JP2000237830A - ヘミング成形金型およびそれを用いたヘミング成形方法 - Google Patents

ヘミング成形金型およびそれを用いたヘミング成形方法

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JP2000237830A JP11037863A JP3786399A JP2000237830A JP 2000237830 A JP2000237830 A JP 2000237830A JP 11037863 A JP11037863 A JP 11037863A JP 3786399 A JP3786399 A JP 3786399A JP 2000237830 A JP2000237830 A JP 2000237830A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動車ボディのセンタピラーに取り合う部分
であるドアフレームの端部をヘミング成形する金型およ
びそれを用いたヘミング成形方法。 【解決手段】 上型100と一体にドライブ側カム11
3,116が下降し、下型200上の端部予備曲げ機構
202,203のカムローラ209,216に当接して
ヘミングパンチ207,214をアウタパネルの両側の
ヘミング部フランジに斜め上方から当接し、最適角度に
折り返して予備曲げし、予備曲げ後、ヘミングパンチを
含む端部予備曲げ機構が原位置に向かって後退し、それ
と最短の遅延タイミングでもってスタンプパンチ10
8,109が上型100と一体に下降して、予備曲げ状
態のヘミング部フランジを垂直方向の上から加圧し、イ
ンナパネルのヘミング部フランジの上に重ねて接合して
ヘミング部を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形ワーク
の端部を折り返して縁取りするヘミング成形金型に関
し、特に自動車ボディのセンタピラーに取り合う部分で
あるドアフレームの端部をヘミング成形する金型および
それを用いたヘミング成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11(a)、(b)は、ヘミング成形
ワーク例として、自動車ドアのセンタピラーに取り合う
部分のドアフレーム1の一部を示す側面図とX1−X1
線からの横断面図である。このドアフレーム1は、アウ
タパネル2とインナパネル3からなり、アウタパネル2
の全長方向の両端に設けたヘミング部フランジ2a,2
bを内側に折り返し、インナパネル3の全長方向両端に
設けたヘミング部フランジ3a,3bの上に重ねて加圧
接合する。また、ドアフレーム1は車両のボディライン
に沿って緩やかに湾曲しており、ヘミング部も曲率Rで
もって湾曲成形される。
【0003】図12は、ドアフレーム1をヘミング成形
する金型の従来例を示し、この場合はアウタパネル2と
インナパネル3の一方側のヘミング部フランジ2a,3
a同士をヘミング成形する左側部分だけが示されてい
る。その概略は、高さ寸法H1,H2を有する上型10
と下型20からなり、下型20に対して上型10が上下
動する。上型10の図中太い実線10Aで示されている
内側下面には、ドライバ11やワークスタンプ15など
の各部材がねじ締結などして取り付けられている。ドラ
イバ11は、カム12とこれを担持するカムホルダ13
などで構成されている。ワークスタンプ15は、スタン
プパンチ16とこれを担持するパンチホルダ17などで
構成されている。
【0004】一方、下型20においては、その内側上面
にワークセット位置決め台21が設けられ、上下に重ね
合わせたアウタパネル2とインナパネル3が位置決めし
てセットされるようになっている。一方側のヘミング部
フランジ2a,3aに臨んで対応する位置には端部予備
曲げ機構22が配置されている。他方側のヘミング部フ
ランジ2b,3bに臨んで対応する図の右側図外にも同
様な端部予備曲げ機構が配置され、一式の成形ワークに
左側図示の端部予備曲げ機構22と対で対応するように
なっている。
【0005】端部予備曲げ機構22は、ワーク長さ方向
の両端部に臨む位置にそれぞれ揺動アーム23が設けら
れている。揺動アーム23は下部の支軸ピン24を介し
て揺動可能に支持され、上部に回転自由なカムローラ2
5を保持している。また、揺動アーム23はリターンス
プリング26によって図示の原位置に復帰する方向へ弾
性付勢されている。このような揺動アーム23に、ワー
ク長さにほぼ対応する断面L形の長尺ブロックであるパ
ンチホルダ27がねじ締結などして結合されている。さ
らに、このパンチホルダ27にほぼ同等長さを有する断
面矩形の長尺ブロックであるヘミングパンチ28が取り
付けられている。ヘミングパンチ28の前端面は予備曲
げ刃先面28aとしてその長手方向へ曲率Rで湾曲して
おり、成形ワークであるこの場合ドアフレーム1の形状
仕様に対応するものに取り替え可能な部材である。
【0006】以上の構成により、上型10が降下する
と、はじめにドライバ11のカム12が下型20の端部
予備曲げ機構22のカムローラ25に接触し始める。カ
ム曲面に倣ったカム駆動によって、揺動アーム23が支
軸ピン24を介して図でいう時計廻り方向に回動して前
倒しされる。
【0007】揺動アーム23の前倒し動作によって、図
11(b)に示すように、ヘミングパンチ28の前端の
予備曲げ刃先面28aがアウタパネル2の垂直に立ち上
がっているヘミング部フランジ2aの上端に斜め方向か
ら当接して押圧する。他方側のヘミング部フランジ2b
においても同様な動作が進行している。それにより、図
中仮想線の符号2aで示す所定の傾斜角度まで、一般的
には45゜の傾斜角にヘミング部フランジ2aを内側へ
折り返して傾倒させる。
【0008】ヘミング部フランジ2aが45゜に折り返
された段階で、端部予備曲げ機構22としての仕事は終
了する。すなわち、45゜までヘミング部フランジ2a
が折り返されると、カム12に対してカムローラ25の
動作が上死点から下死点に向かって移行する。ヘミング
パンチ28はリターンスプリング26によって原位置に
向かって復帰し始め、45゜に折り返されたヘミング部
フランジ2aから離脱して後退する。
【0009】ヘミングパンチ28のそうした後退に追随
するようにして、ほぼ同期的なタイミングで上型10の
ワークスタンプ15のスタンプパンチ16が45゜の傾
倒姿勢となっているヘミング部フランジ2aを上から押
し、それを完全に折り曲げる。
【0010】このように、アウタパネル2のヘミング部
フランジ2a,2bをインナパネル3のヘミング部フラ
ンジ3a,3bに上から重ね合わせて加圧接合すること
で、中空断面のドアフレーム1がヘミング成形される。
ヘミング成形して得られるドアフレーム1としては外観
の見栄えが良好である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記図12
で示された従来のヘミング成形金型にあっては、解決す
べき次の数々の問題点がある。
【0012】1つは、上型10と下型20の各高さ寸法
H1,H2による金型全高の寸法Hが大きく、金型の体
積(嵩)や重量が総体に大型化して、製作コストが非常
に高騰する点である。
【0013】すなわち、上下型における各部材が互いに
相関性をもって加工されておらず総体に大型で複雑な形
状となっていることに原因がある。たとえば、特に上型
10側のドライバ11におけるカム12やカムホルダ1
3、そして下型20側のヘミング成形機構22における
揺動アーム23といった部材は、鋼板などの材料から複
雑な形状に溶断などして削り出している。そのため、上
型10についていえば、相互に脈絡をもたない各部材を
取り付けるために、内側下面10Aの形状が起伏の大き
い凹凸部が連続した面にならざるを得ない。それだけ上
型10の高さ寸法H1が増大し、内側下面10Aを形成
するのに複雑なエンドミル加工などが含まれ、製作工数
を増大させている。
【0014】また1つは、アウタパネル2のヘミング部
フランジ2aを予備曲げする好適な折り返し角度を決定
するために、設計とこれに基づいて実際に加工されたド
ライバ側カム12とカムローラ25との間で試行錯誤を
繰り返している。それがこの種ヘミング成形金型の製作
上の大きなネックとなっていることである。
【0015】さらに1つは、上記カム12およびカムロ
ーラ25間の精度上の問題に関連して、ヘミング成形後
のワークの寸法精度にばらつきが生じ易いことである。
【0016】したがって、本発明の第1の目的は、上下
型に取り付けられる各部材の形状を相互に関連させて簡
素化とユニット化を図ることで、型全体の小型化とコス
ト低減を実現したヘミング成形金型を提供することにあ
る。
【0017】また、本発明の第2の目的は、予備曲げを
行う機構のカムおよびカムローラ間の微調整を可能とす
ることでそれら加工コストや調整コストを抑え、また寸
法精度面でも一定品質のヘミング部が得られるヘミング
成形金型およびそれを用いたヘミング成形方法を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載のヘミング成形金型は、端部を垂直方向に立ち上げ
た状態の成形ワークが所定位置にセットされる下型と、
この下型の前記成形ワークの端部に臨む位置にホルダを
介して揺動可能に支持され、このホルダに担持されて前
記成形ワークの端部を所定角度に折り返すためのヘミン
グパンチを有し、また前記ホルダに回転可能に軸支され
たカムローラを備えた端部予備曲げ機構と、この端部予
備曲げ機構の全体を原位置に復帰させる方向へ付勢する
復帰手段と、前記下型に臨む内側下面がほぼ平坦に形成
された上型と、この上型の内側下面から垂下して基端が
固定され、上型と一体に上下動作して前記端部予備曲げ
機構のカムローラに係脱するカム部材を備え、そのカム
ローラへの当接によって前記ホルダを介してヘミングパ
ンチを前記成形ワークの端部に押し当て、このワークの
端部が所定角度に折り返された段階で前記復帰手段によ
って前記端部予備曲げ機構の原位置への後退動作を可能
にするドライバと、前記上型の内側下面に垂して基端が
固定され、先端の下端部までの長さが前記ドライバとほ
ぼ同一となるように寸法的に揃えて設けられ、そのドラ
イバと遅延したタイミングをもって上型と一体に下降動
作して前記ヘミングパンチによって所定角度に折り返さ
れた直後の前記成形ワークの端部を垂直方向の上方から
加圧するスタンプパンチと、を備えて構成されている。
【0019】以上の構成により、上型においてその内側
下面が平坦に形成され、そこから垂下するドライバやス
タンプパンチの先端までの距離寸法をほぼ揃うように設
定しているから、特に部材取付後の上型の高さ寸法が低
く抑えられ、下型の高さ寸法を含む金型全高が小さく小
型化する。
【0020】請求項2に記載のヘミング成形金型は、前
記ドライバが基端を前記上型の内側下面に固定されたカ
ムホルダを有し、このカムホルダに前記カム部材が着脱
可能に取り付けられ、それらカムホルダとカム部材との
取付面に隙間調整板を介在させることにより、カム部材
と前記端部予備曲げ機構のカムローラとの当たりを微調
整可能となっていることを特徴としている。
【0021】以上の構成から、ドライバを構成するカム
ホルダにカム部材を取り付ける構造としたことでユニッ
ト化が可能となり、またカム部材のカム面などに多少の
加工精度誤差がある場合でも、種々の板厚による隙間調
整板を介在させることで迅速かつ的確に対応できる。
【0022】また、請求項3に記載のヘミング成形金型
は、前記上型に設けられるドライバおよびスタンプパン
チを構成する各部材、そして前記下型に設けられる端部
予備曲げ機構を構成する各部材に、市販標準鋼材および
部品を用いている。
【0023】それにより、設計工数や製作工数の大幅な
低減が可能となる。
【0024】一方、本発明による請求項4に記載のヘミ
ング成形方法は、下型の所定位置に端部を垂直方向に立
ち上げた状態で成形ワークがセットされ、上型と一体に
上下動するドライバに設けたカム部材を下型に配置した
端部予備曲げ機構の前記カムローラに係脱させることに
より、その端部予備曲げ機構に備わるヘミングパンチで
前記成形ワークの端部を押圧して所定角度に折り返して
予備曲げするとともに、上型と一体に上下動するスタン
プパンチで予備曲げ直後の前記ワークの端部を垂直方向
の上方から押圧してヘミング部を成形するにあたり、前
記ドライバにおけるカム部材の取付精度誤差を隙間調整
板で微調整することにより、前記カム部材の前記カムロ
ーラに対するカム当たりを微調整し、前記ワークの端部
に対する前記ヘミングパンチの初期の当接角度を最適角
度に設定して所定角度に予備曲げを行い、予備曲げを終
了した前記ヘミングパンチの原位置に向かって後退する
逃げ動作と前記スタンプパンチによる押圧動作を最短の
遅延タイミングで行うことを特徴とする。
【0025】以上から、ヘミングパンチによってワーク
の端部を最適角度に予備曲げする角度を最適に調整で
き、予備曲げ後のヘミングパンチの後退動作とスタンプ
パンチによる押圧動作を最短の遅延タイミングで行え、
品質一定のヘミング部を成形する。
【0026】また、請求項5に記載のヘミング成形方法
は、前記カムローラに対する前記カム部材の上下動によ
る上死点から下死点に移行するタイミングと前記スタン
プパンチによる押圧動作のタイミングが最適遅延時間で
行われるよう、前記カム部材と前記スタンプパンチの前
記下型からの取付距離がほぼ揃うように寸法設定すると
ともに、前記端部予備曲げ機構をコンパクトに構成して
前記ヘミングパンチの予備曲げに向かう前進動作と原位
置に復帰する後退動作とを最短動作で行うことを特徴と
している。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるヘミング成形
金型および成形方法の実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。なお、成形ワーク例として従来例
と同じく自動車ドアフレーム1を示し、図11(a),
(b)および図12で示された各部、各部材と同一符号
を付している。
【0028】図1および図2は、上型100と下型20
0からなるヘミング成形金型において、中心線C−Cか
ら左半分の上型上死点位置と上型下死点位置を示すそれ
ぞれ部分断面による組立正面図である。
【0029】図12の従来金型と対比して明らかなよう
に、本実施の形態の上型100は、その下型200に臨
む内側下面101の形状が非常に簡素な平坦面となって
いる。
【0030】その平坦な内側下面101にワークスタン
プガイド102が基端を固定支持されて垂下している。
ワークスタンプガイド102の先端である図の下端面1
03の断面形状は、中空断面のドアフレーム1を構成す
るこの場合上側のインナパネル3の横断面形状に倣って
形成され、それがほぼパネル全長にわたって延びてい
る。
【0031】ワークスタンプガイド102の両側には、
側面に接合して背合わせ一対のスタンプ104,105
が設けられている。これらスタンプ104,105は、
ホルダ106,107とこれにねじ締結などして保持さ
れたスタンプパンチ108,109とからなっている。
この一対のスタンプパンチ108、109の各下端はパ
ンチ刃108a,109aとなっており、図7(a),
(b)および図8に明示するアウタパネル2とインナパ
ネル3の全長にわたってそれらの両端に延びるヘミング
フランジ2a,3aと2b,3bに上方から臨んでい
る。
【0032】図3(a),(b)は、代表的に一方側の
スタンプ105を示している。この場合、ホルダ107
に保持されたスタンプパンチ109の下端のパンチ刃1
09aは、アウタパネル2とインナパネル3の他方側の
フランジ2b,3b同士を上から圧接できるだけの刃先
幅寸法を有している。パンチ刃109a(108a)は
上記ヘミング部曲率Rに対応する曲率で湾曲形成されて
いる。
【0033】また、ワークスタンプガイド102を挟ん
でその両側に、一式の成形ワークに対して両側から対応
するドライバ110,111が向かい合って配置されて
いる。右側のドライバ111は中心線C−Cから半分だ
けが示され、その半分部分で左側のドライバ110と機
能的に対をなし、一組のドアフレーム1に対応する。
【0034】図4(a),(b)に単品で示すように、
ドライバ111は、上型100の平坦な内側下面101
に基端を固定支持されて垂下するカムホルダ115を有
し、カムホルダ115の一面側にカム116がねじ締結
などして結合されている。カム116と同形のものがカ
ムホルダ115の中心線C−Cから右側図外にも設けら
れている。
【0035】また、カム116の背面とホルダ115と
の間に隙間調整板(シム)117を介在させ、たとえば
ホルダ115の中心線C−Cを基準にしてカム116の
出入り寸法L(図4参照)を微調整できるようにしてい
る。隙間調整板117には板厚の異なる種類のものが準
備されている。
【0036】本実施の形態によるカム116の断面形状
は、後述する下型200上の端部予備曲げ機構203に
おけるカムローラ216との共働で好適なカム機能が得
られるようになっている。すなわち、カム116は、垂
直線または水平線に対してたとえばθ1=45゜の傾斜
角を有する上死点までの上り勾配による第1のカム面C
1が設けられ、また水平線に対してたとえばθ2=30
゜の傾斜角を有する下死点までの下り勾配による第2の
カム面C2が設けられている。それら第1、第2のカム
面C1とカム面C2のなす対角度はたとえばθ3=75
゜に形成されている。また、両カム面C1,C2間には
半径rによる真円部C3が設けられ、この中心点がカム
駆動の上死点と下死点の切り替わりポイントとなってい
る。
【0037】再び図1において、図の左側のもう一方の
ドライバ110においても、ホルダ112の一面側にカ
ム113がネジ締結などして結合されている。この場
合、ホルダ112の一面片側だけにカム113を有する
から、ホルダ112の反対側背面にはホルダ剛性を高め
るための補強背板114がボルト結合などして取り付け
られていて、それを受ける下型200に剛接されている
受け台222に当接させ、カム113がカムローラ20
9と接触して押されることにより、ホルダ112が撓も
うとするのを防止している。
【0038】したがって、隙間調整板117によってド
ライバ110,111側の各カム113,116の出入
り寸法Lを微調整できるようにすることで、それだけ各
カム113,116の仕上げ精度ひいては金型全体の仕
上げ精度に対する負担を軽減できる。
【0039】また、ドライバ110,111は以下の点
に形状的な留意がなされている。ホルダ112,115
は上型100の平坦な内側下面101を基端にして垂下
する長さの統一化が図られている。また、上型100の
内側下面101からカム113,116おける第1のカ
ム面C1と第2のカム面C2との切り替わりポイント、
つまりカム駆動が上死点から下死点に移行するポイント
までの距離は、上記スタンプパンチ108,109の各
下端のパンチ刃108a,109aまでの距離とほぼ同
一に設定されている。正確には、カム113,116の
切り替わりポイントまでの距離寸法がスタンプパンチ刃
108a,109aまでの距離寸法よりも若干短く、垂
直方向でいう上位に位置している。それだけの寸法差に
よる時間的遅延をもって、順にワークのドアフレーム1
に対応するようになっている。
【0040】したがって、上型100の内側下面101
からのスタンプパンチ108,109とカム113,1
16の取付長さがほぼ揃えられ、それら各部材を取り付
けた図12に示す上型100の高さ寸法H1を最小限に
抑えることができる。
【0041】一方、下型200にあっては、上型100
に設けた上記ワークスタンプガイド102の直下にワー
クセット位置決め台201が配置されている。このワー
クセット位置決め台201の上面はアウタパネル2の横
断面形状に倣って形成され、それがほぼパネル長さ全長
にわたって延びている。
【0042】このワークセット位置決め台201を挟む
両側に、一式の成形ワークに両側から対応する二組の端
部予備曲げ機構202,203が対向して配置されてい
る。図の左側の端部予備曲げ機構202は上記ドライバ
110のカム113と共働して、アウタパネル2の一方
側のヘミング部フランジ2aの折り返し成形に対応す
る。また、右側の端部予備曲げ機構203は上記ドライ
バ111のカム116と共働して、アウタパネル2の他
方側のヘミング部フランジ2bの折り返し成形に対応す
るようになっている。
【0043】これら端部予備曲げ機構202,203
は、それぞれブラケット204,211に支軸ピン20
5,212を介して断面L形のパンチホルダ206,2
13が揺動可能に支持されている。各パンチホルダ20
6,213には向かい合う形でヘミングパンチ207,
214がネジ締結などして結合されている。また、各パ
ンチホルダ206,213はリターンスプリング(復帰
手段)208,215によって図1に示す原位置に復帰
する方向へ付勢されている。右側のリターンスプリング
215の場合、その他端が中心線C−Cから右側図外の
別の端部予備曲げ機構に係止され、端部予備曲げ機構2
03とともに原位置に復帰する方向へ付勢している。
【0044】図5は、端部予備曲げ機構203を構成す
るパンチホルダ213の全長全形を示し、図6(a),
(b)はそのパンチホルダ213に担持されたヘミング
パンチ214の全長全形を示す平面図とA−A線からの
部分側面断面図である。パンチホルダ213の背部の両
端部にカムローラ216が軸受217を介して回転自由
な状態で保持されている。また、ヘミングパンチ214
の前端面はパンチ刃214aとして曲率Rによる凸形に
湾曲形成されている。
【0045】以上から、端部予備曲げ機構202,20
3は非常にコンパクトな構造となっており、図12の従
来構造で示された揺動アーム23といった複雑な部材は
削減され、下型200の高さ寸法H2を低く抑えてい
る。カムローラ209,216としても特殊部品を使用
することなく、市販品で十分に間に合う。ヘミングパン
チ207,214を除くホルダ206,213などの部
材も標準化が可能な部材である。
【0046】なお、本実施の形態のワーク例として示し
たドアフレーム1の場合、自動車両サイドに備わるか
ら、左右対称勝手の異なるアウタパネル2とインナパネ
ル3による二組が隣り合わせで同時にヘミング成形され
る。
【0047】次に、以上の構成による本実施の形態のヘ
ミング成形金型を用いたヘミング成形方法について説明
する。
【0048】まず、図1、図7(a),(b)、図8お
よび図9の各図に示すように、ワークのアウタパネル2
とインナパネル3がそれらのヘミング部フランジ2a,
3aと2b、3b同士をそれぞれ抱き合わせて、下型2
00のワークセット位置決め台201上にセットされ
る。
【0049】予めドライバ110,111側の各カム1
13,116は、それらのホルダ112,115との間
に隙間調整板117が介装されて出入り寸法Lが微調整
される(図4参照)。それにより、端部予備曲げ機構2
02,203のカムローラ209、216との係脱のタ
イミングが好適に設定され、ヘミングパンチ207,2
14によるワークのアウタパネル2のヘミング部フラン
ジ2a,2bに対する当たりの前進タイミングと後退タ
イミングが調整される。
【0050】ワークセット後およびカム駆動の調整後、
図1の上死点位置から上型100が降下する。ドライバ
110,111の各カム113,116が降下し、はじ
めにそれらの第1のカム面C1が端部予備曲げ機構20
2,203のカムローラ209,216に当接する。
【0051】図4(b)で示されたように、第1のカム
面C1にカムローラ209,216が当接開始してリタ
ーンスプリング208,215に抗して押し出す。この
動作に連動してヘミングパンチ207,214が前側に
傾動し、図7(b)および図8に示すように、アウタパ
ネル2のヘミング部フランジ2a,2bの各上端に当接
する。これら両端のヘミング部フランジ2a,2bはた
とえば45゜だけ内側に折り曲げられて傾倒する。
【0052】ヘミング部フランジ2a,2bがたとえば
45゜だけ内側に折り曲げられて傾倒した段階で、カム
ローラ209,216は降下中のカム113,116に
第3のカム面C3における頂点すなわち上死点を過ぎ
る。ここからカムローラ209,216がカム113,
116に第2のカム面C2に入った瞬間、カムローラ2
09,216は復帰手段であるリターンスプリング20
8,215によって引っ張られ、原位置の方向に戻り始
める。すなわち、端部予備曲げ機構202,203が原
位置の方向へ後退する。
【0053】それら端部予備曲げ機構202,203上
のヘミングパンチ207,214の後退にほぼ同期的な
タイミングで追随するように、上型100と一体にスタ
ンプ104,105が降下してくる。ワークスタンプガ
イド102は降下してインナパネル3を上方から押さ
え、同時に両側のスタンプパンチ108,109が45
゜傾倒しているアウタパネル2の両側のヘミング部フラ
ンジ2a,2bをさらに上方から加圧する。図10に示
すように、アウタパネル2の両側のヘミング部フランジ
2a,2bをインナパネル3の両側のヘミング部フラン
ジ3a,3bに上から重ね合わせ、加圧接合して縁取り
加工がつまりヘミング成形が終了する。
【0054】以上から明らかなように、端部予備曲げ機
構202,203上のヘミングパンチ207,214に
よるワーク予備曲げ後の後退タイミングと、それに続く
スタンプパンチ108,109による加圧接合とがわず
かな時間的遅延によるタイミングで行われる。それを可
能にするヘミングパンチ207,214の後退動作が、
リターンスプリング208,215の弾性付勢力でもっ
て行われる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるヘミ
ング成形金型は、上型においてその内側下面が平坦に形
成され、そこから垂下するドライバやスタンプパンチの
先端までの距離寸法をほぼ揃うように設定しており、ま
た端部予備曲げ機構におけるカムローラなどの各部材も
市販製品やユニット化が可能であるから、特に部材取付
後の上型の高さ寸法が低く抑えられ、下型の高さ寸法を
含む金型全高がコンパクトになり、設計工数や製作工数
の大幅な低減が可能である。
【0056】また、本発明によるヘミング成形方法は、
ヘミングパンチによってワークの端部を最適角度に予備
曲げする角度を最適に調整でき、予備曲げ後のヘミング
パンチの後退動作とスタンプパンチによる押圧動作を最
短の遅延タイミングで行え、品質一定のヘミング部を成
形するのに有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘミング成形金型の実施の形態を
示す上型上死点位置における組立断面図である。
【図2】本実施の形態のヘミング成形金型における上型
下死点位置を示す組立断面図である。
【図3】同図(a),(b)は、実施の形態のスタンプ
パンチを示す正面図と側面図である。
【図4】同図(a),(b)は、実施の形態のカムドラ
イバを示す正面図と側面図である。
【図5】ヘミングパンチを担持したパンチホルダを示す
正面図である。
【図6】同図(a),(b)は、ヘミングパンチを担持
したパンチホルダを含む端部予備曲げ機構を示す平面図
とA−A線からの側面断面図である。
【図7】同図(a),(b)は、成形ワークのドアフレ
ームの一部を示す正面図と両端のヘミング部フランジ同
士をヘミング成形する態様を模式的に示す側面断面図で
ある。
【図8】端部予備曲げ機構によって成形ワークである自
動車ボディのドアフレームをヘミング成形する態様を示
す斜視図である。
【図9】端部予備曲げ機構による成形ワークのヘミング
成形初期の動作を図中仮想線で経時時に示す部分断面に
よる拡大側面図である。
【図10】端部予備曲げ機構による成形ワークのヘミン
グ成形終了動作を示す部分断面による拡大側面図であ
る。
【図11】同図(a),(b)は、従来例として成形ワ
ークのドアフレームの一部を示す正面図と両端のヘミン
グ部フランジ同士をヘミング成形する態様を模式的に示
す側面断面図である。
【図12】従来例のヘミング成形金型における上型下死
点位置を示す装置一部の組立断面図である。
【符号の説明】
100 ヘミング成形金型の上型 101 上型の内側下面 102 ワークスタンプガイド 104,105 ホルダ 108,109 スタンプパンチ 110,111 ドライバ 112,115 カムホルダ 113,116 カム部材 114 補強背板 117 隙間調整板 200 ヘミング成形金型の下型 201 ワークセット位置決め台 202,203 端部予備曲げ機構 206,213 パンチホルダ 207,214 ヘミングパンチ 208,215 リターンスプリング 209,216 カムローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部を垂直方向に立ち上げた状態の成形
    ワークが所定位置にセットされる下型と、 この下型の前記成形ワークの端部に臨む位置にホルダを
    介して揺動可能に支持され、このホルダに担持されて前
    記成形ワークの端部を所定角度に折り返すためのヘミン
    グパンチを有し、また前記ホルダに回転可能に軸支され
    たカムローラを備えた端部予備曲げ機構と、 この端部予備曲げ機構の全体を原位置に復帰させる方向
    へ付勢する復帰手段と、 前記下型に臨む内側下面がほぼ平坦に形成された上型
    と、 この上型の内側下面から垂下して基端が固定され、上型
    と一体に上下動作して前記端部予備曲げ機構のカムロー
    ラに係脱するカム部材を備え、そのカムローラへの当接
    によって前記ホルダを介してヘミングパンチを前記成形
    ワークの端部に押し当て、このワークの端部が所定角度
    に折り返された段階で前記復帰手段によって前記端部予
    備曲げ機構の原位置への後退動作を可能にするドライバ
    と、 前記上型の内側下面に垂して基端が固定され、先端の下
    端部までの長さが前記ドライバとほぼ同一となるように
    寸法的に揃えて設けられ、そのドライバと遅延したタイ
    ミングをもって上型と一体に下降動作して前記ヘミング
    パンチによって所定角度に折り返された直後の前記成形
    ワークの端部を垂直方向の上方から加圧するスタンプパ
    ンチと、を備えたことを特徴とするヘミング成形金型。
  2. 【請求項2】 前記ドライバは、基端を前記上型の内側
    下面に固定されたカムホルダを有し、このカムホルダに
    前記カム部材が着脱可能に取り付けられ、それらカムホ
    ルダとカム部材との取付面に隙間調整板を介在させるこ
    とにより、カム部材と前記端部予備曲げ機構のカムロー
    ラとの当たりを微調整可能となっていることを特徴とす
    る請求項1に記載のヘミング成形金型。
  3. 【請求項3】 前記上型に設けられるドライバおよびス
    タンプパンチを構成する各部材、そして前記下型に設け
    られる端部予備曲げ機構を構成する各部材に、市販標準
    鋼材および部品を用いてなっていることを特徴とする請
    求項1または2に記載のヘミング成形金型。
  4. 【請求項4】 下型の所定位置に端部を垂直方向に立ち
    上げた状態で成形ワークがセットされ、上型と一体に上
    下動するドライバに設けたカム部材を下型に配置した端
    部予備曲げ機構の前記カムローラに係脱させることによ
    り、その端部予備曲げ機構に備わるヘミングパンチで前
    記成形ワークの端部を押圧して所定角度に折り返して予
    備曲げするとともに、上型と一体に上下動するスタンプ
    パンチで予備曲げ直後の前記ワークの端部を垂直方向の
    上方から押圧してヘミング部を成形するヘミング成形方
    法であって、 前記ドライバにおけるカム部材の取付精度誤差を隙間調
    整板で微調整することにより、前記カム部材の前記カム
    ローラに対するカム当たりを微調整し、前記ワークの端
    部に対する前記ヘミングパンチの初期の当接角度を最適
    角度に設定して所定角度に予備曲げを行い、予備曲げを
    終了した前記ヘミングパンチの原位置に向かって後退す
    る逃げ動作と前記スタンプパンチによる押圧動作を最短
    の遅延タイミングで行うことを特徴とするヘミング成形
    方法。
  5. 【請求項5】 前記カムローラに対する前記カム部材の
    上下動による上死点から下死点に移行するタイミングと
    前記スタンプパンチによる押圧動作のタイミングが最適
    遅延時間で行われるよう、前記カム部材と前記スタンプ
    パンチの前記下型からの取付距離がほぼ揃うように寸法
    設定するとともに、前記端部予備曲げ機構をコンパクト
    に構成して前記ヘミングパンチの予備曲げに向かう前進
    動作と原位置に復帰する後退動作とを最短動作で行うこ
    とを特徴とする請求項4に記載のヘミング成形方法。
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