JP2602732B2 - ヘミング用プレス型 - Google Patents

ヘミング用プレス型

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JP2602732B2
JP2602732B2 JP16675190A JP16675190A JP2602732B2 JP 2602732 B2 JP2602732 B2 JP 2602732B2 JP 16675190 A JP16675190 A JP 16675190A JP 16675190 A JP16675190 A JP 16675190A JP 2602732 B2 JP2602732 B2 JP 2602732B2
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昌利 服部
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Takatsu MFG. Co., Ltd.
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フランジ部の縦壁の倒れおよびアウタパネ
ルのたれを抑制するようにしたヘミング用プレス型に関
し、とくにスペース的に予備曲げしにくい部位の予備曲
げ加工を可能にしたヘミング用プレス型に関する。
〔従来の技術〕
2つのプレス品のうち、片方のプレス品のフランジを
折曲げて相手方をはさみ込むことにより、両者を固定さ
せるヘミング加工は、たとえば自動車のボデーを製造す
る際に多く採用されている。ヘミング加工は、一般にフ
ランジ部を予備曲げしたのち、フランジ部を180゜まで
曲げるようになっている。
また、ヘミング加工は、上記の他にアウタパネル側の
角縁を形成するものも存在する。角縁を成形するための
ヘミング加工は、第23図に示すように、まず、アウタパ
ネル1とインナパネル2が下型5に重ね合わされた状態
でセットされ、このアウタパネル1とインナパネル2
は、図の(イ)に示すように、プレス型の芯金6によっ
て押圧される。これと同時に、予備曲刃7がアウタパネ
ル1のフランジ部1aに向って移動し、図の(ロ)に示す
ようにフランジ部1aが予備曲刃7によって内側に折り曲
げられる。フランジ部1aの予備曲げが完了すると、芯金
6が後退した後、図の(ハ)に示すように、上曲刃8が
下降し、フランジ1aの折曲げが開始される。この状態で
は、アウタパネル1のフランジ1aの縦壁1bは、下型5の
外周部5aと密着している。上曲刃8が下降すると、図の
(ニ)に示すように、フランジ部1aが下方に曲げられ、
角縁3が成形される。
しかし、第23図におけるヘミング加工の場合は、予備
曲げ加工時にフランジ部が内側に倒れるため、加工が完
了した状態では、フランジ部1aの縦壁1bの上部が、図の
(ホ)に示すように、下型5の外周部5aから離れ、内側
への倒れl1やたれl2が生じてしまう。したがって、角縁
3の形状は設計通りの形状に成形されず、所望の機能が
発揮できない。
なお、ヘミング加工に関連する先行技術として、特開
昭1−202319号公報が知られている。本公報に開示され
ている縁曲げ加工装置は、上曲刃(予備曲げ刃)の形状
は製品形状によって必然的に所定されてしまうので、上
曲刃でフランジ部の予備曲げを行なう際は、フランジ部
の縦壁を下型の所定の部位に向けて十分に押圧させるこ
とが難しくなる。したがって、予備曲げ時にはフランジ
部の縦壁部分の倒れを防止することが困難となり、第23
図と同様に設計通りの形状の成形を行なうことができな
い。
〔発明が解決しようとする課題〕
自動車のボデーのプレス加工においては、第18図に示
すように、アウタパネルの端末部の平面形状が鋭角にな
るものがある。図に示すように、このアウアパネル11の
場合は、直線の領域A2、B2に角縁が形成され、曲線部分
の領域C2に角縁を有しない一般のヘミング加工が施され
る。領域A2、B2のヘミング加工の際には、第22図に示す
ような芯金12が必要で領域C2のヘミング加工の際には芯
金は不要である。
しなしながら、アウタパネル11の端末部が鋭角の場合
は、後述する理由により予備曲げ時に用いられる芯金12
を鋭角部分の端末まで入れることが困難となる。この場
合、芯金12を用いることなく角縁の成形を行なうと、ア
ウタパネル11には第19図および第20図に示すように、倒
れ込み11bやRたれ11cが発生し、所望の形状が得られな
い。したがって、現実には芯金12の入らない部分の角縁
の成形は断念せざるを得ず、第21図に示すように、芯金
の入らない部分(領域B2)は、領域C2と同様に角縁が形
成されない一般のヘミング加工で対処せざるを得ない。
なお、芯金12をアウタパネルの端末まで入れることが
できないのは、第22図に示すようにアウタパネルの一部
の平面形状が鋭角になると、その部分に対向する上型の
部位に鋭角部分の予備曲げ加工を行なうための芯金を保
持するスペースを十分に確保することができないからで
ある。すなわち、制約されたスペースに芯金を無理に配
置すると、芯金の肉厚を薄くせざるを得なくなり、芯金
に強度上の問題が生じたり、他の機構(予備曲刃13、1
4)との干渉が生じるおそれがある。また、この場合
は、芯金の駆動機構が複雑になるとともに、プレス型の
中央部分に集中するので、芯金の駆動機構のメンテナン
ス性が悪くなる。
本発明は、上記の問題に着目し、フランジ部の縦壁部
分の倒れを防止するとともに、パネルの平面形状が鋭角
になる場合であっても、その鋭角となる部分を芯金を用
いて予備曲げすることが可能なヘミング用プレス型を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的に沿う本発明に係るヘミング用プレス型は、
つぎのような態様をとることができる。
(1) アウタパネルとインナパネルとが重ねられた状
態でセットされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記アウタパネルの外周に設けられ該アウタパネルの
フランジ部をまたいでアウタパネルとインナパネルとを
内側から押圧する第1の芯金と、 前記第1の芯金によるアウタパネルとインナパネルの
押圧時に該アウタパネルのフランジ部を外側から押圧し
フランジ部を前記第1の芯金に沿って予備曲げする第1
の予備曲刃と、 前記第1の芯金および第1の予備曲刃の後退後、第1
の予備曲刃によって曲げ加工されたフランジ部を、該フ
ランジ部の縦壁が下型の所定の部位に押圧されるように
インナパネル側に予備曲げする第2の予備曲刃と、 前記第2の予備曲刃による前記アウタパネルのフラン
ジ部の予備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネ
ルに押圧する上曲刃と、 を具備したヘミング用プレス型。
(2) アウタパネルとインナパネルとが重ねられた状
態でセットされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記アウタパネルの外周に設けられ該アウタパネルの
フランジ部をまたいでアウタパネルとインナパネルとを
内側から押圧する第1の芯金と、 前記第1の芯金によるアウタパネルとインナパネルの
押圧時に該アウタパネルのフランジ部を外側から押圧し
フランジ部を前記第1の芯金に沿って予備曲げする第1
の予備曲刃と、 前記上型と下型との間に位置するパッドに揺動可能に
支持され前記アウタパネルのフランジ部およびインナパ
ネルのうち前記第1の芯金によって押圧された部位を除
く部位を押圧する第2の芯金と、 前記第2の芯金によるアウタパネルとインナパネルの
押圧時に前記アウタパネルのフランジ部を外側から押圧
し該フランジ部を前記第2の芯金に沿ってインナパネル
側に予備曲げする第3の予備曲刃と、 前記第1の芯金および第3の芯金の後退後に前記各予
備曲刃によって曲げ加工されたフランジ部を、該フラン
ジ部の縦壁が下型の所定の部位に押圧されるようにイン
ナパネル側に予備曲げする第2の予備曲刃と、 前記第2の予備曲刃による前記アウタパネルのフラン
ジ部の予備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネ
ルに押圧する上曲刃と、 を具備したヘミング用プレス型。
〔作用〕
このように構成されたヘミング用プレス型において
は、第1の芯金と第1の予備曲刃とによってフランジ部
の第1の予備曲げが行なわれる。第1の芯金は、アウタ
パネルの外周に設けられ、予備曲げ時には、アウタパネ
ルのフランジ部をまたいでインナパネルとアウタパネル
とを押圧する。このように、第1の芯金はアウタパネル
の外周に設けられるので、アウタパネルの一部の平面形
状が鋭角であっても、第1の芯金を配置するためのスペ
ースは十分に確保され、鋭角部分の芯金を用いた第1の
予備曲げが可能になる。
第1の予備曲げが完了すると、第2の予備曲刃によっ
てフランジ部の第2の予備曲げが行なわれる。第2の予
備曲げでは、フランジ部の縦壁を下型の所定の部位に押
圧するように、フランジ部のインナパネル側への折曲げ
が行なわれるので、フランジ部の縦壁の形状は、下型の
所定部位の形状に倣うことになり、縦壁は所望の形状に
成形される。
2つの予備曲げ加工が完了すると、予備曲げされたフ
ランジ部の先端部が上曲刃によってインナパネルに押圧
され、ヘミング加工が終了する。
〔実施例〕
以下に、本発明に係るヘミング用プレス型の望ましい
実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第17図は、本発明の一実施例を示してい
る。このうち、第17図は、パネルの端末部が鋭角になる
場合を示しており、本実施例では、このパネルのヘミン
グ加工を3つの領域に分けて行なっている。第17図にお
ける領域A1、B1は角縁が形成されるヘミング加工の部位
であり、領域C1は、角縁が形成されないヘミング加工の
部位である。
まず、領域A1に角縁を形成するための、プレス型の構
成について説明する。第6図において、図中、31は下型
を示しており、下型31には、アウタパネル21とインナパ
ネル22とがセットされている。インナパネル22は、アウ
タパネル21の上面に載せられている。アウタパネル21の
外周部には、垂直に折曲げられたフランジ部21aが形成
されている。この状態におけるプレス部21aのつけ根部
の曲げポイントをZ1とする。
下型31の上方には、上型32が位置しており、上型32
は、図示されないプレス機械のラムに取付けられてい
る。上型32と下型31との間には、昇降可能な板状のパッ
ド34が配設されている。パッド34の下面には、プレッシ
ャパッド35が取付けられており、プレッシャパッド35は
下型31側にアウタパネル21を介して当接可能となってい
る。パッド34には上方に延びるロッド33が取付けられて
おり、ロッド33は上型32に移動自在に挿通されている。
パッド34は、第6図に示すように、上型32が上死点にあ
る場合は、ロッド33を介して上型32に吊下げられた状態
となっている。
パッド34と上型32との間には、第2の芯金37が位置し
ている。第2の芯金37は、後述する芯金軌跡可変機構36
を介してパッド34に揺動可能に支持されている。芯金37
の片側の下端部分は、アウタパネル21のフランジ部21a
とインナパネル22を押圧する芯金部37aに形成されてい
る。
芯金軌跡可変機構36は、リンクアーム38、38′、作動
アーム40、第1のカム45、第2のカム46、ローラ47、50
とを有している。2つのリンクアーム38、38′は平行と
なっており、各リンクアーム38、38′の連結部は、ピン
連結となっている。つまり、本実施例では、パッド34と
第2の芯金37と2つのリンクアーム38、38′とにより、
平行四辺形のリンク機構が構成されている。2つのアー
ム38、38′のうち一方のリンクアーム38は、引張コイル
スプリング39を介してパッド34の支柱34aと連結されて
おり、これによって第2の芯金37はパッド34側に引寄せ
られている。リンクアーム38′には、支点部48を有する
作動アーム40が揺動可能に取付けられている。リンクア
ーム38′の先端には、回転自在なローラ47が取付けられ
ている。リンクアーム38′には、作動アーム40と当接可
能なストッパ49が設けられている。作動アーム40は、図
の上方には自在に揺動可能となっており、下方への揺動
はストッパ49との当接によって阻止されるようになって
いる。
パッド34の上面には、衝撃緩和手段としてのショック
アブソーバ41が取付けられている。ショックアブソーバ
41のロッドの先端は、リンクアーム38に固定されたスト
ッパ42と当接可能となっている。ショックアブソーバ41
は、第2の芯金37の後退時に第2の芯金37を支持する芯
金軌跡可変機構36に作用する衝撃を緩和する機能を有
し、たとえば、衝撃で作動アーム40が跳上がるのが防止
されるようになっている。バッド34の上面には、リンク
アーム38と当接し、第1の予備曲げ時における第2の芯
金37の位置決めを行なうストッパ43が取付けられてい
る。
上型32には、第2の芯金37を駆動させるためのカムド
ライバ44が取付けられている。カムドライバ44のリンク
アーム38′側の側面には、作動アーム40に取付けられた
ローラ47と当接可能な第1のカム45が形成されている。
ローラ47と第1のカム45とが当接した場合は、第2の芯
金37はアウタパネル21のフランジ部21aに向って揺動
し、芯金部37aがアウタパネル21のフランジ部21aの内壁
面とインナパネル22とを押圧するようになっている。
本実施例では、ヘミング加工が完了し、上型32が上昇
する際に再びローラ47と第1のカム45とが当接するが、
この場合は、第11図に示すように、第1の作動アーム40
が支点部48を中心として上方に逃げるので、第2の芯金
37がプレス製品と干渉することはなく、使用上の問題は
生じない。また、カムドライバ44のリンクアーム38側の
側面には、芯金37の強制戻しを行なうための第2のカム
46が形成されている。この第2のカム46は、リンクアー
ム38側に取付けられたローラ50と当接可能となってい
る。この第2のカム46とローラ50は、芯金戻し手段を構
成している。第2のカム46とローラ50とが当接した場合
は、2つのリンクアーム38、38′が揺動し、斜め下方に
押し出された芯金37が斜め上方に引戻されるようになっ
ている。なお、本実施例では、プレス製品が大きいた
め、第13図に示すように、第2の芯金37は2組の芯金軌
跡可変機構36を介して支持されている。
このように、第2の芯金37の動きを平行四辺形のリン
ク機構を有する芯金軌跡可変機構36によって制御するよ
うにしているので、第2の芯金37の動きを円滑にするこ
とができる。また、芯金戻し手段を第2のカム46とロー
ラ50とから構成したが、引張コイルスプリング39のみか
ら構成することも可能である。
本実施例のように、角縁を成形するプレス型において
は、一般のヘミング加工と異なり、第3の予備曲刃51、
第2の予備曲刃71、上曲刃(ヘム刃)81とが用いられ
る。これは、フランジ部21aの曲げ加工時に、曲げ合力
方向を必ず曲げポイントZ1に向かわせるためである。こ
れらの各予備曲刃51、71と上曲刃81は、上型32の移動に
伴なって動くようになっている。
第3の予備曲刃51は、ホルダ(子カム)52に取付けら
れており、ホルダ52は2つのアーム53、54を介してブロ
ック55に揺動可能に支持されている。2つのアーム53、
54は、平行となっており、各アーム53、54のホルダ52と
ブロック55との連結部は、ピン連結となっている。つま
り、ホルダ52とブロック55と2つのアーム53、54とによ
り、平行四辺形のリンク機構が構成されている。アーム
53にはガイドローラ56が取付けられている。ブロック55
には、カム溝57が形成された被駆動体58が取付けられて
いる。アーム53には、引張コイルスプリング59が連結さ
れており、第3の予備曲刃51は、引張コイルスプリング
59の付勢によってアウタパネル21から遠ざかる方向に付
勢されている。ブロック55には、アーム54と当接可能な
ストッパ55aが固定されている。
一方、上型32には、第3の予備曲刃51を駆動させるた
めのカムドライバ60が取付けられている。カムドライ60
の下端部には、ローラ56に当接可能なカム61が固定され
ている。カムドライバ60のカム61の直上には、強制戻し
を行なうカム62が固定されている。ローラ56とカム61と
が当接した場合は、ホルダ52がアウタパネル21側に揺動
し、第1の予備曲げが行なわれるようになっている。
第7図は、第3の予備曲刃51による第1の予備曲げを
示している。図に示すように、第1の予備曲げは、第2
の芯金37によるアウタパネル21とインナパネル22の押圧
時に、第1の予備曲刃51によりアウタパネル21のフラン
ジ部21aを外側から押圧し、このフランジ部21aを芯金部
37aに沿ってインナパネル22側に折曲げる曲げ加工であ
る。
上型32には、2本のアーム63、64を有する平行リンク
機構を介してヨーク本体65が揺動可能に取付けられてい
る。ヨーク本体65には、2本のアーム66、67を有する平
行リンク機構を介してホルダ68が揺動可能に支持されて
いる。ホルダ68には、第2の予備曲げ加工を行なう第2
の予備曲刃71が設けられている。第2の予備曲刃71は、
後述する上曲刃81と上下方向に摺接可能になっている。
ヨーク体65には、アーム66と当接可能なストッパ69が固
定されている。2本のアーム66、67のホルダ68側には、
回転自在なローラ72、73が取付けられている。上型32に
は、ヨーク本体65を下方に付勢する圧縮コイルスプリン
グ74が設けられている。ヨーク本体65の下端部には、ロ
ーラ75が回転自在に取付けられている。
第8図に示すように、ヨーク本体65に取付けられたロ
ーラ75が被駆動体58に当接した状態では、ヨーク本体65
がガイド溝58aに沿って外方向に揺動し、第2の予備曲
刃71の下面がフランジ部21aの端面と当接し、第2の予
備曲げ加工が行なわれる。第2の予備曲刃71の曲げ加工
面71aは、第12図に示すように、水平面に対して角度α
だけ傾斜している。これは、第2の予備曲げ時の曲げ合
力を曲げポイントZ1に向かわせるためである。
第9図および第12図のBは、第2の予備曲げを示して
いる。図に示すように、第2の予備曲げは、第2の芯金
37の後退後に、第1の予備曲げによって曲げ加工された
フランジ部21aを、第2の予備曲刃71の曲げ加工面71aに
よりフランジ部21aの縦壁21bが下型31の段差部31aに押
圧されるように(つまり曲げ合力が曲げポイントZ1に向
く形で)インナパネル22側に折曲げる加工である。
上曲刃81は、ヨーク本体65の他端に設けられている、
上曲刃81の一方の側面は、上述したように、第2の予備
曲刃71と上下方向に摺接可能になっている。第2の予備
曲げ加工が終了し、上型32がさらに下降すると、第9図
に示すように、ストッパ82とローラ73との当接により、
第2の予備曲刃71の下降は停止するようになっている。
第10図は、上型32が下死点にきた状態を示しており、
この状態では平行四辺形のリンク機構を構成する2本の
アーム66、67の他端が第9図よりもさらに下降し、上曲
刃81がアウタパネル21のフランジ部21aに向けて斜め方
向に下降するようになっている。これにより、上曲刃81
は、予備曲げされたフランジ部21aをインナパネル22に
押圧するようになっている。
つぎに、領域B1に角縁を成形するための、プレス型の
構成について説明する。
第1図に示すように、下型31におけるアウタパネル21
のフランジ部21aの外周には、第1の芯金101と第2の予
備曲刃102が設けられている。第1の芯金101は、アウタ
パネル21とインナパネル22を内側から押圧するものであ
り、上述した第2の芯金37と同様の機能を有する。第1
の芯金101は、ヨーク103に取付けられている。ヨーク10
3には、支点ピン104を介してヨーク105が回動可能に連
結されている。ヨーク105には、支点ピン106を介してロ
ーラ107が回転自在に取付けられている。ヨーク103に
は、ヨーク105の一方向の動きを阻止するストッパ107が
設けられている。
第1の芯金101が取付けられたヨーク103は、支点ピン
108を介してヨーク本体115に回動可能に連結されてい
る。ヨーク本体115には、ヨーク103の上方および下方へ
の過度の動きを阻止するストッパ111,112が設けられて
いる。ヨーク本体115は、ピン113を介してヨーク114に
連結されている。ヨーク114には、支点ピン116を介して
ローラ117が回転自在に取付けられている。ヨーク114に
は、第1の予備曲刃102が設けられている。第1の予備
曲刃102は、上述した第3の予備曲刃51と同様の機能を
有する。
ヨーク114は、上述したように、支点ピン113を介して
ヨーク本体115と連結されている。支点ピン113には、ロ
ーラ118が回転自在に取付けられている。ヨーク本体115
の他方は、支点ピン119を介して下型31に連結されてい
る。ヨーク本体115には、ヨーク114の回転量を調整する
ストッパ119,120が取付けられている。ヨーク103とヨー
ク本体114とは、スプリング125を介して連結されてい
る。また、ヨーク114と下型31とは、スプリング126を介
して連結されている。
第1の芯金101の上方には、カムドライバー121が配置
されている。カムドライバー121は、上型32に固定され
ている。カムドライバー121には、カム122,123,124が取
付けられている。カム122はローラ107と当接可能となっ
ており、カム123はローラ117と当接可能となっている。
最も下部に位置するローラ118は、ヨーク本体側のカム1
24と当接可能となっている。
本実施例の第1の芯金101と第1の予備曲刃102は、第
17図の領域B1におけるアウタパネルの第1の予備曲げを
行なうものであり、この領域B1における第2の予備曲げ
は、上述した領域A1を加工する際に用いられる第2の予
備曲刃71が用いられる。同様に、この領域B1における本
曲げには、上述した領域A1を加工する際に用いられる上
曲刃81が用いられる。
つぎに、領域C1に一般のヘミング加工するための、プ
レス型の構成について説明する。
第14図は、第17図における領域C1をヘミング加工する
際に用いられるプレス型機構を示している。領域C1のフ
ランジ部21aを予備曲げする予備曲刃151は、ホルダ(子
カム)152に取付けられており、ホルダ152は2つのアー
ム153、154を介してブロック155に揺動可能に支持され
ている。2つのアーム153、154は、平行となっており、
各アーム153、154のホルダ152とブロック155との連結部
は、ピン連結となっている。つまり、ホルダ152とブロ
ック155と2つのアーム153、154とにより、平行四辺形
のリンク機構が構成されている。アーム153にはガイド
ローラ156が取付けられている。アーム153には、引張コ
イルスプリング159が連結されており、予備曲刃151は、
引張コイルスプリング159の付勢によってアウタパネル2
1から遠ざかる方向に付勢されている。ブロック155に
は、アーム154と当接可能なストッパ155aが固定されて
いる。
一方、上型32には、予備曲刃151を駆動させるための
カムドライバ160が取付けられている。カムドライバ160
の下端部には、ローラ156に当接可能なカム161が固定さ
れている。ローラ156とカム161とが当接した場合は、ホ
ルダ152がアウタパネル21側に揺動し、予備曲げが行な
われるようになっている。
領域C1においては、角縁が成形されないため、第2の
予備曲刃71による第2の予備曲げは不要となる。したが
って、上型32には、上曲刃181のみが取付けられる。
以上のように、本実施例のヘミング用プレス型の場合
は、ヘミング加工の領域をA1、B1、C1に区分し、領域
A1、B1の第1の予備曲げは、それぞれ別の芯金37、101
および予備曲刃51、102を用いて単独で行なわれる。そ
して、第2の予備曲げおよび本曲げは、領域A1、B1とも
同一の第2の予備曲刃71および上曲刃81を用いて行なわ
れる。領域C1におけるヘミング加工は、予備曲げ加工が
領域A1の第1の予備曲げ加工とほぼ同一時に行なわれ、
同様に本曲げ加工も領域A1、B1の本曲げ加工とほぼ同時
に行なわれる。
なお、第1の芯金101および第2の予備曲刃102を用い
て領域A1、B1双方の第1の予備曲げ加工を行なうことも
できる。この場合は、上述した第2の芯金37および第3
の予備曲刃51は不要となる。
つぎに、上記のヘミング用プレス型における作用につ
いて説明する。
第1図において、まず、下型31にアウタパネル21とイ
ンナパネル22とがセットされる。本実施例では、アウタ
パネル21の予備曲げする部位には、第15図に示すように
くぼみ21dが形成されている。この状態では、上型32は
上死点に位置している。アウタパネル21とインナパネル
22とのセットが完了すると、プレス機械のラム(図示
略)が下降し、これに伴なって上型32が下降される。な
お、この状では、第2の予備曲刃71は、第6図に示すよ
うに位置S0に位置している。
上型32が下降すると、第1図に示すカムドライバー12
1がこれに伴って下降し、第2図に示すように、ローラ1
18にカム124が当接し、ヨーク本体115が支点119を中心
に回動する。これによって、第1の芯金101がアウタパ
ネル21のフランジ部21aをまたいでフランジ部21aの内側
に進入する。さらに、上型32が下降すると、ローラ107
にカム122が当接し、ヨーク103が支点108を中心に回動
するため、第3図に示すように、領域B1におけるアウタ
パネル21のフランジ部21aとインナパネル22とは、第1
の芯金101によって内側から下型31に向けて押圧され
る。上型32の下降量がさらに大きくなると、ローラ117
にカム123が当接し、ヨーク114が支点113を中心に回動
するため、第4図に示すように、アウタパネル21のフラ
ンジ部21aが第1の予備曲刃102によって外側から押圧さ
れる。そのため、フランジ部21aは、第1の芯金101に沿
って折り曲げられる。
第1の芯金101および第1の予備曲刃102によってフラ
ンジ部21aの第1の予備曲げが完了すると、各ローラ10
7、117、118が各カム122、123、124から外れ、第1の芯
金101および第1の予備曲刃102の後退が開始される。こ
れによって、領域B1の第1の予備曲げが完了し、つぎに
領域A1の第1の予備曲げが開始される。
第1の予備曲げが終了すると、上型32の下降に伴なっ
て、上型32が下降し、パッド34の下面に取付けられたプ
レッシャパッド35がアウタパネル21の上面に当接し、パ
ッド34の下降が停止される。さらに、上型32が下降する
と、カムドライバ44に形成された第1のカム45がローラ
47と当接し、第2の芯金37は、第8図に示すように、ア
ウタパネル21のフランジ部21aに向って斜め下方に揺動
する。
さらに、上型32が下降すると、第2の芯金37の揺動量
が最大となり、第2の芯金37の芯金部37aによってアウ
タパネル21のフランジ部21aの内壁面のつけ根部分と、
インナパネル22の外周部が十分な力で押圧される。ま
た、この場合は、第7図に示すように、カムドライバ60
のカム61とアーム53に取付けられたローラ56とが当接
し、第1の予備曲刃51が各カム板に基づいて移動し、ア
ウタパネル21のフランジ部21aは、第1の予備曲刃51に
よって第1の予備曲げAが行なわれる。第1の予備曲げ
は、上述したように、アウタパネル21のフランジ部21a
を第3の予備曲刃51によって外側から押圧する曲げ加工
であり、これによりフランジ部21aは芯金部37aに沿って
折曲げられる。第1の予備曲げ時には、第2の予備曲刃
71は、第7図および第12図に示すように、の位置S1に位
置している。これで、領域A1の第1の予備曲げが完了す
る。
フランジ部21aの第1の予備曲げAが完了して、上型3
2がさらに下降すると、第1のカム45とローラ47との当
接が完了し、芯金37は、第8図に示すように、引張コイ
ルスプリング39によって元の位置に戻される。この時、
ショックアブソーバ41により戻るときの衝撃が緩和され
る。この場合、芯金部37aは、折曲げられたフランジ部2
1aと干渉することなく戻される。また、この場合は、ア
ーム53に取付けられたローラ56と、第3の予備曲刃51を
駆動させるためのカムドライバ60に形成されたカム61と
の当接が完了し、第3の予備曲刃51は、フランジ部21a
から遠ざかる方向に後退する。
芯金37の後退が完了すると、さらに上型32が下降し、
領域A1、B1の第2の予備曲げが開始される。第2の予備
曲げ時には、ローラ75が下型31に取付けられた被駆動体
58のガイド溝58aに当接し、ヨーク本体65が外方向に向
けて揺動する。ヨーク本体65が揺動すると、第8図に示
すように第2の予備曲刃71がフランジ部21aの端面に向
って移動し、フランジ部21aは、第2の予備曲刃71によ
って第2の予備曲げBが行なわれる。第2の予備曲げB
の開始時には、第2の予備曲刃71は第12図の位置S2に位
置している。第2の予備曲げBは、上述したように、第
1の予備曲げによって曲げ加工されたフランジ部21a
を、第2の予備曲げ面71aによりフランジ部21aの縦壁21
bが下型31の段差面31aに押されるようにインナパネル22
側に折曲げする曲げ加工であり、これにより、折曲げさ
れたフランジ部21aは、ほぼ水平となる。
第2の予備曲刃71による第2の予備曲げは、第17図に
おける領域A1と領域B2のフランジ部21aとを行なうもの
である。すなわち、本実施例では、第2の予備曲刃71は
領域A1および領域Bの共用となっている。第2の予備曲
げ完了時には、第2の予備曲刃71は、第12図のS3に位置
している。
このように、第2の予備曲げ時には、第2の予備曲刃
の軌跡を曲げ合力の方向が曲げポイントZ1となるよう特
定の下斜め方向とすることができるため、曲げ加工面71
aとフランジ部21aの端面との当接角度βを最適な角度な
保つことができ、フランジ部21aの縦壁21bを下型31の段
差面31aに十分に押圧することができる。したがって、
第16図に示すように、フランジ部21aの縦壁21bの形状
は、下型31の段差面31aに倣うことになり、内側への倒
れが防止される。
第17図における領域A1の第1の予備曲げ時には、領域
C1では第14図に示すように予備曲刃151による予備曲げ
加工が行なわれる。本領域C1では、角縁が成形されない
ので、第2の予備曲げ加工は行なわれず、その代りに領
域A1、B1における第1の予備曲げに相当するヘミング加
工が予備曲刃によって行なわれる。領域A1、B1における
第2の予備曲げが完了すると、第2の予備曲刃71は、ロ
ーラ73とストッパ82との当接によって下降を終了する。
そして、第2の予備曲刃71は、ローラ75が被駆動体58の
ガイド溝58aにさらに進入することにより、第9図に示
すように横方向に移動する。これと同時に、上曲刃81が
斜め上方からフランジ部21aに向って下降し、第10図に
示すように、予備曲げされたフランジ部21aが上曲刃81
によって押圧され、角縁21cが成形される。上曲刃81
は、略斜め方向に下降するので、この場合も、フランジ
部21aの縦壁21bは下型31の側板の段差面31aに押圧され
るようになり、フランジ部21aが下端部から内側に折れ
曲がるという問題も解消される。
以上のように、本実施例では、領域A1、B1におけるフ
ランジ部21aの予備曲げを、第1の予備曲げと第2の予
備曲げとによって行なうため、第1の予備曲げ時におけ
るフランジ部21aの曲げ角度を大に確保しなくともよ
く、第2の芯金37を進退させるためのスペースを大に確
保する必要もなくなる。したがって、アウタパネル21の
端部からインナパネル22の隆起する補強部22aまでの距
離l3を短かくすることも可能となり、製品設計の自由度
が高められる。さらに、第2の予備曲げを独立させるこ
とにより、フランジ部21aを曲げる際の曲げ合力の方向
が曲げポイントZに向くように設定することが、より確
実となる。
さらに、領域B1における第1の予備曲げは、フランジ
部21aの外周に配置される第1の芯金101および第1の予
備曲刃102を用いて行なうようにしているので、鋭角部
分となる領域B1に対向する上型32の部位に芯金を保持す
るスペースを確保することが困難である場合であって
も、鋭角部分となる領域B1に第1の芯金101を進入させ
ることが可能となる。そのため、第17図に示すように、
領域B1に領域A1と同一の角縁を成形することができる。
領域C1におけるフランジ部21aの本曲げ加工は、第14
図の上曲刃181によって行なわれる。この領域C1におけ
る本曲げ加工は、領域A1、B1における本曲げ加工とほぼ
同時に行なわれる。この領域C1における本曲げ加工によ
って、予備曲げされたフランジ部21aはインナパネル22
側にさらに折曲げられ、インナパネル22の外周部は、折
曲げられたアウタパネル21にはさみ込まれた状態とな
る。
なお、実施例では、上述したように、第1の予備曲げ
加工を領域A1と領域B1とに分けて行なうようにしたが、
領域B1で説明したように、アウタパネル21の外周に配置
される第1の芯金101と第1の予備曲刃102を用いて領域
A1、B1双方の第1の予備曲げを同時に行なうことも可能
であり、この場合は、第2の芯金37と第3の予備曲刃51
は不要となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るヘミング用プレス
型によるときは、以下の効果が得られる。
(イ)第1の芯金をアウタパネルの外周に配置し、第1
の予備曲げ時には、この第1の芯金がアウタパネルのフ
ランジ部をまたいでアウタパネルとインナパネルとを内
側から押圧するようになるので、アウタパネルの平面形
状が一部が鋭角である場合でも、その鋭角部分に第1の
芯金を進入させることができる。そのため、従来、設計
通りの角縁の成形が困難であった部分に所望の形状の角
縁を成形することが可能となり、製品の品質を高めるこ
とができる。
(ロ)また、第1の芯金をアウタパネルの外周に配置す
ることにより、従来のように予備曲げ用の芯金が型の中
央部に配置される場合に比べ、芯金機構のメンテナンス
性の向上がはかれる。
(ハ)第1の芯金がアウタパネルの外周に配置されるこ
とにより、インナパネルと第1の芯金との干渉をほとん
ど考慮することがなくなる。したがって、インナパネル
の形状を多様化することが可能となり、インナパネルの
設計の自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明に係るヘミング用プレス型
における第1の芯金および第1の予備曲刃の動きを示す
側面図、 第5図は第4図の平面図、 第6図は本発明に係るヘミング用プレス型の要部正面
図、 第7図ないし第11図は第6図のプレス型を用いたヘミン
グ加工を示す正面図、 第12図は第6図のプレス型における第2の予備曲刃およ
び上曲刃の動きを示す断面図、 第13図は第6図における芯金軌跡可変機構の平面図、 第14図は第17図における領域C1のヘミング加工を行なう
機構部の正面図、 第15図はヘミング加工前のアウタプレートの断面図、 第16図はヘミング加工後のアウタプレートの断面図、 第17図は本発明のヘミング用プレス型によるパネルの加
工領域を示す平面図、 第18図は従来のヘミング用プレス型によるパネルの加工
領域を示す平面図、 第19図は芯金を用いないでアウタパネルの鋭角部分に角
縁を成形した場合の斜視図、 第20図は第19図のII X−II X線に沿う断面図、 第21図は鋭角部分に角縁が成形されない場合のアウタパ
ネルおよびインナパネルの透視斜視図、 第22図は鋭角部分の予備曲げ時における芯金と予備曲刃
との関係を示す断面図、 第23図(イ)ないし(ホ)は角縁を成形する従来のヘミ
ング加工の各工程を示す断面図、 である。 21……アウタパネル 21a……フランジ部 21b……縦壁 22……インナパネル 31……下型 32……上型 34……パッド 36……芯金軌跡可変機構 37……第2の芯金 38、38′……インクアーム 40……作動アーム 41……衝撃緩和手段 45……第1のカム 46……第2のカム 47、50……ローラ 51……第3の予備曲刃 71……第2の予備曲刃 81……上曲刃 101……第1の芯金 102……第1の予備曲刃 A……第1の予備曲げ B……第2の予備曲げ Z1……曲げポイント
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−184635(JP,A) 特開 平3−216219(JP,A) 特開 平3−210916(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アウタパネルとインナパネルとが重ねられ
    た状態でセットされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記アウタパネルの外周に設けられ該アウタパネルのフ
    ランジ部をまたいでアウタパネルとインナパネルとを内
    側から押圧する第1の芯金と、 前記第1の芯金によるアウタパネルとインナパネルの押
    圧時に該アウタパネルのフランジ部を外側から押圧しフ
    ランジ部を前記第1の芯金に沿って予備曲げする第1の
    予備曲刃と、 前記第1の芯金および第1の予備曲刃の後退後、第1の
    予備曲刃によって曲げ加工されたフランジ部を、該フラ
    ンジ部の縦壁が下型の所定の部位に押圧されるようにイ
    ンナパネル側に予備曲げする第2の予備曲刃と、 前記第2の予備曲刃による前記アウタパネルのフランジ
    部の予備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネル
    に押圧する上曲刃と、 を具備したことを特徴とするヘミング用プレス型。
  2. 【請求項2】アウタパネルとインナパネルとが重ねられ
    た状態でセットされる下型と、 前記下型に対して昇降可能な上型と、 前記アウタパネルの外周に設けられ該アウタパネルのフ
    ランジ部をまたいでアウタパネルとインナパネルとを内
    側から押圧する第1の芯金と、 前記第1の芯金によるアウタパネルとインナパネルの押
    圧時に該アウタパネルのフランジ部を外側から押圧しフ
    ランジ部を前記第1の芯金に沿って予備曲げする第1の
    予備曲刃と、 前記上型と下型との間に位置するパッドに揺動可能に支
    持され前記アウタパネルのフランジ部およびインナパネ
    ルのうち前記第1の芯金によって押圧された部位を除く
    部位を押圧する第2の芯金と、 前記第2の芯金によるアウタパネルとインナパネルの押
    圧時に前記アウタパネルのフランジ部を外側から押圧し
    該フランジ部を前記第2の芯金に沿ってインナパネル側
    に予備曲げする第3の予備曲刃と、 前記第1の芯金および第3の芯金の後退後に前記各予備
    曲刃によって曲げ加工されたフランジ部を、該フランジ
    部の縦壁が下型の所定の部位に押圧されるようにインナ
    パネル側に予備曲げする第2の予備曲刃と、 前記第2の予備曲刃による前記アウタパネルのフランジ
    部の予備曲げ後、該フランジ部の先端部をインナパネル
    に押圧する上曲刃と、 を具備したことを特徴とするヘミング用プレス型。
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KR20180052817A (ko) * 2016-11-10 2018-05-21 주식회사 동희산업 차량용 선루프 글래스 프레임의 제조장치

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