JP5941199B2 - 吊りカム装置の共用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用金属製パネル等のワークに孔・曲げ加工等を行う吊りカム装置の共用方法に関するものである。
従来、吊りタイプのカム装置1aは、図7に示すように、金型の移動金型(図示せず)に固定されて上位置にあってカムスライダー13を摺動自在に保持する基部であるカムホルダ10とカムホルダ10に保持され工具取付け面に工具を保持してなるカムスライダー13とカムスライダー13と傾斜したカム面で摺接するとともに金型の固定金型(図示せず)に固定されて下位置に載置されるカムドライバー17とからなるカムスライダー13は、上死点位置から下死点位置ま移動金型が移動する間ワークに工具によって穴あけ・曲げ加工し上死点位置に戻る際に、戻し用弾性部材の付勢力によっカムスライダー13が元の位置に戻される。
ムスライダ13を元の位置に戻す弾性力は、ガススプリング11若しくはコイルスプリング12が使用される。図5はガススプリングタイプのカムスライダを示し、図6はコイルスプリングタイプのカムスライダを示す。このようなカム装置1aが特許文献1に記載のように知られている。
特開2008−272771号公報
従来の吊りカムタイプのカム装置では、図5、図6に示すようにガススプリング11とコイルスプリング12とを共用させてカムスライダー13の共通化を図っている。そのためカムスライダー13に設けた取付け孔14やスプリングガイド部材(図示せず)等に、スプリングストッパープレート15a,15bを使用してガススプリング11またはコイルスプリング12を、図8乃至図9に示すように、貫通させた弾性部材用貫通孔16内に位置固定(収納)している。
しかしながらガススプリング11とコイルスプリング12との共用化のために、スプリングガイド部材若しくはスプリングストッパープレート15a,15bを必要とするのでスプリングストッパープレートの種類が多種類となって、部品点数の増加によりその在庫管理に手間が掛かる。
またスプリングストパープレートは、ネジ止めしてカムスライダー13に固定しているので、振動などでネジが緩む恐れがあり、そのネジのトルク管理工数も掛かる。更にスプリングストパープレートをネジ止めするので、複数のネジ孔の確保のためにカムスライダー13の横幅寸法などが大きくなって、カム装置1aの全体が大型化する。本発明カム装置の共用方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明は、金型の移動金型に固定されたカムホルダーと、カムホルダーに摺動自在に保持され、弾性部材を収納する凹部を有し、弾性部材によってワーク加工位置から元の位置に復帰されカム面に沿って摺動するとともにその摺動方向の片側の工具取付け面に工具を保持するカムスライダーと、カムスライダーのカム面と摺接する摺動用カム面を有するとともに、金型の固定金型に固定されたカムドライバーと、を有する吊りカム装置の共用方法であって、凹部は、相異なる全長を有する複数の弾性部材の群のうち最も全長が短い弾性部材を収納する深さを有し、最も全長が短い弾性部材より全長が長い弾性部材を使用する場合には、凹部の底部の一部若しくは全部の深さを深くする加工を行い、同一外形形状の吊りカム装置で弾性部材の仕様変更に対応させることを特徴とする。
本発明の吊りカム装置の共用方法によれば、従来例に使用されたスプリング用のストッパープレートが不要となって、ネジ止めが無くなり、ネジのトルク管理も不要となる。更に、部品点数が減るので在庫管理も容易となるとともに、吊りカム装置のコストも低減できる。またストッパープレートが無くなったことで、その固定用のネジ孔が不要となってカムスライダーが小型化され、それにより吊りカム装置全体が小型化される、と言う優れた効果を奏するものである。
実施例の吊りカム装置側面図(A),平面図(B)である。 本実施例の吊りカム装置おける、弾性部材としてガススプリングを使用した場合の図1におけるA−A線断面図(A)と、同B−B線断面図(B)とである。 本実施例の吊りカム装置おける、弾性部材としてコイルスプリングを使用した場合の図1におけるA−A線断面図(A)と、同B−B線断面図(B)とである。 本実施例の吊りカム装置おける、弾性部材の収納用凹部の他の実施例に係る断面図(A),(B)である。 参考例の吊りカム装置おける、弾性部材の収納用凹部に突起を設けた場合の他の実施例に係る断面図(A),(B)である。 参考例の吊りカム装置おける、弾性部材の収納用凹部に環状突起を設けた場合の他の実施例に係る断面図(A),(B),(C),(D)である。 従来例吊りカム装置弾性部材がガススプリング場合の分解斜視図である。 来例吊りカム装置弾性部材がコイルスプリング場合の分解斜視図である。 来例吊りカム装置弾性部材がガススプリング場合の分解斜視図である。 来例の吊りカム装置おける、弾性部材としてガススプリング使用した場合の図7におけるA−A線断面図(A)と、同B−B線断面図(B)とである。 従来例の吊りカム装置における、弾性部材としてコイルスプリングを使用した場合の図7におけるA−A線断面図(A)と、同B−B線断面図(B)とである。
本発明の実施例のカム装置1は、図1乃至図3に示すように、所望の加工力に使用されるカムスライダー4を加工位置から元の位置に復帰させる弾性部材として、ガススプリング2またはコイルスプリング3を、一種類のカムスライダー4で共用できるようにしたものである。以下に実施例を示し、従来例と同じ部材には従来例の符号と同一の符号を付けて説明する。
本発明の第1実施例の吊りカム装置1は、図1乃至図3に示すように、金型の移動金型5に固定されてカムスライダー4を摺動自在に保持する基部であるカムホルダ10とカムホルダ10に摺動自在に保持されるとともに弾性部材(2,3)によってワーク加工位置から元の位置に復帰されカム面4a,4bに沿って摺動するとともにその摺動方向の片側の工具取付け面4cに工具(例えば、孔明け用、曲げ加工用の工具、図示せず)を保持してなるカムスライダー4とカムスライダー4のカム面4bと摺接する摺動用カム面を有するとともに金型の固定金型6に固定されるカムドライバー17とからなる。
ムスライダー4の弾性部材を収納する凹部4dは、この凹部4dの直径を同じくして、その凹部の深さ(開口端面からの深さ寸法、L1,L2)を加工して変えることで、ガススプリング2とコイルスプリング3とを兼用させるものである。
ムスライダー4の凹部4dの深さ(開口端面からの長さとも言う)寸法Lは、最初は、浅い寸法のL1にして凹部4dを形成する。このL1寸法の深さにした凹部4dを有するカムスライダー4を、ガススプリング2用として在庫管理する。そしてガススプリング2と同じ直径のコイルスプリング3用が必要になった際に、その必要数だけ、凹部4dの深さをL2に深く加工する。このようにして、一つのカムスライダー4で、ガススプリングとコイルスプリング用とに共用させることができる。
本発明の第2実施例吊りカム装置1において、図4−A(A)に示すように、深さがL1の凹部4dに対して、直径d1を同じくして開口端面からの長さが長い(L2)に加工して、ガススプリングまたはコイルスプリングの長さの長いタイプを使用するようにする。また、直径直径d1よりも小さくした凹部を追加・加工することで、コイルスプリングまたはガススプリングの直径が基本形の直径d1よりも小さく、開口端面からの長さが長いタイプ(L2)のものを使用することができる。
本発明の第3実施例吊りカム装置1において、図4−A(B)に示すように凹部4dにおける基本形の直径d1を大きくして直径d2にしたり、凹部の直径を直径d2に大きして、更に開口端面からの長さLを変えたりすることもできる。これにより、大きな直径d2で開口端面からの長さLが異なる、ガススプリングまたはコイルスプリングを併用して使用することができる。
参考例1
参考例1の吊りカム装置1において、図4−B(A)と図4−B(B)とに示すように凹部4dの底部において、その底面から上に突出する突起4eを設け、その高さを適宜に調節する。それにより、凹部4dの直径d1を同じくして、開口端面からの長さLが短いタイプ(L1)のガススプリング2と、開口端面からの長さが長いタイプ(L2)のコイルスプリング3とを併用することができる。
参考例2
参考例2の吊りカム装置1において、その凹部4dの底部は、図4−C(A)に示すように、参考例1における突起4eに円筒穴加工して環状突起4fとする。そして、ガススプリング2の使用できる長さLになるような突起の高さに環状突起4fを設定する。
よって、図4−C(B)に示すように環状突起4fと凹部4dの周壁面との間には、開口端面からの長さがL2用のコイルスプリング3を差し込んで使用することができ、図4−C(C)に示すように環状突起4fの内側の凹部に寸法の長いタイプ(L2)のガススプリング2bを差し込んで使用でき、更に、図4−C(D)に示すように、直径の小さいコイルスプリング3a環状突起4fの内側凹部に差し込んで使用することができる。
更に図4−C(B)の使用状態と図4−C(C)の使用状態とを組み合わせて、コイルスプリング3及びガススプリング2bを同時に使用することができる。同様図4−C(B)の使用状態と図4−C(D)の使用状態とを組み合わせて、コイルスプリング3,3bを同時に使用することができる。
このようにして、基本となる弾性部材用の凹部4dを有する一つのカムスライダー4を形成しておくことで、複数種類のカムスライダーに加工し使用できるので、従来では必要であった弾性部材用のストッパー及び止めネジを不要としたものである。
実施例の吊りカム装置は、カム装置の戻り弾性部材に広く適用できる、ガススプリング・コイルスプリング兼用構造となっている。
1 吊りカム装置、 1a カム装置、
2 ガススプリング、
2a,2b ガススプリング、
3,3a コイルスプリング、
4 カムスライダー、
4a,4b カム面、 4c 工具取付け面、
4d 凹部、 4e 突起、
4f 環状突起、
5 移動金型、
6 固定金型、
10 カムホルダー、
11 ガススプリング、
12 コイルスプリング、
13 カムスライダー、
14 取付け孔、
15a,15b スプリングストッパープレート、
16 弾性部材用貫通孔、
17 カムドライバー。

Claims (2)

  1. 金型の移動金型に固定されたカムホルダーと、
    前記カムホルダーに摺動自在に保持され、弾性部材を収納する凹部を有し、前記弾性部材によってワーク加工位置から元の位置に復帰されカム面に沿って摺動するとともにその摺動方向の片側の工具取付け面に工具を保持するカムスライダーと、
    前記カムスライダーのカム面と摺接する摺動用カム面を有するとともに、金型の固定金型に固定されたカムドライバーと、を有する吊りカム装置の共用方法であって、
    前記凹部は、相異なる全長を有する複数の弾性部材のうち最も全長が短い弾性部材を収納する深さを有し、
    前記最も全長が短い弾性部材より全長が長い弾性部材を使用する場合には、前記凹部の底部の一部もしくは全部の深さを深くする加工を行い、
    同一外形形状の前記吊りカム装置で前記弾性部材の仕様変更に対応させること、
    を特徴とする吊りカム装置の共用方法
  2. 前記凹部は、相異なる外径を有する複数の弾性部材のうち最も外径が小さい弾性部材を収納する内径を有し、
    前記最も外径が小さい弾性部材より外径が大きい弾性部材を使用する場合には、前記凹部の内径を大きくする加工を行い、
    同一外形形状の前記吊りカム装置で前記弾性部材の仕様変更に対応させること、
    を特徴とする請求項1に記載の吊りカム装置の共用方法
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