JP3817984B2 - ヘミング加工装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヘミング加工装置に関し、例えば自動車のドアパネルを形成するドアアウタパネルとドアインナパネルとをその周縁部にてヘミング結合するにあたり、ヘミングフランジ部の予備曲げ加工(プリヘミング)とそれに続く本曲げ加工(ヘミング)とを行ういわゆるテーブルトップタイプのヘミング加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のヘミング加工装置として例えば米国特許第5150508号明細書に記載されているものがある。
【0003】
図6はその概略を示したもので、ワーク搬出入位置100にてリフタ51のクレイドル52の上にパネルPa,Pbをセットした上でそのクレイドル52を下降させ、パネルPa.Pbをベース54とネストブロック55とからなる下型53の上に移載する。次いで、リフトシリンダ56を伸長動作させることによりパネルPa,Pbを下型53ごと上昇させてそのパネルPa,Pbをプリヘミング加工位置200に待機させ、その状態にてプリヘミングダイ57をシリンダ58により前進作動させる。そして、その前進位置にあるプリヘミングダイ57に対してパネルPa,Pbをネストブロック55ごとプレスシリンダ59にてわずかに押し上げることにより、一方のパネルPaの周縁部に予め直立形成されているヘミングフランジ部Fに予備曲げ加工を施す。
【0004】
その後、プレスシリンダ59の逆動作によりパネルPa,Pbを一旦下降させるとともにシリンダ58の逆動作によりプリヘミングダイ57も後退させ、さらにリフトシリンダ56にてパネルPa,Pbを下型53ごとヘミング加工位置300まで下降させる。この状態でヘミングダイ60を前進動作させ、この前進位置にあるヘミングダイ60に対してパネルPa,Pbをネストブロック55ごとプレスシリンダ59にてわずかに押し上げることにより、先に予備曲げ加工が施されているヘミングフランジ部Fに本曲げ加工を施す。
【0005】
こうしてヘミング加工が施されたパネルPa,Pbは、ヘミングダイ60およびネストブロック55が初期状態に復帰するのを待って再びリフタ51のクレイドル52によってワーク搬出入位置100まで押し上げられることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の構造では、プリヘミングダイ57とヘミングダイ60とが完全に独立しているために構造が複雑且つ大型化するほか、パネルを昇降動作させるためのシリンダもリフタシリンダ56とプレスシリンダ59とに別れているためにシリンダ数が多く構造が複雑化することとなって好ましくない。また、パネルの昇降動作が予備曲げ加工時および本曲げ加工時ごとにリフトシリンダ56による動作とプレスシリンダ59による動作とでその都度二段階に分けて行われるため、サイクルタイムが長くなるほか、下型53上でパネルが位置ずれを生じやすい。
【0007】
本発明は以上のような課題に着目してなされたもので、基本的には従来と同様に予備曲げ刃および本曲げ刃の水平移動動作とパネルの昇降動作との協働により予備曲げ加工と本曲げ加工とを行うことを前提としつつも、とりわけ簡単な構成で所期の目的を達成できるようにしたヘミング加工装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、互いに重ね合わせた少なくとも二枚のパネル同士をヘミング結合するにあたり、いずれかのパネルの端部に予め直立形成されているヘミングフランジ部が所定の傾斜角になるまで予備曲げ加工を施すとともにその予備曲げ加工に続いて本曲げ加工を施すヘミング加工装置であって、上面にヘミング加工対象となるパネルが位置決め載置される下型と、この下型を予備曲げ加工時および本曲げ加工時ごとに所定の昇降ストロークのもとで昇降駆動させる昇降駆動手段と、水平方向にスライド移動可能であって、且つ上記下型よりも上方に位置する部分に水平方向および高さ方向で相互に位置を異ならしめた予備曲げ刃と本曲げ刃とが互いに近接するように一体的に形成されたスライドフレームと、前記予備曲げ加工時と本曲げ加工時とで加工位置に割り出される予備曲げ刃もしくは本曲げ刃の位置を選択的に切り換えるべく所定のスライドストロークのもとでスライドフレームをスライド移動させるスライド駆動手段と、前記スライドフレームに設けられ、前記昇降駆動手段の可動部の一部または下型に設けたストッパガイドに係合して予備曲げ加工時に下型と予備曲げ刃とが直接接触しないように両者の上下および左右方向の相対位置を規制する一方、本曲げ加工時には下型と本曲げ刃とがヘミングフランジ部を介して当接するように両者の相対位置を規制するストッパとを備えている。
【0009】
そして、予備曲げ加工位置に位置決めされた予備曲げ刃に対して下型が昇降動作することで予備曲げ加工が施され、さらにこの予備曲げ加工に続いて本曲げ加工位置に位置決めされた本曲げ刃に対して下型が昇降動作することで本曲げ加工が施されるようになっていることを特徴としている。
【0010】
したがって、この請求項1に記載の発明では、下型上にヘミング結合されるべきパネルが位置決めされている状態で、予備曲げ刃が予備曲げ加工位置に位置するまでスライドフレームをスライド移動させる。そして、この予備曲げ加工位置にある予備曲げ刃に対してパネルを下型ごと上昇させることにより、それまで直立状態にあったヘミングフランジ部が45度程度まで折り曲げられて予備曲げ加工が施される。この場合、スライドフレームのスライド移動によって予備曲げ刃だけでなく本曲げ刃までもスライド移動するが、互いに一体に形成されている予備曲げ刃と本曲げ刃とは水平方向および上下方向で相互に位置をずらしてあるため、本曲げ刃は予備曲げ加工時にヘミングフランジ部に当接することはなく何ら機能しない。
【0011】
この予備曲げ加工完了後、パネルを下型ごと一旦下降させた上で本曲げ刃が本曲げ加工位置に位置するまでスライドフレームをスライド移動させ、この本曲げ加工位置にある本曲げ刃に対して再度パネルを下型ごと上昇させることにより、先に予備曲げ加工が施されたヘミングフランジ部に本曲げ加工が施されて、パネル同士がヘミング結合されることになる。この場合にも、スライドフレームのスライド移動によって本曲げ刃だけでなく予備曲げ刃までもスライド移動するが、先に述べたように互いに一体に形成されている予備曲げ刃と本曲げ刃とは水平方向および上下方向で相互に位置をずらしてあるため、予備曲げ刃は本曲げ加工時にヘミングフランジ部に当接することはなく何ら機能しない。
【0013】
ここで、一般的には、予備曲げ加工時には45度程度に傾斜した成形面をもつ予備曲げ刃をヘミングフランジ部の頂部に当接させてヘミングフランジ部を予備曲げ刃に沿って根元部から折り曲げることから、下型は上記予備曲げ加工に伴う反力を受け止める機能さえあれば十分であり、予備曲げ刃と下型とが直接接触することは予備曲げ加工品質の上で好ましくない。その一方、本曲げ加工時にはヘミングフランジ部と母材とで相手側パネルを挟持することから、本曲げ刃と下型とはパネルを介して間接的に当接するようにしなければならない。
【0014】
このような要請に対して請求項1に記載の発明では、ストッパおよびストッパガイドが予備曲げ加工時および本曲げ加工時ともにそれぞれ有効に機能して、所期の目的を達成することになる。
【0015】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明におけるスライドフレームの停止位置が任意に調整可能となっていることを特徴としている。
【0016】
このスライドフレームの停止位置調整機能はスライド駆動手段のストローク調整機能に依存することになるものの、例えばヘミング加工装置そのものが自動車のドアパネルのヘミング加工を目的としているような場合に、スライドフレームの停止位置の調整に併せて予備曲げ刃や本曲げ刃あるいは下型等を適宜交換することにより、多車種のドアパネルのヘミング加工に対応できることになる。
【0017】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、互いに一体に形成された予備曲げ刃と本曲げ刃とを上下方向および水平方向でその位置をずらしてあるため、スライドフレームのスライド動作と昇降駆動手段によるパネルの一段の昇降動作のみで予備曲げ加工と本曲げ加工とを行うことができるようになり、従来のものと比べて予備曲げ刃や本曲げ刃の取付形態を簡素化できることはもちろんのこと、シリンダ等のアクチュエータの数を減らして装置全体の構造も簡素化でき、さらにはサイクルタイムの短縮化を図りつつパネルの位置ずれによる加工精度の低下を未然に防止できる効果がある。
【0018】
また、予備曲げ加工時における予備曲げ刃と下型との相対位置関係ならびに本曲げ加工時における本曲げ刃と下型との相対位置関係が所定の関係となるようにストッパおよびストッパガイドによってそれぞれ規制されるため、予備曲げ加工時および本曲げ加工時ともにヘミングフランジ部の曲げ具合に過不足が生じることがなく、ヘミング加工品質が一段と向上する効果がある。
【0019】
請求項2に記載の発明によれば、予備曲げ刃と本曲げ刃とが設けられているスライドフレームの停止位置が任意に調整可能となっているため、請求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、その停止位置の調整と併せて予備曲げ刃や本曲げ刃あるいは下型等を適宜交換することにより多種類のパネルのヘミング加工に対応できる効果がある。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1〜5は本発明に係るヘミング加工装置の好ましい実施の形態を示す図であって、図1はパネルの投入時および取り出し時の状態を、図2は予備曲げ加工時の状態を、図3は本曲げ加工時の状態を、また図5は予備曲げ加工および本曲げ加工に伴うヘミングフランジ部の形状変化を拡大した図をそれぞれ示している。なお、本実施の形態では、自動車のドアパネルDを形成するドアアウタパネルPaとドアインナパネルPbとをヘミング結合するためのヘミング加工装置の例を示している。
【0021】
図1に示すように、ヘミング加工装置は大別して、架台1上に設置された昇降駆動手段としてのリフタ2と、同じく架台1上にあってそのリフタ2のまわりに設置されたスライドフレーム3とから構成されている。
【0022】
リフタ2は、上面に下型4が固定された水平なリフタテーブル5を中心として形成されていて、下型4の上にはドアアウタパネルPaとドアインナパネルPbとが重ね合わされたヘミング結合前のドアパネルDが図示しないハンドリングロボット等により投入されて位置決めされる。リフタテーブル5の下方には、鉛直なガイドロッド6とこのガイドロッド6がガイドブッシュ7を介してスライド可能に内挿されたガイドスリーブ8とからなるガイド機構9が設けられていて、ガイドロッド6の上端にリフタテーブル5が連結されている。
【0023】
また、上記ガイド機構9と隣接するように昇降駆動手段であるリフタ2のリフトシリンダ(油圧シリンダ)10が立設されていて、このリフトシリンダ10のピストンロッド11はリフタテーブル5に連結されている。つまり、リフタ2はリフタテーブル5のほかガイド機構9およびリフトシリンダ10等により構成されていて、リフトシリンダ10が所定ストロークのもとで伸縮作動することにより、リフタテーブル5はガイド機構9に案内されながら水平状態を保ったままで昇降動作することになる。
【0024】
さらに、リフタテーブル5のうち下型4の外側にはストッパガイド12が設けられていて、このストッパガイド12は後述するスライドフレーム3側のストッパ19と係合して、ヘミング加工に直接関与することになる下型4と後述する予備曲げ刃17もしくは本曲げ刃18との相対位置決めを司ることになる。
【0025】
上記スライドフレーム3は図示の状態で略変形C形フレーム状をなしていて、架台1上にスライドガイド13を介して水平方向にスライド移動可能に搭載されている。また、同じく架台1上にはスライドフレーム3に隣接するようにスライド駆動手段である多点停止シリンダ(油圧シリンダ)14が水平状態で設けられていて、その多点停止シリンダ14のピストンロッド15はスライドフレーム3の下部に連結されている。そして、この多点停止シリンダ14の伸縮作動に応じてスライドフレーム3がスライド移動するようになっている。
【0026】
ここで、上記の多点停止シリンダ14は、そのストロークのストロークエンド以外の単数もしくは複数の任意の設定位置にてピストンロッド15の動きを停止させることができる機能を有するものであり、例えば油圧サーボシリンダあるいは電動サーボスライドユニット等に置き換えることもできる。
【0027】
上記スライドフレーム3の上部にはホルダ16が着脱可能に取り付けられていて、このホルダ16には図6にも示すように45度程度に傾斜した成形面であるところの予備曲げ刃17とほぼフラットな成形面をもつ本曲げ刃18とが互いに隣接するように一体的に形成されている。そして、これら予備曲げ刃17と本曲げ刃18とは互いに隣接しつつも水平方向および上下方向にてその位置を互いにずらして形成してある。
【0028】
また、スライドフレーム3には上記ホルダ16と隣接するようにストッパ19が着脱可能に取り付けられていて、このストッパ19には下方に向けてストッパ凸部20が一体に形成されている。他方、リフタテーブル5にはストッパガイド12が着脱可能に取り付けられていて、このストッパガイド12には上記ストッパ凸部20に対応する二つのストッパ凹部21,22が隣接形成されている。そして、後述するように予備曲げ加工時には上記ストッパ凸部20と一方のストッパ凹部21とが噛み合うことで予備曲げ刃17と下型4との相対位置決めがなされ、また本曲げ加工時にはストッパ凸部20と他方のストッパ凹部22とが噛み合うことで本曲げ刃18と下型4との相対位置決めがなされるようになっている。
【0029】
したがって、このように形成されたヘミング加工装置によれば、図1に示すようにスライドフレーム3が左シフト位置にあって且つリフタ2のリフタテーブル5が下降限位置にある状態で、図示外のハンドリングロボット等によりアウタパネルPaとインナパネルPbとが重ね合わされたドアパネルDが下型4上に投入されて位置決めされる。なお、下型4上のドアパネルDは図示しないパッドあるいはクランパ等にて押圧固定もしくはクランプされる。また、アウタパネルPaの周縁部には図5の(A)に示すように予めヘミングフランジ部Fが直立形成されている。
【0030】
下型4上にドアパネルDが位置決めされると、図2に示すように多点停止シリンダ14が収縮動作してスライドフレーム3を予備曲げスライド位置Q1までスライドさせる。これにより予備曲げ刃17が下型4と正対するよう予備曲げ加工位置P1に位置決めされる。この状態でリフタ2のリフトシリンダ10が伸長動作してリフタテーブル5を所定ストロークS1だけ押し上げ、図5の(B)に示すようにアウタパネルPaの周縁部のヘミングフランジ部Fを下型4でバックアップしつつ予備曲げ刃17に押し付けて、ヘミングフランジ部Fが45度程度の傾斜角になるまでその根元部から折り曲げて予備曲げ加工を施す。
【0031】
この時、ストッパ凸部20と一方のストッパ凹部21とが互いに底付き状態となるように相互に噛み合い、予備曲げ刃17と下型4との間の上下および左右方向の相対位置決めを行う。これにより、予備曲げ刃17と下型4との直接接触が回避されるとともに、予備曲げ加工に伴うドアパネルDからの加工反力のうち特に横方向の分力をストッパ19およびストッパガイド12にて受け止める。そして、予備曲げ加工が終了すると、リフタシリンダ10の作動に基づき再びストロークS1だけリフタテーブル5が下降して、図2の状態に復帰する。
【0032】
上記のようにリフタテーブル5が一旦下降限位置に戻ると、多点停止シリンダ14の作動によりスライドフレーム3が予備曲げスライド位置Q1からストロークS2だけさらに右方向にスライドしてストッパ23に当接し、スライドフレーム3は図3に示す本曲げスライド位置Q2に位置することになる。これにより、本曲げ刃18が下型4と正対するように本曲げ加工位置P2に位置決めされる。この状態でリフタ2のリフトシリンダ10が伸長動作してリフタテーブル5を所定ストロークS3だけ押し上げ、図5の(C)に示すよう先に予備曲げ加工が施されているヘミングフランジ部Fをフラットになるまで押し潰して本曲げ加工を施す。
【0033】
この時、ストッパ凸部20と他方のストッパ凹部22とが相互に噛み合い、本曲げ刃18と下型4との間の左右方向のみの相対位置決めを行う。これにより、本曲げ刃18と下型4とがヘミング加工部位を介して間接的に接触するのを積極的に許容して、ヘミングフランジ部Fについての本曲げ加工をより確実なものとする。
【0034】
こうして本曲げ加工が終了すると、リフタシリンダ10の作動に基づき再びストロークS3だけリフタテーブル5が下降して図1,3の状態に復帰する一方、スライドフレーム3も多点停止シリンダ14の作動により図1に示す初期位置に復帰する。そして、ヘミング加工完了後のドアパネルDが図示しないハンドリングロボット等により取り出されて、ヘミング加工のための1サイクルが完了する。
【0035】
このように本実施の形態によれば、スライドフレーム3のスライド動作(シフト動作)とリフタ2の1段のアップダウン動作というきわめて単純な動きの組み合わせにより、ヘミング加工のための予備曲げ加工とそれに続く本曲げ加工とを短いサイクルタイムでスムーズに行うことができることになる。
【0036】
また、上記多点停止シリンダ14は先に述べたようにピストンロッド15をそのストロークの任意の設定位置にて停止させることができる機能を有しているものであり、言い換えればスライドガイド13に案内されているスライドフレーム3を任意の設定位置にて停止させることが可能である。したがって、例えば別の車種のドアパネルDのヘミング加工を行うような場合には、スライドフレーム3の予備曲げスライド位置Q1および本曲げスライド位置Q2をそれぞれ設定し直す一方、ホルダ16やストッパ19さらには下型4等を交換することにより、その別の車種のドアパネルのヘミング加工にも容易に対応できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘミング加工装置の好ましい実施の形態を示す図で、ヘミング加工対象となるドアパネルが投入された状態を示す構成説明図。
【図2】図1の状態からスライドフレームが予備曲げスライド位置までスライドした時の構成説明図。
【図3】図2の状態からスライドフレームが本曲げスライド位置までスライドした時の構成説明図。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】ヘミングフランジ部の形状変化を示す拡大説明図。
【図6】従来のヘミング加工装置の一例を示す構成説明図。
【符号の説明】
2…リフタ(昇降駆動手段)
3…スライドフレーム
4…下型
5…リフタテーブル
10…リフトシリンダ
12…ストッパガイド
14…多点停止シリンダ(スライド駆動手段)
16…ホルダ
17…予備曲げ刃
18…本曲げ刃
19…ストッパ
20…ストッパ凸部
21…ストッパ凹部
22…ストッパ凹部
D…ドアパネル
F…ヘミングフランジ部
Pa…ドアアウタパネル
Pb…ドアインナパネル
P1…予備曲げ加工位置
P2…本曲げ加工位置
Q1…予備曲げスライド位置
Q2…本曲げスライド位置

Claims (2)

  1. 互いに重ね合わせた少なくとも二枚のパネル同士をヘミング結合するにあたり、いずれかのパネルの端部に予め直立形成されているヘミングフランジ部が所定の傾斜角になるまで予備曲げ加工を施すとともにその予備曲げ加工に続いて本曲げ加工を施すヘミング加工装置であって、
    上面にヘミング加工対象となるパネルが位置決め載置される下型と、
    この下型を予備曲げ加工時および本曲げ加工時ごとに所定の昇降ストロークのもとで昇降駆動させる昇降駆動手段と、
    水平方向にスライド移動可能であって、且つ上記下型よりも上方に位置する部分に水平方向および高さ方向で相互に位置を異ならしめた予備曲げ刃と本曲げ刃とが互いに近接するように一体的に形成されたスライドフレームと、
    前記予備曲げ加工時と本曲げ加工時とで加工位置に割り出される予備曲げ刃もしくは本曲げ刃の位置を選択的に切り換えるべく所定のスライドストロークのもとでスライドフレームをスライド移動させるスライド駆動手段と、
    前記スライドフレームに設けられ、前記昇降駆動手段の可動部の一部または下型に設けたストッパガイドに係合して予備曲げ加工時に下型と予備曲げ刃とが直接接触しないように両者の上下および左右方向の相対位置を規制する一方、本曲げ加工時には下型と本曲げ刃とがヘミングフランジ部を介して当接するように両者の相対位置を規制するストッパと、
    を備えていて、
    予備曲げ加工位置に位置決めされた予備曲げ刃に対して下型が昇降動作することで予備曲げ加工が施され、さらにこの予備曲げ加工に続いて本曲げ加工位置に位置決めされた本曲げ刃に対して下型が昇降動作することで本曲げ加工が施されるようになっていることを特徴とするヘミング加工装置。
  2. 前記スライドフレームの停止位置が任意に調整可能となっていることを特徴とする請求項1に記載のヘミング加工装置。
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