JP4471533B2 - ヘミング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はヘミング装置に関する。例えば自動車のドアは、アウターパネルにインナーパネルを位置決め載置した状態で、アウターパネルの外周に一体立設されているフランジをインナーパネル側へ折曲げて、双方を接合することにより構成されている。本発明は、このような折曲げ接合すなわちヘミング加工に使用されるヘミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のようなヘミング装置として一般に、予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ刃を有する本曲げ型とを別々に備え、先ず予備曲げ型を作動させることにより、予備曲げ刃でアウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所定角度予備曲げし、そのままでは予備曲げ型が邪魔になるのでこれを退避させた後、次に本曲げ型を作動させることにより、本曲げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接するまで本曲げするようにした装置が使用されている。かかる従来のヘミング装置には、専用の予備曲げ型と本曲げ型とを備え、双方を独立して所望通りに作動させることができるため、アウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所望通りに予備曲げ及び本曲げすることができるという利点がある。ところが、かかる従来のヘミング装置には、予備曲げ型と本曲げ型とが別々に必要であり、しかも予備曲げ型を作動させる機構と本曲げ型を作動させる機構とが別々に必要であるため、装置全体が大型であり、その構造も複雑であって、その製作コストも嵩むという問題がある。
【0003】
そこで従来、前記のような問題を改善するヘミング装置として、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を一つの位置を基にして円弧状に作動させることにより、先ず前方の予備曲げ刃で、アウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所定角度予備曲げし、引き続き後方の本曲げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接するまで本曲げするようにした装置が提案されている(特開昭55−122636、特開昭56−14030)。かかる従来のヘミング装置には、必要とするのが一つの折曲げ型であり、この折曲げ型を一系統の機構で作動させるため、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安いという利点がある。ところが、かかる従来のヘミング装置には、一つの折曲げ型を一つの位置を基にして円弧状に作動させる関係で、予備曲げ刃で予備曲げするときと本曲げ刃で本曲げするときとでアウターパネルのフランジに適切な押圧力を配分するのが難しく、予備曲げ刃で予備曲げするときには、アウターパネルのフランジに不都合な相応の垂直分力が加わるため、アウターパネルのフランジ立ち上がり部に歪を生じ易く、また本曲げ刃で本曲げするときには、アウターパネルのフランジに不都合な相応の水平分力が加わるため、アウターパネルの本体に歪を生じ易いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安く、しかも予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じないヘミング装置を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装置において、折曲げ型を、予備曲げ刃で予備曲げするときには予備曲げ位置を基にして円弧状に作動させ、また本曲げ刃で本曲げするときには前記予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置を基にして円弧状に作動させて、フランジに対し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わるようにしたことを特徴とする。
【0006】
具体的に前記の本発明に係るヘミング装置は、装置基台に取付けられた下型であってその上にアウターパネル及びインナーパネルが載置される下型と、前記下型に対しガイドを介して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを低位置の予備曲げ位置と高位置の本曲げ位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割出しフレームに1対のリンク部材を介して連結されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記ホルダを円弧状に上下動させる作動手段とを備え、下型に載置したアウターパネルのフランジを、割出しフレームを低位置の予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダをその作動手段により円弧状に下降させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを高位置の本曲げ位置に位置決めした状態でホルダをその作動手段により円弧状に下降させることにより本曲げ刃で本曲げするように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るヘミング装置につき、好適な実施形態を挙げて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1は、本発明の好適な実施形態に相当するヘミング装置の要部を示すものであって、ヘミング装置10は、装置基台12に配設された下型14の上部外縁部に載置部14aが設けられ、載置部14aに、自動車のドアを構成するアウターパネル16の外周部が載置されるようになっている。このアウターパネル16の外周には、その本体16aに対して略直角に折曲げされた外フランジ(フランジ)16bが設けられており、下型14にアウターパネル16が載置された状態で外フランジ16bは上方を指向するよう設定されている(図4(a)参照)。そして、ドアを構成するインナーパネル18は、その外周に折曲げ形成した内フランジ18aの開放端を、外フランジ16bの内側に臨ませる状態でアウターパネル16の本体上に位置決め載置される。
【0009】
下型14の外周面から外方(図1の左方)に離間する位置には、図2に示す如く、幅方向に離間する一対の割出しフレーム20,20が配設されると共に、両フレーム20,20は連結部材22を介して連結されて一体的に移動可能に構成される。連結部材22には、下型14の外側面に幅方向に離間して平行に設けられて上下方向に延在する一対のガイドレール24,24に摺動可能に係合する一対のガイド体26,26が配設されている。また各割出しフレーム20の下端に、割出し手段としてのエアシリンダ28のピストンロッド28aが連結されており、一対のエアシリンダ28,28を同期して正逆付勢することで、割出しフレーム20,20はガイドレール24,24に沿って下型14に対して上下方向に垂直に移動するよう構成される。尚、連結部材22の上下端部に上ストッパ30と下ストッパ32とが配設されると共に、各ストッパ30,32に対応する上規制部材34及び下規制部材36が、下型14の連結部材22を挟む上下位置に配設されている。そして、ピストンロッド28aを延出する方向にエアシリンダ28を付勢して上ストッパ30が上規制部材34に当接する位置まで割出しフレーム20,20を上昇することで、フレーム20,20が本曲げ位置に位置決めされるよう設定される(図3の状態)。またピストンロッド28aを引込む方向にエアシリンダ28を付勢して下ストッパ32が下規制部材36に当接する位置まで割出しフレーム20,20を下降することで、フレーム20,20が予備曲げ位置に位置決めされるよう設定される(図1の状態)。
【0010】
両割出しフレーム20,20間には、コ字状に形成された1対のリンク部材38,38が上下に離間して、その基部38a,38aが回動可能に枢支されている。各リンク部材38における基部38aの長手方向両端から下型14に向けて延出する一対のアーム部38b,38bの自由端部が、両割出しフレーム20,20の間に臨むホルダ40に夫々回動可能に枢支されており、ホルダ40は、1対のリンク部材38,38からなるリンク機構42によって、割出しフレーム20,20に対して上下方向へ円弧状に移動するよう構成される。また下型14の外側面には、幅方向に離間する一対の支持部材44,44間に、上下動手段としての油圧シリンダ46のボトム側が回動可能に枢支されており、シリンダ46の下方を指向するピストンロッド46aがホルダ40の下端近傍に回動可能に連結されている。更に、ホルダ40の上端部には、下型14に向けて所定長さで延出する折曲げ型48が配設されており、折曲げ型48の延出部には、図1に示す如く、その前方に下型側からホルダ側に向けて所定角度で下方傾斜する予備曲げ刃48aと、その後方に予備曲げ刃48aの下端から水平に延在する本曲げ刃48bとが一体に形成されている。そして、油圧シリンダ46を正逆方向に付勢してホルダ40を上方の待機位置(図の実線位置)から下方の作動位置(図の二点鎖線位置)まで下降する過程で、折曲げ型48の予備曲げ刃48a又は本曲げ刃48bによりアウターパネル16の外フランジ16bに予備曲げ又は本曲げを施すよう構成される(図4参照)。
【0011】
ここで、割出しフレーム20は、図1に示す予備曲げ位置に位置決めされた状態で、リンク部材38,38の枢支部が、待機位置に臨むホルダ40の対応するリンク部材38,38の枢支部より下方に大きく離間位置し、待機位置から作動位置に下降するホルダ40の折曲げ型48が、外フランジ16bに対して約20〜30°(外フランジ16bの外側面に対する傾斜角度)の傾斜角度で外側から近接移動し、これにより外フランジ16bをインナーパネル側に向けて所定角度(例えば45°)に折曲げるように設定される(図4(a),(b)参照)。尚、折曲げ型48により外フランジ16bを予備曲げする際にホルダ40に加わる反力の方向は、割出しフレーム20,20とホルダ40及びリンク機構の42の位置関係により、リンク部材38の両枢支部を結ぶ線分と略平行となるよう設定されており、これにより該反力を割出しフレーム20,20で受けて折曲げ型48の位置ズレを防止し、外フランジ16bの正確な予備曲げを達成し得るようになっている。
【0012】
また割出しフレーム20は、図3に示す本曲げ位置に位置決めされた状態で、リンク部材38,38の枢支部と待機位置に臨むホルダ40における対応するリンク部材38,38の枢支部との高低差が小さくなるよう設定され、これによってホルダ40が下型14に向けて近接移動し、折曲げ型48の本曲げ刃48bが予備曲げされた外フランジ16bの上方に臨むよう設定されている(図4(c)参照)。更に、この待機位置から作動位置に下降するホルダ40の折曲げ型48は、外フランジ16bに対して略垂直に移動し、これにより外フランジ16bをインナーパネル18の内フランジ18aに当接する位置まで折曲げるように設定される(図4(d)参照)。そして、この本曲げに際してホルダ40に加わる反力の方向は、割出しフレーム20,20とホルダ40及びリンク機構42の位置関係により、油圧シリンダ46の付勢方向(略垂直)と同一となるよう設定されており、これにより折曲げ型48の位置ズレを防止して外フランジ16bの正確な本曲げを達成し得るよう構成してある。
【0013】
尚、ホルダ40に下降ストッパ50が配設されると共に、下型14の対応位置に下降用規制部材52が配設されており、前述した予備曲げ工程におけるホルダ40の下降時に、下降ストッパ50が下降用規制部材52に当接して下降を規制することで、外フランジ16bを必要以上に予備曲げしないよう構成されている。
【0014】
次に、前述のように構成されたヘミング装置の作用につき説明する。ヘミング装置10では、割出しフレーム20,20が、図1に示す予備曲げ位置(低位置)に位置決めされると共に、ホルダ40は上昇した待機位置(割出しフレーム20,20側へ近付いた後方の高位置)に臨んでいるものとする。
【0015】
下型14の載置部14aに、アウターパネル16の外周部を載置すると共に、アウターパネル16の本体上にインナーパネル18を載置し、インナーパネル18の内フランジ18aをアウターパネル16における外フランジ16bの折曲げ部近傍に臨ませた状態で位置決めする。この状態でヘミング装置10を作動すると、油圧シリンダ46がピストンロッド46aを延出する方向(正方向)に付勢され、ホルダ40が下降する。このとき、ホルダ40は割出しフレーム20,20に対し、リンク部材38,38の低位置にある基部38a,38aの枢支部を支点として円弧状に下降することで、折曲げ型48における予備曲げ刃48aが、図4(a),(b)に示す如く、アウターパネル16の外フランジ16bに対して略水平方向から所定角度で当接し、この際に相対的に大きな水平分力が加えられ、外フランジ16bは内側(インナーパネル側)に向けて所定角度まで折曲げられて、予備曲げが施される。このときホルダ40に加わる反力は、リンク機構42を介して割出しフレーム20,20で受けられ、折曲げ型48が前後及び左右方向に位置ズレすることなく予備曲げが正確に行なわれる。
【0016】
次に、油圧シリンダ46がピストンロッド46aを引込む方向(逆方向)に付勢されてホルダ40が待機位置まで上昇復帰した後、各エアシリンダ28がピストンロッド28aを延出する方向に付勢されることで、図3に示すように、割出しフレーム20,20は本曲げ位置(高位置)まで垂直に上昇移動される。このとき、下型14の支持部材44,44に連結されている油圧シリンダ46のピストンロッド46aがホルダ40の下端部近傍に連結されているため、割出しフレーム20,20の移動によりリンク機構42を介して連結されたホルダ40は下型14に向けて所定長さだけ近接するよう円弧状に下降し、これによって折曲げ型48の本曲げ刃48bが予備曲げされた外フランジ16bの上方に臨む位置(前方の低位置)になる(図4(c)参照)。
【0017】
この状態で再び油圧シリンダ46が正方向に付勢され、ホルダ40が待機位置から下降する。このとき、ホルダ40は割出しフレーム20,20に対し、リンク部材38,38の高位置にある基部38a,38aの枢支部を支点として円弧状に下降することで、折曲げ型48における本曲げ刃48aが、図4(c),(d)に示す如く、アウターパネル16の予備曲げされた外フランジ16bに対して略垂直方向から当接し、この際に相対的な大きな垂直分力が加えられ、予備曲げされた外フランジ16bはインナーパネル18の内フランジ18aに当接するまで折曲げられて、本曲げが施される。このときホルダ40に加わる反力は、油圧シリンダ46の付勢方向と略同一となるので、折曲げ型48が前後及び左右方向に位置ズレすることなく本曲げが確実に行なわれる。
【0018】
このように図示したヘミング装置では、ホルダ40にリンク機構42を介して連結した割出しフレーム20,20をエアシリンダ28で予備曲げ位置と本曲げ位置との間を移動させ、かかる二つの位置を基にホルダ40を円弧状に上下方向へ作動させるだけで、外フランジ16bの予備曲げ時には、外フランジ16bに対し、折曲げ型48の予備曲げ刃48aを略水平方向から当接させて相対的に大きな水平分力を加え、また予備曲げした外フランジ16bの本曲げ時には、予備曲げした外フランジ16bに対し、折曲げ型48の本曲げ刃48bを略垂直方向から当接させて相対的に大きな垂直分力を加えることにより、予備曲げと本曲げとを行なうことができる。かかる本発明のヘミング装置によると、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安く、しかも予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じない。
【0019】
図示したヘミング装置では、割出しフレームの割出し手段及びホルダの作動手段としてシリンダ駆動のものを用いているが、これらの手段はピニオンとこれに螺合するラックとの組合わせやボルトネジとこれに螺合するナットネジとの組合わせ等を利用したそれ自体は公知のモータ駆動のものでもよい。
【0020】
本発明に係るヘミング装置を用いて、自動車のドアをヘミング加工する場合、通常はアウターパネルのフランジを囲むように複数のヘミング装置を配置し、各ヘミング装置により対応するフランジを予備曲げ刃及び本曲げするが、各ヘミング装置を同時に且つ同速度で作動させると、ドアの形状によっては、例えばそのコーナ部やアール加工部を挟むヘミング装置間において、本曲げ時に前方に突出することとなる予備曲げ刃が相互に干渉し合う場合が生じる。このような相互の干渉を避けるため、本曲げ時の折曲げ型の作動時期又は作動速度をずらすのが好ましい。
【0021】
本発明に係るヘミング装置は、自動車のドアに限らずフェンダーやボンネット等のヘミング加工にも適用でき、また自動車以外の各種部品を構成するパネルのヘミング加工にも適用できる。
【0022】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係るヘミング装置によれば、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安いことに加えて、予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘミング装置の割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした作動前の状態で示す縦断側面図である。
【図2】 本発明に係るヘミング装置をこれにより予備曲げを行なった作動後の状態で示す正面図である。
【図3】 本発明に係るヘミング装置の割出しフレームを本曲げ位置に位置決めした作動前の状態で示す縦断側面図である。
【図4】 本発明に係るヘミング装置による予備曲げ工程及び本曲げ工程を示す工程図である。
【符号の説明】
14 下型
16 アウターパネル
16a 本体
16b 外フランジ(フランジ)
18 インナーパネル
20 割出しフレーム
28 エアシリンダ(割出し手段)
40 ホルダ
42 リンク機構
46 油圧シリンダ(作動手段)
48 折曲げ型
48a 予備曲げ刃
48b 本曲げ刃

Claims (2)

  1. 予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装置において、装置基台に取付けられた下型であってその上にアウターパネル及びインナーパネルが載置される下型と、前記下型に対しガイドを介して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを低位置の予備曲げ位置と高位置の本曲げ位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割出しフレームに1対のリンク部材を介して連結されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記ホルダを円弧状に上下動させる作動手段とを備え、下型に載置したアウターパネルのフランジを、割出しフレームを低位置の予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダをその作動手段により円弧状に下降させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを高位置の本曲げ位置に位置決めした状態でホルダをその作動手段により円弧状に下降させることにより本曲げ刃で本曲げして、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わるようにして成ることを特徴とするヘミング装置。
  2. アウターパネルのフランジがその本体に対して略直角に折曲げされていると共に、割出しフレームとホルダとが、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダを円弧状に下降させるときにはフランジに対して折曲げ型が略水平方向から近接し、また割出しフレームを本曲げ位置に位置決めした状態でホルダを円弧状に下降させるときには予備曲げされたフランジに対して折曲げ型が略垂直方向から近接する関係で、1対のリンク部材により連結された請求項記載のヘミング装置。
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