JP3968806B2 - プレス金型用カム - Google Patents

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレス金型用カムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
プレス金型用カムは、通常、カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させる復帰手段とを具備しており、復帰手段としては、下型若しくは上型のベース部材に孔を形成し、カムスライドにコイルスプリングのガイドピンを植設し、ガイドピンを取り囲むようしてコイルスプリングをベースに形成された孔に挿着したもの、あるいはスプリングユニットを用いたものがある。
【0003】
前者の復帰手段によれば、カムスライドのカムからの抜き取りは、エンドプレートを上型又は下型のベース部材から取り外し、その後、コイルスプリング及びガイドピンがベース部材の孔外に位置するように、カムスライドを移動させる必要があり、このカムスライドの移動が干渉物などにより行い得ない場合には、カムスライドのみのカムからの抜き取りは不可能となり、カム全体を型から取り外さなければならない事態となる。
【0004】
また、後者の復帰手段によれば、これはカムスライドの外の下方にコイルスプリング等を設けたものであるため、設置スペースを多く必要とする上に、カムスライドの移動を滑り案内する摺動案内面をカムスライドの下方に設けることが困難となり、スプリングユニットを避けてこれらを設ける結果、カムスライドの横幅が広くなり、これによっても広い設置スペースを必要とすると共に、カムスライドの摺動面積が小さくなり、それほど満足し得るものではない。
【0005】
そこで、本出願人は、特願平7−215190号において、一端がカムスライドに当接して、当該カムスライドに形成された有底孔に配されたコイルスプリングと、このコイルスプリングを保持する保持手段を有した復帰手段とを具備し、保持手段が、カムスライドを貫通し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有底孔を通って伸長したロッドと、コイルスプリングの他端を受容すべく、有底孔側におけるロッドの一端部に設けられたばね受とを具備してなるプレス金型用カムを提案した。この提案に係るプレス金型用カムは、上記両復帰手段の不都合を解決し得て、十分に満足しうるものであるが、カムスライドの移動ストロークを異ならせたい場合等においては、それに対応した高価なカムスライドとコイルスプリングとを準備する必要が生じる等の無駄が多くなり、この点において満足し得るものではない。
【0006】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、比較的高価なカムスライドを交換することなしに、カムスライドの移動ストロークの変更を行うことができ、多種類のカムスライドを予め準備する必要をなくし得るプレス金型用カムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させる復帰手段と、矩形凹所が形成された基台とを具備しており、復帰手段は、カムスライドに形成された有底孔に配されたコイルスプリングと、このコイルスプリングを保持する保持手段とを具備しており、カムスライドが、矩形凹所に移動自在に配されており、保持手段が、カムスライドを摺動自在に貫通し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有底孔を通って伸長したロッドと、コイルスプリングの一端を受容すべく、ロッドの一端部に設けられたばね受と、カムスライドからのロッドの抜けを防止すべく、ロッドの他端部に形成された膨大部とを具備しており、有底孔において当該有底孔の孔底とコイルスプリングの他端との間には、カムスライドの移動ストロークを調節する調整部材が配されており、ロッドが、矩形凹所の前壁と後壁との間に配されており、前壁にばね受が当接し得るようになっており、後壁との間に隙間をもって膨大部が配されており、カムスライドのカム面には案内凹所が形成されており、カムスライドのカム面に当接するカムドライバのカム面には案内凹所に係合する案内突起が形成されており、案内凹所と案内突起との係合によりカムスライドの移動が案内されるようになっているプレス金型用カムによって達成される。
【0008】
調整部材は、有底孔に配置することができて、かつコイルスプリングの長短に合わせて、コイルスプリングの他端を受容できる形状であれば、いかなる形状のものであってもよいが、ロッドが移動自在に貫通した円筒体からなるものが好ましい。
【0009】
カムスライドは、下置きカムタイプ又は吊りカムタイプのいずれであってもいが、下置きカムタイプの場合には、下型側の基台に矩形凹所が形成されて、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配され、矩形凹所の底壁と側壁とにそれぞれ摺動自在に当接する滑り材がカムスライドの本体の底壁と側壁とに取り付けられていてもよい。一方、カムスライドが吊りカムタイプの場合には、上型側の基台に矩形凹所が形成されて、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配され、矩形凹所の底壁と側壁とにそれぞれ摺動自在に当接する滑り材がカムスライドの本体の上壁と側壁とに取り付けられていてもよい。
【0010】
なお、多数の工具をカムスライドに設ける場合など大きな復帰力を必要とする場合等には、復帰手段を多複数個設けてもよい。また、本発明では、ロッドの他端部に、カムスライドからのロッドの抜けを防止する膨大部を形成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されないのである。
【0012】
【実施例】
図1から図2において、本例のプレス金型用カム1は、カム面2を有したX方向(水平方向)に移動自在なカムスライド3と、カムスライド3のカム面2に当接してカムスライド3をX方向に移動させるカムドライバ4と、カムスライド3を元の位置に復帰させる復帰手段5とを具備している。
【0013】
カムスライド3は、下部に有底孔11を有した本体12と、本体12の底壁13と両側壁14及び15とのそれぞれにねじ又はボルト16等により取り付けられた滑り材17、18及び19とを具備している。
【0014】
本例のカムスライド3は、下置きカムタイプであり、下型の基台21には矩形凹所22が形成されており、矩形凹所22にカムスライド3がX方向に移動自在に配されており、滑り材17、18及び19は、矩形凹所22の底壁23と両側壁24及び25とにそれぞれX方向に摺動自在に当接している。本体12の前面26に、切刃等の工具が取り付けられる。
【0015】
カムドライバ4は、上型の基台31に取り付けられた本体32と、本体32の斜面にねじ又はボルト等により取り付けられた滑り材33とを具備しており、滑り材33の外面がカムスライド3のカム面2に当接するカム面34を構成している。
【0016】
復帰手段5は、有底孔11に配されたコイルスプリング42と、コイルスプリング42を保持する保持手段43とを具備している。
【0017】
保持手段43は、カムスライド3の本体12に形成された貫通孔44を摺動自在に貫通し、かつコイルスプリング42に取り囲まれて有底孔11を通って伸長したロッド45と、コイルスプリング42の一端46を受容すべく、ロッド45の一端部47に、当該ロッド45に螺合されたボルト50により固着されて設けられたばね受48とを具備している。貫通孔44において、ロッド45と本体12との間には、カムスライド3のX方向の移動を滑らかにするブッシュ51が本体12に固着されて設けられており、本例では、ロッド45は、ブッシュ51に対してX方向に相対的に摺動自在となって、貫通孔44を貫通している。
【0018】
ロッド45の他端部52には、本体12からのロッド45の抜けを防止する膨大部53が形成されており、本体12には、カムスライド3が元の位置に復帰された際に膨大部53を受容する凹所54が形成されている。ロッド45は、矩形凹所22の前壁61と後壁62との間に配されており、前壁61にばね受48が当接し得るようになっており、後壁62との間に隙間Gをもって膨大部53が配されている。隙間Gは、カムスライド3が元の位置に復帰された際に、後壁62とカムスライド3の本体12の後面27との間にも形成されるようになっている。なお、コイルスプリング42の弾性力によるカムスライド3の復帰の際に、凹所54において膨大部53がカムスライド3の本体12に激突するのを防止するために、ロッド45の膨大部53の前面には、ワッシャ63を介してウレタン製のワッシャ64が装着されている。ロッド45は、膨大部53が形成されたロッド本体45aと、一端部47を構成するカラー45bとの二部材からなり、ロッド本体45aとカラー45bとは、ボルト50により一体連結されている。
【0019】
カムスライド3の本体12の両側壁14及び15にはそれぞれ、段部65及び66が形成されており、段部65及び66にそれぞれ係合して、カムスライド3をX方向に移動自在に保持する保持板71がねじ又はボルト72等により基台21に固着されて設けられている。
【0020】
有底孔11において当該有底孔11の孔底73とコイルスプリング42の他端74との間には、カムスライド3の本体12のX方向の移動ストロークを調節する円筒体からなる調整部材75が配されており、ロッド45は、調整部材75を移動自在に貫通して伸びている。
【0021】
以上のように下型の基台21に置かれてなる下置きタイプのカムスライド3を具備したプレス金型用カム1では、図3に示すように、カムドライバ4が上昇位置に配されている際には、カムスライド3は、コイルスプリング42の弾性力により元の位置に復帰されている。カムスライド3がこのように元の位置に復帰されている際には、後壁62とカムスライド3の本体12の後面27との間には、隙間Gが形成されるようになっている。カムドライバ4が油圧ラム等の作動により下降されると、カムドライバ4のカム面34がカムスライド3のカム面2に当接し、これによりカムドライバ4の更なる下降と共にカムスライド3は、コイルスプリング42の弾性力に抗してX方向に移動されて、図1に示す位置に配される。カムスライド3のX方向の移動において、カムスライド3の前面26に装着された工具により、工作物に穴明け等を含むプレス加工が施される。プレス加工完了後、カムドライバ4が上昇されることにより、図3に示すように、カムスライド3もまたコイルスプリング42の弾性力より元の位置に復帰される。
【0022】
そして本例のプレス金型用カム1では、コイルスプリング42の伸縮によるカムスライド3のX方向の移動量が調整部材75により調整されており、例えば、X方向長がより長い凹所22に対してプレス金型用カム1を適用して、当該プレス金型用カム1をより長いストロークをもって移動させようとする場合には、X方向長のより短い調整部材75とX方向長のより長いコイルスプリング42とを準備して、これらと、元のものとを入れ替えればよい。X方向長のより短い調整部材75を用いると、X方向長のより長い有底孔11を有したカムスライド3に交換することなしに、コイルスプリング42の伸縮可能量を増大させることができ、プレス金型用カム1をより長いストロークを持って移動させることができる。このようにプレス金型用カム1では、調整部材75とコイルスプリング42との交換により、カムスライド3の移動ストロークの変更に適切に対応することができる。したがって、高価なカムスライド3を多数予め準備して、在庫しておく必要がなくなるのである。
【0023】
なお、プレス金型用カム1では、ねじ又はボルト72等を緩めて保持板71を取り外すことにより、カムスライド3を基台21から簡単に抜き取ることができ、カムスライド3の取付け、取外しを極めて簡単、容易に行うことができる。また、本体12の底壁13と両側壁14及び15とのそれぞれに滑り材17、18及び19を取り付けて、これらによりカムスライド3をX方向に移動自在に支持し得るため、カムスライド3のX方向の移動が安定になされ、而してカムスライド3による加工が正確になされる。しかも復帰手段5をほぼカムスライド3の下部に装着しているため、占有スペースを小さくすることができ、コンパクトなプレス金型用カムを提供することができる。
【0024】
以上の例はカムスライド3を下置きカムタイプで構成したプレス金型用カムであるが、これに代えて、図4及び図5に示すように、カムスライド3を、吊りカムタイプで構成してもよい。以下、図4及び図5に示すプレス金型用カム81について説明する。
【0025】
図4及び図5において、プレス金型用カム81は、カム面2を有したY方向(斜め方向)に移動自在なカムスライド3と、カムスライド3のカム面2に当接してカムスライド3をY方向に移動させるカムドライバ4と、カムスライド3を元の位置に復帰させる復帰手段5とを具備している。
【0026】
カムスライド3は、上部に有底孔11を有した本体12と、本体12の上壁82と両側壁14及び15とのそれぞれにねじ又はボルト16等により取り付けられた滑り材17、18及び19と、本体12の斜面にねじ又はボルト等により取り付けられた滑り材33とを具備しており、滑り材33の外面がカムドライバ4のカム面34に当接するカム面2を構成している。
【0027】
上型の基台31には矩形凹所83が形成されており、矩形凹所83にカムスライド3がY方向に移動自在に配されており、滑り材17、18及び19は、矩形凹所83の底壁84と両側壁85及び86とにそれぞれY方向に摺動自在に当接している。本体12の前面26に、切刃等の工具が取り付けられる。
【0028】
カムドライバ4は、カム面2に当接するカム面34を斜面に有し、下型の基台21に取り付けられた本体32を具備している。
【0029】
復帰手段5は、有底孔11に配されたコイルスプリング42と、コイルスプリング42を保持する保持手段43とを具備している。
【0030】
保持手段43は、本体12に形成された貫通孔44を摺動自在に貫通し、かつコイルスプリング42に取り囲まれて有底孔11を通って伸長したロッド45と、コイルスプリング42の一端46を受容すべく、ロッド45の一端部47に、当該ロッド45に螺合されたボルト50により固着されて設けられたばね受48とを具備している。貫通孔44において、ロッド45と本体12との間には、カムスライド3のY方向の移動を滑らかにするブッシュ51が本体12に固着されて設けられて、ロッド45は、ブッシュ51に対してY方向に相対的に摺動自在となって、貫通孔44を貫通している。
【0031】
ロッド45の他端部52には、本体12からのロッド45の抜けを防止する膨大部53が形成されており、本体12には、カムスライド3が元の位置に復帰された際に膨大部53を受容する凹所54が形成されている。ロッド45は、矩形凹所83の前壁91と後壁92との間に配されており、前壁91にばね受48が当接し得るようになっており、後壁92との間に、隙間Gをもって膨大部53が配されている。隙間Gは、カムスライド3が元の位置に復帰された際に、後壁92とカムスライド3の本体12の後面27との間にも形成されるようになっている。なお、コイルスプリング42の弾性力によるカムスライド3の復帰の際に、凹所54において膨大部53がカムスライド3の本体12に激突するのを防止するために、ロッド45の膨大部53の前面には、ワッシャ63を介してウレタン製のワッシャ64が装着されている。ロッド45は、前記と同様に、膨大部53が形成されたロッド本体45aと、一端部47を構成するカラー45bとの二部材からなり、ロッド本体45aとカラー45bとは、ボルト50により一体連結されている。
【0032】
カムスライド3の両側壁14及び15にはそれぞれ、段部65及び66が形成されており、段部65及び66にそれぞれ係合して、カムスライド3をY方向に移動自在に吊り下げ保持する保持板71がねじ又はボルト72等により基台31に固着されて設けられている。
【0033】
有底孔11において当該有底孔11の孔底73とコイルスプリング42の他端74との間には、カムスライド3の本体12のY方向の移動ストロークを調節する円筒体からなる調整部材95が配されており、ロッド45は、調整部材95を移動自在に貫通して伸びている。
【0034】
以上のプレス金型用カム81では、カムスライド3が基台31の下降及び上昇と共に同じく下降及び上昇され、この下降及び上昇においてカムスライド3がY方向に移動されて、而して、プレス金型用カム1と同様の作用効果を奏し得る。
【0035】
尚、矩形凹所22又は83の前壁61又は91と後壁62又は92とのそれぞれに位置決め用の段部凹所をそれぞれ形成して、段部凹所にそれぞればね受け48と膨大部53とを配置してもよい。
【0036】
図6に示すプレス金型用カム110は、吊りカムタイプであって、多数の工具をカムスライド3の前面26に設ける場合など大きな復帰力を必要とする場合の例であって、本例のプレス金型用カム110は、上記の復帰手段5が複数個、本例では6個並設されて構成されている。また、プレス金型用カム110では、カムスライド3の本体12の下面中央には、Y方向に伸びる案内凹所111が、カムドライバ4の本体32の上面中央には、同じくY方向に伸びる案内突起112がそれぞれ形成されており、カムスライド3の下降において、案内凹所111と案内突起112とが係合して、この係合によりカムスライド3のY方向の確実な移動が案内されるようになっている。
【0037】
更に、図6に示すプレス金型用カム110には、強制戻し機構が設けられており、この強制戻し機構は、カムスライド3の本体12の両側壁14及び15に取り付けられた突起131(側壁15の突起は図示せず)と、カムスライド3の下降の際に、突起131のそれぞれに係合するように、カムドライバ4のカム面34の両端にボルト132により取り付けられた一対の鉤部材133とを具備しており、強制戻し機構は、カムスライド3の上昇の初期に、互いに係合する鉤部材133と突起131とを介してカムスライド3に初期復帰力を与える。カムドスライド3の一定量の上昇後に、鉤部材133と突起131との係合は解除されるようになっている。このようなプレス金型用カム110においても、各復帰手段5に調整部材95を用いることにより、前述と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、比較的高価なカムスライドを交換することなしに、カムスライドの移動ストロークの変更を行うことができ、多種類のカムスライドを予め準備する必要をなくし得る。また本発明によれば、カムスライドに取り付ける工具が重い場合などにおいて、コイルスプリングの戻し力によっては高速にカムスライドを元の位置に復帰させ難い際に、より長い調整部材に取り換えることにより、実質的に戻し力を大きくし得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の側面断面図である。
【図2】図1に示す実施例の正面説明図である。
【図3】図1に示す実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の好ましい他の実施例の側面断面図である。
【図5】図4に示す実施例の正面説明図である。
【図6】本発明の好ましい更に他の実施例の一部分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プレス金型用カム
2 カム面
3 カムスライド
4 カムドライバ
5 復帰手段
11 有底孔
42 コイルスプリング
43 保持手段
45 ロッド
48 ばね受
75 調整部材

Claims (5)

  1. カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させる復帰手段と、矩形凹所が形成された基台とを具備しており、復帰手段は、当該カムスライドに形成された有底孔に配されたコイルスプリングと、このコイルスプリングを保持する保持手段とを具備しており、カムスライドは、矩形凹所に移動自在に配されており、保持手段は、カムスライドを摺動自在に貫通し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有底孔を通って伸長したロッドと、コイルスプリングの一端を受容すべく、ロッドの一端部に設けられたばね受と、カムスライドからのロッドの抜けを防止すべく、ロッドの他端部に形成された膨大部とを具備しており、有底孔において当該有底孔の孔底とコイルスプリングの他端との間には、カムスライドの移動ストロークを調節する調整部材が配されており、ロッドは、矩形凹所の前壁と後壁との間に配されており、前壁にばね受が当接し得るようになっており、後壁との間に隙間をもって膨大部が配されており、カムスライドのカム面には案内凹所が形成されており、カムスライドのカム面に当接するカムドライバのカム面には案内凹所に係合する案内突起が形成されており、案内凹所と案内突起との係合によりカムスライドの移動が案内されるようになっているプレス金型用カム。
  2. 調整部材は、ロッドが貫通した円筒体からなる請求項1に記載のプレス金型用カム。
  3. カムスライドは、下置きカムタイプであり、下型側の基台に矩形凹所が形成されており、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求項1又は2に記載のプレス金型用カム。
  4. カムスライドは、吊りカムタイプであり、上型側の基台に矩形凹所が形成されており、この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求項1又は2に記載のプレス金型用カム。
  5. 復帰手段は、複数個設けられている請求項1から4のいずれか一つに記載のプレス金型用カム。
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