JP3610596B2 - プレス型のカム装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、カムを用いてプレス機械のラムの下向き加圧力を横向き加圧力に変えて、穴明け、剪断、曲げ加工等を行うプレス型のカム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプレス型のカム装置の一つとして、ベースと、このベースに摺動自在に嵌装されたカムスライドと、カムスライドに当接してカムスライドをベースに対して摺動させるカムドライバと、カムスライドを初期摺動位置に設定する弾性手段とを具備し、カムスライドが、基体と括れ部と頭部とを有しており、ベースが、カムスライドの頭部の下面側に位置する基部と、この基部から伸びてカムスライドの頭部の各側面に位置する二股部と、この二股部の各々から伸びてカムスライドの括れ部を挟むようにしてカムスライドの頭部と基体との間に嵌合された上板部とを具備して、基部、二股部及び上板部によりカムスライド頭部が包持されて、カムスライドがベースに摺動自在に嵌装されているものがある。そして、ベースの上板部は、カムスライドがたつきなしにベースによって案内移動されるようにするために、カムスライドの頭部と基体との間に、ほぼ隙間なしに嵌合されて配されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のような従来のプレス型のカム装置では、カムドライバの作動にによるカムスライドの移動及びこれに基づく穴明け、剪断、曲げ加工で、カムスライドには種々の方向の力が加わる。そして上記のように上板部がカムスライドの頭部と基体との間に隙間なく嵌合されていると、この上板部にも繰り返して種々の方向の力が加わり、上板部両面に摩耗が生じ、このように両面に摩耗が生じると、大きなガタの原因となり、穴明け、剪断、曲げ等の加工精度が悪くなり、また保守工数が増大する。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ガタの発生を少なくし得、長期に亘って所望の動作を行い得、保守工数の減少を図り得るプレス型のカム装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、ベースと、このベースに摺動自在に嵌装されたカムスライドと、カムスライドに当接してカムスライドをベースに対して摺動させるカムドライバと、カムスライドを初期摺動位置に設定する弾性手段とを具備し、ベースは、基部と括れ部と頭部とを有しており、カムスライドは、ベースの頭部の上面側に位置する基体と、この基体から伸びてベースの頭部の各側面に位置する二股部と、この二股部の各々から伸びてベースの括れ部を挟むようにしてベースの頭部とベースの基部との間に、ベースの基部に対して隙間をもって配された下板部とを具備して、これら、基体、二股部及び下板部によりベースの頭部を包持してベースに摺動自在に嵌装されているプレス型のカム装置によって達成される。
【0006】
本発明の好ましい例では、ベースの頭部の上面とカムスライドの基体との間若しくはベースの頭部の各側面とカムスライドの二股部との間には、滑り部材が配される。また他の好ましい例では、下板部は、二股部下面に取り付けられた板状の滑り材からなっている。
【0007】
【作用】
本発明のプレス型のカム装置では、ラムの下向き加圧力によりカムドライバが作動されると、カムドライバはカムスライドに向かって移動されて、ラムの下向き加圧力がカムスライドに横向き加圧力として伝達され、而してカムスライドは弾性手段の弾性力に抗してベースに案内されて横方向に移動され、この移動でカムスライドの一端に設けられた工具により穴明け、剪断、曲げ加工等が行われる。ラムの下向き加圧力によるカムドライバの作動が解除されると、カムスライドは弾性手段の弾性力によりベースに案内されて初期摺動位置に移動される。基体、二股部及び下板部によりベースの頭部を包持したカムスライドは、がたつきなしにベースに移動案内される。
【0008】
以下本発明を、図に示す好ましい具体例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具体例に何等限定されないのである。
【0009】
【具体例】
図において、本例のプレス型のカム装置1は、ベース2と、ベース2に摺動自在に嵌装されたカムスライド3と、カムスライド3に当接してカムスライド3をベース2に対して摺動させるカムドライバ4と、カムスライド4を初期摺動位置に設定する弾性手段5とを具備している。
【0010】
ベース2は、基部10と、この基部10上に一体形成された括れ部11と、括れ部11上に同じく一体形成された頭部12と、基部10の端部にねじ等により取り付けられた停止板13とを具備している。基部10、括れ部11及び頭部12は略レール形状を有している。ベース2には、頭部12及び括れ部11に亘る領域に横に伸びる穴20が形成されており、更に、穴20に連通して頭部12には、ねじ孔21が穿設されている。
【0011】
カムスライド3は、ベース頭部12の上面31側に位置する基体32と、基体32から下方に伸びてベース頭部12の各側面33及び34に位置する二股部35及び36と、二股部35及び36の各々から括れ部11に向かって伸びて括れ部11を挟むようにしてベース頭部12とベース基部10との間に、ベース基部10に対して隙間37をもって配された下板部38及び39とを具備して、これら、基体32、二股部35及び36並びに下板部38及び39によりベース頭部12を包持してベース2に摺動自在に嵌装されている。カムスライド3は、更に、基体32に傾斜したカム面41有していると共に、基体32から一体的に下方に伸びるばね受け部42を有しており、ばね受け部42には、停止板13への衝突音をなくす消音ストッパ43が取り付けられている。板状滑り材からなる下板部38及び39は、ボルト44及び45により二股部35及び36の下面に固着されている。基体32の前面46には、穴明け、剪断、曲げ加工等用の工具が取り付けられる。
【0012】
カムドライバ4は、カム面41と同様に傾斜する傾斜面51と、上下方向に伸びる垂直面52とを有しており、傾斜面51には、滑り材からなるカムプレート54が取り付けられており、垂直面52には、停止板13に摺動自在に当接する滑り部材55が取り付けられている。カムドライバ4は、カムドライバ4の上方に配されたラム(図示せず)に取り付けられて、ラムの作動により上下方向Aに移動される。
【0013】
弾性手段5は、穴20に配されて、一端がばね受け部42に当接し、他端が穴20の底面に当接したコイルばね61と、コイルばね61に取り囲まれてねじ部62がねじ孔21に螺着されて頭部12に固着されたガイドピン63とを具備しており、コイルばね61の伸長力により消音ストッパ43が停止板13に当接する方向にカムスライド3を付勢している。
【0014】
本例では、ベース頭部12の上面31と基体32との間には、滑り部材72が頭部12に固着されて配されており、ベース頭部12の各側面33及び34と二股部35及び36との間には、滑り部材73及び74が頭部12に固着されて配されている。
【0015】
以上のように形成された本例のプレス型のカム装置1では、図2に示す状態において、ラムが作動されると、カムドライバ4が滑り部材55を介して停止板13に案内されて下降し、この下降と共に、カムプレー54に摺接する傾斜面41を有するカムスライド3は、コイルばね61のばね力に抗してベース2に案内されて横方向Bに移動され、図3に示すように配され、ここで基体32の前面46に取り付けられた工具により、穴明け、剪断、曲げ等の加工を行わせる。加工完了後、ラムが前記と逆に作動されると、カムドライバ4が滑り部材55を介して停止板13に案内されて上昇し、この上昇と共に、カムスライド3は、コイルばね61のばね力によりベース2に案内されて横方向Bに移動され、図2に示すように初期位置に配される。
【0016】
ところでカムスライド3の移動は、滑り部材72、73及び74を介してカムスライド3の基体32、二股部35及び36並びに下板部38及び39が嵌合する略レール形状をしたベース2の頭部12により案内されてなされ、穴明け、剪断、曲げ等の加工におけるカムスライド3の上向き変位は、下板部38及び39の上面81及び82が頭部12の下面83及び84に当接して規制され、その下向き変位は、頭部12の上面31に固着された滑り部材72の上面84への基体32の下面85の当接により規制され、而してカムスライド3の上下方向の変位での下板部38及び39の摩耗は、上面81及び82領域のみとなり、したがって下板部38及び39の摩耗に起因するガタが少なくなり、長期に亘って加工精度を維持し得る。すなわち、下板部38及び39に相当する従来のベースの上板部は、その上下面でカムスライドの頭部と基体との間に、ほぼ隙間なしに嵌合されて配されているため、カムスライドの上下方向の変位で当該上板部は、その上下両面において摩耗が生じることとなり、これにより大きなガタとなる虞があるが、本例のプレス型のカム装置1では、上記のようにこれをなくし得るのである。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明では、二股部の各々から伸びて括れ部を挟むようにしてベース頭部とベース基部との間に、ベース基部に対して隙間をもって配された下板部を具備してカムスライドが形成されているため、下板部の摩耗に起因するガタを減少し得、長期に亘って所望の動作を行い得、保守工数を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい具体例の側面図である。
【図2】カムスライドが初期位置に設定された場合の図1に示す具体例のII−II線断面図である。
【図3】カムスライドが移動位置に設定された場合の図1に示す具体例のII−II線断面図である。
【図4】図1に示す具体例のカムドライバの斜視図である。
【図5】図1に示す具体例のカムスライドの斜視図である。
【図6】図1に示す具体例のベースの斜視図である。
【符号の説明】
1 プレス型のカム装置
2 ベース
3 カムスライド
4 カムドライバ
5 弾性手段
10 基部
11 括れ部
12 頭部
32 基体
35、36 二股部
38、39 下板部
【産業上の利用分野】
本発明は、カムを用いてプレス機械のラムの下向き加圧力を横向き加圧力に変えて、穴明け、剪断、曲げ加工等を行うプレス型のカム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプレス型のカム装置の一つとして、ベースと、このベースに摺動自在に嵌装されたカムスライドと、カムスライドに当接してカムスライドをベースに対して摺動させるカムドライバと、カムスライドを初期摺動位置に設定する弾性手段とを具備し、カムスライドが、基体と括れ部と頭部とを有しており、ベースが、カムスライドの頭部の下面側に位置する基部と、この基部から伸びてカムスライドの頭部の各側面に位置する二股部と、この二股部の各々から伸びてカムスライドの括れ部を挟むようにしてカムスライドの頭部と基体との間に嵌合された上板部とを具備して、基部、二股部及び上板部によりカムスライド頭部が包持されて、カムスライドがベースに摺動自在に嵌装されているものがある。そして、ベースの上板部は、カムスライドがたつきなしにベースによって案内移動されるようにするために、カムスライドの頭部と基体との間に、ほぼ隙間なしに嵌合されて配されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記のような従来のプレス型のカム装置では、カムドライバの作動にによるカムスライドの移動及びこれに基づく穴明け、剪断、曲げ加工で、カムスライドには種々の方向の力が加わる。そして上記のように上板部がカムスライドの頭部と基体との間に隙間なく嵌合されていると、この上板部にも繰り返して種々の方向の力が加わり、上板部両面に摩耗が生じ、このように両面に摩耗が生じると、大きなガタの原因となり、穴明け、剪断、曲げ等の加工精度が悪くなり、また保守工数が増大する。
【0004】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ガタの発生を少なくし得、長期に亘って所望の動作を行い得、保守工数の減少を図り得るプレス型のカム装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、ベースと、このベースに摺動自在に嵌装されたカムスライドと、カムスライドに当接してカムスライドをベースに対して摺動させるカムドライバと、カムスライドを初期摺動位置に設定する弾性手段とを具備し、ベースは、基部と括れ部と頭部とを有しており、カムスライドは、ベースの頭部の上面側に位置する基体と、この基体から伸びてベースの頭部の各側面に位置する二股部と、この二股部の各々から伸びてベースの括れ部を挟むようにしてベースの頭部とベースの基部との間に、ベースの基部に対して隙間をもって配された下板部とを具備して、これら、基体、二股部及び下板部によりベースの頭部を包持してベースに摺動自在に嵌装されているプレス型のカム装置によって達成される。
【0006】
本発明の好ましい例では、ベースの頭部の上面とカムスライドの基体との間若しくはベースの頭部の各側面とカムスライドの二股部との間には、滑り部材が配される。また他の好ましい例では、下板部は、二股部下面に取り付けられた板状の滑り材からなっている。
【0007】
【作用】
本発明のプレス型のカム装置では、ラムの下向き加圧力によりカムドライバが作動されると、カムドライバはカムスライドに向かって移動されて、ラムの下向き加圧力がカムスライドに横向き加圧力として伝達され、而してカムスライドは弾性手段の弾性力に抗してベースに案内されて横方向に移動され、この移動でカムスライドの一端に設けられた工具により穴明け、剪断、曲げ加工等が行われる。ラムの下向き加圧力によるカムドライバの作動が解除されると、カムスライドは弾性手段の弾性力によりベースに案内されて初期摺動位置に移動される。基体、二股部及び下板部によりベースの頭部を包持したカムスライドは、がたつきなしにベースに移動案内される。
【0008】
以下本発明を、図に示す好ましい具体例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら具体例に何等限定されないのである。
【0009】
【具体例】
図において、本例のプレス型のカム装置1は、ベース2と、ベース2に摺動自在に嵌装されたカムスライド3と、カムスライド3に当接してカムスライド3をベース2に対して摺動させるカムドライバ4と、カムスライド4を初期摺動位置に設定する弾性手段5とを具備している。
【0010】
ベース2は、基部10と、この基部10上に一体形成された括れ部11と、括れ部11上に同じく一体形成された頭部12と、基部10の端部にねじ等により取り付けられた停止板13とを具備している。基部10、括れ部11及び頭部12は略レール形状を有している。ベース2には、頭部12及び括れ部11に亘る領域に横に伸びる穴20が形成されており、更に、穴20に連通して頭部12には、ねじ孔21が穿設されている。
【0011】
カムスライド3は、ベース頭部12の上面31側に位置する基体32と、基体32から下方に伸びてベース頭部12の各側面33及び34に位置する二股部35及び36と、二股部35及び36の各々から括れ部11に向かって伸びて括れ部11を挟むようにしてベース頭部12とベース基部10との間に、ベース基部10に対して隙間37をもって配された下板部38及び39とを具備して、これら、基体32、二股部35及び36並びに下板部38及び39によりベース頭部12を包持してベース2に摺動自在に嵌装されている。カムスライド3は、更に、基体32に傾斜したカム面41有していると共に、基体32から一体的に下方に伸びるばね受け部42を有しており、ばね受け部42には、停止板13への衝突音をなくす消音ストッパ43が取り付けられている。板状滑り材からなる下板部38及び39は、ボルト44及び45により二股部35及び36の下面に固着されている。基体32の前面46には、穴明け、剪断、曲げ加工等用の工具が取り付けられる。
【0012】
カムドライバ4は、カム面41と同様に傾斜する傾斜面51と、上下方向に伸びる垂直面52とを有しており、傾斜面51には、滑り材からなるカムプレート54が取り付けられており、垂直面52には、停止板13に摺動自在に当接する滑り部材55が取り付けられている。カムドライバ4は、カムドライバ4の上方に配されたラム(図示せず)に取り付けられて、ラムの作動により上下方向Aに移動される。
【0013】
弾性手段5は、穴20に配されて、一端がばね受け部42に当接し、他端が穴20の底面に当接したコイルばね61と、コイルばね61に取り囲まれてねじ部62がねじ孔21に螺着されて頭部12に固着されたガイドピン63とを具備しており、コイルばね61の伸長力により消音ストッパ43が停止板13に当接する方向にカムスライド3を付勢している。
【0014】
本例では、ベース頭部12の上面31と基体32との間には、滑り部材72が頭部12に固着されて配されており、ベース頭部12の各側面33及び34と二股部35及び36との間には、滑り部材73及び74が頭部12に固着されて配されている。
【0015】
以上のように形成された本例のプレス型のカム装置1では、図2に示す状態において、ラムが作動されると、カムドライバ4が滑り部材55を介して停止板13に案内されて下降し、この下降と共に、カムプレー54に摺接する傾斜面41を有するカムスライド3は、コイルばね61のばね力に抗してベース2に案内されて横方向Bに移動され、図3に示すように配され、ここで基体32の前面46に取り付けられた工具により、穴明け、剪断、曲げ等の加工を行わせる。加工完了後、ラムが前記と逆に作動されると、カムドライバ4が滑り部材55を介して停止板13に案内されて上昇し、この上昇と共に、カムスライド3は、コイルばね61のばね力によりベース2に案内されて横方向Bに移動され、図2に示すように初期位置に配される。
【0016】
ところでカムスライド3の移動は、滑り部材72、73及び74を介してカムスライド3の基体32、二股部35及び36並びに下板部38及び39が嵌合する略レール形状をしたベース2の頭部12により案内されてなされ、穴明け、剪断、曲げ等の加工におけるカムスライド3の上向き変位は、下板部38及び39の上面81及び82が頭部12の下面83及び84に当接して規制され、その下向き変位は、頭部12の上面31に固着された滑り部材72の上面84への基体32の下面85の当接により規制され、而してカムスライド3の上下方向の変位での下板部38及び39の摩耗は、上面81及び82領域のみとなり、したがって下板部38及び39の摩耗に起因するガタが少なくなり、長期に亘って加工精度を維持し得る。すなわち、下板部38及び39に相当する従来のベースの上板部は、その上下面でカムスライドの頭部と基体との間に、ほぼ隙間なしに嵌合されて配されているため、カムスライドの上下方向の変位で当該上板部は、その上下両面において摩耗が生じることとなり、これにより大きなガタとなる虞があるが、本例のプレス型のカム装置1では、上記のようにこれをなくし得るのである。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明では、二股部の各々から伸びて括れ部を挟むようにしてベース頭部とベース基部との間に、ベース基部に対して隙間をもって配された下板部を具備してカムスライドが形成されているため、下板部の摩耗に起因するガタを減少し得、長期に亘って所望の動作を行い得、保守工数を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい具体例の側面図である。
【図2】カムスライドが初期位置に設定された場合の図1に示す具体例のII−II線断面図である。
【図3】カムスライドが移動位置に設定された場合の図1に示す具体例のII−II線断面図である。
【図4】図1に示す具体例のカムドライバの斜視図である。
【図5】図1に示す具体例のカムスライドの斜視図である。
【図6】図1に示す具体例のベースの斜視図である。
【符号の説明】
1 プレス型のカム装置
2 ベース
3 カムスライド
4 カムドライバ
5 弾性手段
10 基部
11 括れ部
12 頭部
32 基体
35、36 二股部
38、39 下板部
Claims (4)
- ベースと、このベースに摺動自在に嵌装されたカムスライドと、カムスライドに当接してカムスライドをベースに対して摺動させるカムドライバと、カムスライドを初期摺動位置に設定する弾性手段とを具備し、ベースは、基部と括れ部と頭部とを有しており、カムスライドは、ベースの頭部の上面側に位置する基体と、この基体から伸びてベースの頭部の各側面に位置する二股部と、この二股部の各々から伸びてベースの括れ部を挟むようにしてベースの頭部とベースの基部との間に、ベースの基部に対して隙間をもって配された下板部と、基体から一体的に下方に伸びるばね受け部とを具備して、これら基体、二股部及び下板部によりベースの頭部を包持してベースに摺動自在に嵌装されており、ベースには、頭部及び括れ部に亘る領域に横に伸びる穴が形成されており、穴に連通して頭部にはねじ孔が穿設されており、弾性手段は、穴に配されて、一端がばね受け部に当接し、他端が穴の底面に当接したコイルばねと、コイルばねに取り囲まれてねじ部がねじ孔に螺着されて頭部に固着されたガイドピンとを具備しているプレス型のカム装置。
- ベースの頭部の上面とカムスライドの基体との間には、滑り部材が配されている請求項1に記載のプレス型のカム装置。
- ベースの頭部の各側面とカムスライドの二股部との間には、滑り部材が配されている請求項1又は2に記載のプレス型のカム装置。
- 下板部は、二股部下面に取り付けられた板状の滑り材からなる請求項1から3のいずれか一項に記載のプレス型のカム装置。
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|---|---|---|---|
| JP17210494A JP3610596B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | プレス型のカム装置 |
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| JP17210494A JP3610596B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | プレス型のカム装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JPH0819825A JPH0819825A (ja) | 1996-01-23 |
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ID=15935626
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| JP17210494A Expired - Fee Related JP3610596B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | プレス型のカム装置 |
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| JP (1) | JP3610596B2 (ja) |
Cited By (1)
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| KR101087530B1 (ko) * | 2009-09-21 | 2011-11-28 | 주식회사 루보 | 캠슬라이더와 캠베이스의 조립구조 |
Families Citing this family (4)
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-
1994
- 1994-06-30 JP JP17210494A patent/JP3610596B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| KR101087530B1 (ko) * | 2009-09-21 | 2011-11-28 | 주식회사 루보 | 캠슬라이더와 캠베이스의 조립구조 |
Also Published As
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| JPH0819825A (ja) | 1996-01-23 |
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