相あ
るいはミセル水溶液相を表す。特に好ましくはO/LC
である。
る各種成分を安定性を損なわない範囲で配合することが
できる。炭化水素油としては、流動パラフィン、スクワ
ラン、スクワレン、パラフィン、イソパラフィン、セレ
シン等がある。
ラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マ
ルメロ)、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等
の植物系高分子、デキストラン、プルラン等の微生物系
高分子、コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高
分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプ
ロピルデンプン等のデンプン系高分子、アルギン酸ナト
リウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリ
マー(CARBOPOLなど)等のビニル系高分子、ポリオキシ
エチレン系高分子、ポリオキエチレンポリオキシプロピ
レン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポ
リアクリルアミド等のアクリル系高分子、ベントナイ
ト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト等の
無機系水溶性高分子等がある。
酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラミル酸メチル
等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸オクチ
ル、サリチル酸フェニル等のサリチル酸系紫外線吸収
剤、パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシ
ケイ皮酸オクチル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ-2-エ
チルヘキサン酸グリセリル、等のケイ皮酸系紫外線吸収
剤、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキ
シ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メ
トキシベンゾフェノン-5-スルホン酸等のベンゾフェノ
ン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸、2-(2'-ヒドロキシ
-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4-tert-ブ
チル-4'-メトキシベンゾイルメタン等がある。
リウム塩、メタリン酸ナトリウム、リン酸等がある。酸
化防止剤としては、アスコルビン酸、α-トコフェロー
ル、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシア
ニソール等がある。
ル、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリド
キシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコ
チン酸DL-α-トコフェロール、アスコルビン酸リン酸
マグネシウム、アスコルビン酸2-グルコシド、ビタミ
ンD2(エルゴカシフェロール)、dl-α-トコフェロー
ル2-Lアスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、d
l-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、パ
ントテン酸、ビオチン等のビタミン類、エストラジオー
ル、エチニルエストラジオール等のホルモン、アラント
イン、アズレン等の坑炎症剤、アルブチン等の美白剤、
酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤、L−メントール、カ
ンフル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩酸ピリ
ドキシン、γ−オリザノール等がある。
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエ
キス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、
クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サ
クラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエ
キス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキ
ス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タ
イムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエ
キス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキ
ス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキ
ス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギ
クエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸線
抽出物、シルク抽出液等がある。
ほか、造塩可能なものは酸または塩基の塩の型で、また
カルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用す
ることができる。さらに、本発明の化粧料には、必要に
応じて適当な香料、色素等を安定性を損なわない範囲で
添加できる。
液、保湿ローション、マッサージクリーム、マッサージ
ローション、エッセンス等のスキンケア化粧料、へアク
リーム、ヘアローション、整髪料等のヘアケア化粧料、
サンスクリーン、ボディクリーム、ボディローション等
のボディケア化粧料、口紅、マスカラ、アイライナー、
ネールエナメル、液状ファンデーション、ゲル状ファン
デーション等のメーキャップ化粧料、メーク落とし、シ
ャンプー、リンス、リンスインシャンプー等の洗浄料
等、可能なすべての化粧料に利用することができる。
発明はこれに限定されるものではない。なお、配合量は
とくに規定がない限りすべて重量%である。まず、本発
明者らは、シリコーン系油分を含有した化粧料を検討す
るに当たって、水/テトラエチレングリコールドデシル
エーテル(以下、C12EO4.2と略す)/ミリスチン酸
イソプロピル(以下、IPMと略す)/シクロペンタジ
メチルシロキサン(以下、c-siliconeと略す)系におけ
る各成分の溶存状態を系統的に検討した。
のを1成分とみなした、30℃における水/C12EO4.
2/IPM/c-silicone疑似3成分系の状態図を図1に
示す。図1からわかるように界面活性剤混合物とc-sili
coneは、広い組成範囲で均一に溶解し、光学的に等方性
の溶液相(Iiso)を得られることがわかる。Iisoでは逆
ミセル溶液相を形成しているが、混合物濃度の増加に伴
って水の可溶化量も増し、界面活性剤相へと連続的に変
化していると考えられる(以下、「逆ミセル・等方性」
と示す)。一方、混合物濃度が希薄な組成では、二相共
存系(II)を形成していることがわかる。これはc-sili
coneにIPMがより多く分配した結果、C12EO4.2がc
-silicone中で溶解しきれずに相分離したためである。
そしてIisoへさらに水を添加していくと、ラメラ液晶が
形成し相分離してくる(LCpresent:以下、「液晶」
と示す)。このLCpresent領域内の太線で囲って示し
た範囲は、極めて粘性が高く、透明な外観のゲル状を呈
していた。このゲルは過剰量の水と接触すると、水/ゲ
ル界面においてO/Wエマルションが自発的に形成し、
水相へと拡散移動するのが確認され、化粧料、とくにメ
ーキャップ化粧料を除去するのに優れた液晶組成物であ
る。
囲でミセル溶液相が過剰の油相と共存してO/Wエマル
ションを形成しているのがわかる(以下、「乳化・等方
性」と示す)。一方C12EO4.2+IPM/水軸上で
は、C12EO4.2+IPMの濃度が20〜85重量%の
範囲でラメラ液晶を含む二相系を形成し、LCpresent
と連続している。そしてこの軸近傍において、光学的に
等方性の均一溶液相を得られるのがわかる。この均一相
はbi-continuous型マイクロエマルションと考えられる
(以下、「等方性界面活性剤連続相」と示す)。
例の組成を示すのに先だって、化粧料の評価基準につい
て説明する。本発明の化粧料を評価するに当たって、つ
ぎの3つの使用テストを行った。
なった。評価項目はメークとのなじみおよび洗い流しに
よりメークを落とした後の油っぽさである。 <メークとのなじみの評価基準> ○:10人中7人以上がなじみを良好と評価 △:10人中4人以上がなじみを良好と評価 ×:10人中3人以下がなじみを良好と評価 <油っぽさの評価基準> ○:10人中7人以上が油っぽさがなく良好と評価 △:10人中4人以上が油っぽさがなく良好と評価 ×:10人中3人以下が油っぽさがなく良好と評価
しをメークとなじませ、拭き取りあるいは洗い流しによ
って皮膚上から除去し、その後エタノールを少量含ませ
たティッシュで強く拭き取りティッシュ上に付着したメ
ークの顔料等の量により判定した。 ◎:ティッシュ上に顔料が全く認められない ○:ティッシュ上に顔料が僅かに認められる △:ティッシュ上に顔料が若干認められる ×:ティッシュ上に顔料が明確に認められる
としである比較例1〜3の組成をその評価とともに表1
に示す。なお、実施例1は液晶共存タイプのものであ
る。
料はメークとのなじみがよく、油っぽさがない良好な使
用感触を有し、メーク落とし効果が良好であることがわ
かる。これに対して、シリコーン油を別の油分に変えた
比較例1および比較例2では、液晶共存タイプであるに
もかかわらずメークのなじみ、油っぽさにおいて本発明
よりも劣っていることがわかる。なお、比較例2は比較
例1の組成中ミリスチン酸イソプロピルを化粧料によく
多用されるグリセリンに変えたものである。また、液晶
タイプは等方性界面活性剤連続相タイプにも該当しない
乳化組成物である比較例3においては、非イオン性界面
活性剤、極性油(ミリスチン酸イソプロピル)、シリコ
ーン油および水をすべて含んでいるにもかかわらずすべ
ての評価項目に対して劣ったものとなった。
としローションである比較例4〜6の組成をその評価と
ともに表2に示す。なお、実施例2は等方性界面活性剤
連続相1相タイプのものである。
施例2の化粧料はメークとのなじみがよく、油っぽさが
ない良好な使用感触を有し、メーク落とし効果が良好で
あることがわかる。これに対して、シリコーン油を他の
油に変えた比較例4では、メークのなじみ、油っぽさに
おいて劣っていた。また、油分を含まない系の比較例5
においてはいずれの評価項目においても劣っていた。ま
た、水を含まないオイルタイプの比較例6においては、
メークとのなじみ、メーク落とし効果においては問題は
ないが、油っぽさが感じられるという点において際だっ
て劣っていた。つぎに各成分の配合量の検討を行った。
(C)シリコーン油、(D)水の系において、非イオン
性界面活性剤の配合量の検討を行った。結果を表3に示
す。
イオン性界面活性剤の配合量は約10〜45重量%であ
ることがわかる。また、本発明の化粧料における極性油
の配合量も約10〜45重量%であることがわかる。さ
らに、本発明の化粧料における非イオン性界面活性剤お
よび極性油の合計配合量は約20〜85重量%であるこ
とがわかる。
(C)シリコーン油、(D)水の系において、シリコー
ン油の配合量の検討を行った。結果を表4に示す。
配合量は、約1〜70重量%であることがわかる。
リコーン油、(D)水の系において、水の配合量の検討
を行った。結果を表6に示す。
〜70重量%であることがわかる。
イオン性界面活性剤10〜45重量%、(B)極性油1
0〜45重量%、(C)シリコーン油1〜70重量%、
(D)水5〜70重量%を含有し、液晶相および/また
は等方性界面活性剤連続相を有する組成物であることが
理解される。なお、前記図1および各表の相状態からわ
かるように本発明にかかる液晶組成物もおよそ上記の組
成範囲にあることがわかる。
リコーン油、(D)水の系において、(非イオン性界面
活性剤/水)の配合重量比率の検討を行った。結果を表
7に示す。
活性剤/水の配合重量比率は約0.2〜3であることが
わかる。
メーク落とし以外の化粧料も含め、以下に示す。なお、
前記試験例等では、非イオン性界面活性剤と極性油の配
合重量比を1:1に固定していたが、この比以外にも可
能である。以下はその例である。
ン性界面活性剤10〜45重量%、(B)極性油10〜
45重量%、(C)シリコーン油1〜70重量%、
(D)水5〜70重量%を含有し、(A)+(B)の配
合量が20〜85であり、かつ液晶相および/または等
方性界面活性剤連続相を有するので、スキンケア化粧料
として用いた場合には肌なじみが良くなめらかな感触を
与え、またメーク落としとして用いた場合にはメークと
のなじみが良くメーク落とし効果が高く、ヘアケア化粧
料として用いた場合には毛髪とのなじみが良くつやを与
える良好な使用感触を有する化粧料とすることができ
る。
(C12EO4.2)とミリスチン酸イソプロピル(IP
M)を等重量混合したものを1成分とみなした、30℃
における水/C12EO4.2/IPM/シクロペンタジメ
チルシロキサン(c-silicone)疑似3成分系の状態図で
ある。
Claims (16)
- 【請求項1】 (a)非イオン性界面活性剤10〜45
重量%、(b)極性油10〜45重量%、(c)シリコ
ーン油1〜70重量%、(d)水5〜70重量%を含有
し、 (a)+(b)の配合重量が20〜85重量%であるこ
とを特徴とする液晶組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の液晶組成物において、
極性油が下記から選ばれる1種または2種以上であるこ
とを特徴とする液晶組成物。 液体油脂:アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、
トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、
サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマ
ワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落
花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、
トリイソパルミチン酸グリセリン エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セ
チル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸オクチル、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピ
ル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2-エ
チルヘキシル、セバシン酸ジエチル - 【請求項3】 請求項2に記載の液晶組成物において、
極性油がミリスチン酸イソプロピルであることを特徴と
する液晶組成物。 - 【請求項4】 (A)非イオン性界面活性剤10〜45
重量%、(B)極性油10〜45重量%、(C)シリコ
ーン油1〜70重量%、(D)水5〜70重量%を含有
し、(A)+(B)の配合量が20〜85重量%であ
り、かつ液晶相および/または等方性界面活性剤連続相
を有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項5】 請求項4に記載の化粧料において、極性
油が下記から選ばれる1種または2種以上であることを
特徴とする化粧料。 液体油脂:アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、
トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボカド油、
サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマ
ワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落
花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、
トリイソパルミチン酸グリセリン エステル油:ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セ
チル、ラウリン酸ヘキシル、パルミチン酸オクチル、ス
テアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピ
ル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシ
ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ2−
エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸2-エ
チルヘキシル、セバシン酸ジエチル - 【請求項6】 請求項5に記載の化粧料において、極性
油がミリスチン酸イソプロピルであることを特徴とする
化粧料。 - 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載の化粧料
において、非イオン性界面活性剤と極性油の配合重量比
が略1:1であることを特徴とする化粧料。 - 【請求項8】 請求項4〜7に記載の化粧料において、
皮膚に適用することを特徴とする化粧料。 - 【請求項9】 請求項4〜8のいずれかに記載の化粧料
において、メーキャップを除去することを特徴とする化
粧料。 - 【請求項10】 請求項4〜9のいずれかに記載の化粧
料において、非イオン性界面活性剤と水の配合重量比率
(非イオン性界面活性剤/水)が0.2〜3であること
を特徴とする化粧料。 - 【請求項11】 請求項4〜10のいずれかに記載の化
粧料において、化粧料が界面活性剤が会合することによ
り形成される液晶相、等方性界面活性剤連続相のいずれ
かの1相系であるか、あるいは液晶相、等方性界面活性
剤連続相のいずれかと他の相との共存系であることを特
徴とする化粧料。 - 【請求項12】 請求項11に記載の化粧料において、
化粧料が液晶1相系あるいは液晶相を含む複数相の共存
系であることを特徴とする化粧料。 - 【請求項13】 請求項11または12に記載の化粧料
において、化粧料が液晶相を含む複数相の共存系である
ことを特徴とする化粧料。 - 【請求項14】 請求項11〜13のいずれかに記載の
化粧料において、化粧料が等方性界面活性剤連続相1相
系あるいは等方性界面活性剤連続相を含む複数相の共存
系であることを特徴とする化粧料。 - 【請求項15】 請求項11〜14のいずれかに記載の
化粧料において、液晶相がゲル状を呈していることを特
徴とする化粧料。 - 【請求項16】 請求項11〜15のいずれかに記載の
化粧料において、化粧料が図面第1図の斜線部分の組成
に該当することを特徴とする化粧料。
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