JPH08318324A - 曲げ加工方法及び装置 - Google Patents

曲げ加工方法及び装置

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JPH08318324A
JPH08318324A JP12760795A JP12760795A JPH08318324A JP H08318324 A JPH08318324 A JP H08318324A JP 12760795 A JP12760795 A JP 12760795A JP 12760795 A JP12760795 A JP 12760795A JP H08318324 A JPH08318324 A JP H08318324A
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JP
Japan
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bending
work
blade
recess
flange
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JP12760795A
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English (en)
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Shoji Umemura
庄司 梅村
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹部の開口部に位置するフランジ部が形成さ
れるワークが湾曲している場合でも、凹部の開口幅を拡
大することなくフランジ部の曲げ加工を可能にする。 【構成】 ワーク10の凹部14の開口部に位置するフ
ランジ部11bを凹部14の奥側に折り曲げる曲げ加工
方法において、フランジ部11bを曲げ加工する工具
(プリヘム刃)90を、駆動機構40によりワーク10
の外板11の曲率に合わせて曲線状に凹部14側に移動
させ、凹部14と工具90との干渉を防止しつつ、フラ
ンジ部11bの曲げ加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの凹部の開口部
に位置するフランジ部を、凹部の奥側に折り曲げる曲げ
加工方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】曲げ加工の一種であるヘミング加工は、
端部がほぼ直角に折り曲げられたワークのフランジ部
を、工具であるプリ刃(予備曲げ刃)およびヘム刃(本
曲げ刃)を用いて180°まで折り曲げ、折り曲げられ
たフランジ部によって他のワークの端部をはさみ込む加
工であり、例えば車両ボデーの成形に多用されている。
ワークのフランジ部のヘミング加工は、通常プリ刃とヘ
ム刃とによって行われるが、一方向からヘミング加工部
が見えない凹部が形成される場合は、凹部の開口部に位
置するフランジ部のヘミング加工が困難となる。そこ
で、ワークの凹部の開口部に位置するフランジ部のヘミ
ング加工を可能としたヘミング加工装置が先に本出願人
により、提案されている(特願平5−236383
号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ワークの凹部
の開口部に位置するフランジ部をヘミング加工する際に
は、次の問題が存在した。図10および図11は、ヘミ
ング加工の対象となる車両ボデーのワーク(パネルドア
のフレーム部)の一例を示している。図11に示すよう
に、ヘミング加工するワーク5の各フランジ部6aが位
置する部位の断面形状がある角度差を有している場合
は、図10のワーク1に比較してプリヘム刃が進入する
凹部7の開口幅を一定以上の寸法に設定する必要があ
る。
【0004】図10のワーク1のフランジ部2aが位置
する凹部3の開口幅を、例えばW1とすると、図11の
ワーク5のフランジ部6aが位置する凹部7の開口幅W
2 は、ワーク1よりも大きな値(W1 +α)に確保する
必要がある。その理由は、図10のワーク1では、フラ
ンジ部2aがヘミング加工される外板2が直線状である
ので、フランジ部2aをヘミング加工するプリヘム刃が
外板2に対して直線方向(矢印X1 方向)に動いても凹
部3と干渉することはないのに対し、図11のワーク5
では、フランジ6aがヘミング加工される外板6は湾曲
することになるので、プリヘム刃が矢印X2 方向に直線
状に移動する場合は、開口幅W2 を図10の凹部3の開
口部W1 よりもαだけ大に設定しないと、フランジ部6
aをヘミング加工する際にプリヘム刃が凹部7に干渉し
てしまうからである。車両ボデーでは、凹部7の開口幅
2 を大に設定することは、凹部7の開口部に取付けら
れるシール部材等の車両部品もそれに合わせて大としな
ければならず、材料費等の増加により車両コストが増大
する原因になる。この問題は、車両ボデーのヘミング加
工に限らず、フランジ部を他のワークをはさむことなく
単に凹部の奥部に折り曲げる曲げ加工の際にも生じる問
題でもある。
【0005】本発明の目的は、凹部の開口部に位置する
フランジ部が形成されるワークが湾曲している場合で
も、凹部の開口幅を拡大することなくフランジ部の曲げ
加工が可能な曲げ加工方法及び曲げ加工装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る曲げ加工方法及び装置は、次の通りであ
る。 (1)ワークの凹部の開口部に形成されたフランジ部
を、該凹部の奥側に折り曲げる曲げ加工方法において、
前記フランジ部を曲げ加工する工具を前記ワークの曲率
に合わせて曲線状に移動させ、該工具の曲線状の移動に
よりフランジ部を折り曲げることを特徴とする曲げ加工
方法。 (2)ワークの凹部の開口部に形成されたフランジ部
を、該凹部の奥側に折り曲げる曲げ加工装置において、
前記フランジ部を曲げ加工する工具と、該工具を前記ワ
ークの曲率に合わせて前記凹部の開口部へ曲線状に移動
させる駆動機構とを備えたことを特徴とする曲げ加工装
置。なお、本発明をヘミング加工に適用する際には、つ
ぎの構成とするのが望ましい。 (3)ワークの凹部の開口部に位置し該凹部と隣接する
外板に形成されたフランジ部を、該凹部の奥側に折り曲
げるヘミング加工方法において、前記フランジ部を曲げ
加工するプリヘム刃を前記外板の曲率に合わせて曲線状
に移動させ、該プリヘム刃の曲線状の移動によりフラン
ジ部のプリ曲げとヘム曲げとを行うことを特徴とするヘ
ミング加工方法。 (4)ワークの凹部の開口部に位置し該凹部と隣接する
外板に形成されたフランジ部を、該凹部の奥側に折り曲
げるヘミング加工装置において、前記フランジ部をプリ
曲げおよびヘム曲げするプリヘム刃と、該プリヘム刃を
外板の曲率に合わせて前記凹部の開口部へ曲線状に移動
させる駆動機構とを備えたことを特徴とするヘミング加
工装置。
【0007】
【作用】上記(1)、(2)の曲げ加工方法及び装置で
は、フランジ部を曲げ加工する工具が、ワーク曲率に合
わせて曲線状に移動するので、工具と凹部との干渉防止
のためのスペースを大に確保する必要がなくなる。その
ため、ワークの凹部の開口幅を拡大しなくとも、工具を
干渉させることなく凹部に進入させることができ、凹部
の開口部に位置するフランジ部の曲げ加工が可能とな
る。上記(3)、(4)のヘミング加工方法及び装置で
は、フランジ部をヘミング加工するプリヘム刃が、凹部
と隣接するワークの外板の曲率に合わせて曲線状に移動
するので、プリヘム刃と凹部との干渉防止のためのスペ
ースを大に確保する必要がなくなる。そのため、ワーク
の凹部の開口幅を拡大しなくとも、プリヘム刃を干渉さ
せることなく凹部に進入させることができ、凹部の開口
部に位置するフランジ部のヘミング加工が可能となる。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係る曲げ加工方法及び装置
の望ましい実施例を、図面を参照して説明する。図1な
いし図9は、本発明の一実施例を示しており、とくに車
両ボデーの一部を構成するワークのヘミング加工に適用
した場合を示している。図1ないし図7において、30
は曲げ加工装置としてのヘミング加工装置を示してい
る。ヘミング加工装置30は、平板状のアッパプレート
32を有している。アッパプレート32は、図示されな
いプレス機械のラムに取付けられている。アッパプレー
ト32の下方には、平板状のロアプレート34が位置し
ている。ロアプレート34は、図示されないプレス機械
のベッドに取付けられている。ロアプレート34の上面
には、ワーク10がセットされる下型36が固定されて
いる。
【0009】図8は、本発明のヘミング加工が適用され
るパネルドア9を示しており、図9はパネルドア9のフ
レーム部(ワーク10)の断面を示している。図9は、
簡略化して描いた上述の図11のワーク5と同一の構成
である。図9に示すように、ワーク10は、外板(アウ
タパネル)11と内板(インナパネル)12とチャンネ
ル13とから構成されている。ワーク10には、チャン
ネル13によって凹部14が形成されている。外板11
には、内板12を保持するフランジ部11aと、チャン
ネル13を保持するフランジ部11bとが形成されてい
る。外板11は、下型36によって受け止められてい
る。外板11は、フランジ部11aとフランジ部11b
との間が所定の曲率をもって湾曲している。フランジ部
11bは、凹部14に位置しており、本発明の対象とな
る部位である。凹部14に位置していないフランジ部1
1aのヘミング加工は、公知であるので、その説明を省
略し、フランジ11bのみの成形についてのみ説明す
る。
【0010】ロアプレート34の上面側には、ベース3
8が取付けられている。ベース38には、後述する工具
としてのプリヘム刃90をワーク10の外板11の曲率
を合わせて曲線状に移動させる駆動機構40が取付けら
れている。駆動機構40は、ベース38の上面に摺動自
在に装着される摺動部材41と、摺動部材41に結合さ
れるプレート42とから構成されている。ベース38と
摺動部材41との摺動面40aは、外板11の外面11
cの曲率と同一の曲率に形成されている。ベース38の
一端には、プレート42の過度の動きを規制するストッ
パ43が取付けられている。プレート42には、プリブ
ラケット44がボルトによって締結されている。プリブ
ラケット44は、ロアプレート34に対して斜め方向に
往復動可能となっている。ロアプレート34のプリブラ
ケット44の近傍には、フック47を有する保持具46
が取付けられている。保持具46のフック45とプリブ
ラケット44のフック47とは、引張りコイルスプリン
グ50を介して連結されている。これにより、ロアプレ
ート34は、保持具46側に引張られている。
【0011】プリブラケット44には、第1のアーム5
2、53を介してホルダ54が揺動可能に支持されてい
る。各第1のアーム52、53は、プリブラケット44
およびホルダ54にピン55によってピン連結されてい
る。プリブラケット44とホルダ54と第1のアーム5
2、53は、4節リンク51を構成している。これによ
り、ホルダ54はプリブラケット44に対して平行移動
が可能となっている。一方の第1のアーム52の上端部
には、回転自在なカムローラ56が固定ピン58を介し
て取付けられている。
【0012】プリブラケット44にはフック60が取付
けられており、ホルダ54にはフックを兼用するピン5
5が取付けられている。プリブラケット44のフック6
0とホルダ54のピン55は、引張りコイルスプリング
62を介して連結されている。これにより、ホルダ54
はプリブラケット44側に引張られている。プリブラケ
ット44には、ホルダ54と当接可能なストッパ64が
取付けられている。引張りコイルスプリング62によっ
てプリブラケット44側に引張られているホルダ54
は、ストッパ64との当接によりプリブラケット44側
への過度の動きが規制されている。
【0013】プリブラケット44には、第2のアーム6
6がピン68を介して連結されている。第2のアーム6
6は、アーム66a、66b、ピン66c、カムローラ
67とから構成されている。アーム66aは、ピン68
を介してプリブラケット44に連結されている。アーム
66aとアーム66bは、ピン66cを介して屈曲可能
に連結されている。ピン66cには、回転自在なカムロ
ーラ67が取付けられている。アーム66bの他方は、
ロアプレート34に固定された保持具70にピン72を
介して連結されている。アーム66aとアーム66b
は、ほぼ直角となるように連結されている。
【0014】保持具70の直上には、アッパプレート3
2の下面に固定された第1のカムドライバー82が位置
している。第1のカムドライバー82は、下端部が逆U
字形に形成されている。第1のカムドライバー82の下
端部には、傾斜面からなるガイド面83が形成されてい
る。ガイド面82の上部には、上下方向に延びる第1の
カム溝84が形成されている。第2のカム溝84の上部
には、上下方向に延びる第2のカム溝85が形成されて
いる。
【0015】第1のカム溝84および第2のカム溝85
は、第2のアーム66のカムローラ67がほとんどガタ
なく進入可能な溝であり、第2のカム溝85の中心は第
1のカム溝84の中心に対して水平方向にずれている。
第1のカム溝84と第2のカム溝85は、傾斜溝86に
よって接続されている。第2のアーム66のカムローラ
67が第1のカムドライバー82の各カム溝84、85
に進入した際には、プリブラケット44がロアプレート
34に対して斜め方向に移動するようになっている。
【0016】ホルダ54には、工具としてのプリヘム刃
90が取付けられている。プリヘム刃90は、下型36
にセットされたワーク10のヘミング加工を行う曲刃で
あり、図2に示すように曲げ加工部91にはプリ曲げを
行うプリ加工面91aと本曲げを行うヘム加工面91b
とを有している。プリヘム刃90の一方の上面は、後述
する押えブロック98が当接する押圧面90aに形成さ
れている。
【0017】アッパプレート32の下面には、第2のカ
ムドライバー92が取付けられている。第2のカムドラ
イバー92は、第1のカム面94、第2のカム面95、
第3のカム面96を有するカム93を有している。アッ
パプレート32の下降時には、4節リンクの第1のアー
ム52のカムローラ56が第2のカムドライバー92の
カム93と接触するようになっている。第1のアーム5
2のカムローラ56とカム93との接触時には、カム9
3の各カム面94、95、96の凹凸に追従してホルダ
54が斜め方向に揺動するようになっている。
【0018】アッパプレート32の下面には、押えブロ
ック98が取付けられている。押えブロック98は、下
方に延びている。アッパプレート32が下死点近くまで
下降した際には、押えブロック98の下面がプリヘム刃
90の押圧面90aに当接するようになっている。
【0019】つぎに、ヘミング加工方法およびヘミング
加工装置における作用について説明する。図1は、図2
の(A)に対応するものであり、アッパプレート32が
上死点に位置している状態を示している。この状態で
は、ロアプレート34に固定された下型36にワーク1
0がセットされる。ワーク10が下型36にセットされ
た状態では、プリヘム刃90がワーク10の凹部14か
ら水平方向に離れている。ワーク10のセットが完了す
ると、アッパプレート32の下降が開始される。
【0020】図4は、図2の(B)に対応するものであ
り、アッパプレート32の下降初期の段階を示してい
る。図4に示すように、アッパプレート32の下降初期
には、第2のアーム66のカムローラ67が第1のカム
ドライバー82のガイド面83と接触し、その後カムロ
ーラ67は第1のカム溝84に進入する。そのため、プ
リブラケット44は第2のアーム66を介して第1のカ
ムドライバー82側に引張られ、プリブラケット44に
第1のアーム52、53を介して支持されるホルダ54
が斜め方向に移動する。ホルダ54には、プリヘム刃9
0が取付けられているので、プリヘム刃90も斜め上方
に移動し、矢印F1 に示すように、プリヘム刃90の曲
げ加工部91がワーク10の凹部14に進入する。プリ
ヘム刃90が凹部14に進入する際には、図3のF1
示すように、プリヘム刃90は駆動機構40によってワ
ーク10の外板11の曲率と同一の曲率をもって移動す
るので、凹部14の上下方向の開口幅を拡大しなくと
も、プリヘム刃90の曲げ加工部91が凹部14に干渉
することはなくなる。
【0021】さらに、アッパプレート80の下降量が増
加すると、図5に示すように、第1のアーム52のカム
ローラ56が第2のカムドライバー92の第1のカム面
94と接触することになる。この状態では、第1のアー
ム52、53を介してプリブラケット44に連結された
ホルダ54が矢印F2 方向に揺動し、ホルダ54に取付
けられたプリヘム刃90がワーク10のフランジ11b
に向けて移動する。プリヘム刃90がワーク5のフラン
ジに向って移動した状態では、フランジ11bがプリヘ
ム刃90のプリ加工面91aと下型36とによって挾圧
され、フランジ6bのプリ曲げ加工(予備曲げ加工)が
行われる。図2の(C)は、この状態を示している。
【0022】アッパプレート80の下降がさらに続行さ
れると、第1のアーム52のカムローラ56が第2のカ
ムドライバー92の第2のカム面95と接触し、プリヘ
ム刃90は図2の矢印F3 に示すように一旦ワーク5の
フランジ6bから斜め上方に逃がされる。さらに、アッ
パプレート80が下降すると、図6に示すように、第2
のアーム66のカムローラ67が第1のカムドライバー
82の第2のカム溝85に進入し、プリブラケット44
は第2のアーム66を介して第1のカムドライバー82
側にさらに引張られる。そのため、プリブラケット44
に保持されるホルダ54が斜め方向に移動し、ホルダ5
4に取付けられたプリヘム刃90の曲げ加工部91は、
矢印F4 に示すようにワーク10の凹部14にさらに進
入する。図2の(D)は、この状態を示している。この
場合も、図3のF4 に示すように、プリヘム刃90は駆
動機構40によってワーク10の外板11の曲率と同一
の曲率をもって移動するので、凹部14の上下方向の開
口幅を拡大しなくとも、プリヘム刃90の曲げ加工部9
1が凹部14に干渉することはなくなる。
【0023】図7は、アッパプレート80が下死点近傍
まで下降した状態を示している。この状態では、第1の
アーム52のカムローラ56が第2のカムドライバー9
2の第3のカム面96と接触し、ホルダ54は矢印F5
の方向に揺動する。そのため、プリヘム刃90の曲げ加
工部91はプリ曲げ加工されたワーク10のフランジ1
1bに向って移動し、フランジ11bはプリヘム刃90
のヘム加工面91bと下型36との挾圧によってヘム加
工(本曲げ加工)される。本実施例では、プリヘム刃9
0によるヘム加工と同時に、アッパプレート90の下面
に取付けられた押えブロック98がプリヘム刃90の押
圧面90aに当接し、プリヘム刃90のフランジ11b
への押圧力は十分なものとなる。
【0024】ワーク10の外板11の板厚が薄く、比較
的小さな力でヘム加工が可能である場合は、単なる4節
リンク51によるプリヘム刃90の揺動力でヘム加工は
十分であるが、アウタパネル6の板厚が厚くかつ加工長
さが長い場合は、上述した押えブロック98の押圧力を
利用することにより、フランジ11bのヘム加工を確実
に行うことができる。
【0025】ワーク10のヘミング加工が完了すると、
アッパプレート90が上昇を開始し、プリヘム刃90は
フランジ11bから離れる。アッパプレート80の上昇
時におけるプリヘム刃90の動きは、図2に示す動きと
逆になり、アッパプレート80が上死点に到達した時点
では、プリヘム刃90は図2の(A)の状態に復帰す
る。その後、ヘミング加工されたワーク10は、下型3
6から取り出される。
【0026】
【発明の効果】請求項1の曲げ加工方法および請求項2
の曲げ加工装置によれば、ワークの凹部の開口部に形成
されたフランジ部を、ワークの曲率に合わせて曲線状に
移動する工具によって折り曲げ加工するので、ワークの
凹部の開口幅を拡大しなくとも凹部と工具との干渉を防
止することができる。したがって、例えば車両ボデーの
成形に適用した場合は、ワークの凹部の開口部に取付け
られるシール部材等の車両部品を凹部の開口幅に合せて
大きくする必要がなくなり、材料費等の削減により車両
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の曲げ加工方法に用いられる曲げ加工装
置の正面図である。
【図2】図1の曲げ加工装置を用いたワークの曲げ加工
順序を示す工程図である。
【図3】図2におけるプリヘム刃の動きを示す動作経路
図である。
【図4】図1の曲げ加工装置のアッパプレートの下降初
期におけるプリヘム刃の動きを示す正面図である。
【図5】図1の曲げ加工装置のプリヘム刃によるワーク
のプリ曲げ加工状態を示す正面図である。
【図6】図1の曲げ加工装置におけるプリ曲げ加工から
ヘム加工への移行過程を示す正面図である。
【図7】図1の曲げ加工装置におけるヘム加工完了状態
を示す正面図である。
【図8】図1のワークの全体を示す平面図である。
【図9】図8のY−Y線に沿うワークの拡大断面図であ
る。
【図10】ヘミング加工が適用されるワークの一例を示
す断面図である。
【図11】ヘミング加工部位が一方向から見えない凹部
を有するワークの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ワーク 11 外板 11b フランジ部 14 凹部 30 曲げ加工装置としてのヘミング加工装置 40 駆動機構 90 工具としてのプリヘム刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの凹部の開口部に形成されたフラ
    ンジ部を、該凹部の奥側に折り曲げる曲げ加工方法にお
    いて、前記フランジ部を曲げ加工する工具を前記ワーク
    の曲率に合わせて曲線状に移動させ、該工具の曲線状の
    移動により前記フランジ部を折り曲げることを特徴とす
    る曲げ加工方法。
  2. 【請求項2】 ワークの凹部の開口部に形成されたフラ
    ンジ部を、該凹部の奥側に折り曲げる曲げ加工装置にお
    いて、前記フランジ部を曲げ加工する工具と、該工具を
    前記ワークの曲率に合わせて前記凹部の開口部へ曲線状
    に移動させる駆動機構とを備えたことを特徴とする曲げ
    加工装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100313722B1 (ko) * 1999-05-28 2001-11-26 김경성 헤밍장치
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