JP2003137734A - 油中水型乳化口紅用組成物 - Google Patents

油中水型乳化口紅用組成物

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JP2003137734A JP2001337431A JP2001337431A JP2003137734A JP 2003137734 A JP2003137734 A JP 2003137734A JP 2001337431 A JP2001337431 A JP 2001337431A JP 2001337431 A JP2001337431 A JP 2001337431A JP 2003137734 A JP2003137734 A JP 2003137734A
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美和 曽山
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勝之 金子
Katsuyuki Hasegawa
克行 長谷川
Ichiro Iwai
一郎 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、口唇のくすみ改善効果のあるαグ
ルコシルヘスペリジンを口紅中に安定に配合できる油中
水型乳化口紅用組成物を提供することを目的とする。 【解決手段】(a)αグルコシルヘスペリジンを0.0
01質量%以上10.0質量%未満と、(b)水を
(a)に対し、質量比で0.5倍以上配合することを特
徴とする油中水型乳化口紅用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水型乳化口紅用
組成物に関し、さらに詳しくは、本発明は口唇の血行を
促進させることで、皮膚の血行を高め、くすみがなく明
るい生き生きとした口唇色とすることができる油中水型
口紅用乳化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ヘスペリジンはみかんなどの柑橘類の皮
に含まれており、毛細血管の強化、血管透過性の亢進、
血圧低下などのビタミンP作用(血行促進)が知られて
いるが、ヘスペリジンは水に難溶であり、室温ではわず
か0.002質量%程度しか溶けない。ヘスペリジンの
水への溶解度を上げるため、ヘスペリジンとα−グルコ
シル糖化合物とを含有する溶液中で糖転移酵素を作用さ
せることにより、水溶性に優れたαグルコシルヘスペリ
ジンが合成され、その用途が特開平3−7593に公開
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれを通
常の口紅基剤に配合した場合、混合中に結晶が析出した
り、変臭が起きる(匂い安定性が悪い)という問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
に鑑み、αグルコシルヘスペリジンを口紅中に安定に配
合する方法を鋭意検討した結果、αグルコシルヘスペリ
ジンを乳化組成物として安定に添加する方法を見出し、
本発明を完成した。すなわち、本発明にかかる乳化口紅
用組成物は、(a)αグルコシルヘスペリジンを0.0
01質量%以上、10.0質量%未満と、(b)水を
(a)に対し、質量比で0.5倍以上配合することを特
徴とする。
【0005】また、本発明にかかる乳化口紅用組成物に
おいては、コレステロールエステルまたはフィトステロ
ールエステル、または水膨潤性粘土鉱物が配合されるこ
とが好適である。
【0006】さらには、本発明にかかる油中水型乳化口
紅用組成物においては、非イオン系乳化剤を配合するこ
とが好適である。なお、本発明において「油中水型乳化
口紅用組成物」とは、メーキャップ化粧料である口紅に
用いられる組成物のことであり、スティック状、ペンシ
ル状、軟膏状等、口紅の具体的形態を問わず用いられ
る。また、本発明は、唇へのくすみ改善効果を同様に必
要とされるリップクリームにも応用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。本発明の油中水型乳化口紅用組成物における
αグルコシルヘスペリジンの配合量は、組成物全体の
0.001質量%以上、10質量%未満である。0.0
01質量%より配合量が少ないと血行促進効果が不十分
となり、10質量%以上配合すると、安定に配合するこ
とが困難となる傾向がある。本発明の油中水型乳化口紅
用組成物における水の配合量は、αグルコシルヘスペリ
ジンに対して質量比で0.5倍以上であることが好適で
ある。上限は特に限定されないが、組成物中の配合量が
30質量%未満であることが好適である。αグルコシル
ヘスペリジンに対して質量比が0.5倍未満ではαグル
コシルヘスペリジンが十分に溶解しない場合があり、組
成物中の配合量が30質量%以上になると、処方中での
色材の分散安定性を保持することが難しくなる傾向があ
る。
【0008】本発明で用いられるコレステロールエステ
ルとしては、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ス
テアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリ
ル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、ラウロイ
ルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシ
ル)、ラノリン等が用いられ、フィトステロールエステ
ルとしては、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリ
ル、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オク
チルドデシル)等が使用される。また本発明の油中水型
乳化口紅用組成物におけるコレステロールエステル及び
/またはフィトステロールエステルの配合量は、αグル
コシルヘスペリジンと水の合計量に対し、0.5倍以上
であることが好適である。上限は特に限定されないが、
組成物中の配合量が30質量%以下であることが好適で
ある。αグルコシルヘスペリジンと水の合計量に対し
0.5倍未満ではその添加効果は少なく、配合量が組成
物中の30質量%を超えるとコレステロールエステルま
たはフィトステロールエステルの酸化劣化による変臭が
問題となる場合がある。
【0009】また前記コレステロールエステルの代わり
に水膨潤性粘土鉱物を配合しても、グリコシルヘスペリ
ジンを乳化口紅に安定に配合することができる。水膨潤
性粘土鉱物としては、モンモリロナイト、ザコウナイ
ト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、バー
ミキュライト、合成ヘクトライト等の天然及び合成水膨
潤性粘土鉱物が使用される。また本発明の油中水型乳化
口紅用組成物における水膨潤性粘土鉱物の配合量は、α
グルコシルヘスペリジンと水の合計量に対し、0.1倍
以上であることが好適であり、上限は特に限定されない
が、組成物中の配合量が20質量%以下であることが好
ましい。αグルコシルヘスペリジンと水の合計量に対し
0.1倍未満ではその添加効果は少なく、組成物中に2
0質量%を超えて配合すると、乳化性、安定性には問題
はないが、使用感が重くなる傾向がある。
【0010】本発明においては、非イオン系の乳化剤を
配合することが好適である。非イオン系の乳化剤として
は、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合
体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重
合体等のジメチコンコポリオール、ジグリセリルモノオ
レート、デカグリセリンジイソステアレート等のポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等が挙げ
られ、中でもジメチコンコポリオールまたはHLBが1
0以下の乳化剤が好ましい。その配合量としては、αグ
ルコシルヘスペリジンと水の合計量に対し、0.01倍
以上であることが好適である。上限は特に限定されない
が、組成物中の配合量が10質量%以下であることが好
ましい。αグルコシルヘスペリジンと水の合計量に対し
0.01倍未満ではその配合効果は少なく、組成物中に
10質量%を超えて配合すると使用感が重くなる傾向が
ある。
【0011】口紅基剤には通常酸化鉄のような無機色材
が使用されるが、この影響でαグルコシルヘスペリジン
が劣化し、匂いが悪くなることがある。本発明では、前
記の構成にさらに酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸収
剤を単独、あるいは組み合わせて配合することにより、
グルコシルヘスペリジンの劣化を抑制し、さらに安定性
を高められることを見出した。酸化防止剤としては、ト
コフェロール、レシチン、ブチルヒドロキシトルエンな
どが使用できるが、特にトコフェロールが好ましい。配
合量としては、0.01〜1.0質量%が好ましい。キ
レート剤としては、エデト酸三ナトリウム、リン酸ナト
リウム、クエン酸ナトリウム、アスコルビン酸ナトリウ
ムなどが挙げられ、中でもエデト酸三ナトリウムが好ま
しい。配合量としては、0.01〜0.5質量%が好ま
しい。紫外線吸収剤としては、メトキシケイヒ酸オクチ
ル、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノンまた
はその硫酸塩などが挙げられ、中でもメトキシケイヒ酸
オクチルが好ましい。配合量としては、0.1〜2質量
%が好ましい。
【0012】本発明に使用されるワックスは、通常化粧
料に配合されるものであれば、特に限定されず、例え
ば、カルナバロウ、キャンデリラロウ、ビースワック
ス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、固形パ
ラフィン、モクロウ等が挙げられる。
【0013】乳化口紅用組成物には通常、ワックスの他
に油分等を含有しているが、本発明の油中水型乳化口紅
用組成物においても本発明の効果を損なわない限りこれ
ら成分を含有していてよい。油分としては、例えばスク
ワラン、流動パラフィン、ワセリン等の炭化水素油、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、12−ヒド
キシステアリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸、セチルア
ルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、バチルアルコール等の高級アルコール、セチル−2
−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテ
ート、2−オクチルドデシルミリステート、ネオペンチ
ルグリコール−2−エチルヘキサノエート、トリオクタ
ン酸グリセリル、テトラオクタン酸ペンタエリスリトー
ル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリ
ン酸グリセリル、イソプロピルミリステート、ミリスチ
ルミリステート、トリオレイン酸グリセリル等のエステ
ル類、オリーブ油、アボカド油、ホホバ油、ヒマワリ
油、サフラワー油、椿油、シア脂、マカデミアナッツ
油、ミンク油、ラノリン、液状ラノリン、酢酸ラノリ
ン、ヒマシ油等の油脂、ジメチルポリシロキサン、メチ
ルフェニルポリシロキサン、高重合度のガム状ジメチル
ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ
変性シリコーン、高重合度のガム状アミノ変性シリコー
ン等のシリコーン系油分、パーフロロポリエーテル、パ
ーフロロカーボン等のフッ素油分等が挙げられる。な
お、本発明において、油分の配合量は組成物全量中50
質量%以上、特に70質量%以上であることが好まし
い。また本発明においては、安定性を損なわない範囲
で、通常化粧料に配合される保湿剤、例えば、エチレン
グリコール、ジエチレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、グリセリン、ヘキサメチレングリコール、
イソプレングリコールポリエチレングリコール、ヒアル
ロン酸、コンドロイチン硫酸、キチン、キトサン等を配
合することができる。また本発明においては、安定性を
損なわない範囲で、美白剤を配合することができる。た
とえば、アスコルビン酸マグネシウム、アスコルビン酸
パルミテート、α−グルコシル−L−アスコルビン酸、
コウジ酸、4−メトキシサリチル酸、アルブチン、4−
シクロヘキシルレゾルシノールなどのレゾルシノール誘
導体、美白効果を有する植物抽出物等があげられる。こ
れらの薬剤をグリコシルヘスペリジンと併用して含有す
る組成物を連用することにより口唇のくすみをなくし、
さらに血色の改善により明るい生き生きとした口唇色を
演出できるようになることが期待できる。
【0014】また、本発明の効果を損なわない範囲で通
常化粧料に配合されるその他の成分を配合してもよい。
例えば、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、皮膜形成剤、高
分子化合物、香料、顔料、粉末、その他の薬剤が挙げら
れる。本発明の乳化口紅用組成物は、成分を加熱融解し
てスティックや中皿内に流し込んで冷却固化して得られ
るスティックや中皿型の乳化口紅用組成物であり、具体
例としては口紅の他に、リップクリームにも応用するこ
とができる。
【0015】以下に具体例を挙げて、本発明の好適な実
施の形態について説明するが、それに先立ち、本発明
(表1から表5)で用いた試験方法について説明する。 <安定性(製品としての基剤安定性)>評価基準は以下
の通り。 ○:サンプルを50℃一ヶ月保存で状態に変化なし。 △:サンプルを50℃一ヶ月保存でやや状態変化した。 ×:サンプルを50℃一ヶ月保存で状態が変化した。 ここでいう「状態」とは、口紅表面に油染み、発汗が生
じているか、製品として基剤中に結晶やブツが発生して
いるかどうかの状態を指し、目視にて評価した。 <乳化状態>乳化ベース製造直後から3時間放置したの
ちまでの状態を観察した。評価基準は以下の通り。 ○:製造から3時間放置後も各成分が均一になっている
もの。 △:製造直後は問題ないが、3時間放置後に不均一にな
るもの。 ×:製造直後から不均一なもの。
【0016】まず、αグルコシルヘスペリジンの安定配
合検討を行った。結果を次の表に示す。
【表1】 *1:ラポナイトXLG(ラポルテ社製) *2:ポリエーテル変性シリコーン(分子量:6000、ポリ
エーテル変性率:約20%)(以下の実施例も同じものを
用いた)
【0017】(製法)まず(3)〜(6)を加熱混合(油相
部)し、(1)を(2)に溶解(水相部)した後、これを前記
油相部に添加分散して乳化ベースを得た。次に、(7)〜
(13)を加熱溶解した油相に、(14)を分散した後、前記
乳化ベースを添加して十分撹拌混合し、金型に流し込ん
で放冷し、スティック状乳化口紅を製造した。
【0018】表1の結果より、αグルコシルヘスペリジ
ンを直接基剤に入れただけ(比較例1)では、αグルコ
シルヘスペリジンが凝集を起こし、口紅を製造すること
はできない。また水に一旦溶解させたものを口紅中に入
れた場合(実施例1)は、強力な乳化機等を使用して乳
化させ、すぐに油相に添加して冷却し固化させれば製造
できるが、特殊な設備や製造過程における制約があり、
また安定性にも油分の染み出しが若干認められる。した
がって好ましくはコレステロールエステルをさらに添加
する(実施例2)と通常の乳化機で製造できるようにな
り、安定性もよくなる。しかしながらこれでも乳化ベー
スをしばらく放置すると分離してくるため、すぐに冷却
して固化させる必要があり、さらに好ましくはジメチコ
ンポリオールを添加すると(実施例3)乳化性、安定性
とも良好なものが得られた。しかしながらαグルコシル
ヘスペリジンが10%以上配合される(比較例2)と、
αグルコシルヘスペリジンが経時で結晶化するという結
果であった。したがって、本発明の乳化口紅用組成物に
おけるαグルコシルヘスペリジンの安定配合には水を配
合し、さらにはヒドロキシステアリン酸コレステリルの
ようなコレステロールエステル、さらにはジメチコンコ
ポリオールのような非イオン系の乳化剤を添加すること
が有効であることが分かる。また実施例4に示すように
コレステロールエステルの代わりに合成ヘクトライトの
ような水膨潤粘土鉱物を使用しても同様に安定な口紅を
得ることができた。
【0019】次に水の配合量の検討を行った。次の表に
結果を示す。
【表2】 (製法)は
【表1】実施例に準ずる。
【0020】表2の結果より、水の配合量はαグルコシ
ルヘスペリジンに対して、0.5倍以上であり、組成物
中の配合量は30質量%未満が好適であることがわか
る。
【0021】次にコレステロールエステル配合量の検討
を行った。次の表に結果を示す。
【表3】 (製法)は
【表1】実施例に準ずる。
【0022】表3の結果より、コレステロールエステル
の配合量はαグルコシルヘスペリジンおよび水の合計量
に対して、0.5倍以上が好適であることがわかる。
【0023】次に水膨潤粘土鉱物配合量の検討を行っ
た。次の表に結果を示す。
【表4】 *1:ラポナイトXLG(ラポルテ社製) (製法)は
【表1】実施例に準ずる。
【0024】表4の結果より、水膨潤粘土鉱物配合量は
αグルコシルヘスペリジンおよび水の合計量に対して、
0.1倍以上が好適であることがわかる。
【0025】次に非イオン系乳化剤配合量の検討を行っ
た。次の表に結果を示す。
【表5】 (製法)は
【表1】実施例に準ずる。
【0026】表5の結果より、非イオン系乳化剤の配合
量はαグルコシルヘスペリジンおよび水の合計量に対し
て、0.01倍以上が好適であることがわかる。
【0027】以下に酸化防止剤、キレート剤、紫外線吸
収剤の配合効果について説明するが、それに先立って本
発明で用いた試験方法について説明する。 <匂い安定性>匂い評価専門パネル5名により、各サン
プルの日光暴露2週間後の匂い判定を行い、以下の基準
で評価した。 ○:匂いに変化なし。 △:匂いがわずかに変化した。 ×:匂いが劣化した。 以下に結果を示す。
【表6】 (製法)は
【表1】実施例に準ずる。
【0028】表6の結果より、トコフェロール、または
エデト酸三ナトリウム、またはメトキシケイヒ酸オクチ
ルを配合すると、αグルコシルヘスヘスペリジンの匂い
劣化を抑制することができた。
【0029】
【実施例】以下に本発明の実施例をさらに挙げるが、本
発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量
は全て重量%である。
【0030】実施例14 乳化口紅 乳化ベース; 精製水 1.5質量% (1)エデト酸三ナトリウム 0.01 (2)グリセリン 0.2 (3)αグルコシルヘスペリジン 0.3 (4)マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル 3.0 (5)ジメチコーンポリオール 0.5 (6)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 油相; (7)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (8)セレシン 14.0 (9)トリイソオクタン酸グリセリル 35.0 (10)水添ポリブテン 10.0 (11)メトキシケイヒ酸オクチル 5.0 (12)ジブチルヒドロキシトルエン 0.1 (13)酢酸トコフェロール 0.1 (14)トリオクタン酸トリメチロールプロパン 残 余 顔料; (15)ベンガラ 2.0 (16)二酸化チタン 4.0 (製法)表1と同様にして、乳化口紅を得た。
【0031】実施例15 乳化口紅 乳化ベース; (1)精製水 1.5質量% (2)L−アルギニン塩酸塩 0.1 (3)αグルコシルヘスペリジン 0.1 (4)モンモリロナイト (Vanderbuilt社製ビーガムHV) 1.0 (5)ジイソステアリン酸ジグリセリル 0.5 (6)スクワラン 10.0 油相; (7)ポリエチレン 1.0 (8)セレシン 12.0 (9)カルナバロウ 2.0 (10)ヒマシ油 10.0 (11)トリイソステアリン酸グリセリル 10.0 (12)ビタミンAパルミテート 0.1 (13)トコフェロール 0.2 (14)香料 適 量 (15)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 残 余 顔料; (16)赤色201号 1.0 (17)赤色202号 2.0 (製法)表1と同様にして、乳化口紅を得た。
【0032】実施例16 乳化口紅 乳化ベース; (1)ミネラルウォーター 3.0質量% (2)グリセリン 0.2 (3)αグルコシルヘスペリジン 1.5 (4)モンモリロナイト(Vanderbuilt社製ビーガムHV) 3.0 (5)モノオレイン酸グリセリル 0.5 (6)合成イソパラフィン 10.0 油相; (7)カルナバロウ 1.0 (8)キャンデリラロウ 3.0 (9)合成ワックス 10.0 (10)トリイソオクタン酸グリセリル 30.0 (11)リンゴ酸ジイソステアリル 20.0 (12)オリーブ油 5.0 (13)レシチン 0.1 (14)トコフェロール 0.1 (15)香料 適 量 (16)ジイソステアリン酸グリセリル 残 部 顔料; (17)黄酸化鉄 1.0 (18)二酸化チタン 2.0 (19)雲母チタン 1.0 (製法)表1と同様にして、乳化口紅を得た。
【0033】実施例17 乳化口紅 乳化ベース; (1)精製水 1.5質量% (2)グリセリン 1.0 (3)αグルコシルヘスペリジン 0.1 (4)合成ヘクトライト(表1と同じ) 2.0 (5)ソルビタンセスキオレート 0.5 (6)流動パラフィン 10.0 油相; (7)ポリエチレンワックス 11.0 (8)セレシン 2.0 (9)マカデミアナッツ油 35.0 (10)スクワラン 10.0 (11)トコフェロール 0.1 (12)ジイソステアリン酸グリセリル 残 部 顔料; (13)ベンガラ 2.0 (14)黒酸化鉄 0.1 (15)二酸化チタン 4.0 (16)青色1号 1.0 (製法)表1と同様にして、乳化口紅を得た。
【0034】実施例18 リップクリーム 乳化ベース; (1)精製水 1.0質量% (2)クエン酸ナトリウム 0.01 (3)グリセリン 0.3 (4)αグルコシルヘスペリジン 0.5 (5)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 3.0 (6)ジメチコーンポリオール 0.5 (7)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 油相; (8)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (9)セレシン 10.0 (10)キャンデリラロウ 2.0 (11)トリイソステアリン酸グリセリル 30.0 (12)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (13)トコフェロール 0.1 (14)酢酸トコフェロール 0.2 (15)L−メントール 0.05 (16)トリイソオクタン酸グリセリル 残 余 (製法)(5)〜(7)を加熱溶解(油相部)し、(1)〜(4)を
混合溶解(水相部)した後、これを前記油相部に添加分
散して乳化ベースを得た。これを(8)〜(15)を加熱溶解
したものに添加して十分撹拌混合した。これを金型に流
し込んで放冷し、リップクリームを得た。
【0035】実施例19 軟膏状リップクリーム 乳化ベース; (1)精製水 1.0質量% (2)1,3-ブチレングリコール 1.0 (3)パントテニルエチルエーテル 0.5 (4)αグルコシルヘスペリジン 0.8 (5)ラノリン 10.0 (6)ポリオキシエチレンラノリンアルコール 1.0 (7)オリーブ油 10.0 油相; (8)ワセリン 20.0 (9)パルミチン酸デキストリン 8.0 (10)マカデミアナッツ油 3.0 (11)トコフェロール 0.1 (12)流動パラフィン 残 余 (製法)(5)〜(7)を加熱溶解(油相部)し、(1)〜(4)を
混合溶解(水相部)した後、これを前記油相部に添加分
散して乳化ベースを得た。これを(8)〜(9)を加熱溶解し
たものに添加して十分撹拌混合した。これを室温まで冷
却して軟膏状リップクリームを得た。
【0036】実施例20:乳化口紅 乳化ベース; (1)ミネラルウォーター 3.0質量% (2)グリセリン 0.2 (3)αグルコシルヘスペリジン 1.5 (4)アスコルビン酸パルミテート 0.5 (5)モンモリロナイト(Vanderbuilt社製ビーガムHV) 3.0 (6)モノオレイン酸グリセリル 0.5 (7)合成イソパラフィン 10.0 油相; (8)カルナバロウ 1.0 (9)キャンデリラロウ 3.0 (10)合成ワックス 10.0 (11)トリイソオクタン酸グリセリル 30.0 (12)リンゴ酸ジイソステアリル 20.0 (13)オリーブ油 5.0 (14)レシチン 0.1 (15)トコフェロール 0.1 (16)香料 適 量 (17)ジイソステアリン酸グリセリル 残 部 顔料; (18)黄酸化鉄 1.0 (19)二酸化チタン 2.0 (20)雲母チタン 1.0 (製法)表1と同様にして、乳化口紅を得た。
【0037】実施例21:リップクリーム 乳化ベース; (1)精製水 1.0質量% (2)クエン酸ナトリウム 0.01 (3)グリセリン 0.3 (4)αグルコシルヘスペリジン 0.5 (5)αグリコシル−L−アスコルビン酸 0.3 (6)ヒドロキシステアリン酸コレステリル 3.0 (7)ジメチコーンポリオール 0.5 (8)メチルフェニルポリシロキサン 10.0 油相; (9)マイクロクリスタリンワックス 1.0 (10)セレシン 10.0 (11)キャンデリラロウ 2.0 (12)トリイソステアリン酸グリセリル 30.0 (13)リンゴ酸ジイソステアリル 10.0 (14)トコフェロール 0.1 (15)酢酸トコフェロール 0.2 (16)L−メントール 0.05 (17)トリイソオクタン酸グリセリル 残 余 (製法)(6)〜(8)を加熱溶解(油相部)し、
(1)〜(5)を混合溶解(水相部)した後、これを前
記油相部に添加分散して乳化ベースを得た。これを
(9)〜(17)を加熱溶解したものに添加して十分撹
拌混合した。これを金型に流し込んで放冷し、リップク
リームを得た。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、(a)αグルコシルヘ
スペリジンを0.001質量%以上10.0重量%未満
と、(b)水を(a)に対し、質量比で0.5倍以上配
合し、さらにコレステロールエステル及び/またはフィ
トステロール、あるいは水膨潤性粘土鉱物を配合するこ
とにより、安定性(製品安定性、乳化安定性、匂い安定
性)に優れた、くすみ改善効果の高い乳化口紅用組成物
を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 勝之 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 長谷川 克行 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 (72)発明者 岩井 一郎 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2−1 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB051 AB052 AB172 AB232 AB242 AB432 AB441 AB442 AC012 AC022 AC122 AC342 AC372 AC392 AC472 AC532 AC582 AC792 AD012 AD022 AD152 AD162 AD391 AD392 AD491 AD492 AD622 AD661 AD662 BB04 BB45 BB46 BB47 CC13 DD11 DD32

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)αグルコシルヘスペリジンを0.
    001質量%以上、10.0質量%未満と、(b)水を
    (a)に対し、質量比で0.5倍以上配合することを特
    徴とする、油中水型乳化口紅用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物において、さらに
    (c)コレステロールエステル及び/またはフィトステ
    ロールエステルを配合することを特徴とする、油中水型
    乳化口紅用組成物。
  3. 【請求項3】 前記成分の配合質量比(c)/((a)
    +(b))が0.5以上であることを特徴とする、請求
    項2記載の油中水型乳化口紅用組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の組成物において、さらに
    (d)水膨潤性粘土鉱物を配合することを特徴とする、
    油中水型乳化口紅用組成物。
  5. 【請求項5】 前記成分の配合質量比(d)/((a)
    +(b))が0.1以上であることを特徴とする、請求
    項4記載の油中水型乳化口紅用組成物。
  6. 【請求項6】 請求項2〜5記載の組成物において、さ
    らに(e)非イオン系乳化剤を配合することを特徴とす
    る、油中水型乳化口紅用組成物。
  7. 【請求項7】 前記成分の配合質量比(e)/((a)
    +(b))が0.01以上であることを特徴とする、請
    求項6記載の油中水型口紅用乳化組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7記載の組成物において、さ
    らに(f)酸化防止剤を配合することを特徴とする、油
    中水型乳化口紅用組成物。
  9. 【請求項9】 前記酸化防止剤がトコフェロールである
    ことを特徴とする請求項8に記載の油中水型乳化口紅用
    組成物。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の組成物において、
    さらに(g)キレート剤を配合することを特徴とする、
    油中水型乳化口紅用組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10記載の組成物におい
    て、さらに(h)紫外線吸収剤を配合することを特徴と
    する、油中水型乳化口紅用組成物。
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