JPH0216813Y2 - - Google Patents

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JPH0216813Y2
JPH0216813Y2 JP1293586U JP1293586U JPH0216813Y2 JP H0216813 Y2 JPH0216813 Y2 JP H0216813Y2 JP 1293586 U JP1293586 U JP 1293586U JP 1293586 U JP1293586 U JP 1293586U JP H0216813 Y2 JPH0216813 Y2 JP H0216813Y2
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JP
Japan
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main body
cam
workpiece
bracket
bending
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は鋼板等にヘミング処理を施すヘミング
装置のプリ2段振込み機構に関する。
〔従来の技術〕
自動車などに付設される外装鋼板部品、例え
ば、ドア、フード、ラゲージ、フエンダのエツジ
は安全上ヘミング処理が施されている。このヘミ
ング処理を行うに際しては、実開昭58−137516号
公報に記載されているようなヘミング装置が用い
られている。このヘミング装置は、通常プレス装
置が使用され、ラムに上型としてのヘム曲げ刃を
設けると共にカムを併設させ、下型の周囲にカム
に対応するプリ曲げ機構を設けてヘミング装置と
し、ラムの加工に伴なうカムと、プリ曲げ機構に
設けられたカムフオロアとの当接によりプリ曲げ
刃をワーク側に移動させてワークにプリ曲げ機構
(予備曲げ加工)を施し、この後プリ曲げ刃を後
退させ、ヘム曲げ刃の下降によつてワークに本曲
げ加工を施すように構成されている。
このようにヘミング装置においては、プリ曲げ
刃とヘム曲げ刃によつてワークに曲げ加工を施す
ようになつているため、プリ曲げ加工後、プリ曲
げ刃をヘム曲げ刃の移動路から後退させるための
逃がし機構が設けられている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のヘミング装置において
は、プリ曲げ刃をヘム曲げ刃の移動路から後退さ
せることはできるが、プリ曲げ機構本体が固定さ
れていたため、曲げ加工が完了したワークを移動
させる時、ワークの形状によつてはワークがプリ
曲げ刃と当接する恐れがあつた。そこで、プリ曲
げ加工後プリ曲げ機構本体(プリ曲げユニツト)
をアクチユエータを用いてワーク側から後退させ
るものが提案されたが、この方式では装置が複雑
になると共にコストアツプになるという不具合が
あつた。
本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたも
のであり、その目的は、アクチユエータを用いる
ことなくプリ曲げ刃の逃がし機構とプリ曲げ機構
本体の逃がし機構を構成することができるヘミン
グ装置のプリ2段振込み機構を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案は、基台上
にリンクを介して本体ブラケツトを揺動自在に立
設し、本体ブラケツトのワーク側端部にリンクを
介して支持ブラケツトを揺動自在に固定し、支持
ブラケツトのワーク側に、刃先をワークに対向さ
せてプリ曲げ刃を固定し、支持ブラケツトのリン
クと本体ブラケツトに、該リンクと本体ブラケツ
トをそれぞれワークから離間する方向へ付勢する
ばね部材を連結し、本体ブラケツトに第1のカム
ローラを設け、支持ブラケツトのリンクに第2の
カムローラを設け、上型の上下動に伴なつて移動
するスライドベースに、第1のカムローラとの当
接により、プリ曲げ加工前に本体ブラケツトをワ
ーク側へ揺動させ、かつプリ曲げ加工後に本体ブ
ラケツトを元の位置へ復帰させる第1のカムを設
けると共に、第2のカムローラとの当接により、
プリ曲げ刃をワーク側へ揺動させ、かつプリ曲げ
加工後にプリ曲げ刃を元の位置へ復帰させる第2
のカムを設けたヘミング装置のプリ2段振込み機
構を構成したものである。
〔作用〕
上型が下降すると、これに伴なつてスライドベ
ース上の第1のカムと第2のカムが下降し、第1
のカムと第1のカムローラとの当接により本体ブ
ラケツトがワーク側へ揺動する。続いて上型が下
降すると第2のカムと第2のカムローラとが当接
し、第2のカムと第2のカムローラとの当接によ
り支持ローラとプリ曲げ刃がワーク側へ揺動し、
プリ曲げ刃によつてワークに予備曲げ加工が施さ
れる。プリ曲げ加工後はプリ曲げ刃及び本体ブラ
ケツトは元の位置に復帰する。この後上型が上昇
すると、前述した動作とは逆の動作が行われ、プ
リ曲げ刃及び本体ブラケツトがワーク側へ揺動し
た後元の位置へ復帰する。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図及び第2図には、本考案の好適な実施例
の構成が示されている。第1図及び第2図におい
ては基台10の側壁にはピン12,14,16が
固定されていると共に、断面形状がほぼU字状の
ストツパ19が固定されている。ピン14,16
にはリンク18,20が揺動自在に連結されてお
り、リンク18,20の端部にはピン22,24
を介して本体ブラケツト26が揺動自在に立設さ
れている。又基台10のワーク側にはストツパ2
8が固定されている。
本体ブラケツト26の底部側にはピン30,3
2が固定されており、ピン30がストツパ19の
溝内に収納されている。そしてピン12とピン3
2にはばね部材34が連結されており、本体ブラ
ケツト26がばね部材34の付勢力によつてワー
ク36から離間する方向に付勢されている。本体
ブラケツト26の上部側にはピン38,40,4
2,44が固定されており、ピン38にはアーム
46が連結されている。アーム46の先端にはピ
ン48を介してカムローラ50(第3のカムロー
ラ)が連結されている。ピン40には第1のカム
ローラとしてのカムローラ52が連結されてい
る。ピン42はリンク53と、ピン44はリンク
54と連結されている。リンク53,54のワー
ク36側端部にはピン56,58を介して支持ブ
ラケツト60が揺動自在に連結されている。リン
ク53の上部側にはピン62が固定されており、
ピン62には第2のカムローラとしてのカムロー
ラ64が連結されている。そしてピン62とピン
48がアーム66を介して連結されている。又、
ピン62とピン30にはばね部材68が連結され
ており、ばね部材68の付勢力によつてリンク5
3、支持ブラケツト60がそれぞれワーク36か
ら離間する方向に付勢されている。
支持ブラケツト60の上部には、刃先をワーク
36に対向させてプリ曲げ刃70が固定されてい
る。プリ曲げ刃70は支持ブラケツト60の揺動
に伴なつてワーク36に対して後退可能とされて
いる。
一方、ヘム曲げ刃としての上型と共に上下動す
るスライドベース72,74には、上型の上下動
に伴なつてカムローラ64,52,50と当接す
るカム78,80,82が固定されている。カム
80は第1のカムを構成し、上型の下降時カム7
8とカムローラ64とが当接する前に、カムロー
ラ52と当接する形状となつている。さらにカム
78は第2のカムを、カム82は第3のカムを構
成し、それぞれプリ曲げ刃70によるプリ曲げ加
工後支持ブラケツト60、本体ブラケツト26を
元の位置へ復帰させる形状になつている。又、カ
ム82は上型が上下動するとき、カムローラ50
と1〜2mm程度の距離を保つてカムローラ50の
近傍を通過するような形状になつている。そして
ばね部材34又はばね部在68が外れたときに
は、カムローラ50との当接により本体ブラケツ
ト26のワーク36側への移動を阻止してプリ曲
げ刃70がワーク36と当接するのを防止するよ
うになつている。
以上の構成において、上型が上方にあるときに
は、支持ブラケツト60、本体ブラケツト26は
第1図及び第2図に示される位置にあり、上型の
下降によつてカム80とカムローラ52が当接す
ると、第3図に示されるように、本体ブラケツト
26がワーク36側へ揺動する。これによりプリ
曲げ刃70もワーク36の上方へ移動する。この
後さらに上型が下降してカム78とカムローラ6
4とが当接すると、第4図に示されるように、支
持ブラケツト60がワーク36側へ揺動する。こ
れによりプリ曲げ刃70によるプリ曲げ加工がワ
ーク36に施される。このとき支持ブラケツト6
0の底部はストツパ28と当接するため、プリ曲
げ刃70の位置は、第4図に示される状態に維持
される。この後さらに上型が下降すると、支持ブ
ラケツト60がワーク36から離間する方向へ揺
動し、続いて本体ブラケツト26がワーク36か
ら離間する方向へ揺動して元の位置へ復帰する。
上型の下降後上型が上昇すると、支持ブラケツ
ト60及び本体ブラケツト26がワーク36側へ
揺動し、カム78とカムローラ64との当接が解
除されたとき、支持ブラケツト60がワーク36
から離間する方向へ揺動する。この後カム80と
カムローラ52との当接が解除されると、本体ブ
ラケツト36がワーク36から離間する方向へ揺
動する。これによりプリ曲げ刃70、支持ブラケ
ツト60、本体ブラケツト26は元の位置に復帰
する。なお、ヘム曲げ刃による曲げ加工は、プリ
曲げ刃70によるプリ曲げ加工後プリ曲げ刃70
が一旦元の位置に復帰した時点でなされる。
このように、本実施例においては、プリ曲げ刃
70をヘム曲げ刃の移動路から逃がす逃がし動作
と、本体ブラケツト26をワーク36側から離間
させる本体の逃がし動作をアクチユエータを用い
ることなく行うことができると共に、プリ曲げ加
工後ワーク36を移動させるとき、ワーク36と
とプリ曲げ刃70とが当接するのを防止すること
ができる。
又、本実施例においては、ばね部材34,68
が破損などしても、カム82とカムローラ50と
の当接により、本体ブラケツト26、支持ブラケ
ツト60を強制的にワーク36から離間させるこ
とができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、上型の
上下動に連動させてプリ曲げ刃の逃がし動作とプ
リ曲げ機構本体の逃がし動作をアクチユエータを
用いることなく行うことができるため、ワークと
プリ曲げ刃との当接を避ける機構を簡単な構成に
よつて達成することができ、コンパクト化及び低
コスト化に寄与することができるという優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図は第1図の要部平面図、第3図は本体ブラケツ
ト26揺動時の作用を説明するための図、第4図
は支持ブラケツト60揺動時の作用を説明するた
めの図である。 10……基台、18,20,53,54……リ
ンク、26……本体ブラケツト、50,52,6
4……カムローラ、60……支持ブラケツト、7
0……プリ曲げ刃、78,80,82……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台上にリンクを介して本体ブラケツトを揺動
    自在に立設し、本体ブラケツトのワーク側端部に
    リンクを介して支持ブラケツトを揺動自在に固定
    し、支持ブラケツトのワーク側に、刃先をワーク
    に対向させてプリ曲げ刃を固定し、支持ブラケツ
    トのリンクと本体ブラケツトに、該リンクと本体
    ブラケツトをそれぞれワークから離間する方向へ
    付勢するばね部材を連結し、本体ブラケツトに第
    1のカムローラを設け、支持ブラケツトのリンク
    に第2のカムローラを設け、上型の上下動に伴な
    つて移動するスライドベースに、第1のカムロー
    ラとの当接により、プリ曲げ加工前に本体ブラケ
    ツトをワーク側へ揺動させ、かつプリ曲げ加工後
    に本体ブラケツトを元の位置へ復帰させる第1の
    カムを設けると共に、第2のカムローラとの当接
    により、プリ曲げ刃をワーク側へ揺動させ、かつ
    プリ曲げ刃を元の位置へ復帰させる第2のカムを
    設けたことを特徴とするヘミング装置のプリ2段
    振込み機構。
JP1293586U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0216813Y2 (ja)

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JP1293586U JPH0216813Y2 (ja) 1986-01-31 1986-01-31

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JPS62127315U JPS62127315U (ja) 1987-08-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4483192B2 (ja) * 2003-03-31 2010-06-16 オイレス工業株式会社 ホルダユニット及びそのホルダユニットを具備したヘミング加工装置

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