JP2000252236A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2000252236A
JP2000252236A JP11055703A JP5570399A JP2000252236A JP 2000252236 A JP2000252236 A JP 2000252236A JP 11055703 A JP11055703 A JP 11055703A JP 5570399 A JP5570399 A JP 5570399A JP 2000252236 A JP2000252236 A JP 2000252236A
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Kazuyuki Azuma
和幸 東
Noriaki Matsunaga
範昭 松永
Akihiro Kajita
明広 梶田
Tamao Takase
珠生 高瀬
Hisafumi Kaneko
尚史 金子
Hideki Shibata
英毅 柴田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイシングによって生じる半導体チップへの
銅の付着や半導体チップに付着した銅の素子領域への拡
散を防止する。 【解決手段】 リソグラフィ工程の露光時に用いる位置
合わせマーク15を銅又は銅を主成分とした配線材料を
用いて形成する場合、位置合わせマーク全体をダイシン
グによって切断され得る切断領域13外の領域に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法、特にダイシング技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路は一般に1枚の半導体ウ
エハに複数個作製されるが、通常はウエハ上に素子や配
線を形成した後に、ダイシングラインに沿ってウエハを
切断することにより、個々の集積回路は個々のチップに
分離される。
【0003】通常ダイシングラインの領域には、各層の
パターン間の位置合わせを行うための位置合わせマーク
が形成されるようになっている。したがって、ダイシン
グによって位置合わせマークの部分が損傷を受け、位置
合わせマークに用いられる材料がチップに付着するおそ
れがある。一般に、この位置合わせマークには配線と同
じ材料が用いられているが、従来の半導体集積回路では
配線材料としてAlが主として用いられており、Alが
チップに付着しても特に大きな問題が生じることはなか
った。
【0004】近年、より低抵抗な配線材料としてCuを
配線に用いるという要求が高まってきている。CuはS
iO2 やSi中を容易に拡散するため、半導体素子のし
きい値変動等、素子特性に悪影響をもたらすがことが知
られている。半導体素子自体の製造過程においては、C
u配線の周囲を拡散防止膜で覆うことにより、周辺の素
子へのCuの拡散を防止することができる。しかしなが
ら、ダイシングの際には上述したように、ダイシングラ
イン領域に形成されたCuの位置合わせマークが損傷を
受け、飛散したCuがチップ側壁や裏面に付着し、その
後の熱工程によって素子領域に拡散することが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、Cuを配
線に用いた場合、ダイシングライン領域に形成された位
置合わせマーク用のCuパターンがダイシング時に損傷
を受けてチップに付着し、付着したCuが熱工程によっ
て素子領域まで拡散して、素子特性等に悪影響を与える
という問題があった。
【0006】本発明は上記従来の課題に対してなされた
ものであり、Cu配線を用いた半導体集積回路装置にお
いて、ダイシングによって生じるチップへのCuの付着
やチップに付着したCuの素子領域への拡散を防止する
ことが可能な半導体装置及びその製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、リソグラフィ
工程の露光時に用いる位置合わせマークを銅又は銅を主
成分とした配線材料を用いて形成する半導体装置の製造
方法であって、前記位置合わせマーク全体をダイシング
によって切断され得る切断領域外の領域に形成すること
を特徴とする。
【0008】また、前記位置合わせマーク全体を前記切
断領域外のチップ領域内に形成することが好ましい。
【0009】ここで言う切断領域とは、ダイシングによ
って切断され得る領域である。すなわち、ダイシングの
際に実際に切断される領域そのものではなく、実際に切
断される領域に対してマージンを見込んだ領域であり、
実際に切断される領域の幅にマージンの幅を加えたもの
である。
【0010】また、ここで言うチップ領域とは、ダイシ
ングによって実際にチップに分離される領域そのもので
はなく、前記切断領域よりも外側の決められた領域に位
置し、実際にチップに分離される領域に内包される領域
である。
【0011】以上、前記切断領域とチップ領域との関係
を合わせて述べると、隣接するチップ領域間の領域内に
実際に切断される領域の幅よりも幅の広い切断領域が存
在し、切断領域の幅は最大でも隣接するチップ領域間の
領域の幅となる。
【0012】本発明によれば、位置合わせマーク全体を
切断領域外の領域に形成するので、ダイシングの際に位
置合わせマークが損傷を受けない。したがって、ダイシ
ングマークを構成する銅がダイシングの際にチップに付
着することがないため、従来のようにチップに付着した
銅が熱工程によって素子領域まで拡散し、素子特性等に
悪影響を与えるという問題を防止することができる。
【0013】また、位置合わせマーク全体をチップ領域
内に形成することにより、チップ領域と切断領域との間
隔を狭くすることができ(切断領域の幅とチップ領域間
の領域の幅が等しい場合には前記間隔はゼロになる)、
ウエハ内においてチップ領域以外の部分の面積を小さく
することができる。
【0014】また、本発明は、リソグラフィ工程の露光
時に用いる位置合わせマークが銅又は銅を主成分とした
配線材料を用いて形成された半導体装置であって、前記
位置合わせマーク全体がダイシングによって分離された
半導体チップ内に形成されていることを特徴とする。
【0015】このように、本発明では、位置合わせマー
ク全体が半導体チップ内に形成されていることから、ダ
イシングの際に位置合わせマークが損傷を受けていない
ことになる。したがって、ダイシングマークを構成する
銅が半導体チップに付着しておらず、銅の拡散によって
素子特性等が悪化するという問題を防止することができ
る。
【0016】また、本発明は、リソグラフィ工程の露光
時に用いる位置合わせマークに対応したパターン領域を
銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて形成する半導
体装置の製造方法であって、前記配線材料を用いて前記
位置合わせマークに対応したパターン領域を形成した後
に該領域の配線材料を除去又は不活性化する処理を行う
ことを特徴とする。
【0017】本発明によれば、ダイシングの時には位置
合わせマークに対応したパターン領域の配線材料は除去
又は不活性化されているため、ダイシングの際に位置合
わせマークが損傷を受けても、配線材料となる銅そのも
のは半導体チップに付着しない。そのため、配線材料と
なる銅を除去する場合はもちろん、銅を不活性化処理す
る場合にも不活性な銅化合物の素子領域への拡散が防止
されるため、従来のようにチップに付着した銅が熱工程
によって素子領域まで拡散し、素子特性等に悪影響を与
えるという問題を防止することができる。
【0018】なお、配線材料を除去又は不活性化する処
理を行った後は、配線材料を除去した後のパターン或い
は配線材料を不活性化した部分のパターンが位置合わせ
マークとして機能する。
【0019】また、本発明は、リソグラフィ工程の露光
時に用いる位置合わせマークを銅又は銅を主成分とした
配線材料を用いて形成する半導体装置の製造方法であっ
て、ダイシングによって半導体ウエハを半導体チップに
分離する際に前記位置合わせマークが形成された領域か
ら離脱して半導体チップに付着した前記配線材料をダイ
シング工程後に除去又は不活性化することを特徴とす
る。
【0020】本発明によれば、ダイシングによって半導
体チップに付着した配線材料をダイシング工程後に除去
或いは不活性化する。したがって、配線材料となる銅を
除去する場合はもちろん、銅を不活性化処理する場合に
も不活性な銅化合物の素子領域への拡散が防止されるた
め、従来のようにチップに付着した銅が熱工程によって
素子領域まで拡散し、素子特性等に悪影響を与えるとい
う問題を防止することができる。
【0021】また、本発明は、リソグラフィ工程の露光
時に用いる位置合わせマークを銅又は銅を主成分とした
配線材料を用いて形成する半導体装置の製造方法であっ
て、ダイシング工程前に前記配線材料を用いて形成され
たパッドを保護膜で被覆する工程と、ダイシングによっ
て半導体ウエハを半導体チップに分離する際に前記位置
合わせマークが形成された領域から離脱して半導体チッ
プに付着した前記配線材料をダイシング工程後に除去又
は不活性化する工程と、この配線材料を除去又は不活性
化する工程の後に前記保護膜で被覆されたパッドを露出
させる工程とを有することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、ダイシングによって半導
体チップに付着した配線材料を除去或いは不活性化する
ので、従来のようにチップに付着した銅が素子領域まで
拡散し、素子特性等に悪影響を与えるという問題を防止
することができるとともに、チップに付着した配線材料
を除去又は不活性化する際にパッド領域が被覆されてい
るので、パッド領域の配線材料が除去されたり不活性化
されたりすることを防止できる。
【0023】また、本発明は、リソグラフィ工程の露光
時に用いる位置合わせマークを銅又は銅を主成分とした
配線材料を用いて形成する半導体装置の製造方法であっ
て、ダイシングによって半導体ウエハを半導体チップに
分離する際の切り溝の形成を半導体ウエハの素子形成面
と逆側の面から行うことを特徴とする。
【0024】本発明によれば、ダイシングの際の切り溝
の形成を半導体ウエハの素子形成面と逆側の面から行う
ので、素子形成面側に形成された位置合わせマークの損
傷を抑制することができる。したがって、従来のように
チップに付着した銅が熱工程によって素子領域まで拡散
し、素子特性等に悪影響を与えるという問題を防止する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0026】(実施形態1)図1(a)及び(b)は、
本発明の第1の実施形態を説明するための図であり、半
導体ウエハ(シリコンウエハ等)の一部についてその平
面構成を示したものである。
【0027】図1(a)及び(b)において、11は半
導体素子や配線等の集積回路パターンが形成されるチッ
プ領域であり、各チップ領域11はダイシングライン領
域12によって区画されている。チップ領域11とダイ
シングライン領域12との境界から一定距離離れた領域
は切断領域13となっている。ただし、この切断領域1
3はダイシングの際に実際に切断される領域そのもので
はなく、ダイシングの際に実際に切断される領域14に
対して一定のマージンを見込んだ領域である。15はリ
ソグラフィ工程の露光時に用いる位置合わせマークであ
り、この位置合わせマーク15は、チップ領域11内に
形成される配線16の配線材料(Cu或いはCuに微量
の元素(Sn、Ag、Mg等)を含んだ材料)を用い
て、配線16の形成と同一工程で形成される。
【0028】本実施形態では、図に示すように、切断領
域13の外側に位置合わせマーク15を形成するように
している。図1(a)は、位置合わせマーク15をチッ
プ領域11とダイシングライン領域12との境界を跨ぐ
ように配置した例であるが、チップ領域11と切断領域
13に挟まれた領域内に位置合わせマーク15全体を配
置するようにしてもよい。図1(b)は、位置合わせマ
ーク15全体をチップ領域11内に配置した例である。
位置合わせマーク15全体をチップ領域11内に配置し
た場合には、ダイシングライン領域12の幅を狭くする
ことができる(チップ領域11と切断領域13との間隔
を狭くすることができる)というメリットがある。
【0029】従来は、ダイシングライン領域の中央付近
に位置合わせマークを配置していたため、ダイシングの
際に位置合わせマークが損傷を受け、位置合わせマーク
を構成するCuが飛散してチップ側面や裏面に付着する
危険性があった。本例では、ダイシングライン領域から
位置合わせマークをずらして配置しているので、ダイシ
ングの際に位置合わせマークが損傷を受けないですむ。
したがって、従来のようにダイシングの際にチップに付
着したCuがその後の熱工程によって素子領域に拡散す
るという問題を防止することができる。
【0030】(実施形態2)図2(a)及び(b)は、
本発明の第2の実施形態の方法を説明するための図であ
り、半導体ウエハ(シリコンウエハ等)の一部について
その断面構成を示したものである。
【0031】図2(a)及び(b)において、21は半
導体素子や配線等の集積回路パターンが形成されるチッ
プ領域であり、22は各チップ領域21を区画するダイ
シングライン領域を示している。
【0032】図2(a)は、半導体ウエハ(図示せず)
の主面側に配線領域23及び位置合わせマークに対応し
たパターン領域24を形成した状態を示している。工程
について簡単に説明すると、まず半導体素子等が形成さ
れた半導体ウエハの主面側に層間絶縁膜25及び26を
形成し、さらに層間絶縁膜26に配線パターンに対応し
た溝及び位置合わせマークに対応した溝を形成する。続
いて、これらの溝にバリアメタル23a、24aを介し
て配線材料(Cu或いはCuに微量の元素(Sn、A
g、Mg等)を含んだ材料)23b、24bを同時に埋
め込むことにより、図2(a)に示したような構造が得
られる。
【0033】図2(b)の工程では、まずチップ領域2
1を覆うようにレジストパターン27を形成する。続い
て、レジストパターン27をマスクとして(塩酸+過酸
化水素水)等の薬液で処理を行うことにより、ダイシン
グライン領域22に露出している配線材料24bを除去
する。この場合、配線材料24bが除去された溝パター
ン或いは溝内に残置したバリアメタル24aのパターン
が位置合わせマーク28として機能することになる。
【0034】なお、図2(b)の工程において、ダイシ
ングライン領域22に露出している配線材料24bを除
去する代わりに、配線材料となるCuを不活性化する処
理を行ってもよい。例えば、過酸化水素等のCu酸化剤
による薬液処理を行う、或いは酸素雰囲気中で加熱処理
を行うことにより、Cuが酸化されてCuOやCu2
等の拡散しにくい物質に変化する。これらの物質はチッ
プ側壁等に付着しても素子領域まで拡散することはな
い。
【0035】このように本実施形態では、位置合わせマ
ークに対応したパターン領域の配線材料を除去或いは不
活性化するので、ダイシングの際に位置合わせマークが
損傷を受けても配線材料となるCuそのものがチップに
付着することがない。したがって、Cuが素子領域に拡
散して素子特性等に悪影響を与えるという問題を防止す
ることができる。
【0036】(実施形態3)図3(a)及び(b)は、
本発明の第3の実施形態の方法を説明するための図であ
る。
【0037】図3(a)及び(b)において、31は半
導体ウエハをダイシングすることによって得られた半導
体チップを示しており、この半導体チップ31内には、
半導体素子や配線32、さらには配線32と同一の配線
材料(Cu或いはCuに微量の元素(Sn、Ag、Mg
等)を含んだ材料)を用いて同一工程で形成された位置
合わせマーク33が含まれている。また、ダイシングの
際に位置合わせマークを構成するCuが飛散することに
より、半導体チップ31の側面にCu付着物34が付着
している。
【0038】本実施形態では図3(b)に示すように、
ダイシングによって半導体ウエハを半導体チップ31に
分離した後、(塩酸+過酸化水素)等の薬液35をチッ
プ側壁に噴射することにより、チップ側壁に付着したC
u付着物34を取り除くようにしている。
【0039】なお、薬液35をチップ側壁に噴射する代
わりに、半導体チップ31の素子形成面をアクリル樹脂
等の樹脂で覆って薬液中に浸すようにしてもよい。
【0040】また、図3(b)の工程において、Cu付
着物34を取り除く代わりに、Cu付着物34を不活性
化する処理を行ってもよい。例えば、過酸化水素等のC
u酸化剤による薬液処理を行うことで、Cu付着物34
を酸化してCuOやCu2 Oに変化させ、拡散を防止す
るようにしてもよい。
【0041】このように本実施形態では、ダイシングに
よってチップに付着したCu付着物を除去或いは不活性
化するので、Cuが素子領域に拡散して素子特性等に悪
影響を与えるという問題を防止することができる。
【0042】(実施形態4)図4(a)及び(b)は、
本発明の第4の実施形態の方法を説明するための図であ
り、半導体ウエハ(シリコンウエハ等)の一部を示した
ものであり、特にパッド近傍の断面構成を示したもので
ある。
【0043】図4(a)の工程について説明すると、ま
ず半導体素子や配線等が形成された半導体ウエハ41の
主面側に層間絶縁膜42を形成し、さらに層間絶縁膜4
2にパッド用の溝を形成するとともに、配線用の溝(図
示せず)及び位置合わせマーク用の溝(図示せず)を形
成する。続いて、これらの溝にバリアメタル43a介し
て配線材料(Cu或いはCuに微量の元素(Sn、A
g、Mg等)を含んだ材料)43bを同時に埋め込む。
さらに、層間絶縁膜44及び45を形成する。その後、
通常の従来工程では層間絶縁膜44及び45を開口して
パッドを露出させるが、本例では、上層側の層間絶縁膜
45のみを開口して下層側の層間絶縁膜44は開口しな
い。本例ではこのようにパッド領域43の配線材料43
bを層間絶縁膜44で覆った状態でダイシングを行う
が、ダイシングによってチップ側壁にはCu付着物46
が付着する。
【0044】そこで、チップ全体を(塩酸+過酸化水
素)等の薬液中に浸すことにより、チップ側壁に付着し
たCu付着物46を取り除く。このときパッド領域43
の配線材料43bは層間絶縁膜44で覆われているた
め、薬液におかされることはない。この薬液処理の後に
層間絶縁膜44を開口して、パッド領域の配線材料43
bを露出させることにより、図4(b)に示すような構
造が得られる。
【0045】なお、図4(b)の工程において、Cu付
着物46を取り除く代わりに、Cu付着物を不活性化す
る処理を行ってもよい。例えば、過酸化水素等のCu酸
化剤による薬液処理を行うことで、Cu付着物46を酸
化してCuOやCu2 O等の拡散しにくい物質に変化さ
せるようにしてもよい。この場合にも、パッド領域は層
間絶縁膜によって覆われているので、パッド領域の配線
材料は薬液におかされることはない。
【0046】このように本実施形態では、ダイシングに
よってチップに付着したCu付着物を除去或いは不活性
化する際にパッド領域を覆っておくので、パッド領域の
配線材料が除去或いは不活性化されることを回避でき
る。
【0047】(実施形態5)図5は、本発明の第5の実
施形態の方法を説明するための図であり、半導体ウエハ
(シリコンウエハ等)の一部を示したものである。
【0048】図5において、51は半導体素子や配線等
が形成された半導体ウエハ、52は層間絶縁膜、53は
配線、54は位置合わせマークである。配線53及び位
置合わせマーク54は同一工程で形成され、これらを構
成する配線材料(Cu或いはCuに微量の元素(Sn、
Ag、Mg等)を含んだ材料)53b、54bは、それ
ぞれバリアメタル53a、54aを介して層間絶縁膜5
2内に埋め込み形成されている。
【0049】本実施形態では、図に示すように、ダイシ
ングの際にダイヤモンドスクラバー55等により半導体
ウエハ51の裏面側(素子形成面と逆側の面側)から位
置合わせマークに達しない深さまで傷(切り溝)を付
け、この傷に沿って半導体ウエハ51をへきかいする。
【0050】通常の従来工程では、ウエハの表面側から
ダイヤモンドスクラバー56等で傷を付けてへきかいす
るが、このときダイシングライン領域の位置合わせマー
クが損傷し、チップ側面等にCuが付着してしまう。本
実施形態では、ウエハの裏面にダイヤモンドスクラバー
等で傷を付けるので、位置合わせマークの損傷を抑制す
ることができる。したがって、従来のようにダイシング
の際にチップに付着したCuがその後の熱工程によって
素子領域に拡散するという問題を防止することができ
る。
【0051】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施するこ
とが可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、ダイシング時にチップ
に銅が付着していないようにする、或いはダイシング時
にチップに付着した銅に対して所定の処理を施すことに
より、銅が素子領域に拡散して素子特性等に悪影響を与
えることを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態について示した図。
【図2】本発明の第2の実施形態について示した図。
【図3】本発明の第3の実施形態について示した図。
【図4】本発明の第4の実施形態について示した図。
【図5】本発明の第5の実施形態について示した図。
【符号の説明】
11、21…チップ領域 12、22…ダイシングライン領域 13…切断領域 14…実際に切断される領域 15、28、33、54…位置合わせマーク 16、23、32、53…配線 23a、24a、43a、53a、54a…バリアメタ
ル 23b、24b、43b、53b、54b…配線材料 24…位置合わせマークに対応したパターン領域 25、26、42、44、45、52…層間絶縁膜 27…レジストパターン 31…半導体チップ 34、46…Cu付着物 35…薬液 41、51…半導体ウエハ 43…パッド領域 55…ダイヤモンドスクラバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶田 明広 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 高瀬 珠生 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 金子 尚史 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 柴田 英毅 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークを銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて
    形成する半導体装置の製造方法であって、前記位置合わ
    せマーク全体をダイシングによって切断され得る切断領
    域外の領域に形成することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  2. 【請求項2】前記位置合わせマーク全体を前記切断領域
    外のチップ領域内に形成することを特徴とする請求項1
    に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークが銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて
    形成された半導体装置であって、前記位置合わせマーク
    全体がダイシングによって分離された半導体チップ内に
    形成されていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークに対応したパターン領域を銅又は銅を主成分
    とした配線材料を用いて形成する半導体装置の製造方法
    であって、前記配線材料を用いて前記位置合わせマーク
    に対応したパターン領域を形成した後に該領域の配線材
    料を除去又は不活性化する処理を行うことを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークを銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて
    形成する半導体装置の製造方法であって、ダイシングに
    よって半導体ウエハを半導体チップに分離する際に前記
    位置合わせマークが形成された領域から離脱して半導体
    チップに付着した前記配線材料をダイシング工程後に除
    去又は不活性化することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークを銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて
    形成する半導体装置の製造方法であって、ダイシング工
    程前に前記配線材料を用いて形成されたパッドを保護膜
    で被覆する工程と、ダイシングによって半導体ウエハを
    半導体チップに分離する際に前記位置合わせマークが形
    成された領域から離脱して半導体チップに付着した前記
    配線材料をダイシング工程後に除去又は不活性化する工
    程と、この配線材料を除去又は不活性化する工程の後に
    前記保護膜で被覆されたパッドを露出させる工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】リソグラフィ工程の露光時に用いる位置合
    わせマークを銅又は銅を主成分とした配線材料を用いて
    形成する半導体装置の製造方法であって、ダイシングに
    よって半導体ウエハを半導体チップに分離する際の切り
    溝の形成を半導体ウエハの素子形成面と逆側の面から行
    うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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