JPH10113729A - プレス金型用カム - Google Patents

プレス金型用カム

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JPH10113729A
JPH10113729A JP8289191A JP28919196A JPH10113729A JP H10113729 A JPH10113729 A JP H10113729A JP 8289191 A JP8289191 A JP 8289191A JP 28919196 A JP28919196 A JP 28919196A JP H10113729 A JPH10113729 A JP H10113729A
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cam
cam slide
slide
coil spring
press die
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Tadashi Sasahara
正 笹原
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B1/00Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
    • B30B1/40Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by wedge means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 比較的高価なカムスライドを交換することな
しに、カムスライドの移動ストロークの変更を行うこと
ができ、多種類のカムスライドを予め準備する必要をな
くし得るプレス金型用カムを提供する 【解決手段】 プレス金型用カム1は、カム面2を有す
るカムスライド3と、カムスライドをX方向に移動させ
るカムドライバ4と、カムスライドを元の位置に復帰さ
せる復帰手段5とを具備し、復帰手段は、有底孔11に
配されたコイルスプリング42と、その保持手段43と
を備え、有底孔において有底孔の孔底73とコイルスプ
リングの他端74との間には、カムスライドの本体12
のX方向の移動ストロークを調節する円筒体からなる調
整部材75が配されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス金型用カム
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】プレス金型用カムは、
通常、カム面を有した移動自在なカムスライドと、この
カムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動さ
せるカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰さ
せる復帰手段とを具備しており、復帰手段としては、下
型若しくは上型のベース部材に孔を形成し、カムスライ
ドにコイルスプリングのガイドピンを植設し、ガイドピ
ンを取り囲むようしてコイルスプリングをベースに形成
された孔に挿着したもの、あるいはスプリングユニット
を用いたものがある。
【0003】前者の復帰手段によれば、カムスライドの
カムからの抜き取りは、エンドプレートを上型又は下型
のベース部材から取り外し、その後、コイルスプリング
及びガイドピンがベース部材の孔外に位置するように、
カムスライドを移動させる必要があり、このカムスライ
ドの移動が干渉物などにより行い得ない場合には、カム
スライドのみのカムからの抜き取りは不可能となり、カ
ム全体を型から取り外さなければならない事態となる。
【0004】また、後者の復帰手段によれば、これはカ
ムスライドの外の下方にコイルスプリング等を設けたも
のであるため、設置スペースを多く必要とする上に、カ
ムスライドの移動を滑り案内する摺動案内面をカムスラ
イドの下方に設けることが困難となり、スプリングユニ
ットを避けてこれらを設ける結果、カムスライドの横幅
が広くなり、これによっても広い設置スペースを必要と
すると共に、カムスライドの摺動面積が小さくなり、そ
れほど満足し得るものではない。
【0005】そこで、本出願人は、特願平7−2151
90号において、一端がカムスライドに当接して、当該
カムスライドに形成された有底孔に配されたコイルスプ
リングと、このコイルスプリングを保持する保持手段を
有した復帰手段とを具備し、保持手段が、カムスライド
を貫通し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有底孔
を通って伸長したロッドと、コイルスプリングの他端を
受容すべく、有底孔側におけるロッドの一端部に設けら
れたばね受とを具備してなるプレス金型用カムを提案し
た。この提案に係るプレス金型用カムは、上記両復帰手
段の不都合を解決し得て、十分に満足しうるものである
が、カムスライドの移動ストロークを異ならせたい場合
等においては、それに対応した高価なカムスライドとコ
イルスプリングとを準備する必要が生じる等の無駄が多
くなり、この点において満足し得るものではない。
【0006】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、比較的高価なカム
スライドを交換することなしに、カムスライドの移動ス
トロークの変更を行うことができ、多種類のカムスライ
ドを予め準備する必要をなくし得るプレス金型用カムを
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、カム面を有した移動自在なカムスライドと、このカ
ムスライドのカム面に当接してカムスライドを移動させ
るカムドライバと、カムスライドを元の位置に復帰させ
る復帰手段とを具備しており、復帰手段は、当該カムス
ライドに形成された有底孔に配されたコイルスプリング
と、このコイルスプリングを保持する保持手段とを具備
しており、保持手段は、カムスライドを摺動自在に貫通
し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有底孔を通っ
て伸長したロッドと、コイルスプリングの一端を受容す
べく、ロッドの一端部に設けられたばね受とを具備して
おり、有底孔において当該有底孔の孔底とコイルスプリ
ングの他端との間に、カムスライドの移動ストロークを
調節する調整部材が配されているプレス金型用カムによ
って達成される。
【0008】調整部材は、有底孔に配置することができ
て、かつコイルスプリングの長短に合わせて、コイルス
プリングの他端を受容できる形状であれば、いかなる形
状のものであってもよいが、ロッドが移動自在に貫通し
た円筒体からなるものが好ましい。
【0009】カムスライドは、下置きカムタイプ又は吊
りカムタイプのいずれであってもいが、下置きカムタイ
プの場合には、下型側の基台に矩形凹所が形成されて、
この矩形凹所にカムスライドが移動自在に配され、矩形
凹所の底壁と側壁とにそれぞれ摺動自在に当接する滑り
材がカムスライドの本体の底壁と側壁とに取り付けられ
ていてもよい。一方、カムスライドが吊りカムタイプの
場合には、上型側の基台に矩形凹所が形成されて、この
矩形凹所にカムスライドが移動自在に配され、矩形凹所
の底壁と側壁とにそれぞれ摺動自在に当接する滑り材が
カムスライドの本体の上壁と側壁とに取り付けられてい
てもよい。
【0010】なお、多数の工具をカムスライドに設ける
場合など大きな復帰力を必要とする場合等には、復帰手
段を多複数個設けてもよい。また、本発明では、ロッド
の他端部に、カムスライドからのロッドの抜けを防止す
る膨大部を形成してもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明及びその実施の形態
を、図に示す好ましい実施例に基づいて更に詳細に説明
する。なお、本発明はこれら実施例に何等限定されない
のである。
【0012】
【実施例】図1から図2において、本例のプレス金型用
カム1は、カム面2を有したX方向(水平方向)に移動
自在なカムスライド3と、カムスライド3のカム面2に
当接してカムスライド3をX方向に移動させるカムドラ
イバ4と、カムスライド3を元の位置に復帰させる復帰
手段5とを具備している。
【0013】カムスライド3は、下部に有底孔11を有
した本体12と、本体12の底壁13と両側壁14及び
15とのそれぞれにねじ又はボルト16等により取り付
けられた滑り材17、18及び19とを具備している。
【0014】本例のカムスライド3は、下置きカムタイ
プであり、下型の基台21には矩形凹所22が形成され
ており、矩形凹所22にカムスライド3がX方向に移動
自在に配されており、滑り材17、18及び19は、矩
形凹所22の底壁23と両側壁24及び25とにそれぞ
れX方向に摺動自在に当接している。本体12の前面2
6に、切刃等の工具が取り付けられる。
【0015】カムドライバ4は、上型の基台31に取り
付けられた本体32と、本体32の斜面にねじ又はボル
ト等により取り付けられた滑り材33とを具備してお
り、滑り材33の外面がカムスライド3のカム面2に当
接するカム面34を構成している。
【0016】復帰手段5は、有底孔11に配されたコイ
ルスプリング42と、コイルスプリング42を保持する
保持手段43とを具備している。
【0017】保持手段43は、カムスライド3の本体1
2に形成された貫通孔44を摺動自在に貫通し、かつコ
イルスプリング42に取り囲まれて有底孔11を通って
伸長したロッド45と、コイルスプリング42の一端4
6を受容すべく、ロッド45の一端部47に、当該ロッ
ド45に螺合されたボルト50により固着されて設けら
れたばね受48とを具備している。貫通孔44におい
て、ロッド45と本体12との間には、カムスライド3
のX方向の移動を滑らかにするブッシュ51が本体12
に固着されて設けられており、本例では、ロッド45
は、ブッシュ51に対してX方向に相対的に摺動自在と
なって、貫通孔44を貫通している。
【0018】ロッド45の他端部52には、本体12か
らのロッド45の抜けを防止する膨大部53が形成され
ており、本体12には、カムスライド3が元の位置に復
帰された際に膨大部53を受容する凹所54が形成され
ている。ロッド45は、矩形凹所22の前壁61と後壁
62との間に配されており、前壁61にばね受48が当
接し得るようになっており、後壁62との間に隙間Gを
もって膨大部53が配されている。隙間Gは、カムスラ
イド3が元の位置に復帰された際に、後壁62とカムス
ライド3の本体12の後面27との間にも形成されるよ
うになっている。なお、コイルスプリング42の弾性力
によるカムスライド3の復帰の際に、凹所54において
膨大部53がカムスライド3の本体12に激突するのを
防止するために、ロッド45の膨大部53の前面には、
ワッシャ63を介してウレタン製のワッシャ64が装着
されている。ロッド45は、膨大部53が形成されたロ
ッド本体45aと、一端部47を構成するカラー45b
との二部材からなり、ロッド本体45aとカラー45b
とは、ボルト50により一体連結されている。
【0019】カムスライド3の本体12の両側壁14及
び15にはそれぞれ、段部65及び66が形成されてお
り、段部65及び66にそれぞれ係合して、カムスライ
ド3をX方向に移動自在に保持する保持板71がねじ又
はボルト72等により基台21に固着されて設けられて
いる。
【0020】有底孔11において当該有底孔11の孔底
73とコイルスプリング42の他端74との間には、カ
ムスライド3の本体12のX方向の移動ストロークを調
節する円筒体からなる調整部材75が配されており、ロ
ッド45は、調整部材75を移動自在に貫通して伸びて
いる。
【0021】以上のように下型の基台21に置かれてな
る下置きタイプのカムスライド3を具備したプレス金型
用カム1では、図3に示すように、カムドライバ4が上
昇位置に配されている際には、カムスライド3は、コイ
ルスプリング42の弾性力により元の位置に復帰されて
いる。カムスライド3がこのように元の位置に復帰され
ている際には、後壁62とカムスライド3の本体12の
後面27との間には、隙間Gが形成されるようになって
いる。カムドライバ4が油圧ラム等の作動により下降さ
れると、カムドライバ4のカム面34がカムスライド3
のカム面2に当接し、これによりカムドライバ4の更な
る下降と共にカムスライド3は、コイルスプリング42
の弾性力に抗してX方向に移動されて、図1に示す位置
に配される。カムスライド3のX方向の移動において、
カムスライド3の前面26に装着された工具により、工
作物に穴明け等を含むプレス加工が施される。プレス加
工完了後、カムドライバ4が上昇されることにより、図
3に示すように、カムスライド3もまたコイルスプリン
グ42の弾性力より元の位置に復帰される。
【0022】そして本例のプレス金型用カム1では、コ
イルスプリング42の伸縮によるカムスライド3のX方
向の移動量が調整部材75により調整されており、例え
ば、X方向長がより長い凹所22に対してプレス金型用
カム1を適用して、当該プレス金型用カム1をより長い
ストロークをもって移動させようとする場合には、X方
向長のより短い調整部材75とX方向長のより長いコイ
ルスプリング42とを準備して、これらと、元のものと
を入れ替えればよい。X方向長のより短い調整部材75
を用いると、X方向長のより長い有底孔11を有したカ
ムスライド3に交換することなしに、コイルスプリング
42の伸縮可能量を増大させることができ、プレス金型
用カム1をより長いストロークを持って移動させること
ができる。このようにプレス金型用カム1では、調整部
材75とコイルスプリング42との交換により、カムス
ライド3の移動ストロークの変更に適切に対応すること
ができる。したがって、高価なカムスライド3を多数予
め準備して、在庫しておく必要がなくなるのである。
【0023】なお、プレス金型用カム1では、ねじ又は
ボルト72等を緩めて保持板71を取り外すことによ
り、カムスライド3を基台21から簡単に抜き取ること
ができ、カムスライド3の取付け、取外しを極めて簡
単、容易に行うことができる。また、本体12の底壁1
3と両側壁14及び15とのそれぞれに滑り材17、1
8及び19を取り付けて、これらによりカムスライド3
をX方向に移動自在に支持し得るため、カムスライド3
のX方向の移動が安定になされ、而してカムスライド3
による加工が正確になされる。しかも復帰手段5をほぼ
カムスライド3の下部に装着しているため、占有スペー
スを小さくすることができ、コンパクトなプレス金型用
カムを提供することができる。
【0024】以上の例はカムスライド3を下置きカムタ
イプで構成したプレス金型用カムであるが、これに代え
て、図4及び図5に示すように、カムスライド3を、吊
りカムタイプで構成してもよい。以下、図4及び図5に
示すプレス金型用カム81について説明する。
【0025】図4及び図5において、プレス金型用カム
81は、カム面2を有したY方向(斜め方向)に移動自
在なカムスライド3と、カムスライド3のカム面2に当
接してカムスライド3をY方向に移動させるカムドライ
バ4と、カムスライド3を元の位置に復帰させる復帰手
段5とを具備している。
【0026】カムスライド3は、上部に有底孔11を有
した本体12と、本体12の上壁82と両側壁14及び
15とのそれぞれにねじ又はボルト16等により取り付
けられた滑り材17、18及び19と、本体12の斜面
にねじ又はボルト等により取り付けられた滑り材33と
を具備しており、滑り材33の外面がカムドライバ4の
カム面34に当接するカム面2を構成している。
【0027】上型の基台31には矩形凹所83が形成さ
れており、矩形凹所83にカムスライド3がY方向に移
動自在に配されており、滑り材17、18及び19は、
矩形凹所83の底壁84と両側壁85及び86とにそれ
ぞれY方向に摺動自在に当接している。本体12の前面
26に、切刃等の工具が取り付けられる。
【0028】カムドライバ4は、カム面2に当接するカ
ム面34を斜面に有し、下型の基台21に取り付けられ
た本体32を具備している。
【0029】復帰手段5は、有底孔11に配されたコイ
ルスプリング42と、コイルスプリング42を保持する
保持手段43とを具備している。
【0030】保持手段43は、本体12に形成された貫
通孔44を摺動自在に貫通し、かつコイルスプリング4
2に取り囲まれて有底孔11を通って伸長したロッド4
5と、コイルスプリング42の一端46を受容すべく、
ロッド45の一端部47に、当該ロッド45に螺合され
たボルト50により固着されて設けられたばね受48と
を具備している。貫通孔44において、ロッド45と本
体12との間には、カムスライド3のY方向の移動を滑
らかにするブッシュ51が本体12に固着されて設けら
れて、ロッド45は、ブッシュ51に対してY方向に相
対的に摺動自在となって、貫通孔44を貫通している。
【0031】ロッド45の他端部52には、本体12か
らのロッド45の抜けを防止する膨大部53が形成され
ており、本体12には、カムスライド3が元の位置に復
帰された際に膨大部53を受容する凹所54が形成され
ている。ロッド45は、矩形凹所83の前壁91と後壁
92との間に配されており、前壁91にばね受48が当
接し得るようになっており、後壁92との間に、隙間G
をもって膨大部53が配されている。隙間Gは、カムス
ライド3が元の位置に復帰された際に、後壁92とカム
スライド3の本体12の後面27との間にも形成される
ようになっている。なお、コイルスプリング42の弾性
力によるカムスライド3の復帰の際に、凹所54におい
て膨大部53がカムスライド3の本体12に激突するの
を防止するために、ロッド45の膨大部53の前面に
は、ワッシャ63を介してウレタン製のワッシャ64が
装着されている。ロッド45は、前記と同様に、膨大部
53が形成されたロッド本体45aと、一端部47を構
成するカラー45bとの二部材からなり、ロッド本体4
5aとカラー45bとは、ボルト50により一体連結さ
れている。
【0032】カムスライド3の両側壁14及び15には
それぞれ、段部65及び66が形成されており、段部6
5及び66にそれぞれ係合して、カムスライド3をY方
向に移動自在に吊り下げ保持する保持板71がねじ又は
ボルト72等により基台31に固着されて設けられてい
る。
【0033】有底孔11において当該有底孔11の孔底
73とコイルスプリング42の他端74との間には、カ
ムスライド3の本体12のY方向の移動ストロークを調
節する円筒体からなる調整部材95が配されており、ロ
ッド45は、調整部材95を移動自在に貫通して伸びて
いる。
【0034】以上のプレス金型用カム81では、カムス
ライド3が基台31の下降及び上昇と共に同じく下降及
び上昇され、この下降及び上昇においてカムスライド3
がY方向に移動されて、而して、プレス金型用カム1と
同様の作用効果を奏し得る。
【0035】尚、矩形凹所22又は83の前壁61又は
91と後壁62又は92とのそれぞれに位置決め用の段
部凹所をそれぞれ形成して、段部凹所にそれぞればね受
け48と膨大部53とを配置してもよい。
【0036】図6に示すプレス金型用カム110は、吊
りカムタイプであって、多数の工具をカムスライド3の
前面26に設ける場合など大きな復帰力を必要とする場
合の例であって、本例のプレス金型用カム110は、上
記の復帰手段5が複数個、本例では6個並設されて構成
されている。また、プレス金型用カム110では、カム
スライド3の本体12の下面中央には、Y方向に伸びる
案内凹所111が、カムドライバ4の本体32の上面中
央には、同じくY方向に伸びる案内突起112がそれぞ
れ形成されており、カムスライド3の下降において、案
内凹所111と案内突起112とが係合して、この係合
によりカムスライド3のY方向の確実な移動が案内され
るようになっている。
【0037】更に、図6に示すプレス金型用カム110
には、強制戻し機構が設けられており、この強制戻し機
構は、カムスライド3の本体12の両側壁14及び15
に取り付けられた突起131(側壁15の突起は図示せ
ず)と、カムスライド3の下降の際に、突起131のそ
れぞれに係合するように、カムドライバ4のカム面34
の両端にボルト132により取り付けられた一対の鉤部
材133とを具備しており、強制戻し機構は、カムスラ
イド3の上昇の初期に、互いに係合する鉤部材133と
突起131とを介してカムスライド3に初期復帰力を与
える。カムドスライド3の一定量の上昇後に、鉤部材1
33と突起131との係合は解除されるようになってい
る。このようなプレス金型用カム110においても、各
復帰手段5に調整部材95を用いることにより、前述と
同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比較的高
価なカムスライドを交換することなしに、カムスライド
の移動ストロークの変更を行うことができ、多種類のカ
ムスライドを予め準備する必要をなくし得る。また本発
明によれば、カムスライドに取り付ける工具が重い場合
などにおいて、コイルスプリングの戻し力によっては高
速にカムスライドを元の位置に復帰させ難い際に、より
長い調整部材に取り換えることにより、実質的に戻し力
を大きくし得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい一実施例の側面断面図であ
る。
【図2】図1に示す実施例の正面説明図である。
【図3】図1に示す実施例の動作説明図である。
【図4】本発明の好ましい他の実施例の側面断面図であ
る。
【図5】図4に示す実施例の正面説明図である。
【図6】本発明の好ましい更に他の実施例の一部分解斜
視図である。
【符号の説明】
1 プレス金型用カム 2 カム面 3 カムスライド 4 カムドライバ 5 復帰手段 11 有底孔 42 コイルスプリング 43 保持手段 45 ロッド 48 ばね受 75 調整部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カム面を有した移動自在なカムスライド
    と、このカムスライドのカム面に当接してカムスライド
    を移動させるカムドライバと、カムスライドを元の位置
    に復帰させる復帰手段とを具備しており、復帰手段は、
    当該カムスライドに形成された有底孔に配されたコイル
    スプリングと、このコイルスプリングを保持する保持手
    段とを具備しており、保持手段は、カムスライドを摺動
    自在に貫通し、かつコイルスプリングに取り囲まれて有
    底孔を通って伸長したロッドと、コイルスプリングの一
    端を受容すべく、ロッドの一端部に設けられたばね受と
    を具備しており、有底孔において当該有底孔の孔底とコ
    イルスプリングの他端との間には、カムスライドの移動
    ストロークを調節する調整部材が配されているプレス金
    型用カム。
  2. 【請求項2】 調整部材は、ロッドが貫通した円筒体か
    らなる請求項1に記載のプレス金型用カム。
  3. 【請求項3】 カムスライドは、下置きカムタイプであ
    り、下型側の基台には矩形凹所が形成されており、この
    矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求
    項1又は2に記載のプレス金型用カム。
  4. 【請求項4】 カムスライドは、吊りカムタイプであ
    り、上型側の基台には矩形凹所が形成されており、この
    矩形凹所にカムスライドが移動自在に配されている請求
    項1又は2に記載のプレス金型用カム。
  5. 【請求項5】 復帰手段は、複数個設けられている請求
    項1から4のいずれか一つに記載のプレス金型用カム。
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Cited By (6)

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