JP2003320428A - ヘミング装置 - Google Patents

ヘミング装置

Info

Publication number
JP2003320428A
JP2003320428A JP2002126862A JP2002126862A JP2003320428A JP 2003320428 A JP2003320428 A JP 2003320428A JP 2002126862 A JP2002126862 A JP 2002126862A JP 2002126862 A JP2002126862 A JP 2002126862A JP 2003320428 A JP2003320428 A JP 2003320428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
holder
flange
main
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002126862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4183973B2 (ja
Inventor
Kazumoto Suzuki
一元 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takatsu Seisakusho KK
Original Assignee
Takatsu Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takatsu Seisakusho KK filed Critical Takatsu Seisakusho KK
Priority to JP2002126862A priority Critical patent/JP4183973B2/ja
Publication of JP2003320428A publication Critical patent/JP2003320428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4183973B2 publication Critical patent/JP4183973B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】装置全体が小型であり構造も簡単であって、そ
の製作コストも安いことに加えて、アウターパネルに歪
を生じないヘミング装置を提供する。 【解決手段】予備曲げ刃71と本曲げ刃72とを有する
一つの折曲げ型70を備え、この折曲げ型を円弧状に作
動させることにより、インナーパネルが位置決め載置さ
れたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲
げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装
置10において、予備曲げするときには予備曲げ位置を
基にしてエアシリンダ駆動又はモータ駆動のトグルリン
ク機構50により円弧状に作動させ、また本曲げすると
きには予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置を基にしてエ
アシリンダ駆動又はモータ駆動のトグルリンク機構によ
り円弧状に作動させて、フランジに対し、予備曲げする
ときには相対的に大きな水平分力が加わるようにし、ま
た本曲げするときには相対的に大きな垂直分力が加わる
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヘミング装置に関す
る。例えば自動車のドアは、アウターパネルにインナー
パネルを位置決め載置した状態で、アウターパネルの外
周に一体立設されているフランジをインナーパネル側へ
折曲げて、双方を接合することにより構成されている。
本発明は、このような折曲げ接合すなわちヘミング加工
に使用されるヘミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、前記のようなヘミング装置として
一般に、予備曲げ刃を有する予備曲げ型と本曲げ刃を有
する本曲げ型とを別々に備え、先ず予備曲げ型を作動さ
せることにより、予備曲げ刃でアウターパネルのフラン
ジをインナーパネル側へ所定角度予備曲げし、そのまま
では予備曲げ型が邪魔になるのでこれを退避させた後、
次に本曲げ型を作動させることにより、本曲げ刃で、予
備曲げしたフランジをインナーパネルに当接するまで本
曲げするようにした装置が使用されている。かかる従来
のヘミング装置には、専用の予備曲げ型と本曲げ型とを
備え、双方を独立して所望通りに作動させることができ
るため、アウターパネルのフランジをインナーパネル側
へ所望通りに予備曲げ及び本曲げすることができるとい
う利点がある。ところが、かかる従来のヘミング装置に
は、予備曲げ型と本曲げ型とが別々に必要であり、しか
も予備曲げ型を作動させる機構と本曲げ型を作動させる
機構とが別々に必要であるため、装置全体が大型であ
り、その構造も複雑であって、その製作コストも嵩むと
いう問題がある。
【0003】そこで従来、前記のような問題を改善する
ヘミング装置として、予備曲げ刃と本曲げ刃とを一体的
に有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を一つの
位置を基にして円弧状に作動させることにより、先ず前
方の予備曲げ刃で、アウターパネルのフランジをインナ
ーパネル側へ所定角度予備曲げし、引き続き後方の本曲
げ刃で、予備曲げしたフランジをインナーパネルに当接
するまで本曲げするようにした装置が提案されている
(特開昭55−122636、特開昭56−1403
0)。かかる従来のヘミング装置には、必要とするのが
一つの折曲げ型であり、この折曲げ型を一系統の機構で
作動させるため、装置全体が小型であり、その構造も簡
単であって、その製作コストも安いという利点がある。
ところが、かかる従来のヘミング装置には、一つの折曲
げ型を一つの位置を基にして円弧状に作動させる関係
で、予備曲げ刃で予備曲げするときと本曲げ刃で本曲げ
するときとでアウターパネルのフランジに適切な押圧力
を配分するのが難しく、予備曲げ刃で予備曲げするとき
には、アウターパネルのフランジに不都合な相応の垂直
分力が加わるため、アウターパネルのフランジ立ち上が
り部に歪を生じ易く、また本曲げ刃で本曲げするときに
は、アウターパネルのフランジに不都合な相応の水平分
力が加わるため、アウターパネルの本体に歪を生じ易い
という問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、装置全体が小型であり、その構造も簡単で
あって、その製作コストも安く、しかも予備曲げ時や本
曲げ時にアウターパネルに歪を生じないヘミング装置を
提供する処にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃と本曲げ刃とを
有する一つの折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に
作動させることにより、インナーパネルが位置決め載置
されたアウターパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備
曲げし、更に本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング
装置において、アウターパネル及びインナーパネルが載
置される下型と、前記下型に対して上下方向に垂直に移
動可能な割出しフレームと、前記割出しフレームを予備
曲げ位置と本曲げ位置との間で上下動させる割出し手段
と、前記割出しフレームに平行リンク機構を介して連結
されたホルダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型
と、前記ホルダを円弧状に上下動させるエアシリンダ駆
動又はモータ駆動のトグルリンク機構とを備え、アウタ
ーパネルのフランジを、割出しフレームを予備曲げ位置
に位置決めした状態でホルダをエアシリンダ駆動又はモ
ータ駆動のトグルリンク機構により円弧状に下降させる
ことにより予備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレ
ームを予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置に位置決めし
た状態でホルダをエアシリンダ駆動又はモータ駆動のト
グルリンク機構により円弧状に下降させることにより本
曲げ刃で本曲げして、アウターパネルのフランジに対
し、予備曲げ刃で予備曲げするときには相対的に大きな
水平分力が加わるようにし、また本曲げ刃で本曲げする
ときには相対的に大きな垂直分力が加わるように構成し
たことを特徴とする。
【0006】本発明に係るヘミング装置は、予備曲げ刃
と本曲げ刃とを有する一つの折曲げ型を備え、この折曲
げ型を、一系統の機構で、円弧状に作動させることによ
り、インナーパネルが位置決め載置されたアウターパネ
ルのフランジを、予備曲げ位置にて予備曲げ刃で予備曲
げし、更に前記予備曲げ位置とは異なる本曲げ位置にて
本曲げ刃で本曲げするようになっている。具体的には、
アウターパネル及びインナーパネルが載置される下型
と、前記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割出
しフレームと、前記割出しフレームを予備曲げ位置と本
曲げ位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割出
しフレームに平行リンク機構を介して連結されたホルダ
と、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記ホルダ
を円弧状に上下動させるエアシリンダ駆動又はモータ駆
動のトグルリンク機構とを備え、アウターパネルのフラ
ンジを、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めした
状態でホルダをエアシリンダ駆動又はモータ駆動のトグ
ルリンク機構により円弧状に下降させることにより予備
曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを予備曲げ
位置とは異なる本曲げ位置に位置決めした状態でホルダ
をエアシリンダ駆動又はモータ駆動のトグルリンク機構
により円弧状に下降させることにより本曲げ刃で本曲げ
して、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃で
予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わる
ようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的に
大きな垂直分力が加わるように構成されている。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るヘミング装置
につき、その実施形態を挙げて、添付図面を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0008】図1〜図4は本発明に係るヘミング装置の
要部をその作動状態も含めて示す側面図(一部縦断面
図)、図5〜図8は図1〜図4の部分拡大図である。図
1において、ヘミング装置10は、装置基台11に配設
された下型12の上部外縁部に載置部13が設けられ、
載置部13に自動車のドアを構成するアウターパネル1
4の外周部が載置されるようになっている。このアウタ
ーパネル14の外周にはその本体15に対して略直角に
折曲げされたフランジ16が設けられており、下型12
にアウターパネル14が載置された状態でフランジ16
は上方を指向するよう設定されている。そして、ドアを
構成するインナーパネル17は、その外周に折曲げ形成
されたフランジ18の開放端を、フランジ16の内側に
臨ませる状態でアウターパネル14の本体上に位置決め
載置されている。
【0009】下型12の外側(図1の左側)には割出し
フレーム20とこれと対を形成する図示しない同様の割
出しフレームとが幅方向(図1の背面側方向)に離間し
て配設されており、これらは連結されていて、一体的に
移動するよう構成されている。図示しない割出しフレー
ムに関連する構成についても割出しフレーム20に関連
する構成と同様になっているので、以下、割出しフレー
ム20に関連する構成について説明する。割出しフレー
ム20の内側面は下型12の外側面に設けられた上下方
向に延在するガイドレール24に摺嵌されている。割出
しフレーム20の下端には割出し手段としてのエアシリ
ンダ21のシリンダロッド22が連結されており、エア
シリンダ21のシリンダ筒23は装置基台11に固定さ
れていて、エアシリンダ21を正逆付勢することによ
り、割出しフレーム20はガイドレール24に沿って下
型12に対し上下方向へ垂直に移動するよう構成されて
いる。かかる構成において、割出しフレーム20の下降
位置はシリンダロッド22の引き込み度合いにより決め
られ、また上昇位置はシリンダロッド22の延出度合い
により決められるが、割出しフレーム20の下降位置及
び上昇位置は、ガイドレール24に図示しない下ストッ
パと上ストッパとを設け、これらにより規制することも
できる。この場合、シリンダロッド22を引き込む方向
にエアシリンダ21を付勢して、割出しフレーム20を
下ストッパへ当接するまで下降させた位置が後述する予
備曲げ開始位置に相当し(図1の状態)、またシリンダ
ロッド22を延出する方向にエアシリンダ21を付勢し
て、割出しフレーム20を上ストッパへ当接するまで上
昇させた位置が後述する本曲げ開始位置に相当する(図
3の状態)。
【0010】割出しフレーム20には平行リンク機構3
0として上下に離間した1対の平行リンク部材31,3
1の一端部が回動可能に軸支されており、1対の平行リ
ンク部材31,31の他端部はホルダ40に回動可能に
軸支されている。そしてホルダ40の下部には、その作
動手段として、エアシリンダ駆動のトグルリンク機構5
0が連結されている。ホルダ40の作動手段としては、
エアシリンダやモータそれ自体よりも大きい作用圧力が
得られる油圧シリンダを用いることも考えられるが、ホ
ルダ40の作動手段として油圧シリンダを用いると、オ
イルの漏出や噴出により周辺が汚染され易く、またメン
テナンスも面倒であるので、好ましくない。したがって
本発明に係るヘミング装置では、ホルダ40の作動源と
してエアシリンダ又はモータを用いるが、これらだけで
は充分な作用圧力を得難いので、更にトグルリンク、好
ましくは第1トグルリンク51と第2トグルリンク52
とを連結したものを用いる。
【0011】エアシリンダ駆動のトグルリンク機構50
は、第1トグルリンク51と、第2トグルリンク52
と、作動源であるエアシリンダ53と、第1トグルリン
ク51と第2トグルリンク52とを連結する連結リンク
54と、第1トグルリンク51と連結リンク54とを支
持する支持リンク55とを備えている。第1トグルリン
ク51の一方のリンク部材56の一端部は下型12に回
動可能に軸支されており、リンク部材56の他端部は他
方のリンク部材57の他端部と共にエアシリンダ53の
シリンダロッド58の先端部に回動可能に軸支されてい
る。エアシリンダ53のシリンダ筒53は下型12へと
回動可能に軸支されており、支持リンク55の他端部も
下型12に回動可能に軸支されていて、リンク部材57
の一端部は支持リンク55の一端部と共に連結リンク5
4の他端部に回動可能に軸支されている。また第2トグ
ルリンク52の一方のリンク部材60の一端部は下型1
2に回動可能に軸支されており、リンク部材60の他端
部は他方のリンク部材61の他端部と共に連結リンク5
4の一端部に回動可能に軸支されていて、リンク部材6
1の一端部はホルダ40に回動可能に軸支されている。
【0012】ホルダ40の上端部には、下型12に向け
て所定長さで延出する折曲げ型70が取付けられてお
り、折曲げ型70の延出部には、その前方に下型12の
側からホルダ40の側に向けて所定角度で下方傾斜する
予備曲げ刃71と、その後方に予備曲げ刃71の下端か
ら水平に延在する本曲げ刃72とが一体に形成されてい
る。詳しくは後述するように、割出しフレーム20が下
降位置にあり且つホルダ40が後退位置にある予備曲げ
開始位置において(図1及び図5の状態)、エアシリン
ダ駆動のトグルリンク機構50により、ホルダ40を割
出しフレーム20に対し円弧状に下降させると、折曲げ
型70が円弧状に下降しつつアウターパネル14のフラ
ンジ16に略水平方向から近接して、予備曲げ刃71が
フランジ16をインナーパネル17のフランジ18側へ
所定角度予備曲げし(図2及び図6の状態)、また割出
しフレーム20が上昇位置にあり且つホルダ40が前進
位置にある本曲げ開始位置において(図3及び図7の状
態)、エアシリンダ駆動のトグルリンク機構50によ
り、ホルダ40を割出しフレーム20に対し円弧状に下
降させると、折曲げ型70が円弧状に下降しつつアウタ
ーパネル14の予備曲げしたフランジ16に略垂直方向
から近接して、本曲げ刃72が予備曲げしたフランジ1
6をインナーパネル17のフランジ18に当接するまで
本曲げするよう構成されている(図4及び図8の状
態)。
【0013】次に、前述のように構成されたヘミング装
置10の作用につき説明する。ヘミング装置10では、
割出しフレーム20が下降位置にあり且つホルダ40が
後退位置にある図1及び図5に示すような予備曲げ開始
位置の状態にあるものとする。かかる予備曲げ開始位置
の状態では、ホルダ40は割出しフレーム20側に近付
いた相対的に外側の高位置にある。
【0014】下型12の載置部13に、アウターパネル
14の外周部を載置すると共に、アウターパネル14の
本体15上にインナーパネル17を載置し、インナーパ
ネル17のフランジ18をアウターパネル14のフラン
ジ16の折曲げ部近傍に臨ませた状態で位置決めする。
この状態でエアシリンダ53がシリンダロッド58を延
出する方向に付勢されると、第1トグルリンク51、連
結リンク54及び第2トグルリンク52を介して増圧さ
れた作用圧力がホルダ40に加えられ、ホルダ40が円
弧状に下降する。このとき、ホルダ40は割出しフレー
ム20に対し一対の平行リンク部材31の一端部の軸支
部を支点として円弧状に下降すると共に、ホルダ40に
取付けられた折曲げ型70も円弧状に下降し、折曲げ型
70に形成された予備曲げ刃71がアウターパネル14
のフランジ16に対し略水平方向から当接して、この際
に相対的に大きな水平分力が加えられ、フランジ16は
内側(インナーパネル17のフランジ18側)に向けて
所定角度で折曲げられ、予備曲げが施される。図2及び
図6はかかる予備曲げ時の状態を示している。
【0015】次に、エアシリンダ53がシリンダロッド
58を引き込む方向に付勢され、第1トグルリンク5
1、連結リンク54及び第2トグルリンク52を介して
ホルダ40が元の後退位置まで復帰した後(再び図1の
状態)、エアシリンダ21がシリンダロッド22を延出
する方向に付勢されることで、割出しフレーム20が上
昇位置にあり且つホルダ40が前進位置にある図3及び
図7に示すような本曲げ開始位置の状態になる。かかる
本曲げ開始位置の状態では、ホルダ40は予備曲げ開始
位置の状態よりも円弧状にやや下降して下型12側に近
付いた相対的に内側の中間位置にある。
【0016】この状態で再びエアシリンダ53がシリン
ダロッド58を延出する方向に付勢されると、第1トグ
ルリンク51、連結リンク54及び第2トグルリンク5
2を介して増圧された作用圧力がホルダ40に加えら
れ、ホルダ40が円弧状に下降する。このとき、ホルダ
40は割出しフレーム20に対し一対の平行リンク部材
31の一端部の軸支部を支点として円弧状に下降すると
共に、ホルダ40に取付けられた折曲げ型70も円弧状
に下降し、折曲げ型70に形成された本曲げ刃72が予
備曲げしたフランジ16に対し略垂直方向から当接し
て、この際に相対的に大きな垂直分力が加えられ、予備
曲げしたフランジ16はインナーパネル17のフランジ
18に当接するまで折曲げられ、本曲げが施される。図
4及び図8はかかる本曲げ時の状態を示している。
【0017】このように図示したヘミング装置10で
は、割出しフレーム20をエアシリンダ21により予備
曲げ開始位置と本曲げ開始位置との間で移動させ、かか
る二つの位置を基に、エアシリンダ駆動のトグルリンク
機構50によりホルダ40を円弧状に作動させるだけ
で、フランジ16の予備曲げ時には、フランジ16に対
し、折曲げ型70の予備曲げ刃71を略水平方向から当
接させて相対的に大きな水平分力を加え、また予備曲げ
したフランジ16の本曲げ時には、予備曲げしたフラン
ジ16に対し、折曲げ型70の本曲げ刃72を略垂直方
向から当接させて相対的に大きな垂直分力を加えること
により、予備曲げと本曲げとを行なうことができる。か
かる本発明のヘミング装置によると、装置全体が小型で
あり、その構造も簡単であって、その製作コストも安い
ことに加えて、予備曲げ時や本曲げ時にアウターパネル
に歪を生じない。
【0018】図示したヘミング装置では、割出しフレー
ムの割出し手段、ホルダの作動手段としてエアシリンダ
駆動のものを用いているが、これらの手段はピニオンと
これに螺合するラックとの組合わせやボルトネジとこれ
に螺合するナットネジとの組合わせ等を利用したそれ自
体は公知のモータ駆動のものでもよい。
【0019】本発明に係るヘミング装置は、自動車のド
アに限らずフェンダーやボンネット等のヘミング加工に
も適用でき、また自動車以外の各種部品を構成するパネ
ルのヘミング加工にも適用できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るヘミ
ング装置によれば、装置全体が小型であり、その構造も
簡単であって、その製作コストも安いことに加えて、予
備曲げ時や本曲げ時にアウターパネルに歪を生じないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘミング装置について予備曲げ開
始位置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図2】図1と同じヘミング装置について予備曲げ時の
状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図3】図1と同じヘミング装置について本曲げ開始位
置の状態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図4】図1と同じヘミング装置について本曲げ時の状
態を示す側面図(一部縦断面図)。
【図5】図1の部分拡大図。
【図6】図2の部分拡大図。
【図7】図3の部分拡大図。
【図8】図4の部分拡大図。
【符号の説明】
12・・下型、14・・アウターパネル、16・・フラ
ンジ、17・・インナーパネル、20・・割出しフレー
ム、21・・エアシリンダ、30・・平行リンク機構、
40・・ホルダ、50・・エアシリンダ駆動のトグルリ
ンク機構、51・・第1トグルリンク、52・・第2ト
グルリンク、53・・エアシリンダ、54・・連結リン
ク、70・・折曲げ型、71・・予備曲げ刃、72・・
本曲げ刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備曲げ刃と本曲げ刃とを有する一つの
    折曲げ型を備え、この折曲げ型を円弧状に作動させるこ
    とにより、インナーパネルが位置決め載置されたアウタ
    ーパネルのフランジを、予備曲げ刃で予備曲げし、更に
    本曲げ刃で本曲げするようにしたヘミング装置におい
    て、アウターパネル及びインナーパネルが載置される下
    型と、前記下型に対して上下方向に垂直に移動可能な割
    出しフレームと、前記割出しフレームを予備曲げ位置と
    本曲げ位置との間で上下動させる割出し手段と、前記割
    出しフレームに平行リンク機構を介して連結されたホル
    ダと、前記ホルダに取付けられた折曲げ型と、前記ホル
    ダを円弧状に上下動させるエアシリンダ駆動又はモータ
    駆動のトグルリンク機構とを備え、アウターパネルのフ
    ランジを、割出しフレームを予備曲げ位置に位置決めし
    た状態でホルダをエアシリンダ駆動又はモータ駆動のト
    グルリンク機構により円弧状に下降させることにより予
    備曲げ刃で予備曲げし、次いで割出しフレームを予備曲
    げ位置とは異なる本曲げ位置に位置決めした状態でホル
    ダをエアシリンダ駆動又はモータ駆動のトグルリンク機
    構により円弧状に下降させることにより本曲げ刃で本曲
    げして、アウターパネルのフランジに対し、予備曲げ刃
    で予備曲げするときには相対的に大きな水平分力が加わ
    るようにし、また本曲げ刃で本曲げするときには相対的
    に大きな垂直分力が加わるようにして成ることを特徴と
    するヘミング装置。
  2. 【請求項2】 アウターパネルのフランジがその本体に
    対して略直角に折曲げされていると共に、割出しフレー
    ムとホルダとが、割出しフレームを予備曲げ位置に位置
    決めした状態でホルダを円弧状に下降させるときにはフ
    ランジに対して折曲げ型が略水平方向から近接し、また
    割出しフレームを本曲げ位置に位置決めした状態でホル
    ダを円弧状に下降させるときには予備曲げされたフラン
    ジに対して折曲げ型が略垂直方向から近接する関係で、
    平行リンク機構により連結された請求項1記載のヘミン
    グ装置。
JP2002126862A 2002-04-26 2002-04-26 ヘミング装置 Expired - Fee Related JP4183973B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002126862A JP4183973B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 ヘミング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002126862A JP4183973B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 ヘミング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003320428A true JP2003320428A (ja) 2003-11-11
JP4183973B2 JP4183973B2 (ja) 2008-11-19

Family

ID=29541157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002126862A Expired - Fee Related JP4183973B2 (ja) 2002-04-26 2002-04-26 ヘミング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4183973B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005099927A1 (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Hirotec Corporation ヘミング加工装置およびそれを使用したヘミング加工方法
CN102363184A (zh) * 2011-09-13 2012-02-29 蚌埠银丰滤清器科技有限公司 全自动滤清器护网夹条机
CN105921572A (zh) * 2016-06-30 2016-09-07 江苏亚威机床股份有限公司 一种金属板料折边机折边机构
CN107931457A (zh) * 2017-11-24 2018-04-20 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆侧边端边同步铆设备
CN107952894A (zh) * 2017-11-24 2018-04-24 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆底板圆角铆接机构
CN108284163A (zh) * 2018-02-13 2018-07-17 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种自支撑的冷柜内胆圆角铆接机构
CN110052543A (zh) * 2019-05-23 2019-07-26 无锡艾度科技有限公司 洗衣机波轮筒筒底旋铆设备及其旋铆方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005099927A1 (ja) * 2004-04-14 2005-10-27 Hirotec Corporation ヘミング加工装置およびそれを使用したヘミング加工方法
JPWO2005099927A1 (ja) * 2004-04-14 2008-03-06 株式会社ヒロテック ヘミング加工装置およびそれを使用したヘミング加工方法
CN102363184A (zh) * 2011-09-13 2012-02-29 蚌埠银丰滤清器科技有限公司 全自动滤清器护网夹条机
CN105921572A (zh) * 2016-06-30 2016-09-07 江苏亚威机床股份有限公司 一种金属板料折边机折边机构
WO2018000677A1 (zh) * 2016-06-30 2018-01-04 江苏亚威机床股份有限公司 一种金属板料折边机折边机构
CN105921572B (zh) * 2016-06-30 2018-03-27 江苏亚威机床股份有限公司 一种金属板料折边机折边机构
CN107931457A (zh) * 2017-11-24 2018-04-20 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆侧边端边同步铆设备
CN107952894A (zh) * 2017-11-24 2018-04-24 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆底板圆角铆接机构
CN107931457B (zh) * 2017-11-24 2023-10-17 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆侧边端边同步铆设备
CN107952894B (zh) * 2017-11-24 2023-10-20 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种冷柜内胆底板圆角铆接机构
CN108284163A (zh) * 2018-02-13 2018-07-17 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种自支撑的冷柜内胆圆角铆接机构
CN108284163B (zh) * 2018-02-13 2023-10-20 安徽鲲鹏装备模具制造有限公司 一种自支撑的冷柜内胆圆角铆接机构
CN110052543A (zh) * 2019-05-23 2019-07-26 无锡艾度科技有限公司 洗衣机波轮筒筒底旋铆设备及其旋铆方法
CN110052543B (zh) * 2019-05-23 2024-02-02 无锡艾度科技有限公司 洗衣机波轮筒筒底旋铆设备及其旋铆方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4183973B2 (ja) 2008-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN202461856U (zh) 一种汽车门框下边梁加强板用定位夹具
US7134310B2 (en) Tube bender
KR102191107B1 (ko) 지그형 헤밍 장치
JP3494671B2 (ja) ヘミング加工装置
JP2003320428A (ja) ヘミング装置
JP4471533B2 (ja) ヘミング装置
JP4495184B2 (ja) ヘミング加工装置及びヘミング加工方法
JP4822485B2 (ja) ヘミング装置
JPH09508583A (ja) 改良されたヘミングマシン
JP3651376B2 (ja) へミング装置およびへミング方法
US7204118B2 (en) Hemming tool die assembly
US6804981B1 (en) Flanging device for pre-flanging and flanging of components
CN115122647A (zh) 车门上装饰板包边焊接系统及包边焊接方法
JP2003311337A (ja) 曲げ加工装置
CN208246339U (zh) 门框切割机
CN112317578A (zh) 一种汽车尾门下盖板自动包边装置
JP3905066B2 (ja) ホイールアーチフランジの曲げ加工装置
JP2001239323A (ja) ヘミング機
CN220533486U (zh) 一种汽车保险杠冲焊一体装置
JP2002113538A (ja) 窓枠ヘミングプレス装置及びそれを用いる自動車ドア窓枠の製造方法
JP2003251417A (ja) へミング加工装置およびヘミング加工方法
JP2733044B2 (ja) 袋形ベンド成形方法と成形装置
US5930880A (en) Intensification method and apparatus for hemming machine
JP2005177772A (ja) ヘミング加工装置
JPH11268127A (ja) シート材の張り込み装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050318

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070314

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070319

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070511

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070709

A521 Written amendment

Effective date: 20070831

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20070912

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20080111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080903

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees