JP4183973B2 - ヘミング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はヘミング装置に関する。例えば自動車のドアは、アウターパネルにインナーパネルを位置決め載置した状態で、アウターパネルの外周に一体立設されているフランジをインナーパネル側へ折曲げて、双方を接合することにより構成されている。本発明は、このような折曲げ接合すなわちヘミング加工に使用されるヘミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記のようなヘミング装置として一般に、予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ刃を有する本曲げ型とを別々に備え、先ず予備曲げ型を作動させることにより、予備曲げ刃でアウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所定角度予備曲げし、そのままでは予備曲げ型が邪魔になるのでこれを退避させた後、次に本曲げ型を作動させることにより、本曲げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接するまで本曲げするようにした装置が使用されている。かかる従来のヘミング装置には、専用の予備曲げ型と本曲げ型とを備え、双方を独立して所望通りに作動させることができるため、アウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所望通りに予備曲げ及び本曲げすることができるという利点がある。ところが、かかる従来のヘミング装置には、予備曲げ型と本曲げ型とが別々に必要であり、しかも予備曲げ型を作動させる機構と本曲げ型を作動させる機構とが別々に必要であるため、装置全体が大型であり、その構造も複雑であって、その製作コストも嵩むという問題がある。
【0003】
そこで従来、前記のような問題を改善するヘミング装置として、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を一つの位置を基にして円弧状に作動させることにより、先ず前方の予備曲げ刃で、アウターパネルのフランジをインナーパネル側へ所定角度予備曲げし、引き続き後方の本曲げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接するまで本曲げするようにした装置が提案されている(特開昭55−122636、特開昭56−14030)。かかる従来のヘミング装置には、必要とするのが一つの折曲げ型であり、この折曲げ型を一系統の機構で作動させるため、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安いという利点がある。ところが、かかる従来のヘミング装置には、一つの折曲げ型を一つの位置を基にして円弧状に作動させる関係で、予備曲げ刃で予備曲げするときと本曲げ刃で本曲げするときとでアウターパネルのフランジに適切な押圧力を配分するのが難しく、予備曲げ刃で予備曲げするときには、アウターパネルのフランジに不都合な相応の垂直分力が加わるため、アウターパネルのフランジ立ち上がり部に歪を生じ易く、また本曲げ刃で本曲げするときには、アウターパネルのフランジに不都合な相応の水平分力が加わるため、アウターパネルの本体に歪を生じ易いという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安く、しかも予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じないヘミング装置を提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する本発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装置において、装置基台に取付けられた下型であってその上にアウターパネル及びインナーパネルが載置される下型と、前記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを予備曲げ位置と本曲げ位置との間で上下動させる第1エアシリンダと、前記割出しフレームに平行リンク機構を介して連結されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記下型に一方のリンク部材が軸支され且つ前記ホルダに他方のリンク部材が軸支された前記ホルダを上下動させるための第2トグルリンク及びこの第2トグルリンクに連結された第1トグルリンクを有するトグルリンク機構と、前記トグルリンク機構を駆動させるための前記下型に支持された第2エアシリンダとを備え、下型を固定した状態にて、下型に載置したアウターパネルのフランジを、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより本曲げ刃で本曲げして、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わるように構成したことを特徴とする。
【0006】
本発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を、一系統の機構で、円弧状に作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ位置にて予備曲げ刃で予備曲げし、更に前記予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置にて本曲げ刃で本曲げするようになっている。具体的には、装置基台に取付けられた下型であってその上にアウターパネル及びインナーパネルが載置される下型と、前記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを予備曲げ位置と本曲げ位置との間で上下動させる第1エアシリンダと、前記割出しフレームに平行リンク機構を介して連結されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記下型に一方のリンク部材が軸支され且つ前記ホルダに他方のリンク部材が軸支された前記ホルダを上下動させるための第2トグルリンク及びこの第2トグルリンクに連結された第1トグルリンクを有するトグルリンク機構と、前記トグルリンク機構を駆動させるための前記下型に支持された第2エアシリンダとを備え、下型を固定した状態にて、下型に載置したアウターパネルのフランジを、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより本曲げ刃で本曲げして、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わるように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るヘミング装置につき、その実施形態を挙げて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0008】
図1〜図4は本発明に係るヘミング装置の要部をその作動状態も含めて示す側面図(一部縦断面図)、図5〜図8は図1〜図4の部分拡大図である。図1において、ヘミング装置10は、装置基台11に取付けられた下型12を備え、したがって下型12は固定された状態となっていて、かかる下型12の上部外縁部に載置部13が設けられ、載置部13に自動車のドアを構成するアウターパネル14の外周部が載置されるようになっている。このアウターパネル14の外周にはその本体15に対して略直角に折曲げされたフランジ16が設けられており、下型12にアウターパネル14が載置された状態でフランジ16は上方を指向するよう設定されている。そして、ドアを構成するインナーパネル17は、その外周に折曲げ形成されたフランジ18の開放端を、フランジ16の内側に臨ませる状態でアウターパネル14の本体上に位置決め載置されている。
【0009】
下型12の外側(図1の左側)には割出しフレーム20とこれと対を形成する図示しない同様の割出しフレームとが幅方向(図1の背面側方向)に離間して配設されており、これらは連結されていて、一体的に移動するよう構成されている。図示しない割出しフレームに関連する構成についても割出しフレーム20に関連する構成と同様になっているので、以下、割出しフレーム20に関連する構成について説明する。割出しフレーム20の内側面は下型12の外側面に設けられた上下方向に延在するガイドレール24に摺嵌されている。割出しフレーム20の下端には割出し手段としての第1エアシリンダ21のシリンダロッド22が連結されており、第1エアシリンダ21のシリンダ筒23は装置基台11に固定されていて、第1エアシリンダ21を正逆付勢することにより、割出しフレーム20はガイドレール24に沿って下型12に対し上下方向へ垂直に移動するよう構成されている。かかる構成において、割出しフレーム20の下降位置はシリンダロッド22の引き込み度合いにより決められ、また上昇位置はシリンダロッド22の延出度合いにより決められるが、割出しフレーム20の下降位置及び上昇位置は、ガイドレール24に図示しない下ストッパと上ストッパとを設け、これらにより規制することもできる。この場合、シリンダロッド22を引き込む方向に第1エアシリンダ21を付勢して、割出しフレーム20を下ストッパへ当接するまで下降させた位置が後述する予備曲げ開始位置に相当し(図1の状態)、またシリンダロッド22を延出する方向に第1エアシリンダ21を付勢して、割出しフレーム20を上ストッパへ当接するまで上昇させた位置が後述する本曲げ開始位置に相当する(図3の状態)。
【0010】
割出しフレーム20には平行リンク機構30として上下に離間した1対の平行リンク部材31,31の一端部が回動可能に軸支されており、1対の平行リンク部材31,31の他端部はホルダ40に回動可能に軸支されている。そしてホルダ40の下部には、その作動手段として、エアシリンダ駆動のトグルリンク機構50が連結されている。ホルダ40の作動手段としては、エアシリンダよりも大きい作用圧力が得られる油圧シリンダを用いることも考えられるが、ホルダ40の作動手段として油圧シリンダを用いると、オイルの漏出や噴出により周辺が汚染され易く、またメンテナンスも面倒であるので、好ましくない。したがって本発明に係るヘミング装置では、ホルダ40の駆動源としてエアシリンダを用いるが、これだけでは充分な作用圧力を得難いので、更に第1トグルリンク51と第2トグルリンク52とを連結したものを用いる。
【0011】
エアシリンダ駆動のトグルリンク機構50は、第1トグルリンク51と、第2トグルリンク52と、駆動源である第2エアシリンダ53と、第1トグルリンク51と第2トグルリンク52とを連結する連結リンク54と、第1トグルリンク51と連結リンク54とを支持する支持リンク55とを備えている。第1トグルリンク51の一方のリンク部材56の一端部は下型12に回動可能に軸支されており、リンク部材56の他端部は他方のリンク部材57の他端部と共に第2エアシリンダ53のシリンダロッド58の先端部に回動可能に軸支されている。第2エアシリンダ53のシリンダ筒59は下型12へと回動可能に軸支されており、支持リンク55の他端部も下型12に回動可能に軸支されていて、リンク部材57の一端部は支持リンク55の一端部と共に連結リンク54の他端部に回動可能に軸支されている。また第2トグルリンク52の一方のリンク部材60の一端部は下型12に回動可能に軸支されており、リンク部材60の他端部は他方のリンク部材61の他端部と共に連結リンク54の一端部に回動可能に軸支されていて、リンク部材61の一端部はホルダ40に回動可能に軸支されている。
【0012】
ホルダ40の上端部には、下型12に向けて所定長さで延出する折曲げ型70が取付けられており、折曲げ型70の延出部には、その前方に下型12の側からホルダ40の側に向けて所定角度で下方傾斜する予備曲げ刃71と、その後方に予備曲げ刃71の下端から水平に延在する本曲げ刃72とが一体に形成されている。詳しくは後述するように、割出しフレーム20が下降位置にあり且つホルダ40が後退位置にある予備曲げ開始位置において(図1及び図5の状態)、第2エアシリンダ53で駆動のトグルリンク機構50により、ホルダ40を割出しフレーム20に対し下降させると、折曲げ型70が円弧状に下降しつつアウターパネル14のフランジ16に略水平方向から近接して、予備曲げ刃71がフランジ16をインナーパネル17のフランジ18側へ所定角度予備曲げし(図2及び図6の状態)、また割出しフレーム20が上昇位置にあり且つホルダ40が前進位置にある本曲げ開始位置において(図3及び図7の状態)、第2エアシリンダ53で駆動のトグルリンク機構50により、ホルダ40を割出しフレーム20に対し下降させると、折曲げ型70が円弧状に下降しつつアウターパネル14の予備曲げしたフランジ16に略垂直方向から近接して、本曲げ刃72が予備曲げしたフランジ16をインナーパネル17のフランジ18に当接するまで本曲げするよう構成されている(図4及び図8の状態)。
【0013】
次に、前述のように構成されたヘミング装置10の作用につき説明する。ヘミング装置10では、割出しフレーム20が下降位置にあり且つホルダ40が後退位置にある図1及び図5に示すような予備曲げ開始位置の状態にあるものとする。かかる予備曲げ開始位置の状態では、ホルダ40は割出しフレーム20側に近付いた相対的に外側の高位置にある。
【0014】
下型12の載置部13に、アウターパネル14の外周部を載置すると共に、アウターパネル14の本体15上にインナーパネル17を載置し、インナーパネル17のフランジ18をアウターパネル14のフランジ16の折曲げ部近傍に臨ませた状態で位置決めする。この状態で第2エアシリンダ53がシリンダロッド58を延出する方向に付勢されると、第1トグルリンク51、連結リンク54及び第2トグルリンク52を介して増圧された作用圧力がホルダ40に加えられ、ホルダ40が下降する。このとき、ホルダ40は割出しフレーム20に対し一対の平行リンク部材31の一端部の軸支部を支点として円弧状に下降すると共に、ホルダ40に取付けられた折曲げ型70も円弧状に下降し、折曲げ型70に形成された予備曲げ刃71がアウターパネル14のフランジ16に対し略水平方向から当接して、この際に相対的に大きな水平分力が加えられ、フランジ16は内側(インナーパネル17のフランジ18側)に向けて所定角度で折曲げられ、予備曲げが施される。図2及び図6はかかる予備曲げ時の状態を示している。
【0015】
次に、第2エアシリンダ53がシリンダロッド58を引き込む方向に付勢され、第1トグルリンク51、連結リンク54及び第2トグルリンク52を介してホルダ40が元の後退位置まで復帰した後(再び図1の状態)、第1エアシリンダ21がシリンダロッド22を延出する方向に付勢されることで、割出しフレーム20が上昇位置にあり且つホルダ40が前進位置にある図3及び図7に示すような本曲げ開始位置の状態になる。かかる本曲げ開始位置の状態では、ホルダ40は予備曲げ開始位置の状態よりも円弧状にやや下降して下型12側に近付いた相対的に内側の中間位置にある。
【0016】
この状態で再び第2エアシリンダ53がシリンダロッド58を延出する方向に付勢されると、第1トグルリンク51、連結リンク54及び第2トグルリンク52を介して増圧された作用圧力がホルダ40に加えられ、ホルダ40が下降する。このとき、ホルダ40は割出しフレーム20に対し一対の平行リンク部材31の一端部の軸支部を支点として円弧状に下降すると共に、ホルダ40に取付けられた折曲げ型70も円弧状に下降し、折曲げ型70に形成された本曲げ刃72が予備曲げしたフランジ16に対し略垂直方向から当接して、この際に相対的に大きな垂直分力が加えられ、予備曲げしたフランジ16はインナーパネル17のフランジ18に当接するまで折曲げられ、本曲げが施される。図4及び図8はかかる本曲げ時の状態を示している。
【0017】
このように図示したヘミング装置10では、割出しフレーム20を第1エアシリンダ21により予備曲げ開始位置と本曲げ開始位置との間で移動させ、かかる二つの位置を基に、第2エアシリンダ53で駆動のトグルリンク機構50によりホルダ40を円弧状に作動させるだけで、フランジ16の予備曲げ時には、フランジ16に対し、折曲げ型70の予備曲げ刃71を略水平方向から当接させて相対的に大きな水平分力を加え、また予備曲げしたフランジ16の本曲げ時には、予備曲げしたフランジ16に対し、折曲げ型70の本曲げ刃72を略垂直方向から当接させて相対的に大きな垂直分力を加えることにより、予備曲げと本曲げとを行なうことができる。かかる本発明のヘミング装置によると、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安いことに加えて、予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じない。
【0018】
本発明に係るヘミング装置は、自動車のドアに限らずフェンダーやボンネット等のヘミング加工にも適用でき、また自動車以外の各種部品を構成するパネルのヘミング加工にも適用できる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るヘミング装置によれば、装置全体が小型であり、その構造も簡単であって、その製作コストも安いことに加えて、予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘミング装置について予備曲げ開始位置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図2】 図1と同じヘミング装置について予備曲げ時の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図3】 図1と同じヘミング装置について本曲げ開始位置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図4】 図1と同じヘミング装置について本曲げ時の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図5】 図1の部分拡大図。
【図6】 図2の部分拡大図。
【図7】 図3の部分拡大図。
【図8】 図4の部分拡大図。
【符号の説明】
12・・下型、14・・アウターパネル、16・・フランジ、17・・インナーパネル、20・・割出しフレーム、21・・第1エアシリンダ、30・・平行リンク機構、40・・ホルダ、50・・エアシリンダ駆動のトグルリンク機構、51・・第1トグルリンク、52・・第2トグルリンク、53・・第2エアシリンダ、54・・連結リンク、70・・折曲げ型、71・・予備曲げ刃、72・・本曲げ刃
Claims (2)
- 予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装置において、装置基台に取付けられた下型であってその上にアウターパネル及びインナーパネルが載置される下型と、前記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを予備曲げ位置と本曲げ位置との間で上下動させる第1エアシリンダと、前記割出しフレームに平行リンク機構を介して連結されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記下型に一方のリンク部材が軸支され且つ前記ホルダに他方のリンク部材が軸支された前記ホルダを上下動させるための第2トグルリンク及びこの第2トグルリンクに連結された第1トグルリンクを有するトグルリンク機構と、前記トグルリンク機構を駆動させるための前記下型に支持された第2エアシリンダとを備え、下型を固定した状態にて、下型に載置したアウターパネルのフランジを、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置に位置決めした状態でホルダを第2エアシリンダ駆動のトグルリンク機構により下降させることにより本曲げ刃で本曲げして、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わるようにして成ることを特徴とするヘミング装置。
- アウターパネルのフランジがその本体に対して略直角に折曲げされていると共に、割出しフレームとホルダとが、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした状態でホルダを円弧状に下降させるときにはフランジに対して折曲げ型が略水平方向から近接し、また割出しフレームを本曲げ位置に位置決めした状態でホルダを円弧状に下降させるときには予備曲げされたフランジに対して折曲げ型が略垂直方向から近接する関係で、平行リンク機構により連結された請求項1記載のヘミング装置。
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