JP2000229814A - 油中水型エマルジョンの形態をとる、メークアップ除去用及び／又はクレンジング用化粧料 - Google Patents

油中水型エマルジョンの形態をとる、メークアップ除去用及び／又はクレンジング用化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂質性物質が低濃度であり、皮膚に使用した
後にすすぐ必要のない、クレンジング用及び／又はメー
クアップ除去用の組成物を提供すること。 【解決手段】 シリコーン乳化剤、分枝鎖炭化水素性の
油、及びメークアップ除去用油を具備する油中水型のエ
マルジョンの形態をとる化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、少なくとも一のシ
リコーン乳化剤、少なくとも一の分枝鎖炭化水素性の
油、及び少なくとも一のメークアップ除去用油を具備し
た油中水型エマルジョンの形態をとるメークアップ除去
用及び／又はクレンジング用の化粧料、並びに皮膚、粘
膜、及び／又は眼よりメークアップを除去すること、及
び／又は皮膚、粘膜、及び／又は眼をクレンジングする
ことにおけるその使用に関する。
【０００２】
【従来の技術】顔面用のメークアップリムーバー及びク
レンザーで現在までに使用されているものは、脂質性物
質を高濃度で有する組成物であり、その役割は、皮膚に
適用されたときに、皮膚上に存在する種々の脂質性物
質、特にメークアップ製品中に存在するものを可溶化し
てそれらを除去することにある。
【０００３】しかしながら、このような脂質性物質を高
濃度で有するメークアップ除去用組成物を使用すると、
その適用時に顔面に濃厚な感じ、又は眼に膜がかかる感
じがするといった不快感や違和感が生じる。このような
組成物を眼に適用すると更に、まぶたのはれが生じる。
【０００４】更に脂質性物質が高濃度であることによ
り、不快臭の問題を呈する。その結果、この臭いを強い
香料でマスクする必要があるが、これは別の許容性の問
題を生じる。
【０００５】更に、その「重い」感触のために、これら
のメークアップリムーバーはフレッシュさが欠乏してい
て、又、使いづらい。更に、それらを洗い流すことも容
易ではない。実際に、皮膚、例えばまぶたの皮膚に適用
された後には、トニックや水を使用してすすぐことが必
要であることがわかっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従って、皮膚に使用し
た後ですすぐ必要のない、クレンジング用及び／又はメ
ークアップ除去用の組成物であって、脂質性物質が低濃
度であり、従って皮膚上に「重い」感じの効果を生じ
ず、且つ、組成物を染み込ませたコットンパッドを何回
も皮膚上でこすることなく皮膚をクレンジングし、及び
／又は皮膚よりメークアップを除去するものの必要性が
いまだ存在している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】このようにして出願人
は、驚くべきことに油中水型のエマルジョン、即ち油相
中に分散された水相を具備するものの形態をとる組成物
であって、シリコーン乳化剤、分枝鎖炭化水素性の油、
及びメークアップ除去用油を具備するものにより、フレ
ッシュで適用時に軽く、効果的であるもの、特に皮膚、
眼、又は粘膜をクレンジングする時、及び／又は皮膚、
眼、又は粘膜よりメークアップを除去する時に、不快で
も刺激性でもなく、優れた効果を有する組成物を得るこ
とが可能であることを発見した。
【０００８】従って本発明の主題は、油相に分散された
水相を具備する油中水型のエマルジョンの形態の、メー
クアップ除去用及び／又はクレンジング用の化粧料であ
って、（１）少なくとも一のシリコーン乳化剤、（２）
少なくとも一の分枝鎖炭化水素性の油、及び（３）少な
くとも１２の炭素原子を具備する脂肪酸のエステルより
選択される少なくとも一のメークアップ除去用油を具備
することを特徴とするものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明の化粧料は、すすぎを必須
とすることなくメークアップの除去又はクレンジングを
行いつつも、適用時には軽くてフレッシュであるといっ
た利点を呈するが、これは特にある種の皮膚状態におか
れた皮膚、又は皮膚をすすぐことが非常に都合よくない
状況の場合、例えば旅行時の皮膚にとっては有益であ
る。更に、この組成物は、皮膚を柔らかく、つやが有
り、べた付かない状態にする。
【００１０】本発明の化粧料はまた、暑い国、即ち脂質
性物質を非常に高濃度で有するメークアップリムーバー
を使用すると、しばしば我慢できないほどの重い感じを
与える国において使用することをも可能にする。
【００１１】本発明の化粧料中に導入することが可能な
シリコーン乳化剤としては、ジメチコーンコポリオル、
及びアルキルジメチコーンコポリオルを挙げることがで
きる。ジメチコーンコポリオルの例としては、例えば、
ジメチコーンコポリオルとジメチコーン（ポリジメチル
シロキサン）の混合物（１０／９０）であって、DowCor
ning社よりDC3225Cの名で販売されているものを挙げる
ことができる。本発明の好ましい態様によれば、シリコ
ーン乳化剤としてはアルキルジメチコーンコポリオルで
あって１０乃至２２の炭素原子を具備するアルキルラジ
カルを有するもの、例えばセチルジメチコーンコポリオ
ル（Goldschmidt社よりAbil EM-90の名で販売されるも
の）；ラウリルジメチコーンコポリオル、例えば約９１
％のラウリルジメチコーンコポリオルと約９％のイソス
テアリルアルコールとの混合物であってDow Corning社
よりQ2-5200の名で販売されているもの；及びこれらの
混合物を挙げることができる。
【００１２】シリコーン乳化剤は好ましくは、活性成分
の量が例えば組成物の全量に対して重量で０.２乃至１
０％、好ましくは１乃至６％の範囲で使用される。
【００１３】本発明の化粧料の油相は、少なくとも一の
分枝鎖炭化水素性の油、及び少なくとも１２の炭素原子
を具備する脂肪酸のエステルより選択される少なくとも
一のメークアップ除去用油を具備する。
【００１４】分枝鎖炭化水素性の油は好ましくは、１０
乃至２０の炭素原子を具備し、例えばイソヘキサデカ
ン、イソドデカン、イソパラフィン、及びこれらの混合
物よりなる群より選択することが可能である。
【００１５】炭化水素性の油の量は、例えば組成物の全
量に対して重量で１乃至３５％、好ましくは５乃至２０
％の範囲とすることができる。
【００１６】メークアップ除去用油は、少なくとも１２
の炭素原子を具備する脂肪酸のエステルより選択され
る。これらのエステルは好ましくは、１乃至１７の炭素
原子を具備する直鎖又は分枝鎖のアルコールと、少なく
とも１２、好ましくは１４乃至２２の炭素原子を具備す
る直鎖又は分枝鎖の脂肪酸より得られる。これらは好ま
しくはモノエステル又はジエステルである。
【００１７】メークアップ除去用油は好ましくは、いか
なる不飽和も具備せず、及び／又はいかなるエーテルも
ヒドロキシル基も具備しないエステルの群より選択され
る。より有益には更に、このメークアップ除去用油は飽
和エステルであっていかなるエーテルもヒドロキシル基
も具備しないものである。
【００１８】従って、本発明の化粧料のメークアップ除
去用油は特に、パルミチン酸２−エチルヘキシル（又は
パルミチン酸オクチル）、ミリスチン酸２−エチルヘキ
シル（又はミリスチン酸オクチル）、パルミチン酸イソ
プロピル、ミリスチン酸イソプロピル、アジピン酸ジイ
ソプロピル、アジピン酸ジオクチル、ヘキサン酸２-エ
チルヘキシル、ラウリン酸エチル、ミリスチン酸メチ
ル、オクタン酸オクチルドデシル、ネオペンタン酸イソ
デシル、ミリスチン酸エチル、プロピオン酸ミリスチ
ル、２−エチルヘキサン酸２−エチルヘキシル、オクタ
ン酸２−エチルヘキシル、カプリン酸２−エチルヘキシ
ル／カプリル酸２−エチルヘキシル、パルミチン酸メチ
ル、ミリスチン酸ブチル、ミリスチン酸イソブチル、パ
ルミチン酸エチル、ラウリン酸イソヘキシル、ラウリン
酸ヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、及びこれ
らの混合物からなる群より選択される。
【００１９】メークアップ除去用油の量は例えば、組成
物の全量に対して重量で１乃至２０％、好ましくは３乃
至１５％の範囲とすることができる。
【００２０】更に本発明の好ましい態様によれば、油相
は少なくとも一の揮発性シリコーン油であって、例えば
シクロヘキサジメチルシロキサン（又はシクロヘキサメ
チコーン）やシクロペンタジメチルシロキサン（又はシ
クロペンタメチコーン）等のシクロジメチルシロキサ
ン、及びこれらの混合物より選択されるものを具備す
る。
【００２１】揮発性シリコーン油の量は例えば、組成物
の全量に対して重量で１乃至３０％、好ましくは５乃至
２０％の範囲とすることができる。
【００２２】更に油相は、全ての脂質性物質を具備する
ことができ、又、特に非メークアップ除去用の油であっ
て上記の記載されるもの以外の、化粧又は皮膚科学の分
野において通常使用されるものを具備することができ
る。油相に存在することが可能な他の油の例としては、
杏仁油などの植物起源の油、水素化ポリイソブテン等の
合成油、非揮発性のシリコーン油、及びフッ素化油を挙
げることができる。油相中に存在することが可能な他の
脂質性物質としては例えば、脂肪酸、脂肪アルコール、
及びミツロウ等のワックスが挙げられる。
【００２３】エマルジョンの油相は、組成物の全量に対
して重量で１０乃至４０％、好ましくは１８乃至３０％
の範囲とすることができる。
【００２４】本発明の特定の態様によれば、本発明の化
粧料は一以上のポリオルアルキルエステルを更に具備す
る。本発明の化粧料中において使用が可能なポリオルア
ルキルエステルの例としては、グリセロール及び／又は
ソルビタンエステル、例えばイソステアリン酸ポリグリ
セロールエステル（例えばGoldschmidt社よりIsolanGI
34の名で販売されている製品）、イソステアリン酸ソル
ビタンエステル（例えばICI社よりArlacel 987の名で販
売されている製品）、イソステアリン酸グリセロールソ
ルビタンエステル（例えばICI社よりArlacel 986の名で
販売されている製品）、及びこれらの混合物を挙げるこ
とができる。
【００２５】本発明の化粧料が一以上のポリオルアルキ
ルエステルを具備する場合、ポリオルアルキルエステル
の量は、例えば組成物の全量に対して重量で０.０５乃
至５％、好ましくは０.５乃至２％の範囲とすることが
できる。
【００２６】本発明の化粧料は、適宜一以上の充填剤を
具備することができる。一又は複数の充填剤は例えば、
ポリアミド粒子、特にAtochem社よりOrgasolの名で販売
されるもの；ポリエチレン粉末；アクリルコポリマーベ
ースの小球体、例えばDow Corning社からPolytrapの名
で販売されるエチレングリコールジメタクリレート／ラ
ウリルメタクリレートのコポリマー；中空小球体などの
膨張性粉末、特にKemanord Plast社よりExpancelの名、
又はMatsumoto社よりMicropearl F 80 EDの名で販売
されるもの；天然の有機物質、例えばトウモロコシ、コ
ムギ、又はイネのデンプンでできた粉末であって架橋さ
れていてもよいもの、例えば無水オクテニルコハク酸で
架橋されたデンプンであってNational Starch社からDry
-Floの名で販売されるもの；シリコーン樹脂のミクロビ
ーズ、例えばToshiba Silicone社からTospearlの名で販
売されるもの；及びこれらの混合物からなる群より選択
することができる。
【００２７】充填剤は好ましくは、Expancelの名で販売
される小球体であって、塩化ビニリデン、アクリロニト
リル、及びメタクリレートの膨張性ターポリマーの粒子
であり、特にレファレンス551 DE 50 （粒子サイズ：約
４０μｍ）、551 DE 20（粒子サイズ：約３０μｍ、密
度：約６５ｋｇ／ｍ3）、551 DE 12（粒子サイズ：約１
２μｍ）、551 DE 80（粒子サイズ：約８０μｍ）、及
び461 DE 50（粒子サイズ：約５０μｍ）の名で販売さ
れるものより好ましくは選択される。同じ膨張性ターポ
リマーであって、約１８μｍの粒子サイズ及び約７０ｋ
ｇ／ｍ3の密度を有するものであって、以下ではEL 23と
したものをも使用することができる。これら種々の粒子
の混合物も使用することができる。
【００２８】上記のターポリマーは、乾燥していても水
和していてもよく、また、以下の特許及び特許出願に記
載の方法により得られる：EP-A-056,219、EP-A-348,37
2、EP-A-486,080、EP-A-320,473、EP-A-112,807、及びU
S-A-3,615,972。
【００２９】本発明の化粧料が充填剤を具備する場合、
充填剤の量は好ましくは、組成物の全量に対して重量
で、０.０１乃至１５％、更に好ましくは０.１乃至５％
の範囲である。
【００３０】本発明の化粧料は、更に一以上の塩、特に
はマグネシウム塩（硫酸マグネシウム）を具備すること
ができる。その塩の量は、例えば組成物の全量に対して
重量で０.１乃至５％、好ましくは０.５乃至１％の範囲
である。
【００３１】更に既知のようにして、本発明の化粧料は
化粧品又は皮膚科学分野で通常のアジュバント、例えば
親水性又は親油性の有効成分、保存料、抗−酸化剤、香
料、溶媒、充填剤、遮へい剤、着色剤（顔料又は染
料）、塩基性化剤（トリエタノールアミン）、酸性化
剤、及び脂質小胞を具備することができる。これらのア
ジュバントは、化粧品又は皮膚科学分野における通常の
割合、例えば組成物の全量の０.０１乃至３０％で使用
され、これらは、その性質に応じてエマルジョンの水相
若しくは油相、又は小胞中へ導入される。これらのアジ
ュバント及びその濃度は、組成物に望まれる性質を改変
しないものである必要がある。
【００３２】本発明の特定の態様によれば、当該化粧料
は好ましくは液体であり、即ち約０.２乃至３Ｐａ・ｓ
（２乃至３０ポアズ）、好ましくは０.６乃至２Ｐａ・
ｓ（６乃至２０ポアズ）の範囲の粘度を有するが、この
粘度は２ロータ（７ポアズ未満の粘度用）又は３ロータ
（７ポアズよりも大きい粘度）を装備した「Ｒｈｅｏｍ
ａｔ Ｍｅｔｌｅｒ」粘度計を使用して約２５°Ｃで測
定する。
【００３３】しかしながら、より流動的でない組成物を
得ることが望ましいならば、一以上の親油性ゲル化剤、
例えば改質粘土（ベントン等）、脂肪酸金属塩（ステア
リン酸アルミニウム等）、疎水性シリカ又はステアリン
酸グリセロールのエステル（ステアリン酸グリコールの
アセチルエステルであってGuardian社よりUnitwixの名
で販売されているもの等）をそれに添加することができ
る。これらのゲル化剤は、組成物の全量に対して０.１
乃至１０％、好ましくは０.１乃至５％、更に好ましく
は０.１乃至３％の範囲の濃度で使用することができ
る。
【００３４】本発明のメークアップ除去用及び／又はク
レンジング用化粧料は、有益には生理学的に許容される
媒体、即ち、皮膚（頭皮、粘膜（唇）、及び／又は眼を
含む）と適合性のある媒体を具備する。
【００３５】本発明の化粧料はまた、ライトでフレッシ
ュであり、且つのばしやすくありながらも連続的な油相
であり、又、皮膚を攻撃することなく良好なメークアッ
プ除去及び／又はクレンジングを行うことを可能にする
ので、非常に優れたメークアップ除去効率を有するとい
う利点がある。
【００３６】従って本発明はまた、皮膚、唇、及び／又
は眼からのメークアップ除去及び／又はそれらのクレン
ジングにおいて、上記した化粧料を化粧用として使用す
ることにも関する。
【００３７】本発明は又、皮膚、唇、及び／又は眼より
メークアップを除去及び／又はそれらをクレンジングす
る美容方法であって、上記の化粧料を皮膚、唇、及び／
又は眼に適用することを特徴とするものにも関する。
【００３８】本発明は非必須のすすぎ工程を具備するこ
とも可能である。
【００３９】本発明の化粧料の他の特徴、実施例、及び
利点は、以下の例において明らかになるであろうが、こ
れらはあくまでも例示のためのものであり限定的なもの
ではない。重量比は、組成物の全量に対する重量％で示
してある。
【００４０】
【実施例】 （実施例１） 全ての皮膚タイプ用のメークアップ除去乳液 油相： −セチルジメチコーンコポリオル（Abil EM 90） ２％ −イソヘキサデカン ５％ −シクロヘキサメチコーン １０％ −パルミチン酸オクチル １０％ 充填剤： −Expancel 551 ０.５％ 水相： −グリセロール ５％ −硫酸マグネシウム ０.５％ −保存料 ０.４％ −水 １００％まで 方法：充填剤は、スパチュラを使用して油相に分散さ
せ、次いで得られた混合物中に水相を、激しく攪拌せず
に非常にゆっくりと分散させる。
【００４１】このようにして得られた乳液は、非常に好
ましい使用感を有し、また非常に良好なメークアップ除
去性を呈する。これは適用時に非常に滑らかであり、メ
ークアップ及び不純物を緩やかに除去するが、皮膚を攻
撃又は刺激することなく、皮膚に柔らかさ、つや、及び
フレッシュさを残す。
【００４２】 乾燥肌用メークアップ除去用乳液 油相： −セチルジメチコーンコポリオル（Abil EM 90） １.５％ −イソヘキサデカン ５％ −シクロペンタメチコーン ８％ −アジピン酸ジオクチル ７％ −水素化ポリイソブテン ７％ 水相： −グリセロール ５％ −硫酸マグネシウム ０.５％ −保存料 ０.４％ −水 １００％まで
【００４３】方法：水相及び油相を別々に調製し、次い
で水相を、激しく攪拌せずに非常にゆっくりと油相中に
分散させる。滑らかでソフトな乳液が得られるが、これ
は非常に良好な感触及びメークアップ除去性を呈する。
【００４４】 乾燥肌及び感受性肌用のメークアップ除去用エマルジョン 油相： −セチルジメチコーンコポリオル（Abil EM 90） １.５％ −Isolan GI 34 ０.５％ −イソヘキサデカン ５％ −シクロヘキサメチコーン ５％ −パルミチン酸イソプロピル ５％ −アプリコット油 ５％ −ミツロウ １％ 水相： −グリセロール ５％ −硫酸マグネシウム ０.５％ −保存料 ０.４％ −水 １００％まで
【００４５】方法：水相及び油相を、温環境下で別々に
調製し、次いで水相を、激しく攪拌せずに非常にゆっく
りと油相中に分散させる。ソフトなクリームが得られる
が、これは皮膚上で溶解する。適用時にソフトで、容易
に延び、また、こすらずにコットンパッドでふき取るだ
けでメークアップ及び不純物を緩やかに除去する。皮膚
を清浄且つ滑らかなままにし、また和らげる。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 油相に分散された水相を具備した油中水
    型エマルジョン形態をとるメークアップ除去用及び／又
    はクレンジング用化粧料であって、（１）少なくとも一
    のシリコーン乳化剤、（２）少なくとも一の分枝鎖炭化
    水素性の油、及び（３）少なくとも１２の炭素原子を具
    備する脂肪酸のエステルより選択される少なくとも一の
    メークアップ除去用油を具備することを特徴とする化粧
    料。
  2. 【請求項２】 前記シリコーン乳化剤が、１０乃至２２
    の炭素原子を具備するアルキルラジカルを有するアルキ
    ルジメチコーンコポリオルから選択されることを特徴と
    する請求項１に記載の化粧料。
  3. 【請求項３】 前記シリコーン乳化剤が、セチルジメチ
    コーンコポリオル、ラウリルジメチコーンコポリオル、
    及びこれらの混合物より選択されることを特徴とする請
    求項１又は２に記載の化粧料。
  4. 【請求項４】 前記シリコーン乳化剤が、組成物の全量
    に対して有効成分として０.２乃至１０重量％の割合を
    占めることを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項に
    記載の化粧料。
  5. 【請求項５】 前記分枝鎖炭化水素性の油が、イソヘキ
    サデカン、イソドデカン、イソパラフィン、及びこれら
    の混合物からなる群より選択されることを特徴とする請
    求項１乃至４の何れか一項に記載の化粧料。
  6. 【請求項６】 炭化水素性の油の量が、組成物の全量に
    対して１乃至３５重量％の範囲にあることを特徴とする
    請求項１乃至５の何れか一項に記載の化粧料。
  7. 【請求項７】 前記メークアップ除去の油が、１乃至１
    ７の炭素原子を具備する直鎖又は分枝鎖のアルコールか
    ら、及び１４乃至２２の炭素原子を具備する直鎖又は分
    枝鎖の脂肪酸から得られるエステルより選択されること
    を特徴とする請求項１乃至６の何れか一項に記載の化粧
    料。
  8. 【請求項８】 前記メークアップ除去用油が、パルミチ
    ン酸２−エチルヘキシル、ミリスチン酸２−エチルヘキ
    シル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプ
    ロピル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジオク
    チル、ヘキサン酸２−エチルヘキシル、ラウリン酸エチ
    ル、ミリスチン酸メチル、オクタン酸オクチルドデシ
    ル、ネオペンタン酸イソデシル、ミリスチン酸エチル、
    プロピオン酸ミリスチル、２−エチルヘキサン酸２−エ
    チルヘキシル、オクタン酸２−エチルヘキシル、カプリ
    ン酸２−エチルヘキシル／カプリル酸２−エチルヘキシ
    ル、パルミチン酸メチル、ミリスチン酸ブチル、ミリス
    チン酸イソブチル、パルミチン酸エチル、ラウリン酸イ
    ソヘキシル、ラウリン酸ヘキシル、イソステアリン酸イ
    ソプロピル、及びこれらの混合物からなる群より選択さ
    れることを特徴とする請求項１乃至７の何れか一項に記
    載の化粧料。
  9. 【請求項９】 前記メークアップ除去用油の量が、組成
    物の全量に対して１乃至２０重量％の範囲にあることを
    特徴とする請求項１乃至８の何れか一項に記載の化粧
    料。
  10. 【請求項１０】 少なくとも一の揮発性シリコーン油を
    更に具備することを特徴とする請求項１乃至９の何れか
    一項に記載の化粧料。
  11. 【請求項１１】 前記揮発性シリコーン油の量が、組成
    物の全量に対して１乃至３０重量％の範囲であることを
    特徴とする請求項１０に記載の化粧料。
  12. 【請求項１２】 前記の油相が、組成物の全量に対して
    １０乃至４０重量％を占めることを特徴とする請求項１
    乃至１１の何れか一項に記載の化粧料。
  13. 【請求項１３】 更にポリオルアルキルエステルを具備
    することを特徴とする請求項１乃至１２の何れか一項に
    記載の化粧料。
  14. 【請求項１４】 前記ポリオルアルキルエステルの量
    が、組成物の全量に対して０.０５乃至５重量％の範囲
    にあることを特徴とする請求項１３に記載の化粧料。
  15. 【請求項１５】 少なくとも一の充填剤を更に具備する
    ことを特徴とする請求項１乃至１４の何れか一項に記載
    の化粧料。
  16. 【請求項１６】 前記充填剤の量が、組成物の全量に対
    して０.０１乃至１５重量％の範囲にあることを特徴と
    する請求項１５に記載の化粧料。
  17. 【請求項１７】 皮膚、唇、及び／又は眼よりメークア
    ップを除去すること、及び／又は皮膚、唇、及び／又は
    眼をクレンジングすることにおいて、請求項１乃至１６
    の何れか一項に記載の組成物を、化粧用として用いる使
    用。
  18. 【請求項１８】 請求項１乃至１６の何れか一項に記載
    の化粧料を、皮膚、唇、及び／又は眼に適用することを
    特徴とする、皮膚、唇、及び／又は眼よりメークアップ
    を除去するため、及び／又は皮膚、唇、及び／又は眼を
    クレンジングするための美容方法。
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