JP2000237831A - ヘミング成形金型 - Google Patents

ヘミング成形金型

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JP2000237831A
JP2000237831A JP11037881A JP3788199A JP2000237831A JP 2000237831 A JP2000237831 A JP 2000237831A JP 11037881 A JP11037881 A JP 11037881A JP 3788199 A JP3788199 A JP 3788199A JP 2000237831 A JP2000237831 A JP 2000237831A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形ワークの端部を折り返して縁取り加工す
るいわゆるヘミング成形金型にあって、ヘミング端部予
備曲げ機構の復帰動作の確実性を高めることで、金型と
しての信頼性向上を図ったヘミング成形金型を提供す
る。 【解決手段】 成形ワークとしてアウタパネル2とイン
ナパネル3からなる自動車ボディのドアフレーム1に対
して、両端のヘミング部フランジ2a、3aと2b、3
b同士が端部予備曲げ機構203のヘミングパンチ21
4に所定角度だけ折り返された後、所要の遅延タイミン
グで強制戻しレバー121が下降して、端部予備曲げ機
構203のカムローラ216の交換用として保管保持さ
れている強制戻しローラ231に当接し、端部予備曲げ
機構203の全体を原位置に引き戻す。この引き戻しは
リターンスプリング215の復帰付勢力と共働で行われ
る。リターンスプリング215が使用不能となった場合
でも、強制戻しレバー121単独で十分に機能を発揮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス成形ワーク
の端部を折り返して縁取りするヘミング成形金型に関
し、特に自動車ボディのセンタピラーに取り合う部分で
あるドアフレームの端部をヘミング成形するにあたっ
て、端部予備曲げ機構を強制的に原位置に復帰動作させ
る強制戻し機構を備えたヘミング成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】図14(a)、(b)は、ヘミング成形
ワーク例として、自動車ドアのセンタピラーに取り合う
部分のドアフレーム1の一部を示す側面図とX1−X1
線からの横断面図である。このドアフレーム1は、アウ
タパネル2とインナパネル3からなり、アウタパネル2
の全長方向の両端に設けたヘミング部フランジ2a、2
bを内側に折り返し、インナパネル3の全長方向両端に
設けたヘミング部フランジ3a、3bの上に重ねて加圧
接合する。また、ドアフレーム1は車両のボディライン
に沿って緩やかに湾曲しており、ヘミング部も曲率Rで
もって湾曲成形される。
【0003】図15は、ドアフレーム1をヘミング成形
する金型の従来例を示し、この場合はアウタパネル2と
インナパネル3の一方側のヘミング部フランジ2a、3
a同士をヘミング成形する左側部分だけが示されてい
る。その概略は、高さ寸法H1、H2を有する上型10
と下型20からなり、下型20に対して上型10が上下
動する。上型10の図中太い実線10Aで示されている
内側下面には、ドライバ11やワークスタンプ15など
の各部材がねじ締結などして取り付けられている。ドラ
イバ11は、カム12とこれを担持するカムホルダ13
などで構成されている。ワークスタンプ15は、スタン
プパンチ16とこれを担持するパンチホルダ17などで
構成されている。
【0004】一方、下型20においては、その内側上面
にワークセット位置決め台21が設けられ、上下に重ね
合わせたアウタパネル2とインナパネル3が位置決めし
てセットされるようになっている。一方側のヘミング部
フランジ2a、3aに臨んで対応する位置には端部予備
曲げ機構22が配置されている。他方側のヘミング部フ
ランジ2b、3bに臨んで対応する図の右側図外にも同
様な端部予備曲げ機構が配置され、一式の成形ワークに
左側図示の端部予備曲げ機構22と対で対応するように
なっている。
【0005】端部予備曲げ機構22は、ワーク長さ方向
の両端部に臨む位置にそれぞれ揺動アーム23が設けら
れている。揺動アーム23は下部の支軸ピン24を介し
て揺動可能に支持され、上部に回転自由なカムローラ2
5を保持している。また、揺動アーム23はリターンス
プリング26によって図の原位置に復帰する方向へ弾性
付勢されている。このような揺動アーム23に、ワーク
長さにほぼ対応する断面L形の長尺ブロックであるパン
チホルダ27がねじ締結などして結合されている。さら
に、このパンチホルダ27にほぼ同等長さを有する断面
矩形の長尺ブロックであるヘミングパンチ28が取り付
けられている。ヘミングパンチ28の前端面は予備曲げ
刃先面28aとしてその長手方向へ曲率Rで湾曲してお
り、成形ワークであるこの場合ドアフレーム1の形状仕
様に対応するものに取り替え可能な部材である。
【0006】以上の構成により、上型10が降下する
と、はじめにドライバ11のカム12が下型20の端部
予備曲げ機構22のカムローラ25に接触し始める。カ
ム曲面に倣ったカム駆動によって、揺動アーム23が支
軸ピン24を介して図でいう時計廻り方向に回動して前
倒しされる。
【0007】揺動アーム23の前倒し動作によって、図
14(b)に示すように、ヘミングパンチ28の前端の
予備曲げ刃先面28aがアウタパネル2の垂直に立ち上
がっているヘミング部フランジ2aの上端に斜め方向か
ら当接して押圧する。他方側のヘミング部フランジ2b
においても同様な動作が進行している。それにより、図
中仮想線の符号2aで示す所定の傾斜角度まで、一般的
には45゜の傾斜角にヘミング部フランジ2aを内側へ
折り返して傾倒させる。
【0008】ヘミング部フランジ2aが45゜に折り返
された段階で、端部予備曲げ機構22としての仕事は終
了する。すなわち、45゜までヘミング部フランジ2a
が折り返されると、カム12に対してカムローラ25の
動作が上死点から下死点に向かって移行する。ヘミング
パンチ28はリターンスプリング26によって原位置に
向かって復帰し始め、45゜に折り返されたヘミング部
フランジ2aから離脱して後退する。
【0009】ヘミングパンチ28のそうした後退に追随
するようにして、ほぼ同期的なタイミングで上型10の
ワークスタンプ15のスタンプパンチ16が45゜の傾
倒姿勢となっているヘミング部フランジ2aを上から押
し、それを完全に折り曲げる。
【0010】このように、アウタパネル2のヘミング部
フランジ2a、2bをインナパネル3のヘミング部フラ
ンジ3a、3bに上から重ね合わせて加圧接合すること
で、中空断面のドアフレーム1がヘミング成形される。
ヘミング成形して得られるドアフレーム1としては外観
の見栄えが良好である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この図15
で示された従来のヘミング成形金型にあっては、解決す
べき次の問題点がある。
【0012】前述のように、アウタパネル2の両端のヘ
ミング部フランジ2a、2bが45゜に折り返された直
後、端部予備曲げ機構22側のヘミングパンチ28はリ
ターンスプリング26によって原位置に向かって復帰す
る。それにタイミングを合わせて上型10のワークスタ
ンプ15のパンチ16の降下により、45゜傾倒のヘミ
ング部フランジ2a、2bを完全に折り曲げる。つま
り、ヘミングパンチ28を含む端部予備曲げ機構22と
しては、所要の仕事を終えたならば、迅速かつ確実に後
退しなければならない。復帰位置への後退動作を可能に
する部材はリターンスプリング26である。
【0013】したがって、リターンスプリング26に対
しては、その機能に絶対的な信頼性が望まれる。そうし
たリターンスプリング26のばね機能が経時使用により
不良化したり、あるいは装着が外れたりなどすると、ス
タンプパンチ16の降下とのタイミングにずれを生じ、
部材の破損などを招くおそれがある。そのような不測事
態の発生は量産ラインにおける生産性を著しく低下させ
る。
【0014】また、ヘミングパンチ28による予備曲げ
後の迅速な後退動作とスタンプパンチ16による加圧動
作のタイミングが最短であるほど、スタンプパンチ16
による加圧力を増加させることができる。すなわち、端
部予備曲げ機構22の迅速で確実な後退動作が望まれる
のである。
【0015】本発明の目的は、成形ワークの端部を折り
返して縁取り加工するいわゆるヘミング成形金型にあっ
て、ヘミング端部予備曲げ機構の復帰動作の確実性を高
めることで、金型としての信頼性向上を図ったヘミング
成形金型を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載のヘミング成形金型は、下型に成形ワークが端部を
垂直方向に立ち上げた状態でセットされ、端部予備曲げ
機構に備わるヘミングパンチを上型の下降動作に連動さ
せて成形ワークの端部の上端に斜めから押し当てること
により、成形ワークの端部を所定の角度に折り曲げて傾
倒させた後に前記端部予備曲げ機構の全体をリターンス
プリングによって原位置に復帰する方向へ後退動作させ
て、その後退動作に所要の遅延タイミングで上型のスタ
ンプパンチを降下させることにより、傾倒状態の成形ワ
ークの端部をさらに加圧して折り重ねて縁取りするもの
であり、前記上型の下降動作に連動して前記端部予備曲
げ機構を強制的に原位置の方向へ前記リターンスプリン
グと共働して後退させるための強制戻し機構が備わって
いる。
【0017】以上の構成により、成形ワークの端部を端
部予備曲げ機構によって所定角度に折り曲げた後、仕事
を終了したその端部予備曲げ機構を強制戻し機構によっ
て原位置に強制的に戻す。その端部予備曲げ機構の強制
戻しによって、次の段階で所定角度の成形ワークを折り
重ねるタイミングとずれないようにする。
【0018】また、請求項2に記載のヘミング成形金型
においては、前記端部予備曲げ機構が、前記上型に固定
されて一体に昇降動する作動用のカム部材と、前記ヘミ
ングパンチを担持した状態で前記下型に揺動可能に支持
されたパンチホルダと、このパンチホルダに回転自由な
状態で保持された外周面に前記カム部材のカム面が係脱
可能となっており、前記上型の下降時にそのカム部材が
係合して前記リターンスプリングに抗して前記ヘミング
パンチを前記成形ワークの端部の上端に斜め方向から押
し当てさせるためのカムローラと、を備えている。ま
た、前記強制戻し機構は、前記カムローラと同径の予備
品として前記パンチホルダの長手方向の一側に回転自由
な状態に保管保持されている適宜数の強制戻しローラ
と、前記上型に基端が固定された下端部先端が前記強制
戻しローラに当接することにより、前記端部予備曲げ機
構を強制的に原位置の方向へ後退させるための強制戻し
レバーと、を備えたことを特徴としている。
【0019】したがって、強制戻し機構として、端部予
備曲げ機構側のパンチホルダにカムローラの予備品とし
て保管保持されている同径のローラを強制戻しローラと
して利用し、上型の降下で強制戻しレバーを強制戻しロ
ーラに係合させることにより、強制的に端部予備曲げ機
構の全体を原位置に引き戻す。
【0020】また、請求項3に記載のヘミング成形金型
では、前記強制戻しレバーの前記強制戻しローラに当接
する部分に凹凸曲面からなるカム面が形成され、このカ
ム面に案内される前記強制戻しローラを介して前記端部
予備曲げ機構が進退方向へ作動することを特徴としてい
る。
【0021】すなわち、強制戻しレバーに設けたカム面
に端部予備曲げ機構側の強制戻しローラを係合させる
と、この強制戻しローラを介して端部予備曲げ機構の全
体が強制的に原位置に引き戻される。これは上記リター
ンスプリングよりは確実に端部予備曲げ機構を引き戻す
ことができ、本発明では、強制戻しレバーはリターンス
プリングを補助部材として機能しているが、リターンス
プリングが不測事態で使用不能となった場合でも、強制
戻しレバーだけで十分に端部予備曲げ機構を引き戻すこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるヘミング成形
金型の端部予備曲げ機構強制戻し装置の実施の形態につ
いて、図面を参照して詳細に説明する。なお、成形ワー
ク例として従来例と同じく自動車ドアフレーム1を示し
ている。ドアフレーム1の構造については、図14
(a),(b)および図15で示された各部、各部材と
同一符号を付している。
【0023】図1および図2は、上型100と下型20
0からなるヘミング成形金型において、中心線C−Cか
ら左半分の上型上死点位置と上型下死点位置を示すそれ
ぞれ部分断面による組立正面図である。
【0024】図15で示した従来例と対比して明らかな
ように、本実施の形態の上型100は、その下型200
に臨む内側下面101の形状が非常に簡素な平坦に形成
されている。
【0025】その平坦な内側下面101にワークスタン
プガイド102が基端を固定支持されて垂下している。
ワークスタンプガイド102の先端である図の下端面1
03の断面形状は、中空断面のドアフレーム1を構成す
るこの場合上側のインナパネル3の横断面形状に倣って
形成され、それがほぼパネル全長にわたって延びてい
る。
【0026】ワークスタンプガイド102の両側には、
側面に接合して背合わせ一対のスタンプ104,105
が設けられている。これらスタンプ104,105は、
ホルダ106,107とこれにねじ締結などして保持さ
れたスタンプパンチ108、109とからなっている。
この一対のスタンプパンチ108,109の各下端はパ
ンチ刃108a,109aとなっており、図7および図
8に明示するアウタパネル2とインナパネル3の全長に
わたってそれらの両端に延びるヘミングフランジ2a,
3aと2b,3bに上方から臨んでいる。
【0027】図3(a),(b)は、代表的に一方側の
スタンプ105を示している。この場合、ホルダ107
に保持されたスタンプパンチ109の下端のパンチ刃1
09aは、アウタパネル2とインナパネル3の他方側の
フランジ2b,3b同士を上から圧接できるだけの刃先
幅寸法を有している。パンチ刃109a(108a)は
上記ヘミング部曲率Rに対応する曲率で湾曲形成されて
いる。
【0028】また、ワークスタンプガイド102を挟ん
でその両側に、一式の成形ワークに対して両側から対応
するドライバ110,111が向かい合って配置されて
いる。右側のドライバ111は中心線C−Cから半分だ
けが示され、その半分部分で左側のドライバ110と機
能的に対をなし、一組のドアフレーム1に対応する。す
なわち、図4(a),(b)に単品で示すように、ドラ
イバ111は、上型100の平坦な内側下面101に基
端を固定支持されて垂下するカムホルダ115を有し、
カムホルダ115の一面側にカム116がねじ締結など
して結合されている。カム116と同形のものがカムホ
ルダ115の中心線C−Cから右側図外にも設けられて
いる。
【0029】図4(a),(b)において、カム116
の背面とホルダ115との間に隙間調整板(シム)11
7を介在させ、たとえばホルダ115の中心線C−Cを
基準にしてカム116の出入り寸法Lを微調整できるよ
うにしている。隙間調整板117には板厚の異なる種類
のものが準備されている。
【0030】本実施の形態によるカム116の断面形状
は、後述する下型200上の端部予備曲げ機構203に
おけるカムローラ216との共働で好適なカム機能が得
られるようになっている。すなわち、カム116は、垂
直線または水平線に対して例えばθ1=45゜の傾斜角
を有する上死点までの上り勾配による第1のカム面C1
が設けられ、また水平線に対してたとえばθ2=30゜
の傾斜角を有する下死点までの下り勾配による第2のカ
ム面C2が設けられている。それらカム面C1とカム面
C2のなす対角度はたとえばθ3=75゜に形成されて
いる。また、両カム面C1、C2間には半径rによる真
円部C3が設けられ、この中心点がカム駆動の上死点と
下死点の切り替わりポイントとなっている。
【0031】再び図1において、図の左側のもう一方の
ドライバ110においても、ホルダ112の一面側にカ
ム113がネジ締結などして結合されている。この場
合、ホルダ112の反対側背面にはホルダ剛性を高める
ための補強背板114がボルト結合などされて取り付け
られていて、それを受ける下型200に剛接されている
受け台222に当接させ、カム113がカムローラ20
9と接触して押されることにより、ホルダ112が撓も
うとするのを防止している。
【0032】一方、下型200にあっては、上型100
に設けた上記ワークスタンプガイド102の直下にワー
クセット位置決め台201が配置されている。このワー
クセット位置決め台201の上面はアウタパネル2の横
断面形状に倣って形成され、それがほぼパネル長さ全長
にわたって延びている。
【0033】このワークセット位置決め台201を挟む
両側に、一式の成形ワークに両側から対応する二組の端
部予備曲げ機構202,203が対向して配置されてい
る。図の左側の端部予備曲げ機構202は上記ドライバ
110のカム113と共働して、アウタパネル2の一方
側のヘミング部フランジ2aの折り返し成形に対応す
る。また、右側の端部予備曲げ機構203は上記ドライ
バ111のカム116と共働して、アウタパネル2の他
方側のヘミング部フランジ2bの折り返し成形に対応す
るようになっている。
【0034】これら端部予備曲げ機構202,203
は、それぞれブラケット204,211に支軸ピン20
5,212を介して断面L形のパンチホルダ206,2
13が揺動可能に支持されている。各パンチホルダ20
6,213には向かい合う形でヘミングパンチ207,
214がネジ締結などして結合されている。また、各パ
ンチホルダ206,213はリターンスプリング20
8,215によって図1に示す原位置に復帰する方向へ
付勢されている。右側のリターンスプリング215の場
合、その他端が中心線C−Cから右側図外の別の端部予
備曲げ機構に係止され、端部予備曲げ機構203ととも
に原位置に復帰する方向へ付勢している。
【0035】図5は、端部予備曲げ機構203を構成す
るパンチホルダ213の全長全形を示し、図6(a),
(b)はそのパンチホルダ213に担持されたヘミング
パンチ214の全長全形を示す平面図とA−A線からの
部分側面断面図である。パンチホルダ213の背部の両
端部にカムローラ216が軸受217を介して回転自由
な状態で保持されている。また、ヘミングパンチ214
の前端面はパンチ刃214aとして曲率Rによる凸形に
湾曲形成されている。
【0036】ここで、図6(a),(b)に示すよう
に、パンチホルダ213の長手方向のいずれか一側の端
部に、上記カムローラ216と同径サイズの1個もしく
は複数個の強制戻しローラ230が回転自由な状態で保
持されている。
【0037】この強制戻しローラ230は、上型100
に設けた図9以下に示す強制戻しレバー120とともに
本発明の要部である端部予備曲げ機構強制戻し装置を構
成している。
【0038】図1中の仮想線および図9に示すように、
上型100のドライバ110,111の各カム113,
116にそれぞれ対応する位置において、内側下面10
1に基端を固定された上記強制戻しレバー120,12
1が垂下した形で設けられている。この強制戻しレバー
120,121の各下端部に凹形状のローラ戻しカム面
120a,121aが設けられている。上型100と一
体にそれら強制戻しレバー120,121は昇降動作す
るが、その昇降動作によってローラ戻しカム面120
a,121aが下型200上のパンチホルダ206,2
13の一側端部に保持されている上記強制戻しローラ2
30,231に係脱可能となっている。
【0039】すなわち、図9に一方側の強制戻しレバー
121を示すように、ローラ戻しカム面121が強制戻
しローラ231に当接したとき、強制戻しローラ231
を介して端部予備曲げ機構203を原位置に強制的に戻
すようになっている。したがって、強制戻しレバー12
1は上記リターンスプリング215(および208)に
よる端部予備曲げ機構強制戻し機能を助成する部材であ
る。
【0040】また、強制戻しローラ230,231とし
ては、強制戻しレバー120,121との係合で端部予
備曲げ機構202,203を強制的に戻すという機能の
他、端部予備曲げ機構202,203に備わる上記カム
ローラ209,216が損傷したり、不良化した場合は
代替え品として簡便に交換できるという重要な機能があ
る。
【0041】なお、本実施の形態のワーク例として示し
たドアフレーム1の場合、自動車両サイドに備わるか
ら、左右対称勝手の異なるアウタパネル2とインナパネ
ル3による二組が隣り合わせで同時にヘミング成形され
る。
【0042】次に、以上の構成による本実施の形態のヘ
ミング成形金型の端部予備曲げ機構強制戻し装置の動作
について説明する。
【0043】まず、図1,図7および図8(a),
(b)に示すように、ワークのアウタパネル2とインナ
パネル3がそれらのヘミング部フランジ2a,3aと2
b,3b同士をそれぞれ抱き合わせて、下型200のワ
ークセット位置決め台201上にセットされる。
【0044】ワークセット後、図1の上死点位置から上
型100が降下する。ドライバ110,111の各カム
113,116が降下し、はじめにそれらの第1のカム
面C1が端部予備曲げ機構202,203のカムローラ
209,216に当接する。
【0045】図4(b)で示されたように、第1のカム
面C1の傾斜角θ1は45゜であるから、その傾斜角θ
1に対応する角度だけ、カムローラ209,216に当
接開始してからリターンスプリング208,215に抗
して押し出す。この動作に連動してヘミングパンチ20
7,214が前側に傾動し、図8(b)および図9に示
すように、アウタパネル2のヘミング部フランジ2a,
2bの各上端に当接する。これら両端のヘミング部フラ
ンジ2a,2bは図10に示すように45゜だけ内側に
折り曲げられて傾倒する。
【0046】上記ヘミングパンチ207,214の動作
に連動して、上型100と一体に降下する強制戻しレバ
ー120,121のローラ戻しカム面120a,121
aにパンチホルダ206,213の一側端部の強制戻し
ローラ230,231に係合している。
【0047】ヘミング部フランジ2a,2bが45゜だ
け内側に折り曲げられて傾倒した段階で、カムローラ2
09,216は降下中のカム113,116に第3のカ
ム面C3における頂点すなわち上死点を過ぎる。ここか
らカムローラ209,216がカム113,116に第
2のカム面C2に入った瞬間、カムローラ209,21
6はリターンスプリング208,215によって引っ張
られ、原位置の方向に戻り始める。すなわち、端部予備
曲げ機構202,203が原位置の方向へ後退する。
【0048】それら端部予備曲げ機構202,203上
のヘミングパンチ207,214の後退にほぼ同期的な
タイミングで追随するように、上型100と一体に降下
する強制戻しレバー120,121のローラ戻しカム面
120a,121aから強制戻しローラ230,231
が外れる。それによって、強制戻しレバー120,12
1から押し出し力を受けて強制戻しローラ230,23
1がローラ軸ごと移動し、パンチホルダ206,213
ごとヘミングパンチ207,214を後退させる。こう
した端部予備曲げ機構202,203全体の後退は上記
リターンスプリング208,215による弾性復帰力と
共働して行われる。
【0049】次に、端部予備曲げ機構202,203の
後退動作にほぼ同期して、上型100と一体にスタンプ
104,105が降下してくる。ワークスタンプガイド
102は降下してインナパネル3を上方から押さえ、同
時に両側のスタンプパンチ108,109が45゜傾倒
しているアウタパネル2の両側のヘミング部フランジ2
a,3aをさらに上方から加圧する。図12に示すよう
に、アウタパネル2の両側のヘミング部フランジ2a,
3aをインナパネル3の両側のヘミング部フランジ3
a,3bに上から重ね合わせ、加圧接合して縁取り加工
がつまりヘミング成形が終了する。
【0050】以上から明らかなように、端部予備曲げ機
構202,203上のヘミングパンチ207,214に
よるワーク予備曲げ後の後退タイミングと、それに続く
スタンプパンチ108,109による加圧接合のタイミ
ングがわずかな時間ずれで行われる。それをリターンス
プリング208,215と強制戻しレバー120,12
1の共働によって確実に行うことができる。
【0051】なお、経時使用により端部予備曲げ機構2
02,203上のカムローラ209,216に交換の必
要が生じた場合、強制戻しローラ230,231を簡便
に取り外して代用することができる。そのため、カムロ
ーラ209,216に損傷など不測の事態が発生した場
合でも、生産を長期にわたり停止することなく、操業を
続行することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるヘミ
ング成形金型は、成形ワークである自動車ボディのドア
フレームなどにおける端部を端部予備曲げ機構によって
所定角度に折り曲げ、仕事を終了したその端部予備曲げ
機構を強制戻し機構によって原位置に強制的に戻すこと
により、次の段階で所定角度の成形ワークを完全に折り
重ねるタイミングと合致しないように、金型の信頼性を
確保できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるヘミング成形金型の実施の形態を
示す上型上死点位置における組立断面図である。
【図2】本実施の形態のヘミング成形金型における上型
下死点位置を示す組立断面図である。
【図3】同図(a),(b)は、実施の形態のスタンプ
パンチを示す正面図と側面図である。
【図4】同図(a),(b)は、実施の形態のカムドラ
イバを示す正面図と側面図である。
【図5】ヘミングパンチを担持したパンチホルダを示す
正面図である。
【図6】同図(a)、(b)は、ヘミングパンチを担持
したパンチホルダを含む端部予備曲げ機構を示す平面図
とA−A線からの側面断面図である。
【図7】端部予備曲げ機構によって成形ワークである自
動車ボディのドアフレームをヘミング成形する態様を示
す斜視図である。
【図8】同図(a)、(b)は、成形ワークのドアフレ
ームの一部を示す正面図と両端のヘミング部フランジ同
士をヘミング成形する態様を模式的に示す側面断面図で
ある。
【図9】端部予備曲げ機構による成形開始時において本
発明の要部強制戻し機構との取り合いを示す側面図であ
る。
【図10】その強制戻し機構による端部予備曲げ機構の
引き戻し初期動作を示す側面図である。
【図11】端部予備曲げ機構による成形ワークのヘミン
グ成形初期の動作を図中仮想線で経時時に示す部分断面
による拡大側面図である。
【図12】強制戻し機構による端部予備曲げ機構の引き
戻し終了時動作を示す側面図である。
【図13】端部予備曲げ機構による成形ワークのヘミン
グ成形終了動作を示す部分断面による拡大側面図であ
る。
【図14】同図(a)、(b)は、従来例として成形ワ
ークのドアフレームの一部を示す正面図と両端のヘミン
グ部フランジ同士をヘミング成形する態様を模式的に示
す側面断面図である。
【図15】従来例のヘミング成形金型における上型下死
点位置を示す装置一部の組立断面図である。
【符号の説明】
100 ヘミング成形金型の上型 101 上型の内側下面 102 ワークスタンプガイド 104,105 ホルダ 108,109 スタンプパンチ 110,111 ドライバ 112,115 カムホルダ 113,116 カム部材 114,117 隙間調整板 120,121 強制戻しレバー(強制戻し機構) 200 ヘミング成形金型の下型 201 ワークセット位置決め台 202,203 端部予備曲げ機構 206,213 パンチホルダ 207,214 ヘミングパンチ 208,215 リターンスプリング 209,216 カムローラ 230,231 強制戻しローラ(強制戻し機構)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下型に成形ワークが端部を垂直方向に立
    ち上げた状態でセットされ、端部予備曲げ機構に備わる
    ヘミングパンチを上型の下降動作に連動させて成形ワー
    クの端部の上端に斜めから押し当てることにより、成形
    ワークの端部を所定の角度に折り曲げて傾倒させた後に
    前記端部予備曲げ機構の全体をリターンスプリングによ
    って原位置に復帰する方向へ後退動作させて、その後退
    動作に所要の遅延タイミングで上型のスタンプパンチを
    降下させることにより、傾倒状態の成形ワークの端部を
    さらに加圧して折り重ねて縁取りするヘミング成形金型
    であって、 前記上型の下降動作に連動して前記端部予備曲げ機構を
    強制的に原位置の方向へ前記リターンスプリングと共働
    して後退させるための強制戻し機構が備わっていること
    を特徴とするヘミング成形金型。
  2. 【請求項2】 前記端部予備曲げ機構は、 前記上型に固定されて一体に昇降動する作動用のカム部
    材と、 前記ヘミングパンチを担持した状態で前記下型に揺動可
    能に支持されたパンチホルダと、 このパンチホルダに回転自由な状態で保持された外周面
    に前記カム部材のカム面が係脱可能となっており、前記
    上型の下降時にそのカム部材が係合して前記リターンス
    プリングに抗して前記ヘミングパンチを前記成形ワーク
    の端部の上端に斜めから押し当てさせるためのカムロー
    ラと、を備え、 前記強制戻し機構は、 前記カムローラと同径の予備品として前記パンチホルダ
    の長手方向の一側に回転自由な状態に保管保持されてい
    る適宜数の強制戻しローラと、 前記上型に基端が固定された下端部先端が前記強制戻し
    ローラに当接することにより、前記端部予備曲げ機構を
    強制的に原位置の方向へ後退させるための強制戻しレバ
    ーと、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    ヘミング成形金型。
  3. 【請求項3】 前記強制戻しレバーの前記強制戻しロー
    ラに当接する部分に凹凸曲面からなるカム面が形成さ
    れ、このカム面に案内される前記強制戻しローラを介し
    て前記端部予備曲げ機構が進退方向へ作動することを特
    徴とする請求項2に記載のヘミング成形金型。
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