JP2000253710A - 苗移植機 - Google Patents
苗移植機Info
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Abstract
あって、機体の進行に伴い畝面を転動し、苗が植付けら
れた後の苗移植穴に覆土しながら鎮圧する覆土鎮圧輪が
設けられている。そして、この覆土鎮圧輪は支持フレ−
ムの支軸に対して回転自在に架設されている。ところ
が、かかる従来構成のものでは、覆土鎮圧輪の軸受部と
支軸との間に泥土等が侵入して詰りを生じ、抵抗が大き
くなって回転不良をひき起し、覆土鎮圧作用の悪化を招
く問題があった。 【解決手段】 本発明は、移植後の苗の周辺に覆土しな
がら鎮圧する覆土鎮圧輪8であって、支持フレ−ム38
に装着の支軸40に対して回転自在に架設してあると共
に、この覆土鎮圧輪8の軸受部41と前記支軸40との
間には適宜の弾力性を有する弾性体42を介装してある
ことを特徴としている。
Description
植する苗移植機に関し、農業機械の技術分野に属する。
にあって、機体の進行に伴い畝面を転動し、苗が植付け
られた後の苗移植穴に覆土しながら鎮圧する覆土鎮圧輪
が設けられている。そして、この覆土鎮圧輪は支持フレ
−ムの支軸に対して回転自在に架設されている。
構成のものでは、覆土鎮圧輪の軸受部と支軸との間に泥
土等が侵入して詰りを生じ、抵抗が大きくなって回転不
良をひき起し、覆土鎮圧作用の悪化を招く問題があっ
た。
解決すべく次のような技術的手段を講じた。すなわち、
本発明にかかる技術的手段は、移植後の苗の周辺に覆土
しながら鎮圧する覆土鎮圧輪8であって、支持フレ−ム
38に装着の支軸40に対して回転自在に架設してある
と共に、この覆土鎮圧輪8の軸受部41と前記支軸40
との間には適宜の弾力性を有する弾性体42を介装して
あることを特徴とする。
の軸受部と支軸との間にはゴムのような適宜弾力性を有
する弾性体を介装したものであるから、この弾性体をし
て泥土などが侵入しないように密封することができるの
で、覆土鎮圧輪の回転がスム−スで、転動性が良くな
り、覆土鎮圧作用を確実、良好に行なうことができる。
説明する。図1は、苗移植機の一例として歩行型のたば
こ苗移植機1を示すものであり、この歩行型苗移植機1
は、主として前部にエンジン2及び主伝動ケ−ス3と走
行車輪としての左右一対の前輪4,4及び後輪5,5と
後部に苗植付装置6、苗供給部7、覆土鎮圧輪8及び操
縦ハンドル9とを備えて構成される。この苗移植機1
は、機体が圃場内の畝をまたぐように前記前輪4,4及
び後輪5,5が畝間を走行し、畝の上面の左右中央に前
記苗植付装置6によりたばこ苗を植付けていくようにな
っている。
ス3に対して回動可能な走行エクステンションケ−ス1
0,10を左右それぞれ設け、前記左右の走行エクステ
ンションケ−ス10,10のそれぞれの端部に走行チェ
−ンケ−ス11,11を固着して設けている。従って、
前記エンジン2から入力される主伝動ケ−ス3内の動力
を走行チェ−ンケ−ス11,11内に伝動する構成とな
っている。前記走行チェ−ンケ−ス11,11の回動先
端部の左右内側には走行車輪である左右一対の後輪5,
5をそれぞれ取り付け、この左右一対の後輪5,5の駆
動により機体が走行するようになっている。従って、主
伝動ケ−ス3は、走行車輪としての後輪5,5に伝動す
る伝動装置となっている。一方、エンジン載置台の下部
には左右方向に延びる前輪支持フレ−ム12を前後方向
のロ−リング軸13回りに回動可能に設け、この前輪支
持フレ−ム12の左右両端部に前輪4,4を取り付けた
構成としている。
0,10は、左右横方向に伸縮(後輪駆動軸も同時に伸
縮)する構成であり、この左右方向の伸縮により後輪
5,5のトレッド調節を行う構成となっている。また、
前輪支持フレ−ム12は左右伸縮可能に設けられてお
り、左右の前輪4,4のトレッド調節も行えるようにな
っている。
の位置に延びる主フレ−ム15を設けている。該主フレ
−ム15の後端部には操縦ハンドル9を設け、この操縦
ハンドル9が主フレ−ム15を介して前記主伝動ケ−ス
3に支持された構成となっている。また、主伝動ケ−ス
3の後部で左右方向の中央には、油圧昇降シリンダ16
を設けている。この油圧昇降シリンダ16は、主伝動ケ
ース3に固着された油圧切替バルブ部17に固着して設
けられ、主伝動ケ−ス3に固着された油圧ポンプ18か
らの油圧を切り替える前記油圧切替バルブ部17に備え
られた昇降操作バルブを操作することにより作動するよ
うになっている。前記油圧昇降シリンダ16のシリンダ
ロッド端には左右に延びる横杆19を設け、この横杆1
9の左右端部にそれぞれ後輪昇降ロッド20,21を枢
着し該ロッド20,21の他端をそれぞれの走行エクス
テンションケ−ス10,10に固着された上側ア−ム1
0a,10aに枢着して、前記横杆19と走行エクステ
ンションケ−ス10,10とが連結された構成となって
いる。従って、前記油圧昇降シリンダ16の伸縮により
前記横杆19、前記後輪昇降ロッド20,21を介して
主伝動ケ−ス3の左右の出力軸回りに走行チェ−ンケ−
ス11,11が回動され、該走行チェ−ンケ−ス11,
11の回動により後輪5,5が上下して機体が昇降する
構成となっている。
縮するように該ロッド20の中途部に油圧ポンプ18か
らの油圧により作動する水平用油圧シリンダ22を設け
ており、該水平用油圧シリンダ22の伸縮により右側の
後輪5の上下位置に対して左側の後輪5を上下させて、
畝の谷部の凹凸に関係なく機体を左右水平に維持できる
ようになっている。尚、主伝動ケ−ス3の右側には振り
子式の左右傾斜センサ23が設けられて、この左右傾斜
センサ23の検出により油圧切替バルブ部17に備えら
れた水平操作バルブを介して前記水平用油圧シリンダ2
2を作動させ機体を左右水平に維持する構成となってい
る。
付けるべく主伝動ケ−ス3内からの動力が前記主伝動ケ
−ス3の後側に設けた植付伝動ケ−ス24及び該植付伝
動ケ−ス24に固着した苗植付装置駆動ケ−ス25を介
して伝達され作動するようになっている。前記苗植付装
置6は、植付カップ26と該植付カップ26を昇降させ
るべく作動する苗植付具作動機構27とで構成される。
6の上側に設けられ、一株の苗を前記苗植付装置6に順
次供給する苗供給回転台28を備えて構成されている。
前記苗供給回転台28は、前記植付伝動ケ−ス24から
の伝動により前後に往復作動するクランクロッド29、
一方向クラッチ機構30を介して上下方向の回転軸31
回りに回転駆動するようになっている。また、苗供給回
転台28は、前記回転軸31を中心とする円周に沿って
所定間隔毎に複数の苗供給カップ32…が設けられた構
成となっている。該苗供給カップ32…は該カップ32
…の底面32a…が開閉可能に設けられると共に、苗供
給カップ32…の下方には苗供給回転台28の回転によ
り苗供給カップ32…が所定の位置に来たときのみ該カ
ップ32…の底面が開くように設けられた苗供給カップ
開閉ガイド33が機体側に固着して設けられている。従
って、苗供給回転台28の回転により苗供給カップ32
…が所定の位置Aに来ると、苗供給カップ32…の底面
32a…が開いて苗供給カップ32…内のポット苗を下
方の植付カップ26に落下供給し、更に苗供給回転台2
8が回転し苗供給カップ32…が前記所定の位置Aから
外れると苗供給カップ32…の底面32a…が閉じるよ
うになっている。
Sに育苗された苗をセルトレイSごと載置する苗載置枠
34を設けている。この苗載置枠34は、水平状苗載置
枠34R,34Cと傾斜状苗載置枠34Lとによって構
成され、植付伝動ケ−ス24から上方に延びる左右の苗
載置枠支持フレ−ム35に取り付けられている。水平状
苗載置枠34Lは右後輪5の上方に位置し、水平状苗載
置枠34Cは機体の中央に位置して両者一体的に構成さ
れると共に、前記苗供給カップ32…の上端より若干高
くなる位置で水平状態に設けられ、二つのセルトレイ
S,Sを載置する構成である。傾斜状苗載置枠34L
は、苗供給部7側が水平状苗載置枠34L,34Cより
も低くなるように傾斜し、且つ、この傾斜上端側は水平
状苗載置枠34L,34Cより上方に高く位置すると共
に、伸縮可能な構成としている。つまり、枠管34aに
対しスライド枠34bを挿入してこの上下傾斜方向にス
ライド自在とし伸縮させる構成である。そして、図3に
示すように、苗供給回転台28の左側から作業者が前記
傾斜状苗載置枠34L上のポット苗を一株づつ前記苗供
給カップ32…内に供給するようになっている。そし
て、この傾斜状苗載置枠34L上の苗がなくなると、前
記水平状苗載置枠34C,34R上の苗を前記傾斜状苗
載置枠34L上に載せ替えて、作業者がこの傾斜状苗載
置枠34Lから苗供給部7へ苗を供給することができ
る。
転台28の左側(イ)位置からと右側(ロ)位置からと
のいづれ側からでも作業のし易い位置を選択できるよう
に、右側の苗載置枠34Rにおいても左側の苗載置枠3
4Lと同様に傾斜状に構成している。これら左右の苗載
置枠34L,34Rは上記のような傾斜姿勢から水平姿
勢にも切り替え変更できるように構成してもよい。ま
た、作業者が右側作業位置(ロ)に着いた場合、右側の
苗載置枠34Rを傾斜姿勢に変更すると、これに関連し
て左側の苗載置枠34Lが水平姿勢に切り替わるよう連
動構成することもできる。
して下部を開閉する構成となっており、苗供給回転台2
8の苗供給カップ32…から受け継いだ一株のポット苗
を収容した状態で下降し、苗植付位置Cで下部を前後に
開いて圃場に植付穴を形成すると共に該植付穴に苗を供
給して植え付けるようになっている。また、前記植付カ
ップ26の前方には圃場面感知プレ−ト36を設けてい
る。該圃場面感知プレ−ト36は左右方向の回動支点軸
36a回りに回動可能に設けられ、接地することによる
該プレ−ト36の回動に伴って苗植付装置6により所定
の植付深さとなるように後輪5,5を昇降するようにな
っている。
おいて左右一対設けられ、横軸37回りに上下揺動自在
な鎮圧輪支持フレ−ム38に軸受支持されている。この
左右一対の覆土鎮圧輪8,8は、下部ほど互いの間隔が
狭くなるように斜めに軸受保持され、つまり、前記鎮圧
輪支持フレ−ム38から下方に延出する支持部材39に
固着した支軸40に対し回転自在に軸受保持され、後記
ロッド43に遊嵌させたスプリング44によって下向き
に付勢されており、機体の進行に伴って畝面を転動し、
苗が植え付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させ
て穴を埋め戻すと共にその跡を軽く鎮圧をするようにな
っている。そして、覆土鎮圧輪8,8の軸受部41と前
記支軸40との間には、発泡ウレタン、ゴム材等のよう
な適宜の弾力性を有する弾性体42を介装して、圃場面
側から上方に飛散及び上方の苗供給部7から落下してく
る泥土などが侵入しないように密閉状にした構成として
いる。
したステ−45に貫通支持してあり、上下スライド自在
に構成している。また、このロッド43には鎮圧輪支持
フレ−ム38とスプリング44との間においてウエイト
46を貫通載架している。図6に示す実施例では、横軸
37は主フレ−ム15に固着した支持ブラケット47に
回動自在に軸受してあり、そして、この横軸37には前
記鎮圧輪支持フレ−ム38と揺動ア−ム48を固着して
一体的に揺動するよう構成してあり、伸縮調節可能な伸
縮調節ロッド49の一端を前記揺動ア−ム48に連結
し、このロッド49の他端は遊びを有するように設けた
長孔50を介して前記走行エクステンションケ−ス10
の上側ア−ム10aにピン軸51にて連結保持させてい
る。
て機体を上昇させるが、この動作は、油圧昇降シリンダ
16の伸長操作により横杆19、後輪昇降ロッド20,
21、上側ア−ム10aを介して主伝動ケ−ス3の左右
の出力軸回りに走行チェ−ンケ−ス11,11が回動さ
れ、該走行チェ−ンケ−ス11,11の回動により後輪
5,5が下降して機体が上昇する。この時、前記上側ア
−ム10aの回動に連動して伸縮調節ロッド49及び揺
動ア−ム48も同時に作動し、横軸37を中心とする鎮
圧輪支持フレ−ム38の上動に伴い覆土鎮圧輪8が所定
以上の高さにまで上昇することになる。そして、この覆
土鎮圧輪8は、これを所定の作業状態位置まで下降させ
た時には、長孔50による遊びの範囲内においてのみ自
由に上下動し、畝上面の凹凸に順応する構成である。
節により、覆土鎮圧輪8のリフト量を変更するものであ
る。上記のように旋回と同時に覆土鎮圧輪をリフトする
が、前記鎮圧輪ロッド43に鎮圧荷重をかける為にスプ
リング44等を入れると、従来のようにリフト量が一定
で変更できないものでは、鎮圧輪支持フレ−ム38等に
大きな負荷がかかり変形することがあった。このような
条件下ではリフト量を少なくすることが望ましく、これ
は前記伸縮調節ロッド49を調節することで達成でき
る。
後側には、操作パネル52を設けている。この操作パネ
ル52には、後輪5,5及び苗植付装置6並びに苗供給
部7の駆動を共に入切可能な主クラッチレバ−53と、
油圧昇降シリンダ16による機体の昇降操作及び苗植付
装置6並びに苗供給部7の駆動の入切のみが行える植付
・昇降レバ−54とを設けている。
持部9a,9aの下方にはサイドクラッチレバ−55,
55を設け、このサイドクラッチレバ−55,55の操
作により左右一対の後輪5,5の左右一方の駆動を断つ
ようになっている。そして、オペレ−タが操縦ハンドル
9を押し下げ前輪4,4を宙に浮かせた状態で左右一方
のサイドクラッチレバ−55を操作して左右一方の後輪
5の駆動を断ち、該後輪5を中心に機体を旋回させるよ
うになっている。
持部9a,9a側には、図4に示すようにアクセルワイ
ヤ−56を操作するアクセルレバー57R,57Lが設
けられ、ア−ム58、連桿59を介して連動し、作業位
置(イ)側からでも、また、作業位置(ロ)側からでも
操作できるように構成している。ところで、苗供給部7
の供給カップ32は、図7のような構成とすることがで
きる。すなわち、苗供給用としてのカップは図7の
(イ)に示す構成とするが、土付苗を植える移植機で種
子を蒔くカップとしては図7の(ロ)に示すような構成
とするのがよい。つまり、入口は広く出口側は順次狭く
なるような種子用供給カップ60にすることで、種子が
入り易く、下の出口側は種子一個分の幅しかないように
することで、種子の飛散がなく、植付カップ26内に確
実に入れることができる。従って、この苗移植機を利用
して種子を蒔く時には、苗供給カップ32と種子用供給
カップ60とを交換するか、若しくは、図7(ハ)に示
すように苗供給カップ32はそのままにして、種子用供
給カップ60のみをそのカップ32内に嵌め込んで利用
するようにすればよい。
置 7 苗供給部、 8 覆土鎮圧
輪 9 操縦ハンドル 10 走行エク
ステンションケ−ス 10a 上側ア−ム 11 走行チ
エンケ−ス 12 前輪支持フレ−ム 13 ロ−リ
ング軸 14 左右フレ−ム 15 主フレ
−ム 16 油圧昇降シリンダ− 17 油圧切
替バルブ 18 油圧ポンプ 19 横杆 20 後輪昇降ロッド 21 後輪昇
降ロッド 22 水平用油圧シリンダ− 23 左右傾
斜センサ 24 植付伝動ケ−ス 25 苗植付
装置駆動ケ−ス 26 植付カップ 27 苗植付
具作動機構 28 苗供給回転台 29 クラン
クロッド 30 一方向クラッチ機構 31 回転軸 32 苗供給カップ 33 苗供給
カップ開閉ガイド 34 苗載置枠 35 苗載置
枠支持フレ−ム 36 圃場面感知プレ−ト 37 横軸 38 鎮圧輪支持フレ−ム 39 支持部
材 40 支軸 41 軸受部 42 弾性体 43 ロッド 44 スプリング 45 ステ− 46 ウエイト
Claims (1)
- 【請求項1】 移植後の苗の周辺に覆土しながら鎮圧す
る覆土鎮圧輪であって、支持フレ−ムに装着の支軸に対
して回転自在に架設してあると共に、この覆土鎮圧輪の
軸受部と前記支軸との間には適宜の弾力性を有する弾性
体を介装してあることを特徴とする苗移植機。
Priority Applications (1)
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Related Child Applications (2)
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JP2005052310A Division JP3874010B2 (ja) | 2005-02-28 | 2005-02-28 | 苗移植機 |
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- 1999-03-11 JP JP06523799A patent/JP3873510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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