JPH0353772Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0353772Y2 JPH0353772Y2 JP1986096772U JP9677286U JPH0353772Y2 JP H0353772 Y2 JPH0353772 Y2 JP H0353772Y2 JP 1986096772 U JP1986096772 U JP 1986096772U JP 9677286 U JP9677286 U JP 9677286U JP H0353772 Y2 JPH0353772 Y2 JP H0353772Y2
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- JP
- Japan
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- cam
- slide
- plates
- cam slide
- spring receiver
- Prior art date
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Links
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Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、楔状のカムを利用してプレス機械の
ラムの下向き加圧力を横向き加圧力に変えて穴明
け、剪断、曲げ等の加工を行うプレス型のカム装
置に関する。
ラムの下向き加圧力を横向き加圧力に変えて穴明
け、剪断、曲げ等の加工を行うプレス型のカム装
置に関する。
「従来の技術」
カムスライドの案内構造の代表的なものは第6
図および第7図に示す通りである。
図および第7図に示す通りである。
これらはカムドライバー4の降下により前進
し、カム戻しスプリング5の作動により戻るカム
スライドの前面に取付けた工具によつて穴明け等
の加工を行なうものであるが、第6図に示す構造
においてはカムスライドの外周面がベース2およ
びカムキーパープレート3に囲まれて摺動案内さ
れるため、該カムスライド1の工具取付け用の有
効面積が小さくなると同時に、カムキーパープレ
ート3が刃物を固定する場合に障害となる欠点が
ある。
し、カム戻しスプリング5の作動により戻るカム
スライドの前面に取付けた工具によつて穴明け等
の加工を行なうものであるが、第6図に示す構造
においてはカムスライドの外周面がベース2およ
びカムキーパープレート3に囲まれて摺動案内さ
れるため、該カムスライド1の工具取付け用の有
効面積が小さくなると同時に、カムキーパープレ
ート3が刃物を固定する場合に障害となる欠点が
ある。
また、第7図に示す構造においてはカム装置全
体の幅に対してカムスライド1の幅が小さく、か
つ該カムスライド1の下面受圧中点がスライドベ
ース2の外にでるため、安定していないなどの欠
点を有する。
体の幅に対してカムスライド1の幅が小さく、か
つ該カムスライド1の下面受圧中点がスライドベ
ース2の外にでるため、安定していないなどの欠
点を有する。
「考案が解決しようとする問題点」
以上の如く諸欠点を解決すべく、プレス金型
(主として自動車用)に用いられるカム装置にお
いて、カムスライドの摺動面(通常カムロア部と
いう。)を高い位置に設定することにより、カム
スライドの重心が低くなりまたカムドライバーの
傾斜面から伝達されるカムの中点がスライド底面
内に位置させることができるばかりでなく力の伝
達を安定させることができ、さらに左右の障害物
となる側壁の位置を下部とし、刃物取付有効面積
が大きく設計できるものとし、また機械加工が容
易な形状であり、高精度が得られ、摩耗した場合
の調整が容易にできるようにすることが本考案の
技術的課題とするものである。
(主として自動車用)に用いられるカム装置にお
いて、カムスライドの摺動面(通常カムロア部と
いう。)を高い位置に設定することにより、カム
スライドの重心が低くなりまたカムドライバーの
傾斜面から伝達されるカムの中点がスライド底面
内に位置させることができるばかりでなく力の伝
達を安定させることができ、さらに左右の障害物
となる側壁の位置を下部とし、刃物取付有効面積
が大きく設計できるものとし、また機械加工が容
易な形状であり、高精度が得られ、摩耗した場合
の調整が容易にできるようにすることが本考案の
技術的課題とするものである。
「問題点を解決するための手段」
上述した技術的課題を解決するべく、本考案は
つぎの技術的手段(構成)を採る。
つぎの技術的手段(構成)を採る。
カムスライドと該カムスライドと一体的に固定
されたバツクスプリング受けとから成り、カムド
ライバーの下降にともない前記カムスライドが前
進し、該カムドライバーの上昇にともない該バツ
クスプリング受けに付勢されたバネ力によつて前
記カムスライドが後退するように構成されたプレ
ス型のカム装置であつて、ベースと該ベース上
に所要間隔をもつて一体に形成されかつ該ベース
とでU字状溝を形成するサイドアツププレートと
を備えたケーシングには、該サイドアツププレー
ト上にカムキーパープレートが一方の端部を該U
字状溝の上部開口側に張り出し、かつ相対向する
端部間に溝を形成すると共に他方の端部において
ボルトの如き締結部材で固定されていること、
該カムキーパープレート上には、一方の端部にカ
ム面と該カム面の下端に係止段部を備え、他方の
端部に垂直端面を備えるとともに下面に係止凹溝
を備えた前記カムスライドが該係止凹溝を前記カ
ムキーパープレート間の溝に合致させて該カムキ
ーパープレートに沿つて摺動可能に載置されてい
ること、該カムスライドには、上面に突出部と
該突出部の一方の端部に係止段部と該突出部の左
右に段部を備え、下面にトンネル状凹面と該トン
ネル状凹面の一方の端部にスプリング受けプレー
トとを備えた前記バツクスプリング受けが該突出
部を前記カムスライドの前記係止凹溝に嵌合させ
かつ前記係止段部を該カムスライドの前記係止段
部に係合させるとともに前記段部を前記カムキー
パープレートの下面に当接させて該カムスライド
と一体的に固定されていること、該ケーシング
の前記サイドアツププレートには、端面に突起桿
を備えたフロントスプリング受けが該突起桿を該
ケーシングの前記U字状溝側に向けて固定されて
いること、該フロントスプリング受けと前記カ
ムスライドの前記バツクスプリング受けとの間に
は、該突起桿外周面に嵌装されたコイルスプリン
グが配されていること、以上乃至の構成から
成ることを特徴とするプレス型のカム装置を提供
することにある。
されたバツクスプリング受けとから成り、カムド
ライバーの下降にともない前記カムスライドが前
進し、該カムドライバーの上昇にともない該バツ
クスプリング受けに付勢されたバネ力によつて前
記カムスライドが後退するように構成されたプレ
ス型のカム装置であつて、ベースと該ベース上
に所要間隔をもつて一体に形成されかつ該ベース
とでU字状溝を形成するサイドアツププレートと
を備えたケーシングには、該サイドアツププレー
ト上にカムキーパープレートが一方の端部を該U
字状溝の上部開口側に張り出し、かつ相対向する
端部間に溝を形成すると共に他方の端部において
ボルトの如き締結部材で固定されていること、
該カムキーパープレート上には、一方の端部にカ
ム面と該カム面の下端に係止段部を備え、他方の
端部に垂直端面を備えるとともに下面に係止凹溝
を備えた前記カムスライドが該係止凹溝を前記カ
ムキーパープレート間の溝に合致させて該カムキ
ーパープレートに沿つて摺動可能に載置されてい
ること、該カムスライドには、上面に突出部と
該突出部の一方の端部に係止段部と該突出部の左
右に段部を備え、下面にトンネル状凹面と該トン
ネル状凹面の一方の端部にスプリング受けプレー
トとを備えた前記バツクスプリング受けが該突出
部を前記カムスライドの前記係止凹溝に嵌合させ
かつ前記係止段部を該カムスライドの前記係止段
部に係合させるとともに前記段部を前記カムキー
パープレートの下面に当接させて該カムスライド
と一体的に固定されていること、該ケーシング
の前記サイドアツププレートには、端面に突起桿
を備えたフロントスプリング受けが該突起桿を該
ケーシングの前記U字状溝側に向けて固定されて
いること、該フロントスプリング受けと前記カ
ムスライドの前記バツクスプリング受けとの間に
は、該突起桿外周面に嵌装されたコイルスプリン
グが配されていること、以上乃至の構成から
成ることを特徴とするプレス型のカム装置を提供
することにある。
「作用」
カムスライドがカムドライバーの上昇若しくは
下降に付随して前進若しくは後退(戻しコイルス
プリングの弾発力による。)するさいに、カムキ
ーパープレートの上面およびバツクスプリング受
けの両側面とベース内側両側面に摺動しつゝ行う
ことができると同時にカムドライバーのウエアプ
レートがカムスライドのカム面およびバツク側両
側端に固定された強制カム戻しプレートに摺接し
つゝ上昇若しくは下降する。
下降に付随して前進若しくは後退(戻しコイルス
プリングの弾発力による。)するさいに、カムキ
ーパープレートの上面およびバツクスプリング受
けの両側面とベース内側両側面に摺動しつゝ行う
ことができると同時にカムドライバーのウエアプ
レートがカムスライドのカム面およびバツク側両
側端に固定された強制カム戻しプレートに摺接し
つゝ上昇若しくは下降する。
「実施例」
以下図に基いて本考案の一実施例を説明する。
100は上型(図示せず)に固定されるカムド
ライバーで、該カムドライバー100にはフロン
ト側に所要角度の傾斜面101が形成され、該傾
斜面101には同一角度で断面略L字状の係合溝
102が形成され、該係合溝102にはカム面を
有するウエアプレート103が固定されている。
ライバーで、該カムドライバー100にはフロン
ト側に所要角度の傾斜面101が形成され、該傾
斜面101には同一角度で断面略L字状の係合溝
102が形成され、該係合溝102にはカム面を
有するウエアプレート103が固定されている。
該ウエアプレート103と相対向するバツク側
端の垂直面104には係合溝105が形成され、
該係合溝105にバツク側ウエアプレート106
が固定されている。
端の垂直面104には係合溝105が形成され、
該係合溝105にバツク側ウエアプレート106
が固定されている。
また、前記カムドライバー100のカム面10
1方向に沿う上部端には取付け用フランジ部10
7が形成されている。
1方向に沿う上部端には取付け用フランジ部10
7が形成されている。
200はベース201と該ベース201の両側
壁202,202よりやゝ内方に所要間隔をもつ
て形成された略L字状形サイドアツププレート2
03,203と、該サイドアツププレート20
3,203と前記ベース201の背部に締結部材
を介して一体的に固定されたバツクアツププレー
ト204から構成されるケーシングであり、該ケ
ーシング200は該左右のサイドアツププレート
203,203とベース201により断面略U字
状溝205が形成される。
壁202,202よりやゝ内方に所要間隔をもつ
て形成された略L字状形サイドアツププレート2
03,203と、該サイドアツププレート20
3,203と前記ベース201の背部に締結部材
を介して一体的に固定されたバツクアツププレー
ト204から構成されるケーシングであり、該ケ
ーシング200は該左右のサイドアツププレート
203,203とベース201により断面略U字
状溝205が形成される。
該左右同一形状のサイドアツププレート20
3,203の水平部2031と立上り部2032
間に傾斜段部206,206が形成されている。
3,203の水平部2031と立上り部2032
間に傾斜段部206,206が形成されている。
300はカムドライバー100のカム面を一端
に有するウエアプレート103と面接触するカム
面301が、バツク側端面に形成され、フロント
側端面には垂直端面302が形成されたカムスラ
イドで、該カムスライド300のカム面301の
下部に断面略字状係止段部303がバツク側に
形成され、また垂直端面302よりバツク側の係
止段部303に達する断面略〓字状係止凹溝30
4が移動方向に平行して形成され、これにより、
両側に摺動面305,305が形成される。
に有するウエアプレート103と面接触するカム
面301が、バツク側端面に形成され、フロント
側端面には垂直端面302が形成されたカムスラ
イドで、該カムスライド300のカム面301の
下部に断面略字状係止段部303がバツク側に
形成され、また垂直端面302よりバツク側の係
止段部303に達する断面略〓字状係止凹溝30
4が移動方向に平行して形成され、これにより、
両側に摺動面305,305が形成される。
400はカムスライド300と一体的に固定さ
れると共にカム戻しコイルスプリング500の弾
発力に抗して前進し、該スプリング500の弾発
力により後退するバツクスプリング受けで、該バ
ツクスプリング受け400の移動方向に平行して
上方に突出部401、下方にトンネル状凹面40
2が形成され、該突出部401の左右には段部4
03,403がそれぞれ形成されると共に移動方
向バツク側には前記字状係止段部303に係止
する断面略字状係止段部405が形成されてい
る。
れると共にカム戻しコイルスプリング500の弾
発力に抗して前進し、該スプリング500の弾発
力により後退するバツクスプリング受けで、該バ
ツクスプリング受け400の移動方向に平行して
上方に突出部401、下方にトンネル状凹面40
2が形成され、該突出部401の左右には段部4
03,403がそれぞれ形成されると共に移動方
向バツク側には前記字状係止段部303に係止
する断面略字状係止段部405が形成されてい
る。
該トンネル状凹面402のバツク側にはカム戻
しコイルスプリング500の一端を支承するスプ
リング受けプレート408が一体的に形成されて
いる。
しコイルスプリング500の一端を支承するスプ
リング受けプレート408が一体的に形成されて
いる。
また、該スプリング受けプレート(立壁)40
8の裏側(バツク側)凹部406に合成ゴム材料
などからなる緩衝用パツド407が一部を突出し
て嵌合されている。
8の裏側(バツク側)凹部406に合成ゴム材料
などからなる緩衝用パツド407が一部を突出し
て嵌合されている。
501は前記コイルスプリング500のフロン
ト側を支承するフロントスプリング受けで、該フ
ロントスプリング受けの略中央に貫通孔が形成さ
れ、該貫通孔の雌ねじ502に突起桿503の一
端が螺合すると共に他端が前記コイルスプリング
500を案内する。
ト側を支承するフロントスプリング受けで、該フ
ロントスプリング受けの略中央に貫通孔が形成さ
れ、該貫通孔の雌ねじ502に突起桿503の一
端が螺合すると共に他端が前記コイルスプリング
500を案内する。
600はバツク側に前記サイドアツププレート
203の厚みに相当する切欠部を形成した巾狭部
分601と、該部分601と一体のフロント側に
巾広部分602を有するカムキーパープレート
で、該プレート600の巾広部分602の外方下
面は前記サイドアツププレート203,203の
水平部分2031に当接し、内方下面は前記バツ
クスプリング受け400の左右の段部403,4
03に当接することによりカムスライドの移動時
の案内並びに横振れ、転倒および該バツクスプリ
ング受け400の浮き上りを防止せしむる押圧機
能を備えており、また、該左右のカムキーパープ
レート600の巾狭部分601と巾広部分602
の内方上面は前記カムスライド300の摺動面3
05,305にそれぞれ当接案内することにな
る。
203の厚みに相当する切欠部を形成した巾狭部
分601と、該部分601と一体のフロント側に
巾広部分602を有するカムキーパープレート
で、該プレート600の巾広部分602の外方下
面は前記サイドアツププレート203,203の
水平部分2031に当接し、内方下面は前記バツ
クスプリング受け400の左右の段部403,4
03に当接することによりカムスライドの移動時
の案内並びに横振れ、転倒および該バツクスプリ
ング受け400の浮き上りを防止せしむる押圧機
能を備えており、また、該左右のカムキーパープ
レート600の巾狭部分601と巾広部分602
の内方上面は前記カムスライド300の摺動面3
05,305にそれぞれ当接案内することにな
る。
700は断面略字状のカム戻し機構で、該カ
ム戻し機構700はカム戻しプレート70とビス
からなり、該戻しプレート701の突出部704
がカムスライド300のカム面301を有するバ
ツク側端面306,306に平行して形成された
凹溝307に嵌合すると共にビスなどを介して固
定され、他端突出部702はカムドライバー10
0側のウエアプレート103の側面1031と嵌
合する。
ム戻し機構700はカム戻しプレート70とビス
からなり、該戻しプレート701の突出部704
がカムスライド300のカム面301を有するバ
ツク側端面306,306に平行して形成された
凹溝307に嵌合すると共にビスなどを介して固
定され、他端突出部702はカムドライバー10
0側のウエアプレート103の側面1031と嵌
合する。
次に、プレス型のカムユニツトの組立ておよび
その作動について説明する。
その作動について説明する。
プレス機械の下型(図示せず)にケーシング2
00をボルトの如き締結部材を介して固定し、該
ケーシング200のサイドアツププレート20
3,203間に予め組立てられたカムスライド3
00を嵌入する。
00をボルトの如き締結部材を介して固定し、該
ケーシング200のサイドアツププレート20
3,203間に予め組立てられたカムスライド3
00を嵌入する。
該カムスライド300のトンネル状凹面402
内にカム戻しコイルスプリング500を挿入した
後に突起桿503付きフロントコイルスプリング
受け501を組み込むと共に該スプリング受け5
01を前記サイドアツププレート203,203
の端面にボルトの如き締結部材を介して固定す
る。
内にカム戻しコイルスプリング500を挿入した
後に突起桿503付きフロントコイルスプリング
受け501を組み込むと共に該スプリング受け5
01を前記サイドアツププレート203,203
の端面にボルトの如き締結部材を介して固定す
る。
次に、左右のカムキーパープレート600,6
00が一方の端部を前記断面略U字状溝205の
上部開口側に張り出し、かつ相対向する端部間に
溝を形成すると共に該カムキーパープレート60
0,600の巾広部分602,602の内方側下
面を前記バツクスプリング受け400の段部40
3,403に当接せしめ、さらに外方側すなわち
前記カムキーパープレート600,600の他方
の端部を前記サイドアツププレート203,20
3の水平部分2031,2031にボルトの如き
締結部材を介して一体的に固定する。
00が一方の端部を前記断面略U字状溝205の
上部開口側に張り出し、かつ相対向する端部間に
溝を形成すると共に該カムキーパープレート60
0,600の巾広部分602,602の内方側下
面を前記バツクスプリング受け400の段部40
3,403に当接せしめ、さらに外方側すなわち
前記カムキーパープレート600,600の他方
の端部を前記サイドアツププレート203,20
3の水平部分2031,2031にボルトの如き
締結部材を介して一体的に固定する。
次に、予めバツク側端面306,306にカム
戻しプレート701を取付けられている。
戻しプレート701を取付けられている。
カムスライド300の係止凹溝304を前記バ
ツクスプリング受け400の突出部に嵌合すると
共に該カムスライドの係止段部303を同じくバ
ツクスプリング受け400の係止段部405に係
合せしめたのち、該カムスライド300とバツク
スプリング受け400とをボルトなどの締結部材
により一体的に固定する。
ツクスプリング受け400の突出部に嵌合すると
共に該カムスライドの係止段部303を同じくバ
ツクスプリング受け400の係止段部405に係
合せしめたのち、該カムスライド300とバツク
スプリング受け400とをボルトなどの締結部材
により一体的に固定する。
最後に、カムドライバー100のフロント側ウ
エアプレート103が前記カムスライド300の
カム面301に当接すると同時にバツク側ウエア
プレート106をバツクアツププレート204の
内面に当接せしめて組立て、しかるのち該カムド
ライバー100を上型(図示せず)に固定され
る。
エアプレート103が前記カムスライド300の
カム面301に当接すると同時にバツク側ウエア
プレート106をバツクアツププレート204の
内面に当接せしめて組立て、しかるのち該カムド
ライバー100を上型(図示せず)に固定され
る。
以上のように組立てられたカムユニツトはプレ
ス機械のラムと共に下降(図面中矢印a方向)す
ると、該カムドライバー100のフロント側ウエ
アプレート103がカムスライド300のカム面
301と、またカムドライバー100のバツク側
ウエアプレート106がバツクアツププレート2
04の内面2041および前記フロント側ウエア
プレート103の左右側面1031がカム戻し機
構700の凹部703に摺接しながら下降する。
ス機械のラムと共に下降(図面中矢印a方向)す
ると、該カムドライバー100のフロント側ウエ
アプレート103がカムスライド300のカム面
301と、またカムドライバー100のバツク側
ウエアプレート106がバツクアツププレート2
04の内面2041および前記フロント側ウエア
プレート103の左右側面1031がカム戻し機
構700の凹部703に摺接しながら下降する。
該カムドライバー100の下降によりカムスラ
イド300はそのカム面301をカムドライバー
100のカム面すなわちフロント側ウエアプレー
ト103で押圧されながら横方向(前進図面片矢
印b方向)にカムキーパープレート600の平坦
面に摺動しつゝ案内され、さらにバツクスプリン
グ受け400のトンネル状凹面402の戻しコイ
ルスプリング500を押圧して作動する。
イド300はそのカム面301をカムドライバー
100のカム面すなわちフロント側ウエアプレー
ト103で押圧されながら横方向(前進図面片矢
印b方向)にカムキーパープレート600の平坦
面に摺動しつゝ案内され、さらにバツクスプリン
グ受け400のトンネル状凹面402の戻しコイ
ルスプリング500を押圧して作動する。
該カムスライド300の前進作動により端面に
固定されたポンチ等の加工具(図示せず)によつ
て、被加工物が加工される。
固定されたポンチ等の加工具(図示せず)によつ
て、被加工物が加工される。
しかるのち、プレス機械のラムの上昇と共にカ
ムドライバー100が上方へ作動すると、カムス
ライド300は前記戻しコイルスプリング500
の弾発力によつて後退する。
ムドライバー100が上方へ作動すると、カムス
ライド300は前記戻しコイルスプリング500
の弾発力によつて後退する。
「考案の効果」
カムドライバーとカムスライドのカム面すなわ
ち衝突斜面における力の伝達の中点Pからの法線
がカムスライドの底面内Qに位置し、カムの伝達
が安定する。
ち衝突斜面における力の伝達の中点Pからの法線
がカムスライドの底面内Qに位置し、カムの伝達
が安定する。
従つて、カムスライドの底面の偏摩耗が生じな
い。
い。
また、カムスライド先端の刃物取付面の取付面
積が大きくなつたので、ポンチ等の加工具を無理
なくセツトすることができる。
積が大きくなつたので、ポンチ等の加工具を無理
なくセツトすることができる。
また、カムスライド底面(カムキーパーの上
面)が使用中摩耗した場合、カムキーパープレー
トとベースのサイドアツププレート間にシムの如
きスペーサーを嵌挿することにより高さの修正が
きわめて容易に行うことができる。
面)が使用中摩耗した場合、カムキーパープレー
トとベースのサイドアツププレート間にシムの如
きスペーサーを嵌挿することにより高さの修正が
きわめて容易に行うことができる。
また、カムスライドのバツク側両側端に固定さ
れた強制カム戻しプレート701によつてカムド
ライバーのウエアプレートが案内されるため、カ
ムドライバーの横振れが防止されると同時に強制
的に押し戻されるので、プレス機械のラム上昇を
助けることになる。
れた強制カム戻しプレート701によつてカムド
ライバーのウエアプレートが案内されるため、カ
ムドライバーの横振れが防止されると同時に強制
的に押し戻されるので、プレス機械のラム上昇を
助けることになる。
第1図は本考案プレス型のカム装置のカムドラ
イバーが上昇位置にある状態を示す横断正面図、
第2図は本考案プレス型のカム装置のカムドライ
バーが下降位置にある状態を示す横断正面図、第
3図は第1図の右側面一部断面図、第4図は強制
戻し部の拡大断面図、第5図は本考案プレス型の
カム装置の分解斜視図、第6図イ,ロおよび第7
図イ,ロはプレス型カム装置の従来例を示す一部
省略横断正面図と側面図である。 100:カムドライバー、200:ケーシン
グ、201:ベース、300:カムスライド、4
00:バツクスプリング受け、600:カムキー
パープレート。
イバーが上昇位置にある状態を示す横断正面図、
第2図は本考案プレス型のカム装置のカムドライ
バーが下降位置にある状態を示す横断正面図、第
3図は第1図の右側面一部断面図、第4図は強制
戻し部の拡大断面図、第5図は本考案プレス型の
カム装置の分解斜視図、第6図イ,ロおよび第7
図イ,ロはプレス型カム装置の従来例を示す一部
省略横断正面図と側面図である。 100:カムドライバー、200:ケーシン
グ、201:ベース、300:カムスライド、4
00:バツクスプリング受け、600:カムキー
パープレート。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 カムスライド300と該カムスライド300と
一体的に固定されたバツクスプリング受け400
とから成り、カムドライバー100の下降にとも
ない前記カムスライド300が前進し、該カムド
ライバーの上昇にともない該バツクスプリング受
け400に付勢されたバネ力によつて前記カムス
ライド300が後退するように構成されたプレス
型のカム装置であつて、 ベース201と該ベース201上に所要間隔
をもつて一体に形成されかつ該ベース201と
でU字状溝205を形成するサイドアツププレ
ート203,203とを備えたケーシング20
0には、該サイドアツププレート203,20
3上にカムキーパープレート600,600が
一方の端部を該U字状溝205の上部開口側に
張り出し、かつ相対向する端部間に溝を形成す
ると共に他方の端部においてボルトの如き締結
部材により一体的に固定されていること、 該カムキーパープレート600,600上に
は、一方の端部にカム面301と該カム面30
1の下端に係止段部303を備え、他方の端部
に垂直端面302を備えるとともに下面に係止
凹溝304を備えた前記カムスライド300が
該係止凹溝304を前記カムキーパープレート
600,600間の溝に合致させて該カムキー
パープレート600,600に沿つて摺動可能
に載置されていること、 該カムスライド300には、上面に突出部4
01と該突出部401の一方の端部に係止段部
405と該突出部401の左右に段部403,
403を備え、下面にトンネル状凹面402と
該トンネル状凹面402の一方の端部にスプリ
ング受けプレート408とを備えた前記バツク
スプリング受け400が該突出部401を前記
カムスライド300の係止凹溝304に嵌合さ
せ、かつ前記係止段部405を該カムスライド
300の前記係止段部303に係合させるとと
もに前記段部403,403を前記カムキーパ
ープレート600,600の下面に当接させて
該カムスライド300と一体的に固定されてい
ること、 該ケーシング200の前記サイドアツププレ
ート203,203には、端面に突起桿503
を備えたフロントスプリング受け501が該突
起桿503を該ケーシング200の前記U字状
溝205側に向けて固定されていること、 該フロントスプリング受け501と前記カム
スライド300の前記バツクスプリング受け4
00との間には、該突起桿503外周面に嵌装
されたコイルスプリング500が配されている
こと、 以上乃至の構成から成ることを特徴とする
プレス型のカム装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986096772U JPH0353772Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986096772U JPH0353772Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS636122U JPS636122U (ja) | 1988-01-16 |
JPH0353772Y2 true JPH0353772Y2 (ja) | 1991-11-26 |
Family
ID=30962912
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986096772U Expired JPH0353772Y2 (ja) | 1986-06-26 | 1986-06-26 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0353772Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3968806B2 (ja) * | 1996-10-11 | 2007-08-29 | オイレス工業株式会社 | プレス金型用カム |
JP4530440B2 (ja) * | 1999-02-16 | 2010-08-25 | パンチ工業株式会社 | ヘミング成形金型 |
JP4796248B2 (ja) * | 2001-09-11 | 2011-10-19 | 三協オイルレス工業株式会社 | カムユニット |
JP2007125619A (ja) * | 2007-02-19 | 2007-05-24 | Oiles Ind Co Ltd | プレス金型用カム |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721444B2 (ja) * | 1979-12-29 | 1982-05-07 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6130747Y2 (ja) * | 1981-03-27 | 1986-09-08 | ||
JPS59129433U (ja) * | 1983-02-17 | 1984-08-31 | オイレス工業株式会社 | プレス用カム型 |
-
1986
- 1986-06-26 JP JP1986096772U patent/JPH0353772Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5721444B2 (ja) * | 1979-12-29 | 1982-05-07 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS636122U (ja) | 1988-01-16 |
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